JPH0886541A - 伝熱流体の乾燥装置 - Google Patents

伝熱流体の乾燥装置

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JPH0886541A
JPH0886541A JP22198894A JP22198894A JPH0886541A JP H0886541 A JPH0886541 A JP H0886541A JP 22198894 A JP22198894 A JP 22198894A JP 22198894 A JP22198894 A JP 22198894A JP H0886541 A JPH0886541 A JP H0886541A
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JP
Japan
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desiccant
heat transfer
refrigerant
transfer fluid
desiccants
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JP22198894A
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Inventor
Shigeji Taira
繁治 平良
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥剤同士の衝突を防止でき、乾燥剤の侵食
と乾燥剤による流路の目詰まりを防止することができる
伝熱流体の乾燥装置を提供する。 【構成】 冷媒が流通する冷媒回路Rが有する室外熱交
換器1,レシーバ10,アキュムレータ3,モジュレー
タ5内に、多孔質の一体型ブロック乾燥剤D1,D4,
D2,D3が固定されている。乾燥剤D1〜D4は、合
成結晶アルミノシリケートの含水塩で作製されている。 【効果】 乾燥剤D1〜4は一体型ブロックであるの
で、乾燥剤同士が衝突しない。また、乾燥剤収容用の専
用容器が要らない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流体回路を循環する
伝熱流体を乾燥させる伝熱流体の乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フロンHCFC22に対する代替
冷媒化が進み、この代替冷媒として塩素を含まないフッ
化炭素冷媒HFCを主成分とする冷媒が使用される。こ
の塩素を含まないフッ化炭素冷媒HFCを主成分とする
冷媒を使用した場合、従来冷媒に混合する油として用い
ていた鉱物油に替えて、合成油が用いられる。この合成
油は、鉱物油に比べて、極性が水(H2O)に近いので、
加水分解を起こし易い。そして、冷媒に混合されている
油が加水分解すると、冷媒の熱交換能力が低下するとい
う問題がある。
【0003】従って、上記のように代替冷媒HFCを使
用する場合には、フロンHCFC22を使用する場合に
比べて、冷媒循環系内の水分を除去する必要性が大き
い。
【0004】そこで、従来、伝熱流体の乾燥装置として
は、図7(A)に示すように、冷媒を循環させる管路91
の一部に乾燥剤収容部92を設け、この収容部92の中
に複数のビーズ型の乾燥剤93を収容させたものがあ
る。上記乾燥剤収容部92の両端にはフィルタ95,9
6が取り付けられており、このフィルタ95,96は冷
媒を通過させるが上記乾燥剤93を通過させないように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
伝熱流体の乾燥装置では、冷媒が2層流になっている場
合のように、上記冷媒が上記乾燥剤収容部92を通過す
る速度が比較的大きく微振動を含んでいる場合に、図7
(B)に示すように、ビーズ型の乾燥剤93同士が衝突し
合って、乾燥剤93が削れて侵食される。この結果、乾
燥能力が低下する問題がある。その上、上記侵食によっ
て生じた粉末状の乾燥剤97が乾燥剤収容部92から流
出すると、上記冷媒が流通する管が細くなっている部分
(たとえばキャピラリチューブ)に詰まり、冷媒の循環不
良が発生して、熱伝達効率の低下と熱交換効率の低下を
招くという問題、および圧縮機不良等を起こし、製品の
運転が停止する問題がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、乾燥剤同士の
衝突を防止でき、乾燥剤の侵食と乾燥剤による流路の目
詰まりを防止することができる伝熱流体の乾燥装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の伝熱流体の乾燥装置は、伝熱流体
が流通する機器を有する流体回路に設けられる伝熱流体
の乾燥装置であって、上記機器と、上記機器内に設けら
れた多孔質の一体型ブロック乾燥剤を備えることを特徴
としている。
【0008】また、請求項2の発明の伝熱流体の乾燥装
置は、請求項1に記載の伝熱流体の乾燥装置において、
上記一体型ブロック乾燥剤が設けらた上記機器は熱交換
器であり、上記一体型ブロック乾燥剤は、上記熱交換器
の内で熱交換効率が低い部分に設けられていることを特
徴としている。
【0009】
【作用】請求項1の発明は、伝熱流体が流通する機器内
に多孔質の一体型ブロック乾燥剤が設けられている。そ
の様子の一例を図1に示す。上記伝熱流体は上記多孔質
の一体型ブロック乾燥剤を通り抜けることによって、水
分が除去される。したがって、上記伝熱流体は乾燥させ
られるから、伝熱流体の伝熱能力を維持することができ
る。
【0010】そして、上記乾燥剤は一体型ブロックであ
るから、上記乾燥剤が設けられた機器内を伝熱流体が比
較的速い速度で通過しても、乾燥剤同士の衝突は発生し
ない。したがって、乾燥剤の侵食を防止でき、乾燥能力
の低下を防止できる。また、乾燥剤が粉末状になること
を防止でき、粉末の乾燥剤が流体通路を詰まらせること
を防止できる。
【0011】また、伝熱流体が流通する機器内に上記多
孔質の一体型ブロック乾燥剤が設けられているから、上
記乾燥剤を収容するための専用の容器が不必要である。
したがって、この乾燥装置の存在が、流体回路を複雑化
させることがない。
【0012】また、上記多孔質の乾燥剤は、伝熱流体が
含有しているゴミを吸着する濾過材の役目を果たすこと
ができるので、流体回路の目詰まりを防止することがで
きる。上記ゴミとしては、流体回路内で発生した高分子
化合物などの重合化合物が含まれる。
【0013】また、請求項2の発明は、上記一体型ブロ
ック乾燥剤が、熱交換器の内で熱交換効率が低い部分に
設けられているから、熱交換器に乾燥剤を設けたことに
起因する熱交換効率の低下を最小限度に抑えることがで
きる。
【0014】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。
【0015】図2にこの発明の伝熱流体の乾燥装置の実
施例を含んでいる空気調和機の冷媒回路Rを示す。この
冷媒回路Rは、室外熱交換器1と、圧縮機2と、この圧
縮機2に付属する付属アキュムレータ3と、モジュレー
タ5と、室内熱交換器6と、並列接続されているキャピ
ラリチューブ7および膨張弁8と、レシーバ10とを備
えており、これらの機器が順に直列に接続されている。
【0016】図2に示すように、この実施例の乾燥装置
の多孔質の一体型ブロック乾燥剤D1とD2とD3とD
4は、室外熱交換器1と付属アキュムレータ3とモジュ
レータ5とレシーバ10とに設けられている。上記4つ
の一体型ブロック乾燥剤D1〜D4と上記4つの機器
1,3,5,10とが伝熱流体の乾燥装置を構成してい
る。
【0017】図6(A)に示すように、上記室外熱交換器
1は、熱交換フィン群61を貫通する伝熱管62を有し
ている。この伝熱管62は、上記熱交換フィン群61の
一方の端のフィン63から他方の端のフィン64まで貫
通してから、両端のフィン63,64の外側で180°
ターンしており、この貫通とターンの繰り返しによって
上記熱交換フィン群61を縫うように延びている。そし
て、この伝熱管62の中を冷媒が循環させられるように
なっている。
【0018】図6(B)に示すように、上記両側のフィン
63,64の長手方向の略中央部を貫通する伝熱管62
は、貫通部分62aが貫通部分以外の湾曲部分62bよ
りもやや大径になっており、この大径の貫通部分62a
の中に多孔質の一体型ブロック乾燥剤D1が充填されて
固定されている。
【0019】また、図3(A)に示すように、上記高圧ド
ーム型ロータリー圧縮機2に付属する付属アキュムレー
タ3は、全体的な形状が略円筒形であり、中央部よりも
やや下に仕切り板31が設けられている。そして、上記
仕切り板31と上記付属アキュムレータ3の底3aとの
間には多孔質の一体型ブロック乾燥剤D2が充填されて
いる。そして、上記圧縮機2から延びており、上記付属
アキュムレータ3の底3aを貫通した2本のパイプP
1,P2は上記アキュムレータ3内の上部まで延びてい
る。さらに、上記アキュムレータ3の天井3bには煙突
形状の管P3が設けられている。冷暖房時には、冷媒は
上記煙突形状の管P3から上記アキュムレータ3内に導
入され、上記仕切り板31の下の乾燥剤D2を通過して
から、上記2本のパイプP1,P2を経由して上記圧縮
機2に導入される。なお、図3(B)に、上記アキュムレ
ータ3の横断面を示す。
【0020】また、図4(B)に示すように、上記レシー
バ10の下部には多孔質の一体型ブロック乾燥剤D4が
充填されており、2本の冷媒循環用の管P10,P20
の開口した先端が上記乾燥剤D4の中に埋められてい
る。
【0021】また、図4(C)に示すように、上記モジュ
レータ5は、略卵形状の容器41で構成されており、こ
の容器41の上部から外部に延びている細管42は、図
2に示すように、上記室外熱交換器1とレシーバ10と
をつなぐ冷媒管Pに接続されている。そして、上記モジ
ュレータ5は、上記付属アキュムレータ3から延びる冷
媒管P40によって上下方向に貫かれている。上記冷媒
管P40と上記略卵形状の容器41との間の数珠玉形状
の空間の下半分には、多孔質の一体型ブロック乾燥剤D
3が充填されている。この多孔質の一体型ブロック乾燥
剤D3は上記空間に固定されている。
【0022】上記多孔質の一体型ブロック乾燥剤D1,
D2,D3,D4は、モレキュラーシーブ(商品名)と呼
ばれ、合成ゼオライトの1種である合成結晶アルミノシ
リケートの含水塩で作製されている。このモレキュラー
シーブは、内部に多数の空洞を有し、この空洞から表面
につながっている複数の均一な細孔を有している。した
がって、このモレキュラーシーブは、いわゆる分子篩の
機能を持つ。このモレキュラーシーブの基本化学式は、
2/nO・Al23・xSiO2・yH2Oである。この
式において、Mは金属カチオンを示し、nは原子価を示
す。
【0023】より詳しくは、上記乾燥剤D1〜D4とし
て、上記モレキュラーシーブの内、イズミコアと呼ばれ
るものを用いることが望ましい。このイズミコアの組成
比は、有効直径が3Åより小さい分子を吸着する一方有
効直径が3Åより大きい分子を吸着しない3Aタイプの
ゼオライトが4.27%であり、SiO2が11.77%
であり、Al23が42.91%であり、P25が16.
27%である。そして、残りの成分はバインダである。
【0024】上記乾燥剤D1〜D4として用いいるモレ
キュラーシーブとしては、上記イズミコアの他に、ダン
フォスコア(商品名)やA−3RG(商品名)を用いてもよ
い。上記ダンフォスコアの組成比は、上記3Aタイプの
ゼオライトが9.79%であり、SiO2が44.73%
であり、Al23が19.76%であり、残りの成分は
バインダである。また、上記A-3RGの組成比は、上
記3Aタイプのゼオライトが17.88%であり、SiO
2が35.83%であり、Al23が27.26%であ
り、残りがバインダである。
【0025】上記構成の伝熱流体の乾燥装置の実施例を
含んでいる空気調和機の冷媒回路Rは、冷房運転時に
は、図2に示すように、圧縮機2で圧縮されて吐出され
た冷媒が室外熱交換器1で凝縮され、さらにレシーバ1
0とキャピラリーチューブ7を通って室内熱交換器6で
蒸発させられる。そして、上記室内熱交換器6から出て
来た冷媒はモジュレータ5を通り抜けてから付属アキュ
ムレータ3を経由して圧縮機2に戻る。
【0026】一方、暖房運転時には、図5に示すよう
に、圧縮機2で圧縮されて吐出された冷媒は、バルブB
2を経て室内熱交換器6に至り、この室内熱交換器6で
凝縮される。そして、上記室内熱交換器6から出た冷媒
はバルブB1を経てキャピラリーチューブ7を通ってレ
シーバ10を経由して室外熱交換器1に入る。そして、
冷媒は上記室外熱交換器1で蒸発させられてモジュレー
タ5とアキュムレータ3を通って圧縮機2に戻る。
【0027】上記冷媒は、上記冷媒回路Rの冷房運転時
にも暖房運転時にも、上記室外熱交換器1のフィン6
3,64の長手方向の中央部を貫通している伝熱管62
の貫通部分62aを通過させられる。このとき、冷媒
は、上記貫通部分62aに充填されている多孔質の一体
型ブロック乾燥剤D1を通過する。このとき、上記冷媒
は上記乾燥剤D1によって水分が除去されて乾燥され
る。更に、上記冷媒がごみを含んでいる場合には、上記
冷媒が含むごみは、上記乾燥剤D1を通過するときに上
記乾燥剤D1に吸着される。したがって、上記冷媒中の
ごみを除去できる。
【0028】上記ごみとしては、残留物や切削粉や切粉
や残留有害物質がある。特に、過負荷運転で吐出温度が
高いときに化学劣化によって高分子化された化合物やオ
リゴマーからなるごみは、キャピラリーチューブ等の細
径の管に詰まり易い。この実施例によれば、細管の詰ま
りを未然に防ぐことができる。
【0029】また、上記冷媒は、上記冷媒回路Rの冷房
時にも暖房時にも、図3(A)に示す付属アキューム3の
中を通過させられる。このとき、冷媒は、上記アキュー
ム3内に充填されている多孔質の一体型ブロック乾燥剤
D2を通過する。このとき、上記冷媒は、上記乾燥剤D
2によって水分が除去されて乾燥される。さらに、上記
冷媒がごみを含んでいる場合には、上記ごみは乾燥剤D
1に吸着され、冷媒中のごみが除去される。
【0030】また、上記冷媒は、上記冷媒回路Rの冷房
時にも暖房時にも、図4(B)に示すレシーバ10の中を
通過させられる。このとき、冷媒は、上記レシーバ10
内に充填されている多孔質の一体型ブロック乾燥剤D4
を通過する。このとき、上記冷媒は、上記乾燥剤D4に
よって水分が除去されて乾燥される。さらに、上記冷媒
がごみを含んでいる場合には、上記ごみは乾燥剤D4に
吸着され、冷媒中のごみが除去される。
【0031】また、上記冷媒は、上記冷媒回路Rの冷房
時にも暖房時にも、細管42を通って図4(C)に示すモ
ジュレータ5に流入もしくは流出し、この流入もしくは
流出時に、上記冷媒は上記モジュレータ5内に充填され
ている多孔質の一体型ブロック乾燥剤D3を通過する。
このとき、上記冷媒は、上記乾燥剤D3によって水分が
除去されて乾燥される。さらに、上記冷媒がごみを含ん
でいる場合には、上記ごみは乾燥剤D3に吸着され、冷
媒中のごみが除去される。
【0032】このように、上記空気調和機の冷媒回路R
は、この発明の伝熱流体の乾燥装置の実施例としての乾
燥剤D1,D2,D3,D4を有しており、この乾燥剤D
1,D2,D3,D4は合成結晶アルミノシリケートの含
水塩で作製されている多孔質の一体型ブロック乾燥剤で
ある。したがって、乾燥剤D1〜D4自身が一体型ブロ
ックであるから、冷媒が室外熱交換器1,付属アキュム
レータ3,モジュレータ5,レシーバ10内に設けられて
いる乾燥剤D1,D2,D3,D4を比較的大きな流速で
通過したときにも、上記乾燥剤D1〜D4は不動であ
る。したがって、上記乾燥剤D1〜D4を、たとえば冷
媒の2層流が通過しても、乾燥剤D1〜D4は乾燥剤同
士で衝突することはない。したがって、乾燥剤D1〜D
4が侵食されることを防止でき、乾燥能力を長期にわた
って維持することができる。また、乾燥剤同士の衝突を
防止できるから、粉末状の乾燥剤の発生を防止でき、粉
末の乾燥剤が冷媒回路Rの流体通路を詰まらせることを
防止できる。したがって、冷媒回路Rの信頼性を向上さ
せることができる。
【0033】また、冷媒が流通する機器である室外熱交
換器1,付属アキュムレータ3,モジュレータ5,レシー
バ10内に乾燥剤D1,D2,D3,D4が設けられて
いるので、上記乾燥剤D1,D2,D3,D4を収容する
ための専用の容器が不必要である。したがって、この実
施例の乾燥装置によれば、冷媒回路Rを複雑化させるこ
とがない。したがって、冷媒回路のコンパクト化を図る
ことができる。
【0034】また、この実施例の伝熱流体の乾燥装置に
よれば、冷媒が含有している様々な微細なごみを上記多
孔質の乾燥剤D1〜D4に吸着させることができるか
ら、冷媒回路の目詰まりを防止できる。したがって、冷
媒回路Rの信頼性を向上させることができる。
【0035】また、この実施例の伝熱流体の乾燥装置に
よれば、一体型ブロック乾燥剤D1は、室外熱交換器1
の内の熱交換効率が低い部分である上下方向の略中央を
左右に延びる伝熱管62の中に充填されて固定されてい
る。したがって、上記乾燥剤D1を室外熱交換器1の中
に設けたことによる熱交換効率の低下を最小限度に抑え
ることができる。
【0036】尚、上記実施例では、室外熱交換器1とア
キュムレータ3とモジュレータ5とレシーバ10とに、
多孔質一体型ブロック乾燥剤D1,D2,D3,D4を設
けたが、D1〜D4の中から所望のものを選択して選択
した乾燥剤だけを設けてもよい。
【0037】また、上記実施例では、乾燥剤D1〜D4
として、合成結晶アルミノシリケートの含水塩で作製さ
れているモレキュラーシーブ(商品名)を用いたが、シリ
カゲルを用いてもよい。
【0038】また、上記実施例では、室外熱交換器1の
上下の中央を横切っている伝熱管の中に乾燥剤D1を配
置したが、室外熱交換器1の上下の端を横切っている伝
熱管の中に乾燥剤を配置してもよい。この上下の端を横
切っている伝熱管は、それよりも中央に近い伝熱管に比
べて熱交換効率が低いので、上記上下の端を横切ってい
る伝熱管の中に多孔質の一体型ブロック乾燥剤を設けた
場合には、室外熱交換器の熱交換効率の最小限の低下で
もって、冷媒を乾燥させることができる。
【0039】また、上記実施例では、圧縮機2の中に多
孔質の一体型ブロック乾燥剤を設けなかったが、図4
(A)に示すように、圧縮機2の替わりに圧縮機2とは別
のタイプの低圧ドームタイプのスクロール圧縮機45を
用いて、その底部45aに多孔質の一体型ブロック乾燥
剤D5を固定してもよい。この場合には、冷媒が底部4
5aに溜まるから、冷媒の乾燥効率が向上する。
【0040】また、上記タイプの圧縮機45を用いた場
合には、図3(A)に示す構造のアキュムレータ3に替え
て、図3(C)に示す構造のアキュムレータ35を用いれ
ばよい。このアキュムレータ35の底部35aには上記
乾燥剤D2と同じ材料で作製された多孔質一体型ブロッ
ク乾燥剤D6が固定されている。このアキュムレータ3
5は、このアキュムレータ35内の略真中に冷媒を導く
導入管36と、上記圧縮機45へ冷媒を導く管37とを
有している。
【0041】また、上記実施例では、一体型ブロック乾
燥剤D1〜D4をモレキュラーシーブで作製したが、ビ
ーズ型の複数の乾燥剤同士を接着して作製してもよい。
また、上記実施例では、この発明を空気調和機の冷媒回
路に適用した場合について説明したが、この発明は空気
調和機の冷媒回路に限らず、伝熱流体が流通するように
なっている機器を有する流体回路に設けられる伝熱流体
の乾燥装置であればどのようなものであっても適用する
ことができる。
【0042】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の伝熱流体の乾燥装置は、伝熱流体が流通する機器を
有する流体回路に設けられる伝熱流体の乾燥装置であっ
て、上記機器と、上記機器内に設けられた多孔質の一体
型ブロック乾燥剤を備えるものである。
【0043】したがって、請求項1の発明によれば、伝
熱流体は、上記機器を通過するときに上記多孔質の一体
型ブロック乾燥剤を通り抜けるから、水分が除去され
る。したがって、上記伝熱流体は乾燥させられ、伝熱流
体の伝熱能力を維持することができる。
【0044】そして、上記乾燥剤は一体型ブロックであ
るから、上記乾燥剤が設けられた機器内を伝熱流体が比
較的速い速度で通過しても、乾燥剤同士の衝突は発生し
ない。したがって、乾燥剤の侵食を防止でき、乾燥能力
の低下を防止できる。また、乾燥剤が粉末状になること
を防止でき、粉末の乾燥剤が流体通路を詰まらせること
を防止できる。
【0045】また、伝熱流体が流通する機器内に上記多
孔質の一体型ブロック乾燥剤が設けられているから、上
記乾燥剤を収容するための専用の容器が不必要である。
したがって、この乾燥装置の存在が、流体回路を複雑化
させることがない。
【0046】また、上記伝熱流体が含有しているごみが
上記多孔質の乾燥剤に吸着されるから、伝熱流体からご
みを除去することができ、流体回路の目詰まりを防止す
ることができる。したがって、流体回路の信頼性を向上
させることができる。
【0047】また、請求項2の発明は、上記一体型ブロ
ック乾燥剤が、熱交換器の内で熱交換効率が低い部分に
設けられているから、熱交換器に乾燥剤を設けたことに
起因する熱交換効率の低下を最小限度に抑えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の伝熱流体の乾燥装置の一例を示す
模式図である。
【図2】 この発明の伝熱流体の乾燥装置の実施例を有
する空気調和機の冷媒回路を示す回路図である。
【図3】 図3(A)は上記空気調和機の圧縮機と付属ア
キュムレータの断面図であり、図3(B)は上記付属アキ
ュムレータの横断面図であり、図3(C)は別のタイプの
アキュムレータの断面図である。
【図4】 図4(A)は図3(A)に示した高圧ドーム型圧
縮機とは別の低圧ドームタイプの圧縮機の底部に乾燥剤
が設けられている様子を示す断面図であり、図4(B)は
上記空気調和機のレシーバの断面図であり、図4(C)は
上記空気調和機のモジュレータの断面図である。
【図5】 上記空気調和機が暖房運転しているときの冷
媒回路の接続を示す回路図である。
【図6】 図6(A)は上記空気調和機の室外熱交換器の
斜視図であり、図6(B)は上記室外熱交換器の略中央部
の部分拡大図である。
【図7】 図7(A)は従来の伝熱流体の乾燥装置の断面
図であり、図7(B)はビーズ形状の複数の乾燥剤が互い
に衝突して粉末状の乾燥剤が発生する様子を示す模式図
である。
【符号の説明】
1…室外熱交換器、2…圧縮機、3…付属アキュムレー
タ、3a…底、3b…天井、31…仕切り板、P1,P
2…パイプ、P3…管、5…モジュレータ、41…容
器、42…細管、P40…冷媒管、6…室内熱交換器、
61…熱交換フィン群、62…伝熱管、62a…貫通部
分、62b…湾曲部分、63,64…フィン、7…キャ
ピラリーチューブ、8…膨張弁、10…レシーバ、D1
〜D6…乾燥剤、P10,P20…管、R…冷媒回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝熱流体が流通する機器を有する流体回
    路に設けられる伝熱流体の乾燥装置であって、 上記機器と、上記機器内に設けられた多孔質の一体型ブ
    ロック乾燥剤を備えることを特徴とする伝熱流体の乾燥
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の伝熱流体の乾燥装置に
    おいて、 上記一体型ブロック乾燥剤が設けられた上記機器は熱交
    換器であり、 上記一体型ブロック乾燥剤は、上記熱交換器の内で熱交
    換効率が低い部分に設けられていることを特徴とする伝
    熱流体の乾燥装置。
JP22198894A 1994-09-16 1994-09-16 伝熱流体の乾燥装置 Pending JPH0886541A (ja)

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