JPH088668A - 出力波形デューティ制御回路 - Google Patents
出力波形デューティ制御回路Info
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- JPH088668A JPH088668A JP13999394A JP13999394A JPH088668A JP H088668 A JPH088668 A JP H088668A JP 13999394 A JP13999394 A JP 13999394A JP 13999394 A JP13999394 A JP 13999394A JP H088668 A JPH088668 A JP H088668A
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- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 出力波形デューティ制御回路に関し、特に差
動対構成の信号出力回路からの出力波形を、位相の異な
る複数のクロックによってサンプリングし、各サンプリ
ングデータの平均値を使って比較基準電圧を制御する。 【構成】 入力信号に対して同一速度且つ所定の位相関
係を有する複数のクロック信号を発生させる遅延回路;
遅延回路からの複数のクロック信号によってトリガさ
れ、信号出力回路からの出力信号を一時的に記憶する複
数のクロック信号にそれぞれ対応した複数の一時記憶回
路;複数の一時記憶回路からの各出力の平均値をそれぞ
れ求める平均値回路;そして平均値回路からの各平均値
出力間の差分を検出し、その差分が最小となるよう信号
出力回路に与えられる基準電圧を制御する判定回路から
構成する。
動対構成の信号出力回路からの出力波形を、位相の異な
る複数のクロックによってサンプリングし、各サンプリ
ングデータの平均値を使って比較基準電圧を制御する。 【構成】 入力信号に対して同一速度且つ所定の位相関
係を有する複数のクロック信号を発生させる遅延回路;
遅延回路からの複数のクロック信号によってトリガさ
れ、信号出力回路からの出力信号を一時的に記憶する複
数のクロック信号にそれぞれ対応した複数の一時記憶回
路;複数の一時記憶回路からの各出力の平均値をそれぞ
れ求める平均値回路;そして平均値回路からの各平均値
出力間の差分を検出し、その差分が最小となるよう信号
出力回路に与えられる基準電圧を制御する判定回路から
構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は出力波形デューティ制御
回路に関し、特に光通信における光送信回路等の差動対
構成を有する信号出力回路において、一方の入力に与え
られる入信号波形と他方の入力に与えられる基準電圧と
を比較して得られる出力信号のデューティを制御する出
力波形デューティ制御回路に関するものである。
回路に関し、特に光通信における光送信回路等の差動対
構成を有する信号出力回路において、一方の入力に与え
られる入信号波形と他方の入力に与えられる基準電圧と
を比較して得られる出力信号のデューティを制御する出
力波形デューティ制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、IC化された光送信回路の差動
入力バッファ部の一回路例を示したものである。図7に
おいて、差動対トランジスタ47及び48等で構成され
る差動増幅の一方の入力端子には入力データ信号(Di
n) が与えられ、また他方の入力端子にはその比較基準
信号としての基準電圧(Dref )が与えられる。その比
較信号は、それぞれの出力トランジスタ49及び50か
らの出力信号(Q,Q*)として後段のレーザダイオー
ド駆動部(図示していない)に与えられる。レーザダイ
オードは、前記レーザダイオード駆動部からの電気出力
信号を光信号に変換して光ファイバ伝送路へ出力する。
入力バッファ部の一回路例を示したものである。図7に
おいて、差動対トランジスタ47及び48等で構成され
る差動増幅の一方の入力端子には入力データ信号(Di
n) が与えられ、また他方の入力端子にはその比較基準
信号としての基準電圧(Dref )が与えられる。その比
較信号は、それぞれの出力トランジスタ49及び50か
らの出力信号(Q,Q*)として後段のレーザダイオー
ド駆動部(図示していない)に与えられる。レーザダイ
オードは、前記レーザダイオード駆動部からの電気出力
信号を光信号に変換して光ファイバ伝送路へ出力する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すように前記入力データ信号や基準電圧は、それぞれ
の入力バッファトランジスタ41,44やレベルシフト
ダイオード42〜45を介して前記差動対トランジスタ
47,48のゲートに与えられる。従って、各トランジ
スタのゲート−ソース間電圧のバラツキ等によるレベル
のずれやその周波数特性の温度変化等により、固定的に
外部から前記基準電圧を正確に設定するには限界があっ
た。
示すように前記入力データ信号や基準電圧は、それぞれ
の入力バッファトランジスタ41,44やレベルシフト
ダイオード42〜45を介して前記差動対トランジスタ
47,48のゲートに与えられる。従って、各トランジ
スタのゲート−ソース間電圧のバラツキ等によるレベル
のずれやその周波数特性の温度変化等により、固定的に
外部から前記基準電圧を正確に設定するには限界があっ
た。
【0004】この場合、特にデータ伝送速度が数Gビッ
ト/sに及ぶ高速光通信において、入力データ信号波形
(Din)に対するその立ち上がり時間(tr )及び立ち
下がり時間(tf )の占める割合が大きく、前記基準電
圧の設定値によってその出力データ信号波形のデューテ
ィが大きく変動するという問題があった。さらに、上記
高速通信を実現するために、高速動作に適したガリヒ素
トランジスタを使って上述した回路を構成した場合に
は、前記レベルや温度等の変動特性が製造プロセス等の
影響を受けやすく不安定であり、従って前記出力信号波
形のデューティを調整するために外部から前記基準電圧
を固定的に設定することにはより一層の困難がともなっ
ていた。
ト/sに及ぶ高速光通信において、入力データ信号波形
(Din)に対するその立ち上がり時間(tr )及び立ち
下がり時間(tf )の占める割合が大きく、前記基準電
圧の設定値によってその出力データ信号波形のデューテ
ィが大きく変動するという問題があった。さらに、上記
高速通信を実現するために、高速動作に適したガリヒ素
トランジスタを使って上述した回路を構成した場合に
は、前記レベルや温度等の変動特性が製造プロセス等の
影響を受けやすく不安定であり、従って前記出力信号波
形のデューティを調整するために外部から前記基準電圧
を固定的に設定することにはより一層の困難がともなっ
ていた。
【0005】図8は、入力データ信号波形と基準電圧値
によって出力データ信号波形のデューティが変動するこ
とを描いた説明図である。図8の(a)では、入力波形
に対するその立ち上がり時間や立ち下がり時間の占める
割合が大きな高速のNRZ入力データ信号波形(Din)
と、そのデータ値" 1" 又は" 0" を判定するための基
準電圧(Dref)が上下に変動する場合を描いている。図
8の(b)〜(c)は、上記基準電圧の変動に対応した
各出力データ信号波形をそれぞれ描いている。図8の
(b)は、基準電圧(Dref)が標準値よりも高く設定さ
れた場合(図8の(a)に点線で示す)、図8の(c)
は、基準電圧が標準値に設定された場合(図8の(a)
に実線で示す)、そして図8の(d)は、基準電圧が標
準値よりも低く設定された場合(図8の(a)に一点鎖
線で示す)である。
によって出力データ信号波形のデューティが変動するこ
とを描いた説明図である。図8の(a)では、入力波形
に対するその立ち上がり時間や立ち下がり時間の占める
割合が大きな高速のNRZ入力データ信号波形(Din)
と、そのデータ値" 1" 又は" 0" を判定するための基
準電圧(Dref)が上下に変動する場合を描いている。図
8の(b)〜(c)は、上記基準電圧の変動に対応した
各出力データ信号波形をそれぞれ描いている。図8の
(b)は、基準電圧(Dref)が標準値よりも高く設定さ
れた場合(図8の(a)に点線で示す)、図8の(c)
は、基準電圧が標準値に設定された場合(図8の(a)
に実線で示す)、そして図8の(d)は、基準電圧が標
準値よりも低く設定された場合(図8の(a)に一点鎖
線で示す)である。
【0006】図8に示すように、基準電圧の設定値によ
って出力波形のデューティは大きく変化し、もしこの回
路構成でレーザダイオードを駆動した場合には光出力波
形の劣化につながり、そのため回線品質を確保できない
可能性が生じ、システム構成上問題があった。また、光
送信回路には一般に光出力パワー一定制御回路(APC
回路)が設けられている。APC回路は、レーザダイオ
ードの出力パワーをモニタすることによってレーザダイ
オードの劣化を検出し、その光出力パワーを一定に制御
するためレーザダイオードのパルス駆動電流及びバイア
ス電流を制御するものである。しかしながら、前記AP
C回路は、出力波形のデューティ変動による出力パワー
の変化に対しても追従し、そのデューティによっては過
大若しくは過少な波高値をもつ出力信号が伝送路に送出
され、そのため回線品質が確保できないという問題があ
った。
って出力波形のデューティは大きく変化し、もしこの回
路構成でレーザダイオードを駆動した場合には光出力波
形の劣化につながり、そのため回線品質を確保できない
可能性が生じ、システム構成上問題があった。また、光
送信回路には一般に光出力パワー一定制御回路(APC
回路)が設けられている。APC回路は、レーザダイオ
ードの出力パワーをモニタすることによってレーザダイ
オードの劣化を検出し、その光出力パワーを一定に制御
するためレーザダイオードのパルス駆動電流及びバイア
ス電流を制御するものである。しかしながら、前記AP
C回路は、出力波形のデューティ変動による出力パワー
の変化に対しても追従し、そのデューティによっては過
大若しくは過少な波高値をもつ出力信号が伝送路に送出
され、そのため回線品質が確保できないという問題があ
った。
【0007】そこで本発明の目的は、上記問題点に鑑
み、光送信回路等の差動対構成を有する信号出力回路に
おいて、一方の入力に与えられる入力信号波形と他方の
入力に与えられる基準電圧とを比較して得られる出力信
号からその出力信号波形のデューティを逐次検出し、前
記出力信号波形のデューティが最適(NRZ信号でデュ
ーティ100%)となるように前記基準電圧値をフィー
ドバック制御する出力波形デューティ制御回路を新たに
設けることにより、前記差動対構成を有する信号出力回
路の内部回路構成、素子バラツキ及びその温度特性等に
依存しない最適なデューティを有した前記信号出力回路
からの出力信号波形を保証せんとするものである。
み、光送信回路等の差動対構成を有する信号出力回路に
おいて、一方の入力に与えられる入力信号波形と他方の
入力に与えられる基準電圧とを比較して得られる出力信
号からその出力信号波形のデューティを逐次検出し、前
記出力信号波形のデューティが最適(NRZ信号でデュ
ーティ100%)となるように前記基準電圧値をフィー
ドバック制御する出力波形デューティ制御回路を新たに
設けることにより、前記差動対構成を有する信号出力回
路の内部回路構成、素子バラツキ及びその温度特性等に
依存しない最適なデューティを有した前記信号出力回路
からの出力信号波形を保証せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一方の
入力には入力信号が与えられ、他方の入力には基準電圧
が与えられる差動対構成を有し、前記入力信号と基準電
圧との比較判定信号を出力する信号出力回路からの出力
信号に対して、その出力信号波形のデューティ制御を行
う回路は:前記入力信号に対して同一速度且つ所定の位
相関係を有する複数のクロック信号を発生させる遅延回
路;前記遅延回路からの複数のクロック信号によってト
リガされ、前記信号出力回路からの出力信号を一時的に
記憶する前記複数のクロック信号にそれぞれ対応した複
数の一時記憶回路;前記複数の一時記憶回路からの各出
力の平均値をそれぞれ求める平均値回路;そして前記平
均値回路からの各平均値出力間の差分を検出し、その差
分が最小となるよう前記信号出力回路に与えられる前記
基準電圧を制御する判定回路から構成する出力波形デュ
ーティ制御回路が提供される。
入力には入力信号が与えられ、他方の入力には基準電圧
が与えられる差動対構成を有し、前記入力信号と基準電
圧との比較判定信号を出力する信号出力回路からの出力
信号に対して、その出力信号波形のデューティ制御を行
う回路は:前記入力信号に対して同一速度且つ所定の位
相関係を有する複数のクロック信号を発生させる遅延回
路;前記遅延回路からの複数のクロック信号によってト
リガされ、前記信号出力回路からの出力信号を一時的に
記憶する前記複数のクロック信号にそれぞれ対応した複
数の一時記憶回路;前記複数の一時記憶回路からの各出
力の平均値をそれぞれ求める平均値回路;そして前記平
均値回路からの各平均値出力間の差分を検出し、その差
分が最小となるよう前記信号出力回路に与えられる前記
基準電圧を制御する判定回路から構成する出力波形デュ
ーティ制御回路が提供される。
【0009】前記判定回路は、前記平均値回路からの各
平均値出力をアナログ信号からデジタル信号に変換する
A/D変換器、前記デジタル信号により各平均値出力間
の差分を検出し、その差分が最小となるよう前記信号出
力回路に与えられる前記基準電圧を発生するデジタル演
算回路、そして前記基準電圧をデジタル信号からアナロ
グ信号に変換して前記信号出力回路に前記基準電圧とし
て与えるD/A変換器からなる。
平均値出力をアナログ信号からデジタル信号に変換する
A/D変換器、前記デジタル信号により各平均値出力間
の差分を検出し、その差分が最小となるよう前記信号出
力回路に与えられる前記基準電圧を発生するデジタル演
算回路、そして前記基準電圧をデジタル信号からアナロ
グ信号に変換して前記信号出力回路に前記基準電圧とし
て与えるD/A変換器からなる。
【0010】また本発明によれば、一方の入力には入力
信号が与えられ、他方の入力には基準電圧が与えられる
差動対構成を有し、前記入力信号と基準電圧との比較判
定信号を出力する信号出力回路からの出力信号に対し
て、その出力信号波形のデューティ制御を行う回路は:
前記入力信号に対して同一速度且つ所定の位相関係を有
する複数のクロック信号を発生させる遅延回路;前記遅
延回路からの複数のクロック信号によってトリガされ、
前記信号出力回路からの出力信号を一時的に記憶する前
記複数のクロック信号にそれぞれ対応した複数の一時記
憶回路;前記複数の一時記憶回路からの各出力の平均値
をそれぞれ求める第1の平均値回路;前記第1の平均値
回路からの各出力平均値を加算出力する加算回路;前記
信号出力回路の入力信号の平均値を求め、それに前記第
1の平均値回路からの平均値の数に相当する利得を与え
る第2の平均値回路;そして前記第2の平均値回路から
の出力レベルを基準に前記加算回路からの出力レベルを
比較し、それらが等しくなるように前記信号出力回路に
与えられる前記基準電圧を制御する比較回路から構成す
る出力波形デューティ制御回路が提供される。
信号が与えられ、他方の入力には基準電圧が与えられる
差動対構成を有し、前記入力信号と基準電圧との比較判
定信号を出力する信号出力回路からの出力信号に対し
て、その出力信号波形のデューティ制御を行う回路は:
前記入力信号に対して同一速度且つ所定の位相関係を有
する複数のクロック信号を発生させる遅延回路;前記遅
延回路からの複数のクロック信号によってトリガされ、
前記信号出力回路からの出力信号を一時的に記憶する前
記複数のクロック信号にそれぞれ対応した複数の一時記
憶回路;前記複数の一時記憶回路からの各出力の平均値
をそれぞれ求める第1の平均値回路;前記第1の平均値
回路からの各出力平均値を加算出力する加算回路;前記
信号出力回路の入力信号の平均値を求め、それに前記第
1の平均値回路からの平均値の数に相当する利得を与え
る第2の平均値回路;そして前記第2の平均値回路から
の出力レベルを基準に前記加算回路からの出力レベルを
比較し、それらが等しくなるように前記信号出力回路に
与えられる前記基準電圧を制御する比較回路から構成す
る出力波形デューティ制御回路が提供される。
【0011】上記いずれの出力波形デューティ制御回路
も、前記一時記憶回路として2個のDタイプフリップフ
ロップ回路を使い、前記遅延回路から1つのクロック信
号及びそのクロック信号から半周期遅延したクロック信
号の2つのクロック信号を使って構成できる。前記信号
出力回路としては、電気信号を光信号に変換して出力す
る光送信回路等が対象となる。
も、前記一時記憶回路として2個のDタイプフリップフ
ロップ回路を使い、前記遅延回路から1つのクロック信
号及びそのクロック信号から半周期遅延したクロック信
号の2つのクロック信号を使って構成できる。前記信号
出力回路としては、電気信号を光信号に変換して出力す
る光送信回路等が対象となる。
【0012】
【作用】入力信号と所定の位相関係を有する複数のクロ
ック信号使い、それらと対応するDタイプフリップフロ
ップ等からなる各一時記憶回路に、前記出力回路からの
出力信号を取り込む。もし、前記出力回路の内部回路構
成、使用素子及びその温度特性等によってその出力信号
波形のデューティが変動した場合、それは前記出力信号
波形の位相変動となることから、前記各々異なる位相ク
ロックを使用する各フリップフロップの出力には前記デ
ューティ変動に対応する位相情報が現れる。
ック信号使い、それらと対応するDタイプフリップフロ
ップ等からなる各一時記憶回路に、前記出力回路からの
出力信号を取り込む。もし、前記出力回路の内部回路構
成、使用素子及びその温度特性等によってその出力信号
波形のデューティが変動した場合、それは前記出力信号
波形の位相変動となることから、前記各々異なる位相ク
ロックを使用する各フリップフロップの出力には前記デ
ューティ変動に対応する位相情報が現れる。
【0013】前記平均値回路は、前記各フリップフロッ
プからの出力を平滑化し、その平均値を求めるローパス
フィルタで構成される。前記平均値回路によって直流レ
ベルに変換された上記デューティ変動情報は、次段の判
定回路に与えられる。前記判定回路では、入力信号に対
してそれぞれ所定の位相関係を有する複数のクロック信
号で前記各フリップフロップを動作させた場合、出力信
号波形がデューティ100%(NRZ信号)のときに前
記各平均値出力が互いに等しくなるという事実に着目し
(各平均値間の差分はゼロ)、各平均値間の差分を最小
とするよう前記出力回路の基準電圧を制御する。これに
よって、出力回路の内部構成や素子特性等に係わりなく
出力波形のデューティが100%に保たれる。
プからの出力を平滑化し、その平均値を求めるローパス
フィルタで構成される。前記平均値回路によって直流レ
ベルに変換された上記デューティ変動情報は、次段の判
定回路に与えられる。前記判定回路では、入力信号に対
してそれぞれ所定の位相関係を有する複数のクロック信
号で前記各フリップフロップを動作させた場合、出力信
号波形がデューティ100%(NRZ信号)のときに前
記各平均値出力が互いに等しくなるという事実に着目し
(各平均値間の差分はゼロ)、各平均値間の差分を最小
とするよう前記出力回路の基準電圧を制御する。これに
よって、出力回路の内部構成や素子特性等に係わりなく
出力波形のデューティが100%に保たれる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明による出力波形デューティ制
御回路の基本構成を示した回路ブロック図である。図1
において、比較器1は、上述した従来の差動対構成を有
する信号出力回路に相当し、一方の入力には入力データ
信号(Din)が与ええられ、そして他方の入力には基準
電圧(Dref )が与えられる。比較器1は、前記入力デ
ータ信号と基準電圧とを比較し、入力データ信号の値"
1" 又は" 0" を判定してその結果を出力する。フリッ
プフロップ回路2及び3には前記比較器1の出力データ
信号が入力され外部からのクロック信号によって前記出
力データ信号をラッチする。なお、前記フリップフロッ
プ回路3には、遅延素子7によって所定時間遅延したク
ロック信号が与えられる。
御回路の基本構成を示した回路ブロック図である。図1
において、比較器1は、上述した従来の差動対構成を有
する信号出力回路に相当し、一方の入力には入力データ
信号(Din)が与ええられ、そして他方の入力には基準
電圧(Dref )が与えられる。比較器1は、前記入力デ
ータ信号と基準電圧とを比較し、入力データ信号の値"
1" 又は" 0" を判定してその結果を出力する。フリッ
プフロップ回路2及び3には前記比較器1の出力データ
信号が入力され外部からのクロック信号によって前記出
力データ信号をラッチする。なお、前記フリップフロッ
プ回路3には、遅延素子7によって所定時間遅延したク
ロック信号が与えられる。
【0015】次段の各ローパスフィルタ4,5は、それ
ぞれ前段のフリップフロップ回路2,3からのラッチ出
力信号を平滑化し、その平均値直流信号を出力する。最
終段の判定回路6は前記平均値化された信号に基づき、
比較器1の出力信号の現在のデューテイ状態を判断し、
そのデューテイが最適となるように前記基準電圧をフィ
ードバック制御する。例えば、データ信号がNRZ符号
形式の場合にはデューテイ100%となるように制御す
る。
ぞれ前段のフリップフロップ回路2,3からのラッチ出
力信号を平滑化し、その平均値直流信号を出力する。最
終段の判定回路6は前記平均値化された信号に基づき、
比較器1の出力信号の現在のデューテイ状態を判断し、
そのデューテイが最適となるように前記基準電圧をフィ
ードバック制御する。例えば、データ信号がNRZ符号
形式の場合にはデューテイ100%となるように制御す
る。
【0016】図2は、図1の本発明による出力波形デュ
ーティ制御回路の動作の一例を示す動作タイミングチャ
ートである。図2の(a)では、図1のフリップフロッ
プ回路2,3の入力データ信号波形(比較器1の出力デ
ータ信号波形)が100%(実線で示す)、デューティ
50%(点線で示す)そして150%(一点鎖線で示
す)の各場合についてそれぞれ示している。本例では、
NRZ符号形式のデータ信号が用いられており、図2の
(a)では、" 1011010" のデータビット列の場
合が示されている。図2の(b)は図1のクロック信号
を示しており、また図2の(c)は図1の遅延素子7に
よって1/2クロック時間遅延されたクロック信号を示
している。よって本例の場合、前記遅延素子7はインバ
ータ回路1個で構成することができる。
ーティ制御回路の動作の一例を示す動作タイミングチャ
ートである。図2の(a)では、図1のフリップフロッ
プ回路2,3の入力データ信号波形(比較器1の出力デ
ータ信号波形)が100%(実線で示す)、デューティ
50%(点線で示す)そして150%(一点鎖線で示
す)の各場合についてそれぞれ示している。本例では、
NRZ符号形式のデータ信号が用いられており、図2の
(a)では、" 1011010" のデータビット列の場
合が示されている。図2の(b)は図1のクロック信号
を示しており、また図2の(c)は図1の遅延素子7に
よって1/2クロック時間遅延されたクロック信号を示
している。よって本例の場合、前記遅延素子7はインバ
ータ回路1個で構成することができる。
【0017】図2の(d)〜(f)は、上記デューティ
100%、50%そして150%の入力データ信号波形
の各場合について、本例で用いられているDタイプフリ
ップフロップ回路(FF1,FF2)2,3からの出力
データ信号波形をそれぞれ示している。なお、前記Dタ
イプフリップフロップ回路2,3は、前記クロック信号
の立ち上がりエッジで入力データを保持出力するものと
して描かれている。図2の(d)のデューティ100%
の場合には、図2の(a)の実線波形と図2の(b)及
び(c)の各クロック立ち上がりエッジとの関係からフ
リップフロップ回路(FF1,FF2)2,3の出力波
形はいずれも同一のものとなる。従って、この場合には
図1で説明した各ローパスフィルタ4,5からの平均値
出力は、同じ値を示すことになる。
100%、50%そして150%の入力データ信号波形
の各場合について、本例で用いられているDタイプフリ
ップフロップ回路(FF1,FF2)2,3からの出力
データ信号波形をそれぞれ示している。なお、前記Dタ
イプフリップフロップ回路2,3は、前記クロック信号
の立ち上がりエッジで入力データを保持出力するものと
して描かれている。図2の(d)のデューティ100%
の場合には、図2の(a)の実線波形と図2の(b)及
び(c)の各クロック立ち上がりエッジとの関係からフ
リップフロップ回路(FF1,FF2)2,3の出力波
形はいずれも同一のものとなる。従って、この場合には
図1で説明した各ローパスフィルタ4,5からの平均値
出力は、同じ値を示すことになる。
【0018】次に、図2の(e)のデューティ50%の
場合には、図2の(a)の点線波形と図2の(b)及び
(c)の各クロック立ち上がりエッジとの関係から、各
フリップフロップ回路(FF1,FF2)2,3からの
出力波形の同一性がくずれ、本例の場合にはフリップフ
ロップ回路(FF2)3からの出力データ値" 1" の出
力が減少している。それとは反対に、図2の(f)のデ
ューティ150%の場合には、図2の(a)の一点鎖線
波形と図2の(b)及び(c)の各クロック立ち上がり
エッジとの関係から、同様に各フリップフロップ回路
(FF1,FF2)2,3からの出力波形の同一性がく
ずれ、本例の場合にはフリップフロップ回路(FF1)
2からの出力データ値" 1" の出力が増加している。
場合には、図2の(a)の点線波形と図2の(b)及び
(c)の各クロック立ち上がりエッジとの関係から、各
フリップフロップ回路(FF1,FF2)2,3からの
出力波形の同一性がくずれ、本例の場合にはフリップフ
ロップ回路(FF2)3からの出力データ値" 1" の出
力が減少している。それとは反対に、図2の(f)のデ
ューティ150%の場合には、図2の(a)の一点鎖線
波形と図2の(b)及び(c)の各クロック立ち上がり
エッジとの関係から、同様に各フリップフロップ回路
(FF1,FF2)2,3からの出力波形の同一性がく
ずれ、本例の場合にはフリップフロップ回路(FF1)
2からの出力データ値" 1" の出力が増加している。
【0019】よって、上記図2の(e)のデューティ5
0%の場合及び図2の(f)のデューティ150%の場
合には、いずれも図1で説明した各ローパスフィルタ
4,5からの平均値出力は、異なる値を示すことにな
る。従って、上記3つの場合から、図1の判定回路6
は、ローパスフィルタ4,5からの各平均値出力を監視
し、それら平均値間の差分が小さくなるように基準電圧
値(Dref )を発生し、それを前記比較器1の基準電圧
入力にフィードバックすることによって上記図2の
(d)に示すデューティ100%の場合に近づけること
ができる。
0%の場合及び図2の(f)のデューティ150%の場
合には、いずれも図1で説明した各ローパスフィルタ
4,5からの平均値出力は、異なる値を示すことにな
る。従って、上記3つの場合から、図1の判定回路6
は、ローパスフィルタ4,5からの各平均値出力を監視
し、それら平均値間の差分が小さくなるように基準電圧
値(Dref )を発生し、それを前記比較器1の基準電圧
入力にフィードバックすることによって上記図2の
(d)に示すデューティ100%の場合に近づけること
ができる。
【0020】図3は、前述した図1の本発明による出力
波形デューティ制御回路の一実施例を示したものであ
る。図3においては、図1の判定回路6がマイクロプロ
セッサ16で構成されており、そのため各ローパスフィ
ルタ15,14からのアナログ出力信号をデジタル出力
信号に変換するためのアナログ−デジタル変換器(A/
D)17,18がそれぞれ設けられている。また、前記
マイクロプロセッサ16からのデジタル基準電圧信号を
アナログ信号に変換するためのデジタル−アナログ変換
器(D/A)19が設けられている。それ以外は、図1
と同様でありここでは更めて説明しない。
波形デューティ制御回路の一実施例を示したものであ
る。図3においては、図1の判定回路6がマイクロプロ
セッサ16で構成されており、そのため各ローパスフィ
ルタ15,14からのアナログ出力信号をデジタル出力
信号に変換するためのアナログ−デジタル変換器(A/
D)17,18がそれぞれ設けられている。また、前記
マイクロプロセッサ16からのデジタル基準電圧信号を
アナログ信号に変換するためのデジタル−アナログ変換
器(D/A)19が設けられている。それ以外は、図1
と同様でありここでは更めて説明しない。
【0021】図4は、図3のマイクロプロセッサ16の
制御フローチャートの一例を示したものである。図4に
おいて、初期設定手順として、ステップ101では動作
開示時の基準電圧(Dref )、ステップ102では前記
A/D変換器17からの出力電圧値V1とA/D変換器
18からの出力電圧値V2との間の差電圧の絶対値(|
V1−V2|)の許容幅Dw 、そしてステップS103
ではΔdとして増減符号(+,−)を有する前記基準電
圧(Dref )の増減ステップ幅xがそれぞれの対応する
メモリ領域若しくは内部のレジスタ等に設定される。
制御フローチャートの一例を示したものである。図4に
おいて、初期設定手順として、ステップ101では動作
開示時の基準電圧(Dref )、ステップ102では前記
A/D変換器17からの出力電圧値V1とA/D変換器
18からの出力電圧値V2との間の差電圧の絶対値(|
V1−V2|)の許容幅Dw 、そしてステップS103
ではΔdとして増減符号(+,−)を有する前記基準電
圧(Dref )の増減ステップ幅xがそれぞれの対応する
メモリ領域若しくは内部のレジスタ等に設定される。
【0022】次に御動作中において、ステップ104及
び105で前記A/D変換器17からの出力電圧値V
1、そしてA/D変換器18からの出力電圧値V2がそ
れぞれレジスタA,Bに入力される。ステップS106
においてその差分の絶対値(|V1−V2|)がとられ
レジスタCに入力される。そして、ステップS107で
は、その絶対値が前記許容幅Dw 以内か否かが判断され
る。前記許容幅Dw 以内と判断した場合、すなわち前述
したように出力信号波形のデューティがほぼ100%と
判断した場合には、ステップS108においてその時点
の基準電圧(Dref )が変更されることなくそのまま出
力される。そして、ステップS109では所定の制御周
期をカウントするタイマーがセットされ、そのカウント
終了により再び前記ステップS104以降が繰り返され
る。
び105で前記A/D変換器17からの出力電圧値V
1、そしてA/D変換器18からの出力電圧値V2がそ
れぞれレジスタA,Bに入力される。ステップS106
においてその差分の絶対値(|V1−V2|)がとられ
レジスタCに入力される。そして、ステップS107で
は、その絶対値が前記許容幅Dw 以内か否かが判断され
る。前記許容幅Dw 以内と判断した場合、すなわち前述
したように出力信号波形のデューティがほぼ100%と
判断した場合には、ステップS108においてその時点
の基準電圧(Dref )が変更されることなくそのまま出
力される。そして、ステップS109では所定の制御周
期をカウントするタイマーがセットされ、そのカウント
終了により再び前記ステップS104以降が繰り返され
る。
【0023】前記ステップS107で前記絶対値が許容
幅Dw 以外と判断された場合には、その許容幅Dw 内に
前記絶対値を収束させてほぼデューティ100%とする
ため、はじめにステップ110で前記差分絶対値Cを、
その一つ前の制御周期において得られた差分絶対値Cp
と比較する。もし、Cp >Cと判断した場合、すなわち
現在の差分絶対値Cが先の差分絶対値Cp より小さくな
る方向にあると判断した場合には、ステップS111で
Cp がCに更新され、そしてステップS112でその時
点における増減符号(+又は−)のままの増減ステップ
幅xからなるΔdがその時の基準電圧(Dref )に加算
され、加算後の基準電圧が更新された基準電圧(Dref
)となる。これ以降は、前述したステップS108以
降が繰り返される。
幅Dw 以外と判断された場合には、その許容幅Dw 内に
前記絶対値を収束させてほぼデューティ100%とする
ため、はじめにステップ110で前記差分絶対値Cを、
その一つ前の制御周期において得られた差分絶対値Cp
と比較する。もし、Cp >Cと判断した場合、すなわち
現在の差分絶対値Cが先の差分絶対値Cp より小さくな
る方向にあると判断した場合には、ステップS111で
Cp がCに更新され、そしてステップS112でその時
点における増減符号(+又は−)のままの増減ステップ
幅xからなるΔdがその時の基準電圧(Dref )に加算
され、加算後の基準電圧が更新された基準電圧(Dref
)となる。これ以降は、前述したステップS108以
降が繰り返される。
【0024】もし、前記ステップS110で現在の差分
絶対値Cが先の差分絶対値Cp に等しいか若しくは大き
いと判断された場合には、先の基準電圧の更新方向が誤
っていたことになり、そのためステップS113〜11
5で現在の増減符号(+又は−)が反転される。これ以
降は、先に説明したステップS111以降が実行され、
基準電圧(Dref )は反対の増減符号(−又は+)を有
する増減ステップ幅xに従って先の周期とは逆方向に更
新される。以上、上述した制御フローによって出力波形
のデューティが100%となるよう基準電圧(Dref )
が逐次フィードバック制御される。
絶対値Cが先の差分絶対値Cp に等しいか若しくは大き
いと判断された場合には、先の基準電圧の更新方向が誤
っていたことになり、そのためステップS113〜11
5で現在の増減符号(+又は−)が反転される。これ以
降は、先に説明したステップS111以降が実行され、
基準電圧(Dref )は反対の増減符号(−又は+)を有
する増減ステップ幅xに従って先の周期とは逆方向に更
新される。以上、上述した制御フローによって出力波形
のデューティが100%となるよう基準電圧(Dref )
が逐次フィードバック制御される。
【0025】図5は、本発明による出力波形デューティ
制御回路の別の構成例を示した回路ブロック図である。
図5と先に説明した図1との相違点は、図1の判定回路
6が図5では加算回路28、ローパスフィルタ29そし
て比較器26で構成されている点だけである。よって、
ここでは前記相違点についてだけ説明する。図5におい
て、入力データ信号はローパスフィルタ29を介して平
滑化され、その平均値V1は比較器26の一方の入力に
与えられる。また、各ローパスフィルタ24及び25か
らの平均値出力は加算回路28で加算され、その加算出
力は比較器26の他方の入力に与えられる。
制御回路の別の構成例を示した回路ブロック図である。
図5と先に説明した図1との相違点は、図1の判定回路
6が図5では加算回路28、ローパスフィルタ29そし
て比較器26で構成されている点だけである。よって、
ここでは前記相違点についてだけ説明する。図5におい
て、入力データ信号はローパスフィルタ29を介して平
滑化され、その平均値V1は比較器26の一方の入力に
与えられる。また、各ローパスフィルタ24及び25か
らの平均値出力は加算回路28で加算され、その加算出
力は比較器26の他方の入力に与えられる。
【0026】ここで、図2で示したように図5の差動対
回路21からの出力データ信号波形のデューティが10
0%の場合には、フリップフロップ回路22と23の出
力データ信号波形は同一となる。さらにこのとき、前記
各出力データ信号波形はそれぞれ入力データ信号波形
(デューティは100%である)とほぼ一致している。
よって、前記加算回路28からの平均値出力は、前記ロ
ーパスフィルタ29の利得を1とするとその平均値出力
の約2倍の値となり、前記ローパスフィルタ29の利得
を2倍に設定するなら、出力データ信号波形のデューテ
ィが100%のとき、前記各出力信号V1とV2は互い
にほぼ等しくなる。なお、上記においてほぼ等しいとし
たのは、図2の(a)に示すように入力データ信号波形
は台形形状であって、いわゆる方形波ではないからであ
る。
回路21からの出力データ信号波形のデューティが10
0%の場合には、フリップフロップ回路22と23の出
力データ信号波形は同一となる。さらにこのとき、前記
各出力データ信号波形はそれぞれ入力データ信号波形
(デューティは100%である)とほぼ一致している。
よって、前記加算回路28からの平均値出力は、前記ロ
ーパスフィルタ29の利得を1とするとその平均値出力
の約2倍の値となり、前記ローパスフィルタ29の利得
を2倍に設定するなら、出力データ信号波形のデューテ
ィが100%のとき、前記各出力信号V1とV2は互い
にほぼ等しくなる。なお、上記においてほぼ等しいとし
たのは、図2の(a)に示すように入力データ信号波形
は台形形状であって、いわゆる方形波ではないからであ
る。
【0027】従って、本実施例では、例えば前記ローパ
スフィルタ29の利得を初期調整等によって差動対回路
21からの出力データ信号波形のデューティが100%
の時にその出力V1が加算回路28の出力値V2に等し
くなるように設定し、それを比較器26の比較閾値信号
として用いる。図2で説明したように、前記加算回路2
8からの平均値出力V2は、出力データ信号波形のデュ
ーティが小となり図2の(e)の状態になると、1つの
フリップフロップ(FF2)からの出力は低レベル値"
0" 側が支配的になる。それとは反対に、出力データ信
号波形のデューティが大となり図2の(f)の状態にな
ると、1つのフリップフロップ(FF1)からの出力は
高レベル値" 1" 側が支配的となる。
スフィルタ29の利得を初期調整等によって差動対回路
21からの出力データ信号波形のデューティが100%
の時にその出力V1が加算回路28の出力値V2に等し
くなるように設定し、それを比較器26の比較閾値信号
として用いる。図2で説明したように、前記加算回路2
8からの平均値出力V2は、出力データ信号波形のデュ
ーティが小となり図2の(e)の状態になると、1つの
フリップフロップ(FF2)からの出力は低レベル値"
0" 側が支配的になる。それとは反対に、出力データ信
号波形のデューティが大となり図2の(f)の状態にな
ると、1つのフリップフロップ(FF1)からの出力は
高レベル値" 1" 側が支配的となる。
【0028】これから、前者の場合には加算回路28の
出力V2の電圧が低下するので比較器26により図8で
説明したように基準電圧(Dref )を下げてV1=V2
の状態に戻す。また、後者の場合には加算回路28の出
力V2の電圧が上昇するので比較器26により基準電圧
(Dref )を上げてV1=V2の状態に戻す。すなわ
ち、いずれの場合にも出力データ信号波形のデューティ
が100%となるようにフィードバック制御が実行され
る。なお、本実施例では入力平均値を基準としたこと
で、入力データ信号のマーク率の変動等にも対応できる
ことになる。このように本発明による回路構成を用いる
と比較器等の簡単なアナログ回路によって容易に出力デ
ータ信号波形のデューティを100%に維持制御するこ
とが可能となる。
出力V2の電圧が低下するので比較器26により図8で
説明したように基準電圧(Dref )を下げてV1=V2
の状態に戻す。また、後者の場合には加算回路28の出
力V2の電圧が上昇するので比較器26により基準電圧
(Dref )を上げてV1=V2の状態に戻す。すなわ
ち、いずれの場合にも出力データ信号波形のデューティ
が100%となるようにフィードバック制御が実行され
る。なお、本実施例では入力平均値を基準としたこと
で、入力データ信号のマーク率の変動等にも対応できる
ことになる。このように本発明による回路構成を用いる
と比較器等の簡単なアナログ回路によって容易に出力デ
ータ信号波形のデューティを100%に維持制御するこ
とが可能となる。
【0029】図6は、図5に示す本発明による出力波形
デューティ制御回路を用いた光送信回路の一実施例を示
した回路図である。図6において、その下段部は本発明
による出力波形デューティ制御回路を示しており、図5
と同一符号が付してある。また、図6の上段部は、光送
信回路のいわゆるAPC回路である。
デューティ制御回路を用いた光送信回路の一実施例を示
した回路図である。図6において、その下段部は本発明
による出力波形デューティ制御回路を示しており、図5
と同一符号が付してある。また、図6の上段部は、光送
信回路のいわゆるAPC回路である。
【0030】上記APC回路部分の動作について簡単に
説明すると、入力データ信号と基準電圧が与えられる差
動対構成からなり、レーザダイオードのパルス出力電流
(Ip )を駆動するIp ドライバ回路21及びそのバイ
アス電流(Ib )を与えるIb ドライバ回路34によっ
てレーザダイオード(LD)30が駆動される。フォト
ダイオード(PD)31は、前記レーザダイオード30
の正常動作を確認するためにその光出力をモニタし、そ
のモニタ電流はローパスフィルタ32を介しその平均値
として比較器33の一方の入力に与えられる。また、ロ
ーパスフィルタ35を介した入力データ信号の平均値は
比較器33の他方の入力に比較基準信号として与えられ
る。前記比較器33は、前記モニタ電流の平均値が前記
基準信号と一致するよう前記Ip ドライバ回路21及び
Ib ドライバ回路34からの各電流値Ip 及びIb を制
御し、それによってレーザダイオード30の出力パワー
を一定に保つ。
説明すると、入力データ信号と基準電圧が与えられる差
動対構成からなり、レーザダイオードのパルス出力電流
(Ip )を駆動するIp ドライバ回路21及びそのバイ
アス電流(Ib )を与えるIb ドライバ回路34によっ
てレーザダイオード(LD)30が駆動される。フォト
ダイオード(PD)31は、前記レーザダイオード30
の正常動作を確認するためにその光出力をモニタし、そ
のモニタ電流はローパスフィルタ32を介しその平均値
として比較器33の一方の入力に与えられる。また、ロ
ーパスフィルタ35を介した入力データ信号の平均値は
比較器33の他方の入力に比較基準信号として与えられ
る。前記比較器33は、前記モニタ電流の平均値が前記
基準信号と一致するよう前記Ip ドライバ回路21及び
Ib ドライバ回路34からの各電流値Ip 及びIb を制
御し、それによってレーザダイオード30の出力パワー
を一定に保つ。
【0031】しかしながら、従来の問題点でも述べたよ
うに、前記レーザダイオード30からの出力パワーはそ
の出力波形のデューティによっても変動する。図6の下
段の本発明による出力波形デューティ制御回路部は、前
記出力波形のデューティと関連した出力パワーの変動要
因を除去し、これによって上述したAPC回路部の制御
動作は本来の目的であるレーザダイオード30の障害や
経年劣化等を原因としたものに限定することができる。
なお、前記出力波形デューティ制御回路部の動作はすで
に図5で述べているため、ここでは更めて説明しない。
うに、前記レーザダイオード30からの出力パワーはそ
の出力波形のデューティによっても変動する。図6の下
段の本発明による出力波形デューティ制御回路部は、前
記出力波形のデューティと関連した出力パワーの変動要
因を除去し、これによって上述したAPC回路部の制御
動作は本来の目的であるレーザダイオード30の障害や
経年劣化等を原因としたものに限定することができる。
なお、前記出力波形デューティ制御回路部の動作はすで
に図5で述べているため、ここでは更めて説明しない。
【0032】また、以上の説明では各実施例において、
全て2個のフリップフロップ回路が使われ、そのクロッ
ク信号には原クロック信号とその半周期遅延のクロック
信号だけを使用してきたため、本発明による出力波形デ
ューティ制御回路の制御デューティ範囲は、識別位相と
の関係で50−150%の範囲内しかカバーされていな
かった。
全て2個のフリップフロップ回路が使われ、そのクロッ
ク信号には原クロック信号とその半周期遅延のクロック
信号だけを使用してきたため、本発明による出力波形デ
ューティ制御回路の制御デューティ範囲は、識別位相と
の関係で50−150%の範囲内しかカバーされていな
かった。
【0033】しかしながら、本発明はそのような構成の
みに限定されるものではなく、複数のフリップフロップ
回路、及びそれに対応する複数の識別位相関係を有する
クロック信号を用いることにより、例えば FF個数 識別位相関係 制御デューティ範囲 2 1/2周期ずつずらす 50−150% 5 1/5周期ずつずらす 80−120% 10 1/10周期ずつずらす 90−110% 20 1/20周期ずつずらす 95−105% 等の、より詳細で種々のデューティ制御仕様を満足する
構成を容易に実現できる。
みに限定されるものではなく、複数のフリップフロップ
回路、及びそれに対応する複数の識別位相関係を有する
クロック信号を用いることにより、例えば FF個数 識別位相関係 制御デューティ範囲 2 1/2周期ずつずらす 50−150% 5 1/5周期ずつずらす 80−120% 10 1/10周期ずつずらす 90−110% 20 1/20周期ずつずらす 95−105% 等の、より詳細で種々のデューティ制御仕様を満足する
構成を容易に実現できる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、簡易な回路構成から
なる本発明による出力波形デューティ制御回路を設ける
ことによって、差動対構成を有する信号出力回路の内部
回路構成、素子バラツキ及びその温度特性等に依存せ
ず、前記信号出力回路からは最適なデューティを有する
出力信号波形が得られる。特に、信号波形のデューティ
変動の影響が大きい高速光通信においては、それによっ
て光出力信号波形の劣化が防止され、そのため容易に回
線品質を確保することが可能となる。また本発明によれ
ば、光送信回路のAPC回路において、出力波形のデュ
ーティ変動と関連した出力パワー変動要因が確実に除去
され、そのためAPC回路本来の機能が実現される。
なる本発明による出力波形デューティ制御回路を設ける
ことによって、差動対構成を有する信号出力回路の内部
回路構成、素子バラツキ及びその温度特性等に依存せ
ず、前記信号出力回路からは最適なデューティを有する
出力信号波形が得られる。特に、信号波形のデューティ
変動の影響が大きい高速光通信においては、それによっ
て光出力信号波形の劣化が防止され、そのため容易に回
線品質を確保することが可能となる。また本発明によれ
ば、光送信回路のAPC回路において、出力波形のデュ
ーティ変動と関連した出力パワー変動要因が確実に除去
され、そのためAPC回路本来の機能が実現される。
【図1】本発明による出力波形デューティ制御回路の基
本構成を示した回路ブロック図である。
本構成を示した回路ブロック図である。
【図2】図1の本発明による出力波形デューティ制御回
路の動作の一例を示す動作タイミングチャートである。
路の動作の一例を示す動作タイミングチャートである。
【図3】図1の本発明による出力波形デューティ制御回
路の一実施例を示した回路ブロック図である。
路の一実施例を示した回路ブロック図である。
【図4】図3に示すマイクロプロセッサの制御フローの
一例を示したフローチャートである。
一例を示したフローチャートである。
【図5】本発明による出力波形デューティ制御回路の別
の構成例を示した回路ブロック図である。
の構成例を示した回路ブロック図である。
【図6】図5に示す本発明による出力波形デューティ制
御回路を用いた光送信回路の一実施例を示した回路図で
ある。
御回路を用いた光送信回路の一実施例を示した回路図で
ある。
【図7】IC化された光送信回路における差動入力バッ
ファ部の一回路例を示した回路図である。
ファ部の一回路例を示した回路図である。
【図8】入力データ信号波形と基準電圧値による出力デ
ータ信号波形のデューティ変動の説明図である。
ータ信号波形のデューティ変動の説明図である。
1…比較器 2,3…フリップフロップ回路 4,5…ローパスフィルタ 6…判定回路 7…遅延素子
Claims (9)
- 【請求項1】 一方の入力には入力信号が与えられ、他
方の入力には基準電圧が与えられる差動対構成を有し、
前記入力信号と基準電圧との比較判定信号を出力する信
号出力回路からの出力信号に対して、その出力信号波形
のデューティ制御を行う回路は、 前記入力信号に対して同一速度且つ所定の位相関係を有
する複数のクロック信号を発生させる遅延回路、 前記遅延回路からの複数のクロック信号によってトリガ
され、前記信号出力回路からの出力信号を一時的に記憶
する前記複数のクロック信号にそれぞれ対応した複数の
一時記憶回路、 前記複数の一時記憶回路からの各出力の平均値をそれぞ
れ求める平均値回路、そして前記平均値回路からの各平
均値出力間の差分を検出し、その差分が最小となるよう
前記信号出力回路に与えられる前記基準電圧を制御する
判定回路から構成することを特徴とする出力波形デュー
ティ制御回路。 - 【請求項2】 前記判定回路は、前記平均値回路からの
各平均値出力をアナログ信号からデジタル信号に変換す
るA/D変換器、前記デジタル信号により各平均値出力
間の差分を検出し、その差分が最小となるよう前記信号
出力回路に与えられる前記基準電圧を発生するデジタル
演算回路、そして前記基準電圧をデジタル信号からアナ
ログ信号に変換して前記信号出力回路に前記基準電圧と
して与えるD/A変換器からなる請求項1記載の出力波
形デューティ制御回路。 - 【請求項3】 前記一時記憶回路は、Dタイプフリップ
フロップ回路からなる請求項1又は2記載の出力波形デ
ューティ制御回路。 - 【請求項4】 前記遅延回路は、1つのクロック信号及
びそのクロック信号から半周期遅延したクロック信号の
2つの前記クロック信号を作成し、そして前記2つのク
ロック信号に対応して2つの前記一時記憶回路を用いる
請求項1から3のいずれか1つに記載の出力波形デュー
ティ制御回路。 - 【請求項5】 前記信号出力回路は、電気信号を光信号
に変換して出力する光送信回路である請求項1記載の出
力波形デューティ制御回路。 - 【請求項6】 一方の入力には入力信号が与えられ、他
方の入力には基準電圧が与えられる差動対構成を有し、
前記入力信号と基準電圧との比較判定信号を出力する信
号出力回路からの出力信号に対して、その出力信号波形
のデューティ制御を行う回路は、 前記入力信号に対して同一速度且つ所定の位相関係を有
する複数のクロック信号を発生させる遅延回路、 前記遅延回路からの複数のクロック信号によってトリガ
され、前記信号出力回路からの出力信号を一時的に記憶
する前記複数のクロック信号にそれぞれ対応した複数の
一時記憶回路、 前記複数の一時記憶回路からの各出力の平均値をそれぞ
れ求める第1の平均値回路、 前記第1の平均値回路からの各出力平均値を加算出力す
る加算回路、 前記信号出力回路の入力信号の平均値を求め、それに前
記第1の平均値回路からの平均値の数に相当する利得を
与える第2の平均値回路、そして前記第2の平均値回路
からの出力レベルを基準に前記加算回路からの出力レベ
ルを比較し、それらが等しくなるように前記信号出力回
路に与えられる前記基準電圧を制御する比較回路から構
成することを特徴とする出力波形デューティ制御回路。 - 【請求項7】 前記一時記憶回路は、Dタイプフリップ
フロップ回路からなる請求項6記載の出力波形デューテ
ィ制御回路。 - 【請求項8】 前記遅延回路は、1つのクロック信号及
びそのクロック信号から半周期遅延したクロック信号の
2つの前記クロック信号を作成し、そして前記2つのク
ロック信号に対応して2つの前記一時記憶回路を用いる
請求項6又は7記載の出力波形デューティ制御回路。 - 【請求項9】 前記信号出力回路は、電気信号を光信号
に変換して出力する光送信回路である請求項6記載の出
力波形デューティ制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13999394A JPH088668A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 出力波形デューティ制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13999394A JPH088668A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 出力波形デューティ制御回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH088668A true JPH088668A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15258442
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13999394A Withdrawn JPH088668A (ja) | 1994-06-22 | 1994-06-22 | 出力波形デューティ制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH088668A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005292135A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Teradyne Inc | デューティサイクルを測定する方法 |
| US10375341B2 (en) | 2012-12-07 | 2019-08-06 | Maxell, Ltd. | Video display apparatus and terminal apparatus |
-
1994
- 1994-06-22 JP JP13999394A patent/JPH088668A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005292135A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Teradyne Inc | デューティサイクルを測定する方法 |
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| US10542232B2 (en) | 2012-12-07 | 2020-01-21 | Maxell, Ltd. | Video display apparatus and terminal apparatus |
| US11457264B2 (en) | 2012-12-07 | 2022-09-27 | Maxell, Ltd. | Video display apparatus and terminal apparatus |
| US11792465B2 (en) | 2012-12-07 | 2023-10-17 | Maxell, Ltd. | Video display apparatus and terminal apparatus |
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