JPH0887197A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH0887197A
JPH0887197A JP22188594A JP22188594A JPH0887197A JP H0887197 A JPH0887197 A JP H0887197A JP 22188594 A JP22188594 A JP 22188594A JP 22188594 A JP22188594 A JP 22188594A JP H0887197 A JPH0887197 A JP H0887197A
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roller
fixing roller
claw
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JP22188594A
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Masami Maruko
雅巳 圓子
Masayuki Hata
昌幸 畑
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定着ローラに設けられる転写材の分離爪を、
ローラ周面と適正な間隔を保つ位置に正確に設定するこ
とを目的とする。 【構成】 一体とする突当部材の定着上ローラ72への当
接によってローラ周面に対する付勢によって位置設定し
た爪支持部材170に、軸170Bを介して複数の分離爪76を
引張りバネ174により個々に反時計方向に付勢した状態
で支持してさらに上分離爪76の突起部76Bを爪支持部材
170に螺着したネジ部材173の受け部173Bに当接した状
態とし、前記ネジ部材173の回転によって定着上ローラ7
2の形状、精度に応じて各上分離爪76の爪先端部76Aと
ローラ周面との間隙量Δを個別に調整出来るように構成
したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機やプリンタ等の画
像形成装置に設けられる定着装置にかかわり、詳しくは
定着ローラの圧着、加熱により記録材の画像を定着する
定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像を保持した記録材の定着、特
にオーバーヘッドプロジェクタ(OHP)等に使用され
るトランスペアレンシを記録材として転写したカラーの
トナー像の定着には、シリコンオイルを塗布した弾性体
の定着ローラを圧接して加熱する形式の定着装置が適し
ていることが知られている。
【0003】かかる弾性体の定着ローラは、PFA等の
チューブと芯金を支持する金型に、LTVの液状シリコ
ンを加圧注入して加熱するのみにて成形されるもので、
離型性が良くまた耐久性にも優れた特性を示している。
また定着装置では、記録材が定着ローラに巻き付く事故
を防止するために定着ローラ軸と並行に複数の爪部材
(剥離爪)が設けられている。
【0004】定着装置で記録材が定着ローラに巻き付い
てジャムが発生するのを防止するために設ける剥離爪に
は2つの方式がある。第1の方式は、定着ローラ軸と平
行に設けた複数の剥離爪の爪先を軽く定着ローラ表面に
当接するよう構成する方式である。この第1の接触方式
においては、記録材の分離は確実になされるが、爪先が
摺接する定着ローラ表面を損傷するばかりでなく、爪先
が定着ローラ表面に塗布したシリコンオイルを掻き取る
こととなり、掻き取られたオイルは集められた形になっ
て記録材に付着し、所謂オイル汚れとなって記録材の品
質を著しく低下させる。このことは記録材としてトラン
スペアレイシの定着をも可能とする定着装置ではシリコ
ンオイルの定着ローラ表面への塗布量も多く、かかる欠
点は更に顕著となって、第1の方式は採用することがで
きない。第2の方式は、複数の定着ローラ軸と平行に設
けた剥離爪の爪先を、定着ローラ表面に対して僅かの間
隙をもたして保持し、爪先をもって記録材の先端をすく
い上げるようにして分離する方式である。この第2の非
接触方式では、定着ローラ表面を損傷したり、オイル汚
れが生じたりすることがない特長をもっているが、一方
前記の間隙を非接触の状態で精度よく保持されているこ
とが必要で、間隙が広く設定されているときは、記録材
はその間を通過して定着ローラに巻き付いてしまい剥離
爪を設けた効果が失われてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】弾性層を有した定着ロ
ーラでは、加熱した場合ローラ径が長さ方向の位置によ
って膨張の差が大きく生じ、中央では両端部に較べて特
に太くなるという問題がある。従ってこのような加熱状
態によってローラ径が大きく変動するような定着ローラ
に非接触方式によった複数の剥離爪を設ける場合には、
必要とする間隙精度は更に厳しいことが必要で、高度の
調整機能を有していることが必要となる。
【0006】ローラ径に対する剥離爪の位置調整に関し
ては先に本出願人によって特開平5-119662号公報による
提案が開示されているが、上記提案では爪支持部材両端
に設けた突当ローラを定着ローラに圧接することによっ
て支持する複数の剥離爪の位置を一律に規制する方法を
とるようにしたもので、容易に高精度の間隙調整を可能
としているが、ローラ径の変動のしかたが一様でない定
着ローラに対しては一律の規制では不充分で、上記提案
では剥離爪個々についての間隙調整が出来ず、そのため
記録材剥離の確実性に難点がある。
【0007】本発明はこの点を解決して改良した結果、
極めて簡易な装置の追加により剥離爪すべてを対応する
ローラ径に対しそれぞれ個別に調整して間隔を設定する
ことの出来る定着装置の提供を目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、径方向に少
なくとも1つの弾性層を有する定着ローラと、該定着ロ
ーラに非接触で近接し記録材を剥離するための複数の爪
と、該爪を支持する爪支持部材と、前記定着ローラの表
面と前記爪との間隙を個別に調整する調整手段を備える
ことを特徴とする定着装置によって達成される。
【0009】
【実施例】本発明の1実施例を図1の定着装置の構成を
示す側断面図と、該定着装置を有した図2の画像形成装
置の構成を示す側断面図と、図3の画像形成システムを
示すブロック図とによって説明する。
【0010】しかし本発明は本実施例に限定されるもの
ではない。
【0011】本発明の画像形成装置をカラープリンタを
例にして説明する。
【0012】図2に示すようにカラー画像形成装置1は
レーザ書込み系ユニットB、画像形成部C、および給紙
部Dから構成されていて次のプロセスによりカラー画像
が記録されるようになっている。まず本実施例による多
色像の形成は図3の画像形成システムに従って遂行され
る。即ちオリジナル画像を撮像素子が走査するカラー画
像データ入力部(図3(イ))で得られたデータを、画
像データ処理部(図3(ロ))で演算処理して画像デー
タを作成し、これは一旦画像メモリ(図3(ハ))に格
納される。次いで該画像メモリは記録時に取り出されて
記録部(図3(ニ))である例えば図2で示したカラー
画像形成装置1へ入力される。即ち前記プリンタとは別
体の画像読取装置から出力される色信号がレーザ書込み
系ユニットBに入力されるとこのレーザ書込み系ユニッ
トBにおいては、半導体レーザ(図示せず)で発生され
たレーザビームは、駆動モータ51により回転されるポリ
ゴンミラー52により回転走査され、fθレンズ53を経て
ミラー54により光路を曲げられて、予め帯電手段たる帯
電器55によって所定の電荷に一様帯電させられた像担持
体である感光体ドラム30の周面上に投射され輝線を形成
する。
【0013】一方、副走査方向に関して感光体ドラム30
の特定位置に設けられたインデックスをフォトセンサ
(いずれも図示せず)で検出して、この検出信号を基準
にして画像信号による半導体レーザの変調が開始されて
主走査方向が決定される。走査が開始されると主走査方
向に関して、レーザビームがインデックスセンサ(いず
れも図示せず)によって検出され、変調されたレーザビ
ームが感光体ドラム30の周面上を走査する。従って、レ
ーザビームによる主走査と感光体ドラム30の回転による
副走査とにより感光体ドラム30の周面上に第1の色に対
応する潜像が形成される。この潜像は、本実施例では複
数の並列して設けられた現像手段の内、例えばイエロー
(Y)トナー(顕像媒体)が収容された現像器31Yによ
り現像されて、感光体ドラム30表面にYトナー像が形成
される。得られたトナー像は、感光体ドラム30上に保持
されたまま、感光体ドラム30の周面上より離間している
清掃手段たるクリーニング装置59を通過し、引き続き第
2の色のコピーサイクルに入る。
【0014】すなわち、Yトナー像が形成された感光体
ドラム30は、前記帯電器55により再び帯電され、次いで
画像読取装置から出力された第2の色信号が前記書込み
系ユニットBに入力され、上述した第1の色信号の場合
と同様にして感光体ドラム30の表面への書込みが行なわ
れ、潜像が形成される。潜像は、第2の色として例えば
マゼンタ(M)トナーを収容した現像器31Mによって現
像される。このMトナー像はすでに形成されている前述
のYトナー像の現像下に形成される。
【0015】同様にして、第3の画像信号により形成さ
れた潜像をシアン(C)トナーを収容した現像器31Cで
現像し再帯電後第4の画像信号により形成された潜像を
黒(B)トナーを収容し現像器31Bで現像し、感光体ド
ラム30周面上にCトナー像およびBトナー像を重ね合わ
せて、カラートナー像が感光体ドラム30の表面上に形成
される。
【0016】これら各現像器31Y,31M,31C,31Bの
スリーブには交流あるいはさらに直流のバイアスが印加
され、基体が接地された感光体ドラム30には非接触で反
転現像(ジャンピング現像)が行われるようになってい
る。なお、現像に関係しない現像器は、現像スリーブの
回転を止め、印加するバイアスをカットするなどして、
感光体ドラム30に形成されたトナー像の損傷を防ぎ、ま
た、不要なトナーを潜像に供給しないようにする。
【0017】上述の如く感光体ドラム30の周面上に形成
されたカラートナー像は、転写手段として設けられた転
写極56において、前記給紙部Dより給紙ベルトにより供
給されタイミングローラにより前記カラートナー像とタ
イミングを合わせた記録媒体たる転写材に転写される。
この転写は、転写極56によってトナーと逆極性の高圧電
源による電圧を印加して行う。
【0018】かくして、カラートナー像が転写された転
写材は、分離極57により感光体ドラム30表面から分離さ
れて、搬送ベルトを介して本発明の定着装置70に搬入さ
れてカラートナー像の定着が行われた後、排紙装置80に
搬送されトレー1Aに排紙される。
【0019】一方、転写材へカラートナー像の転写、分
離を終えた感光体ドラム30は、さらに時計方向に回転し
て、クリーニング装置59のブレード59Aを圧接状態とし
て残留したトナーの除去、清掃が行われる。クリーニン
グ終了後は、再びブレード59Aが感光体ドラム30から離
間して、新たなカラー画像形成のプロセスに入る。
【0020】このようにして転写材上に所要のカラー画
像が記録される。
【0021】次に本発明の定着装置70の構成と作用につ
いて説明する。
【0022】図1に示すように定着装置70はハウジング
を形成する定着本体71とこの定着本体71内に回転可能に
装着される定着上ローラ72及び定着下ローラ73と、定着
上ローラ72の周面左上方に設けられるシリコンオイルパ
ット74と、右上方に設けられる均しローラ75と、転写材
の搬送方向下流側(定着上ローラ72の左側)に定着上ロ
ーラ72と対向して設けられる複数の上分離爪76と、同じ
く下流側に定着下ローラ73に当接して転写材を分離する
下分離爪77とによって構成されている。定着上ローラ72
は例えばB4サイズの転写材の幅方向のトナー画像を定
着することのできる長手方向(紙面垂直方向)の寸法を
有し、アルミニウム合金のシャフト72Aの外側同心に3
mm以上の厚みを有する耐熱性合成シリコンゴムによる外
径が約30mmの弾性体層72Bが設けられている。好ましい
弾性体層72Bの厚みは5mm前後に設定されている。
【0023】そして弾性体層72Bの表面には樹脂層とし
ての厚さ約50μの4フッ化エチレン-パーフルオロアル
キルビニルエーテル共重合体(以下PFAと呼ぶ)の離
型材層72Cが被覆され定着を終えた転写材が定着上ロー
ラ72から剥がれやすいようにしかつ、キズをつきにくく
している。そして前記PFAが被覆されたPFAの上か
ら測定した弾性体層72Bの硬度はアスカーCで65°以下
であり、好ましくは56°近傍に設定されている。
【0024】前記の弾性体層72Bは、LTVシリコンゴ
ムを基体とする場合、パイプ状の金型の内部に芯金とし
ての前記のシャフト72Aと離型材層72CとしてのPFA
チューブを樹脂層としてセットした状態で、液状シリコ
ンを加圧注入して成形され、加硫、冷却後、金型より取
り出して後加工を経ず使用される。
【0025】一方HTVシリコンゴムを基体とする場合
には、前記のシャフト72Aに混練したシリコンゴムを巻
き付け状態で金型により加圧成形し、外径を研磨加工し
たあとPFAチューブをもって被覆して使用される。
【0026】弾性体層72Bの基体をLTVシリコンゴム
とする定着上ローラ72は外径精度が±0.2mm、偏心が0.3
mmとやや精度に劣り、一方基体をHTVシリコンとする
定着上ローラ72は外径精度が±0.1mm、偏心が0.1mmと精
度に優れているものの、コストは前者が低く後者は高い
と云う一長一短があり、それ等を勘案して選択される。
【0027】前記のシリコンオイルパッド74は、予め充
分に離型用のシリコンオイルを含浸した状態とし、定着
上ローラ72の全長にわたって接触するよう取り付けられ
る。シリコンパッド74は発泡性テフロン、その他のフェ
ルト材により形成されていて、その弾性により定着上ロ
ーラ72の周面に軽く圧接して含有するシリコンオイルを
間断することなくローラ面に供給する。
【0028】前記の均しローラ75は、定着上ローラ72に
圧接し、その逆方向に強制的に駆動回転される。均しロ
ーラ75は表面密度が例えば550g/m2のフェルトあるい
は合成皮革により形成されていて、その弾性により定着
上ローラ72の周面を摺擦してオイル層を均一化する。
【0029】一方定着下ローラ73も定着上ローラ72と同
じ長手方向の寸法を有する例えば外径30mm肉厚3mmのア
ルミニウム合金の金属素管73Aで、その中心部には900
Wのヒータ73Bが設けられている。
【0030】そして定着上ローラ72と定着下ローラ73と
は互に所定の押圧力で押接され該定着上ローラ72の弾性
体層72Bは図に示すように定着下ローラ73との間にニッ
プ幅dを形成しこのニップ幅dを通過する過程で転写材
のトナー画像を設定された温度と時間とによって定着す
るようにしている。
【0031】そして定着上ローラ72の周面上方長手方向
全域には図に示すようなシリコンオイルパット74が押接
して設けられ、常時定着上ローラ72の表面にシリコンオ
イルを塗布すると共に、均しローラ75によって均一なシ
リコンオイル層が形成されるようになっていて、定着後
の転写材が定着上ローラ72から剥離しやすくすると共に
定着ローラの耐久性を維持するようにしている。
【0032】そして図に示すように定着装置70の矢印方
向から搬送される転写材は所定の定着速度と温度とに設
定された各定着上,下ローラ72,73によって定着され隣
接する排紙装置80を経てトレー1A上に排紙される。こ
のように定着上ローラ72をシャフト72Aに低硬度で厚肉
の弾性体層72Bを設けると共に、その外周に離型材層72
Cを被覆して内部にヒータを持たない該定着上ローラ72
と、ヒータを内蔵し金属材による定着下ローラ73とを互
いに押接回転しながら定着下ローラ73によって定着上ロ
ーラ72の表面から温めて転写材を定着するようにしてい
る。
【0033】この構成に達した理由をOHPの透過性の
観点から説明すると、次の様になる。耐久性向上の為、
弾性体層72Bの表層をPFA被覆する事により、対熱老
化を防止し、又キズが付きにくくなった。しかし従来技
術による薄肉のゴム層による定着上ローラ72のままで
は、OHPの透過性が充分得られない為、先に説明した
様に、3mm以上の肉厚、好ましくは5mm、そして硬度は
アスカーCで65°以下、好ましくは56°程度にする事に
より、透過性が得られた。しかし厚肉とした為、ローラ
内部からの加熱で、定着上ローラ72の表面温度を必要な
温度迄高めると、シャフト72Aと弾性体層72Bとの界面
温度が高くなり、該弾性体層72Bとシャフト72Aとの剥
離が発生するという耐久上の問題が生じる。又熱伝導率
の低い弾性体層72Bを介して熱伝導する事は効率が悪い
為、本実施例に示した様に、定着上ローラ72にヒータを
内蔵せず、定着下ローラ73からの加熱により、定着上ロ
ーラ72を表面から、加熱するという構成としている。
【0034】また下ローラ73の下分離爪77は、定着本体
71と一体の一対の立ち上がり部71Dに所定の間隔を置い
て複数個配置され、定着下ローラ73の周面に対向されて
いる。
【0035】各下分離爪77は、一体とする一対のボス部
77Bを定着本体71の突設するそれぞれ前記の立ち上がり
部71Dによって回動自在に支持され、引張りバネ71Eに
より時計方向に付勢されて爪先端部77Aを定着下ローラ
73の周面に軽く圧接させている。
【0036】前記爪先端部77Aの一部は転写材のガイド
面を形成し、分離した転写材を案内板78に搬送したのち
定着本体71の外部へと排紙する。
【0037】前記均しローラ75と定着下ローラ73は同軸
上にそれぞれ歯車G1とG2を備え、歯車G3,G4,
G5およびG6を介して連結されている。
【0038】前記の歯車G3はモータMにより駆動され
る歯車G7に噛合されていて、モータMの回転により均
しローラ75は時計方向、定着下ローラ73は反時計方向、
従って定着上ローラ72は時計方向へと従動回転されて、
矢示方向より搬送される転写材を上下の各定着ローラの
圧着面で挟着、加熱してトナー像の定着を行う。
【0039】前記のモータMは一方では感光体ドラム30
の回転や転写材の搬送作動の動力源として使用されるこ
とから、トナー像の転写から定着に至る間の転写材の搬
送がそれ等のプロセスに同期して支障なく行われる。
【0040】その結果、従来1万〜2万ページのライフ
しかなかったものが本実施例においては特にOHP用転
写材の透過性に支障がなくシミやムラのない美麗なカラ
ー画像を定着することのできる例えば普通紙の定着で10
万ページ以上の耐久性が得られた。また定着上ローラ72
の外周に離型材層72Cが施されているので、定着された
転写材の離型性がよく、定着上ローラ72に巻き付くこと
がないため、定着ジャムが防止され信頼性の高い定着装
置70となった。
【0041】次に定着される転写材の種類や透過画像の
形成に対応した定着装置70について説明する。
【0042】定着装置の構成や、特に定着上ローラ72と
定着下ローラ73とは前述した定着装置70と同じ構成であ
るため説明は省略する。
【0043】通常普通紙を定着する場合の各定着上,下
ローラ72,73の線速度は74.4mm/sでそのときの定着温
度は約135℃に設定されている。そして例えば転写材が
厚紙の場合は、各定着上,下ローラ72,73の線速度を前
述した普通紙の場合に比し、約1/2の37.2mm/sに落と
して遅くする事により定着温度は120℃で定着可能とな
る。仮に厚紙の場合に線速度を74.4mm/sとしたときの
定着温度は165℃程度必要となる。
【0044】また例えばOHP用転写材に透過画像を形
成する定着の場合は、各定着上,下ローラ72,73の線速
度を12.4mm/sと普通紙の場合の1/6に遅くする事によ
り135℃程度の温度で充分な透過性が得られる。
【0045】従って、厚紙や透過画像の形成時の定着は
普通紙に比して速度を遅くすることによって厚紙の場
合、用紙及び用紙上のトナーに与える熱量が多くできて
厚紙への定着が可能になり、又透過画像の場合、更に速
度を遅くし、普通紙なみの定着温度で大きな熱量を与え
る事が可能となって、充分な透過性が得られる。
【0046】このように本実施例の定着装置70は普通紙
定着モード,厚紙定着モード,透過画像定着モードに対
応して定着速度を3段階に切換えると共にそれぞれの線
速度に応じた定着温度で定着する。
【0047】従ってユーザが例えば普通紙から厚紙或い
は透過画像の定着モードに切り換えた場合、各モードに
対応した遅い線速度に設定することにより低い定着温度
で定着することが可能で、従来に比して遙かに早く所定
の定着温度に達して待ち時間が短縮されるため極めて効
率的な定着を行うことができる。
【0048】この定着速度の切換えは転写材に感光体ド
ラム30上にトナー画像が転写されると同時にあらかじめ
記憶されたCPU(図示せず)の制御によってサーボモ
ータあるいはステッピングモータ(何れも図示せず)の
回転数が切換えられるようになっている。またそれぞれ
の定着モードにセットされると、設定された各定着上,
下ローラ72,73に対応した前述の定着温度によって定着
されることになる。
【0049】かくしてトナー像の定着を終了した転写材
は、定着上ローラ72、定着下ローラ73の双方の周面より
分離して定着本体71の内部より水平方向に排紙される
が、離型性が悪く定着上ローラ72に巻き付いた場合には
前記の上分離爪76により、また定着下ローラ73に巻き付
いた場合には前記の下分離爪77によって強制的に剥離さ
れる。
【0050】前記上分離爪76は、図4に示す如く定着上
ローラ72の周面に沿って設けた爪支持部材170に所定の
間隔を置いて複数個配置され、定着上ローラ72の周面に
対向されている。
【0051】前記爪支持部材170は、その両端を定着本
体71内側の保持板71Aの備える一対の保持軸71Bによっ
て回動自在に保持され捩りバネ71Cにより付勢されてい
る。
【0052】爪支持部材170は、AA断面図である図5
に示すように、その両端の底部に一対の突当部材171を
設け、その先端部171Aを前記の捩りバネ71Cによる反
時計方向への付勢力によって定着上ローラ72の両側端周
面に軽く圧接させている。
【0053】前記の突当部材171は、一体のピン171Bと
171Cが爪支持部材170の備える丸穴と長穴にそれぞれ係
合することにより位置と方向が規制され、その上で前記
のピン171Bに座金172を係止することによって爪支持部
材170と一体化されている。
【0054】また前記複数の上分離爪76は、BB断面図
である図6に示すように、一対ずつが爪支持部材170の
立ち上がり部170A間に固定した軸170Bに回動自在に支
持され、その頂部と爪支持部材170との間に張架した引
張りバネ174によって反時計方向に個々に付勢されてい
る。
【0055】上分離爪76は回動中心の一方の側に定着上
ローラ72の周面に対向する爪先端部76Aを、また相対す
る側に突起部76Bと76Cを突設し、さらに突起部76Bに
は摺割Sが設けられている。
【0056】一方前記爪支持部材170は、頸部173Aと受
け部173Bを有するネジ部材173を螺合していて、頸部17
3Aを前記の上分離爪76の突起部76BのスリットSに係
合した状態で、受け部173Bにより突起部76Bの下面を
受け止めて上分離爪76の反時計方向への回動を規制して
いる。
【0057】従って前記のネジ部材173は、回転によっ
て高さを変化することにより上分離爪76の爪先端部76A
の位置を移動することが可能であり、上分離爪76の定着
上ローラ72に対応する間隔量Δの調整手段として使用さ
れる。
【0058】前記の上分離爪76の爪先端部76Aと定着上
ローラ72の周面との間隙量Δは次に記す条件を考慮して
設定される。
【0059】前記の間隙量Δは、必要以上に大きい値で
あると、定着上ローラ72に巻き付いた転写材を周面より
分離することが難しくなってジャムになるおそれがあ
り、また小さすぎる量であって定着上ローラ72の周面に
接触していたりすると、ローラ周面のオイルをかき取っ
て爪先に集めてしまい、いわゆるオイルダレの現象を発
生するので、調整精度として間隙量Δの値は上限値を0.
4mm、下限値を0.05mmとしその範囲内で設定されるのが
望ましいとされている。
【0060】しかし前記の定着上ローラ72は、加熱状態
では温度差によって軸方向の中央部が両端部より大きく
膨張して本実施例では半径差で0.25mm程度太くなる傾向
があるので、前記の間隙量Δの初期設定に際しては、定
着上ローラ中央部においてはその値が前述した上限値0.
4mmと、下限値0.05mmに加えることの前記半径差0.25m
m、即ち0.3mmとの間の0.1mmの範囲内で設定される必要
がある。また両側では調整範囲を広くとることも可能で
ある。
【0061】この中央部における設定範囲は調整上極め
てシビアではあるが、本発明の定着装置70においては前
記のネジ部材173を回転してその高さを変化することに
より前記の爪先端部76Aの位置をそれぞれ個々に極めて
微細に調整することが可能であるので、前記の間隙量Δ
の値を分離爪76の位置に対応して所要の量に容易かつ正
確に設定することが出来る。
【0062】
【発明の効果】本発明により、定着ローラに設置される
転写材の分離爪は、非接触方式の分離爪を採用すること
によって記録材がオイル汚れが生じて品質を損なうこと
がなくなり、更にローラ周面に対する間隙量をローラの
精度や変形に対応して微細にしかも個々に調整すること
が可能となった結果、熱膨張による変形の多い弾性層を
有した定着ローラに対しても分離不良に基づくジャム等
が生じることのない定着装置が提供されることとなり、
弾性体の定着ローラの使用によって一般の転写紙は勿
論、OHP用の転写材に対しても鮮やかなカラー画像を
定着することの出来る実用上極めて有用な定着装置が提
供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着装置を示す断面構成図。
【図2】本発明の定着装置を備える画像形成装置の断面
構成図。
【図3】画像形成システムを示すブロック図。
【図4】分離爪のレイアウトを示す平面図。
【図5】分離爪のレイアウトを示す平面図のAA断面
図。
【図6】分離爪のレイアウトを示す平面図のBB断面
図。
【符号の説明】
70 定着装置 71 定着本体 72 定着上ローラ 73 定着下ローラ 74 シリコンオイルパッド 75 均しローラ 76 上分離爪 76A 爪先端部 76B 突起部 170 爪支持部材 171 突当部材 173 ネジ部材 174 引張りバネ S スリット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径方向に少なくとも1つの弾性層を有す
    る定着ローラと、該定着ローラに非接触で近接し記録材
    を剥離するための複数の爪と、該爪を支持する爪支持部
    材と、前記定着ローラの表面と前記爪との間隙を個別に
    調整する調整手段を備えることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記爪は前記爪支持部材に設けた突当部
    材を前記定着ローラの周面に当接することによって該周
    面に対する位置を規制されることを特徴とする請求項1
    記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記定着ローラは中心部の芯金と、中間
    部の弾性層と、表面部の樹脂層とから構成されることを
    特徴とする請求項1記載の定着装置。
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