JPH0891083A - At車のセレクトレバー誤操作防止装置 - Google Patents

At車のセレクトレバー誤操作防止装置

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JPH0891083A
JPH0891083A JP23284494A JP23284494A JPH0891083A JP H0891083 A JPH0891083 A JP H0891083A JP 23284494 A JP23284494 A JP 23284494A JP 23284494 A JP23284494 A JP 23284494A JP H0891083 A JPH0891083 A JP H0891083A
Authority
JP
Japan
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range
select lever
detent pin
swing
lever
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Application number
JP23284494A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamaki Koide
珠貴 小出
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Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドライブレンジから直接にリバースレンジま
たはローレンジへセレクトレバーが揺動する危険性をな
お一層減少させる。 【構成】 ニュートラルレンジN、ドライブレンジDお
よびセカンドレンジ2からリバースレンジRまたはロー
レンジLへのセレクトレバー12の揺動は、セレクトレ
バーボタン15の操作によってディテントピン19を解
除位置へ移動させた場合にのみ行われるAT車のセレク
トレバー装置において、セレクトレバー12がドライブ
レンジDにあるとき、規制部材28がディテントピン1
9の解除位置への移動を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、AT車(オートマチッ
クトランスミッション車両)において所望のシフトレン
ジを選択すべく操作されるセレクトレバーを備えたセレ
クトレバー装置に関し、特に、セレクトレバーに設けら
れたセレクトレバーボタンを操作しない限り、ニュート
ラルレンジ、ドライブレンジおよびセカンドレンジから
リバースレンジまたはローレンジへのセレクトレバーの
揺動を行うことができないAT車のセレクトレバー装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】AT車のセレクトレバー装置では、セレ
クトレバーを揺動させ、パーキングレンジ、リバースレ
ンジ、ニュートラルレンジ、ドライブレンジ、セカンド
レンジおよびローレンジの中から所望のシフトレンジを
選択することができる。ところが、ドライブレンジでの
前進走行中にセレクトレバーがリバースレンジへ進入す
ると、ミッション軸が急に反転しようとするため、トラ
ンスミッションに過大な負荷がかかり好ましくない。ま
た、ドライブレンジでの高速走行中にセレクトレバーが
いきなりローレンジに進入すると、エンジンの回転数が
急激に上昇し、エンジンに過負荷がかかり好ましくな
い。
【0003】このため、従来からセレクトレバー装置に
は、ドライブレンジから直接にリバースレンジまたはロ
ーレンジへセレクトレバーが揺動することを阻止するデ
ィテントピンが設けられる。このディテントピンは、セ
レクトレバーボタンを操作すると、セレクトレバーの揺
動阻止を解除する解除位置へ移動する。このディテント
ピンの移動によって、ニュートラルレンジからリバース
レンジへのセレクトレバーの揺動と、セカンドレンジか
らローレンジへのセレクトレバーの揺動とが可能とな
る。ドライブレンジからリバースレンジを確立するには
一旦ニュートラルレンジでセレクトレバーボタンを操作
する必要があり、また、ドライブレンジからローレンジ
を確立するには一旦セカンドレンジでセレクトレバーボ
タンを操作する必要があるため、ドライブレンジから直
接にリバースレンジまたはローレンジへセレクトレバー
が揺動する危険性は減少する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のセ
レクトレバー装置では、ドライブレンジでセレクトレバ
ーボタンを操作し、そのままセレクトレバーを揺動する
と、ディテントピンが解除位置に維持されるため、ドラ
イブレンジから直接リバースレンジまたはローレンジを
確立することが可能である。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
ので、ドライブレンジから直接にリバースレンジまたは
ローレンジへセレクトレバーが揺動する危険性をなお一
層減少させることができるAT車のセレクトレバー誤操
作防止装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、車体に固定されるハ
ウジングと、リバースレンジ、ニュートラルレンジ、ド
ライブレンジ、セカンドレンジおよびローレンジ間で揺
動可能にハウジングに支持されるセレクトレバーと、ニ
ュートラルレンジ、ドライブレンジおよびセカンドレン
ジからリバースレンジまたはローレンジへのセレクトレ
バーの揺動を阻止するディテントピンと、セレクトレバ
ーの揺動阻止を解除する解除位置へディテントピンを移
動させるセレクトレバーボタンとを備え、ニュートラル
レンジ、ドライブレンジおよびセカンドレンジからリバ
ースレンジまたはローレンジへのセレクトレバーの揺動
は、セレクトレバーボタンの操作によってディテントピ
ンを解除位置へ移動させた場合にのみ行われるAT車の
セレクトレバー装置において、前記ハウジングに、前記
セレクトレバーがドライブレンジにあるとき、ディテン
トピンの解除位置への移動を規制する規制部材を取り付
けたことを特徴とするセレクトレバー誤操作防止装置が
提供される。
【0007】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の特徴に加え、前記規制部材は、ハウジ
ングに揺動自在に支持されるとともに、セレクトレバー
がドライブレンジにあるときディテントピンと係合して
ディテントピンの解除位置への移動を制止する先端面
と、ディテントピンを解除位置に保持したままセレクト
レバーをリバースレンジまたはニュートラルレンジから
揺動したときディテントピンの動きを受ける受容面とを
備え、この規制部材は、ディテントピンを受容面に受け
たままセレクトレバーの揺動に追随するが、セレクトレ
バーのローレンジへの進入を禁止することを特徴とす
る。
【0008】さらに、請求項3記載の発明によれば、請
求項2記載の発明の特徴に加え、前記規制部材を、前記
先端面およびディテントピンの前記係合を確立する解除
制止位置と、セレクトレバーのローレンジへの前記進入
禁止を確立する進入禁止位置との間で揺動可能にハウジ
ングに支持し、この規制部材を解除制止位置へ弾発付勢
する付勢手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、セレクトレバー
がドライブレンジにある状態でセレクトレバーボタンを
操作しようとしても、規制部材によってディテントピン
が解除位置へ達することができない。その結果、ディテ
ントピンが確実に作用して、ドライブレンジから、ニュ
ートラルレンジまたはセカンドレンジを通り越して直接
リバースレンジまたはローレンジが確立されることはな
い。
【0010】また、請求項2記載の発明によれば、ドラ
イブレンジから直接リバースレンジまたはローレンジへ
揺動することが回避されると同時に、リバースレンジま
たはニュートラルレンジからドライブレンジまたはセカ
ンドレンジへの自由な揺動を確保することができる。
【0011】さらに、請求項3記載の発明によれば、簡
単な構成で、セレクトレバーの揺動に追随して揺動した
規制部材を付勢手段によって解除制止位置に復帰させる
ことができる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施
例を説明する。
【0013】図1において、車両の運転座席および助手
席間に配置されるコンソールCOには、セレクトレバー
装置SEの化粧ハウジング10がはめ込まれる。化粧ハ
ウジング10の上面に設けられた開口11からはセレク
トレバー12が突出する。化粧ハウジングの上面には、
セレクトレバー12によって確立されたシフトレンジを
視覚的に表示するレンジ表示部13が設けられている。
運転手がセレクトレバー12を操作して、パーキングレ
ンジが確立されると「P」が点灯表示され、リバースレ
ンジが確立されると「R」が点灯表示され、ニュートラ
ルレンジが確立されると「N」が点灯表示される。さら
に、ドライブレンジが確立されると「D」が点灯表示さ
れ、セカンドレンジが確立されると「2」が点灯表示さ
れ、ローレンジが確立されると「L」が点灯表示され
る。セレクトレバー12の先端のノブ14には、後述す
るセレクトレバーボタン15が押圧操作可能に設けられ
る。
【0014】図2から明らかなように、化粧ハウジング
10は、車体に固定された本体ハウジング16に取り付
けられている。セレクトレバー12は本体ハウジング1
6に取り付けられた支軸17回りで揺動可能に支持され
る。本体ハウジング16の側面には、後述するディテン
ト機構DEを構成する案内壁18として作用する突壁部
が形成される。
【0015】図3を併せて参照し、セレクトレバー12
および本体ハウジング16間には、セレクトレバー12
の揺動を規制するディテント機構DEが設けられる。こ
のディテント機構DEは、セレクトレバー12からその
揺動方向に直交する方向に延びるディテントピン19
(図4参照)と、本体ハウジング16側面の案内壁18
とから構成される。案内壁18は、セレクトレバー12
の揺動に伴ったディテントピン19の移動を案内する。
【0016】案内壁18は、セレクトレバー12のニュ
ートラルレンジ「N」、ドライブレンジ「D」およびセ
カンドレンジ「2」間で支軸17からの揺動半径を同一
にした平坦面20を有する。この平坦面20の両端に
は、セレクトレバー12のリバースレンジ「R」および
ローレンジ「L」に対応して、第1隆起部21および第
2隆起部22が所定の段差を有して接続される。第1隆
起部21には、セレクトレバー12のパーキングレンジ
「P」に対応して、パーキング用溝23が所定の落差を
有して接続される。第1隆起部21には、パーキングレ
ンジ「P」およびリバースレンジ「R」間のスペースに
対応して突起24が設けられる。この場合、本体ハウジ
ング16と一体成形の案内壁18に代えて、同一形状の
ガイドプレートを付設してもよい。
【0017】図4を参照し、ディテントピン19は、セ
レクトレバー12に設けられたガイド孔25に沿ってセ
レクトレバー12の軸方向に上下動する。すなわち、デ
ィテントピン19は、セレクトレバー12内でその軸方
向に上下動可能なディテントロッド26に連結される。
このディテントロッド26は、つる巻きばね27によっ
て、上方向すなわちディテントピン19を案内壁18側
に押圧するように弾発付勢される。ディテントロッド2
6は、その先端のカム面(図示せず)に作用するセレク
トレバーボタン15の押圧力によりつる巻きばね27の
弾発力に抗して下方向すなわちディテントピン19を案
内壁18から離隔する方向に移動することができる。ガ
イド孔25は、セレクトレバーボタン15を操作してい
ない状態でディテントピン19が平坦面20に沿って移
動する非作動位置と、セレクトレバーボタン15の中程
度の押圧操作によってディテントピン19が第1および
第2隆起部21、22をクリアすることができる第1解
除位置と、セレクトレバーボタン15の限界押圧操作に
よってディテントピン19が第1隆起部21上の突起2
4をクリアすることができる第2解除位置の範囲でディ
テントピン19が移動するように形成される。
【0018】このディテント機構DEによれば、ニュー
トラルレンジ「N」、ドライブレンジ「D」およびセカ
ンドレンジ「2」間では、ディテントピン19が非作動
位置にあって平坦面20に沿って移動するため、セレク
トレバーボタン15の操作をすることなくセレクトレバ
ー12を自由に揺動することができる。ニュートラルレ
ンジ「N」からリバースレンジ「R」へ、またはセカン
ドレンジ「2」からローレンジ「L」へセレクトレバー
12を揺動するには、セレクトレバーボタン15を中程
度に押圧操作し、ディテントピン19を第1解除位置へ
移動させて第1または第2隆起部21、22をクリアさ
せる。さらに、パーキングレンジ「P」およびリバース
レンジ「R」間でセレクトレバー12を揺動するには、
セレクトレバーボタン15を限界押圧操作し、ディテン
トピン19を第2解除位置へ移動させて第1隆起部21
上の突起24をクリアさせる必要がある。これらのセレ
クトレバーボタン15の操作によって、パーキングレン
ジ「P」からの他シフトレンジの確立、パーキングレン
ジ「P」の確立、ドライブレンジ「D」からのダイレク
トなリバースレンジ「R」またはローレンジ「L」の確
立といったセレクトレバー12の誤操作が極力回避され
る。
【0019】このセレクトレバー装置SEで特徴的なこ
とは、ドライブレンジ「D」から直接にリバースレンジ
「R」またはローレンジ「L」へセレクトレバー12が
揺動する危険性をなお一層減少させることができるセレ
クトレバー誤操作防止装置Mを備えることにある。この
セレクトレバー誤操作防止装置Mは、セレクトレバー1
2がドライブレンジ「D」にあるとき、ディテントピン
19の第1および第2解除位置への移動を規制する規制
部材としての揺動レバー28から構成される(図3参
照)。
【0020】図4に示されるように、この揺動レバー2
8はその基端に揺動軸29を備える。この揺動軸29
は、本体ハウジング16の側面に突出する支持筒30内
に本体ハウジング16の内側から回動自在にはめ込まれ
る。これにより、揺動レバー28は揺動軸29回りで揺
動する。支持筒30の先端面にはワッシャ31が重ね合
わせられ、このワッシャ31に接するスナップピン32
によって揺動軸29の抜け止めが施される。
【0021】図3を主に参照し、揺動レバー28の先端
面28aは、セレクトレバー12がドライブレンジ
「D」にあるとき、ディテントピン19が非作動位置か
ら第1および第2解除位置へ移動することを制止する。
すなわち、セレクトレバーボタン15の押圧操作によっ
てディテントピン19にはセレクトレバー12軸方向下
方に向かう力が作用するが、その作用線は揺動レバー2
8の揺動軸29を通るため、力は揺動軸29に支持され
る。その結果、ディテントピン19は先端面28aに係
合したまま移動することができない。この先端面28a
は、ディテントピン19の確実な係合を達成するために
ディテントピン19の軸方向に大きく広がっている(図
4参照)。また、揺動レバー28は、ディテントピン1
9を第1または第2解除位置に保持したままセレクトレ
バー12をパーキングレンジ「P」、リバースレンジ
「R」またはニュートラルレンジ「N」からローレンジ
「L」方向に揺動したときディテントピン19の動きを
受ける受容面としての側面28bを有する。揺動レバー
28は、その側面28bにディテントピン19を接触さ
せたまま、セレクトレバー12のローレンジ「L」方向
への揺動に追随して揺動することができる。
【0022】本体ハウジング16に形成された揺動規制
孔33と、揺動レバー28の先端に形成されて揺動規制
孔33に案内されるガイド突起34とは、協働して揺動
レバー28の揺動範囲を規制する。この揺動範囲の規制
によって、揺動レバー28は、前述のように先端面28
aでディテントピン19を受け止めてディテントピン1
9の第1および第2解除位置への移動を制止する解除制
止位置P1と、ディテントピン19を側面28bで受け
ながらセレクトレバー12の揺動に追随して揺動したと
きにセレクトレバー12のセカンドレンジ「2」までの
揺動は許容する一方、セレクトレバー12のローレンジ
「L」への進入を禁止する進入禁止位置P2との間で揺
動することとなる。なお、進入禁止位置P2での揺動レ
バー28の揺動規制は、揺動レバー28と案内壁18と
の当接によって行ってもよい。
【0023】付勢手段たる巻きばね35は、揺動レバー
28を解除制止位置P1へ弾発付勢する。この巻きばね
35は、本体ハウジング16の支持筒30の外周に巻か
れて支持され、その一端が本体ハウジング16の外面に
固定される一方、他端が本体ハウジング16の窓を貫通
して揺動レバー28に固定される。揺動レバー28は、
通常、巻きばね35の弾発力によって解除制止位置P1
に保持され、セレクトレバー12の揺動に対する追随は
巻きばね35の弾発力に抗して行われる。本体ハウジン
グ16の揺動規制孔33の一端にはストッパ36が固定
され、揺動レバー28が巻きばね35の弾発力によって
衝突する際の衝撃を和らげている。
【0024】次に本実施例の作用を説明する。車両の駐
車状態ではセレクトレバー12はパーキングレンジ
「P」にある。車両のエンジンを始動させ、セレクトレ
バーボタン15を限界押圧操作すると、ディテントピン
19は、ディテントロッド26とともにセレクトレバー
12軸方向下方に移動し、第2解除位置に達する。この
状態のままセレクトレバー12をリバースレンジ「R」
に揺動すると、ディテントピン19は第1隆起部21の
突起24に接触することはなく、その結果、リバースレ
ンジ「R」が確立され、後退走行が可能になる。セレク
トレバーボタン15の操作を解除すると、ディテントピ
ン19はつる巻きばね27の弾発力に応じてセレクトレ
バー12軸方向上方に移動し第1隆起部21に達し、第
1解除位置が確立される。一旦、リバースレンジ「R」
まで揺動されたセレクトレバー12は、再びセレクトレ
バーボタン15を限界押圧操作しない限り、パーキング
レンジ「P」に進入することはない。
【0025】リバースレンジ「R」、ニュートラルレン
ジ「N」、ドライブレンジ「D」、セカンドレンジ
「2」およびローレンジ「L」間のセレクトレバー12
の揺動操作においては、ニュートラルレンジ「N」から
リバースレンジ「R」への揺動と、セカンドレンジ
「2」からローレンジ「L」への揺動とを除いて、セレ
クトレバーボタン15の押圧操作をせずとも自由に揺動
が可能となる。セレクトレバー12の揺動によって選択
されたシフトレンジに応じた車両の走行が可能となる。
ニュートラルレンジ「N」、ドライブレンジ「D」およ
びセカンドレンジ「2」間では、ディテントピン19が
案内壁18の平坦面20上を摺動するので、セレクトレ
バーボタン15の操作は不要となる。また、リバースレ
ンジ「R」からニュートラルレンジ「N」への揺動やロ
ーレンジ「L」からセカンドレンジ「2」へのセレクト
レバー12の揺動に際しては、ディテントピン19がつ
る巻きばね27の弾発力に応じて第1または第2隆起部
21、22から落下するので、セレクトレバーボタン1
5の操作は不要となる。
【0026】ここで、ニュートラルレンジ「N」からリ
バースレンジ「R」への揺動と、セカンドレンジ「2」
からローレンジ「L」への揺動とは、セレクトレバーボ
タン15を中程度に押圧操作することによって可能とな
る。かかる押圧操作によってディテントロッド26がデ
ィテントピン19を押し下げ、ディテントピン19が平
坦面20から離隔して第1解除位置に達する。この状態
でセレクトレバー12を揺動すると、ディテントピン1
9は第1または第2隆起部21、22に接触せずに移動
することができる。これにより、セレクトレバーボタン
15を操作しない限り、ドライブレンジ「D」から、ニ
ュートラルレンジ「N」またはセカンドレンジ「2」を
通り越して直接にリバースレンジ「R」またはローレン
ジ「L」が確立されることが回避される。
【0027】また、セレクトレバー12がドライブレン
ジ「D」にあるときに運転手がセレクトレバーボタン1
5を押圧操作しようとしたと仮定する。ディテントロッ
ド26の移動に伴いディテントピン19は平坦面20か
ら離隔するが、第1解除位置に達する前に揺動レバー2
8の先端面28aに係合してしまう。従って、それ以上
のディテントピン19の移動は制止され、この状態でセ
レクトレバー12を揺動したとしても、ディテントピン
19が第1または第2隆起部21、22にぶつかるた
め、セレクトレバー12をリバースレンジ「R」または
ローレンジ「L」に進入させることができない。その結
果、ドライブレンジ「D」から、ニュートラルレンジ
「N」またはセカンドレンジ「2」を通り越して直接に
リバースレンジ「R」またはローレンジ「L」が確立さ
れる危険性はなお一層減少する。
【0028】いま、運転手がセレクトレバーボタン15
を操作したままパーキングレンジ「P」やリバースレン
ジ「R」からローレンジ「L」の方向へセレクトレバー
12を揺動したと仮定する。セレクトレバーボタン15
の操作を通じてディテントピン19は第1または第2解
除位置に達する。この状態でセレクトレバー12を揺動
していくと、セレクトレバー12がニュートラルレンジ
「N」を過ぎた辺りで揺動レバー28の側面28bに当
接する。そのままセレクトレバー12を揺動すると、揺
動レバー28は巻きばね35の弾発力に抗してセレクト
レバー12の揺動に追随する。セレクトレバー12の揺
動は揺動レバー28が進入禁止位置P2に達するまで可
能であるため、セレクトレバー12の揺動によってニュ
ートラルレンジ「N」、ドライブレンジ「D」およびセ
カンドレンジ「2」の中から所望のシフトレンジを選択
することができる。このとき、ローレンジ「L」への進
入は禁止されるため、パーキングレンジ「P」やリバー
スレンジ「R」からダイレクトにローレンジ「L」が確
立されることはない。さらに、所望のシフトレンジを確
立した後、セレクトレバーボタン15の操作を解除する
と、ディテントピン19がつる巻きばね27の弾発力で
非作動位置に復帰し、揺動レバー28との当接が解か
れ、揺動レバー28は解除制止位置P1に復帰すること
ができる。これによって、次のセレクトレバー誤操作防
止に備えることができる。
【0029】また、揺動レバー28が解除制止位置P1
にあるときに、セカンドレンジ「2」またはローレンジ
「L」からセレクトレバーボタン15が操作されたまま
セレクトレバー12が揺動された場合を考える。この場
合も、第1または第2解除位置に移動したディテントピ
ン19が揺動レバー28に当接するので、セレクトレバ
ー12のドライブレンジ「D」以降のシフトレンジに達
する可能性はない。
【0030】なお、上記の実施例では、パーキングレン
ジ「P」、リバースレンジ「R」、ニュートラルレンジ
「N」、ドライブレンジ「D」、セカンドレンジ「2」
およびローレンジ「L」を順に備えたセレクトレバー装
置に本発明を適用したが、ドライブレンジ「D」および
セカンドレンジ「2」間にサードレンジ「3」が設けら
れたセレクトレバー装置や、ドライブレンジ「D」の代
わりに4速ドライブレンジ「D4」を備えるとともに、
この4速ドライブレンジ「D4」およびセカンドレンジ
「2」間に3速ドライブレンジ「D3」が設けられたセ
レクトレバー装置に本発明を適用することも可能であ
る。
【0031】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、ドライブレンジから、ニュートラルレンジまたはセ
カンドレンジを通り越して直接リバースレンジまたはロ
ーレンジが確立される危険性がなお一層減少する。
【0032】また、請求項2記載の発明によれば、ドラ
イブレンジからリバースレンジまたはローレンジへのダ
イレクトな揺動を回避しつつも、リバースレンジやニュ
ートラルレンジからの自由な揺動範囲を確保することが
でき、その結果、セレクトレバーの操作性を十分に確保
すると同時に、セレクトレバーの誤操作を確実に回避す
ることができる。
【0033】さらに、請求項3記載の発明によれば、簡
単な構成で、規制部材を解除制止位置に復帰させて、次
のセレクトレバー誤操作防止に備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセレクトレバー誤操作防止装置を
備えたセレクトレバー装置の車両搭載状態を示す概観斜
視図である。
【図2】セレクトレバー装置の側面図である。
【図3】図1における3−3線断面図である。
【図4】図2における4−4線断面図である。
【符号の説明】
12 セレクトレバー 15 セレクトレバーボタン 16 ハウジング 19 ディテントピン 28 規制部材としての揺動レバー 28a 先端面 28b 受容面としての側面 35 付勢手段としての巻きばね R リバースレンジ N ニュートラルレンジ D ドライブレンジ 2 セカンドレンジ L ローレンジ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定されるハウジングと、リバー
    スレンジ、ニュートラルレンジ、ドライブレンジ、セカ
    ンドレンジおよびローレンジ間で揺動可能にハウジング
    に支持されるセレクトレバーと、ニュートラルレンジ、
    ドライブレンジおよびセカンドレンジからリバースレン
    ジまたはローレンジへのセレクトレバーの揺動を阻止す
    るディテントピンと、セレクトレバーの揺動阻止を解除
    する解除位置へディテントピンを移動させるセレクトレ
    バーボタンとを備え、ニュートラルレンジ、ドライブレ
    ンジおよびセカンドレンジからリバースレンジまたはロ
    ーレンジへのセレクトレバーの揺動は、セレクトレバー
    ボタンの操作によってディテントピンを解除位置へ移動
    させた場合にのみ行われるAT車のセレクトレバー装置
    において、 前記ハウジングに、前記セレクトレバーがドライブレン
    ジにあるとき、ディテントピンの解除位置への移動を規
    制する規制部材を取り付けたことを特徴とするAT車の
    セレクトレバー誤操作防止装置。
  2. 【請求項2】 前記規制部材は、ハウジングに揺動自在
    に支持されるとともに、セレクトレバーがドライブレン
    ジにあるときディテントピンと係合してディテントピン
    の解除位置への移動を制止する先端面と、ディテントピ
    ンを解除位置に保持したままセレクトレバーをリバース
    レンジまたはニュートラルレンジから揺動したときディ
    テントピンの動きを受ける受容面とを備え、この規制部
    材は、ディテントピンを受容面に受けたままセレクトレ
    バーの揺動に追随するが、セレクトレバーのローレンジ
    への進入を禁止することを特徴とする請求項1記載のA
    T車のセレクトレバー誤操作防止装置。
  3. 【請求項3】 前記規制部材を、前記先端面およびディ
    テントピンの前記係合を確立する解除制止位置と、セレ
    クトレバーのローレンジへの前記進入禁止を確立する進
    入禁止位置との間で揺動可能にハウジングに支持し、こ
    の規制部材を解除制止位置へ弾発付勢する付勢手段を設
    けたことを特徴とする請求項2記載のAT車のセレクト
    レバー誤操作防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016222158A (ja) * 2015-06-01 2016-12-28 トヨタ自動車株式会社 車両用シフト装置

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