JPH0892371A - 剥離性シリコ−ン組成物 - Google Patents
剥離性シリコ−ン組成物Info
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- JPH0892371A JPH0892371A JP22962594A JP22962594A JPH0892371A JP H0892371 A JPH0892371 A JP H0892371A JP 22962594 A JP22962594 A JP 22962594A JP 22962594 A JP22962594 A JP 22962594A JP H0892371 A JPH0892371 A JP H0892371A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 低速および高速の剥離時において剥離が軽
く、しかも残留接着率の低下が少ない優れた剥離皮膜を
与える剥離性シリコーン組成物を提供する。 【構成】 硬化して剥離性皮膜を形成するオルガノポリ
シロキサンを含む主成分100 重量部と、1分子中に、少
なくとも1個のケイ素原子に結合した下記(化1)に示
される基(ここでmは2〜12の整数、xは2〜5の整
数)、を有する25℃の粘度が10〜105cp である添加成分
のオルガノポリシロキサン0.1 〜50重量部とからなるこ
とを特徴とする剥離性シリコーン組成物。 【化1】
く、しかも残留接着率の低下が少ない優れた剥離皮膜を
与える剥離性シリコーン組成物を提供する。 【構成】 硬化して剥離性皮膜を形成するオルガノポリ
シロキサンを含む主成分100 重量部と、1分子中に、少
なくとも1個のケイ素原子に結合した下記(化1)に示
される基(ここでmは2〜12の整数、xは2〜5の整
数)、を有する25℃の粘度が10〜105cp である添加成分
のオルガノポリシロキサン0.1 〜50重量部とからなるこ
とを特徴とする剥離性シリコーン組成物。 【化1】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低速及び高速剥離時に
軽い剥離力で剥離し、かつ残留接着率の低下の少ない剥
離皮膜を与える剥離紙用シリコーン組成物に関するもの
で、テープの背面処理剤やラベルの剥離ライナーとして
利用可能な剥離性シリコーン組成物に関する。
軽い剥離力で剥離し、かつ残留接着率の低下の少ない剥
離皮膜を与える剥離紙用シリコーン組成物に関するもの
で、テープの背面処理剤やラベルの剥離ライナーとして
利用可能な剥離性シリコーン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙,加工紙,プラスチックフイル
ムなどの基材と粘着物質との接着、固着を防止すること
を目的として、基材面にシリコーン組成物の皮膜を形成
し離型性を付与することが行われている。この場合、基
材面にシリコーン皮膜を形成する方法としては、白金
系化合物を触媒として、脂肪族不飽和基を含有するオル
ガノポリシロキサンとオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンとを付加反応させて離型性皮膜を形成する方法、
有機すず化合物などの有機酸金属塩触媒を使用してオ
ルガノポリシロキサンを縮合反応させて離型性皮膜を形
成する方法などが知られている。これらの方法に使用す
るシリコーン組成物は、いずれも加熱によって皮膜を形
成させる熱キュアータイプと称されるものであり、その
性状によってシリコーンをトルエンなどの有機溶剤に溶
解させた溶剤タイプ、水に分散させたエマルジョンタイ
プ、シリコーンのみからなる無溶剤タイプに分類され
る。さらに、これら剥離性シリコーン組成物において
は、粘着紙製造時における巻き戻し工程、粘着ラベルの
製造時におけるカス取り工程およびラベル貼付工程など
での作業性を向上させるためにフェニル基含有の非官能
性オルガノポリシロキサンを添加して高速剥離時の軽剥
離化を図ることが特公平3ー52498号公報に提案さ
れている。
ムなどの基材と粘着物質との接着、固着を防止すること
を目的として、基材面にシリコーン組成物の皮膜を形成
し離型性を付与することが行われている。この場合、基
材面にシリコーン皮膜を形成する方法としては、白金
系化合物を触媒として、脂肪族不飽和基を含有するオル
ガノポリシロキサンとオルガノハイドロジェンポリシロ
キサンとを付加反応させて離型性皮膜を形成する方法、
有機すず化合物などの有機酸金属塩触媒を使用してオ
ルガノポリシロキサンを縮合反応させて離型性皮膜を形
成する方法などが知られている。これらの方法に使用す
るシリコーン組成物は、いずれも加熱によって皮膜を形
成させる熱キュアータイプと称されるものであり、その
性状によってシリコーンをトルエンなどの有機溶剤に溶
解させた溶剤タイプ、水に分散させたエマルジョンタイ
プ、シリコーンのみからなる無溶剤タイプに分類され
る。さらに、これら剥離性シリコーン組成物において
は、粘着紙製造時における巻き戻し工程、粘着ラベルの
製造時におけるカス取り工程およびラベル貼付工程など
での作業性を向上させるためにフェニル基含有の非官能
性オルガノポリシロキサンを添加して高速剥離時の軽剥
離化を図ることが特公平3ー52498号公報に提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、剥離性シリコ
ーン組成物にフェニル基含有の非官能性オルガノポリシ
ロキサンを添加すると剥離力は低下するものの、非反応
成分のブルーミングにより残留接着率も大幅に低下して
しまうという問題点があり、作業性を向上させることが
困難であるのが現状である。本発明は、前記問題点を解
決するためになされたもので、低速および高速の剥離時
において剥離が軽く、しかも残留接着率の低下が少ない
優れた剥離皮膜を与える剥離性シリコーン組成物を提供
することを目的とする。
ーン組成物にフェニル基含有の非官能性オルガノポリシ
ロキサンを添加すると剥離力は低下するものの、非反応
成分のブルーミングにより残留接着率も大幅に低下して
しまうという問題点があり、作業性を向上させることが
困難であるのが現状である。本発明は、前記問題点を解
決するためになされたもので、低速および高速の剥離時
において剥離が軽く、しかも残留接着率の低下が少ない
優れた剥離皮膜を与える剥離性シリコーン組成物を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意検討を重ねた結果、硬化して剥離性皮
膜を形成するオルガノポリシロキサンを含む主成分100
重量部と、1分子中に少なくとも1個のケイ素原子に結
合した下記(化2)で示される基(ここでmは2〜12の
整数,xは2〜5の整数)を有する25℃の粘度が10〜10
5cp であるオルガノポリシロキサン0.1 〜50重量部とか
らなる剥離性シリコーン組成物が、低速および高速での
剥離時において軽い剥離力を与えることができる上、残
留接着率の低下が少ない剥離皮膜を与え、そのため粘着
紙製造時における巻き戻し工程および粘着ラベルの製造
時におけるカス取り工程、ラベル貼付工程などを高速化
して工程を合理化し、作業性を向上させることができる
ことを見出し、本発明を完成した。
達成するため鋭意検討を重ねた結果、硬化して剥離性皮
膜を形成するオルガノポリシロキサンを含む主成分100
重量部と、1分子中に少なくとも1個のケイ素原子に結
合した下記(化2)で示される基(ここでmは2〜12の
整数,xは2〜5の整数)を有する25℃の粘度が10〜10
5cp であるオルガノポリシロキサン0.1 〜50重量部とか
らなる剥離性シリコーン組成物が、低速および高速での
剥離時において軽い剥離力を与えることができる上、残
留接着率の低下が少ない剥離皮膜を与え、そのため粘着
紙製造時における巻き戻し工程および粘着ラベルの製造
時におけるカス取り工程、ラベル貼付工程などを高速化
して工程を合理化し、作業性を向上させることができる
ことを見出し、本発明を完成した。
【0005】
【化2】
【0006】本発明における主成分は、従来公知の剥離
性組成物をそのまま使用することができるが、前述の付
加反応型、縮合反応型組成物以外にも、例えばアクリル
シリコーンを電子線で硬化させる組成物、アクリルシリ
コーンに光重合開始剤を添加したものを紫外線で硬化さ
せる組成物なども用いることができる。このような組成
物のなかで、付加反応型のものは剥離力が軽く、かつ残
留接着率が高いことから、本発明においては、硬化して
剥離性皮膜を形成する組成物の主成分として付加反応型
のオルガノポリシロキサンを用いた。
性組成物をそのまま使用することができるが、前述の付
加反応型、縮合反応型組成物以外にも、例えばアクリル
シリコーンを電子線で硬化させる組成物、アクリルシリ
コーンに光重合開始剤を添加したものを紫外線で硬化さ
せる組成物なども用いることができる。このような組成
物のなかで、付加反応型のものは剥離力が軽く、かつ残
留接着率が高いことから、本発明においては、硬化して
剥離性皮膜を形成する組成物の主成分として付加反応型
のオルガノポリシロキサンを用いた。
【0007】本発明において主成分として使用可能な付
加反応型オルガノポリシロキサン組成物は各々公知のも
ので、これは次の3成分からなる。 (A)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合し
たアルケニル基を有し、25℃における粘度が50cp以上の
オルガノポリシロキサン (B)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合し
た水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキ
サン (C)白金系付加反応触媒 ここで(A)成分のオルガノポリシロキサンは、1分子
中に少なくとも2個のケイ素原子に結合したアルケニル
基を有するものである。アルケニル基としてはビニル
基,アリル基,ヘキセニル基,ドデセニル基などが例示
され、経済性から好ましいアルケニル基としてはビニル
基である。このアルケニル基はオルガノポリシロキサン
中の全有機基に対して、0.05〜50モル%、特に0.2 〜10
モル%含有することが好ましい。アルケニル基含量が0.
05モル%に満たないと実質的な硬化速度が得られない場
合があり、50モル%を超えると合成が困難になる上、剥
離力も重くなる。
加反応型オルガノポリシロキサン組成物は各々公知のも
ので、これは次の3成分からなる。 (A)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合し
たアルケニル基を有し、25℃における粘度が50cp以上の
オルガノポリシロキサン (B)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に結合し
た水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキ
サン (C)白金系付加反応触媒 ここで(A)成分のオルガノポリシロキサンは、1分子
中に少なくとも2個のケイ素原子に結合したアルケニル
基を有するものである。アルケニル基としてはビニル
基,アリル基,ヘキセニル基,ドデセニル基などが例示
され、経済性から好ましいアルケニル基としてはビニル
基である。このアルケニル基はオルガノポリシロキサン
中の全有機基に対して、0.05〜50モル%、特に0.2 〜10
モル%含有することが好ましい。アルケニル基含量が0.
05モル%に満たないと実質的な硬化速度が得られない場
合があり、50モル%を超えると合成が困難になる上、剥
離力も重くなる。
【0008】ケイ素原子に結合するアルケニル基以外の
有機基としては、例えば、メチル基,エチル基,プロピ
ル基等のアルキル基;フェニル基,トリル基等のアリー
ル基;あるいはこれらの炭素原子に結合した水素原子の
一部または全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換し
た同種または異種の置換または非置換の一価炭化水素基
などが挙げられる。なおケイ素原子に結合するアルケニ
ル基以外の有機基は、全有機基に対して50モル%がメチ
ル基であることが好ましい。
有機基としては、例えば、メチル基,エチル基,プロピ
ル基等のアルキル基;フェニル基,トリル基等のアリー
ル基;あるいはこれらの炭素原子に結合した水素原子の
一部または全部をハロゲン原子、シアノ基などで置換し
た同種または異種の置換または非置換の一価炭化水素基
などが挙げられる。なおケイ素原子に結合するアルケニ
ル基以外の有機基は、全有機基に対して50モル%がメチ
ル基であることが好ましい。
【0009】このオルガノポリシロキサンは直鎖状であ
ることが望ましく、その末端のケイ素原子に結合する置
換基は、例えば、アルケニル基,アルキル基,水酸基,
アルコキシ基等のいずれの基であってもよいが、アルケ
ニル基を1個以上有することが好ましい。さらに、上記
オルガノポリシロキサンは形成される皮膜の性能上、25
℃における粘度が50cp以上であれば、オイル状から生ゴ
ム状のいずれの形態であってもよい。
ることが望ましく、その末端のケイ素原子に結合する置
換基は、例えば、アルケニル基,アルキル基,水酸基,
アルコキシ基等のいずれの基であってもよいが、アルケ
ニル基を1個以上有することが好ましい。さらに、上記
オルガノポリシロキサンは形成される皮膜の性能上、25
℃における粘度が50cp以上であれば、オイル状から生ゴ
ム状のいずれの形態であってもよい。
【0010】(B)成分であるオルガノハイドロジェン
ポリシロキサンは、1分子中に少なくとも2個、好まし
くは3個以上のケイ素原子に結合した水素原子を有する
ものである。ここで、オルガノハイドロジェンポリシロ
キサンのその他の有機基に特に制限はないが、全有機基
の90モル%以上はメチル基であることが望ましい。この
ようなオルガノハイドロジェンポリシロキサンとして
は、具体的に(CH3)HSiO 単位,HSiO3/2 単位,(CH3)2S
iO 単位,(CH3)3SiO1/2単位からなるホモポリマ−また
はコポリマーなどが例示され、これらは直鎖状,分岐鎖
状,環状のいずれであってもよい。また、このオルガノ
ハイドロジェンポリシロキサンは25℃における粘度が10
〜500cp 特に15〜200cp であることが好ましい。
ポリシロキサンは、1分子中に少なくとも2個、好まし
くは3個以上のケイ素原子に結合した水素原子を有する
ものである。ここで、オルガノハイドロジェンポリシロ
キサンのその他の有機基に特に制限はないが、全有機基
の90モル%以上はメチル基であることが望ましい。この
ようなオルガノハイドロジェンポリシロキサンとして
は、具体的に(CH3)HSiO 単位,HSiO3/2 単位,(CH3)2S
iO 単位,(CH3)3SiO1/2単位からなるホモポリマ−また
はコポリマーなどが例示され、これらは直鎖状,分岐鎖
状,環状のいずれであってもよい。また、このオルガノ
ハイドロジェンポリシロキサンは25℃における粘度が10
〜500cp 特に15〜200cp であることが好ましい。
【0011】(B)成分のオルガノハイドロジェンポリ
シロキサンの配合量は(A)成分のアルケニル基含有オ
ルガノポリシロキサンのアルケニル基量に応じて決めら
れるが、(A)成分量の100 重量部に対して0.1 〜30重
量部の範囲とする必要がある。0.1 重量部より少ないと
剥離性皮膜形成が損なわれ、30重量部より多いと剥離が
重くなる。
シロキサンの配合量は(A)成分のアルケニル基含有オ
ルガノポリシロキサンのアルケニル基量に応じて決めら
れるが、(A)成分量の100 重量部に対して0.1 〜30重
量部の範囲とする必要がある。0.1 重量部より少ないと
剥離性皮膜形成が損なわれ、30重量部より多いと剥離が
重くなる。
【0012】(C)成分の白金系化合物は付加反応触媒
として公知のものが使用可能で、例えば塩化白金酸、塩
化白金酸のアルコール溶液やアルデヒド溶液、塩化白金
酸と各種オレフイン、ビニルシロキサンとの錯体などが
挙げられる。なお、白金系化合物の添加量は触媒量とす
ればよいが、良好な硬化皮膜を得るとともに経済的な見
地から(A)成分100 重量部に対して白金量換算で1〜
1,000ppmの範囲とすることが好ましい。
として公知のものが使用可能で、例えば塩化白金酸、塩
化白金酸のアルコール溶液やアルデヒド溶液、塩化白金
酸と各種オレフイン、ビニルシロキサンとの錯体などが
挙げられる。なお、白金系化合物の添加量は触媒量とす
ればよいが、良好な硬化皮膜を得るとともに経済的な見
地から(A)成分100 重量部に対して白金量換算で1〜
1,000ppmの範囲とすることが好ましい。
【0013】以上のようなオルガノポリシロキサン組成
物よりなる主成分に以下の添加成分が組み合わせられ
る。本発明の添加成分は1分子中に少なくとも1個のケ
イ素原子に結合した下式
物よりなる主成分に以下の添加成分が組み合わせられ
る。本発明の添加成分は1分子中に少なくとも1個のケ
イ素原子に結合した下式
【0014】
【化3】 で示される基(ここでmは2〜12の整数、xは2〜5の
整数)を有するオルガノポリシロキサンである。好まし
いシクロシロキサンペンダントを含有するオルガノポリ
シロキサンは下記一般式で示される。
整数)を有するオルガノポリシロキサンである。好まし
いシクロシロキサンペンダントを含有するオルガノポリ
シロキサンは下記一般式で示される。
【0015】
【化4】 〔ここでRは少なくとも1個が(化1)で示される基で
あり、残りのRは同一または異種のアルキル基,アリー
ル基,アルコキシ基,水酸基の中から選択される置換基
であり、nは正の整数である。〕シクロシロキサンペン
ダントを含有するオルガノポリシロキサンの25℃の粘度
は10〜105cp が好ましい。シクロシロキサンペンダント
を含有するオルガノポリシロキサンの25℃の粘度が10cp
未満になると剥離を軽くする効果が少なく、105cp より
大きいと高速で剥離させた場合、剥離を軽くする効果を
得ることが困難になる。
あり、残りのRは同一または異種のアルキル基,アリー
ル基,アルコキシ基,水酸基の中から選択される置換基
であり、nは正の整数である。〕シクロシロキサンペン
ダントを含有するオルガノポリシロキサンの25℃の粘度
は10〜105cp が好ましい。シクロシロキサンペンダント
を含有するオルガノポリシロキサンの25℃の粘度が10cp
未満になると剥離を軽くする効果が少なく、105cp より
大きいと高速で剥離させた場合、剥離を軽くする効果を
得ることが困難になる。
【0016】このようにシクロシロキサンペンダントを
含有するオルガノポリシロキサンはオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサンにアルケニル基を1個有するシクロ
ジオルガノシロキサンを白金系触媒を用いて付加反応さ
せて得ることができる。その具体例としては下式(化
5),(化6),(化7),(化8),(化9),(化
10)が例示される。
含有するオルガノポリシロキサンはオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサンにアルケニル基を1個有するシクロ
ジオルガノシロキサンを白金系触媒を用いて付加反応さ
せて得ることができる。その具体例としては下式(化
5),(化6),(化7),(化8),(化9),(化
10)が例示される。
【0017】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【0018】添加成分のシクロシロキサンペンダントを
含有するオルガノポリシロキサンの配合量は主成分の組
成物100 重量部に対して0.1 〜50重量部、好ましくは1
〜20重量部である。 0.1重量部より少ないと剥離を軽く
する効果が得られず、50重量部より多いと残留接着率が
低下する。上記組成物にその他の任意成分を添加するこ
とは自由であり、例えば白金系化合物の触媒活性を抑制
する目的で各種有機窒素化合物,有機りん化合物,アセ
チレン系化合物,有機クロロ化合物等の活性抑制剤を必
要に応じて添加してもよい。
含有するオルガノポリシロキサンの配合量は主成分の組
成物100 重量部に対して0.1 〜50重量部、好ましくは1
〜20重量部である。 0.1重量部より少ないと剥離を軽く
する効果が得られず、50重量部より多いと残留接着率が
低下する。上記組成物にその他の任意成分を添加するこ
とは自由であり、例えば白金系化合物の触媒活性を抑制
する目的で各種有機窒素化合物,有機りん化合物,アセ
チレン系化合物,有機クロロ化合物等の活性抑制剤を必
要に応じて添加してもよい。
【0019】本発明のシリコーン組成物を使用して、剥
離紙を製造する方法は、上述の主成分と添加成分の所定
量を混合し、これを紙、プラスチックフイルム等の基材
に塗布し、次いで、常法に従い加熱硬化させることによ
って目的の剥離紙を得ることができる。なお上記成分の
混合方法に特に制限はないが、白金触媒を最後に添加す
ることが好適である。なお各成分は単一の化合物であっ
ても、2種以上の混合物であっても差支えない。また本
発明の組成物をそのまま使用してもよいが、トルエン,
キシレン,ヘキサン,ヘプタンなどの有機溶剤で希釈し
て使用することも可能である。
離紙を製造する方法は、上述の主成分と添加成分の所定
量を混合し、これを紙、プラスチックフイルム等の基材
に塗布し、次いで、常法に従い加熱硬化させることによ
って目的の剥離紙を得ることができる。なお上記成分の
混合方法に特に制限はないが、白金触媒を最後に添加す
ることが好適である。なお各成分は単一の化合物であっ
ても、2種以上の混合物であっても差支えない。また本
発明の組成物をそのまま使用してもよいが、トルエン,
キシレン,ヘキサン,ヘプタンなどの有機溶剤で希釈し
て使用することも可能である。
【0020】
【実施例】以下に実施例及び比較例により本発明を具体
的に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるもの
ではない。なお、以下の例において粘度は全て25℃の値
である。またシリコーン組成物の剥離力、残留接着率は
下記の方法により測定した。
的に説明するが、本発明はこの実施例に限定されるもの
ではない。なお、以下の例において粘度は全て25℃の値
である。またシリコーン組成物の剥離力、残留接着率は
下記の方法により測定した。
【0021】(剥離力)本発明の剥離性シリコーン組成
物を薄膜状フイルム又はシート状の基材表面に所定量塗
布し、所定温度の熱風式乾燥機中で所定時間加熱して硬
化皮膜を形成させた後、この硬化皮膜面にアクリル系溶
剤粘着剤・オリバインBPSー5127〔東洋インキ製造
(株)製〕又はアクリルエマルジョン型粘着剤・オリバ
インBPWー3110H〔東洋インキ製造(株)製〕を塗布
して100 ℃で3分間加熱処理した。次に、この処理面に
坪量64g/m2の上質紙を貼りあわせ、25℃、20時間エイジ
ングさせた後、試料を5cm幅に切断し、引張り試験機を
用いて180oの角度で剥離速度0.3m/min、60m/min で貼り
合わせ紙を引張り、剥離させるのに要する力(g)を測
定した。
物を薄膜状フイルム又はシート状の基材表面に所定量塗
布し、所定温度の熱風式乾燥機中で所定時間加熱して硬
化皮膜を形成させた後、この硬化皮膜面にアクリル系溶
剤粘着剤・オリバインBPSー5127〔東洋インキ製造
(株)製〕又はアクリルエマルジョン型粘着剤・オリバ
インBPWー3110H〔東洋インキ製造(株)製〕を塗布
して100 ℃で3分間加熱処理した。次に、この処理面に
坪量64g/m2の上質紙を貼りあわせ、25℃、20時間エイジ
ングさせた後、試料を5cm幅に切断し、引張り試験機を
用いて180oの角度で剥離速度0.3m/min、60m/min で貼り
合わせ紙を引張り、剥離させるのに要する力(g)を測
定した。
【0022】(残留接着率)剥離力測定の場合と全く同
様にして基材表面にシリコーン組成物の硬化皮膜を形成
させた後、その表面にポリエステルテープ・ルミラー31
B [日東電工(株)製]を貼り合わせ、20g/cm2 の加重
をのせて70℃で20時間加熱エイジングさせた後、テープ
を剥し、ステンレス板に貼り付けた。次に、この処理紙
をステンレス板から180oの角度で剥離速度0.3m/min で
剥し、剥離させるのに要する力(g )を測定すると共
に、別途未処理の標準テープをステンレス板から剥離さ
せるのに要する力(g )を測定し、これらの比をとって
百分率で表した。
様にして基材表面にシリコーン組成物の硬化皮膜を形成
させた後、その表面にポリエステルテープ・ルミラー31
B [日東電工(株)製]を貼り合わせ、20g/cm2 の加重
をのせて70℃で20時間加熱エイジングさせた後、テープ
を剥し、ステンレス板に貼り付けた。次に、この処理紙
をステンレス板から180oの角度で剥離速度0.3m/min で
剥し、剥離させるのに要する力(g )を測定すると共
に、別途未処理の標準テープをステンレス板から剥離さ
せるのに要する力(g )を測定し、これらの比をとって
百分率で表した。
【0023】(実施例1)分子鎖末端がジメチルビニル
シリル基で封鎖された粘度400cp のジメチルポリシロキ
サンを100 重量部、分子鎖末端がトリメチルシリル基で
封鎖され、ジメチルシロキサン単位を20モル%含有する
粘度が20cpのメチルハイドロジェンポリシロキサン2.0
重量部、前出の分子鎖末端にシクロシロキサンを有する
ジメチルポリシロキサン(化5)10重量部、1ーエチニ
ルー1ーシクロヘキサノール0.25重量部を混合して均一
に撹拌し、更に白金とビニルシロキサンとの錯体を白金
量換算で100ppmとなるように添加してシリコーン組成物
を調製した。次に、この組成物をポリエチレンラミネー
ト紙にシリコ−ン塗布量が0.8g/m2となるように塗布し
て140 ℃で30秒間キュアーさせ、これらの剥離力、残留
接着率を測定した。その結果を表1に示す。
シリル基で封鎖された粘度400cp のジメチルポリシロキ
サンを100 重量部、分子鎖末端がトリメチルシリル基で
封鎖され、ジメチルシロキサン単位を20モル%含有する
粘度が20cpのメチルハイドロジェンポリシロキサン2.0
重量部、前出の分子鎖末端にシクロシロキサンを有する
ジメチルポリシロキサン(化5)10重量部、1ーエチニ
ルー1ーシクロヘキサノール0.25重量部を混合して均一
に撹拌し、更に白金とビニルシロキサンとの錯体を白金
量換算で100ppmとなるように添加してシリコーン組成物
を調製した。次に、この組成物をポリエチレンラミネー
ト紙にシリコ−ン塗布量が0.8g/m2となるように塗布し
て140 ℃で30秒間キュアーさせ、これらの剥離力、残留
接着率を測定した。その結果を表1に示す。
【0024】(実施例2)分子鎖末端がジメチルビニル
シリル基で封鎖され、メチルビニルシロキシ単位が1.5
モル%のゴム状のメチルビニルジメチルポリシロキサン
100 重量部、分子鎖末端がトリメチルシリル基で封鎖さ
れた粘度が30cpのメチルハイドロジェンポリシロキサン
2.4 重量部、前出の分子鎖末端および側鎖にシクロシロ
キサンを有するジメチルジフェニルポリシロキサン(化
9)20重量部、1ーエチニルー1ーシクロヘキサノール
0.25重量部をトルエン900 重量部に溶解させ、更に白金
とビニルシロキサンとの錯体を全系に対し白金換算で10
0ppmとなるように添加してシリコーン組成物を調製し
た。次に、この組成物をポリエチレンラミネート紙にシ
リコーン塗布量が0.8g/m2となるように塗布して140 ℃
で30秒間キュアーさせ、これらの剥離力、残留接着率を
測定した。その結果を表1に示す。
シリル基で封鎖され、メチルビニルシロキシ単位が1.5
モル%のゴム状のメチルビニルジメチルポリシロキサン
100 重量部、分子鎖末端がトリメチルシリル基で封鎖さ
れた粘度が30cpのメチルハイドロジェンポリシロキサン
2.4 重量部、前出の分子鎖末端および側鎖にシクロシロ
キサンを有するジメチルジフェニルポリシロキサン(化
9)20重量部、1ーエチニルー1ーシクロヘキサノール
0.25重量部をトルエン900 重量部に溶解させ、更に白金
とビニルシロキサンとの錯体を全系に対し白金換算で10
0ppmとなるように添加してシリコーン組成物を調製し
た。次に、この組成物をポリエチレンラミネート紙にシ
リコーン塗布量が0.8g/m2となるように塗布して140 ℃
で30秒間キュアーさせ、これらの剥離力、残留接着率を
測定した。その結果を表1に示す。
【0025】(比較例1)実施例1で分子鎖末端にシク
ロシロキサンを有するジメチルポリシロキサン(化5)
を配合しないこと以外は全く実施例1と同様にしてシリ
コーン組成物を調製し、実施例1と同様に塗布皮膜を形
成させ、これらの剥離力、残留接着率を測定した。その
結果を表1に示す。
ロシロキサンを有するジメチルポリシロキサン(化5)
を配合しないこと以外は全く実施例1と同様にしてシリ
コーン組成物を調製し、実施例1と同様に塗布皮膜を形
成させ、これらの剥離力、残留接着率を測定した。その
結果を表1に示す。
【0026】(比較例2)実施例2で分子鎖末端及び側
鎖にシクロシロキサンを有するジメチルジフェニルポリ
シロキサンを60重量部配合したこと以外は全く実施例2
と同様にしてシリコーン組成物を調製し、実施例2と同
様に塗布皮膜を形成させ、これらの剥離力、残留接着率
を測定した。その結果を表1に示す。
鎖にシクロシロキサンを有するジメチルジフェニルポリ
シロキサンを60重量部配合したこと以外は全く実施例2
と同様にしてシリコーン組成物を調製し、実施例2と同
様に塗布皮膜を形成させ、これらの剥離力、残留接着率
を測定した。その結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の剥離性シ
リコーン組成物は、低速及び高速での剥離時に軽く剥離
させることができる上、残留接着率の低下が少ない剥離
皮膜を与える。従って、本発明の組成物を用いることに
より、粘着紙製造時における巻き戻し工程及び粘着ラベ
ルの製造時におけるカス取り工程、ラベル貼付工程等の
高速化が可能で、工程を合理化して作業性を向上させる
ことができる。
リコーン組成物は、低速及び高速での剥離時に軽く剥離
させることができる上、残留接着率の低下が少ない剥離
皮膜を与える。従って、本発明の組成物を用いることに
より、粘着紙製造時における巻き戻し工程及び粘着ラベ
ルの製造時におけるカス取り工程、ラベル貼付工程等の
高速化が可能で、工程を合理化して作業性を向上させる
ことができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 硬化して剥離性皮膜を形成するオルガノ
ポリシロキサンを含む主成分100 重量部と、1分子中
に、少なくとも1個のケイ素原子に結合した下記(化
1)に示される基(ここでmは2〜12の整数、xは2〜
5の整数)、を有する25℃の粘度が10〜105cp である添
加成分のオルガノポリシロキサン0.1 〜50重量部とから
なることを特徴とする剥離性シリコーン組成物。 【化1】 - 【請求項2】 硬化して剥離性皮膜を形成するオルガノ
ポリシロキサンを含む主成分が、(A)1分子中に少な
くとも2個のケイ素原子に結合したアルケニル基を有
し、25℃における粘度が50cp以上のオルガノポリシロキ
サン、(B)1分子中に少なくとも2個のケイ素原子に
結合した水素原子を有するオルガノハイドロジェンポリ
シロキサン、(C)白金系付加反応触媒よりなることを
特徴とする請求項1記載の剥離性シリコーン組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06229625A JP3073893B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 剥離性シリコ−ン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06229625A JP3073893B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 剥離性シリコ−ン組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0892371A true JPH0892371A (ja) | 1996-04-09 |
| JP3073893B2 JP3073893B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=16895131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06229625A Expired - Fee Related JP3073893B2 (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 剥離性シリコ−ン組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3073893B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005030874A1 (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-07 | Ge Toshiba Silicones Co., Ltd. | 熱伝導性シリコーン組成物 |
| JP2020125368A (ja) * | 2019-02-01 | 2020-08-20 | 信越化学工業株式会社 | 硬化型シリコーン組成物 |
-
1994
- 1994-09-26 JP JP06229625A patent/JP3073893B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005030874A1 (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-07 | Ge Toshiba Silicones Co., Ltd. | 熱伝導性シリコーン組成物 |
| JPWO2005030874A1 (ja) * | 2003-09-29 | 2006-12-07 | ジーイー東芝シリコーン株式会社 | 熱伝導性シリコーン組成物 |
| US7692032B2 (en) | 2003-09-29 | 2010-04-06 | Momentive Performance Materials Japan Llc | Thermal conductive silicone composition |
| JP2020125368A (ja) * | 2019-02-01 | 2020-08-20 | 信越化学工業株式会社 | 硬化型シリコーン組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3073893B2 (ja) | 2000-08-07 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |