JPH0887312A - 円筒補間方式 - Google Patents
円筒補間方式Info
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- JPH0887312A JPH0887312A JP22530394A JP22530394A JPH0887312A JP H0887312 A JPH0887312 A JP H0887312A JP 22530394 A JP22530394 A JP 22530394A JP 22530394 A JP22530394 A JP 22530394A JP H0887312 A JPH0887312 A JP H0887312A
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- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims abstract description 57
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims abstract description 30
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 16
- 238000003754 machining Methods 0.000 claims description 8
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 17
- 230000006870 function Effects 0.000 description 7
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 230000022233 establishment of spindle orientation Effects 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 円筒面上で曲線の補間を行った際の、切削点
補正を行った後の実速度を一定の値にする。 【構成】 工具径補正手段104は、円筒軸と、前記円
筒面を展開した仮想直線軸で構成される仮想平面上で、
工具径オフセットベクトルを演算して、工具の中心通路
を求める。送り速度制御手段120は、曲線の補間指令
が出力された際には、切削点補正を行うことにより生じ
る工具の実速度変化量を算出し、指令速度に対し、実速
度変化量を打ち消すようにオーバライドをかけた変換速
度指令を出力する。補間手段107は、変換速度によ
り、工具の中心通路を補間して、仮想直線軸の第1の補
間パルスと、円筒軸の第2の補間パルスを出力する。パ
ルス変換手段108は、第1の補間パルスを回転軸の第
3の補間パルスに変換する。各補正成分計算手段10
5、109、各補正成分補間手段106、110、及び
加算機111,112とで切削点補正手段を構成してい
る。切削点補正手段は、工具の切削面が前記ワークの中
心点に向くように切削点補正を行う。
補正を行った後の実速度を一定の値にする。 【構成】 工具径補正手段104は、円筒軸と、前記円
筒面を展開した仮想直線軸で構成される仮想平面上で、
工具径オフセットベクトルを演算して、工具の中心通路
を求める。送り速度制御手段120は、曲線の補間指令
が出力された際には、切削点補正を行うことにより生じ
る工具の実速度変化量を算出し、指令速度に対し、実速
度変化量を打ち消すようにオーバライドをかけた変換速
度指令を出力する。補間手段107は、変換速度によ
り、工具の中心通路を補間して、仮想直線軸の第1の補
間パルスと、円筒軸の第2の補間パルスを出力する。パ
ルス変換手段108は、第1の補間パルスを回転軸の第
3の補間パルスに変換する。各補正成分計算手段10
5、109、各補正成分補間手段106、110、及び
加算機111,112とで切削点補正手段を構成してい
る。切削点補正手段は、工具の切削面が前記ワークの中
心点に向くように切削点補正を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワークの円筒面を加工す
る数値制御装置の円筒補間に関し、特に工具切削面が円
筒面に対して常に垂直になるように切削点補正を行う円
筒補間方式に関する。
る数値制御装置の円筒補間に関し、特に工具切削面が円
筒面に対して常に垂直になるように切削点補正を行う円
筒補間方式に関する。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタ等で、エンドミルを使
用して、円筒状のワークに複雑な溝加工を行うときには
円筒軸(Z)と、回転軸(C)を制御して加工を行う。
このような加工で、加工プログラムを簡単に作成するた
めに、円筒補間方式が広く採用されている。
用して、円筒状のワークに複雑な溝加工を行うときには
円筒軸(Z)と、回転軸(C)を制御して加工を行う。
このような加工で、加工プログラムを簡単に作成するた
めに、円筒補間方式が広く採用されている。
【0003】円筒補間方式を行う際には、円筒面を仮想
平面に展開して得られる、円筒の回転中心軸と仮想直線
軸とからなる仮想直交座標系を用いる。図6は円筒面を
展開して表現される仮想平面を示す図である。ワーク2
の円筒面を展開することにより、仮想平面2aが得られ
る。ここで、ワーク2の回転中心軸6がZ軸であり、工
具1の中心軸とZ軸とに垂直な軸が仮想直線軸である。
この仮想直線軸をCy軸とする。そして、仮想平面2a
はZ軸とCy軸からなる座標径である。なお、仮想平面
2aのCy軸方向の移動は、実際にはワーク2の回転中
心軸6がC軸方向に回転することにより移動制御され
る。
平面に展開して得られる、円筒の回転中心軸と仮想直線
軸とからなる仮想直交座標系を用いる。図6は円筒面を
展開して表現される仮想平面を示す図である。ワーク2
の円筒面を展開することにより、仮想平面2aが得られ
る。ここで、ワーク2の回転中心軸6がZ軸であり、工
具1の中心軸とZ軸とに垂直な軸が仮想直線軸である。
この仮想直線軸をCy軸とする。そして、仮想平面2a
はZ軸とCy軸からなる座標径である。なお、仮想平面
2aのCy軸方向の移動は、実際にはワーク2の回転中
心軸6がC軸方向に回転することにより移動制御され
る。
【0004】この座標系は通常の平面座標系と同じであ
り、この直交座標系で工具の通路をプログラムより求め
る。加工形状は円筒座標系でプログラムされているの
で、仮想直交座標系に変換する。このような直交座標系
でZ軸とCy軸を補間後に、Cy軸の移動量を、ワーク
2の回転軸(C軸)6の回転量に逆変換(直交座標から
円筒座標系に)して、C軸を制御する。このような円筒
補間方式によって、複雑な溝加工プログラムが簡単に作
成できる。
り、この直交座標系で工具の通路をプログラムより求め
る。加工形状は円筒座標系でプログラムされているの
で、仮想直交座標系に変換する。このような直交座標系
でZ軸とCy軸を補間後に、Cy軸の移動量を、ワーク
2の回転軸(C軸)6の回転量に逆変換(直交座標から
円筒座標系に)して、C軸を制御する。このような円筒
補間方式によって、複雑な溝加工プログラムが簡単に作
成できる。
【0005】ただし、仮想平面上を通常の平面座標系と
同じように切削した場合、工具の切削面が円筒面に対し
て垂直ではないという問題が生じる。図7は仮想平面上
を平面座標系と同じように切削した場合の、溝加工にお
ける工具1とワーク2の位置関係を示す図である。この
場合、工具軸1aがワーク2の円筒面に垂直になるよう
に制御されている。従って、工具切削面5は、ワーク2
の円筒面に垂直な線3と一定の角度を有する。この結
果、斜線4で示す部分が余分に切削されることとなり、
工具切削面5を円筒面と垂直にすることができなかっ
た。
同じように切削した場合、工具の切削面が円筒面に対し
て垂直ではないという問題が生じる。図7は仮想平面上
を平面座標系と同じように切削した場合の、溝加工にお
ける工具1とワーク2の位置関係を示す図である。この
場合、工具軸1aがワーク2の円筒面に垂直になるよう
に制御されている。従って、工具切削面5は、ワーク2
の円筒面に垂直な線3と一定の角度を有する。この結
果、斜線4で示す部分が余分に切削されることとなり、
工具切削面5を円筒面と垂直にすることができなかっ
た。
【0006】従来は、この問題を解消するために、切削
点補正を行っていた。図8は切削点補正後の工具とワー
クの位置関係を示す図である。工具1の工具切削面5
が、ワーク2の円筒面の垂線と一致するために、工具軸
1aを工具半径rだけ移動させて、工具切削面5がワー
ク2の回転中心軸の真上の点Pに一致するように切削点
補正が行われている。
点補正を行っていた。図8は切削点補正後の工具とワー
クの位置関係を示す図である。工具1の工具切削面5
が、ワーク2の円筒面の垂線と一致するために、工具軸
1aを工具半径rだけ移動させて、工具切削面5がワー
ク2の回転中心軸の真上の点Pに一致するように切削点
補正が行われている。
【0007】このように、工具の中心から工具の切削点
(工具接点)までのベクトルである工具接点ベクトルか
ら、工具切削面が円筒面に垂直になるように工具位置を
補正していた。このような例として、本出願人は特開平
4−33013号を出願している。
(工具接点)までのベクトルである工具接点ベクトルか
ら、工具切削面が円筒面に垂直になるように工具位置を
補正していた。このような例として、本出願人は特開平
4−33013号を出願している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、円筒面上で円
弧補間等の曲線の補間を行うと、工具接点ベクトルは時
々刻々変化する。従って、そのときの切削点補正量も同
時に変化する。その結果、円筒軸(Z軸)と回転軸(C
軸)の合成速度(以後、実速度と呼ぶ)の、速度が一定
でなくなる。
弧補間等の曲線の補間を行うと、工具接点ベクトルは時
々刻々変化する。従って、そのときの切削点補正量も同
時に変化する。その結果、円筒軸(Z軸)と回転軸(C
軸)の合成速度(以後、実速度と呼ぶ)の、速度が一定
でなくなる。
【0009】図9は切削点補正中の送り速度を説明する
図である。説明を容易にするために、仮想平面(Cy−
Z座標系)を用いて説明する。従って、回転軸(C軸)
と仮想直線軸(Cy軸)とは、同じものとして扱う。
図である。説明を容易にするために、仮想平面(Cy−
Z座標系)を用いて説明する。従って、回転軸(C軸)
と仮想直線軸(Cy軸)とは、同じものとして扱う。
【0010】ここで、円弧補間により、工具が単位時間
あたり中心角Δθだけ移動する場合を考える。つまり、
移動前の工具1cの位置から、単位時間経過後に工具1
dの位置に移動する。この時、工具はプログラム通路9
0aに工具径補正を行った径路が工具中心通路91aで
ある。
あたり中心角Δθだけ移動する場合を考える。つまり、
移動前の工具1cの位置から、単位時間経過後に工具1
dの位置に移動する。この時、工具はプログラム通路9
0aに工具径補正を行った径路が工具中心通路91aで
ある。
【0011】前提条件として、切削点補正前のZ軸の速
度成分をFz、切削点補正前のCy軸の速度成分をF
c、移動前の工具1cの位置における工具接点ベクトル
(図中Vs)のCy軸成分をVcs、移動後の工具2b
の位置における工具接点ベクトル(図中Ve)のCy軸
成分をVceとする。このとき、切削点補正後の各速度
成分は、以下の式で表すことができる。切削点補正後の
Z軸の速度成分Fz’は、
度成分をFz、切削点補正前のCy軸の速度成分をF
c、移動前の工具1cの位置における工具接点ベクトル
(図中Vs)のCy軸成分をVcs、移動後の工具2b
の位置における工具接点ベクトル(図中Ve)のCy軸
成分をVceとする。このとき、切削点補正後の各速度
成分は、以下の式で表すことができる。切削点補正後の
Z軸の速度成分Fz’は、
【0012】
【数1】 Fz’=Fz ・・・・ (1) 切削点補正後のCy軸の速度成分Fc’は、
【0013】
【数2】 Fc’=Fc+(Vce−Vcs)・・・・ (2) このZ軸の速度成分Fz’とCy軸の速度成分Fc’と
の合成速度が実速度である。
の合成速度が実速度である。
【0014】そして、切削点補正の際には、工具径補正
を行った後の速度(FzとFcの合成速度)は指令速度
と等しく、その速度に切削点補正量の変化によって生じ
る速度(Vce−Vcs)が加算される。そのため、工
具の移動方向の変化に応じて切削点補正量も変化し、切
削点補正量を重畳した実速度が一定でなくなる。実速度
は、円弧の内側オフセットの場合には指令速度より速く
なる。逆に、円弧の外側オフセットの場合には指令速度
より遅くなる。
を行った後の速度(FzとFcの合成速度)は指令速度
と等しく、その速度に切削点補正量の変化によって生じ
る速度(Vce−Vcs)が加算される。そのため、工
具の移動方向の変化に応じて切削点補正量も変化し、切
削点補正量を重畳した実速度が一定でなくなる。実速度
は、円弧の内側オフセットの場合には指令速度より速く
なる。逆に、円弧の外側オフセットの場合には指令速度
より遅くなる。
【0015】このように、切削点補間補正量が逐次変化
することにより、工具の移動が滑らかでなくなり、安定
した加工ができなくなる。その結果、加工精度の悪化を
招いてしまうという問題点があった。
することにより、工具の移動が滑らかでなくなり、安定
した加工ができなくなる。その結果、加工精度の悪化を
招いてしまうという問題点があった。
【0016】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、円筒面上で円弧補間等の曲線の補間を行った
際の、切削点補正を行った後の実速度を一定の値にする
円筒補間方式を提供することを目的とする。
のであり、円筒面上で円弧補間等の曲線の補間を行った
際の、切削点補正を行った後の実速度を一定の値にする
円筒補間方式を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、円筒面上を加工するための円筒補間方式
において、円筒軸と、前記円筒面を展開した仮想直線軸
で構成される仮想平面上で、工具径オフセットベクトル
を演算して、工具の中心通路を求める工具径補正手段
と、曲線の補間指令が出力された際には、切削点補正を
行うことにより生じる前記工具の実速度変化量を算出
し、前記実速度変化量を打ち消すように、指令速度に対
しオーバライドをかけた変換速度を出力する送り速度制
御手段と、前記変換速度により、前記工具の中心通路を
補間して、前記仮想直線軸の第1の補間パルスと、前記
円筒軸の第2の補間パルスを出力する補間手段と、前記
第1の補間パルスを回転軸の第3の補間パルスに変換す
るパルス変換手段と、前記工具の切削面が、前記円筒面
と垂直になるように切削点補正を行う切削点補正手段
と、を有することを特徴とする円筒補間方式が提供され
る。
決するために、円筒面上を加工するための円筒補間方式
において、円筒軸と、前記円筒面を展開した仮想直線軸
で構成される仮想平面上で、工具径オフセットベクトル
を演算して、工具の中心通路を求める工具径補正手段
と、曲線の補間指令が出力された際には、切削点補正を
行うことにより生じる前記工具の実速度変化量を算出
し、前記実速度変化量を打ち消すように、指令速度に対
しオーバライドをかけた変換速度を出力する送り速度制
御手段と、前記変換速度により、前記工具の中心通路を
補間して、前記仮想直線軸の第1の補間パルスと、前記
円筒軸の第2の補間パルスを出力する補間手段と、前記
第1の補間パルスを回転軸の第3の補間パルスに変換す
るパルス変換手段と、前記工具の切削面が、前記円筒面
と垂直になるように切削点補正を行う切削点補正手段
と、を有することを特徴とする円筒補間方式が提供され
る。
【0018】
【作用】工具径補正手段は、円筒軸と、前記円筒面を展
開した仮想直線軸で構成される仮想平面上で、工具径オ
フセットベクトルを演算して、工具の中心通路を求め
る。送り速度制御手段は、曲線の補間指令が出力された
際には、切削点補正を行うことにより生じる工具の実速
度変化量を算出し、指令速度に対し、実速度変化量を打
ち消すようにオーバライドをかけた変換速度指令を出力
する。補間手段は、変換速度により、工具の中心通路を
補間して、仮想直線軸の第1の補間パルスと、円筒軸の
第2の補間パルスを出力する。パルス変換手段は、第1
の補間パルスを回転軸の第3の補間パルスに変換する。
切削点補正手段は、工具の切削面が前記ワークの中心点
に向くように切削点補正を行う。
開した仮想直線軸で構成される仮想平面上で、工具径オ
フセットベクトルを演算して、工具の中心通路を求め
る。送り速度制御手段は、曲線の補間指令が出力された
際には、切削点補正を行うことにより生じる工具の実速
度変化量を算出し、指令速度に対し、実速度変化量を打
ち消すようにオーバライドをかけた変換速度指令を出力
する。補間手段は、変換速度により、工具の中心通路を
補間して、仮想直線軸の第1の補間パルスと、円筒軸の
第2の補間パルスを出力する。パルス変換手段は、第1
の補間パルスを回転軸の第3の補間パルスに変換する。
切削点補正手段は、工具の切削面が前記ワークの中心点
に向くように切削点補正を行う。
【0019】これにより、実速度を一定の値に保つこと
ができる。
ができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の円筒補間方式の概略構成を示すブ
ロック図である。なお、以後の説明に用いる座標軸は、
図6で示した座標軸である。加工プログラム101から
Z軸指令とC軸指令がされる。ここで、C軸は角度の単
位で指令されるものとする。解読手段102は円筒補間
あるいはインボリュート補間の指令があるとこれを解読
する。座標変換手段103はC軸の回転指令を仮想平面
上の仮想直線軸Cyに変換する。すなわち、回転角度で
指令された座標を回転角度に対応した、ワークの円筒面
上の距離に換算する。
する。図1は本発明の円筒補間方式の概略構成を示すブ
ロック図である。なお、以後の説明に用いる座標軸は、
図6で示した座標軸である。加工プログラム101から
Z軸指令とC軸指令がされる。ここで、C軸は角度の単
位で指令されるものとする。解読手段102は円筒補間
あるいはインボリュート補間の指令があるとこれを解読
する。座標変換手段103はC軸の回転指令を仮想平面
上の仮想直線軸Cyに変換する。すなわち、回転角度で
指令された座標を回転角度に対応した、ワークの円筒面
上の距離に換算する。
【0021】これらの指令から、工具径補正手段104
はZ軸と仮想直線軸Cyでのプログラム通路と工具径か
ら、工具の中心通路を求める。そして、工具の中心通路
の指令値を出力する。すなわち、工具径補正手段104
は工具の移動指令Zと仮想直線軸上の指令Cyを補間手
段107に出力する。また、工具径補正手段104はブ
ロック始点での補正成分計算手段105に工具径オフセ
ットベクトルを、同期補正成分計算手段109に工具半
径とオフセット方向を送る。
はZ軸と仮想直線軸Cyでのプログラム通路と工具径か
ら、工具の中心通路を求める。そして、工具の中心通路
の指令値を出力する。すなわち、工具径補正手段104
は工具の移動指令Zと仮想直線軸上の指令Cyを補間手
段107に出力する。また、工具径補正手段104はブ
ロック始点での補正成分計算手段105に工具径オフセ
ットベクトルを、同期補正成分計算手段109に工具半
径とオフセット方向を送る。
【0022】一方、解読手段102は、加工プログラム
から、円弧補間あるいはインボリュート補間等の、時間
により工具接点ベクトルが変化する指令を解読すると、
送り速度制御手段120に対し、円弧補間の送り速度
(指令速度)Fと円弧半径Rを出力する。
から、円弧補間あるいはインボリュート補間等の、時間
により工具接点ベクトルが変化する指令を解読すると、
送り速度制御手段120に対し、円弧補間の送り速度
(指令速度)Fと円弧半径Rを出力する。
【0023】更に、送り速度制御手段120は、工具径
補正手段104から内側オフセットかあるいは外側オフ
セットかの識別フラグ、および工具半径のデータを受け
取る。そして、送り速度制御手段120は、オーバライ
ドのための変換比率を計算し、指令速度に変換比率分の
オーバライドをかけた、変換速度αFiを出力する。こ
のとき、円弧補間の際の中心角θi-1のデータを事前に
受け取っている。なお、変換比率の算出方法については
後述する。
補正手段104から内側オフセットかあるいは外側オフ
セットかの識別フラグ、および工具半径のデータを受け
取る。そして、送り速度制御手段120は、オーバライ
ドのための変換比率を計算し、指令速度に変換比率分の
オーバライドをかけた、変換速度αFiを出力する。こ
のとき、円弧補間の際の中心角θi-1のデータを事前に
受け取っている。なお、変換比率の算出方法については
後述する。
【0024】補間手段107は、変換速度αFiに従
い、指令Z、Cyを補間し、仮想直線軸の補間パルスP
Cyiと、Z軸の補間パルスPZiをパルス変換手段1
08に出力する。パルス変換手段108は、補間パルス
PCyiを回転軸(C軸)の補間パルスPCiに変換す
る。
い、指令Z、Cyを補間し、仮想直線軸の補間パルスP
Cyiと、Z軸の補間パルスPZiをパルス変換手段1
08に出力する。パルス変換手段108は、補間パルス
PCyiを回転軸(C軸)の補間パルスPCiに変換す
る。
【0025】ブロック始点での補正成分計算手段105
は、工具径オフセットベクトルから工具接点ベクトルの
仮想直線軸方向の補正成分Vcyを求める。これは、工
具接点ベクトルは工具径オフセットベクトルの方向を逆
にしたものであるから、工具径オフセットベクトルから
工具接点ベクトルを求め、その回転ベクトルの仮想直線
軸成分を求めればよい。補正成分Vcyはブロック始点
補正成分補間手段106で補間され、Y軸の補正パルス
RYjと、回転軸の補正パルスRCjとして出力され
る。
は、工具径オフセットベクトルから工具接点ベクトルの
仮想直線軸方向の補正成分Vcyを求める。これは、工
具接点ベクトルは工具径オフセットベクトルの方向を逆
にしたものであるから、工具径オフセットベクトルから
工具接点ベクトルを求め、その回転ベクトルの仮想直線
軸成分を求めればよい。補正成分Vcyはブロック始点
補正成分補間手段106で補間され、Y軸の補正パルス
RYjと、回転軸の補正パルスRCjとして出力され
る。
【0026】一方、同期補正成分計算手段109は、円
弧補間時、インボリュート補間時等のように、補間手段
107の補間毎に工具接点ベクトルが変化していくとき
に、補正成分を計算する。すなわち、工具接点ベクトル
のCy軸に対する角度θiが変化したときの、工具接点
ベクトルの変化の仮想直線軸成分ΔVcyを求め、同期
補正成分補間手段110に送る。同期補正成分補間手段
110は補間手段107が補間演算を行う毎に、補正成
分ΔVcyを補間して、C軸の補正パルスRCiと、Y
軸の補正パルスRYiを出力する。これらの補正パルス
RCiとRYiは、補間手段107からの補間パルスP
Ci、PZiと同期して出力される。
弧補間時、インボリュート補間時等のように、補間手段
107の補間毎に工具接点ベクトルが変化していくとき
に、補正成分を計算する。すなわち、工具接点ベクトル
のCy軸に対する角度θiが変化したときの、工具接点
ベクトルの変化の仮想直線軸成分ΔVcyを求め、同期
補正成分補間手段110に送る。同期補正成分補間手段
110は補間手段107が補間演算を行う毎に、補正成
分ΔVcyを補間して、C軸の補正パルスRCiと、Y
軸の補正パルスRYiを出力する。これらの補正パルス
RCiとRYiは、補間手段107からの補間パルスP
Ci、PZiと同期して出力される。
【0027】Y軸の補正パルスRYjとRYiは加算器
111で加算され、Y軸の出力パルスとして軸制御回路
42に送られる。勿論補正パルスRYjとRYiは同時
に出力されることはない。
111で加算され、Y軸の出力パルスとして軸制御回路
42に送られる。勿論補正パルスRYjとRYiは同時
に出力されることはない。
【0028】C軸の補正パルスRCj、補間パルスPC
i、補正パルスRCiは加算器112で加算され、軸制
御回路44に送られる。補正パルスRCiは補間パルス
PCiに重畳して出力される。
i、補正パルスRCiは加算器112で加算され、軸制
御回路44に送られる。補正パルスRCiは補間パルス
PCiに重畳して出力される。
【0029】また、Z軸の補間パルスPZiは軸制御回
路43に送られる。このようにして、切削点補正を行う
円筒補間において、円筒面上の円弧補間を行った際に、
実速度を指令速度と同じにすることができる。
路43に送られる。このようにして、切削点補正を行う
円筒補間において、円筒面上の円弧補間を行った際に、
実速度を指令速度と同じにすることができる。
【0030】図2は本発明を実施するための数値制御装
置(CNC)のハードウェアのブロック図である。図に
おいて、10は数値制御装置(CNC)である。プロセ
ッサ11は数値制御装置(CNC)10全体の制御の中
心となるプロセッサであり、バス21を介して、ROM
12に格納されたシステムプログラムを読み出し、この
システムプログラムに従って、数値制御装置(CNC)
10全体の制御を実行する。RAM13には一時的な計
算データ、表示データ等が格納される。RAM13には
SRAMが使用される。CMOS14には工具補正量、
ピッチ誤差補正量、加工プログラム及びパラメータ等が
格納される。CMOS14は、図示されていないバッテ
リでバックアップされ、数値制御装置(CNC)10の
電源がオフされても不揮発性メモリとなっているので、
それらのデータはそのまま保持される。
置(CNC)のハードウェアのブロック図である。図に
おいて、10は数値制御装置(CNC)である。プロセ
ッサ11は数値制御装置(CNC)10全体の制御の中
心となるプロセッサであり、バス21を介して、ROM
12に格納されたシステムプログラムを読み出し、この
システムプログラムに従って、数値制御装置(CNC)
10全体の制御を実行する。RAM13には一時的な計
算データ、表示データ等が格納される。RAM13には
SRAMが使用される。CMOS14には工具補正量、
ピッチ誤差補正量、加工プログラム及びパラメータ等が
格納される。CMOS14は、図示されていないバッテ
リでバックアップされ、数値制御装置(CNC)10の
電源がオフされても不揮発性メモリとなっているので、
それらのデータはそのまま保持される。
【0031】インタフェース15は外部機器用のインタ
フェースであり、紙テープリーダ、紙テープパンチャ
ー、紙テープリーダ・パンチャー等の外部機器31が接
続される。紙テープリーダからは加工プログラムが読み
込まれ、また、数値制御装置(CNC)10内で編集さ
れた加工プログラムを紙テープパンチャーに出力するこ
とができる。
フェースであり、紙テープリーダ、紙テープパンチャ
ー、紙テープリーダ・パンチャー等の外部機器31が接
続される。紙テープリーダからは加工プログラムが読み
込まれ、また、数値制御装置(CNC)10内で編集さ
れた加工プログラムを紙テープパンチャーに出力するこ
とができる。
【0032】PMC(プログラマブル・マシン・コント
ローラ)16はCNC10に内蔵され、ラダー形式で作
成されたシーケンスプログラムで機械を制御する。すな
わち、加工プログラムで指令された、M機能、S機能及
びT機能に従って、これらをシーケンスプログラムで機
械側で必要な信号に変換し、I/Oユニット17から機
械側に出力する。この出力信号は機械側のマグネット等
を駆動し、油圧バルブ、空圧バルブ及び電気アクチュエ
イタ等を作動させる。また、機械側のリミットスイッチ
及び機械操作盤のスイッチ等の信号を受けて、必要な処
理をして、プロセッサ11に渡す。
ローラ)16はCNC10に内蔵され、ラダー形式で作
成されたシーケンスプログラムで機械を制御する。すな
わち、加工プログラムで指令された、M機能、S機能及
びT機能に従って、これらをシーケンスプログラムで機
械側で必要な信号に変換し、I/Oユニット17から機
械側に出力する。この出力信号は機械側のマグネット等
を駆動し、油圧バルブ、空圧バルブ及び電気アクチュエ
イタ等を作動させる。また、機械側のリミットスイッチ
及び機械操作盤のスイッチ等の信号を受けて、必要な処
理をして、プロセッサ11に渡す。
【0033】グラフィック制御回路18は各軸の現在位
置、アラーム、パラメータ、画像データ等のディジタル
データを画像信号に変換して出力する。この画像信号は
CRT/MDIユニット25の表示装置26に送られ、
表示装置26に表示される。インタフェース19はCR
T/MDIユニット25内のキーボード27からのデー
タを受けて、プロセッサ11に渡す。
置、アラーム、パラメータ、画像データ等のディジタル
データを画像信号に変換して出力する。この画像信号は
CRT/MDIユニット25の表示装置26に送られ、
表示装置26に表示される。インタフェース19はCR
T/MDIユニット25内のキーボード27からのデー
タを受けて、プロセッサ11に渡す。
【0034】インタフェース20は手動パルス発生器3
2に接続され、手動パルス発生器32からのパルスを受
ける。手動パルス発生器32は機械操作盤に実装され、
手動で機械稼働部を精密に位置決めするのに使用され
る。
2に接続され、手動パルス発生器32からのパルスを受
ける。手動パルス発生器32は機械操作盤に実装され、
手動で機械稼働部を精密に位置決めするのに使用され
る。
【0035】軸制御回路41〜44はプロセッサ11か
らの各軸の移動指令を受けて、各軸の指令をサーボアン
プ51〜54に出力する。サーボアンプ51〜54はこ
の移動指令を受けて、各軸のサーボモータ61〜64を
駆動する。サーボモータ61〜64には位置検出用のパ
ルスコーダが内蔵されており、このパルスコーダから位
置信号がパルス列としてフィードバックされる。場合に
よっては、位置検出器として、リニアスケールが使用さ
れる。また、このパルス列をF/V(周波数/速度)変
換することにより、速度信号を生成することができる。
図ではこれらの位置信号のフィードバックライン及び速
度フィードバックは省略してある。 サーボモータ61
はX軸、サーボモータ62はY軸、サーボモータ63は
Z軸、サーボモータ64はC軸用である。
らの各軸の移動指令を受けて、各軸の指令をサーボアン
プ51〜54に出力する。サーボアンプ51〜54はこ
の移動指令を受けて、各軸のサーボモータ61〜64を
駆動する。サーボモータ61〜64には位置検出用のパ
ルスコーダが内蔵されており、このパルスコーダから位
置信号がパルス列としてフィードバックされる。場合に
よっては、位置検出器として、リニアスケールが使用さ
れる。また、このパルス列をF/V(周波数/速度)変
換することにより、速度信号を生成することができる。
図ではこれらの位置信号のフィードバックライン及び速
度フィードバックは省略してある。 サーボモータ61
はX軸、サーボモータ62はY軸、サーボモータ63は
Z軸、サーボモータ64はC軸用である。
【0036】スピンドル制御回路71はスピンドル回転
指令及びスピンドルのオリエンテーション等の指令を受
けて、スピンドルアンプ72にスピンドル速度信号を出
力する。スピンドルアンプ72はこのスピンドル速度信
号を受けて、スピンドルモータ73を指令された回転速
度で回転させる。また、オリエンテーション指令によっ
て、所定の位置にスピンドルを位置決めする。
指令及びスピンドルのオリエンテーション等の指令を受
けて、スピンドルアンプ72にスピンドル速度信号を出
力する。スピンドルアンプ72はこのスピンドル速度信
号を受けて、スピンドルモータ73を指令された回転速
度で回転させる。また、オリエンテーション指令によっ
て、所定の位置にスピンドルを位置決めする。
【0037】スピンドルモータ73には歯車あるいはベ
ルトでポジションコーダ82が結合されている。従っ
て、ポジションコーダ82はスピンドル73に同期して
回転し、帰還パルスを出力し、その帰還パルスはインタ
フェース81を経由して、プロセッサ11によって読み
取られる。この帰還パルスは他の軸をスピンドルモータ
73に同期して移動させてネジ切り等の加工を行うため
に使用される。
ルトでポジションコーダ82が結合されている。従っ
て、ポジションコーダ82はスピンドル73に同期して
回転し、帰還パルスを出力し、その帰還パルスはインタ
フェース81を経由して、プロセッサ11によって読み
取られる。この帰還パルスは他の軸をスピンドルモータ
73に同期して移動させてネジ切り等の加工を行うため
に使用される。
【0038】次に、このような数値制御装置により円筒
面上の円弧補間を行う場合の、オーバライドの値の求め
方について具体的に説明する。先ず、切削点補正を行う
際に指令速度にオーバライドをかけなかった場合の、工
具中心の実速度と、プログラムの指令速度との比を求め
る。
面上の円弧補間を行う場合の、オーバライドの値の求め
方について具体的に説明する。先ず、切削点補正を行う
際に指令速度にオーバライドをかけなかった場合の、工
具中心の実速度と、プログラムの指令速度との比を求め
る。
【0039】図3は円弧補間の際の工具の移動軌跡を示
す図である。この例は、仮想平面(Cy−Z平面)上で
半径Rの円弧90の内側を切削する場合である。この
時、工具中心位置Qは、工具径補正後の通路91を通
る。
す図である。この例は、仮想平面(Cy−Z平面)上で
半径Rの円弧90の内側を切削する場合である。この
時、工具中心位置Qは、工具径補正後の通路91を通
る。
【0040】ここで、工具半径をVとし、円弧90の中
心座標から工具1へのベクトル92とCy軸との角度を
中心角θとする。このとき、切削点補正量93(ΔCy
θ)は、
心座標から工具1へのベクトル92とCy軸との角度を
中心角θとする。このとき、切削点補正量93(ΔCy
θ)は、
【0041】
【数3】ΔCyθ=V・COSθ ・・・・ (3) の式で表すことができる。この際、工具中心位置Qが指
令速度Fになるようにパルスの分配量が決められてい
る。従って、指令速度にオーバライドをかけなかった場
合の実速度F1は、指令速度F0に切削点補正量ΔCy
θの変化分が加算された値となる。つまり、実速度F1
は中心角θにより変化することが分かる。
令速度Fになるようにパルスの分配量が決められてい
る。従って、指令速度にオーバライドをかけなかった場
合の実速度F1は、指令速度F0に切削点補正量ΔCy
θの変化分が加算された値となる。つまり、実速度F1
は中心角θにより変化することが分かる。
【0042】この場合の、指令速度F0と実速度F1と
の速度比(F1/F0)は、以下の式で表せる。
の速度比(F1/F0)は、以下の式で表せる。
【0043】
【数4】 速度比(内側オフセット) =〔{(2VR−V2 )/(R−V)2 }×SIN2 θ+1〕1/2 ・・・・ (4) 図4は中心角θと実速度F1との関係を示す図である。
横軸が中心角であり、縦軸が速度である。このように、
円弧の内側の切削では、工具は常に指令速度F0以上の
速度で移動している。
横軸が中心角であり、縦軸が速度である。このように、
円弧の内側の切削では、工具は常に指令速度F0以上の
速度で移動している。
【0044】ここで、指令速度にオーバライドをかける
場合を考える。オーバライド後の速度(以後、変換速度
と呼ぶ)F2に速度比(F1/F0)を乗算した結果
が、F0になればよいため、
場合を考える。オーバライド後の速度(以後、変換速度
と呼ぶ)F2に速度比(F1/F0)を乗算した結果
が、F0になればよいため、
【0045】
【数5】 F2×(F1/F0)=F0 ・・・ (5) を満たすことが必要である。つまり、
【0046】
【数6】 F2=F02 /F1 ・・・ (6) である。
【0047】従って、工具の実速度を指令速度と同じ値
にするには、指令速度F0を速度比(F1/F0)の逆
数倍にオーバライドすれば良い。この値を変換比率とす
ると、変換比率(F0/F1)は、
にするには、指令速度F0を速度比(F1/F0)の逆
数倍にオーバライドすれば良い。この値を変換比率とす
ると、変換比率(F0/F1)は、
【0048】
【数7】 変換比率(内側オフセット) =1/〔{(2VR−V2 )/(R−V)2 }×SIN2 θ+1〕1/2 ・・・・ (7) である。この変換比率は、円弧の内側の切削する場合の
値である。そして、同様に円弧の外側の切削する場合の
速度比を求めることができ、
値である。そして、同様に円弧の外側の切削する場合の
速度比を求めることができ、
【0049】
【数8】 速度比(外側オフセット) =〔1−{(2VR+V2 )/(R+V)2 }×SINθ2 〕1/2 ・・・・ (8) が得られる。従って、この場合の変換比率は、
【0050】
【数9】 変換比率(外側オフセット) =1/〔1−{(2VR+V2 )/(R+V)2 }×SINθ2 〕1/2 ・・・・ (9) である。
【0051】つまり、補間指令が、円弧の外側を切削す
るのか、あるいは円弧の内側を切削するのかを判別し、
指令速度に、上記のような変換比率のオーバライドをか
けることにより、工具の実速度を指令速度と一致させる
ことができる。その結果、より精度の高い切削加工を行
うことが可能となる。
るのか、あるいは円弧の内側を切削するのかを判別し、
指令速度に、上記のような変換比率のオーバライドをか
けることにより、工具の実速度を指令速度と一致させる
ことができる。その結果、より精度の高い切削加工を行
うことが可能となる。
【0052】また、上記のようにして求められた実速度
が、指令速度とパラメータにより設定されている指定速
度以上にならないようなクランプ機能を付加することも
できる。このクランプ機能は、図1に示す送り速度制御
手段120内に構成することができる。
が、指令速度とパラメータにより設定されている指定速
度以上にならないようなクランプ機能を付加することも
できる。このクランプ機能は、図1に示す送り速度制御
手段120内に構成することができる。
【0053】図5はクランプ機能を含んだ円筒補間方式
のブロック図である。この例は、送り速度制御手段12
0aの内部構成を示している。送り速度制御手段120
a内の変換比率算出部121には、円弧補間指令が出力
された際に、解読手段102(図1に示す)から、指令
速度F、円弧半径Rのデータが入力される。また、工具
径補正手段104(図1に示す)からは、工具半径V、
内側オフセットか外側オフセットかの指定フラグFla
gが入力される。また、補間手段107(図1に示す)
からは、中心角θi-1 のデータが入力される。変換比率
算出部121は、これらのデータにより、変換比率を算
出する。
のブロック図である。この例は、送り速度制御手段12
0aの内部構成を示している。送り速度制御手段120
a内の変換比率算出部121には、円弧補間指令が出力
された際に、解読手段102(図1に示す)から、指令
速度F、円弧半径Rのデータが入力される。また、工具
径補正手段104(図1に示す)からは、工具半径V、
内側オフセットか外側オフセットかの指定フラグFla
gが入力される。また、補間手段107(図1に示す)
からは、中心角θi-1 のデータが入力される。変換比率
算出部121は、これらのデータにより、変換比率を算
出する。
【0054】比較部122には、パラメータ記憶手段1
30から、仮想平面のZ軸方向とCy軸方向の最高速度
を示すパラメータが入力されるとともに、解読手段10
2から、指令速度F、円弧半径Rのデータが入力され
る。
30から、仮想平面のZ軸方向とCy軸方向の最高速度
を示すパラメータが入力されるとともに、解読手段10
2から、指令速度F、円弧半径Rのデータが入力され
る。
【0055】比較部122は、まず、各軸の最高速度を
比較し最高速度の低い方を選択する。この選択された速
度を制限速度とする。そして、制限速度を指令速度を比
較する。比較の結果、制限速度の方が大きいか等しけれ
ば、指令速度を出力する。また、指令速度のほうが大き
ければ、制限速度を出力する。
比較し最高速度の低い方を選択する。この選択された速
度を制限速度とする。そして、制限速度を指令速度を比
較する。比較の結果、制限速度の方が大きいか等しけれ
ば、指令速度を出力する。また、指令速度のほうが大き
ければ、制限速度を出力する。
【0056】オーバライド部123は、比較部122か
ら出力された速度に変換比率倍にオーバライドをかけ
る。オーバライド後の変換速度αFiは、補間手段10
7対し出力される。
ら出力された速度に変換比率倍にオーバライドをかけ
る。オーバライド後の変換速度αFiは、補間手段10
7対し出力される。
【0057】このように、指令速度が制限速度以下の場
合には指令速度にオーバーライドをかけるが、指令速度
が制限速度を超えている場合には制限速度にオーバライ
ドをかけるため、実速度が制限速度を超えることはな
い。
合には指令速度にオーバーライドをかけるが、指令速度
が制限速度を超えている場合には制限速度にオーバライ
ドをかけるため、実速度が制限速度を超えることはな
い。
【0058】なお、上記の例では円弧補間について説明
したが、インボリュート補間等においても同様に実施す
ることができる。
したが、インボリュート補間等においても同様に実施す
ることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、円筒面
上を曲線の補間を行う場合に、切削点補正を行うことに
より生じる工具の実速度変化量を算出し、指令速度に対
し、前記実速度変化量を打ち消すようにオーバライドを
かけるようにしたため、実速度が一定の値になる。その
結果、精度の良い安定した切削加工を行うことができ
る。
上を曲線の補間を行う場合に、切削点補正を行うことに
より生じる工具の実速度変化量を算出し、指令速度に対
し、前記実速度変化量を打ち消すようにオーバライドを
かけるようにしたため、実速度が一定の値になる。その
結果、精度の良い安定した切削加工を行うことができ
る。
【図1】本発明の円筒補間方式の概略構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】本発明を実施するための数値制御装置(CN
C)のハードウェアのブロック図である。
C)のハードウェアのブロック図である。
【図3】円弧補間の際の工具の移動軌跡を示す図であ
る。
る。
【図4】中心角と工具中心速度との関係を示す図であ
る。
る。
【図5】クランプ機能を含んだ円筒補間方式のブロック
図である。
図である。
【図6】円筒面を展開して表現される仮想平面を示す図
である。
である。
【図7】仮想平面上を平面座標系と同じように切削した
場合の、溝加工における工具とワークの位置関係を示す
図である。
場合の、溝加工における工具とワークの位置関係を示す
図である。
【図8】切削点補正後の工具とワークの位置関係を示す
図である。
図である。
【図9】切削点補正中の送り速度を説明する図である。
101 加工プログラム 102 解読手段 103 座標変換手段 104 工具径補正手段 105 ブロック開始点での補正成分計算手段 106 ブロック開始点補正成分補間手段 107 補間手段 108 パルス変換手段 109 同期補正成分計算手段 110 同期補正成分補間手段 120 送り速度制御手段
Claims (6)
- 【請求項1】 円筒面上を加工するための円筒補間方式
において、 円筒軸と、前記円筒面を展開した仮想直線軸で構成され
る仮想平面上で、工具径オフセットベクトルを演算し
て、工具の中心通路を求める工具径補正手段と、 曲線の補間指令が出力された際には、切削点補正を行う
ことにより生じる前記工具の実速度変化量を算出し、前
記実速度変化量を打ち消すように、指令速度に対しオー
バライドをかけた変換速度を出力する送り速度制御手段
と、 前記変換速度により、前記工具の中心通路を補間して、
前記仮想直線軸の第1の補間パルスと、前記円筒軸の第
2の補間パルスを出力する補間手段と、 前記第1の補間パルスを回転軸の第3の補間パルスに変
換するパルス変換手段と、 前記工具の切削面が、前記円筒面と垂直になるように切
削点補正を行う切削点補正手段と、 を有することを特徴とする円筒補間方式。 - 【請求項2】 前記送り速度制御手段は、前記仮想平面
の各軸における最高速度の小さい方を制限速度とし、前
記指令速度が前記制限速度より大きい場合には前記制限
速度にオーバライドをかけ、前記指令速度が前記制限速
度以下の場合には、前記指令速度にオーバライドをかけ
ることを特徴とする請求項1記載の円筒補間方式。 - 【請求項3】 前記曲線の補間指令は、円弧補間指令で
あることを特徴とする請求項1記載の円筒補間方式。 - 【請求項4】 前記切削点補正手段は、前記工具径オフ
セットベクトルから工具接点ベクトルの前記仮想直線軸
方向の補正成分を計算する補正成分計算手段と、 前記補正成分を補間して、前記回転軸の第1の補正パル
スと、前記円筒軸に垂直な軸方向の第2の補正パルスを
出力する補正成分補間手段と、 前記第3の補間パルスと、前記第1の補正パルスを回転
軸の出力パルスとする加算器と、 で構成されることを特徴とする請求項1記載の円筒補間
方式。 - 【請求項5】 前記補正成分計算手段はブロック間での
工具接点ベクトルの補正成分を求めるブロック始点での
補正成分計算手段と、補間時毎の補正成分を計算する同
期補正成分計算手段とからなることを特徴とする請求項
4記載の円筒補間方式。 - 【請求項6】 前記補正成分補間手段は、ブロック始点
での補正成分を、前記補間手段の補間前に補間するブロ
ック始点補正成分補間手段と、前記同期補正成分を前記
補間手段の補間毎に同期して補間する同期補正成分補間
手段と、からなることを特徴とする請求項4記載の円筒
補間方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22530394A JPH0887312A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 円筒補間方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22530394A JPH0887312A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 円筒補間方式 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0887312A true JPH0887312A (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=16827235
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22530394A Pending JPH0887312A (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 円筒補間方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0887312A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5823082B1 (ja) * | 2014-09-09 | 2015-11-25 | 三菱電機株式会社 | 数値制御装置 |
| JP2017049766A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | ファナック株式会社 | 位置による最大速度制御機能を具備した数値制御装置 |
| CN115167287A (zh) * | 2022-06-13 | 2022-10-11 | 济南邦德激光股份有限公司 | 一种数控系统中进给倍率的控制方法及数控系统 |
| CN115808903A (zh) * | 2021-09-15 | 2023-03-17 | 沈阳建筑大学 | 适用于圆柱直纹面锯切加工的指令点插补方法 |
-
1994
- 1994-09-20 JP JP22530394A patent/JPH0887312A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5823082B1 (ja) * | 2014-09-09 | 2015-11-25 | 三菱電機株式会社 | 数値制御装置 |
| WO2016038687A1 (ja) * | 2014-09-09 | 2016-03-17 | 三菱電機株式会社 | 数値制御装置 |
| CN106687874A (zh) * | 2014-09-09 | 2017-05-17 | 三菱电机株式会社 | 数控装置 |
| JP2017049766A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | ファナック株式会社 | 位置による最大速度制御機能を具備した数値制御装置 |
| CN115808903A (zh) * | 2021-09-15 | 2023-03-17 | 沈阳建筑大学 | 适用于圆柱直纹面锯切加工的指令点插补方法 |
| CN115167287A (zh) * | 2022-06-13 | 2022-10-11 | 济南邦德激光股份有限公司 | 一种数控系统中进给倍率的控制方法及数控系统 |
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