JPH088051Y2 - 転削工具 - Google Patents
転削工具Info
- Publication number
- JPH088051Y2 JPH088051Y2 JP171491U JP171491U JPH088051Y2 JP H088051 Y2 JPH088051 Y2 JP H088051Y2 JP 171491 U JP171491 U JP 171491U JP 171491 U JP171491 U JP 171491U JP H088051 Y2 JPH088051 Y2 JP H088051Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- tip
- cover
- outer peripheral
- cutting edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば正面フライス
等、被削材の平面切削に用いられる転削工具に係り、詳
しくは切削に伴って生成される切屑を逐次処理できる転
削工具に関する。
等、被削材の平面切削に用いられる転削工具に係り、詳
しくは切削に伴って生成される切屑を逐次処理できる転
削工具に関する。
【0002】
【従来の技術】被削材の平面加工に用いられ、切削に伴
って生成される切屑を周囲に飛散させることなく処理で
きる転削工具として、近年、図6乃至図8に示す正面フ
ライスが知られている。
って生成される切屑を周囲に飛散させることなく処理で
きる転削工具として、近年、図6乃至図8に示す正面フ
ライスが知られている。
【0003】これらの図において、符号2は工具本体で
ある。この工具本体2は中心孔4を有する略円筒体であ
り、その先端外周部には複数の凹溝6が周方向等間隔を
おいて形成されている。そして、これら凹溝6には、平
板状をなす切刃チップ8が、その正面切刃8a及び外周
切刃8bを工具本体2の先端面及び外周面から突出させ
た状態で、クランプネジ10で締め込まれる楔部材12
により着脱自在に装着されている。また、工具本体2の
先端外周部の各チップ8のすくい面8cと対向する位置
には、壁面略円弧状をなすチップポケット14が形成さ
れている。
ある。この工具本体2は中心孔4を有する略円筒体であ
り、その先端外周部には複数の凹溝6が周方向等間隔を
おいて形成されている。そして、これら凹溝6には、平
板状をなす切刃チップ8が、その正面切刃8a及び外周
切刃8bを工具本体2の先端面及び外周面から突出させ
た状態で、クランプネジ10で締め込まれる楔部材12
により着脱自在に装着されている。また、工具本体2の
先端外周部の各チップ8のすくい面8cと対向する位置
には、壁面略円弧状をなすチップポケット14が形成さ
れている。
【0004】また、工具本体2は、その中心孔4がアー
バ16の嵌合軸18と嵌合された状態で締付ボルト20
によって軸方向に締め込まれ、これにより、工具本体2
はアーバ16を介して工作機械の主軸22と着脱自在に
連結されている。なお、アーバ16と主軸22の間、及
びアーバ16と工具本体2の間には、主軸22の回転を
工具本体2に伝達するためのキー24、26が介在され
ている。
バ16の嵌合軸18と嵌合された状態で締付ボルト20
によって軸方向に締め込まれ、これにより、工具本体2
はアーバ16を介して工作機械の主軸22と着脱自在に
連結されている。なお、アーバ16と主軸22の間、及
びアーバ16と工具本体2の間には、主軸22の回転を
工具本体2に伝達するためのキー24、26が介在され
ている。
【0005】アーバ16の嵌合軸18基端側に形成され
た支持軸28には、ラジアル軸受30が嵌装されて止め
輪32で係止されている。そして、この軸受30の外輪
にはカバー34が嵌装されている。このカバー34は、
軸受30の外輪の反対側に嵌合されたキャップ36とボ
ルト38で連結されて、工具本体2に対して回転自在に
支持されている。
た支持軸28には、ラジアル軸受30が嵌装されて止め
輪32で係止されている。そして、この軸受30の外輪
にはカバー34が嵌装されている。このカバー34は、
軸受30の外輪の反対側に嵌合されたキャップ36とボ
ルト38で連結されて、工具本体2に対して回転自在に
支持されている。
【0006】前記カバー34は、アーバ16に軸受30
を介して支持された略円筒状の支持カバー40と、この
支持カバー40の先端側内周面に嵌装された同じく略円
筒状の可動カバー42とからなるものである。
を介して支持された略円筒状の支持カバー40と、この
支持カバー40の先端側内周面に嵌装された同じく略円
筒状の可動カバー42とからなるものである。
【0007】支持カバー40の先端は、工具本体2の先
端側まで延長されて工具本体2の外周面をほぼ覆うよう
になっている。また、支持カバー40の周面を周方向に
3等分する位置には、工具本体2の軸線方向に延びる長
穴が形成されている。そして、可動カバー42は、長穴
44に挿通されたボルト46で支持カバー40と連結さ
れ、これにより、可動カバー42は工具本体2の軸線方
向に移動自在とされている。
端側まで延長されて工具本体2の外周面をほぼ覆うよう
になっている。また、支持カバー40の周面を周方向に
3等分する位置には、工具本体2の軸線方向に延びる長
穴が形成されている。そして、可動カバー42は、長穴
44に挿通されたボルト46で支持カバー40と連結さ
れ、これにより、可動カバー42は工具本体2の軸線方
向に移動自在とされている。
【0008】前記各カバー40、42の内周面と工具本
体2の外周面との間には切屑収納室48が形成されてい
る。そして、この切屑収納室48は、カバー34の基端
側に形成された縮径部50によってカバー34の軸受3
0に臨む側と仕切られている。
体2の外周面との間には切屑収納室48が形成されてい
る。そして、この切屑収納室48は、カバー34の基端
側に形成された縮径部50によってカバー34の軸受3
0に臨む側と仕切られている。
【0009】また、カバー34の外周面には、支持カバ
ー40及び可動カバー42を貫く排出口52が形成さ
れ、この排出口52には排出管54が嵌合されている。
この排出管54の外周には、図示されない吸引機の吸引
ホース56が嵌装されており、これにより切屑収納室4
8は前記吸引機と連通し、また、カバー34は吸引ホー
ス56に拘束されてその回転が阻止されている。
ー40及び可動カバー42を貫く排出口52が形成さ
れ、この排出口52には排出管54が嵌合されている。
この排出管54の外周には、図示されない吸引機の吸引
ホース56が嵌装されており、これにより切屑収納室4
8は前記吸引機と連通し、また、カバー34は吸引ホー
ス56に拘束されてその回転が阻止されている。
【0010】さらに、工具本体2の先端面には切屑案内
部材58が、工具本体2と略面一をなすように埋め込ま
れ、皿ねじ60によって固定されている。この切屑案内
部材58は、薄いリング状をなす取付部62の周縁に、
工具本体の径方向外方に延びる案内部64を周方向等間
隔に形成してなるものであり、案内部64の外径は工具
本体2の外径と同一に定められている。
部材58が、工具本体2と略面一をなすように埋め込ま
れ、皿ねじ60によって固定されている。この切屑案内
部材58は、薄いリング状をなす取付部62の周縁に、
工具本体の径方向外方に延びる案内部64を周方向等間
隔に形成してなるものであり、案内部64の外径は工具
本体2の外径と同一に定められている。
【0011】各案内部64の先端には、チップポケット
14に嵌まり込む突起部66が形成され、該突起部のチ
ップ8のすくい面8cと対向する端面66aと、チップ8
のすくい面8cとの間には、すくい面8cに沿って生成さ
れる切屑をチップポケット14内に誘導する隙間tが形
成されている。また、突起部66には、前記端面66a
及び上面66bに向かって開口する溝部66cが形成され
ている。
14に嵌まり込む突起部66が形成され、該突起部のチ
ップ8のすくい面8cと対向する端面66aと、チップ8
のすくい面8cとの間には、すくい面8cに沿って生成さ
れる切屑をチップポケット14内に誘導する隙間tが形
成されている。また、突起部66には、前記端面66a
及び上面66bに向かって開口する溝部66cが形成され
ている。
【0012】以上のように構成された正面フライスにあ
っては、外周切刃8bが所定の切込量より僅かに長く可
動カバー42の先端から露出するように、可動カバー4
2の位置が調整された上で、工具本体2がアーバ16を
介して主軸22に装着される。そして、この後、排出口
52と連結された吸引機により切屑収納室48内の空気
が吸引されつつ、工具本体2が軸線回りに回転せしめら
れると共に軸線と直交する方向に送り出され、これに伴
って工具本体2の先端面及び外周面からそれぞれ突出さ
れた切刃8a、8bが被削材を切削してゆく。
っては、外周切刃8bが所定の切込量より僅かに長く可
動カバー42の先端から露出するように、可動カバー4
2の位置が調整された上で、工具本体2がアーバ16を
介して主軸22に装着される。そして、この後、排出口
52と連結された吸引機により切屑収納室48内の空気
が吸引されつつ、工具本体2が軸線回りに回転せしめら
れると共に軸線と直交する方向に送り出され、これに伴
って工具本体2の先端面及び外周面からそれぞれ突出さ
れた切刃8a、8bが被削材を切削してゆく。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】上述の如き従来の転削
工具では、工具本体との間に切屑収納室を形成するカバ
ーは、その先端面が工具本体の軸線方向において工具本
体の先端部近傍に位置し、しかも切刃よりも径方向外周
側へ膨らんでいるため、工具の切込み量を大きめにした
場合、該カバーが被削材と干渉を起こし易いという問題
があった。また、切込み量に応じて可動カバーの位置を
調整しなければならないため、その作業が煩雑であると
いう問題もあった。さらに、カバーが大きいために工具
全体が大型形状となるため、取り扱いに不便をきたすこ
とがあり、カバーの小形化が望まれていた。さらにま
た、上述の如き転削工具では、被削材の平面切削を多段
階に行い該被削材を工具軸線方向に順次掘り下げてゆく
掘り下げ加工を行う場合、カバーが被削材の端部(切り
残し部分)に当たってしまうため、各切削段階における
被削材の端部をそろえることができず、掘り下げ加工を
行うことができないという問題もあった。本考案は、上
記の如き課題を解決することを目的とする。
工具では、工具本体との間に切屑収納室を形成するカバ
ーは、その先端面が工具本体の軸線方向において工具本
体の先端部近傍に位置し、しかも切刃よりも径方向外周
側へ膨らんでいるため、工具の切込み量を大きめにした
場合、該カバーが被削材と干渉を起こし易いという問題
があった。また、切込み量に応じて可動カバーの位置を
調整しなければならないため、その作業が煩雑であると
いう問題もあった。さらに、カバーが大きいために工具
全体が大型形状となるため、取り扱いに不便をきたすこ
とがあり、カバーの小形化が望まれていた。さらにま
た、上述の如き転削工具では、被削材の平面切削を多段
階に行い該被削材を工具軸線方向に順次掘り下げてゆく
掘り下げ加工を行う場合、カバーが被削材の端部(切り
残し部分)に当たってしまうため、各切削段階における
被削材の端部をそろえることができず、掘り下げ加工を
行うことができないという問題もあった。本考案は、上
記の如き課題を解決することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この考案は、軸線回りに
回転せしめられる工具本体の先端外周部に切刃チップが
装着される一方で、この工具本体の周面外方に、該工具
本体を覆いかつ工具先端側に開口するカバーが配設さ
れ、このカバーに当該カバーの内周面と前記工具本体の
外周面との間に画成される切屑収納室と該カバーの外部
とを連通する排出口が形成され、さらに、前記工具本体
の先端面に前記切刃チップのすくい面と隙間をおいて対
向する切屑案内部材が設けられてなる転削工具におい
て、前記カバーの先端を、前記切刃チップの工具径方向
外周側を向く外周切刃の工具軸線方向における後端部よ
りも前記工具本体の軸線方向基端側へ後退させるととも
に、このカバーの少なくとも工具軸線方向先端部を、前
記切刃チップの外周切刃よりも工具径方向中心側へ後退
させ、前記切屑案内部材の工具外周に臨む位置に、前記
切刃チップのすくい面に沿って前記外周切刃の工具軸線
方向における先端部から後端部まで延びる突起部を形成
したものである。
回転せしめられる工具本体の先端外周部に切刃チップが
装着される一方で、この工具本体の周面外方に、該工具
本体を覆いかつ工具先端側に開口するカバーが配設さ
れ、このカバーに当該カバーの内周面と前記工具本体の
外周面との間に画成される切屑収納室と該カバーの外部
とを連通する排出口が形成され、さらに、前記工具本体
の先端面に前記切刃チップのすくい面と隙間をおいて対
向する切屑案内部材が設けられてなる転削工具におい
て、前記カバーの先端を、前記切刃チップの工具径方向
外周側を向く外周切刃の工具軸線方向における後端部よ
りも前記工具本体の軸線方向基端側へ後退させるととも
に、このカバーの少なくとも工具軸線方向先端部を、前
記切刃チップの外周切刃よりも工具径方向中心側へ後退
させ、前記切屑案内部材の工具外周に臨む位置に、前記
切刃チップのすくい面に沿って前記外周切刃の工具軸線
方向における先端部から後端部まで延びる突起部を形成
したものである。
【0015】
【作用】上記構成の転削工具にあっては、工具本体の先
端外周部に装着された切刃チップの切刃が、カバーから
全て露出されているため、工具の切込み量を大きくして
もカバーが被削材と接触することがない。また、カバー
の先端側部分の外周面が工具本体の径方向において切刃
チップの径方向の最大切込み位置より内方に位置してい
るため、被削材を多段階に、切刃の長さを越えて切り込
んでいくときにおいても、カバーが被削材の端部に接触
することがない。
端外周部に装着された切刃チップの切刃が、カバーから
全て露出されているため、工具の切込み量を大きくして
もカバーが被削材と接触することがない。また、カバー
の先端側部分の外周面が工具本体の径方向において切刃
チップの径方向の最大切込み位置より内方に位置してい
るため、被削材を多段階に、切刃の長さを越えて切り込
んでいくときにおいても、カバーが被削材の端部に接触
することがない。
【0016】また、切屑案内部材の突起部が切刃チップ
のすくい面に沿って外周切刃の工具軸線方向における先
端部から後端部まで延びているため、排出口から吸引機
によって空気を吸引することにより、この突起部の切刃
チップのすくい面に対向する部分と、切刃チップのすく
い面との間に切屑吸引力が作用し、この切屑吸引力によ
り、切刃で切削された切屑が切屑収納室に吸引され、吸
引機によって回収される。しかも、この切屑吸引力は、
工具の切込み量に拘わらず作用するため、工具の切込み
量を任意の大きさにしても切屑が確実に吸引回収され
る。
のすくい面に沿って外周切刃の工具軸線方向における先
端部から後端部まで延びているため、排出口から吸引機
によって空気を吸引することにより、この突起部の切刃
チップのすくい面に対向する部分と、切刃チップのすく
い面との間に切屑吸引力が作用し、この切屑吸引力によ
り、切刃で切削された切屑が切屑収納室に吸引され、吸
引機によって回収される。しかも、この切屑吸引力は、
工具の切込み量に拘わらず作用するため、工具の切込み
量を任意の大きさにしても切屑が確実に吸引回収され
る。
【0017】
【実施例】以下に図1乃至図3を参照して、本考案の一
実施例を説明する。なお、本実施例において、上述した
従来例と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説
明を省略する。
実施例を説明する。なお、本実施例において、上述した
従来例と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説
明を省略する。
【0018】図1乃至図3に示される正面フライスが上
述の図6乃至図8に示される正面フライスと異なる点
は、工具本体を覆い且つ工具先端側に開口するカバーの
構造と、切屑を切屑収納室に案内する切屑案内部材の形
状にある。
述の図6乃至図8に示される正面フライスと異なる点
は、工具本体を覆い且つ工具先端側に開口するカバーの
構造と、切屑を切屑収納室に案内する切屑案内部材の形
状にある。
【0019】まず、カバーの構造について説明する。図
1に示されるように、本考案に係る正面フライスのカバ
ー68は、その先端面が、工具本体2の軸線方向(以
下、「軸線方向」という。)において、切刃チップ8の外
周切刃8bの後端8bβより僅かに工具本体2の基端側に
後退している。
1に示されるように、本考案に係る正面フライスのカバ
ー68は、その先端面が、工具本体2の軸線方向(以
下、「軸線方向」という。)において、切刃チップ8の外
周切刃8bの後端8bβより僅かに工具本体2の基端側に
後退している。
【0020】このカバー68の先端面と外周切刃8bの
後端8bβとの、軸線方向における隙間量τは、0.3m
m〜1.0mmの範囲内に定めることが望ましく、より確実
な切削処理を行うには0.3mm〜0.5mmの範囲内に設
定することが望ましい。隙間量τが0.3mmに満たない
と、カバー68の傾き等によって工具本体2の先端部が
接触するおそれがあり、他方、隙間量τが1.0mmを越
えると後述する切屑吸引力が低下して切屑処理に支障を
来すおそれが生じるからである。
後端8bβとの、軸線方向における隙間量τは、0.3m
m〜1.0mmの範囲内に定めることが望ましく、より確実
な切削処理を行うには0.3mm〜0.5mmの範囲内に設
定することが望ましい。隙間量τが0.3mmに満たない
と、カバー68の傾き等によって工具本体2の先端部が
接触するおそれがあり、他方、隙間量τが1.0mmを越
えると後述する切屑吸引力が低下して切屑処理に支障を
来すおそれが生じるからである。
【0021】また、カバー68の先端側外周面のうち、
軸線方向に沿って長さLの範囲は、工具本体2の径方向
(以下、「径方向」という。)において、切刃チップ8の外
周切刃8bよりも径方向中心側に後退して位置してい
る。この外周面の径方向の後退量は、0.5mm〜2.0
mmの範囲内に設定されている。外周切刃8bの被削材に
対する切込量より大きく設定されている。なお、前記長
さLは工具を被削材に切り込む深さによって適宜定めれ
ばよく、カバー全体の外周面を、切刃チップ8の外周切
刃8bよりも径方向中心側に後退して位置する構成とし
てもよい。
軸線方向に沿って長さLの範囲は、工具本体2の径方向
(以下、「径方向」という。)において、切刃チップ8の外
周切刃8bよりも径方向中心側に後退して位置してい
る。この外周面の径方向の後退量は、0.5mm〜2.0
mmの範囲内に設定されている。外周切刃8bの被削材に
対する切込量より大きく設定されている。なお、前記長
さLは工具を被削材に切り込む深さによって適宜定めれ
ばよく、カバー全体の外周面を、切刃チップ8の外周切
刃8bよりも径方向中心側に後退して位置する構成とし
てもよい。
【0022】次に、切屑案内部材の形状について説明す
る。図1乃至図3に示される切屑案内部材70は、薄い
リング状をなす取付部72の周縁に、径方向外方へ延び
る案内部74を周方向等間隔に形成してなるものであ
り、工具本体2の先端部に取り付けられる点でも前述の
図6乃至図8に示される切屑案内部材58と同様であ
る。また案内部74の外径が工具本体2の外径と同一に
定められる点、各案内部74の先端に突起部76が形成
され、該突起部76のチップ8のすくい面8cと対向す
る端面と、チップ8のすくい面8cとの間に、該すくい
面8cに沿って生成される切屑をチップポケット14内
に誘導する隙間が形成されている点でも、前述の切屑案
内部材58と同様である。
る。図1乃至図3に示される切屑案内部材70は、薄い
リング状をなす取付部72の周縁に、径方向外方へ延び
る案内部74を周方向等間隔に形成してなるものであ
り、工具本体2の先端部に取り付けられる点でも前述の
図6乃至図8に示される切屑案内部材58と同様であ
る。また案内部74の外径が工具本体2の外径と同一に
定められる点、各案内部74の先端に突起部76が形成
され、該突起部76のチップ8のすくい面8cと対向す
る端面と、チップ8のすくい面8cとの間に、該すくい
面8cに沿って生成される切屑をチップポケット14内
に誘導する隙間が形成されている点でも、前述の切屑案
内部材58と同様である。
【0023】しかしながら、前述の切屑案内部材58と
異なり、突起部76は工具本体の外周部に沿って湾曲す
るうすい壁状に形成され、その後端は、チップ8のすく
い面8cに沿って、軸線方向における外周切刃8bの後端
8bβの位置まで延びている。但し、この突起部76の
後端の位置は、軸線方向における外周切刃8bの後端8b
βの位置から多少前後してもよい。なお、突起部76の
先端は、前述の切屑案内部材58と同様に、工具本体2
の先端面と略面一をなしている。
異なり、突起部76は工具本体の外周部に沿って湾曲す
るうすい壁状に形成され、その後端は、チップ8のすく
い面8cに沿って、軸線方向における外周切刃8bの後端
8bβの位置まで延びている。但し、この突起部76の
後端の位置は、軸線方向における外周切刃8bの後端8b
βの位置から多少前後してもよい。なお、突起部76の
先端は、前述の切屑案内部材58と同様に、工具本体2
の先端面と略面一をなしている。
【0024】以上のように構成された正面フライスを用
いて被削材の平面加工を行うには、まず、工具本体2を
アーバ16を介して主軸22に装着する。続いて、カバ
ー68を工具本体2に対して周方向に回転させて位置決
めし、この状態で排出管54に吸引ホース56を接続し
てカバー68の周方向の移動を拘束する。
いて被削材の平面加工を行うには、まず、工具本体2を
アーバ16を介して主軸22に装着する。続いて、カバ
ー68を工具本体2に対して周方向に回転させて位置決
めし、この状態で排出管54に吸引ホース56を接続し
てカバー68の周方向の移動を拘束する。
【0025】一方、被削材をその被加工面が主軸の軸線
と直交するように図示しない機械テーブル上に固定す
る。そして、切屑収納室48内の空気を吸引機によって
吸引ホース56から吸引しつつ、主軸22によって工具
本体2を回転させるとともに、主軸22若しくは機械テ
ーブルを軸線方向と直交する方向に移動させることによ
り、工具先端側に露出する切刃8a、8bで被削材の被切
削部を切削してゆく。
と直交するように図示しない機械テーブル上に固定す
る。そして、切屑収納室48内の空気を吸引機によって
吸引ホース56から吸引しつつ、主軸22によって工具
本体2を回転させるとともに、主軸22若しくは機械テ
ーブルを軸線方向と直交する方向に移動させることによ
り、工具先端側に露出する切刃8a、8bで被削材の被切
削部を切削してゆく。
【0026】以上のようにして切削加工を行う場合、切
屑収納室の内部には、吸引ホース56から空気が吸引さ
れるために負圧が発生する。これに伴い、カバー68の
先端面と工具本体2の先端部の隙間から空気が吸引され
るとともに、チップ8のすくい面8cと、突起部76の
すくい面8cに対向する端面76aとの隙間から、すくい
面8cに沿って空気が吸引される。
屑収納室の内部には、吸引ホース56から空気が吸引さ
れるために負圧が発生する。これに伴い、カバー68の
先端面と工具本体2の先端部の隙間から空気が吸引され
るとともに、チップ8のすくい面8cと、突起部76の
すくい面8cに対向する端面76aとの隙間から、すくい
面8cに沿って空気が吸引される。
【0027】この切屑吸引力により、チップ8の切刃8
a、8bで生成される切屑は、チップ8のすくい面8cに
沿って、順次、切屑収納室48に導かれ、排出口52、
排出管54を介して吸引ホース56と連結された吸引機
に回収される。このとき、この正面フライスでは、カバ
ー68の先端部がチップ8の外周切刃8bを覆っておら
ず、外周切刃8bはその先端8bαからその後端8bβま
でを全て露出させているため、軸線方向における外周切
刃先端8bαと外周切刃後端8bβとの距離を越えない範
囲において、工具の切込み量を大きめにしても、カバー
68が被削材と干渉を起こすことがない。
a、8bで生成される切屑は、チップ8のすくい面8cに
沿って、順次、切屑収納室48に導かれ、排出口52、
排出管54を介して吸引ホース56と連結された吸引機
に回収される。このとき、この正面フライスでは、カバ
ー68の先端部がチップ8の外周切刃8bを覆っておら
ず、外周切刃8bはその先端8bαからその後端8bβま
でを全て露出させているため、軸線方向における外周切
刃先端8bαと外周切刃後端8bβとの距離を越えない範
囲において、工具の切込み量を大きめにしても、カバー
68が被削材と干渉を起こすことがない。
【0028】また、前述の図6乃至図8に示される正面
フライスのように、切込み量に応じて可動カバーの位置
を調整する作業を必要とせず、さらに、カバーの外径が
小さいため、工具全体も小形になっている。
フライスのように、切込み量に応じて可動カバーの位置
を調整する作業を必要とせず、さらに、カバーの外径が
小さいため、工具全体も小形になっている。
【0029】一方、切屑案内部材の70の突起部76の
後端を、軸線方向における外周切刃8bの後端8bβの位
置まで延在させたことにより、従来例の図6乃至図8に
示される正面フライスのようにカバーが工具本体の先端
部を覆っていなくとも、切屑がカバーの外部にこぼれ落
ちることがない。
後端を、軸線方向における外周切刃8bの後端8bβの位
置まで延在させたことにより、従来例の図6乃至図8に
示される正面フライスのようにカバーが工具本体の先端
部を覆っていなくとも、切屑がカバーの外部にこぼれ落
ちることがない。
【0030】さらに、特にカバー68の先端側の外周面
が、径方向において、外周切刃8bより中心側に後退し
て位置しているため、被削材を掘り下げ加工する際、カ
バーが被削材に干渉して切削が不可能となることがな
い。この掘り下げ加工を行う場合について、以下に図4
乃至図5を参照して説明する。なお、図4において、前
述の実施例と同一の構成要素には同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。
が、径方向において、外周切刃8bより中心側に後退し
て位置しているため、被削材を掘り下げ加工する際、カ
バーが被削材に干渉して切削が不可能となることがな
い。この掘り下げ加工を行う場合について、以下に図4
乃至図5を参照して説明する。なお、図4において、前
述の実施例と同一の構成要素には同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0031】図4は本考案を肩削り形カッタに適用した
例であり、チップ8として三角形状のチップを用い、こ
のチップ8をその外周切刃8bが軸線方向と平行となる
ように取り付けたものである。
例であり、チップ8として三角形状のチップを用い、こ
のチップ8をその外周切刃8bが軸線方向と平行となる
ように取り付けたものである。
【0032】上記の肩削り形カッタを用いて被削材の掘
り下げ加工を行う場合には、三角形状のチップ8が、被
削材Wに対し、図5上、(1)、(2)、(3)、(4)の位置
にくるように、多段階(この場合、4段階)に分けて順
次、平面切削してゆけばよい。この各段階における掘り
下げ量は、被削材の材質、チップの形状、切削速度等に
よって適宜定めればよい。
り下げ加工を行う場合には、三角形状のチップ8が、被
削材Wに対し、図5上、(1)、(2)、(3)、(4)の位置
にくるように、多段階(この場合、4段階)に分けて順
次、平面切削してゆけばよい。この各段階における掘り
下げ量は、被削材の材質、チップの形状、切削速度等に
よって適宜定めればよい。
【0033】この場合、上述のように、カバー68の先
端側の外周面が、径方向において、外周切刃8bより中
心側に後退して位置しているため、チップ8が図5の
(2)、(3)、(4)の位置にあるときでも、カバー68は
被削材の端部と接触することがなく、確実に掘り下げ加
工を行うことができる。但し、掘り下げ加工により掘り
下げできる深さは、上述の、カバー68の先端側外周面
の軸方向の長さLによって定まるものである。
端側の外周面が、径方向において、外周切刃8bより中
心側に後退して位置しているため、チップ8が図5の
(2)、(3)、(4)の位置にあるときでも、カバー68は
被削材の端部と接触することがなく、確実に掘り下げ加
工を行うことができる。但し、掘り下げ加工により掘り
下げできる深さは、上述の、カバー68の先端側外周面
の軸方向の長さLによって定まるものである。
【0034】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、カバーの先端を外周切刃の後端部よりも後退させる
とともに、カバーの先端部を外周切刃よりも工具径方向
に後退させたので、軸線方向の工具の切込み量を大きく
しても、カバーが被削材と干渉を起こすことがなく、切
屑を吸引しながら確実に切削を行うことができる。ま
た、切込み量を変化させる場合にもカバーの位置調整を
する作業が不要であり、さらに、カバーが小形であるた
め、工具全体を小形化できる利点を有する。その一方、
切屑案内部材の突起部の後端部を工具軸線方向における
外周切刃の後端部まで延びる構成としているので、切屑
がカバーの外部にこぼれ落ちることがない。
ば、カバーの先端を外周切刃の後端部よりも後退させる
とともに、カバーの先端部を外周切刃よりも工具径方向
に後退させたので、軸線方向の工具の切込み量を大きく
しても、カバーが被削材と干渉を起こすことがなく、切
屑を吸引しながら確実に切削を行うことができる。ま
た、切込み量を変化させる場合にもカバーの位置調整を
する作業が不要であり、さらに、カバーが小形であるた
め、工具全体を小形化できる利点を有する。その一方、
切屑案内部材の突起部の後端部を工具軸線方向における
外周切刃の後端部まで延びる構成としているので、切屑
がカバーの外部にこぼれ落ちることがない。
【図1】本考案の一実施例に係る工具の軸方向断面図で
ある。
ある。
【図2】同工具の底面図である。
【図3】第1図のIII方向からの矢視図である。
【図4】本考案の他の実施例に係る工具の軸方向断面図
である。
である。
【図5】切削工程を示す説明的断面図である。
【図6】従来の転削工具の軸方向断面図である。
【図7】同転削工具の底面図である。
【図8】同転削工具の工具本体の先端外周部の拡大図で
ある。
ある。
2 工具本体 8 切刃チップ 8c チップのすくい面 48 切屑収納室 52 排出口 54 排出管 56 吸引ホース 68 カバー 70 切屑案内部材 76 突起部
Claims (1)
- 【請求項1】 軸線回りに回転せしめられる工具本体の
先端外周部に切刃チップが装着される一方で、この工具
本体の周面外方に、該工具本体を覆いかつ工具先端側に
開口するカバーが配設され、このカバーに当該カバーの
内周面と前記工具本体の外周面との間に画成される切屑
収納室と該カバーの外部とを連通する排出口が形成さ
れ、さらに、前記工具本体の先端面に前記切刃チップの
すくい面と隙間をおいて対向する切屑案内部材が設けら
れてなる転削工具において、前記カバーの先端を、前記
切刃チップの工具径方向外周側を向く外周切刃の工具軸
線方向における後端部よりも前記工具本体の軸線方向基
端側へ後退させるとともに、このカバーの少なくとも工
具軸線方向先端部を、前記切刃チップの外周切刃よりも
工具径方向中心側へ後退させ、前記切屑案内部材の工具
外周に臨む位置に、前記切刃チップのすくい面に沿って
前記外周切刃の工具軸線方向における先端部から後端部
まで延びる突起部を形成したことを特徴とする転削工
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP171491U JPH088051Y2 (ja) | 1991-01-23 | 1991-01-23 | 転削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP171491U JPH088051Y2 (ja) | 1991-01-23 | 1991-01-23 | 転削工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04109839U JPH04109839U (ja) | 1992-09-24 |
| JPH088051Y2 true JPH088051Y2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=31898586
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP171491U Expired - Lifetime JPH088051Y2 (ja) | 1991-01-23 | 1991-01-23 | 転削工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH088051Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-23 JP JP171491U patent/JPH088051Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04109839U (ja) | 1992-09-24 |
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| JPH0540884Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960820 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |