JPH0890423A - レジノイド砥石 - Google Patents
レジノイド砥石Info
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- JPH0890423A JPH0890423A JP22755294A JP22755294A JPH0890423A JP H0890423 A JPH0890423 A JP H0890423A JP 22755294 A JP22755294 A JP 22755294A JP 22755294 A JP22755294 A JP 22755294A JP H0890423 A JPH0890423 A JP H0890423A
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- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 微結晶性焼結アルミナ質砥粒の割れを可及的
に防止するレジノイド砥石を提供する。 【構成】 微結晶性焼結アルミナ質砥粒20が、レジン
ボンドである結合剤24よりも弾性率が小さい弾性被膜
28すなわちレジンボンドよりも弾性変形が容易な弾性
被膜28により被覆されていることから、研削面に位置
している微結晶性焼結アルミナ質砥粒20が比較的弾性
的に保持されているので、衝撃に対しても微結晶性焼結
アルミナ質砥粒20の大きな割れが防止されるととも
に、被削材に対する食い込みが浅くなる傾向となる。し
たがって、研削中、微結晶性焼結アルミナ質砥粒20は
微小破砕となり砥石の磨耗が減少し、研削比が向上す
る。
に防止するレジノイド砥石を提供する。 【構成】 微結晶性焼結アルミナ質砥粒20が、レジン
ボンドである結合剤24よりも弾性率が小さい弾性被膜
28すなわちレジンボンドよりも弾性変形が容易な弾性
被膜28により被覆されていることから、研削面に位置
している微結晶性焼結アルミナ質砥粒20が比較的弾性
的に保持されているので、衝撃に対しても微結晶性焼結
アルミナ質砥粒20の大きな割れが防止されるととも
に、被削材に対する食い込みが浅くなる傾向となる。し
たがって、研削中、微結晶性焼結アルミナ質砥粒20は
微小破砕となり砥石の磨耗が減少し、研削比が向上す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微結晶性焼結アルミナ
質砥粒を含むレジノイド砥石に関するものである。
質砥粒を含むレジノイド砥石に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サブミクロンの大きさを有する微細結晶
のアルミナ粒子が焼結によって緻密に結合された砥粒
(以下、微結晶性焼結アルミナ質砥粒という)が知られ
ている。たとえば、米国特許第4323364号、米国
特許第4314827号、米国特許第4744802号
などに開示されている微結晶性焼結アルミナ質砥粒がそ
れである。
のアルミナ粒子が焼結によって緻密に結合された砥粒
(以下、微結晶性焼結アルミナ質砥粒という)が知られ
ている。たとえば、米国特許第4323364号、米国
特許第4314827号、米国特許第4744802号
などに開示されている微結晶性焼結アルミナ質砥粒がそ
れである。
【0003】上記の微結晶性焼結アルミナ質砥粒は、た
とえば微結晶性の水和アルミナおよび鉱酸から水性ゾル
を生成して調製し、この水性ゾルには、所定量のジルコ
ニアまたはスピネル生成マグネシアなどが含まれ得る
が、高温焼成時の種または核生成剤として機能する有効
量のサブミクロンのαアルミナ或いはα酸化第二鉄が加
えられ、または加えられないままで、さらにシート成形
或いは押し出し成形された後に乾燥および粉砕が行われ
ることにより粒状にされた後、たとえば1400度程度
で焼成されることにより製造される。
とえば微結晶性の水和アルミナおよび鉱酸から水性ゾル
を生成して調製し、この水性ゾルには、所定量のジルコ
ニアまたはスピネル生成マグネシアなどが含まれ得る
が、高温焼成時の種または核生成剤として機能する有効
量のサブミクロンのαアルミナ或いはα酸化第二鉄が加
えられ、または加えられないままで、さらにシート成形
或いは押し出し成形された後に乾燥および粉砕が行われ
ることにより粒状にされた後、たとえば1400度程度
で焼成されることにより製造される。
【0004】上記の微結晶性焼結アルミナ質砥粒は、一
般に、靭性が高く、砥粒切刃は微小破砕して常に新しい
鋭利な切刃を創成するので、その微結晶性焼結アルミナ
質砥粒を用いた砥石は、優れた研削特性或いは研削比が
得られるという特徴がある。
般に、靭性が高く、砥粒切刃は微小破砕して常に新しい
鋭利な切刃を創成するので、その微結晶性焼結アルミナ
質砥粒を用いた砥石は、優れた研削特性或いは研削比が
得られるという特徴がある。
【0005】
【発明が解決すべき課題】ところで、従来の研削砥石で
は、溶融アルミナ砥粒、共溶融アルミナ−ジルコニア砥
粒、炭化珪素砥粒などのような砥粒が用いられ、研削中
において砥粒が大破砕を受けることにより切刃の再生が
次々と行われる特徴がある。しかしながら、上記の微結
晶性焼結アルミナ質砥粒は、微細なアルミナ結晶の焼結
体であるが、大きな衝撃などを受けた場合にはその先端
の一部に限定されないで大きく割れて脱落し、砥粒の特
性を充分に発揮できない場合があると同時に、研削面の
変形が大きいという欠点があった。たとえば切断砥石と
して用いる場合には、砥石の先端形状が崩れるなどの不
都合があったのである。
は、溶融アルミナ砥粒、共溶融アルミナ−ジルコニア砥
粒、炭化珪素砥粒などのような砥粒が用いられ、研削中
において砥粒が大破砕を受けることにより切刃の再生が
次々と行われる特徴がある。しかしながら、上記の微結
晶性焼結アルミナ質砥粒は、微細なアルミナ結晶の焼結
体であるが、大きな衝撃などを受けた場合にはその先端
の一部に限定されないで大きく割れて脱落し、砥粒の特
性を充分に発揮できない場合があると同時に、研削面の
変形が大きいという欠点があった。たとえば切断砥石と
して用いる場合には、砥石の先端形状が崩れるなどの不
都合があったのである。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、微結晶性焼結ア
ルミナ質砥粒の割れを可及的に防止するレジノイド砥石
を提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、微結晶性焼結ア
ルミナ質砥粒の割れを可及的に防止するレジノイド砥石
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、微結晶性焼結アルミ
ナ質砥粒を含む砥粒をレジンボンドにて結合させたレジ
ノイド砥石において、前記微結晶性焼結アルミナ質砥粒
を前記レジンボンドよりも弾性率が小さい弾性被膜によ
って被覆したことにある。
めの本発明の要旨とするところは、微結晶性焼結アルミ
ナ質砥粒を含む砥粒をレジンボンドにて結合させたレジ
ノイド砥石において、前記微結晶性焼結アルミナ質砥粒
を前記レジンボンドよりも弾性率が小さい弾性被膜によ
って被覆したことにある。
【0008】
【作用および発明の効果】このようにすれば、微結晶性
焼結アルミナ質砥粒が、レジンボンドよりも弾性率が小
さい弾性被膜すなわちレジンボンドよりも弾性変形が容
易な弾性被膜により被覆されていることから、研削面に
位置している微結晶性焼結アルミナ質砥粒が比較的弾性
的に保持されるので、衝撃に対しても微結晶性焼結アル
ミナ質砥粒の大きな割れが防止されるとともに、被削材
に対する食い込みが浅くなる傾向となる。したがって、
研削中、微結晶性焼結アルミナ質砥粒は微小破砕とな
り、砥石の磨耗が減少し、切断比が向上する。
焼結アルミナ質砥粒が、レジンボンドよりも弾性率が小
さい弾性被膜すなわちレジンボンドよりも弾性変形が容
易な弾性被膜により被覆されていることから、研削面に
位置している微結晶性焼結アルミナ質砥粒が比較的弾性
的に保持されるので、衝撃に対しても微結晶性焼結アル
ミナ質砥粒の大きな割れが防止されるとともに、被削材
に対する食い込みが浅くなる傾向となる。したがって、
研削中、微結晶性焼結アルミナ質砥粒は微小破砕とな
り、砥石の磨耗が減少し、切断比が向上する。
【0009】ここで、好適には、前記レジノイド砥石
は、両面に露出する一対の表層とそれら表層により厚み
方向に挟まれた中間層とを備えた円板状の切断砥石であ
り、その表層の砥粒には前記微結晶性焼結アルミナ質砥
粒が10〜100容積%の範囲内で含まれ、中間層の砥
粒には微結晶性焼結アルミナ質砥粒が表層の砥粒中にお
ける割合よりも少なく0〜50容積%の範囲内で含まれ
る。このようにすれば、両面に露出する一対の表層の減
りが少なくなることから、研削比(切断比)が高められ
るだけでなく、切断面のばりおよび焼けが改善され、し
かも切込先端の形状が崩れ難いので、好適に斜断が防止
される。表層中の砥粒における微結晶性焼結アルミナ質
砥粒の割合が10%を下まわると、微結晶性焼結アルミ
ナ質砥粒を含有させた効果が実質的に有効に得られな
い。
は、両面に露出する一対の表層とそれら表層により厚み
方向に挟まれた中間層とを備えた円板状の切断砥石であ
り、その表層の砥粒には前記微結晶性焼結アルミナ質砥
粒が10〜100容積%の範囲内で含まれ、中間層の砥
粒には微結晶性焼結アルミナ質砥粒が表層の砥粒中にお
ける割合よりも少なく0〜50容積%の範囲内で含まれ
る。このようにすれば、両面に露出する一対の表層の減
りが少なくなることから、研削比(切断比)が高められ
るだけでなく、切断面のばりおよび焼けが改善され、し
かも切込先端の形状が崩れ難いので、好適に斜断が防止
される。表層中の砥粒における微結晶性焼結アルミナ質
砥粒の割合が10%を下まわると、微結晶性焼結アルミ
ナ質砥粒を含有させた効果が実質的に有効に得られな
い。
【0010】また、好適には、上記表層の砥粒には前記
微結晶性焼結アルミナ質砥粒が25〜70容積%の範囲
内で含まれる。表層中の砥粒における微結晶性焼結アル
ミナ質砥粒の割合が70容積%を越えると、微結晶性焼
結アルミナ質砥粒を含有させた効果が飽和するので、高
価な微結晶性焼結アルミナ質砥粒が増えるだけコスト高
となる。また、表層中の砥粒における微結晶性焼結アル
ミナ質砥粒の割合が25容積%を下まわると、微結晶性
焼結アルミナ質砥粒を含有させた効果は得られるものの
効率的に得られなくなる。
微結晶性焼結アルミナ質砥粒が25〜70容積%の範囲
内で含まれる。表層中の砥粒における微結晶性焼結アル
ミナ質砥粒の割合が70容積%を越えると、微結晶性焼
結アルミナ質砥粒を含有させた効果が飽和するので、高
価な微結晶性焼結アルミナ質砥粒が増えるだけコスト高
となる。また、表層中の砥粒における微結晶性焼結アル
ミナ質砥粒の割合が25容積%を下まわると、微結晶性
焼結アルミナ質砥粒を含有させた効果は得られるものの
効率的に得られなくなる。
【0011】また、好適には、上記表層の砥粒には前記
微結晶性焼結アルミナ質砥粒が30〜50容積%の範囲
内で含まれる。表層中の砥粒における微結晶性焼結アル
ミナ質砥粒の割合が30〜50容積%の範囲内であれ
ば、微結晶性焼結アルミナ質砥粒を含有させた効果が実
質的に顕著に得られ、且つ経済的である。
微結晶性焼結アルミナ質砥粒が30〜50容積%の範囲
内で含まれる。表層中の砥粒における微結晶性焼結アル
ミナ質砥粒の割合が30〜50容積%の範囲内であれ
ば、微結晶性焼結アルミナ質砥粒を含有させた効果が実
質的に顕著に得られ、且つ経済的である。
【0012】また、好適には、前記一対の表層は、前記
切断砥石の厚みに対して1/10乃至1/4の厚みでそ
れぞれ形成される。一対の表層の厚みが1/10を下回
る場合には微結晶性焼結アルミナ質砥粒を含有させた効
果が有効に得られ難くなり、1/4を越えると、切断比
が得られるものの、切込先端の形状が崩れ易くなって斜
断が発生する傾向となる。
切断砥石の厚みに対して1/10乃至1/4の厚みでそ
れぞれ形成される。一対の表層の厚みが1/10を下回
る場合には微結晶性焼結アルミナ質砥粒を含有させた効
果が有効に得られ難くなり、1/4を越えると、切断比
が得られるものの、切込先端の形状が崩れ易くなって斜
断が発生する傾向となる。
【0013】また、好適には、前記レジンボンドは、フ
ェノール系樹脂であり、前記弾性被膜は、フェノール系
樹脂であってニトリル樹脂、ABS樹脂、ポリビニール
アルコール、合成ゴムなどの弾性付与剤により変性され
たものである。このようにすれば、微結晶性焼結アルミ
ナ質砥粒を被覆する弾性被膜はレジンボンドと同じフェ
ノール系樹脂であるので、それとの相互の接着性が好適
に得られ、砥石強度が損なわれることがない。
ェノール系樹脂であり、前記弾性被膜は、フェノール系
樹脂であってニトリル樹脂、ABS樹脂、ポリビニール
アルコール、合成ゴムなどの弾性付与剤により変性され
たものである。このようにすれば、微結晶性焼結アルミ
ナ質砥粒を被覆する弾性被膜はレジンボンドと同じフェ
ノール系樹脂であるので、それとの相互の接着性が好適
に得られ、砥石強度が損なわれることがない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、切断砥石10の断面図であり、
図2はその切込先端部を拡大して示す図であり、図3
は、切断砥石10の結合組織を説明する図である。
細に説明する。図1は、切断砥石10の断面図であり、
図2はその切込先端部を拡大して示す図であり、図3
は、切断砥石10の結合組織を説明する図である。
【0015】上記切断砥石10は、レジンボンドとして
機能する熱硬化性樹脂のフェノール樹脂により砥粒が結
合された円板状のレジノイド砥石であり、両面に位置す
る一対の表層12および14と、それら表層12および
14により厚み方向に挟まれた中間層16とから構成さ
れている。この切断砥石10は、たとえば1000〜1
500mm程度の径および10〜15mm程度の厚み寸
法に形成され、その中心穴18を通して図示しない切断
装置の回転軸に締着される。
機能する熱硬化性樹脂のフェノール樹脂により砥粒が結
合された円板状のレジノイド砥石であり、両面に位置す
る一対の表層12および14と、それら表層12および
14により厚み方向に挟まれた中間層16とから構成さ
れている。この切断砥石10は、たとえば1000〜1
500mm程度の径および10〜15mm程度の厚み寸
法に形成され、その中心穴18を通して図示しない切断
装置の回転軸に締着される。
【0016】図2および図3に示すように、上記表層1
2、14は、サブミクロン前後の大きさを有する微細結
晶のアルミナ粒子が焼結によって緻密に結合された微結
晶性焼結アルミナ質砥粒20と、溶融アルミナ砥粒など
の一般砥粒22とが混合され、且つ熱硬化性のフェノー
ル樹脂から成る結合剤24で結合されることにより所定
割合の気孔26を有して構成されている。また、上記中
間層16は、主として上記一般砥粒22がフェノール樹
脂で結合されることにより所定割合の気孔26を有して
構成されている。
2、14は、サブミクロン前後の大きさを有する微細結
晶のアルミナ粒子が焼結によって緻密に結合された微結
晶性焼結アルミナ質砥粒20と、溶融アルミナ砥粒など
の一般砥粒22とが混合され、且つ熱硬化性のフェノー
ル樹脂から成る結合剤24で結合されることにより所定
割合の気孔26を有して構成されている。また、上記中
間層16は、主として上記一般砥粒22がフェノール樹
脂で結合されることにより所定割合の気孔26を有して
構成されている。
【0017】上記表層12、14に含まれる微結晶性焼
結アルミナ質砥粒20は、表層12、14中の砥粒に対
する微結晶性焼結アルミナ質砥粒20の割合が、10〜
100容積%の範囲内、好適には25〜70容積%の範
囲内、さらに好適には30〜50容積%の範囲内となる
ように、混合されている。また、上記中間層16におい
ても、必要に応じて、上記微結晶性焼結アルミナ質砥粒
20が0〜50容積%の範囲内で混合されるが、表層1
2、14における含有率よりも小さくされる。
結アルミナ質砥粒20は、表層12、14中の砥粒に対
する微結晶性焼結アルミナ質砥粒20の割合が、10〜
100容積%の範囲内、好適には25〜70容積%の範
囲内、さらに好適には30〜50容積%の範囲内となる
ように、混合されている。また、上記中間層16におい
ても、必要に応じて、上記微結晶性焼結アルミナ質砥粒
20が0〜50容積%の範囲内で混合されるが、表層1
2、14における含有率よりも小さくされる。
【0018】少なくとも上記表層12、14に含まれる
微結晶性焼結アルミナ質砥粒20は、フェノール樹脂か
ら成る結合剤24よりも弾性率が低い、すなわち弾性変
形が容易な弾性被膜28により被覆されている。この弾
性被膜28は、たとえばフェノール樹脂に対して弾性付
与剤を用いて変性させたもの、すなわちフェノール樹脂
の重合時においてその一部を変性剤である弾性付与剤で
置換することにより結合剤24よりも大きな弾性変形能
が付与されたものである。この弾性付与剤は、たとえば
ニトリル樹脂、ABS樹脂などの熱可塑性樹脂、合成ゴ
ム、ポリビニールアルコールなどが用いられる。
微結晶性焼結アルミナ質砥粒20は、フェノール樹脂か
ら成る結合剤24よりも弾性率が低い、すなわち弾性変
形が容易な弾性被膜28により被覆されている。この弾
性被膜28は、たとえばフェノール樹脂に対して弾性付
与剤を用いて変性させたもの、すなわちフェノール樹脂
の重合時においてその一部を変性剤である弾性付与剤で
置換することにより結合剤24よりも大きな弾性変形能
が付与されたものである。この弾性付与剤は、たとえば
ニトリル樹脂、ABS樹脂などの熱可塑性樹脂、合成ゴ
ム、ポリビニールアルコールなどが用いられる。
【0019】上記切断砥石10は、たとえば図4に示す
ような工程を経て製作される。すなわち、微結晶性焼結
アルミナ質砥粒20は、弾性被膜形成工程において、た
とえば液状のフェノール樹脂が混合機内の微結晶性焼結
アルミナ質砥粒20に投入され、その後に粉体状の弾性
付与剤変性フェノール樹脂を添加することにより、弾性
被膜28が予め被覆される。第1混練工程では、表層1
2、14を構成するための所定の割合で調製された一般
砥粒22、液状フェノール樹脂、粉末フェノール樹脂、
充填剤および弾性被膜を形成した微結晶性焼結アルミナ
質砥粒を混練機を用いて混練する。また、第2混練工程
では、中間層16を構成するための所定の割合で調製さ
れた一般砥粒22、液状フェノール樹脂、粉末フェノー
ル樹脂および硫化鉄粉末、氷晶粉末などの充填剤を混練
機を用いて混練する。第1チャージ工程では、第1混練
工程で用意された材料のうち表層12を形成するための
量だけが成形金型内にチャージされ、次いで、第2チャ
ージ工程では、第2混練工程で用意された材料のうち中
間層16を形成するための量だけが上記成形金型内にチ
ャージされ、さらに、第3チャージ工程では、第1混練
工程で用意された材料のうち表層14を形成するための
量だけが上記成形金型内にチャージされる。そして、上
記成形金型内にチャージされた材料がプレス成形工程に
おいてプレス成形された後、熟成工程において180℃
°程度の温度で所定時間加熱されることにより硬化さ
れ、仕上げ工程において仕上げられることにより切断砥
石10が製造される。
ような工程を経て製作される。すなわち、微結晶性焼結
アルミナ質砥粒20は、弾性被膜形成工程において、た
とえば液状のフェノール樹脂が混合機内の微結晶性焼結
アルミナ質砥粒20に投入され、その後に粉体状の弾性
付与剤変性フェノール樹脂を添加することにより、弾性
被膜28が予め被覆される。第1混練工程では、表層1
2、14を構成するための所定の割合で調製された一般
砥粒22、液状フェノール樹脂、粉末フェノール樹脂、
充填剤および弾性被膜を形成した微結晶性焼結アルミナ
質砥粒を混練機を用いて混練する。また、第2混練工程
では、中間層16を構成するための所定の割合で調製さ
れた一般砥粒22、液状フェノール樹脂、粉末フェノー
ル樹脂および硫化鉄粉末、氷晶粉末などの充填剤を混練
機を用いて混練する。第1チャージ工程では、第1混練
工程で用意された材料のうち表層12を形成するための
量だけが成形金型内にチャージされ、次いで、第2チャ
ージ工程では、第2混練工程で用意された材料のうち中
間層16を形成するための量だけが上記成形金型内にチ
ャージされ、さらに、第3チャージ工程では、第1混練
工程で用意された材料のうち表層14を形成するための
量だけが上記成形金型内にチャージされる。そして、上
記成形金型内にチャージされた材料がプレス成形工程に
おいてプレス成形された後、熟成工程において180℃
°程度の温度で所定時間加熱されることにより硬化さ
れ、仕上げ工程において仕上げられることにより切断砥
石10が製造される。
【0020】表1は、本発明者等が以下に示す切断砥石
(A) 、(B) 、(C) を以下に示す切断条件を用いて行った
実験結果を示す。なお、表1において、切断比(砥石磨
耗量/切断面積)は切断砥石(A) を100としたときの
値で示し、切断面性状は○、△、×の3段階で表してお
り、○が最も高い評価を示している。なお、切断砥石
(A) 、(B) 、(C) は共に、砥石全体での砥粒に対する微
結晶性焼結アルミナ質砥粒の割合が同一とされている。
(A) 、(B) 、(C) を以下に示す切断条件を用いて行った
実験結果を示す。なお、表1において、切断比(砥石磨
耗量/切断面積)は切断砥石(A) を100としたときの
値で示し、切断面性状は○、△、×の3段階で表してお
り、○が最も高い評価を示している。なお、切断砥石
(A) 、(B) 、(C) は共に、砥石全体での砥粒に対する微
結晶性焼結アルミナ質砥粒の割合が同一とされている。
【0021】・切断砥石(A) 表層および中間層: 砥粒 43容積%〔砥粒のうち25容積%が#24の微
結晶性焼結アルミナ質砥粒(弾性被膜なし)、75容積
%が#24のアランダムA砥粒〕 結合剤(フェノール樹脂+充填剤) 45容積% 気孔 12容積% ・切断砥石(B) : 表層:砥粒 43容積%〔砥粒のうち50容積%が#2
4の微結晶性焼結アルミナ質砥粒(弾性被膜なし)、5
0容積%が#24のアランダムA砥粒〕 結合剤(フェノール樹脂+充填剤) 45容積% 気孔 12容積% 厚み(片側) 全厚みの1/4 中間層:砥粒 43容積%(砥粒の100容積%が#2
4のアランダムA砥粒) 結合剤(フェノール樹脂+充填剤) 45容積% 気孔 12容積% 厚み 全厚みの1/2 ・切断砥石(C) : 表層:砥粒 43容積%〔砥粒のうち50容積%が#2
4の微結晶性焼結アルミナ質砥粒(弾性被膜あり)、5
0容積%が#24のアランダムA砥粒〕 結合剤(フェノール樹脂+充填剤) 45容積% 気孔 12容積% 厚み(片側) 全厚みの1/4 中間層:砥粒 43容積%(砥粒の100容積%が#2
4のアランダムA砥粒) 結合剤(フェノール樹脂+充填剤) 45容積% 気孔 12容積% 厚み 全厚みの1/2
結晶性焼結アルミナ質砥粒(弾性被膜なし)、75容積
%が#24のアランダムA砥粒〕 結合剤(フェノール樹脂+充填剤) 45容積% 気孔 12容積% ・切断砥石(B) : 表層:砥粒 43容積%〔砥粒のうち50容積%が#2
4の微結晶性焼結アルミナ質砥粒(弾性被膜なし)、5
0容積%が#24のアランダムA砥粒〕 結合剤(フェノール樹脂+充填剤) 45容積% 気孔 12容積% 厚み(片側) 全厚みの1/4 中間層:砥粒 43容積%(砥粒の100容積%が#2
4のアランダムA砥粒) 結合剤(フェノール樹脂+充填剤) 45容積% 気孔 12容積% 厚み 全厚みの1/2 ・切断砥石(C) : 表層:砥粒 43容積%〔砥粒のうち50容積%が#2
4の微結晶性焼結アルミナ質砥粒(弾性被膜あり)、5
0容積%が#24のアランダムA砥粒〕 結合剤(フェノール樹脂+充填剤) 45容積% 気孔 12容積% 厚み(片側) 全厚みの1/4 中間層:砥粒 43容積%(砥粒の100容積%が#2
4のアランダムA砥粒) 結合剤(フェノール樹脂+充填剤) 45容積% 気孔 12容積% 厚み 全厚みの1/2
【0022】・切断条件 切断材:圧力配管用炭素鋼管(60.5mmφ×5.5mm
t) 切断方法:2本束ねで15カット 切断能率:6.0 cm2/sec 砥石周速:4800m/min
t) 切断方法:2本束ねで15カット 切断能率:6.0 cm2/sec 砥石周速:4800m/min
【0023】
【表1】
【0024】表1から明らかなように、表層12、14
において高い割合で微結晶性焼結アルミナ質砥粒20が
混合された切断砥石(B) は、微結晶性焼結アルミナ質砥
粒20の研削性能が好適に発揮され且つ表層12、14
の消耗が少ないので、微結晶性焼結アルミナ質砥粒20
が均等に混合された切断砥石(A) に比較して1.6倍の
切断比が得られるとともに、切断面の焼け、バリの発生
が解消される。また、上記表層12、14において微結
晶性焼結アルミナ質砥粒20が高い割合で混入されてい
るので、切込先端形状が崩れ難く、斜断も解消される。
また、微結晶性焼結アルミナ質砥粒20が弾性被膜28
により被覆された他は切断砥石(B) と同様に構成された
切断砥石(C) は、微結晶性焼結アルミナ質砥粒20が均
等に混合された切断砥石(A) に比較して2倍以上、切断
砥石(B) に比較して1.3倍以上の切断比が得られると
ともに、切断面の焼け、バリ、斜断の発生が解消され
る。
において高い割合で微結晶性焼結アルミナ質砥粒20が
混合された切断砥石(B) は、微結晶性焼結アルミナ質砥
粒20の研削性能が好適に発揮され且つ表層12、14
の消耗が少ないので、微結晶性焼結アルミナ質砥粒20
が均等に混合された切断砥石(A) に比較して1.6倍の
切断比が得られるとともに、切断面の焼け、バリの発生
が解消される。また、上記表層12、14において微結
晶性焼結アルミナ質砥粒20が高い割合で混入されてい
るので、切込先端形状が崩れ難く、斜断も解消される。
また、微結晶性焼結アルミナ質砥粒20が弾性被膜28
により被覆された他は切断砥石(B) と同様に構成された
切断砥石(C) は、微結晶性焼結アルミナ質砥粒20が均
等に混合された切断砥石(A) に比較して2倍以上、切断
砥石(B) に比較して1.3倍以上の切断比が得られると
ともに、切断面の焼け、バリ、斜断の発生が解消され
る。
【0025】ここで、上記表層12、14の砥粒には微
結晶性焼結アルミナ質砥粒20が10〜100容積%の
範囲内で含まれれば一応の効果が得られる。微結晶性焼
結アルミナ質砥粒20の割合が10%を下まわると、微
結晶性焼結アルミナ質砥粒20を含有させた効果が実質
的に得られない。しかし、好適には、上記表層12、1
4の砥粒には前記微結晶性焼結アルミナ質砥粒20が2
5〜70容積%の範囲内で含まれる。表層12、14中
の砥粒における微結晶性焼結アルミナ質砥粒20の割合
が70容積%を越えると、微結晶性焼結アルミナ質砥粒
20を含有させた効果が飽和するので、高価な微結晶性
焼結アルミナ質砥粒20が増えるだけコスト高となる。
また、表層12、14中の砥粒における微結晶性焼結ア
ルミナ質砥粒20の割合が25容積%を下まわると、微
結晶性焼結アルミナ質砥粒を含有させた効果は得られる
ものの効率的に得られなくなる。さらに好適には、上記
表層12、14の砥粒には微結晶性焼結アルミナ質砥粒
20が30〜50容積%の範囲内で含まれる。表層1
2、14中の砥粒における微結晶性焼結アルミナ質砥粒
20の割合が30〜50容積%の範囲内であれば、微結
晶性焼結アルミナ質砥粒を含有させた効果が実質的に顕
著に得られ、且つ経済的である。
結晶性焼結アルミナ質砥粒20が10〜100容積%の
範囲内で含まれれば一応の効果が得られる。微結晶性焼
結アルミナ質砥粒20の割合が10%を下まわると、微
結晶性焼結アルミナ質砥粒20を含有させた効果が実質
的に得られない。しかし、好適には、上記表層12、1
4の砥粒には前記微結晶性焼結アルミナ質砥粒20が2
5〜70容積%の範囲内で含まれる。表層12、14中
の砥粒における微結晶性焼結アルミナ質砥粒20の割合
が70容積%を越えると、微結晶性焼結アルミナ質砥粒
20を含有させた効果が飽和するので、高価な微結晶性
焼結アルミナ質砥粒20が増えるだけコスト高となる。
また、表層12、14中の砥粒における微結晶性焼結ア
ルミナ質砥粒20の割合が25容積%を下まわると、微
結晶性焼結アルミナ質砥粒を含有させた効果は得られる
ものの効率的に得られなくなる。さらに好適には、上記
表層12、14の砥粒には微結晶性焼結アルミナ質砥粒
20が30〜50容積%の範囲内で含まれる。表層1
2、14中の砥粒における微結晶性焼結アルミナ質砥粒
20の割合が30〜50容積%の範囲内であれば、微結
晶性焼結アルミナ質砥粒を含有させた効果が実質的に顕
著に得られ、且つ経済的である。
【0026】また、上記一対の表層12、14は、切断
砥石10の厚みDに対して1/10乃至1/4の厚みで
それぞれ形成される。一対の表層12、14の厚みdが
D×1/10を下回る場合には微結晶性焼結アルミナ質
砥粒20を含有させた効果が有効に得られ難くなり、D
×1/4を越えると、切断比が得られるものの、切込先
端の形状が崩れ易くなって斜断が発生する傾向となる。
砥石10の厚みDに対して1/10乃至1/4の厚みで
それぞれ形成される。一対の表層12、14の厚みdが
D×1/10を下回る場合には微結晶性焼結アルミナ質
砥粒20を含有させた効果が有効に得られ難くなり、D
×1/4を越えると、切断比が得られるものの、切込先
端の形状が崩れ易くなって斜断が発生する傾向となる。
【0027】上述のように、本実施例の切断砥石10に
よれば、微結晶性焼結アルミナ質砥粒20が、レジンボ
ンドである結合剤24よりも弾性率が小さい弾性被膜2
8すなわちレジンボンドよりも弾性変形が容易な弾性被
膜28により被覆されていることから、研削面に位置し
ている微結晶性焼結アルミナ質砥粒20が比較的弾性的
に保持されているので、衝撃に対しても微結晶性焼結ア
ルミナ質砥粒20の大きな割れが防止されるとともに、
被削材に対する食い込みが浅くなる傾向となる。したが
って、研削中、微結晶性焼結アルミナ質砥粒20は微小
破砕となり砥石の磨耗が減少し、切断比が向上する。
よれば、微結晶性焼結アルミナ質砥粒20が、レジンボ
ンドである結合剤24よりも弾性率が小さい弾性被膜2
8すなわちレジンボンドよりも弾性変形が容易な弾性被
膜28により被覆されていることから、研削面に位置し
ている微結晶性焼結アルミナ質砥粒20が比較的弾性的
に保持されているので、衝撃に対しても微結晶性焼結ア
ルミナ質砥粒20の大きな割れが防止されるとともに、
被削材に対する食い込みが浅くなる傾向となる。したが
って、研削中、微結晶性焼結アルミナ質砥粒20は微小
破砕となり砥石の磨耗が減少し、切断比が向上する。
【0028】また、本実施例によれば、レジンボンドで
ある結合剤24はフェノール系樹脂であり、弾性被膜2
8も、フェノール系樹脂であって合成ゴムにより変性さ
れたものであるので、微結晶性焼結アルミナ質砥粒20
を被覆する弾性被膜28はレジンボンドとの相互の接着
性が好適に得られ、砥石強度が損なわれることがない。
ある結合剤24はフェノール系樹脂であり、弾性被膜2
8も、フェノール系樹脂であって合成ゴムにより変性さ
れたものであるので、微結晶性焼結アルミナ質砥粒20
を被覆する弾性被膜28はレジンボンドとの相互の接着
性が好適に得られ、砥石強度が損なわれることがない。
【0029】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0030】たとえば、前述の実施例では、切断砥石1
0について説明されていたが、たとえば外周研削砥石な
どの他の種類のレジノイド砥石において研削負荷が大き
い場所については本発明が適用され得る。
0について説明されていたが、たとえば外周研削砥石な
どの他の種類のレジノイド砥石において研削負荷が大き
い場所については本発明が適用され得る。
【0031】また、前述の実施例では、結合剤24とし
てフェノール樹脂が用いられ、弾性被膜28としてフェ
ノール樹脂が合成ゴムにより変性を受けることにより弾
性が付与されたものが用いられていたが、結合剤24お
よび弾性被膜28としてエポキシ系樹脂などの他の種類
の樹脂が用いられてもよい。要するに、結合剤24より
も容易に弾性変形が生じる性質を備えたものであればよ
いのである。
てフェノール樹脂が用いられ、弾性被膜28としてフェ
ノール樹脂が合成ゴムにより変性を受けることにより弾
性が付与されたものが用いられていたが、結合剤24お
よび弾性被膜28としてエポキシ系樹脂などの他の種類
の樹脂が用いられてもよい。要するに、結合剤24より
も容易に弾性変形が生じる性質を備えたものであればよ
いのである。
【0032】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
【図1】本発明の一実施例の切断砥石を示す断面図であ
る。
る。
【図2】図1の実施例の切込先端部を拡大して示す図で
ある。
ある。
【図3】図1の実施例の切断砥石の結合組織を説明する
図である。
図である。
【図4】図1の実施例の切断砥石の製造工程を説明する
プロセスチャートである。
プロセスチャートである。
10:切断砥石(レジノイド砥石) 12,14:表層 16:中間層 20:微結晶性焼結アルミナ質砥粒 24:結合剤 28:弾性被膜
Claims (6)
- 【請求項1】 微結晶性焼結アルミナ質砥粒を含む砥粒
をレジンボンドにて結合させたレジノイド砥石におい
て、 前記微結晶性焼結アルミナ質砥粒を前記レジンボンドよ
りも弾性率が小さい弾性被膜によって被覆したことを特
徴とするレジノイド砥石。 - 【請求項2】 前記レジノイド砥石は、両面に露出する
一対の表層とそれら表層により挟まれた中間層とを備え
た円板状の切断砥石であり、該表層の砥粒には前記微結
晶性焼結アルミナ質砥粒が10〜100容積%の範囲内
で含まれ、該中間層の砥粒には該微結晶性焼結アルミナ
質砥粒が該表層の砥粒中における割合よりも少なく0〜
50容積%の範囲内で含まれている請求項1のレジノイ
ド砥石。 - 【請求項3】 前記表層の砥粒には前記微結晶性焼結ア
ルミナ質砥粒が25〜70容積%の範囲内で含まれる請
求項2のレジノイド砥石。 - 【請求項4】 前記表層の砥粒には前記微結晶性焼結ア
ルミナ質砥粒が30〜50容積%の範囲内で含まれる請
求項2のレジノイド砥石。 - 【請求項5】 前記一対の表層は、前記切断砥石の厚み
に対して1/10乃至1/4の厚みでそれぞれ形成され
ている請求項2乃至4のいずれかのレジノイド砥石。 - 【請求項6】 前記レジンボンドは、フェノール系樹脂
であり、前記弾性被膜は、フェノール系樹脂であって弾
性付与剤により変性されたものである請求項1または2
のレジノイド砥石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6227552A JP2740744B2 (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | レジノイド砥石 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6227552A JP2740744B2 (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | レジノイド砥石 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0890423A true JPH0890423A (ja) | 1996-04-09 |
| JP2740744B2 JP2740744B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=16862697
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6227552A Expired - Fee Related JP2740744B2 (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | レジノイド砥石 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2740744B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100318503B1 (ko) * | 1999-08-19 | 2001-12-22 | 오유인 | 강구 가공용 레지노이드 연삭숫돌의 제조방법 |
| WO2013070576A3 (en) * | 2011-11-09 | 2013-07-11 | 3M Innovative Properties Company | Composite abrasive wheel |
| WO2014003953A1 (en) * | 2012-06-27 | 2014-01-03 | 3M Innovative Properties Company | Abrasive article |
| JP2014087927A (ja) * | 2014-02-19 | 2014-05-15 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | 切断用ブレード |
| CN115256251A (zh) * | 2022-07-19 | 2022-11-01 | 江苏赛扬精工科技有限责任公司 | 一种树脂基复合结合剂磨盘及其制备方法 |
| CN119820459A (zh) * | 2025-03-19 | 2025-04-15 | 苏伦装备科技(江苏)有限公司 | 一种用于销轴抛光的抛光轮及其配套夹持支撑装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04226862A (ja) * | 1990-10-09 | 1992-08-17 | Norton Co | 砥粒物品 |
-
1994
- 1994-09-22 JP JP6227552A patent/JP2740744B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04226862A (ja) * | 1990-10-09 | 1992-08-17 | Norton Co | 砥粒物品 |
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| RU2599067C2 (ru) * | 2011-11-09 | 2016-10-10 | 3М Инновейтив Пропертиз Компани | Композитный абразивный круг |
| WO2014003953A1 (en) * | 2012-06-27 | 2014-01-03 | 3M Innovative Properties Company | Abrasive article |
| US9314903B2 (en) | 2012-06-27 | 2016-04-19 | 3M Innovative Properties Company | Abrasive article |
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| CN119820459A (zh) * | 2025-03-19 | 2025-04-15 | 苏伦装备科技(江苏)有限公司 | 一种用于销轴抛光的抛光轮及其配套夹持支撑装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2740744B2 (ja) | 1998-04-15 |
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