JPH0887051A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH0887051A
JPH0887051A JP6224865A JP22486594A JPH0887051A JP H0887051 A JPH0887051 A JP H0887051A JP 6224865 A JP6224865 A JP 6224865A JP 22486594 A JP22486594 A JP 22486594A JP H0887051 A JPH0887051 A JP H0887051A
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JP
Japan
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brightness
exposure period
region
photosensitive member
subject
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Application number
JP6224865A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Aoto
和明 青砥
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、カメラに関し、過度な明暗比を抑
制した写真を撮影できるカメラを提供することを目的と
する。 【構成】 被写体の像を結ぶ撮影レンズ21と、その撮
影レンズ21からの光束を反射する複数の反射面を有
し、反射面毎に反射光束の方向を第1の方向とその他の
方向とに変更可能な空間光変調素子と、第1の方向に配
置した感光部材23と、被写体の輝度分布を計る測光手
段27と、輝度分布を所定の輝度範囲内の第1領域と、
その他の領域とに分ける輝度領域検出手段26と、第1
領域の輝度に対応した第1露光期間を設定し、かつ、そ
の他の領域の輝度に対応した第2露光期間を設定する露
光期間設定手段25と、第1領域に対応する反射面の反
射方向を第1露光期間のみ第1の方向に向け、その他の
領域に対応した反射面の反射方向を第2露光期間のみ第
1の方向に向ける駆動手段24とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射光束の向きを変更
する空間光変調素子をシャッター機構に用い、かつ写真
上の過度な明暗比を抑制するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラのAE撮影では、被写体
輝度に応じて露出の自動設定が行われる。このようなA
E撮影では、煩雑な露出計算の必要が無く、手軽に撮影
を楽しむことができる。
【0003】近年では、より的確な露出を設定するため
に、撮影範囲内の複数箇所を多分割測光するカメラが知
られている。このようなカメラでは、被写体の状況およ
び撮影意図などにより、測光モードが選択される。
【0004】例えば、平均測光モードでは、複数の測光
値を平均した値を基準に、露出の設定が行われる。した
がって、画面全体に平均して露出を合わせることができ
る。また、中央部重点測光モードでは、画面中央部の測
光値を基準に、露出の設定が行われるが、主要な被写体
は画面中央に位置することが多いので、主要な被写体に
露出を容易に合わせることができる。
【0005】さらに、低輝度重点測光モードでは、複数
の測光値の内で、最低輝度の測光値を基準に、露出の設
定が行われる。したがって、逆光状態や物陰のような低
輝度の箇所に露出を合わせることができる。
【0006】また、高輝度重点測光モードでは、最高輝
度の測光値を基準に、露出の設定が行われる。したがっ
て、スポット照明で撮影するような場合に、照明された
箇所に露出を容易に合わせることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カメラにおいて、明暗比の大きい被写体を撮影すると、
感光部材のラチチュード(露出寛容度)を越えてしまう
という問題点があった。
【0008】例えば、図8に示す被写体の場合、明るい
背景に露出を合わせると、木陰の人物は露出不足にな
り、人物のディテールが失われたり、黒くつぶれた印象
の写真になる。
【0009】逆に、暗い木陰に露出を合わせると、明る
い背景は露出過多になり、青空が白く写ってしまった
り、山肌のディテールが表現できない。また、中間の露
出に合わせると、人物および背景が、共に不適正な露出
に撮影される。
【0010】このように従来のカメラでは、明暗比の大
きい被写体に対して、明暗どちらかの露出を犠牲にしな
ければならないので、不適正な露出で撮影された箇所
は、ディテール再現性や、色再現性が極端に悪く、不自
然な写真となっていた。
【0011】したがって、本発明は、被写体の過度な明
暗比を抑制した写真を撮影できるカメラを提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、被写体の光学像を結像する撮影レンズと、その撮影
レンズを通過した光束を反射する複数の反射面を有して
反射面毎に反射光束の方向を第1の方向とその他の方向
とに変更可能な空間光変調素子と、その第1の方向に配
置した感光部材と、被写体の輝度分布を計測する測光手
段と、その輝度分布を、所定の輝度範囲内の第1領域
と、その他の領域とに区分する輝度領域検出手段と、第
1領域の輝度に対応した第1露光期間を設定し、かつ、
その他の領域の輝度に対応した第2露光期間を設定する
露光期間設定手段と、第1領域に対応する反射面による
反射光束の方向を第1露光期間のみ第1の方向に向け、
その他の領域に対応した反射面による反射光束の方向を
第2露光期間のみ第1の方向に向ける空間光変調素子の
駆動手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】請求項2に記載した発明は、請求項1のカ
メラにおいて、上記の空間光変調素子が、基板の面上に
複数の反射ミラーを傾斜可変に配置したディジタルマイ
クロミラー素子であることを特徴とする。
【0014】請求項3に記載した発明は、請求項1また
は請求項2のカメラにおいて、上記の空間光変調素子の
複数の反射面が、撮影レンズの結像面上に配置され、感
光部材と空間光変調素子との間には、空間光変調素子に
よる第1の方向の反射光束を感光部材の位置に結像する
感光部材側レンズを配置したことを特徴とする。
【0015】請求項4に記載した発明は、請求項3のカ
メラにおいて、上記の測光手段が、その他の方向に配置
されて被写体光を受光する受光部と、その受光部と空間
光変調素子との間に配置されて、空間光変調素子による
その他の方向の反射光束を受光部の位置に結像する結像
レンズとを備えたことを特徴とする。
【0016】請求項5に記載した発明は、請求項1乃至
4のいずれか1項記載のカメラにおいて、上記の被写体
を目視するためのファインダと、このファインダ視野内
で撮影者が目視する目視領域を検出する視線検出手段と
を備え、上記の輝度領域検出手段は、この目視領域の輝
度を適正露出とした場合に感光部材のラチチュードに収
まる輝度の範囲を、上記の所定の輝度範囲とすることを
特徴とする。
【0017】
【作用】請求項1のカメラでは、測光手段が被写体の輝
度分布を測定し、輝度領域検出手段は、測定された輝度
分布により、所定の輝度範囲内の第1領域を区分する。
このように区分された第1領域は、輝度の範囲が制限さ
れているので、明暗比の小さい領域となる。
【0018】露光期間設定手段は、このような第1領域
とその他の領域に、それぞれの輝度に対応した別個の露
光期間を設定する。一方、撮影レンズから入射した光束
は、空間光変調素子の反射面に到達する。駆動手段は、
第1領域とその他の領域とに対応した反射面を個別に駆
動して、それぞれの領域の露光期間だけ感光部材を露光
する。
【0019】このように、明暗比の小さい第1領域と、
その他の明暗比の大きい領域とに区分して、それぞれに
対応した露光期間で感光部材を露光することにより、被
写体の過度な明暗比を抑制した写真を撮影することがで
きる。
【0020】請求項2のカメラでは、空間光変調素子と
して、基板上に複数の反射ミラーを傾斜可変に配置した
ディジタルマイクロミラー素子を使用する。したがっ
て、駆動手段は、反射ミラーの傾斜角を駆動して、反射
光束の方向を変更することができる。
【0021】請求項3のカメラでは、撮影レンズの結像
面に反射面を配置したので、反射面を分割して駆動する
と、光学像の境界部分が明確に分割されて、感光部材の
方向に反射される。この反射光は、感光部材側レンズを
介して、光学像を感光部材に結像する。このような構成
により、露出の切り換わる境界部分が、感光部材の上で
重ならず、鮮明に区分される。
【0022】請求項4のカメラでは、空間光変調素子に
よるその他の方向の反射光束が、結像レンズを介して、
測光手段の受光部に被写体像を結像する。測光手段は、
この被写体像を測光して輝度分布を検出する。
【0023】この被写体像は、感光部材に結像する被写
体像と等しく、パララックス(視差)が無い。したがっ
て、輝度領域検出手段は、輝度領域の境界部分を正確に
区分することができる。
【0024】請求項5のカメラでは、撮影者が、ファイ
ンダ視野内の被写体を注視することにより、主要な被写
体を指定することができる。この主要な被写体の輝度を
適正露出に合わせたときに、感光部材のラチチュードに
収まる範囲を第1領域とする。したがって、撮影者の指
定する主要な被写体を中心に第1領域が決定され、かつ
明暗比の大きいその他の領域が露出補正される。
【0025】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、請求項1,2に対応する第1の実
施例を示す図である。
【0026】まず、本実施例に用いられるディジタルマ
イクロミラー素子10の一例を先に説明する。ディジタ
ルマイクロミラー素子は、「日経エレクトロニクス19
93.6─21号」(第65頁、日経BP社発行。)に
記載された公知の素子である。
【0027】図2は、ディジタルマイクロミラー素子の
一例を示す図である。図2(a)は、素子の上面図であ
る。基板10aの表面に、一辺が約17μmの微小なア
ルミ鏡11が、例えば、640×480画素程度に敷設
されている。
【0028】図2(b)〜(d)は、アルミ鏡11の対
角線方向(A−A′)の断面図である。基板10aには
支柱12a,12bが突設され、アルミ鏡11の対角は
支柱12a,12bによって個別に支持される。アルミ
鏡11の他方の角と対向して、基板10aの上に電極1
3,14が配設される。
【0029】このような構成のディジタルマイクロミラ
ー素子では、支柱12a,12bと電極13,14とを
同電位にした状態において、アルミ鏡11は基板10a
と平行する(図2(b))。
【0030】また、支柱12a,12bと電極13との
間に電位差を印加すると、帯電した電荷のクーロン引力
により、アルミ鏡11は電極13側に傾斜する(図2
(c))。
【0031】一方、支柱12a,12bと電極14との
間に電位差を印加すると、アルミ鏡11は電極14側に
傾斜する(図2(d))。このように電極13,14に
印加する電圧により、アルミ鏡11を傾斜させ、入射光
の反射方向を変更できる。
【0032】なお、基板10aの上にアルミ鏡11を個
別に駆動する回路が形成され、これらの回路を個別に指
定するアドレス情報その他を与えて、アルミ鏡11の傾
斜方向を個別に変更できる。また、アドレス情報を走査
することにより、アルミ鏡11の傾斜方向を走査順に変
更できる。
【0033】また、アルミ鏡11を個別に駆動する回路
毎に、傾斜方向を記憶する回路(例えば、フリップフロ
ップ回路や電荷の有無により傾斜方向を記憶するコンデ
ンサなど)を設けることもできる。このような回路で
は、予めアルミ鏡11個別の傾斜方向を記憶させ、同時
タイミングで電極13,14の電圧を設定することによ
り、アルミ鏡11の傾斜方向を一時に変更することがで
きる。
【0034】なお、アルミ鏡11の質量は小さく、かつ
変位も小さいので、傾斜に要する時間は10μ秒程度と
短い。したがって、このような微小時間では、感光部材
の感光反応を無視することができる。
【0035】また、このようなアルミ鏡11の反射効率
は高いので、液晶に比べて、光の利用効率は高くなる。
以下、本実施例の構成を図1を用いて説明する。
【0036】図において、撮影レンズ21の光軸上に、
空間光変調素子であるディジタルマイクロミラー素子1
0の基板10aが傾斜して配置される。基板10aに対
して、撮影レンズ21の光軸を幾何学的に正反射させた
方向に感光部材23が配置される。
【0037】ディジタルマイクロミラー素子10にはア
ルミ鏡11(図2に示す)の傾斜を変更する駆動手段で
ある駆動回路24が接続され、駆動回路24には、露光
期間を設定する露光期間設定手段である露光期間設定回
路25が接続される。
【0038】また、露光期間設定回路25には、輝度に
より被写体を区分する輝度領域検出手段である輝度領域
検出回路26が接続され、輝度領域検出回路26には測
光手段である測光回路27が接続される。
【0039】この測光回路27には、例えばCCDから
なる受光素子27aが接続され、受光素子27aの前方
には結像レンズ27bが配置される。さらに、感光部材
23から逸れた光束が照射される位置には黒色の光吸収
板28が配置される。
【0040】図3は、第1の実施例における分割露光を
示す流れ図である。以下、この図を用いて本実施例の動
作を説明する。撮影が行われない状態では、駆動回路2
4は、ディジタルマイクロミラー素子10の一方の電極
13に電圧を印加して、基板10aの上の微小なアルミ
鏡11を電極13側に各々傾斜させる。
【0041】したがって、撮影レンズ21から入射した
被写体光は、ディジタルマイクロミラー素子10のアル
ミ鏡11に反射され、光吸収板28に照射される。一
方、結像レンズ27bから入射した被写体光は、受光素
子27aの表面に被写体像を結像する。
【0042】受光素子27aは被写体像を光電変換し
て、測光回路27に出力する。測光回路27では、この
出力により、被写体の輝度分布を検出する(ステップS
1)。輝度領域検出回路26は、輝度分布の平均値をと
り、被写体輝度の代表値とする。この代表値を適正露出
にした場合に、感光部材23のラチチュードに収まる輝
度範囲を求め、この輝度範囲に入る領域を図4に示すよ
うに第1領域として検出する(ステップS2)。
【0043】なお、図4に示す第1領域は、図8に示し
た被写体の背景部分に対応した領域である。露光期間設
定回路25は、代表値を適正露出するための第1露光期
間を設定する(ステップS3)。また、その他の領域の
輝度に応じて、感光部材のラチチュードに収まる第2露
光期間を設定する(ステップS4)。
【0044】この状態でシャッター釦(図示せず)が押
されると(ステップS5)、駆動回路24は、第1領域
に対応するアルミ鏡11の電極13,14と支柱12
a,12bを同電位にして、アルミ鏡11を基板10a
と平行にする。
【0045】したがって、第1領域の被写体光は、アル
ミ鏡11に反射されて、感光部材23に照射される。駆
動回路24は、第1露光期間が終了すると、アルミ鏡1
1の電極13に電圧を再び印加して、アルミ鏡11を傾
斜させる。したがって、光束は、感光部材23を逸れる
(ステップS6)。
【0046】同様にして、その他の領域に対応するアル
ミ鏡11が駆動され、感光部材23が、第2露光期間だ
け感光される(ステップS7)。このようにして、本実
施例のカメラでは、明暗比の大きい領域を区分して、個
々に露出を与えることにより、過度な明暗比を抑制した
写真を撮影することができる。
【0047】なお、本実施例では、ディジタルマイクロ
ミラー素子10を感光部材23の近傍に配置することが
好ましく、このような構成により、分割露光の境界部分
が感光部材の上で重ならず、鮮明に区分できる。また、
逆に境界部分をぼかすときには、ディジタルマイクロミ
ラー素子10を感光部材23から離して配置することが
好ましい。
【0048】図5は、請求項1,2,3,4に対応する
第2の実施例を示す図である。図において、撮影レンズ
21の結像面上に、空間光変調素子であるディジタルマ
イクロミラー素子10が配置される。
【0049】ディジタルマイクロミラー素子10にはア
ルミ鏡11(図2に示す)の傾斜を変更する駆動回路2
4が接続され、駆動回路24には露光期間を設定する露
光期間設定回路25が接続される。また、露光期間設定
回路25には輝度に応じて被写体を区分する輝度領域検
出回路26が接続される。
【0050】ディジタルマイクロミラー素子10の第1
の反射方向には、感光部材側レンズ31が配置され、そ
の延長上の結像位置には感光部材23が配置される。一
方、ディジタルマイクロミラー素子10のその他の反射
方向には、結像レンズ27dが配置され、その延長上の
結像位置には受光部である受光素子27cが配置され、
受光素子27cには測光回路27が接続される。
【0051】図6は、第2の実施例における動作を示す
流れ図である。以下、この図を用いて本実施例の動作を
説明する。撮影が行われない状態では、駆動回路24
は、ディジタルマイクロミラー素子10の一方の電極1
3と支柱12a,12bとに電圧差を印加して、撮影レ
ンズ21から入射した光束をその他の反射方向に反射さ
せる。
【0052】このような反射光束は、結像レンズ27d
を介して、受光素子27cに被写体像を結像する。被写
体像は、受光素子27cにより光電変換され、輝度分布
として測光回路27に取り込まれる(ステップS1)。
【0053】輝度領域検出回路26は、輝度分布の平均
値をとり、被写体輝度の代表値とする。この代表値に適
正露出を合わせた場合に、感光部材のラチチュードに収
まる輝度範囲を求め、この輝度範囲に入る領域を第1領
域として検出する(ステップS2)。
【0054】露光期間設定回路25は、代表値を適正露
出するための第1露光期間を設定する(ステップS
3)。また、その他の領域の輝度に対応して、感光部材
23のラチチュードに収まる第2露光期間を設定する
(ステップS4)。
【0055】この状態でシャッター釦が押されると(ス
テップS5)、駆動回路24は、第1領域に対応するア
ルミ鏡11の電極13と支柱12a,12bを同電位に
し、かつ電極14に電圧を印加する。
【0056】ディジタルマイクロミラー素子10の反射
面に結像した被写体像のうち、第1領域の反射光束は、
感光部材側レンズ31を介して、感光部材23に結像す
る。駆動回路24は、第1露光期間が終了すると、アル
ミ鏡11の電極13に電圧を再び印加し、電極14と支
柱12a,12bとを同電位にする。したがって、反射
光束は、感光部材23を逸れる。
【0057】このようにして、第1領域の被写体像が、
第1露光期間だけ感光部材に露光される(ステップS
6)。同様にして、その他の領域に対応するアルミ鏡1
1が駆動され、その他の領域の被写体像が、第2露光期
間だけ感光部材に露光される(ステップS7)。
【0058】このような構成により、第2の実施例にお
いても、第1の実施例とほぼ同様の効果を得ることがで
きる。そして、第2の実施例では、撮影レンズ21の結
像面にディジタルマイクロミラー素子10を配置したこ
とにより、分割して露光する領域が重ならず、鮮明に区
分することができる。
【0059】また、受光素子27cに結像する被写体像
は、感光部材23に結像する被写体像と等しく、パララ
ックスを生じないので、輝度の領域を正確に検出するこ
とができる。
【0060】図7は、請求項1,2,3,4,5に対応
する第3の実施例を示す図である。本実施例では、ファ
インダを構成するファインダ側レンズ41aと接眼窓4
1bとの間に、波長選択ミラー42aが配置され、接眼
窓41bからの入射光が波長選択ミラー42aに反射さ
れる方向には、ハーフミラー42b,集光レンズ42c
および受光素子42dが配置される。また、ハーフミラ
ー42bに光を照射する位置には赤外発光素子42eが
配置され、受光素子42dには視線検出回路42が接続
されて、視線検出手段が構成される。この視線検出回路
42には輝度領域検出回路26が接続される。
【0061】なお、本図において、図5の構成要素と同
じ構成要素には、同一の番号を付与して説明を省略す
る。このような構成のカメラでは、赤外発光素子42e
による微弱な赤外光が、ハーフミラー42bおよび波長
選択ミラー42aに反射され、撮影者の目に照射され
る。この赤外光は、撮影者の眼球の角膜部分に反射さ
れ、ハーフミラー42bおよび集光レンズ42cを透過
して、受光素子42dに輝点を結像する。視線検出回路
42は、この輝点の位置を検出して、眼球の回転量を求
めることにより、撮影者の注視位置を検出する。
【0062】輝度領域検出回路26は、測光回路27を
介して、この注視位置における被写体輝度を検出し、そ
の値を被写体輝度の代表値とする。以下、上述の実施例
と同様に被写体像から明暗比の大きい領域が区分され、
それぞれの領域に設定された露光期間の間、感光部材が
露光される。
【0063】本実施例のカメラにおいても、第1および
第2の実施例とほぼ同様の効果を得ることができる。そ
して、この実施例では、撮影者の注視により、主要な被
写体を簡単に指定でき、その主要な被写体を基準に露出
を合わせ、かつ主要な被写体に対して明暗比の大きい部
分の露出量を補正することができる。
【0064】なお、上述した実施例では、輝度分布の平
均値を代表値として、所定の輝度範囲を決定している
が、それに限定されず、例えば、撮影範囲の中央部の輝
度を代表値としても良いし、また、輝度分布の中で低輝
度もしくは高輝度の値を代表値としても良い。さらに、
輝度範囲を予め定められた固定範囲としても良いし、感
光部材の種類や特性曲線に応じて、輝度範囲を選択して
も良い。
【0065】また、上述した実施例では、被写体を2つ
の領域に区分しているが、それに限定されず、その他の
領域は複数の領域でも良く、例えば、所定の輝度範囲内
の第1領域と、所定の輝度範囲以下の露出不足領域と、
所定の輝度範囲以上の露出過多領域を検出して、それぞ
れの領域に応じた露光期間を設定しても良い。このよう
な構成により、被写体像を輝度により細分して露光期間
を補正し、視覚上で自然な写真を撮影することができ
る。
【0066】さらに、上述した実施例では、被写体の明
暗比を抑制しているが、それに限定されず、第2露光期
間を逆方向に補正することにより、被写体の明暗比を強
調することもできる。
【0067】また、上述した実施例では、領域毎に別々
のタイミングで露光を行っているが、領域毎の露光期間
を時間軸上で重ねても良い。このような構成により、被
写体の各領域をほぼ同時に露光できるので、動きの速い
被写体を撮影しても、各領域の被写体の位置がずれない
という効果がある。
【0068】なお、上述した実施例において、撮影レン
ズ21、感光部材側レンズ31および結像レンズ27b
は、複合レンズでも良いし、光学系の途中に反射鏡やプ
リズムその他の光学要素を配置することにより、光路を
曲げたり、像の上下左右,大小を変更しても良い。
【0069】さらに、感光部材23を開閉可能な遮光部
材で覆って、露光期間を開始する前に遮光部材における
入射光束の経路を開き、露光期間の終了後に入射光束の
経路を閉じる遮光部材駆動手段を設けても良い。このよ
うな構成により、感光部材23が迷光により長時間露光
される現象を防止することができる。また、低速かつ低
精度に遮光できれば良いので、遮光部材および遮光部材
駆動手段は、安価かつ簡易な機構で実現できる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のカメラ
では、画面を明暗比の小さい第1領域と明暗比の大きい
その他の領域とに区分して、それぞれの輝度に対応した
露光期間で撮影を行うので、過度な明暗比を抑制した写
真を撮影することができる。
【0071】請求項2のカメラでは、空間光変調素子に
ディジタルマイクロミラー素子を使用したことにより、
可動部の質量が小さく、かつ変位が小さくなるので、シ
ャッターの起動時および制動時のスピードが速くなり、
高速シャッターを実現することができる。
【0072】また、これらの可動部の振動は小さく、分
割露光時の連続した複数回のシャッター駆動に起因する
カメラ振れを軽減することができる。請求項3のカメラ
では、撮影レンズの結像面に空間光変調素子を配置した
ことにより、分割露光した境界部分が重ならず、感光部
材上の露出を鮮明に区分することができる。
【0073】請求項4のカメラでは、感光部材に結像す
る被写体像に対し、視差のない被写体像を計測手段の受
光部に得ることができるので、被写体像の輝度分布を位
置ずれ無く計測し、第1領域およびその他の領域の位置
を正確に検出できる。
【0074】請求項5のカメラでは、視線検出手段によ
り、撮影者が所要な被写体を簡単に指定でき、その主要
な被写体を中心に露出を区分することができる。したが
って、本発明を適用したカメラでは、過度な明暗比を抑
制した写真を撮影することができ、かつ、写真のディテ
ール再現性および色再現性を大幅に向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2に対応する第1の実施例を示す図
である。
【図2】ディジタルマイクロミラー素子の一例を示す図
である。
【図3】第1の実施例における動作を示す流れ図であ
る。
【図4】輝度領域の一例を示す図である。
【図5】請求項1,2,3,4に対応する第2の実施例
を示す図である。
【図6】第2の実施例における動作を示す流れ図であ
る。
【図7】請求項1,2,3,4,5に対応する第3の実
施例を示す図である。
【図8】被写体の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 ディジタルマイクロミラー素子 10a 基板 11 アルミ鏡 12a,12b 支柱 13,14 電極 21 撮影レンズ 23 感光部材 24 駆動回路 25 露光期間設定回路 26 輝度領域検出回路 27 測光回路 27a 受光素子 27b 結像レンズ 31 感光部材側レンズ 41a ファインダ側レンズ 41b 接眼窓 42 視線検出回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の光学像を結像する撮影レンズ
    (21)と、 前記撮影レンズ(21)を通過した光束を反射する複数
    の反射面を有し、該反射面毎に反射光束の方向を第1の
    方向とその他の方向とに変更可能な空間光変調素子と、 前記第1の方向に配置した感光部材(23)と、 前記被写体の輝度分布を計測する測光手段(27)と、 前記輝度分布を、所定の輝度範囲内の第1領域と、その
    他の領域とに区分する輝度領域検出手段(26)と、 前記第1領域の輝度に対応した第1露光期間を設定し、
    かつ、前記その他の領域の輝度に対応した第2露光期間
    を設定する露光期間設定手段(25)と、 前記第1領域に対応する前記空間光変調素子の反射面に
    よる反射光束の方向を前記第1露光期間のみ前記第1の
    方向に向け、前記その他の領域に対応した反射面による
    反射光束の方向を前記第2露光期間のみ前記第1の方向
    に向ける前記空間光変調素子の駆動手段(24)と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記空間光変調素子は、基板(10a)
    の面上に複数の反射ミラー(11)を傾斜可変に配置し
    たディジタルマイクロミラー素子(10)であることを
    特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記空間光変調素子の複数の反射面は、
    前記撮影レンズ(21)の結像面上に配置され、 前記感光部材(23)と前記空間光変調素子との間に
    は、前記空間光変調素子による前記第1の方向の反射光
    束を前記感光部材(23)の位置に結像する感光部材側
    レンズ(31)を配置したことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記測光手段(27)は、 その他の方向に配置され、かつ被写体光を受光する受光
    部(27c)と、 前記受光部(27c)と前記空間光変調素子との間に配
    置され、かつ前記空間光変調素子による前記その他の方
    向の反射光束を前記受光部(27c)の位置に結像する
    結像レンズ(27d)と、 を備えたことを特徴とする請求項3に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記被写体を目視するためのファインダ
    (41a,41b)と、 このファインダ視野内で撮影者が目視する目視領域を検
    出する視線検出手段(42,42a〜e)とを備え、 前記輝度領域検出手段(26)は、前記視線検出手段
    (42,42a〜e)によって検出された目視領域を取
    り込み、この目視領域の輝度を適正露出とした場合に感
    光部材(23)のラチチュードに収まる輝度の範囲を、
    前記所定の輝度範囲とすることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか1項に記載のカメラ。
JP6224865A 1994-09-20 1994-09-20 カメラ Pending JPH0887051A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003008987A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
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