JPH0882676A - 合成開口レーダ装置 - Google Patents
合成開口レーダ装置Info
- Publication number
- JPH0882676A JPH0882676A JP6217525A JP21752594A JPH0882676A JP H0882676 A JPH0882676 A JP H0882676A JP 6217525 A JP6217525 A JP 6217525A JP 21752594 A JP21752594 A JP 21752594A JP H0882676 A JPH0882676 A JP H0882676A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic aperture
- signal
- reception
- antenna
- processing unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】分解能を維持したまま、アンテナサイズを拡大
して小電力化を図ることのできる衛星搭載用の合成開口
レーダ装置を提供する。 【構成】衛星側において、送信機123にて連続した周
波数f1,f2の送信パルスを生成してアンテナ部11
より放射させ、その反射波をアンテナ部11でとらえて
f1,f2の通過帯域を持つBPF125,126に通
し、受信機127,128で送信時の各高周波信号によ
り検波してビデオ信号を得る。これらのビデオ信号をA
/D変換器132,133でデジタル化した後、多重器
134で多重して、通信系アンテナ14を通じて地上局
に送出する。地上局において、通信系アンテナ15で受
けた衛星からのビデオ多重信号を分離器16で2つのビ
デオ信号に分離し、合成開口処理部171,172で信
号処理し、加算処理部18でインコヒーレント加算し、
その加算結果をレーダ表示器19で画像表示する。
して小電力化を図ることのできる衛星搭載用の合成開口
レーダ装置を提供する。 【構成】衛星側において、送信機123にて連続した周
波数f1,f2の送信パルスを生成してアンテナ部11
より放射させ、その反射波をアンテナ部11でとらえて
f1,f2の通過帯域を持つBPF125,126に通
し、受信機127,128で送信時の各高周波信号によ
り検波してビデオ信号を得る。これらのビデオ信号をA
/D変換器132,133でデジタル化した後、多重器
134で多重して、通信系アンテナ14を通じて地上局
に送出する。地上局において、通信系アンテナ15で受
けた衛星からのビデオ多重信号を分離器16で2つのビ
デオ信号に分離し、合成開口処理部171,172で信
号処理し、加算処理部18でインコヒーレント加算し、
その加算結果をレーダ表示器19で画像表示する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば人工衛星に搭
載して地上等を観測する合成開口レーダ装置に関する。
載して地上等を観測する合成開口レーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、合成開口レーダ装置は航
空機に搭載され、機上から地上に向けてパルスを送信
し、その反射信号を受信してその周波数スペクトラム等
を分析することにより、地形や資源探査等のイメージン
グ処理を行うものである。近時、この合成開口レーダ装
置を周回衛星に搭載し、より広範囲なイメージング処理
を行うことが考えられている。
空機に搭載され、機上から地上に向けてパルスを送信
し、その反射信号を受信してその周波数スペクトラム等
を分析することにより、地形や資源探査等のイメージン
グ処理を行うものである。近時、この合成開口レーダ装
置を周回衛星に搭載し、より広範囲なイメージング処理
を行うことが考えられている。
【0003】ところが、合成開口レーダ装置を衛星に搭
載する場合、搭載衛星の移動速度が航空機と比較して極
めて速いために、原理的な制約条件が色々考えられる。
その最大のものが分解能及びスワス幅のトレードオフで
あり、詳細な観測のために分解能を向上させると、その
観測幅であるスワス幅が極端に減るという宿命を負って
いる。
載する場合、搭載衛星の移動速度が航空機と比較して極
めて速いために、原理的な制約条件が色々考えられる。
その最大のものが分解能及びスワス幅のトレードオフで
あり、詳細な観測のために分解能を向上させると、その
観測幅であるスワス幅が極端に減るという宿命を負って
いる。
【0004】すなわち、アンテナの横幅をLA 、光速度
をC、衛星速度をV、ルック数をNとすると、分解能δ
及びスワス幅Wは次式に示すようになる。 δ≧(LA /2)・N …(1) W≦(LA /2)・(C/2V) …(2) したがって、衛星速度Vが軌道によって一義的に定めら
れている以上、ルック数Nがシステム要求から決められ
ると、アンテナサイズにより分解能及びスワス幅が一意
に決まってしまうため、設計自由度がないという問題が
生じる。換言すれば、アンテナサイズを拡大して小電力
化を行おうとすれば、分解能を犠牲にせざるを得ないと
いう問題が生じる。
をC、衛星速度をV、ルック数をNとすると、分解能δ
及びスワス幅Wは次式に示すようになる。 δ≧(LA /2)・N …(1) W≦(LA /2)・(C/2V) …(2) したがって、衛星速度Vが軌道によって一義的に定めら
れている以上、ルック数Nがシステム要求から決められ
ると、アンテナサイズにより分解能及びスワス幅が一意
に決まってしまうため、設計自由度がないという問題が
生じる。換言すれば、アンテナサイズを拡大して小電力
化を行おうとすれば、分解能を犠牲にせざるを得ないと
いう問題が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、地
球上を移動する宇宙航行体に合成開口レーダ装置を搭載
する場合、ルック数がアンテナサイズ、分解能、スワス
幅に直接関係するため、ルック数がシステム要求によっ
て決められると、設計自由度がなくなり、もはや分解能
を維持したまま、アンテナサイズを拡大して小電力化を
図ることはできなかった。
球上を移動する宇宙航行体に合成開口レーダ装置を搭載
する場合、ルック数がアンテナサイズ、分解能、スワス
幅に直接関係するため、ルック数がシステム要求によっ
て決められると、設計自由度がなくなり、もはや分解能
を維持したまま、アンテナサイズを拡大して小電力化を
図ることはできなかった。
【0006】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、宇宙航行体搭載用として、システム要求
によるルック数をアンテナサイズ、分解能、スワス幅に
関係なく実現することができ、これによって分解能を維
持したまま、アンテナサイズを拡大して小電力化を図る
ことのできる合成開口レーダ装置を提供することを目的
とする。
されたもので、宇宙航行体搭載用として、システム要求
によるルック数をアンテナサイズ、分解能、スワス幅に
関係なく実現することができ、これによって分解能を維
持したまま、アンテナサイズを拡大して小電力化を図る
ことのできる合成開口レーダ装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明に係る合成開口レーダ装置は、(1)互いに
周波数の異なる複数の送信パルスを連続して送信する送
信系と、前記複数の送信パルスに対する反射信号を個別
に受信する複数の受信系と、前記複数の受信系の各受信
信号についてそれぞれ独立に合成開口処理を行ってイン
コヒーレント加算する信号処理部とを具備して構成さ
れ、(2)特に、前記送信系及び複数の受信系は地球上
を移動する宇宙航行体に搭載され、前記信号処理部は地
上局に配置され、前記複数の受信系の各受信信号を通信
回線を通じて前記宇宙航行体から地上局へ転送し前記信
号処理部に入力するようにしたことを特徴とする。
にこの発明に係る合成開口レーダ装置は、(1)互いに
周波数の異なる複数の送信パルスを連続して送信する送
信系と、前記複数の送信パルスに対する反射信号を個別
に受信する複数の受信系と、前記複数の受信系の各受信
信号についてそれぞれ独立に合成開口処理を行ってイン
コヒーレント加算する信号処理部とを具備して構成さ
れ、(2)特に、前記送信系及び複数の受信系は地球上
を移動する宇宙航行体に搭載され、前記信号処理部は地
上局に配置され、前記複数の受信系の各受信信号を通信
回線を通じて前記宇宙航行体から地上局へ転送し前記信
号処理部に入力するようにしたことを特徴とする。
【0008】または、(3)線形周波数変調信号をパル
ス化して送信する送信系と、前記送信パルスに対する反
射信号を受信する受信系と、この受信系の受信信号を複
数の周波数帯で分離し、それぞれ独立に合成開口処理を
行ってインコヒーレント加算する信号処理部とを具備し
て構成され、(4)特に、前記送信系及び受信系は地球
上を移動する宇宙航行体に搭載され、前記信号処理部は
地上局に配置され、前記複数の受信系の各受信信号を通
信回線を通じて前記宇宙航行体から地上局へ転送し前記
信号処理部に入力するようにしたことを特徴とする。
ス化して送信する送信系と、前記送信パルスに対する反
射信号を受信する受信系と、この受信系の受信信号を複
数の周波数帯で分離し、それぞれ独立に合成開口処理を
行ってインコヒーレント加算する信号処理部とを具備し
て構成され、(4)特に、前記送信系及び受信系は地球
上を移動する宇宙航行体に搭載され、前記信号処理部は
地上局に配置され、前記複数の受信系の各受信信号を通
信回線を通じて前記宇宙航行体から地上局へ転送し前記
信号処理部に入力するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記(1)の構成による合成開口レーダ装置で
は、互いに周波数の異なるn個の送信パルスを送信し、
それぞれの反射信号を個別に受信した後、それぞれ独立
に合成開口処理を行ってインコヒーレント加算すること
で、設計上のルック数を1/nとしても同等の処理後画
像を維持できるようにしている。
は、互いに周波数の異なるn個の送信パルスを送信し、
それぞれの反射信号を個別に受信した後、それぞれ独立
に合成開口処理を行ってインコヒーレント加算すること
で、設計上のルック数を1/nとしても同等の処理後画
像を維持できるようにしている。
【0010】ここで、(2)の構成では、信号処理部を
地上局に配置することにより、宇宙航行体側の重量負担
を軽減している。また、(3)の構成による合成開口レ
ーダ装置では、線形周波数変調信号をパルス化して送信
し、その反射信号を受信した後、n個の周波数帯で分離
することで、(1)の構成のように周波数の異なるn個
の送信パルスを送信する場合と等価な送受信処理を行
い、分離された受信信号をそれぞれ独立に合成開口処理
を行ってインコヒーレント加算することで、設計上のル
ック数を1/nとしても同等の処理後画像を維持できる
ようにしている。ここで、(4)の構成でも、信号処理
部を地上局に配置することにより、宇宙航行体側の重量
負担を軽減している。
地上局に配置することにより、宇宙航行体側の重量負担
を軽減している。また、(3)の構成による合成開口レ
ーダ装置では、線形周波数変調信号をパルス化して送信
し、その反射信号を受信した後、n個の周波数帯で分離
することで、(1)の構成のように周波数の異なるn個
の送信パルスを送信する場合と等価な送受信処理を行
い、分離された受信信号をそれぞれ独立に合成開口処理
を行ってインコヒーレント加算することで、設計上のル
ック数を1/nとしても同等の処理後画像を維持できる
ようにしている。ここで、(4)の構成でも、信号処理
部を地上局に配置することにより、宇宙航行体側の重量
負担を軽減している。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
詳細に説明する。図1はこの発明に係る合成回路レーダ
装置の構成を示すもので、衛星搭載側はアンテナ部1
1、送受信部12、信号処理部13で構成される。信号
処理部13はモード制御部131を備え、このモード制
御部131により制御データ及び移相器データに応じて
アンテナ部11の指向方向、送受信部12の送信パルス
繰返し周期等を制御する。
詳細に説明する。図1はこの発明に係る合成回路レーダ
装置の構成を示すもので、衛星搭載側はアンテナ部1
1、送受信部12、信号処理部13で構成される。信号
処理部13はモード制御部131を備え、このモード制
御部131により制御データ及び移相器データに応じて
アンテナ部11の指向方向、送受信部12の送信パルス
繰返し周期等を制御する。
【0012】送受信部12は互いに周波数の異なる高周
波信号を生成する高周波発振器121,122を備え
る。各高周波発振器121,122で生成された高周波
信号(周波数f1,f2)は送信機123に送られる。
この送信機123は、タイミング制御部124からのタ
イミング信号に応じた周期で2つの高周波信号を所定幅
の送信パルス信号に変換し、時分割にアンテナ部11に
供給する。
波信号を生成する高周波発振器121,122を備え
る。各高周波発振器121,122で生成された高周波
信号(周波数f1,f2)は送信機123に送られる。
この送信機123は、タイミング制御部124からのタ
イミング信号に応じた周期で2つの高周波信号を所定幅
の送信パルス信号に変換し、時分割にアンテナ部11に
供給する。
【0013】アンテナ部11は指定された方向(地表
面)に向けて入力した送信パルス信号を空間に放射し、
地表面からの反射波を捕捉して送受信部12に伝送す
る。送受信部12はアンテナ部11からの反射信号をそ
れぞれ送信周波数f1,f2の帯域を通過させる帯域通
過フィルタ(BPF)125,126に通し、受信機1
27,128に入力する。
面)に向けて入力した送信パルス信号を空間に放射し、
地表面からの反射波を捕捉して送受信部12に伝送す
る。送受信部12はアンテナ部11からの反射信号をそ
れぞれ送信周波数f1,f2の帯域を通過させる帯域通
過フィルタ(BPF)125,126に通し、受信機1
27,128に入力する。
【0014】各受信機127,128は、それぞれ高周
波発振器121,122から送信周波数の高周波信号を
入力して帯域通過フィルタ125,126からの反射信
号をその高周波信号で検波し、これによって地表面によ
る偏移成分であるビデオ信号を得る。それぞれのビデオ
信号は信号処理部13のアナログ/デジタル変換器(A
/D)132,133でデジタルデータに変換された
後、多重器134で多重され、通信系アンテナ14を通
じて地上局に送出される。
波発振器121,122から送信周波数の高周波信号を
入力して帯域通過フィルタ125,126からの反射信
号をその高周波信号で検波し、これによって地表面によ
る偏移成分であるビデオ信号を得る。それぞれのビデオ
信号は信号処理部13のアナログ/デジタル変換器(A
/D)132,133でデジタルデータに変換された
後、多重器134で多重され、通信系アンテナ14を通
じて地上局に送出される。
【0015】地上局において、通信系アンテナ15で受
けた衛星からのビデオ多重信号は分離器16で2つのビ
デオ信号に分離され、それぞれ合成開口処理部171,
172で信号処理された後、加算処理部18でインコヒ
ーレント加算される。その加算結果はレーダ表示器19
に送られ、所定の解析処理により画像表示される。
けた衛星からのビデオ多重信号は分離器16で2つのビ
デオ信号に分離され、それぞれ合成開口処理部171,
172で信号処理された後、加算処理部18でインコヒ
ーレント加算される。その加算結果はレーダ表示器19
に送られ、所定の解析処理により画像表示される。
【0016】上記構成において、以下にその処理動作を
説明する。いま、図2に示すように、地表面のグランド
トラックから所定高度にある衛星軌道上で飛翔する周回
衛星Aに上記の合成開口レーダを搭載したとする。アン
テナは長手方向が衛星軌道に平行となるように取り付け
られる。このため、アンテナの長手方向の長さをアジマ
スアンテナ長、幅方向の長さをエレベーションアンテナ
長と称される。
説明する。いま、図2に示すように、地表面のグランド
トラックから所定高度にある衛星軌道上で飛翔する周回
衛星Aに上記の合成開口レーダを搭載したとする。アン
テナは長手方向が衛星軌道に平行となるように取り付け
られる。このため、アンテナの長手方向の長さをアジマ
スアンテナ長、幅方向の長さをエレベーションアンテナ
長と称される。
【0017】衛星Aから地表面に下ろした垂線とアンテ
ナビームの指向方向とのなす角はオフナディア角と称さ
れる。また、グランドトラックからアンテナ実ビーム照
射範囲の中心までの距離はグランドレンジと呼ばれる。
衛星Aの移動によりビームによって刈り取られる範囲が
観測範囲であり、その幅はスワス幅と称される。
ナビームの指向方向とのなす角はオフナディア角と称さ
れる。また、グランドトラックからアンテナ実ビーム照
射範囲の中心までの距離はグランドレンジと呼ばれる。
衛星Aの移動によりビームによって刈り取られる範囲が
観測範囲であり、その幅はスワス幅と称される。
【0018】上記の使用環境下で、送信時は図3(a)
に示すように送信パルス繰返し周期PRI内で、周波数
f1,f2の2つの送信パルス(図ではパルス幅50μ
s)を連続して時分割に放射する。
に示すように送信パルス繰返し周期PRI内で、周波数
f1,f2の2つの送信パルス(図ではパルス幅50μ
s)を連続して時分割に放射する。
【0019】一方、受信系において、それぞれ図3
(b)に示すように互いに異なる周波数通過帯域(帯域
幅30MHz)を有する2つの帯域通過フィルタ12
5,126を用いて、上記送信パルスに対する反射信号
からf1±15MHz内の成分とf2±15MHz内の
成分を抽出する。そして、受信機127,128でf
1,f2の高周波信号により検波することでそれぞれの
地表面による偏移成分を抽出し、ビデオ信号に変換す
る。
(b)に示すように互いに異なる周波数通過帯域(帯域
幅30MHz)を有する2つの帯域通過フィルタ12
5,126を用いて、上記送信パルスに対する反射信号
からf1±15MHz内の成分とf2±15MHz内の
成分を抽出する。そして、受信機127,128でf
1,f2の高周波信号により検波することでそれぞれの
地表面による偏移成分を抽出し、ビデオ信号に変換す
る。
【0020】このようにして得られた2つのビデオ信号
は、多重されて、通信回線を通じて地上局に送られ、再
び分離された後、インコヒーレント加算される。すなわ
ち、2つのビデオ信号は共に同一地表面における反射偏
移成分であるから、両者をインコヒーレント加算処理す
ることでノイズ成分を抑圧することができる。このた
め、合成開口レーダ設計上のアジマスルック数を1/2
としても、従来方式の場合のルック数と同等の画質を有
するイメージ画像が得られる。
は、多重されて、通信回線を通じて地上局に送られ、再
び分離された後、インコヒーレント加算される。すなわ
ち、2つのビデオ信号は共に同一地表面における反射偏
移成分であるから、両者をインコヒーレント加算処理す
ることでノイズ成分を抑圧することができる。このた
め、合成開口レーダ設計上のアジマスルック数を1/2
としても、従来方式の場合のルック数と同等の画質を有
するイメージ画像が得られる。
【0021】このように、レーダ設計上のアジマスルッ
ク数を1/2とすれば、従来方式で設計されたレーダよ
り2倍のアジマス幅のアンテナを用いて同等の分解能を
得ることができる。このとき、(1)、(2)式から同
一分解能のもとで約2倍のスワス幅が得られ、設計上の
トレードオフからのがれることができる。表1に、従来
のアジマス2ルック1パルス方式と上記実施例のアジマ
ス1ルック2パルス方式との作用効果の違いを示す。
ク数を1/2とすれば、従来方式で設計されたレーダよ
り2倍のアジマス幅のアンテナを用いて同等の分解能を
得ることができる。このとき、(1)、(2)式から同
一分解能のもとで約2倍のスワス幅が得られ、設計上の
トレードオフからのがれることができる。表1に、従来
のアジマス2ルック1パルス方式と上記実施例のアジマ
ス1ルック2パルス方式との作用効果の違いを示す。
【0022】
【表1】
【0023】評価の欄に示すように、従来方式では、ア
ンテナサイズが小さいため、送信電力でカバーする必要
があり、所要電力が大きいという問題があり、機器の効
率向上及び電力供給能力の向上が要求されるのに対し、
実施例の方式では、アンテナサイズが大きくなるため軽
量化が必要であるが、所要電力は1/2でよいという効
果が得られる。但し、周波数の取得、受信系の小型化及
び軽量化が要求される。
ンテナサイズが小さいため、送信電力でカバーする必要
があり、所要電力が大きいという問題があり、機器の効
率向上及び電力供給能力の向上が要求されるのに対し、
実施例の方式では、アンテナサイズが大きくなるため軽
量化が必要であるが、所要電力は1/2でよいという効
果が得られる。但し、周波数の取得、受信系の小型化及
び軽量化が要求される。
【0024】尚、上記実施例では2パルスの場合で説明
したが、さらに多数のパルスを送信するようにしても同
様に処理することができ、さらにイメージ画像の画質向
上を図ることができる。また、電力についてもアンテナ
として大きなものを使用できるため、必要な送信電力を
小さくできるといった2次的なメリットもある。
したが、さらに多数のパルスを送信するようにしても同
様に処理することができ、さらにイメージ画像の画質向
上を図ることができる。また、電力についてもアンテナ
として大きなものを使用できるため、必要な送信電力を
小さくできるといった2次的なメリットもある。
【0025】ところで、上記実施例では互いに周波数の
異なる2つの送信パルスを放射するようにしたが、周波
数が連続的に変化する1つのチャープ信号(すなわち線
形周波数変調信号)をパルス化して送信し、受信側で2
つの周波数帯に分離し、インコヒーレント加算すること
で、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。
これは、いわばレンジ方向のルック加算として実現して
いる。勿論、受信側での分離数は2に限らず、ルック数
に応じて変更可能である。その他、この発明の要旨を逸
脱することなく種々変形しても、同様に実施可能である
ことはいうまでもない。
異なる2つの送信パルスを放射するようにしたが、周波
数が連続的に変化する1つのチャープ信号(すなわち線
形周波数変調信号)をパルス化して送信し、受信側で2
つの周波数帯に分離し、インコヒーレント加算すること
で、上記実施例と同様の作用効果を得ることができる。
これは、いわばレンジ方向のルック加算として実現して
いる。勿論、受信側での分離数は2に限らず、ルック数
に応じて変更可能である。その他、この発明の要旨を逸
脱することなく種々変形しても、同様に実施可能である
ことはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、宇宙航
行体搭載用として、システム要求によるルック数をアン
テナサイズ、分解能、スワス幅に関係なく実現すること
ができ、これによって分解能を維持したまま、アンテナ
サイズを拡大して小電力化を図ることのできる合成開口
レーダ装置を提供することができる。
行体搭載用として、システム要求によるルック数をアン
テナサイズ、分解能、スワス幅に関係なく実現すること
ができ、これによって分解能を維持したまま、アンテナ
サイズを拡大して小電力化を図ることのできる合成開口
レーダ装置を提供することができる。
【図1】この発明に係る合成開口レーダ装置の一実施例
の構成を示すブロック回路図である。
の構成を示すブロック回路図である。
【図2】上記合成開口レーダ装置が搭載される周回衛星
における各種パラメータを説明するための図である。
における各種パラメータを説明するための図である。
【図3】上記実施例の送信パルス波形及び帯域通過フィ
ルタ特性を説明するための図である。
ルタ特性を説明するための図である。
11…アンテナ部、12…送受信部、121,122…
高周波発振器、123…送信機、124…タイミング制
御部、125,126…帯域通過フィルタ(BPF)、
127,128…受信機、13…信号処理部、131…
モード制御器、132,133…アナログ/デジタル変
換器(A/D)、134…多重器、14…通信系アンテ
ナ、15…通信系アンテナ、16…分離器、171,1
72…合成開口処理部、18…加算処理部、19…レー
ダ表示器。
高周波発振器、123…送信機、124…タイミング制
御部、125,126…帯域通過フィルタ(BPF)、
127,128…受信機、13…信号処理部、131…
モード制御器、132,133…アナログ/デジタル変
換器(A/D)、134…多重器、14…通信系アンテ
ナ、15…通信系アンテナ、16…分離器、171,1
72…合成開口処理部、18…加算処理部、19…レー
ダ表示器。
Claims (4)
- 【請求項1】 互いに周波数の異なる複数の送信パルス
を連続して送信する送信系と、 前記複数の送信パルスに対する反射信号を個別に受信す
る複数の受信系と、 前記複数の受信系の各受信信号についてそれぞれ独立に
合成開口処理を行ってインコヒーレント加算する信号処
理部とを具備する合成開口レーダ装置。 - 【請求項2】 前記送信系及び複数の受信系は地球上を
移動する宇宙航行体に搭載され、前記信号処理部は地上
局に配置され、前記複数の受信系の各受信信号を通信回
線を通じて前記宇宙航行体から地上局へ転送し前記信号
処理部に入力するようにしたことを特徴とする請求項1
記載の合成開口レーダ装置。 - 【請求項3】 線形周波数変調信号をパルス化して送信
する送信系と、 前記送信パルスに対する反射信号を受信する受信系と、 この受信系の受信信号を複数の周波数帯で分離し、それ
ぞれ独立に合成開口処理を行ってインコヒーレント加算
する信号処理部とを具備する合成開口レーダ装置。 - 【請求項4】 前記送信系及び受信系は地球上を移動す
る宇宙航行体に搭載され、前記信号処理部は地上局に配
置され、前記複数の受信系の各受信信号を通信回線を通
じて前記宇宙航行体から地上局へ転送し前記信号処理部
に入力するようにしたことを特徴とする請求項3記載の
合成開口レーダ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6217525A JPH0882676A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 合成開口レーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6217525A JPH0882676A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 合成開口レーダ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0882676A true JPH0882676A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16705616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6217525A Pending JPH0882676A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | 合成開口レーダ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0882676A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015519561A (ja) * | 2012-05-08 | 2015-07-09 | イギリス国The Secretary Of State For Defence In Her Britannic Majesty’S Government Of The Uneted Kingdom Of Great Britain And Northern Ireland | 合成開口レーダーシステム |
| KR20160072358A (ko) * | 2014-12-12 | 2016-06-23 | 한국항공우주연구원 | 다중대역 스윕 레이더 시스템 및 그의 반사기 빔 조사방법 |
| JP2021181941A (ja) * | 2020-05-19 | 2021-11-25 | 三菱電機株式会社 | 合成開口レーダシステム |
| JP2024097330A (ja) * | 2022-08-31 | 2024-07-18 | 三菱電機株式会社 | 飛翔体、指向制御システムおよび観測方法 |
-
1994
- 1994-09-12 JP JP6217525A patent/JPH0882676A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015519561A (ja) * | 2012-05-08 | 2015-07-09 | イギリス国The Secretary Of State For Defence In Her Britannic Majesty’S Government Of The Uneted Kingdom Of Great Britain And Northern Ireland | 合成開口レーダーシステム |
| KR20160072358A (ko) * | 2014-12-12 | 2016-06-23 | 한국항공우주연구원 | 다중대역 스윕 레이더 시스템 및 그의 반사기 빔 조사방법 |
| JP2021181941A (ja) * | 2020-05-19 | 2021-11-25 | 三菱電機株式会社 | 合成開口レーダシステム |
| JP2023161003A (ja) * | 2020-05-19 | 2023-11-02 | 三菱電機株式会社 | 合成開口レーダシステム |
| JP2024097330A (ja) * | 2022-08-31 | 2024-07-18 | 三菱電機株式会社 | 飛翔体、指向制御システムおよび観測方法 |
| JP2025092669A (ja) * | 2022-08-31 | 2025-06-19 | 三菱電機株式会社 | 飛翔体、指向制御システムおよび観測方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2009743C (en) | Synthetic aperture radar system | |
| US7394422B2 (en) | Interferometer-type radar | |
| JP4665590B2 (ja) | 干渉型レーダ | |
| Horn | The dlr airborne sar project e-sar | |
| CA2634506C (en) | High-resolution synthetic aperture radar device and antenna for a high-resolution synthetic aperture radar device | |
| US4885590A (en) | Blind speed elimination for dual displaced phase center antenna radar processor mounted on a moving platform | |
| Edwards et al. | microASAR: A small, robust LFM-CW SAR for operation on UAVs and small aircraft | |
| CN104267401A (zh) | 线性阵列天线同时mimo-sar成像系统和方法 | |
| RU2496120C2 (ru) | Многофункциональная многодиапазонная масштабируемая радиолокационная система для летательных аппаратов | |
| JP2000009833A (ja) | 自動車用衝突防止レーダ装置 | |
| JP2751901B2 (ja) | 衛星搭載合成開口レーダ | |
| JPH0882676A (ja) | 合成開口レーダ装置 | |
| RU2429990C1 (ru) | Многофункциональная радиолокационная станция высокого разрешения с активной фазированной решеткой для пилотируемых и беспилотных летательных аппаратов | |
| KR102212468B1 (ko) | 드론 isar 영상 생성방법 및 잡음 개선 영상 생성장치 | |
| EP2901174B1 (en) | Frequency modulated continuous waveform (fmcw) radar | |
| CN114236491B (zh) | 一种基于编码阵列实现同时成像与探测的方法及系统 | |
| JPS60170777A (ja) | 合成開口レ−ダ | |
| JPS63131090A (ja) | 移動目標合成開口レ−ダ装置 | |
| JPH01314984A (ja) | レーダ装置 | |
| JPH06186321A (ja) | マルチビームレーダ装置 | |
| IL295072A (en) | Radio system with multiple antenna arrays and adaptive waveforms | |
| RU2066462C1 (ru) | Радиолокатор с зондирующим двухполосным линейно-частотно-модулированным сигналом | |
| US10778355B1 (en) | Frequency division multiplexing scheme for phasing synthetic aperture radars and receivers | |
| KR102598887B1 (ko) | 우주감시 레이다용 수신기 및 수신신호 처리방법 | |
| JPS5958375A (ja) | レ−ダ装置 |