JPH0890796A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH0890796A
JPH0890796A JP23159494A JP23159494A JPH0890796A JP H0890796 A JPH0890796 A JP H0890796A JP 23159494 A JP23159494 A JP 23159494A JP 23159494 A JP23159494 A JP 23159494A JP H0890796 A JPH0890796 A JP H0890796A
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head
suction
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液室分離タイプで同一ヘッド内で複数色吐出
可能なインクジェットヘッドを用いた場合の吸引後の混
色を、無駄なインク消費をせずに効率良く解消し、常に
安定かつ高品位な記録を行う。 【構成】 ヘッド回復を行うためのボタンを押したとき
をSTARTとして、A〜D色の4色各々のインクタン
クの負圧を検知する(ステップS71)。次いで、最小
負圧のインクタンクからの負圧差を各々求める(ステッ
プS72)。そして、最小負圧の1色と残りの3色各々
に必要な予備吐出数を選択する(ステップS73)。そ
の後、吸引(ステップS74)、ワイピング(ステップ
S75)を行ない、4色各々についてステップS73で
選択された数の予備吐出を行い(ステップS76)、印
字待機状態をENDとする。このように、吸引後に発生
する混色を各色のインク吐出列に適した予備吐出数で解
消するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録手段から被記録材
ヘインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンター、複写機、ファクシミリ等の
機能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワー
ドプロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーシ
ョンなどの出力機器として用いられる記録装置は、画像
情報(文字情報等を含む)に基づいて用紙やプラスチッ
ク薄板等の被記録材(記録媒体)に画像(文字等を含
む)を記録していくように構成されている。前記記録装
置は、記録方式により、インクジェット式、ワイヤドッ
ト式、サーマル式、レーザービーム式等に分けることが
できる。
【0003】上記記録装置のうち、インクジェット式の
記録装置(以下、「インクジェット記録装置」という)
は、記録手段(以下、「記録ヘッド」)というから被記
録材にインクを吐出して記録を行うものであり、記録ヘ
ッドのコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速
で記録することができ、普通紙に特別の処理を必要とせ
ずに記録することができ、ランニングコストが安く、ノ
ンインパクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多
色のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易で
あるなどの利点を有している。中でも、紙幅方向に多数
の吐出口を配列したフルマルチタイプの記録手段を用い
るライン型のものは、記録の一層の高速化が可能であ
る。
【0004】そして、上記のインクジェット記録装置
は、流路内の目詰まり等を防止するためヘッド回復装置
を備え、記録ヘッドの吐出口形成面をキャッピングした
状態で、ヘッド回復装置内に設けた適宜の吸引手段によ
るインク吸引を行い、流路内のインクを吐出口より強制
的に排出させることにより流路内の増粘インクを除去す
る等の吐出回復処理を一定の割合で行い、印字動作の信
頼性を向上させている。また、上記のインクジェット記
録装置で使用される記録ヘッドは、一般的に、1つの記
録ヘッドで吐出可能なインクが1色の構成のものである
が、最近では、液室分離タイプで同一ヘッド内で複数色
吐出可能に構成したものもある。
【0005】後者の構成の記録ヘッドでは、複数色を1
つのヘッドで吐出可能となるため、多色のインクを使用
したカラー画像や同系色で濃度の異なる複数のインクを
用いる多値記録等を印字する場合にもへッド数を減少さ
せることができ、装置の小型化及び低価格化が可能とな
る。
【0006】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、ヘッド
の目詰まりや吐出不良等を防止するためインク吸引動作
を行った場合、1つの記録ヘッドで吐出可能なインクが
1色の構成のものでは、吸引用キャップ内には1色のイ
ンクしか残存しないので吸引後の吐出インクに混色は発
生していなかったが、液室分離タイプで同一ヘッド内で
複数色吐出可能とした構成の記録ヘッドでは、吸引用キ
ャップ内に複数色のインクが残存するため吸引後の吐出
インクに混色が発生するといった現象が起こるという問
題点があった。
【0007】特に、負圧の高いインクタンクのインク色
の混色が負圧の低いインクタンクのインク色に比ベて激
しく発生した。
【0008】また、上記吐出インクの混色を解消させる
ためには混色が見られなくなるまでインクを吐出させる
必要があるので、インクが無駄に消費されることにな
る。
【0009】そこで本発明は、上記従来技術の問題点に
鑑み、液室分離タイプで同一ヘッド内で複数色吐出可能
なインクジェットヘッドを用いた場合の吸引後の混色
を、無駄なインク消費をせずに効率良く解消し、常に安
定かつ高品位な記録を行うことができるインクジェット
記録装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数色のインクを保持する各色のインクタ
ンクと接続され、液室分離タイプで同一ヘッド内で複数
色吐出可能なインクジェットヘッドと、記録領域外にて
該ヘッドと対向配置され、前記ヘッドの吐出口形成面全
体をキャッピングしてインク吸引をし、インクの予備吐
出に利用されるキャップ手段とを少なくとも備えたイン
クジェット記録装置において、前記各色のインクタンク
の内で最小負圧のインクタンクからの負圧差を前記各色
のインクタンク毎に求め、前記キャップ手段による吸引
後に前記各色のインクタンクの負圧差に応じて、各色に
対応するインク吐出口列ごとに予備吐出回数を可変する
制御手段を備えたことを特徴とする。
【0011】また、複数色のインクを保持する各色のイ
ンクタンクと接続され、液室分離タイプで同一ヘッド内
で複数色吐出可能なインクジェットヘッドと、記録領域
外にて該ヘッドと対向配置され、前記ヘッドの吐出口形
成面全体をキャッピングしてインク吸引をし、インクの
予備吐出に利用されるキャップ手段とを少なくとも備え
たインクジェット記録装置において、前記各色のインク
タンクの内で最小負圧のインクタンクからの負圧差を前
記各色のインクタンク毎に求め、求められた負圧差の中
の最大負圧差の値に応じて前記キャップ手段による吸引
力を可変し、さらに、前記吸引力とインクタンクの負圧
差に応じて、各色に対応するインク吐出口列ごとに予備
吐出回数を可変する制御手段を備えたことを特徴とす
る。この場合、インクタンクの負圧差が大きくなるにつ
れ、吸引動作を行う吸引力を低い吸引力で行うことを特
徴とする。
【0012】上記のいずれかのインクジェット記録装置
において、インクタンクの負圧差が大きくなるにつれ、
吸引後の予備吐出数を多くすることを特徴とし、前記負
圧が静負圧及び回復動作時に発生する動負圧であること
を特徴とし、インクタンク内のインク残量を検知するこ
とでインクタンクの負圧を推定する手段を備えることを
特徴とし、前記吸引後の予備吐出回数を、インク吐出口
列の端部より中央部を少なくすることを特徴とするもの
が本発明に含まれる。
【0013】
【作用】1つの記録ヘッドで吐出可能なインクが1色の
構成のものの場合、ヘッドの吐出口形成面がキャップ手
段でキャッピングされ、該キャップ手段によりインク吐
出口列から強制的にインクが吸引されると、前記ヘッド
の吐出不良や目詰まりが解消される。
【0014】ところが、液室分離タイプで同一ヘッド内
で複数色吐出可能なインクジェットヘッドでは、キャッ
プ手段によりキャッピングされインク吐出口列からイン
クが吸引された場合、各色のインクタンクの負圧が異な
っているとインクタンクの負圧が高い色に他色のインク
がインク吐出口から液路を通り共通液室まで入ってくる
ことで混色が発生する。
【0015】従って、本発明では、制御手段によって各
色のインクタンクの負圧を検出し、前記キャップ手段に
よる吸引後に、各色のインクタンクの内で最小負圧のイ
ンクタンクからの負圧差に応じて、各色に対応するイン
ク吐出口列ごとに予備吐出回数を変えることにより、吸
引後に発生する混色を、無駄なインク吐出をしないで解
消することが可能となる。
【0016】
【実施例】まず、本発明を好適に実施するインクジェッ
ト記録装置の各構成主要部の概要について図面を参照し
て述べる。
【0017】(1)記録装置の説明 図1は本発明のインクジェット記録装置の要部構成を示
す斜視図である。本発明のインクジェット記録装置は、
図1に示すように、インクを吐出する吐出口列を有する
インクジェットヘッドユニット11(図2、図3参照)
を備えている。インクジェットヘッドユニット11はキ
ャリッジ13に搭載され、キャリッジ13はガイドシャ
フト12により摺動自在に案内支持され、かつ、駆動ベ
ルト14の一部と係合されている。駆動ベルト14は二
つのプーリーに掛け回され、いずれか一方のプーリーに
キャリッジモータ15の回転軸がエンコーダ(不図示)
とともに連結されている。これにより、キャリッジ13
は、キャリッジモータ15の駆動により駆動ベルト14
を介してガイドシャフト12に沿って往復移動される。
【0018】一方、用紙やプラスチック薄板等から成る
被記録材Pは搬送ローラ(不図示)を経て排紙ローラ1
7に挟持され、不図示の搬送モータの駆動に伴い矢印方
向に送られる。
【0019】インクジェットヘッドユニット11のイン
ク吐出口の内部(液路)にはインク吐出用の熱エネルギ
ーを発生する発熱素子(電気・熱エネルギー変換体)が
設けられている。そして、エンコーダ(不図示)の読み
取りタイミングにしたがい、前述発熱素子を記録信号に
もとずいて駆動させ、被記録材P上にインク液滴を飛
翔、付着させることで画像を形成することができる。
【0020】記録領域外に選定されたキャリッジのホー
ムポジション(HP)には、キャップ部16をもつヘッ
ド回復装置が設置されている。記録を行わない時には、
キャリッジ13をホームポジション(HP)ヘ移動させ
てキャップ部16によりインクジェットヘッドユニット
11のインク吐出口形成面を密閉させ、インク溶剤蒸発
に起因するインクの固着、ホコリあるいは紙粉等の異物
の付着等による目詰まりを防止する。また、キャップ部
16のキャッピング機能は記録頻度の低いインク吐出口
のインク増粘、固着等による吐出不良や目詰まりを解消
するために、インク吐出口から離れた状態にあるキャッ
プ部16ヘインクを吐出させる予備吐出モードに利用さ
れたり、キャッピングした状態で不図示のポンプを動作
させ、インク吐出口からインクを吸引し、吐出不良を起
こしたインク吐出口の吐出回復に利用される。またキャ
ップ部の隣接位置にブレードを配設することにより、イ
ンクジェットヘッドユニット11のインク吐出口形成面
をクリーニングすること(ワイピング)が可能である。
【0021】(2)記録ヘッドの説明 図2は、液室分離タイプで同一ヘッド内で複数色吐出可
能なインクジェット記録ヘッドをインク吐出口列側から
見た模式的斜視図であり、図3は、図2に示したインク
ジェット記録ヘッドのインク吐出部の構造を模式的に示
す部分斜視図である。図2および図3において、記録ヘ
ッド21には開口した複数の吐出口23を有した吐出口
面22があり、その吐出口23に連通した液路部31に
インクを吐出するのに必要とされるエネルギーを発生す
る吐出エネルギー発生素子32が各々配置される。図2
中矢印yは図1で示したキャリッジ13の走査方向を示
している。本実施例では、液路部31を間において記録
ヘッド温度を検知するための温度検知手段であるサーミ
スタ33が配設されている。温度検知手段は特にこれに
限定するものではなく、ダイオードセンサ等の他のセン
サを用いるのも良いし、さらには印字ドットのデューテ
ィからへッド温度を演算しても良い。
【0022】(3)制御構成の説明 図4は、本発明のインクジェット記録装置の制御構成を
示すブロック図である。 本発明のインクジェット記録
装置の制御構成は、図4に示すように、メインバスライ
ン405に対して夫々アクセスする画像入力部403、
それに対応する画像信号処理部404、中央制御部CP
U400といったソフト系処理手段と、操作部406、
回復系制御回路407、インクジェットヘッド温度制御
回路414、ヘッド駆動制御回路415といったハード
系処理手段とに大別される。
【0023】CPU400は、通常ROM401とラン
ダムメモリ(RAM)402を有し、入力情報に対して
適正な記録条件を与えて記録ヘッド413を駆動して記
録を行う。また、RAM402内には、予めヘッド回復
動作のタイミングチャートを実行するプログラムが格納
されており、必要に応じて予備吐出条件等の回復条件を
回復系制御回路407、記録ヘッド、保温ヒータ等に与
える。
【0024】回復系モータ408は、前述したような記
録ヘッド413とこれに対向離間するクリーニングブレ
ード409やキャップ410、吸引ポンプ411を駆動
する。
【0025】ヘッド駆動制御回路415は、記録ヘッド
413のインク吐出用電気熱変換体の駆動条件を実行す
るもので、通常予備吐出や記録用インク吐出を記録ヘッ
ド413に行わせる。
【0026】一方、記録ヘッド413のインク吐出用の
電気熱変換体が設けられている基板には、保温ヒータが
設けられており、記録ヘッド内のインク温度を所望設定
温度に加熱調整することができる。
【0027】また、サーミスタ412は、同様に上記基
板に設けられているもので、実質的な記録ヘッド内部の
インク温度を測定するためのものである。サーミスタ4
12も同様に、基板にではなく外部に設けられていても
良く記録ヘッドの周囲近傍にあっても良い。
【0028】次に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0029】(第1の実施例)図5は本発明の第1の実
施例における、液室分離タイプで同一ヘッド内で複数色
吐出可能なインクジェット記録ヘッドとインクタンクの
概略構成を示し、吐出口が配列される方向から見た図、
図6は図5に示したY方向から見たインクジェット記録
ヘッドとインクタンクの概略構成図である。
【0030】図5および図6に示すように、インクと大
気を交換する大気連通口57を備え、インクを保持する
吸収体58を包含したインクタンク56が、ヘッドと接
続された構成になっている。ヘッド内ヘのインク供給
は、インクタンク56からインク吐出口55の内部に吐
出用ヒーターが設けられた液路52、液路52に連通す
る共通液室53及び共通液室53に連通するインク供給
路51に、インク中のゴミをトラップするフィルター5
4を通して行われる。そして、共通液室を4つに分離す
ることでA色、B色、C色、D色の4色のインクを1つ
のへッドで吐出可能となった。なお、A〜Dの4色がブ
ラック、シアン、マゼンタ、イエローでも、また同系色
でインクの染料濃度が異なる4色のインクでも良い。
【0031】このへッドの吸引を行った場合に1つの吸
引用キャップで4色を1度に吸引するため、4色各々の
インクタンクの負圧が異なっているとインクタンクの負
圧が高い色に他色のインクがインク吐出口55から液路
52を通り共通液室53まで入ってくることで混色、ま
たは濃度不良が発生している。
【0032】図7は、最小負圧のインクタンクからの負
圧差と吸引後に混色したインクを除去するのに必要な予
備吐出数を調査した結果を示すグラフである。すなわ
ち、最小負圧インクタンクからの負圧差が大きいほど吸
引後に混色したインクを除去するのに必要な予備吐出数
が多くなる傾向になることがわかった。
【0033】図8は、本発明の第1の実施例におけるヘ
ッド回復動作を示すフローチャートである。図9は、イ
ンクを保持する吸収体を包含したインクタンクの負圧と
インクタンク内のインク残量を調査した結果を示すグラ
フである。
【0034】図8において、ヘッド回復を行うためのボ
タンを押したときをSTARTとして、まず、A〜D色
の4色各々のインクタンクの負圧を検知する(ステップ
S71)。次いで、最小負圧のインクタンクからの負圧
差を各々求める(ステップS72)。
【0035】そして、図7に示したインクタンクの負圧
差と吸引後に混色したインクを除去するのに必要な予備
吐出数の関係より、最小負圧の1色と残りの3色各々に
必要な予備吐出数を選択する(ステップS73)。その
後、吸引(ステップS74)、ワイピング(ステップS
75)を行ってインク吐出口形成面に付いたインク等を
クリーニングし、4色各々についてステップS73で選
択された数の予備吐出を行い(ステップS76)、印字
待機状態をENDとする。
【0036】なお、図8に示したステップS71におけ
る、インクタンクの負圧を検知する手段としては、図9
に示される関係に基いてインク残量を検知することでイ
ンクタンクの負圧を推定する手段を用いても良い。
【0037】上述したように、この第1の実施例では、
液室が4つに分離され4色吐出可能なインクジェット記
録ヘッドを用いた場合においても、吸引後に各色の予備
吐出数を最適な数に制御することでインク消費量を低減
し効率良く混色を防止でき、常に安定かつ高品位な記録
を行うことができる。
【0038】また、この第1の実施例では液室が4つに
分離された4色吐出可能な場合について説明してきたが
4色に限定するものではなく、2色、3色また5色以上
液室が分離され吐出可能なインクジェット記録ヘッドで
あっても良い。
【0039】なお、本実施例でいう負圧は、静負圧及び
回復動作時に発生する動負圧である。
【0040】(第2の実施例)この第2の実施例におい
ても、図5および図6に示した液室が4つに分離され4
色吐出可能なインクジェット記録ヘッドとインクタンク
を用いて説明する。
【0041】図10は、本発明の第2の実施例における
回復動作を示すフローチャートである。
【0042】図10において、回復を行うためのボタン
を押したときをSTARTとして、まず、A〜D色の4
色各々のインクタンクの負圧を検知する(ステップS9
1)。次いで、最小負圧のインクタンクからの負圧差を
各々求める(ステップS92)。
【0043】そして、求められた負圧差の中で最大負圧
差の値に応じた吸引力を選択(ステップS93)し、吸
引力とインクタンクの負圧差に応じた予備吐出数を4色
各々について選択(ステップS94)する。
【0044】ステップ93で選択された吸引力で回復す
るのに必要な吸引量の吸引(ステップS95)を行った
後、ワイピング(ステップS96)によりインク吐出口
形成面に付いたインク等をクリーニングし、4色各々に
ついてステップS94で選択された数の予備吐出を行い
(ステップS97)、印字待機状態をENDとする。図
7に示した最小負圧のインクタンクからの負圧差と吸引
後に混色したインクを除去するのに必要な予備吐出数の
関係より、インクタンクの負圧差aとbを比較するとわ
かるように負圧差が大きいほど吸引後に混色したインク
を除去するのに必要な予備吐出数が多くなることがわか
る。
【0045】インクタンクの負圧差がa>bである図7
のa、bについての吸引動作を行う吸引力と吸引後に混
色したインクを除去するのに必要な予備吐出数を調査し
た結果を示すグラフが図11である。
【0046】a、b共に吸引動作を行う吸引力を低い吸
引力で行うことで吸引後の予備吐出数を低減でき、イン
クタンクの負圧差が大きいaの方がbより低い吸引力で
ないと吸引後の予備吐出数が平衡状態にならないことが
図11からわかる。
【0047】このことから図10のステップS93にお
いては、ステップ92で求められた最大負圧差での吸引
後の予備吐出数が平衛状態になる吸引力を選択する。
【0048】図10のステップS94においては、ステ
ップS93で選択された吸引力についての図7に示した
インクタンクの負圧差と吸引後に混色したインクを除去
するのに必要な予備吐出数の関係より、最小負圧の1色
と残りの3色各々に必要な予備吐出数を選択(ステップ
S73)する。
【0049】上述したように、この第2の実施例では、
吸引後の混色をインク消費量を更に低減し効率良く防止
できるため、常に安定かつ高品位な記録を行うことがで
きる。また、予め発生する可能性のある最大負圧差で吸
引後の予備吐出数が平衡状態になる吸引力を、吸引動作
を行う吸引力に設定しておいても良い。
【0050】なお、本実施例でいう負圧は、静負圧及び
回復動作時に発生する動負圧である。
【0051】(第3の実施例)図12は、最小負圧のイ
ンクタンクからの負圧差と吸引後に混色したインクを除
去するのに必要なインク吐出口列の端部と中央部の予備
吐出数を調査した結果を示すグラフである。
【0052】インクタンクの負圧差が大きいほど吸引後
に混色したインクを除去するのに必要な予備吐出数が多
くなる傾向であることは図6からもわかったが、インク
吐出口の端部より中央部の予備吐出数が少ないことが図
12からわかる。
【0053】このことから、この第3の実施例において
は、図8又は図10に示した回復動作で予備吐出数を選
択するとき、インク吐出ロ列の中央部を少なく設定する
ことで、インク消費量を更に低減でき吸引後の混色を格
段に効率良く防止できるため、常に安定かつ高品位な記
録を行うことができる。
【0054】なお、本実施例でいう負圧は、静負圧及び
回復動作時に発生する動負圧である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数色の
インクを保持する各色のインクタンクと接続され、液室
分離タイプで同一ヘッド内で複数色吐出可能なインクジ
ェットヘッドに対してキャップ手段を用いて回復処理動
作を行なう場合に、前記各色のインクタンクの内で最小
負圧のインクタンクからの負圧差を前記各色のインクタ
ンク毎に求め、前記キャップ手段による吸引後に前記各
色のインクタンクの負圧差に応じて、各色に対応するイ
ンク吐出口列ごとに予備吐出回数を可変する制御手段を
設けたインクジェット記録装置としたことにより、キャ
ップ手段による吸引後に発生する混色を、無駄なインク
消費をしないで効率よく解消することができる。この結
果、常に安定かつ高品位な記録を行うことができる。
【0056】さらに、最大負圧差での吸引後の予備吐出
回数が平衡状態となる吸引力で前記キャップ手段による
インク吸引を行なえば、さらにインク消費量が低減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の要部構成を
示す斜視図である。
【図2】液室分離タイプで同一ヘッド内で複数色吐出可
能なインクジェット記録ヘッドをインク吐出口列側から
見た模式的斜視図である。
【図3】図2に示したインクジェット記録ヘッドのイン
ク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。
【図4】本発明のインクジェット記録装置の制御構成を
示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施例における、液室分離タイ
プで同一ヘッド内で複数色吐出可能なインクジェット記
録ヘッドとインクタンクの概略構成を示し、吐出口が配
列される方向から見た図である。
【図6】図5に示したY方向から見たインクジェット記
録ヘッドとインクタンクの概略構成図である。
【図7】最小負圧のインクタンクからの負圧差と吸引後
に混色したインクを除去するのに必要な予備吐出数を調
査した結果を示すグラフである。
【図8】本発明の第1の実施例におけるヘッド回復動作
を示すフローチャートである。
【図9】インクを保持する吸収体を包含したインクタン
クの負圧とインクタンク内のインク残量を調査した結果
を示すグラフである。
【図10】本発明の第2の実施例における回復動作を示
すフローチャートである。
【図11】インクタンクの負圧差がa>bである図7の
a、bについての吸引動作を行う吸引力と吸引後に混色
したインクを除去するのに必要な予備吐出数を調査した
結果を示すグラフ
【図12】最小負圧のインクタンクからの負圧差と吸引
後に混色したインクを除去するのに必要なインク吐出口
列の端部と中央部の予備吐出数を調査した結果を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
11 インクジェットヘッドユニット 12 ガイドシャフト 13 キャリッジ 14 駆動ベルト 15 キャリッジモータ 16 キャップ部 17 排紙ローラ 21 記録ヘッド 22 吐出口形成面 23 吐出口 31 液路部 32 吐出エネルギー発生素子 33 サーミスタ 51 インク供給路 52 液路 53 共通液室 54 フィルター 55 インク吐出口 56 インクタンク 57 大気連通口 58 吸収体 400 CPU 401 ROM 402 RAM 403 画像入力部 404 画像信号処理部 405 バスライン 406 操作部 407 回復系制御回路 408 回復系モータ 409 ブレード 410 キャップ 411 ポンプ 412 サーミスタ 413 ヘッド 414 ヘッド温度制御回路 415 ヘッド駆動制御回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/185 B41J 3/04 102 R

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色のインクを保持する各色のインク
    タンクと接続され、液室分離タイプで同一ヘッド内で複
    数色吐出可能なインクジェットヘッドと、記録領域外に
    て該ヘッドと対向配置され、前記ヘッドの吐出口形成面
    全体をキャッピングしてインク吸引をし、インクの予備
    吐出に利用されるキャップ手段とを少なくとも備えたイ
    ンクジェット記録装置において、 前記各色のインクタンクの内で最小負圧のインクタンク
    からの負圧差を前記各色のインクタンク毎に求め、前記
    キャップ手段による吸引後に前記各色のインクタンクの
    負圧差に応じて、各色に対応するインク吐出口列ごとに
    予備吐出回数を可変する制御手段を備えたことを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 複数色のインクを保持する各色のインク
    タンクと接続され、液室分離タイプで同一ヘッド内で複
    数色吐出可能なインクジェットヘッドと、記録領域外に
    て該ヘッドと対向配置され、前記ヘッドの吐出口形成面
    全体をキャッピングしてインク吸引をし、インクの予備
    吐出に利用されるキャップ手段とを少なくとも備えたイ
    ンクジェット記録装置において、 前記各色のインクタンクの内で最小負圧のインクタンク
    からの負圧差を前記各色のインクタンク毎に求め、求め
    られた負圧差の中の最大負圧差の値に応じて前記キャッ
    プ手段による吸引力を可変し、さらに、前記吸引力とイ
    ンクタンクの負圧差に応じて、各色に対応するインク吐
    出口列ごとに予備吐出回数を可変する制御手段を備えた
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 インクタンクの負圧差が大きくなるにつ
    れ、吸引動作を行う吸引力を低い吸引力で行うことを特
    徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 インクタンクの負圧差が大きくなるにつ
    れ、吸引後の予備吐出数を多くすることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のインクジェット記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記負圧が静負圧及び回復動作時に発生
    する動負圧であることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 インクタンク内のインク残量を検知する
    ことでインクタンクの負圧を推定する手段を備えること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジ
    ェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記吸引後の予備吐出回数を、インク吐
    出口列の端部より中央部を少なくすることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のインクジェット記録装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011051177A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Brother Industries Ltd 液体吐出装置
JP2012206333A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Brother Industries Ltd 液体吐出装置
JP2018075815A (ja) * 2016-11-11 2018-05-17 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置

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