JPH0883895A - 固体撮像素子 - Google Patents
固体撮像素子Info
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- JPH0883895A JPH0883895A JP6220555A JP22055594A JPH0883895A JP H0883895 A JPH0883895 A JP H0883895A JP 6220555 A JP6220555 A JP 6220555A JP 22055594 A JP22055594 A JP 22055594A JP H0883895 A JPH0883895 A JP H0883895A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】積層型固体撮像素子において、素子特性の劣化
を伴うことなく残像特性の改善及びスミア・レベルの低
減を図る。 【構成】固体撮像素子は、シリコン基板44の表面に配
設された電荷転送部42と、その上にBPSG絶縁膜6
6を介して配設された光電変換部41とを有する。画素
に対応して絶縁膜66上には複数の画素電極68が形成
され、これらは配線電極62を介して電荷転送部42に
接続される。画素電極68上には、a−SiC:H
(i)膜74、a−Si:H(i)膜76、a−Si
C:H(p)膜78、ITO電極82が順次積層され
る。絶縁膜66は画素毎に凸形状を有するように形成さ
れ、ITO電極82、半導体膜78、76、74、及び
画素電極68が、画素毎に、絶縁膜66の凸形状に倣っ
た凸形状をなす。
を伴うことなく残像特性の改善及びスミア・レベルの低
減を図る。 【構成】固体撮像素子は、シリコン基板44の表面に配
設された電荷転送部42と、その上にBPSG絶縁膜6
6を介して配設された光電変換部41とを有する。画素
に対応して絶縁膜66上には複数の画素電極68が形成
され、これらは配線電極62を介して電荷転送部42に
接続される。画素電極68上には、a−SiC:H
(i)膜74、a−Si:H(i)膜76、a−Si
C:H(p)膜78、ITO電極82が順次積層され
る。絶縁膜66は画素毎に凸形状を有するように形成さ
れ、ITO電極82、半導体膜78、76、74、及び
画素電極68が、画素毎に、絶縁膜66の凸形状に倣っ
た凸形状をなす。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体撮像素子に関し、よ
り具体的には、積層型固体撮像素子の光電変換部の改良
に関する。
り具体的には、積層型固体撮像素子の光電変換部の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体技術の進展に伴い、半導体
を用いた電子デバイスの開発が盛んに行われている。こ
れら半導体電子デバイスの一潮流として、従来の撮像管
に代わる撮像素子としてCCD(電荷結合素子)技術を
基礎にした固体撮像素子の開発が挙げられる。
を用いた電子デバイスの開発が盛んに行われている。こ
れら半導体電子デバイスの一潮流として、従来の撮像管
に代わる撮像素子としてCCD(電荷結合素子)技術を
基礎にした固体撮像素子の開発が挙げられる。
【0003】その技術の中で主に開発されてきた素子は
結晶シリコン技術を基盤としたものである。その素子の
断面概要を図3に示す。この素子の特徴は、図3に示さ
れているように、電荷転送部12と光電変換部(信号電
荷生成部)11とが横並びの配列になっていることであ
る。光電変換部11は結晶シリコンのpn結合で形成さ
れており、このpn接合に逆バイアスを印加した状態で
光が照射されると空乏層領域で光電変換により生成され
たフリー・キャリア(電子)が信号電荷となって電荷転
送部12へと送られていく。
結晶シリコン技術を基盤としたものである。その素子の
断面概要を図3に示す。この素子の特徴は、図3に示さ
れているように、電荷転送部12と光電変換部(信号電
荷生成部)11とが横並びの配列になっていることであ
る。光電変換部11は結晶シリコンのpn結合で形成さ
れており、このpn接合に逆バイアスを印加した状態で
光が照射されると空乏層領域で光電変換により生成され
たフリー・キャリア(電子)が信号電荷となって電荷転
送部12へと送られていく。
【0004】従って、この構造の素子は、残像が発生し
ないという長所がある。しかし、反面、電荷転送部12
と光電変換部11とが横並び構造になっていることに起
因して開口率が低下するという短所がある。開口率の低
下に伴う素子特性としての問題には、例えばダイナミッ
ク・レンジや感度の低下が挙げられる。つまり、信号電
荷生成部11の面積が限定されてしまい、信号電荷の絶
対量に限界が生じてしまうため、ダイナミック・レンジ
や感度が低下してしまう。
ないという長所がある。しかし、反面、電荷転送部12
と光電変換部11とが横並び構造になっていることに起
因して開口率が低下するという短所がある。開口率の低
下に伴う素子特性としての問題には、例えばダイナミッ
ク・レンジや感度の低下が挙げられる。つまり、信号電
荷生成部11の面積が限定されてしまい、信号電荷の絶
対量に限界が生じてしまうため、ダイナミック・レンジ
や感度が低下してしまう。
【0005】この問題は、素子サイズの微小化に伴って
更に顕著に現れてくる。この問題を克服するため、素子
の上部にマイクロレンズ13を設け、光の屈折を利用
し、素子表面に入射してきた光を効率良く光電変換部1
1に導き、実効的な受光面積を大きくする方法が提案さ
れている。この解決策の欠点は、コスト・アップにつな
がることである。更に、素子サイズの微小化に伴ってマ
イクロレンズを作製すること自体の技術的困難さも生じ
てくる。
更に顕著に現れてくる。この問題を克服するため、素子
の上部にマイクロレンズ13を設け、光の屈折を利用
し、素子表面に入射してきた光を効率良く光電変換部1
1に導き、実効的な受光面積を大きくする方法が提案さ
れている。この解決策の欠点は、コスト・アップにつな
がることである。更に、素子サイズの微小化に伴ってマ
イクロレンズを作製すること自体の技術的困難さも生じ
てくる。
【0006】上述の問題への対応策として、素子の構造
自体の改良をベースとした新たな素子が提案されてい
る。その素子の断面概要を図4に示す。同素子の特徴
は、光電変換部21を電荷転送部22の上に配置したこ
とにある。光電変換部21は、従来の結晶シリコンでな
く、水素化非晶質(アモルファス)シリコンを用いたp
i接合を有する。図4において、電荷転送部22上に配
設された画素電極24上に、i型アモルファスシリコン
・カーバイド(a−SiC:H(i))膜26、i型ア
モルファスシリコン(a−Si:H(i))膜28、p
型アモルファスシリコン・カーバイド(a−SiC:H
(p))膜32が順に積層される。p型膜32上に更に
ITOの透明電極34が配設される。
自体の改良をベースとした新たな素子が提案されてい
る。その素子の断面概要を図4に示す。同素子の特徴
は、光電変換部21を電荷転送部22の上に配置したこ
とにある。光電変換部21は、従来の結晶シリコンでな
く、水素化非晶質(アモルファス)シリコンを用いたp
i接合を有する。図4において、電荷転送部22上に配
設された画素電極24上に、i型アモルファスシリコン
・カーバイド(a−SiC:H(i))膜26、i型ア
モルファスシリコン(a−Si:H(i))膜28、p
型アモルファスシリコン・カーバイド(a−SiC:H
(p))膜32が順に積層される。p型膜32上に更に
ITOの透明電極34が配設される。
【0007】この様な材料を選択して積み重ね構造を可
能とすることにより、図3図示の構造の問題点である開
口率の低下を抑止し、素子表面に入射した光をほぼ10
0%の効率で信号電荷の生成に活用することができるよ
うになる。従って、素子サイズの微小化に伴ったダイナ
ミック・レンジ及び感度の低下といった問題点を克服す
ることが可能となる。
能とすることにより、図3図示の構造の問題点である開
口率の低下を抑止し、素子表面に入射した光をほぼ10
0%の効率で信号電荷の生成に活用することができるよ
うになる。従って、素子サイズの微小化に伴ったダイナ
ミック・レンジ及び感度の低下といった問題点を克服す
ることが可能となる。
【0008】反面、図4図示の素子における問題点とし
て、光電変換部21に用いているアモルファスシリコン
内で生じる残像(光導電性残像)と、蓄積ダイオード2
3から電荷転送部22(垂直CCD)への信号電荷読み
だし時に生じる残像(容量性残像)との2つのメカニズ
ムによって残像が生じてしまうことが挙げられる。この
うち容量性残像については、電荷注入ダイオードを付設
し、蓄積ダイオードの蓄積電荷量をリセットすることに
より除去することが可能となる。一方、光導電性残像は
アモルファス材料固有のギャップ内準位にその起源を発
するため完全に除去することは困難である。但し、膜に
印加する電圧(電界)を調節することにより減少可能で
あることが分かってきている。
て、光電変換部21に用いているアモルファスシリコン
内で生じる残像(光導電性残像)と、蓄積ダイオード2
3から電荷転送部22(垂直CCD)への信号電荷読み
だし時に生じる残像(容量性残像)との2つのメカニズ
ムによって残像が生じてしまうことが挙げられる。この
うち容量性残像については、電荷注入ダイオードを付設
し、蓄積ダイオードの蓄積電荷量をリセットすることに
より除去することが可能となる。一方、光導電性残像は
アモルファス材料固有のギャップ内準位にその起源を発
するため完全に除去することは困難である。但し、膜に
印加する電圧(電界)を調節することにより減少可能で
あることが分かってきている。
【0009】図5は画素電極間に存在するギャップと残
像特性との関係を示すグラフである。図5中、実線は全
面電極(実際の素子構造で存在する画素電極間ギャップ
が存在しないベタ電極)を使用した素子の残像特性を示
し、破線は画素電極間ギャップが存在する実際の素子の
残像特性を示す。両素子共、画素電極上には、a−Si
C:H(i)/a−Si:H(i)/a−SiC:H
(p)の積層構造のダイオードを形成し、各膜の膜厚を
200オングストローム/1.8μm/200オングス
トロームとした。印加電圧を変化させ、3フィールド後
(2/60−3/6秒後間)の残像を計測した。
像特性との関係を示すグラフである。図5中、実線は全
面電極(実際の素子構造で存在する画素電極間ギャップ
が存在しないベタ電極)を使用した素子の残像特性を示
し、破線は画素電極間ギャップが存在する実際の素子の
残像特性を示す。両素子共、画素電極上には、a−Si
C:H(i)/a−Si:H(i)/a−SiC:H
(p)の積層構造のダイオードを形成し、各膜の膜厚を
200オングストローム/1.8μm/200オングス
トロームとした。印加電圧を変化させ、3フィールド後
(2/60−3/6秒後間)の残像を計測した。
【0010】図示の如く、全面電極を使用した場合、実
線で示すように、印加電圧10V程度で光導電性残像は
0.2%程度まで低減可能であり、これはシステム残像
やモニター残像を考慮すると実用上問題ない値である。
しかし、実際の素子では、破線で示すように、印加電圧
が高くなると残像値が大きくなる。この原因としては画
素電極間ギャップに対応する領域で電界強度が小さくな
り、その領域に入射する光による残像成分が全体の残像
値増加の主要因になっていると考えられる。
線で示すように、印加電圧10V程度で光導電性残像は
0.2%程度まで低減可能であり、これはシステム残像
やモニター残像を考慮すると実用上問題ない値である。
しかし、実際の素子では、破線で示すように、印加電圧
が高くなると残像値が大きくなる。この原因としては画
素電極間ギャップに対応する領域で電界強度が小さくな
り、その領域に入射する光による残像成分が全体の残像
値増加の主要因になっていると考えられる。
【0011】この残像特性の欠点を補う手段としては、
画素電極ギャップ領域の膜形状を工夫する方法が考案さ
れている。この方法は、残像特性改善に有効に作用させ
るためには電極をある程度の厚さ以上にする必要があ
り、その場合、画素電極の上側エッジから、a−Si
C:H(i)膜内に面状欠陥が発生し、その欠陥面がリ
ーク電流のパスになるという問題がある。更に、画素電
極の上側エッヂで電界集中が生じ、その高電界部を通し
てのリーク電流の増大も認められるようになる。
画素電極ギャップ領域の膜形状を工夫する方法が考案さ
れている。この方法は、残像特性改善に有効に作用させ
るためには電極をある程度の厚さ以上にする必要があ
り、その場合、画素電極の上側エッジから、a−Si
C:H(i)膜内に面状欠陥が発生し、その欠陥面がリ
ーク電流のパスになるという問題がある。更に、画素電
極の上側エッヂで電界集中が生じ、その高電界部を通し
てのリーク電流の増大も認められるようになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、水素化ア
モルファスシリコンを光電変換部に用いた積層型固体撮
像素子の素子特性は、従来構造の素子と比較して数多く
の点で優れた特性を有しているが、唯一残像特性で欠点
をもっている。また、その残像特性を改善するための方
策もないわけではないが、これらの方策は、他の特性
(例えばリーク電流等)を犠牲にするか、或いは製造上
の問題を発生させている。
モルファスシリコンを光電変換部に用いた積層型固体撮
像素子の素子特性は、従来構造の素子と比較して数多く
の点で優れた特性を有しているが、唯一残像特性で欠点
をもっている。また、その残像特性を改善するための方
策もないわけではないが、これらの方策は、他の特性
(例えばリーク電流等)を犠牲にするか、或いは製造上
の問題を発生させている。
【0013】また、積層型固体撮像素子はその構造上の
特徴から入射光は下地CCDまでは到達しにくく、基本
的にスミア・レベルが低いという特徴が存在するが、高
精細テレビ用カメラとしてとらえた場合、まだ十分なレ
ベルには至っていない。
特徴から入射光は下地CCDまでは到達しにくく、基本
的にスミア・レベルが低いという特徴が存在するが、高
精細テレビ用カメラとしてとらえた場合、まだ十分なレ
ベルには至っていない。
【0014】本発明は以上の問題点に鑑みてなされたも
のであり、水素化アモルファスシリコンを光電変換部に
用いた積層型固体撮像素子の優れた素子特性を維持し、
且つ他の特性及び製造工程の簡便さを犠牲にすることな
く、残像特性の改善及びスミア・レベルの低減を可能と
した固体撮像素子を提供することを目的とする。
のであり、水素化アモルファスシリコンを光電変換部に
用いた積層型固体撮像素子の優れた素子特性を維持し、
且つ他の特性及び製造工程の簡便さを犠牲にすることな
く、残像特性の改善及びスミア・レベルの低減を可能と
した固体撮像素子を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る固体撮像装
置は、半導体基板の表面に配設された電荷転送部と、前
記電荷転送部上に絶縁膜を介して配設された光電変換部
と、を具備する。前記光電変換部は、前記光電変換部の
画素に対応して前記絶縁膜上に形成された複数の画素電
極と、前記画素電極は配線を介して電荷転送部に電気的
に接続されることと、前記画素電極上に形成されたi型
半導体膜と、前記i型半導体膜上に形成されたp型半導
体膜と、前記p型半導体膜上に形成された透明電極と、
を具備する。前記絶縁膜は前記画素毎に凸形状を有する
ように形成され、前記透明電極、p型半導体膜、i型半
導体膜、及び画素電極は、前記画素毎に、前記絶縁膜の
前記凸形状に倣った凸形状をなす。
置は、半導体基板の表面に配設された電荷転送部と、前
記電荷転送部上に絶縁膜を介して配設された光電変換部
と、を具備する。前記光電変換部は、前記光電変換部の
画素に対応して前記絶縁膜上に形成された複数の画素電
極と、前記画素電極は配線を介して電荷転送部に電気的
に接続されることと、前記画素電極上に形成されたi型
半導体膜と、前記i型半導体膜上に形成されたp型半導
体膜と、前記p型半導体膜上に形成された透明電極と、
を具備する。前記絶縁膜は前記画素毎に凸形状を有する
ように形成され、前記透明電極、p型半導体膜、i型半
導体膜、及び画素電極は、前記画素毎に、前記絶縁膜の
前記凸形状に倣った凸形状をなす。
【0016】望ましい態様において、前記透明電極の前
記凸形状の表面の傾斜角の最大値が15°〜25°の範
囲にあり、ここで、前記傾斜角は、前記透明電極の前記
凸形状の表面に対する接線と前記基板の前記表面とのな
す角度である。
記凸形状の表面の傾斜角の最大値が15°〜25°の範
囲にあり、ここで、前記傾斜角は、前記透明電極の前記
凸形状の表面に対する接線と前記基板の前記表面とのな
す角度である。
【0017】
【作用】本発明によれば、各画素に対応する前記凸形状
により、前記透明電極から入射した光は、各画素電極上
に形成される電界強度の高い領域のみに向かって屈折
し、進行する。そして、主としてi型半導体膜により光
電変換されて信号電荷となり、また、各電界に導かれ
て、各画素電極に送られる。従って、前記画素電極間の
ギャップに対応する位置での光電変換は実質的になくな
り、残像特性の改善及びスミア・レベルの低減が達成さ
れる。
により、前記透明電極から入射した光は、各画素電極上
に形成される電界強度の高い領域のみに向かって屈折
し、進行する。そして、主としてi型半導体膜により光
電変換されて信号電荷となり、また、各電界に導かれ
て、各画素電極に送られる。従って、前記画素電極間の
ギャップに対応する位置での光電変換は実質的になくな
り、残像特性の改善及びスミア・レベルの低減が達成さ
れる。
【0018】また、各画素電極の上面は前記絶縁膜の凸
形状に対応して湾曲し、且つその側面はパターニングの
際に基板の表面に対して概ね直角となる。このため、各
画素電極のエッジは鈍角をなすようになり、画素電極上
に形成される膜内における面状欠陥の発生とエッヂでの
電界集中を抑制することができる。
形状に対応して湾曲し、且つその側面はパターニングの
際に基板の表面に対して概ね直角となる。このため、各
画素電極のエッジは鈍角をなすようになり、画素電極上
に形成される膜内における面状欠陥の発生とエッヂでの
電界集中を抑制することができる。
【0019】
【実施例】以下、添付の図面に示す実施例を参照して本
発明を詳述する。図1は本発明の実施例に係る積層型固
体撮像素子の断面を示す図であり、ここで、光電変換部
41が電荷転送部(垂直CCD)42の上に配置され
る。
発明を詳述する。図1は本発明の実施例に係る積層型固
体撮像素子の断面を示す図であり、ここで、光電変換部
41が電荷転送部(垂直CCD)42の上に配置され
る。
【0020】電荷転送部42はp型シリコン基板44の
表面内に形成されたn- 型チャネル層46を有する。チ
ャネル層46は、基板44表面内で、図1の紙面に対し
て直交する方向に延在する。チャネル層46上に隣接し
て、基板44の表面内には、n+ 型拡散層52と、更に
その表面にn++型コンタクト層54が形成され、これら
は、蓄積ダイオード48の一部を構成する。チャネル層
46から拡散層52近傍に亘って、基板44上には、S
iO2 からなるゲート絶縁膜56を介して、ポリシリコ
ンシリコンからなるフローティングゲート電極58a及
びコントロールゲート電極58bが配設される。
表面内に形成されたn- 型チャネル層46を有する。チ
ャネル層46は、基板44表面内で、図1の紙面に対し
て直交する方向に延在する。チャネル層46上に隣接し
て、基板44の表面内には、n+ 型拡散層52と、更に
その表面にn++型コンタクト層54が形成され、これら
は、蓄積ダイオード48の一部を構成する。チャネル層
46から拡散層52近傍に亘って、基板44上には、S
iO2 からなるゲート絶縁膜56を介して、ポリシリコ
ンシリコンからなるフローティングゲート電極58a及
びコントロールゲート電極58bが配設される。
【0021】蓄積ダイオード48のコンタクト層54に
は、モリブデンシリサイドからなる画素配線電極62が
接続される。配線電極62は、SiO2 絶縁膜64を介
して、ゲート電極58a、58b上に位置する。配線電
極62上には、BPSG絶縁膜66が配設され、更に、
その上にチタンからなる多数の画素電極68が形成され
る。画素電極68は画素毎に独立し、それらの間に電極
間ギャップ72が形成される。画素電極68は、対応の
配線電極62の一端に接触し、対応の蓄積ダイオード4
8に接続される。
は、モリブデンシリサイドからなる画素配線電極62が
接続される。配線電極62は、SiO2 絶縁膜64を介
して、ゲート電極58a、58b上に位置する。配線電
極62上には、BPSG絶縁膜66が配設され、更に、
その上にチタンからなる多数の画素電極68が形成され
る。画素電極68は画素毎に独立し、それらの間に電極
間ギャップ72が形成される。画素電極68は、対応の
配線電極62の一端に接触し、対応の蓄積ダイオード4
8に接続される。
【0022】画素電極68上には、i型アモルファスシ
リコン・カーバイド(a−SiC:H(i))膜74、
i型アモルファスシリコン(a−Si:H(i))膜7
6、p型アモルファスシリコン・カーバイド(a−Si
C:H(p))膜78が順に積層される。p型アモルフ
ァスシリコン・カーバイド膜78上に更にITOの透明
電極82が配設される。
リコン・カーバイド(a−SiC:H(i))膜74、
i型アモルファスシリコン(a−Si:H(i))膜7
6、p型アモルファスシリコン・カーバイド(a−Si
C:H(p))膜78が順に積層される。p型アモルフ
ァスシリコン・カーバイド膜78上に更にITOの透明
電極82が配設される。
【0023】次に、図1図示の撮像素子の製造工程の概
要を図2を用いて説明する。ここでは、BPSG膜66
から上の部分だけの形成工程を示す。先ず、BPSG膜
66上の、画素電極68を配置する位置に、画素電極サ
イズより小さいサイズのフォトレジストのマスク86を
形成する(図2(a))。次に、マスク86に覆われて
いない領域のBPSG膜66をエッチングする。この
際、弗化アンモニウム(NH4 F)をエッチャントとし
て用いてウェットエッチングを行うと、エッチング後の
BPSG膜66の形状は図2(b)に示す様な、滑らか
な凹凸形状となる。
要を図2を用いて説明する。ここでは、BPSG膜66
から上の部分だけの形成工程を示す。先ず、BPSG膜
66上の、画素電極68を配置する位置に、画素電極サ
イズより小さいサイズのフォトレジストのマスク86を
形成する(図2(a))。次に、マスク86に覆われて
いない領域のBPSG膜66をエッチングする。この
際、弗化アンモニウム(NH4 F)をエッチャントとし
て用いてウェットエッチングを行うと、エッチング後の
BPSG膜66の形状は図2(b)に示す様な、滑らか
な凹凸形状となる。
【0024】この凹凸形状は、BPSG膜66のメルト
工程の温度等を調整し、ボロン、リンの濃度分布を制御
することにより制御可能となる。また、四弗化炭素(C
F4)と酸素とを用いたCDEによるドライエッチング
も可能であるが、上述のウェットエッチングのような滑
らかな凹凸形状を得るのは困難である。
工程の温度等を調整し、ボロン、リンの濃度分布を制御
することにより制御可能となる。また、四弗化炭素(C
F4)と酸素とを用いたCDEによるドライエッチング
も可能であるが、上述のウェットエッチングのような滑
らかな凹凸形状を得るのは困難である。
【0025】次に、マスク86を剥離し、BPSG膜6
6上にチタン等からなる金属膜を形成する。そして、金
属膜をパターニングし、BPSG膜66の各凸部を覆う
ように画素電極68を形成する(図2(c))。次に、
a−SiC:H(i)膜74、a−Si:H(i)膜7
6、a−SiC:H(p)膜78、ITO電極82を順
次積層し(図2(d))、図1図示の構造を完成させ
る。
6上にチタン等からなる金属膜を形成する。そして、金
属膜をパターニングし、BPSG膜66の各凸部を覆う
ように画素電極68を形成する(図2(c))。次に、
a−SiC:H(i)膜74、a−Si:H(i)膜7
6、a−SiC:H(p)膜78、ITO電極82を順
次積層し(図2(d))、図1図示の構造を完成させ
る。
【0026】このように製造した積層型固体撮像素子の
光電変換部1は、図1図示の如く、各画素毎に凸形状に
膨らんだ凹凸形状をなす。この凹凸形状は製造工程にお
いて得られたBPSG膜66の凹凸形状に由来する。
光電変換部1は、図1図示の如く、各画素毎に凸形状に
膨らんだ凹凸形状をなす。この凹凸形状は製造工程にお
いて得られたBPSG膜66の凹凸形状に由来する。
【0027】画素電極68及びITO電極82は、概ね
平行を維持した状態で湾曲して対向するため、電極間に
形成される電界の電気力線は、図1中に矢印で示される
様になり、電極間ギャップ72に対応する位置では、電
界強度は小さくなる。しかし、ITO電極82から入射
した光は、ITO電極82の各画素に対応する凸形状に
より、各画素電極64上に向かうように屈折する。即
ち、ITO電極82から入射した光は、各画素電極68
上に形成される電界強度の高い領域のみに向かって進行
する。そして、主にa−Si:H(i)膜76により光
電変換されて信号電荷となり、また、各電界に導かれ
て、各画素電極68に送られる。電界の電気力線は、各
画素電極68に向けて形成されるため、光電変換された
信号電荷は確実に各画素電極68に向けて送られる。従
って、電極間ギャップ72に対応する位置での光電変換
は実質的になくなり、残像特性の改善及びスミア・レベ
ルの低減が達成される。
平行を維持した状態で湾曲して対向するため、電極間に
形成される電界の電気力線は、図1中に矢印で示される
様になり、電極間ギャップ72に対応する位置では、電
界強度は小さくなる。しかし、ITO電極82から入射
した光は、ITO電極82の各画素に対応する凸形状に
より、各画素電極64上に向かうように屈折する。即
ち、ITO電極82から入射した光は、各画素電極68
上に形成される電界強度の高い領域のみに向かって進行
する。そして、主にa−Si:H(i)膜76により光
電変換されて信号電荷となり、また、各電界に導かれ
て、各画素電極68に送られる。電界の電気力線は、各
画素電極68に向けて形成されるため、光電変換された
信号電荷は確実に各画素電極68に向けて送られる。従
って、電極間ギャップ72に対応する位置での光電変換
は実質的になくなり、残像特性の改善及びスミア・レベ
ルの低減が達成される。
【0028】更に、各画素電極68の上面はBPSG膜
66の凸形状に対応して湾曲し、且つその側面はパター
ニングの際に基板44の表面に対して概ね直角となる。
このため、各画素電極68のエッジ68eは鈍角をなす
ようになり、a−SiC:H(i)膜74内における面
状欠陥の発生とエッヂ68eでの電界集中を抑制するこ
とができる。従来の構造において、これらの効果を得る
ためには、画素電極の形状(例えば厚さやエッヂの形
状)に関して特異性を与えたり、埋め込み電極を用いて
局所的な段差をなくす等の特別な調整が必要となる。本
発明では、この様な特別な調整が必要でなく、従って、
他の特性に影響を及ぼすことなく残像特性の改善とスミ
ア・レベルの低減とを図ることができる。
66の凸形状に対応して湾曲し、且つその側面はパター
ニングの際に基板44の表面に対して概ね直角となる。
このため、各画素電極68のエッジ68eは鈍角をなす
ようになり、a−SiC:H(i)膜74内における面
状欠陥の発生とエッヂ68eでの電界集中を抑制するこ
とができる。従来の構造において、これらの効果を得る
ためには、画素電極の形状(例えば厚さやエッヂの形
状)に関して特異性を与えたり、埋め込み電極を用いて
局所的な段差をなくす等の特別な調整が必要となる。本
発明では、この様な特別な調整が必要でなく、従って、
他の特性に影響を及ぼすことなく残像特性の改善とスミ
ア・レベルの低減とを図ることができる。
【0029】各画素に対応する凸形状は、その表面の傾
斜角が小さすぎると、入射光の屈折や画素電極68のエ
ッジ68eの鈍角化の効果が十分に発揮されない。逆
に、傾斜角が大きすぎると、電極間ギャップ72に対応
して溝が形成され、画素電極68より上の部分における
均質な成膜が困難となる。また、高精細テレビ用カメラ
或いは小型撮像素子等における画素サイズの微小化を考
慮すると、電極間ギャップは1.2μm程度以下とする
必要がある。これらを総合的に判断すると、各画素の凸
形状は、その表面の傾斜角、即ち、その表面に対する接
線と下地基板の表面とのなす角度θ(図1参照)の最大
値が、15°〜25°の範囲にあることが望ましい。 [実験1]図4及び図1図示の従来の固体撮像素子と本
発明の固体撮像素子の性能の比較実験を行った。比較実
験は1インチ200万画素の素子を用いて行った。画素
サイズは7.3μm×7.6μm、画素電極間ギャップ
は1.2μmとした。表1に実験1の結果を示す。この
表から、本発明の固体撮像素子では、従来の固体撮像素
子と比べて、残像特性及びスミア・レベルの点で改善さ
れていることが分かる。
斜角が小さすぎると、入射光の屈折や画素電極68のエ
ッジ68eの鈍角化の効果が十分に発揮されない。逆
に、傾斜角が大きすぎると、電極間ギャップ72に対応
して溝が形成され、画素電極68より上の部分における
均質な成膜が困難となる。また、高精細テレビ用カメラ
或いは小型撮像素子等における画素サイズの微小化を考
慮すると、電極間ギャップは1.2μm程度以下とする
必要がある。これらを総合的に判断すると、各画素の凸
形状は、その表面の傾斜角、即ち、その表面に対する接
線と下地基板の表面とのなす角度θ(図1参照)の最大
値が、15°〜25°の範囲にあることが望ましい。 [実験1]図4及び図1図示の従来の固体撮像素子と本
発明の固体撮像素子の性能の比較実験を行った。比較実
験は1インチ200万画素の素子を用いて行った。画素
サイズは7.3μm×7.6μm、画素電極間ギャップ
は1.2μmとした。表1に実験1の結果を示す。この
表から、本発明の固体撮像素子では、従来の固体撮像素
子と比べて、残像特性及びスミア・レベルの点で改善さ
れていることが分かる。
【0030】
【表1】 [実験2]各画素の凸形状の程度と固体撮像素子の特性
との関係について実験を行った。凸形状の程度は、その
表面に対する接線と下地基板面とのなす角度θ(図1参
照)の最大値θmax を指標とした。θmax は、5°から
40°までの範囲で変化させた。実験に用いた固体撮像
素子の他の条件は、実験1に用いたものと同一とした。
表2に実験2の結果を示す。この表から、θmax が15
°〜25°の範囲で良好な素子特性が得られることが分
かる。
との関係について実験を行った。凸形状の程度は、その
表面に対する接線と下地基板面とのなす角度θ(図1参
照)の最大値θmax を指標とした。θmax は、5°から
40°までの範囲で変化させた。実験に用いた固体撮像
素子の他の条件は、実験1に用いたものと同一とした。
表2に実験2の結果を示す。この表から、θmax が15
°〜25°の範囲で良好な素子特性が得られることが分
かる。
【0031】
【表2】
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、水素化アモルファスシ
リコンを光電変換部に用いた積層型固体撮像素子におい
て、他の素子特性を損なうことなく、残像特性の改善及
びスミア・レベルの低減を図ることが可能となる。
リコンを光電変換部に用いた積層型固体撮像素子におい
て、他の素子特性を損なうことなく、残像特性の改善及
びスミア・レベルの低減を図ることが可能となる。
【図1】本発明の実施例に係る積層型固体撮像素子を示
す断面図。
す断面図。
【図2】図1図示の固体撮像素子の製造工程を順に示す
図。
図。
【図3】従来の固体撮像素子を示す断面図。
【図4】従来の他の固体撮像素子を示す断面図。
【図5】画素電極間に存在するギャップと残像特性との
関係を示すグラフ。
関係を示すグラフ。
41…光電変換部、42…電荷転送部、44…シリコン
基板、46…チャネル層、48…蓄積ダイオード、52
…拡散層、54…コンタクト層、56…ゲート絶縁膜、
58a、58b…ゲート電極、62…配線電極、64…
絶縁膜、66…絶縁膜、68…画素電極、72…電極間
ギャップ、74…i型アモルファスシリコン・カーバイ
ド膜、76…i型アモルファスシリコン膜、78…p型
アモルファスシリコン・カーバイド膜、82…透明電
極。
基板、46…チャネル層、48…蓄積ダイオード、52
…拡散層、54…コンタクト層、56…ゲート絶縁膜、
58a、58b…ゲート電極、62…配線電極、64…
絶縁膜、66…絶縁膜、68…画素電極、72…電極間
ギャップ、74…i型アモルファスシリコン・カーバイ
ド膜、76…i型アモルファスシリコン膜、78…p型
アモルファスシリコン・カーバイド膜、82…透明電
極。
Claims (2)
- 【請求項1】半導体基板の表面に配設された電荷転送部
と、前記電荷転送部上に絶縁膜を介して配設された光電
変換部と、を具備する固体撮像素子であって、 前記光電変換部が、 前記光電変換部の画素に対応して前記絶縁膜上に形成さ
れた複数の画素電極と、前記画素電極は配線を介して電
荷転送部に電気的に接続されることと、 前記画素電極上に形成されたi型半導体膜と、 前記i型半導体膜上に形成されたp型半導体膜と、 前記p型半導体膜上に形成された透明電極と、を具備
し、 前記絶縁膜が前記画素毎に凸形状を有するように形成さ
れ、前記透明電極、p型半導体膜、i型半導体膜、及び
画素電極が、前記画素毎に、前記絶縁膜の前記凸形状に
倣った凸形状をなすことを特徴とする固体撮像素子。 - 【請求項2】前記透明電極の前記凸形状の表面の傾斜角
の最大値が15°〜25°の範囲にあり、ここで、前記
傾斜角は、前記透明電極の前記凸形状の表面に対する接
線と前記基板の前記表面とのなす角度であることを特徴
とする請求項1記載の固体撮像素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6220555A JPH0883895A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 固体撮像素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6220555A JPH0883895A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 固体撮像素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0883895A true JPH0883895A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16752835
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6220555A Pending JPH0883895A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 固体撮像素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0883895A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004186686A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-07-02 | Commiss Energ Atom | 光電検出装置及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP6220555A patent/JPH0883895A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004186686A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-07-02 | Commiss Energ Atom | 光電検出装置及びその製造方法 |
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