JPH088842B2 - 魚介類を用いた好呈味食品素材の製造法 - Google Patents
魚介類を用いた好呈味食品素材の製造法Info
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- JPH088842B2 JPH088842B2 JP1306615A JP30661589A JPH088842B2 JP H088842 B2 JPH088842 B2 JP H088842B2 JP 1306615 A JP1306615 A JP 1306615A JP 30661589 A JP30661589 A JP 30661589A JP H088842 B2 JPH088842 B2 JP H088842B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、魚介類より好呈味食品素材を分取、製造す
る方法に関するものである。
る方法に関するものである。
[従来の技術] 一般に、魚介類を酵素分解してエキスを製造する方法
は、収率が上がり呈味力も増すが、その反面、苦味が生
じるということが知られている。そのために、従来、魚
介類よりこの主の好呈味食品素材を製造する再には通常
次のような方法が採られてきた。
は、収率が上がり呈味力も増すが、その反面、苦味が生
じるということが知られている。そのために、従来、魚
介類よりこの主の好呈味食品素材を製造する再には通常
次のような方法が採られてきた。
酵素を十分に働かせない限定分解を利用する方法。
酵素を十分に働かせる方法。
酵素分解後UF・RO膜で処理する方法。
[発明が解決しようとする課題] これらの従来公知の方法にはそれぞれ一長一短があ
り、例えばの方法では良い味のものが得られるが収率
が低く、生産性の点で問題がある。また、酵素を十分に
働かせるの方法では生成後、アミノ酸を加えて好呈味
エキスにする必要がある。さらに、の方法では、分子
量300〜1万3000前後の苦味を含んだペプチド混合物が
得られるが、好呈味にすることはできない。
り、例えばの方法では良い味のものが得られるが収率
が低く、生産性の点で問題がある。また、酵素を十分に
働かせるの方法では生成後、アミノ酸を加えて好呈味
エキスにする必要がある。さらに、の方法では、分子
量300〜1万3000前後の苦味を含んだペプチド混合物が
得られるが、好呈味にすることはできない。
そこで、本発明は、上述のような従来公知の方法に伴
う問題点を解決して苦味、異臭をもたない乳白色の好呈
味食品素材を収率良く製造することのできる魚介類を用
いた好呈味食品素材の製造法を提供することを目的とし
ている。
う問題点を解決して苦味、異臭をもたない乳白色の好呈
味食品素材を収率良く製造することのできる魚介類を用
いた好呈味食品素材の製造法を提供することを目的とし
ている。
[課題を解決するための手段] 上記本発明の目的は、魚介類を用いて酵素分解を行
い、収率を上げておいて合成吸着剤にて分画することに
より達成される。すなわち、本発明による製造法は、魚
介類をタンパク分解酵素で処理し、分子量約5000の高分
子をカット可能な限外濾過膜を通過したエキスを合成吸
着材を充填したカラムで処理し、溶離液に食塩水とエタ
ノールを用いてカラムクロマトで分取し、好呈味魚介エ
キスを得ることを特徴としている。なお、脱塩処理を行
う際には、逆浸透膜を用いて処理される。
い、収率を上げておいて合成吸着剤にて分画することに
より達成される。すなわち、本発明による製造法は、魚
介類をタンパク分解酵素で処理し、分子量約5000の高分
子をカット可能な限外濾過膜を通過したエキスを合成吸
着材を充填したカラムで処理し、溶離液に食塩水とエタ
ノールを用いてカラムクロマトで分取し、好呈味魚介エ
キスを得ることを特徴としている。なお、脱塩処理を行
う際には、逆浸透膜を用いて処理される。
合成吸着剤は好ましくは、スチレンとジビニルベンゼ
ンの共重合体であって、表面積が10m2/g以上、細孔容積
が0.2cm3/g以上の多孔性吸着剤から成り得る。
ンの共重合体であって、表面積が10m2/g以上、細孔容積
が0.2cm3/g以上の多孔性吸着剤から成り得る。
[実 施 例] 以下添付図面を参照しながら本発明の実施例について
説明する。
説明する。
第1図には本発明による好呈味食品素材の製造法のフ
ローチャートを示し、処理工程は図示に従って行われ
る。すなわち、一実施例として、冷凍アコヤ貝肉30kgを
スライス破砕して95℃まで昇温、pH9にコントロール
し、貝肉に対してアルカリプロテアーゼを1%添加し
た。2時間酵素分解した後、pH4にコントロール(塩酸
にて)し、酸性プロテーゼを貝肉に対して0.4%添加し
た。10時間酵素分解した後、中和して15〜20分間煮沸、
酵素失活を行った。その後、遠心分離にかけ、その上澄
み液を得た。
ローチャートを示し、処理工程は図示に従って行われ
る。すなわち、一実施例として、冷凍アコヤ貝肉30kgを
スライス破砕して95℃まで昇温、pH9にコントロール
し、貝肉に対してアルカリプロテアーゼを1%添加し
た。2時間酵素分解した後、pH4にコントロール(塩酸
にて)し、酸性プロテーゼを貝肉に対して0.4%添加し
た。10時間酵素分解した後、中和して15〜20分間煮沸、
酵素失活を行った。その後、遠心分離にかけ、その上澄
み液を得た。
こうして得られたアコヤエキス20は限外濾過膜(UF
膜)を用いて表Iに示す条件の元で処理した。
膜)を用いて表Iに示す条件の元で処理した。
その後、こうして限外濾過膜を通過した液体を濃縮
し、合成吸着剤XAD−2(オルガノ製)を用いて分取し
た。この場合に使用した合成吸着剤の組成、カラムの寸
法処理条件は表IIに示す通りである。
し、合成吸着剤XAD−2(オルガノ製)を用いて分取し
た。この場合に使用した合成吸着剤の組成、カラムの寸
法処理条件は表IIに示す通りである。
このようにしてカラム処理して得られた分画部Aを濃
縮し、工程味エキスを得た。収率は48%であった。その
XAD−2カラムクロマトの分離パターンは第2図に示
し、そしてXAD−2の分画部Aの薄層クロマトグラフは
第3図に示す。薄層クロマトグラフの結果より、呈味性
のある酸性アミノ酸が分画部Aに多く集まっていること
が認められた。
縮し、工程味エキスを得た。収率は48%であった。その
XAD−2カラムクロマトの分離パターンは第2図に示
し、そしてXAD−2の分画部Aの薄層クロマトグラフは
第3図に示す。薄層クロマトグラフの結果より、呈味性
のある酸性アミノ酸が分画部Aに多く集まっていること
が認められた。
本発明による方法で得られた魚介類の好呈味食品素材
を、従来の方法で得られたもの呈味性に関して比較した
官能テスト結果を表IIIに示す。
を、従来の方法で得られたもの呈味性に関して比較した
官能テスト結果を表IIIに示す。
表IIIの官能テストから、本発明による方法で得られ
た魚介類の好呈味食品素材は、従来の方法で得られたも
のに比較して呈味性に関して優れていることが認められ
た。
た魚介類の好呈味食品素材は、従来の方法で得られたも
のに比較して呈味性に関して優れていることが認められ
た。
また、本発明による方法で得られた魚介類の好呈味食
品素材と従来の方法で得られたものとのアミノ酸の比較
例を第4図〜第6図に示す。
品素材と従来の方法で得られたものとのアミノ酸の比較
例を第4図〜第6図に示す。
第4図は従来法によるアコヤ貝酵素分解エキスの場合
を示し、第5図は従来法によつてアコヤ貝酵素分解エキ
スをUF膜処理場合の例を示し、第6図は本発明による方
法で得たアコヤ貝エキスのアミノ酸成分を示す。第4図
〜第6図の比較から [発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、限外濾過
膜を通過した通過液を、合成吸着剤を充填剤とし、溶離
液に食塩水とエタノールを用いてカラムクロマトで分取
するように構成しているので、苦味、異臭をもたない好
呈味食品素材を魚介類から収率良く製造することができ
る。
を示し、第5図は従来法によつてアコヤ貝酵素分解エキ
スをUF膜処理場合の例を示し、第6図は本発明による方
法で得たアコヤ貝エキスのアミノ酸成分を示す。第4図
〜第6図の比較から [発明の効果] 以上説明してきたように、本発明によれば、限外濾過
膜を通過した通過液を、合成吸着剤を充填剤とし、溶離
液に食塩水とエタノールを用いてカラムクロマトで分取
するように構成しているので、苦味、異臭をもたない好
呈味食品素材を魚介類から収率良く製造することができ
る。
第1図は本発明による好呈味食品素材の製造法を示すフ
ローチャート、第2図は本発明の方法におけるXAD−2
カラムクロマトの分離パターンを示すグラフ、第3図は
XAD−2の分画部Aの薄層クロマトグラフ、第4図は従
来法によるアコヤ貝酵素分解エキスの成分を示すグラ
フ、第5図は従来法によつてアコヤ貝酵素分解エキスを
UF膜処理した場合の第4図と同様なグラフ、第6図は本
発明による方法で得たアコヤ貝エキスのアミノ酸成分を
示すグラフである。
ローチャート、第2図は本発明の方法におけるXAD−2
カラムクロマトの分離パターンを示すグラフ、第3図は
XAD−2の分画部Aの薄層クロマトグラフ、第4図は従
来法によるアコヤ貝酵素分解エキスの成分を示すグラ
フ、第5図は従来法によつてアコヤ貝酵素分解エキスを
UF膜処理した場合の第4図と同様なグラフ、第6図は本
発明による方法で得たアコヤ貝エキスのアミノ酸成分を
示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】魚介類をタンパク分解酵素で処理し、分子
量約5000の高分子をカット可能な限外濾過膜を通過した
エキスを合成吸着材を充填したカラムで処理し、容離液
に食塩水とエタノールを用いてカラムクロマトで分取
し、好呈味魚介エキスを得ることを特徴とする魚介類を
用いた好呈味食品素材の製造法。 - 【請求項2】合成吸着剤がスチレンとジビニルベンゼン
の共重合体であって、表面積が10m2/g以上、細孔容積が
0.2cm3/g以上の多孔性吸着剤から成る請求項1に記載の
好呈味食品素材の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1306615A JPH088842B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | 魚介類を用いた好呈味食品素材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1306615A JPH088842B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | 魚介類を用いた好呈味食品素材の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03168063A JPH03168063A (ja) | 1991-07-19 |
| JPH088842B2 true JPH088842B2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=17959214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1306615A Expired - Fee Related JPH088842B2 (ja) | 1989-11-28 | 1989-11-28 | 魚介類を用いた好呈味食品素材の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH088842B2 (ja) |
-
1989
- 1989-11-28 JP JP1306615A patent/JPH088842B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03168063A (ja) | 1991-07-19 |
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