JPH0890217A - 自動半田付け方法、自動半田付け装置、噴射孔型半田噴流 ノズル及びフラックス塗布ブラシ装置 - Google Patents

自動半田付け方法、自動半田付け装置、噴射孔型半田噴流 ノズル及びフラックス塗布ブラシ装置

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JPH0890217A
JPH0890217A JP24870994A JP24870994A JPH0890217A JP H0890217 A JPH0890217 A JP H0890217A JP 24870994 A JP24870994 A JP 24870994A JP 24870994 A JP24870994 A JP 24870994A JP H0890217 A JPH0890217 A JP H0890217A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者の手作業に頼らずに正確に半田付けす
る。 【構成】 半田噴流ノズルに小径噴射孔を形成し、小径
噴射孔の上面には溶融半田プールを設ける。小径噴射孔
から溶融半田を噴射させ、溶融半田プール表面をその表
面張力に抗して持ち上げ、ほぼ円錐形状の半田噴流を盛
り上がり形成し、ワークの半田付け部位を半田噴流に横
切らせて半田付けする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば蛍光灯用安定
器のコイル端子を自動的にかつ正確に半田付けできるよ
うにした半田付け方法及び装置、それに使用する噴射孔
型半田噴流ノズル及びフラックス塗布ブラシ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、蛍光灯用安定器ではコイル線を
引き出して端子に半田付けするが、最近はかかる安定器
の半田付け作業についても自動化が要求される。
【0003】従来、この種の自動半田付け装置は、長溝
状の噴射口を有する半田噴流ノズルを搬送コンベア側方
に設け、噴流ポンプにて溶融半田を噴流ノズルに向けて
供給して溶融半田を噴き出させる一方、搬送コンベアに
て安定器を搬送してその端子を半田噴流に接触させて半
田付けを行う方式が採用されている。
【0004】他方、最近の安定器には端子にコネクタ機
能を併用させる傾向にあり、かかるコネクタ機能付きの
端子は余分な半田が付着していると短絡等の不具合が懸
念されるので、正確な半田付けが要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の自動半
田付け装置は溶融半田を単に上方に噴射させているの
で、その比重や粘性等に起因して半田噴流の姿勢や形状
をコントロールすることが難しく、長溝状の噴射口から
溶融半田を噴流させて安定器の端子の下面に接触させる
しか方法がなく、コネクタ機能付き端子の場合には不必
要な部位にも半田が付着してしまって適用できず、作業
者の手作業に頼らざるを得ないのが実情であった。
【0006】この発明は、かかる問題点に鑑み、作業者
の手作業に頼らずに正確に半田付けできるようにした方
法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係る自
動半田付け方法は、半田噴流ノズルから上方に溶融半田
を噴流させ、搬送コンベアでワークを搬送し、その半田
付け部位に半田噴流を接触させて半田付けするにあた
り、少なくとも1つの小径噴射孔を有しかつ小径噴射孔
上面を所定深さの溶融半田プールで覆ってなる半田噴流
ノズルを搬送コンベア近傍に配設し、半田噴流ノズルの
小径噴射孔から溶融半田プールの表面張力に抗して上方
に溶融半田を噴射させてほぼ円錐形状の半田噴流を盛り
上がり形成するとともに、小径噴射孔からの噴射力又は
小径噴射孔上方の溶融半田プールの深さを増減すること
によって半田噴流の高さを調整し、搬送コンベアでワー
クをその半田付け部位が半田噴流を横切るように搬送し
て半田付けするようにしたことを特徴とする。
【0008】本発明は蛍光灯用安定器のコイル端子の半
田付けに適用するとその効果が大きいが、他のワークの
半田付けにも適用できる。本発明でいう半田にはH60
A(S)やH63A(S)等の通常の半田の他、接合に
利用しうる他の低融点金属及び合金を含む。小径噴射孔
の数は1つでもよく、搬送方向に複数としてもよく、幅
方向に複数としてもよく、さらには複数をジグザク状に
形成してもよい。小径噴射孔の径はワーク半田付け部位
の大きさや溶融半田の粘度等に応じて0.1〜100m
mの範囲で適宜設定し、又小径噴射孔の間隔は同様に2
〜100mmの範囲から設定することができる。
【0009】半田付けの前にはフラックス処理を行うの
が一般的である。そこで、半田噴流ノズルに対して搬送
方向上流側の搬送コンベア近傍にフラックス塗布ブラシ
を垂下し、搬送コンベアでワークをその半田付け部位が
フラックス塗布ブラシと接触するように搬送してワーク
の半田付け部位上面にフラックスを塗布した後、ワーク
を下向きに反転させて半田噴流ノズルに向けて搬送する
のがよい。
【0010】この場合、同一搬送コンベア上でフラック
スの塗布、反転及び半田付けを行ってもよいが、複雑な
反転機構が必要となる。そこで、第1、第2の搬送コン
ベアを並列に設け、第1の搬送コンベアでフラックスの
塗布を行い、第1の搬送コンベアから第2の搬送コンベ
アに移送する時に、ワークを反転させるのがよい。
【0011】また、本発明によれば、半田噴流ノズルか
らの半田噴流に対してワークを搬送することによってそ
の半田付け部位を自動的に半田付けする装置であって、
上向きのワークを搬送する第1の搬送コンベアと、第1
の搬送コンベアの側方に設けられ、液状フラックスを含
浸するフラックス塗布ブラシを垂下してなり、フラック
ス塗布ブラシを第1の搬送コンベアで搬送されるワーク
の半田付け部位上面に接触させて液状フラックスを塗布
するフラックス塗布ブラシ装置と、その始端部分が第1
の搬送コンベアの終端部分の側方にて所定長さにわたっ
て並列され、ワークを搬送する第2の搬送コンベアと、
第1の搬送コンベア終端部分と第2の搬送コンベア始端
部分との間に配設され、第1の搬送コンベア終端部分で
上向きワークを把持し、下向きに反転させて第2の搬送
コンベアの始端部分上に載置するワーク反転機と、少な
くとも1つの小径噴射孔が形成されかつ小径噴射孔上面
を所定深さの溶融半田プールで覆ってなる半田噴流ノズ
ルを有し、小径噴射孔に対する溶融半田の供給圧力が調
整可能に設けられ、溶融半田の供給によって第2の搬送
コンベアで搬送されるワークの半田付け部位が横切りう
る半田噴流をほぼ円錐形状に盛り上がり形成する半田噴
流ノズル装置とを備えてなる自動半田付け装置を提供す
ることができる。
【0012】第1、第2の搬送コンベアばどのような形
式でもよく、例えばベルトコンベア、複数のプレートを
チェーン等で搬送方向に連結しガイド上を移動しうるよ
うにしたプレートコンベア等を採用できる。
【0013】フラックス塗布ブラシは液状フラックスを
含浸するものであれば特にその形状構造は限定されな
い。また、その含浸の方法は液状フラックスを送給ポン
プ等でフラックス塗布ブラシに送給してもよいが、フラ
ックス塗布ブラシの上方にタンクを連通して設け、該タ
ンクからフラックス塗布ブラシに液状フラックスを滴下
させるのがよい。タンクは着脱可能とし、取外してタン
クに液状フラックスを貯留してもよく、ポンプ等でこれ
に間欠的又は連続的に液状フラックスを供給してもよ
い。
【0014】即ち、本発明によれば、搬送されるワーク
の半田付け部位上面にフラックスを塗布するフラックス
塗布ブラシ装置であって、液状フラックスを貯留し、下
端に滴下口を有する貯留タンクと、貯留タンクに取付け
られ、貯留タンクの滴下口と下端ブラシとを連通路にて
連通し、下端ブラシが液状フラックスを含浸するフラッ
クス塗布ブラシと、フラックス塗布ブラシの下端ブラシ
が搬送されるワークの半田付け部位に接触しうるように
貯留タンクを上下位置調整可能に支持する支持脚とを備
えてなるフラックス塗布ブラシ装置を提供することがで
きる。
【0015】フラックスの材質は半田の種類等に応じて
選択するが、例えば松脂をIPTAに溶解させたものを
使用する。ワーク反転機は例えばワークの把持ハンドと
把持ハンドを反転させる機構とで構成できる。
【0016】半田噴流ノズル装置は溶融半田を貯留し送
給する半田槽と、溶融半田を噴流する半田噴流ノズルと
から構成する。半田槽は加熱ヒータを設けて半田を溶解
し保温する一方、モータ駆動式の送給プロペラによって
溶融半田を半田噴流ノズルに溶融半田を送給させるが、
駆動モータの回転数の制御によって溶融半田の供給圧力
を調整することが可能である。
【0017】また、本発明によれば、溶融半田を貯留し
供給する半田槽に着脱可能に取付けられて半田噴流ノズ
ル装置を構成する噴流ノズルであって、ノズル本体には
溶融半田を上方に噴射しうる小径噴射孔を少なくとも1
つ形成するとともに、小径噴射孔を囲みかつ上端縁が小
径噴射孔上面より高くなるように仕切板を設けて溶融半
田プールを形成可能となし、小径噴射孔から溶融半田プ
ールの表面張力に抗して上方に溶融半田を噴射させてほ
ぼ円錐形状の半田噴流を盛り上がり形成可能とし、小径
噴射孔からの噴射力又は仕切板高さを増減することによ
って半田噴流の高さを調整可能となした噴射孔型半田噴
流ノズルを提供することができる。
【0018】この場合、ノズル本体にはコンベア搬送方
向に間隔をあけて複数の小径噴射孔を形成すると、搬送
方向上流側の小径噴射孔からの半田噴流にてワークの半
田付け部位を予熱し、搬送方向下流側の噴射孔からの半
田噴流にて半田付けすることができ、専用の予熱工程を
設ける必要がなく、半田付け作業の効率を大幅に向上で
きる。
【0019】また、ノズル本体の側方に樋を設け、小径
噴射孔から噴流された溶融半田のうち、余った溶融半田
は樋で受けて半田槽に戻すようにすると、半田の消費量
は半田付けに必要な量のみとなり、省資源や省エネルギ
ーの点で好ましい。
【0020】なお、半田噴流ノズル装置に不活性ガス、
例えばN2 をパージすると、正確に半田付けできること
に加え、半田噴流の酸化を防止して最高品質の半田付け
が可能となる。
【0021】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、半田噴流ノズ
ルに小径噴射孔を形成し、その上面を溶融半田プールで
覆っているので、小径噴射孔から溶融半田を噴射させる
と、小径噴射孔上方の溶融半田プールが上方に持ち上げ
られるが、溶融半田プールには表面張力が働いているの
で、ほぼ円錐形状の半田噴流が盛り上がり形成される。
しかも、溶融半田プールの表面張力は加熱温度等の条件
が変化しない限り一定であり、小径噴射孔からの噴射力
もほぼ一定であるので、半田噴流は安定したほぼ円錐形
状に維持される。
【0022】従って、蛍光灯用安定器のコネクタ機能付
きの端子等、正確な半田付けが要求される場合にもワー
クの半田付け部位を半田噴流に横切らせることにより、
その部分のみに正確に溶融半田を付着させることがで
き、不必要な箇所に半田が付着することはなく、従来の
煩雑な手による半田付け作業をなくし、正確で効率のよ
い自動半田付け作業を実現できる。
【0023】また、小径噴射孔からの溶融半田の噴射力
を増減し、あるいは溶融半田プールの深さを増減するこ
とにより、安定した姿勢を維持しつつ、半田噴流の高さ
を任意に調整できるので、どのようなワークの半田付け
にも容易に適用できる。
【0024】また、フラックス塗布ブラシによってフラ
ックス処理を行うようにしたので、液状フラックスの蒸
発が少なくて済み、上述の自動半田付けと相まって大幅
なコストダウンを実現できる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1ないし図7は本発明の一実施例による蛍光灯安
定器の自動半田付け装置を示す。図において、床面上に
は装置フレーム10が設置され、該フレーム10上には
第2の搬送コンベア11が長手方向に延びて搭載され、
第2の搬送コンベア11はギアードモータ110によっ
て駆動されるようになっている。
【0026】第2の搬送コンベア11の長手方向前後に
は第1、第3の搬送コンベア12、13が長手方向に延
びかつ相互に同一ライン上で相互に所定の間隔をあけて
配設され、又第1の搬送コンベア12の終端部分及び第
3の搬送コンベア13の始端部分は第2の搬送コンベア
11の始端部分及び終端部分に対して所定長さにわたっ
て並列されている。
【0027】第1の搬送コンベア12の終端部分手前に
はフラックス塗布ブラシ装置14が設けられている。こ
のフラックス塗布ブラシ装置14では図3に示すよう
に、第1のコンベア12のフレーム120側面に取付ベ
ース140が取付けられ、該取付ベース140にはスタ
ンド141が上方に延びて固定され、該スタンド141
の上方部分にはスタンドアーム142が横方向に延びか
つ蝶ねじ等によって上下位置調整可能に取付けられてい
る。
【0028】このスタンドアーム142には液状フラッ
クスを貯留するタンク143が第1の搬送コンベア12
の両側縁上方に位置してクランプで固定され、該タンク
143の底面には滴下口が形成されるとともに、ブラシ
145の基部144がブラシ145を下方に向けて固定
され、該基部144には滴下口からの液状フラックスを
ブラシ145に案内する連通路(図示せず)が形成され
ている。また、第1の搬送コンベア12の両側部には受
けケース146がブラシ145下方にて設けられて余剰
の液状フラックスが受けられるようになっている。な
お、受けた液状フラックスは貯留タンクに戻すようにし
てもよいが、汚れている場合にはそのまま廃棄してもよ
い。
【0029】第1の搬送コンベア12の終端部分と第2
の搬送コンベア11の始端部分との間にはワーク反転機
15が設けられている。このワーク反転機15では図4
及び図5に示すように、装置フレーム10に取付ベース
159が固定され、該取付ベース159には一対の水平
取付ピン150によって把持ハンド151が第1の搬送
コンベア12と第2の搬送コンベア11との間で回転可
能に設けられ、把持ハンド151は駆動機構152によ
って把持開放操作されるようになっている。
【0030】取付ベース159にはシリンダ157が上
下方向に延びて固定され、該シリンダ157のロッドに
はラックギア156が同軸状に延びて固定され、該ラッ
クギア156にはホイールギア158が噛合され、該ホ
イールギア158は一方の水平取付ピン150に取付け
られ、シリンダ157が伸縮することによって把持ハン
ド151が水平取付ピン150回りに回転逆転されるよ
うになっている。
【0031】また、第1の搬送コンベア12の終端には
シリンダ154が取付けられ、該シリンダ154のロッ
ドにはストッパープレート153が取付けられ、ワーク
Wが行き過ぎて第1の搬送コンベア12から落下するの
を防止するようになっている。このストッパープレート
153にはワークWが所定位置に来たことを検知する近
接スイッチ155が取付けられ、該近接スイッチ155
の信号によってワーク反転機構15が作動されるように
なっている。
【0032】第2の搬送コンベア11の終端部分と第3
の搬送コンベア13の始端部分との間にもワーク反転機
構15が設けられているが、上記と同様の構造であるの
で、その説明は省略する。
【0033】第2の搬送コンベア11の中央には半田噴
流ノズル装置16がハンドル168の操作にて昇降可能
に設けられ、該半田噴流ノズル装置16は図6及び図7
に示すように半田槽と噴射孔型半田噴流ノズルとから構
成されている。
【0034】半田槽では槽フレーム160内に槽本体1
61が内蔵され、該槽本体161には加熱ヒータ(図示
せず)が配設されて半田17が溶融され所定温度に調温
されるようになっている。この槽本体161は二層構造
を有し、上層には噴射プロペラ162が設けられ、該噴
射プロペラ162はモータMによって駆動されて溶融半
田17を所定の圧力で層本体161の開口163に向け
て圧送し、残りの溶融半田17は下側層に回収されるよ
うになっている。
【0035】噴射孔型半田噴流ノズルではノズル本体1
64が槽本体161の開口163周縁に着脱可能に嵌合
され、該ノズル本体164の両側には各々一対の縦壁
(仕切板)が所定の間隔をあけて立設され、両側の縦壁
対間には第2の搬送コンベア11が配置されている。
【0036】この縦壁間は前後両面が封鎖されるととも
に下端面がノズル本体164内部に連通され、該縦壁間
の上端には噴射孔型半田噴流ノズル165がその上面を
縦壁上端から所定寸法低くして固定され、該噴射孔型半
田噴流ノズル165には長手方向、即ち第2の搬送コン
ベア11の搬送方向に所定の間隔をあけて6つの小径噴
射孔が穿設されており、小径噴射孔の上方に溶融半田プ
ール170が形成されるようになっている。
【0037】両側の縦壁対のうち、外方の縦壁上縁には
複数の凹陥部が形成されて余剰の溶融半田17がオーバ
ーフローされるようになっている。また、外方の縦壁に
は還流用樋166が設けられ、該樋166は槽本体16
1に連通されている。なお、縦壁、噴射孔型半田噴流ノ
ズル165及び樋166にもこれらを加熱するヒータ
(図示せず)が設けられている。
【0038】他方、半田付けを行う蛍光灯用安定器を説
明すると、図7に示すように、安定器Wにはコイルが巻
回され、安定器Wの長手方向両端にはコイル端子W1、
W2が取付けられ、一方のコイル端子W1は他方のコイ
ル端子W2に比して長尺に形成されて蛍光灯へのコネク
タ機構が付与され、コイル端子W1、W2にはコイルか
ら引き出された銅線が接続されている。
【0039】次に、半田付け方法を説明する。半田噴流
ノズル装置16において、装置内の半田17をヒータで
加熱して溶解させ、所定の温度に調温した後、モータM
を駆動して噴射プロペラ162を回転させると、溶融半
田17が所定の圧力でもって槽本体161の開口163
に向けて送られ、両側の縦壁対間を通って噴射孔型半田
噴流ノズル165の各小径噴射孔から上方に噴射され
る。
【0040】この時、図8に示すように、噴射孔型半田
噴流ノズル165上面には溶融半田プール170が形成
されており、小径噴射孔から溶融半田17が噴射される
と、溶融半田プール170の表面がその噴射力によって
持ち上げられるが、溶融半田プール170には表面張力
が働いてきるので、ほぼ円錐状の半田噴流171が安定
に盛り上がり形成される。そこで、モータMの回転数を
制御すると、半田噴流171を半田付けすべき安定器W
に対応した適切な高さに調整できる。
【0041】準備が完了すると、第1の搬送コンベア1
2に安定器Wを上向きにして載せてこれをタクト搬送す
る。なお、これは連続搬送でもよい。安定器Wがフラッ
クス塗布ブラシ装置14を通過すると安定器Wのコイル
端子W1、W2の上面にブラシ145が接触して液状フ
ラックスが塗布される。
【0042】安定器Wが第1の搬送コンベア12の終端
部分まで来ると、近接スイッチ155でそれが検知さ
れ、ワーク反転機15の把持ハンド151が第1の搬送
コンベア12側まで回転して安定器Wを把持し、逆方向
に回転して安定器Wを今度は下向きにして第2の搬送コ
ンベア11上に載置する。
【0043】第2の搬送コンベア11上の下向き安定器
Wは半田噴流ノズル装置16に向けてタクト搬送され、
安定器Wが噴射孔型半田噴流ノズル165の位置を通過
すると、安定器Wのコイル端子W1、W2は6つの半田
噴流171の上方部分を次々と横切るが、最初の2つ又
は3つの半田噴流171を横切る際にコイル端子W1、
W2は半田付けに必要な温度、例えば半田がH63A
(S)やH60A(S)の場合には230℃〜250℃
にまで予熱され、後の4つ又は3つの半田噴流171を
横切る際にコイル端子W1、W2が半田付けされる。
【0044】半田付けが済むと、安定器Wは第2の搬送
コンベア11上を終端側に向けてタクト搬送され、終端
までくると、ワーク反転機15によって上向きに反転し
て第3の搬送コンベア13に移し代えられ、第3の搬送
コンベア13によって次の工程に送られる。
【0045】ところで、溶融半田17の噴射を連続的に
行って半田噴流171を形成すると、安定器Wが間欠的
に送られてくる間に酸化することが懸念されるが、フラ
ックスを塗布した安定器Wのコイル端子W1、W2が半
田噴流171を横切って半田噴流171の頂上を撫でて
ゆくので、半田噴流171が酸化することはなく、溶融
半田17が汚れるおそれはない。なお、半田噴流171
は確実な酸化防止のために安定器Wのタクト搬送に応じ
て間欠的に形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による自動半田付け装置を
示す概略平面構成図である。
【図2】 上記装置を示す概略側面構成図である。
【図3】 上記装置におけるフラックス塗布ブラシ装置
を示す正面構成図である。
【図4】 上記装置におけるワーク反転機を示す平面構
成図である。
【図5】 上記ワーク反転機を示す側面構成図である。
【図6】 上記装置における半田噴流ノズル装置を示す
概略正面構成図である。
【図7】 上記半田噴流ノズル装置を示す概略斜視図で
ある。
【図8】 上記半田噴流ノズル装置の作用を説明するた
めの要部拡大断面図である。
【符号の説明】
11 第1の搬送コンベア 12 第2の搬送コンベア 14 フラッスク塗布ブラシ装置 141 スタント(支持脚) 142 スタンドアーム(支持脚) 143 タンク 145 ブラシ 15 ワーク反転機 16 半田噴流ノズル装置 161 槽本体(半田槽本体) 165 噴射孔型半田噴流ノズル 166 樋 17 溶融半田 170 溶融半田プール 171 半田噴流 W 蛍光灯用安定器 W1、W2 コイル端子
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/34 506 K 8718−4E

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半田噴流ノズルから上方に溶融半田を噴
    流させ、搬送コンベアでワークを搬送し、その半田付け
    部位に半田噴流を接触させて半田付けするにあたり、 少なくとも1つの小径噴射孔を有しかつ小径噴射孔上面
    を所定深さの溶融半田プール170で覆ってなる半田噴
    流ノズル165を搬送コンベア近傍に配設し、 半田噴流ノズル165の小径噴射孔から溶融半田プール
    170の表面張力に抗して上方に溶融半田17を噴射さ
    せてほぼ円錐形状の半田噴流171を盛り上がり形成す
    るとともに、小径噴射孔からの噴射力又は小径噴射孔上
    方の溶融半田プール170の深さを増減することによっ
    て半田噴流171の高さを調整し、 搬送コンベアでワークをその半田付け部位が半田噴流1
    71を横切るように搬送して半田付けするようにしたこ
    とを特徴とする自動半田付け方法。
  2. 【請求項2】 半田噴流ノズル165に対して搬送方向
    上流側の搬送コンベア近傍にフラックス塗布ブラシを垂
    下し、搬送コンベアでワークをその半田付け部位がフラ
    ックス塗布ブラシと接触するように搬送してワークの半
    田付け部位上面にフラックスを塗布した後、ワークを下
    向きに反転させて半田噴流ノズル165に向けて搬送す
    るようにした請求項1記載の自動半田付け方法。
  3. 【請求項3】 半田噴流ノズルからの半田噴流に対して
    ワークを搬送することによってその半田付け部位を自動
    的に半田付けする装置であって、 上向きのワークを搬送する第1の搬送コンベア12と、 第1の搬送コンベア12の側方に設けられ、液状フラッ
    クスを含浸するフラックス塗布ブラシを垂下してなり、
    フラックス塗布ブラシを第1の搬送コンベア12で搬送
    されるワークの半田付け部位上面に接触させて液状フラ
    ックスを塗布するフラックス塗布ブラシ装置14と、 その始端部分が第1の搬送コンベア12の終端部分の側
    方にて所定長さにわたって並列され、ワークを搬送する
    第2の搬送コンベア11と、 第1の搬送コンベア12終端部分と第2の搬送コンベア
    11始端部分との間に配設され、第1の搬送コンベア1
    2終端部分で上向きワークを把持し、下向きに反転させ
    て第2の搬送コンベア11始端部分上に載置するワーク
    反転機15と、 少なくとも1つの小径噴射孔が形成されかつ小径噴射孔
    上面を所定深さの溶融半田プール170で覆ってなる半
    田噴流ノズル165を有し、小径噴射孔に対する溶融半
    田17の供給圧力が調整可能に設けられ、溶融半田17
    の供給によって第2の搬送コンベア11で搬送されるワ
    ークの半田付け部位が横切りうる高さの半田噴流171
    をほぼ円錐形状に盛り上がり形成する半田噴流ノズル装
    置15とを備えたことを特徴とする自動半田付け装置。
  4. 【請求項4】 ワークはその両側部に複数のコイル端子
    W1、W2が設けられかつ一側方のコイル端子W1が蛍
    光灯へのコネクタ機能を有する蛍光灯用安定器Wであ
    り、 フラックス塗布ブラシは第1の搬送コンベア12の両側
    方に設けられ、小径噴射孔は第2の搬送コンベア11の
    両側方に設けられている請求項3記載の自動半田付け装
    置。
  5. 【請求項5】 溶融半田を貯留し供給する半田槽に着脱
    可能に取付けられて半田噴流ノズル装置を構成する噴流
    ノズルであって、 ノズル本体には溶融半田17を上方に噴射しうる小径噴
    射孔を少なくとも1つ形成するとともに、小径噴射孔を
    囲みかつ上端縁が小径噴射孔上面より高くなるように仕
    切板を設けて溶融半田プール170を形成可能となし、
    小径噴射孔から溶融半田プール170の表面張力に抗し
    て上方に溶融半田17を噴射させてほぼ円錐形状の半田
    噴流171を盛り上がり形成可能とし、小径噴射孔から
    の噴射力又は仕切板高さを増減することによって半田噴
    流171の高さを調整可能となしたことを特徴とする噴
    射孔型半田噴流ノズル。
  6. 【請求項6】 ノズル本体はコンベア搬送方向に間隔を
    あけて形成された複数の小径噴射孔を有し、搬送方向上
    流側の小径噴射孔からの半田噴流171にてワークの半
    田付け部位を予熱可能となし、搬送方向下流側の噴射孔
    からの半田噴流171にて半田付け可能となした請求項
    5記載の噴射孔型半田噴流ノズル。
  7. 【請求項7】 ノズル本体はその側方に樋166が設け
    られ、小径噴射孔から噴流された溶融半田17のうち、
    余剰の溶融半田17が樋166で受けられて半田槽に戻
    されるようになっている請求項5記載の噴射孔型半田噴
    流ノズル。
  8. 【請求項8】 搬送されるワークの半田付け部位上面に
    フラックスを塗布するフラックス塗布ブラシ装置14で
    あって、 液状フラックスを貯留し、下端に滴下口を有する貯留タ
    ンク143と、 貯留タンク143に取付けられ、貯留タンク143の滴
    下口と下端ブラシ145とを連通路にて連通し、下端ブ
    ラシ145が液状フラックスを含浸するフラックス塗布
    ブラシと、 フラックス塗布ブラシの下端ブラシ145が搬送される
    ワークの半田付け部位に接触しうるように貯留タンクを
    上下位置調整可能に支持する支持脚141、142とを
    備えたことを特徴とするフラックス塗布ブラシ装置。
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