JPH0884590A - ヒトbst−1のマウスホモローグの遺伝子及びアミノ酸配列 - Google Patents

ヒトbst−1のマウスホモローグの遺伝子及びアミノ酸配列

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JPH0884590A
JPH0884590A JP6247165A JP24716594A JPH0884590A JP H0884590 A JPH0884590 A JP H0884590A JP 6247165 A JP6247165 A JP 6247165A JP 24716594 A JP24716594 A JP 24716594A JP H0884590 A JPH0884590 A JP H0884590A
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bst
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Toshio Hirano
俊夫 平野
Katsuhiko Ishihara
克彦 石原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒトBST−1のマウスホモローグの遺伝子
及びアミノ酸配列を提供する。 【構成】 骨髄間質細胞膜蛋白質のヒトBST−1のマ
ウスホモローグのポリペプチドをコードする遺伝子。ポ
リペプチドが、配列表の配列番号1に示すアミノ酸配列
又はその一部を有するポリペプチドであることを特徴と
する上記のDNA。配列表の配列番号2に示す塩基配
列、又はこれを一部置換、欠除もしくは付加した塩基配
列にハイブリダイズする塩基配列を有する上記のDN
A。 【効果】 上記遺伝子は、慢性関節リウマチ(RA)患
者や多発性骨髄腫(MM)患者の骨髄細胞や滑膜細胞上
のプレB細胞増殖支持能を亢進するヒトBST−1のマ
ウスホモローグをコードする。本発明によれば、遺伝的
に解明されているマウス系を利用することが可能とな
り、BST−1の機能、特に生体内の機能を研究、解明
するのに有利なマウス系を確立することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、骨髄間質細胞膜蛋白質
のヒトBST−1のマウスホモローグに関し、更に詳し
くは、骨髄間質細胞膜蛋白質のヒトBST−1のマウス
ホモローグのポリペプチドをコードする遺伝子、及びヒ
トBST−1のマウスホモローグのポリペプチドのアミ
ノ酸配列に関する。
【0002】本発明の遺伝子は、慢性関節リウマチ(R
A)患者や多発性骨髄腫(MM)患者の骨髄細胞や滑膜
細胞上のプレB細胞増殖支持能を亢進する骨髄間質細胞
膜蛋白質のヒトBST−1のマウスホモローグのポリペ
プチドをコードする。本発明の遺伝子を適当なベクター
に挿入した後、常用の宿主細胞を形質転換することによ
り、大量に均一なヒトBST−1のマウスホモローグの
ポリペプチドを製造することが可能となる。このことか
ら、遺伝学的に解明されているマウス系を利用すること
が可能となり、本発明により、前記BST−1の機能、
特にその生体内機能を解明するのに有利なマウス系を確
立することが可能である。
【0003】
【従来の技術】従来、骨髄細胞の異常が、B細胞悪性腫
瘍や自己免疫疾患の発生に関与していることが報告され
ている〔Annu.Rev.Immunol.,9:2
43(1991)〕。
【0004】すなわち、多発性骨髄腫(MM)は、骨髄
の微小環境に依存して進行する悪性腫瘍であり骨髄中で
限定された増殖を示す単一形質球癌であるが、骨髄スト
ローマ細胞に依存的なB細胞の分化増殖過程の初期段階
(プレB細胞)で多発性骨髄腫(MM)のガン遺伝子の
転換が起こることが知られている〔J.Exp.Me
d.,150:792(1979)、及びCancer
Genet.Cytogenet,17:13(19
85)〕。
【0005】また、多発性骨髄腫(MM)患者の末梢血
中を循環する多発性骨髄腫(MM)の前駆細胞の増殖を
骨髄ストローマ細胞が促進するという事実が報告されて
いる〔Blood,77:2688(1991)〕。
【0006】これらのことから、骨髄ストローマ細胞が
多発性骨髄腫(MM)の増殖を促進するシグナルを提供
している可能性がある。
【0007】一方、IL−6の異常生産が、慢性関節リ
ウマチ(RA)の発生に関与していることが知られてい
る〔Eur.J.Immunol.,18:1797
(1988)、及びClin.Immunol.Imm
unopathol.,62:S60(1992)〕。
更に、Eur.J.Immunol.,20:723
(1990)、及びEur.J.Immunol.,2
1:63(1991)に報告された自己免疫疾患のマウ
スモデルの結果から、慢性リウマチ(RA)の骨髄は何
らかの異常が存在することが示唆される。すなわち、慢
性関節リウマチ(RA)においても、ポリクローナルな
B細胞活性化が骨髄に起因している可能性が示唆されて
いる。
【0008】骨髄(BM)の微小環境におけるBリンパ
球生成は、サイトカインと間質細胞表面分子により調節
される〔Annu.Rev.Immunol.3,21
3−235(1985)、Annu.Rev.Immu
nol.8,111−137(1990)、Semi
n.Immunol.3,379−390(199
1)、Adv.Immunol.53,123−156
(1993)、Proc.Natl Acad.Sc
i.USA91,2888−2889(1994)〕。
【0009】間質細胞は、インターロイキン6(IL−
6)〔Chemical Immunol.51,15
3−180(1992)、Proc.Natl Aca
d.Sci.USA89,5907−5911(199
2)〕、インターロイキン7(IL−7)〔Natur
e 333,571−573(1988)、J.Imm
unol.146,3785−3790(1991)、
Eur.J.Immunol.21,2609−261
2(1991)、J.Immunol.150,748
−752(1993)、Proc.Natl Aca
d.Sci.USA90,9125−9129(199
3)〕、又は幹細胞因子〔J.Immunol.14
6,3785−3790(1991)、Cell 6
3,5−6(1990)、Cell 64,1025−
1035(1991)〕、などの種々のサイトカインを
産生し、そのいずれもB前駆細胞の増殖・分化に関与す
る。
【0010】本発明者らは、以前に、慢性関節リウマチ
(RA)患者由来の骨髄間質細胞株では、健常者由来の
それに比べて、間質細胞依存性のマウスプレB細胞株で
あるDW34の増殖支持能が高まっていることを報告し
た〔J.Immunol.149,4088−4095
(1992)〕。
【0011】本発明者らは、B細胞の機能異常をきたす
疾患における骨髄微小環境の病的意義を明らかにするこ
とを目的として、研究を進めており、RA及びMM患者
では、健常者と比較して、骨髄由来ストローマ細胞のプ
レB細胞増殖支持能が亢進していること、及びこの支持
能には、プレB細胞とストローマ細胞との直接接触が必
須であることを報告すると共に、RA及びMM患者の骨
髄ストローマ細胞上にプレB細胞の増殖を促進する分子
があるはずであるとの洞察に基づいて、各々の患者のス
トローマ細胞をセルライン化し、プレB細胞の増殖を支
持する能力を有するストローマ細胞株(RASV5−
5,MMSV3−3)を樹立した。これらストローマ細
胞株によるプレB細胞の増殖支持には、既知のStem
cellfactor(SCF)、ICAM−1、C
D44、VCAM−1、LFA−1α,LFA−1β、
NCAM、ELAM−1とは別の未知の細胞表面分子が
関与していることが示唆された〔J.Immuno
l.,149:4088(1992)〕。
【0012】更に、本発明者らは、骨髄間質細胞抗原1
(BST−1)と名づけられた新規なグリコシルホスフ
ァチジルイノシトール(GPI)アンカー型膜タンパク
質をコードするcDNAを分離した〔Proc.Nat
l Acad.Sci.USA91,5325−532
9(1994)〕。ヒトBST−1を発現するBalb
/3T3トランスフェクタントは、DW34の増殖を促
進し、このことは、BST−1がB細胞前駆体の増殖を
支持する間質細胞表面分子の一つであることを示唆して
いる。
【0013】ヒトBST−1は、ヒトリンパ球抗原CD
38とアミノ酸配列で33%の相同性を有しており、A
plysia(アメフラシ)のアデノシンジホスフェー
ト(ADP)−リボシルサイクラーゼとは29%の相同
性を有する〔Proc.Natl Acad.Sci.
USA91,5325−5329(1994)、TIB
S 17,495(1992)〕。CD38は、ADP
リボシルサイクラーゼ活性を有するので〔Scienc
e 262,1056−1059(1993)〕、坑C
D38抗体により誘発される細胞質Ca2+の高まりは、
酵素活性により介されることが示唆される〔J.Imm
unol.151,3119−3130(199
3)〕。
【0014】ヒトCD38は、リンパ球の初期ならびに
後期の段階で発現され、リンパ球活性化に関わっている
ことが示唆されるが〔J.Immunol.145,2
390−2396(1990)、J.Immunol.
144,2811−2815(1990)、Eur.
J.Immunol.23,2407−2411(19
93)〕、ヒトBST−1は、間質細胞株で発現される
ので、このことは、ヒトBST−1が、CD38とは異
なる機能をもつことを示唆している〔Proc.Nat
l Acad.Sci.USA91,5325−532
9(1994)〕。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このような状況下にお
いて、本発明者らは、ヒトBST−1に関して種々研究
を進める中で、BST−1の機能を更に分析するために
は、遺伝学的に解明されているマウス系が有利であり、
特に生体内機能を研究し、解明するには有利であるとの
判断のもとに、有用なマウス系を確立することを目標と
して種々研究を積み重ねた結果、骨髄間質細胞膜蛋白質
のヒトBST−1のマウスホモローグのクローニングと
種々の細胞と組織における発現、更に、BST−1のマ
ウスホモローグの遺伝子におけるRFLP(Restr
iction fragmentlength pol
ymorphism)の存在を示すこと、に成功して、
本発明を完成するに至った。
【0016】すなわち、本発明は、骨髄間質細胞膜蛋白
質のヒトBST−1のマウスホモローグのポリペプチド
をコードする遺伝子、及び該ヒトBST−1のマウスホ
モローグのポリペプチドのアミノ酸配列を提供すること
を目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者らは、ヒトBST−1cDNAをプローブ
としてマウスpre−B細胞株のcDNAライブラリー
からスクリーニングを行ない、ヒトBST−1のマウス
ホモローグの遺伝子をクローニングし、その解析を行っ
た。また、この解析を基に、該BST−1マウスホモロ
ーグのアミノ酸配列の決定を行った。尚、この遺伝子を
適当なベクターに挿入して形質転換体を得、それを培養
することにより、このBST−1のマウスホモローグの
ポリペプチドを大量に製造することができる。
【0018】続いて、本発明について更に詳細に説明す
る。本発明のBST−1のマウスホモローグの遺伝子
は、ヒトBST−1cDNAをプローブとしてマウスp
re−B細胞株のcDNAライブラリーからスクリーニ
ングを行ない調製した。尚、ヒトBST−1cDNA
は、例えば、ヒトBST−1を発現する細胞等からmR
NAを調製した後、既知の方法により二本鎖cDNAに
変換することにより得られる。このmRNAの供給源と
なる細胞としては、ヒトBST−1を発現している細胞
であれば適宜のものでよいが、一例としては、J.Im
munol.,149:4088(1992)に開示さ
れた各種ストローマ細胞株をあげることができる。
【0019】一方、マウスpre−B細胞株のcDNA
ライブラリーは、マウスpre−B細胞からmRNAを
調製した後、既知の方法により二本鎖cDNAに変換す
ることにより得られる。すなわち、mRNAを得るため
の全RNAの調製は、グアニジンチオシアネート処理
後、塩化セシウム密度勾配遠心を行ない〔Chirgw
in et al., Biochemistry,1
8:5294(1979)〕全RNAを得る方法や、バ
ナジウム複合体のリボヌクレアーゼインヒビター存在下
に界面活性剤処理、フェノール処理を行う方法〔Ber
ger & Birkenmeier,Biochem
istry,18:5143(1979)〕の他、公知
の手段を用いることができる。
【0020】全RNAからのmRNAの調製は、オリゴ
(dT)を結合した担体、例えば、セファロースやセル
ロース等を用いたアフィニティーカラムクロマトグラフ
ィーかバッチ法により、全RNAからpoly(A)+
RNAを回収することでできる。また、ショ糖密度勾配
遠心法等によりpoly(A)+ RNAを更に精製する
こともできる。その他、いったんRNAを調製せずに、
直接poly(A)+RNAを得る方法や市販のキット
を用いた簡便な方法もある。
【0021】上記の如くして得たmRNAから二本鎖c
DNAを得るには、例えば、mRNAを鋳型にして、
3′末端にあるポリA−鎖に相補的なオリゴ(dT)を
プライマーとして逆転写酵素で処理してmRNAに相補
的なDNA(cDNA)を合成する。
【0022】mRNAをアルカリ処理により分解、除去
した後、得られた一本鎖cDNAを鋳型にして逆転写酵
素あるいはDNAポリメラーゼ(例えば、Klenow
断片等)処理後、S1ヌクレアーゼなどで処理するか、
直接RNaseH及びDNAポリメラーゼ等で処理する
ことによっても二本鎖cDNAを得ることができる〔M
aniatis et al.,Molecular
Cloning, Cold Spring Harb
or Laboratory(1982)、及びGub
ler & Hoffman, Gene,25:26
3(1983)〕。最近、簡便なキットも市販されてお
り、これらを用いて二本鎖cDNAを得ることもでき
る。
【0023】このようにして得られたcDNAを適当な
ベクター、例えば、pBR322、pSC101等のE
K型プラスミドベクターやλgt10等のファージベク
ター等に組み込んだ後、大腸菌(X1776,HB10
1,DH1,DH5など)等を形質転換してcDNAラ
イブラリーを得ることができる(例えば、前出“Mol
ecular Cloning”を参照)。
【0024】BST−1のマウスホモローグのcDNA
ライブラリーのスクリーニングは、BST−1のマウス
ホモローグの一部を、ランダムプライマリー標識キット
等で標識したヒトBST−1cDNAのフラグメントを
用いて分離することにより実施される、すなわち、BS
T−1のマウスホモローグのポリペプチドをコードする
cDNAは、標識したヒトBST−1cDNAを制限酵
素で切断した断片、例えば、BamHI−SalI、S
alI−BglII、BglII−PstI等のフラグ
メント、の混合物を用いてハイブリダイゼーションを行
なうことにより単離することができる。この場合、ハイ
ブリダイゼーションの方法は、常法により行なえばよい
〔Proc.Natl Acad.Sci.USA8
1,1991−1995(1984)〕。また、BST
−1のマウスホモローグのcDNAは、5′RACE
(Rapid amplification of c
DNAends)法を行なって遺伝子工学的に増幅する
こともできる。すなわち、BST−1のマウスホモロー
グの5′末端を含むcDNAクローンをPCR(Pol
ymerase chain reaction)法
〔M.Kamman等,Nucl.Acids Re
s.,15:5404(1989)〕を用いて増幅すれ
ばよい。このように、ヒトBST−1をプローブとし
て、BST−1のマウスホモローグのcDNAライブラ
リーからスクリーニングを行ない、更に、PCR法によ
りcDNAを増幅することにより、ヒトBST−1のマ
ウスホモローグのポリペプチドをコードする配列表の配
列番号2に示される完全長cDNAの塩基配列を得るこ
とができた。また、該BST−1のマウスホモローグの
遺伝子の塩基配列に基づいて配列表の配列番号1に示さ
れるBST−1のマウスホモローグのポリペプチドのア
ミノ酸配列が決定された。
【0025】一般に、真核生物の遺伝子は、ヒトインタ
ーフェロン遺伝子等で知られているように、多形現象を
示すと考えられ〔例えば、Nishi等,J.Bioc
hem.,97:153(1985)〕、この多形現象
によって1個又はそれ以上のアミノ酸が置換されている
場合もあれば、塩基配列の変化はあってもアミノ酸は全
く変わらない場合もある。
【0026】また、配列表の配列番号1のアミノ酸配列
の中の1個又はそれ以上のアミノ酸を欠くか又は付加し
たポリペプチドあるいはアミノ酸が1個もしくはそれ以
上のアミノ酸で置換されたポリペプチドでも同様の機能
を有することがある。例えば、ヒトインターロイキン
(IL−2)遺伝子のシステインに相当する塩基配列を
セリンに相当する配列に変換して得られたポリペプチド
がIL−2活性を保持することも既に公知となっている
〔Wang等,Science,224:1431(1
984)〕。
【0027】更には、既知タンパクの遺伝子と配列表の
配列番号2の遺伝子を適当な制限酵素又はアダプター等
を用いて連結させて、既知タンパクと結合したポリペプ
チドとして産生させることもできる。既知タンパクの遺
伝子としては、例えば、免疫グロブリンがあげられ、そ
の可変領域部分の代わりに配列表の配列番号2に示され
る遺伝子を用いて、Fc部分と結合させればよい〔(Z
ettlmeissl等,DNA AND CELL
BIOLOGY,9:347−353(1990)〕。
【0028】また、真核細胞で発現させた場合、その多
くは糖鎖が付加されるが、アミノ酸を1ないしそれ以上
変換することにより糖鎖付加を調節することが可能であ
り、この場合も同様の機能を有することがある。従っ
て、本発明におけるBST−1のマウスホモローグのポ
リペプチドをコードする遺伝子を人工的に改変したもの
でも、得られたポリペプチドが同様の機能を有する限
り、それらの遺伝子は全て本発明に含まれる。
【0029】更に、配列表の配列番号2に示される遺伝
子とハイブリダイズする遺伝子も、その遺伝子から発現
されるポリペプチドが同様の機能を有する限り、本発明
に含まれる。ハイブリダイゼーションは、通常のハイブ
リダイゼーションの条件(例えば、前述の“Molec
ular Cloning”を参照)を用いて行うこと
ができるものを全て含む。
【0030】本発明においては、必要に応じて、常法に
より、前述の方法で得た二本鎖cDNAを適当な発現ベ
クターに挿入することにより、他の原核生物又は真核生
物の宿主細胞を形質転換させることができる。
【0031】二本鎖cDNAをベクターと連結させるに
は適当な化学合成DNAアダプターを付加し、予じめ制
限酵素を用いて開裂させたベクターDNAとATP存在
下にT4ファージDNAリガーゼで処理することにより
行うことができる。
【0032】前記発現ベクターは、複製起源、選択マー
カー、発現させようとする遺伝子の前に位置するプロモ
ーター、RNAスプライス部位、ポリアデニル化シグナ
ル等を含んでいるものが使用される。
【0033】哺乳動物細胞における遺伝子発現のプロモ
ーターとしては、レトロウイルス、ポリオーマウイル
ス、アデノウイルス、シミアンウイルス(SV)40等
のウイルスプロモーターやヒト・ポリペプチド・チェー
ン・エロンゲーション・ファクター1α(HEF−1
α)等の細胞由来のプロモーターを用いればよい。例え
ば、SV40のプロモーターを使用する場合は、Mul
ligan等の方法〔Nature,277:108
(1979)〕に従えば、容易に実施することができ
る。
【0034】複製起源としては、SV40ポリオーマウ
イルス、アデノウイルス、牛パピローマウイルス(BP
V)等の由来のものを用いることができ、選択マーカー
としては、ホスホトランスフェラーゼAPH(3′)I
IあるいはI(neo)遺伝子、チミジンキナーゼ(T
K)遺伝子、大腸菌キサンチン−グアニンホスホリボシ
ルトランスフェラーゼ(Ecogpt)遺伝子、ジヒド
ロ葉酸還元酵素(DHFR)遺伝子等を用いることがで
きる。
【0035】宿主細胞として原核細胞を用いて目的の遺
伝子を形質発現させるには、宿主と適合し得る種由来の
レプリコン、すなわち複製起源及び調節配列を含んでい
るプラスミドベクターで宿主細胞を形質転換させればよ
い。また、ベクターは、形質転換細胞に表現形質(表現
型)の選択性を付与することができるマーカー遺伝子を
持つものが望ましい。例えば、大腸菌の場合には、それ
を宿主とするベクターであるpBR322を用いて形質
転換することができる〔Boliver等,Gene,
2:95(1975)〕。pBR322は、アンピシリ
ン及びテトラサイクリン耐性の遺伝子を含んでおり、ど
ちらかの耐性を利用することによって形質転換細胞を同
定することができる。原核宿主細胞の遺伝子発現に必要
なプロモーターとしては、β−ラクタマーゼ遺伝子のプ
ロモーター〔Chang等,Nature,275:6
15(1978)〕や、ラクトースプロモーター〔Go
eddel等,Nature,281:544(197
9)〕、及びトリプトファンプロモーター〔Goedd
el等,Nucleic Acid Res.,8:4
057(1980)〕、tacプロモーター等があげら
れる。
【0036】発現系に用いる宿主のうち、原核宿主細胞
としては、例えば、大腸菌(Escherichia
coli)、枯草菌(Bacillus subtil
is)、バシラス・サーモフィルス(Bacillus
thermophilus)等があげられる。
【0037】また、真核宿主細胞としては、例えば、サ
ッカロミセス・セレビシエー(Saccharomyc
es cerevisiae)等の真核微生物があげら
れるほか、COS細胞、チャイニーズハムター卵巣(C
HO)細胞、C127細胞、3T3細胞、Hela細
胞、BHK細胞、ナマルバ細胞、ヒト胎児腎細胞(29
3細胞)等のホ乳動物由来の細胞も用いることができ
る。尚、形質転換体の培養は、宿主細胞に適した培養条
件を適宜選択して行えばよい。
【0038】上記形質転換体が産生するポリペプチドの
分離、精製の手段としては、通常の蛋白質で用いられる
方法を適用すればよく、例えば、モノクローナル抗体を
用いたアフィニティークロマトグラフィー等の各種クロ
マトグラフィー、限外ろ過、塩析、透析等も適宜選択、
組合わせれば、目的のポリペプチドを分離、精製するこ
とができる。
【0039】本発明のBST−1のマウスホモローグの
クローニング及びその解析結果について、以下の実施例
によって具体的に説明するが、本発明はこの実施例によ
って何ら限定されるものではない。
【0040】
【実施例】
実施例1 1.材料と方法 (1)マウス:マウスは、すべて日本SLC(浜松、日
本)から購入し、生後3−12週で使用した。 (2)細胞株:使用したマウス細胞株は下記のとおりで
ある。 線維芽細胞株:L929、NIH/3T3、Balb/
3T3、Swiss/3T3;間質細胞株:PA6
〔J.Cell.Physiol.118,233−2
40(1984)〕、ST2〔ENBO J.7,13
37−1343(1988)〕、BMS1、BMS2、
SS1〔Eur.J.Immunol.18,863−
872(1988)〕;B細胞株:IL−3依存性プロ
B、BAF/B03;アベルソンウイルス形質転換プロ
/プレB、40E、2−6−2、18.81〔J.Im
munol.145,1603−1608(199
0)〕;化学的に形質転換した後期プレB、70/Z
3;ホイットロック/ウィッティ(Whitlock/
Witte)培養から確立された後期プレB、1A9
〔Develop.Immunol.1,149−16
1(1991)〕、DW34〔Eur.J.Immun
ol.18,1797−1771(1988)〕;未熟
Bリンパ腫、WEHI231;白血病B細胞、BC
L1 ;骨髄種:P3U1;Tリンパ腫:BW5147、
EL4;白血病骨髄球:WEHI3B;マクロファージ
細胞株:J774.
【0041】(3)cDNAライブラリーの構築:マウ
スpre−B細胞株18.81から分離したポリ(A)
+ RNAは、cDNA合成システム(ファルマシア、ス
ウェーデン)を使用して、ds cDNAに転換され
た。EcoRI/NotIアダプターを取り付け、λg
t11のEcoRI部位にクローン化した。
【0042】(4)cDNAライブラリーのスクリーニ
ング:マウスBST−1cDNAの一部を、ランダムプ
ライマー標識キット(ファルマシア)で[α−32P]d
CTPを標識したヒトBST−1cDNAのBamHI
−SalI(ヌクレオチド368−559)、SalI
−BglII(ヌクレオチド559−796)、及びB
glII−PstI(ヌクレオチド796−1127)
断片の混合物を使用して分離した。ハイブリダイゼーシ
ョンは、0.5Mリン酸緩衝液(pH7.0)、1mM
EDTA、7%SDS、及び1%ウシ血清アルブミン
を含む緩衝液中で55℃で行なった〔Proc.Nat
l Acad.Sci.USA81,1991−199
5(1984)〕。濾過物を2×SSC中で4回、5分
づつ室温にて洗浄し、2×SSC、0.1%SDS中で
3回、30分づつ55℃で洗浄した。
【0043】(5)5′RACE(Rapid amp
lification of cDNA ends):
BST−1のマウスホモローグのcDNAの5´末端を
含むcDNAを分離するために、マウス脾臓5´RAC
E−ready cDNA(クロンテック、パロアル
ト、カリフォルニア)をPCRにおける鋳型として使用
した。プライマリーPCR反応は、BST−1のマウス
ホモローグの特定のプライマーである、5′−GTTA
TTCTCCCAGAACAGTGACTTGTCC−
3´(ヌクレオチド301−328に相補的)とアンカ
ープライマーの5´−CTGGTTCGGCCCACC
TCTGAAGGTTCCAGAATCGATAG−3
´で行なわれた。プライマリーPCR反応の10分の1
稀釈が、遺伝子の特定のプライマーの5′−TGTGC
AGTTTTTGTTCCCCAGGCTCAGC−
3′(ヌクレオチド179−194に相補的)とアンカ
ープライマーによる第2のPCR反応において使用され
た。PCR生成物は、EcoRI/KpnIで切断し、
pUC19のEcoRI/KpnI部位に挿入した。
【0044】(6)DNA配列の解析:DNA配列は、
A.L.F.DNAシークエンサー(ファルマシア)を
使って、ジデオキシチェインターミネーター法で行なわ
れた。配列データは、ジーンワークス2.3(インテリ
ジェンテティックス、マウンテンヴュー、カリフォルニ
ア)で解析した。
【0045】(7)ノーザンブロット法及びサザンブロ
ット法による解析:全RNAは、組織と細胞株からAG
PC法により調製された〔Anal Biochem.
162,156−159(1987)〕。レインごとに
全RNA15μgづつを、ホルムアルデヒドを含む1%
アガロースゲルで電気泳動させ、ジーンスクリーンプラ
ス膜(NENリサーチプロダクツ、ボストン、マサチュ
ーセッツ)に移した。ブロットをランダムプライマー標
識の全長のBST−1のマウスホモローグのプローブで
ハイブリダイズさせた。CHO Bをコントロールとし
て使用した〔Mol.Cell.Biol.11,14
09−1418(1991)〕.ゲノムDNAを肝臓か
らセパジーン(三光純薬、日本)を使って調製した。制
限エンドヌクレアーゼ切断ゲノムDNA5μgを、0.
5%アガロースゲルで電気泳動させ、ジーンスクリーン
プラス膜に移した。
【0046】2.解析結果 マウスpre−B細胞株18.81のcDNAライブラ
リーの3×105 クローンからヒトBST−1プローブ
でハイブリダイズさせた12クローンを得た。これらの
クローンからの配列の分析結果は、それらがヒトBST
−1cDNAと相同性を持つものであることを示した。
このクローンは、全て5′末端を欠いていたので、5′
RACE法を行なって、追加の16bpを含む5′cD
NAクローンを得た。最長のcDNA配列は、311ア
ミノ酸をコードする読み取り枠を含む1265bpであ
った(図1)。
【0047】疎水性アミノ酸は、残基1−24において
豊富なので、この領域は、典型的なシグナルペプチドで
あると考えられる。BST−1のマウスホモローグは、
23のアミノ酸からなる短いCターミナル疎水性領域を
含み、BST−1のマウスホモローグの疎水性プロフィ
ールは、GPIアンカー型膜タンパク質であるヒトBS
T−1のそれに非常に類似していて、BST−1のマウ
スホモローグもGPIアンカー型膜タンパク質であるこ
とを示唆している。
【0048】マウスBST−1のマウスホモローグのア
ミノ酸配列は、ヒトBST−1と高い相同性を示し(7
1%)、4つの潜在的なN−結合糖鎖部位が存在した。
BST−1のマウスホモローグは、ヒト及びマウスCD
38と30%のアミノ酸同一性を示し、Aplysia
のADPリボシルサイクラーゼ〔Proc.NatlA
cad.Sci.USA91,5325−5329(1
994)〕と25%の同一性を示した(図2)。
【0049】タイプIIトランスメンブラン糖タンパク
質であるCD38は、細胞内カルシウムの移動を調整す
る細胞内の第2メッセンジャーであるサイクリックAD
Pリボースの合成を触媒するADPリボシルサイクラー
ゼ活性を有する〔Science 262,1056−
1059(1993)、Immunol.Today1
5,95−97(1994)〕。BST−1、CD3
8、Aplysiaのサイクラーゼのアミノ酸配列は、
10個のシスチン残基が全て存在していることを示し
た。また、BST−1のマウスホモローグの151から
225のアミノ酸残基の配列は、これらの分子間で高度
に保存されていた。ヒトBST−1は、サイクラーゼ活
性を有するので、サイクラーゼ活性とBST−1のプレ
B細胞の増殖支持能の間の関係はまだ明確でないが、こ
の領域は、酵素活性にして重要であると考えられる。
【0050】BST−1のマウスホモローグの遺伝子の
特性を明らかにするために、種々の系統のマウスのサザ
ンブロット解析を行なった結果、二つの対立遺伝子(E
coRI切断の3.1kbと3.0kbのバンドとHi
ndIIIの6.1kbと6.0kbのバンド)が観察
され、RFLPが、BALB/c、NZB対C57BL
/6、A/J、NZW、MRL/lpr、BXSBに見
い出された(図3)。DBA/2及びCBA/N由来の
DNAは、BALB/c及びC57BL/6のそれと、
各々同じパターンを示した。NZB/WF1は、各々の
親系統に相当する制限断片を保有した。
【0051】RFLPの位置を詳細に同定するために、
EcoRI又はEcoT14Iにより切断されたDNA
が、完全長のプローブか又はBST−1のマウスホモロ
ーグのcDNAの5′末端EcoRI−EcoT14I
断片に相当する0.3kb断片でプローブされた。5′
プローブでハイブリダイズされたとき、RFLPに原因
する唯一の断片が見い出された(図4、図5)。かくし
て、多形性部位をBST−1のマウスホモローグの遺伝
子の5′領域にマッピングできた。このBST−1のマ
ウスホモローグの遺伝子の多形性領域は、5′非コード
領域、エキソン、イントロンを含み得る。マウス系統間
のBST−1mRNAのサイズは、ノーザンブロット解
析では明らかに同じであったので、エキソンにはそれほ
ど差異はないと考えられる。
【0052】BST−1のマウスホモローグの遺伝子の
5′非コード領域とイントロンの多形性は、BST−1
のマウスホモローグの遺伝子の発現のレベルの差異を生
じ得る。しかしながら、正常及び自己免疫傾向のマウス
を含む種々の系統におけるRFLPとBST−1mRN
Aの発現レベルの間に相関は認められなかった。BST
−1のマウスホモローグの遺伝子の観察されたRFLP
の生物学的意義はまだ明らかでない。サザンブロット解
析は、BST−1のマウスホモローグの遺伝子に相当す
る主要断片の他に、EcoRI切断の3.3、2.4、
1.5kbならびにHindIII切断の4.6、1.
9kbとして見られる弱いバンドを示し、このことは、
別のBST−1ファミリー遺伝子の存在を示唆している
(図3)。
【0053】組織のノーザンブロット解析の結果は、B
ST−1のマウスホモローグのmRNAには2.5kb
pと1.3kbpのサイズをもつ2種類が存在すること
を示した(図4)。後者のサイズは、クローン化cDN
Aのそれと一致していた。BST−1のマウスホモロー
グのmRNAは、骨髄、肺、腎臓、脾臓、心臓、胸腺に
発現したが、脳、肝臓、骨格筋肉には発現しなかった
(図4)。脳、肺、肝臓、腎臓、骨格筋肉におけるBS
T−1のマウスホモローグの発現パターンは、ヒトBS
T−1の場合〔Proc.Natl Acad.Sc
i.USA91,5325−5329(1994)〕と
類似していた。リンパ系器官においては、BST−1の
マウスホモローグのmRNAは、骨髄で最も豊富に発現
した。
【0054】次に、種々な細胞株でBST−1のマウス
ホモローグのmRNAの発現を調べた結果を示す(図
5)。BST−1のマウスホモローグのmRNAは、脊
髄細胞株のJ774、WEHI3Bと、アベルソンウイ
ルス転換プロ/プレB細胞株の40E、2−6−2、1
8.81と、B細胞白血病細胞株のBCL1に発現し
た。二つの後期プレB細胞株のDW34と1A9は、長
期骨髄培養から間質細胞依存性に樹立したものである
が、著しい対照を示した。間質細胞に依存して増殖する
DW34は、BST−1を発現しなかった。一方、高細
胞濃度で間質細胞なしで増殖できる1A9細胞は、BS
T−1を発現していた。線維芽細胞株では、Swiss
/3T3のみがBST−1を弱く発現した。
【0055】ヒトBST−1は、間質細胞依存プレB細
胞株のDW34〔Proc.Natl Acad.Sc
i.USA91,5325−5329(1994)〕の
増殖を促す間質細胞表面分子と確認された。しかしなが
ら、BST−1のマウスホモローグは、調べた限りにお
いては種々のマウス間質細胞株には発現せず、ST2と
PA6は、いずれもプレB細胞株、DW34の増殖を支
持することができるが、BST−1を発現しなかった。
BST−1のマウスホモローグは、初期B系細胞株では
発現したが、ヒトにおいては、調べた限り、BST−1
は、リンパ系細胞株ではほとんど発現せず、いくつかの
間質細胞株で発現した。しかしながら、BST−1を発
現しない間質細胞株もあった〔Proc.Natl A
cad.Sci.USA91,5325−5329(1
994)〕。
【0056】解析の結果は、BST−1の発現パターン
は、ヒトとマウスでは異なることを示唆しているともい
える。あるいは、BST−1のマウスホモローグのmR
NAは、骨髄で豊富に発現した以上、骨髄における脊髄
系細胞と同様に、間質細胞もマウスにおいてBST−1
を発現するはずであるが、この可能性はまだ検討中であ
る。仮りにそうであれば、マウスとヒトにおけるBST
−1発現の明らかな相違は、BST−1にポジティブな
間質細胞とネガィブな間質細胞のセットの存在ならびに
この発明で調べた特定の形質転換マウスB前駆細胞株に
おけるBST−1の異常な発現の存在のためともいえ
る。
【0057】他の可能性として、BST−1ファミリー
を異なる発現パターンでコードする二つの遺伝子がある
ことで、一つはBST−1αをコードし、もう一つはB
ST−1βをコードする。この可能性は、サザンブロッ
ト解析で見い出された弱いバンドの存在で支持された。
更に、ヒトにおけるBST−1遺伝子と相同の別の遺伝
子の存在を観察したが、それは、ヒトBST−1遺伝子
がマッピングされている染色体14q32.3以外の因
子座に位置すると考えられる。そうであれば、以前に報
告したヒトBST−1がBST−1αであるとすると、
ヒトBST−1βのマウスホモローグをコードするcD
NAをクローン化したと考えられる。いずれにしても、
BST−1の発現と機能の全体図を理解するためには、
推定されるマウスBST−1αのマウスホモローグのc
DNAをクローン化することが必須である。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、ヒトB
ST−1のマウスホモローグのポリペプチドをコードす
る遺伝子、及び該ヒトBST−1のマウスホモローグの
ポリペプチドのアミノ酸配列に関するものであり、本発
明の遺伝子は、慢性関節リウマチ(RA)患者や多発性
骨髄腫(MM)患者の骨髄細胞や滑膜細胞上のプレB細
胞増殖支持能を亢進する骨髄間質細胞膜蛋白質のヒトB
ST−1のマウスホモローグのポリペプチドをコードす
る。
【0059】本発明の遺伝子を適当なベクターに挿入し
た後、常用の宿主細胞を形質転換することにより、大量
に均一なBST−1のマウスホモローグを製造すること
が可能であり、このことから、遺伝学的に解明されてい
るマウス系を利用することが可能となり、本発明によ
り、前記BST−1の機能、特にその生体内機能を研
究、解明するのに有利なマウス系を確立することが可能
である。
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:311 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Met Ala Val Gln Gly Gly Leu Leu Ser Leu Trp Leu Trp Leu Trp Leu 5 10 15 Ser Leu Leu Thr Val Leu Leu Gly Ala Arg Ala Arg Trp Arg Gly Glu 20 25 30 Gly Thr Thr Pro His Leu Gln Ser Ile Phe Leu Gly Arg Cys Ala Glu 35 40 45 Tyr Thr Thr Leu Leu Ser Leu Gly Asn Lys Asn Cys Thr Ala Ile Trp 50 55 60 Glu Ala Phe Lys Gly Val Leu Asp Lys Asp Pro Cys Ser Val Leu Pro 65 70 75 80 Ser Asp Tyr Asp Leu Phe Ile Asn Leu Ser Arg His Pro Ile Pro Arg 85 90 95 Asp Lys Ser Leu Phe Trp Glu Asn Asn His Leu Leu Val Met Ser Tyr 100 105 110 Gly Glu Asn Thr Arg Arg Leu Val Ala Leu Cys Asp Val Leu Tyr Gly 115 120 125 Lys Val Gly Asp Phe Leu Ser Trp Cys Arg Gln Glu Asn Ala Ser Gly 130 135 140 Leu Asp Tyr Gln Ser Cys Pro Thr Ser Glu Asp Cys Glu Asn Asn Ala 145 150 155 160 Val Asp Ser Tyr Trp Lys Ser Ala Ser Met Gln Tyr Ser Arg Asp Ser 165 170 175 Ser Gly Val Ile Asn Val Met Leu Asn Gly Ser Glu Pro Lys Gly Ala 180 185 190 Tyr Pro Thr Arg Gly Phe Phe Ala Asp Phe Glu Ile Pro Tyr Leu Gln 195 200 205 Lys Asp Lys Val Thr Arg Ile Glu Ile Trp Val Met His Asp Val Gly 210 215 220 Gly Pro Asn Val Glu Ser Cys Gly Glu Gly Ser Val Lys Ile Leu Glu 225 230 235 240 Asp Arg Leu Glu Ala Leu Gly Phe Gln His Ser Cys Ile Asn Asp Tyr 245 250 255 Arg Pro Val Lys Phe Leu Met Cys Val Asp His Ser Thr His Pro Asp 260 265 270 Cys Ile Met Asn Ser Ala Ser Ala Ser Met Arg Arg Glu Ser Ala Ser 275 280 285 Leu His Ala Ile Gly Asp Ala Ser Leu Leu Ile Ser Leu Leu Val Ala 290 295 300 Leu Ala Ser Ser Ser Gln Ala 305 310 配列番号:2 配列の長さ:1265 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列の特徴 特徴を表す記号:sig peptide 存在位置:1..85 特徴を決定した方法:E 配列 ATCAAAGTTC TTG ATG GCT GTC CAG GGA GGC CTG TTG TCT CTG TGG CTG 49 TGG CTA TGG CTG TCC TTG CTG ACA GTG CTG CTG GGG GCA AGA GCG CGG 97 TGG AGA GGG GAG GGT ACC ACT CCT CAC CTC CAG AGC ATC TTC CTG GGC 145 CGC TGC GCA GAG TAC ACC ACG CTG CTG AGC CTG GGG AAC AAA AAC TGC 193 ACA GCC ATC TGG GAG GCC TTC AAG GGG GTG CTG GAC AAG GAC CCC TGC 241 TCT GTG CTC CCC TCA GAC TAT GAT CTC TTC ATT AAC CTC TCC AGG CAC 289 CCC ATT CCT AGG GAC AAG TCA CTG TTC TGG GAG AAT AAC CAC CTG CTC 337 GTT ATG AGC TAT GGG GAG AAC ACC CGC CGC CTC GTG GCC CTG TGC GAC 385 GTG CTG TAT GGC AAA GTT GGC GAT TTC TTG AGC TGG TGT CGA CAG GAA 433 AAT GCC TCT GGA CTT GAC TAC CAG TCC TGC CCC ACA TCA GAA GAC TGT 481 GAA AAC AAC GCC GTG GAC TCC TAT TGG AAA AGT GCA TCC ATG CAG TAT 529 TCA AGA GAC AGT TCA GGG GTG ATC AAC GTC ATG CTG AAT GGC TCG GAG 577 CCA AAA GGA GCC TAT CCC ACG AGA GGG TTT TTT GCA GAT TTT GAA ATC 625 CCG TAC TTA CAA AAG GAT AAA GTC ACA AGA ATA GAG ATC TGG GTT ATG 673 CAT GAC GTT GGA GGG CCC AAT GTG GAA TCC TGT GGC GAA GGC AGT GTG 721 AAA ATC CTG GAA GAC AGA TTG GAG GCC CTG GGG TTC CAG CAC AGC TGT 769 ATC AAT GAC TAC CGA CCA GTG AAG TTC TTA ATG TGT GTG GAC CAC AGC 817 ACT CAC CCC GAC TGT ATC ATG AAC TCA GCC TCA GCA TCT ATG CGG AGG 865 GAG AGC GCA TCT CTT CAT GCA ATA GGA GAC GCC AGC CTT CTC ATT TCT 913 CTC TTA GTA GCT TTG GCT TCA AGT TCT CAG GCG TGACTAGAAA ATCCCCACAG 966 GGTTCTAACA GAAGCCAGCC TTGCAGCAAC CCTTGAGTAG TCCACTGTCC TGTGTAAACT 1026 AAGGAAACCC ACTGTCTCAA GACAAACCCT TCTAGAAAAA CAATGTAACC AGACGGTAAT 1086 CCAGTTGTAT TTACACTCAT GATTCAAGAA ACAAGGCATT CATCTAGTCC TGCTTAGCAG 1146 ACAGAAGTTG CTACTGTGGA GTTAAAGTTA TTATCTCTTA TTTGATAATG GTACAAAGCA 1206 CTGAGACCTG GAGAATAGTT TAATCTTAAA TAATTAAATG TATTTATGGA AAAAAAAAA 1265
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のBST−1cDNAマウスホモローグ
の遺伝子配列及び決定されたアミノ酸配列を示す。推定
のN−及びC−末端の疎水性領域は、─── 及び──
─で、各々、示される。*は、潜在的なN−結合糖鎖部
位を示す。
【図2】本発明のマウスホモローグ(murine B
ST−1)とヒトBST−1,CD38,Aplysi
aADP−リボシルサイクラーゼの相同性の比較を示
す。BST−1マウスホモローグと他のものの間の2以
上の同一アミノ酸は線で囲んである。一致性(cons
ensus)は、全ての中の3以上のアミノ酸を示す。
存在するシステイン残基は*でマークされている。
【図3】BST−1マウスホモローグの遺伝子座におけ
るRFLPを電気泳動図により示す。サザンブロット解
析は、各種のマウス系統の肝臓から得られた染色体DN
Aについて実施した。DNAは、EcoRI又はHin
dIIIで切断した。全長1.3KbのBST−1マウ
スホモローグcDNAのプローブを、BST−1遺伝子
座を見つけるのに使用した。
【図4】BST−1マウスホモローグの遺伝子座におけ
るRFLPを電気泳動図により示す。サザンブロット解
析は、各種のマウス系統の肝臓から得られた染色体DN
Aについて実施した。DNAは、EcoRI又はEco
T14Iで切断した。全長1.3KbのBST−1マウ
スホモローグcDNAのプローブを、BST−1遺伝子
座を見つけるのに使用した。
【図5】BST−1マウスホモローグの遺伝子座におけ
るRFLPを電気泳動図により示す。サザンブロット解
析は、各種のマウス系統の肝臓から得られた染色体DN
Aについて実施した。DNAは、EcoRI又はEco
T14Iで切断した。BST−1マウスホモローグcD
NAの5′末端に相当する0.3KbのEcoRI−E
coT14Iフラグメントを、BST−1遺伝子座を見
つけるのに使用した。
【図6】BST−1マウスホモローグmRNAのノーザ
ンブロット解析を示す。マウス組織中のBST−1mR
NAの発現を表わす。BALB/cマウス組織から分離
した全RNAを解析した。ブロットは、完全長のBST
−1マウスホモローグcDNAのプローブでハイブリダ
イズした。同じフィルターをCHO Bプローブで再ハ
イブリダイズした。サイズマーカーはマウス28S及び
18SのリボゾームRNAである。Skeletal:
骨格筋、BM:骨髄。
【図7】BST−1マウスホモローグmRNAのノーザ
ンブロット解析を示す。各種の細胞株におけるBST−
1マウスホモローグmRNAの発現を表わす。全RNA
は、細胞株から分離され、完全長のBST−1マウスホ
モローグcDNAとハイブリダイズした。F:線維芽細
胞株、S:間質細胞株、B:B系細胞株、T:T系細胞
株、M:骨髄細胞株。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨髄間質細胞膜蛋白質のヒトBST−1
    のマウスホモローグのポリペプチドをコードするDN
    A。
  2. 【請求項2】 ポリペプチドが、配列表の配列番号1に
    示すアミノ酸配列又はその一部を有するポリペプチドで
    あることを特徴とする請求項1に記載のDNA。
  3. 【請求項3】 配列表の配列番号2に示す塩基配列、又
    はこれを一部置換、欠除もしくは付加した塩基配列にハ
    イブリダイズする塩基配列を有する請求項1に記載のD
    NA。
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