JPH0883955A - 光アセンブリ - Google Patents

光アセンブリ

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JPH0883955A
JPH0883955A JP21693994A JP21693994A JPH0883955A JP H0883955 A JPH0883955 A JP H0883955A JP 21693994 A JP21693994 A JP 21693994A JP 21693994 A JP21693994 A JP 21693994A JP H0883955 A JPH0883955 A JP H0883955A
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Hitachi Ltd
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    • G02B6/24Coupling light guides
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
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    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
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    • G02B6/4221Active alignment, i.e. moving the elements in response to the detected degree of coupling or position of the elements involving a visual detection of the position of the elements, e.g. by using a microscope or a camera
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、光素子チップと基板から成る光ア
センブリに関して、高精度且つ簡便なるインデクスアラ
イメント手段を提供する。 【構成】 光アセンブリ(1)を構成する光素子チップ
(10)と基板(20)の互いに向い合う表面(11、
21)に、傾斜面から成るインデクス(12、22)を
形成し、このインデクスを位置決め基準として画像計測
によるインデクスアライメントを行なうことにより達成
される。 【効果】 傾斜面から成るインデクスは、高精度且つ容
易にチップと基板に形成でき、しかも高精度且つ簡便に
画像計測処理を行なえるので、アライメント精度が向上
し、組立コストが低減される効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光素子チップを基板に
組み立てた光アセンブリに係り、特に組立コストの削減
に好適なパッシヴアライメント方式に関する。
【0002】
【従来の技術】光アセンブリでは、光素子チップと基板
の組立コストの削減が求められている。近年、従来のア
クティヴアライメント方式(光素子チップを動作させな
がらアライメントを行なう方式)に代わって、パッシヴ
アライメント方式(光素子チップを動作させない方式)
の研究が盛んである。
【0003】パッシヴアライメント方式は、インデクス
アライメント方式とセルフアライメント方式に大別され
る。前者では、光素子チップと基板に設けたマークを画
像認識することにより、アライメントが行なわれる。後
者では、光素子チップと基板を接続する半田バンプの表
面張力により、基板水平方向のアライメントが自動的に
行なわれる。但し、基板垂直方向の高さバラツキを低減
するため、バンプの体積を高精度に制御する、または、
位置決めを行なうスタンドオフを基板に形成する等の方
策が必要である。したがって、現状では、インデクスア
ライメント方式の方が、セルフアライメント方式より有
利であると目されている。
【0004】インデクスアライメント方式としては、例
えばプロシーディングス・オブ・43・エレクトロニッ
ク・コンポーネンツ・アンド・テクノロジー・コンファ
レンス、第808頁から第817頁、1993年(Pr
oceedings of43rd Electron
ic Components and Technol
ogy Conference,pp.808−81
7,1993)や、1994年電子情報通信学会春季大
会講演論文集、講演番号C−291に記載のものが知ら
れている。
【0005】前者の文献の光アセンブリは、リッジ導波
路型レーザチップとファイバキャリア基板とアルミナ基
板から成り、これらとは別個にアライメントプレートが
用いられている。チップとキャリア基板とプレートに
は、それぞれ、十字形のリッジから成るインデクスと、
窒化シリコン膜上の十字形の凹みから成るインデクス
と、クロム膜を十字形に抜いたインデクスとが形成され
ている。チップとキャリア基板は、プレートを透過する
照明を当てながら十字形パターンを画像認識することに
より、アライメントされる。この後、チップとキャリア
基板はプレートに真空吸着され、基板に半田付けされ
る。
【0006】後者の文献の光アセンブリは、レーザチッ
プとシリコン基板から成り、基板にはファイバを載置す
るV溝が設けられている。チップと基板には、それぞ
れ、電極を円形にパターニングしたインデクスと、電極
を円形に抜いたインデクスとが形成されている。チップ
は、基板とチップを透過する照明を当てながら円形パタ
ーンを画像認識することにより、アライメントされ、基
板上に半田付けされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】光アセンブリにとっ
て、当然のことながら、光素子チップと基板のアライメ
ント精度の向上が重要である。インデクスアライメント
方式では、特に、チップまたは基板の光軸に対するイン
デクスの高精度形成と、これらのインデクスの高精度画
像認識が主要な課題である。高精度画像認識を行なうた
めには、高コントラストの画像が得られるインデクスを
チップまたは基板に形成する必要がある。
【0008】先述した前者の文献のレーザチップのイン
デクスでは、十字形のリッジの頂上面と、リッジ周辺の
表面とのコントラストを改善するために、頂上面と周辺
面に窒化シリコン膜と金反射膜を堆積している。窒化シ
リコン膜の厚さを110nmに制御し、単色光で照明す
ることにより、光学干渉効果を利用している。また、フ
ァイバキャリア基板のインデクスでは、窒化シリコン膜
上の十字形の凹みの底面と頂上面とのコントラストを得
るために、窒化シリコン膜の厚さを120nmに制御し
ている。
【0009】このように、チップや基板の表面に平行で
あるリッジの頂上面や凹みの底面をインデクスとして用
いる場合、互いに平行であるから、高いコントラストを
得ることが容易ではない。量産時における膜厚や顕微鏡
光学系の照明等のバラツキを考慮すると、コントラスト
すなわちアライメント精度の変動が生じると推察され
る。したがって、前者の文献の技術は、光アセンブリの
組立歩留まりに対する配慮が十分ではない。
【0010】後者の文献では、レーザチップやシリコン
基板の金属電極をインデクスとして用いている。チップ
のインデクスのパターニングは、活性層を形成するホト
リソグラフィプロセスとは別個に行なわれており、基板
のインデクスのパターニングは、ファイバV溝を形成す
るホトリソグラフィプロセスとは別個に行なわれる。
【0011】金属パターンをインデクスとして用いる場
合、チップや基板を構成する材料と金属との透過率や反
射率には大きな差があり、高コントラスト像が容易に得
られる。しかしながら、活性層やV溝と金属とのパター
ニングは別個に行なわれるから、ホトマスクのアライメ
ント誤差により、活性層やV溝に対するインデクスのミ
スアライメントが生じる。したがって、後者の文献の技
術は、光アセンブリのアライメント精度に対する配慮が
足りない。
【0012】以上述べたように、従来技術の光アセンブ
リは、何れも高精度かつ簡便なるインデクスアライメン
トを両立し得るものではない。そこで、本発明は、光ア
センブリにおいて、高精度に形成でき、且つ、容易に高
コントラスト画像を検出せしめるインデクスを実現する
ことを狙いとする。
【0013】本発明の第1の目的は、光素子チップと基
板から構成され、高精度形成と高精度画像検出の両立を
可能にするインデクスアライメント手段を有した光アセ
ンブリを提供することにある。
【0014】また、本発明の第2の目的は、上記アライ
メント手段に対応し、高精度形成に適したインデクスの
形状をより具体的に提供することにある。
【0015】また、本発明の第3の目的は、形成と画像
計測に適したインデクスの基本的形状を提供することに
ある。
【0016】また、本発明の第4の目的は、画像として
捉えたインデクスの形状を提供することにある。
【0017】また、本発明の第5の目的は、チップまた
は基板が結晶から成る場合に適したインデクスの形成手
段を提供することにある。
【0018】また、本発明の第6の目的は、上記のチッ
プまたは基板により適したインデクスの形成手段を提供
することにある。
【0019】また、本発明の第7の目的は、インデクス
の高精度形成手段を提供することにある。
【0020】また、本発明の第8の目的は、チップまた
は基板が光導波路素子を有する場合に適したインデクス
の形成手段を提供することにある。
【0021】また、本発明の第9の目的は、チップまた
は基板が半導体光素子から成る場合に適したインデクス
の形成手段を提供することにある。
【0022】また、本発明の第10の目的は、チップま
たは基板に垂直な方向のアライメント精度の向上に寄す
るチップの配置手段を提供することにある。
【0023】また、本発明の第11の目的は、チップま
たは基板が面方位(100)のシリコン結晶から成る場
合に適した光ファイバの配置手段を提供することにあ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の光アセンブリ
は、上記第1の目的を達成するため、互いに向い合う光
素子チップの表面と、チップが配置される基板の表面の
少なくとも一方に、表面に対する傾斜面から成るアライ
メントインデクスを有するものである。
【0025】また、上記第2の目的を達成するため、穴
または堀から成るインデクスを有するものである。
【0026】また、上記第3の目的を達成するため、四
角錐を基本形とするインデクスを有するものである。
【0027】また、上記第4の目的を達成するため、チ
ップや基板表面へのインデクスの傾斜面の投影像が額縁
形状を有するものである。
【0028】また、上記第5の目的を達成するため、結
晶から成るチップまたは基板において、傾斜面を結晶面
とするインデクスを有するものである。
【0029】また、上記第6の目的を達成するため、結
晶から成るチップまたは基板において、傾斜面を(11
1)結晶面とするインデクスを有するものである。
【0030】また、上記第7の目的を達成するため、チ
ップまたは基板に形成された素子部と同時にエッチング
された、または、前記素子部の少なくとも一部と同じ部
材をマスクとしてエッチングされたインデクスを有する
ものである。
【0031】また、上記第8の目的を達成するため、光
導波路素子を有するチップまたは基板において、光導波
路素子のコアを定めるエッチングと同時にエッチングさ
れて成る、または、コア材をマスクとしてエッチングさ
れて成るインデクスを有するものである。
【0032】また、上記第9の目的を達成するため、半
導体光素子を有するチップまたは基板において、半導体
光素子の活性領域または導波領域を定めるエッチングと
同時にエッチングされて成るインデクスを有するもので
ある。
【0033】また、上記第10の目的を達成するため、
チップを基板にフリップチップで配置するものである。
【0034】また、上記第11の目的を達成するため、
シリコン結晶から成るチップまたは基板に、(111)
面から成るインデクスと光ファイバ配置用のV溝を有す
るものである。
【0035】
【作用】上記第1の手段において、傾斜面から成るアラ
イメントインデクスは、光素子チップや基板の表面に垂
直な方向から照明されて、画像認識される。インデクス
の透過/反射率は傾斜角度に依存しており、チップや基
板の表面とは明らかなる輝度差が生じるので、コントラ
ストの良い画像が得られる。インデクスの傾斜面はチッ
プや基板の素子部と同様にして精度良く形成することが
でき、傾斜角度はチップや基板の材料特性とエッチング
方法等によって一定に決まるので、コントラストやアラ
イメント精度のバラツキが少ない。したがって、平行な
面同士の画像認識を行なう従来技術のように、インデク
スの微小な膜厚を制御したり、わざわざ光学干渉効果を
用いる必要はない。また、金属パターンをインデクスと
して用いる従来技術のように、チップや基板の素子部に
対するホトリソグラフィのミスアライメントを誘起する
ことがない。
【0036】また、上記第2の手段では、インデクスの
傾斜面は、チップや基板の素子部と同様にエッチングプ
ロセスを経て、穴またはV溝やU溝の堀の側面として形
成される。堆積プロセスにより突起の側面として傾斜面
を形成するより、容易に精度良く傾斜面を形成すること
が可能である。
【0037】また、上記第3の手段では、インデクスの
傾斜面は、基本的に四角錐の側面として形成される。ホ
トリソグラフィに用いるホトマスクのパターンとして
は、従来技術のような曲線から成る円形に比べて、直線
から成る四角形の方が製作しやすい。四角錐の傾斜面は
画像として四角形に検出されるので、従来技術のような
十字形に比べて、重心座標計測等の画像処理が実施し易
くなる。また、チップまたは基板が結晶である場合に
は、等方性エッチングによって円錐等を形成するより、
異方性エッチングによって四角錐を形成する方が、傾斜
面を精度良く安定に形成することができる。
【0038】また、上記第4の手段では、中空の額縁パ
ターンがインデクスの画像として検出され、画像処理が
行なわれる。従来技術のように円形や十字形の塗り潰し
パターンの全画素を演算するより、額縁パターンの方が
演算画素数が少なくなるので、処理時間が短縮される。
【0039】また、上記第5の手段では、インデクスの
傾斜面は、エッチング速度の結晶方位依存性、すなわち
異方性を利用して形成される。エッチング速度が遅い結
晶面が傾斜面と残るので、プロセス条件に大きく左右さ
れることがなく、制御性が良い。
【0040】また、上記第6の手段では、インデクスの
傾斜面として面方位(111)の結晶面が形成される。
チップまたは基板によく用いられる結晶では、通常(1
11)面のエッチング速度が他の結晶面に比べて最も遅
いので、より精度良くインデクスが形成される。
【0041】また、上記第7の手段では、インデクス
は、チップまたは基板上の素子部と同じホトマスクを用
いてエッチングされるか、または素子部と同じ部材をマ
スクとしてエッチングされる。したがって、インデクス
は素子部に対してセルフアライメントに形成されるの
で、従来技術のようにホトマスクのミスアライメントが
生じることがない。
【0042】また、上記第8の手段では、インデクス
は、導波路型の半導体レーザやホトディテクタ、誘電体
導波路等の光導波路素子のコアに対してセルフアライメ
ントに形成される。
【0043】また、上記第9の手段では、インデクス
は、レーザダイオード、ホトダイオード、光スイッチ等
の半導体光素子の活性領域や導波領域に対してセルフア
ライメントに形成される。
【0044】また、上記第10の手段では、チップは機
能層を基板側に向けてフリップチップボンディングされ
るので(チップが能動素子である場合はジャンクション
ダウンである)、基板の表面から機能層までの高さ精度
が向上する。チップ製作プロセスにおいては、機能層側
のチップ表面から機能層までの高さの方が、反対側のチ
ップ表面から機能層までの高さに比べて精度良く制御さ
れているからである。フリップチップボンディングを行
なわない従来技術のように、チップの機能層側をアライ
メントプレートに一旦吸着した後、反対側を基板に固定
するという、二つの工程を行なう必要はない。
【0045】また、上記第11の手段では、面方位(1
00)のシリコン結晶から成るチップまたは基板に、イ
ンデクスと共に(111)面から成る光ファイバ搭載用
のV溝が形成される。シリコン結晶は、ホトディテクタ
や誘電体光導波路等の母材として広範に使用されてい
る。その上、異方性が非常に大きいエッチングが可能で
あり、鉄鋼に比する機械強度を有しているので、ファイ
バ用のV溝として適している。また、V溝はインデクス
と同じマスクを用いてエッチングされるので、ミスアラ
イメントが生じることがない。
【0046】
【実施例】以下、本発明による光アセンブリの一実施例
を図面と共に説明する。図1は、光アセンブリの概略構
造図である。右上に光アセンブリの平面図、左に縦断面
図、下に横断面図を示す。
【0047】光アセンブリ1は、光素子チップ10と基
板20から構成されている。基板20は光導波路素子2
3を有しており、光導波路素子23と光結合するよう
に、光素子チップ10が基板20の表面21にフリップ
チップボンディングされ、光ファイバ30がV溝26に
配置されている。
【0048】光素子チップ10は、1.3μm波長逆メ
サリッジ導波型半導体レーザから成る。チップ10の中
央にあるリッジの底面に活性領域13を有しており、リ
ッジの頂上面には電極が形成されている。レーザビーム
はリッジによって導波されて、チップ10の端面から光
導波路素子23へ出射される。基板20と向い合ってい
る、チップ10の活性層側の表面11には、表面11に
対して傾斜した面から成るアライメントインデクス12
が形成されている。
【0049】図2は、アライメントインデクス12の形
成方法を説明する図である。右上に表面11側から見た
チップ10の平面図、左に縦断面図、右に横断面図を示
す。インデクス12は、活性領域13の位置を定めるリ
ッジ形成工程において、同じホトマスクを用いてリッジ
と同時に、異方性エッチングにより加工される。インデ
クス12を構成する穴の外形は30μm角、間隔は90
μmであり、深さはリッジと同じ5μmとした。インデ
クス12は四角錐を切り出した形をしており、その傾斜
面はリッジの側面と同じ結晶面から成る。本実施例では
チップ10の基板として面方位(100)基板を用いて
おり、インデクス12とリッジの傾斜面の面方位は(1
11)である。
【0050】基板20は、面方位(100)のシリコン
結晶基板から成り、石英光導波路から成る光導波路素子
23と光ファイバ30が配置されるV溝26とを有して
いる。光導波路素子23は、断面約10μm角のコア2
4と厚さ約20μmのクラッド25から成る。導波路2
3は、チップ10から出射されたレーザビームを導波
し、光ファイバ30に光結合する。チップ10と向い合
っている、基板20の導波路23側の表面21には、表
面21に対して傾斜した面から成るアライメントインデ
クス22が形成されている。
【0051】図3は、アライメントインデクス22とV
溝26の形成方法を説明する図である。右上に製作工程
途中の基板20の平面図、左に縦断面図、右に横断面図
を示す。基板20の製作工程では、先ず基板20の凹み
にクラッド25を堆積し、次に基準面と成る表面21を
研磨により形成する。その後、クラッド25と表面21
の上にコア材24を堆積し、ホトリソグラフィとドライ
エッチングによりコア24をパターニングする。同時に
同じホトマスクを用いてインデクス22とV溝26に対
応する開口をパターニングする。コア材24とクラッド
材25をエッチングマスクとして、基板20を異方性エ
ッチングすることにより、面方位(111)の傾斜面か
ら成る四角錐形のインデクス22とV溝26が形成され
る。インデクス22を構成する穴の外形は10μm角、
間隔は90μm、V溝26の幅は約150μmとした。
【0052】基板20の製作工程では、上記の工程の
後、コア24を覆うクラッド25を堆積し、インデクス
22とV溝26の周辺の不要な部分のコア材24とクラ
ッド材25をエッチングにより除去する。表面21に電
極を形成し、チップ10が載る部分には半田薄膜を蒸着
する。インデクス22の周囲は、アライメントを行なう
ためにメタライズされていない。V溝26の先端の傾斜
面は、導波路23のコア24とファイバ30(直径12
5μm)のコア31(直径10μm)をバット結合する
ときに障害となるので、幅約100μm、深さ約150
μmの溝27を加工する。以上のようにして、基板20
が完成する。
【0053】図4は、上述したチップ10と基板20の
インデクスアライメントを行なうアセンブリ設備の概略
構成図である。アセンブリ設備100は、ベース110
とマニピュレータ120と顕微鏡130と、これらの制
御装置と、プロセスコントロールを行なうコンピュータ
140から成る。
【0054】ベース110は、除振テーブル111とボ
ード112とプレート113から成る。除振テーブル1
11には、ボード112と、顕微鏡130が堅固に取り
付けられている。ボード112は除振効果を有してお
り、その上にプレート113が取り付けられている。基
板20を吸着するプレート113は、ステージコンロー
ラ214から制御されたXYステージ114により、X
軸とY軸方向に移動される。
【0055】マニピュレータ120は、真空チャック1
21とθzステージ122とアーム123とXYZステ
ージ124から成る。チップ10を吸着する真空チャッ
ク121は、真空ポンプの振動等がのらないようにし
て、チャックコントローラ221により制御されてい
る。θzステージ122はステージコントーラ222に
より制御され、0.01°精度のZ軸に対する回転移動
を行なうとともに、チップ10を基板20に搭載すると
きの荷重を検知する。チャック121とステージ122
は、高い剛性を有するアーム123を経て、XYZステ
ージ124によりX、Y、Z軸方向に移動される。XY
Zステージ124は、精密なスケールとステージコント
ローラ224によりフィードバック制御され、0.05
μmという高い精度のポジショニングを行なう。
【0056】顕微鏡130は、基板20の底面を透過し
てインデクス12、22を観察する赤外線顕微鏡であ
り、倍率50倍の対物レンズ131と鏡筒132と照明
装置133とビデオカメラ136から成る。対物レンズ
131は高倍率と高分解能を有している。レンズ131
の作動距離を考慮して、ボード112とプレート113
には開口部が設けられている。照明装置133は、チッ
プ10と基板20に赤外線の同軸落射照明を行なう。フ
ィルタ134は、赤外線照明の波長を設定する。鏡筒1
32に取り付けられたZステージ135とステージコン
トローラ235により、顕微鏡130のオートフォーカ
スが行なわれる。
【0057】ビデオカメラ136は、高解像度と低歪特
性を有し、焼き付けの少ない赤外線カメラである。顕微
鏡像は、画質を調整するカメラコントローラ236と画
像処理装置237を経て、ビデオモニタ238に映しだ
される。画像処理装置237は、インデクス12、22
の画像の計測処理を行なう。
【0058】コンピュータ140は、アセンブリプロセ
スに従って、ステージコンローラ214、222、22
4、235、チャックコントローラ221、画像処理装
置237を制御する。制御情報は、コントロールモニタ
141に表示される。
【0059】図5(A)(B)は、アセンブリ設備10
0による光アセンブリ1のインデクスアライメント方法
を説明する図であり、インデクス12、22のモニタ画
像の一例を示す。モニタ238の画面上では、インデク
ス12は暗い四角の額縁形、インデクス22は暗い四角
形に見える。インデクス12と22の傾斜面は、顕微鏡
130の赤外線照明を全反射するからである。
【0060】アライメント前(後述する工程(7))で
は、図5(A)に示すように、二対のインデクス12と
22の中心座標が一致していない。左側の対と右側の対
では位置のずれ方が異なっており、X、Y軸方向の位置
ずれに加えて、Z軸回りの角度もずれていることを示し
ている。図5(A)の下に示すように、輝度信号41は
非対称なパターンになる。
【0061】画像処理装置238は、インデクス12と
22の画像を取り込んで、画像認識と計測処理を行う。
すなわち、先ず各画素の輝度信号を二値化し、額縁形と
四角形のパターンマッチングを行ない、それぞれの面積
重心座標を計算する(二対のインデクス12と22の計
4か所)。そして、一対目のインデクス12と22との
座標の差と、二対目のインデクス12と22との座標の
差とをコンピュータ130へ出力する。インデクス12
と22のコントラストと顕微鏡130とカメラ136等
から成る検出光学系の性能と考慮すると、画像計測精度
は0.1μmである。
【0062】コンピュータ130は、二組の座標差と、
予め決まっているインデクス12同士の距離(インデク
ス22同士の距離も同じ)から、基板20に対するチッ
プ10の位置ずれΔX、ΔY、Δθzを計算する。その
後、ステージコントローラ222、224を介して、X
YZステージ124とθzステージ122によりチップ
10を移動させ、位置ずれΔX、ΔY、Δθzを補正す
る。
【0063】アライメント後は、図5(B)に示すよう
に、インデクス12と22は同心に並ぶ(重心座標が一
致)。図5(B)の下に示すように、輝度信号42は対
称なパターンになる。
【0064】以上のようにして、アセンブリ設備100
により光アセンブリ1のインデクスアライメントが行わ
れる。以下に組立プロセス全体のアウトラインを記す。
【0065】(1)基板20をローダ(図示せず)によ
りプレート113の所定位置まで送り出し、吸着する。
【0066】(2)カメラ136のビデオ信号に基づ
き、Zステージ135により基板20の表面21に顕微
鏡130のフォーカスを合わせる。
【0067】(3)インデクス22の画像がモニタ23
8の画面の所定位置に来るように、XYステージ114
によりプレート113を移動させる。
【0068】(4)チップ10をチャック121により
保持し、トレイ(図示せず)から取り出す。
【0069】(5)チップ10をXYZステージ124
によりインデクス22の上の所定の位置まで移動する。
【0070】(6)チップ10に加わる荷重を検知しな
がら、XYZステージ124によりチップ10を基板2
0に接するまで一旦下げ、所定距離だけ持ち上げる。
【0071】(7)画像処理装置237により、二対の
インデクス12とインデクス22の画像、計4か所の重
心座標を計測し、一対目の座標差と、二対目の座標差を
計算する。
【0072】(9)二組の座標差と、所定のインデクス
12同士の距離(インデクス22同士の距離も同じ)か
ら、チップ10の位置ずれΔX、ΔY、Δθzを計算す
る。
【0073】(10)位置ずれΔX、ΔY、Δθzを補
正するように、XYZステージ124とθzステージに
よりチップ10を移動する。
【0074】(11)チップ10をXYZステージ12
4により下方に移動し、所定荷重を加えて、チップ10
を基板20に仮圧着する。
【0075】(12)チップ10が搭載された基板20
をローダにより送り出し、アセンブリ設備100から外
す。
【0076】(13)リフロー炉(図示せず)により基
板20の半田薄膜を溶融させ、チップ10を基板20に
固定する。
【0077】(14)ファイバ30をV溝26に固着す
る。
【0078】以上のプロセスにより、本実施例の光アセ
ンブリ1が完成する。
【0079】本実施例によれば、インデクスを傾斜面と
することにより、インデクス12とインデクス22を光
素子チップ10と基板20にセルフアライメントに加工
できる。また、傾斜面は穴をエッチングすることにより
容易に形成されるさらに、チップ10と基板20を構成
する結晶の異方性を利用して面方位(111)の傾斜面
を形成するので、加工制御性が良い。したがって、チッ
プ10の活性領域13と基板20の光導波路素子23に
対して、高精度且つ容易にインデクス12と22を形成
できる効果がある。また、インデクス22はV溝26と
同時に形成されるので、光ファイバ30に対しても高い
精度が得られる。
【0080】インデクス12と22の傾斜面は画像検出
光学系の照明を全反射するので、コントラストの高い画
像が得られる。インデクス12と22は四角錐形状を有
しているので、画像認識が行いやすい四角形の画像が得
られる。インデクス12の画像は額縁形なので、面積重
心座標の演算時間が短くて済む。したがって、高精度且
つ短時間にインデクス12と22の画像計測を行える効
果がある。
【0081】インデクスアライメントはX軸とY軸とθ
z軸に関して行われるが、Z軸に関しては、チップ10
が活性領域13を基板20側に向けてフリップチップボ
ンディングされていることにより、リッジの高さに対応
する高い精度が得られる。
【0082】以上から、本実施例によれば、インデクス
12と22の形成と画像計測を精密且つ簡便に行えるの
で、インデクスアライメントにおけるアライメント精度
が向上し、組立コストの削減に効果があることは言うま
でもない。
【0083】なお、本実施例では、互いに向い合う光素
子チップ10の表面11と基板20の表面21に対する
傾斜角度が一定の傾斜面をインデクス12、22として
用いたが、使用するチップや基板に応じて、傾斜角度が
漸次変化するJ字形やU字形の傾斜面であっても効果を
奏するものである。インデクス12、22は穴の側面と
して形成したが、溝の組合せや溝をめぐらせた堀等であ
っても良い。インデクス12、22はその画像が四角形
となる四角錐を基本形としたが、円錐、円環、屋根形、
球形等の傾斜面を有する形を利用する場合も有り得る。
また、画像として辺が閉じた形になるインデクスを採用
したが、画像処理方式に応じて線やその組合せを採るこ
とも可能である。インデクス12、22は異方性エッチ
ングにより加工したが、チップや基板の材料特性に応じ
て等方性エッチング、堆積、接合等の加工手段を用いて
も構わない。
【0084】本実施例では、光素子チップとして逆メサ
リッジ導波型半導体レーザを用いているが、順メサリッ
ジ型、埋め込み型等の屈折率導波型レーザや、利得導波
型レーザ、面発光レーザ等に対しても本発明は適用し得
る。また、レーザ、発光ダイオード、導波型/面入射型
ホトダイオード等の能動光素子に限らず、例えば半導
体、誘電体、有機材料等から成る光導波路素子や、微小
光学素子等の受動素子であっても良い。
【0085】基板としては、一例として直線形の石英導
波路23が形成されたシリコン結晶基板を用いたが、導
波路や基板に要求される機能に応じて変更することがで
きる。導波路に分岐、合分波等の機能を作り込めること
は言うまでもなく、導波路がない場合も有る。基板や導
波路の材料には、シリコンや石英の他、硝子、有機材
料、セラミック等の誘電体や化合物半導体が用いられ
る。半導体基板上には、能動光素子や集積回路素子を設
けることができる。また、基板20には光ファイバ30
を搭載したが、基板に光ファイバのコネクタレセプタク
ルを配することも可能である。
【0086】このように、本発明は、光素子チップと基
板から成る光アセンブリに対して広範に適用され、大い
なる効果を発揮するものである。
【0087】
【発明の効果】本発明の第1の手段によれば、光素子チ
ップと基板の表面に傾斜面から成るインデクスを設ける
ことにより、インデクスを高精度且つ簡便に形成できる
上、高コントラストの画像を計測処理することができ
る。したがって、光アセンブリのアライメント精度を簡
便に向上することができ、ひいては組立コストの削減に
効果がある。
【0088】本発明の第2の手段によれば、チップと基
板の表面に穴または堀を形成することにより、これらの
側面としてインデクスの傾斜面を容易に形成することが
できる効果がある。
【0089】本発明の第3の手段によれば、インデクス
の基本形を四角錐とすることにより、その側面としてイ
ンデクスの傾斜面を高精度且つ安定に形成することがで
きる効果がある。その上、インデクスの画像が四角形に
なるので、画像計測処理が行ない易くなる効果がある。
【0090】本発明の第4の手段によれば、インデクス
の傾斜面を額縁形に配することにより、インデクスの画
像が中空になるので、画像処理時間が短縮されて低コス
ト化に効果がある。
【0091】本発明の第5の手段によれば、チップまた
は基板を構成する結晶の異方性を利用することにより、
傾斜した結晶面から成るインデクスを制御性良く加工で
きる効果がある。
【0092】本発明の第6の手段によれば、(111)
結晶面をインデクスの傾斜面とすることにより、さらに
制御性良くインデクスを加工できる効果がある。
【0093】本発明の第7の手段によれば、チップと基
板の素子部に対してインデクスをセルフアライメントに
形成することにより、インデクスの高精度化に効果があ
る。
【0094】本発明の第8の手段によれば、セルフアラ
イメント技術により、チップと基板に形成される光導波
路素子のコアに対して、インデクスを高精度に形成する
ことができる効果がある。
【0095】本発明の第9の手段によれば、セルフアラ
イメント技術により、チップと基板の半導体光素子の活
性領域や導波領域に対して、インデクスを高精度に形成
することができる効果がある。
【0096】本発明の第10の手段によれば、チップを
基板にフリップチップボンディングすることにより、基
板の表面からチップの機能層までの高さのアライメント
精度を向上する効果がある。
【0097】本発明の第11の手段によれば、シリコン
結晶から成るチップと基板に(111)面から成るイン
デクスと光ファイバ用V溝を同時に形成することによ
り、インデクスとV溝とのミスアライメントを防止でき
る効果がある。
【0098】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光アセンブリの構造図であ
る。
【図2】上記実施例に用いられる光素子チップのアライ
メントインデクスの形成方法を説明する構造図である。
【図3】上記実施例に用いられる基板のアライメントイ
ンデクスの形成方法を説明する構造図である。
【図4】上記実施例の光素子チップと基板のインデクス
アライメントを行なうアセンブリ設備の構成図である。
【図5】上記実施例における画像計測処理によるインデ
クスアライメントを説明する図である。(A)がアライ
メント前、(B)がアライメント後のインデクスのモニ
タ画像を示す。
【符号の説明】
1…光アセンブリ 10…光素子チップ、11…表面、12…アライメント
インデクス、またはその画像、13…活性領域、または
導波領域 20…基板、21…表面、22…アライメントインデク
ス、またはその画像、23…光導波路素子、または光導
波路、24…コア、またはコア材、25…クラッド、2
6…V溝、27…溝 30…光ファイバ、31…コア 41…輝度信号、42…輝度信号 100…アセンブリ設備 110…ベース、111…除振テーブル、112…ボー
ド、113…プレート、114…XYステージ 120…マニピュレータ、121…真空チャック、12
2…θzステージ、123…アーム、124…XYZス
テージ 130…顕微鏡、131…対物レンズ、132…鏡筒、
133…照明装置、134…フィルタ、135…Zステ
ージ、136…ビデオカメラ 140…コンピュータ、141…コントロールモニタ 214…ステージコントローラ、221…チャックコン
トローラ、222…ステージコントローラ、224…ス
テージコントローラ、236…カメラコントローラ、2
37…画像処理装置、238…ビデオモニタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 悟 埼玉県入間郡毛呂山町大字旭台15番地 日 立東部セミコンダクタ株式会社内 (72)発明者 青木 雅博 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 押田 良忠 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光素子チップと、該チップが配置される基
    板から成る光アセンブリであって、 互いに向い合う前記チップの表面と前記基板の表面の少
    なくとも一方に、 該表面に対する傾斜面から成るアライメントインデクス
    を有することを特徴とする光アセンブリ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光アセンブリにおいて、 前記インデクスが、 穴または堀から成ることを特徴とする光アセンブリ。
  3. 【請求項3】請求項1記載の光アセンブリにおいて、 前記インデクスが、 四角錐を基本形とすることを特徴とする光アセンブリ。
  4. 【請求項4】請求項1記載の光アセンブリにおいて、 前記表面への前記傾斜面の投影像が、 額縁形状を有することを特徴とする光アセンブリ。
  5. 【請求項5】請求項1記載の光アセンブリにおいて、 前記チップまたは前記基板が結晶から成り、 前記傾斜面が結晶面から成ることを特徴とする光アセン
    ブリ。
  6. 【請求項6】請求項5記載の光アセンブリにおいて、 前記傾斜面が面方位(111)の結晶面から成ることを
    特徴とする光アセンブリ。
  7. 【請求項7】請求項1記載の光アセンブリにおいて、 前記インデクスが、 前記チップまたは前記基板に形成された素子部と同時に
    エッチングされて成る、 または、前記素子部の少なく
    とも一部と同じ部材をマスクとしてエッチングされて成
    ることを特徴とする光アセンブリ。
  8. 【請求項8】請求項7記載の光アセンブリにおいて、 前記チップまたは前記基板が光導波路素子を有して成
    り、 前記インデクスが、 前記光導波路素子のコアを定めるエッチングと同時にエ
    ッチングされて成る、 または、前記光導波路素子のコア材をマスクとしてエッ
    チングされて成ることを特徴とする光アセンブリ。
  9. 【請求項9】請求項7記載の光アセンブリにおいて、 前記チップまたは前記基板が半導体光素子から成り、 該半導体光素子の活性領域または導波領域を定めるエッ
    チングと同時に、 前記インデクスがエッチングされて成ることを特徴とす
    る光アセンブリ。
  10. 【請求項10】請求項1記載の光アセンブリにおいて、 前記チップが前記基板にフリップチップボンディングさ
    れて成ることを特徴とする光アセンブリ。
  11. 【請求項11】請求項1記載の光アセンブリにおいて、 前記チップまたは前記基板が面方位(100)のシリコ
    ン結晶から成り、 前記傾斜面が面方位(111)の結晶面から成り、 面方位(111)の結晶面から成る、光ファイバが配置
    されるV溝を有することを特徴とする光アセンブリ。
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