JPH0881655A - ポリスチレン系フィルムを基材とした粘着フィルム及びその製造方法 - Google Patents
ポリスチレン系フィルムを基材とした粘着フィルム及びその製造方法Info
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- JPH0881655A JPH0881655A JP7059169A JP5916995A JPH0881655A JP H0881655 A JPH0881655 A JP H0881655A JP 7059169 A JP7059169 A JP 7059169A JP 5916995 A JP5916995 A JP 5916995A JP H0881655 A JPH0881655 A JP H0881655A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 経時的に安定した粘着力を維持し、打抜き加
工性、寸法安定性にすぐれ、特にセラミックICパッケ
ージのグリーンシートの表面保護用として好適な粘着フ
ィルムと生産性のよいその製造方法を提供する。 【構成】 ポリスチレン系フィルム基材の片面にあらか
じめ形成したアクリル系粘着剤層を転写等により積層し
粘着フィルムを製造する。粘着剤層のゲル分率を90〜
95%に調整することによりグリーンシートの表面保護
用に好適なシートを得る。所望により、粘着剤層上に剥
離シート層を形成する。
工性、寸法安定性にすぐれ、特にセラミックICパッケ
ージのグリーンシートの表面保護用として好適な粘着フ
ィルムと生産性のよいその製造方法を提供する。 【構成】 ポリスチレン系フィルム基材の片面にあらか
じめ形成したアクリル系粘着剤層を転写等により積層し
粘着フィルムを製造する。粘着剤層のゲル分率を90〜
95%に調整することによりグリーンシートの表面保護
用に好適なシートを得る。所望により、粘着剤層上に剥
離シート層を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、打抜き加工性、寸法安
定性にすぐれ、電子材料などのように高度な加工精度が
要求される分野の表面保護用として用いられる粘着フィ
ルムおよびその製造方法に関する。電子材料とくにセラ
ミックICチップなどのように高度な加工精度が要求さ
れる分野の表面保護フィルムとして用いられる粘着フィ
ルムやシートには、精度よく打抜き加工ができ、湿度の
変化に対してすぐれた寸法安定性が要求される。打抜き
特性がよいものとして延伸硬質塩化ビニル、セロハン、
ジアセテート、トリアセテートなどが、又、耐湿度性に
すぐれたものとしてポリエチレンテレフタレート、延伸
ポリプロピレンなどが粘着フィルムの基材として用いら
れている。
定性にすぐれ、電子材料などのように高度な加工精度が
要求される分野の表面保護用として用いられる粘着フィ
ルムおよびその製造方法に関する。電子材料とくにセラ
ミックICチップなどのように高度な加工精度が要求さ
れる分野の表面保護フィルムとして用いられる粘着フィ
ルムやシートには、精度よく打抜き加工ができ、湿度の
変化に対してすぐれた寸法安定性が要求される。打抜き
特性がよいものとして延伸硬質塩化ビニル、セロハン、
ジアセテート、トリアセテートなどが、又、耐湿度性に
すぐれたものとしてポリエチレンテレフタレート、延伸
ポリプロピレンなどが粘着フィルムの基材として用いら
れている。
【0002】特開平3−131677号公報および特開
平4−266982号公報には、ポリスチレンを基材と
した粘着テープが開示されている。このものは、ヘキサ
ン、ヘプタン等の有機溶剤にシリコーン離型剤を分散さ
せ、これをポリスチレン系フィルムの片面に塗布した直
後、瞬間的に乾燥させることにより、ポリスチレン系フ
ィルムが溶剤に侵されるのを防止し、他面にアクリル系
粘着剤またはアクリル系以外の粘着剤を塗布するもので
ある。
平4−266982号公報には、ポリスチレンを基材と
した粘着テープが開示されている。このものは、ヘキサ
ン、ヘプタン等の有機溶剤にシリコーン離型剤を分散さ
せ、これをポリスチレン系フィルムの片面に塗布した直
後、瞬間的に乾燥させることにより、ポリスチレン系フ
ィルムが溶剤に侵されるのを防止し、他面にアクリル系
粘着剤またはアクリル系以外の粘着剤を塗布するもので
ある。
【0003】また、特開平4−261485号公報に
は、シンジオタクチック構造のスチレン系重合体の二軸
延伸フィルムを基材とする粘着テープが開示されている
が、この粘着テープにおいても粘着剤層は、有機溶剤を
使用し基材フィルムに粘着剤溶液を塗布することによっ
て形成されるものである。
は、シンジオタクチック構造のスチレン系重合体の二軸
延伸フィルムを基材とする粘着テープが開示されている
が、この粘着テープにおいても粘着剤層は、有機溶剤を
使用し基材フィルムに粘着剤溶液を塗布することによっ
て形成されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】延伸硬質ビニル、セロ
ハン、ジアセテート、トリアセテートなどは打抜き特性
にすぐれるが、吸湿による寸法安定性が劣る。ポリエチ
レンテレフタレート、延伸ポリプロピレンなどは耐湿度
性はよいが、打抜き精度が悪く、又、完全に打抜かれず
にフィルムの切りくずが残り易い。このように、従来用
いられているものでは、打抜き加工性、寸法安定性とも
に満足できないものであった。
ハン、ジアセテート、トリアセテートなどは打抜き特性
にすぐれるが、吸湿による寸法安定性が劣る。ポリエチ
レンテレフタレート、延伸ポリプロピレンなどは耐湿度
性はよいが、打抜き精度が悪く、又、完全に打抜かれず
にフィルムの切りくずが残り易い。このように、従来用
いられているものでは、打抜き加工性、寸法安定性とも
に満足できないものであった。
【0005】又、打抜き加工性をよくするために基材の
厚みを薄くすると、被着体に貼り付ける際、被着体との
間に空気を巻き込み易くなり、表面保護フィルムとして
の作用を果たさなくなるという問題がある。とくに、積
層(マルチレイヤータイプ)のセラミックICパッケー
ジの製造工程においては、ICパッケージの各層を構成
するグリーンシートの表面保護用として打抜き加工時に
粘着剤層の破壊を起こさない粘着テープが求められてい
た。グリーンシートはアルミナを主原料とし、有機バイ
ンダーや有機溶剤を混合したものであり、積層及び焼結
工程を経てセラミックICパッケージを構成する。
厚みを薄くすると、被着体に貼り付ける際、被着体との
間に空気を巻き込み易くなり、表面保護フィルムとして
の作用を果たさなくなるという問題がある。とくに、積
層(マルチレイヤータイプ)のセラミックICパッケー
ジの製造工程においては、ICパッケージの各層を構成
するグリーンシートの表面保護用として打抜き加工時に
粘着剤層の破壊を起こさない粘着テープが求められてい
た。グリーンシートはアルミナを主原料とし、有機バイ
ンダーや有機溶剤を混合したものであり、積層及び焼結
工程を経てセラミックICパッケージを構成する。
【0006】積層のセラミックICパッケージは回路を
高密度化するために各層に2次元的な回路を構成し、ま
た各層間にも電気的接続を配し、3次元の回路を構成す
る。各層の電気的接続をするためにグリーンシートの状
態においてパンチングを行い、スルーホールを開け、こ
こに導電性物質を流し込む。このパンチング加工の際に
はグリーンシート表面に構成された回路が打抜きカスに
よって汚れる恐れがある。
高密度化するために各層に2次元的な回路を構成し、ま
た各層間にも電気的接続を配し、3次元の回路を構成す
る。各層の電気的接続をするためにグリーンシートの状
態においてパンチングを行い、スルーホールを開け、こ
こに導電性物質を流し込む。このパンチング加工の際に
はグリーンシート表面に構成された回路が打抜きカスに
よって汚れる恐れがある。
【0007】このため、従来から焼成前のグリーンシー
トの表面保護用として種々の粘着テープが用いられてい
たが、回路の高密度化によるスルーホールの微細化に伴
い、これら粘着テープにおいては、微細スルーホール打
抜き加工時に粘着剤層の破壊により、ホール内壁に粘着
剤が付着し、その付着した粘着剤によってペーストの充
填が妨げられ、完全に充填が出来なくなるという問題が
あった。一方、この粘着剤の内壁への付着を解消しよう
と粘着剤の凝集力を大幅に上げると粘着力が低下し、グ
リーンシートへの貼り付きが不十分となる。そのため、
微細打抜き加工において保護テープの基材とともに粘着
剤層の破壊を起こさずに粘着剤層が打抜け、しかも、グ
リーンシートへの貼り付きにおいても十分な粘着力を持
つ表面保護用粘着テープが求められていた。
トの表面保護用として種々の粘着テープが用いられてい
たが、回路の高密度化によるスルーホールの微細化に伴
い、これら粘着テープにおいては、微細スルーホール打
抜き加工時に粘着剤層の破壊により、ホール内壁に粘着
剤が付着し、その付着した粘着剤によってペーストの充
填が妨げられ、完全に充填が出来なくなるという問題が
あった。一方、この粘着剤の内壁への付着を解消しよう
と粘着剤の凝集力を大幅に上げると粘着力が低下し、グ
リーンシートへの貼り付きが不十分となる。そのため、
微細打抜き加工において保護テープの基材とともに粘着
剤層の破壊を起こさずに粘着剤層が打抜け、しかも、グ
リーンシートへの貼り付きにおいても十分な粘着力を持
つ表面保護用粘着テープが求められていた。
【0008】特開平3−131677号公報及び特開平
4−266982号公報記載のポリスチレン系フィルム
を基材とした粘着テープは、離型剤を有機溶剤に溶解
し、これをポリスチレン系フィルムの片面に直接塗布し
て用いる。有機溶剤としてポリスチレンに影響の少ない
ものが選ばれているが、瞬間的に溶剤を乾燥させること
が必要であり、このためにはかなり乾燥温度を高くする
必要がある。
4−266982号公報記載のポリスチレン系フィルム
を基材とした粘着テープは、離型剤を有機溶剤に溶解
し、これをポリスチレン系フィルムの片面に直接塗布し
て用いる。有機溶剤としてポリスチレンに影響の少ない
ものが選ばれているが、瞬間的に溶剤を乾燥させること
が必要であり、このためにはかなり乾燥温度を高くする
必要がある。
【0009】粘着剤をポリスチレン系フィルムの他面に
も塗布するため、仮りにこのような有機溶剤を用いた粘
着剤溶液を塗布しても上記と同様な問題があり、特にポ
リスチレン系フィルムの厚みが薄いものでは溶剤や熱の
影響を受け易く、厳重な工程管理が要求される。
も塗布するため、仮りにこのような有機溶剤を用いた粘
着剤溶液を塗布しても上記と同様な問題があり、特にポ
リスチレン系フィルムの厚みが薄いものでは溶剤や熱の
影響を受け易く、厳重な工程管理が要求される。
【0010】又、粘着剤の溶剤溶液をポリスチレン系フ
ィルム基材に直接塗布すると、溶液状態の粘着剤に含ま
れるイソシアネート等の硬化剤と、ポリスチレン系フィ
ルムに含まれる可塑剤とが溶剤を媒体として反応し、そ
のために粘着力が経時的に低下する。又、フィルム基材
に直接塗布・乾燥させる方法では、粘着剤を架橋させる
ために乾燥後に1週間程度養生する必要があり、生産性
が著しく低いという問題がある。本発明は、上記従来の
問題点を解消し、経時的に安定した粘着力を維持し、打
抜き加工性、寸法安定性にすぐれ、とくにグリーンシー
ト表面保護用として好適な粘着フィルムと生産性のよい
その製造方法を提供することを目的とする。
ィルム基材に直接塗布すると、溶液状態の粘着剤に含ま
れるイソシアネート等の硬化剤と、ポリスチレン系フィ
ルムに含まれる可塑剤とが溶剤を媒体として反応し、そ
のために粘着力が経時的に低下する。又、フィルム基材
に直接塗布・乾燥させる方法では、粘着剤を架橋させる
ために乾燥後に1週間程度養生する必要があり、生産性
が著しく低いという問題がある。本発明は、上記従来の
問題点を解消し、経時的に安定した粘着力を維持し、打
抜き加工性、寸法安定性にすぐれ、とくにグリーンシー
ト表面保護用として好適な粘着フィルムと生産性のよい
その製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の粘着フィルム
は、打抜き性の良いフィルム基材の片面にあらかじめ形
成したアクリル系粘着剤層を積層したことを特徴とする
ものであり、その構成は図−1のとおりである。
は、打抜き性の良いフィルム基材の片面にあらかじめ形
成したアクリル系粘着剤層を積層したことを特徴とする
ものであり、その構成は図−1のとおりである。
【0012】打抜き性の良いフィルム基材としては、ポ
リエチレンテレフタレート、ジアセテート、トリアセテ
ート等が使用できるが、ポリスチレン系フィルム、特に
加工適性に優れた延伸ポリスチレンフィルムを使用する
ことが好ましい。ポリスチレン系フィルムとしては、ス
チレン単独重合体、スチレンとアクリル酸エステルブタ
ジエン等との共重合体、又は、これらと可塑剤もしくは
可塑性ポリマーとの混合物からなるフィルムが使用可能
であり、引張強度、引裂き強度等を高めるために2〜1
0倍に延伸されていることが好ましい。
リエチレンテレフタレート、ジアセテート、トリアセテ
ート等が使用できるが、ポリスチレン系フィルム、特に
加工適性に優れた延伸ポリスチレンフィルムを使用する
ことが好ましい。ポリスチレン系フィルムとしては、ス
チレン単独重合体、スチレンとアクリル酸エステルブタ
ジエン等との共重合体、又は、これらと可塑剤もしくは
可塑性ポリマーとの混合物からなるフィルムが使用可能
であり、引張強度、引裂き強度等を高めるために2〜1
0倍に延伸されていることが好ましい。
【0013】フィルムの厚みは薄い程微細加工性に優れ
るが、逆に強度が低下するため再剥離時に切れが発生す
るので、10〜50μmであるものが表面保護フィルム
としての扱い易さ、打抜き加工性の面で好ましく、15
〜30μmであるものが特に好ましい。フィルム基材の
粘着剤層を積層する面には、濡れ性を向上させるため
に、コロナ処理のような表面処理を施すことが好まし
い。コロナ処理後は45dyn/cm以上が好ましくは、43
dyn/cm以下では、再剥離時に被着体への糊残りを起し易
い。
るが、逆に強度が低下するため再剥離時に切れが発生す
るので、10〜50μmであるものが表面保護フィルム
としての扱い易さ、打抜き加工性の面で好ましく、15
〜30μmであるものが特に好ましい。フィルム基材の
粘着剤層を積層する面には、濡れ性を向上させるため
に、コロナ処理のような表面処理を施すことが好まし
い。コロナ処理後は45dyn/cm以上が好ましくは、43
dyn/cm以下では、再剥離時に被着体への糊残りを起し易
い。
【0014】粘着剤としては、アクリル酸アルキルエス
テルを主成分とする共重合体に架橋剤等を所要量添加し
たものを使用する。架橋剤としては、イソシアネート等
の通常のものが用いられ、架橋剤の添加量の増減によっ
て粘着剤層形成後の粘着剤のゲル分率を調整することが
できる。
テルを主成分とする共重合体に架橋剤等を所要量添加し
たものを使用する。架橋剤としては、イソシアネート等
の通常のものが用いられ、架橋剤の添加量の増減によっ
て粘着剤層形成後の粘着剤のゲル分率を調整することが
できる。
【0015】本発明において、粘着剤のゲル分率は次の
ようにして算出する。フィルム基材上に積層された粘着
剤層から粘着剤を測定用試料として2g程度採取し、恒
温・恒湿(23℃、65%)下で50mlのテトラヒドロ
フラン(THF)に24時間浸漬する。浸漬後、粘着剤
の可溶分を含むTHF溶液を留去し、不溶分を120℃
のオーブンで2時間乾燥する。測定用試料とした粘着剤
試料の重量をA、粘着剤不溶分の乾燥後の重量をBとし
て、ゲル分率は下式〔数1〕により算出する。
ようにして算出する。フィルム基材上に積層された粘着
剤層から粘着剤を測定用試料として2g程度採取し、恒
温・恒湿(23℃、65%)下で50mlのテトラヒドロ
フラン(THF)に24時間浸漬する。浸漬後、粘着剤
の可溶分を含むTHF溶液を留去し、不溶分を120℃
のオーブンで2時間乾燥する。測定用試料とした粘着剤
試料の重量をA、粘着剤不溶分の乾燥後の重量をBとし
て、ゲル分率は下式〔数1〕により算出する。
【0016】
【数1】
【0017】本発明の粘着フィルムをセラミックICパ
ッケージのグリーンシートの表面保護用粘着テープとし
て使用する場合には、粘着剤のゲル分率を90〜95%
に調整することが好ましい。ゲル分率90%以下では、
粘着剤の凝集破壊によりグリーンシートの打抜き加工時
に糊切れを起し、スルーホール内に粘着剤が残る。95
%以上では、粘着力(タック)がなくなり、グリーンシ
ートへの貼付けが困難になる。
ッケージのグリーンシートの表面保護用粘着テープとし
て使用する場合には、粘着剤のゲル分率を90〜95%
に調整することが好ましい。ゲル分率90%以下では、
粘着剤の凝集破壊によりグリーンシートの打抜き加工時
に糊切れを起し、スルーホール内に粘着剤が残る。95
%以上では、粘着力(タック)がなくなり、グリーンシ
ートへの貼付けが困難になる。
【0018】グリーンシートの表面保護用粘着テープで
は、粘着剤層の厚みは、SP粘着力が80±30g/2
5mmになるように適宜調整することが好ましい。SP粘
着力が50g/25mm以下では被着体搬送時にテープが
はがれ、110g/25mm以上では再剥離時に糊残り
や、基材の切れが発生し製品の歩留りが著しく低下す
る。
は、粘着剤層の厚みは、SP粘着力が80±30g/2
5mmになるように適宜調整することが好ましい。SP粘
着力が50g/25mm以下では被着体搬送時にテープが
はがれ、110g/25mm以上では再剥離時に糊残り
や、基材の切れが発生し製品の歩留りが著しく低下す
る。
【0019】本発明の粘着フィルムの基材の背面(粘着
剤層を設けた面の反対側の面)には、アクリル系背面処
理剤等による耐溶剤処理を施すことができる。例えば、
グリーンシートの表面保護用粘着テープとして使用する
場合には、アクリル系背面処理剤を1〜10g/m2 (d
ry) でグラビアロールコーター等のコータで塗工する。
背面処理剤の塗工量は3〜8g/m2 が好ましい。
剤層を設けた面の反対側の面)には、アクリル系背面処
理剤等による耐溶剤処理を施すことができる。例えば、
グリーンシートの表面保護用粘着テープとして使用する
場合には、アクリル系背面処理剤を1〜10g/m2 (d
ry) でグラビアロールコーター等のコータで塗工する。
背面処理剤の塗工量は3〜8g/m2 が好ましい。
【0020】この背面処理層は、グリーンシート製造工
程においてグリーンシート重ね合わせ時に基材中の溶剤
によって、基材が浸食されるのを防止する。アクリル系
背面処理剤としては、メチルメタクリレート、エチルア
クリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシル
アクリレート、イソオクチルアクリレート等とスチレ
ン、酢酸ビニル、N−ビニルピロリドン、2−ヒドロキ
シエチルアクリレート等との共重合体が挙げられる。ア
クリル樹脂溶液の溶媒としては、基材フィルムへの影響
を考慮し、IPA、酢酸エチル等が好ましい。また、被
着体背面との再剥離性を向上させるためにPEワック
ス、シリコンアマイド等を添加してもよい。
程においてグリーンシート重ね合わせ時に基材中の溶剤
によって、基材が浸食されるのを防止する。アクリル系
背面処理剤としては、メチルメタクリレート、エチルア
クリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシル
アクリレート、イソオクチルアクリレート等とスチレ
ン、酢酸ビニル、N−ビニルピロリドン、2−ヒドロキ
シエチルアクリレート等との共重合体が挙げられる。ア
クリル樹脂溶液の溶媒としては、基材フィルムへの影響
を考慮し、IPA、酢酸エチル等が好ましい。また、被
着体背面との再剥離性を向上させるためにPEワック
ス、シリコンアマイド等を添加してもよい。
【0021】本発明の粘着フィルムは、打抜き性の良い
フィルム基材の片面にあらかじめ形成したアクリル系粘
着剤層を積層したことを特徴とするものであり、あらか
じめ層状に形成した粘着剤層は転写等により基材上に積
層する。以下にその具体的な製造方法を基材としてポリ
スチレン系フィルムを使用する場合を例にとり記述す
る。
フィルム基材の片面にあらかじめ形成したアクリル系粘
着剤層を積層したことを特徴とするものであり、あらか
じめ層状に形成した粘着剤層は転写等により基材上に積
層する。以下にその具体的な製造方法を基材としてポリ
スチレン系フィルムを使用する場合を例にとり記述す
る。
【0022】ポリスチレン系フィルムの片面にアクリル
系粘着剤層を転写する。転写するには、表面が離型処理
されてなる離型紙にアクリル系粘着剤を所定の厚みとな
るように塗布・乾燥し、これをポリスチレン系フィルム
に貼り合わせた後、離型紙を剥離することにより行われ
る。。このように粘着剤層を転写することは、離型紙上
で粘着剤の溶剤を乾燥するのでポリスチレン系フィルム
に溶剤が触れることがなく、又、ポリスチレンフィルム
は乾燥のための熱を受けることもない。
系粘着剤層を転写する。転写するには、表面が離型処理
されてなる離型紙にアクリル系粘着剤を所定の厚みとな
るように塗布・乾燥し、これをポリスチレン系フィルム
に貼り合わせた後、離型紙を剥離することにより行われ
る。。このように粘着剤層を転写することは、離型紙上
で粘着剤の溶剤を乾燥するのでポリスチレン系フィルム
に溶剤が触れることがなく、又、ポリスチレンフィルム
は乾燥のための熱を受けることもない。
【0023】又、離型紙上で粘着剤溶液は乾燥され、固
化するので、この状態でポリスチレン系フィルムに転写
すると、粘着剤の硬化剤とポリスチレン系フィルムの可
塑剤との反応媒体である溶剤がないので、これらが反応
することがなく、安定した粘着力が得られる。
化するので、この状態でポリスチレン系フィルムに転写
すると、粘着剤の硬化剤とポリスチレン系フィルムの可
塑剤との反応媒体である溶剤がないので、これらが反応
することがなく、安定した粘着力が得られる。
【0024】上記粘着剤層面に、剥離性シート層を形成
する場合には、例えば表面が剥離処理されてなる剥離紙
の剥離処理面を貼り合わせる。通常の粘着テープは粘着
剤層と反対側の基材面に、溶剤に溶解または分散させた
離型剤を直接塗布し乾燥するのであるが、本発明ではポ
リスチレン系フィルムに離型剤を塗布・乾燥するのでは
なく、別の剥離紙の剥離処理面を粘着剤層に貼り合わせ
るので、ポリスチレン系フィルムには離型剤の溶剤が触
れることがなく、離型剤を乾燥させるための熱の影響は
全くない。
する場合には、例えば表面が剥離処理されてなる剥離紙
の剥離処理面を貼り合わせる。通常の粘着テープは粘着
剤層と反対側の基材面に、溶剤に溶解または分散させた
離型剤を直接塗布し乾燥するのであるが、本発明ではポ
リスチレン系フィルムに離型剤を塗布・乾燥するのでは
なく、別の剥離紙の剥離処理面を粘着剤層に貼り合わせ
るので、ポリスチレン系フィルムには離型剤の溶剤が触
れることがなく、離型剤を乾燥させるための熱の影響は
全くない。
【0025】この剥離紙としては、例えばポリエチレン
テレフタレート、ポリプロピレン、セロハン、トリアセ
テート等のフィルム表面にシリコーン等の離型剤を塗布
・乾燥してなる剥離層を設けたものなどを用いることが
できる。尚、上記剥離紙は粘着フィルム製品の一部であ
り、使用する際に剥離されるものであるから、その厚み
は薄すぎると腰が弱くなるため剥がし難く、厚すぎると
嵩張るので15〜50μmのものが扱い易くて好まし
い。
テレフタレート、ポリプロピレン、セロハン、トリアセ
テート等のフィルム表面にシリコーン等の離型剤を塗布
・乾燥してなる剥離層を設けたものなどを用いることが
できる。尚、上記剥離紙は粘着フィルム製品の一部であ
り、使用する際に剥離されるものであるから、その厚み
は薄すぎると腰が弱くなるため剥がし難く、厚すぎると
嵩張るので15〜50μmのものが扱い易くて好まし
い。
【0026】アクリル系粘着剤層上に剥離性シート層を
有する粘着フィルムは、表面を剥離処理した剥離紙上に
アクリル系粘着剤を所定の厚みとなるように塗布・乾燥
させた後に、該粘着剤層をフィルム基材となるポリスチ
レン系フィルム等と貼り合わせることによって直接製造
することも出来る。
有する粘着フィルムは、表面を剥離処理した剥離紙上に
アクリル系粘着剤を所定の厚みとなるように塗布・乾燥
させた後に、該粘着剤層をフィルム基材となるポリスチ
レン系フィルム等と貼り合わせることによって直接製造
することも出来る。
【0027】これらの方法により得られたアクリル系粘
着剤層上に剥離性シート層を有する本発明の粘着フィル
ムは、粘着剤層が露出していないのでシート状として積
み重ねたり、ロール状として巻回することも出来る。こ
の粘着フィルムを使用する際には、剥離性シートを剥離
した後に、粘着フィルムをグリーンシート等の表面に貼
り合わせる。
着剤層上に剥離性シート層を有する本発明の粘着フィル
ムは、粘着剤層が露出していないのでシート状として積
み重ねたり、ロール状として巻回することも出来る。こ
の粘着フィルムを使用する際には、剥離性シートを剥離
した後に、粘着フィルムをグリーンシート等の表面に貼
り合わせる。
【0028】
【作用】本発明の粘着フィルムでは、あらかじめ形成し
たアクリル系粘着剤層をポリスチレン系フィルムと積層
するので、ポリスチレン系フィルムに粘着剤の溶剤が触
れることがなく、また乾燥のための熱を受けることもな
いので、該フィルムの物性が変化することがない。ま
た、あらかじめ形成された粘着剤層をポリスチレン系フ
ィルムと積層するので、ポリスチレン系フィルム中の可
塑剤が粘着剤中の硬化剤(イソシアネート)と反応する
ことがなく、変質しない。
たアクリル系粘着剤層をポリスチレン系フィルムと積層
するので、ポリスチレン系フィルムに粘着剤の溶剤が触
れることがなく、また乾燥のための熱を受けることもな
いので、該フィルムの物性が変化することがない。ま
た、あらかじめ形成された粘着剤層をポリスチレン系フ
ィルムと積層するので、ポリスチレン系フィルム中の可
塑剤が粘着剤中の硬化剤(イソシアネート)と反応する
ことがなく、変質しない。
【0029】アクリル系粘着剤層上に剥離性シート層を
形成するので、ポリスチレン系フィルムには、離型剤の
溶剤が触れることがなく、離型剤を乾燥させるための熱
の影響も全くない。又、ポリスチレン系フィルムを基材
とした場合には、精度よく打抜き加工することができ、
且つ、寸法安定性にすぐれ物性が変化することなく製造
できる。アクリル系粘着剤層のゲル分率を特定の範囲に
調整することにより、微細打抜き加工の際に粘着剤層の
破壊を起こさず、グリーンシートの表面保護用粘着テー
プとして特に優れた性状を有する粘着フィルムを得るこ
とができる。
形成するので、ポリスチレン系フィルムには、離型剤の
溶剤が触れることがなく、離型剤を乾燥させるための熱
の影響も全くない。又、ポリスチレン系フィルムを基材
とした場合には、精度よく打抜き加工することができ、
且つ、寸法安定性にすぐれ物性が変化することなく製造
できる。アクリル系粘着剤層のゲル分率を特定の範囲に
調整することにより、微細打抜き加工の際に粘着剤層の
破壊を起こさず、グリーンシートの表面保護用粘着テー
プとして特に優れた性状を有する粘着フィルムを得るこ
とができる。
【0030】
【実施例】次に本発明の粘着フィルム及びその製造方法
を実施例により更に詳しく説明する。
を実施例により更に詳しく説明する。
【0031】(実施例1)粘着剤としてアクリル酸5重
量部、ブチルアクリレート95重量部を主成分として共
重合したアクリル系粘着剤に架橋剤として芳香族イソシ
アネート2〜3重量部添加し、固形分濃度が10%とな
るようにトルエンで希釈した。上記粘着剤をポリエステ
ルフィルム(厚み25μm)からなる離型紙に乾燥後で
3〜5μmとなるように塗布・乾燥して粘着剤層を形成
した。
量部、ブチルアクリレート95重量部を主成分として共
重合したアクリル系粘着剤に架橋剤として芳香族イソシ
アネート2〜3重量部添加し、固形分濃度が10%とな
るようにトルエンで希釈した。上記粘着剤をポリエステ
ルフィルム(厚み25μm)からなる離型紙に乾燥後で
3〜5μmとなるように塗布・乾燥して粘着剤層を形成
した。
【0032】基材フィルムとしてポリスチレンフィルム
(旭化成工業社製、商品名「OPSフィルム」厚み25
μm)の一面に上記離型紙面の粘着剤層を貼り合わせた
後、該離型紙を剥離して粘着剤層を転写した。ポリエチ
レンテレフタレートフィルムにシリコーン処理してなる
剥離紙(東洋メタライジング社製,商品面:セラピール
BK,厚み25μm)のシリコーン処理面を上記粘着剤
層に貼り合わせて本発明のポリスチレン系フィルムを基
材とした粘着フィルムを得て、これを23℃の室内で1
日間放置、養生した。
(旭化成工業社製、商品名「OPSフィルム」厚み25
μm)の一面に上記離型紙面の粘着剤層を貼り合わせた
後、該離型紙を剥離して粘着剤層を転写した。ポリエチ
レンテレフタレートフィルムにシリコーン処理してなる
剥離紙(東洋メタライジング社製,商品面:セラピール
BK,厚み25μm)のシリコーン処理面を上記粘着剤
層に貼り合わせて本発明のポリスチレン系フィルムを基
材とした粘着フィルムを得て、これを23℃の室内で1
日間放置、養生した。
【0033】(比較例1)実施例1で用いたものと同じ
塗液をポリスチレンフィルムに直接塗布した。
塗液をポリスチレンフィルムに直接塗布した。
【0034】(比較例2)基材フィルムとして二軸延伸
ポリエチレンテレフタレートフィルム(ダイヤホイル社
製,商品名:S−100,厚み25μm)を用いた以外
は実施例1と同様にして粘着フィルムを得て同条件で養
生した。
ポリエチレンテレフタレートフィルム(ダイヤホイル社
製,商品名:S−100,厚み25μm)を用いた以外
は実施例1と同様にして粘着フィルムを得て同条件で養
生した。
【0035】(比較例3)基材フィルムとして二軸延伸
ポリプロピレンフィルム(東洋紡社製,商品名:バイレ
ンフィルムOT,厚み25μm)を用いた以外は実施例
1と同様にして粘着フィルムを得て同条件で養生した。
ポリプロピレンフィルム(東洋紡社製,商品名:バイレ
ンフィルムOT,厚み25μm)を用いた以外は実施例
1と同様にして粘着フィルムを得て同条件で養生した。
【0036】(比較例4)基材フィルムとしてセロハン
(二村化学社製,商品名:太閤セロハン,厚み25μ
m)を用いた以外は実施例1と同様にして粘着フィルム
を得て同条件で養生した。
(二村化学社製,商品名:太閤セロハン,厚み25μ
m)を用いた以外は実施例1と同様にして粘着フィルム
を得て同条件で養生した。
【0037】性能評価 上記実施例1と比較例1〜3で使用したフィルム単体の
ものにつき、打抜き性の代用特性として端裂き抵抗を測
定、又、吸水率を測定した。 (1)端裂き抵抗の測定 JIS C2318に準ずる。 (2)吸水率の測定 ASTM D570に準ずる。 以上の結果を表1に示す。
ものにつき、打抜き性の代用特性として端裂き抵抗を測
定、又、吸水率を測定した。 (1)端裂き抵抗の測定 JIS C2318に準ずる。 (2)吸水率の測定 ASTM D570に準ずる。 以上の結果を表1に示す。
【0038】
【表1】
【0039】表1から明らかなように、実施例1で得ら
れた粘着フィルムは端裂き抵抗が最も低いので打抜き加
工性にすぐれ、且つ吸水性も低くて寸法安定性にもすぐ
れているが、比較例1のものはポリスチレンフィルムが
粘着剤の溶剤に侵されて粘着フィルムとしては使用でき
ない。又、比較例2,3のものは打抜き加工性が悪く、
比較例4のものは寸法安定性に劣っていることが判る。
れた粘着フィルムは端裂き抵抗が最も低いので打抜き加
工性にすぐれ、且つ吸水性も低くて寸法安定性にもすぐ
れているが、比較例1のものはポリスチレンフィルムが
粘着剤の溶剤に侵されて粘着フィルムとしては使用でき
ない。又、比較例2,3のものは打抜き加工性が悪く、
比較例4のものは寸法安定性に劣っていることが判る。
【0040】(実施例2)本実施例では、セラミックI
Cパッケージのグリーンシートの表面保護用粘着テープ
として用いられる本発明の粘着フィルムとその製造方法
について説明する。
Cパッケージのグリーンシートの表面保護用粘着テープ
として用いられる本発明の粘着フィルムとその製造方法
について説明する。
【0041】基材フィルムとして二軸延伸ポリスチレン
フィルム(旭化成工業社製,商品名「OPS−R」,厚
み16μm)の片面にアクリル系樹脂の背面処理剤(サ
カタインクス社製,商品名「XGS−215」)を乾燥
後の重量が5g/m2 になるようにグラビアロールコー
ターで塗工した。基材フィルムの反対面には、45dyn/
cmになるようにコロナ処理を施した。
フィルム(旭化成工業社製,商品名「OPS−R」,厚
み16μm)の片面にアクリル系樹脂の背面処理剤(サ
カタインクス社製,商品名「XGS−215」)を乾燥
後の重量が5g/m2 になるようにグラビアロールコー
ターで塗工した。基材フィルムの反対面には、45dyn/
cmになるようにコロナ処理を施した。
【0042】粘着剤としてブチルアクリレート95重量
部、アクリル酸4.5重量部、メタクリル酸2ハイドロオ
キシエチル0.5重量部に対して、芳香族イソシアネート
(日本ポリウレタン社製,商品名「コロネートL」)を
1重量部加え固型分濃度が10%になるようにトルエン
で希釈した。剥離シート層として、常法により離型処理
したポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋メタラ
イジング社製,商品名「セラピールBKタイプ」,厚み
25μm)を使用し、該フィルム上に、この粘着剤を乾
燥後の厚みが4μmになるように塗工し、100℃の乾
燥機で十分乾燥させた。
部、アクリル酸4.5重量部、メタクリル酸2ハイドロオ
キシエチル0.5重量部に対して、芳香族イソシアネート
(日本ポリウレタン社製,商品名「コロネートL」)を
1重量部加え固型分濃度が10%になるようにトルエン
で希釈した。剥離シート層として、常法により離型処理
したポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋メタラ
イジング社製,商品名「セラピールBKタイプ」,厚み
25μm)を使用し、該フィルム上に、この粘着剤を乾
燥後の厚みが4μmになるように塗工し、100℃の乾
燥機で十分乾燥させた。
【0043】つぎに、基材フィルムのコロナ処理面と粘
着剤層を形成した剥離シートの粘着剤層面をラミネータ
ーにより貼り合わせ、粘着テープを得た。得られた粘着
テープの構成を図−2に示す。
着剤層を形成した剥離シートの粘着剤層面をラミネータ
ーにより貼り合わせ、粘着テープを得た。得られた粘着
テープの構成を図−2に示す。
【0044】(実施例3)本実施例では、セラミックI
Cパッケージのグリーンシートの表面保護用粘着テープ
として用いられる本発明の粘着フィルムとその製造方法
について説明する。
Cパッケージのグリーンシートの表面保護用粘着テープ
として用いられる本発明の粘着フィルムとその製造方法
について説明する。
【0045】基材フィルムとして二軸延伸ポリスチレン
フィルム(旭化成工業社製,商品名「OPS−R」,厚
み16μm)の片面にアクリル系樹脂の背面処理剤(サ
カタインクス社製,商品名「XGS−215」)を乾燥
後の重量が5g/m2 になるようにグラビアロールコー
ターで塗工した。基材フィルムの反対面には、45dyn/
cmになるようにコロナ処理を施した。
フィルム(旭化成工業社製,商品名「OPS−R」,厚
み16μm)の片面にアクリル系樹脂の背面処理剤(サ
カタインクス社製,商品名「XGS−215」)を乾燥
後の重量が5g/m2 になるようにグラビアロールコー
ターで塗工した。基材フィルムの反対面には、45dyn/
cmになるようにコロナ処理を施した。
【0046】粘着剤としてブチルアクリレート95重量
部、アクリル酸4.5重量部、メタクリル酸2ハイドロオ
キシエチル0.5重量部に対して、芳香族イソシアネート
(日本ポリウレタン社製,商品名「コロネートL」)を
1.2重量部加え固型分濃度が10%になるようにトル
エンで希釈した。
部、アクリル酸4.5重量部、メタクリル酸2ハイドロオ
キシエチル0.5重量部に対して、芳香族イソシアネート
(日本ポリウレタン社製,商品名「コロネートL」)を
1.2重量部加え固型分濃度が10%になるようにトル
エンで希釈した。
【0047】剥離シート層として、常法により離型処理
したポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋メタラ
イジング社製,商品名「セラピールBKタイプ」,厚み
25μm)を使用し、該フィルム上に、この粘着剤を乾
燥後の厚みが4μmになるように塗工し、100℃の乾
燥機で十分乾燥させた。つぎに、基材フィルムのコロナ
処理面と粘着剤層を形成した剥離シートの粘着剤層面を
ラミネーターにより貼り合わせ、粘着テープを得た。得
られた粘着テープの構成を図−2に示す。
したポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋メタラ
イジング社製,商品名「セラピールBKタイプ」,厚み
25μm)を使用し、該フィルム上に、この粘着剤を乾
燥後の厚みが4μmになるように塗工し、100℃の乾
燥機で十分乾燥させた。つぎに、基材フィルムのコロナ
処理面と粘着剤層を形成した剥離シートの粘着剤層面を
ラミネーターにより貼り合わせ、粘着テープを得た。得
られた粘着テープの構成を図−2に示す。
【0048】(比較例5)粘着剤中の芳香族イソシアネ
ートの添加量を0.6重量部とした以外は、実施例2と同
様にして粘着テープを得た。
ートの添加量を0.6重量部とした以外は、実施例2と同
様にして粘着テープを得た。
【0049】(比較例6)粘着剤中の芳香族イソシアネ
ートの添加量を1.4重量部とした以外は、実施例2と同
様にして粘着テープを得た。
ートの添加量を1.4重量部とした以外は、実施例2と同
様にして粘着テープを得た。
【0050】性能評価 これら3種類の粘着テープについて粘着剤層のゲル分率
を測定するとともに、グリーンシート表面に剥離シート
層を剥離後貼り合わせ、下記の評価項目について評価し
た。
を測定するとともに、グリーンシート表面に剥離シート
層を剥離後貼り合わせ、下記の評価項目について評価し
た。
【0051】(1)スルーホール内糊残り 径100μmのポンチで打抜き加工後のスルーホールを
顕微鏡にて目視検査を行った。(繰り返し数r=20) (2)貼付き性 粘着テープを実際にグリーンシートに貼付け、恒温・恒
湿(23℃、65%)下に2週間放置後の貼り付き具合
として端部、穴部における剥がれやメクレについて目視
検査した。(繰り返し数r=20)
顕微鏡にて目視検査を行った。(繰り返し数r=20) (2)貼付き性 粘着テープを実際にグリーンシートに貼付け、恒温・恒
湿(23℃、65%)下に2週間放置後の貼り付き具合
として端部、穴部における剥がれやメクレについて目視
検査した。(繰り返し数r=20)
【0052】(3)再剥離性 粘着テープを実際にグリーンシートに貼付け、恒温・恒
湿(23℃、65%)下に2週間放置後、手でテープを
剥がした際のグリーンシートの表面状態を目視検査し
た。(繰り返し数r=20) 以上の結果を表2に示す。
湿(23℃、65%)下に2週間放置後、手でテープを
剥がした際のグリーンシートの表面状態を目視検査し
た。(繰り返し数r=20) 以上の結果を表2に示す。
【0053】
【表2】
【0054】表2から明らかなように、粘着剤層のゲル
分率を90〜95%に調整した粘着シートは、スルーホ
ール内糊残り、貼付き性、再剥離性のいずれにもすぐれ
ているが、ゲル分率の低い比較例5の粘着シートは、貼
付き性は良いものの、打抜き加工時に粘着剤の凝集破壊
によりスルーホール内壁に粘着剤が付着し、また再剥離
性も良くない。
分率を90〜95%に調整した粘着シートは、スルーホ
ール内糊残り、貼付き性、再剥離性のいずれにもすぐれ
ているが、ゲル分率の低い比較例5の粘着シートは、貼
付き性は良いものの、打抜き加工時に粘着剤の凝集破壊
によりスルーホール内壁に粘着剤が付着し、また再剥離
性も良くない。
【0055】一方、ゲル分率の高い比較例6の粘着シー
トは、再剥離性は良いものの、グリーンシートへの貼付
き性が悪く、また、打抜き加工時にアンカ破壊によりフ
ィルムと粘着剤層がはがれ、スルーホール内壁に粘着剤
層の打抜きカスヅマリが発生する。
トは、再剥離性は良いものの、グリーンシートへの貼付
き性が悪く、また、打抜き加工時にアンカ破壊によりフ
ィルムと粘着剤層がはがれ、スルーホール内壁に粘着剤
層の打抜きカスヅマリが発生する。
【0056】
【発明の効果】本発明の粘着フィルムでは、あらかじめ
形成したアクリル系粘着剤層をポリスチレン系フィルム
と積層するので、ポリスチレン系フィルムに粘着剤層や
離型層を設けるにあたり、ポリスチレン系フィルムが溶
剤や熱の影響を受けることがないので物性が変化するこ
とがない。又、ポリスチレン系フィルム中の可塑剤が粘
着剤中の硬化剤(イソシアネート)と反応することがな
いので粘着剤は経時安定性にすぐれ、変質しない。又、
粘着剤を基材フィルムに直接塗布する方法では粘着剤の
養生期間が1週間必要であるのに対し、本発明の転写法
によると粘着剤の養生期間が僅か1日という短期間で済
み、生産性が非常にすぐれる。更に、ポリスチレン系フ
ィルムを基材とした場合には、精度よく打抜き加工する
ことができ、且つ、寸法安定性にすぐれるので、電子機
器分野などのような高度な加工精度が要求される分野の
表面保護フィルムとして好適に使用できる。そして、ア
クリル系粘着剤層のゲル分率を特定の範囲に調整するこ
とにより、微細打抜き加工の際に粘着剤層の破壊による
スルーホール内の糊付着を防止し、焼結後の導通欠陥の
ない微細打抜き加工ができる等のセラミックICパッケ
ージのグリーンシートの表面保護用粘着テープとして優
れた性状を有する粘着フィルムを得ることができる。
形成したアクリル系粘着剤層をポリスチレン系フィルム
と積層するので、ポリスチレン系フィルムに粘着剤層や
離型層を設けるにあたり、ポリスチレン系フィルムが溶
剤や熱の影響を受けることがないので物性が変化するこ
とがない。又、ポリスチレン系フィルム中の可塑剤が粘
着剤中の硬化剤(イソシアネート)と反応することがな
いので粘着剤は経時安定性にすぐれ、変質しない。又、
粘着剤を基材フィルムに直接塗布する方法では粘着剤の
養生期間が1週間必要であるのに対し、本発明の転写法
によると粘着剤の養生期間が僅か1日という短期間で済
み、生産性が非常にすぐれる。更に、ポリスチレン系フ
ィルムを基材とした場合には、精度よく打抜き加工する
ことができ、且つ、寸法安定性にすぐれるので、電子機
器分野などのような高度な加工精度が要求される分野の
表面保護フィルムとして好適に使用できる。そして、ア
クリル系粘着剤層のゲル分率を特定の範囲に調整するこ
とにより、微細打抜き加工の際に粘着剤層の破壊による
スルーホール内の糊付着を防止し、焼結後の導通欠陥の
ない微細打抜き加工ができる等のセラミックICパッケ
ージのグリーンシートの表面保護用粘着テープとして優
れた性状を有する粘着フィルムを得ることができる。
【図1】本発明の粘着フィルムの基本となる構成を説明
する図である。
する図である。
【図2】グリーンシートの表面保護用粘着テープとして
用いられる本発明の粘着フィルムの構成を説明する図で
ある。
用いられる本発明の粘着フィルムの構成を説明する図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 誠 埼玉県蓮田市黒浜3535 積水化学工業株式 会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 ポリスチレン系フィルムの片面にあらか
じめ形成したアクリル系粘着剤層を積層してなる粘着フ
ィルム。 - 【請求項2】 アクリル系粘着剤層上にさらに剥離性シ
ート層を形成したことを特徴とする請求項1記載の粘着
フィルム。 - 【請求項3】 該アクリル系粘着剤層のゲル分率が90
〜95%であることを特徴とする請求項1又は2記載の
粘着フィルム。 - 【請求項4】 ポリスチレン系フィルムの片面にあらか
じめ形成したアクリル系粘着剤層を積層することを特徴
とする粘着フィルムの製造方法。 - 【請求項5】 離型紙面に形成したアクリル系粘着剤層
をポリスチレン系フィルムの片面に転写し、該アクリル
系粘着剤層面に、表面が剥離処理されてなる剥離性シー
トの剥離処理面を貼り合わせることを特徴とする請求項
4記載の粘着フィルムの製造方法。 - 【請求項6】 剥離性シートの片面にアクリル系粘着剤
層を形成し、該粘着剤層とフィルム基材を貼り合わせる
ことを特徴とする請求項4記載の粘着フィルムの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7059169A JPH0881655A (ja) | 1994-07-12 | 1995-03-17 | ポリスチレン系フィルムを基材とした粘着フィルム及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16012294 | 1994-07-12 | ||
| JP6-160122 | 1994-07-12 | ||
| JP7059169A JPH0881655A (ja) | 1994-07-12 | 1995-03-17 | ポリスチレン系フィルムを基材とした粘着フィルム及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0881655A true JPH0881655A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=26400225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7059169A Pending JPH0881655A (ja) | 1994-07-12 | 1995-03-17 | ポリスチレン系フィルムを基材とした粘着フィルム及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0881655A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001040301A (ja) * | 1999-07-29 | 2001-02-13 | Nitto Denko Corp | 接着シート類 |
| WO2016208464A1 (ja) * | 2015-06-25 | 2016-12-29 | 日東電工株式会社 | 粘着フィルムの製造方法および偏光子の製造方法 |
| JP2017008305A (ja) * | 2015-06-25 | 2017-01-12 | 日東電工株式会社 | 粘着フィルムの製造方法および偏光子の製造方法 |
| JPWO2021020513A1 (ja) * | 2019-08-01 | 2021-02-04 |
-
1995
- 1995-03-17 JP JP7059169A patent/JPH0881655A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001040301A (ja) * | 1999-07-29 | 2001-02-13 | Nitto Denko Corp | 接着シート類 |
| WO2016208464A1 (ja) * | 2015-06-25 | 2016-12-29 | 日東電工株式会社 | 粘着フィルムの製造方法および偏光子の製造方法 |
| JP2017008305A (ja) * | 2015-06-25 | 2017-01-12 | 日東電工株式会社 | 粘着フィルムの製造方法および偏光子の製造方法 |
| CN107709488A (zh) * | 2015-06-25 | 2018-02-16 | 日东电工株式会社 | 粘合膜的制造方法和偏振片的制造方法 |
| CN107709488B (zh) * | 2015-06-25 | 2021-11-23 | 日东电工株式会社 | 粘合膜的制造方法和偏振片的制造方法 |
| JPWO2021020513A1 (ja) * | 2019-08-01 | 2021-02-04 |
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