JPH088879A - 光放送方式 - Google Patents

光放送方式

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JPH088879A
JPH088879A JP6137474A JP13747494A JPH088879A JP H088879 A JPH088879 A JP H088879A JP 6137474 A JP6137474 A JP 6137474A JP 13747494 A JP13747494 A JP 13747494A JP H088879 A JPH088879 A JP H088879A
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optical
communication channel
communication
signal
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JP6137474A
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Inventor
Atsushi Hiramatsu
淳 平松
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NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光通信の利点を電気信号を用いる同軸ケーブ
ルや無線回線に接続された端末を用いて活用する。 【構成】 光伝送路から多数の通信チャネルを選択する
部分と、その選択を制御したり情報を出力する部分とを
分離して設け、その間は有線または無線の電気通信回線
により接続する。 【効果】 既存の電気通信回線により、光通信の利点を
享受できる。高価な光信号関連部分を多数の受信端末が
共用することができるため、安価なネットワークが構成
できる。光信号を扱う部分を通信網内に設けることによ
り秘話性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信に利用する。本発
明は光通信網により多チャネルの放送を行う方式に利用
する。本発明は既存の電気通信回線の光放送における有
効利用技術に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバは様々な波長の光を同時に遠
くまで伝えることが可能であるが、光ファイバが伝送す
ることが可能な光の帯域は非常に広い。この光ファイバ
の広い帯域を有効に利用するために、光波長多重やサブ
キャリア多重の技術により非常に多数の通信チャネルを
実現する方法が提案されている。光波長多重の技術は、
光ファイバを用いて異なる波長を持つ複数の光信号を同
時に伝送する技術である。サブキャリア多重の技術は、
一つの波長の光信号が伝えることが可能な信号帯域を周
波数軸上で分割することにより、複数の通信チャネルを
実現する技術である。
【0003】ここで、光波長多重を利用した通信システ
ムの従来例を図7を参照して説明する。図7は従来例の
光波長多重を利用した通信システムの全体構成図であ
る。この通信システムは、複数の送信端末T1 〜Tn
複数の受信端末R1 〜Rn と光合波器Mと光分波器Dと
から構成される。送信端末T1 〜Tn のそれぞれは、異
なる波長で発振する光源を備えており、送りたい情報信
号を光信号に変換して送信する。光合波器Mは、全ての
送信端末T1 〜Tn から送られた光信号を合波した後に
伝送路に送出し、光分波器Dは全ての受信端末R1 〜R
n にこの光信号を分配する。受信端末R1 〜Rn は、透
過光波長を変更できる光フィルタを備え、光分波器Dか
ら入力された光の中から任意の波長の光信号を取り出す
ことができ、最終的に送信端末T1 〜Tn が送り出した
情報信号を受信することができる。
【0004】次に、サブキャリア多重を利用した通信シ
ステムの従来例を図8を参照して説明する。図8は従来
例のサブキャリア多重を利用した通信システムの全体構
成図である。この通信システムは、複数の送信端末t1
〜tn とサブキャリア送信器Sと電気−光変換器E/O
と光分波器Dと複数の受信端末r1 〜rn とから構成さ
れる。まず、複数の送信端末t1 〜tn から送り出され
た情報信号は、サブキャリア送信器Sに入力される。サ
ブキャリア送信器Sは、サブキャリア波と呼ばれる高い
周波数の電気信号を内部で生成し、このサブキャリア波
を外部から入力された情報信号により変調することによ
り、伝送のための信号を生成する手段を備えている。サ
ブキャリア送信器Sは、周波数の異なる複数のサブキャ
リア波を同時に生成することができ、外部から複数の情
報信号が入力される場合には、それぞれの情報信号は異
なるサブキャリア波の変調に用いられる。変調された全
てのサブキャリア波は合波した後に電気信号として出力
され、この電気信号が光信号に変換されて出力される。
光分波器Dは、サブキャリア送信器Sから出力された光
信号を全ての受信端末r1 〜rn に分配する。受信端末
1 〜rn では、まず、光分波器Dから入力された光信
号を電気信号に変換する。次に、その電気信号の中か
ら、任意の周波数のサブキャリア波成分を抽出し、その
サブキャリア波を変調している情報信号を取り出す。
【0005】上述の二つの通信システムの例ではとも
に、各々の送信端末の情報が全ての端末に“放送”され
ており、受信者がその情報の中から適当な情報を“選
択”するという原理に基づいた通信を実現している。こ
のような通信原理に基づく通信システムは“放送選択
型”の通信システムと呼ばれる。“放送選択型”の通信
システムにおいて重要なパラメータは、実現可能な通信
チャネル数である。ここで、光波長多重技術を用いた通
信システムでは、通信チャネル数は波長数で決り、サブ
キャリア多重技術を用いた通信システムでは、通信チャ
ネル数はサブキャリア数で決まる。光信号の信号帯域の
分割方法としては、時分割多重技術もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、上述のような光波長多重技術とサブキャリ
ア多重技術や時分割多重などの技術の組み合わせによ
り、非常に多数の通信チャネルを提供する光放送型通信
システムを考え、これを実現する際に生ずる課題を解決
するものである。まず、大規模な光放送型通信システム
について説明する。
【0007】例えば、上述の波長多重技術とサブキャリ
ア多重技術を組み合わせると非常に多数の通信チャネル
を実現することが可能となると考えられる。すなわち、
光ファイバにM個の異なる波長の光信号を送り、それぞ
れの波長の光信号上にサブキャリア多重したN個の異な
る通信チャネルを実現すると、通信チャネルの総数はM
×Nとなる。例えば、100波長を利用し、サブキャリ
ア多重により1波長上に100の通信チャネルを実現す
れば、総数10000通信チャネルが実現できる。さら
に光ファイバを10本並列して敷設すれば10万通信チ
ャネルを実現できる。このような多数の通信チャネルが
実現可能となると、通信網を利用する送信者各々に通信
チャネルを割り当てることも可能となってくる。すなわ
ち、全ての送信者に特定の通信チャネルを占有すること
を許可し、送信者はその通信チャネル上に自由に情報を
送信する。一方、全ての受信者には全ての通信チャネル
の情報が同報されており、任意の通信チャネルを選択し
て受信することで任意の送信者から送られる情報を受信
することができる。以下では、このように多数の光ファ
イバ上に実現された非常に多くの通信チャネルを利用し
た大規模な“放送選択型”の通信方式を光放送方式と呼
ぶ。
【0008】しかし、このように優れた特徴を備える光
放送方式を実際に実現する際に、以下のような課題があ
る。第一は、受信端末が光配線部を構成する光ファイバ
に直接接続されている必要があるということによる問題
である。上述の光放送方式では、受信端末において光フ
ァイバ上の全ての通信チャネルの中から特定の通信チャ
ネルを選択するため、受信端末にまで全ての通信チャネ
ルの情報を伝える必要がある。この多数の通信チャネル
は光ファイバの広帯域性を活かすことで実現されたもの
であり、受信端末と光ファイバとの接続を無線伝送や同
軸ケーブルなどの通信手段によって置き替えることはで
きない。このことは、無線伝送技術を利用した移動型の
受信端末が活用できないことを意味する。さらに、既に
敷設されたコストの低い同軸ケーブルを有効利用できな
いなどの制約がある。
【0009】第二は、実際に受信端末を構成する上で、
光フィルタや光電変換などの光部品のコストが非常に大
きく、管理も容易ではないという問題である。例えば、
光フィルタには、波長多重された光信号から必要な波長
の光信号のみを正確に取り出すためには波長校正などの
高度な制御が必要であり、低コスト化やコンパクト化の
妨げになっている。また、光部品技術は急速に進歩して
いるところであり、安定化可能な波長間隔や分離可能な
波長間隔、波長選択速度などは、今後も大きく変化して
いくと考えられる。しかし、受信端末に個別に光部品を
備えておく場合、新世代の光部品への置き替えも容易で
はない。これは、光部品技術が未成熟なうちは、光放送
方式の実用化を実施しにくいという問題につながる。
【0010】第三は、光放送方式におけるセキュリティ
の問題である。上述のような光放送方式では、受信端末
は全ての通信チャネルを選択することが可能であるが、
これは受信端末が他者の通信を盗聴する可能性を与えて
いることになる。送信端末は通信が他者に盗聴されるこ
とを考慮し暗号化などの手段を講じることになるが、暗
号解読技術の飛躍的進展や暗号鍵の盗難などの可能性も
あり、セキュリティ上の不安が存在する。
【0011】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、光通信の利点を活かしながら、同軸ケーブル
や無線回線により受信端末を利用することができる光放
送方式を提供することを目的とする。本発明は高価な光
部品を有する装置を複数の利用者端末が共用することに
より経済的なハードウェア構成を実現することができる
光放送方式を提供することを目的とする。本発明は通信
業者側に秘話機能を有することができるため、より秘話
性能を向上させることができる光放送方式を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】受信端末の機能を光放送
網アクセス部と遠隔受信端末との連携動作により実現す
る。すなわち、通信チャネル選択手段を受信端末の外部
に設けるとともに、受信端末の外部に設けた通信チャネ
ル選択手段を受信端末から制御可能にする。まず、光分
波器に直接接続された通信チャネル選択手段を光放送網
アクセス部として設置し、通信チャネル選択手段におい
て選択された情報を遠隔受信端末に送るための通信手段
を付け加える。遠隔受信端末は、光放送網アクセス部か
ら送られた情報信号を受信する手段を備える。また、受
信端末が光ファイバ上の多数の通信チャネルから任意の
チャネルを自由に選択するという利用形態を維持するた
めに、光放送網アクセス部の通信チャネル選択手段を制
御する手段を遠隔受信端末に与える。具体的には、遠隔
受信端末に、通信チャネル選択を制御する信号を光放送
網アクセス部に送信するための通信手段を付加する。光
放送網アクセス部には、この制御信号を受信し、通信チ
ャネル選択手段を制御する手段を付加する。また、受信
者が選択できる通信チャネルに制限を与えたい場合に
は、遠隔受信端末から送られた制御信号から受信者を認
識し、受信者に応じて受信が許された通信チャネル以外
の通信チャネルが選択されないような制御を行う制御手
段を光放送網アクセス部に設けることにする。
【0013】すなわち、本発明は光放送方式であり、そ
の特徴とするところは、多数の放送チャネルが多重され
た光信号が光通信網から到来する網端末インタフェース
を備え、この網端末インタフェースと利用者端末との間
に双方向の電気信号回線が設けられ、この網端末インタ
フェースには、この電気信号回線を介して与えられた選
択制御情報により指定された放送チャネルを選択する手
段と、選択された放送チャネルの光信号を電気信号に変
換する手段と、この電気信号を前記電気信号回線を介し
て利用者端末に与える手段とを備えるところにある。
【0014】これにより、既存の電気通信回線を有効に
利用しながら、光通信の利点を享受することができる。
【0015】前記網端末インタフェースは複数の利用者
端末に対して1個設けられることが望ましい。
【0016】これにより、多数の高価な光部品により構
成された装置を複数の利用者端末が共有することにより
経済的な運用を行うことができる。
【0017】前記電気信号回線は、有線回線であること
が望ましい。あるいは、前記電気信号回線は、無線回線
であることもできる。
【0018】前記選択する手段には、利用者端末に対応
する放送チャネルのテーブルと、このテーブルに記録さ
れた利用者端末に対して該当する放送チャネルの選択を
禁止する手段とを含むことが望ましい。
【0019】これにより、通信網側のサービスとして秘
話機能を受信端末利用者に提供することができる。
【0020】
【作用】光信号に含まれる複数の通信チャネルから特定
の通信チャネルを選択する手段と、この選択する手段へ
の選択制御情報の入力手段および受信情報の出力手段と
の間に電気信号による通信手段を介挿する。
【0021】この選択する手段は、光伝送路に直接接続
され、広帯域な光信号の利点を用いて多数の通信チャネ
ルから特定の通信チャネルを選択する機能を有する。入
力手段および出力手段は、この選択する手段とは別箱に
構成され、互いに電気信号により通信を行う。これによ
り、低コストの電気通信方式および電気通信回線を用い
ながら、光通信方式の利点を取り入れた通信を行うこと
ができる。
【0022】電気信号による通信は、有線回線により通
信を行ってもよいし、無線回線により行うこともでき
る。
【0023】また、受信端末が複数設けられ、光伝送路
はこの受信端末の前記選択する手段にそれぞれ分岐接続
されているとき、複数の受信端末対応にその識別子がそ
れぞれあらかじめ定められ、この識別子対応に選択を禁
止する通信チャネルをあらかじめ記憶しておくこともで
きる。
【0024】これにより、通信網側のサービスとして秘
話機能を受信端末利用者に提供することができる。
【0025】受信端末の機能を上述のように遠隔受信端
末と光放送網アクセス部とに分離するとき、通信手段を
利用して遠隔受信端末から光放送網アクセス部に備えた
通信チャネル選択手段を直接制御することができ、また
通信手段を用いて通信チャネル選択手段で選択された通
信チャネル上の情報が遠隔受信端末で受信することが可
能になる。このことは、遠隔受信端末が直接光分配部の
光ファイバに接続され通信チャネル選択手段を制御して
任意の通信チャネルの情報を受信しているのと等価な状
況を実現することが可能であることを意味する。しか
も、光放送型アクセス部と遠隔受信端末の間に必要な情
報量は、選択された一つの通信チャネル上の情報信号と
通信チャネル選択手段制御のための制御情報程度であ
り、多数の通信チャネルを実現する光ファイバほどの広
い帯域を持たない簡易な通信手段によって容易に実現す
ることができる。
【0026】本発明は、光ファイバの広い帯域を有効利
用することにより実現された光放送型通信システムに関
するものである。光放送型通信システムにおいては、光
ファイバの広帯域を利用して多数の通信チャネルを実現
することが可能であり、多数の送信端末の送信する情報
を全て受信端末にまで分配することが可能となる。受信
端末は接続された光ファイバの中から任意の通信チャネ
ルを選択することにより任意の送信端末から送られた情
報を受信することができる。本発明は、受信端末内部に
備えることを前提としていた通信チャネル選択手段を受
信端末の外部に配置した上で、受信端末から外部の通信
チャネル選択手段を制御するための通信手段を設けるこ
とにより、光ファイバに直接接続されていない受信端末
が、光ファイバに直接接続されている場合と同様の通信
サービスを享受できるようにするものである。その目的
は、受信端末の低コスト化、加入者回線の低コスト化、
放送型通信システムにおけるセキュリティの保護、コス
トの高い通信チャネル選択手段の共用化などを実現する
ことである。
【0027】
【実施例】本発明第一実施例の構成を図1を参照して説
明する。図1は本発明第一実施例のブロック構成図であ
る。
【0028】本発明は光放送方式であり、その特徴とす
るところは、多数の放送チャネルが多重された光信号が
光通信網から到来する網端末インタフェースとしての光
放送網アクセス部161 〜16m を備え、この光放送網
アクセス部161 〜16m と利用者端末としての遠隔受
信端末2111〜21mnとの間に双方向の電気信号回線が
設けられ、この光放送網アクセス部161 〜16m
は、この電気信号回線を介して与えられた選択制御情報
により指定された放送チャネルを選択する手段としての
制御信号送信器2511〜25mn、制御信号受信器1911
〜19mn、通信チャネル選択制御回路2011〜20
mnと、選択された放送チャネルの光信号を電気信号に変
換する手段としての通信チャネル選択回路1711〜17
mnと、この電気信号を前記電気信号回線を介して遠隔受
信端末2111〜21mnに与える手段としての情報信号送
信器1811〜18mn、情報信号受信器2211〜22mn
を備えるところにある。
【0029】この光放送網アクセス部161 〜16m
複数の遠隔受信端末2111〜21mnに対して1個設けら
れている。
【0030】図1は、m個の異なる波長と、それぞれの
波長上にn個のサブキャリア信号を多重する光放送方式
の構成を示している。m×n個の送信端末からの情報を
信号線1111〜11mnで表している。サブキャリア多重
化器121 〜12m のそれぞれは、これらの送信情報の
うちn個ずつを多重化し電気信号として出力する。それ
ぞれのサブキャリア多重化器121 〜12m から出力さ
れた電気信号は、電気信号−光信号変換器131 〜13
m によって光信号に変換して出力される。ここでは電気
信号−光信号変換器131 〜13m は、それぞれ異なる
波長の光信号を出力するものとする。電気信号−光信号
変換器131 〜13m から出力された光信号は、光合波
器14で合波され、光ファイバケーブルにより光分波器
150 に伝えられる。光分波器150 は、光合波器14
で合波された光をm個の光放送網アクセス部161 〜1
m に分配する。すなわち、m個のどの光放送型アクセ
ス部にも全ての波長の光信号が伝えられていることにな
る。光放送網アクセス部161 〜16m にはそれぞれ、
n台の遠隔受信端末が接続されており、その間には通信
手段が存在する。
【0031】一つの光放送網アクセス部161 は、光分
波器150 から入力された光信号をn本の光信号に分配
する光分波器151 と、光信号の中から外部より指定さ
れた通信チャネルを選択し通信チャネル上の情報信号を
出力する通信チャネル選択回路1711〜171nと、通信
チャネル選択回路1711〜171nの出力を遠隔受信端末
2111〜211nに送信する情報信号送信器1811〜18
1nと、遠隔受信端末から送られた通信チャネル選択回路
制御信号を受信する制御信号受信器1911〜191nと、
受信した制御信号に基づいて通信チャネル選択回路を制
御する通信チャネル選択制御回路2011〜201nとから
構成されている。他の光放送網アクセス部162 〜16
m も同様の構成である。一つの遠隔受信端末2111は、
光放送アクセス部の情報信号送信器1811から送信され
た信号を受信し受信情報を信号線2311に出力する情報
信号受信器2211と、信号線2411を通じて外部から入
力された通信チャネル制御情報を光放送網アクセス部1
1 に送信する制御信号送信器2511とから構成されて
いる。他の遠隔受信端末2112〜21mnも同様の構成で
ある。
【0032】以下に光放送網アクセス部161 〜16m
と遠隔受信端末2111〜21mnの連携動作を説明する。
遠隔受信端末2111を利用する利用者は、まず、信号線
2411を通じて、受信したい通信チャネルを指定する通
信チャネル識別番号を入力する。この番号は、制御信号
送信器2511から送信される。光放送網アクセス部16
1 の制御信号受信器1911は、遠隔受信端末から送られ
た通信チャネル識別番号を受信し、この番号を通信チャ
ネル選択制御回路2011に伝える。通信チャネル選択制
御回路2011は、光分波器151 から入力された光信号
の中から、識別番号で指定された通信チャネルの情報の
みが通信チャネル選択制御回路2011から出力されるよ
うに、通信チャネル選択回路1711の制御を行う。通信
チャネル選択回路1711の出力は、情報信号送信器18
11から送信され、これは遠隔受信端末2111の情報信号
受信器2211で受信される。受信された情報は信号線2
11に出力される。このような動作により遠隔受信端末
2111の利用者は任意の通信チャネル上の情報を選択的
に受信することが可能となる。
【0033】次に、通信チャネル選択回路1711と通信
チャネル選択制御回路2011の具体例を図2に示す。図
2は本発明第一実施例の通信チャネル選択制御回路20
11のブロック構成図である。通信チャネル選択回路17
11は、透過波長可変フィルタ61と光信号−電気信号変
換器62とサブキャリア受信器63とから構成され、通
信チャネル選択制御回路2011に信号線65、66で接
続されている。
【0034】以下に、この通信チャネル選択回路1711
と通信チャネル選択制御回路2011の動作を説明する。
まず、外部の光分波器151 より選択すべき通信チャネ
ルの信号を含む光信号が信号線60より入力されてい
る。透過波長可変フィルタ61は、この光信号の中から
信号線65を通じて指定された波長の光信号のみを透過
させ、光信号−電気信号変換器62に伝える。光信号−
電気信号変換器62は、この透過した光信号を電気信号
に変換し、サブキャリア受信器63に伝える。サブキャ
リア受信器63では、入力された電気信号の中から、信
号線66を通じて指定された周波数を持つサブキャリア
波上の情報信号のみを受信し、信号線64に出力する。
ここで、選択する光信号の波長と、選択するサブキャリ
ア波の周波数は、通信チャネル選択制御回路2011より
入力される。図2に示した通信チャネル選択制御回路2
11の例においては、外部より、選択する通信チャネル
番号が信号線67を通じて入力される。通信チャネル選
択制御回路2011は内部に、通信チャネル番号と、光波
長やサブキャリア周波数の関係を記憶しており、外部か
ら通信チャネル番号が入力されると、対応する光波長が
信号線65に、対応するサブキャリア周波数が信号66
にそれぞれ出力される。このようにして、図2に示した
通信チャネル選択回路1711と通信チャネル選択制御回
路2011を用いて、外部より入力された光信号の中か
ら、任意の通信チャネル上の情報信号を取り出して出力
するという動作を実現することができる。
【0035】以上のような光放送方式において、情報送
信者毎に通信チャネルが固定であり、送信者遠隔受信端
末の利用者が、受信したい情報送信者の通信チャネル番
号をあらかじめ知っている場合には、遠隔受信端末より
選択したい通信チャネル番号を入力し、これを光放送網
アクセス部に伝え、その通信チャネル上の情報信号を遠
隔受信端末に送信してもらうことで、容易に通信を実現
することができる。
【0036】次に、本発明第二実施例を図3を参照して
説明する。図3は本発明第二実施例の通信チャネル選択
回路1711〜17mnのブロック構成図である。情報送信
者と通信チャネル番号の対応関係が時間とともに変化す
る場合や、各時点でどの情報送信者が受信すべき情報を
送信しているのか判らない場合の動作について説明す
る。このような場合には、受信者は、受信すべき情報が
送られている可能性のある通信チャネルの中から、実際
に受信すべき情報が送られている通信チャネルを発見す
る手段が必要になる。そこで、このような場合に対応で
きる方式として、情報送信者はそれぞれの通信チャネル
上に、受信者を識別するための信号を情報信号の中に加
えて送信する手段を備える方式を考える。このような識
別信号が通信チャネル上に送信されていれば、受信者
は、受信可能性のある通信チャネルを順に受信し、ある
通信チャネル上に特定の識別信号が送信されていれば、
その通信チャネルを受信すべきであり、そうでなければ
受信する必要がないと判断することができる。以下で
は、具体的には、送信者が特定の識別番号を情報信号の
中に加えて送信するものとする。
【0037】図3は、このような通信方式を利用した遠
隔受信端末2111の実施例を示したものである。図3に
示す遠隔受信端末2111は、情報信号受信器28と、識
別番号認識器30、識別番号メモリ32、識別番号比較
器33と、通信チャネル掃引器34と、制御信号送信器
35とから構成される。
【0038】以下に、図3の遠隔受信端末2111の動作
を説明する。まず、通信チャネル掃引器34には、遠隔
受信端末2111が受信する可能性のある多数の通信チャ
ネルがあらかじめ記憶されている。また、識別番号メモ
リ32には、遠隔受信端末2111において受信すべき通
信チャネルを指定するための識別番号が、信号線31を
通じて外部よりあらかじめ記憶されている。識別番号メ
モリ32は複数の識別番号を記憶することができる。
【0039】ここで、遠隔受信端末2111が受信すべき
通信チャネルが定まっていない状態を想定する。このと
き、通信チャネル掃引器34は、記憶されている通信チ
ャネルの中から一つの通信チャネルを選び、その通信チ
ャネルを選択するための制御信号を出力する。制御信号
送信器35は、通信チャネル掃引器34から出力された
制御信号を信号線36を通じて、光放送網アクセス部に
送信する。光放送網アクセス部は、遠隔受信端末2111
から送られた制御信号に基づいて、指定された通信チャ
ネルを選択し、その通信チャネル上の情報信号を遠隔受
信端末2111に向けて送信する。情報信号受信器28
は、光放送網アクセス部から送信された情報信号を信号
線27を通じて受信する。受信した情報信号は信号線2
9に出力される。ここで、送信者が識別情報を送信して
いる場合には、信号線29上の情報信号は識別番号も含
んでいることになる。
【0040】識別番号認識器30は、受信した情報信号
の中から、この識別番号を検出し認識して出力するもの
である。識別番号比較器33は、識別番号認識器30か
ら出力された識別番号が、識別番号メモリ32に記憶さ
れている識別番号のどれかに一致するかどうかを判定し
出力する。通信チャネル掃引器34は、識別番号比較器
33の出力が識別番号の不一致を示している間は、記憶
している通信チャネルの中から順々に通信チャネルを選
び、これを指定する制御情報を送出するという動作を繰
り返す。一方、識別番号比較器33の出力が識別番号の
一致を示した場合には、通信チャネル掃引器34は、そ
の時点で選択中の通信チャネルを選択したままの状態を
維持する。この状態は、通信チャネルの受信が終了した
り、外部より受信の中断が指示されたりするまで継続す
る。この状態が終わると、通信チャネル掃引器34は再
び順に通信チャネルの選択を繰り返す動作を開始する。
【0041】上述のような動作により、遠隔受信端末2
11は、受信する可能性のある多数の通信チャネルの中
から、それぞれの時点で、識別番号メモリ32に記憶さ
れた識別番号を送信している通信チャネル上の情報信号
を受信し、信号線29に出力することができる。また、
識別番号比較器33の出力をモニタし、識別番号比較器
33の出力が識別番号の一致を示している場合にのみ、
信号線29に出力されている情報信号を有効な情報とし
て判断することもできる。
【0042】このような動作は、光放送方式において、
送信者が特定の受信者を呼び出すような場合にも利用す
ることができる。まず、受信者毎に異なる受信者識別番
号を割り当てておいて、送信者にはその受信者識別番号
を伝えておく。受信者は、その時点で利用している遠隔
受信端末の識別番号メモリに、自分の受信者識別番号を
記憶させておく。ここで、送信者が呼び出したい受信者
の識別番号を送信情報として通信チャネル上に送信する
と、上述の動作により、遠隔受信端末2111は、この通
信チャネルを正しく受信することが可能である。そこ
で、受信者が遠隔受信端末2111の識別番号比較器の信
号をモニタしていれば、送信者からの呼出しを検出する
ことができる。ここで、送信者がどの通信チャネルを利
用していても、受信者がどの遠隔受信端末2111を利用
していても、上述のような呼出しは動作する。すなわ
ち、送信者が利用している実際の通信チャネルや受信者
が利用している遠隔受信端末2111を具体的に特定する
必要はない。
【0043】次に、図3で示したような通信チャネル上
の情報信号上の識別番号を順に検査し、特定の識別番号
を送信している通信チャネルを選択するための手段を、
遠隔受信端末2111ではなく、光放送網アクセス部16
1 の通信チャネル選択制御部2011に配置する例を本発
明第三実施例として図4に示す。図4は本発明第三実施
例の通信チャネル選択回路1711および通信チャネル選
択制御回路2011のブロック構成図である。図4におい
て、外部から光信号が通信チャネル選択回路81に入力
され、通信チャネル選択回路1711で選択された通信チ
ャネル上の情報信号が信号線85に出力される。信号線
85の情報信号は情報信号送信器86を通じて遠隔受信
端末2111に向けて送信される。ここで、情報信号送信
器86は、識別番号比較器92の出力により制御され
る。制御情報受信器87は、遠隔受信端末2111から送
られた制御信号の中から、受信者が選択したい識別番号
を受信し、通信チャネル選択制御回路2011に入力す
る。通信チャネル選択制御回路2011は、識別番号メモ
リ90と、識別番号認識器91と、識別番号比較器92
と、通信チャネル掃引器93と、通信チャネル対応メモ
リ89とから構成されている。
【0044】以下に、通信チャネル選択制御回路2011
の動作を説明する。まず、制御信号受信器87から入力
された識別番号は、識別番号メモリ90に記憶される。
また、情報信号送信器86は、信号線85上の信号を遠
隔受信端末に送信しない状態にある。次に、通信チャネ
ル掃引器93は、あらかじめ記憶されている多数の通信
チャネル番号の中から一つの通信チャネル番号を選び出
力する。通信チャネル対応メモリ89は通信チャネル番
号に対応する通信チャネルの情報信号が信号線85に出
力されるように通信チャネル選択回路を制御する。通信
チャネル掃引器93が指定した通信チャネルの情報信号
が信号線85に出力されると識別番号認識器91が、こ
の情報信号の中から送信者が送り出した識別番号を認識
し出力する。識別番号比較器92は、識別番号メモリ9
0に記憶された識別番号の内、識別番号認識器91の出
力と一致するものがあるかどうか判定し出力する。ここ
で、一致する識別番号がなかった場合には、通信チャネ
ル掃引器93は次の通信チャネル番号を出力する。情報
信号送信器86は、情報を送信しない状態を維持する。
しかし、もし、識別番号メモリ90に記憶された識別番
号の内、識別番号認識器91の出力と一致するものがあ
った場合には、通信チャネル掃引器93は、その通信チ
ャネルの選択を維持し、情報信号送信器86は、信号線
85上の情報信号を遠隔受信端末に向けて送信する。
【0045】このような動作により、遠隔受信端末21
11は、光放送網アクセス部1611に、受信したい通信チ
ャネル上の識別番号を制御信号として送信すると、光放
送網アクセス部1611が多数の通信チャネルを個々に検
査し、所望の識別番号を送信している通信チャネルを検
出すると、その通信チャネル上の情報信号を遠隔受信端
末に送信してくれるという動作が実現できる。
【0046】本発明における光放送網アクセス部161
〜16m と遠隔受信端末2111〜21mnとの間の通信を
実現する手段として、固定的に光放送網アクセス部16
1 〜16m と遠隔受信端末2111〜21mnとを接続する
のではなく、遠隔受信端末2111〜21mnからの通信開
始要求によって、光放送網アクセス部161 〜16m
遠隔受信端末2111〜21mnを接続する手段を用いる実
施例を説明する。図5は、光放送網アクセス部431
43m と遠隔受信端末としての移動端末511〜51q
との間の通信を無線通信方式を利用して実現した例を本
発明第四実施例として示したものである。図5は本発明
第四実施例の全体構成図である。これは、m台の光放送
網アクセス部431 〜43m と、q台の移動端末511
〜51qとが無線通信方式によって接続されている例で
ある。ここで、移動端末511 〜51q は本発明の遠隔
受信端末の機能に加えて、送信機能も備えているもので
あり、光放送網アクセス部431 〜43m も送信機能を
備えている。光放送網アクセス部431 〜43m と遠隔
通信端末としての移動端末511 〜51q の間には固定
的な接続関係が存在せず、移動端末511 〜51q は自
由にその位置を変更することができ、必要に応じて近隣
の光放送網アクセス部431 〜43m との接続を行うこ
とができる。
【0047】光放送網アクセス部431 〜43m は、サ
ブキャリア多重化器461 〜46mと、電気信号−光信
号変換器441 〜44m と、光分波器451 〜45
m と、通信チャネル選択回路1711〜17mnと、通信チ
ャネル選択制御回路2011〜20mnと、無線通信器49
1 〜49m と、無線通信制御器501 〜50m とから構
成される。ここで、m個の電気信号−光信号変換器44
1 〜44m のそれぞれから出力される光信号の波長は異
なっているものとする。
【0048】移動端末511 〜51q は、移動無線通信
器521 〜52m と、移動無線通信制御器531 〜53
q とから構成される。また、それぞれの移動端末511
〜51q は、送信情報を入力する信号線541 〜54q
と、受信情報を出力する信号線551 〜55q と、受信
する通信チャネルを制御する情報を入力するための信号
線561 〜56q とを備えている。
【0049】光合波器40は、m台の光放送網アクセス
部431 〜43m から送出された光信号を合波し、光フ
ァイバケーブルOFに入力するもので、光分波器42
は、光ファイバケーブルOF上の光信号をm台の光放送
アクセス部431 〜43m に分配するものである。
【0050】以下に、図5の光放送方式の動作を説明す
る。まず、それぞれの光放送網アクセス部431 〜43
m において、サブキャリア多重化器461 〜46m で多
重化する情報信号を入力する信号線1本と、通信チャネ
ル選択回路1711〜17mnから情報信号を出力する信号
線1本と、通信チャネル選択制御回路2011〜20mn
制御信号を入力する信号線1本とがグループとしてまと
められており、1台の光放送網アクセス部431 〜43
m にはn個の信号線グループ#1〜#nがある。光放送
網アクセス部431 〜43m の無線通信器491 〜49
m は、それぞれの信号線グループを、1台の移動端末5
1 〜51q の信号線に接続するという動作を行う。し
たがって、一つの光放送網アクセス部431 〜43m
は同時に最大n台までの移動端末511 〜51n が接続
できる。
【0051】光放送網アクセス部431 〜43m の無線
通信制御器501 〜50m は、移動端末511 〜51q
に接続されていない信号線グループを管理しており、移
動端末511 〜51q の移動無線通信器521 〜52q
からの信号を受信するのを待っている状態にある。移動
端末511 〜51q は、通信を開始する際に、まず、移
動無線通信制御器531 〜53q が、その移動端末51
1 〜51q 近くの光放送網アクセス部431 〜43m
向けて、移動無線通信器521 〜52q を通じて接続要
求信号を出力する。一つの光放送網アクセス部431
43m では、無線通信器491 〜49m が、移動端末5
1 〜51q から送信された接続要求信号を受信する
と、これを無線通信制御器501 〜50m に伝える。無
線通信制御器501 〜50m は、信号線グループの中
に、その時点で移動端末511 〜51q に接続されてい
ないものがあるときには、一つの信号線グループ#cを
選び、無線通信器491 〜49m を通じて、移動端末5
1 〜51q に接続可能であることを伝える。移動端末
511 〜51q の移動無線通信制御器531 〜53
q は、光放送網アクセス部431 〜43m から接続可能
であることを確認すると、移動無線通信器521 〜52
q を通じて通信開始信号を出力する。光放送網アクセス
部431 〜43m が、移動端末511 〜51q から送信
された通信開始信号を受信すると、先の信号線グループ
と、移動端末511 〜51q の信号線の接続が実現され
る。すなわち、移動端末511 〜51q の信号線541
〜54q から入力された送信情報信号が光放送網アクセ
ス部431 〜43m のサブキャリア多重化器461 〜4
m に入力され、通信チャネル選択回路1711〜17mn
の出力が信号線551 〜55q に出力され、信号線56
1 〜56q から入力された制御情報信号が通信チャネル
選択制御回路2011〜20mnに入力されるという接続が
確立される。
【0052】上述のような動作により、複数の移動端末
511 〜51q が光放送網アクセス部431 〜43m
接続された後には、図1に示した本発明第一実施例の光
放送方式と同様の動作により、それぞれの移動端末51
1 〜51q 間での通信が実現できる。すなわち、一つの
移動端末511 〜51q から送信された送信情報は、光
放送網アクセス部431 〜43m のサブキャリア多重化
器461 〜46m によって他の移動端末511 〜51q
から送られた送信情報とともに電気信号として合成され
る。合成された電気信号は電気信号−光信号変換器44
1 〜44m により光信号に変換され出力される。m台の
光放送網アクセス部431 〜43m から出力されたそれ
ぞれに波長の異なる光信号は光合波器40で合波された
後に、光分波器42で分波され、m台の全ての光放送網
アクセス部431 〜43m に伝えられる。
【0053】それぞれの光放送網アクセス部431 〜4
m では、光信号は光分波器451〜45m によりさら
に分岐され、それぞれn個の通信チャネル選択回路17
11〜17mnに伝えられる。n個の通信チャネル選択回路
1711〜17mnのそれぞれは、光信号の中から特定の通
信チャネル上の情報信号を取り出す。取り出された情報
信号は無線通信器491 〜49m を通じて、それぞれの
通信チャネル選択回路1711〜17mnに接続中の移動端
末511 〜51q に送信される。また、移動端末511
〜51q から送信された制御信号は通信チャネル選択回
路1711〜17mnに伝えられており、移動端末511
51q は情報信号を取り出すべき通信チャネルを指定す
ることが可能である。このような動作により、図5に示
した光放送方式において、任意の移動端末511 〜51
q を利用する利用者どうしが通信を行うことができる。
【0054】上述のシステムにおいて、移動端末511
〜51q においては、送信者が一つの光放送網アクセス
部431 〜43m と接続中に位置を変化させ、移動端末
511 〜51q と光放送網アクセス部431 〜43m
の間の距離が長くなると、無線通信が困難になることも
考えられる。光放送網アクセス部431 〜43m が充分
に多数存在すれば、このような状況では移動端末511
〜51q は別の光放送網アクセス部431 〜43m と接
続を行うことで、新たに通信チャネルとの接続ができ、
通信を継続することができる。このとき、送信者の利用
する通信チャネルの光波長やサブキャリア周波数が変化
することになる。そこで、受信者が任意の時点で所定の
送信者との通信を実現するためには、送信者を識別する
手段を用いる必要がある。以下にその実施例を説明す
る。
【0055】まず、それぞれの送信者を識別するための
番号を付与することにする。送信者は、通信時に、情報
信号に識別番号を加えて送信することにする。移動端末
511 〜51q には、図3で示したような通信チャネル
を掃引しながら情報信号に含まれる識別番号を比較する
手段を備えることにする。受信者は、受信したい送信者
の送信者識別番号を知っているものとしてこれを識別情
報メモリに記憶させておく。すると、図3で説明した動
作により、その時点で送信されている通信チャネルの中
から、情報信号に指定した送信者識別番号を送信中の通
信チャネル上の情報信号が選択され、受信者に伝えられ
る。あるいは、図4に示したように、光放送網アクセス
部161 〜16m の通信チャネル選択制御回路2011
20mnに、通信チャネルを掃引しながら情報信号に含ま
れる識別番号を比較する手段を備えることによっても上
述のような送信者に対応する通信チャネルの受信は可能
である。このときは、受信者は、受信したい送信者の送
信者識別番号を制御情報として光放送網アクセス部16
1 〜16m に送信すると、光放送網アクセス部161
16m が多数の通信チャネルを順に検査し、受信者が指
定した識別番号を送信する通信チャネル上の情報信号を
遠隔受信端末2111〜21mnに送るという動作が実現で
きる。このように、情報信号に送信者識別番号を加えて
いれば、受信者は送信者が利用し始めた新たな情報チャ
ネルを検出し、通信を継続することができる。
【0056】次に、通信チャネル選択制御回路2011
実施例として、遠隔受信端末2111の利用者に応じて受
信可能な通信チャネルを制限する手段を備えた通信チャ
ネル選択制御回路2011の例を本発明第五実施例として
図6に示す。図6は本発明第五実施例の通信チャネル選
択制御回路2011のブロック構成図である。通信チャネ
ル選択制御回路2011は、通信チャネル対応メモリ73
と、受信者対応メモリ74と、受信者対応制御器75と
から構成され、遠隔端末から送られた制御信号を入力す
る信号線76は、選択する通信チャネルの光波長とサブ
キャリア周波数をそれぞれ出力する信号線70、71を
備えている。通信チャネル対応メモリ73には、それぞ
れの通信チャネルに対応した光波長とサブキャリア周波
数が記憶されている。受信者対応メモリ74には、受信
者識別番号集合と、その集合に対応した通信チャネル番
号集合が記憶されている。
【0057】まず、それぞれの受信者には、受信者識別
番号が割り当てられているものとする。受信者は、特定
の通信チャネルを受信したい場合には、遠隔受信端末か
ら制御信号として、受信者識別番号と受信したい通信チ
ャネルの番号を光放送網アクセス部に送信する。光放送
網アクセス部においては、遠隔受信端末からの制御信号
が信号線76を通じて受信者対応制御器75に入力され
る。制御信号が入力されると、受信者対応制御器75は
まず、受信者対応メモリ内の受信者識別番号集合のそれ
ぞれに、入力された受信者識別番号が含まれるかどうか
を順に検査する。
【0058】もし、入力された受信者識別番号が、記憶
されている受信者識別番号集合に含まれなかった場合に
は、受信者対応制御器は、実際に存在するどの通信チャ
ネルにも対応しないような光波長とサブキャリア周波数
とを信号線70、71にそれぞれ出力する。この信号線
70、71の出力に基づいて制御された通信チャネル選
択回路は、入力された光信号から何の情報も取り出さな
いので、遠隔受信端末を利用する受信者には、何の情報
信号も伝えられない。
【0059】もし、入力された受信者識別番号が、受信
者対応メモリ74に記憶されている一つの受信者識別番
号集合に含まれていた場合には、受信者対応制御器75
は、その受信者識別番号集合に対応する通信チャネル番
号集合に、制御信号として入力された通信チャネル番号
が含まれるかどうかを検査する。
【0060】もし、入力された通信チャネル番号が、記
憶されている通信チャネル番号集合に含まれていない場
合には、受信者対応制御器75は、受信者識別番号がど
の受信者識別番号にも含まれなかった場合と同様に、実
際に存在するどの通信チャネルにも対応しないような光
波長とサブキャリア周波数とを、信号線70、71にそ
れぞれ出力する。
【0061】もし、入力された通信チャネル番号が、記
憶されている通信チャネル番号集合に含まれていた場合
には、受信者対応制御器75は、通信チャネル対応メモ
リ73を参照し、入力された通信チャネル番号に対応す
る光波長とサブキャリア周波数を、信号線70、71の
それぞれに出力する。このような動作により、遠隔受信
端末を利用する受信者に応じて、光放送型通信システム
で提供される通信チャネルの内、特定の通信チャネルの
みを受信可能とするような制限を実現することが可能で
ある。
【0062】上述の実施例において、多数の通信チャネ
ルのうち、特定の通信チャネルに受信者識別番号の異常
を知らせる情報信号を常時送信するチャネルを設けてお
き、入力された受信者識別番号が受信者対応メモリ74
に記憶されている受信者識別集合に含まれなかった場合
に、この通信チャネルを選択するように、通信チャネル
選択回路を制御する信号を信号線70、71に出力する
ことも考えられる。
【0063】また、多数の通信チャネルのうち、特定の
通信チャネルに通信チャネル番号の異常を知らせる情報
信号を常時送信するチャネルを設けておき、入力された
通信チャネル番号が、その受信者識別番号に対応する通
信チャネル集合に含まれなかった場合に、この通信チャ
ネルを選択するように、通信チャネル選択回路1711
制御する信号を信号線70、71に出力することも考え
られる。
【0064】このように、本発明では、利用者が、多数
の通信チャネルの中から受信したい通信チャネルを選択
する際に、実際に光ファイバから特定の通信チャネルを
選択する手段を利用者端末の外部に配置していながら、
受信者が外部の通信チャネル選択手段を制御することを
可能としているので、以下のような効果が期待される。
【0065】第一は、送信者と受信者を接続する際に、
通信網内部に複雑な制御が不要である。例えば、従来の
公衆電話網やATM網のようなルーティング型の通信網
では、送信者と受信者の間に通信回線を実現するため
に、網内の空回線を探索し、空回線を多段に接続するな
どして、送信者と受信者の間の通信回線を実現するの
で、常時、網全体において送信者や受信者の位置情報や
空回線の情報を管理する必要があり、接続時に、網全体
にわたる複雑な制御が必要であった。しかし、上述の光
放送型通信網では、送信者を一つの通信チャネルに接続
し、これとは独立に受信者を通信チャネル選択手段と通
信チャネル選択制御手段とに接続するということを、光
放送網アクセス部と遠隔受信端末、光放送網アクセス部
と移動端末との間で局所的に実現する以外には、通信網
内では複雑な制御が必要ない。また、送信者や受信者の
位置に関する情報の管理も不要である。送信者と受信者
の接続の制御は、受信者が外部の通信チャネル選択手段
を直接制御することにより実現する。図4に示した無線
通信システムを利用した実施例では、信号線グループの
利用状況を管理する必要があるが、光放送網アクセス部
はそれぞれ独立に、局所的な信号線グループの管理を行
うだけでよい。
【0066】第2に、受信者の利用する端末は、多数の
通信チャネル上の情報を送信している大容量光ファイバ
に直接接続されている必要がない。すなわち、光放送網
アクセス部と遠隔受信端末を接続する通信手段に、受信
者が選択した通信チャネル上の情報信号を伝えるための
帯域と、通信チャネル選択を制御するための制御信号を
伝えるための帯域が必要なだけである。したがって、光
放送網アクセス部と遠隔受信端末との間は、受信者が必
要な情報信号に応じて、安価な同軸ケーブル網、無線通
信網、多重度の低い光ファイバ網、などを利用して多種
多用の状況に応じた受信端末の設置が可能となる。特
に、図4に示したように無線通信網を用いて遠隔受信端
末と光放送網アクセス部との接続を実現する場合には、
送信者や受信者の移動端末は、任意の時点で任意の地点
から自由に光放送型通信システムを利用した通信が実現
できる。
【0067】第3は、高価な光フィルタや光電変換など
の光部品のコストを受信端末の外部に配置すると、個々
の受信端末のコストを低くすることができる。また、通
信チャネルへの情報送信手段や通信チャネル選択手段な
どを光放送網アクセス部の中に集中的に配置すると、こ
れをより多数の利用者で共同利用することが可能にな
り、通信システム全体で必要な情報送信手段や通信チャ
ネル選択手段などの数を減らすことができるので、通信
システム全体でもコストを低減できる。例えば、図4に
示した実施例では、個々の移動端末は、光放送網アクセ
ス部に配置した送信手段や多数の通信チャネル選択手段
の内、通信開始時に利用されていないものを選択して利
用することになっている。したがって、光放送網アクセ
ス部に配置する設備の量は、実際に存在する移動端末の
数ではなく、同時に通信を行う可能性のある移動端末数
に基づいて決定することができる。
【0068】第4は、光放送網アクセス部に通信チャネ
ルを利用するための重要部品を集中的に配置すると、通
信システム運用者は、簡単に通信システムを維持管理す
ることができる。まず、故障などの際に、通信チャネル
を利用するための部品の交換が容易である。また、光放
送型通信システムにおいて利用する光波長数の変更、サ
ブキャリア数の変更などの際に、サブキャリア多重化器
や、通信チャネル選択手段を簡単に交換することができ
る。本発明を用いず、通信チャネル選択手段を受信端末
内部に配置した場合には、全ての利用者から端末を集
め、それぞれに光部品などを交換するという手間がかか
ることになる。
【0069】第5は、上述の光放送型通信システムにお
いては、充分なセキュリティの補償が可能となることで
ある。全ての情報を全ての受信者に伝え、受信者がその
中から受信する情報を選択するという放送選択型の通信
網においては、受信者が受信すべきでない通信チャネル
の情報を受信する可能性がある。送信者は、このことを
考慮して、必要に応じて暗号化などによる通信の秘話性
を高める手段を利用することが想定される。しかし、暗
号に基づく秘話の信頼性は、暗号解読技術の進展や暗号
解読鍵の盗難可能性などの点で不透明であり、充分なセ
キュリティが確保できるとは言えない。しかし、例え
ば、図5に示したような通信チャネル選択制御手段を用
いると、利用者に応じて受信可能な通信チャネルを制限
することができるので、暗号化より強力な秘話性を達成
できる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光通信の利点を活かしながら、同軸ケーブルや無線回線
により受信端末を利用することができる光放送方式を実
現することができる。本発明によれば、高価な光部品を
有する装置を複数の利用者端末が共用することにより経
済的なハードウェア構成を実現することができる。本発
明によれば、通信業者側に秘話機能を有することができ
るため、より秘話性能を向上させることができる。
【0071】本発明によれば、光ファイバ上に実現され
た非常に多数の通信チャネルを用いて、多数の利用者が
どこからでも通信チャネル上に情報を送信でき、また、
どの利用者も任意の通信チャネルを選択して情報を選択
するということが簡単に実現できる。光波長多重技術と
サブキャリア多重技術の融合により実現された通信チャ
ネルにおいては、通信チャネル上にはディジタル信号も
アナログ信号を送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例のブロック構成図。
【図2】本発明第一実施例の通信チャネル選択制御回路
のブロック構成図。
【図3】本発明第二実施例の通信チャネル選択回路のブ
ロック構成図。
【図4】本発明第三実施例の通信チャネル選択回路のブ
ロック構成図。
【図5】本発明第四実施例の全体構成図。
【図6】本発明第五実施例の通信チャネル選択回路のブ
ロック構成図。
【図7】従来例の光波長多重を利用した通信システムの
全体構成図。
【図8】従来例のサブキャリア多重を利用した通信シス
テムの全体構成図。
【符号の説明】
1111〜11mn、2311〜23mn、2411〜24mn、5
1 〜54q 、551 〜55q 、561 〜56q 信号
線 121 〜12m 、461 〜46m サブキャリア多重化
器 131 〜13m 、441 〜44m 、E/O 電気信号−
光信号変換器 14、40、M 光合波器 150 〜15m 、42、451 〜45m 、D 光分波器 161 〜16m 、431 〜43m 光放送網アクセス部 1711〜17mn 通信チャネル選択回路 1811〜18mn、86 情報信号送信器 1911〜19mn、87 制御信号受信器 2011〜20mn 通信チャネル選択制御回路 2111〜21mn 遠隔受信端末 2211〜22mn、28 情報信号受信器 2511〜25mn 制御信号送信器 60 光信号 61 透過波長可変フィルタ 62 光信号−電気信号変換器 63 サブキャリア受信器 64 情報信号 65 光波長選択信号 66 サブキャリア選択信号 67 通信チャネル信号 27、29、31、36、70、71、76、80、8
5、96、97 信号線 30、91 識別番号認識器 32、90 識別番号メモリ 33、92 識別番号比較器 34、93 通信チャネル掃引器 35 制御信号送信器 491 〜49m 無線通信器 501 〜50m 無線通信制御器 511 〜51q 移動端末 521 〜52q 移動無線通信器 531 〜53q 移動無線通信制御器 73、89 通信チャネル対応メモリ 74 受信者対応メモリ 75 受信者対応制御器 94 通信チャネル指示信号 R1 〜Rn 、r1 〜rn 受信端末 S サブキャリア送信器 T1 〜Tn 、t1 〜tn 送信端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04J 14/06 H04H 1/02 Z F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の放送チャネルが多重された光信号
    が光通信網から到来する網端末インタフェースを備え、
    この網端末インタフェースと利用者端末との間に双方向
    の電気信号回線が設けられ、 この網端末インタフェースには、この電気信号回線を介
    して与えられた選択制御情報により指定された放送チャ
    ネルを選択する手段と、選択された放送チャネルの光信
    号を電気信号に変換する手段と、この電気信号を前記電
    気信号回線を介して利用者端末に与える手段とを備えた
    ことを特徴とする光放送方式。
  2. 【請求項2】 前記網端末インタフェースは複数の利用
    者端末に対して1個設けられた請求項1記載の光放送方
    式。
  3. 【請求項3】 前記電気信号回線は、有線回線である請
    求項1記載の光放送方式。
  4. 【請求項4】 前記電気信号回線は、無線回線である請
    求項1記載の光放送方式。
  5. 【請求項5】 前記選択する手段には、利用者端末に対
    応する放送チャネルのテーブルと、このテーブルに記録
    された利用者端末に対して該当する放送チャネルの選択
    を禁止する手段とを含む請求項2に記載の光放送方式。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040026177A (ko) * 2002-09-23 2004-03-30 삼성전자주식회사 방송 및 통신 신호를 수용할 수 있는 광가입자망 시스템
JP2020139953A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 イェーナ・オプトロニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングJena−Optronik Gesellschaft mit beschraenkter Haftung 宇宙飛行体において入射レーザビームを検出する方法および装置

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