JPH0881728A - 耐クリープ性、耐食性を有するマグネシウム合金 - Google Patents

耐クリープ性、耐食性を有するマグネシウム合金

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JPH0881728A
JPH0881728A JP17594195A JP17594195A JPH0881728A JP H0881728 A JPH0881728 A JP H0881728A JP 17594195 A JP17594195 A JP 17594195A JP 17594195 A JP17594195 A JP 17594195A JP H0881728 A JPH0881728 A JP H0881728A
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JP
Japan
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magnesium alloy
resistance
creep resistance
corrosion resistance
magnesium
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JP17594195A
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English (en)
Inventor
Toshiro Kawada
俊郎 河田
Kiyousuke Kanemitsu
亨輔 金光
Kenji Yoshitomi
健治 吉富
Minoru Sugiyama
実 椙山
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温下および腐食環境下で使用す
る機械構造物の部品用に適する耐クリープ性と耐食性に
優れたマグネシウム合金を提供する。 【解決手段】 重量%でZn:4.0〜15.0
%、Si:0.5〜3.0%、Al:0.5〜8.0%
と、Mgおよび不可避不純物の残部とからなる耐クリー
プ性、耐食性を有するマグネシウム合金。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械構造物の部品、例
えば自動車部品、電子機器用部品などに利用されるマグ
ネシウム合金に関する。更に詳しくは、特に高温下およ
び腐食環境下で使用される機械構造物の部品、例えば自
動車のトランスミッションケース等に適するマグネシウ
ム合金に関するものである。
【0002】
【従来の技術】機械構造物の部品に利用される従来のマ
グネシウム合金としては、例えばJIS・MC2合金
(AZ91)、JIS・MC10合金(ZE41A)、
あるいは本出願人が特開平5−255794号公報にお
いて提案したMg−Zn−Si系のマグネシウム合金が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、JIS
・MC2合金、JIS・MC10合金やMg−Zn−S
i系のマグネシウム合金は、機械構造物の部品に利用し
た場合優れた耐クリープ性と同時に優れた耐食性を発揮
するということができないという課題があった。本発明
は、優れた耐クリープ性と共に優れた耐食性を有するマ
グネシウム合金の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の耐クリープ性、
耐食性を有するマグネシウム合金は、(1)重量%でZ
n:4.0〜15.0%、Si:0.5〜3.0%、A
l:0.5〜8.0%と、Mgおよび不可避不純物の残
部とからなる耐クリープ性、耐食性を有するマグネシウ
ム合金、
【0005】(2)好ましくはAlが1.1〜8.0%
である上記(1)のマグネシウム合金、(3)より好ま
しくはAlが1.5〜8.0%である上記(1)のマグ
ネシウム合金、(4)最も好ましくはAlが1.9〜
8.0%である上記(1)のマグネシウム合金であり、
また
【0006】(5)重量%でZn:4.0〜15.0
%、Si:0.5〜3.0%、Al:0.5〜8.0
%、Mn:0.1〜0.4%と、Mgおよび不可避不純
物の残部とからなる耐クリープ性、耐食性を有するマグ
ネシウム合金、
【0007】(6)好ましくはAlが1.1〜8.0%
である上記(5)のマグネシウム合金、(7)より好ま
しくはAlが1.5〜8.0%である上記(5)のマグ
ネシウム合金、(8)最も好ましくはAlが1.9〜
8.0%である上記(5)のマグネシウム合金であり、
また
【0008】(9)重量%でZn:4.0〜15.0
%、Si:0.5〜3.0%、Al:0.5〜8.0
%、Be:0.0005〜0.0020%と、Mgおよ
び不可避不純物の残部とからなる耐クリープ性、耐食性
を有するマグネシウム合金、
【0009】(10)好ましくはAlが1.1〜8.0
%である上記(9)のマグネシウム合金、(11)より
好ましくはAlが1.5〜8.0%である上記(9)の
マグネシウム合金、(12)最も好ましくはAlが1.
9〜8.0%である上記(9)のマグネシウム合金であ
り、また
【0010】(13)重量%でZn:4.0〜15.0
%、Si:0.5〜3.0%、Al:0.5〜8.0
%、Mn:0.1〜0.4%、Be:0.0005〜
0.0020%と、Mgおよび不可避不純物の残部とか
らなる耐クリープ性、耐食性を有するマグネシウム合
金、
【0011】(14)好ましくはAlが1.1〜8.0
%である上記(13)のマグネシウム合金、(15)よ
り好ましくはAlが1.5〜8.0%である上記(1
3)のマグネシウム合金、(16)最も好ましくはAl
が1.9〜8.0%である上記(13)のマグネシウム
合金、である。
【0012】次に本発明に係るマグネシウム合金の成分
組成の限定理由について説明する。 Zn:4.0〜15.0% Znは耐クリープ性の向上を目的としてマグネシウム合
金中に添加するが、マグネシウム合金中のZnの量が
4.0%未満ではMg−Zn化合物の析出量が少なく、
十分な耐クリープ性が得られない。また、マグネシウム
合金中のZnの量が15%を超えると耐食性が低下す
る。
【0013】Si:0.5〜3.0% マグネシウム合金中にSiを添加すると耐クリープ性が
向上する。マグネシウム合金中のSiの添加量が0.5
%未満ではMg−Si化合物の析出量が少なく十分な耐
クリープ性が得られない。マグネシウム合金中のSiの
添加量が3.0%を超えると液相線温度が高くなるため
溶湯の取扱が困難になり、またMg−Si化合物が粗大
となり十分な耐クリープ性が得られない。
【0014】Al:0.5〜8.0% マグネシウム合金中にAlを添加すると耐食性が向上す
るが、マグネシウム合金中のAlの添加量が0.5%未
満では耐食性の改善効果は認められない。また、マグネ
シウム合金中のAlの添加量が8.0%を超えると耐ク
リープ性に悪影響を及ぼすMg−Al化合物が析出する
ため、十分な耐クリープ性を得ることができなくなる。
【0015】本発明のマグネシウム合金が優れた耐クリ
ープ性を有するのは、マトリックス中にMg−Zn化合
物およびMg−Si化合物が分散析出して結晶粒内およ
び結晶粒界のすべりが抑制されるためと推察される。ま
た、優れた耐食性を有するのはAlがマトリックス中に
固溶することによってマトリックスの電位が変化したた
めと推察される。なお、本発明のマグネシウム合金から
各種の鋳造方法、即ちダイカスト法、金型鋳造法、砂型
鋳造法等を採用して製品を製造することができる。以下
に実施例により本発明を詳細に説明する。
【0016】
【実施例】表1に示す各組成の合金をそれぞれSF6
スの雰囲気の下で溶製した。これらの合金を図1〜図3
(単位:mm)に示す金型試験片鋳型1に鋳造し供試材
を製造した。比較例5は特開平5−255794号公報
記載のMg−Zn−Si系のマグネシウム合金であり、
合金の成分組成は重量%でZn:9.0%、Si:0.
9%、残部はMgである。比較例9はJIS・MC2合
金(AZ91)であり、この試験に用いた成分組成は重
量%でAl:8.9%、Zn:0.7%、Mn:0.2
3%、Be:0.0015%、残部がMgである。
【0017】比較例10はJIS・MC10合金(ZE
41A)であり、この試験に用いた成分組成はZn:
4.0%、Re:1.4%、Zr:0.7%、残部がM
gである。なお、比較例10のマグネシウム合金に対し
ては180℃×16時間の加熱処理を行った後、空冷の
時効処理を行った。
【0018】
【表1】
【0019】耐クリープ性の評価試験結果を表2に示
す。ボルトの締結トルクの低下が小さいほど耐クリープ
性に優れることが知られており、ここでは高温保持後の
ボルトの締結トルクの低下により耐クリープ性を評価し
た。詳しくは、供試材を室温においてM8のボルトナッ
トをトルクレンチを用いて締結し、保持温度100℃お
よび150℃、保持時間100時間で熱処理し室温まで
冷却後、トルクレンチで再度締め直す。ボルトナットが
再度締まり始めた時のトルク値(bとする)と、初期の
締結トルク値(aとする)を用い次式により締結トルク
低下率を求めた。 また、初期の締結トルク値は所定の保持温度へ昇温直後
に面圧100MPaを発生させるように調節した。
【0020】
【表2】
【0021】同じく表2に、JIS Z2371「塩水
噴霧試験法法」に準拠して塩水噴霧試験を行い48時間
試験後の腐食減量を測定して得た耐食性の評価結果を示
す。表1、表2に示した結果から明らかなように、実施
例の本発明のマグネシウム合金は比較例1、3、4、
7、8、9のマグネシウム合金に比べて締結トルク低下
率が小さい値を示しており、耐クリープ性に優れたもの
となっている。また、比較例2、5、6、10のマグネ
シウム合金に比べて腐食減量も低い値を示しており耐食
性に優れている。
【0022】
【発明の効果】本発明のマグネシウム合金は耐クリープ
性と耐食性が共に優れているので、高温下および腐食環
境下で使用される機械構造物の部品、例えば自動車のト
ランスミッションケース等の鋳造に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この明細書の実施例で使用した金型試験片鋳型
を表す平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 金型試験片鋳型
フロントページの続き (72)発明者 椙山 実 山口県宇部市西本町1丁目12番32号 宇部 興産株式会社宇部本社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%でZn:4.0〜15.
    0%、Si:0.5〜3.0%、Al:0.5〜8.0
    %と、Mgおよび不可避不純物の残部とからなる耐クリ
    ープ性、耐食性を有するマグネシウム合金。
  2. 【請求項2】 Alが1.1〜8.0%である
    請求項1のマグネシウム合金。
  3. 【請求項3】 Alが1.5〜8.0%である
    請求項1のマグネシウム合金。
  4. 【請求項4】 Alが1.9〜8.0%である
    請求項1のマグネシウム合金。
  5. 【請求項5】 重量%でZn:4.0〜15.
    0%、Si:0.5〜3.0%、Al:0.5〜8.0
    %、Mn:0.1〜0.4%と、Mgおよび不可避不純
    物の残部とからなる耐クリープ性、耐食性を有するマグ
    ネシウム合金。
  6. 【請求項6】 Alが1.1〜8.0%である
    請求項5のマグネシウム合金。
  7. 【請求項7】 Alが1.5〜8.0%である
    請求項5のマグネシウム合金。
  8. 【請求項8】 Alが1.9〜8.0%である
    請求項5のマグネシウム合金。
  9. 【請求項9】 重量%でZn:4.0〜15.
    0%、Si:0.5〜3.0%、Al:0.5〜8.0
    %、Be:0.0005〜0.0020%と、Mgおよ
    び不可避不純物の残部とからなる耐クリープ性、耐食性
    を有するマグネシウム合金。
  10. 【請求項10】 Alが1.1〜8.0%であ
    る請求項9のマグネシウム合金。
  11. 【請求項11】 Alが1.5〜8.0%であ
    る請求項9のマグネシウム合金。
  12. 【請求項12】 Alが1.9〜8.0%であ
    る請求項9のマグネシウム合金。
  13. 【請求項13】 重量%でZn:4.0〜1
    5.0%、Si:0.5〜3.0%、Al:0.5〜
    8.0%、Mn:0.1〜0.4%、Be:0.000
    5〜0.0020%と、Mgおよび不可避不純物の残部
    とからなる耐クリープ性、耐食性を有するマグネシウム
    合金。
  14. 【請求項14】 Alが1.1〜8.0%であ
    る請求項13のマグネシウム合金。
  15. 【請求項15】 Alが1.5〜8.0%であ
    る請求項13のマグネシウム合金。
  16. 【請求項16】 Alが1.9〜8.0%であ
    る請求項13のマグネシウム合金。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006000022A1 (en) * 2004-06-24 2006-01-05 Cast Centre Pty Ltd Die cast magnesium alloy
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