JPH0891932A - 高密度フッ化アルミニウム焼結体及びその製造方法 - Google Patents

高密度フッ化アルミニウム焼結体及びその製造方法

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JPH0891932A
JPH0891932A JP6248698A JP24869894A JPH0891932A JP H0891932 A JPH0891932 A JP H0891932A JP 6248698 A JP6248698 A JP 6248698A JP 24869894 A JP24869894 A JP 24869894A JP H0891932 A JPH0891932 A JP H0891932A
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駿蔵 島井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種構造部材として使用可能で、特に、半導
体製造装置の構成部材としても好適な高耐食性で、且
つ、低発塵性の新たな素材の提案。 【構成】 相対密度が90%以上であり、酸素以外の不
純物含有量が元素基準で100ppm以下であることを
特徴とする高密度フッ化アルミニウム焼結体。相対密度
が90%以上のフッ化アルミニウム焼結体は、(1)粒
度分布0.1〜100μmのフッ化アルミニウム原料粉
末を調製する工程、(2)前記フッ化アルミニウム原料
粉末を成形する工程、及び、(3)成形体を不活性ガス
雰囲気下で900〜1500℃で加圧焼成して焼結する
焼結工程から製造される。この場合、加圧焼結は、ホッ
トプレス法またはホットアイソスタティックプレス法で
行うのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高密度フッ化アルミニ
ウム焼結体及びその製造方法に関し、特に、半導体製造
工程の中のCVD工程やドライエッチング工程で使用さ
れる装置のチャンバ、ベルジャ、サセプタ、クランプリ
ング等の各種構成部材用に好適な高純度で、高密度フッ
化アルミニウム焼結体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程において、CVDにより
シリコンウエハ上に酸化膜や配線のメタル膜等を形成す
るCVD装置のウエハ以外に付着した膜成分の除去する
ための定期的セルフクリーニングのためや、エッチング
装置の熱エッチングやプラズマエッチングによるCVD
で形成した膜を除去するために、腐食性の高いNF3
CF4 、ClF3 等フッ素系ガスが用いられている。こ
れら高腐食性ガス等厳しい条件下で使用する、例えば、
ベルジャー、チャンバー、サセプター、クランプリン
グ、フォーカスリング等半導体装置の構成部材は、従
来、シリコン(Si)、アルミニウム(Al)等金属、
石英ガラス、炭化珪素等が用途に応じて選択適用されて
きた。しかし、従来用いられている各種材料においても
種々の問題があった。例えば、石英ガラスは高純度の部
材が得られること、及び、製造するウエハのシリコンと
同種の元素から構成されていることから、半導体製造装
置に多用されているが、反応性の高いフッ素系ガスの存
在下ではフッ化珪素等反応生成化合物の蒸気圧が高く気
体となって揮散するため、腐食が連続的に進行し部材の
消失が生じるおそれがある。また、炭化珪素は基本的に
は石英ガラスよりも耐食性が優れているが、半導体製造
装置用として使用する炭化珪素は、主にシリコン含浸炭
化珪素であるため、シリコン部が石英ガラスと同様にフ
ッ素系ガスとの反応により消失するため、構造組織が粗
密化され機材より炭化珪素が離脱し易く、パーティクル
の原因となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、上記石英ガラス
や炭化珪素に比し、アルミニウム(金属)、酸化アルミ
ニウム(アルミナ)、窒化アルミニウム等のアルミニウ
ム系材料は、フッ素系ガスと反応して生成されるフッ化
アルミニウム(AlF3 )が、蒸気圧がフッ化珪素に比
し著しく低いことからその使用が試みられている。ま
た、アルミニウム系材料においてはその種類で腐食速度
に差がある。例えば、金属系とセラミック系とを比較す
ると、原子間結合強度が低い金属系は耐食性が低く、結
合強度が高いセラミック系は高耐食性を有する。セラミ
ック系アルミニウムでは、セラミック材の種類と生成物
AlF3 との熱膨張差が問題となり、熱履歴を受けた場
合、その種類によっては、セラミック基材からAlF3
が剥離しパーティクルとなるおそれがある。上記のよう
に、蒸気圧の低いAlF3 が生成され、その適用が期待
されたアルミニウム系材料でも、フッ素系ガスに晒され
るような半導体製造装置の構成部材として、更に改良を
待たねばならない状況にある。
【0004】発明者らは、上記現状に鑑み、厳しい条件
下におかれる半導体製造装置の構成部材として好適な高
耐食性、低発塵性の材料を開発することを目的に検討を
重ねた結果、上記のアルミニウム系材料表面の生成物で
あるAlF3 そのものを構成部材に適用することにし、
フッ素系ガスに晒される半導体製造のCVD工程やドラ
イエッチング工程の装置の構成部材にも適用可能な純度
の原料AlF3 、その原料粉末の成形、及び、成形体を
AlF3 単相の多結晶体により構成されるAlF3 焼結
体の製造等、更に種々検討を重ねた結果、本発明に到っ
た。今までは、従来公知のセラミック材の改良等により
耐食性を高める努力が図られていたのに対し、本発明
は、未だ構成部材の素材料として検討されていないAl
3 そのものを素材として、半導体製造装置部材に適用
可能な原料とすることを積極的に意図してなされたもの
である。特に、AlF3 は加熱により溶融することなく
昇華する等従来の原材料と同等には取り扱えない特性を
有するため、その長所を利用すると共に効率的且つ効果
的にAlF3 焼結体、特に、半導体製造装置用部材用A
lF3 焼結体を形成するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、相対密
度が90%以上であり、酸素以外の不純物含有量が元素
基準で100ppm以下であることを特徴とする高密度
フッ化アルミニウム焼結体が提供される。更に、(1)
粒度分布0.1〜100μmのフッ化アルミニウム原料
粉末を調製する工程、(2)前記フッ化アルミニウム原
料粉末を成形する工程、及び、(3)成形体を不活性ガ
ス雰囲気下で900〜1500℃で加圧焼成して焼結す
る焼結工程を有して構成され、得られる焼結体の相対密
度が90%以上であることを特徴とする高密度フッ化ア
ルミニウム焼結体の製造方法が提供される。本発明にお
ける上記焼結工程の加圧は、ホットプレス法またはホッ
トアイソスタティックプレス法で行うのが好ましい。ま
た、上記原料粉末として酸素を除いた含有不純物が元素
基準で総量50ppm以下の高純度フッ化アルミニウム
粉末を用いことが好ましい。更に、本発明の高密度フッ
化アルミニウム焼結体の純度は99.99%以上が好ま
しい。
【0006】
【作用】本発明は上記のように構成され、合成フッ化ア
ルミニウムを原料粉末に用いることにより不純物含有量
が低減され、また、昇華し易いフッ化アルミニウムの特
性から多結晶体を溶融法を避けて昇華温度より低い温度
で焼成して相対密度90%以上で、酸素以外の不純物が
元素基準で100ppm以下であるフッ化アルミニウム
焼結体を効果的に得ることができる。また、フッ化アル
ミニウム原料粉末を成形し、ホットプレス(HP)また
はホットアイソスタティックプレス(HIP)で、加圧
加温焼結するため各原料粉末粒子間が緻密状態となり焼
結への駆動力となる。また、900〜1500℃の温度
範囲の高温域においても昇華が抑制され、焼結が効率的
に行われ、相対密度90%以上の焼結体を得ることがで
きる。更に、原料粉末として高純度フッ化アルミニウ
ム、特に元素基準での不純物含有量が50ppmである
場合には、得られるフッ化アルミニウム焼結体も99.
99%以上の高純度となり、腐食性ガス、特に、フッ素
系ガスやそのプラズマに対する耐食性が高く、発塵性が
低く半導体ウエハを汚染することがなく半導体製造装置
の構成部材として好適なものとなる。
【0007】以下、本発明について、詳細に説明する。
本発明の焼結体を構成するフッ化アルミニウム(AlF
3 )そのものは、極めて安定であり、一般に、耐食性に
優れ酸やアルカリ等の腐食に強く、また、耐熱性にも富
み、耐熱衝撃性が高いアルミニウムのフッ素化合物とし
て、よく知られている。従来、アルミニウムのフッ素化
合物として天然に産出される鉱石氷晶石(cryoli
te)(Na3 AlF6 )が、琺瑯や、ゆう薬の乳濁
剤、アルミニウム精練用溶融剤として使用されている。
AlF3 は、工業的に上記氷晶石と硫酸アルミニウムと
を共融した後水洗する等して結晶構造中に含まれるナト
リウム分除去等により製造されている。また、一般に、
金属アルミニウムとフッ化水素または四フッ化珪素との
反応や、アルミナとフッ化水素酸との熱処理によってフ
ッ化アルミニウムが製造されることも知られている。
【0008】しかしながら、発明者らは、上記の従来の
氷晶石から製造されているAlF3は、鉄(Fe)、ナ
トリウム(Na)、カルシウム(Ca)、ニッケル(N
i)、珪素(Si)等の不純物元素を多く含有するた
め、特に、汚染を厳格に制限する半導体製造装置のCV
D工程やドライエッチング工程等のチャンバ、ベルジ
ャ、サセプタ、クランプリング等の各種構成部材を形成
するためのフッ化アルミニウム焼結体用の原料に用いる
には純度的に不十分であり、上記金属アルミニウムとフ
ッ化水素または四フッ化珪素との反応や、アルミナとフ
ッ化水素酸との熱処理によって得られるAlF3 が適す
ることを知見した。また、成形用の原料粉末としては、
0.1〜100μmの粒度分布を有するものが好まし
い。原料粉末の粒度分布が、上記範囲外であると十分緻
密化しないためである。上記及び下記するAlF3 の製
造法において、製造工程の各種生成条件を制御すること
により、上記の粒度分布に調整するのが好ましい。ま
た、生成条件を制御しても粒度分布を調整不可能な場合
は、得られたAlF3 生成物を不純物の混入をでき得る
限り抑制して粉砕等の処理により、粒度分布を上記範囲
に調整して用いるのが好ましい。
【0009】更にまた、本発明においては、更に、不純
物が元素基準で総量50ppm以下の高純度なAlF3
を製造し、その高純度AlF3 を用いることができる。
この高純度AlF3 の製造方法としては、特に、発明者
らが見出した方法の、上記の従来法で得られるAlF3
を、塩化水素を含有する非酸化性ガス雰囲気下、例え
ば、水素、窒素、アルゴン及びヘリウムから選択された
少なくとも1のガス、または、窒素、アルゴン及びヘリ
ウムから選択された少なくとも1のガスと水素を含有す
る非酸化性ガス雰囲気で、好ましくは950℃以上で加
熱昇華処理すると共に300〜600℃の低温部にAl
3 を再凝集させる方法により、製造された酸素以外の
不純物含有量を元素基準で50ppm以下の高純度のA
lF3 を用いるのが好ましい。この場合、加熱昇華処理
は、上記非酸化性ガス雰囲気には、塩化水素を約0.5
容量%以上、好ましくは1.0容量%以上含有させて行
うのが好ましい。更に好ましくは、窒素、アルゴン及び
ヘリウムから選ばれた少なくとも1のガスと水素との2
種以上を組合せて用いる混合ガス中に、塩化水素を0.
5容量%以上を含有する非酸化性ガス雰囲気下で行うの
が好ましい。
【0010】本発明において、次いで、上記の比較的高
純度で、上記0.1〜100μmの粒度分布の原料粉末
を用い、所望形状に成形する。成形は、公知の一軸加圧
や静水圧加圧等プレス成形、射出成形、押出成形、鋳込
成形等各種成形方法のいずれを用いてもよい。好ましく
は、プレス成形するのがよい。次工程の加圧焼結がより
円滑となるためである。本発明の成形において、潤滑剤
としての溶媒や、成形体に強度を付与するための結合剤
を添加することができる。溶媒は、水、アルコール類が
使用できるが、AlF3 が水に約5重量%溶解するた
め、アルコール類が好ましい、また、結合剤としては、
各種公知の有機物を用いることができるが、好ましくは
低温揮発性で、残渣物が残らないもの、例えば、ポリビ
ニルブチラール等を用いるのがよい。また、これら有機
物結合剤を添加した場合は、次工程の焼成前に、不活性
雰囲気下で加熱処理して脱脂する。
【0011】上記成形工程で得られ、要すれば脱脂した
成形体を、次いで加圧焼成して焼結体を形成する。本発
明の焼成は、窒素、アルゴン等の不活性ガス雰囲気下、
900〜1500℃で加圧状態で行うことにより焼結体
とすることができる。不活性ガス雰囲気はAlF3 の酸
化を抑制しするためである。また、焼成温度が900℃
未満であれば緻密化が不十分であり、一方、1500℃
を超えると昇華が著しくなるためである。本発明の焼結
工程における加圧焼成は、ホットプレス(HP)法及び
ホットアイソスタティックプレス(HIP)法で行うの
が好ましい。これらHP法及びHIP法は、成形体を所
定の形状型枠内に配置して加熱と共に加圧するものであ
り、成形された原料AlF3 粒子をより緻密状態で加圧
しながら、加熱することができる。従って、本発明の加
圧下の焼結工程において、各AlF3 粒子間をより一層
緻密化し、蒸気圧の低い比較的低温で焼結を円滑に進行
させる駆動力を付与することができる。更に、上記加熱
温度範囲の高温域は、AlF3 昇華の可能性があるが、
それらを抑制しつつ緻密化して、焼結を円滑に進行させ
ることができる。
【0012】上記のようにして得られる本発明のAlF
3 焼結体は、相対密度が90%以上となり、更に、要す
ればHP法により99.5%以上に形成することもで
き、AlF3 自体の特性の高耐食性に加えて機械的強度
が大きくなり、精密構造部材として好適となる。また、
AlF3 原料粉末の純度を適宜選択することにより、酸
素を除く不純物が元素基準で100ppm以下の、更に
は純度95%以上のAlF3 焼結体を得ることができ
る。従って、本発明のAlF3 焼結体は汚染を厳しく制
限する半導体製造装置部材として好適である。特に、含
有される不純物が元素基準で50ppm以下の高純度の
AlF3 原料粉末を用いた場合は、得られる焼結体も更
に高純度となり、腐食性の強いフッ素系ガスに対しても
優れた耐食性を示し、発塵性の低下も顕著となり、半導
体製造装置のCVD装置やエッチング装置の構成部材用
として好適である。また、得られたAlF3 焼結体は、
その用途に応じた形状に適宜加工して用いることができ
る。
【0013】
【実施例】本発明について実施例に基づき、更に詳細に
説明する。但し、本発明は、下記の実施例に制限される
ものでない。 実施例1 図1に示すように、内径150mm、長さ1500mm
の炉心管1に、3系統で制御可能なヒータ2、3、4を
配設して電気炉を構成した。このように構成した電気炉
は、昇華部X、低温部Yの温度が独立して制御可能とな
り、ほぼ中央部の昇華部Xにあたる均熱部長が訳300
mmであり、炉心管の端部にAlF3 凝集用の低温部Y
が形成されるようになっている。上記のように構成した
電気炉を用い、昇華部Xの温度を1000℃、低温部Y
の温度を450℃、炉内の雰囲気を窒素ガスとし、その
昇華部に、従来法によって氷晶石と硫酸アルミニウムを
共融して水洗いして製造された粒度分布10〜100μ
m、平均粒子径50μmのAlF3 粉末(関東化学
(株)製)を出発原料として配置して、昇華、再凝集さ
せることにより高純度化した高純度AlF3 粉末を得
た。得られた高純度AlF3 粉末の不純物含有量を、原
料として表1に示した。上記のようにして高純度化して
得た粒度分布3〜50μm、平均粒子径12μmの原料
AlF3 粉末100gに、ポリビニルブチラールを結合
剤として1重量%、更に溶媒としてイソプロピルアルコ
ール100mlを添加して、ボールミルにて約1時間攪
拌混合した。得られた混合物を70℃で乾燥し、溶媒を
除去後、#60篩で通篩して造粒体を得た。得られた造
粒体を用い、20mmφの円柱状に30MPaで一軸加
圧成形し、更に100MPaでCIP成形した。得られ
た成形体を1000℃で、且つ60MPaの条件でHP
焼結した。得られた焼結体について、試料を切り出し、
化学分析し不純物の含有量を測定すると共に、アルキメ
デス法を用いて密度を測定し、相対密度を算出した。そ
れらの結果を表1に示した。
【0014】
【表1】
【0015】実施例2 実施例1と同一の炉を用い、炉内の雰囲気を塩化水素ガ
ス2容量%、残部を窒素ガスとした以外は実施例1と同
様にして高純度AlF3 粉末を得た。得られた高純度A
lF3 粉末の不純物量を表1に原料として示した。上記
高純度AlF3 粉末を用い、実施例1と全く同様にして
AlF3 焼結体を得た。得られた焼結体から切り出した
試料を用い、同様に不純物含有量及び相対密度を測定
し、その結果を表1に示した。
【0016】実施例3 実施例1と同一の炉を用い、炉内の雰囲気を塩化水素ガ
ス2容量%、残部を窒素ガスと水素ガスの1:1の混合
ガスとした以外は実施例1と同様にして高純度AlF3
粉末を得た。得られた高純度AlF3 粉末の不純物量を
表1に原料として示した。上記高純度AlF3 粉末を用
い、実施例1と全く同様にしてAlF3 焼結体を得た。
得られた焼結体から切り出した試料を用い、同様に不純
物含有量および相対密度を測定し、その結果を表1に示
した。
【0017】比較例1 実施例1で出発原料として用いた、氷晶石と硫酸アルミ
ニウムを共融して水洗して得られた粒度分布10〜10
0μm、平均粒子径50μmのAlF3 粉末(関東化学
(株)製)をそのまま原料粉末として用いた。この原料
AlF3 粉末の不純物量を表1に示した。上記原料Al
3 粉末を、実施例1と全く同様にしてAlF3 焼結体
を得た。得られた焼結体から切り出した試料を用い、同
様に不純物含有量および相対密度を測定し、その結果を
表1に示した。
【0018】上記実施例及び比較例より明らかなよう
に、天然鉱石の氷晶石から製造されたAlF3 は、得ら
れる焼結体の密度特性は本発明と同等ではあるものの、
高純度化処理されたAlF3 を用いたものに比し、半導
体製造装置用としては不純物含有量が多く適さないこと
が分かる。
【0019】実施例4〜7及び比較例2〜5 実施例2と同様にして得た成形体を、図2に示したカー
ボン加圧成形型にセットし60MPa加圧下で加熱し焼
結するHP焼結、HP焼結で得られた焼結体を更にアル
ゴンガスを圧力媒体に用いて150MPa加圧下で加熱
し焼結するHIP焼結、及び、カーボンルツボ中でアル
ゴンガスを流通させつつ加熱焼結する無加圧(NP)焼
結の3種の方法を用い、表2に示した900〜1300
℃の温度に加熱して焼結体を得た。なお、図2のカーボ
ン成形型は、カーボン製の周壁を有するモールド11内
周に配設されたカーボン製のスペーサ12、上パンチ1
3及び下パンチ14により囲まれる空間内Sに、成形用
原料粉末Fをそれぞれスペーサ15を介して充填するよ
うに構成されている。成形用原料粉末Fは充填後、高周
波により加熱されつつ上下パンチ13、14により加圧
されて、焼結される。また、実施例7のHIP焼結に用
いたHP焼結体は、実施例2で得られた焼結体を用い
た。得られた各焼結体から試料を切り出し実施例1と同
様に相対密度を測定した。その結果を表2に示した。
【0020】
【表2】
【0021】上記実施例及び比較例より、HP焼結の温
度が900℃未満であると90%以上の相対密度を得る
ことができないことが分かる。また、加圧焼結しない場
合は、十分な相対密度が得られないことも分かる。
【0022】
【発明の効果】本発明で製造されるフッ化アルミニウム
焼結体は、高密度であって高強度であり、また不純物の
含有量も少なく半導体ウエハへの汚染源となることもな
く、半導体装置の構成部材として好適に用いることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で用いた電気炉の構成説明図で
ある。
【図2】本発明の一実施例に用いたHP焼結用成形型の
構成説明図である。
【符号の説明】
1 炉芯管 2、3、4 ヒータ X 昇華部 Y 低温部 11 モールド 12 スペーサ 13 上パンチ 14 下パンチ 15 スペーサ S 空間部 F 原料粉末
フロントページの続き (72)発明者 杉山 滋子 神奈川県秦野市曽屋30 東芝セラミックス 株式会社開発研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対密度が90%以上であり、酸素以外
    の不純物含有量が元素基準で100ppm以下であるこ
    とを特徴とする高密度フッ化アルミニウム焼結体。
  2. 【請求項2】 (1)粒度分布0.1〜100μmのフ
    ッ化アルミニウム原料粉末を調製する工程、(2)前記
    フッ化アルミニウム原料粉末を成形する工程、及び、
    (3)成形体を不活性ガス雰囲気下で900〜1500
    ℃で加圧焼成して焼結する焼結工程を有して構成され、
    得られる焼結体の相対密度が90%以上であることを特
    徴とする高密度フッ化アルミニウム焼結体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記焼結工程の加圧を、ホットプレス法
    またはホットアイソスタティックプレス法で行う請求項
    2記載の高密度フッ化アルミニウム焼結体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記原料粉末が、酸素を除いた含有不純
    物が元素基準で総量50ppm以下の高純度フッ化アル
    ミニウムである請求項2または3記載の高密度フッ化ア
    ルミニウム焼結体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記焼結体が純度95%以上である請求
    項2、3または4記載の高密度フッ化アルミニウム焼結
    体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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