JPH0890256A - 物品加工修正装置 - Google Patents

物品加工修正装置

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Publication number
JPH0890256A
JPH0890256A JP22306694A JP22306694A JPH0890256A JP H0890256 A JPH0890256 A JP H0890256A JP 22306694 A JP22306694 A JP 22306694A JP 22306694 A JP22306694 A JP 22306694A JP H0890256 A JPH0890256 A JP H0890256A
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JP
Japan
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nozzle
reaction gas
vacuum chamber
article
support mechanism
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Application number
JP22306694A
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English (en)
Inventor
Kenichi Yoshimura
健一 吉村
Kazuyasu Honma
和保 本間
Masamoto Mizuhara
正元 水原
Hiroshi Hirose
博 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi High Tech Manufacturing and Service Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Naka Electronics Co Ltd
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Publication date
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品加工修正装置において、簡単な構造でか
つ高精度にノズルから噴出される試料表面上の反応ガス
の集中度を調整することができるようにする。 【構成】 真空チャンバー1の外側に配置された送り位
置決め機構3のパルスモータ20を回転させると駆動軸
22が回転し、駆動軸22のネジ山に噛み合うボールネ
ジ24が操作ロッド2をクロスローラガイド16Zに沿
ってZ方向に直線移動させ、この移動に伴い真空チャン
バー1内で操作ロッド2と連結されたノズル移動部7及
びノズル10もZ方向に直線移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレチクル、LSI等の配
線修正、欠陥修正等に使用する物品加工修正装置に係
り、特に、真空チャンバー内で修正を必要とする試料に
集束ビームを照射すると共に、その集束ビームの照射部
に反応ガスを噴射することにより加工反応を促進させて
修正加工を行う物品加工修正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レチクル、LSI等は基板に電
気回路を形成している。この電気回路を切断したり、或
は、幅が広すぎる場合、異物が介在する場合にこれらを
削除するためには物品加工修正装置が必要となる。
【0003】物品加工修正装置は真空チャンバー内に試
料例えば半導体基板を載置し、この半導体基板の電気回
路で修正を必要とする修正回路上にGaイオンビーム、
電子ビーム等の集束ビームを照射し蒸発させて修正加工
をする。この修正加工に際しては、加工修正箇所にガス
噴射ノズルより反応ガスを噴射することにより、金属蒸
発を促進させて加工反応を促進している。
【0004】従来の物品加工修正装置において、集束ビ
ームを照射すると共に、その集束ビームの照射部にノズ
ルを介して反応ガスを噴射することにより物品を修正加
工するものとしては、特開昭61−110140号公
報及び特開平1−109350号公報に開示のものが
ある。
【0005】従来技術は、反応ガスとして化合物蒸気
を使用し、試料室の外部に配置されているエアーシリン
ダを駆動することにより、化合物蒸気を噴射するノズル
先端を前進位置と後進位置との間で移動させ、前進位置
にてノズル先端より修正を必要とする加工試料位置に化
合物蒸気を吹き付け、ノズル先端からの吹付量を少なく
するものである。
【0006】従来技術は、反応ガスとしてエッチング
ガスを使用し、エッチングガスが充填されているボンベ
とエッチングガスを噴射するノズルとの間の経路に位置
する制御室においてエッチングガスの圧力を制御するこ
とにより、ノズルから吹き出すエッチングガスの流量を
制御するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、以下の問題点が存在する。従来技術
においては、ノズル先端を前進位置と後進位置との2
位置しか動かせないため、集束ビームの量にかかわらず
反応ガスの量が決定される。しかし、加工反応の促進は
ガス噴射ノズルより噴射される試料表面上の反応ガスの
集中度(密度)に影響される。すなわち、集束ビームの
量に対して反応ガスの集中度が小さいと反応促進が遅れ
る。また、集束ビ−ムの照射により蒸発したスパッタの
一部が反応ガスと化学反応できずに試料室内を浮遊し、
試料に付着する可能性がある。一方、集束ビームの量に
対して反応ガスの集中度が大きいと反応促進は強まる
が、反応ガスが無駄になるばかりでなく、試料室内の真
空度が低下するため真空排気系の負荷が増大する、集束
ビ−ム照射系が汚染され集束ビ−ムの長時間安定性が悪
くなる等の可能性がある。したがって、反応ガスの量と
しては集束ビームの量に対する最適条件を決定する必要
があるが、従来技術では試料表面上の反応ガスの集中
度を微調整することはできない。
【0008】従来技術においては、ノズルから吹き出
す反応ガスの流量を制御するので、試料表面上の反応ガ
スの集中度を調整することは可能となるが、流量制御に
よる反応ガスの集中度の微調整は困難であるばかりでな
く、それを実現するには圧力コントローラ、ガスフロー
コントローラ等の機構が必要となるため、全体として装
置が大型化し、調整作業に手間がかかると共にコストが
高価になるという問題が生じる。
【0009】また、反応性が優れているという点から、
反応ガスとして昇華性反応ガスを用いることが検討され
ているが、昇華性反応ガスを使用する場合はノズルに反
応ガスを供給する反応ガス供給系で反応ガスを一定温度
に加熱する必要があるため、その熱が装置内の各機構に
影響を及ぼし、反応ガスの集中度の調整精度が劣化する
という問題が生じる。また、装置の寿命が低下するとい
う問題も生じる。
【0010】本発明の第1の目的は、簡単な構造でかつ
高精度にノズルから噴出される試料表面上の反応ガスの
集中度を調整することができる物品加工修正装置を提供
することにある。
【0011】本発明の第2の目的は、温度の影響なし
に、高精度にノズルから噴出される試料表面上の反応ガ
スの集中度を調整することができる物品加工修正装置を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の概念によ
る物品加工修正装置は上記第1の目的を達成するために
次の構成を採用する。すなわち、真空チャンバー内で修
正を必要とする試料に集束ビームを照射すると共に、前
記試料に対して傾斜したノズルより前記集束ビームの照
射部に反応ガスを噴射することにより、加工反応を促進
させて修正加工を行う物品加工修正装置において、前記
ノズルを支持するノズル支持機構と、前記ノズル支持機
構を前記ノズルの傾斜方向に直線移動可能に案内するガ
イド機構と、前記ノズル支持機構を前記ガイド機構に沿
って直線移動させノズル支持機構の位置を調整する送り
位置決め機構とを備える。
【0013】本発明の第2の概念による物品加工修正装
置は上記第1及び第2の目的を達成するために次の構成
を採用する。すなわち、真空チャンバー内で修正を必要
とする試料に集束ビームを照射すると共に、前記試料に
対して傾斜したノズルより前記集束ビームの照射部に反
応ガスを噴射することにより、加工反応を促進させて修
正加工を行う物品加工修正装置において、前記ノズルに
前記反応ガスを供給する反応ガス供給系に設けられ反応
ガスを一定温度に加熱する反応ガス加熱手段と、前記真
空チャンバー内から外部へと貫通し真空チャンバー内に
おいて前記ノズルを支持するノズル支持機構と、前記真
空チャンバー内において前記ノズル支持機構を取り囲み
真空チャンバーを外気から遮断する真空ベローズと、前
記ノズル支持機構に冷却媒体を流しノズル支持機構を冷
却する冷却手段と、前記ノズル支持機構を前記ノズルの
傾斜方向に直線移動可能に案内するガイド機構と、前記
ノズル支持機構を前記ガイド機構に沿って直線移動させ
ノズル支持機構の位置を調整する送り位置決め機構とを
備える。
【0014】上記第1及び第2の概念による物品加工修
正装置において、前記送り位置決め機構は、モータと、
前記モータの回転を直線運動に変え前記ノズル支持機構
を前記ガイド機構に沿って直線移動させる送り機構とを
有する。
【0015】この場合、例えば、前記送り機構は、前記
モータに連結され周囲にネジ山が形成された主軸と、前
記主軸が挿入され前記ネジ山に噛み合うボールネジとで
構成され、前記ノズル支持機構は前記ボールネジに連結
される。
【0016】また、上記第1及び第2の概念による物品
加工修正装置において、好ましくは、前記ガイド機構を
水平面上で互いに直交するX方向及びY方向に移動さ
せ、前記ノズルの位置調整を行うXY方向移動手段をさ
らに備える。
【0017】また、上記第1及び第2の概念による物品
加工修正装置において、好ましくは、前記送り位置決め
機構に設けられ、前記真空チャンバーの外部において前
記修正を必要とする試料と前記ノズルとの距離を検出す
る距離検出手段をさらに備え、その検出値により前記送
り位置決め機構を制御する。
【0018】上記第2の概念による物品加工修正装置に
おいて、好ましくは、前記ノズル支持機構は、前記ノズ
ルを支持するノズル移動部と、前記真空チャンバー内か
ら外部へと貫通する操作ロッドと、前記ノズル移動部と
前記操作ロッドとの間に配置された電気絶縁ライナとを
有する。
【0019】この場合、例えば、前記真空ベローズは前
記真空チャンバー内において前記操作ロッドを取り囲
み、前記冷却手段は、前記操作ロッドの内部を軸方向に
延びる第1冷却路と、前記真空ベローズと前記操作ロッ
ドとの間に形成され前記第1冷却路と連通する第2冷却
路とを有し、前記第1冷却路及び第2冷却路に前記冷却
媒体を流す。
【0020】また、上記第2の概念による物品加工修正
装置において、好ましくは、前記真空ベローズの材質は
インコネル材からなる。
【0021】
【作用】以上のように構成した本発明の第1及び第2の
概念による物品加工修正装置においては、送り位置決め
機構によりノズル支持機構をガイド機構に沿って直線移
動させノズル支持機構の位置を調整することにより、修
正を必要とする試料とノズルとの距離を微調整すること
が可能となり、簡単な構造でかつ高精度にノズルから噴
出される試料表面上の反応ガスの集中度を調整すること
ができる。
【0022】また、第2の概念による物品加工修正装置
においては、冷却手段によりノズル支持機構に冷却媒体
を流しノズル支持機構を冷却することにより、反応ガス
として昇華性反応ガスを使用した場合でも、反応ガス加
熱手段により反応ガスを加熱することにより反応ガス供
給系に生じる熱がノズル支持機構を通って送り位置決め
機構に伝えられることが防止され、ノズル支持機構及び
送り位置決め機構の熱による狂いが防止され、これによ
り、温度の影響なしに、高精度にノズルから噴出される
試料表面上の反応ガスの集中度を調整することができ
る。
【0023】また、XY方向移動手段によりガイド機構
を水平面上で互いに直交するX方向及びY方向に移動さ
せノズルの位置調整を行うことにより、ノズルの傾斜方
向が修正を必要とする箇所に向くようノズルを移動させ
ることが容易になる。
【0024】また、距離検出手段を送り位置決め機構に
設けることにより、修正を必要とする試料とノズルとの
距離を真空チャンバーの外部において検出でき、この検
出値により送り位置決め機構を制御することにより、ノ
ズルから噴出される試料表面上の反応ガスの集中度を調
整することが容易になる。
【0025】また、ノズル支持機構を構成するノズル移
動部と操作ロッドとの間に電気絶縁ライナを配置するこ
とにより、反応ガス加熱手段にニクロム線等の電気的加
熱手段を用いた場合、電気的加熱手段の漏れ電流が電気
絶縁ライナで絶縁され、送り位置決め機構に伝えられる
ことが防止されるため、送り位置決め機構に係る駆動回
路等の破損が防止される。
【0026】また、真空ベローズの材質はインコネル材
からなることにより、真空ベローズの耐久力及び柔軟性
が増し寿命が長くなる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1及び図2において、本実施例の物品加工修正
装置はノズル10を有し、このノズル10は先端が加工
試料Kに対して約30°の角度(以下、この角度の方向
をZ軸方向とする)で傾斜している。ノズル10はノズ
ル移動部7に支持され、ノズル10及びノズル移動部7
は、図3に示すように、真空チャンバー1内に配置され
ている。この真空チャンバー1は内部が高真空状態を保
持し、上部に位置する蓋4により閉塞されている。この
蓋4の上にはガス供給部5が設置され、このガス供給部
5には供給管6が取り付けられている。この供給管6は
真空チャンバー1内に延びて途中にベローズ8を設け、
ノズル移動部7に取り付けられている。また、ガス供給
部5、供給管6、ベローズ8、ノズル移動部7及びノズ
ル10には図示されていないものもあるが、反応ガス加
熱手段であり柔軟性を有するヒータ線9が巻き付けられ
ている。ガス供給部5より供給された粉剤(昇華性反応
ガス)はヒータ線9で一定温度に加熱されて反応ガスと
なり、そのうちの微小量がノズル10から噴射される。
ここにおいて、図3に示すX軸方向とY軸方向に移動す
る載置台11に載置された加工試料K例えば半導体基板
の修正したい回路箇所に、矢印で示す集束ビームSを照
射すると共に、集束ビームSの照射部にノズル10より
反応ガスを噴射して、回路の切断又は削除の促進を早め
る。
【0028】図1及び図2に戻り、ノズル移動部7はノ
ズル10と反対側で操作ロッド2と連結されている。操
作ロッド2の真空チャンバー1内には、蓋4に設けた貫
通穴を通り真空ベローズ13が操作ロッド2を取り囲む
よう配置されている。この真空ベローズ13としては耐
久力及び柔軟性を有する部材、例えばインコネル材を使
用する。真空ベローズ13の下端取付板13AにはOリ
ング13Bを介して操作ロッド2の下端部2Aが装着さ
れ、下端取付板13A及び下端部2Aとノズル移動部7
との間には電気絶縁ライナ14がネジ15により絶縁ワ
ッシヤー15aを介して取付けられている。電気絶縁ラ
イナ14は図示しない接触検出回路により導通性のある
加工試料K面とノズル10先端との接触(ノズル10先
端位置の0点)を電気的に検出することを可能とすると
共に、ヒータ線9の漏れ電流が操作ロッド2に流れるの
を防止する役割を持っている。ここにおいて、ノズル移
動部7、操作ロッド2及び電気絶縁ライナ14を総称し
てノズル支持機構40とする。また、真空ベローズ13
の上端取付板13CはOリング13Bを介して下ベース
18Aに支持され、この下ベース18Aは蓋4に設けた
凹部4Aにネジにより支持されている。真空ベローズ1
3は真空チャンバー1内を外気から遮断していると共
に、操作ロッド2をX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に
移動するときの力を吸収する役割をしている。
【0029】下ベース18Aの上には、図4に示すよう
に、X軸方向すなわち紙面の左右方向に移動可能に案内
するクロスローラガイド16Xを介して中ベース18B
が載置されている。この中ベース18Bにはマイクロメ
ータヘッド26Xが取り付けられ、このマイクロメータ
ヘッド26Xと反対側にはバネ27Xが取り付けられて
いる。クロスローラガイド16Xは、図5に示すよう
に、一方の外側に押さえ板16XAを有し、クロスロー
ラガイド16X及び押さえ板16XAには押さえネジ1
6XBが取り付けられている。マイクロメータヘッド2
6Xを回転させると操作ロッド2はクロスローラガイド
16Xに沿ってX軸方向に移動する。中ベース18Bの
上には、図4に示すように、Y軸方向すなわち紙面の表
面・裏面方向に移動可能に案内するクロスローラガイド
16Yを介して上ベース18Cが載置されている。この
上ベース18Cにはマイクロメータヘッド26Yが取り
付けられ、このマイクロメータヘッド26Yと反対側に
も図示しないがバネ27Xと同様のバネ27Yが取り付
けられている。クロスローラガイド16Yの一方の外側
には押さえ板16YAが載置され、クロスローラガイド
16Y及び押さえ板16YAには押さえネジ16YBが
取り付けられている。マイクロメータヘッド26Yを回
転させると操作ロッド2はクロスローラガイド16Yに
沿ってY軸方向に移動する。また、押さえネジ16XB
を回転させるとクロスローラガイド16XはY軸方向に
微小移動し、押さえネジ16YBを回転させるとクロス
ローラガイド16YはX軸方向に微小移動する。ここに
おいて、下ベース18A、中ベース18B、クロスロー
ラガイド16X,16Y、押さえ板16XA,16Y
A、押さえネジ16XB,16YB、マイクロメータヘ
ッド26X,26Y及びバネ27X,27Yを総称して
XY方向移動手段42とする。
【0030】操作ロッド2は図6に示すように、内部に
冷却路2aを有し、上部には冷却路2aと連通するエア
供給口17Cが形成され、このエア供給口17Cは絞り
弁17Bを介してコック17Aと接続されている。ま
た、操作ロッド2の下部には冷却路2aと連通するエア
排気口17Dが形成され、真空ベローズ13、下ベース
18A、中ベース18B及び上ベース18Cと操作ロッ
ド2との間にはエア排気口17Dと連通する冷却路2b
が形成されている。コック17Aを回すと、冷却空気が
絞り弁17Bを介してエア供給口17Cから冷却路2a
に供給され、冷却路2aを矢印方向Aに流通しエア排気
口17Dから排気され、冷却路2bを矢印方向Bに流通
して操作ロッド2を冷却する。ここにおいて、コック1
7A、絞り弁17B、エア供給口17C、エア排気口1
7D及び冷却路2a,2bを総称して冷却手段44とす
る。
【0031】中ベース18Bの上側に取り付けた上ベー
ス18Cは、図1及び図7に示すように、ノズル10の
先端と同様の約30°の角度すなわちZ軸方向の傾斜面
を有している。また、上ベース18Cは下板30Aが取
り付けられ、この下板30Aには柱30Bを介して上板
30Cが取り付けられている。この上板30Cには直流
で動作するパルスモータ20が取り付けられ、このパル
スモータ20の主軸20Aはカップリング21を介して
駆動軸22に連結している。この駆動軸22はベアリン
グ軸受23に挿入支持されている。また、駆動軸22の
周囲にはネジ山22Aが形成され、この駆動軸22のネ
ジ山22Aにはボールネジ24が螺合されている。ここ
において、パルスモータ20、カップリング21、駆動
軸22、ベアリング軸受23、ボールネジ24、下板3
0A、柱30B及び上板30Cを総称して送り位置決め
機構3とする。
【0032】上ベース18Cの上には、図8に示すよう
に、傾斜してZ軸方向に移動可能に案内するクロスロー
ラガイド16Zを介して操作ロッド2の先端部2Bが載
置され、この先端部2Bにはボールネジ24が連結され
ている。このボールネジ24は駆動軸22の回転を直線
運動に変えZ軸方向に移動する。すなわち、パルスモー
タ20の回転により駆動軸22が回転すると、ボールネ
ジ24は操作ロッド2をクロスローラガイド16Zに沿
ってZ軸方向に直線移動させる。ここにおいて、クロス
ローラガイド16Z及び上ベース18Cを総称してガイ
ド機構46とする。
【0033】図1及び図7に戻り、下板30Aには渦電
流センサ25が取り付けられ、操作ロッド2の先端部2
Bの上部には基準板33が取り付けられている。ここに
おいて、渦電流センサ25及び基準板33を総称して距
離検出手段48とする。渦電流センサ25は基準板33
との距離Tを検出することにより、図1に示すノズル1
0先端と載置台11に載置された加工試料K面との距離
Lを検出する。すなわち、前述したように図示しない接
触検出回路により加工試料K面とノズル10先端との接
触を検出し、このときの渦電流センサ25の検出値をノ
ズル10先端位置の0点とし、ノズル10先端と加工試
料K面との距離Lを計算する。この距離Lに相当する信
号は目標値と比較され、距離Lが目標値になるようパル
スモータ20を制御する。
【0034】次に、本実施例の物品加工修正装置の作用
を説明する。修正すべき加工試料Kに集束ビームを走
査、照射している状態で反応ガスを供給し、その化学反
応活性化作用を利用して修正加工を行う場合には、加工
の最適条件が重要となる。この加工の最適条件は集束ビ
ームのイオンドーズ量と反応ガスのガスフラックスの量
すなわち反応ガスの集中度で決定される。例えば図9の
(a)に示すように、イオンビーム軸Jとの角度θを保
持するノズル10先端を加工試料KからLだけ離した状
態で反応ガスを一定量の噴射した場合には、加工試料K
表面上の反応ガスのガスフラックスFは図9の(b)に
示すような分布となる。したがって、ノズル10先端と
加工試料K位置との距離Lを変化させることにより、加
工試料K表面上の反応ガスの集中度を調整することがで
きる。
【0035】本実施例においては、図10に示すよう
に、パルスモータ20の回転により駆動軸22が回転す
ると、ボールネジ24は操作ロッド2をクロスローラガ
イド16Zに沿ってZ軸方向に直線移動させ、これに伴
いノズル移動部7及びノズル10もZ軸方向に直線移動
する。したがって、操作ロッド2の位置を調整するだけ
で、加工試料K位置とノズル10先端との距離Lの微調
整が可能となり、加工試料K表面上の反応ガスの集中度
を調整することができる。すなわち、ノズル10を加工
試料Kの修正箇所に近づけるに従いノズル10からの加
工試料K表面上の反応ガスの集中度が大きくなり反応速
度は速くなり、ノズル10を加工試料Kの修正箇所から
遠ざけるに従いノズル10からの加工試料K表面上の反
応ガスの集中度が分散され反応速度は遅くなる。
【0036】また、反応ガスとして反応性が優れている
昇華性反応ガスを使用する場合には、この昇華性反応ガ
スを一定温度に加熱する必要があり、このため反応ガス
供給系(ガス供給部5、供給管6、ノズル移動部7及び
ノズル10)にヒータ線9を巻き付けて反応ガスを一定
温度に保つようにしている。このとき、操作ロッド2内
部の冷却路2aと、真空ベローズ13、下ベース18
A、中ベース18B及び上ベース18Cと操作ロッド2
との間の冷却路2bに冷却空気を流し、操作ロッド2を
冷却することにより、反応ガス供給系に生じる熱が操作
ロッド2を通って送り位置決め機構3に伝えられること
が防止され、操作ロッド2及び送り位置決め機構3の熱
による狂いが防止される。
【0037】以上のように本実施例によれば、送り位置
決め機構3により操作ロッド2をクロスローラガイド1
6Zに沿ってZ軸方向に直線移動させ操作ロッド2の位
置を調整するので、修正を必要とする試料とノズル10
との距離Lを微調整することが可能となり、簡単な構造
でかつ高精度にノズル10から噴出される加工試料K表
面上の反応ガスの集中度を調整することができる。ま
た、操作ロッド2が冷却空気により冷却されるので、ヒ
ータ線9により反応ガス供給系に生じる熱が操作ロッド
2を通って送り位置決め機構3に伝えられることが防止
され、操作ロッド2及び送り位置決め機構3の熱による
狂いが防止され、これにより、温度の影響なしに、高精
度にノズル10から噴出される加工試料K表面上の反応
ガスの集中度を調整することができる。また、反応ガス
供給系に生じる熱により操作ロッド2及び送り位置決め
機構3の寿命が低下することが防止される。
【0038】また、本実施例によれば次のような効果も
得られる。まず、XY方向移動手段42により操作ロッ
ド2をクロスローラガイド16X,16Yに沿ってX軸
方向及びY軸方向に移動させノズル10の位置調整を行
うので、ノズル10の傾斜方向が修正を必要とする箇所
に向くようノズル10を移動させることが容易になる。
【0039】また、渦電流センサ25及び基準板33か
らなる距離検出手段48を送り位置決め機構3に設けた
ので、修正を必要とする試料とノズル10との距離Lを
真空チャンバー1の外部において検出でき、この検出値
により送り位置決め機構3を制御することにより、ノズ
ル10から噴出される加工試料K表面上の反応ガスの集
中度を調整することが容易になる。
【0040】また、ノズル移動部7と操作ロッド2との
間に電気絶縁ライナ14を配置したので、ヒータ線9の
漏れ電流が電気絶縁ライナ14で絶縁され、送り位置決
め機構3に伝えられることが防止されるため、送り位置
決め機構3に係る駆動回路等の破損が防止される。
【0041】また、真空ベローズ13としてX軸、Y
軸、Z軸方向に働く力に耐える耐久力及び各方向の力を
吸収する柔軟性を有するインコネル材を使用したので、
真空ベローズ13の寿命が長くなる。
【0042】また、真空ベローズ13を真空チャンバー
1内に配置したので、送り位置決め機構3を真空チャン
バー1の外側に配置することが可能となる。これによ
り、ノズル10位置の調整を真空チャンバー1の外気側
で行うことが出来るので、取付、取外し等の保安点検作
業が容易になる。例えば、ノズル10の角度を調整する
場合には、上ベース18Cの傾斜面の角度を真空チャン
バー1の外気側より調整すればよいので調整作業が容易
になる。
【0043】なお、本実施例においては、反応ガスとし
て加熱を必要とする昇華性反応ガスを使用するための構
成としたが、これに限らず加熱を必要としない反応ガス
を使用する場合においても適用できる。この場合には、
反応ガス加熱手段すなわちヒータ線9、冷却手段44、
真空ベローズ13は必要ない。この場合においても、送
り位置決め機構3によりノズル支持機構40をガイド機
構に沿って直線移動させノズル支持機構40の位置を調
整するので、修正を必要とする加工試料Kとノズル10
との距離Lを微調整することが可能となり、簡単な構造
でかつ高精度にノズル10から噴出される加工試料K表
面上の反応ガスの集中度を調整することができる。
【0044】また、本実施例では、冷却手段44として
冷却空気により冷却する構成としたが、冷却媒体は特に
冷却空気には限らない。また、本実施例では、ノズル1
0の加工試料Kに対する傾斜角を30°としたが、特に
これには限らない。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、送り位置決め機構によ
りノズル支持機構をガイド機構に沿って直線移動させノ
ズル支持機構の位置を調整するようにしたので、簡単な
構造でかつ高精度にノズルから噴出される試料表面上の
反応ガスの集中度を調整することができる。これによ
り、集束ビームの量に対する最適な反応ガスの量が決定
されるため、反応促進が遅れる、集束ビ−ムの照射によ
り蒸発したスパッタの一部が反応ガスと化学反応できず
に試料室内を浮遊し試料に付着する、反応ガスが無駄に
なる、真空排気系の負荷が増大する、集束ビ−ム照射系
が汚染され集束ビ−ムの長時間安定性が悪くなる等が防
止される。
【0046】また、冷却手段によりノズル支持機構に冷
却媒体を流しノズル支持機構を冷却するようにしたの
で、ノズル支持機構及び送り位置決め機構の熱による狂
いが防止され、温度の影響なしに、高精度にノズルから
噴出される試料表面上の反応ガスの集中度を調整するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による物品加工修正装置の主
要部の概略断面図である。
【図2】図1に示す物品加工修正装置の真空チャンバー
内の要部断面図である。
【図3】図1に示す物品加工修正装置の全体を示す図で
ある。
【図4】図1に示す物品加工修正装置の操作ロッドの真
空チャンバー外側の要部断面図である。
【図5】図4に示す操作ロッド付近に配置されているク
ロスローラガイドの斜視図である。
【図6】図1に示す物品加工修正装置の操作ロッドの要
部断面図である。
【図7】図1に示す物品加工修正装置の送り位置決め機
構の側断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【図9】図1に示す物品加工修正装置のノズルの位置と
反応ガスのガスフラックス分布の関係を示す図である。
【図10】図1に示す物品加工修正装置の作用を示す要
部断面図である。
【符号の説明】
1 真空チャンバー 2 操作ロッド 2a,2b 冷却路 3 送り位置決め機構 5 ガス供給部 6 供給管 7 ノズル移動部 9 ヒータ線 10 ノズル 13 真空ベローズ 14 電気絶縁ライナ 16X,16Y,16Z クロスローラガイド 17A コック 17B 絞り弁 17C エア供給口 17D エア排出口 20 パルスモータ 22 駆動軸 22A ネジ山 24 ボールネジ 25 渦電流センサ 26X,26Y マイクロメータヘッド 33 基準板 40 ノズル支持機構 42 XY方向移動手段 44 冷却手段 46 ガイド機構 48 距離検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水原 正元 茨城県東茨城郡内原町三湯字訳山500番地 日立那珂エレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 広瀬 博 茨城県勝田市市毛882番地 株式会社日立 製作所計測器事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空チャンバー内で修正を必要とする試
    料に集束ビームを照射すると共に、前記試料に対して傾
    斜したノズルより前記集束ビームの照射部に反応ガスを
    噴射することにより、加工反応を促進させて修正加工を
    行う物品加工修正装置において、 前記ノズルを支持するノズル支持機構と、前記ノズル支
    持機構を前記ノズルの傾斜方向に直線移動可能に案内す
    るガイド機構と、前記ノズル支持機構を前記ガイド機構
    に沿って直線移動させノズル支持機構の位置を調整する
    送り位置決め機構とを備えることを特徴とする物品加工
    修正装置。
  2. 【請求項2】 真空チャンバー内で修正を必要とする試
    料に集束ビームを照射すると共に、前記試料に対して傾
    斜したノズルより前記集束ビームの照射部に反応ガスを
    噴射することにより、加工反応を促進させて修正加工を
    行う物品加工修正装置において、 前記ノズルに前記反応ガスを供給する反応ガス供給系に
    設けられ反応ガスを一定温度に加熱する反応ガス加熱手
    段と、前記真空チャンバー内から外部へと貫通し真空チ
    ャンバー内において前記ノズルを支持するノズル支持機
    構と、前記真空チャンバー内において前記ノズル支持機
    構を取り囲み真空チャンバーを外気から遮断する真空ベ
    ローズと、前記ノズル支持機構に冷却媒体を流しノズル
    支持機構を冷却する冷却手段と、前記ノズル支持機構を
    前記ノズルの傾斜方向に直線移動可能に案内するガイド
    機構と、前記ノズル支持機構を前記ガイド機構に沿って
    直線移動させノズル支持機構の位置を調整する送り位置
    決め機構とを備えることを特徴とする物品加工修正装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の物品加工修正装
    置において、前記送り位置決め機構は、モータと、前記
    モータの回転を直線運動に変え前記ノズル支持機構を前
    記ガイド機構に沿って直線移動させる送り機構とを有す
    ることを特徴とする物品加工修正装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の物品加工修正装置におい
    て、前記送り機構は、前記モータに連結され周囲にネジ
    山が形成された主軸と、前記主軸が挿入され前記ネジ山
    に噛み合うボールネジとで構成され、前記ノズル支持機
    構は前記ボールネジに連結されることを特徴とする物品
    加工修正装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の物品加工修正装
    置において、前記ガイド機構を水平面上で互いに直交す
    るX方向及びY方向に移動させ、前記ノズルの位置調整
    を行うXY方向移動手段をさらに備えることを特徴とす
    る物品加工修正装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または2記載の物品加工修正装
    置において、前記送り位置決め機構に設けられ、前記真
    空チャンバーの外部において前記修正を必要とする試料
    と前記ノズルとの距離を検出する距離検出手段をさらに
    備え、その検出値により前記送り位置決め機構を制御す
    ることを特徴とする物品加工修正装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の物品加工修正装置におい
    て、前記ノズル支持機構は、前記ノズルを支持するノズ
    ル移動部と、前記真空チャンバー内から外部へと貫通す
    る操作ロッドと、前記ノズル移動部と前記操作ロッドと
    の間に配置された電気絶縁ライナとを有することを特徴
    とする物品加工修正装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の物品加工修正装置におい
    て、前記真空ベローズは前記真空チャンバー内において
    前記操作ロッドを取り囲み、前記冷却手段は、前記操作
    ロッドの内部を軸方向に延びる第1冷却路と、前記真空
    ベローズと前記操作ロッドとの間に形成され前記第1冷
    却路と連通する第2冷却路とを有し、前記第1冷却路及
    び第2冷却路に前記冷却媒体を流すことを特徴とする物
    品加工修正装置。
  9. 【請求項9】 請求項2記載の物品加工修正装置におい
    て、前記真空ベローズの材質はインコネル材からなるこ
    とを特徴とする物品加工修正装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002540574A (ja) * 1999-03-30 2002-11-26 ティーエフアイ・テレマーク 無アーク電子銃
CN114310473A (zh) * 2022-01-26 2022-04-12 重庆高洁绿色机械设备智能制造研究院有限公司 Cnc加工中心刀具冷却介质喷射对刀位置调整装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002540574A (ja) * 1999-03-30 2002-11-26 ティーエフアイ・テレマーク 無アーク電子銃
CN114310473A (zh) * 2022-01-26 2022-04-12 重庆高洁绿色机械设备智能制造研究院有限公司 Cnc加工中心刀具冷却介质喷射对刀位置调整装置

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