JPH0882829A - シャッタスピード設定範囲変更可能なカメラ - Google Patents

シャッタスピード設定範囲変更可能なカメラ

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JPH0882829A
JPH0882829A JP6220154A JP22015494A JPH0882829A JP H0882829 A JPH0882829 A JP H0882829A JP 6220154 A JP6220154 A JP 6220154A JP 22015494 A JP22015494 A JP 22015494A JP H0882829 A JPH0882829 A JP H0882829A
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shutter
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speed setting
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Hidehiro Ogawa
英洋 小川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少なくとも第1のシャッタスピード設定範囲
と第2のシャッタスピード設定範囲を設けることによ
り、低速限界値と高速限界値を幅広く設定してもシャッ
タスピード設定時の操作性が悪化しないようにしたカメ
ラを提供する。 【構成】 低速限界値から高速限界値の間のシャッタス
ピードで撮影可能なカメラにおいて、低速限界値から高
速限界値までの間でそれぞれ設定される第1のシャッタ
スピード設定範囲とこの第1のシャッタスピード設定範
囲とは異なる第2のシャッタスピード設定範囲のいずれ
か一方を選択するために操作されるモードスイッチ9お
よびダイアル7と、選択されたシャッタスピード設定範
囲に定められているシャッタスピードを設定する制御回
路1とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシャッタスピードの設定
範囲を変更できるカメラに関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来のカメラのシャッタスピ
ード設定範囲は予め定められた低速限界値と高速限界値
との間に固定され、例えば低速限界値として30秒が、
高速限界値として1/8000秒が予め定められている
場合には、常にその間に定められている複数のシャッタ
スピードのいずれかひとつが設定される。
【0003】夜景や星野写真などの長時間露出撮影を除
けば、ほとんどの撮影ではシャッタスピードは1秒〜1
/8000秒程度の範囲で選択できれば間に合う。30
秒程度あるいはより長い露出時間が必要な長時間露出撮
影の場合には、シャッタスピード設定装置でバルブを設
定し、ケーブルレリーズを用いて時計を見ながら露出を
したり、長時間露出の設定が可能なアクセサリーを用い
て露出時間を設定する。したがって、シャッタスピード
の設定範囲の低速限界値を例えば30秒、あるいはそれ
よりも長い時間とし、高速限界値を1/8000秒にす
れば、所望のシャッタスピードで撮影が可能となる。
【0004】しかしながら、低速限界値と高速限界値を
それぞれ広げると、必然的にその間で設定できるシャッ
タスピードの数が多くなり、たとえばダイアルでシャッ
タスピードを設定する方式ではダイヤルの回転数が非常
に多くなるという問題がある。上記低速限界値と高速限
界値との間に1/2段や1/3段のステップで細かくシ
ャッタスピードを設定する場合はなおさら回転数が多く
なる。
【0005】本発明の目的は、シャッタスピード設定範
囲を変更可能にしてシャッタスピード設定可能段数が多
くなってもシャッタスピード設定時の操作性が悪化しな
いようにしたカメラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によるカメラは、低速限界値から高速限界値の
間のシャッタスピードで撮影可能なカメラにおいて、前
記低速限界値から前記高速限界値までの間でそれぞれ設
定される第1のシャッタスピード設定範囲とこの第1の
シャッタスピード設定範囲とは異なる第2のシャッタス
ピード設定範囲のいずれか一方を選択する選択手段と、
この選択手段で選択されたシャッタスピード設定範囲に
定められているシャッタスピードを設定する設定手段と
を具備する。第1のシャッタスピード設定範囲と第2の
シャッタスピード設定範囲を固定してもよい。前記第1
および第2のシャッタスピード設定範囲の低速限界値お
よび/または高速限界値を変更する変更手段をさらに具
備してもよい。複数の露出モードの中のいずれか1つを
設定するモード設定手段と、前記第1および第2のシャ
ッタスピード設定範囲のいずれか一方を前記複数の露出
モードの特定のモードが設定されたときにのみ選択可能
にする制御手段をさらに具備してもよい。前記露出モー
ドは少なくとも手動でシャッタスピードと絞り値を設定
するマニュアルモードを含み、前記制御手段により、前
記第1および第2のシャッタスピード設定範囲のうち、
より長時間シャッタスピードを含むいずれか一方につい
ては、前記マニュアルモードが設定されているときにの
み選択するようにしてもよい。上記目的を達成するため
本発明による他のカメラは、低速限界値から高速限界値
の間のシャッタスピードで撮影可能なカメラにおいて、
前記低速限界値から前記高速限界値までの間でシャッタ
スピード設定範囲を任意に変更する変更手段と、前記変
更手段で設定されたシャッタスピード設定範囲の中のい
ずれかのシャッタスピードに設定する設定手段とを具備
する。
【0007】
【作用】請求項1の発明によるカメラでは、選択手段
は、第1のシャッタスピード設定範囲または第2のシャ
ッタスピード設定範囲を選択する。この選択された設定
範囲内のシャッタスピードが設定手段で設定される。請
求項6の発明によるカメラでは、変更手段でシャッタス
ピード設定範囲を変更する。設定手段は、この設定範囲
内のシャッタスピードを設定する。
【0008】
【実施例】
−第1の実施例− 図1〜図4により第1の実施例を説明する。図1におい
て、制御回路1はCPUなどを主体に構成され、カメラ
の動作を制御する。シャッタ制御回路2は制御回路1か
らのシャッタ駆動信号により設定されたシャッタスピー
ドでシャッタ3を駆動する。絞り制御回路4は制御回路
1からの絞り駆動信号により設定された絞り値で絞り5
を駆動する。6は露出モードを選択する際にオンされる
露出モード変更スイッチ、7は回転量に応じた信号を出
力するダイアル、8は露出モード、シャッタスピードな
どの設定状態を表示する液晶表示装置8である。露出モ
ード変更スイッチ6をオン操作したままダイアル7を回
転操作すると、回転にしたがって、プログラムモード、
シャッタ優先モード、絞り優先モード、マニュアルモー
ドが順番に選択される。所望のモードを表示装置8で確
認して露出モードスイッチ6のオン操作を止めるとその
露出モードが設定される。シャッタ優先モードを選択し
た後に、ダイアル7を回転操作するとシャッタスピード
が変更される。シャッタスピード設定範囲変更モードス
イッチ9は、後述する第1および第2のシャッタスピー
ド設定範囲のいずれかを選択するモードを設定するスイ
ッチであり、このスイッチ9をオン操作したままダイア
ル7を回転して所望のシャッタスピード設定範囲を設定
する。スイッチ10,11については後述する。
【0009】図2は第1実施例のカメラにおけるシャッ
タスピードの設定範囲を示す図であり、このカメラは、
バルブと、30秒〜1/8000秒までの間の19ステ
ップのシャッタスピードで撮影可能である。この第1の
実施例では第1および第2のシャッタスピード設定範囲
を予め設けてある。第1のシャッタスピード設定範囲に
は、バルブと、1秒〜1/8000秒までの14ステッ
プのシャッタスピードが定められ、第2のシャッタスピ
ード設定範囲には、バルブと、30秒〜1/8000秒
までの19ステップのシャッタスピードが定められてい
る。
【0010】第1および第2のシャッタスピード設定範
囲の設定は図3に示す手順で行なわれる。シャッタスピ
ード設定範囲変更モードスイッチ9のオン操作により設
定範囲変更モードに入ると、ステップS15において、
再度シャッタスピード設定範囲変更モードスイッチの状
態を見る。このスイッチがオンの時はステップS16に
進み、シャッタスピード設定範囲モードに入る。ここで
は例えばシャッタスピードの設定範囲を変更することが
わかる表示をする。次にステップS17に進み、ダイア
ル7が回転されたかを判定する。否定されればステップ
S15に戻り、肯定されればステップS18に進む。ス
テップS18ではシャッタスピード設定範囲を現在の状
態から他の状態に変更する。そしてステップS15に戻
る。ステップS15でシャッタスピード設定範囲変更モ
ードスイッチ9がオフならば、この処理を終了する。
【0011】シャッタスピード設定範囲の設定と識別
は、カメラの制御回路1内の書き換え可能な記憶領域に
割当てられるシャッタスピード設定範囲用フラグに基づ
いて行なわれる。たとえば、シャッタスピード設定範囲
変更モードで第1のシャッタスピード設定範囲が設定さ
れるとそのフラグが0、第2のシャッタスピード設定範
囲が設定されると1となる。このようにして、シャッタ
スピード設定範囲を1秒〜1/8000秒およびバルブ
の第1のシャッタスピード設定範囲と、30秒〜1/8
000秒およびバルブの第2のシャッタスピード設定範
囲の2通りの設定を可能としている。なお、シャッタス
ピード設定範囲の選択状況は表示装置8に表示される。
【0012】図4は第1の実施例におけるシャッタスピ
ード設定処理手順を説明するフローチャートである。た
とえばシャッタ優先モードを予め設定した後に、カメラ
のシャッタスピードを変更するためにダイアル7が操作
されると、ステップS1でその回転方向が判断される。
シャッタスピードを低速側にするようにダイアル7が操
作された場合には、ステップS1が肯定されてステップ
S8に進む。ステップS8ではシャッタスピード範囲設
定フラグが1かを判断する。フラグが1ではないと判定
されるとステップS9に進む。つまりステップS8でフ
ラグが0と判定される場合は第1のシャッタスピード設
定範囲が設定されている場合であるので、1秒〜1/8
000秒の第1のシャッタスピード設定範囲内のシャッ
タスピードが設定可能である。したがって、ステップS
9において、第1の低速限界値である1秒を低速限界値
としてセットしてからステップS11に進む。
【0013】一方、ステップS8でフラグが1と判定さ
れるとステップS10に進む。この場合は第2のシャッ
タスピード設定範囲が設定されている場合であるので、
30秒〜1/8000秒の第2のシャッタスピード設定
範囲内のシャッタスピードが設定可能である。したがっ
て、ステップS10において、第2の低速限界値である
30秒を低速限界値としてセットしてからステップS1
1に進む。
【0014】ステップS11では、現在カメラに設定さ
れているシャッタスピードとステップS9,S10でセ
ットされた低速限界値とを比較する。低速限界値である
シャッタスピードになっていない場合は、ステップS1
2でシャッタスピードを1段遅く設定する。低速限界値
のシャッタスピードであると判定されると、ステップS
13でシャッタスピードをバルブに設定する。ステップ
S12、S13の処理が終了すると図4の処理を終了す
る。
【0015】一方、ステップS1でシャッタスピードを
高速側にするようにダイアル7が操作されていたと判定
されるとステップS2へ進む。ステップS2では現在の
シャッタスピードがバルブか否かを判断する。バルブと
判定されるとステップS3においてシャッタスピード設
定範囲フラグが1か否かを判定し、1の場合にはステッ
プS4において、第2のシャッタスピード設定範囲の低
速限界値である30秒をシャッタスピードとして設定
し、0の場合にはステップS5において、第1のシャッ
タスピード設定範囲の低速限界値である1秒をシャッタ
スピードとして設定する。ステップS4およびステップ
S5が終了すると図4の処理を終了する。
【0016】ステップS2で現在のシャッタスピードが
バルブではないと判定されると、ステップS6に進み、
現在のシャッタスピードが高速側の限界値か否かを判定
する。高速側限界値ではないと判定されると、ステップ
S7に進み、シャッタスピードを一段高速側にセットし
てこの処理を終了する。もし高速限界値であると判定さ
れると、シャッタスピードを変更せずに処理を終了す
る。
【0017】−第2の実施例− 次に本発明によるカメラの第2の実施例について説明す
る。第2の実施例では低速側限界値を変更可能とし、そ
の限界値をたとえば1バイトの情報として記憶する。低
速限界値を30秒にしたければ図2に示すように<FB
h>、1秒にしたければ<00h>を記憶設定する。
【0018】図5は低速限界値を変更設定するためのフ
ローチャートであり、シャッタスピード設定範囲変更モ
ードスイッチ9がオンされるとこのフローチャートが起
動される。ステップS21において、再度シャッタスピ
ード設定範囲変更モードスイッチの状態を見る。このス
イッチがオンの時はステップS22に進み、シャッタス
ピード設定範囲変更モードに入る。ここでは例えばシャ
ッタスピードの設定範囲を変更することがわかる表示を
する。次にステップS23に進み、ダイアル7がどちら
方向に回転されたかを判定する。正方向に回転された場
合はステップS24に進む。ステップS24では低速限
界値の現在の値が最長秒時、たとえば1秒から30秒の
設定が可能な場合は30秒になっているか判断し、もし
最長秒時になっていなかったらステップS25に進む。
ステップS25では低速限界値を1段低速側に下げる。
そしてステップS28に進む。一方、ステップS24
で、すでに最長秒時になっていたと判断された場合はス
テップS28に進む。ステップS23でダイアルが正方
向に回転されたと判断されなかった場合は、ステップS
26に進む。ステップS26では低速限界値の現在の値
が最短秒時、たとえば1秒から30秒の設定が可能な場
合は1秒になっているか判断し、もし最短秒時になって
いなかったらステップS27に進む。ステップS27で
は低速側限界値を1段高速側に上げる。そしてステップ
S28に進む。一方、ステップS26で、すでに最短秒
時になっていたと判断された場合はステップS28に進
む。ステップS28では低速側限界値を記憶する。そし
てステップS21に戻る。ステップS21でシャッタス
ピード設定範囲変更モードスイッチ9がオンされていた
ら同様の処理を繰り返し、オフならばこの処理を終了す
る。
【0019】第2の実施例のシャッタスピード設定処理
手順を図6のフローチャートにより説明する。図6のフ
ローチャートにおいて、図4と同様な処理手順について
は同一の符号を付して相違点を主に説明する。ステップ
S31では、上述したように設定された低速限界値を読
み込む。ステップS1でダイアル7の回転方向が低速側
と判断されると、ステップS32に進み、現在の設定シ
ャッタスピードがバルブか否かを判定する。バルブでな
いと判定されると、ステップS11において、ステップ
S21で読み込まれた低速限界値と現在設定されている
シャッタスピードとを比較し、現在設定されているシャ
ッタスピードが低速限界値でないと判定されるとステッ
プS12に進み、シャッタスピードを1段低速側にす
る。ステップS11において、現在設定されているシャ
ッタスピードが低速限界値であると判定されると、ステ
ップS13でシャッタスピードをバルブに設定する。ス
テップS12,13を実行するとこの処理を終了する。
【0020】ステップS1でシャッタスピードを高速側
にするようにダイアル7が操作されたと判断されるとス
テップS2に進み、現在設定されているシャッタスピー
ドがバルブかどうかを判断する。バルブと判定されると
ステップS33に進み、現在のシャッタスピードを、予
め設定された低速限界値に設定し直す。ステップS2で
バルブではないと判定されると、ステップS6に進む。
ステップS6において、現在設定されているシャッタス
ピードが高速側の限界値ではないと判定されるとステッ
プS7に進み、シャッタスピードを1段高速側に設定し
直して処理を終了する。ステップS6で現在のシャッタ
スピードが高速限界値と判定されると何もせずにシャッ
タスピードの設定処理を終了する。
【0021】第2の実施例では低速側限界値を任意に設
定できるようにしたので、たとえば数十分程度まで設定
可能にすることにより、マニュアル露出モードで長時間
露出撮影を行なう際、夜景等露出のよく分からない撮影
を行う場合に、従来のケーブルレリーズを用いたバルブ
撮影や、タイマーによる時間設定などのわずらわしい操
作をすることなく簡単に長時間の露出時間の設定が可能
となる。さらに自動的に露出を変えながら撮影するオー
トブラケッティング機能を有するカメラにおいては、数
分〜数十分といった範囲でも自動的に露出を変えながら
撮影できるので、夜間の自動露出のできない撮影におい
ても露出の合う確率の高い撮影が簡単に行える。そし
て、このような高機能カメラであっても、1秒〜1/8
000秒の通常の撮影時には低速限界値を1秒に設定す
れば、シャッタスピード設定の際の操作性が悪化しな
い。
【0022】−第3の実施例− 以上の第1および第2の実施例では、露出モードがシャ
ッタ優先モードでもマニュアルモードでも同じ処理手順
でシャッタスピードを設定するようにした。しかしなが
ら、第1のシャッタスピード設定範囲が、例えば1秒〜
1/8000秒、第2のシャッタスピード設定範囲が3
0秒〜1/8000秒に設定された場合、シャッタ優先
モードで第2のシャッタスピード設定範囲が選択されて
しまうと測光限界となって自動露出の動作範囲外とな
り、撮影できない場合が生じる。そこで第3の実施例で
は、露出モードがマニュアルモードかシャッタ優先モー
ドかを判断し、シャッタ優先モードの場合は第1のシャ
ッタスピード設定範囲しか選択できないようにして、自
動露出の動作範囲外になることを防止する。
【0023】図7は第3の実施例のシャッタスピード設
定範囲変更のフローチャートを示す。図3と同様な箇所
には同一の符号を付して相違点を主に説明する。ステッ
プS41でシャッタ優先モードか否かを判定し、シャッ
タ優先モードであればステップS42において、第1の
シャッタスピード設定範囲に変更する。シャッタ優先モ
ードでない、すなわちマニュアルモードのときは、上述
したようにステップS15〜S18を実行する。
【0024】図8は第3の実施例におけるシャッタスピ
ード設定処理手順のフローチャートである。図4と同様
な箇所には同一の符号を付して相違点を主に説明する。
図8のステップS1でダイアル7が低速側に操作された
と判定されると、ステップS51において、露出モード
がシャッタ優先モードかマニュアルモードかを判断す
る。シャッタ優先モードと判定されると、ステップS8
をスキップしてステップS9に進み、低速限界値として
第1の低速限界値1秒を設定する。ステップS51でマ
ニュアルモードと判定されたときは、ステップS8でフ
ラグが1ならば低速限界値として第2の低速限界値を、
フラグが0ならば第1の低速限界をそれぞれステップS
9,10で設定する。
【0025】また、ステップS11で現在設定されてい
るシャッタスピードが低速限界値であると判定された場
合には、ステップS53に進み、シャッタ優先モードか
否かを判定し、肯定されるとシャッタスピードを変更せ
ずにこの処理を終了する。ステップS53でマニュアル
モードと判定された場合には、ステップS13でシャッ
タスピードとしてバルブを設定する。
【0026】これにより、自動露出の動作範囲外となる
低速限界値の設定が禁止されて、シャッタ優先モードで
の撮影が適切に行なわれる。すなわち、低速限界値が3
0秒である第2のシャッタスピード設定範囲が設定され
ていても、第1のシャッタスピード設定範囲の低速限界
値である1秒に低速限界値を制限し、これにより、シャ
ッタ優先モードで撮影を行なう際に、測光限界に陥って
撮影ができなくなるおそれが低減される。
【0027】また、ステップS1でダイアル7が高速側
に操作されたと判定されると、ステップS52におい
て、露出モードがシャッタ優先モードかマニュアルモー
ドかを判断する。ここで、シャッタ優先モードと判定さ
れると、ステップS2〜ステップS5をスキップしてス
テップS6に進む。ステップS32でマニュアルモード
と判定されると、上述したと同様にステップS2〜ステ
ップS5をそれぞれ実行する。つまりマニュアルモード
であり、かつバルブと判定されると、上述したようにス
テップS3でフラグが1の場合にはシャッタスピードと
して第2の低速限界値である30秒を設定し、フラグが
0の場合にはステップS5でシャッタスピードとして第
1の低速限界値である1秒を設定する。この場合も、自
動露出の動作範囲外となる低速限界値の設定が禁止され
て、シャッタ優先モードでの撮影が適切に行なわれる。
【0028】−第4の実施例− 以上の第1および第2の実施例では低速限界値だけを所
望に応じて変更できるようにした。第4の実施例は、高
速限界値も変更できるように、第1〜第4のシャッタス
ピード設定範囲を予め設けるようにしたものである。こ
こで、各シャッタスピード設定範囲は図9にも示すが以
下の通りである。 第1のシャッタスピード設定範囲:バルブと、1秒〜
1/8000秒 第2のシャッタスピード設定範囲:バルブと、30秒
〜1/8000秒 第3のシャッタスピード設定範囲:バルブと、1秒〜
1/2000秒 第4のシャッタスピード設定範囲:バルブと、30秒
〜1/2000秒
【0029】この実施例の場合、図1に示すように高低
速限界値変更スイッチ10および11を設け、スイッチ
のオンオフ状態に基づいて、図10に示すフローチャー
トにしたがい、図5で説明した低速限界値設定処理と同
様の処理により高低速限界値をそれぞれ設定する。図5
と同様な箇所には同一符号を付して相違点を主に説明す
る。図10において、ステップS45でスイッチ10,
11の状態により低速限界値の変更か高速限界値の変更
かを判別し、このステップS45が肯定されるとステッ
プS23〜S28を実行し、否定されるとステップS4
6,47で同様の処理により高速限界値を記憶する。
【0030】この場合、1バイトの高低速限界値設定フ
ラグを制御回路1に設け、高低速限界値設定フラグの0
ビット目と1ビット目を使用していずれのシャッタスピ
ード設定範囲かを識別することができる。たとえば、第
1の低速側限界である1秒が設定されたときは、0ビッ
ト目を0、第2の低速限界値である30秒が設定された
ときは、0ビット目を1とする。第1の高速側限界であ
る1/8000秒が設定されたときは、1ビット目を
0、第2の高速限界値である1/2000秒が設定され
たときは、1ビット目を1とする。
【0031】図11は第4の実施例のシャッタスピード
設定処理手順を示すフローチャートであり、図4と同様
な箇所には同一の符号を付して相違点を主に説明する。
ステップS1でシャッタスピード設定ダイアル7が低速
側に操作されたと判定されると、ステップS8Aで高低
速限界値設定フラグの0ビットが1か否かを判定し、0
であればステップS9で低速限界値として第1の低速限
界値を設定し、1であればステップS10で低速限界値
として第2の低速限界値を設定する。ステップS1でシ
ャッタスピード設定ダイアル7が高速側に操作されたと
判定され、さらにステップS2でバルブではないと判定
されると、ステップS61で高低速限界値フラグの1ビ
ットが1か否かを判定し、0であればステップS63で
高速限界値として第1の高速限界値を設定し、1であれ
ばステップS62で高速限界値として第2の高速限界値
を設定する。ステップS2でバルブと判定されたとき
は、ステップS3Aで高低速限界値フラグの1ビットが
1と判定されるとステップS4でシャッタスピードとし
て第2の低速限界値を設定し、ステップS3Aで高低速
限界値フラグの1ビットが0と判定されるとステップS
5でシャッタスピードとして第1の低速限界値を設定す
る。その他の処理手順は第1の実施例と同様である。
【0032】第4の実施例では、第1〜第4のシャッタ
スピード設定範囲を任意に選択することができる。
【0033】図12はシャッタスピードの設定範囲の他
の例を示す。通常のカメラではおおよそ30秒程度まで
の長秒時までしか設定できないが、この例では68分1
6秒まで露出時間を延長し、第1のシャッタスピード設
定範囲では30秒〜1/8000秒およびバルブとし、
第2のシャッタスピード設定範囲では68分16秒〜1
/8000秒およびバルブとした。このようにシャッタ
スピード設定範囲を選択することにより、通常の1秒〜
1/8000の設定範囲と、夜景撮影に有利な1時間程
度までの長時間露出時間〜1/8000秒の設定範囲の
設定を可能とし、このとき、通常の撮影時には第1のシ
ャッタスピード設定範囲を設定しておけば、シャッタス
ピードの設定操作が煩雑になることはない。先の実施例
で説明したように、第2のシャッタスピード設定範囲を
決める長秒時側の限界を1秒など他の値に設定してもよ
い。
【0034】以上では、低速限界値や高速限界値の変更
スイッチなどの操作部材をカメラ本体に設けたものとし
て説明したが、種々のカメラアクセサリ側にこの種のス
イッチを設けてもよい。また、電子手帳に接続するター
ミナルを有するカメラにあっては、電子手帳側から低速
限界値や高速限界値を入力するように構成してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、通常使用
するシャタスピード設定範囲と夜間等特殊な撮影をする
ときで使用するシャッタスピード設定範囲を使い分ける
ことができるので、通常はシャッタダイアルの設定操作
を減らすべく狭い範囲のシャタスピード設定範囲に納
め、特殊な撮影を行うときのみシャッタスピード設定可
能範囲を広くできるので操作性が良くなる。とくに、シ
ャッタスピードの設定ステップが本実施例にあるように
1段ではなく、1/3段のような場合に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラの一実施例における制御系
を示すブロック図
【図2】第1の実施例における2通りのシャッタスピー
ド設定範囲を示す図
【図3】第1の実施例によるシャッタスピード設定範囲
変更手順の一例を示すフローチャート
【図4】第1の実施例によるシャッタスピード設定手順
の一例を示すフローチャート
【図5】第2の実施例によるシャッタスピード設定範囲
変更手順の一例を示すフローチャート
【図6】第2の実施例によるシャッタスピード設定手順
の一例を示すフローチャート
【図7】第3の実施例によるシャッタスピード設定範囲
変更手順の一例を示すフローチャート
【図8】第3の実施例によるシャッタスピード設定手順
の一例を示すフローチャート
【図9】第4の実施例における4通りのシャッタスピー
ド設定範囲を示す図
【図10】第4の実施例によるシャッタスピード設定範
囲変更手順の一例を示すフローチャート
【図11】第4実施例によるシャッタスピード設定手順
の一例を示すフローチャート
【図12】シャッタスピード設定範囲の他の例を示す図
【符号の説明】 1 制御回路 6 露出モードスイッチ 7 ダイアル 9 シャッタスピード設定範囲変更モードスイッチ 10 低速限界値変更スイッチ 11 高低速限界値変更スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低速限界値から高速限界値の間のシャッ
    タスピードで撮影可能なカメラにおいて、 前記低速限界値から前記高速限界値までの間でそれぞれ
    設定される第1のシャッタスピード設定範囲とこの第1
    のシャッタスピード設定範囲とは異なる第2のシャッタ
    スピード設定範囲のいずれか一方を選択する選択手段
    と、 この選択手段で選択されたシャッタスピード設定範囲に
    定められているシャッタスピードを設定する設定手段と
    を具備することを特徴とするシャッタスピード設定範囲
    変更可能なカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1のカメラにおいて、前記第1の
    シャッタスピード設定範囲と第2のシャッタスピード設
    定範囲は固定されていることを特徴とするシャッタスピ
    ード設定範囲変更可能なカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1のカメラにおいて、前記第1お
    よび第2のシャッタスピード設定範囲の低速限界値およ
    び/または高速限界値を変更する変更手段をさらに具備
    することを特徴とするシャッタスピード設定範囲変更可
    能なカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1のカメラにおいて、複数の露出
    モードの中のいずれか1つを設定するモード設定手段
    と、前記第1および第2のシャッタスピード設定範囲の
    いずれか一方を前記複数の露出モードの特定のモードが
    設定されたときにのみ選択可能にする制御手段をさらに
    具備することを特徴とするシャッタスピード設定範囲変
    更可能なカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項4のカメラにおいて、前記露出モ
    ードは少なくとも手動でシャッタスピードと絞り値を設
    定するマニュアルモードを含み、前記制御手段は、前記
    第1および第2のシャッタスピード設定範囲のうち、よ
    り長時間シャッタスピードを含むいずれか一方について
    は、前記マニュアルモードが設定されているときにのみ
    選択することを特徴とするシャッタスピード設定範囲変
    更可能なカメラ。
  6. 【請求項6】 低速限界値から高速限界値の間のシャッ
    タスピードで撮影可能なカメラにおいて、 前記低速限界値から前記高速限界値までの間でシャッタ
    スピード設定範囲を任意に変更する変更手段と、 前記変更手段で設定されたシャッタスピード設定範囲の
    中のいずれかのシャッタスピードに設定する設定手段と
    を具備することを特徴とするシャッタスピード設定範囲
    変更可能なカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7317486B2 (en) * 1997-06-18 2008-01-08 Olympus Corporation Electronic image pickup apparatus allowing a longer exposure time

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