JPH0881896A - 粉体含有紙の製造方法 - Google Patents
粉体含有紙の製造方法Info
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- JPH0881896A JPH0881896A JP6240588A JP24058894A JPH0881896A JP H0881896 A JPH0881896 A JP H0881896A JP 6240588 A JP6240588 A JP 6240588A JP 24058894 A JP24058894 A JP 24058894A JP H0881896 A JPH0881896 A JP H0881896A
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- pulp
- fibrillated cellulose
- fine fibrillated
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 紙力低下が少なく、粉体の歩留りを向上さ
せ、抄紙時の濾水性に問題なく、安定した状態で抄造で
きる粉体含有紙の製造方法を得る。 【構成】 粉体とパルプを混合したスラリーに強力な機
械的せん断力を与えることによって得られる粉体と微細
フィブリル化セルロースの複合体(粉体複合化微細フィ
ブリル化セルロース)を製紙用パルプに添加した後、抄
紙することを特徴とする粉体含有紙の製造方法。
せ、抄紙時の濾水性に問題なく、安定した状態で抄造で
きる粉体含有紙の製造方法を得る。 【構成】 粉体とパルプを混合したスラリーに強力な機
械的せん断力を与えることによって得られる粉体と微細
フィブリル化セルロースの複合体(粉体複合化微細フィ
ブリル化セルロース)を製紙用パルプに添加した後、抄
紙することを特徴とする粉体含有紙の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従来法に比較して紙力
低下が少なく、粉体の歩留りを向上させ、抄紙時の濾水
性に問題なく、安定した状態で抄造できる粉体含有紙の
製造方法に関するものである。
低下が少なく、粉体の歩留りを向上させ、抄紙時の濾水
性に問題なく、安定した状態で抄造できる粉体含有紙の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷適性、平滑度の向上や不透明度、白
色度などの光学特性の改良のために、紙にカオリン、炭
酸カルシウム、二酸化チタン、クレー、タルクなどの粉
体を充填することは広く行われている。粉体を効率よく
紙中に歩留まらせる方法の1つとして、紙料調成の際に
硫酸バンド(硫酸アルミニウム)等の多価金属イオンや
ポリアクリルアマイド、カチオン澱粉、ジアルデヒド澱
粉、ポリアミンポリアミドエピクロルヒドリンなどの有
機高分子化合物等の各種薬品を添加することが行われて
いる。
色度などの光学特性の改良のために、紙にカオリン、炭
酸カルシウム、二酸化チタン、クレー、タルクなどの粉
体を充填することは広く行われている。粉体を効率よく
紙中に歩留まらせる方法の1つとして、紙料調成の際に
硫酸バンド(硫酸アルミニウム)等の多価金属イオンや
ポリアクリルアマイド、カチオン澱粉、ジアルデヒド澱
粉、ポリアミンポリアミドエピクロルヒドリンなどの有
機高分子化合物等の各種薬品を添加することが行われて
いる。
【0003】一方、最近では抄紙機の高速大型化と中性
抄紙の進展に伴って、粉体の歩留まり向上の要求がます
ます高まり、種々のデュアルシステムが提案されてい
る。デュアルシステムは2種類以上の凝集剤を組み合わ
せて、セルロース繊維と粉体の強固なフロックを形成さ
せて粉体歩留まりを向上させる抄造方法である。例えば
特開昭57−51900号、特開昭62−15391号
などに提案されているようなカチオン性澱粉とコロイド
状ケイ酸の組み合わせ、グアーガムとコロイド状ケイ酸
の組み合わせ、カチオン性ポリアクリルアミドとコロイ
ド状ケイ酸の組み合わせ、特開昭62−191598号
に提案されているようなカチオン性ポリアクリルアミド
と変性ベントナイトの組み合わせ、両性ポリアクリルア
ミドとアルミ化合物の組み合わせ、ポリエチレンオキサ
イドと特殊フェノール樹脂の組み合わせ、ポリエチレン
オキサイドとベントナイトの組み合わせ、アニオン性ポ
リアクリルアミドの組み合わせ、ベントナイトとポリエ
チレンイミンとポリアクリルアミドの組み合わせ等が知
られている。
抄紙の進展に伴って、粉体の歩留まり向上の要求がます
ます高まり、種々のデュアルシステムが提案されてい
る。デュアルシステムは2種類以上の凝集剤を組み合わ
せて、セルロース繊維と粉体の強固なフロックを形成さ
せて粉体歩留まりを向上させる抄造方法である。例えば
特開昭57−51900号、特開昭62−15391号
などに提案されているようなカチオン性澱粉とコロイド
状ケイ酸の組み合わせ、グアーガムとコロイド状ケイ酸
の組み合わせ、カチオン性ポリアクリルアミドとコロイ
ド状ケイ酸の組み合わせ、特開昭62−191598号
に提案されているようなカチオン性ポリアクリルアミド
と変性ベントナイトの組み合わせ、両性ポリアクリルア
ミドとアルミ化合物の組み合わせ、ポリエチレンオキサ
イドと特殊フェノール樹脂の組み合わせ、ポリエチレン
オキサイドとベントナイトの組み合わせ、アニオン性ポ
リアクリルアミドの組み合わせ、ベントナイトとポリエ
チレンイミンとポリアクリルアミドの組み合わせ等が知
られている。
【0004】薬品を添加する方法の他に、粉体の歩留り
を向上させる方法として、抄造する製紙用パルプの叩解
を進め、繊維をフィブリル化させる方法がある。これ
は、パルプ繊維の比表面積を増やし、粉体との接触面積
を多くし、粉体歩留まりを向上させる方法である。ま
た、抄紙時にフィブリルが形成するネットワークによっ
ても、粉体が捕捉される。叩解を進める方法の中で、最
近、叩解を極端に進めた微細フィブリル化セルロースの
持つ特性が注目されている。微細フィブリル化セルロー
スは製紙用パルプに機械的せん断力を与え、繊維幅1μ
m以下、繊維長数十〜数百μmにまで極度に叩解したも
のであり、その比表面積は未叩解パルプ繊維の数百倍に
もなっている。この微細フィブリル化セルロースを製紙
用パルプに数%添加することにより、粉体含有紙を抄紙
する場合に歩留まり向上剤として優れた効果を示した例
が、特開昭60−81398、特開昭60−8139
9、特開昭60−88199等に提案されている。
を向上させる方法として、抄造する製紙用パルプの叩解
を進め、繊維をフィブリル化させる方法がある。これ
は、パルプ繊維の比表面積を増やし、粉体との接触面積
を多くし、粉体歩留まりを向上させる方法である。ま
た、抄紙時にフィブリルが形成するネットワークによっ
ても、粉体が捕捉される。叩解を進める方法の中で、最
近、叩解を極端に進めた微細フィブリル化セルロースの
持つ特性が注目されている。微細フィブリル化セルロー
スは製紙用パルプに機械的せん断力を与え、繊維幅1μ
m以下、繊維長数十〜数百μmにまで極度に叩解したも
のであり、その比表面積は未叩解パルプ繊維の数百倍に
もなっている。この微細フィブリル化セルロースを製紙
用パルプに数%添加することにより、粉体含有紙を抄紙
する場合に歩留まり向上剤として優れた効果を示した例
が、特開昭60−81398、特開昭60−8139
9、特開昭60−88199等に提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した方法が粉体歩
留まりを向上させる方法として従来行われてきたが、数
々の問題点もでている。種々の薬品を添加する方法で
は、使用量を多くすると分散系全体の電荷平衡が破れ、
過度の凝集を引き起こすことがある。強い凝集によって
粉体歩留まり(ワンパスリテンション)は向上するもの
の、地合が悪く、あるいは紙質が堅くなってしまい、紙
本来の風合いが損なわれる問題点がある。薬品によって
粉体の歩留りを向上させても、粉体の充填割合が増加す
るに従って、添加された粉体が繊維間結合の形成を阻害
するため、強度、特に引張り強さが著しく減少するとい
う問題点もある。
留まりを向上させる方法として従来行われてきたが、数
々の問題点もでている。種々の薬品を添加する方法で
は、使用量を多くすると分散系全体の電荷平衡が破れ、
過度の凝集を引き起こすことがある。強い凝集によって
粉体歩留まり(ワンパスリテンション)は向上するもの
の、地合が悪く、あるいは紙質が堅くなってしまい、紙
本来の風合いが損なわれる問題点がある。薬品によって
粉体の歩留りを向上させても、粉体の充填割合が増加す
るに従って、添加された粉体が繊維間結合の形成を阻害
するため、強度、特に引張り強さが著しく減少するとい
う問題点もある。
【0006】また、微細フィブリル化セルロースを添加
する方法では、微細フィブリル化セルロースの添加量が
増加するに従い濾水性が悪くなり、抄紙機のワイヤーパ
ートでの水切れが悪化し、紙切れなどの問題を起こすこ
とが判っている。本発明は、従来法と比較して、紙力低
下が少なく、紙の地合い等の風合いを乱すことなく、粉
体の歩留まりを向上させ、抄紙時の濾水性が良く、安定
して抄造できる粉体含有紙の製造方法を新たに提供する
ものである。
する方法では、微細フィブリル化セルロースの添加量が
増加するに従い濾水性が悪くなり、抄紙機のワイヤーパ
ートでの水切れが悪化し、紙切れなどの問題を起こすこ
とが判っている。本発明は、従来法と比較して、紙力低
下が少なく、紙の地合い等の風合いを乱すことなく、粉
体の歩留まりを向上させ、抄紙時の濾水性が良く、安定
して抄造できる粉体含有紙の製造方法を新たに提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、微細フィ
ブリル化セルロースの粉体歩留り向上効果に注目し、鋭
意検討していたところ、粉体とパルプを混合したスラリ
ーに機械的せん断力を与えることによって得られる粉体
と微細フィブリル化セルロースの複合体(以下本発明で
は、粉体複合化微細フィブリル化セルロースと言う)を
製紙用パルプスラリーに添加することにより、従来法と
比較して、地合い等の風合いを乱すことなく粉体の歩留
まりを向上させ、紙力の低下が少なく、また、微細フィ
ブリル化セルロースを抄紙工程で利用する際に最も大き
な問題となる、濾水性の悪化を防ぐという効果を見いだ
し本発明を完成させた。即ち本発明の要旨とするところ
は、粉体とパルプを混合したスラリーに強力な機械的せ
ん断力を与えることによって得られる粉体と微細フィブ
リル化セルロースの複合体(粉体複合化微細フィブリル
化セルロース)を製紙用パルプスラリーに添加した後、
抄紙することを特徴とする粉体含有紙の製造方法であ
る。
ブリル化セルロースの粉体歩留り向上効果に注目し、鋭
意検討していたところ、粉体とパルプを混合したスラリ
ーに機械的せん断力を与えることによって得られる粉体
と微細フィブリル化セルロースの複合体(以下本発明で
は、粉体複合化微細フィブリル化セルロースと言う)を
製紙用パルプスラリーに添加することにより、従来法と
比較して、地合い等の風合いを乱すことなく粉体の歩留
まりを向上させ、紙力の低下が少なく、また、微細フィ
ブリル化セルロースを抄紙工程で利用する際に最も大き
な問題となる、濾水性の悪化を防ぐという効果を見いだ
し本発明を完成させた。即ち本発明の要旨とするところ
は、粉体とパルプを混合したスラリーに強力な機械的せ
ん断力を与えることによって得られる粉体と微細フィブ
リル化セルロースの複合体(粉体複合化微細フィブリル
化セルロース)を製紙用パルプスラリーに添加した後、
抄紙することを特徴とする粉体含有紙の製造方法であ
る。
【0008】本発明者らは、粉体とパルプを混合したス
ラリーに機械的せん断力を与えることによって得られる
粉体複合化微細フィブリル化セルロースが、上記のよう
な効果を示すのは、顕微鏡観察によって以下に述べる理
由によるものと推定した。粉体とパルプスラリーの混合
物に強力な機械的せん断力を与えることで、パルプを構
成するセルロース繊維が微細化され、微細フィブリル化
セルロースを生成する。この生成過程で、粉体が微細フ
ィブリル化セルロースのネットワークに包み込まれ、あ
るいは吸着され、微細フィブリル化セルロースが粉体を
保持しているような房状の凝集体である粉体複合化微細
フィブリル化セルロースを形成する。微細化する装置の
種類や、粉体の組成によっても異なるが、粉体自身もこ
の過程で微細化される場合がある。
ラリーに機械的せん断力を与えることによって得られる
粉体複合化微細フィブリル化セルロースが、上記のよう
な効果を示すのは、顕微鏡観察によって以下に述べる理
由によるものと推定した。粉体とパルプスラリーの混合
物に強力な機械的せん断力を与えることで、パルプを構
成するセルロース繊維が微細化され、微細フィブリル化
セルロースを生成する。この生成過程で、粉体が微細フ
ィブリル化セルロースのネットワークに包み込まれ、あ
るいは吸着され、微細フィブリル化セルロースが粉体を
保持しているような房状の凝集体である粉体複合化微細
フィブリル化セルロースを形成する。微細化する装置の
種類や、粉体の組成によっても異なるが、粉体自身もこ
の過程で微細化される場合がある。
【0009】粉体複合化微細フィブリル化セルロースは
粉体の粒径よりも大きく、また、上記したように粉体が
微細フィブリル化セルロースに包み込まれている房状の
凝集体の形状をしているので、これをパルプスラリーに
添加した場合は、パルプ繊維との結合力も大きく、紙中
への歩留まりが高くなる。また、粉体複合化微細フィブ
リル化セルロースは、パルプスラリーに添加してもパル
プの凝集は起こさないので、地合の悪化を起こさずに抄
紙できる利点もある。粉体と微細フィブリル化セルロー
スが凝集した形態は、微細フィブリル化セルロースを単
独で添加したときに起こる濾水性の悪化を防ぎ、また、
粉体を添加したときに起こるパルプ繊維間結合の阻害を
防止している。また、微細化されたパルプ繊維は比表面
積が増加し、紙力の向上につながることが知られてい
て、粉体の含有量が増加しても、紙力低下を起こさず逆
に強固になる。
粉体の粒径よりも大きく、また、上記したように粉体が
微細フィブリル化セルロースに包み込まれている房状の
凝集体の形状をしているので、これをパルプスラリーに
添加した場合は、パルプ繊維との結合力も大きく、紙中
への歩留まりが高くなる。また、粉体複合化微細フィブ
リル化セルロースは、パルプスラリーに添加してもパル
プの凝集は起こさないので、地合の悪化を起こさずに抄
紙できる利点もある。粉体と微細フィブリル化セルロー
スが凝集した形態は、微細フィブリル化セルロースを単
独で添加したときに起こる濾水性の悪化を防ぎ、また、
粉体を添加したときに起こるパルプ繊維間結合の阻害を
防止している。また、微細化されたパルプ繊維は比表面
積が増加し、紙力の向上につながることが知られてい
て、粉体の含有量が増加しても、紙力低下を起こさず逆
に強固になる。
【0010】粉体複合化微細フィブリル化セルロースを
得るための機械的処理の方法としては、微細フィブリル
化セルロースを製造できるあらゆる装置を利用できる。
例えば、高圧ホモジナイザー、媒体攪拌ミル、メディア
撹拌式湿式粉砕装置、振動ミル、ボールミル、遊星ミ
ル、砥粒板擦り合わせ装置等が使用できるが、その中で
も砥粒板擦り合わせ装置を用いて粉体複合化微細フィブ
リル化セルロースを製造する方法が効率よく、また、そ
の効果も大きいことが判った。
得るための機械的処理の方法としては、微細フィブリル
化セルロースを製造できるあらゆる装置を利用できる。
例えば、高圧ホモジナイザー、媒体攪拌ミル、メディア
撹拌式湿式粉砕装置、振動ミル、ボールミル、遊星ミ
ル、砥粒板擦り合わせ装置等が使用できるが、その中で
も砥粒板擦り合わせ装置を用いて粉体複合化微細フィブ
リル化セルロースを製造する方法が効率よく、また、そ
の効果も大きいことが判った。
【0011】砥粒板の擦り合わせによるパルプの微細化
と粉体との複合化が効率的であるのは、砥粒板を構成す
る細かい砥粒によって、砥粒板擦り合わせ面にミクロな
突出部が形成され、非常に凹凸であることが大きく関係
してる。このような砥粒の突出部でパルプ繊維と粉体が
強力な機械的せん断力を受けることによって微細化と複
合化が進行するのであるが、突出部が砥粒板のいたると
ころで存在するため、パルプ繊維の細胞壁を1本1本の
フィブリルに効率的に分割し、さらに擦り合わされるこ
とによって粉体との複合化も効率的に進むと考えられ
る。また、粉体が存在することによってパルプのフィブ
リル化がさらに効率的に進むことを確認し、粉体を混合
しないときと比較して処理時間が大幅に短縮できるとい
う副次的な効果があることがわかった。
と粉体との複合化が効率的であるのは、砥粒板を構成す
る細かい砥粒によって、砥粒板擦り合わせ面にミクロな
突出部が形成され、非常に凹凸であることが大きく関係
してる。このような砥粒の突出部でパルプ繊維と粉体が
強力な機械的せん断力を受けることによって微細化と複
合化が進行するのであるが、突出部が砥粒板のいたると
ころで存在するため、パルプ繊維の細胞壁を1本1本の
フィブリルに効率的に分割し、さらに擦り合わされるこ
とによって粉体との複合化も効率的に進むと考えられ
る。また、粉体が存在することによってパルプのフィブ
リル化がさらに効率的に進むことを確認し、粉体を混合
しないときと比較して処理時間が大幅に短縮できるとい
う副次的な効果があることがわかった。
【0012】以上のように説明した砥粒板擦り合わせ装
置の一例を模式的に図1および図2に示す。図示の装置
は、上方の固定砥粒板1と下方の回転砥粒板2とを擦り
合わせ配置して構成されており、2枚の砥粒板の対向す
る内面はその中心に向けてテーパー状に切欠されて摩砕
室3となる空間を形成し、2枚の砥粒板の外周縁近傍の
フラット面4aは互いに接触して擦り合わせ部4を形成
する。固定砥粒板1の中央開孔5の上方にはホッパー6
が設置され、ホッパー6低部は摩砕室3と連通してい
る。回転砥粒板2の中央開孔は封止板7で塞がれてお
り、回転砥粒板2はその下面から下方に伸びるシャフト
8を介して駆動モーター9により回転される。回転砥粒
板2の封止板7から上方に伸びる支持棒10により、傘
状の整流板11が摩砕室3のほぼ中央に配置されてい
る。図3は固定砥粒板1を内面側からみた図であり、摩
砕室3を形成するテーパー面には中央開孔5からほぼ放
射方向に送り溝12が形成され、擦り合わせ部となる外
周縁近傍のフラット面4aには送り溝12は形成されて
いない。なお、送り溝の形態や本数は必ずしも図示のも
のに限定されない。
置の一例を模式的に図1および図2に示す。図示の装置
は、上方の固定砥粒板1と下方の回転砥粒板2とを擦り
合わせ配置して構成されており、2枚の砥粒板の対向す
る内面はその中心に向けてテーパー状に切欠されて摩砕
室3となる空間を形成し、2枚の砥粒板の外周縁近傍の
フラット面4aは互いに接触して擦り合わせ部4を形成
する。固定砥粒板1の中央開孔5の上方にはホッパー6
が設置され、ホッパー6低部は摩砕室3と連通してい
る。回転砥粒板2の中央開孔は封止板7で塞がれてお
り、回転砥粒板2はその下面から下方に伸びるシャフト
8を介して駆動モーター9により回転される。回転砥粒
板2の封止板7から上方に伸びる支持棒10により、傘
状の整流板11が摩砕室3のほぼ中央に配置されてい
る。図3は固定砥粒板1を内面側からみた図であり、摩
砕室3を形成するテーパー面には中央開孔5からほぼ放
射方向に送り溝12が形成され、擦り合わせ部となる外
周縁近傍のフラット面4aには送り溝12は形成されて
いない。なお、送り溝の形態や本数は必ずしも図示のも
のに限定されない。
【0013】この装置による微細化および複合化処理は
以下のようにして行われる。パルプと粉体を混合したス
ラリーをホッパー6へ供給すると(図2の矢印A)、こ
の混合スラリーは流下して整流板11により放射方向へ
分散されて摩砕室3内に均一に供給される。摩砕室3内
のパルプスラリーは、回転砥粒板2の遠心力と摩砕室3
内面の送り溝12の作用によって砥粒板1、2の擦り合
わせ部4へ送られ、ここで上下の砥粒板の擦り合わせ作
用によってパルプの微細化と粉体との複合化がなされ
る。かくして生成された粉体複合化微細フィブリル化セ
ルロースのスラリーは砥粒板1、2の外周縁から遠心力
により流出する(図2の矢印B)。流出する粉体複合化
微細フィブリル化セルロースのスラリーはホッパー6に
再循環し、所望の粉体複合化微細フィブリル化セルロー
スが得られるまでこの処理を施すことができる。
以下のようにして行われる。パルプと粉体を混合したス
ラリーをホッパー6へ供給すると(図2の矢印A)、こ
の混合スラリーは流下して整流板11により放射方向へ
分散されて摩砕室3内に均一に供給される。摩砕室3内
のパルプスラリーは、回転砥粒板2の遠心力と摩砕室3
内面の送り溝12の作用によって砥粒板1、2の擦り合
わせ部4へ送られ、ここで上下の砥粒板の擦り合わせ作
用によってパルプの微細化と粉体との複合化がなされ
る。かくして生成された粉体複合化微細フィブリル化セ
ルロースのスラリーは砥粒板1、2の外周縁から遠心力
により流出する(図2の矢印B)。流出する粉体複合化
微細フィブリル化セルロースのスラリーはホッパー6に
再循環し、所望の粉体複合化微細フィブリル化セルロー
スが得られるまでこの処理を施すことができる。
【0014】砥粒板擦り合わせ装置の砥粒板は、研磨材
の粒子である砥粒を結合材で固めて形成したものであ
り、砥粒の材質としては従来から慣用されているもの、
例えばダイヤモンド、コランダム、エメリー等の天然品
や、合成ダイヤ、立方晶窒化ホウ素、アルミナ、炭化ケ
イ素、炭化ホウ素等の人造品が使用できる。砥粒の材質
として多孔性セラミックスを使用する場合には、微細化
されたセルロースがセラミックスの細孔内部に進入し、
細菌が発生する可能性があるため、セラミックスの細孔
を合成樹脂等で予め埋めておくことが望ましい。
の粒子である砥粒を結合材で固めて形成したものであ
り、砥粒の材質としては従来から慣用されているもの、
例えばダイヤモンド、コランダム、エメリー等の天然品
や、合成ダイヤ、立方晶窒化ホウ素、アルミナ、炭化ケ
イ素、炭化ホウ素等の人造品が使用できる。砥粒の材質
として多孔性セラミックスを使用する場合には、微細化
されたセルロースがセラミックスの細孔内部に進入し、
細菌が発生する可能性があるため、セラミックスの細孔
を合成樹脂等で予め埋めておくことが望ましい。
【0015】特に本発明で用いる砥粒板擦り合わせ装置
の砥粒板としては、砥粒の粒度がJIS P 6001
に規定されている粒度で24番〜80番のものを使用す
ることが必要である。本発明者らは、パルプの微細化効
果および粉体との複合化効果について粒度が5番〜24
0番までの粒度を順次検討した結果、粒度が24番より
粗い粒度の場合は、摩砕処理を長時間施しても所望の微
細化、複合化が進行せず、一方、粒度が80番より細か
い粒度の場合には、砥粒板の擦り合わせ部で詰まりが発
生しやすくなり微細化および複合化されたスラリーの排
出が困難になることが判明した。従って砥粒の粒度は2
4〜80番である必要がある。
の砥粒板としては、砥粒の粒度がJIS P 6001
に規定されている粒度で24番〜80番のものを使用す
ることが必要である。本発明者らは、パルプの微細化効
果および粉体との複合化効果について粒度が5番〜24
0番までの粒度を順次検討した結果、粒度が24番より
粗い粒度の場合は、摩砕処理を長時間施しても所望の微
細化、複合化が進行せず、一方、粒度が80番より細か
い粒度の場合には、砥粒板の擦り合わせ部で詰まりが発
生しやすくなり微細化および複合化されたスラリーの排
出が困難になることが判明した。従って砥粒の粒度は2
4〜80番である必要がある。
【0016】本発明者ら種々検討した結果では、粉体複
合化微細フィブリル化セルロースを構成する微細フィブ
リル化セルロースは、数平均繊維長が0.05〜0.3
mmであることが好ましいことが判った。この長さより
長いと粉体を包み込む効果が少なくなり、また同時に比
表面積も小さくなってしまうため、繊維間結合を補強す
るバインダー効果も小さくなり、紙力増強効果が少なく
なる。また、0.05mmよりも短くなると抄紙時のワ
イヤー上での脱水時にワイヤーの間隙から粉体複合化微
細フィブリル化セルロースが抜ける傾向が大きくなるた
め、歩留りが良好でなくなる。
合化微細フィブリル化セルロースを構成する微細フィブ
リル化セルロースは、数平均繊維長が0.05〜0.3
mmであることが好ましいことが判った。この長さより
長いと粉体を包み込む効果が少なくなり、また同時に比
表面積も小さくなってしまうため、繊維間結合を補強す
るバインダー効果も小さくなり、紙力増強効果が少なく
なる。また、0.05mmよりも短くなると抄紙時のワ
イヤー上での脱水時にワイヤーの間隙から粉体複合化微
細フィブリル化セルロースが抜ける傾向が大きくなるた
め、歩留りが良好でなくなる。
【0017】本発明の数平均繊維長はKAJAANI社
(フィンランド)製の繊維長分布測定器(FS−20
0)で測定したデータのうち、一定のパルプサスペンシ
ョン中に存在する繊維の全長を積算した後、その本数で
割った値を示す。通常の紙の原料であるLBKP、NB
KPは数平均繊維長でそれぞれ0.5mm,および1m
m程度の長さであり、叩解を進めることで発生するフィ
ブリル化した繊維ですら数平均繊維長は最小0.35m
m程度の長さである。これに対し、本発明で製造される
粉体複合化微細フィブリル化セルロースの数平均繊維長
は0.05〜0.3mmであり、極めて微細なものであ
る。
(フィンランド)製の繊維長分布測定器(FS−20
0)で測定したデータのうち、一定のパルプサスペンシ
ョン中に存在する繊維の全長を積算した後、その本数で
割った値を示す。通常の紙の原料であるLBKP、NB
KPは数平均繊維長でそれぞれ0.5mm,および1m
m程度の長さであり、叩解を進めることで発生するフィ
ブリル化した繊維ですら数平均繊維長は最小0.35m
m程度の長さである。これに対し、本発明で製造される
粉体複合化微細フィブリル化セルロースの数平均繊維長
は0.05〜0.3mmであり、極めて微細なものであ
る。
【0018】この粉体複合化微細フィブリル化セルロー
スを製造する際のパルプと粉体の割合は、どのような割
合でも効果を示すが、乾燥重量比で1:1〜1:10の
範囲で効果が著しいことが判った。この範囲以外ではパ
ルプ繊維と粉体のどちらかが過剰な状態であり、製造効
率が悪くなり、製紙用パルプに添加したときの効果も小
さくなる傾向があることを確認した。また、実機での濾
水性、粉体の添加量、微細フィブリル化セルロースの使
用量などを考慮すると、1:5の割合が好ましい。
スを製造する際のパルプと粉体の割合は、どのような割
合でも効果を示すが、乾燥重量比で1:1〜1:10の
範囲で効果が著しいことが判った。この範囲以外ではパ
ルプ繊維と粉体のどちらかが過剰な状態であり、製造効
率が悪くなり、製紙用パルプに添加したときの効果も小
さくなる傾向があることを確認した。また、実機での濾
水性、粉体の添加量、微細フィブリル化セルロースの使
用量などを考慮すると、1:5の割合が好ましい。
【0019】粉体複合化微細フィブリル化セルロースを
製造する際の粉体とパルプを混合したスラリーの固形分
濃度は1〜10%が好ましい。固形分濃度が1%未満だ
と処理時間が長くかかり、また粉体と繊維との距離が大
きくなるため、うまく粉体を保持しない場合がある。ま
たパルプを微細化するに従い粘度が著しく増加してしま
うため、10%を越える濃度ではスムーズに処理できな
くなる。
製造する際の粉体とパルプを混合したスラリーの固形分
濃度は1〜10%が好ましい。固形分濃度が1%未満だ
と処理時間が長くかかり、また粉体と繊維との距離が大
きくなるため、うまく粉体を保持しない場合がある。ま
たパルプを微細化するに従い粘度が著しく増加してしま
うため、10%を越える濃度ではスムーズに処理できな
くなる。
【0020】粉体複合化微細フィブリル化セルロースを
製造する際に使用するパルプとしてはあらゆるものが使
用できる。例えば広葉樹晒しクラフトパルプ(LBK
P)、針葉樹晒しクラフトパルプ(NBKP)、針葉樹
晒しサルファイトパルプ(NBSP)、等の化学パル
プ、砕木パルプ(GP),サーモメカニカルパルプ(T
MP)等の機械パルプ等の木材パルプや、コットンパル
プや、麻、雁皮、三椏繊維パルプ等の非木材パルプ、再
生セルロース繊維が用いられる。粉体を複合化するため
にはよりフィブリル化しやすい繊維の方が適するため、
木材パルプでは仮導管を主成分とするNBKPを使用す
ることが好ましい。
製造する際に使用するパルプとしてはあらゆるものが使
用できる。例えば広葉樹晒しクラフトパルプ(LBK
P)、針葉樹晒しクラフトパルプ(NBKP)、針葉樹
晒しサルファイトパルプ(NBSP)、等の化学パル
プ、砕木パルプ(GP),サーモメカニカルパルプ(T
MP)等の機械パルプ等の木材パルプや、コットンパル
プや、麻、雁皮、三椏繊維パルプ等の非木材パルプ、再
生セルロース繊維が用いられる。粉体を複合化するため
にはよりフィブリル化しやすい繊維の方が適するため、
木材パルプでは仮導管を主成分とするNBKPを使用す
ることが好ましい。
【0021】粉体複合化微細フィブリル化セルロースを
製造する際に使用する粉体としてはあらゆるものが使用
できる。具体的に述べるとクレー、炭酸カルシウム、タ
ルク、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化マグ
ネシウム、水酸化カルシウム、アルミン酸カルシウム、
ゼオライト、セピオライト、硫化亜鉛、石こう、珪藻
土、沈降性硫酸バリウム、プラスチックピグメントなど
が使用できる。また、紙を着色する目的で使用するモリ
ブデンオレンジ、酸化鉄、ウルトラマリーン等の無機顔
料や、ナフタノール顔料、燐モリブデン酸顔料、フタロ
シアニン系顔料、キナクリドン系顔料、シアン化鉄等の
有機顔料が使用できる。
製造する際に使用する粉体としてはあらゆるものが使用
できる。具体的に述べるとクレー、炭酸カルシウム、タ
ルク、二酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化マグ
ネシウム、水酸化カルシウム、アルミン酸カルシウム、
ゼオライト、セピオライト、硫化亜鉛、石こう、珪藻
土、沈降性硫酸バリウム、プラスチックピグメントなど
が使用できる。また、紙を着色する目的で使用するモリ
ブデンオレンジ、酸化鉄、ウルトラマリーン等の無機顔
料や、ナフタノール顔料、燐モリブデン酸顔料、フタロ
シアニン系顔料、キナクリドン系顔料、シアン化鉄等の
有機顔料が使用できる。
【0022】本発明の粉体含有紙を製造する方法は、通
常濃度4重量%程度の製紙用パルプスラリーに粉体複合
化微細フィブリル化セルロースを粉体比に換算して製紙
用パルプに対して1〜20重量%添加する。この際必要
に応じて染料、顔料等の着色剤、サイズ剤、乾燥紙力増
強剤、湿潤紙力増強剤、歩留り向上剤等を添加すること
もできる。粉体複合化微細フィブリル化セルロースの添
加場所は、その歩留りを考慮し、よりヘッドボックスに
近い位置の方が好ましい。
常濃度4重量%程度の製紙用パルプスラリーに粉体複合
化微細フィブリル化セルロースを粉体比に換算して製紙
用パルプに対して1〜20重量%添加する。この際必要
に応じて染料、顔料等の着色剤、サイズ剤、乾燥紙力増
強剤、湿潤紙力増強剤、歩留り向上剤等を添加すること
もできる。粉体複合化微細フィブリル化セルロースの添
加場所は、その歩留りを考慮し、よりヘッドボックスに
近い位置の方が好ましい。
【0023】歩留り向上剤としては、硫酸バンド(硫酸
アルミニウム)等の無機化合物やポリエチレンイミン、
ポリアクリルアミド、ポリアミドポリアミンエピクロル
ヒドリン等の有機高分子化合物を用いることが可能で、
カチオン性のポリアクリルアミドとアニオン性のポリア
クリルアミドを併用する等の前記したようなデュアルシ
ステムの方法なども可能である。本発明の粉体含有紙は
円網抄紙機、長網抄紙機、傾斜型抄紙機、ツインワイヤ
ー抄紙機等を使用して常法に従い抄紙する。
アルミニウム)等の無機化合物やポリエチレンイミン、
ポリアクリルアミド、ポリアミドポリアミンエピクロル
ヒドリン等の有機高分子化合物を用いることが可能で、
カチオン性のポリアクリルアミドとアニオン性のポリア
クリルアミドを併用する等の前記したようなデュアルシ
ステムの方法なども可能である。本発明の粉体含有紙は
円網抄紙機、長網抄紙機、傾斜型抄紙機、ツインワイヤ
ー抄紙機等を使用して常法に従い抄紙する。
【0024】以下実施例により本発明を具体的に説明す
る。重量部、重量%はいずれも乾燥重量部、乾燥重量%
を示す。実施例1 NBKPとクレー(白土一級、白石工業(株)製造)を
乾燥重量比1:5に混合し、固形分濃度6重量%のスラ
リーを調製した。このスラリーをスーパーグラインデル
(増幸産業(株)製造)で15分間処理し、粉体複合化
微細フィブリル化セルロースを得た。微細フィブリル化
セルロースの数平均繊維長を測定したところ0.28m
mであった。ついでフリーネス500mlCSFに調製
したNBKPからなる製紙用パルプ88重量部に、先に
調製した粉体複合微細フィブリル化セルロースを12重
量部添加した。これにより全製紙原料(製紙用パルプ+
微細フィブリル化セルロース)に対する微細フィブリル
化セルロースおよびクレーの含有量は、それぞれ2重量
%、10重量%になる。粉体複合微細フィブリル化セル
ロースを均一に分散するため10分間攪拌した後、定着
剤として硫酸アルミニウムを使用し、スラリーのpHが
4.5になるように添加した。ついで長網抄紙機を使用
して常法に従い坪量80g/m2の粉体含有紙を抄造し
た。
る。重量部、重量%はいずれも乾燥重量部、乾燥重量%
を示す。実施例1 NBKPとクレー(白土一級、白石工業(株)製造)を
乾燥重量比1:5に混合し、固形分濃度6重量%のスラ
リーを調製した。このスラリーをスーパーグラインデル
(増幸産業(株)製造)で15分間処理し、粉体複合化
微細フィブリル化セルロースを得た。微細フィブリル化
セルロースの数平均繊維長を測定したところ0.28m
mであった。ついでフリーネス500mlCSFに調製
したNBKPからなる製紙用パルプ88重量部に、先に
調製した粉体複合微細フィブリル化セルロースを12重
量部添加した。これにより全製紙原料(製紙用パルプ+
微細フィブリル化セルロース)に対する微細フィブリル
化セルロースおよびクレーの含有量は、それぞれ2重量
%、10重量%になる。粉体複合微細フィブリル化セル
ロースを均一に分散するため10分間攪拌した後、定着
剤として硫酸アルミニウムを使用し、スラリーのpHが
4.5になるように添加した。ついで長網抄紙機を使用
して常法に従い坪量80g/m2の粉体含有紙を抄造し
た。
【0025】実施例2 NBKP(同上)とクレー(同上)を乾燥重量比1:1
0に混合し、固形分濃度6重量%のスラリーを調製し
た。このスラリーをスーパーグラインデル(同上)で1
5分間処理し、粉体複合化微細フィブリル化セルロース
を得た。微細フィブリル化セルロースの数平均繊維長を
測定したところ0.18mmであった。ついでフリーネ
ス500mlCSFに調製したNBKPからなる製紙用
パルプ45重量部に、先に調製した粉体複合微細フィブ
リル化セルロースを55重量部添加した。これにより全
製紙原料に対する微細フィブリル化セルロースおよびク
レーの含有量は、それぞれ5重量%、50重量%にな
る。粉体複合微細フィブリル化セルロースを均一に分散
するため10分間攪拌した後、定着剤として硫酸アルミ
ニウムを使用し、スラリーのpHが4.5になるように
添加した。ついで長網抄紙機を使用して常法に従い坪量
80g/m2の粉体含有紙を抄造した。
0に混合し、固形分濃度6重量%のスラリーを調製し
た。このスラリーをスーパーグラインデル(同上)で1
5分間処理し、粉体複合化微細フィブリル化セルロース
を得た。微細フィブリル化セルロースの数平均繊維長を
測定したところ0.18mmであった。ついでフリーネ
ス500mlCSFに調製したNBKPからなる製紙用
パルプ45重量部に、先に調製した粉体複合微細フィブ
リル化セルロースを55重量部添加した。これにより全
製紙原料に対する微細フィブリル化セルロースおよびク
レーの含有量は、それぞれ5重量%、50重量%にな
る。粉体複合微細フィブリル化セルロースを均一に分散
するため10分間攪拌した後、定着剤として硫酸アルミ
ニウムを使用し、スラリーのpHが4.5になるように
添加した。ついで長網抄紙機を使用して常法に従い坪量
80g/m2の粉体含有紙を抄造した。
【0026】比較例1 フリーネス500mlCSFに調製したNBKP(同
上)90重量部にクレー(同上)を10重量部添加し
た。全製紙原料に対するクレーの含有量は、10重量%
になる。クレーを均一に分散するため10分間攪拌した
後、定着剤として硫酸アルミニウムを使用し、スラリー
のpHが4.5になるように添加した。ついでポリエチ
レンイミン(商品名「ポリミンSN」、BASF(株)
製造)を1重量部添加し、長網抄紙機を使用して常法に
従い坪量80g/m2の粉体含有紙を抄造した。
上)90重量部にクレー(同上)を10重量部添加し
た。全製紙原料に対するクレーの含有量は、10重量%
になる。クレーを均一に分散するため10分間攪拌した
後、定着剤として硫酸アルミニウムを使用し、スラリー
のpHが4.5になるように添加した。ついでポリエチ
レンイミン(商品名「ポリミンSN」、BASF(株)
製造)を1重量部添加し、長網抄紙機を使用して常法に
従い坪量80g/m2の粉体含有紙を抄造した。
【0027】比較例2 フリーネス500mlCSFに調製したNBKP(同
上)88重量部に対し、スーパーグラインデル(同上)
によって数平均繊維長0.28mmに調製した微細フィ
ブリル化セルロースを2重量部添加し、均一に分散し
た。このスラリーにクレー(同上)を10重量部添加し
た。これにより全製紙原料に対する微細フィブリル化セ
ルロースおよびクレーの含有量は、それぞれ2重量%、
10重量%になる。クレーを均一に分散するため10分
間攪拌した後、定着剤として硫酸アルミニウムを使用
し、スラリーのpHが4.5になるように添加した。長
網抄紙機を使用して常法に従い坪量80g/m2の粉体
含有紙を抄造した。
上)88重量部に対し、スーパーグラインデル(同上)
によって数平均繊維長0.28mmに調製した微細フィ
ブリル化セルロースを2重量部添加し、均一に分散し
た。このスラリーにクレー(同上)を10重量部添加し
た。これにより全製紙原料に対する微細フィブリル化セ
ルロースおよびクレーの含有量は、それぞれ2重量%、
10重量%になる。クレーを均一に分散するため10分
間攪拌した後、定着剤として硫酸アルミニウムを使用
し、スラリーのpHが4.5になるように添加した。長
網抄紙機を使用して常法に従い坪量80g/m2の粉体
含有紙を抄造した。
【0028】比較例3 フリーネス500mlCSFに調製したNBKP(同
上)90重量部にクレー(同上)を50重量部添加し
た。これにより全製紙原料に対するクレーの含有量は、
50重量%になる。クレーを均一に分散するため10分
間攪拌した後、定着剤として硫酸アルミニウムを使用
し、スラリーのpHが4.5になるように添加し、つい
でポリエチレンイミン(同上)を1重量部添加し、長網
抄紙機を使用して常法に従い坪量80g/m2の粉体含
有紙を抄造した。
上)90重量部にクレー(同上)を50重量部添加し
た。これにより全製紙原料に対するクレーの含有量は、
50重量%になる。クレーを均一に分散するため10分
間攪拌した後、定着剤として硫酸アルミニウムを使用
し、スラリーのpHが4.5になるように添加し、つい
でポリエチレンイミン(同上)を1重量部添加し、長網
抄紙機を使用して常法に従い坪量80g/m2の粉体含
有紙を抄造した。
【0029】比較例4 フリーネス500mlCSFに調製したNBKP(同
上)45重量部に対し、スーパーグラインデル(同上)
によって数平均繊維長0.18mmに調製した微細フィ
ブリル化セルロースを5重量部添加し、均一に分散し
た。このスラリーにクレー(同上)を45重量部添加し
た。これにより全製紙原料に対する微細フィブリル化セ
ルロースおよびクレーの含有量は、それぞれ5重量%、
50重量%になる。クレーを均一に分散するため10分
間攪拌した後、定着剤として硫酸アルミニウムをpH
4.5になるように添加した。長網抄紙機を使用して常
法に従い坪量80g/m2の粉体含有紙を抄造した。
上)45重量部に対し、スーパーグラインデル(同上)
によって数平均繊維長0.18mmに調製した微細フィ
ブリル化セルロースを5重量部添加し、均一に分散し
た。このスラリーにクレー(同上)を45重量部添加し
た。これにより全製紙原料に対する微細フィブリル化セ
ルロースおよびクレーの含有量は、それぞれ5重量%、
50重量%になる。クレーを均一に分散するため10分
間攪拌した後、定着剤として硫酸アルミニウムをpH
4.5になるように添加した。長網抄紙機を使用して常
法に従い坪量80g/m2の粉体含有紙を抄造した。
【0030】実施例及び比較例で得られた粉体含有紙の
物性評価を行った。各物性測定方法及び評価は下記によ
った。 1)濾水性:抄紙網上で水切れの程度を目視により観察
した。○は濾水性が良好なことを、△は実用上問題の無
いことを、×は濾水性が悪く実用上問題のあることをを
示す。 2)灰分:JIS P8128に規定する方法で測定し
た。 3)粉体歩留り:(灰分/理論灰分値)×100から求
めた。 4)裂断長:JIS P8113に規定する方法で測定
した。同一の坪量の紙においては、裂断長が大きいほう
が引張り強さも大きなことを示す。 5)地合:透過光で観察した紙のシートフォーメーショ
ンが均一な状態を○、ややフロックが形成されている状
態を△、大きなフロックが形成され不均一な状態を×で
示す。 評価結果を表1に示す。
物性評価を行った。各物性測定方法及び評価は下記によ
った。 1)濾水性:抄紙網上で水切れの程度を目視により観察
した。○は濾水性が良好なことを、△は実用上問題の無
いことを、×は濾水性が悪く実用上問題のあることをを
示す。 2)灰分:JIS P8128に規定する方法で測定し
た。 3)粉体歩留り:(灰分/理論灰分値)×100から求
めた。 4)裂断長:JIS P8113に規定する方法で測定
した。同一の坪量の紙においては、裂断長が大きいほう
が引張り強さも大きなことを示す。 5)地合:透過光で観察した紙のシートフォーメーショ
ンが均一な状態を○、ややフロックが形成されている状
態を△、大きなフロックが形成され不均一な状態を×で
示す。 評価結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】実施例1と2は粉体複合化微細フィブリル
化セルロースをスラリーに添加した例で、比較例1と3
はデュアルポリマーシステムを使用した例で、比較例2
と4は微細フィブリル化セルロースと粉体を別個にスラ
リーに添加使用した例である。表1から以下のことが判
る。 1)実施例1と比較例1を比べると繊維(パルプ+微細
フィブリル化セルロース)に対しての粉体添加量が同一
であるにも関わらず、粉体複合化微細フィブリル化セル
ロースを使用した実施例1のほうが、比較例1のデュア
ルポリマーシステムより、粉体歩留り、引張り強さ、地
合が優れていることが判る。 2)実施例1と比較例2を比べるとパルプ、微細フィブ
リル化セルロース、クレーの比率が同一であるのにもか
かわらず、粉体複合化微細フィブリル化セルロースを使
用した実施例1のほうが濾水性、粉体歩留り、引張り強
さ、地合がいずれも比較例2より優れていることが判
る。 3)粉体の添加量を多くした実施例2と比較例3を比べ
ると、デュアルポリマーシステム(比較例3)では、濾
水性は良好であるが、引張り強さが弱く、フロック地合
になってしまうことが判る。これに対して実施例2で
は、濾水性も良好で、引張り強さ、粉体歩留り、地合の
いずれも比較例3より良好のことが判る。 4)粉体の添加量を多くした実施例2と比較例4を比べ
ると、パルプ、微細フィブリル化セルロース、クレーの
比率が同一であるのにもかかわらず、粉体複合化微細フ
ィブリル化セルロースを使用した実施例2のほうが、微
細フィブリル化セルロースと粉体を別個に添加した実施
例4より、濾水性、粉体歩留り、引張り強さ、地合がい
ずれも良好なことが判る。
化セルロースをスラリーに添加した例で、比較例1と3
はデュアルポリマーシステムを使用した例で、比較例2
と4は微細フィブリル化セルロースと粉体を別個にスラ
リーに添加使用した例である。表1から以下のことが判
る。 1)実施例1と比較例1を比べると繊維(パルプ+微細
フィブリル化セルロース)に対しての粉体添加量が同一
であるにも関わらず、粉体複合化微細フィブリル化セル
ロースを使用した実施例1のほうが、比較例1のデュア
ルポリマーシステムより、粉体歩留り、引張り強さ、地
合が優れていることが判る。 2)実施例1と比較例2を比べるとパルプ、微細フィブ
リル化セルロース、クレーの比率が同一であるのにもか
かわらず、粉体複合化微細フィブリル化セルロースを使
用した実施例1のほうが濾水性、粉体歩留り、引張り強
さ、地合がいずれも比較例2より優れていることが判
る。 3)粉体の添加量を多くした実施例2と比較例3を比べ
ると、デュアルポリマーシステム(比較例3)では、濾
水性は良好であるが、引張り強さが弱く、フロック地合
になってしまうことが判る。これに対して実施例2で
は、濾水性も良好で、引張り強さ、粉体歩留り、地合の
いずれも比較例3より良好のことが判る。 4)粉体の添加量を多くした実施例2と比較例4を比べ
ると、パルプ、微細フィブリル化セルロース、クレーの
比率が同一であるのにもかかわらず、粉体複合化微細フ
ィブリル化セルロースを使用した実施例2のほうが、微
細フィブリル化セルロースと粉体を別個に添加した実施
例4より、濾水性、粉体歩留り、引張り強さ、地合がい
ずれも良好なことが判る。
【0033】上記実施例及び比較例では粉体としてクレ
ーの例を挙げたが、前述したような他の粉体においても
同様の結果が得られることを本発明者らは確認した。
ーの例を挙げたが、前述したような他の粉体においても
同様の結果が得られることを本発明者らは確認した。
【0034】
【発明の効果】本発明の粉体含有紙の製造方法は下記に
述べるような顕著な効果を有する。 1)粉体の歩留りが最も良いと言われてきたデュアルポ
リマーシステムをも凌ぐ粉体歩留りを実現出来るにもか
かわらず、紙の地合を崩さずに抄紙することができる。 2)粉体と微細フィブリル化セルロースを別々に添加す
る従来の方法の問題点であった濾水性の悪化を本発明で
は改善でき、抄造が容易になる。 3)粉体含有紙を抄造するにあたって、従来、粉体の定
着量の増加に伴う紙の強度の低下が言われていたが、本
発明では粉体の定着量が増加しても紙力の低下を防ぐこ
とができる。 4)以上の特性を利用して、本発明はクレー、タルク、
カオリン、炭酸カルシウム、二酸化チタン等の粉体を内
添した上質紙等の印刷用紙や水酸化アルミニウム、水酸
化マグネシウム、カルシウムアルミネート、水酸化カル
シウム、アルミン酸カルシウム等の粉体を内添した難燃
紙、不燃紙やシリカゲル、アルミノシリケート、ゼオラ
イト、活性炭、活性アルミナ等の粉体を内添したガス吸
着紙等々の製造に好適に利用できる。
述べるような顕著な効果を有する。 1)粉体の歩留りが最も良いと言われてきたデュアルポ
リマーシステムをも凌ぐ粉体歩留りを実現出来るにもか
かわらず、紙の地合を崩さずに抄紙することができる。 2)粉体と微細フィブリル化セルロースを別々に添加す
る従来の方法の問題点であった濾水性の悪化を本発明で
は改善でき、抄造が容易になる。 3)粉体含有紙を抄造するにあたって、従来、粉体の定
着量の増加に伴う紙の強度の低下が言われていたが、本
発明では粉体の定着量が増加しても紙力の低下を防ぐこ
とができる。 4)以上の特性を利用して、本発明はクレー、タルク、
カオリン、炭酸カルシウム、二酸化チタン等の粉体を内
添した上質紙等の印刷用紙や水酸化アルミニウム、水酸
化マグネシウム、カルシウムアルミネート、水酸化カル
シウム、アルミン酸カルシウム等の粉体を内添した難燃
紙、不燃紙やシリカゲル、アルミノシリケート、ゼオラ
イト、活性炭、活性アルミナ等の粉体を内添したガス吸
着紙等々の製造に好適に利用できる。
【図1】本発明で使用する砥粒板擦り合わせ装置の一例
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図2】図1の装置の断面図。
【図3】図1の装置に使用される砥粒板の一例を示す平
面図。
面図。
1:固定砥粒板 2:回転砥粒板 3:摩砕室 4:擦り合わせ部 6:ホッパー 9:駆動モーター 12:送り溝
Claims (5)
- 【請求項1】 粉体とパルプを混合したスラリーに強力
な機械的せん断力を与えることによって得られる粉体と
微細フィブリル化セルロースの複合体(粉体複合化微細
フィブリル化セルロース)を製紙用パルプスラリーに添
加した後、抄紙することを特徴とする粉体含有紙の製造
方法。 - 【請求項2】 機械的せん断力を与える装置として、粒
度が24〜80番の砥粒からなる砥粒板を複数枚擦り合
わせ配置した砥粒板擦り合わせ装置を使用し、この装置
の擦り合わせ部に粉体とパルプを混合したスラリーを通
過させて製造した粉体複合化微細フィブリル化セルロー
スを使用することを特徴とする請求項1記載の粉体含有
紙の製造方法。 - 【請求項3】 微細フィブリル化セルロースの数平均繊
維長が0.05〜0.3mmであることを特徴とする請
求項1記載の粉体含有紙の製造方法。 - 【請求項4】 粉体複合化微細フィブリル化セルロース
を製造する際のパルプと粉体の割合が、乾燥重量比で
1:1〜1:10であることを特徴とする請求項1及び
3に記載の粉体含有紙の製造方法。 - 【請求項5】 粉体複合化微細フィブリル化セルロース
を製造する際のスラリーの固形分濃度が1〜10重量%
であることを特徴とする請求項1及び3及び4に記載の
粉体含有紙の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24058894A JP3421446B2 (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 粉体含有紙の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24058894A JP3421446B2 (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 粉体含有紙の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0881896A true JPH0881896A (ja) | 1996-03-26 |
| JP3421446B2 JP3421446B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=17061749
Family Applications (1)
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