JPH0881771A - 成膜装置および成膜方法 - Google Patents

成膜装置および成膜方法

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JPH0881771A
JPH0881771A JP6221495A JP22149594A JPH0881771A JP H0881771 A JPH0881771 A JP H0881771A JP 6221495 A JP6221495 A JP 6221495A JP 22149594 A JP22149594 A JP 22149594A JP H0881771 A JPH0881771 A JP H0881771A
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JP
Japan
Prior art keywords
film
adhesion
chamber
substrate
peeling
Prior art date
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Pending
Application number
JP6221495A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Okuyama
利宏 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 付着膜の剥離を抑えることにより、ピンホー
ル等の欠陥の発生を低減すると共に防着板の交換回数を
低減する。また、長時間の連続運転を可能にする。 【構成】 チャンバー4内に配置される防着板11の表
面にAl等のスパッタリングによって剥離防止膜20を
形成する。剥離防止膜20は、基板への成膜時に金属粒
子の付着堆積によって形成される付着膜12の応力を吸
収緩和し、その剥離を防止する。また、付着膜12が形
成されると、さらにその上に剥離防止膜20’を形成す
ることで連続運転が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スパッタリングにより
金属薄膜を光磁気記録媒体の基板等に成膜する成膜装置
および成膜方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録媒体は、一度記録した情報を
消去することによって何度でも記録再生が可能なことか
ら、最近注目を浴びている高密度記録媒体である。ま
た、光磁気記録媒体は1ビット当たりのマーク長を更に
短縮し、記録案内溝のピッチ間隔を更に狭くすることに
よって一層の記録密度の向上が期待される。
【0003】一般に、光磁気記録媒体はアクリル樹脂、
エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂等の熱硬化性樹
脂、またはガラスからなる基板の表面に鉄やコバルトな
どの遷移金属とテルビウム、ジスプロシウムやカドリニ
ウムのような希土類金属の合金薄膜からなる光磁気記録
膜を高真空状態で成膜し、その表面を無機保護層(Si
34等)と有機保護層(紫外線硬化樹脂)で保護するこ
とにより製作される。光磁気記録膜および無機保護層の
成膜には膜厚および組成を再現性よく成膜し、かつ基板
と薄膜の密着性がよい膜が得られるという特徴からスパ
ッタリング法が適している。
【0004】図2はこのようなスパッタリング法による
成膜装置の従来例を示す断面図である。この成膜装置1
は、真空ポンプ2によって内部が高真空に保持され、ま
たアルゴンガス(Ar)等の低圧不活性ガスを導入する
ための導入部3を有するチャンバー4を備えている。ま
た、チャンバー4の内部には、成膜材料(例えばTb22
Fe74Co4 合金)であるターゲット5と被スパッタリ
ング基材である光磁気記録媒体の基板6がそれぞれ配設
され、スパッタ用電源7に接続されている。また、基板
6は成膜時にモータ8によって回転される基板ホルダー
9に取り付けられている。成膜に際しては、真空ポンプ
2によりチャンバー4内を排気して真空度10-7Tor
r程度の高真空度に保った状態で、チャンバー4内に不
活性ガスを導入部3から導入しながらターゲット5に負
の電圧を印加する。すると、不活性ガスは電気的に加速
されてターゲット5の表面に衝突し、これによりターゲ
ット5の表面の原子または分子が放出されて基板6の表
面に付着堆積し、所望の記録膜10が成膜される。この
時、ターゲット5から放出された金属粒子の一部は、チ
ャンバー4の内壁面に付着堆積すると付着膜を形成す
る。そこで、これを防止するため通常チャンバー4内に
防着板11を設置している。
【0005】ところで、光磁気記録媒体として高い信頼
性を得るためには、ピンホールなどの欠陥が少ないほど
好ましい。そのため、スパッタリング作業はクリーン度
1000以下の部屋で行われている。しかし、従来の方
法では防着板11の表面に付着した付着膜12がスパッ
タリング中に剥離し、チャンバー4内に飛散すると基板
6に付着する可能性がある。そして、剥離片が付着した
まま成膜を継続すると、ピンホール等の欠陥となる。そ
のため、従来は防着板11に付着堆積した付着膜12が
剥離する前にクリーニングされた別の防着板と定期的も
しくは不定期に交換していた。交換に際しては、当然の
ことながらチャンバー4内を大気圧に戻して防着板11
を取り替える必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のこの種の成膜装置においては、成膜時に防着板11に
付着堆積した付着層12が剥離する前に防着板11を交
換していた。しかしながら、防着板11の交換は面倒で
時間を要し、しかもチャンバー4を大気圧に戻して行な
うため連続運転することができないという問題があっ
た。また、交換のための新しい防着板11を用意してお
かなければならないという問題もあった。
【0007】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、付着膜の剥離を抑えることにより、ピンホール等
の欠陥の発生を低減すると共に防着板の交換回数を低減
することができ、連続運転を可能にした成膜装置および
成膜方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、低圧不活性ガスの導入部
を有し内部が高真空に保持されるチャンバー内にターゲ
ットと基板を配置し、ターゲットのイオン照射によって
基板表面に金属薄膜を成膜する成膜装置において、前記
チャンバー内に配設されチャンバー内壁を金属粒子から
保護する防着板を備え、この防着板の表面に剥離防止膜
を形成したことを特徴とする。請求項2に記載の発明
は、低圧不活性ガスの導入部を有し内部が高真空に保持
されたチャンバー内にターゲットと基板を配置し、ター
ゲットのイオン照射によって基板表面に金属薄膜を成膜
する成膜方法において、前記チャンバー内に配設されチ
ャンバー内壁を金属粒子から保護する防着板の表面に直
接剥離防止膜を形成するかもしくは防着板表面に付着膜
が形成されるとその上に剥離防止膜を形成して成膜を行
い、さらに剥離防止膜上に付着膜が形成されると更にそ
の上に新たな剥離防止膜を形成して成膜を行うことを特
徴とする。請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の
発明において、剥離防止膜がAl、Cu、Tiのうちの
いずれかであることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明において、剥離防止膜は金属粒子の付着
堆積によって形成される付着膜の応力を緩和し、付着膜
の剥離を防止する。また、剥離防止膜は、金属粒子の付
着堆積によって付着膜が形成されると、その上にさらに
形成されることにより、新たに付着堆積される付着膜の
応力を緩和し、付着膜の剥離を防止する。これにより、
防着板の交換を不要にする。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係る成膜装置の一実施
例を示す要部断面図である。本発明はチャンバー4(図
1参照)内に配置される防着板11の表面全体に剥離防
止膜20を形成して成膜を行うようにしたものである。
剥離防止膜20としては、Al、Cu、Tiの金属をス
パッタリングすることで形成される。また、成膜中にタ
ーゲット5の金属粒子はその一部が剥離防止膜20に付
着堆積して付着膜12を形成するので、その膜厚が一定
の値になるかもしくは目的の記録膜10を数十ロット成
膜した後、付着膜12の上に更に新たな剥離防止膜2
0’を形成して成膜を行う。つまり、本発明において
は、剥離防止膜20を繰り返し形成することにより同一
の防着板11を何回でも使用するようにしたものであ
る。この場合、最初は防着板11の表面に剥離防止膜2
0を形成しておかず、成膜によって形成される付着膜1
2の厚みが一定の厚みになったらその上に剥離防止膜2
0を形成するようにしてもよい。
【0011】基板6への成膜に際しては、図1に示すよ
うに先ず成膜装置1の基板ホルダー9に例えば直径12
インチのガラス2P基板6をセットした状態で真空ポン
プ2によってチャンバー4内を真空度10-7Torr程
度まで排気する。基板ホルダー9を回転させながら基板
6上に無機保護層(Si34)、記録層(Tb22Fe74
Co4 )、さらに無機保護層(Si34)をスパッタリ
ング法によって成膜する。この構成を50ロットにわた
りスパッタリングを行った結果、防着板11の表面に付
着膜12が形成された。その後、防着板11の表面に形
成されている付着膜12の上に剥離防止膜20をAlの
スパッタリングによって基板6をセットしない状態で形
成した。以上の作業を繰り返したところ、従来の成膜方
法では防着板11からの付着膜12の剥離が見られた時
点になっても付着膜12の剥離は全く見られず、剥離防
止膜20の効果を確認することができた。これは、剥離
防着膜20によって付着膜12の応力を吸収緩和するこ
とにより付着膜12が剥離し難くなるためと思われる。
【0012】剥離防止膜20を形成した本発明方法と、
剥離防止膜を形成しない従来方法によって200ロット
のディスクをそれぞれ作製し、最後の20枚のディスク
について全領域でのビット・エラー・レートを測定した
ところ以下のような結果が得られた。本発明方法におい
ては、 20枚の平均ビット・エラー・レートが7.0×10-7
で、エラーレートが1×10-6以上のディスクは0枚で
あった。これに対して、従来方法においては、 20枚の平均ビット・エラー・レートが1.5×10-6
で、エラーレートが1×10-6以上のディスクは8枚で
あった。 この測定結果からも明かなように、本発明方法によれば
構造簡易にしてビット・エラー・レートを小さくするこ
とができ、付着膜の剥離によるディスクの欠陥を効果的
に軽減防止し得るものである。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る成膜装
置は、低圧不活性ガスの導入部を有し内部が高真空に保
持されるチャンバー内にターゲットと基板を配置し、タ
ーゲットのイオン照射によって基板表面に金属薄膜を成
膜する成膜装置において、前記チャンバー内に配設され
チャンバー内壁を金属粒子から保護する防着板を備え、
この防着板の表面に剥離防止膜を形成したので、付着膜
の剥離が少なく、付着膜の剥離によるピンホール等の欠
陥を軽減防止することができる。さらに、剥離防止膜を
スパッタリングによって形成すれば、チャンバー内を真
空に保つことができるので、防着板の交換回数を減らす
ことができ、長時間の連続運転が可能である。
【0014】また、本発明による成膜方法は、付着膜が
形成される度にその上に新たな剥離防止膜を形成するよ
うにしているので、防着板を交換する必要がなく、1つ
の防着板を何度でも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る成膜装置の一実施例を示す要部
断面図である。
【図2】 成膜装置の従来例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…成膜装置、2…真空ポンプ、3…導入部、4…チャ
ンバー、5…ターゲット、6…基板、7…電源、8…モ
ータ、9…基板ホルダ、10記録膜、11…防着板、1
2…付着膜、20…剥離防止膜。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低圧不活性ガスの導入部を有し内部が高
    真空に保持されるチャンバー内にターゲットと基板を配
    置し、ターゲットのイオン照射によって基板表面に金属
    薄膜を成膜する成膜装置において、前記チャンバー内に
    配設されチャンバー内壁を金属粒子から保護する防着板
    を備え、この防着板の表面に剥離防止膜を形成したこと
    を特徴とする成膜装置。
  2. 【請求項2】 低圧不活性ガスの導入部を有し内部が高
    真空に保持されたチャンバー内にターゲットと基板を配
    置し、ターゲットのイオン照射によって基板表面に金属
    薄膜を成膜する成膜方法において、前記チャンバー内に
    配設されチャンバー内壁を金属粒子から保護する防着板
    の表面に直接剥離防止膜を形成するかもしくは防着板表
    面に付着膜が形成されるとその上に剥離防止膜を形成し
    て成膜を行い、さらに剥離防止膜上に付着膜が形成され
    ると更にその上に新たな剥離防止膜を形成して成膜を行
    うことを特徴とする成膜方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の成膜装置において、剥離
    防止膜がAl、Cu、Tiのうちのいずれかであること
    を特徴とする成膜装置。
JP6221495A 1994-09-16 1994-09-16 成膜装置および成膜方法 Pending JPH0881771A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001316812A (ja) * 2000-04-28 2001-11-16 Ulvac Japan Ltd 窒化アルミ膜成膜方法
WO2006049022A1 (ja) * 2004-11-04 2006-05-11 Asahi Glass Company, Limited イオンビームスパッタリング装置およびeuvリソグラフィ用反射型マスクブランクの多層膜の成膜方法
JP2014047398A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Ulvac Japan Ltd 絶縁膜の形成方法

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