JPH0892715A - ガスワイピング装置 - Google Patents
ガスワイピング装置Info
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- JPH0892715A JPH0892715A JP23130794A JP23130794A JPH0892715A JP H0892715 A JPH0892715 A JP H0892715A JP 23130794 A JP23130794 A JP 23130794A JP 23130794 A JP23130794 A JP 23130794A JP H0892715 A JPH0892715 A JP H0892715A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、溶融めっきプロセス等のガスワイ
ピングにおけるエッジオーバーコート問題に対して、複
雑な装置・機構を付加することなく、簡易な手法にてエ
ッジオーバーコートを防止するワイピング装置の提供を
目的とするものである。 【構成】 本発明のガスワイピング装置は、エッジオー
バーコートの主要因である、帯体幅より外側にある対向
ワイピングノズルのスリットから噴出するガスの直接衝
突を回避するため、前記対向して設けられる両ワイピン
グノズルのガス噴出スリットまたは該スリットの延長を
帯体と平行な面上に投影した線を互いに交差させて、配
置したことを特徴とする。また、前記ワイピングノズル
を、前記対向して設けられる両ワイピングノズルのガス
噴出スリットを帯体と平行な面上に投影した線を互いに
間隔を有して平行にして配置したことを特徴とする。
ピングにおけるエッジオーバーコート問題に対して、複
雑な装置・機構を付加することなく、簡易な手法にてエ
ッジオーバーコートを防止するワイピング装置の提供を
目的とするものである。 【構成】 本発明のガスワイピング装置は、エッジオー
バーコートの主要因である、帯体幅より外側にある対向
ワイピングノズルのスリットから噴出するガスの直接衝
突を回避するため、前記対向して設けられる両ワイピン
グノズルのガス噴出スリットまたは該スリットの延長を
帯体と平行な面上に投影した線を互いに交差させて、配
置したことを特徴とする。また、前記ワイピングノズル
を、前記対向して設けられる両ワイピングノズルのガス
噴出スリットを帯体と平行な面上に投影した線を互いに
間隔を有して平行にして配置したことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融めっきプロセス等
において、気体を帯体上に噴出する気体絞りにより、板
幅方向の塗布液目付量を均一に制御するためのガスワイ
ピング装置に関するものである。
において、気体を帯体上に噴出する気体絞りにより、板
幅方向の塗布液目付量を均一に制御するためのガスワイ
ピング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、連続溶融めっきプロセス等にお
いては、図1に示すように、一般的に溶融金属が満たさ
れているめっき浴にストリップ(帯体)を浸漬させた
後、該ストリップを垂直上方に引き上げるディップ工程
の後に、ストリップ表面に付着した溶融金属塗膜が板幅
方向および板長手方向に均一に所定の膜厚になるよう
に、帯体(ストリップ)と平行な面内に、このストリッ
プを挟んで対向して設けた帯体幅方向に延在するワイピ
ングノズルから気体をストリップ上に噴出させて、余剰
な溶融金属を絞り取るガスワイピング装置が設けられて
いる。このガスワイピング装置は、図1に示すように、
帯体(ストリップ)と平行な面内に、ワイピングノズル
が帯体(ストリップ)を挟んで対向して設けられてお
り、帯体と所定の間隙を有し、両ワイピングノズルのガ
ス噴出スリットは、通常、帯体進行方向と直交するよう
に、すなわち帯体の幅方向に延在するように配置されて
いる。そしてさらに、この両ワイピングノズルのガス噴
出スリットを、すなわちノズルに設けられたスリットの
位置を、帯体と平行な面上に投影した場合、二つの投影
線が一本の直線上に重なるように、対向ワイピングノズ
ルは、帯体面表裏対称に配置されている。またワイピン
グノズルは、多様な帯体の幅に対応すると同時に帯体の
引き上げ時の幅方向のずれなどに対応するため、通常、
帯体の幅より長く、すなわち帯体の幅端部より外側まで
延びている。
いては、図1に示すように、一般的に溶融金属が満たさ
れているめっき浴にストリップ(帯体)を浸漬させた
後、該ストリップを垂直上方に引き上げるディップ工程
の後に、ストリップ表面に付着した溶融金属塗膜が板幅
方向および板長手方向に均一に所定の膜厚になるよう
に、帯体(ストリップ)と平行な面内に、このストリッ
プを挟んで対向して設けた帯体幅方向に延在するワイピ
ングノズルから気体をストリップ上に噴出させて、余剰
な溶融金属を絞り取るガスワイピング装置が設けられて
いる。このガスワイピング装置は、図1に示すように、
帯体(ストリップ)と平行な面内に、ワイピングノズル
が帯体(ストリップ)を挟んで対向して設けられてお
り、帯体と所定の間隙を有し、両ワイピングノズルのガ
ス噴出スリットは、通常、帯体進行方向と直交するよう
に、すなわち帯体の幅方向に延在するように配置されて
いる。そしてさらに、この両ワイピングノズルのガス噴
出スリットを、すなわちノズルに設けられたスリットの
位置を、帯体と平行な面上に投影した場合、二つの投影
線が一本の直線上に重なるように、対向ワイピングノズ
ルは、帯体面表裏対称に配置されている。またワイピン
グノズルは、多様な帯体の幅に対応すると同時に帯体の
引き上げ時の幅方向のずれなどに対応するため、通常、
帯体の幅より長く、すなわち帯体の幅端部より外側まで
延びている。
【0003】このようなガスワイピング装置において
は、ストリップエッジ部の塗膜厚が中央部に比べて厚く
なるエッジオーバーコートが発生し、ストリップ表面品
質の低下を招くばかりでなく、コイル巻取り時における
荷崩れの原因にも繋がるという問題があった。このエッ
ジオーバーコートが生じる主要因は、図2に示すよう
に、ストリップ幅端部より外側の領域において対向した
両ワイピングノズルのスリットから噴出した高速ガス流
が、直接衝突する際に起こるガス流の乱れにより、スト
リップエッジ部でワイピング圧力が低下し、ストリップ
エッジ部の目付量が厚くなることである。
は、ストリップエッジ部の塗膜厚が中央部に比べて厚く
なるエッジオーバーコートが発生し、ストリップ表面品
質の低下を招くばかりでなく、コイル巻取り時における
荷崩れの原因にも繋がるという問題があった。このエッ
ジオーバーコートが生じる主要因は、図2に示すよう
に、ストリップ幅端部より外側の領域において対向した
両ワイピングノズルのスリットから噴出した高速ガス流
が、直接衝突する際に起こるガス流の乱れにより、スト
リップエッジ部でワイピング圧力が低下し、ストリップ
エッジ部の目付量が厚くなることである。
【0004】このような問題に対し、従来より数多くの
防止対策がとられてきた。例えば、エッジ部に補助ノズ
ルを設ける方法(特開昭62−40350号公報、特開
昭63−9242号公報)、エッジ部に遮蔽板を設ける
方法(特開昭63−105955号公報、特開平4−7
4857号公報)等が提案されている。しかし、いずれ
の場合においても、板幅可変および板蛇行に対応するめ
には、装置が複雑化し、また充分な効果を得ることもで
きていない。
防止対策がとられてきた。例えば、エッジ部に補助ノズ
ルを設ける方法(特開昭62−40350号公報、特開
昭63−9242号公報)、エッジ部に遮蔽板を設ける
方法(特開昭63−105955号公報、特開平4−7
4857号公報)等が提案されている。しかし、いずれ
の場合においても、板幅可変および板蛇行に対応するめ
には、装置が複雑化し、また充分な効果を得ることもで
きていない。
【0005】また、別の手段として、電磁力をエッジ部
に付加する方法(特開平2−217454号公報)が提
案されているが、この場合も、装置が複雑化・高コスト
化するにもかかわらず、充分な効果を得ることができて
いない。
に付加する方法(特開平2−217454号公報)が提
案されているが、この場合も、装置が複雑化・高コスト
化するにもかかわらず、充分な効果を得ることができて
いない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
なガスワイピングにおけるエッジオーバーコート問題に
対して、複雑な装置・機構を付加することなく、簡易な
手法にてエッジオーバーコートを防止するガスワイピン
グ装置の提供を目的とするものである。
なガスワイピングにおけるエッジオーバーコート問題に
対して、複雑な装置・機構を付加することなく、簡易な
手法にてエッジオーバーコートを防止するガスワイピン
グ装置の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のガスワイピング
装置は、エッジオーバーコートの主要因である、帯体幅
端部より外側の領域で、ワイピングノズルのスリットか
ら噴出するガスが直接衝突し、ガスワイピング作用に悪
影響を与えるのを回避するための装置である。すなわ
ち、本発明の要旨とするところは下記のとおりである。
装置は、エッジオーバーコートの主要因である、帯体幅
端部より外側の領域で、ワイピングノズルのスリットか
ら噴出するガスが直接衝突し、ガスワイピング作用に悪
影響を与えるのを回避するための装置である。すなわ
ち、本発明の要旨とするところは下記のとおりである。
【0008】(1)帯体を液体浴に浸漬して引き出すデ
ィップ工程の後に、帯体と平行な面内に該帯体を挟んで
対向して設けたワイピングノズルから、気体を噴出させ
て帯体表面の余剰の液体を除去するガスワイピング装置
において、前記ワイピングノズルを、前記対向して設け
られる両ワイピングノズルのガス噴出スリットまたは該
スリットの延長を帯体と平行な面上に投影した線を互い
に交差させて配置したことを特徴とするガスワイピング
装置。
ィップ工程の後に、帯体と平行な面内に該帯体を挟んで
対向して設けたワイピングノズルから、気体を噴出させ
て帯体表面の余剰の液体を除去するガスワイピング装置
において、前記ワイピングノズルを、前記対向して設け
られる両ワイピングノズルのガス噴出スリットまたは該
スリットの延長を帯体と平行な面上に投影した線を互い
に交差させて配置したことを特徴とするガスワイピング
装置。
【0009】(2)前記ワイピングノズルを、前記対向
して設けられる両ワイピングノズルのガス噴出スリット
を帯体と平行な面上に投影した線を、帯体の幅内で互い
に交差させて配置したことを特徴とする前項(1)記載
のガスワイピング装置。 (3)前記ワイピングノズルを、前記対向して設けられ
る両ワイピングノズルのガス噴出スリットまたは該スリ
ットの延長を帯体と平行な面上に投影した線を、帯体の
幅端部より外側で互いに交差させて配置したことを特徴
とする前項(1)記載のガスワイピング装置。
して設けられる両ワイピングノズルのガス噴出スリット
を帯体と平行な面上に投影した線を、帯体の幅内で互い
に交差させて配置したことを特徴とする前項(1)記載
のガスワイピング装置。 (3)前記ワイピングノズルを、前記対向して設けられ
る両ワイピングノズルのガス噴出スリットまたは該スリ
ットの延長を帯体と平行な面上に投影した線を、帯体の
幅端部より外側で互いに交差させて配置したことを特徴
とする前項(1)記載のガスワイピング装置。
【0010】(4)帯体を液体浴に浸漬して引き出すデ
ィップ工程の後に、帯体と平行な面内に該帯体を挟んで
対向して設けたワイピングノズルから、気体を噴出させ
て帯体表面の余剰の液体を除去するガスワイピング装置
において、前記ワイピングノズルを、前記対向して設け
られる両ワイピングノズルのガス噴出スリットを帯体と
平行な面上に投影した線を互いに間隔を有して平行に配
置したことを特徴とするガスワイピング装置。
ィップ工程の後に、帯体と平行な面内に該帯体を挟んで
対向して設けたワイピングノズルから、気体を噴出させ
て帯体表面の余剰の液体を除去するガスワイピング装置
において、前記ワイピングノズルを、前記対向して設け
られる両ワイピングノズルのガス噴出スリットを帯体と
平行な面上に投影した線を互いに間隔を有して平行に配
置したことを特徴とするガスワイピング装置。
【0011】ここで、スリットの帯体との平行な面へ投
影した線は、スリット自体およびスリットをノズルの延
在方向に延長した線を投影したものを含んでおり、ま
た、帯体と平行な面とは、帯体自体の面および帯体を拡
張した面も含んでいる。
影した線は、スリット自体およびスリットをノズルの延
在方向に延長した線を投影したものを含んでおり、ま
た、帯体と平行な面とは、帯体自体の面および帯体を拡
張した面も含んでいる。
【0012】
【作用】本発明の一例である図3〜図8を用いて本発明
のガスワイピング装置を詳細に説明する。図3において
は、帯体1が液体浴2より引き上げられたところであ
り、帯体1の進行方向の前方において、帯体1と平行な
面内においてこれと所定の間隙10をもって帯体1を挟
むように、ワイピングノズル3−1、3−2が対向して
設けられている。
のガスワイピング装置を詳細に説明する。図3において
は、帯体1が液体浴2より引き上げられたところであ
り、帯体1の進行方向の前方において、帯体1と平行な
面内においてこれと所定の間隙10をもって帯体1を挟
むように、ワイピングノズル3−1、3−2が対向して
設けられている。
【0013】このワイピングノズル3−1、3−2は、
ワイピングノズルのガス噴出スリット6、6′を帯体1
面上に投影した場合、この二つ投影線6p、6p′が互
いにある角度5をもって交差するように設置されている
(図4)。この場合の交差角度5は、帯体1の移動速
度、所定塗膜厚、ガス噴出圧、液体の粘性等の操業条件
で決められるが、5〜90度が適当である。また、この
交差角度5はある所定の値に固定してもエッジオーバー
コート防止効果はあるが、操業条件あるいはエッジオー
バーコート状況を計測し、その計測値をフィードバック
させて交差角度5を制御すれば、より大きな効果を得る
ことができる。
ワイピングノズルのガス噴出スリット6、6′を帯体1
面上に投影した場合、この二つ投影線6p、6p′が互
いにある角度5をもって交差するように設置されている
(図4)。この場合の交差角度5は、帯体1の移動速
度、所定塗膜厚、ガス噴出圧、液体の粘性等の操業条件
で決められるが、5〜90度が適当である。また、この
交差角度5はある所定の値に固定してもエッジオーバー
コート防止効果はあるが、操業条件あるいはエッジオー
バーコート状況を計測し、その計測値をフィードバック
させて交差角度5を制御すれば、より大きな効果を得る
ことができる。
【0014】ワイピングノズル3−1、3−2の長さ7
は、帯体1の最大幅に、帯体1の幅の多様性および通過
位置での幅方向の変動に対応するための余裕代としての
帯体の両端部より外側に板道外距離8、8′を加えた以
上の長さが必要であり、スリット投影線6p、6p′の
交差角度5によっても影響される。なお、図4のワイピ
ングノズルは、スリット6、6′を帯体面上に投影した
線、すなわちスリット投影線6p、6p′が帯体1表裏
で逆対称になるように配置した例であるが、また別の形
態として、図5に示すように、どちらか一方のノズルの
みを傾斜させて、スリット投影線が交差するように配置
することも可能である。また、図4、図5では、いずれ
の場合もスリット6、6′を帯体面上に投影した線、す
なわちスリット投影線6p、6p′が帯体センターライ
ン4上で交差している形態を示しており、帯体1の振動
および変形挙動を考慮するとこれらの形態が最適ではあ
るが、必ずしも前記スリットの投影線6p、6p′は帯
体センターライン4上で交差する必要はなく、図6に示
すように、帯体1の幅内において交差していることが好
ましい。
は、帯体1の最大幅に、帯体1の幅の多様性および通過
位置での幅方向の変動に対応するための余裕代としての
帯体の両端部より外側に板道外距離8、8′を加えた以
上の長さが必要であり、スリット投影線6p、6p′の
交差角度5によっても影響される。なお、図4のワイピ
ングノズルは、スリット6、6′を帯体面上に投影した
線、すなわちスリット投影線6p、6p′が帯体1表裏
で逆対称になるように配置した例であるが、また別の形
態として、図5に示すように、どちらか一方のノズルの
みを傾斜させて、スリット投影線が交差するように配置
することも可能である。また、図4、図5では、いずれ
の場合もスリット6、6′を帯体面上に投影した線、す
なわちスリット投影線6p、6p′が帯体センターライ
ン4上で交差している形態を示しており、帯体1の振動
および変形挙動を考慮するとこれらの形態が最適ではあ
るが、必ずしも前記スリットの投影線6p、6p′は帯
体センターライン4上で交差する必要はなく、図6に示
すように、帯体1の幅内において交差していることが好
ましい。
【0015】さらに、図7の例に示すように、スリット
投影線、この場合スリットの延長を投影した線、を帯体
の幅端部より外側で交差させてノズルを配置してもよ
い。すなわち図7において、ノズルのスリットを延長し
た線を帯体と平行な面に投影した線、すなわちスリット
投影線6p、6p′は、帯体の幅端部より外側の領域で
交差している。このように配置しても、ガスの直接衝突
が、従来のように対向した線で生じることなく点となる
ためエッジオーバーコートは低減される。この場合、帯
体の移動速度、所定塗膜厚、ガス噴出圧、液体の粘性等
の操業条件により異なるが、スリット投影線6p、6
p′の帯体の幅端部より外側の領域で交差する位置は、
帯体の幅端部より充分離れるようにスリットを配置する
ことが好ましく、一般的に30〜50mm以上離れたと
ころにあるようにノズルを配置すればワイピングノズル
スリットから噴出するガスの直接衝突をよりよく避ける
ことができる。
投影線、この場合スリットの延長を投影した線、を帯体
の幅端部より外側で交差させてノズルを配置してもよ
い。すなわち図7において、ノズルのスリットを延長し
た線を帯体と平行な面に投影した線、すなわちスリット
投影線6p、6p′は、帯体の幅端部より外側の領域で
交差している。このように配置しても、ガスの直接衝突
が、従来のように対向した線で生じることなく点となる
ためエッジオーバーコートは低減される。この場合、帯
体の移動速度、所定塗膜厚、ガス噴出圧、液体の粘性等
の操業条件により異なるが、スリット投影線6p、6
p′の帯体の幅端部より外側の領域で交差する位置は、
帯体の幅端部より充分離れるようにスリットを配置する
ことが好ましく、一般的に30〜50mm以上離れたと
ころにあるようにノズルを配置すればワイピングノズル
スリットから噴出するガスの直接衝突をよりよく避ける
ことができる。
【0016】さらに、本発明の他の装置は、図8に示す
ように、帯体1と平行な面内において、ワイピングノズ
ルのどちらか一方を他方に対し、ある所定の間隙距離9
だけ平行移動させた形となっており、対向する前記の両
ワイピングノズルのガス噴出スリット6、6′を帯体に
平行な面上に投影した場合、この二つの投影線6p、6
p′が互いに間隙を有して平行になるようにしてワイピ
ングノズルを設置したものである。すなわち、スリット
6、6′を帯体面上に投影した投影線6p、6p′は、
所定の間隙距離9だけ間があいた平行線となっている。
この場合、間隙距離9は帯体1の移動速度、所定塗膜
厚、ガス噴出圧、液体の粘性等の操業条件および帯体1
の振動状況によって決められる。この間隙距離9は、あ
まり短すぎてはエッジオーバーコート防止効果が薄れ、
逆に長すぎては帯体1の振動を誘発するため、溶融めっ
きプロセスでのワイピングに使用する場合は、20〜1
00mmが最適である。
ように、帯体1と平行な面内において、ワイピングノズ
ルのどちらか一方を他方に対し、ある所定の間隙距離9
だけ平行移動させた形となっており、対向する前記の両
ワイピングノズルのガス噴出スリット6、6′を帯体に
平行な面上に投影した場合、この二つの投影線6p、6
p′が互いに間隙を有して平行になるようにしてワイピ
ングノズルを設置したものである。すなわち、スリット
6、6′を帯体面上に投影した投影線6p、6p′は、
所定の間隙距離9だけ間があいた平行線となっている。
この場合、間隙距離9は帯体1の移動速度、所定塗膜
厚、ガス噴出圧、液体の粘性等の操業条件および帯体1
の振動状況によって決められる。この間隙距離9は、あ
まり短すぎてはエッジオーバーコート防止効果が薄れ、
逆に長すぎては帯体1の振動を誘発するため、溶融めっ
きプロセスでのワイピングに使用する場合は、20〜1
00mmが最適である。
【0017】本発明では、上記したようにワイピングノ
ズルを取り付けることにより、エッジオーバーコートの
主要因である、帯体幅より外側にある対向ワイピングノ
ズルのスリットから噴出するガスの直接衝突を容易に回
避することができ、板エッジ部のワイピング圧の低下を
防ぐことができ、結果として板エッジ部の厚目付、すな
わちエッジオーバーコートを防止することができる。さ
らに、本発明のガスワイピング装置では、帯体幅より外
側にある対向ワイピングノズルのスリットから噴出する
ガスの直接衝突を回避しているため、このガス衝突で生
じるワイピングノズル騒音を同時に低減することができ
る。
ズルを取り付けることにより、エッジオーバーコートの
主要因である、帯体幅より外側にある対向ワイピングノ
ズルのスリットから噴出するガスの直接衝突を容易に回
避することができ、板エッジ部のワイピング圧の低下を
防ぐことができ、結果として板エッジ部の厚目付、すな
わちエッジオーバーコートを防止することができる。さ
らに、本発明のガスワイピング装置では、帯体幅より外
側にある対向ワイピングノズルのスリットから噴出する
ガスの直接衝突を回避しているため、このガス衝突で生
じるワイピングノズル騒音を同時に低減することができ
る。
【0018】
【実施例】次に、本発明を溶融めっきプロセスに実施し
た場合の例を示す。ライン操業条件としては、板幅11
27mm、板厚1.6mm、ラインスピード80m/m
inであり、目標目付厚は5μmである。また、ワイピ
ングノズル仕様としては、ノズルスリット間隙0.7m
m、ノズル長さ1500mm、ノズル〜ストリップ間隙
30mmである。図4に示すように、対向したワイピン
グノズルの帯体へ投影した線の交差角度は20度とし、
交差点は帯体センターライン上になるようにした。図9
には、本発明の効果を見るため、本発明を実施する前と
実施した後での板幅方向の目付量分布を示す。
た場合の例を示す。ライン操業条件としては、板幅11
27mm、板厚1.6mm、ラインスピード80m/m
inであり、目標目付厚は5μmである。また、ワイピ
ングノズル仕様としては、ノズルスリット間隙0.7m
m、ノズル長さ1500mm、ノズル〜ストリップ間隙
30mmである。図4に示すように、対向したワイピン
グノズルの帯体へ投影した線の交差角度は20度とし、
交差点は帯体センターライン上になるようにした。図9
には、本発明の効果を見るため、本発明を実施する前と
実施した後での板幅方向の目付量分布を示す。
【0019】
【発明の効果】図9からも分かるように、本発明を用い
ることにより、簡易な手法にてエッジオーバーコートを
防止することができた。また、ガスワイピング騒音にお
いても、現行ワイピング法に比べて約5割程度の騒音低
減効果があった。
ることにより、簡易な手法にてエッジオーバーコートを
防止することができた。また、ガスワイピング騒音にお
いても、現行ワイピング法に比べて約5割程度の騒音低
減効果があった。
【図1】従来のガスワイピング装置を示す図である。
【図2】エッジオーバーコート状況を示す図である。
【図3】本発明の実施例の一つを示す図であり、(a)
は鳥瞰図、(b)は側面図を示す。
は鳥瞰図、(b)は側面図を示す。
【図4】板面に垂直な方向から見た本発明のガスワイピ
ング装置の実施例の一つを示す図であり、帯体の面内に
おいてスリット投影線が交差している。
ング装置の実施例の一つを示す図であり、帯体の面内に
おいてスリット投影線が交差している。
【図5】板面に垂直な方向から見た本発明のガスワイピ
ング装置の別の例を示す図であり、帯体の面内において
スリット投影線が交差している。
ング装置の別の例を示す図であり、帯体の面内において
スリット投影線が交差している。
【図6】板面に垂直な方向から見た本発明のガスワイピ
ング装置の別の例を示す図であり、帯体の面内において
スリット投影線が交差している。
ング装置の別の例を示す図であり、帯体の面内において
スリット投影線が交差している。
【図7】板面に垂直な方向から見た本発明のガスワイピ
ング装置の別の例を示す図であり、帯体の幅端部より外
側でスリット投影線が交差している。
ング装置の別の例を示す図であり、帯体の幅端部より外
側でスリット投影線が交差している。
【図8】板面に垂直な方向から見た本発明のガスワイピ
ング装置の別の例を示す図である。
ング装置の別の例を示す図である。
【図9】本発明を用いた場合の板幅方向目付量分布を示
す図である。
す図である。
1 帯体(鋼帯) 2 液体浴 3−1、3−2 ワイピングノズル 4 鋼帯センターライン 5 スリットの投影線の交差角度 6、6′ ワイピングノズルスリット 6p、6p′ ワイピングノズルスリットの投影線 7 ワイピングノズル長さ 8、8′ ワイピング両端部板道外距離 9 対向ワイピング間距離 10 ワイピングノズルと帯体との間隙 11 帯体の延長面
Claims (4)
- 【請求項1】 帯体を液体浴に浸漬して引き出すディッ
プ工程の後に、帯体と平行な面内に該帯体を挟んで対向
して設けたワイピングノズルから、気体を噴出させて帯
体表面の余剰の液体を除去するガスワイピング装置にお
いて、前記ワイピングノズルを、前記対向して設けられ
る両ワイピングノズルのガス噴出スリットまたは該スリ
ットの延長を帯体と平行な面上に投影した線を互いに交
差させて配置したことを特徴とするガスワイピング装
置。 - 【請求項2】 前記ワイピングノズルを、前記対向して
設けられる両ワイピングノズルのガス噴出スリットを帯
体と平行な面上に投影した線を、帯体の幅内で互いに交
差させて配置したことを特徴とする請求項1記載のガス
ワイピング装置。 - 【請求項3】 前記ワイピングノズルを、前記対向して
設けられる両ワイピングノズルのガス噴出スリットまた
は該スリットの延長を帯体と平行な面上に投影した線
を、帯体の幅端部より外側で互いに交差させて配置した
ことを特徴とする請求項1記載のガスワイピング装置。 - 【請求項4】 帯体を液体浴に浸漬して引き出すディッ
プ工程の後に、帯体と平行な面内に該帯体を挟んで対向
して設けたワイピングノズルから、気体を噴出させて帯
体表面の余剰の液体を除去するガスワイピング装置にお
いて、前記ワイピングノズルを、前記対向して設けられ
る両ワイピングノズルのガス噴出スリットを帯体と平行
な面上に投影した線を互いに間隔を有して平行に配置し
たことを特徴とするガスワイピング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23130794A JPH0892715A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | ガスワイピング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23130794A JPH0892715A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | ガスワイピング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0892715A true JPH0892715A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16921579
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23130794A Withdrawn JPH0892715A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | ガスワイピング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0892715A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007308778A (ja) * | 2006-05-20 | 2007-11-29 | Jfe Steel Kk | 溶融金属めっき鋼帯の製造方法 |
| JP2020190005A (ja) * | 2019-05-20 | 2020-11-26 | Jfeスチール株式会社 | 溶融金属めっき鋼帯の製造方法及び連続溶融金属めっき設備 |
| JP2021021108A (ja) * | 2019-07-26 | 2021-02-18 | Jfeスチール株式会社 | 鋼管の溶融亜鉛めっき装置 |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP23130794A patent/JPH0892715A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007308778A (ja) * | 2006-05-20 | 2007-11-29 | Jfe Steel Kk | 溶融金属めっき鋼帯の製造方法 |
| JP2020190005A (ja) * | 2019-05-20 | 2020-11-26 | Jfeスチール株式会社 | 溶融金属めっき鋼帯の製造方法及び連続溶融金属めっき設備 |
| JP2021021108A (ja) * | 2019-07-26 | 2021-02-18 | Jfeスチール株式会社 | 鋼管の溶融亜鉛めっき装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |