JPH0880291A - 採血管の等圧パック構造 - Google Patents
採血管の等圧パック構造Info
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- JPH0880291A JPH0880291A JP6247066A JP24706694A JPH0880291A JP H0880291 A JPH0880291 A JP H0880291A JP 6247066 A JP6247066 A JP 6247066A JP 24706694 A JP24706694 A JP 24706694A JP H0880291 A JPH0880291 A JP H0880291A
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- isobaric
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、苛酷な使用・保
管状況にあったとしても採血管の減圧値を損なう事がな
く、所定の減圧状態を飛躍的に長期間保つ事が出来るよ
うにすること、採血管の素材を安価のものに替える事
が出来るようにする事にある。 【構成】 内部が減圧状態に保持された採血管
(1)と、採血管(1)内の減圧値にほぼ等しい減圧状態に保
持された採血管収納用等圧容器(2)とで構成されている
事を特徴とする。
管状況にあったとしても採血管の減圧値を損なう事がな
く、所定の減圧状態を飛躍的に長期間保つ事が出来るよ
うにすること、採血管の素材を安価のものに替える事
が出来るようにする事にある。 【構成】 内部が減圧状態に保持された採血管
(1)と、採血管(1)内の減圧値にほぼ等しい減圧状態に保
持された採血管収納用等圧容器(2)とで構成されている
事を特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、採血管に要求される減
圧値を苛酷な条件下でも長期間にわたって確実に保つこ
とが出来る等圧パック構造に関する。
圧値を苛酷な条件下でも長期間にわたって確実に保つこ
とが出来る等圧パック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、健康診断を始め各種メディカル・
チェックを行う場合、血液検査が一般的に行われてい
る。血液検査を行う方法として最近では、図6に示すよ
うに注射針(13)を装着した採血器(12)を使用する事が一
般的に行われている。即ち、注射針(13)を患者の静脈に
差し込み、続いて内部が一定の減圧状態に保持された採
血管(1)を採血器(13)の段部(15)迄挿入する。すると、
注射針(13)の後端が採血管(1)のヘソゴム(8)の薄肉部(8
b)を突き刺して採血管(1)の内部に達し、採血管(1)内の
減圧効果によって静脈血を採血管(1)内に吸引すること
になる。これによれば、複数の採血作業が採血管(1)を
交換するだけで行う事ができ、看者の苦痛を軽減する事
が出来るだけでなく、看護婦の採血作業も著しく軽減で
きるものである。
チェックを行う場合、血液検査が一般的に行われてい
る。血液検査を行う方法として最近では、図6に示すよ
うに注射針(13)を装着した採血器(12)を使用する事が一
般的に行われている。即ち、注射針(13)を患者の静脈に
差し込み、続いて内部が一定の減圧状態に保持された採
血管(1)を採血器(13)の段部(15)迄挿入する。すると、
注射針(13)の後端が採血管(1)のヘソゴム(8)の薄肉部(8
b)を突き刺して採血管(1)の内部に達し、採血管(1)内の
減圧効果によって静脈血を採血管(1)内に吸引すること
になる。これによれば、複数の採血作業が採血管(1)を
交換するだけで行う事ができ、看者の苦痛を軽減する事
が出来るだけでなく、看護婦の採血作業も著しく軽減で
きるものである。
【0003】前記採血作業において、その後の血液検査
が正確に行われるようにするために1回の採血量は正確
に行われる必要がある。そこで、採血管(1)は、所定の
量の血液を採取出来るように一定の減圧状態に保たれた
ものが用意される。減圧値が下がると採血管(1)の吸引
能力が減少し、所定の量の採血が不可能になるため現在
では、これに限定されることはないが、例えば採血量5
ミリ・リットルのものでは430トール(torr)+50ト
ール(torr)に設定されている。
が正確に行われるようにするために1回の採血量は正確
に行われる必要がある。そこで、採血管(1)は、所定の
量の血液を採取出来るように一定の減圧状態に保たれた
ものが用意される。減圧値が下がると採血管(1)の吸引
能力が減少し、所定の量の採血が不可能になるため現在
では、これに限定されることはないが、例えば採血量5
ミリ・リットルのものでは430トール(torr)+50ト
ール(torr)に設定されている。
【0004】さて、このような採血の用途に使用される
採血管(1')は、図7に示すようなもので、例えば、43
0トールの減圧状態に保持されたチャンバ(図示せず)
内において打栓、または閉塞シール(5')を貼着して製造
されるものである。ゴム栓又は閉塞シール(5')によって
採血管(1')の開口部はほぼ完全に気密状態に密閉されて
おり、これにより、採血管(1')内はほぼ430トールの
減圧値に保持される事になる。閉塞シール(5')の中央に
は前記採血器(12')の注射針(13')を突き刺すためのヘソ
ゴム(8')が接着されている。
採血管(1')は、図7に示すようなもので、例えば、43
0トールの減圧状態に保持されたチャンバ(図示せず)
内において打栓、または閉塞シール(5')を貼着して製造
されるものである。ゴム栓又は閉塞シール(5')によって
採血管(1')の開口部はほぼ完全に気密状態に密閉されて
おり、これにより、採血管(1')内はほぼ430トールの
減圧値に保持される事になる。閉塞シール(5')の中央に
は前記採血器(12')の注射針(13')を突き刺すためのヘソ
ゴム(8')が接着されている。
【0005】採血管(1)は、一般的に製造されてから使
用される迄の間にある程度のタイムラグが生じる。従っ
て、製造されてから使用されるまでの期間、採血管(1)
の減圧値がほぼ430トールの値を保持していなければ
ならない。それ故、採血管(1)としてはガスバリア性の
PET(ポリエチレンテレフタレート樹脂)やガラスが使
用され、採血管(1)から空気が内部に浸透しないように
配慮されている。ゴム栓は全体の肉厚を厚くし(例えば
6.5mm)とガスの透過を押さえるようにしている
が、このことが針刺し抵抗を大きくし、看護婦の負担を
大きくしているものである。又、閉塞シール(5)につい
ては比較的厚手のピンホールのないアルミ箔が使用さ
れ、閉塞シール(5)からも空気が侵入しないように配慮
している。しかしながら、採血管(1)と閉塞シール(5)と
は、接着剤(7)にて接続されているために極く微量であ
るが、接着剤(7)の界面、又は接着剤(7)を通って外気が
採血管(1)内に侵入し、プラスチック管からのガス透過
と相まって採血管(1)内の減圧値を徐々にではあるが低
下させていくという問題がある。
用される迄の間にある程度のタイムラグが生じる。従っ
て、製造されてから使用されるまでの期間、採血管(1)
の減圧値がほぼ430トールの値を保持していなければ
ならない。それ故、採血管(1)としてはガスバリア性の
PET(ポリエチレンテレフタレート樹脂)やガラスが使
用され、採血管(1)から空気が内部に浸透しないように
配慮されている。ゴム栓は全体の肉厚を厚くし(例えば
6.5mm)とガスの透過を押さえるようにしている
が、このことが針刺し抵抗を大きくし、看護婦の負担を
大きくしているものである。又、閉塞シール(5)につい
ては比較的厚手のピンホールのないアルミ箔が使用さ
れ、閉塞シール(5)からも空気が侵入しないように配慮
している。しかしながら、採血管(1)と閉塞シール(5)と
は、接着剤(7)にて接続されているために極く微量であ
るが、接着剤(7)の界面、又は接着剤(7)を通って外気が
採血管(1)内に侵入し、プラスチック管からのガス透過
と相まって採血管(1)内の減圧値を徐々にではあるが低
下させていくという問題がある。
【0006】又、採血管(1)の使用環境は、恒温室のよ
うな常に理想的な環境で保存され、設備の整った病院の
ようなところで使用されるとは限らず、熱帯地方や寒冷
地方、昼夜の寒暖の差が大きい砂漠地方など環境の非常
に厳しい場所に移送されて使用される場合も多く、又、
そのような場合には保管状態の非常に劣悪な場所に保管
されたり苛酷な条件下で輸送される事も多く、このよう
な使用場所や輸送経路ではゴム栓からのガス透過も大き
くなり、又、接着剤(7)の劣化が進み使用可能年限は著
しく短くなるものである。
うな常に理想的な環境で保存され、設備の整った病院の
ようなところで使用されるとは限らず、熱帯地方や寒冷
地方、昼夜の寒暖の差が大きい砂漠地方など環境の非常
に厳しい場所に移送されて使用される場合も多く、又、
そのような場合には保管状態の非常に劣悪な場所に保管
されたり苛酷な条件下で輸送される事も多く、このよう
な使用場所や輸送経路ではゴム栓からのガス透過も大き
くなり、又、接着剤(7)の劣化が進み使用可能年限は著
しく短くなるものである。
【0007】従って、採血管(1)の使用期間は決められ
ており、これを過ぎたものは内部の減圧値が不正確であ
って使用不可という事になり、廃棄処分に付せられてい
るのが現状である。又、図7に示すように採血管(1)が
大気にさらされている場合には閉塞シール(5)には大気
圧が常時かかるために、閉塞シール(5)は大気圧に押さ
れて採血管(1)の開口部から内側に押し込まれ、常に接
着剤(7)に剪断力が加わる事になる。これも長時間経過
した場合には接着剤(7)を劣化させる原因となり、採血
管(1)内の減圧状態の保持能力を低下させる一因ともな
る。
ており、これを過ぎたものは内部の減圧値が不正確であ
って使用不可という事になり、廃棄処分に付せられてい
るのが現状である。又、図7に示すように採血管(1)が
大気にさらされている場合には閉塞シール(5)には大気
圧が常時かかるために、閉塞シール(5)は大気圧に押さ
れて採血管(1)の開口部から内側に押し込まれ、常に接
着剤(7)に剪断力が加わる事になる。これも長時間経過
した場合には接着剤(7)を劣化させる原因となり、採血
管(1)内の減圧状態の保持能力を低下させる一因ともな
る。
【0008】なお、前述のように採血管(1)をガスバリ
ヤ性の素材にすれば、低ガスバリヤ性素材に比べて割高
となり、使い捨て素材にあっては経済的に見過ごすこと
の出来ない問題でもある。
ヤ性の素材にすれば、低ガスバリヤ性素材に比べて割高
となり、使い捨て素材にあっては経済的に見過ごすこと
の出来ない問題でもある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、苛
酷な使用・保管状況にあったとしても採血管の減圧値を
損なう事がなく、所定の減圧状態を飛躍的に長期間保つ
事が出来るようにすること、採血管の素材を安価のも
のに替える事が出来るようにする事にある。
酷な使用・保管状況にあったとしても採血管の減圧値を
損なう事がなく、所定の減圧状態を飛躍的に長期間保つ
事が出来るようにすること、採血管の素材を安価のも
のに替える事が出来るようにする事にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の採血管(1)の等圧パック構造は『内部が減圧状態に保
持された採血管(1)と、採血管(1)内の減圧値にほぼ等し
い減圧状態に保持された採血管収納用等圧容器(2)とで
構成されている事を特徴とする。
の採血管(1)の等圧パック構造は『内部が減圧状態に保
持された採血管(1)と、採血管(1)内の減圧値にほぼ等し
い減圧状態に保持された採血管収納用等圧容器(2)とで
構成されている事を特徴とする。
【0011】これにより、等圧容器(2)が破損しない限
り、採血管(1)の内外の圧力は均衡して採血管(1)の開口
端を接着剤(7)にて閉塞する閉塞シール(5)に圧力が加わ
る事もなければ、外部の空気が侵入しやすい接着剤層
(7)から空気が採血管(1)内に侵入すると言うことがな
く、苛酷な保管・使用状況にあっても等圧容器(2)内の
減圧値が低下するような事がなく、採血管(1)の使用期
間を飛躍的に長くする事が出来るものである。
り、採血管(1)の内外の圧力は均衡して採血管(1)の開口
端を接着剤(7)にて閉塞する閉塞シール(5)に圧力が加わ
る事もなければ、外部の空気が侵入しやすい接着剤層
(7)から空気が採血管(1)内に侵入すると言うことがな
く、苛酷な保管・使用状況にあっても等圧容器(2)内の
減圧値が低下するような事がなく、採血管(1)の使用期
間を飛躍的に長くする事が出来るものである。
【0012】請求項2は『等圧容器(2)がガスバリア性
部材で構成されている』事を特徴とするものであり、請
求項3は『採血管(1)が低ガスバリア性部材にて構成さ
れている』事を特徴とするもので、ガスバリヤ性等圧容
器(2)にて所定の減圧値が長期間にわたって保たれるの
で、必ずしも採血管(1)の材質をガスバリヤ性素材にす
る必要がなく、低ガスバリヤ性素材も使用する事が出来
て製造コストを大幅に削減する事が出来る。
部材で構成されている』事を特徴とするものであり、請
求項3は『採血管(1)が低ガスバリア性部材にて構成さ
れている』事を特徴とするもので、ガスバリヤ性等圧容
器(2)にて所定の減圧値が長期間にわたって保たれるの
で、必ずしも採血管(1)の材質をガスバリヤ性素材にす
る必要がなく、低ガスバリヤ性素材も使用する事が出来
て製造コストを大幅に削減する事が出来る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って説明す
る。図1は本発明に係る等圧パック構造の第1実施例の
断面図で、第1実施例の等圧容器(2a)内に採血管(1)が
収納された状態を示す。採血管(1)はその開口端に設け
られた鍔(6)に接着剤(7)を介して閉塞シール(5)が気密
的に貼着されている。例えば採血量5ミリ・リットルの
採血管(1)内はほぼ430トール(torr)減圧状態に保持
されており、その誤差は約+10%(+50トール)で
ある。
る。図1は本発明に係る等圧パック構造の第1実施例の
断面図で、第1実施例の等圧容器(2a)内に採血管(1)が
収納された状態を示す。採血管(1)はその開口端に設け
られた鍔(6)に接着剤(7)を介して閉塞シール(5)が気密
的に貼着されている。例えば採血量5ミリ・リットルの
採血管(1)内はほぼ430トール(torr)減圧状態に保持
されており、その誤差は約+10%(+50トール)で
ある。
【0014】閉塞シール(5)の中央には丸い軟質のヘソ
ゴム(8)が貼着されている。ヘソゴム(8)の中央には同心
円にて凹部(8a)が凹設され、凹部(8a)の底部が薄肉部(8
b)となっている。
ゴム(8)が貼着されている。ヘソゴム(8)の中央には同心
円にて凹部(8a)が凹設され、凹部(8a)の底部が薄肉部(8
b)となっている。
【0015】等圧容器(2a)は、第1実施例では図3に示
すようにラミネート・シート(3)にて形成された袋で、
その両端が接着剤にて閉塞されその内部が減圧状態に保
たれているものである。ここで重要なのは等圧容器(2a)
内の減圧度が、採血管(1)とほぼ同一の減圧値である4
30トール(torr)+50トール(torr)に設定されている
事である。
すようにラミネート・シート(3)にて形成された袋で、
その両端が接着剤にて閉塞されその内部が減圧状態に保
たれているものである。ここで重要なのは等圧容器(2a)
内の減圧度が、採血管(1)とほぼ同一の減圧値である4
30トール(torr)+50トール(torr)に設定されている
事である。
【0016】等圧容器(2a)を構成するラミネート・シー
ト(3)は、図3に示すように中心にピンホールのない金
属箔(3b){例えばアルミニウム箔が一般的に使用されて
おり、ここではアルミニウム箔を金属箔(3b)の代表例と
して説明する。}と、その両側に積層されている樹脂フ
ィルム(3a)(例えば、ポリプロピレン・フィルムで例え
ば20μm程度のもの。)の積層材で構成されている。
アルミニウム箔(3b)の厚みはピンホールが発生しないよ
うな厚み(例えば、8μm以上のものであり、12μm
以上あればピンホールは皆無となり気密性を損なうこと
がないので安全である。)のものが選ばれる。ラミネー
ト・シート製等圧容器(2a)の厚みは、特に限定されるも
のでないが、その要求される性能は減圧作業時や保管中
に破れないこと、気密保持が長期間にわたってほぼ完全
に行われる事が必要である。また、このようなラミネー
ト材を等圧容器(2)として使用する場合は、図2に示す
ように大気圧により等圧容器(2a)の周囲は密着してしま
うが、採血管(1)の周囲には空間(4)が残り、その部分
(4)が前述の減圧値になるように設定される事になる。
ト(3)は、図3に示すように中心にピンホールのない金
属箔(3b){例えばアルミニウム箔が一般的に使用されて
おり、ここではアルミニウム箔を金属箔(3b)の代表例と
して説明する。}と、その両側に積層されている樹脂フ
ィルム(3a)(例えば、ポリプロピレン・フィルムで例え
ば20μm程度のもの。)の積層材で構成されている。
アルミニウム箔(3b)の厚みはピンホールが発生しないよ
うな厚み(例えば、8μm以上のものであり、12μm
以上あればピンホールは皆無となり気密性を損なうこと
がないので安全である。)のものが選ばれる。ラミネー
ト・シート製等圧容器(2a)の厚みは、特に限定されるも
のでないが、その要求される性能は減圧作業時や保管中
に破れないこと、気密保持が長期間にわたってほぼ完全
に行われる事が必要である。また、このようなラミネー
ト材を等圧容器(2)として使用する場合は、図2に示す
ように大気圧により等圧容器(2a)の周囲は密着してしま
うが、採血管(1)の周囲には空間(4)が残り、その部分
(4)が前述の減圧値になるように設定される事になる。
【0017】等圧容器(2a)の端部には例えばV形の切り
込み(9)が設けられており、使用する時に切り込み(9)か
ら等圧容器(2a)を破りやすくしている。また、図1の実
施例では一本の採血管(1)を等圧容器(2a)内に収納した
例を示すが、勿論これに限られず複数本の採血管(1)を
並べて等圧容器(2a)内に収納する事も可能である。
込み(9)が設けられており、使用する時に切り込み(9)か
ら等圧容器(2a)を破りやすくしている。また、図1の実
施例では一本の採血管(1)を等圧容器(2a)内に収納した
例を示すが、勿論これに限られず複数本の採血管(1)を
並べて等圧容器(2a)内に収納する事も可能である。
【0018】図4は、ラミネート・シート製等圧容器(2
a)にゴム栓(5a)を打栓した採血管(1)が収納された場合
の断面図である。ゴム栓(5a)の外面中央及び採血管(1)
の内側には凹所(5b)(5c)が凹設されており、ゴム栓(5a)
の中央部分の肉厚を薄くして注射針(13)を差し込みやす
くしている。
a)にゴム栓(5a)を打栓した採血管(1)が収納された場合
の断面図である。ゴム栓(5a)の外面中央及び採血管(1)
の内側には凹所(5b)(5c)が凹設されており、ゴム栓(5a)
の中央部分の肉厚を薄くして注射針(13)を差し込みやす
くしている。
【0019】図5は本発明の第2実施例の断面図で、ラ
ミネート・シート製等圧容器(2a)の代わりにチューブ状
等圧容器(2b)を使用した例である。この場合、チューブ
状等圧容器(2b)は、例えばガスバリア性を持つPETが
使用される。チューブ状等圧容器(2b)の開口部には接着
剤(11)を介して外部閉塞シート(10)が貼着され、内部を
採血管(1)とほぼ同一の減圧値にて気密状態を保つよう
になっている。使用する場合は外部閉塞シート(10)を剥
離すればよい。この場合も空間(4)が採血管(1)とほぼ同
一減圧値に設定される。なお、外部閉塞シート(10)の代
わりに外部閉塞用ゴム栓(図示せず)を使用してもよ
い。
ミネート・シート製等圧容器(2a)の代わりにチューブ状
等圧容器(2b)を使用した例である。この場合、チューブ
状等圧容器(2b)は、例えばガスバリア性を持つPETが
使用される。チューブ状等圧容器(2b)の開口部には接着
剤(11)を介して外部閉塞シート(10)が貼着され、内部を
採血管(1)とほぼ同一の減圧値にて気密状態を保つよう
になっている。使用する場合は外部閉塞シート(10)を剥
離すればよい。この場合も空間(4)が採血管(1)とほぼ同
一減圧値に設定される。なお、外部閉塞シート(10)の代
わりに外部閉塞用ゴム栓(図示せず)を使用してもよ
い。
【0020】第2実施例の場合も、図5では一本の採血
管(1)を収納した例のみを示しているが、勿論これに限
られず等圧容器(2b)を大きくし、複数本の採血管(1)を
収納する事ができるようにしてもよい。
管(1)を収納した例のみを示しているが、勿論これに限
られず等圧容器(2b)を大きくし、複数本の採血管(1)を
収納する事ができるようにしてもよい。
【0021】このように、採血管(1)は、採血管(1)内の
減圧値とほぼ等しい減圧状態に保たれ等圧容器(2)内に
収納されているために、等圧容器(2)の減圧が破られな
い限り長期間にわたって採血管(1)内の減圧状態が低下
する事はない。従って、環境の非常に悪い処でも採血管
(1)の減圧状態が損なわれることがなく、安心して使用
する事が出来る事になる。また、仮に等圧容器(2)の減
圧値が低下しても大気中と比較して採血管(1)に与える
影響はなお小さく、この点でも採血管(1)の使用期間を
大幅に延ばすことが出来るものである。図8は等圧パッ
クを施していない従来のゴム栓使用の採血管(1')と、本
発明にかかる等圧パック収納の採血管(1)の真空度の劣
化を経時的に且つ温度的に比較したものである。横軸が
時間、縦軸が真空度の低下度合いを示す。これによれば
本発明品(◇を繋いだ線で示す。)は、43.5℃中で
24箇月保持していたとしても採血管(1)内の真空度の
低下はみられなかったが、比較例として示す従来品は、
23.5℃中で保持していた場合(□を繋いだ線で示
す。)、24箇月で約0.5mmHgの真空度の低下が
見られ、43.5℃中で保持していた場合(+を繋いだ
線で示す。)、24箇月で約3.3mmHgの真空度の
低下が見られる。これにより、本発明品は、条件の悪い
43.5℃中での保持でも採血管(1)の真空度の低下が見
られないので、等圧パックは経時的にも温度的にも極め
て有効である事がわかる。
減圧値とほぼ等しい減圧状態に保たれ等圧容器(2)内に
収納されているために、等圧容器(2)の減圧が破られな
い限り長期間にわたって採血管(1)内の減圧状態が低下
する事はない。従って、環境の非常に悪い処でも採血管
(1)の減圧状態が損なわれることがなく、安心して使用
する事が出来る事になる。また、仮に等圧容器(2)の減
圧値が低下しても大気中と比較して採血管(1)に与える
影響はなお小さく、この点でも採血管(1)の使用期間を
大幅に延ばすことが出来るものである。図8は等圧パッ
クを施していない従来のゴム栓使用の採血管(1')と、本
発明にかかる等圧パック収納の採血管(1)の真空度の劣
化を経時的に且つ温度的に比較したものである。横軸が
時間、縦軸が真空度の低下度合いを示す。これによれば
本発明品(◇を繋いだ線で示す。)は、43.5℃中で
24箇月保持していたとしても採血管(1)内の真空度の
低下はみられなかったが、比較例として示す従来品は、
23.5℃中で保持していた場合(□を繋いだ線で示
す。)、24箇月で約0.5mmHgの真空度の低下が
見られ、43.5℃中で保持していた場合(+を繋いだ
線で示す。)、24箇月で約3.3mmHgの真空度の
低下が見られる。これにより、本発明品は、条件の悪い
43.5℃中での保持でも採血管(1)の真空度の低下が見
られないので、等圧パックは経時的にも温度的にも極め
て有効である事がわかる。
【0022】なお、等圧容器(2)の例としてラミネート
・パック構造のものとチューブ状のものの例を示した
が、勿論これに限られず、1乃至多数本の採血管(1)を
収納出来、等圧容器(2)内の減圧値を採血管(1)とほぼ同
一の減圧値に長期間保つことが出来るような容器乃至袋
のようなものは全て本発明で言う等圧容器(2)の概念に
含まれる事になる。
・パック構造のものとチューブ状のものの例を示した
が、勿論これに限られず、1乃至多数本の採血管(1)を
収納出来、等圧容器(2)内の減圧値を採血管(1)とほぼ同
一の減圧値に長期間保つことが出来るような容器乃至袋
のようなものは全て本発明で言う等圧容器(2)の概念に
含まれる事になる。
【0023】また、採血管(1)は、従来例の場合では、
必ずガスバリア性の樹脂又はガラス管で構成しなければ
ならないが、本発明では等圧容器(2)によって採血管(1)
内の減圧値が長期間にわたって損なわれることがないの
で、開封後短期間に使用されるのであれば、必ずしも従
来例のようなガスバリヤ性樹脂やガラスを採血管(1)の
素材として使用する必要がなく、低ガスバリア性のもの
を使用する事ができ、これによる大幅なコスト削減が可
能となる。
必ずガスバリア性の樹脂又はガラス管で構成しなければ
ならないが、本発明では等圧容器(2)によって採血管(1)
内の減圧値が長期間にわたって損なわれることがないの
で、開封後短期間に使用されるのであれば、必ずしも従
来例のようなガスバリヤ性樹脂やガラスを採血管(1)の
素材として使用する必要がなく、低ガスバリア性のもの
を使用する事ができ、これによる大幅なコスト削減が可
能となる。
【0024】なお、等圧容器(2)はガスバリヤ性の素材
が好ましいが、完全なものでなくてもよく、減圧値の低
下がある程度長期にわたって抑制できるようなものであ
れば、ガスバリヤ性素材に限定されるものではない。
が好ましいが、完全なものでなくてもよく、減圧値の低
下がある程度長期にわたって抑制できるようなものであ
れば、ガスバリヤ性素材に限定されるものではない。
【0025】
【発明の効果】本発明は、内部が減圧状態に保持された
採血管を、採血管内の減圧値にほぼ等しい減圧状態に保
持された採血管収納用等圧容器内に収納するようになっ
ているので、等圧容器が破損しない限り、苛酷な保管状
況にあっても採血管の減圧値は長期間にわたって保持さ
れるという利点があり、これに加えて、等圧容器によっ
て採血管の減圧値が長期間にわたって保持されるのであ
るから、採血管の素材を高価なガスバリヤ性素材とする
必要がなく、ノン・ガスバリヤ性素材の使用も可能であ
って製造コストを大幅に削減する事が出来るという利点
もある。
採血管を、採血管内の減圧値にほぼ等しい減圧状態に保
持された採血管収納用等圧容器内に収納するようになっ
ているので、等圧容器が破損しない限り、苛酷な保管状
況にあっても採血管の減圧値は長期間にわたって保持さ
れるという利点があり、これに加えて、等圧容器によっ
て採血管の減圧値が長期間にわたって保持されるのであ
るから、採血管の素材を高価なガスバリヤ性素材とする
必要がなく、ノン・ガスバリヤ性素材の使用も可能であ
って製造コストを大幅に削減する事が出来るという利点
もある。
【図1】本発明の第1実施例の断面図
【図2】図1のX−X断面図
【図3】本発明に使用するラミネートフィルムの拡大断
面図
面図
【図4】本発明の第1実施例の他の例の断面図
【図5】本発明の第2実施例の断面図
【図6】採血器に採血管を装着した時の断面図
【図7】従来の採血管の断面図
【図8】従来例と本発明品との真空度に及ぼす温度の影
響を経時的に表したグラフ
響を経時的に表したグラフ
(1)…採血管 (2)…採血管収納用等圧容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 博 千葉県柏市十余二348 昭和ゴム株式会社 内 (72)発明者 河野 政美 千葉県柏市十余二348 昭和ゴム株式会社 内 (72)発明者 鈴木 琢也 千葉県柏市十余二348 昭和ゴム株式会社 内
Claims (5)
- 【請求項1】 内部が減圧状態に保持された採血
管と、採血管内の減圧値にほぼ等しい減圧状態に保持さ
れた採血管収納用等圧容器とで構成されている事を特徴
とする採血管の等圧パック構造。 - 【請求項2】 等圧容器がガスバリア性部材で構
成されている事を特徴とする請求項1に記載の採血管の
等圧パック構造。 - 【請求項3】 採血管が低ガスバリア性部材にて
構成されている事を特徴とする請求項1又は2に記載の
採血管の等圧パック構造。 - 【請求項4】 ガスバリア性部材が、金属箔の両
面に樹脂フィルムをラミネートしたシートである事を特
徴とする請求項2に記載の採血管の等圧パック構造。 - 【請求項5】 ガスバリア性部材が、多層バリア
性フィルムである事を特徴とする請求項2に記載の採血
管の等圧パック構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6247066A JPH0880291A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 採血管の等圧パック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6247066A JPH0880291A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 採血管の等圧パック構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0880291A true JPH0880291A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=17157923
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6247066A Pending JPH0880291A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 採血管の等圧パック構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0880291A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013538069A (ja) * | 2010-07-16 | 2013-10-10 | セブンス センス バイオシステムズ,インコーポレーテッド | 流体移動デバイスのための低圧環境 |
| US9295417B2 (en) | 2011-04-29 | 2016-03-29 | Seventh Sense Biosystems, Inc. | Systems and methods for collecting fluid from a subject |
| US9730624B2 (en) | 2009-03-02 | 2017-08-15 | Seventh Sense Biosystems, Inc. | Delivering and/or receiving fluids |
| US9775551B2 (en) | 2009-03-02 | 2017-10-03 | Seventh Sense Biosystems, Inc. | Devices and techniques associated with diagnostics, therapies, and other applications, including skin-associated applications |
| US10188335B2 (en) | 2011-04-29 | 2019-01-29 | Seventh Sense Biosystems, Inc. | Plasma or serum production and removal of fluids under reduced pressure |
| US10543310B2 (en) | 2011-12-19 | 2020-01-28 | Seventh Sense Biosystems, Inc. | Delivering and/or receiving material with respect to a subject surface |
| US11177029B2 (en) | 2010-08-13 | 2021-11-16 | Yourbio Health, Inc. | Systems and techniques for monitoring subjects |
| US11202895B2 (en) | 2010-07-26 | 2021-12-21 | Yourbio Health, Inc. | Rapid delivery and/or receiving of fluids |
| US12121353B2 (en) | 2010-11-09 | 2024-10-22 | Yourbio Health, Inc. | Systems and interfaces for blood sampling |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP6247066A patent/JPH0880291A/ja active Pending
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10799166B2 (en) | 2009-03-02 | 2020-10-13 | Seventh Sense Biosystems, Inc. | Delivering and/or receiving fluids |
| US9730624B2 (en) | 2009-03-02 | 2017-08-15 | Seventh Sense Biosystems, Inc. | Delivering and/or receiving fluids |
| US9775551B2 (en) | 2009-03-02 | 2017-10-03 | Seventh Sense Biosystems, Inc. | Devices and techniques associated with diagnostics, therapies, and other applications, including skin-associated applications |
| US10939860B2 (en) | 2009-03-02 | 2021-03-09 | Seventh Sense Biosystems, Inc. | Techniques and devices associated with blood sampling |
| JP2013538069A (ja) * | 2010-07-16 | 2013-10-10 | セブンス センス バイオシステムズ,インコーポレーテッド | 流体移動デバイスのための低圧環境 |
| US12076518B2 (en) | 2010-07-26 | 2024-09-03 | Yourbio Health, Inc. | Rapid delivery and/or receiving of fluids |
| US11202895B2 (en) | 2010-07-26 | 2021-12-21 | Yourbio Health, Inc. | Rapid delivery and/or receiving of fluids |
| US11177029B2 (en) | 2010-08-13 | 2021-11-16 | Yourbio Health, Inc. | Systems and techniques for monitoring subjects |
| US12310728B2 (en) | 2010-11-09 | 2025-05-27 | Yourbio Health, Inc. | Systems and interfaces for blood sampling |
| US12121353B2 (en) | 2010-11-09 | 2024-10-22 | Yourbio Health, Inc. | Systems and interfaces for blood sampling |
| US10188335B2 (en) | 2011-04-29 | 2019-01-29 | Seventh Sense Biosystems, Inc. | Plasma or serum production and removal of fluids under reduced pressure |
| US11253179B2 (en) | 2011-04-29 | 2022-02-22 | Yourbio Health, Inc. | Systems and methods for collection and/or manipulation of blood spots or other bodily fluids |
| US10835163B2 (en) | 2011-04-29 | 2020-11-17 | Seventh Sense Biosystems, Inc. | Systems and methods for collecting fluid from a subject |
| US9295417B2 (en) | 2011-04-29 | 2016-03-29 | Seventh Sense Biosystems, Inc. | Systems and methods for collecting fluid from a subject |
| US10543310B2 (en) | 2011-12-19 | 2020-01-28 | Seventh Sense Biosystems, Inc. | Delivering and/or receiving material with respect to a subject surface |
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