JPH0882540A - 超音波流量測定方法及びその超音波流量計 - Google Patents

超音波流量測定方法及びその超音波流量計

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JPH0882540A
JPH0882540A JP6217253A JP21725394A JPH0882540A JP H0882540 A JPH0882540 A JP H0882540A JP 6217253 A JP6217253 A JP 6217253A JP 21725394 A JP21725394 A JP 21725394A JP H0882540 A JPH0882540 A JP H0882540A
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JP
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ultrasonic
flow
average
pipe
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JP6217253A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Kagifuku
辰緒 鍵福
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、配管内の平均流速の測定精度を高め
て流量測定の高精度化を図る。 【構成】配管1の断面に対して直交する方向に配置され
た2つの超音波トランスデューサT10,R10及びT11,
R11により各流速A、Bを測定し、これら流速A、Bか
らその平均流速v´を求めるとともに補正係数kを求
め、これら平均流速v´及び補正係数kから流量Qを求
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配管内におれる超音波
の伝播時間から流速を測定し、この流速から流量を求め
る超音波流量測定方法及びその超音波流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波流量計は、配管内に流れる流体に
超音波を伝播させ、このときの超音波の伝播時間から流
速v(m/s)を検出し、この流速から流量Q(m3
h) Q=S・v …(1) を演算して求めている。なお、Sは配管内の断面積(m
2 )である。
【0003】図9はかかる超音波流量計の一般的な測定
原理を示すブロック図である。配管1には、1対の送受
信器T1、R1及びT2、R2から成る各超音波トラン
スデューサが設けられている。
【0004】これら超音波トランスデューサは、各送受
信器T1とR1、T2とR2の間が、それぞれ距離Lを
おいて配置され、かつ一方の送受信器T1、R1は、超
音波の伝播方向が流体の流れ方向に一致し、他方の送受
信器T2、R2は、超音波の伝播方向が流体の流れ方向
に対して反対方向に配置されている。
【0005】この超音波トランスデューサの配管1に対
する具体的な配置を説明すると、図10に示すように配
管1に対して超音波トランスデューサの送信器T1が台
座2を介して所定角度で設けられ、この送信器T1の超
音波伝播方向に超音波トランスデューサの受信器R1が
台座3を介して所定角度で配置されている。
【0006】なお、図11は配管1の断面方向から見た
超音波トランスデューサの配置図である。従って、これ
ら送信器T1と受信器R1とが距離Lをおいて配置され
ており、送信器T1から送信された超音波が角度θで管
内に入射し、流体中を伝播して受信器R1に入射する。
【0007】このような構成であれば、送信器T1から
超音波を送信すると、この超音波は流体の流れ方向に伝
播して受信器R1で受信され、他方の送信器T2から超
音波を送信すると、この超音波は流体の流れと反対方向
に伝播して受信器R2で受信される。
【0008】このように超音波が伝播すると、その伝播
速度t1、t2は、流体中の音速をCとすると、流れ方
向(下流方向)に向かって t1=C+v …(2) となり、流れと反対方向(下流方向)に向かって t2=C−v …(3) となる。
【0009】各送受信器の間隔はLであるので、伝播時
間の差τは、 Δτ=t1−t2 =L/(C−v)−L/(C+v) =2L・v/C2 …(4) となる。
【0010】この関係から上流方向及び下流方向に超音
波の伝播時間差を検出し演算することで、流体の速度v
を、次式を演算して求める。 v=Δτ・C2 /2L …(5) 従って、この流体の速度vを上記式(1) に代入すること
によって配管1内に流れる流量Qが求められる。
【0011】ところで、上記超音波流量計は超音波トラ
ンスデューサ間の1点での流速を検出しているので、配
管1内の流速は図12に示すように層流となる速度分布
を前提としている。なお、図12(a) は流体の流れ方向
の層流の速度分布曲線、同図(b) は断面から見た流速の
等高線である。
【0012】ところが、超音波トランスデューサの上流
側又は下流側に、配管の曲りや弁等流体の流れを乱流に
するようなものがあると、図13に示すような乱流の速
度分布曲線及び断面から見た流速の等高線となる。
【0013】このような乱流の速度分布になると、超音
波トランスデューサ間の1点での流速検出では、配管1
内の平均速度の誤差により流量Qの測定誤差が生じる。
又、図14に配管1内を流れる流体が層流と乱流との速
度分布曲線の模式例を示すが、これら層流と乱流との平
均流速の変化が流量誤差となって生じる。
【0014】すなわち、超音波流量計は、超音波の伝播
する直線方向の平均流速vを求めて流量を求めているの
で、上記平均流速vは、配管1の管内断面積の平均流速
で流速分布のかたよりが校正したときと異なり、その間
の違いが誤差となって出てくる。
【0015】これら乱流による影響を防止する目的で、
管内流体の速度分布曲線を層流とするために、超音波ト
ランスデューサの上流/下流側に必要な直管長を規定す
る必要がある。しかしながら、このような直管長は、配
管口径が大きくなればなるほど、配管設計の制約とな
り、これに伴って建屋が大型化となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、超音波
流量計は、層流を前提として流量校正されているので、
乱流となったとき、流速分布が変わって誤差となる。現
実には、上記のように配管設計の制約から全て層流の条
件を満たすことが出来ないので誤差が生じる。
【0017】そこで本発明は、配管内の平均流速の測定
精度を高めて流量測定の高精度化を図ることができる超
音波流量測定方法及びその超音波流量計を提供すること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、配管
の断面に対して直交する方向に少なくとも2つの超音波
トランスデューサを配置し、これら超音波トランスデュ
ーサにより測定された各流速から平均流速を求めるとと
もに補正係数を求め、これら平均流速及び補正係数から
流量を求めて上記目的を達成しようとする超音波流量測
定方法である。
【0019】請求項2によれば、配管の断面に対して直
交する方向に配置された少なくとも2つの超音波トラン
スデューサと、これら超音波トランスデューサにより測
定された各流速から平均流速を求める平均流速算出手段
と、これら超音波トランスデューサにより測定された各
流速から補正係数を求める係数算出手段と、平均流速算
出手段により求められた平均流速及び係数算出手段によ
り求められた補正係数から流量を求める流量算出手段
と、を備えて上記目的を達成ようとする超音波流量計で
ある。
【0020】請求項3によれば、配管内に超音波トラン
スデューサにより超音波を伝播させて流速を測定し、こ
の流速から流量を求める超音波流量計において、配管内
の流速に対する層流領域及び乱流領域の範囲を定めた補
正係数を記憶する係数記憶手段と、超音波トランスデュ
ーサにより測定した流速に応じた補正係数を係数記憶手
段から読み出し、この補正係数及び流速に基づいて流量
を求める流量算出手段と、を備えて上記目的を達成よう
とする超音波流量計である。
【0021】請求項4によれば、配管の長手方向におけ
る複数の測定ポイントごとにそれぞれ複数の超音波トラ
ンスデューサを配置し、各測定ポイントごとに各超音波
トランスデューサにより測定された各流速の平均流速を
求め、これら測定ポイントごとの各平均流速からその平
均流速を求め、この平均流速から流量を求めて上記目的
を達成しようとする超音波流量測定方法である。
【0022】請求項5によれば、配管の長手方向におけ
る複数の測定ポイントごとにそれぞれ配置された複数の
超音波トランスデューサと、各測定ポイントごとに各超
音波トランスデューサにより測定された各流速から平均
流速を求める第1の平均流速算出手段と、この第1の平
均流速算出手段により求められた各測定ポイントごとの
各平均流速からその平均流速を求める第2の平均流速算
出手段と、この第2の平均流速算出手段により求められ
た平均流速から流量を求める流量算出手段と、を備えて
上記目的を達成ようとする超音波流量計である。
【0023】
【作用】請求項1によれば、配管の断面に対して直交す
る方向に配置された少なくとも2つの超音波トランスデ
ューサにより各流速を測定し、これら流速からその平均
流速を求めるとともに補正係数を求め、これら平均流速
及び補正係数から流量を求める。このように平均流量を
求めることから配管内の平均流速の測定精度が高まり、
これに伴って流量測定の高精度化が図れる。
【0024】請求項2によれば、配管の断面に対して直
交する方向に配置された少なくとも2つの超音波トラン
スデューサにより各流速を測定し、これら流速から平均
流速算出手段により平均流速を求め、係数算出手段によ
り補正係数を求め、これら平均流速及び補正係数から流
量算出手段により流量を求める。
【0025】請求項3によれば、配管内の流速に対する
層流領域及び乱流領域の範囲を定めた補正係数を係数記
憶手段に記憶し、配管内に超音波トランスデューサによ
り超音波を伝播させて流速を測定し、この流速から流量
を求める際、超音波トランスデューサにより測定した流
速に応じた補正係数を係数記憶手段から読み出し、この
補正係数及び流速に基づいて流量を求める。
【0026】請求項4によれば、配管の長手方向におけ
る複数の測定ポイントごとにそれぞれ複数の超音波トラ
ンスデューサを配置し、これら測定ポイントごとに各超
音波トランスデューサにより測定された各流速の平均流
速を求め、次にこれら測定ポイントごとの各平均流速の
平均流速を求め、そして、この平均流速から流量を求め
る。
【0027】請求項5によれば、配管の長手方向におけ
る複数の測定ポイントごとにそれぞれ複数の超音波トラ
ンスデューサを配置し、これら測定ポイントごとに各超
音波トランスデューサにより測定された各流速の平均流
速を第1の平均流速算出手段により求め、次にこれら測
定ポイントごとの各平均流速の平均流速を第2の平均流
速算出手段により求め、そして、この平均流速から流量
算出手段により流量を求める。
【0028】
【実施例】
(1) 以下、本発明の第1の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は超音波流量計の構成図である。配管
1には、この配管1の断面に対して直交する方向にそれ
ぞれ2つの超音波トランスデューサT10、R10及びT1
1、R11が配置されている。
【0029】すなわち、一方の超音波トランスデューサ
の送信器T10及びその受信器R10、他方の超音波トラン
スデューサの送信器T11及びその受信器R11が配置され
ている。
【0030】これら超音波トランスデューサの各受信器
R10及びR11は、平均流量算出部10及び係数算出部1
1に接続されている。平均流量算出部10は、これら超
音波トランスデューサT10、R10及びT11、R11により
測定された各流速A、Bから平均流速v´ v´=(A+B)/2 …(6) を求める機能を有している。
【0031】係数算出部11は、これら超音波トランス
デューサT10、R10及びT11、R11により測定された各
流速A、Bからこれら流速A、Bの比である補正係数k k=B/A …(7) を求める機能を有している。
【0032】流量算出部12は、平均流速算出部10に
より求められた平均流速v´及び係数算出部11により
求められた補正係数kから流量Qを Q=k・S・v´ …(8) を演算して求める機能を有している。なお、Sは配管1
の断面積である。
【0033】次に上記の如く構成された超音波流量計の
作用について説明する。一方の超音波トランスデューサ
の送信器T10から超音波を送信すると、この超音波は流
体中を伝播して受信器R10で受信され、他方の超音波ト
ランスデューサの送信器T11から超音波を送信すると、
この超音波も流体中を伝播して受信器R11で受信され
る。
【0034】このときに配管1内の流速分布が理想的な
状態、つまり中心を最大流量として均一に分布する流速
分布(層流の速度分布曲線)であれば、2つの超音波ト
ランスデューサにより検出される各流速A、Bは同一流
速となる。
【0035】ところが、この速度分布曲線が、図2に示
すように流速分布の理想的な状態からずれて乱流の速度
分布曲線となると、2つの超音波トランスデューサによ
り検出される各流速A、Bは異なってくる。なお、図2
(a) は断面から見た流速の等高線であり、同図(b) は流
体の層流及び乱流の速度分布曲線である。
【0036】従って、平均流量算出部10は、2つの超
音波トランスデューサT10、R10及びT11、R11により
測定された各流速A、Bを入力し、上記式(6) を演算し
て平均流速v´を求める。
【0037】これと共に係数算出部11は、2つの超音
波トランスデューサT10、R10及びT11、R11により測
定された各流速A、Bを入力し、これら流速A、Bの比
である補正係数kを上記式(7) を演算して求める。
【0038】流量算出部12は、平均流速算出部10に
より求められた平均流速v´及び係数算出部11により
求められた補正係数kを受け、これら平均流速v´及び
補正係数kから上記式(8) を演算して配管1内の流量Q
を求める。
【0039】このように上記第1の実施例によれば、配
管1の断面に対して直交する方向に配置された2つの超
音波トランスデューサにより各流速A、Bを測定し、こ
れら流速A、Bからその平均流速v´を求めるとともに
補正係数kを求め、これら平均流速v´及び補正係数k
から流量Qを求めるようにしたので、平均流速v´を求
めることから、乱流の速度分布曲線を示すような流速状
態となっても、配管1内の平均流速v´の測定精度が高
まり、これに伴って流量Qの測定精度を高めることがで
きる。
【0040】すなわち、同一断面における流速分布のか
たよりによって生じる誤差を補正することができ、流量
の測定精度を高くできる。なお、2つの超音波トランス
デューサを用いて平均流速を求めているが、2つの限ら
ず複数の超音波トランスデューサを配置して平均流速を
求めるようにしてもよい。 (2) 次に本発明の第2の実施例について説明する。
【0041】図3は超音波流量計の構成図である。配管
1には、超音波トランスデューサを構成する1対の送信
器T20及び受信器R20が設けられている。図4はこれら
送信器T20及び受信器R20の配置を配管1の断面方向か
ら見た図である。
【0042】係数記憶部20には、配管1内の流速vに
対する層流領域及び乱流領域の範囲を定めた補正係数k
´が予め記憶されている。図5は流速vに対する補正係
数k´の関係を示す図であり、この流速vに対して層流
となる領域があり、この層流領域以外は乱流となってい
る。従って、この乱流に対する補正係数k´が記憶され
ている。
【0043】なお、通常、超音波流量計は、層流領域を
想定して精度等の性能を規定しているが、配管1内の流
速vの値から乱流領域を検出し、この流速vと乱流領域
時の補正係数k´との関係を予め測定して係数記憶部2
0に記憶している。
【0044】流量算出部21は、超音波トランスデュー
サT20、R20により測定した流速vに応じた補正係数k
´を係数記憶部20から読み出し、この補正係数k´及
び流速vに基づいて流量Qを Q=k´・S・v …(9) を演算して求める機能を有している。
【0045】次に上記の如く構成された超音波流量計の
作用について説明する。超音波トランスデューサの送信
器T20から超音波を送信すると、この超音波は流体中を
伝播して受信器R20で受信される。
【0046】流量算出部21は、このときの超音波の伝
播時間から流速vを検出し、この流速vに応じた補正係
数k´を係数記憶部20から読み出す。次に流量算出部
21は、この補正係数k´及び流速vに基づいて上記式
(9) を演算して配管1内の流量Qを求める。
【0047】このように上記第2の実施例によれば、配
管1内の流速vに対する層流領域及び乱流領域の範囲を
定めた補正係数k´を係数記憶部20に記憶し、配管1
内に超音波を伝播させて流速vを測定し、この流速vに
応じた補正係数k´を係数記憶部20から読み出して流
量Qを求めるようにしたので、乱流の速度分布曲線を示
すような流速状態となっても、補正係数k´により乱流
を層流の状態に補正することになり、配管1内の平均流
速v´の測定精度が高まり、これに伴って流量Qの測定
精度を高めることができる。
【0048】すなわち、乱流領域での測定も可能となる
ことから、計器の必要直管長は短くてよく、建屋自体の
縮小化が可能となり、従来直管長を必要としない容積式
流量系などのメンテナンスを必要としていたメカニカル
に計器の代替えとしてメンテナンスフリーでかつ非接触
型である超音波流量計も適用可能となりメリットが大き
い。 (3) 次に本発明の第3の実施例について説明する。
【0049】図6は超音波流量計の構成図である。配管
1には、一定の間隔Lm、Lnごとに3箇所の測定ポイ
ントP1、P2、P3が設定されている。
【0050】これら測定ポイントP1、P2、P3に
は、それぞれ送受信器を1対とする3つの超音波トラン
スデューサ群M1、M2、M3が設けられている。これ
ら超音波トランスデューサ群M1、M2、M3の各送受
信器の配置を超音波トランスデューサ群M1について説
明すると、図7は配管1の長手方向から見た配置図、図
8は配管1の断面方向から見た配置図である。
【0051】すなわち、配管1の測定ポイントM1に
は、複数の送受信器T30とR30、T31とR31、…T37と
R37が配置されている。これら送受信器T30とR30、T
31とR31、…T37とR37は、配管1の同一平面内の円周
上に設置されている。なお、図7では図示する関係上同
一平面上から分け図示している。
【0052】他の測定ポイントM2、M3においても、
これら送受信器T30とR30、T31とR31、…T37とR37
と同様に、複数の送受信器が設けられている。これら超
音波トランスデューサ群M1〜M3には、それぞれ第1
の平均流速算出部30〜32が接続されている。
【0053】これら第1の平均流速算出部30〜32
は、それぞれ各測定ポイントM1〜M3ごとに各超音波
トランスデューサにより測定された各流速vから各平均
流速Δτ1、Δτ2、Δτ3を求める機能を有してい
る。
【0054】例えば、第1の平均流速算出部30は、各
超音波トランスデューサの各送受信器T30とR30、T31
とR31、…T37とR37により検出された各流速v1〜v
8を受け、その平均流速Δτ1 Δτ1=(v1+v2+v3+…+v8)/8 …(10) を演算して求める機能を有している。
【0055】第2の平均流速算出部33は、これら第1
の平均流速算出部30〜32により求められた各測定ポ
イントM1〜M3ごとの各平均流速Δτ1〜Δτ3から
その平均流速V V=(Δτ1+Δτ2+Δτ3)/3 …(11) を求める機能を有している。
【0056】流量算出部34は、この第2の平均流速算
出部33により求められた平均流速Vから流量Q Q=k″・S・V …(12) を求める機能を有している。
【0057】この場合、補正係数k″は、各測定ポイン
トM1〜M3ごとの各平均流速Δτ1〜Δτ3から予め
設定された関係に従って求められる。次に上記の如く構
成された超音波流量計の作用について説明する。
【0058】各測定ポイントM1〜M3において、各超
音波トランスデューサの例えば各送受信器T30とR30、
T31とR31、…T37とR37は、それぞれ超音波を配管1
内に送信し、その伝播した超音波を受信する。
【0059】これら測定ポイントM1〜M3における各
第1の平均流速算出部30〜32は、各超音波トランス
デューサにより測定された各流速vから各測定ポイント
M1〜M3ごとの各平均流速Δτ1〜Δτ3を上記式(1
0)を演算して求める。
【0060】第2の平均流速算出部33は、これら第1
の平均流速算出部30〜32により求められた各測定ポ
イントM1〜M3ごとの各平均流速Δτ1〜Δτ3から
その平均流速Vを上記式(11)を演算して求める。
【0061】そして、流量算出部34は、この第2の平
均流速算出部33により求められた平均流速Vから流量
Qを上記式(12)を演算して求める。このように上記第3
の実施例によれば、複数の測定ポイントM1〜M3ごと
に各超音波トランスデューサにより測定された各流速の
平均流速Δτ1〜Δτ3を求め、次にこれら測定ポイン
トごとの各平均流速Δτ1〜Δτ3の平均流速Vを求
め、この平均流速Vから流量Qを求めるようにしたの
で、配管1内の流速を立体的に検出することができ、乱
流領域における配管1内の速度分布の乱れや変化に対し
ても、1つの測定ポイントでの流速検出よりも同一線上
及び同一平面上での複数の測定ポイントM1〜M3で検
出することにより、流速の測定を精度高くでき、高精度
な流量測定ができる。
【0062】又、配管1内の流体の流れが渦流状態、圧
力脈動による流体の変動が生じている場合でも、流体の
流れ方向の各測定ポイントM1〜M3における測定なの
で、安定した配管1内の流速を測定できる。
【0063】なお、本発明は、上記第1〜第3の実施例
に限定されるものでなく次の通りに変形してもよい。例
えば、第3の実施例において配管1に3つの測定ポイン
トM1〜M3でそれぞれ4対の超音波トランスデューサ
を配置しているが、これは配管1内の流速を立体的に検
出するための一例であって、測定ポイントは多い方が平
均流速を精度高く測定できる。
【0064】又、流体の流れ方向に設置される超音波ト
ランスデューサは、その配置位置の違いによる流速変化
もあるが、ここでは同一配管1内であることから減速を
無視しているが、予め減速係数を乗じることにより、さ
らに精度高く流速を検出することができる。
【0065】又、層流領域と乱流領域の代わりに定格流
量時の流速をV´±αとし、この±αを外れたとき k´=V1/V´ …(13) 又は、 k´=V2/V´ …(14) により補正係数k´を演算して求め、流量Qを Q=k´・S・V´ …(15) により求めてもよい。
【0066】さらに、実流測定により乱流の補正係数を
求め、上記実施例により求めた平均流速に係数を乗じて
流速を求めることで、精度高く測定することも可能であ
る。なお、立体の速度分布を求める方法としては、近年
では3次元グラフィックコンピュータによる配管1内の
流れ及び配管1の曲り等からシミュレーションによって
流速分布を解析して流速の補正係数を求めることも有効
である。
【0067】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、配
管内の平均流速の測定精度を高めて流量測定の高精度化
を図ることができる超音波流量測定方法及びその超音波
流量計を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる超音波流量計の第1の実施例を
示す構成図。
【図2】同流量計で測定しようとする流速の分布状態を
示す図。
【図3】本発明に係わる超音波流量計の第2の実施例を
示す構成図。
【図4】同流量計における超音波トランスデューサの配
置を示す図。
【図5】流速に対する補正係数の関係を示す図。
【図6】本発明に係わる超音波流量計の第3の実施例を
示す構成図。
【図7】同流量計における1つの超音波トランスデュー
サ群の配置を示す図。
【図8】超音波トランスデューサ群の配置を配管の断面
方向から見た図。
【図9】従来の超音波流量計の測定原理を示す図。
【図10】超音波トランスデューサの配置を示す図。
【図11】超音波トランスデューサの配置を配管の断面
方向から見た図。
【図12】層流の速度分布曲線を示す図。
【図13】乱流の速度分布曲線を示す図。
【図14】層流及び乱流の速度分布曲線を示す図。
【符号の説明】 1…配管、T10,R10,T11,R11…超音波トランスデ
ューサ(送受信器)、10…平均流量算出部、11…係
数算出部、12…流量算出部、T20,R20…超音波トラ
ンスデューサ(送受信器)、20…係数記憶部、21…
流量算出部、M1,M2,M3…超音波トランスデュー
サ群、30〜32…第1の平均流速算出部、33…第2
の平均流速算出部、34…流量算出部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管の断面に対して直交する方向に少な
    くとも2つの超音波トランスデューサを配置し、これら
    超音波トランスデューサにより測定された各流速から平
    均流速を求めるとともに補正係数を求め、これら平均流
    速及び補正係数から流量を求めることを特徴とする超音
    波流量測定方法。
  2. 【請求項2】 配管の断面に対して直交する方向に配置
    された少なくとも2つの超音波トランスデューサと、 これら超音波トランスデューサにより測定された各流速
    から平均流速を求める平均流速算出手段と、 これら超音波トランスデューサにより測定された各流速
    から補正係数を求める係数算出手段と、 前記平均流速算出手段により求められた平均流速及び前
    記係数算出手段により求められた補正係数から流量を求
    める流量算出手段と、を具備したことを特徴とする超音
    波流量計。
  3. 【請求項3】 配管内に超音波トランスデューサにより
    超音波を伝播させて流速を測定し、この流速から流量を
    求める超音波流量計において、 前記配管内の流速に対する層流領域及び乱流領域の範囲
    を定めた補正係数を記憶する係数記憶手段と、 前記超音波トランスデューサにより測定した流速に応じ
    た補正係数を前記係数記憶手段から読み出し、この補正
    係数及び前記流速に基づいて流量を求める流量算出手段
    と、を具備したことを特徴とする超音波流量計。
  4. 【請求項4】 配管の長手方向における複数の測定ポイ
    ントごとにそれぞれ複数の超音波トランスデューサを配
    置し、前記各測定ポイントごとに前記各超音波トランス
    デューサにより測定された各流速の平均流速を求め、こ
    れら測定ポイントごとの各平均流速からその平均流速を
    求め、この平均流速から流量を求めることを特徴とする
    超音波流量測定方法。
  5. 【請求項5】 配管の長手方向における複数の測定ポイ
    ントごとにそれぞれ配置された複数の超音波トランスデ
    ューサと、 前記各測定ポイントごとに前記各超音波トランスデュー
    サにより測定された各流速から平均流速を求める第1の
    平均流速算出手段と、 この第1の平均流速算出手段により求められた前記各測
    定ポイントごとの各平均流速からその平均流速を求める
    第2の平均流速算出手段と、 この第2の平均流速算出手段により求められた平均流速
    から流量を求める流量算出手段と、を具備したことを特
    徴とする超音波流量計。
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