JPH0885778A - 接着剤組成物及び該接着剤組成物を用いた紙管 - Google Patents
接着剤組成物及び該接着剤組成物を用いた紙管Info
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- JPH0885778A JPH0885778A JP800095A JP800095A JPH0885778A JP H0885778 A JPH0885778 A JP H0885778A JP 800095 A JP800095 A JP 800095A JP 800095 A JP800095 A JP 800095A JP H0885778 A JPH0885778 A JP H0885778A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れた初期接着力を有し、紙管用等として好
適な酢酸ビニル系樹脂エマルジョンを主成分とする接着
剤組成物、及び該接着剤組成物を用いて製せられた紙管
を提供することを目的とする。 【構成】 ポリビニルアルコールを保護コロイドとし、
酢酸ビニルモノマー100重量部と水酸基含有(メタ)
アクリレート0.1〜5重量部とを乳化共重合して得ら
れる酢酸ビニル系樹脂エマルジョンを主成分とすること
を特徴とする接着剤組成物、又は、ポリビニルアルコー
ルを保護コロイドとし、酢酸ビニルモノマー単独、もし
くは酢酸ビニルモノマーと該酢酸ビニルモノマーと共重
合可能なモノマーとを乳化(共)重合して得られる酢酸
ビニル系樹脂エマルジョンの固形分100重量部に対
し、ジアルキルスルホ琥珀酸エステルソーダ塩が固形分
で1〜20重量部含有されていることを特徴とする接着
剤組成物、及び上記いずれかの接着剤組成物を用いて製
せられた紙管。
適な酢酸ビニル系樹脂エマルジョンを主成分とする接着
剤組成物、及び該接着剤組成物を用いて製せられた紙管
を提供することを目的とする。 【構成】 ポリビニルアルコールを保護コロイドとし、
酢酸ビニルモノマー100重量部と水酸基含有(メタ)
アクリレート0.1〜5重量部とを乳化共重合して得ら
れる酢酸ビニル系樹脂エマルジョンを主成分とすること
を特徴とする接着剤組成物、又は、ポリビニルアルコー
ルを保護コロイドとし、酢酸ビニルモノマー単独、もし
くは酢酸ビニルモノマーと該酢酸ビニルモノマーと共重
合可能なモノマーとを乳化(共)重合して得られる酢酸
ビニル系樹脂エマルジョンの固形分100重量部に対
し、ジアルキルスルホ琥珀酸エステルソーダ塩が固形分
で1〜20重量部含有されていることを特徴とする接着
剤組成物、及び上記いずれかの接着剤組成物を用いて製
せられた紙管。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙管用、紙包装用、木
工用、一般用等に用いられる、酢酸ビニル系樹脂エマル
ジョンを主成分とする接着剤組成物、及び該接着剤組成
物を用いて製せられた紙管に関する。
工用、一般用等に用いられる、酢酸ビニル系樹脂エマル
ジョンを主成分とする接着剤組成物、及び該接着剤組成
物を用いて製せられた紙管に関する。
【0002】
【従来の技術】紙管は、帯状紙片を金属心棒に複数層に
巻回し、その帯状紙片の重合部を接着剤で接着すること
により製造されているが、この場合に用いられる接着剤
としては、澱粉、ポリビニルアルコール等の水溶液、及
びポリビニルアルコールを保護コロイドとした酢酸ビニ
ル系樹脂エマルジョンなどの1種または2種以上をベー
スとしたものが知られている。
巻回し、その帯状紙片の重合部を接着剤で接着すること
により製造されているが、この場合に用いられる接着剤
としては、澱粉、ポリビニルアルコール等の水溶液、及
びポリビニルアルコールを保護コロイドとした酢酸ビニ
ル系樹脂エマルジョンなどの1種または2種以上をベー
スとしたものが知られている。
【0003】一方、紙管用接着剤には、金属心棒に巻か
れた帯状紙片の復元力に耐える初期接着力や紙管に製管
したあとの接着力、耐水性、耐圧強度等が要求され、特
に最近では生産性向上を図るため初期接着力に対する要
求がますます強まっている。
れた帯状紙片の復元力に耐える初期接着力や紙管に製管
したあとの接着力、耐水性、耐圧強度等が要求され、特
に最近では生産性向上を図るため初期接着力に対する要
求がますます強まっている。
【0004】上記要求へ対応するため種々の試みが成さ
れており、例えば、平均重合度が約200〜800の低
重合度のポリビニルアルコールを保護コロイドとして用
い、界面活性剤や可塑剤等を併用することにより初期接
着力向上を図る酢酸ビニル系樹脂エマルジョン接着剤組
成物の製造方法(特開昭57−100107号公報)
や、鹸化度78〜98モル%のポリビニルアルコール及
び可塑剤の存在下に酢酸ビニル系単量体を乳化重合して
得られるグラフト化度50%以上の酢酸ビニル系樹脂エ
マルジョンを主成分とする紙用接着剤(特公平4−14
154号公報)等が提案されている。
れており、例えば、平均重合度が約200〜800の低
重合度のポリビニルアルコールを保護コロイドとして用
い、界面活性剤や可塑剤等を併用することにより初期接
着力向上を図る酢酸ビニル系樹脂エマルジョン接着剤組
成物の製造方法(特開昭57−100107号公報)
や、鹸化度78〜98モル%のポリビニルアルコール及
び可塑剤の存在下に酢酸ビニル系単量体を乳化重合して
得られるグラフト化度50%以上の酢酸ビニル系樹脂エ
マルジョンを主成分とする紙用接着剤(特公平4−14
154号公報)等が提案されている。
【0005】しかし、上記前者の提案による方法は、低
重合度のポリビニルアルコールを保護コロイドとし、界
面活性剤や可塑剤等を併用するので、得られる酢酸ビニ
ル系樹脂エマルジョン接着剤組成物の乾燥皮膜は凝集力
が弱くなり、接着力や耐水性等が乏しくなるという問題
点があり、又、上記後者の提案による方法も、ポリビニ
ルアルコールと可塑剤との共存下で乳化重合を行うの
で、得られる酢酸ビニル系樹脂エマルジョンの乾燥皮膜
は凝集力が弱くなり、接着力や耐水性等が乏しくなると
いう問題点があり、いずれも紙管用等の接着剤としては
実用性に乏しいものである。
重合度のポリビニルアルコールを保護コロイドとし、界
面活性剤や可塑剤等を併用するので、得られる酢酸ビニ
ル系樹脂エマルジョン接着剤組成物の乾燥皮膜は凝集力
が弱くなり、接着力や耐水性等が乏しくなるという問題
点があり、又、上記後者の提案による方法も、ポリビニ
ルアルコールと可塑剤との共存下で乳化重合を行うの
で、得られる酢酸ビニル系樹脂エマルジョンの乾燥皮膜
は凝集力が弱くなり、接着力や耐水性等が乏しくなると
いう問題点があり、いずれも紙管用等の接着剤としては
実用性に乏しいものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点に
鑑み、優れた初期接着力を有し、紙管用等として好適な
酢酸ビニル系樹脂エマルジョンを主成分とする接着剤組
成物、及び該接着剤組成物を用いて製せられた紙管を提
供することを目的とする。
鑑み、優れた初期接着力を有し、紙管用等として好適な
酢酸ビニル系樹脂エマルジョンを主成分とする接着剤組
成物、及び該接着剤組成物を用いて製せられた紙管を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明(以
下、「第1発明」と記す)による接着剤組成物は、ポリ
ビニルアルコールを保護コロイドとし、酢酸ビニルモノ
マー100重量部と水酸基含有(メタ)アクリレート
0.1〜5重量部とを乳化共重合して得られる酢酸ビニ
ル系樹脂エマルジョンを主成分とすることを特徴とし、
そのことにより上記目的が達成される。
下、「第1発明」と記す)による接着剤組成物は、ポリ
ビニルアルコールを保護コロイドとし、酢酸ビニルモノ
マー100重量部と水酸基含有(メタ)アクリレート
0.1〜5重量部とを乳化共重合して得られる酢酸ビニ
ル系樹脂エマルジョンを主成分とすることを特徴とし、
そのことにより上記目的が達成される。
【0008】又、請求項2記載の発明(以下、「第2発
明」と記す)による接着剤組成物は、ポリビニルアルコ
ールを保護コロイドとし、酢酸ビニルモノマー単独、も
しくは酢酸ビニルモノマーと該酢酸ビニルモノマーと共
重合可能なモノマーとを乳化(共)重合して得られる酢
酸ビニル系樹脂エマルジョンの固形分100重量部に対
し、ジアルキルスルホ琥珀酸エステルソーダ塩が固形分
で1〜20重量部含有されていることを特徴とし、その
ことにより上記目的が達成される。
明」と記す)による接着剤組成物は、ポリビニルアルコ
ールを保護コロイドとし、酢酸ビニルモノマー単独、も
しくは酢酸ビニルモノマーと該酢酸ビニルモノマーと共
重合可能なモノマーとを乳化(共)重合して得られる酢
酸ビニル系樹脂エマルジョンの固形分100重量部に対
し、ジアルキルスルホ琥珀酸エステルソーダ塩が固形分
で1〜20重量部含有されていることを特徴とし、その
ことにより上記目的が達成される。
【0009】さらに、請求項3記載の発明(以下、「第
3発明」と記す)による紙管は、帯状紙片が管状に巻回
され、この管状に巻回された帯状紙片の重合部が第1発
明又は第2発明による接着剤組成物により接着されてい
ることを特徴とする。
3発明」と記す)による紙管は、帯状紙片が管状に巻回
され、この管状に巻回された帯状紙片の重合部が第1発
明又は第2発明による接着剤組成物により接着されてい
ることを特徴とする。
【0010】第1発明による接着剤組成物の主成分であ
る酢酸ビニル系樹脂エマルジョンにおいては、酢酸ビニ
ルモノマー100重量部と水酸基含有(メタ)アクリレ
ート0.1〜5重量部とが乳化共重合されていることが
必要である。尚、ここで言う「(メタ)アクリレート」
とは「アクリレート」又は「メタクリレート」を意味す
る。
る酢酸ビニル系樹脂エマルジョンにおいては、酢酸ビニ
ルモノマー100重量部と水酸基含有(メタ)アクリレ
ート0.1〜5重量部とが乳化共重合されていることが
必要である。尚、ここで言う「(メタ)アクリレート」
とは「アクリレート」又は「メタクリレート」を意味す
る。
【0011】上記水酸基含有(メタ)アクリレートの具
体例としては、特に限定されるものではないが、2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらの1種もし
くは2種以上が好適に用いられる。
体例としては、特に限定されるものではないが、2−ヒ
ドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらの1種もし
くは2種以上が好適に用いられる。
【0012】酢酸ビニルモノマー100重量部に対する
上記水酸基含有(メタ)アクリレートの量が0.1重量
部未満であると、得られる接着剤組成物の紙や木材等と
の親和性が充分向上しないので、優れた初期接着力が得
られず、逆に5重量部を超えると、乳化共重合時の安定
性が悪くなり、酢酸ビニル系樹脂エマルジョン中に粗粒
子が多量に発生したり、乳化共重合そのものが困難にな
る。
上記水酸基含有(メタ)アクリレートの量が0.1重量
部未満であると、得られる接着剤組成物の紙や木材等と
の親和性が充分向上しないので、優れた初期接着力が得
られず、逆に5重量部を超えると、乳化共重合時の安定
性が悪くなり、酢酸ビニル系樹脂エマルジョン中に粗粒
子が多量に発生したり、乳化共重合そのものが困難にな
る。
【0013】又、第1発明における酢酸ビニル系樹脂エ
マルジョンにあっては、本発明の目的を阻害しない範囲
で必要に応じ、後述する第2発明において用いられる酢
酸ビニルモノマーと共重合可能な上記水酸基含有(メ
タ)アクリレート以外のモノマーの1種もしくは2種以
上が共重合されていても良い。
マルジョンにあっては、本発明の目的を阻害しない範囲
で必要に応じ、後述する第2発明において用いられる酢
酸ビニルモノマーと共重合可能な上記水酸基含有(メ
タ)アクリレート以外のモノマーの1種もしくは2種以
上が共重合されていても良い。
【0014】第2発明による接着剤組成物の主成分であ
る酢酸ビニル系樹脂エマルジョンに用いられる酢酸ビニ
ルモノマーと共重合可能なモノマーとしては、特に限定
されるものではないが、(メタ)アクリル酸、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、エチレングリコールモノ(メタ)ア
クリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、プロピレングリコール(メタ)アクリレート、グリ
シジル(メタ)アクリレート、前記第1発明において用
いられる水酸基含有(メタ)アクリレート等が挙げら
れ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられ
る。
る酢酸ビニル系樹脂エマルジョンに用いられる酢酸ビニ
ルモノマーと共重合可能なモノマーとしては、特に限定
されるものではないが、(メタ)アクリル酸、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、エチレングリコールモノ(メタ)ア
クリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、プロピレングリコール(メタ)アクリレート、グリ
シジル(メタ)アクリレート、前記第1発明において用
いられる水酸基含有(メタ)アクリレート等が挙げら
れ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられ
る。
【0015】第1発明及び第2発明による接着剤組成物
の主成分である酢酸ビニル系樹脂エマルジョンにおいて
は、乳化(共)重合時の保護コロイドとしてポリビニル
アルコールが用いられることが必要である。尚、ここで
言うポリビニルアルコールには、通常のポリビニルアル
コールのみならず、例えばカルボキシル基等で変性され
た所謂変性ポリビニルアルコールも包含される。又、こ
こで「乳化(共)重合」なる記載は、酢酸ビニルモノマ
ーのみを乳化重合する場合の「乳化重合」又は酢酸ビニ
ルモノマーと該酢酸ビニルモノマーと共重合可能なモノ
マーとを乳化共重合する場合の「乳化共重合」を意味す
る。
の主成分である酢酸ビニル系樹脂エマルジョンにおいて
は、乳化(共)重合時の保護コロイドとしてポリビニル
アルコールが用いられることが必要である。尚、ここで
言うポリビニルアルコールには、通常のポリビニルアル
コールのみならず、例えばカルボキシル基等で変性され
た所謂変性ポリビニルアルコールも包含される。又、こ
こで「乳化(共)重合」なる記載は、酢酸ビニルモノマ
ーのみを乳化重合する場合の「乳化重合」又は酢酸ビニ
ルモノマーと該酢酸ビニルモノマーと共重合可能なモノ
マーとを乳化共重合する場合の「乳化共重合」を意味す
る。
【0016】上記ポリビニルアルコールの鹸化度は、特
に限定されるものではないが、80〜99モル%である
ことが好ましく、なかでも94〜98モル%であること
がより好ましい。ポリビニルアルコールの鹸化度が80
モル%未満であると、得られる接着剤組成物の乾燥皮膜
の耐水性が低下し、逆に99モル%を超えると乳化
(共)重合時の安定性が悪くなる。
に限定されるものではないが、80〜99モル%である
ことが好ましく、なかでも94〜98モル%であること
がより好ましい。ポリビニルアルコールの鹸化度が80
モル%未満であると、得られる接着剤組成物の乾燥皮膜
の耐水性が低下し、逆に99モル%を超えると乳化
(共)重合時の安定性が悪くなる。
【0017】又、上記ポリビニルアルコールの平均重合
度は、特に限定されるものではないが、1000〜25
00であることが好ましく、なかでも1500〜200
0であることがより好ましい。ポリビニルアルコールの
平均重合度が1000未満であると、得られる接着剤組
成物の乾燥皮膜強度が弱くなり、逆に2500を超える
と、得られる接着剤組成物の粘度が高くなり過ぎる。
度は、特に限定されるものではないが、1000〜25
00であることが好ましく、なかでも1500〜200
0であることがより好ましい。ポリビニルアルコールの
平均重合度が1000未満であると、得られる接着剤組
成物の乾燥皮膜強度が弱くなり、逆に2500を超える
と、得られる接着剤組成物の粘度が高くなり過ぎる。
【0018】さらに、上記ポリビニルアルコールの使用
量は、特に限定されるものではないが、酢酸ビニルモノ
マーと水酸基含有(メタ)アクリレートとの合計量10
0重量部、又は、酢酸ビニルモノマー100重量部、も
しくは酢酸ビニルモノマーと該酢酸ビニルモノマーと共
重合可能なモノマーとの合計量100重量部に対し、ポ
リビニルアルコール0.1〜30重量部であることが好
ましく、なかでも1〜20重量部であることがより好ま
しい。上記モノマー100重量部に対するポリビニルア
ルコールの量が0.1重量部未満であると、初期重合を
起こし難くなるし、逆に30重量部を超えると、得られ
る接着剤組成物の乾燥皮膜強度が弱くなる。
量は、特に限定されるものではないが、酢酸ビニルモノ
マーと水酸基含有(メタ)アクリレートとの合計量10
0重量部、又は、酢酸ビニルモノマー100重量部、も
しくは酢酸ビニルモノマーと該酢酸ビニルモノマーと共
重合可能なモノマーとの合計量100重量部に対し、ポ
リビニルアルコール0.1〜30重量部であることが好
ましく、なかでも1〜20重量部であることがより好ま
しい。上記モノマー100重量部に対するポリビニルア
ルコールの量が0.1重量部未満であると、初期重合を
起こし難くなるし、逆に30重量部を超えると、得られ
る接着剤組成物の乾燥皮膜強度が弱くなる。
【0019】又、第1発明及び第2発明における酢酸ビ
ニル系樹脂エマルジョンにあっては、本発明の目的を阻
害しない範囲で必要に応じ、上記ポリビニルアルコール
以外に、α−オレフィンと不飽和カルボン酸の共重合体
又はその誘導体の塩基性物質による水溶化物等の水溶性
高分子物質が保護コロイドとして併用されていても良
い。
ニル系樹脂エマルジョンにあっては、本発明の目的を阻
害しない範囲で必要に応じ、上記ポリビニルアルコール
以外に、α−オレフィンと不飽和カルボン酸の共重合体
又はその誘導体の塩基性物質による水溶化物等の水溶性
高分子物質が保護コロイドとして併用されていても良
い。
【0020】第1発明及び第2発明における酢酸ビニル
系樹脂エマルジョンの乳化(共)重合方法は、特別なも
のではなく、上記ポリビニルアルコールを保護コロイド
として用い、過酸化水素水もしくは過硫酸アンモニウ
ム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩等
の過酸化物や酒石酸、蟻酸、蓚酸等の還元剤等の1種も
しくは2種以上を重合触媒として、酢酸ビニルモノマー
100重量部と水酸基含有(メタ)アクリレート0.1
〜5重量部、又は、酢酸ビニルモノマー単独、もしくは
酢酸ビニルモノマーと該酢酸ビニルモノマーと共重合可
能なモノマーとを常法により乳化(共)重合すれば良
い。
系樹脂エマルジョンの乳化(共)重合方法は、特別なも
のではなく、上記ポリビニルアルコールを保護コロイド
として用い、過酸化水素水もしくは過硫酸アンモニウ
ム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩等
の過酸化物や酒石酸、蟻酸、蓚酸等の還元剤等の1種も
しくは2種以上を重合触媒として、酢酸ビニルモノマー
100重量部と水酸基含有(メタ)アクリレート0.1
〜5重量部、又は、酢酸ビニルモノマー単独、もしくは
酢酸ビニルモノマーと該酢酸ビニルモノマーと共重合可
能なモノマーとを常法により乳化(共)重合すれば良
い。
【0021】上記重合触媒の使用量は、特に限定される
ものではないが、酢酸ビニルモノマーと水酸基含有(メ
タ)アクリレートとの合計量100重量部、又は、酢酸
ビニルモノマー100重量部、もしくは酢酸ビニルモノ
マーと該酢酸ビニルモノマーと共重合可能なモノマーと
の合計量100重量部に対し、重合触媒0.01〜2重
量部であることが好ましい。
ものではないが、酢酸ビニルモノマーと水酸基含有(メ
タ)アクリレートとの合計量100重量部、又は、酢酸
ビニルモノマー100重量部、もしくは酢酸ビニルモノ
マーと該酢酸ビニルモノマーと共重合可能なモノマーと
の合計量100重量部に対し、重合触媒0.01〜2重
量部であることが好ましい。
【0022】次に、第2発明による接着剤組成物に用い
られるジアルキルスルホ琥珀酸エステルソーダ塩とは、
下記一般式(1)で示されるものである。 (式中、R1 及びR2 はアルキル基を表す)
られるジアルキルスルホ琥珀酸エステルソーダ塩とは、
下記一般式(1)で示されるものである。 (式中、R1 及びR2 はアルキル基を表す)
【0023】上記ジアルキルスルホ琥珀酸エステルソー
ダ塩は、優れた表面張力低下能力、湿潤性、浸透性等を
有しているので、接着剤組成物中に少量含有させること
により、被着体に対する接着剤組成物の濡れ性が良くな
り、初期接着力が著しく向上する。
ダ塩は、優れた表面張力低下能力、湿潤性、浸透性等を
有しているので、接着剤組成物中に少量含有させること
により、被着体に対する接着剤組成物の濡れ性が良くな
り、初期接着力が著しく向上する。
【0024】第2発明による接着剤組成物においては、
ポリビニルアルコールを保護コロイドとし、酢酸ビニル
モノマー単独、もしくは酢酸ビニルモノマーと該酢酸ビ
ニルモノマーと共重合可能なモノマーとを乳化(共)重
合して得られる酢酸ビニル系樹脂エマルジョンの固形分
100重量部に対し、上記ジアルキルスルホ琥珀酸エス
テルソーダ塩が固形分で1〜20重量部、好ましくは5
〜10重量部、含有されていることが必要である。
ポリビニルアルコールを保護コロイドとし、酢酸ビニル
モノマー単独、もしくは酢酸ビニルモノマーと該酢酸ビ
ニルモノマーと共重合可能なモノマーとを乳化(共)重
合して得られる酢酸ビニル系樹脂エマルジョンの固形分
100重量部に対し、上記ジアルキルスルホ琥珀酸エス
テルソーダ塩が固形分で1〜20重量部、好ましくは5
〜10重量部、含有されていることが必要である。
【0025】上記酢酸ビニル系樹脂エマルジョンの固形
分100重量部に対するジアルキルスルホ琥珀酸エステ
ルソーダ塩の含有量が固形分で1重量部未満であると、
得られる接着剤組成物の被着体に対する濡れ性が充分良
くならないので初期接着力が充分向上せず、逆に20重
量部を超えると、得られる接着剤組成物の耐水性が低下
する。
分100重量部に対するジアルキルスルホ琥珀酸エステ
ルソーダ塩の含有量が固形分で1重量部未満であると、
得られる接着剤組成物の被着体に対する濡れ性が充分良
くならないので初期接着力が充分向上せず、逆に20重
量部を超えると、得られる接着剤組成物の耐水性が低下
する。
【0026】第1発明及び第2発明による接着剤組成物
には、本発明の目的を阻害しない範囲で必要に応じ、粘
着付与樹脂、界面活性剤、可塑剤、充填剤、顔料、染
料、消泡剤、防腐剤、有機溶剤等の各種添加剤が含有さ
れていても良い。
には、本発明の目的を阻害しない範囲で必要に応じ、粘
着付与樹脂、界面活性剤、可塑剤、充填剤、顔料、染
料、消泡剤、防腐剤、有機溶剤等の各種添加剤が含有さ
れていても良い。
【0027】又、第1発明及び第2発明による接着剤組
成物は、紙管用に限らず、紙包装用、木工用、一般用等
としても用いられる事は言う迄もない。
成物は、紙管用に限らず、紙包装用、木工用、一般用等
としても用いられる事は言う迄もない。
【0028】
【作用】第1発明による接着剤組成物は、酢酸ビニルモ
ノマー100重量部と水酸基含有(メタ)アクリレート
0.1〜5重量部とを乳化共重合して得られる酢酸ビニ
ル系樹脂エマルジョンを主成分とし、上記水酸基含有
(メタ)アクリレートは分子内に水酸基を有するので、
得られる接着剤組成物は、紙や木材等との親和性が向上
し、優れた初期接着力を発揮する。
ノマー100重量部と水酸基含有(メタ)アクリレート
0.1〜5重量部とを乳化共重合して得られる酢酸ビニ
ル系樹脂エマルジョンを主成分とし、上記水酸基含有
(メタ)アクリレートは分子内に水酸基を有するので、
得られる接着剤組成物は、紙や木材等との親和性が向上
し、優れた初期接着力を発揮する。
【0029】又、第2発明による接着剤組成物は、酢酸
ビニル系樹脂エマルジョンの固形分100重量部に対
し、ジアルキルスルホ琥珀酸エステルソーダ塩が固形分
で1〜20重量部含有されているので、被着体に対する
濡れ性が向上し、優れた初期接着力を発揮する。
ビニル系樹脂エマルジョンの固形分100重量部に対
し、ジアルキルスルホ琥珀酸エステルソーダ塩が固形分
で1〜20重量部含有されているので、被着体に対する
濡れ性が向上し、優れた初期接着力を発揮する。
【0030】さらに、第3発明による紙管は、第1発明
又は第2発明による接着剤組成物を用いて製せられるの
で、製管時の作業性に優れ、生産性が高い。
又は第2発明による接着剤組成物を用いて製せられるの
で、製管時の作業性に優れ、生産性が高い。
【0031】
【実施例】本発明をさらに詳しく説明するため、以下に
実施例をあげる。尚、実施例中の「部」は「重量部」を
意味し、「%」は「重量%」を意味する。
実施例をあげる。尚、実施例中の「部」は「重量部」を
意味し、「%」は「重量%」を意味する。
【0032】(実施例1)
【0033】(1)酢酸ビニル系樹脂エマルジョンの重
合 攪拌機、還流冷却管、温度計及び滴下漏斗を備えた反応
容器に、水128.5部及びポリビニルアルコール(商
品名「クラレPVA−CST」、鹸化度96モル%、平
均重合度1700、クラレ社製)11部を仕込み、攪拌
しながら90℃で1時間加熱してポリビニルアルコール
の水溶液を得た。次に、この水溶液を70℃に冷却し、
これに酢酸ビニルモノマー5部、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート0.1部及び重合触媒(過酸化水素水
0.1部及び酒石酸0.1部)を投入して初期重合を行
わせた。次いで、酢酸ビニルモノマー95部、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート1.9部及び重合触媒(過
酸化水素水0.4部及び酒石酸0.4部)を3時間かけ
て滴下し70℃で乳化共重合を行った後、80℃で1時
間熟成して、粘度(30℃)6000cps、固形分4
7%の酢酸ビニル系樹脂エマルジョンを得た。
合 攪拌機、還流冷却管、温度計及び滴下漏斗を備えた反応
容器に、水128.5部及びポリビニルアルコール(商
品名「クラレPVA−CST」、鹸化度96モル%、平
均重合度1700、クラレ社製)11部を仕込み、攪拌
しながら90℃で1時間加熱してポリビニルアルコール
の水溶液を得た。次に、この水溶液を70℃に冷却し、
これに酢酸ビニルモノマー5部、2−ヒドロキシエチル
メタクリレート0.1部及び重合触媒(過酸化水素水
0.1部及び酒石酸0.1部)を投入して初期重合を行
わせた。次いで、酢酸ビニルモノマー95部、2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート1.9部及び重合触媒(過
酸化水素水0.4部及び酒石酸0.4部)を3時間かけ
て滴下し70℃で乳化共重合を行った後、80℃で1時
間熟成して、粘度(30℃)6000cps、固形分4
7%の酢酸ビニル系樹脂エマルジョンを得た。
【0034】(2)接着剤組成物の作成
【0035】上記で得られた酢酸ビニル系樹脂エマルジ
ョンの固形分100重量部に対し、ジブチルフタレート
(DBP)15部及び水を添加混合して、粘度(30
℃)4000cps、固形分45%の接着剤組成物を得
た。
ョンの固形分100重量部に対し、ジブチルフタレート
(DBP)15部及び水を添加混合して、粘度(30
℃)4000cps、固形分45%の接着剤組成物を得
た。
【0036】(3)評価 上記で得られた酢酸ビニル系樹脂エマルジョン及び接着
剤組成物の性能を以下の方法で評価した結果は表1に示
すとおりであった。尚、評価は、特に記載の無い限り、
20℃−65%RHの雰囲気下で行った。
剤組成物の性能を以下の方法で評価した結果は表1に示
すとおりであった。尚、評価は、特に記載の無い限り、
20℃−65%RHの雰囲気下で行った。
【0037】粗粒子量 上記で得られた酢酸ビニル系樹脂エマルジョン接着剤組
成物100gを400gの水で希釈した後、180メッ
シュの金網で濾過した。次いで、金網に残った残留物を
100℃で3時間乾燥した後の重量を測定し、粗粒子量
(mg/100g)を求めた。
成物100gを400gの水で希釈した後、180メッ
シュの金網で濾過した。次いで、金網に残った残留物を
100℃で3時間乾燥した後の重量を測定し、粗粒子量
(mg/100g)を求めた。
【0038】初期接着力(材料破壊時間) 20mm×40mmに裁断したB級紙管用原紙(岡山製
紙社製)2枚を試験片とし、一方の試験片の片面に上記
で得られた接着剤組成物を塗布面積20mm×30m
m、塗布量30g/m2 となるように塗布した後、直ち
に、この塗布面に他方の試験片を接着面積が20mm×
30mmとなるように貼り合わせ、この貼り合わせ部分
を70g/cm2 の圧力で5秒間圧着して、多数の接着
試験片を作成した。次いで、除圧後10秒毎に接着試験
片を手で剥離し、B級紙管用原紙の接着部分の破壊面積
率が100%に達する迄の最短時間(秒)を測定した。
紙社製)2枚を試験片とし、一方の試験片の片面に上記
で得られた接着剤組成物を塗布面積20mm×30m
m、塗布量30g/m2 となるように塗布した後、直ち
に、この塗布面に他方の試験片を接着面積が20mm×
30mmとなるように貼り合わせ、この貼り合わせ部分
を70g/cm2 の圧力で5秒間圧着して、多数の接着
試験片を作成した。次いで、除圧後10秒毎に接着試験
片を手で剥離し、B級紙管用原紙の接着部分の破壊面積
率が100%に達する迄の最短時間(秒)を測定した。
【0039】初期接着力(剪断強度) 25mm×50mmに裁断した上記と同様のB級紙管用
原紙2枚を試験片とし、一方の試験片の片面の半分に上
記で得られた接着剤組成物を塗布面積25mm×25m
m、塗布量0.05g/(25mm)2 となるように塗
布し、この塗布面に他方の試験片の片面の半分を接着面
積が25mm×25mmとなるように互い違いに貼り合
わせ、この貼り合わせ部分を1kg/cm2 の圧力で4
0秒間圧着した。その後、直ちに引張り試験機にセット
し、引張り速度10mm/分で引張り、剪断強度(kg
/(25mm)2 )を測定した。
原紙2枚を試験片とし、一方の試験片の片面の半分に上
記で得られた接着剤組成物を塗布面積25mm×25m
m、塗布量0.05g/(25mm)2 となるように塗
布し、この塗布面に他方の試験片の片面の半分を接着面
積が25mm×25mmとなるように互い違いに貼り合
わせ、この貼り合わせ部分を1kg/cm2 の圧力で4
0秒間圧着した。その後、直ちに引張り試験機にセット
し、引張り速度10mm/分で引張り、剪断強度(kg
/(25mm)2 )を測定した。
【0040】(実施例2)
【0041】酢酸ビニル系樹脂エマルジョンの重合にお
いて、2−ヒドロキシエチルメタクリレートの量を4部
としたこと以外は実施例1と同様にして、粘度(30
℃)6500cps、固形分47.4%の酢酸ビニル系
樹脂エマルジョンを得た。次いで、上記で得られた酢酸
ビニル系樹脂エマルジョンを用い、実施例1と同様にし
て、粘度(30℃)4200cps、固形分45%の接
着剤組成物を得た。
いて、2−ヒドロキシエチルメタクリレートの量を4部
としたこと以外は実施例1と同様にして、粘度(30
℃)6500cps、固形分47.4%の酢酸ビニル系
樹脂エマルジョンを得た。次いで、上記で得られた酢酸
ビニル系樹脂エマルジョンを用い、実施例1と同様にし
て、粘度(30℃)4200cps、固形分45%の接
着剤組成物を得た。
【0042】(比較例1)
【0043】酢酸ビニル系樹脂エマルジョンの重合にお
いて、2−ヒドロキシエチルメタクリレートの量を0.
05部としたこと以外は実施例1と同様にして、粘度
(30℃)6000cps、固形分46.6%の酢酸ビ
ニル系樹脂エマルジョンを得た。次いで、上記で得られ
た酢酸ビニル系樹脂エマルジョンを用い、実施例1と同
様にして、粘度(30℃)4000cps、固形分45
%の接着剤組成物を得た。
いて、2−ヒドロキシエチルメタクリレートの量を0.
05部としたこと以外は実施例1と同様にして、粘度
(30℃)6000cps、固形分46.6%の酢酸ビ
ニル系樹脂エマルジョンを得た。次いで、上記で得られ
た酢酸ビニル系樹脂エマルジョンを用い、実施例1と同
様にして、粘度(30℃)4000cps、固形分45
%の接着剤組成物を得た。
【0044】実施例1及び比較例1で得られた酢酸ビニ
ル系樹脂エマルジョン及び接着剤組成物の性能を実施例
1と同様の方法で評価した結果は表1に示すとおりであ
った。
ル系樹脂エマルジョン及び接着剤組成物の性能を実施例
1と同様の方法で評価した結果は表1に示すとおりであ
った。
【0045】(比較例2)
【0046】酢酸ビニル系樹脂エマルジョンの重合にお
いて、2−ヒドロキシエチルメタクリレートの量を7重
量部としたこと以外は実施例1と同様にして乳化共重合
を行ったが、乳化共重合時の安定性が悪く、酢酸ビニル
系樹脂エマルジョン中に粗粒子が多量に発生したので、
表1に示されるように粗粒子量の測定のみを行い、接着
剤組成物の作成及び初期接着力(材料破壊時間及び剪断
強度)の評価は行わなかった。
いて、2−ヒドロキシエチルメタクリレートの量を7重
量部としたこと以外は実施例1と同様にして乳化共重合
を行ったが、乳化共重合時の安定性が悪く、酢酸ビニル
系樹脂エマルジョン中に粗粒子が多量に発生したので、
表1に示されるように粗粒子量の測定のみを行い、接着
剤組成物の作成及び初期接着力(材料破壊時間及び剪断
強度)の評価は行わなかった。
【0047】
【表1】
【0048】(実施例3)
【0049】(1)酢酸ビニル系樹脂エマルジョンの重
合 攪拌機、還流冷却管、温度計及び滴下漏斗を備えた反応
容器に、水111部及びポリビニルアルコール「クラレ
PVA−CST」11部を仕込み、攪拌しながら90℃
で1時間加熱してポリビニルアルコールの水溶液を得
た。次に、この水溶液を70℃に冷却し、これに酢酸ビ
ニルモノマー8部及び重合触媒(過酸化水素水0.1部
及び酒石酸0.1部)を投入して初期重合を行わせた。
次いで、酢酸ビニルモノマー92部及び重合触媒(過酸
化水素水0.4部及び酒石酸0.4部)を3時間かけて
滴下し70℃で乳化重合を行った後、90℃で1時間熟
成して、粘度(30℃)12000cps、固形分50
%の酢酸ビニル系樹脂エマルジョンを得た。
合 攪拌機、還流冷却管、温度計及び滴下漏斗を備えた反応
容器に、水111部及びポリビニルアルコール「クラレ
PVA−CST」11部を仕込み、攪拌しながら90℃
で1時間加熱してポリビニルアルコールの水溶液を得
た。次に、この水溶液を70℃に冷却し、これに酢酸ビ
ニルモノマー8部及び重合触媒(過酸化水素水0.1部
及び酒石酸0.1部)を投入して初期重合を行わせた。
次いで、酢酸ビニルモノマー92部及び重合触媒(過酸
化水素水0.4部及び酒石酸0.4部)を3時間かけて
滴下し70℃で乳化重合を行った後、90℃で1時間熟
成して、粘度(30℃)12000cps、固形分50
%の酢酸ビニル系樹脂エマルジョンを得た。
【0050】(2)接着剤組成物の作成 上記で得られた酢酸ビニル系樹脂エマルジョンの固形分
100部に対し、ジアルキルスルホ琥珀酸エステルソー
ダ塩(商品名「ネオコールP」、第一工業製薬社製)を
固形分で6部、DBP15部及び水を添加混合して、粘
度(30℃)2000cps、固形分43%の接着剤組
成物を得た。
100部に対し、ジアルキルスルホ琥珀酸エステルソー
ダ塩(商品名「ネオコールP」、第一工業製薬社製)を
固形分で6部、DBP15部及び水を添加混合して、粘
度(30℃)2000cps、固形分43%の接着剤組
成物を得た。
【0051】(3)評価 上記で得られた接着剤組成物の性能を以下の方法で評価
した結果は表2に示すとおりであった。尚、評価は、特
に記載の無い限り、20℃−65%RHの雰囲気下で行
った。
した結果は表2に示すとおりであった。尚、評価は、特
に記載の無い限り、20℃−65%RHの雰囲気下で行
った。
【0052】初期接着力(材料破壊時間) 実施例1の場合と同様の方法で、B級紙管用原紙(岡山
製紙社製)の接着部分の破壊面積率が100%に達する
迄の最短時間(秒)を測定した。
製紙社製)の接着部分の破壊面積率が100%に達する
迄の最短時間(秒)を測定した。
【0053】耐水性(落下時間) 25mm×50mmに裁断した上記と同様のB級紙管用
原紙2枚を試験片とし、一方の試験片の片面の半分に上
記で得られた接着剤組成物を塗布面積25mm×25m
m、塗布量0.05g/(25mm)2 となるように塗
布し、この塗布面に他方の試験片の片面の半分を互い違
いに貼り合わせ、この貼り合わせ部分を1kg/(25
mm)2 の圧力で60秒間圧着した後、20℃−65%
RHの雰囲気下で24時間養生して接着試験片を作成し
た。次いで、この接着試験片の一方の試験片の下端に1
00gの分銅を吊り下げた状態で60℃の温水中に垂直
に浸漬し、試験片が接着面で剥離して落下する迄の最短
時間(分)を測定した。
原紙2枚を試験片とし、一方の試験片の片面の半分に上
記で得られた接着剤組成物を塗布面積25mm×25m
m、塗布量0.05g/(25mm)2 となるように塗
布し、この塗布面に他方の試験片の片面の半分を互い違
いに貼り合わせ、この貼り合わせ部分を1kg/(25
mm)2 の圧力で60秒間圧着した後、20℃−65%
RHの雰囲気下で24時間養生して接着試験片を作成し
た。次いで、この接着試験片の一方の試験片の下端に1
00gの分銅を吊り下げた状態で60℃の温水中に垂直
に浸漬し、試験片が接着面で剥離して落下する迄の最短
時間(分)を測定した。
【0054】(実施例4)
【0055】酢酸ビニル系樹脂エマルジョンの重合にお
いて、モノマーとして酢酸ビニルモノマー98部及びエ
チレングリコールジメタクリレート2部の混合モノマー
を用いたこと以外は実施例3と同様にして、粘度(30
℃)2100cps、固形分43%の接着剤組成物を得
た。
いて、モノマーとして酢酸ビニルモノマー98部及びエ
チレングリコールジメタクリレート2部の混合モノマー
を用いたこと以外は実施例3と同様にして、粘度(30
℃)2100cps、固形分43%の接着剤組成物を得
た。
【0056】(比較例3)
【0057】接着剤組成物の作成において、ジアルキル
スルホ琥珀酸エステルソーダ塩「ネオコールP」を配合
しなかったこと以外は実施例3と同様にして、粘度(3
0℃)2000cps、固形分43%の接着剤組成物を
得た。
スルホ琥珀酸エステルソーダ塩「ネオコールP」を配合
しなかったこと以外は実施例3と同様にして、粘度(3
0℃)2000cps、固形分43%の接着剤組成物を
得た。
【0058】(比較例4)
【0059】接着剤組成物の作成において、酢酸ビニル
系樹脂エマルジョンの固形分100部に対するジアルキ
ルスルホ琥珀酸エステルソーダ塩「ネオコールP」の配
合量を固形分で50部としたこと以外は実施例3と同様
にして、粘度(30℃)2200cps、固形分43%
の接着剤組成物を得た。
系樹脂エマルジョンの固形分100部に対するジアルキ
ルスルホ琥珀酸エステルソーダ塩「ネオコールP」の配
合量を固形分で50部としたこと以外は実施例3と同様
にして、粘度(30℃)2200cps、固形分43%
の接着剤組成物を得た。
【0060】(比較例5)
【0061】接着剤組成物の作成において、酢酸ビニル
系樹脂エマルジョンの固形分100部に対するジアルキ
ルスルホ琥珀酸エステルソーダ塩「ネオコールP」の配
合量を固形分で50部としたこと以外は実施例4と同様
にして、粘度(30℃)2300cps、固形分43%
の接着剤組成物を得た。
系樹脂エマルジョンの固形分100部に対するジアルキ
ルスルホ琥珀酸エステルソーダ塩「ネオコールP」の配
合量を固形分で50部としたこと以外は実施例4と同様
にして、粘度(30℃)2300cps、固形分43%
の接着剤組成物を得た。
【0062】実施例4及び比較例3〜5で得られた接着
剤組成物の性能を実施例3と同様の方法で評価した結果
は表2に示すとおりであった。
剤組成物の性能を実施例3と同様の方法で評価した結果
は表2に示すとおりであった。
【0063】
【表2】
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、第1発明及び第2発
明による接着剤組成物は、優れた初期接着力を有する。
又、上記接着剤組成物を用いて製せられる第3発明によ
る紙管は、製管時の作業性に優れ、生産性が高い。
明による接着剤組成物は、優れた初期接着力を有する。
又、上記接着剤組成物を用いて製せられる第3発明によ
る紙管は、製管時の作業性に優れ、生産性が高い。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリビニルアルコールを保護コロイドと
し、酢酸ビニルモノマー100重量部と水酸基含有(メ
タ)アクリレート0.1〜5重量部とを乳化共重合して
得られる酢酸ビニル系樹脂エマルジョンを主成分とする
ことを特徴とする接着剤組成物。 - 【請求項2】 ポリビニルアルコールを保護コロイドと
し、酢酸ビニルモノマー単独、もしくは酢酸ビニルモノ
マーと該酢酸ビニルモノマーと共重合可能なモノマーと
を乳化(共)重合して得られる酢酸ビニル系樹脂エマル
ジョンの固形分100重量部に対し、ジアルキルスルホ
琥珀酸エステルソーダ塩が固形分で1〜20重量部含有
されていることを特徴とする接着剤組成物。 - 【請求項3】 帯状紙片が管状に巻回され、この管状に
巻回された帯状紙片の重合部が請求項1又は請求項2記
載の接着剤組成物により接着されていることを特徴とす
る紙管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP800095A JPH0885778A (ja) | 1994-07-22 | 1995-01-23 | 接着剤組成物及び該接着剤組成物を用いた紙管 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17094294 | 1994-07-22 | ||
| JP6-170942 | 1994-07-22 | ||
| JP800095A JPH0885778A (ja) | 1994-07-22 | 1995-01-23 | 接着剤組成物及び該接着剤組成物を用いた紙管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0885778A true JPH0885778A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=26342417
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP800095A Pending JPH0885778A (ja) | 1994-07-22 | 1995-01-23 | 接着剤組成物及び該接着剤組成物を用いた紙管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0885778A (ja) |
-
1995
- 1995-01-23 JP JP800095A patent/JPH0885778A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040128 |