JPH0892292A - イヌインターフェロン−βの生物活性を有するタンパク質 - Google Patents
イヌインターフェロン−βの生物活性を有するタンパク質Info
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- JPH0892292A JPH0892292A JP7181477A JP18147795A JPH0892292A JP H0892292 A JPH0892292 A JP H0892292A JP 7181477 A JP7181477 A JP 7181477A JP 18147795 A JP18147795 A JP 18147795A JP H0892292 A JPH0892292 A JP H0892292A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 イヌインタフェロン−βの生物活性を有する
タンパク質を産生することができるプラスミドにより形
質転換させた微生物を用いて同タンパク質を大量生産す
る。 【解決手段】 イヌインタフェロン−βの生物活性を有
するアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝
子断片が組み込まれ、このタンパク質を産生することが
できる合成プラスミドにより形質転換された大腸菌を培
養し、産生される上記タンパク質を分離回収する。
タンパク質を産生することができるプラスミドにより形
質転換させた微生物を用いて同タンパク質を大量生産す
る。 【解決手段】 イヌインタフェロン−βの生物活性を有
するアミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝
子断片が組み込まれ、このタンパク質を産生することが
できる合成プラスミドにより形質転換された大腸菌を培
養し、産生される上記タンパク質を分離回収する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンパク質の一次
構造がイヌの遺伝情報由来であるイヌインターフェロン
−β(以下「CaIFN−β」と略記する場合がある)
の生物活性を有するタンパク質、及び該CaIFN−β
の生物活性を有するタンパク質をコードする遺伝子断片
に関し、また遺伝子操作技術によりこれを量産し、もっ
て医薬品とすることを目的として作出した合成プラスミ
ド、およびその形質転換した微生物に関するものであ
る。
構造がイヌの遺伝情報由来であるイヌインターフェロン
−β(以下「CaIFN−β」と略記する場合がある)
の生物活性を有するタンパク質、及び該CaIFN−β
の生物活性を有するタンパク質をコードする遺伝子断片
に関し、また遺伝子操作技術によりこれを量産し、もっ
て医薬品とすることを目的として作出した合成プラスミ
ド、およびその形質転換した微生物に関するものであ
る。
【0002】
【発明の背景と従来の技術】インターフェロン(以下
「IFN」と略記する場合がある)はウイルス感染また
は他の刺激後に真核細胞によって分泌されるタンパク質
であって、細胞に作用してウイルスに対する抵抗性を誘
導し、あるいは免疫細胞においては調節作用を有し、更
に細胞の分化及び腫瘍等の成長に影響する物質として知
られている。
「IFN」と略記する場合がある)はウイルス感染また
は他の刺激後に真核細胞によって分泌されるタンパク質
であって、細胞に作用してウイルスに対する抵抗性を誘
導し、あるいは免疫細胞においては調節作用を有し、更
に細胞の分化及び腫瘍等の成長に影響する物質として知
られている。
【0003】現在では5種類のIFNが知られ、それぞ
れIFN−α、IFN−β、IFN−γ、IFN−ω、
IFN−τと呼ばれてこれらは構造及び作用が相違す
る。
れIFN−α、IFN−β、IFN−γ、IFN−ω、
IFN−τと呼ばれてこれらは構造及び作用が相違す
る。
【0004】そして遺伝子操作技術の進歩により、ヒト
のIFNのみならず、数種の哺乳類のIFNがクローニ
ングされている。これらのうちIFN−αは、ウシ(Va
lanet al,1985 J.Biol.Chem. 260:5498-5504 )、ウマ
(Himmler et al,1987J.Interferon Res. 7:173-183
)、ネコ(Nakamura et al.1992, Bisoci.Biotech. Bi
ochem. 56:211-214)において、IFN−βは、ウシ(L
eung et al,1984 Bio/Technology 2:458-464 )、ウマ
(Himmler et al,1986 DNA 5:345-356)において遺伝子
が単離され、大量生産が可能となっている。その結果、
ウイルス病や腫瘍などの治療薬としてのIFNの用途開
発研究が行われている例もある(特開昭58−2246
90号、特開昭62−501469号、特開昭63−2
33794号、特開平2−195884号、特開平2−
304100号)。
のIFNのみならず、数種の哺乳類のIFNがクローニ
ングされている。これらのうちIFN−αは、ウシ(Va
lanet al,1985 J.Biol.Chem. 260:5498-5504 )、ウマ
(Himmler et al,1987J.Interferon Res. 7:173-183
)、ネコ(Nakamura et al.1992, Bisoci.Biotech. Bi
ochem. 56:211-214)において、IFN−βは、ウシ(L
eung et al,1984 Bio/Technology 2:458-464 )、ウマ
(Himmler et al,1986 DNA 5:345-356)において遺伝子
が単離され、大量生産が可能となっている。その結果、
ウイルス病や腫瘍などの治療薬としてのIFNの用途開
発研究が行われている例もある(特開昭58−2246
90号、特開昭62−501469号、特開昭63−2
33794号、特開平2−195884号、特開平2−
304100号)。
【0005】イヌについても、α、γ各タイプのIFN
遺伝子のクローニングが報告されている(Himmler et a
l,1987 J.Interferon Res. 7:173-183, Zuckeret al,19
92 J.Interferon Res. 12:191-194)。
遺伝子のクローニングが報告されている(Himmler et a
l,1987 J.Interferon Res. 7:173-183, Zuckeret al,19
92 J.Interferon Res. 12:191-194)。
【0006】ところで、IFNはその遺伝子のクローニ
ングが報告されても、実際にIFNを動物もしくは培養
細胞を用いて大量に生産する方法の確立は一般に困難で
あるが、CaIFN−βについてはその遺伝子のクロー
ニングについても報告もされていない。
ングが報告されても、実際にIFNを動物もしくは培養
細胞を用いて大量に生産する方法の確立は一般に困難で
あるが、CaIFN−βについてはその遺伝子のクロー
ニングについても報告もされていない。
【0007】しかし、イヌには多数のウイルス病が知ら
れ、またワクチン以外の有効な治療薬は知られていない
という現状からして仮に犬のIFNが容易に入手可能と
なれば、犬の抗ウイルス剤、抗腫瘍剤としての利用が期
待される。
れ、またワクチン以外の有効な治療薬は知られていない
という現状からして仮に犬のIFNが容易に入手可能と
なれば、犬の抗ウイルス剤、抗腫瘍剤としての利用が期
待される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、かかる
状況に鑑みて、CaIFN−βの遺伝子の単離・同定、
およびCaIFN−βの大量生産のために研究を重ね、
CaIFN−β、及びこれをコードする遺伝子断片の特
定、及びこのCaIFN−βの大量生産を可能とした形
質転換体を作出して本発明を完成させるに至ったもので
ある。
状況に鑑みて、CaIFN−βの遺伝子の単離・同定、
およびCaIFN−βの大量生産のために研究を重ね、
CaIFN−β、及びこれをコードする遺伝子断片の特
定、及びこのCaIFN−βの大量生産を可能とした形
質転換体を作出して本発明を完成させるに至ったもので
ある。
【0009】すなわち本発明の第1の目的は、CaIF
N−βの生物活性を有するタンパク質を提供し、また、
CaIFN−βの生物活性を有するタンパク質をコード
する遺伝子断片を提供することを目的とするものであ
る。
N−βの生物活性を有するタンパク質を提供し、また、
CaIFN−βの生物活性を有するタンパク質をコード
する遺伝子断片を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】また本発明の別の目的は、上記のCaIF
N−βの生物活性を有するタンパク質を産生することが
できるようにトランスフォームさせたプラスミドを作出
し、またこのプラスミドを有する形質転換させた微生物
を提供することを目的とするものである。
N−βの生物活性を有するタンパク質を産生することが
できるようにトランスフォームさせたプラスミドを作出
し、またこのプラスミドを有する形質転換させた微生物
を提供することを目的とするものである。
【0011】更に本発明は、この形質転換した微生物を
用いてCaIFN−βを大量産出することを可能とした
製造方法を提供することを目的とする。
用いてCaIFN−βを大量産出することを可能とした
製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴の一つは、
配列番号1のアミノ酸配列を有するCaIFN−βの生
物活性を有するタンパク質、およびこの配列番号1のア
ミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子断片
を提供するところにある。本発明において上記の配列番
号1のアミノ酸配列を有するタンパク質とは、CaIF
N−βの生物活性を有する配列番号1のポリペプチドそ
のもの、あるいはこれを一部として含むポリペプチドを
意味し、また配列番号1のポリペプチドをコードする遺
伝子断片とは、該ポリペプチドをコードする遺伝子断片
そのもの、あるいはこれを発現するのに必要な配列、例
えばプロモータ,ターミネーターなどの該ポリペプチド
の発現のための自律的な単位として挙動するものをい
う。
配列番号1のアミノ酸配列を有するCaIFN−βの生
物活性を有するタンパク質、およびこの配列番号1のア
ミノ酸配列を有するタンパク質をコードする遺伝子断片
を提供するところにある。本発明において上記の配列番
号1のアミノ酸配列を有するタンパク質とは、CaIF
N−βの生物活性を有する配列番号1のポリペプチドそ
のもの、あるいはこれを一部として含むポリペプチドを
意味し、また配列番号1のポリペプチドをコードする遺
伝子断片とは、該ポリペプチドをコードする遺伝子断片
そのもの、あるいはこれを発現するのに必要な配列、例
えばプロモータ,ターミネーターなどの該ポリペプチド
の発現のための自律的な単位として挙動するものをい
う。
【0013】
【発明の実施の形態】配列番号1のアミノ酸配列を有す
るイヌインターフェロン−β(CaIFN−β)の生物
活性を有するタンパク質は以下のように同定した。すな
わち、イヌの肝臓からDNAを抽出し、他の哺乳類につ
いて既に単離されている遺伝子配列を元に作製した合成
DNAプライマーを用いてPCR(ポリメラーゼ チェ
ーンリアクション)法により目的とする遺伝子領域を増
幅し、これを市販のベクターに組み込んで塩基配列を決
定し、他種のIFN−β遺伝子と相同性を有するクロー
ンを選択し、これを用いて市販の大腸菌を形質転換させ
て得た大腸菌で発現させ、抗ウイルス活性を有するタン
パク質を生産する能力のあるプラスミドを選び出した。
上記の活性を有するプラスミドをp31−1、このプラ
スミドで形質転換された大腸菌を31−1という。
るイヌインターフェロン−β(CaIFN−β)の生物
活性を有するタンパク質は以下のように同定した。すな
わち、イヌの肝臓からDNAを抽出し、他の哺乳類につ
いて既に単離されている遺伝子配列を元に作製した合成
DNAプライマーを用いてPCR(ポリメラーゼ チェ
ーンリアクション)法により目的とする遺伝子領域を増
幅し、これを市販のベクターに組み込んで塩基配列を決
定し、他種のIFN−β遺伝子と相同性を有するクロー
ンを選択し、これを用いて市販の大腸菌を形質転換させ
て得た大腸菌で発現させ、抗ウイルス活性を有するタン
パク質を生産する能力のあるプラスミドを選び出した。
上記の活性を有するプラスミドをp31−1、このプラ
スミドで形質転換された大腸菌を31−1という。
【0014】なお以上の操作は、サムブロックら(Samb
rook et al,1989 Molecular cloning : a laboratory m
anual. 2nd edition cold spring harbor,New York: co
ldspring harbor press)等の既知の遺伝子操作技術・
細胞工学技術に従って行うことができる。また上記の抗
ウイルス活性の測定はイヌの培養細胞とVSV(Vesicu
lar stomatitis virus)とを用い、アームストロング
(Armstrong,1981 Meth.Enzymol. 78:381-387 )のCP
E法を用いて行なうことができる。
rook et al,1989 Molecular cloning : a laboratory m
anual. 2nd edition cold spring harbor,New York: co
ldspring harbor press)等の既知の遺伝子操作技術・
細胞工学技術に従って行うことができる。また上記の抗
ウイルス活性の測定はイヌの培養細胞とVSV(Vesicu
lar stomatitis virus)とを用い、アームストロング
(Armstrong,1981 Meth.Enzymol. 78:381-387 )のCP
E法を用いて行なうことができる。
【0015】本発明の上記配列番号1のアミノ酸配列を
有するCaIFN−βの生物活性を有するタンパク質
は、配列番号1の塩基配列、あるいはCaIFN−βを
コードするゲノムから転写・翻訳されたものである必要
は必ずしもなく、例えば化学合成法や形質転換体の発現
等により生成されるものであってもよい。
有するCaIFN−βの生物活性を有するタンパク質
は、配列番号1の塩基配列、あるいはCaIFN−βを
コードするゲノムから転写・翻訳されたものである必要
は必ずしもなく、例えば化学合成法や形質転換体の発現
等により生成されるものであってもよい。
【0016】また配列番号1のアミノ酸をコードする塩
基配列も、化学合成法、DNA複製法、逆転写法、転写
法などいずれの方法によって得たものであってもよい。
基配列も、化学合成法、DNA複製法、逆転写法、転写
法などいずれの方法によって得たものであってもよい。
【0017】本発明の他の特徴の一つは、上記の配列番
号1のアミノ酸配列を有するCaIFN−βの生物活性
を有するタンパク質をコードする遺伝子断片が組み込ま
れ、このタンパク質を産生することができる合成プラス
ミドにあり、このようなプラスミドは例えば上記p31
−1として提供される。
号1のアミノ酸配列を有するCaIFN−βの生物活性
を有するタンパク質をコードする遺伝子断片が組み込ま
れ、このタンパク質を産生することができる合成プラス
ミドにあり、このようなプラスミドは例えば上記p31
−1として提供される。
【0018】また本発明の更に他の特徴の一つは、上記
配列番号1のアミノ酸配列を有するタンパク質をコード
する遺伝子断片が組み込まれ、このタンパク質を産生す
ることができる合成プラスミドにより宿主細胞を形質転
換した微生物を提供することころにある。
配列番号1のアミノ酸配列を有するタンパク質をコード
する遺伝子断片が組み込まれ、このタンパク質を産生す
ることができる合成プラスミドにより宿主細胞を形質転
換した微生物を提供することころにある。
【0019】このようなCaIFN−β生産細胞は次の
ようにして作出することができる。宿主細胞が真核細胞
の場合は、例えば上記の31−1から注出したCaIF
N−βの生物活性を有するタンパク質をコードする遺伝
子断片をウイルス等のプロモータと結合させ、真核細胞
を形質転換させてCaIFN−β生産細胞を作出するこ
とができる。また、バキュロウイルス等の組換えウイル
スベクターを用いた場合は、例えば、Smith らの方法
(Mol.Cell.Biol.3:2156〜2165 )に基づいて、組換え
ウイルスベクターを作出することができる。すなわちC
aIFN−βの生物活性を有するタンパク質をコードす
る遺伝子断片を、バキュロウイルスのトランファーベク
ターの多核体プロモータと連結し、そのトランファーベ
クターをバキュロウイルスDNAと昆虫細胞に導入し、
得られた組換えバキュロウイルスのうち、CaIFN−
βの活性を生産する組換えクローンを選択し、その組換
えクローンを昆虫細胞もしくは昆虫に感染させ、CaI
FN−βタンパク質を生産することができる。
ようにして作出することができる。宿主細胞が真核細胞
の場合は、例えば上記の31−1から注出したCaIF
N−βの生物活性を有するタンパク質をコードする遺伝
子断片をウイルス等のプロモータと結合させ、真核細胞
を形質転換させてCaIFN−β生産細胞を作出するこ
とができる。また、バキュロウイルス等の組換えウイル
スベクターを用いた場合は、例えば、Smith らの方法
(Mol.Cell.Biol.3:2156〜2165 )に基づいて、組換え
ウイルスベクターを作出することができる。すなわちC
aIFN−βの生物活性を有するタンパク質をコードす
る遺伝子断片を、バキュロウイルスのトランファーベク
ターの多核体プロモータと連結し、そのトランファーベ
クターをバキュロウイルスDNAと昆虫細胞に導入し、
得られた組換えバキュロウイルスのうち、CaIFN−
βの活性を生産する組換えクローンを選択し、その組換
えクローンを昆虫細胞もしくは昆虫に感染させ、CaI
FN−βタンパク質を生産することができる。
【0020】また宿主細胞が原核細胞である場合は、例
えば発現ベクターにCaIFN−βの生物活性を有する
タンパク質をコードする遺伝子断片を連結し、原核細胞
を形質転換させてCaIFN−β生産細胞を作出するこ
とができる。
えば発現ベクターにCaIFN−βの生物活性を有する
タンパク質をコードする遺伝子断片を連結し、原核細胞
を形質転換させてCaIFN−β生産細胞を作出するこ
とができる。
【0021】このような微生物のうち最も好ましいもの
は大腸菌(Escherichia coli)であり、本出願人はその
典型的な菌株31−1を平成6年7月18日付けで通商
産業省工業技術院生命工学工業技術研究所に寄託し、
(FERM P−14432号)の受託番号が付与され
ている。
は大腸菌(Escherichia coli)であり、本出願人はその
典型的な菌株31−1を平成6年7月18日付けで通商
産業省工業技術院生命工学工業技術研究所に寄託し、
(FERM P−14432号)の受託番号が付与され
ている。
【0022】本発明の更に他の特徴は、上記形質転換さ
れた微生物を培養し、産生されるCaIFN−βの生物
活性を有する蛋白質を分離回収することによって該蛋白
質を製造する方法にある。
れた微生物を培養し、産生されるCaIFN−βの生物
活性を有する蛋白質を分離回収することによって該蛋白
質を製造する方法にある。
【0023】培養細胞からの上記蛋白質の分離は通常の
方法を用いることができるが、アフィニティクロマトグ
ラフィーによる方法、特には特異抗体を結合させた担体
を用いる方法が好ましく用いられる。
方法を用いることができるが、アフィニティクロマトグ
ラフィーによる方法、特には特異抗体を結合させた担体
を用いる方法が好ましく用いられる。
【0024】本発明によれば、CaIFN−βの生物活
性を有するタンパク質を形質転換した微生物等を用いて
大量に製造することができる。
性を有するタンパク質を形質転換した微生物等を用いて
大量に製造することができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。
に説明する。
【0026】(1)CaIFN−β遺伝子のPCRによ
る増幅 生後5週令のイヌの肝臓を摘出し、外科用ハサミで細か
く切り、0.6%SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)を
含むTE(10mM トリス−塩酸(pH8.0)−1
mM EDTA(エチレンジアミンテトラアセテー
ト))100mlに浮遊させ、100μg/mlになる
ようにプロテイナーゼKを加え、スターラーで撹拌しな
がら37℃で一晩タンパク質を消化した。この混合物を
フェノール・クロロホルム抽出を行い、水層をとり、1
0mlの3M酢酸ナトリウム(pH5.2)を加えたの
ち、200mlのエタノールを加えて−20℃で2時間
冷却した。遠心分離により底部に生じたペレットを10
mlの滅菌蒸留水に溶解した。また、公知のヒト、マウ
ス、ウマ、ウシの塩基配列を基に、これらの動物種の間
で比較的保存された部分に、下記の塩基配列を有するD
NAプライマー、COMとCIB7を合成した。
る増幅 生後5週令のイヌの肝臓を摘出し、外科用ハサミで細か
く切り、0.6%SDS(ドデシル硫酸ナトリウム)を
含むTE(10mM トリス−塩酸(pH8.0)−1
mM EDTA(エチレンジアミンテトラアセテー
ト))100mlに浮遊させ、100μg/mlになる
ようにプロテイナーゼKを加え、スターラーで撹拌しな
がら37℃で一晩タンパク質を消化した。この混合物を
フェノール・クロロホルム抽出を行い、水層をとり、1
0mlの3M酢酸ナトリウム(pH5.2)を加えたの
ち、200mlのエタノールを加えて−20℃で2時間
冷却した。遠心分離により底部に生じたペレットを10
mlの滅菌蒸留水に溶解した。また、公知のヒト、マウ
ス、ウマ、ウシの塩基配列を基に、これらの動物種の間
で比較的保存された部分に、下記の塩基配列を有するD
NAプライマー、COMとCIB7を合成した。
【0027】 COM 5' - TGAAAGTGGGAAATTCCTCT CIB7 5' - TGTCCTTTCATATGCAGT そして、これらのプライマーを用いて犬のゲノムDNA
1μg、3μMのそれぞれのプライマー、それぞれ20
0μMのデオキシヌクレオチド、10mMのKCl、1
0mMのトリス−塩酸、2mM塩化マグネシウムに、1
0ユニットの市販のVent ポリメラーゼ(New Engl
and Biolab.Inc. 製)を加えて、パラフィンオイルを重
層し、94℃で45秒、50℃で60秒、72℃で12
0秒を1サイクルとしたPCRを30サイクル行った。
1μg、3μMのそれぞれのプライマー、それぞれ20
0μMのデオキシヌクレオチド、10mMのKCl、1
0mMのトリス−塩酸、2mM塩化マグネシウムに、1
0ユニットの市販のVent ポリメラーゼ(New Engl
and Biolab.Inc. 製)を加えて、パラフィンオイルを重
層し、94℃で45秒、50℃で60秒、72℃で12
0秒を1サイクルとしたPCRを30サイクル行った。
【0028】その生成物からパラフィンオイルを除き、
増幅されたDNA断片を電気泳動により解析した。すな
わち、アガロースゲル電気泳動を行い、約900ベース
のDNA断片部分を切り出し、このDNA断片をクレノ
ウ酵素で平滑末端とし、リン酸化したあと、市販のpG
EM3Zベクター(Promega Co. 製)のSmaI部位に
挿入して、組換プラスミドを得た。
増幅されたDNA断片を電気泳動により解析した。すな
わち、アガロースゲル電気泳動を行い、約900ベース
のDNA断片部分を切り出し、このDNA断片をクレノ
ウ酵素で平滑末端とし、リン酸化したあと、市販のpG
EM3Zベクター(Promega Co. 製)のSmaI部位に
挿入して、組換プラスミドを得た。
【0029】次にこの組換プラスミドを含む反応液をコ
ンピテント化した大腸菌JM109と混合し、形質転換
反応を行って形質転換体CaIBを得た。次に100μ
g/mlのアンピシリンを含むLBプレートに生育する
クローンを100μg/mlのアンピシリンを含むLB
培地2mlで培養し(37℃、一晩)、アルカリミニス
クリーン法でプラスミドを抽出し、EcoRIとHin
dIII で切断して目的の大きさのDNA断片を組み込ん
でいるクローンを選んだ。
ンピテント化した大腸菌JM109と混合し、形質転換
反応を行って形質転換体CaIBを得た。次に100μ
g/mlのアンピシリンを含むLBプレートに生育する
クローンを100μg/mlのアンピシリンを含むLB
培地2mlで培養し(37℃、一晩)、アルカリミニス
クリーン法でプラスミドを抽出し、EcoRIとHin
dIII で切断して目的の大きさのDNA断片を組み込ん
でいるクローンを選んだ。
【0030】このうち12クローンを選び、以下により
塩基配列を決定した。
塩基配列を決定した。
【0031】(2)塩基配列の決定 上記得られた12クローンより組換プラスミドを抽出,
精製し、市販のサイクルシークエンスキット(パーキン
・エルマー・ジャパン社製)を用いたジデオキシシーク
エンス法により、添付のプロトコールに従って反応を行
ないパーキン・エルマー・ジャパン社のシークエンサー
を用いて塩基配列を決定した。
精製し、市販のサイクルシークエンスキット(パーキン
・エルマー・ジャパン社製)を用いたジデオキシシーク
エンス法により、添付のプロトコールに従って反応を行
ないパーキン・エルマー・ジャパン社のシークエンサー
を用いて塩基配列を決定した。
【0032】すなわち、まず上記pGEM3Zベクター
部分に相補的なシークエンスプライマーを用いて、挿入
したDNA断片の両端の塩基配列を決定した。次いで、
これらの12クローンの中でヒトIFN−β遺伝子と相
同性のあった6クローンを選び、さらに挿入したDNA
断片の内側へ向けてシークエンスプライマーを合成し、
塩基配列を決定し、このような操作を繰り返して最終的
に、配列番号1に示すDNAの塩基配列を決定した。6
クローンは全て同じ塩基配列をもつDNA断片を保持し
ていた。
部分に相補的なシークエンスプライマーを用いて、挿入
したDNA断片の両端の塩基配列を決定した。次いで、
これらの12クローンの中でヒトIFN−β遺伝子と相
同性のあった6クローンを選び、さらに挿入したDNA
断片の内側へ向けてシークエンスプライマーを合成し、
塩基配列を決定し、このような操作を繰り返して最終的
に、配列番号1に示すDNAの塩基配列を決定した。6
クローンは全て同じ塩基配列をもつDNA断片を保持し
ていた。
【0033】このようにして得られた塩基配列のデータ
を、公知の他の4種のIFN−βの塩基配列と比較し、
その結果を図2〜図5と、図6に示し、その一致率を下
記表1にまとめた。なお図2〜図5は、ヒト,マウス,
ウマ,ウシIFN−β遺伝子とCaIFN−β遺伝子の
塩基配列を相同部分が最大となるように並記した結果を
示し、また図6は、ヒト,マウス,ウマ,ウシIFN−
β遺伝子とCaIFN−β遺伝子の塩基配列から予想さ
れるアミノ酸配列を相同部分が最大となるように並記し
た結果を示し、これらの図中において「.」はCaIF
N−βと同じ塩基配列の場合、「−」は欠失が認められ
る場合を夫々示す。なお、ウシ、ウマにはそれぞれ3つ
もしくは2つのIFN−β遺伝子が存在するが、いずれ
もβ1遺伝子を代表として解析に用いた。
を、公知の他の4種のIFN−βの塩基配列と比較し、
その結果を図2〜図5と、図6に示し、その一致率を下
記表1にまとめた。なお図2〜図5は、ヒト,マウス,
ウマ,ウシIFN−β遺伝子とCaIFN−β遺伝子の
塩基配列を相同部分が最大となるように並記した結果を
示し、また図6は、ヒト,マウス,ウマ,ウシIFN−
β遺伝子とCaIFN−β遺伝子の塩基配列から予想さ
れるアミノ酸配列を相同部分が最大となるように並記し
た結果を示し、これらの図中において「.」はCaIF
N−βと同じ塩基配列の場合、「−」は欠失が認められ
る場合を夫々示す。なお、ウシ、ウマにはそれぞれ3つ
もしくは2つのIFN−β遺伝子が存在するが、いずれ
もβ1遺伝子を代表として解析に用いた。
【0034】
【表1】
【0035】この結果から分かるように、得られたDN
A断片の塩基配列は、上記他の4種の哺乳類のIFN−
β遺伝子の塩基配列と70%前後の相同性が認められ
た。また、予想されるアミノ酸配列も同様に40〜60
%の相同性を示した。
A断片の塩基配列は、上記他の4種の哺乳類のIFN−
β遺伝子の塩基配列と70%前後の相同性が認められ
た。また、予想されるアミノ酸配列も同様に40〜60
%の相同性を示した。
【0036】また上記に示したアミノ酸配列の結果か
ら、CaIFN−β遺伝子はN末端のシグナル配列が他
種のIFN−βと比べて11アミノ酸長いことが判明し
た。また、2次構造、3次構造に影響されるといわれて
いるシステイン残基の位置は3ヶ所とも保存されてい
た。さらに、分泌されるときに切断されるシグナルペプ
チドは1番目のアミノ酸から31番目のアミノ酸までと
推定され、成熟分子は32番目のメチオニンをN末端に
もつと推定された。
ら、CaIFN−β遺伝子はN末端のシグナル配列が他
種のIFN−βと比べて11アミノ酸長いことが判明し
た。また、2次構造、3次構造に影響されるといわれて
いるシステイン残基の位置は3ヶ所とも保存されてい
た。さらに、分泌されるときに切断されるシグナルペプ
チドは1番目のアミノ酸から31番目のアミノ酸までと
推定され、成熟分子は32番目のメチオニンをN末端に
もつと推定された。
【0037】なお上記したDNA断片由来のタンパク質
が抗ウイルス活性を持つか否かは、以下の(3)で作出
した大腸菌の産生するタンパク質を用いて調べた。
が抗ウイルス活性を持つか否かは、以下の(3)で作出
した大腸菌の産生するタンパク質を用いて調べた。
【0038】(3)タンパク質生産菌の作出 図1に発現プラスミドの作製法を図示した。すなわち、
グルタチオン−S−転移酵素融合タンパク質として発現
させるpGEX−2Tベクター(ファルマシア社製)の
BamHIとEcoRIの部分にグルタチオン−S−転
移酵素タンパク質とアミノ酸のフレームが一致するよう
に下記のDNAプライマーBF3、BR3を合成した。
グルタチオン−S−転移酵素融合タンパク質として発現
させるpGEX−2Tベクター(ファルマシア社製)の
BamHIとEcoRIの部分にグルタチオン−S−転
移酵素タンパク質とアミノ酸のフレームが一致するよう
に下記のDNAプライマーBF3、BR3を合成した。
【0039】 BF3 5' -GCCGGGATCCATGAGCAACGACTTGCTTCG-3' BR3 5' -GGCCGAATTCTCAGTTCTGGAGATAATCTG-3' 上記プラスミドのうちの一つ(p31)から、PCR法
により目的とするDNA断片を得、このDNA断片をB
amHIとEcoRIで切断し、同様にBamHIとE
coRIで切断したpGEX−2TベクターとT4−リ
ガーゼでライゲーションして、プラスミドp31−1を
得た。
により目的とするDNA断片を得、このDNA断片をB
amHIとEcoRIで切断し、同様にBamHIとE
coRIで切断したpGEX−2TベクターとT4−リ
ガーゼでライゲーションして、プラスミドp31−1を
得た。
【0040】この反応液をコンピテント化した大腸菌J
M109と混合し、形質転換反応を行なって形質転換体
を得た。次に100μg/mlのアンピシリンを含むL
Bプレートに生育するクローンを100μg/mlのア
ンピシリンを含むLB培地2mlで培養し(37℃、一
晩)、アルカリミニスクリーン法でプラスミドを抽出
し、EcoRIとBamHIで切断して目的の大きさの
DNA断片を組み込んでいるクローン31−1を選ん
だ。
M109と混合し、形質転換反応を行なって形質転換体
を得た。次に100μg/mlのアンピシリンを含むL
Bプレートに生育するクローンを100μg/mlのア
ンピシリンを含むLB培地2mlで培養し(37℃、一
晩)、アルカリミニスクリーン法でプラスミドを抽出
し、EcoRIとBamHIで切断して目的の大きさの
DNA断片を組み込んでいるクローン31−1を選ん
だ。
【0041】(4)融合タンパク質としてのタンパク質
の生産 次に形質転換体である上記大腸菌31−1を用いてGS
T purificationmodul(ファルマシア社製)を使い、
添付のマニュアルに基づいて融合タンパク質の製造を行
なった。
の生産 次に形質転換体である上記大腸菌31−1を用いてGS
T purificationmodul(ファルマシア社製)を使い、
添付のマニュアルに基づいて融合タンパク質の製造を行
なった。
【0042】すなわち、初濃度OD600=0.1より
1.5時間培養し、0.1mMの濃度になるようにIP
TG(isopropyl β-D-thiogalactoside)を加え、さら
に4時間28℃で培養し、大腸菌内に融合タンパク質を
生産した。大腸菌を遠心分離により集菌し、PBS
(−)に浮遊させた後超音波処理によって菌を破壊し
た。融合タンパク質を1%ザルコシン酸ナトリウムで溶
解した後、グルタチオンセファロースカラムにかけ、結
合させた。10mMグルタチオンを含むトリス緩衝液で
融合タンパク質を溶出した。トロンビンを10ユニット
/mgタンパク質になるように加え、室温で18時間置
いてグルタチオン−S−転移酵素タンパク質とCaIF
N−βタンパク質を切り離した。透析でグルタチオンを
除去した後、グルタチオン−S−転移酵素とCaIFN
−βの混合物をグルタチオンカラムにかけ、素通り分画
をCaIFN−β検体とした。
1.5時間培養し、0.1mMの濃度になるようにIP
TG(isopropyl β-D-thiogalactoside)を加え、さら
に4時間28℃で培養し、大腸菌内に融合タンパク質を
生産した。大腸菌を遠心分離により集菌し、PBS
(−)に浮遊させた後超音波処理によって菌を破壊し
た。融合タンパク質を1%ザルコシン酸ナトリウムで溶
解した後、グルタチオンセファロースカラムにかけ、結
合させた。10mMグルタチオンを含むトリス緩衝液で
融合タンパク質を溶出した。トロンビンを10ユニット
/mgタンパク質になるように加え、室温で18時間置
いてグルタチオン−S−転移酵素タンパク質とCaIF
N−βタンパク質を切り離した。透析でグルタチオンを
除去した後、グルタチオン−S−転移酵素とCaIFN
−βの混合物をグルタチオンカラムにかけ、素通り分画
をCaIFN−β検体とした。
【0043】(5) 抗ウイルス活性測定法 上記のCaIFN−β検体活性を、上述したアームスト
ロング(Armstrong,1981 Meth.Enzymol. 78:381-387 )
に記載されている方法を参考にして下記のようにMDC
K細胞とVSV(Vesicular stomatitis virus)を用い
たCPE阻止の結果で測定した。
ロング(Armstrong,1981 Meth.Enzymol. 78:381-387 )
に記載されている方法を参考にして下記のようにMDC
K細胞とVSV(Vesicular stomatitis virus)を用い
たCPE阻止の結果で測定した。
【0044】すなわち、イヌ由来の培養細胞MDCKを
105 個/mlになるように0.5%牛胎児結成(FB
Sと略す)を含むダルベッコ変法イーグル最小必須培地
(DMEMと略す)に浮遊させ、0.1mlづつ96穴
マルチウエルプレートのウエルに分注した。約1日培養
した後、培養液を捨て、0.5%FBSを含むDMEM
で稀釈したCaIFN−β検体を加え、1日間検体をM
DCK細胞に作用させた。培養液及び検体を捨て、0.
5%FBSを含むDMEM存在下でVSVを感染させ、
2日後にVSV感染増殖によって生ずる細胞変性を観察
し、MDCK細胞のシート全体の損傷の程度を数値化
し、グラフ化した。グラフより50%の細胞変性を示す
と予想される検体の稀釈率の逆数をIFN活性として示
した。
105 個/mlになるように0.5%牛胎児結成(FB
Sと略す)を含むダルベッコ変法イーグル最小必須培地
(DMEMと略す)に浮遊させ、0.1mlづつ96穴
マルチウエルプレートのウエルに分注した。約1日培養
した後、培養液を捨て、0.5%FBSを含むDMEM
で稀釈したCaIFN−β検体を加え、1日間検体をM
DCK細胞に作用させた。培養液及び検体を捨て、0.
5%FBSを含むDMEM存在下でVSVを感染させ、
2日後にVSV感染増殖によって生ずる細胞変性を観察
し、MDCK細胞のシート全体の損傷の程度を数値化
し、グラフ化した。グラフより50%の細胞変性を示す
と予想される検体の稀釈率の逆数をIFN活性として示
した。
【0045】これによれば、精製したCaIFN−β検
体のIFN活性はmgあたり108単位と測定され、ヒ
ト、マウスのIFN−βと似た値を示した。したがって
配列番号1のタンパク質は、CaIFN−βの生物活性
を有するタンパク質であることが確認された。
体のIFN活性はmgあたり108単位と測定され、ヒ
ト、マウスのIFN−βと似た値を示した。したがって
配列番号1のタンパク質は、CaIFN−βの生物活性
を有するタンパク質であることが確認された。
【0046】(6)バキュロウイルストランスファーベ
クターの作製 図7にバキュロウイルストランスファーベクターを作製
する手順を図示した。すなわち、CaIFN−β遺伝子
のシグナルペプチドを含む全オープンリーディングフレ
ームを含むように下記のDNAプライマーBF−Ba
c、BR−Bacを合成した。なお、BF−Bacプラ
イマーの7番目から9番目の塩基、ATGは本遺伝子の
翻訳開始シグナルに相当する。また、BR−Bacプラ
イマーの5番目から10番目の塩基、GAATTCは、
トランスファーベクター挿入後にプロモータに対して順
方向か逆方向かが区別できるように付け加えた制限酵素
EcoRIの認識配列である。
クターの作製 図7にバキュロウイルストランスファーベクターを作製
する手順を図示した。すなわち、CaIFN−β遺伝子
のシグナルペプチドを含む全オープンリーディングフレ
ームを含むように下記のDNAプライマーBF−Ba
c、BR−Bacを合成した。なお、BF−Bacプラ
イマーの7番目から9番目の塩基、ATGは本遺伝子の
翻訳開始シグナルに相当する。また、BR−Bacプラ
イマーの5番目から10番目の塩基、GAATTCは、
トランスファーベクター挿入後にプロモータに対して順
方向か逆方向かが区別できるように付け加えた制限酵素
EcoRIの認識配列である。
【0047】 BF−Bac 5’−GGCCCCATGGTAATAGGTGAGACTCTTCCC− 3’ BR−Bac 5’−GGCCGAATTCTCAGTTCTGGAGATAATCTG− 3’ すなわち、最初にPCR増幅DNA断片をクローン化し
たプラスミドのうち、配列番号1にFすイヌIFN−β
遺伝子の塩基配列を持つものを選び、それを鋳型とし
て、BF−Bac、BR−Bacプライマーを用いてP
CR法により全オープンリーディングフレームを含むD
NA断片を増幅した。
たプラスミドのうち、配列番号1にFすイヌIFN−β
遺伝子の塩基配列を持つものを選び、それを鋳型とし
て、BF−Bac、BR−Bacプライマーを用いてP
CR法により全オープンリーディングフレームを含むD
NA断片を増幅した。
【0048】すなわち、本プラスミド0.1μg/50
μl、1μMの各プライマー、それぞれ200μMのデ
オキシヌクレオチド、10mMの塩化カリウム、10m
Mのトリス−塩酸(pH7.5)、2mMの塩化マグネ
シウムに、10ユニットの市販のVent ポリメラー
ゼ(New England Biolab. Inc )を加えて総量50μl
とし、パラフィンオイルを重層し、94℃で45秒、5
0℃で60秒、72℃で120秒を1サイクルとしたP
CRを20サイクル行った。クロロフォルムを加えてパ
ラフィンオイルを除去し、増幅されたDNA断片をアガ
ロース電気泳動で確認した。
μl、1μMの各プライマー、それぞれ200μMのデ
オキシヌクレオチド、10mMの塩化カリウム、10m
Mのトリス−塩酸(pH7.5)、2mMの塩化マグネ
シウムに、10ユニットの市販のVent ポリメラー
ゼ(New England Biolab. Inc )を加えて総量50μl
とし、パラフィンオイルを重層し、94℃で45秒、5
0℃で60秒、72℃で120秒を1サイクルとしたP
CRを20サイクル行った。クロロフォルムを加えてパ
ラフィンオイルを除去し、増幅されたDNA断片をアガ
ロース電気泳動で確認した。
【0049】反応液に2ユニットのクレノウ酵素(宝酒
造社製)を加え、室温で25分間静置してDNA断片を
平滑化した。フェノール抽出によりクレノウ酵素を除い
た後、エタノール沈澱を行い、DNAサンプルを濃縮し
た。1%アガロースゲル電気泳動を行い、目的とする約
0.6kbのDNA断片を含むアガロースブロックを切
り出した。DNA断片はジーンクリーンキットII(Bio
101, Inc社製)を用いて、添付のプロトコルに従い精製
した。
造社製)を加え、室温で25分間静置してDNA断片を
平滑化した。フェノール抽出によりクレノウ酵素を除い
た後、エタノール沈澱を行い、DNAサンプルを濃縮し
た。1%アガロースゲル電気泳動を行い、目的とする約
0.6kbのDNA断片を含むアガロースブロックを切
り出した。DNA断片はジーンクリーンキットII(Bio
101, Inc社製)を用いて、添付のプロトコルに従い精製
した。
【0050】DNA断片を10mM トリス塩酸(pH
8.0)、5mM 塩化マグネシウムを含むバッファに
溶解し、5mMになるようにATPを加え、10ユニッ
トのポリヌクレオチドキナーゼ(ベーリンガーマンハイ
ム社製)を用いて、DNA断片の5’末端を燐酸化し
た。
8.0)、5mM 塩化マグネシウムを含むバッファに
溶解し、5mMになるようにATPを加え、10ユニッ
トのポリヌクレオチドキナーゼ(ベーリンガーマンハイ
ム社製)を用いて、DNA断片の5’末端を燐酸化し
た。
【0051】一方、トランスファーベクターDNAは以
下のように調製した。pBacPAK1トランスファー
ベクター(CLONOTECH Laboratories, Inc 社製)のBa
mHIサイトにSmaIリンカーを挿入したトランスフ
ァーベクターpBacPAK−ISをSmaIで切断
し、2ユニットのバクテリア由来アルカリフォスファタ
ーゼ(BAP、宝酒造社製)で5’末端の燐酸基を除去
した。55℃で30分処理することでバクテリア由来ア
ルカリフォスファターゼを失活させ、フェノール抽出で
酵素を除いてエタノール沈澱によりベクターDNAを濃
縮した。
下のように調製した。pBacPAK1トランスファー
ベクター(CLONOTECH Laboratories, Inc 社製)のBa
mHIサイトにSmaIリンカーを挿入したトランスフ
ァーベクターpBacPAK−ISをSmaIで切断
し、2ユニットのバクテリア由来アルカリフォスファタ
ーゼ(BAP、宝酒造社製)で5’末端の燐酸基を除去
した。55℃で30分処理することでバクテリア由来ア
ルカリフォスファターゼを失活させ、フェノール抽出で
酵素を除いてエタノール沈澱によりベクターDNAを濃
縮した。
【0052】PCR増幅し、後処理を行ったDNA断片
100fmolとpBacPAK−ISベクターDNA
40fmolを混合し、ライゲーション反応を行い、反
応液をコンピテント化した大腸菌K12株由来TB1と
混和し、形質転換反応を行って形質転換体を得た。次に
100μg/mlのアンピシリンを含むLBプレートに
生育するクローンを100μg/mlのアンピシリンを
含むLB培地2mlで37℃、一晩培養し、アルカリミ
ニスクリーン法でプラスミドを抽出し、BamHIで切
断し、約0.6kbのインサートを含むプラスミドを持
つクローンを選別し、Bac−βシリーズとした。これ
らの形質転換体の持つプラスミドをpBac−βシリー
ズと命名した。
100fmolとpBacPAK−ISベクターDNA
40fmolを混合し、ライゲーション反応を行い、反
応液をコンピテント化した大腸菌K12株由来TB1と
混和し、形質転換反応を行って形質転換体を得た。次に
100μg/mlのアンピシリンを含むLBプレートに
生育するクローンを100μg/mlのアンピシリンを
含むLB培地2mlで37℃、一晩培養し、アルカリミ
ニスクリーン法でプラスミドを抽出し、BamHIで切
断し、約0.6kbのインサートを含むプラスミドを持
つクローンを選別し、Bac−βシリーズとした。これ
らの形質転換体の持つプラスミドをpBac−βシリー
ズと命名した。
【0053】挿入されたDNA断片は平滑末端でライゲ
ーションしたため、pBac−βシリーズのプラスミド
には、バキュロウイルス多核体プロモータに対して順方
向、逆方向に結合したインサートを持つプラスミドが
1:1で混合している(図8)。多核体タンパク質プロ
モータに対して順方向の場合には、EcoRIとHin
dIII で切断した場合に450bpのバンドが、同様に
逆方向の場合は1040bpのバンドが出現する。そこ
で得られたプラスミドを、EcoRIとHindIII で
切断し、それぞれのDNAクローンのインサートのプロ
モータに対する方向を決定した。
ーションしたため、pBac−βシリーズのプラスミド
には、バキュロウイルス多核体プロモータに対して順方
向、逆方向に結合したインサートを持つプラスミドが
1:1で混合している(図8)。多核体タンパク質プロ
モータに対して順方向の場合には、EcoRIとHin
dIII で切断した場合に450bpのバンドが、同様に
逆方向の場合は1040bpのバンドが出現する。そこ
で得られたプラスミドを、EcoRIとHindIII で
切断し、それぞれのDNAクローンのインサートのプロ
モータに対する方向を決定した。
【0054】プロモータに対して順方向のインサートを
持つプラスミドpBac−β3を持つ大腸菌クローンB
ac−β3を選び、100mlで培養し、プラスミドD
NAをQiagenカラム(DIAGEN, GmbH、 QIAGEN, In
c 社製)で添付のプロトコルに従って精製した。
持つプラスミドpBac−β3を持つ大腸菌クローンB
ac−β3を選び、100mlで培養し、プラスミドD
NAをQiagenカラム(DIAGEN, GmbH、 QIAGEN, In
c 社製)で添付のプロトコルに従って精製した。
【0055】(7)組換えバキュロウイルスの作製 組換えバキュロウイルスの作製法の概略を図9に示す。
トランスファーベクターDNAと制限酵素Bsu36I
で切断したウイルスDNAをリポフェクチンに吸着さ
せ、Sf21AE細胞に加えると、DNA−リポフェク
チン複合体はSf21AE細胞に取り込まれ、低頻度で
はあるが、両DNA間で相同組換えが生じ、トランスフ
ァーベクター中の組換え遺伝子がバキュロウイルスDN
Aに挿入され、同時にウイルスDNAの制限酵素Bsu
36Iによる切断点が除去される。相同組換えを起こさ
なかった切断されたウイルスDNAは、切断点を修復す
ることができず、増殖することはごく稀である。
トランスファーベクターDNAと制限酵素Bsu36I
で切断したウイルスDNAをリポフェクチンに吸着さ
せ、Sf21AE細胞に加えると、DNA−リポフェク
チン複合体はSf21AE細胞に取り込まれ、低頻度で
はあるが、両DNA間で相同組換えが生じ、トランスフ
ァーベクター中の組換え遺伝子がバキュロウイルスDN
Aに挿入され、同時にウイルスDNAの制限酵素Bsu
36Iによる切断点が除去される。相同組換えを起こさ
なかった切断されたウイルスDNAは、切断点を修復す
ることができず、増殖することはごく稀である。
【0056】したがって、組換えウイルスDNAのみが
複製・増殖し、ウイルス粒子を形成し、細胞シート上に
明瞭なプラークを生じるため、そのプラークを指標に組
換えウイルスを単離することができる。この方法は一般
的に広く用いられている。
複製・増殖し、ウイルス粒子を形成し、細胞シート上に
明瞭なプラークを生じるため、そのプラークを指標に組
換えウイルスを単離することができる。この方法は一般
的に広く用いられている。
【0057】以下に具体的な方法を示す。
【0058】Sf21AE細胞を10%非動化牛胎児血
清(FBS)と0.26%のバクトトリプトースブロス
(BTB)を含むグレース培地(ギブコ社製)で培養
し、1x106/穴の数を6穴プレートに分注し、室温
で1時間以上培養し、細胞をプレート穴底面に接着させ
た。
清(FBS)と0.26%のバクトトリプトースブロス
(BTB)を含むグレース培地(ギブコ社製)で培養
し、1x106/穴の数を6穴プレートに分注し、室温
で1時間以上培養し、細胞をプレート穴底面に接着させ
た。
【0059】一方、pBac−β3トランスファーベク
ターDNA1μgと制限酵素Bsu36Iで切断したB
acPAK6ウイルスDNA(CLONOTECH Laboratorie
s, Inc 社製)20ngを混合し、全量を8μlとし
た。リポフェクチン(BRL社製)を8μl加え、混合
した後、約15分間室温で静置し、DNA−リポフェク
チン複合体を形成させた。
ターDNA1μgと制限酵素Bsu36Iで切断したB
acPAK6ウイルスDNA(CLONOTECH Laboratorie
s, Inc 社製)20ngを混合し、全量を8μlとし
た。リポフェクチン(BRL社製)を8μl加え、混合
した後、約15分間室温で静置し、DNA−リポフェク
チン複合体を形成させた。
【0060】上記のように準備したSf21AE細胞を
血清を含まないグレース培地で洗浄し、1mlグレース
培地を加えた。そこに16μlのDNA−リポフェクチ
ン複合体を加え、27℃で5時間培養した。1mlの1
0%FBSと0.26%BTBを含むグレース培地を加
え、27℃でさらに3日間培養し、プラークが形成され
るのを確認した。培養上清を無菌的にとり、一部でIF
N活性を測定し、残りをプラーククローニングに用い
た。
血清を含まないグレース培地で洗浄し、1mlグレース
培地を加えた。そこに16μlのDNA−リポフェクチ
ン複合体を加え、27℃で5時間培養した。1mlの1
0%FBSと0.26%BTBを含むグレース培地を加
え、27℃でさらに3日間培養し、プラークが形成され
るのを確認した。培養上清を無菌的にとり、一部でIF
N活性を測定し、残りをプラーククローニングに用い
た。
【0061】プラーククローニングは以下のように行っ
た。
た。
【0062】培養上清を10倍段階希釈し、6穴プレー
トに接着させたSf21AE細胞に希釈した培養上清を
200μl加え、1時間静置し、ウイルスを細胞に吸着
させた。1%アガロースを含むグレース培地を2ml/
穴で重層し、さらに1mlの10%FBSと0.26%
BTBを含むグレース培地を重層し、27℃で3日間培
養した。出現したプラークを肉眼で容易に観察するため
に、0.01%中性赤を含むPBS(−)を1ml重層
し、一晩静置した。多核体を生産していない明瞭なプラ
ークを選び、アガロース中に分泌されているウイルス粒
子をアガロースごと切り出し、0.5mlの10%FB
Sと0.26%BTBを含むグレース培地にいれ、超音
波により分散させた。3000rpm×5分間遠心し、
その上清を組換えバキュロウイルスサンプルとして4℃
で保存し、一方で、次のプラーククローニングの材料と
した。
トに接着させたSf21AE細胞に希釈した培養上清を
200μl加え、1時間静置し、ウイルスを細胞に吸着
させた。1%アガロースを含むグレース培地を2ml/
穴で重層し、さらに1mlの10%FBSと0.26%
BTBを含むグレース培地を重層し、27℃で3日間培
養した。出現したプラークを肉眼で容易に観察するため
に、0.01%中性赤を含むPBS(−)を1ml重層
し、一晩静置した。多核体を生産していない明瞭なプラ
ークを選び、アガロース中に分泌されているウイルス粒
子をアガロースごと切り出し、0.5mlの10%FB
Sと0.26%BTBを含むグレース培地にいれ、超音
波により分散させた。3000rpm×5分間遠心し、
その上清を組換えバキュロウイルスサンプルとして4℃
で保存し、一方で、次のプラーククローニングの材料と
した。
【0063】この操作を3回繰り返し、クローン化され
た組換えバキュロウイルスIBacβ1とIBacβ2
を得た。
た組換えバキュロウイルスIBacβ1とIBacβ2
を得た。
【0064】(8)組換えバキュロウイルスのCaIF
N−β産生 IBacβ1とIBacβ2をmoi=10でSf21
AE細胞に感染させ、経時的に培養上清をサンプリング
し、IFN活性の生産を調べた(表2)。IFN活性は
A72細胞を用いて以下の手順で行った。
N−β産生 IBacβ1とIBacβ2をmoi=10でSf21
AE細胞に感染させ、経時的に培養上清をサンプリング
し、IFN活性の生産を調べた(表2)。IFN活性は
A72細胞を用いて以下の手順で行った。
【0065】
【表2】
【0066】イヌ由来の培養細胞、A72(大日本製薬
(株)社より購入)を3×105 個/mlになるように
20%FBSを含むL−15(大日本製薬(株)社製)
に浮遊させ、0.1mlずつを96穴マルチウェルプレ
ートに分注した。約1日培養した後、培養液を捨て、5
%FBSを含むL−15で希釈した検体を加え、1日間
検体をA72細胞に作用させた。培養液及び検体を捨
て、10mMのHEPES(pH7.4)と5%FBS
を含むL−15存在下でVSV(Vesicular stomatitis
virus)を感染させ、24時間後にVSV感染増殖によ
って生じる細胞変性を観察し、A72細胞のシート全体
の損傷の程度を数値化し、グラフ化した。グラフより5
0%の細胞変性を示すと予想される検体の希釈率の逆数
をIFN活性として示した。
(株)社より購入)を3×105 個/mlになるように
20%FBSを含むL−15(大日本製薬(株)社製)
に浮遊させ、0.1mlずつを96穴マルチウェルプレ
ートに分注した。約1日培養した後、培養液を捨て、5
%FBSを含むL−15で希釈した検体を加え、1日間
検体をA72細胞に作用させた。培養液及び検体を捨
て、10mMのHEPES(pH7.4)と5%FBS
を含むL−15存在下でVSV(Vesicular stomatitis
virus)を感染させ、24時間後にVSV感染増殖によ
って生じる細胞変性を観察し、A72細胞のシート全体
の損傷の程度を数値化し、グラフ化した。グラフより5
0%の細胞変性を示すと予想される検体の希釈率の逆数
をIFN活性として示した。
【0067】両組換えバキュロウイルス感染細胞の培養
液中には感染24時間後からIFN活性が見いだされ、
72時間後に最大となり、生産量は約105 ユニット/
mlのIFN活性に達した。また、両クローンのIFN
活性生産量はほぼ同じだった。非感染対照の培養上清で
はIFN活性は見いだされなかった。
液中には感染24時間後からIFN活性が見いだされ、
72時間後に最大となり、生産量は約105 ユニット/
mlのIFN活性に達した。また、両クローンのIFN
活性生産量はほぼ同じだった。非感染対照の培養上清で
はIFN活性は見いだされなかった。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、CaIFN−βの生物
活性を有するタンパク質を形質転換した微生物を用いて
大量に製造することができ、ワクチン以外の有効な治療
薬は知られていない犬の抗ウイルス剤、抗腫瘍剤、この
タンパク質を移用することが期待できるという効果が得
られる。
活性を有するタンパク質を形質転換した微生物を用いて
大量に製造することができ、ワクチン以外の有効な治療
薬は知られていない犬の抗ウイルス剤、抗腫瘍剤、この
タンパク質を移用することが期待できるという効果が得
られる。
【0069】
【配列番号1】 10 20 30 40 50 60 TGGGAAATTCCTCTGCGATAGAAAGAGGACCATCCTGTATAAATAGGGCTACACTCCTGG 70 80 90 100 110 120 TAGAAGGGCATTTGCGCTCTGAACTCTCAGAGCTTTGGCTTCAGCATCGAGATGGTAATA MetValIle 130 140 150 160 170 180 GGTGAGACTCTTCCCATTTTCATCATGACCAGTAGATGCATCCTCCAAACAACTCTCCTG GlyGluThrLeuProIlePheIleMetThrSerArgCysIleLeuGlnThrThrLeuLeu 190 200 210 220 230 240 TTGTATTTCTCCACCATGGCTCTTGCCATGAGCAACGACTTGCTTCGATCCCAGCTAAGC LeuTyrPheSerThrMetAlaLeuAlaMetSerAsnAspLeuLeuArgSerGlnLeuSer 250 260 270 280 290 300 AGCAGCAGTTTGGAGTGTCAGGAGCTCCTATTACAGTTGAATGGAACCACTGAATATTGC SerSerSerLeuGluCysGlnGluLeuLeuLeuGlnLeuAsnGlyThrThrGluThrCys 310 320 330 340 350 360 CTCAAGGACAGGATAAACTTCGAGATCCCTGAGGAAATCGAGAAATCACGCCAGTTCCAG LeuLysAspArgIleAsnPheGluIleProGluGluIleGluLysSerArgGlnPheGln 370 380 390 400 410 420 AAGGAGGACATCATATTGATCACCCATGAGATGTTCCAGAAGATCTTTGATATTTTCAGG LysGluAspIleIleLeuIleThrHisGluMetPheGlnLysIlePheAspIlePheArg 430 440 450 460 470 480 AGAAATATCTCTAGAACAGGATGGAATGAGACCACTGTCGAGAACCTTCTTGTGAAGCTC ArgAsnIleSerArgThrGlyTrpAsnGluThrThrValGluAsnLeuLeuValLysLeu 490 500 510 520 530 540 CACTGGCAGAAGGAACATCTGGAGATAATCCTGGAGGACGTCAAAGAGAAGGAAAACTTC HisTrpGlnLysGluHisLeuGluIleIleLeuGluAspValLysGluLysGluAsnPhe 550 560 570 580 590 600 ACCTGGGACAACAGGACTCTTCTGCACCTGAAGAAATATTACTTAAGGATTGTGCAGTAC ThrTrpAspAsnArgThrLeuLeuHisLeuLysLysTyrTyrLeuArgIleValGlnTyr 610 620 630 640 650 660 CTGAAGGCCAAGGAGTACAGCATCTGTGCCTGGACAATAGTCCAAGCAGAAATCTGCAGG LeuLysAlaLysGluTyrSerIleCysAlaTrpThrIleValGlnAlaGluIleCysArg 670 680 690 700 710 720 AACTTTTTCTTCCTTAATATACTTACAGATTATCTCCAGAACTGAAGATCTCTCAGCCTC AsnPhePhePheLeuAsnIleLeuThrAspTyrLeuGlnAsn*** 730 740 750 760 770 780 TGCCTCTCGGAATGGACGATGCTTGACAAGGATTTCAGGCATTCCTCAACTGGCAGATGC 790 800 810 819 TCTGTAAGTGACAGCTAATGTACTGCATTTGAAAGGACA
【図1】CaIFN−β遺伝子を大腸菌で発現させたプ
ラスミドの構築を示す図。
ラスミドの構築を示す図。
【図2】ヒト、、マウス、ウマ、ウシIFN−β遺伝子
とCaIFN−β遺伝子の塩基配列を、相同部分が最大
となるように並記した結果を示す。但し、CaIFN−
β遺伝子と同じ塩基配列の場合は「.」で示し、欠失が
認められる場合は「- 」で示した。
とCaIFN−β遺伝子の塩基配列を、相同部分が最大
となるように並記した結果を示す。但し、CaIFN−
β遺伝子と同じ塩基配列の場合は「.」で示し、欠失が
認められる場合は「- 」で示した。
【図3】図2の続きを示す。
【図4】図3の続きを示す。
【図5】図4の続きを示す。
【図6】図2〜図5のヒト、マウス、ウマ、ウシIFN
−β遺伝子とCaIFN−β遺伝子の塩基配列から予想
されるアミノ酸配列を相同部分が最大となるように並記
した結果を示した図。
−β遺伝子とCaIFN−β遺伝子の塩基配列から予想
されるアミノ酸配列を相同部分が最大となるように並記
した結果を示した図。
【図7】バキュロウイルストランスフファベクターの作
成法を説明するための図。
成法を説明するための図。
【図8】図7の方法で挿入されたDNA断片の方向を調
べる方法を説明する図。
べる方法を説明する図。
【図9】組換えバキュロウイルスの作製法を説明するた
めの図。
めの図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 5/10 7/00 8931−4B 15/09 ZNA C12P 21/02 F 9282−4B // A61K 38/21 ADU ADY (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12N 5/10 C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:91) (C12P 21/02 F C12R 1:19) A61K 37/66 ADU F ADY F (C12N 5/00 B C12R 1:91)
Claims (8)
- 【請求項1】 配列番号1のアミノ酸配列若しくはその
一部を有するイヌインターフェロン−βの生物活性を有
するタンパク質。 - 【請求項2】 請求項1のアミノ酸配列若しくはその一
部を有するタンパク質をコードする遺伝子断片。 - 【請求項3】 請求項1のアミノ酸配列若しくはその一
部を有するタンパク質をコードする遺伝子断片が組み込
まれ、そのタンパク質を産生することができる合成組換
えウイルスベクター。 - 【請求項4】 請求項1のアミノ酸配列若しくはその一
部を有するタンパク質をコードする遺伝子断片が組み込
まれ、このタンパク質を産生することができる合成プラ
スミド。 - 【請求項5】 請求項1のアミノ酸配列若しくはその一
部を有するタンパク質をコードする遺伝子断片が組み込
まれ、このタンパク質を産生することができる合成プラ
スミドにより宿主細胞を形質転換した真核細胞。 - 【請求項6】 請求項1のアミノ酸配列若しくはその一
部を有するタンパク質をコードする遺伝子断片が組み込
まれ、このタンパク質を産生することができる合成プラ
スミドにより宿主細胞を形質転換した原核細胞。 - 【請求項7】 請求項1のアミノ酸配列の一部を有する
タンパク質をコードする遺伝子断片が組み込まれ、この
タンパク質を産生することができる合成プラスミドによ
り形質転換された工業技術院生命工学工業技術研究所寄
託FERMP−14432号の大腸菌。 - 【請求項8】 請求項3のウイルスベクターである組換
えバキュロウイルスを昆虫細胞に感染し、あるいは請求
項5又は6の形質転換された細胞、または請求項7の大
腸菌を培養し、産生される請求項1に記載のタンパク質
を分離回収することを特徴とするイヌインターフェロン
−βの生物活性を有するタンパク質の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7181477A JPH0892292A (ja) | 1994-07-21 | 1995-07-18 | イヌインターフェロン−βの生物活性を有するタンパク質 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-169361 | 1994-07-21 | ||
| JP16936194 | 1994-07-21 | ||
| JP7181477A JPH0892292A (ja) | 1994-07-21 | 1995-07-18 | イヌインターフェロン−βの生物活性を有するタンパク質 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0892292A true JPH0892292A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=26492723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7181477A Pending JPH0892292A (ja) | 1994-07-21 | 1995-07-18 | イヌインターフェロン−βの生物活性を有するタンパク質 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0892292A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108424915A (zh) * | 2018-01-12 | 2018-08-21 | 中国农业科学院北京畜牧兽医研究所 | 犬干扰素-α2重组蛋白的制备方法 |
| CN108486127A (zh) * | 2018-01-12 | 2018-09-04 | 中国农业科学院北京畜牧兽医研究所 | 犬干扰素-α6α7重组蛋白及其制备方法与应用 |
-
1995
- 1995-07-18 JP JP7181477A patent/JPH0892292A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108424915A (zh) * | 2018-01-12 | 2018-08-21 | 中国农业科学院北京畜牧兽医研究所 | 犬干扰素-α2重组蛋白的制备方法 |
| CN108486127A (zh) * | 2018-01-12 | 2018-09-04 | 中国农业科学院北京畜牧兽医研究所 | 犬干扰素-α6α7重组蛋白及其制备方法与应用 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041012 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050111 |