JPH0881872A - 糸の染色方法 - Google Patents
糸の染色方法Info
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- JPH0881872A JPH0881872A JP6212277A JP21227794A JPH0881872A JP H0881872 A JPH0881872 A JP H0881872A JP 6212277 A JP6212277 A JP 6212277A JP 21227794 A JP21227794 A JP 21227794A JP H0881872 A JPH0881872 A JP H0881872A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 染色むらを可及的に防止し得る糸の染色方法
を提供する。 【構成】 染色釜10a内への染液送量を可変する染液送
量可変装置3aと、被染色物1aの内側の染液圧と外側
の染液圧との差圧Pを測定表示する差圧測定表示部4a
とを有する染色装置aを設け、一方、前記染色装置aと
同構造にして内部が目視可能な染色試験機bを設け、予
め、この染色試験機bに被染色物1aの試験体1bを配
設して内部を目視することで適正に染色された際の試験
体1bの内側の染液圧と外側の染液圧との差圧P1を確
知した後、被染色物1aを染色装置aの染色釜10a内に
配設し、差圧測定表示部4aにより被染色物1aの内側
の染液圧と外側の染液圧との差圧Pが前記染色試験機b
で確知した適正な差圧P1となるように染液送量可変装
置3aを調整しながら染色する方法である。
を提供する。 【構成】 染色釜10a内への染液送量を可変する染液送
量可変装置3aと、被染色物1aの内側の染液圧と外側
の染液圧との差圧Pを測定表示する差圧測定表示部4a
とを有する染色装置aを設け、一方、前記染色装置aと
同構造にして内部が目視可能な染色試験機bを設け、予
め、この染色試験機bに被染色物1aの試験体1bを配
設して内部を目視することで適正に染色された際の試験
体1bの内側の染液圧と外側の染液圧との差圧P1を確
知した後、被染色物1aを染色装置aの染色釜10a内に
配設し、差圧測定表示部4aにより被染色物1aの内側
の染液圧と外側の染液圧との差圧Pが前記染色試験機b
で確知した適正な差圧P1となるように染液送量可変装
置3aを調整しながら染色する方法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、糸の染色を良好に行い
得る糸の染色方法に関するものである。
得る糸の染色方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】糸の染
色において、糸を巻回した糸巻き体を染液を満たした所
定内圧の染色釜の底部に止着固定し、染色釜の底部に染
液導入管及び染色液導出管を連設し、染液を循環ポンプ
により循環せしめて染色を行うチーズ染色法がある。
色において、糸を巻回した糸巻き体を染液を満たした所
定内圧の染色釜の底部に止着固定し、染色釜の底部に染
液導入管及び染色液導出管を連設し、染液を循環ポンプ
により循環せしめて染色を行うチーズ染色法がある。
【0003】染液は染色釜の底部から染液導入管より染
色釜内に導入され、導入された染液は、糸巻き体の芯管
内を通過し、巻回された糸の隙間を通って糸巻き体外に
導出され、染液が糸巻き体に巻回された糸の隙間を通過
することで糸が染色され、染液は染液導出管に流入す
る。
色釜内に導入され、導入された染液は、糸巻き体の芯管
内を通過し、巻回された糸の隙間を通って糸巻き体外に
導出され、染液が糸巻き体に巻回された糸の隙間を通過
することで糸が染色され、染液は染液導出管に流入す
る。
【0004】従来のこのチーズ染色は、染色度合を良好
にする為には染液の濃度,染液の温度,染液に含浸する
時間等を調整することがポイントであると考えられてお
り、これらを調整しながら染色を良好に行おうとしてい
た。
にする為には染液の濃度,染液の温度,染液に含浸する
時間等を調整することがポイントであると考えられてお
り、これらを調整しながら染色を良好に行おうとしてい
た。
【0005】しかし、これらの事項の調整では、染色む
らを完全に防ぐことが出来ないということが判明した。
らを完全に防ぐことが出来ないということが判明した。
【0006】出願人は種々のテスト・実験を繰り返した
結果、染色むらを防ぐには、染液を染色釜へ導入した際
の、糸巻き体内側の染液圧と糸巻き体外側の染液圧との
差圧(染液送量に依存)が重要なポイントとなることを
見い出し、この差圧を制御することで染色むらを完全に
防止するという特開平3−40859号に係る発明をし
た。
結果、染色むらを防ぐには、染液を染色釜へ導入した際
の、糸巻き体内側の染液圧と糸巻き体外側の染液圧との
差圧(染液送量に依存)が重要なポイントとなることを
見い出し、この差圧を制御することで染色むらを完全に
防止するという特開平3−40859号に係る発明をし
た。
【0007】ところが、本発明者は次のことを確認し
た。
た。
【0008】染液を被染色物の内側から外側へ所定時間
流した後、続いて、外側から内側へと染液の流れ方向を
逆にすると、即ち、染液の流れ方向を適宜切り変える
と、当然良好な染色が達成されるのではないかと考えた
が、実際にはそうではなく、良好に染色されないことを
確認した(例えば、アクリル糸,レーヨン糸等)。この
点を考察したところ、次の知見を得た。
流した後、続いて、外側から内側へと染液の流れ方向を
逆にすると、即ち、染液の流れ方向を適宜切り変える
と、当然良好な染色が達成されるのではないかと考えた
が、実際にはそうではなく、良好に染色されないことを
確認した(例えば、アクリル糸,レーヨン糸等)。この
点を考察したところ、次の知見を得た。
【0009】染色釜内に充填する染液の量は所定量の被
染色物を染色釜内に配設した後、該被染色物が液面下に
没する程度の量にするのが一般で、必要以上の量の染液
は使用しない(染液の無駄を省く為である。)。
染色物を染色釜内に配設した後、該被染色物が液面下に
没する程度の量にするのが一般で、必要以上の量の染液
は使用しない(染液の無駄を省く為である。)。
【0010】ところで、被染色物が液面下に没する程度
の量の染液を満たした場合において、染色釜内に所定の
圧力(約1.5kg/cm2)がかかると、次の現象が生じる
ことを確認した。
の量の染液を満たした場合において、染色釜内に所定の
圧力(約1.5kg/cm2)がかかると、次の現象が生じる
ことを確認した。
【0011】具体的には染色釜内に約1.5kg/cm2の圧
力をかけて染色装置を作動させ、まず、染液を被染色物
の内側から外側へ流すと液面は下がり(液面が下がった
分が糸に吸水された量である。)、続いて、染液の流れ
方向を逆にすると液面は最初の液面位置の上方に位置す
る。しかし、この液面の上昇は瞬時ではなく、数秒の時
間がかかる。
力をかけて染色装置を作動させ、まず、染液を被染色物
の内側から外側へ流すと液面は下がり(液面が下がった
分が糸に吸水された量である。)、続いて、染液の流れ
方向を逆にすると液面は最初の液面位置の上方に位置す
る。しかし、この液面の上昇は瞬時ではなく、数秒の時
間がかかる。
【0012】従って、染色装置を作動させない状態で被
染色物が液面下に没入する程度の量の染液では、結局、
染色装置の(染液の流れ方向が内側から外側の場合)作
動時には液面が下がって被染色物が液面上に露出してし
まい、その後、液面が上昇して被染色物が液中に没入す
るまでに数秒の時間がかかる為、その数秒間に空気が被
染色物の内側へ吸い込まれる状態となる。即ち、液面が
下がった状態で染液の流れ方向が外側から内側へと切り
変わる為、空気が内側へ吸い込まれてしまうのである。
この空気の吸い込みは、染色釜内に圧力がかかっている
こともあって、かなり激しい吸い込みであり、糸巻回層
から泡が出てくる程である(バキューム状態)。
染色物が液面下に没入する程度の量の染液では、結局、
染色装置の(染液の流れ方向が内側から外側の場合)作
動時には液面が下がって被染色物が液面上に露出してし
まい、その後、液面が上昇して被染色物が液中に没入す
るまでに数秒の時間がかかる為、その数秒間に空気が被
染色物の内側へ吸い込まれる状態となる。即ち、液面が
下がった状態で染液の流れ方向が外側から内側へと切り
変わる為、空気が内側へ吸い込まれてしまうのである。
この空気の吸い込みは、染色釜内に圧力がかかっている
こともあって、かなり激しい吸い込みであり、糸巻回層
から泡が出てくる程である(バキューム状態)。
【0013】本発明者は、この空気を吸い込むことが結
局不良な染色の原因ではないかと考えた。
局不良な染色の原因ではないかと考えた。
【0014】この染色不良は繰り返した実験によると、
染液を内側から外側への流れ方向のみを採用し、外側か
ら内側への流れ方向を採用しない限り生じない。これ
は、液面が下がっていても染液の流れ方向が内側から外
側への流れ方向では空気を吸い込むということは生じな
いからであると推測した。
染液を内側から外側への流れ方向のみを採用し、外側か
ら内側への流れ方向を採用しない限り生じない。これ
は、液面が下がっていても染液の流れ方向が内側から外
側への流れ方向では空気を吸い込むということは生じな
いからであると推測した。
【0015】そこで、本発明者は被染色物が常に液面下
に没入するような量の染液を染色釜に充填して実験した
ところ、染色不良が全く生ぜず、染液の流れ方向を内側
から外側のみにした場合に比し、はるかに良好な染色が
達成されることを確認した。本発明は、上記特開平3−
40859号の改良発明で、より良好な染色を達成する
染色方法を提供するものである。
に没入するような量の染液を染色釜に充填して実験した
ところ、染色不良が全く生ぜず、染液の流れ方向を内側
から外側のみにした場合に比し、はるかに良好な染色が
達成されることを確認した。本発明は、上記特開平3−
40859号の改良発明で、より良好な染色を達成する
染色方法を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【0017】所定内圧の染色釜10a内に糸を巻回した筒
状の被染色物1aを配設し、該被染色物1aの内側から
外側または外側から内側へ染液を通過せしめて糸を染色
する糸の染色方法であって、染色釜10a内への染液送量
を可変する染液送量可変装置3aと、被染色物1aの内
側の染液圧と外側の染液圧との差圧Pを測定表示する差
圧測定表示部4aとを有する染色装置aを設け、一方、
前記染色装置aと同構造にして内部が目視可能な染色試
験機bを設け、予め、この染色試験機bに被染色物1a
の試験体1bを配設して内部を目視することで適正に染
色された際の試験体1bの内側の染液圧と外側の染液圧
との差圧P1を確知した後、被染色物1aを染色装置a
の染色釜10a内に配設し、差圧測定表示部4aにより被
染色物1aの内側の染液圧と外側の染液圧との差圧Pが
前記染色試験機bで確知した適正な差圧P1となるよう
に染液送量可変装置3aを調整しながら染色することを
特徴とする糸の染色方法に係るものである。
状の被染色物1aを配設し、該被染色物1aの内側から
外側または外側から内側へ染液を通過せしめて糸を染色
する糸の染色方法であって、染色釜10a内への染液送量
を可変する染液送量可変装置3aと、被染色物1aの内
側の染液圧と外側の染液圧との差圧Pを測定表示する差
圧測定表示部4aとを有する染色装置aを設け、一方、
前記染色装置aと同構造にして内部が目視可能な染色試
験機bを設け、予め、この染色試験機bに被染色物1a
の試験体1bを配設して内部を目視することで適正に染
色された際の試験体1bの内側の染液圧と外側の染液圧
との差圧P1を確知した後、被染色物1aを染色装置a
の染色釜10a内に配設し、差圧測定表示部4aにより被
染色物1aの内側の染液圧と外側の染液圧との差圧Pが
前記染色試験機bで確知した適正な差圧P1となるよう
に染液送量可変装置3aを調整しながら染色することを
特徴とする糸の染色方法に係るものである。
【0018】所定内圧の染色釜10a内に糸を巻回した筒
状の被染色物1aを配設し、該被染色物1aの内側から
外側または外側から内側へ染液を通過せしめて糸を染色
する糸の染色方法であって、染色釜10a内への染液送量
を可変する染液送量可変装置3aと、被染色物1aの内
側の染液圧と外側の染液圧との差圧Pを測定表示する差
圧測定表示部4aとを有する染色装置aを設け、この染
色釜10a内に充填する染液の量を、染液を被染色物1a
の内側から外側へ通過せしめる際及び外側から内側へ通
過せしめる際の双方において常に被染色物1aが液面下
に没入する量に設定したことを特徴とする糸の染色方法
に係るものである。
状の被染色物1aを配設し、該被染色物1aの内側から
外側または外側から内側へ染液を通過せしめて糸を染色
する糸の染色方法であって、染色釜10a内への染液送量
を可変する染液送量可変装置3aと、被染色物1aの内
側の染液圧と外側の染液圧との差圧Pを測定表示する差
圧測定表示部4aとを有する染色装置aを設け、この染
色釜10a内に充填する染液の量を、染液を被染色物1a
の内側から外側へ通過せしめる際及び外側から内側へ通
過せしめる際の双方において常に被染色物1aが液面下
に没入する量に設定したことを特徴とする糸の染色方法
に係るものである。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明に係る作用について説明す
る。
る。
【0020】これから染色しようとする被染色糸を巻回
した糸巻き体8bを選定する。
した糸巻き体8bを選定する。
【0021】例えば、今、被染色糸としてウール糸を選
定したとする。
定したとする。
【0022】このウール糸を巻回した糸巻き体8bを染
色試験機bにセットし、内部を目視しながら染色テスト
を繰り返して適正に染色されたときの適正な差圧P1を
求める。
色試験機bにセットし、内部を目視しながら染色テスト
を繰り返して適正に染色されたときの適正な差圧P1を
求める。
【0023】次に染色装置aにテストしたウール糸と同
じウール糸を同じ巻き密度で巻回した糸巻き体8aを所
望個数セットし、染色装置aの差圧測定表示部4aによ
り差圧Pが上記染色試験機bで確認した適正な差圧P1
となるように染液送量可変装置3aを調整して染液供給
装置2aからの染液送量を可変しながら染色する。
じウール糸を同じ巻き密度で巻回した糸巻き体8aを所
望個数セットし、染色装置aの差圧測定表示部4aによ
り差圧Pが上記染色試験機bで確認した適正な差圧P1
となるように染液送量可変装置3aを調整して染液供給
装置2aからの染液送量を可変しながら染色する。
【0024】糸巻き体8aの内側の染液圧と外側の染液
圧との差圧Pが不適正であると、例えば差圧Pが小さい
と糸巻き体8aの内外間を染液が通過せず、また、差圧
Pが大き過ぎると糸巻き体8aの糸層に糸道(間隙)が
生じ、そこから染色がリークしてしまう。従って、糸巻
き体8aの内側の染液圧と外側の染液圧との差圧Pが糸
の染色にとって極めて重要ということになる。
圧との差圧Pが不適正であると、例えば差圧Pが小さい
と糸巻き体8aの内外間を染液が通過せず、また、差圧
Pが大き過ぎると糸巻き体8aの糸層に糸道(間隙)が
生じ、そこから染色がリークしてしまう。従って、糸巻
き体8aの内側の染液圧と外側の染液圧との差圧Pが糸
の染色にとって極めて重要ということになる。
【0025】請求項2記載の発明の作用について説明す
る。
る。
【0026】染色釜10bに所定内圧をかけた場合におい
て、染液を、常時被染色物1aが該染液中に没入する量
にしてあるから、即ち、染液の流れ方向を被染色物1a
の内側から外側及び外側から内側へ切り換えても被染色
物1aが液面上に露出することがないようにしてあるか
ら、該被染色物1aは染色むらが生じない。
て、染液を、常時被染色物1aが該染液中に没入する量
にしてあるから、即ち、染液の流れ方向を被染色物1a
の内側から外側及び外側から内側へ切り換えても被染色
物1aが液面上に露出することがないようにしてあるか
ら、該被染色物1aは染色むらが生じない。
【0027】
【実施例】図1は染色装置aを図示したもので、染色釜
10aは底部に染液噴出室15aを設け、この染液噴出室15
aの上端に通過孔16aを穿設した上板17aを付設し、こ
の通過孔16aの各々に通流孔30a付芯管18aを立設し、
この各々の芯管18aに5個の糸巻き体8aを貫挿せし
め、糸巻き体8aの上端部に蓋体7aを付設し、蝶螺子
19aにより蓋体7aを締め付けた場合を図示している。
10aは底部に染液噴出室15aを設け、この染液噴出室15
aの上端に通過孔16aを穿設した上板17aを付設し、こ
の通過孔16aの各々に通流孔30a付芯管18aを立設し、
この各々の芯管18aに5個の糸巻き体8aを貫挿せし
め、糸巻き体8aの上端部に蓋体7aを付設し、蝶螺子
19aにより蓋体7aを締め付けた場合を図示している。
【0028】また、図1に図示した差圧測定表示部4a
は、デジタル差圧表示部20a,差圧切り替え部21a、タ
イマー22a,差圧制御部23a,オシロスコープ接続部24
aを具備しており、差圧切り替え部21aを切り替えると
デジタル差圧表示部20aに芯管18aの内側の染液圧,芯
管18aの外側の染液圧,両者の差圧の差圧Pが表示され
る。
は、デジタル差圧表示部20a,差圧切り替え部21a、タ
イマー22a,差圧制御部23a,オシロスコープ接続部24
aを具備しており、差圧切り替え部21aを切り替えると
デジタル差圧表示部20aに芯管18aの内側の染液圧,芯
管18aの外側の染液圧,両者の差圧の差圧Pが表示され
る。
【0029】差圧Pは、差圧検知コード25aにより染液
導入管11a,染液導出管12aから検知され、電気信号に
変換されてデジタル差圧表示部20aに表示される。
導入管11a,染液導出管12aから検知され、電気信号に
変換されてデジタル差圧表示部20aに表示される。
【0030】また、タイマー22aは染色装置aを所定時
間作動せしめるものであり、また、差圧制御部23aは差
圧Pを修正制御する為のものである。
間作動せしめるものであり、また、差圧制御部23aは差
圧Pを修正制御する為のものである。
【0031】また、オシロスコープ接続部24aには、オ
シロスコープを接続し、オシロスコープにより差圧Pの
変化を波形として描き出し、染色状態の適否即ち、染色
むらの原因となるリークの有無を確認する。
シロスコープを接続し、オシロスコープにより差圧Pの
変化を波形として描き出し、染色状態の適否即ち、染色
むらの原因となるリークの有無を確認する。
【0032】描き出された波形が一定している場合には
染色が良好に行われており、波形が不規則に乱れている
場合にはその乱れたところでリークが生じていることが
目視でき非常に便利である。例えばその分差圧Pを上げ
る手段を講ずることになる。また、図2は染色試験機b
を図示したもので、染色釜10bの底部に糸巻き体8bが
一個止着される構成であり、染色釜10bの所定箇所には
内部が目視可能な窓6bが形成されている。尚、窓6b
を採用せず、染色釜10b全体を透明体で形成しても良い
ことは勿論である。その余の構成は図1の染色装置aと
同様である為省略する。
染色が良好に行われており、波形が不規則に乱れている
場合にはその乱れたところでリークが生じていることが
目視でき非常に便利である。例えばその分差圧Pを上げ
る手段を講ずることになる。また、図2は染色試験機b
を図示したもので、染色釜10bの底部に糸巻き体8bが
一個止着される構成であり、染色釜10bの所定箇所には
内部が目視可能な窓6bが形成されている。尚、窓6b
を採用せず、染色釜10b全体を透明体で形成しても良い
ことは勿論である。その余の構成は図1の染色装置aと
同様である為省略する。
【0033】図中符号2bは染液供給装置、7bは蓋
体、11bは染液導入管、12b染液導出管、18bは芯管、
19bは蝶螺子、20bはデジタル差圧表示部、21bは差圧
切り替え部、22bはタイマー、23bは差圧制御部、24b
はオシロスコープ接続部、25bは差圧検知コード、30b
は通流孔である。
体、11bは染液導入管、12b染液導出管、18bは芯管、
19bは蝶螺子、20bはデジタル差圧表示部、21bは差圧
切り替え部、22bはタイマー、23bは差圧制御部、24b
はオシロスコープ接続部、25bは差圧検知コード、30b
は通流孔である。
【0034】また、図中符号9a・9bは固定装置、13
a・13bはポンプ、14a・14bは駆動モーター、26a・
26bは圧力計、27aは移動台、27'bはキャスター、28
a・28bはパイロットランプ、29a・29bは密閉装置、
33a・33bはブレーカー、34a・34bは検知コード接続
部,35a・35bはスイッチ,36a・36bはインバータス
イッチ、37a・37bは周波数可変部、38a・38bは染液
加温ヒーターである。以下は請求項1記載の発明の具体
的実施例である。
a・13bはポンプ、14a・14bは駆動モーター、26a・
26bは圧力計、27aは移動台、27'bはキャスター、28
a・28bはパイロットランプ、29a・29bは密閉装置、
33a・33bはブレーカー、34a・34bは検知コード接続
部,35a・35bはスイッチ,36a・36bはインバータス
イッチ、37a・37bは周波数可変部、38a・38bは染液
加温ヒーターである。以下は請求項1記載の発明の具体
的実施例である。
【0035】被染色糸としてウール糸を選定したとす
る。
る。
【0036】ウール糸を巻回した糸巻き体8bを染色試
験機bにセットし、数回実験をし、周波数表示計5b付
のインバータ3bを利用するとともに内部を窓6bから
目視して染色度合、即ち、巻回されたウール糸の様子,
染液の様子,ウール糸からのリーク状態等を確認しなが
ら染色むらの生じない適正に染色される適正な差圧P1
を差圧測定表示部4bにより求める。
験機bにセットし、数回実験をし、周波数表示計5b付
のインバータ3bを利用するとともに内部を窓6bから
目視して染色度合、即ち、巻回されたウール糸の様子,
染液の様子,ウール糸からのリーク状態等を確認しなが
ら染色むらの生じない適正に染色される適正な差圧P1
を差圧測定表示部4bにより求める。
【0037】この適正な差圧P1が今、0.2kg/cm2とな
ったとする。
ったとする。
【0038】そこで、現場にある図1に示す染色装置a
にテストしたウール糸と同じウール糸を同じ巻き密度で
巻回した糸巻き体8aを所望個数セットし、差圧Pが
0.2kg/cm2となるように周波数表示計5a付のインバ
ータ3aを調整することで染液送量を可変して染色する
と、染色むらなく良好な染色が達成される。
にテストしたウール糸と同じウール糸を同じ巻き密度で
巻回した糸巻き体8aを所望個数セットし、差圧Pが
0.2kg/cm2となるように周波数表示計5a付のインバ
ータ3aを調整することで染液送量を可変して染色する
と、染色むらなく良好な染色が達成される。
【0039】以下は請求項2記載の発明の具体的実施例
である。
である。
【0040】まず、染液の流れ方向を被染色物1aの内
側から外側、その後外側から内側というように交互にし
た場合に染色むらの生じる例えばアクリル糸,レーヨン
糸の試験体1bをAkgを用意し、染色試験機bの染色釜
10bに配設し、該試験体1bが液面下に没入する量の染
液を充填し、続いて、染色釜10b内に所定の圧力、例え
ば1.5kg/cm2をかけ、液面が下がった場合の位置を窓
6bから目視して該窓6bに印を付ける。
側から外側、その後外側から内側というように交互にし
た場合に染色むらの生じる例えばアクリル糸,レーヨン
糸の試験体1bをAkgを用意し、染色試験機bの染色釜
10bに配設し、該試験体1bが液面下に没入する量の染
液を充填し、続いて、染色釜10b内に所定の圧力、例え
ば1.5kg/cm2をかけ、液面が下がった場合の位置を窓
6bから目視して該窓6bに印を付ける。
【0041】続いて、前記圧力を解放すると液面はもと
の位置に復帰する。
の位置に復帰する。
【0042】この状態で染液を上記印の位置まで排出
し、この液量を測定する。仮にBmlだったとする。
し、この液量を測定する。仮にBmlだったとする。
【0043】この排出した液量が釜内圧1.5kg/cm2の
場合における試験体1bAkgのときの該試験体1bの吸
水量即ち染液補正量である。
場合における試験体1bAkgのときの該試験体1bの吸
水量即ち染液補正量である。
【0044】続いて、染液装置aの染色釜10a内に試験
体1bと同じ糸を巻回した複数の糸巻き体8a(糸量C
kg)を配設し、該糸巻き体8aが液面下に没する量の染
液を該染色釜10aに充填し、更に、 Akg:Bml=Ckg:D なる比例式からD即ち、染液補正量を求め、そのDの量
の染液を染色釜10aに追加充填し、染色釜10a内に前記
染色試験機bによる試験の際と同じ1.5kg/cm2の圧力
をかけ、上記請求項1記載の発明同様にして求めた適正
な差圧P1で染色すると、染液の流れ方向を被染色物1
aの内側から外側、外側から内側というように交互にし
てもアクリル糸やレーヨン糸は染色むらなく確実に染色
され、染液の流れ方向を被染色物1aの内側から外側の
みにした場合よりもはるかに良好な染色が達成された。
体1bと同じ糸を巻回した複数の糸巻き体8a(糸量C
kg)を配設し、該糸巻き体8aが液面下に没する量の染
液を該染色釜10aに充填し、更に、 Akg:Bml=Ckg:D なる比例式からD即ち、染液補正量を求め、そのDの量
の染液を染色釜10aに追加充填し、染色釜10a内に前記
染色試験機bによる試験の際と同じ1.5kg/cm2の圧力
をかけ、上記請求項1記載の発明同様にして求めた適正
な差圧P1で染色すると、染液の流れ方向を被染色物1
aの内側から外側、外側から内側というように交互にし
てもアクリル糸やレーヨン糸は染色むらなく確実に染色
され、染液の流れ方向を被染色物1aの内側から外側の
みにした場合よりもはるかに良好な染色が達成された。
【0045】尚、本来であれば染色釜10b内に所定の圧
力をかけ染液を流した状態で窓6bへの印付をすべきで
あるが、繰り返し実験してみたところ染液を流さなくて
も上述のやり方で染液補正量は十分求められることを確
認した。
力をかけ染液を流した状態で窓6bへの印付をすべきで
あるが、繰り返し実験してみたところ染液を流さなくて
も上述のやり方で染液補正量は十分求められることを確
認した。
【0046】
【発明の効果】本発明は上述のようにしたから、染色む
らを確実に防止し得ることになる。
らを確実に防止し得ることになる。
【図1】染色装置aの一部を切り欠けた正面図である。
【図2】染色試験機bの一部を切り欠けた正面図であ
る。
る。
a 染色装置 b 染色試験機 P 差圧 P1 差圧 1a 被染色物 1b 試験体 3a 染色送量可変装置 4a 差圧測定表示部 10a 染色釜
Claims (2)
- 【請求項1】 所定内圧の染色釜内に糸を巻回した筒状
の被染色物を配設し、該被染色物の内側から外側または
外側から内側へ染液を通過せしめて糸を染色する糸の染
色方法であって、染色釜内への染液送量を可変する染液
送量可変装置と、被染色物の内側の染液圧と外側の染液
圧との差圧を測定表示する差圧測定表示部とを有する染
色装置を設け、一方、前記染色装置と同構造にして内部
が目視可能な染色試験機を設け、予め、この染色試験機
に被染色物の試験体を配設して内部を目視することで適
正に染色された際の試験体の内側の染液圧と外側の染液
圧との差圧を確知した後、被染色物を染色装置の染色釜
内に配設し、差圧測定表示部により被染色物の内側の染
液圧と外側の染液圧との差圧が前記染色試験機で確知し
た適正な差圧となるように染液送量可変装置を調整しな
がら染色することを特徴とする糸の染色方法。 - 【請求項2】 所定内圧の染色釜内に糸を巻回した筒状
の被染色物を配設し、該被染色物の内側から外側または
外側から内側へ染液を通過せしめて糸を染色する糸の染
色方法であって、染色釜内への染液送量を可変する染液
送量可変装置と、被染色物の内側の染液圧と外側の染液
圧との差圧を測定表示する差圧測定表示部とを有する染
色装置を設け、この染色釜内に充填する染液の量を、染
液を被染色物の内側から外側へ通過せしめる際及び外側
から内側へ通過せしめる際の双方において常に被染色物
が液面下に没入する量に設定したことを特徴とする糸の
染色方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6212277A JPH0881872A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 糸の染色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6212277A JPH0881872A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 糸の染色方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0881872A true JPH0881872A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16619944
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6212277A Pending JPH0881872A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 糸の染色方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0881872A (ja) |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP6212277A patent/JPH0881872A/ja active Pending
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