JPH0891476A - 液体用コンテナ - Google Patents
液体用コンテナInfo
- Publication number
- JPH0891476A JPH0891476A JP6228047A JP22804794A JPH0891476A JP H0891476 A JPH0891476 A JP H0891476A JP 6228047 A JP6228047 A JP 6228047A JP 22804794 A JP22804794 A JP 22804794A JP H0891476 A JPH0891476 A JP H0891476A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- liquid container
- core material
- tank
- reinforcing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 軽量でありながら十分な強度を有し、しかも
錆などによる汚染が生じることがない液体用コンテナを
提供する。 【構成】 外周が補強構造部材82で覆われた液体用コ
ンテナ80であって、補強構造部材82が反応射出成形
によって成形された樹脂から成る。補強構造部材82の
少なくとも一部が、芯材を樹脂で被覆したものである。
錆などによる汚染が生じることがない液体用コンテナを
提供する。 【構成】 外周が補強構造部材82で覆われた液体用コ
ンテナ80であって、補強構造部材82が反応射出成形
によって成形された樹脂から成る。補強構造部材82の
少なくとも一部が、芯材を樹脂で被覆したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体用コンテナに係
り、さらに詳しくは、十分な機械的強度と軽量性に優
れ、錆などによって周囲を汚染しにくい液体用コンテナ
に関する。
り、さらに詳しくは、十分な機械的強度と軽量性に優
れ、錆などによって周囲を汚染しにくい液体用コンテナ
に関する。
【0002】
【従来の技術】液体用コンテナとしては、液漏れなどが
ないように、例えば、樹脂をブロー成形したものや金属
を溶接して製造されたものなどが用いられている。
ないように、例えば、樹脂をブロー成形したものや金属
を溶接して製造されたものなどが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、液漏れがな
く、成形が容易な樹脂などの材質によって成形されたコ
ンテナは強度不足となることが多く、多量の液体を注入
すると、荷重によって、または、運搬中の外部からの衝
撃によって、破損しやすいという欠点があった。
く、成形が容易な樹脂などの材質によって成形されたコ
ンテナは強度不足となることが多く、多量の液体を注入
すると、荷重によって、または、運搬中の外部からの衝
撃によって、破損しやすいという欠点があった。
【0004】一方、金属などの強度に優れた材質によっ
て製造されたコンテナは、重量が大きく、移送用には使
用しにくく、また、金属材は錆を発生し、その錆が、ゴ
ミや埃となり、食品や飲料などを扱う特定分野において
は、金属材をコンテナとして用いることは好ましくない
場合があった。その場合、金属材の表面を塗装すること
により、錆を防止することも考えられるが、塗装面が剥
がれ、それがゴミや埃となるという問題があり、また再
塗装が必要となるなど、管理補修に手間がかかった。
て製造されたコンテナは、重量が大きく、移送用には使
用しにくく、また、金属材は錆を発生し、その錆が、ゴ
ミや埃となり、食品や飲料などを扱う特定分野において
は、金属材をコンテナとして用いることは好ましくない
場合があった。その場合、金属材の表面を塗装すること
により、錆を防止することも考えられるが、塗装面が剥
がれ、それがゴミや埃となるという問題があり、また再
塗装が必要となるなど、管理補修に手間がかかった。
【0005】さらに、金属材で構成したコンテナは重量
が重いため、運搬にかかるエネルギーが大きく、また積
み重ねることも困難であった。コンテナは、通常トラッ
クなどで運搬されることが多いが、トラックには、許容
積載重量が法律で定まっており、可能な限り多量の液体
を搬送するには、コンテナ自体の重量の軽量化が望まれ
ている。
が重いため、運搬にかかるエネルギーが大きく、また積
み重ねることも困難であった。コンテナは、通常トラッ
クなどで運搬されることが多いが、トラックには、許容
積載重量が法律で定まっており、可能な限り多量の液体
を搬送するには、コンテナ自体の重量の軽量化が望まれ
ている。
【0006】また、塩化ビニル製タンクを金属板で補強
したコンテナも開発されているが、金属板を補強として
用いるため、重量が重く、金属材で構成したコンテナと
同様な問題点を有している。本発明は、このような実情
に鑑みてなされ、軽量でありながら十分な強度を有し、
しかも錆などによる汚染が生じることがない液体用コン
テナを提供することを目的とする。
したコンテナも開発されているが、金属板を補強として
用いるため、重量が重く、金属材で構成したコンテナと
同様な問題点を有している。本発明は、このような実情
に鑑みてなされ、軽量でありながら十分な強度を有し、
しかも錆などによる汚染が生じることがない液体用コン
テナを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明らは、液体用コン
テナについて鋭意研究の結果、反応射出成形によって成
形された樹脂が、軽量でありながら十分な強度を有する
補強構造部材として用いることができ、錆などの金属材
に特有の欠点が解消されることを見い出し、本発明を完
成させるに到った。
テナについて鋭意研究の結果、反応射出成形によって成
形された樹脂が、軽量でありながら十分な強度を有する
補強構造部材として用いることができ、錆などの金属材
に特有の欠点が解消されることを見い出し、本発明を完
成させるに到った。
【0008】本発明によれば、外周が補強構造部材で覆
われた液体用コンテナであって、補強構造部材が反応射
出成形によって成形された樹脂からなることを特徴とす
る液体用コンテナが提供される。本発明の好ましい実施
態様として、以下の液体用コンテナが提供される。
われた液体用コンテナであって、補強構造部材が反応射
出成形によって成形された樹脂からなることを特徴とす
る液体用コンテナが提供される。本発明の好ましい実施
態様として、以下の液体用コンテナが提供される。
【0009】(1) 補強構造部材の少なくとも一部
が、芯材を樹脂で被覆さたものである前記の液体用コン
テナ。 (2) 芯材を樹脂で被覆した補強構造部材である3本
以上の支柱を有している前記または(1)記載の液体用
コンテナ。
が、芯材を樹脂で被覆さたものである前記の液体用コン
テナ。 (2) 芯材を樹脂で被覆した補強構造部材である3本
以上の支柱を有している前記または(1)記載の液体用
コンテナ。
【0010】(3) 支柱が液体用コンテナの上端部分
から下端部分まで、両端の反応射出成形による被覆層を
除いて実質的に一本の棒状の芯材を樹脂で被覆したもの
である(2)記載の液体用コンテナ。 (4) 支柱によって全荷重の50%以上が支えられて
いる(2)または(3)記載の液体用コンテナ。
から下端部分まで、両端の反応射出成形による被覆層を
除いて実質的に一本の棒状の芯材を樹脂で被覆したもの
である(2)記載の液体用コンテナ。 (4) 支柱によって全荷重の50%以上が支えられて
いる(2)または(3)記載の液体用コンテナ。
【0011】(5) 支柱によって全荷重の80%以上
が支えられている(4)記載の液体用コンテナ。 (6) 支柱によって全荷重の90%以上が支えられて
いる(4)記載の液体用コンテナ。
が支えられている(4)記載の液体用コンテナ。 (6) 支柱によって全荷重の90%以上が支えられて
いる(4)記載の液体用コンテナ。
【0012】(7) 支柱の芯材が水平面に対し80°
以上である(2)〜(6)のいずれかに記載の液体用コ
ンテナ。 (8) 支柱の芯材が水平面に対し85°以上である
(7)記載の液体用コンテナ。
以上である(2)〜(6)のいずれかに記載の液体用コ
ンテナ。 (8) 支柱の芯材が水平面に対し85°以上である
(7)記載の液体用コンテナ。
【0013】(9) 支柱の芯材が水平面に対し88°
以上である(8)記載の液体用コンテナ。 (10) 支柱の芯材が水平面に対し垂直である(9)
記載の液体用コンテナ。
以上である(8)記載の液体用コンテナ。 (10) 支柱の芯材が水平面に対し垂直である(9)
記載の液体用コンテナ。
【0014】(11) 芯材の少なくとも一部が、
(A)樹脂パイプ、(B)該樹脂パイプの外周に配置さ
れ樹脂パイプに対して係止してある金属製パイプからな
るものである(1)〜(10)のいずれかに記載の液体
用コンテナ。 (12) 樹脂パイプの一部と融着し金属パイプを外気
から遮断し、かつ樹脂パイプの通孔を塞がないように芯
材外周が樹脂によって被覆されている(11)の液体用
コンテナ。
(A)樹脂パイプ、(B)該樹脂パイプの外周に配置さ
れ樹脂パイプに対して係止してある金属製パイプからな
るものである(1)〜(10)のいずれかに記載の液体
用コンテナ。 (12) 樹脂パイプの一部と融着し金属パイプを外気
から遮断し、かつ樹脂パイプの通孔を塞がないように芯
材外周が樹脂によって被覆されている(11)の液体用
コンテナ。
【0015】(13) 一体成形した補強構造部材の一
部がタンクとなっている前記、または(1)〜(12)
のいずれかに記載の液体用コンテナ。 (14) 一体成形した補強構造部材に、別途成形した
タンクを収納した前記、または(1)〜(12)のいず
れかに記載の液体用コンテナ。
部がタンクとなっている前記、または(1)〜(12)
のいずれかに記載の液体用コンテナ。 (14) 一体成形した補強構造部材に、別途成形した
タンクを収納した前記、または(1)〜(12)のいず
れかに記載の液体用コンテナ。
【0016】(15) 補強構造部材を組み立てた補強
構造部材の一部がタンクとなっている前記、または
(1)〜(12)のいずれかに記載の液体用コンテナ。 (16) 補強構造部材を組み立てた補強構造部材に、
別途成形したタンクを収納した前記、または(1)〜
(12)のいずれかに記載の液体用コンテナ。
構造部材の一部がタンクとなっている前記、または
(1)〜(12)のいずれかに記載の液体用コンテナ。 (16) 補強構造部材を組み立てた補強構造部材に、
別途成形したタンクを収納した前記、または(1)〜
(12)のいずれかに記載の液体用コンテナ。
【0017】(17) 反応射出成形によって成形され
た樹脂がノルボルネン系樹脂である前記、または(1)
〜(16)のいずれかに記載の液体用コンテナ。 (芯材)本発明においては、補強構造部材を製造するの
に、芯材を用いることが好ましい。芯材としては、鉄や
鉄合金などの金属からなるものが強度の点から好まし
く、軽量性の点から内部に中空構造を有しているものが
特に好ましい。具体的に強度と軽量性を兼ね合わせてい
る芯材としては、リブ構造を有するダンボール状の金属
板、両端を封止した金属パイプなどがある。
た樹脂がノルボルネン系樹脂である前記、または(1)
〜(16)のいずれかに記載の液体用コンテナ。 (芯材)本発明においては、補強構造部材を製造するの
に、芯材を用いることが好ましい。芯材としては、鉄や
鉄合金などの金属からなるものが強度の点から好まし
く、軽量性の点から内部に中空構造を有しているものが
特に好ましい。具体的に強度と軽量性を兼ね合わせてい
る芯材としては、リブ構造を有するダンボール状の金属
板、両端を封止した金属パイプなどがある。
【0018】(複合芯材)特にフォークリフトの爪部を
通すためや、パレットにロープ等で固定し易くするため
に、本発明のコンテナが通孔を有している場合は下記の
複合芯材を用いればよい。
通すためや、パレットにロープ等で固定し易くするため
に、本発明のコンテナが通孔を有している場合は下記の
複合芯材を用いればよい。
【0019】複合芯材としては、樹脂パイプ2と金属パ
イプ4とからなる図1に示す構造の複合芯材1が例示さ
れる。この複合芯材1を構成する樹脂パイプ2は、複合
芯材を被覆する樹脂との融着性が良好な樹脂製のもので
あり、例えば反応射出成形によってノルボルネン系樹脂
で被覆する場合は、ポリエチレン、ポリプロピレンなど
のポリオレフィン系樹脂の他、ポリスチレン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体などの樹脂で形成されたものが挙
げられる。
イプ4とからなる図1に示す構造の複合芯材1が例示さ
れる。この複合芯材1を構成する樹脂パイプ2は、複合
芯材を被覆する樹脂との融着性が良好な樹脂製のもので
あり、例えば反応射出成形によってノルボルネン系樹脂
で被覆する場合は、ポリエチレン、ポリプロピレンなど
のポリオレフィン系樹脂の他、ポリスチレン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体などの樹脂で形成されたものが挙
げられる。
【0020】本発明に用いられる複合芯材1を構成する
金属パイプ4は、特に限定されず、例えば、鉄炭素鋼、
マンガン鋼、クロム鋼、ステンレス鋼、鋳鉄などの鉄及
びその合金; 銅及び銅合金; アルミニウム、ニッケ
ル、鉛、チタンとそれらの合金; などで形成されたも
のが例示される。
金属パイプ4は、特に限定されず、例えば、鉄炭素鋼、
マンガン鋼、クロム鋼、ステンレス鋼、鋳鉄などの鉄及
びその合金; 銅及び銅合金; アルミニウム、ニッケ
ル、鉛、チタンとそれらの合金; などで形成されたも
のが例示される。
【0021】本発明に用いられる複合芯材1は、図1に
示すように、金属パイプ4が樹脂パイプ2の外周に配置
され、樹脂パイプ2に対して係止された組み合わせ構造
をとる。樹脂パイプ2の外周と金属パイプ4の内周との
間に、外部から密閉された中空部12が形成してあるこ
とが好ましい。この場合、金属パイプ4の両端に盲板8
を溶接などにより接合しておき、その盲板8を利用して
樹脂パイプ2の外周に係止すればよい。また、盲板8と
樹脂パイプ2との隙間には、シーリングコンパウンド、
発泡体、粘着テープなどシーリング材を封止しておくこ
とが好ましい。
示すように、金属パイプ4が樹脂パイプ2の外周に配置
され、樹脂パイプ2に対して係止された組み合わせ構造
をとる。樹脂パイプ2の外周と金属パイプ4の内周との
間に、外部から密閉された中空部12が形成してあるこ
とが好ましい。この場合、金属パイプ4の両端に盲板8
を溶接などにより接合しておき、その盲板8を利用して
樹脂パイプ2の外周に係止すればよい。また、盲板8と
樹脂パイプ2との隙間には、シーリングコンパウンド、
発泡体、粘着テープなどシーリング材を封止しておくこ
とが好ましい。
【0022】この複合芯材1は、金属パイプ4を有する
ことから十分な強度を有すると共に、中空部12を有す
ることから軽量性を有し、さらに前述のように通孔10
を利用できる点で好ましい。 (芯材の組み合わせ構造)これらの芯材を組み合わせて
用いる場合、必要に応じて例えば、溶接したり、針金で
束ねたり、接着剤を用いて芯材を互いに固定する。
ことから十分な強度を有すると共に、中空部12を有す
ることから軽量性を有し、さらに前述のように通孔10
を利用できる点で好ましい。 (芯材の組み合わせ構造)これらの芯材を組み合わせて
用いる場合、必要に応じて例えば、溶接したり、針金で
束ねたり、接着剤を用いて芯材を互いに固定する。
【0023】(反応射出成形)本発明においては、補強
構造部材は反応射出成形によって得られる。芯材やその
組み合わせ構造などを用いる場合は、これらを樹脂で被
覆して補強構造部材を得る。
構造部材は反応射出成形によって得られる。芯材やその
組み合わせ構造などを用いる場合は、これらを樹脂で被
覆して補強構造部材を得る。
【0024】樹脂としては、反応射出成形によって得ら
れる樹脂であれば、特に限定されず、ノルボルネン系樹
脂、ウレタン系樹脂、ウレア系樹脂などが例示される。
これらの中でもノルボルネン系樹脂が好ましく、特にエ
ラストマーが添加されたノルボルネン系樹脂が好まし
い。
れる樹脂であれば、特に限定されず、ノルボルネン系樹
脂、ウレタン系樹脂、ウレア系樹脂などが例示される。
これらの中でもノルボルネン系樹脂が好ましく、特にエ
ラストマーが添加されたノルボルネン系樹脂が好まし
い。
【0025】ノルボルネン系樹脂を得るために用いられ
るノルボルネン系モノマーは、ジシクロペンタジエン、
ジヒドロジシクロペンタジエン、テトラシクロドデセ
ン、トリシクロペンタジエンなどのノルボルネン環を有
するシクロオレフィンである。これらのモノマーを反応
射出成形によって塊状重合するには、メタセシス触媒と
活性剤が用いられる。
るノルボルネン系モノマーは、ジシクロペンタジエン、
ジヒドロジシクロペンタジエン、テトラシクロドデセ
ン、トリシクロペンタジエンなどのノルボルネン環を有
するシクロオレフィンである。これらのモノマーを反応
射出成形によって塊状重合するには、メタセシス触媒と
活性剤が用いられる。
【0026】本発明において用いられるメタセシス触媒
は、六塩化タングステン、トリドデシルアンモニウムモ
リブデート、トリ(トリデシル)アンモニウムモリブデ
ートなどの有機モリブデン酸アンモニウム塩などのノル
ボルネン系モノマー塊状重合用触媒として公知のメタセ
シス触媒であれば特に制限はないが、有機モリブデン酸
アンモニウム塩が特に好ましい。
は、六塩化タングステン、トリドデシルアンモニウムモ
リブデート、トリ(トリデシル)アンモニウムモリブデ
ートなどの有機モリブデン酸アンモニウム塩などのノル
ボルネン系モノマー塊状重合用触媒として公知のメタセ
シス触媒であれば特に制限はないが、有機モリブデン酸
アンモニウム塩が特に好ましい。
【0027】メタセシス触媒の使用量は、使用するモノ
マー1モルに対し、通常0.01ミリモル以上、50ミ
リモル以下である。メタセシス触媒の使用量が少なすぎ
ると重合活性が低すぎて生産効率が悪く、使用量が多す
ぎると反応が激しすぎ、触媒が析出しやすくなり、反応
原液を均質に保存することなどが困難になる。メタセシ
ス触媒は、通常、モノマーに溶解して用いる。
マー1モルに対し、通常0.01ミリモル以上、50ミ
リモル以下である。メタセシス触媒の使用量が少なすぎ
ると重合活性が低すぎて生産効率が悪く、使用量が多す
ぎると反応が激しすぎ、触媒が析出しやすくなり、反応
原液を均質に保存することなどが困難になる。メタセシ
ス触媒は、通常、モノマーに溶解して用いる。
【0028】本発明において用いられる活性剤として
は、エチルアルミニウムジクロリド、ジエチルアルミニ
ウムクロリドなどのアルキルアルミニウムハライド、こ
れらのアルコキシアルキルアルミニウムハライド、有機
スズ化合物などが挙げられる。活性剤の使用量は、特に
限定されないが、通常、使用するメタセシス触媒1モル
に対して、1〜10モル用いられる。活性剤の使用量が
少なすぎると生産効率が悪く、使用量が多すぎると反応
が激しすぎる。活性剤も、モノマーに溶解して用いる。
は、エチルアルミニウムジクロリド、ジエチルアルミニ
ウムクロリドなどのアルキルアルミニウムハライド、こ
れらのアルコキシアルキルアルミニウムハライド、有機
スズ化合物などが挙げられる。活性剤の使用量は、特に
限定されないが、通常、使用するメタセシス触媒1モル
に対して、1〜10モル用いられる。活性剤の使用量が
少なすぎると生産効率が悪く、使用量が多すぎると反応
が激しすぎる。活性剤も、モノマーに溶解して用いる。
【0029】また、ノルボルネン系樹脂をエラストマー
で改質するには、エラストマーの存在下で塊状重合すれ
ばよい。改質に用いられるエラストマーとしては、例え
ば、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体
(SBR)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック
共重合体(SBS)、ポリイソプレン、スチレン−イソ
プレ−スチレンブロック共重合体(SIS)、エチレン
−プロピレン−ジエンターポリマー(EPT)などを挙
げることができる。
で改質するには、エラストマーの存在下で塊状重合すれ
ばよい。改質に用いられるエラストマーとしては、例え
ば、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体
(SBR)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック
共重合体(SBS)、ポリイソプレン、スチレン−イソ
プレ−スチレンブロック共重合体(SIS)、エチレン
−プロピレン−ジエンターポリマー(EPT)などを挙
げることができる。
【0030】エラストマーの配合割合は、ノルボルネン
系モノマー100重量部に対して、1〜20重量部であ
る。エラストマーの配合割合が少ないと、可撓性が低下
する。逆に、エラストマーの配合割合が多すぎると、ガ
ラス転移温度が低下し、かつ、強度が低下する。
系モノマー100重量部に対して、1〜20重量部であ
る。エラストマーの配合割合が少ないと、可撓性が低下
する。逆に、エラストマーの配合割合が多すぎると、ガ
ラス転移温度が低下し、かつ、強度が低下する。
【0031】反応射出成形の前準備として、ノルボルネ
ン系モノマー、メタセシス触媒及び活性剤を主材とする
反応射出成形用材料をノルボルネン系モノマーとメタセ
シス触媒とよりなる液と、ノルボルネン系モノマーと活
性剤とよりなる液との安定な2液に分けて別の容器に入
れておく。この2液を混合し、金型内に射出して、塊状
重合させる。
ン系モノマー、メタセシス触媒及び活性剤を主材とする
反応射出成形用材料をノルボルネン系モノマーとメタセ
シス触媒とよりなる液と、ノルボルネン系モノマーと活
性剤とよりなる液との安定な2液に分けて別の容器に入
れておく。この2液を混合し、金型内に射出して、塊状
重合させる。
【0032】反応射出成形に用いる金型は、金属製金型
に限らず、樹脂製金型、または単なる型枠を用いること
ができる。金型内は不活性ガスでシールし、重合反応に
用いる成分類は窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気下で貯
蔵し、かつ操作することが好ましい。
に限らず、樹脂製金型、または単なる型枠を用いること
ができる。金型内は不活性ガスでシールし、重合反応に
用いる成分類は窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気下で貯
蔵し、かつ操作することが好ましい。
【0033】金型温度は、好ましくは、10〜150
℃、より好ましくは、30から120℃である。金型温
度が低すぎると効率が悪く、高すぎると樹脂が炭化する
ことがある。金型圧力は通常0.1〜100kg/cm
2 の範囲で行うのが通常である。重合終了時間は、反応
原液の各成分の種類や濃度を調整することができ、適宜
選択することができるが、通常、反応液の注入終了後、
30秒〜20分である。重合終了時間が短すぎる反応液
を用いると、金型の隅々まで反応液が充填されず、成形
性が悪くなり、長すぎる反応液を用いると時間効率が悪
い。
℃、より好ましくは、30から120℃である。金型温
度が低すぎると効率が悪く、高すぎると樹脂が炭化する
ことがある。金型圧力は通常0.1〜100kg/cm
2 の範囲で行うのが通常である。重合終了時間は、反応
原液の各成分の種類や濃度を調整することができ、適宜
選択することができるが、通常、反応液の注入終了後、
30秒〜20分である。重合終了時間が短すぎる反応液
を用いると、金型の隅々まで反応液が充填されず、成形
性が悪くなり、長すぎる反応液を用いると時間効率が悪
い。
【0034】本発明において芯材を用いる場合は、反応
射出成形する際に、金型内に芯材を固定しておき、補強
構造部材の周囲を樹脂で被覆することができる。特に、
金属製の、または金属製の部分を有する芯材を用いる場
合は、錆などによる周囲の汚染を防止するために、金属
部分が表面に露出しないように反応射出成形による樹脂
で金属部分の表面全体を被覆することが好ましい。
射出成形する際に、金型内に芯材を固定しておき、補強
構造部材の周囲を樹脂で被覆することができる。特に、
金属製の、または金属製の部分を有する芯材を用いる場
合は、錆などによる周囲の汚染を防止するために、金属
部分が表面に露出しないように反応射出成形による樹脂
で金属部分の表面全体を被覆することが好ましい。
【0035】(タンク)本発明において用いられるタン
クの材質は特に限定されない。例えば、液漏れのしにく
い材質、例えば、ポリエチレン、塩化ビニルなどの樹脂
やガラスによって形成されているもの、補強構造部材で
構成されているものなどが例示される。これらの中で
も、補強構造部材が反応射出成形法により一体に成形さ
れて、それ自体が補強構造部であり、かつ、補強構造部
材の一部がタンクとして使用できるようにしたもの(後
述のタンク一体・一体成形型のもの)が得られる液体用
コンテナの構造が簡単であり製造が容易で好ましい。ま
た、予め製造しておいたタンクをインサート物として金
型内に固定して補強構造部材を一体に成形したもの(後
述のタンク収納・一体成形型のもの)の場合は、被覆す
る樹脂との融着性が良好な樹脂、例えば反応射出成形に
よってノボルネン系樹脂で被覆する場合は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂の他、
ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などによ
って成形されたタンクが好ましい。
クの材質は特に限定されない。例えば、液漏れのしにく
い材質、例えば、ポリエチレン、塩化ビニルなどの樹脂
やガラスによって形成されているもの、補強構造部材で
構成されているものなどが例示される。これらの中で
も、補強構造部材が反応射出成形法により一体に成形さ
れて、それ自体が補強構造部であり、かつ、補強構造部
材の一部がタンクとして使用できるようにしたもの(後
述のタンク一体・一体成形型のもの)が得られる液体用
コンテナの構造が簡単であり製造が容易で好ましい。ま
た、予め製造しておいたタンクをインサート物として金
型内に固定して補強構造部材を一体に成形したもの(後
述のタンク収納・一体成形型のもの)の場合は、被覆す
る樹脂との融着性が良好な樹脂、例えば反応射出成形に
よってノボルネン系樹脂で被覆する場合は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂の他、
ポリスチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体などによ
って成形されたタンクが好ましい。
【0036】タンクの形状も特に限定されないが、強度
に優れ、液体用コンテナ自体の収納効率に優れ、補強構
造部材自体がタンクでない場合にはタンク部を補強構造
部材に収納しやすく、補強構造部材のタンク収納部の空
間を有効に利用できる点から、円柱や直方体などの柱状
体、特に直方体が好ましい。
に優れ、液体用コンテナ自体の収納効率に優れ、補強構
造部材自体がタンクでない場合にはタンク部を補強構造
部材に収納しやすく、補強構造部材のタンク収納部の空
間を有効に利用できる点から、円柱や直方体などの柱状
体、特に直方体が好ましい。
【0037】このタンクは液体の注入口、流出口がある
ほか、通常、注入、流出が容易になるように空気孔も有
している。注入口、空気孔は、タンク上方面につけら
れ、液漏れなどが起こり難くすることが好ましい。流出
口は側面下部にあり、タンク内部の底には、傾斜がつけ
られるなど、ポンプなどを用いなくても収納された液体
が効率よく最後まで流出できるようにすることが好まし
い。なお、一般には、タンクの注入口、流出口、空気孔
などはタンクの成形時に設けておくが、成形後に孔をあ
けて設けてもよく、補強構造部材で被覆後に孔をあけて
設けてもよい。
ほか、通常、注入、流出が容易になるように空気孔も有
している。注入口、空気孔は、タンク上方面につけら
れ、液漏れなどが起こり難くすることが好ましい。流出
口は側面下部にあり、タンク内部の底には、傾斜がつけ
られるなど、ポンプなどを用いなくても収納された液体
が効率よく最後まで流出できるようにすることが好まし
い。なお、一般には、タンクの注入口、流出口、空気孔
などはタンクの成形時に設けておくが、成形後に孔をあ
けて設けてもよく、補強構造部材で被覆後に孔をあけて
設けてもよい。
【0038】一般に、注入口は単なる口を蓋ができるよ
うにしたものでよい。空気孔は内部気圧を調節できれば
よく、通常は逆止弁を有する機構であり、空気が外部か
ら内部にのみ流入するようになっており、液体の効率的
な流出を可能にしている。それに対し、流出口は、蛇口
やバルブなどの機構を有し、流出口の開閉、流出量の調
整などができるような構造となっているのが通常であ
る。また、液の注入、流出、空気の流入は、補強構造部
材の外側から調節できるようにするのが一般的である。
うにしたものでよい。空気孔は内部気圧を調節できれば
よく、通常は逆止弁を有する機構であり、空気が外部か
ら内部にのみ流入するようになっており、液体の効率的
な流出を可能にしている。それに対し、流出口は、蛇口
やバルブなどの機構を有し、流出口の開閉、流出量の調
整などができるような構造となっているのが通常であ
る。また、液の注入、流出、空気の流入は、補強構造部
材の外側から調節できるようにするのが一般的である。
【0039】(補強構造部材)本発明において、液体用
コンテナには、タンクと補強構造部材が一体となった構
造のもの、すなわち、タンク自体が補強構造部材で構成
されたもの(以下、タンク一体型という)と、補強構造
部材にタンクを収納した構造のもの、すなわち、タンク
を補強構造部材とは別に製造し、タンクを補強構造部材
に収納したもの(以下、タンク収納型という)の二種類
がある。
コンテナには、タンクと補強構造部材が一体となった構
造のもの、すなわち、タンク自体が補強構造部材で構成
されたもの(以下、タンク一体型という)と、補強構造
部材にタンクを収納した構造のもの、すなわち、タンク
を補強構造部材とは別に製造し、タンクを補強構造部材
に収納したもの(以下、タンク収納型という)の二種類
がある。
【0040】タンクが直方体のものである場合、例え
ば、補強構造部材は直方体の4つの側面、底面の合計5
枚の板状の補強構造部材と、これらを支え、少なくとも
底面の四隅、すなわち側面同士の境界に位置する4本の
支柱である棒状の補強構造部材から構成される。上部に
は補強構造を有さない場合もあるが、上方面にもう一枚
の板状の補強構造部材や、本発明の補強構造部材以外の
補強材、例えば、樹脂や樹脂でコーティングされた金属
などで構成されていてもよい。底面と上方面の四辺を棒
状の補強構造部材を用いてさらに補強してもよい。板状
の補強構造部材は、通常、平板であるが、タンク収納型
の補強構造部材の場合は、格子状などであってもよい。
また、支柱である補強構造部材は芯材を有しており、底
面の四隅に位置する4本以外に存在していてもよい。
ば、補強構造部材は直方体の4つの側面、底面の合計5
枚の板状の補強構造部材と、これらを支え、少なくとも
底面の四隅、すなわち側面同士の境界に位置する4本の
支柱である棒状の補強構造部材から構成される。上部に
は補強構造を有さない場合もあるが、上方面にもう一枚
の板状の補強構造部材や、本発明の補強構造部材以外の
補強材、例えば、樹脂や樹脂でコーティングされた金属
などで構成されていてもよい。底面と上方面の四辺を棒
状の補強構造部材を用いてさらに補強してもよい。板状
の補強構造部材は、通常、平板であるが、タンク収納型
の補強構造部材の場合は、格子状などであってもよい。
また、支柱である補強構造部材は芯材を有しており、底
面の四隅に位置する4本以外に存在していてもよい。
【0041】これらの補強構造部材を用いて補強構造部
材を構成する方法は特に限定されない。反応射出成形で
一体成形したもの(以下、一体成形型という)でも、別
々に成形された補強構造部材を互いに固定して組み立て
たもの(以下、組立型という)でもよい。
材を構成する方法は特に限定されない。反応射出成形で
一体成形したもの(以下、一体成形型という)でも、別
々に成形された補強構造部材を互いに固定して組み立て
たもの(以下、組立型という)でもよい。
【0042】一体成形型とは、補強構造部材が一体に成
形されたものである。タンク収納・一体成形型の場合、
金型内にタンクと支柱の芯材とを固定して、反応射出成
形を行い、タンク外周と芯材を樹脂で被覆して補強構造
部材を得る。タンク一体・一体成形型の場合は、金型内
に、芯材と、タンクとなる部分には成形後に取り出し可
能な中子とを固定して、反応射出成形を行い、芯材を被
覆した後、中子を取り出して補強構造部材を得る。ま
た、注入口が形成された蓋部材は、別途反応射出成形な
どで成形する。いずれの場合も、得られた補強構造部材
のタンクの注入口にキャップを、空気穴に弁を、流出口
に蛇口やバルブなどを取り付けることにより、液体用コ
ンテナが構成される。構造が簡単であり、製造が容易な
点から一体成形型の補強構造部材からなる液体用コンテ
ナが好ましく、特に、タンク一体・一体成形型の補強構
造部材からなる液体用コンテナが好ましい。
形されたものである。タンク収納・一体成形型の場合、
金型内にタンクと支柱の芯材とを固定して、反応射出成
形を行い、タンク外周と芯材を樹脂で被覆して補強構造
部材を得る。タンク一体・一体成形型の場合は、金型内
に、芯材と、タンクとなる部分には成形後に取り出し可
能な中子とを固定して、反応射出成形を行い、芯材を被
覆した後、中子を取り出して補強構造部材を得る。ま
た、注入口が形成された蓋部材は、別途反応射出成形な
どで成形する。いずれの場合も、得られた補強構造部材
のタンクの注入口にキャップを、空気穴に弁を、流出口
に蛇口やバルブなどを取り付けることにより、液体用コ
ンテナが構成される。構造が簡単であり、製造が容易な
点から一体成形型の補強構造部材からなる液体用コンテ
ナが好ましく、特に、タンク一体・一体成形型の補強構
造部材からなる液体用コンテナが好ましい。
【0043】組立型の場合、補強構造部材を互いに固定
する方法は特に限定されず、例えば、ボルト用の穴を開
けておき、枠組みにボルトとナットを用いて固定する方
法がある。タンク一体・組立型には、タンクを構成する
部分のみ一体成形する場合と、タンクを構成する部分も
補強構造材を組み立てて構成する場合がある。後者の場
合、補強構造部材を組み立てただけでは、隙間があり、
液漏れするのが通常であり、それを避けるために、隙間
を埋める作業を行うのが一般的である。隙間を埋める方
法は、特に限定されない。例えば、組み立てた時に補強
構造部材の間にゴム材などのパッキンを挟み込んで隙間
を無くしたり、組み立てた後に、内部にテフロン樹脂や
熱可塑性ノルボルネン系樹脂等の粘性を有する高粘度溶
液を塗布して隙間を防ぎ、溶媒を十分に除去するなどの
方法がある。この場合も、得られた補強構造部材のタン
クの注入口にキャップを、空気穴に弁を、流出口に蛇口
やバルブなどを取り付けることにより、液体用コンテナ
が構成される。
する方法は特に限定されず、例えば、ボルト用の穴を開
けておき、枠組みにボルトとナットを用いて固定する方
法がある。タンク一体・組立型には、タンクを構成する
部分のみ一体成形する場合と、タンクを構成する部分も
補強構造材を組み立てて構成する場合がある。後者の場
合、補強構造部材を組み立てただけでは、隙間があり、
液漏れするのが通常であり、それを避けるために、隙間
を埋める作業を行うのが一般的である。隙間を埋める方
法は、特に限定されない。例えば、組み立てた時に補強
構造部材の間にゴム材などのパッキンを挟み込んで隙間
を無くしたり、組み立てた後に、内部にテフロン樹脂や
熱可塑性ノルボルネン系樹脂等の粘性を有する高粘度溶
液を塗布して隙間を防ぎ、溶媒を十分に除去するなどの
方法がある。この場合も、得られた補強構造部材のタン
クの注入口にキャップを、空気穴に弁を、流出口に蛇口
やバルブなどを取り付けることにより、液体用コンテナ
が構成される。
【0044】タンク収納・組立型の場合、補強構造部材
を組み立てた補強構造部材に別に製造したタンクを収納
する。補強構造部材のタンク収納部内でタンクが振動し
たり、外部からの衝撃で傷つかないように、収納部はタ
ンクの形状・大きさに応じた形状・大きさを有し、収納
部の内面とタンク部の側面・底面は接しているか、ごく
狭い隙間が開いているだけにすることが好ましい。ま
た、収納部分内面には、外部からの衝撃を吸収したり、
タンクの移動や振動を抑える制振構造、例えば、樹脂発
泡体や弾性体からなる層を有していてもよい。例えば、
補強構造部材がノルボルネン系樹脂からなる場合、制振
構造をポリエチレンなどのノルボルネン系樹脂と融着性
に優れた樹脂の発泡体の層として成形し、補強構造部材
の成形時に制振構造を金型内に固定しておき、補強構造
部材と制振構造を一体成形することも可能である。な
お、タンク収納型・組立型の場合は、注入口、空気穴、
流出口などの部分は、操作の必要性に応じて、補強構造
部材によって被覆されていなくてもよい。 (液体用コンテナ)本発明の液体用コンテナは、外周が
反応射出成形によって成形された樹脂からなる補強構造
部材で覆われた液体用コンテナである。必要に応じて、
外周表面を塗装してもよいが、塗装が剥げた場合に埃と
なるなどの問題があり、塗装しないことが好ましい。
を組み立てた補強構造部材に別に製造したタンクを収納
する。補強構造部材のタンク収納部内でタンクが振動し
たり、外部からの衝撃で傷つかないように、収納部はタ
ンクの形状・大きさに応じた形状・大きさを有し、収納
部の内面とタンク部の側面・底面は接しているか、ごく
狭い隙間が開いているだけにすることが好ましい。ま
た、収納部分内面には、外部からの衝撃を吸収したり、
タンクの移動や振動を抑える制振構造、例えば、樹脂発
泡体や弾性体からなる層を有していてもよい。例えば、
補強構造部材がノルボルネン系樹脂からなる場合、制振
構造をポリエチレンなどのノルボルネン系樹脂と融着性
に優れた樹脂の発泡体の層として成形し、補強構造部材
の成形時に制振構造を金型内に固定しておき、補強構造
部材と制振構造を一体成形することも可能である。な
お、タンク収納型・組立型の場合は、注入口、空気穴、
流出口などの部分は、操作の必要性に応じて、補強構造
部材によって被覆されていなくてもよい。 (液体用コンテナ)本発明の液体用コンテナは、外周が
反応射出成形によって成形された樹脂からなる補強構造
部材で覆われた液体用コンテナである。必要に応じて、
外周表面を塗装してもよいが、塗装が剥げた場合に埃と
なるなどの問題があり、塗装しないことが好ましい。
【0045】一般に、強度などの点で、液体用コンテナ
は基本的に円柱や直方体などの柱状体が好ましい。運搬
や保管の際に限られた空間で多量の液体を収納できるよ
うに直方体が特に好ましい。また、補強構造部材の一部
である3本以上の支柱、またはこのような支柱を含む脚
部を有していることが好ましい。これらの支柱は、単に
太い棒状の補強構造部材があってもよいが、芯材を被覆
したものであることが好ましく、これらの支柱や脚部
は、下方からの衝撃に対して強度を持たせ、さらに、こ
れら支柱により側方からの衝撃に対する強度を持たせ
る。支柱は、必ずしも棒状の補強構造部材とは限らず、
他の補強構造部材と一体になっていてもよい。芯材を被
覆した支柱の場合、鉛直方向に広がる平面状の補強構造
部材の一部が支柱になっている場合もある。液体用コン
テナの上端部分から下端部分まで、両端の反応射出成形
による被覆層を除いて、実質的に一本の棒状の芯材で補
強されていれば、その芯材周辺の棒状の部分は支柱であ
り、この支柱、実質的には被覆されている芯材によっ
て、液体コンテナの荷重の少なくとも一部が支えられ
る。特に、芯材によって補強された支柱を有する場合
は、全体の荷重の半分以上、好ましくは80%以上、よ
り好ましくは90%以上が支柱によって支えられている
ことが好ましい。また、芯材は、水平面に対し、略垂直
に立設されることが好ましい。荷重を支え易く、全体が
破損し難いためである。
は基本的に円柱や直方体などの柱状体が好ましい。運搬
や保管の際に限られた空間で多量の液体を収納できるよ
うに直方体が特に好ましい。また、補強構造部材の一部
である3本以上の支柱、またはこのような支柱を含む脚
部を有していることが好ましい。これらの支柱は、単に
太い棒状の補強構造部材があってもよいが、芯材を被覆
したものであることが好ましく、これらの支柱や脚部
は、下方からの衝撃に対して強度を持たせ、さらに、こ
れら支柱により側方からの衝撃に対する強度を持たせ
る。支柱は、必ずしも棒状の補強構造部材とは限らず、
他の補強構造部材と一体になっていてもよい。芯材を被
覆した支柱の場合、鉛直方向に広がる平面状の補強構造
部材の一部が支柱になっている場合もある。液体用コン
テナの上端部分から下端部分まで、両端の反応射出成形
による被覆層を除いて、実質的に一本の棒状の芯材で補
強されていれば、その芯材周辺の棒状の部分は支柱であ
り、この支柱、実質的には被覆されている芯材によっ
て、液体コンテナの荷重の少なくとも一部が支えられ
る。特に、芯材によって補強された支柱を有する場合
は、全体の荷重の半分以上、好ましくは80%以上、よ
り好ましくは90%以上が支柱によって支えられている
ことが好ましい。また、芯材は、水平面に対し、略垂直
に立設されることが好ましい。荷重を支え易く、全体が
破損し難いためである。
【0046】
【作用】本発明に係る液体用コンテナは、反応射出成形
法により得られる樹脂で補強されており、この樹脂が、
十分な機械的強度および耐衝撃性を有することから、荷
重などの外力に対して、割れやひびなどが生じにくく、
さらに軽量である。好ましい態様においては、荷重など
の外力を芯材で受けることができるので、使用用途に耐
える十分な機械的強度を有する。特に芯材として金属製
部材を用いた場合、機械的強度に優れ、さらに内部構造
に中空部分を持たせた金属パイプなどを芯材として用い
ることにより、比較的軽量なものを得ることができる。
法により得られる樹脂で補強されており、この樹脂が、
十分な機械的強度および耐衝撃性を有することから、荷
重などの外力に対して、割れやひびなどが生じにくく、
さらに軽量である。好ましい態様においては、荷重など
の外力を芯材で受けることができるので、使用用途に耐
える十分な機械的強度を有する。特に芯材として金属製
部材を用いた場合、機械的強度に優れ、さらに内部構造
に中空部分を持たせた金属パイプなどを芯材として用い
ることにより、比較的軽量なものを得ることができる。
【0047】補強構造部材の一部として、芯材を被覆す
ることにより十分な強度を有している3本以上の支柱、
またはこのような支柱を含む脚部を有している場合、支
柱同士が重なるように積み重ねれば、液体を満載した状
態でも液体用コンテナを積み重ねることが可能であり、
好ましくは3段以上、より好ましくは4段以上積み重ね
ることができる。
ることにより十分な強度を有している3本以上の支柱、
またはこのような支柱を含む脚部を有している場合、支
柱同士が重なるように積み重ねれば、液体を満載した状
態でも液体用コンテナを積み重ねることが可能であり、
好ましくは3段以上、より好ましくは4段以上積み重ね
ることができる。
【0048】金属部材を芯材として用いた場合も、金属
部材は外部に露出しない。したがって、金属部材が錆び
て、ゴミや埃の原因となるおそれはない。
部材は外部に露出しない。したがって、金属部材が錆び
て、ゴミや埃の原因となるおそれはない。
【0049】
【実施例】以下、本発明の液体用コンテナを、図面に示
す実施例に基づき、詳細に説明する。図1(A)は本発
明の一実施例に係る液体用コンテナに用いる樹脂パイプ
と金属パイプからなる複合芯材の縦断面図、同図(B)
は同図(A)のB−B線に沿う断面図、図2は本発明の
さらにその他の実施例に係る液体用コンテナの斜視図、
図3は本発明のさらにその他の実施例に係る液体用コン
テナの斜視図、図4は図3に示すコンテナの一部断面分
解側面図である。
す実施例に基づき、詳細に説明する。図1(A)は本発
明の一実施例に係る液体用コンテナに用いる樹脂パイプ
と金属パイプからなる複合芯材の縦断面図、同図(B)
は同図(A)のB−B線に沿う断面図、図2は本発明の
さらにその他の実施例に係る液体用コンテナの斜視図、
図3は本発明のさらにその他の実施例に係る液体用コン
テナの斜視図、図4は図3に示すコンテナの一部断面分
解側面図である。
【0050】まず、図1に示す補強構造部材1aについ
て説明する。図1(A)、(B)に示すように、本実施
例の液体用コンテナに用いる補強構造部材1は、全体と
してロッド形状を有し、樹脂パイプ2と金属パイプ4と
から成る複合芯材5を芯材として被覆層6で被覆されて
なる。
て説明する。図1(A)、(B)に示すように、本実施
例の液体用コンテナに用いる補強構造部材1は、全体と
してロッド形状を有し、樹脂パイプ2と金属パイプ4と
から成る複合芯材5を芯材として被覆層6で被覆されて
なる。
【0051】ポリエチレン製の樹脂パイプ2は、複合芯
材5の内部に通孔10を有する。樹脂パイプ2の断面形
状は、この実施例では矩形であるが、特に限定されな
い。樹脂パイプ2の長さおよび肉厚は、補強構造部材1
が用いられる液体用コンテナの大きさ、要求される強度
などに応じて自由に設計することができる。
材5の内部に通孔10を有する。樹脂パイプ2の断面形
状は、この実施例では矩形であるが、特に限定されな
い。樹脂パイプ2の長さおよび肉厚は、補強構造部材1
が用いられる液体用コンテナの大きさ、要求される強度
などに応じて自由に設計することができる。
【0052】樹脂パイプ2の外周には、鉄製の金属パイ
プ4が配置される。金属パイプ4は、樹脂パイプ2に外
周よりも大きな内周と、樹脂パイプ2よりも短い長さを
有している。この金属パイプ4の肉厚は、補強構造部材
1が用いられる用途などに応じて自由に設計することが
できる。この金属パイプの断面形状は、この実施例では
矩形であるが、特に限定されない。樹脂パイプ2の外周
との間に所定の中空部12が形成されるようになってい
る。
プ4が配置される。金属パイプ4は、樹脂パイプ2に外
周よりも大きな内周と、樹脂パイプ2よりも短い長さを
有している。この金属パイプ4の肉厚は、補強構造部材
1が用いられる用途などに応じて自由に設計することが
できる。この金属パイプの断面形状は、この実施例では
矩形であるが、特に限定されない。樹脂パイプ2の外周
との間に所定の中空部12が形成されるようになってい
る。
【0053】金属パイプ4の両端部には、鉄製の盲板8
が接合してある。この接合は、溶接により行う。盲板8
の内端は、樹脂パイプ2の両端近傍で、樹脂パイプ2の
外周に係止してある。被覆層6を反応射出成形により成
形する際に、盲板8の内端と樹脂パイプ2の外周との隙
間から中空部12側に成形樹脂の流入を防止するため
に、これらの隙間には、シリコーンゴムをシーリング材
として用いて、予め封止する。
が接合してある。この接合は、溶接により行う。盲板8
の内端は、樹脂パイプ2の両端近傍で、樹脂パイプ2の
外周に係止してある。被覆層6を反応射出成形により成
形する際に、盲板8の内端と樹脂パイプ2の外周との隙
間から中空部12側に成形樹脂の流入を防止するため
に、これらの隙間には、シリコーンゴムをシーリング材
として用いて、予め封止する。
【0054】被覆層6は、反応射出成形方により得られ
るノルボルネン系樹脂で構成してなる。反応射出成形に
際しては、金型内に、芯材である複合芯材5を配置して
から、反応原液の注入を行う、いわゆるインサート成形
を行う。この反応射出成形は、反応射出成形により得ら
れる被覆層6が、金属パイプ4および樹脂パイプ2の外
周を覆い、樹脂パイプ2の両端部と融着するように、し
かも金属パイプ4を外気から遮断するように、かつ樹脂
パイプ2の通孔10を塞がないように行う。樹脂パイプ
2と金属パイプ4との間には、中空部12が形成され
る。
るノルボルネン系樹脂で構成してなる。反応射出成形に
際しては、金型内に、芯材である複合芯材5を配置して
から、反応原液の注入を行う、いわゆるインサート成形
を行う。この反応射出成形は、反応射出成形により得ら
れる被覆層6が、金属パイプ4および樹脂パイプ2の外
周を覆い、樹脂パイプ2の両端部と融着するように、し
かも金属パイプ4を外気から遮断するように、かつ樹脂
パイプ2の通孔10を塞がないように行う。樹脂パイプ
2と金属パイプ4との間には、中空部12が形成され
る。
【0055】被覆層6の層厚は、液体用コンテナの大き
さ、要求される強度などに応じて自由に設計することが
できる。また、被覆層6の断面形状は、本実施例では矩
形にしたが、特に限定されず、円形、楕円形、多角形、
その他の用いる用途などに応じて自由に変更可能であ
る。
さ、要求される強度などに応じて自由に設計することが
できる。また、被覆層6の断面形状は、本実施例では矩
形にしたが、特に限定されず、円形、楕円形、多角形、
その他の用いる用途などに応じて自由に変更可能であ
る。
【0056】被覆層6を構成するノルボルネン系樹脂と
しては、エラストマーで改質された三環体以上のノルボ
ルネン系モノマーの開環重合体で構成され、該重合体の
熱変形温度が100℃以上、破断時伸びが10〜100
%のものが好ましい。補強構造部材1は、荷重などの外
力を金属パイプ4で受けることができるので、使用用途
に耐える十分な機械的強度を有する。また、金属パイプ
4の外周に形成された被覆層6は、反応射出成形法によ
り得られるノルボルネン系樹脂で構成してあり、このノ
ルボルネン系樹脂が、十分な機械的強度および耐衝撃性
を有することから、荷重などの外力に対して、割れやひ
びなどが生じることはない。さらに、金属パイプ4と、
ノルボルネン系樹脂製被覆層6とを組み合わせること
で、金属パイプ単体よりも機械的強度が向上する。しか
も、外部から密閉された中空部12を形成してあるの
で、さらに軽量化を図ることができる。
しては、エラストマーで改質された三環体以上のノルボ
ルネン系モノマーの開環重合体で構成され、該重合体の
熱変形温度が100℃以上、破断時伸びが10〜100
%のものが好ましい。補強構造部材1は、荷重などの外
力を金属パイプ4で受けることができるので、使用用途
に耐える十分な機械的強度を有する。また、金属パイプ
4の外周に形成された被覆層6は、反応射出成形法によ
り得られるノルボルネン系樹脂で構成してあり、このノ
ルボルネン系樹脂が、十分な機械的強度および耐衝撃性
を有することから、荷重などの外力に対して、割れやひ
びなどが生じることはない。さらに、金属パイプ4と、
ノルボルネン系樹脂製被覆層6とを組み合わせること
で、金属パイプ単体よりも機械的強度が向上する。しか
も、外部から密閉された中空部12を形成してあるの
で、さらに軽量化を図ることができる。
【0057】補強構造部材1は、金属パイプ4の外周お
よび端部が被覆層6で覆われ、金属パイプ4の内周が、
中空部12を介して、樹脂パイプ2で覆われていること
から、金属パイプ4は外部に露出しない。したがって、
金属パイプ4は錆にくく、錆びてもゴミや埃の原因とな
るおそれはない。
よび端部が被覆層6で覆われ、金属パイプ4の内周が、
中空部12を介して、樹脂パイプ2で覆われていること
から、金属パイプ4は外部に露出しない。したがって、
金属パイプ4は錆にくく、錆びてもゴミや埃の原因とな
るおそれはない。
【0058】また、樹脂パイプ2として、ノルボルネン
系樹脂との融着性がよい樹脂製パイプを用いることで、
被覆層6をノルボルネン系樹脂の反応射出成形で成形す
る際に、この被覆層6が樹脂パイプ2の両端部に対して
良好に融着する。樹脂パイプ2の通孔10は、補強構造
部材1にもそのまま残る。被覆された補強構造部材1を
他の部材と互いに固定して補強構造部材を組み立てる場
合は、通孔10に固定具の爪などを引っかけることによ
り固定することもでき、また、補強構造部材の支柱とし
て用いた場合、補強構造部材を設置する床面に突起を設
けておき、通孔10にその突起を挿入するように設置す
ることにより、補強構造部材の位置を固定することもで
き、そのほか種々の用途に多目的に利用することができ
る。
系樹脂との融着性がよい樹脂製パイプを用いることで、
被覆層6をノルボルネン系樹脂の反応射出成形で成形す
る際に、この被覆層6が樹脂パイプ2の両端部に対して
良好に融着する。樹脂パイプ2の通孔10は、補強構造
部材1にもそのまま残る。被覆された補強構造部材1を
他の部材と互いに固定して補強構造部材を組み立てる場
合は、通孔10に固定具の爪などを引っかけることによ
り固定することもでき、また、補強構造部材の支柱とし
て用いた場合、補強構造部材を設置する床面に突起を設
けておき、通孔10にその突起を挿入するように設置す
ることにより、補強構造部材の位置を固定することもで
き、そのほか種々の用途に多目的に利用することができ
る。
【0059】樹脂パイプ2の外周の一部を金属パイプ4
の内周と接するようにし、接している側を上方にして用
いることにより、フォークリフトの爪部を通孔10に通
して、本発明の液体用コンテナを持ち上げる場合に、樹
脂パイプ2に掛かる荷重が接している金属パイプ4に直
接伝達されることにより、樹脂パイプ2に掛かる荷重負
担が軽くなるなどの利点を有する。
の内周と接するようにし、接している側を上方にして用
いることにより、フォークリフトの爪部を通孔10に通
して、本発明の液体用コンテナを持ち上げる場合に、樹
脂パイプ2に掛かる荷重が接している金属パイプ4に直
接伝達されることにより、樹脂パイプ2に掛かる荷重負
担が軽くなるなどの利点を有する。
【0060】なお、この補強構造部材1には、ボルトと
ナットを用いて他の補強構造部材と互いに固定できるよ
うに、ドリルで穴を明けてもよい。その際、金属パイプ
が完全に被覆されたままになるようにすることが好まし
い。図2に本発明の一実施例である液体用コンテナ20
を示す。この液体用コンテナはタンク収納・組立型のも
のである。
ナットを用いて他の補強構造部材と互いに固定できるよ
うに、ドリルで穴を明けてもよい。その際、金属パイプ
が完全に被覆されたままになるようにすることが好まし
い。図2に本発明の一実施例である液体用コンテナ20
を示す。この液体用コンテナはタンク収納・組立型のも
のである。
【0061】本実施例の液体用コンテナ20では、塩化
ビニル製タンク22の四角に配置される4本の支柱、上
面および底面側四辺位置に配置される梁を、封止金属パ
イプを芯材とした補強構造部材1a(図1の補強構造部
材1に対応)で構成し、タンク22の四側面および底面
を、封止金属パイプを平行に並べたものを芯材とした補
強構造部材で構成している。これら補強構造部材1a,
1c,1dは、ボルトおよびナットなどを用いて組み立
てられる。
ビニル製タンク22の四角に配置される4本の支柱、上
面および底面側四辺位置に配置される梁を、封止金属パ
イプを芯材とした補強構造部材1a(図1の補強構造部
材1に対応)で構成し、タンク22の四側面および底面
を、封止金属パイプを平行に並べたものを芯材とした補
強構造部材で構成している。これら補強構造部材1a,
1c,1dは、ボルトおよびナットなどを用いて組み立
てられる。
【0062】タンク部22の上部中央には、キャップ2
3をネジ止めできる注入口が形成してあり、タンク部2
2の上部周辺には内部から外部への流出がないように逆
止弁を有する空気孔26が装着してある。また、タンク
部22の側面の底面近傍に蛇口機構を有する流出口25
が装着してある。流出口25が位置する側面を補強する
補強構造部材1dには、流出口25に対応する部分に切
欠きが形成してあり、外部から流出口の開閉、流量調節
が可能で、流出口25から液体を取り出せるようになっ
ている。
3をネジ止めできる注入口が形成してあり、タンク部2
2の上部周辺には内部から外部への流出がないように逆
止弁を有する空気孔26が装着してある。また、タンク
部22の側面の底面近傍に蛇口機構を有する流出口25
が装着してある。流出口25が位置する側面を補強する
補強構造部材1dには、流出口25に対応する部分に切
欠きが形成してあり、外部から流出口の開閉、流量調節
が可能で、流出口25から液体を取り出せるようになっ
ている。
【0063】図3、4は、本発明の他の実施例である液
体用コンテナ60を示す。この液体用コンテナ80はタ
ンク一体・一体成形型のものであり、補強構造部材がタ
ンクを兼ねる。本実施例の液体用コンテナ80は、容器
状の補強構造部材82と、その上方開口部を閉じる蓋部
材84とを有する。容器状の補強構造部材82は、図1
に示す芯材5や封止金属パイプを組み合わせ、それらの
芯材の周囲に反応射出成形により被覆層を形成したもの
である。容器状の補強構造部材82は、具体的には、封
止金属パイプを用い、これを外周に12本の支柱として
配置し、これら芯材と略垂直方向に、図1に示す二本の
複合芯材5を底面側に配置し、これらを針金などで固定
したものを金型内に固定し、反応射出成形を行い、被覆
層を形成することで製造される。
体用コンテナ60を示す。この液体用コンテナ80はタ
ンク一体・一体成形型のものであり、補強構造部材がタ
ンクを兼ねる。本実施例の液体用コンテナ80は、容器
状の補強構造部材82と、その上方開口部を閉じる蓋部
材84とを有する。容器状の補強構造部材82は、図1
に示す芯材5や封止金属パイプを組み合わせ、それらの
芯材の周囲に反応射出成形により被覆層を形成したもの
である。容器状の補強構造部材82は、具体的には、封
止金属パイプを用い、これを外周に12本の支柱として
配置し、これら芯材と略垂直方向に、図1に示す二本の
複合芯材5を底面側に配置し、これらを針金などで固定
したものを金型内に固定し、反応射出成形を行い、被覆
層を形成することで製造される。
【0064】本実施例では、芯材の周囲を覆う被覆層を
成形すると同時に、図4に示すように、容器状補強構造
部材82の側壁89(タンクの側壁)と、底壁90(タ
ンクの底壁)と、底部補強リブ91とが、反応射出成形
により成形される。底壁90は、図4に示すように、略
中央部で最大限の深さを有するように傾斜して形成さ
れ、その最大深さの底壁90の位置に、流出口100が
設けられ、そこに蛇口102が装着される。
成形すると同時に、図4に示すように、容器状補強構造
部材82の側壁89(タンクの側壁)と、底壁90(タ
ンクの底壁)と、底部補強リブ91とが、反応射出成形
により成形される。底壁90は、図4に示すように、略
中央部で最大限の深さを有するように傾斜して形成さ
れ、その最大深さの底壁90の位置に、流出口100が
設けられ、そこに蛇口102が装着される。
【0065】なお、図3,4中、コンテナ80の底部に
形成された通孔10は、複合芯材5を用いた結果形成さ
れる通孔10であり、フォークリフトの爪などが挿入可
能になっている。蓋部材84は、容器状補強構造部材の
上端開口部に取り付けられるように、反応射出成形によ
り別体に成形される。本実施例では、蓋部材84には、
芯材が用いられていない。蓋部材84には、その中央部
に注入口が形成してあり、この注入口とは別個に空気孔
93(図3参照)が形成してある。空気孔93には、内
部から外部への流入を防止する逆止弁を設けてもよい。
また、蓋部材84には、液体の注入時に、こぼれたもの
が溜まらずに流れ易いようにドレイン用溝部94が形成
してある。この蓋部材84は、容器状補強部材82の開
口部に接着またはその他の手段で固定される。
形成された通孔10は、複合芯材5を用いた結果形成さ
れる通孔10であり、フォークリフトの爪などが挿入可
能になっている。蓋部材84は、容器状補強構造部材の
上端開口部に取り付けられるように、反応射出成形によ
り別体に成形される。本実施例では、蓋部材84には、
芯材が用いられていない。蓋部材84には、その中央部
に注入口が形成してあり、この注入口とは別個に空気孔
93(図3参照)が形成してある。空気孔93には、内
部から外部への流入を防止する逆止弁を設けてもよい。
また、蓋部材84には、液体の注入時に、こぼれたもの
が溜まらずに流れ易いようにドレイン用溝部94が形成
してある。この蓋部材84は、容器状補強部材82の開
口部に接着またはその他の手段で固定される。
【0066】蓋部材84の注入口には、キャップ96が
開閉自在に装着される。キャップ96は、蓋部材84と
は別個に反応射出成形により成形される。キャップ96
は、蓋部材84の突起部に取り付けた軸97(図3参
照)を介して蓋部材84に装着され、軸97を中心とし
て回動自在となっている。
開閉自在に装着される。キャップ96は、蓋部材84と
は別個に反応射出成形により成形される。キャップ96
は、蓋部材84の突起部に取り付けた軸97(図3参
照)を介して蓋部材84に装着され、軸97を中心とし
て回動自在となっている。
【0067】また、本実施例のコンテナ80では、図3
に示すように、コンテナ80の底部に、通孔10とは別
個に、これらと略直交するように、一対の凹部98が形
成してある。この凹部98は、反応射出成形時の金型内
面形状により形成され、フォークリフトの爪部などが挿
入可能になっている。この凹部98の底には、別途成形
した板材99が装着してある。
に示すように、コンテナ80の底部に、通孔10とは別
個に、これらと略直交するように、一対の凹部98が形
成してある。この凹部98は、反応射出成形時の金型内
面形状により形成され、フォークリフトの爪部などが挿
入可能になっている。この凹部98の底には、別途成形
した板材99が装着してある。
【0068】なお、本発明は上述した実施例に限定され
ず、本発明の範囲内で種々に改変することができる。次
に、本発明をさらに具体化した実施例に基づき説明す
る。実施例1 窒素雰囲気下で、ジシクロペンタジエン(DCP)85
重量部と非対称型シクロペンタジエン三量体15重量部
を混合し、これにスチレン−イソプレン−スチレンブロ
ック共重合体(クレイトン1170、シェル社製)を5
重量部とフェノール系の酸化防止剤であるイルガノック
ス1010(チバガイギー社製)を2重量部を溶解さ
せ、これを2つの容器に分け、一方にはモノマーに対し
てジエチルアルミニウムクロリド(DEAC)を40ミ
リモル濃度、n−プロパノールを44ミリモル濃度、四
塩化ケイ素を20ミリモル濃度となるように添加した
(A液)。他方には、モノマーに対しトリ(トリデシ
ル)アンモニウムモリブデートを10ミリモル濃度とな
るように添加した(B液)。
ず、本発明の範囲内で種々に改変することができる。次
に、本発明をさらに具体化した実施例に基づき説明す
る。実施例1 窒素雰囲気下で、ジシクロペンタジエン(DCP)85
重量部と非対称型シクロペンタジエン三量体15重量部
を混合し、これにスチレン−イソプレン−スチレンブロ
ック共重合体(クレイトン1170、シェル社製)を5
重量部とフェノール系の酸化防止剤であるイルガノック
ス1010(チバガイギー社製)を2重量部を溶解さ
せ、これを2つの容器に分け、一方にはモノマーに対し
てジエチルアルミニウムクロリド(DEAC)を40ミ
リモル濃度、n−プロパノールを44ミリモル濃度、四
塩化ケイ素を20ミリモル濃度となるように添加した
(A液)。他方には、モノマーに対しトリ(トリデシ
ル)アンモニウムモリブデートを10ミリモル濃度とな
るように添加した(B液)。
【0069】A液およびB液をそれぞれギヤーポンプに
て1対1の容積比となるようにパワーミキサーに送液
し、次いで、芯材を組み立てたものを金型内に固定し
て、金型温度70℃および注入圧力2.0kg/cm2
以下で注入し、金型内で3分間反応を行い、図3に示す
液体用コンテナ80の容器状構造部材82を製造した。
また、芯材を用いず、金型のキャビティ形状を変えた以
外は同様にして、反応射出成形により、図3に示すコン
テナ80の蓋部材84およびキャップ96を成形した。
て1対1の容積比となるようにパワーミキサーに送液
し、次いで、芯材を組み立てたものを金型内に固定し
て、金型温度70℃および注入圧力2.0kg/cm2
以下で注入し、金型内で3分間反応を行い、図3に示す
液体用コンテナ80の容器状構造部材82を製造した。
また、芯材を用いず、金型のキャビティ形状を変えた以
外は同様にして、反応射出成形により、図3に示すコン
テナ80の蓋部材84およびキャップ96を成形した。
【0070】この液体用コンテナ80の高さは1400
mm、幅は1100mm、奥行きは1100mm、容量
は約1000リットル、重量は130kgであった。こ
の液体用コンテナ80を四個準備し、それぞれに水10
00リットルずつ入れて4段に積み重ねたが、荷重によ
る破損などは認められなかった。
mm、幅は1100mm、奥行きは1100mm、容量
は約1000リットル、重量は130kgであった。こ
の液体用コンテナ80を四個準備し、それぞれに水10
00リットルずつ入れて4段に積み重ねたが、荷重によ
る破損などは認められなかった。
【0071】
【発明の効果】本発明の液体用コンテナでは、荷重など
の外力を、反応射出成形により成形された樹脂製の補強
構造部材で受けることができ、このような樹脂が機械的
強度および耐衝撃性を有することから、本発明のコンテ
ナは使用用途に耐える十分な機械的強度を有する。ま
た、金属製のみで構成された補強構造部材を有するコン
テナに比べて、本発明のコンテナは、軽量化でき、ま
た、錆に起因する汚染などの問題も起こらない。さら
に、本発明のコンテナは、大半の荷重を支える芯材で構
成された支柱を有することにより、支柱同士が重なるよ
うにすれば、液体用コンテナを積み重ねて運搬、保管す
ることができる。
の外力を、反応射出成形により成形された樹脂製の補強
構造部材で受けることができ、このような樹脂が機械的
強度および耐衝撃性を有することから、本発明のコンテ
ナは使用用途に耐える十分な機械的強度を有する。ま
た、金属製のみで構成された補強構造部材を有するコン
テナに比べて、本発明のコンテナは、軽量化でき、ま
た、錆に起因する汚染などの問題も起こらない。さら
に、本発明のコンテナは、大半の荷重を支える芯材で構
成された支柱を有することにより、支柱同士が重なるよ
うにすれば、液体用コンテナを積み重ねて運搬、保管す
ることができる。
【図1】図1(A)は本発明の一実施例に係る液体用コ
ンテナに用いる樹脂パイプと金属パイプからなる複合芯
材の縦断面図、同図(B)は同図(A)のB−B線に沿
う断面図である。
ンテナに用いる樹脂パイプと金属パイプからなる複合芯
材の縦断面図、同図(B)は同図(A)のB−B線に沿
う断面図である。
【図2】図2は本発明の実施例に係る液体用コンテナの
斜視図である。
斜視図である。
【図3】図3は本発明のその他の実施例に係る液体用コ
ンテナの斜視図である。
ンテナの斜視図である。
【図4】図4は図3に示すコンテナの一部断面分解側面
図である。
図である。
1,1a,1b,1c,1d …… 補強構造部材 2 …………………… 樹脂パイプ 4 …… 金属パイプ 5 …………………… 複合芯材 6 …… 被覆層 8 …… 盲板 10 ……………… 通孔 12 …… 中空部 20,80 … 液体用コンテナ 22 ……………………… タンク 23,96 … キャップ 82 ……………… 容器状補強部材 84 …………… 蓋部材
Claims (4)
- 【請求項1】 外周が補強構造部材で覆われた液体用コ
ンテナであって、補強構造部材が反応射出成形によって
成形された樹脂から成ることを特徴とする液体用コンテ
ナ。 - 【請求項2】 補強構造部材の少なくとも一部が、芯材
を樹脂で被覆したものである請求項1に記載の液体用コ
ンテナ。 - 【請求項3】 芯材を樹脂で被覆した補強構造部材であ
る3本以上の支柱を有している請求項1または2に記載
の液体用コンテナ。 - 【請求項4】 反応射出成形によって成形された樹脂が
ノルボルネン系樹脂である請求項1〜3のいずれかに記
載の液体用コンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6228047A JPH0891476A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 液体用コンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6228047A JPH0891476A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 液体用コンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0891476A true JPH0891476A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16870374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6228047A Pending JPH0891476A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 液体用コンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0891476A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002087434A (ja) * | 2000-09-13 | 2002-03-27 | Serunatsuku:Kk | ブロック体用角形収納容器 |
| CN102642677A (zh) * | 2012-04-28 | 2012-08-22 | 苏州市金翔钛设备有限公司 | 一种液体转运槽 |
-
1994
- 1994-09-22 JP JP6228047A patent/JPH0891476A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002087434A (ja) * | 2000-09-13 | 2002-03-27 | Serunatsuku:Kk | ブロック体用角形収納容器 |
| CN102642677A (zh) * | 2012-04-28 | 2012-08-22 | 苏州市金翔钛设备有限公司 | 一种液体转运槽 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7287661B2 (en) | Bulk container assembly | |
| US10926940B2 (en) | Bulk material shipping container | |
| US5624049A (en) | Intermodal container with inner receptacle | |
| US10676239B2 (en) | Bulk material shipping container | |
| AU2014328470B2 (en) | Closure assembly | |
| JPH0891476A (ja) | 液体用コンテナ | |
| US3133677A (en) | Transport container for liquids | |
| CN109335349A (zh) | 用于罐式集装箱的支撑装置 | |
| RU192940U1 (ru) | Транспортная тара для наливных битумов | |
| JP3340854B2 (ja) | パレット | |
| CN218578314U (zh) | 一种危化品运输防漏装置 | |
| KR100862077B1 (ko) | 조립식 대형 합성수지 탱크 | |
| WO2019229477A1 (en) | Flexible tank with baffles | |
| KR102584469B1 (ko) | 상면 개폐형 커버 플로트 | |
| US20030230587A1 (en) | Corner fitting and container using the same | |
| CN210971927U (zh) | 可折叠箱 | |
| KR200347683Y1 (ko) | 자동차 부품 용기 | |
| JPH079481A (ja) | 密封接合構造 | |
| CN116045195B (zh) | 低温罐式集装箱 | |
| CN214525897U (zh) | 一种衬塑拼装储罐 | |
| KR102801537B1 (ko) | 간단히 장착 가능한 착탈식 오링을 구비한 상면 개폐형 커버 플로트 | |
| CN222117335U (zh) | 抗畸变塑料开口桶 | |
| JPH09156627A (ja) | 成形品およびその製造方法 | |
| JP4678492B2 (ja) | タンクコンテナ用内袋、タンクコンテナ用内袋の製造方法及びタンクコンテナ用内袋の装着方法 | |
| CN221114851U (zh) | 一种便于运输的pe储罐 |