JPH0880893A - 船尾部ブロックの船体固め治具及びその工法 - Google Patents
船尾部ブロックの船体固め治具及びその工法Info
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- JPH0880893A JPH0880893A JP6244681A JP24468194A JPH0880893A JP H0880893 A JPH0880893 A JP H0880893A JP 6244681 A JP6244681 A JP 6244681A JP 24468194 A JP24468194 A JP 24468194A JP H0880893 A JPH0880893 A JP H0880893A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熟練作業員の省人省力化を図り、船尾部ブロ
ックを安全迅速に船体固めする。 【構成】 船殻ブロック建付け時に複数のブロックを上
端でそれぞれ支持する複数の倒壊防止用ピラー2と、上
記各ピラーの下方でそれぞれ水平基板上に適宜間隔で平
行的に立設された1対のウエッジガイド17よりなる倒立
Π字型断面を有するウエッジ受台18,同ウエッジ受台の
上端を横切る形で同上端に上載された横長の可動ウエッ
ジ10及びその上に上載されたウエッジ受板18よりなる上
下1対のウエッジ,同ウエッジ受板の上端とこれに対向
する上記ピラーの下端との間に挿入された盤木15,上記
各基板13´上に立設された油圧ラム6,同油圧ラムの上
端に載置され上端で上記可動ウエッジに接するウエッジ
支持部材16,上記油圧ラムにそれぞれホースを介して接
続された油圧ポンプ7及び同油圧ラムの油圧を指示する
圧力計8よりなる複数のピラー受荷重計測治具とを具え
たこと。
ックを安全迅速に船体固めする。 【構成】 船殻ブロック建付け時に複数のブロックを上
端でそれぞれ支持する複数の倒壊防止用ピラー2と、上
記各ピラーの下方でそれぞれ水平基板上に適宜間隔で平
行的に立設された1対のウエッジガイド17よりなる倒立
Π字型断面を有するウエッジ受台18,同ウエッジ受台の
上端を横切る形で同上端に上載された横長の可動ウエッ
ジ10及びその上に上載されたウエッジ受板18よりなる上
下1対のウエッジ,同ウエッジ受板の上端とこれに対向
する上記ピラーの下端との間に挿入された盤木15,上記
各基板13´上に立設された油圧ラム6,同油圧ラムの上
端に載置され上端で上記可動ウエッジに接するウエッジ
支持部材16,上記油圧ラムにそれぞれホースを介して接
続された油圧ポンプ7及び同油圧ラムの油圧を指示する
圧力計8よりなる複数のピラー受荷重計測治具とを具え
たこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶建造時の船尾部ブ
ロックの船体固め治具及びその工法に関する。
ロックの船体固め治具及びその工法に関する。
【0002】
【従来の技術】船舶の建造に際して、例えば、船尾部ブ
ロックでは図6正面図に示すように、ピラー下部の受台
13に長ウエッジ10を使用し、建造過程でそのピラーの昇
降の都度、ウエッジ10を中ハンマーで叩き、その音を聞
いて荷重具合を確認する手段が一般的に採用されてい
る。また、プロペラー軸のための軸系ボーリングは船体
固め完了後、すなわち、全ピラー2が取り外されたのち
に行ういわゆる後行ボーリングで行っている。この後行
ボーリング方式によれば、船体がフリー状態になったの
ちに、軸系のボーリングを行うので、安定した精度が確
保できるのであるが工事の短縮は困難である。ここで、
14はピラー上端固定部材、15は盤木である。このような
後行ボーリングに対して、最上部ブロックの搭載前に行
う先行ボーリング方式によれば、船尾部ブロックの船体
固め作業の着工から進水までの工期が短縮できるととも
に、軸系工事の標準化が可能となる等のメリットが大き
い。しかしながら、従来は下記のような事情により先行
ボーリング方式は行われていなかった。 (1)ピラー取外し前後における軸心の変位が不明であ
る。 (2)船体固め中のピラー受荷重が不明であった。 (3)船体建造過程における軸管の中折れ,楕円化,軸
心の変位等が解明されていなかった。
ロックでは図6正面図に示すように、ピラー下部の受台
13に長ウエッジ10を使用し、建造過程でそのピラーの昇
降の都度、ウエッジ10を中ハンマーで叩き、その音を聞
いて荷重具合を確認する手段が一般的に採用されてい
る。また、プロペラー軸のための軸系ボーリングは船体
固め完了後、すなわち、全ピラー2が取り外されたのち
に行ういわゆる後行ボーリングで行っている。この後行
ボーリング方式によれば、船体がフリー状態になったの
ちに、軸系のボーリングを行うので、安定した精度が確
保できるのであるが工事の短縮は困難である。ここで、
14はピラー上端固定部材、15は盤木である。このような
後行ボーリングに対して、最上部ブロックの搭載前に行
う先行ボーリング方式によれば、船尾部ブロックの船体
固め作業の着工から進水までの工期が短縮できるととも
に、軸系工事の標準化が可能となる等のメリットが大き
い。しかしながら、従来は下記のような事情により先行
ボーリング方式は行われていなかった。 (1)ピラー取外し前後における軸心の変位が不明であ
る。 (2)船体固め中のピラー受荷重が不明であった。 (3)船体建造過程における軸管の中折れ,楕円化,軸
心の変位等が解明されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年は、船
舶の大型化,工程の短縮,熟練作業員の減少等により永
年最良の方法として採用してきたブロック建付けから船
体の固めまでを中ハンマーでウエッジを叩いて行う、前
記従前のピラーによる船体固め作業は非常に困難となっ
ている。ちなみに、ピラーの受荷重はピラー本体の許容
荷重をいかなる場合においてもオーバーしてはならな
い。すなわち、ブロック建付け時の計画荷重をベースに
ブロック固めを行い、受荷重を軽減させ次のブロックを
搭載するのが原則となっている。
舶の大型化,工程の短縮,熟練作業員の減少等により永
年最良の方法として採用してきたブロック建付けから船
体の固めまでを中ハンマーでウエッジを叩いて行う、前
記従前のピラーによる船体固め作業は非常に困難となっ
ている。ちなみに、ピラーの受荷重はピラー本体の許容
荷重をいかなる場合においてもオーバーしてはならな
い。すなわち、ブロック建付け時の計画荷重をベースに
ブロック固めを行い、受荷重を軽減させ次のブロックを
搭載するのが原則となっている。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、熟練作業員の省人省力化を図り、船尾部ブロ
ックを安全迅速に船体固めを行い、軸系の先行ボーリン
グを可能とする経済的な船尾部ブロックの船体固め治具
及びその工法を提供することを目的とする。
たもので、熟練作業員の省人省力化を図り、船尾部ブロ
ックを安全迅速に船体固めを行い、軸系の先行ボーリン
グを可能とする経済的な船尾部ブロックの船体固め治具
及びその工法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明は、船殻ブロック建付け時に複数のブロックの下面又
は側面を上端でそれぞれ支持する複数の倒壊防止用ピラ
ーと、上記各ピラーの下方でそれぞれ水平基板上に適宜
間隔で平行的に立設された1対の同一サイズのウエッジ
ガイド板よりなる倒立Π字型断面を有するウエッジ受
台,同ウエッジ受台の上端を横切る形で同上端に上載さ
れた横長の可動ウエッジ及びその傾斜斜面上に上載され
たウエッジ受板よりなる上下1対のウエッジ,同ウエッ
ジ受板の上端とこれに対向する上記ピラーの下端との間
に挿入された盤木,上記各基板上に立設された油圧ラ
ム,同油圧ラムの上端に載置され上端で上記可動ウエッ
ジに接するウエッジ支持部材,上記油圧ラムにホースを
介して接続された油圧ポンプ及び同油圧ラムの油圧を指
示する圧力計よりなる複数のピラー受荷重計測治具とを
具えたことを特徴とする。
明は、船殻ブロック建付け時に複数のブロックの下面又
は側面を上端でそれぞれ支持する複数の倒壊防止用ピラ
ーと、上記各ピラーの下方でそれぞれ水平基板上に適宜
間隔で平行的に立設された1対の同一サイズのウエッジ
ガイド板よりなる倒立Π字型断面を有するウエッジ受
台,同ウエッジ受台の上端を横切る形で同上端に上載さ
れた横長の可動ウエッジ及びその傾斜斜面上に上載され
たウエッジ受板よりなる上下1対のウエッジ,同ウエッ
ジ受板の上端とこれに対向する上記ピラーの下端との間
に挿入された盤木,上記各基板上に立設された油圧ラ
ム,同油圧ラムの上端に載置され上端で上記可動ウエッ
ジに接するウエッジ支持部材,上記油圧ラムにホースを
介して接続された油圧ポンプ及び同油圧ラムの油圧を指
示する圧力計よりなる複数のピラー受荷重計測治具とを
具えたことを特徴とする。
【0006】また、請求項2の発明は、請求項1の複数
のピラー受荷重計測治具を使用して船尾部ブロックの船
体固めを行うに際して、その各ピラー受荷重計測治具の
圧力計にて常に荷重を計測しながら、各船体ブロックを
順次溶接し、溶接の進捗に伴う各ピラー受荷重の減少を
確認し、最上部ブロックの搭載前に軸系の先行ボーリン
グを行うことを特徴とする。
のピラー受荷重計測治具を使用して船尾部ブロックの船
体固めを行うに際して、その各ピラー受荷重計測治具の
圧力計にて常に荷重を計測しながら、各船体ブロックを
順次溶接し、溶接の進捗に伴う各ピラー受荷重の減少を
確認し、最上部ブロックの搭載前に軸系の先行ボーリン
グを行うことを特徴とする。
【0007】
【作用】このような構成によれば、ピラー受荷重が正確
に計測できるので、船殻ブロック決めの管理が容易とな
る。つまり、正確な計測が可能となることにより、対象
部材の位置決め精度が迅速かつ正確に得られるようにな
る。
に計測できるので、船殻ブロック決めの管理が容易とな
る。つまり、正確な計測が可能となることにより、対象
部材の位置決め精度が迅速かつ正確に得られるようにな
る。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、図1は船尾部ブロックと複数のピラーとの位置関係
を示す斜視図、図2は図1のピラー及びピラー受荷重計
測治具を示す正面図及びそのII−II矢視縦断面図、図3
は図1における船尾部ブロックの船体固め作業を示す工
程線図、図4は図3におけるピラー受荷重の変化を示す
線図、図5は建造過程におけるプロペラー軸孔の軸心の
変化を示す線図であり、同図(A)は縦方向の軸心変位
を、同図(B)は横方向の軸心変位をそれぞれ示す。
と、図1は船尾部ブロックと複数のピラーとの位置関係
を示す斜視図、図2は図1のピラー及びピラー受荷重計
測治具を示す正面図及びそのII−II矢視縦断面図、図3
は図1における船尾部ブロックの船体固め作業を示す工
程線図、図4は図3におけるピラー受荷重の変化を示す
線図、図5は建造過程におけるプロペラー軸孔の軸心の
変化を示す線図であり、同図(A)は縦方向の軸心変位
を、同図(B)は横方向の軸心変位をそれぞれ示す。
【0009】まず、図1〜図2において、2a〜2dは
それぞれ船尾部ブロックを支持するために基板13´上
に左右対称的に立設されたピラー、3,4はそれぞれプ
ロペラー軸孔,ラダーピントルの軸孔の中心線である軸
心,舵心、6は各ピラー2a〜2dをそれぞれ昇降する
ために基板13´上に立設された50tの油圧ラム、7
は油圧ラム6に油圧を供給する足動油圧ポンプ、8は油
圧ポンプ7の吐出油を油圧ラム6に供給するホースに挿
入されたT継手9に嵌着された圧力計である。10は基
板13´上に立設された倒立Π字型断面を有するウエッ
ジ受台13の上端内面に形成された肩部上に横方向に挿
入された上下1対からなる横長ウエッジ、15は横長ウ
エッジ10の上端とピラー2の下端であるウエッジ受板
18との間に挿入された盤木及びその取付金物、18は
盤木15の上半部を形成するウエッジ受板、16は盤木
取付金物15の下部に取り付けられた油圧ラム受部であ
ってウエッジ受台13の内側に挿入されている。
それぞれ船尾部ブロックを支持するために基板13´上
に左右対称的に立設されたピラー、3,4はそれぞれプ
ロペラー軸孔,ラダーピントルの軸孔の中心線である軸
心,舵心、6は各ピラー2a〜2dをそれぞれ昇降する
ために基板13´上に立設された50tの油圧ラム、7
は油圧ラム6に油圧を供給する足動油圧ポンプ、8は油
圧ポンプ7の吐出油を油圧ラム6に供給するホースに挿
入されたT継手9に嵌着された圧力計である。10は基
板13´上に立設された倒立Π字型断面を有するウエッ
ジ受台13の上端内面に形成された肩部上に横方向に挿
入された上下1対からなる横長ウエッジ、15は横長ウ
エッジ10の上端とピラー2の下端であるウエッジ受板
18との間に挿入された盤木及びその取付金物、18は
盤木15の上半部を形成するウエッジ受板、16は盤木
取付金物15の下部に取り付けられた油圧ラム受部であ
ってウエッジ受台13の内側に挿入されている。
【0010】このような構造において、図3に示す工程
の順に下記の要領で各ブロックの船体固めが行われる。
まず、図1に示すように、ブロックCA35 1の建付
けと同時に盤木15,ラム受部16が付いた2本のピラ
ー2b,2cを立設し、図2に示すように、ウエッジ受
台13,油圧ラム受部16,ウエッジ10,8,9,7
をセットし、双方の油圧ラム6を30t程度効かせる。
その際、受荷重を計測しながら、軸心3,舵心4のズレ
が発生しないようにウエッジ10を適宜打ち込んで微調
整を行いながら、ブロックCA35 1を位置決めし、
その後更に受荷重の計測,微調整を繰り返しながら、ブ
ロックを固定し溶接を行う。この時点で圧力計8の荷重
が、0〜10t程度に下がることを確認する。
の順に下記の要領で各ブロックの船体固めが行われる。
まず、図1に示すように、ブロックCA35 1の建付
けと同時に盤木15,ラム受部16が付いた2本のピラ
ー2b,2cを立設し、図2に示すように、ウエッジ受
台13,油圧ラム受部16,ウエッジ10,8,9,7
をセットし、双方の油圧ラム6を30t程度効かせる。
その際、受荷重を計測しながら、軸心3,舵心4のズレ
が発生しないようにウエッジ10を適宜打ち込んで微調
整を行いながら、ブロックCA35 1を位置決めし、
その後更に受荷重の計測,微調整を繰り返しながら、ブ
ロックを固定し溶接を行う。この時点で圧力計8の荷重
が、0〜10t程度に下がることを確認する。
【0011】こうしてブロックCA35が固まったなら
ば、次にブロック2D35 5を搭載する。この時点で
圧力計8の荷重がほぼ30t程度上昇することを確認す
る。同時にピラー2a,2dを樹立して倒崩壊を防止す
る。前記同様ピラー5a〜5dの下部の油圧ラム6をそ
れぞれ作動させ、ピラー2a,2dをほぼ30t程度上
昇させる。その後、荷重をほぼ30tに保持しながら、
同ブロックの位置調整をし、調整が終わるとともに、こ
の時点で軸心3のボーリングを開始する。同ブロックの
溶接固めとともに圧力計8が0〜10tに下降すること
を確認する。ブロック2D35 5も前述したブロック
CA35 1と同様に軸心3及び舵心4の変位を考慮し
ながらブロックを溶接して船体を固めていく。ブロック
が固まると船体剛性は増加し、反対にピラー受荷重は減
少してゆく。その後、ブロックUD35 12を前記ブ
ロック2D35 5に搭載するが、ブロックUD35
12搭載時は一時的にピラー受荷重は増加するが、ブロ
ック固めの進行と平行して前記同様に荷重は減少し、最
終的にはピラー受荷重はゼロとなる。このときが、船体
固め完了と同時にピラー取外し時期となる。このように
して、本発明では、ブロック建付けから常時計測が目視
により速やかにできる体制を作っておき、ピラー受荷重
が無くなる時期の的確な判断、又は無くなったことの正
確な確認、すなわち軸心見通しの決定を行うものであ
る。
ば、次にブロック2D35 5を搭載する。この時点で
圧力計8の荷重がほぼ30t程度上昇することを確認す
る。同時にピラー2a,2dを樹立して倒崩壊を防止す
る。前記同様ピラー5a〜5dの下部の油圧ラム6をそ
れぞれ作動させ、ピラー2a,2dをほぼ30t程度上
昇させる。その後、荷重をほぼ30tに保持しながら、
同ブロックの位置調整をし、調整が終わるとともに、こ
の時点で軸心3のボーリングを開始する。同ブロックの
溶接固めとともに圧力計8が0〜10tに下降すること
を確認する。ブロック2D35 5も前述したブロック
CA35 1と同様に軸心3及び舵心4の変位を考慮し
ながらブロックを溶接して船体を固めていく。ブロック
が固まると船体剛性は増加し、反対にピラー受荷重は減
少してゆく。その後、ブロックUD35 12を前記ブ
ロック2D35 5に搭載するが、ブロックUD35
12搭載時は一時的にピラー受荷重は増加するが、ブロ
ック固めの進行と平行して前記同様に荷重は減少し、最
終的にはピラー受荷重はゼロとなる。このときが、船体
固め完了と同時にピラー取外し時期となる。このように
して、本発明では、ブロック建付けから常時計測が目視
により速やかにできる体制を作っておき、ピラー受荷重
が無くなる時期の的確な判断、又は無くなったことの正
確な確認、すなわち軸心見通しの決定を行うものであ
る。
【0012】ちなみに、このように図3の工程により、
船体固めを行ったときのピラー受荷重の変化は図4に示
すようになる。この一例はブロックCA35用ピラー4
本を50tの油圧ラムで支持し、下記の要領で船体固め
を行ったときの結果である。 (1)ブロックCA35の建付けからピラー取外しまで
外業との連携で特別管理を行った。 (2)舵心の修正が発生したので、予定よりも早めにピ
ラーを弛めた。 (3)ピラー全数取外し前の状態でほぼ荷重ゼロを確認
した。
船体固めを行ったときのピラー受荷重の変化は図4に示
すようになる。この一例はブロックCA35用ピラー4
本を50tの油圧ラムで支持し、下記の要領で船体固め
を行ったときの結果である。 (1)ブロックCA35の建付けからピラー取外しまで
外業との連携で特別管理を行った。 (2)舵心の修正が発生したので、予定よりも早めにピ
ラーを弛めた。 (3)ピラー全数取外し前の状態でほぼ荷重ゼロを確認
した。
【0013】最後に、建造工程において行ったブロック
搭載が軸心の変位に与える影響を実測した結果を図5に
示す。これはブロックUD35の搭載前からピラー外し
後までの日々の熱伸びの影響が少ない朝方08:00〜
09:00に計測したものであり、所期の好結果を示し
ている。
搭載が軸心の変位に与える影響を実測した結果を図5に
示す。これはブロックUD35の搭載前からピラー外し
後までの日々の熱伸びの影響が少ない朝方08:00〜
09:00に計測したものであり、所期の好結果を示し
ている。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、下記の卓効が奏せられ
る。 (1)ブロック建付けから常時目視による計測体制がで
きる。 (2)受荷重の変動発生が即刻計測できる。 (3)受荷重が正確に計測できる。(ちなみに現工法は
熟練作業員の感のみに頼っている) (4)軸心,舵心の変位に的確に対応することができ
る。 (5)ブロックの溶接管理が明確に指示できる。 (6)上記効果によりピラー無荷重、すなわち、ピラー
取外し時期が正確に予測できるとともに、軸心見通しが
決定できる。 (7)プロペラー軸の軸心見通しとブロックUD35の
溶接固めが同時に行えるので、工期が短縮する。これに
より徹夜作業を無くし、作業を平準化することができ
る。 (8)軸管の中折れは発生しない。 (9)軸管の楕円化は建造過程で停止する。 (10)軸心の変位は船体の伸縮により発生するが、ピラ
ー受荷重で管理することで、溶接完了後、ピラーを外す
とき、船体が垂下しない。
る。 (1)ブロック建付けから常時目視による計測体制がで
きる。 (2)受荷重の変動発生が即刻計測できる。 (3)受荷重が正確に計測できる。(ちなみに現工法は
熟練作業員の感のみに頼っている) (4)軸心,舵心の変位に的確に対応することができ
る。 (5)ブロックの溶接管理が明確に指示できる。 (6)上記効果によりピラー無荷重、すなわち、ピラー
取外し時期が正確に予測できるとともに、軸心見通しが
決定できる。 (7)プロペラー軸の軸心見通しとブロックUD35の
溶接固めが同時に行えるので、工期が短縮する。これに
より徹夜作業を無くし、作業を平準化することができ
る。 (8)軸管の中折れは発生しない。 (9)軸管の楕円化は建造過程で停止する。 (10)軸心の変位は船体の伸縮により発生するが、ピラ
ー受荷重で管理することで、溶接完了後、ピラーを外す
とき、船体が垂下しない。
【0015】要するに請求項1の発明によれば、船殻ブ
ロック建付け時に複数のブロックの下面又は側面を上端
でそれぞれ支持する複数の倒壊防止用ピラーと、上記各
ピラーの下方でそれぞれ水平基板上に適宜間隔で平行的
に立設された1対の同一サイズのウエッジガイド板より
なる倒立Π字型断面を有するウエッジ受台,同ウエッジ
受台の上端を横切る形で同上端に上載された横長の可動
ウエッジ及びその傾斜斜面上に上載されたウエッジ受板
よりなる上下1対のウエッジ,同ウエッジ受板の上端と
これに対向する上記ピラーの下端との間に挿入された盤
木,上記各基板上に立設された油圧ラム,同油圧ラムの
上端に載置され上端で上記可動ウエッジに接するウエッ
ジ支持部材,上記油圧ラムにホースを介して接続された
油圧ポンプ及び同油圧ラムの油圧を指示する圧力計より
なる複数のピラー受荷重計測治具とを具えたことによ
り、熟練作業員の省人省力化を図り、船尾部ブロックを
安全迅速に船体固めを行い、軸系の先行ボーリングを可
能とする経済的な船尾部ブロックの船体固め治具を得る
から、本発明は産業上極めて有益なものである。
ロック建付け時に複数のブロックの下面又は側面を上端
でそれぞれ支持する複数の倒壊防止用ピラーと、上記各
ピラーの下方でそれぞれ水平基板上に適宜間隔で平行的
に立設された1対の同一サイズのウエッジガイド板より
なる倒立Π字型断面を有するウエッジ受台,同ウエッジ
受台の上端を横切る形で同上端に上載された横長の可動
ウエッジ及びその傾斜斜面上に上載されたウエッジ受板
よりなる上下1対のウエッジ,同ウエッジ受板の上端と
これに対向する上記ピラーの下端との間に挿入された盤
木,上記各基板上に立設された油圧ラム,同油圧ラムの
上端に載置され上端で上記可動ウエッジに接するウエッ
ジ支持部材,上記油圧ラムにホースを介して接続された
油圧ポンプ及び同油圧ラムの油圧を指示する圧力計より
なる複数のピラー受荷重計測治具とを具えたことによ
り、熟練作業員の省人省力化を図り、船尾部ブロックを
安全迅速に船体固めを行い、軸系の先行ボーリングを可
能とする経済的な船尾部ブロックの船体固め治具を得る
から、本発明は産業上極めて有益なものである。
【0016】請求項2の発明によれば、請求項1の複数
のピラー受荷重計測治具を使用して船尾部ブロックの船
体固めを行うに際して、その各ピラー受荷重計測治具の
圧力計にて常に荷重を計測しながら、各船体ブロックを
順次溶接し、溶接の進捗に伴う各ピラー受荷重の減少を
確認し、最上部ブロックの搭載前に軸系の先行ボーリン
グを行うことにより、熟練作業員の省人省力化を図り、
船尾部ブロックを安全迅速に船体固めすることを可能と
する経済的な船尾部ブロックの船体固め工法を得るか
ら、本発明は産業上極めて有益なものである。
のピラー受荷重計測治具を使用して船尾部ブロックの船
体固めを行うに際して、その各ピラー受荷重計測治具の
圧力計にて常に荷重を計測しながら、各船体ブロックを
順次溶接し、溶接の進捗に伴う各ピラー受荷重の減少を
確認し、最上部ブロックの搭載前に軸系の先行ボーリン
グを行うことにより、熟練作業員の省人省力化を図り、
船尾部ブロックを安全迅速に船体固めすることを可能と
する経済的な船尾部ブロックの船体固め工法を得るか
ら、本発明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の船尾部ブロックと複数のピ
ラーとの位置関係を示す斜視図である。
ラーとの位置関係を示す斜視図である。
【図2】図1のピラー部を示す側面図及びそのII−II矢
視縦断面図である。
視縦断面図である。
【図3】図1における船尾部ブロックの船体固め作業を
示す工程線図である。
示す工程線図である。
【図4】図3におけるピラー受荷重の変化を示す線図で
ある。
ある。
【図5】建造過程におけるプロペラー軸孔の軸心の変化
を示す線図であり、同図(A)は縦方向の軸心変位を、
同図(B)は横方向の軸心変位をそれぞれ示す。
を示す線図であり、同図(A)は縦方向の軸心変位を、
同図(B)は横方向の軸心変位をそれぞれ示す。
【図6】従来の船尾部ブロックの船体固めに使用するピ
ラーを示す正面図である。
ラーを示す正面図である。
1 ブロックCA35 2,2a〜2d ピラー 3 軸心 4 舵心 5 ブロック2D35 6 油圧ラム 7,7a〜7d 油圧ポンプ 8 圧力計 10 ウエッジ 11 船尾部ブロック 12 ブロックUD35 13 ウエッジ受台 13´ 基板 14 ピラー上端固定部材 15 盤木 16 ウエッジ支持部材(油圧ラム受部) 17 ウエッジガイド 18 ウエッジ受板
Claims (2)
- 【請求項1】 船殻ブロック建付け時に複数のブロック
の下面又は側面を上端でそれぞれ支持する複数の倒壊防
止用ピラーと、上記各ピラーの下方でそれぞれ水平基板
上に適宜間隔で平行的に立設された1対の同一サイズの
ウエッジガイド板よりなる倒立Π字型断面を有するウエ
ッジ受台,同ウエッジ受台の上端を横切る形で同上端に
上載された横長の可動ウエッジ及びその傾斜斜面上に上
載されたウエッジ受板よりなる上下1対のウエッジ,同
ウエッジ受板の上端とこれに対向する上記ピラーの下端
との間に挿入された盤木,上記各基板上に立設された油
圧ラム,同油圧ラムの上端に載置され上端で上記可動ウ
エッジに接するウエッジ支持部材,上記油圧ラムにホー
スを介して接続された油圧ポンプ及び同油圧ラムの油圧
を指示する圧力計よりなる複数のピラー受荷重計測治具
とを具えたことを特徴とする船尾部ブロックの船体固め
治具。 - 【請求項2】 請求項1の複数のピラー受荷重計測治具
を使用して船尾部ブロックの船体固めを行うに際して、
その各ピラー受荷重計測治具の圧力計にて常に荷重を計
測しながら、各船体ブロックを順次溶接し、溶接の進捗
に伴う各ピラー受荷重の減少を確認し、最上部ブロック
の搭載前に軸系の先行ボーリングを行うことを特徴とす
る船尾部ブロックの船体固め工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24468194A JP3519465B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 船尾部ブロックの船体固め工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24468194A JP3519465B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 船尾部ブロックの船体固め工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0880893A true JPH0880893A (ja) | 1996-03-26 |
| JP3519465B2 JP3519465B2 (ja) | 2004-04-12 |
Family
ID=17122367
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24468194A Expired - Fee Related JP3519465B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 船尾部ブロックの船体固め工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3519465B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102815369A (zh) * | 2012-08-09 | 2012-12-12 | 中国海洋石油总公司 | 单点系泊系统锚链配重的维修方法 |
| CN102951260A (zh) * | 2012-11-02 | 2013-03-06 | 福建省马尾造船股份有限公司 | 舵桨在船体分段的安装方法 |
| KR101399942B1 (ko) * | 2012-03-28 | 2014-07-01 | 삼성중공업 주식회사 | 타워 서포트용 커넥터 |
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| CN110539844A (zh) * | 2019-09-27 | 2019-12-06 | 广船国际有限公司 | 一种船体分段在双斜切胎架上的装配方法 |
| CN119058908A (zh) * | 2024-08-27 | 2024-12-03 | 广船国际有限公司 | 一种船舶轴系对中装置 |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP24468194A patent/JP3519465B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3519465B2 (ja) | 2004-04-12 |
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