JPH0892888A - 古紙の脱墨工程におけるスケール防止剤およびスケール防止方法 - Google Patents
古紙の脱墨工程におけるスケール防止剤およびスケール防止方法Info
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- JPH0892888A JPH0892888A JP25413194A JP25413194A JPH0892888A JP H0892888 A JPH0892888 A JP H0892888A JP 25413194 A JP25413194 A JP 25413194A JP 25413194 A JP25413194 A JP 25413194A JP H0892888 A JPH0892888 A JP H0892888A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/64—Paper recycling
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 古紙の脱墨工程におけるスケール防止剤およ
びスケール防止方法を提供する。 【構成】 クエン酸および/またはその塩を含有するこ
とを特徴とする古紙の脱墨工程におけるスケール防止
剤。また、クエン酸および/またはその塩を含有するス
ケール防止剤をパルプ白水に対して1〜500ppm添
加することを特徴とする古紙の脱墨工程におけるスケー
ル防止方法。
びスケール防止方法を提供する。 【構成】 クエン酸および/またはその塩を含有するこ
とを特徴とする古紙の脱墨工程におけるスケール防止
剤。また、クエン酸および/またはその塩を含有するス
ケール防止剤をパルプ白水に対して1〜500ppm添
加することを特徴とする古紙の脱墨工程におけるスケー
ル防止方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙、パルプ工業の古紙
の脱墨工程、特に古紙の過酸化水素による脱墨漂白工程
のシックナー(濃縮機)やフィルター、ワイヤー(網)
等、その周辺の配管、設備等に生成、付着するスケール
を連続的に防止するスケール防止剤およびスケール防止
方法に関するものである。
の脱墨工程、特に古紙の過酸化水素による脱墨漂白工程
のシックナー(濃縮機)やフィルター、ワイヤー(網)
等、その周辺の配管、設備等に生成、付着するスケール
を連続的に防止するスケール防止剤およびスケール防止
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】古紙の脱墨工程では、製造した古紙パル
プとパルプ白水とを分離、脱水することを目的として、
シックナーやフィルター等、各種の分離、濃縮装置が設
置されている。これらの分離、濃縮装置で分離され、2
0〜30%まで濃縮された古紙パルプは、さらに過酸化
水素等の漂白剤や、ケイ酸ナトリウム、キレート剤等の
漂白助剤を添加され、漂白装置に送られて晒しパルプと
なる。
プとパルプ白水とを分離、脱水することを目的として、
シックナーやフィルター等、各種の分離、濃縮装置が設
置されている。これらの分離、濃縮装置で分離され、2
0〜30%まで濃縮された古紙パルプは、さらに過酸化
水素等の漂白剤や、ケイ酸ナトリウム、キレート剤等の
漂白助剤を添加され、漂白装置に送られて晒しパルプと
なる。
【0003】しかしながら、これら一連の分離、脱水、
漂白の過程において、装置やその周辺の配管、設備等に
対して、古紙パルプの原料、漂白助剤およびその他の添
加剤等に由来するシリカ、カルシウムおよびアルミニウ
ム等から生成するスケールの付着が起こる。
漂白の過程において、装置やその周辺の配管、設備等に
対して、古紙パルプの原料、漂白助剤およびその他の添
加剤等に由来するシリカ、カルシウムおよびアルミニウ
ム等から生成するスケールの付着が起こる。
【0004】例として、製紙会社の新聞古紙の過酸化水
素による脱墨漂白におけるスケールの生成、付着につい
て述べる。過酸化水素による脱墨漂白では、新聞古紙を
原料とする古紙パルプに過酸化水素、水酸化ナトリウム
および漂白助剤としてケイ酸ナトリウム等を添加して、
パルプ濃度を約30%として漂白を行う。その際、古紙
パルプ、漂白剤および漂白助剤混合物を漂白装置(漂白
タワー)に送る配管の内壁や漂白装置内にシリカ・アル
ミニウム系のスケールが生成、付着し、パルプ混合物の
輸送が阻害される。某製紙会社の場合、付着したスケー
ルの分析結果は、SiO2 として40重量%、CaOと
して15重量%、Al2 O3 として10重量%、その他
35重量%であった。カルシウムやアルミニウム系のス
ケールは原料古紙から溶出したイオンがアルカリ性で水
酸化物となって析出し、また、シリカ系のスケールは漂
白助剤として加えたケイ酸ナトリウムが分子間で脱水縮
合して析出したと考えられる。
素による脱墨漂白におけるスケールの生成、付着につい
て述べる。過酸化水素による脱墨漂白では、新聞古紙を
原料とする古紙パルプに過酸化水素、水酸化ナトリウム
および漂白助剤としてケイ酸ナトリウム等を添加して、
パルプ濃度を約30%として漂白を行う。その際、古紙
パルプ、漂白剤および漂白助剤混合物を漂白装置(漂白
タワー)に送る配管の内壁や漂白装置内にシリカ・アル
ミニウム系のスケールが生成、付着し、パルプ混合物の
輸送が阻害される。某製紙会社の場合、付着したスケー
ルの分析結果は、SiO2 として40重量%、CaOと
して15重量%、Al2 O3 として10重量%、その他
35重量%であった。カルシウムやアルミニウム系のス
ケールは原料古紙から溶出したイオンがアルカリ性で水
酸化物となって析出し、また、シリカ系のスケールは漂
白助剤として加えたケイ酸ナトリウムが分子間で脱水縮
合して析出したと考えられる。
【0005】このように、古紙の脱墨工程においてスケ
ールが生成し付着すると、液およびパルプの流れの阻害
のみならず、熱効率の低下、生産性の低下、パルプや紙
の品質の不均一など様々な問題を生じ、装置の運転上大
きな障害となる。特にシリカ系のスケールは、硬質で熱
伝導率が低く、さらに洗浄、除去にも手間がかかる等、
非常にやっかいなスケールである。さらに、スケールが
付着した下部では腐食が進行しやすいという問題もあ
る。
ールが生成し付着すると、液およびパルプの流れの阻害
のみならず、熱効率の低下、生産性の低下、パルプや紙
の品質の不均一など様々な問題を生じ、装置の運転上大
きな障害となる。特にシリカ系のスケールは、硬質で熱
伝導率が低く、さらに洗浄、除去にも手間がかかる等、
非常にやっかいなスケールである。さらに、スケールが
付着した下部では腐食が進行しやすいという問題もあ
る。
【0006】そこで、製紙工場では定期的に運転を停止
して、酸洗浄、ジェット洗浄等により装置に付着したス
ケールを取り除く作業や、定期的な装置の交換等の作業
が行われている。しかし、スケールの除去や装置の交換
は、それ自体労力の要る作業であり、さらに装置の運転
の一時的停止に伴う生産損失、エネルギーの損失など生
産効率の面からも極めて好ましくない。
して、酸洗浄、ジェット洗浄等により装置に付着したス
ケールを取り除く作業や、定期的な装置の交換等の作業
が行われている。しかし、スケールの除去や装置の交換
は、それ自体労力の要る作業であり、さらに装置の運転
の一時的停止に伴う生産損失、エネルギーの損失など生
産効率の面からも極めて好ましくない。
【0007】かねてより製紙業界では、連続的にスケー
ルの生成、付着を防止することにより、スケールの除去
作業や装置の交換を極力減らす方法が切望されていた。
例えば、クラフトパルプ製造工程における連続蒸解釜の
炭酸カルシウムスケールの付着防止剤として、アクリル
酸共重合体またはマレイン酸共重合体を使用する方法
(特開平4−136286号公報、特開平5−2956
86号公報)等がある。
ルの生成、付着を防止することにより、スケールの除去
作業や装置の交換を極力減らす方法が切望されていた。
例えば、クラフトパルプ製造工程における連続蒸解釜の
炭酸カルシウムスケールの付着防止剤として、アクリル
酸共重合体またはマレイン酸共重合体を使用する方法
(特開平4−136286号公報、特開平5−2956
86号公報)等がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、古紙の
脱墨工程のシックナー、フィルターおよびその他の装置
の周辺の配管、設備等に生成、付着するスケール、特に
新聞古紙等の過酸化水素による脱墨漂白工程において生
成するシリカ・アルミニウム系のスケールに対しては、
いまだスケールの生成を完全に防止するには至らず、よ
り効果の高いスケール防止剤およびスケール防止方法が
望まれていた。
脱墨工程のシックナー、フィルターおよびその他の装置
の周辺の配管、設備等に生成、付着するスケール、特に
新聞古紙等の過酸化水素による脱墨漂白工程において生
成するシリカ・アルミニウム系のスケールに対しては、
いまだスケールの生成を完全に防止するには至らず、よ
り効果の高いスケール防止剤およびスケール防止方法が
望まれていた。
【0009】本発明の目的は、前記未解決の諸問題を解
決することにあり、古紙の脱墨工程のシックナーやフィ
ルター等に付着するスケール、特に新聞古紙等の過酸化
水素による脱墨漂白工程において生成するシリカ・アル
ミニウム系のスケールに対して効果の優れたスケール防
止剤およびスケール防止方法を提供することにある。
決することにあり、古紙の脱墨工程のシックナーやフィ
ルター等に付着するスケール、特に新聞古紙等の過酸化
水素による脱墨漂白工程において生成するシリカ・アル
ミニウム系のスケールに対して効果の優れたスケール防
止剤およびスケール防止方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、古紙の脱
墨工程のシックナーやフィルター等におけるスケールの
生成、付着を連続的に防止する方法を確立することを意
図し、白水中溶解成分(SiO3 2- 、Ca2+、Al
3+等)のアルカリ性での析出防止を目的として鋭意検討
した結果、クエン酸および/またはその塩(ナトリウム
塩、カリウム塩、アンモニウム塩、リチウム塩等)を白
水等に連続的に添加することにより、予想外に顕著なス
ケール析出防止効果を示すことを見出し、本発明を完成
するに至った。
墨工程のシックナーやフィルター等におけるスケールの
生成、付着を連続的に防止する方法を確立することを意
図し、白水中溶解成分(SiO3 2- 、Ca2+、Al
3+等)のアルカリ性での析出防止を目的として鋭意検討
した結果、クエン酸および/またはその塩(ナトリウム
塩、カリウム塩、アンモニウム塩、リチウム塩等)を白
水等に連続的に添加することにより、予想外に顕著なス
ケール析出防止効果を示すことを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0011】すなわち、本発明は、クエン酸および/ま
たはその塩を含有することを特徴とする、古紙の脱墨工
程におけるスケール防止剤およびスケール防止方法に関
するものである。
たはその塩を含有することを特徴とする、古紙の脱墨工
程におけるスケール防止剤およびスケール防止方法に関
するものである。
【0012】ここで、クエン酸以外のオキシカルボン酸
およびそれらの塩、例えば、リンゴ酸、コハク酸、酒石
酸、グリコール酸、乳酸、グルコン酸ナトリウム等にも
析出防止効果は認められたが、クエン酸およびその塩に
比べて有効性が著しく低かった。
およびそれらの塩、例えば、リンゴ酸、コハク酸、酒石
酸、グリコール酸、乳酸、グルコン酸ナトリウム等にも
析出防止効果は認められたが、クエン酸およびその塩に
比べて有効性が著しく低かった。
【0013】本発明のスケール防止剤は、クエン酸およ
び/またはその塩を有効主成分として構成される。ま
た、同じくスケール防止方法は、上記のスケール防止剤
を古紙の脱墨工程の白水等に対して1〜500ppmの
濃度で連続的に添加することによって構成される。
び/またはその塩を有効主成分として構成される。ま
た、同じくスケール防止方法は、上記のスケール防止剤
を古紙の脱墨工程の白水等に対して1〜500ppmの
濃度で連続的に添加することによって構成される。
【0014】本発明のスケール防止剤の白水等に対する
添加量は、スケール問題の程度により、1〜500pp
m(重量)の範囲から選ばれるが、経済的かつ完全なス
ケール防止効果を達成するのに好ましい範囲は5〜20
0ppmであり、より好ましくは30〜100ppmで
ある。
添加量は、スケール問題の程度により、1〜500pp
m(重量)の範囲から選ばれるが、経済的かつ完全なス
ケール防止効果を達成するのに好ましい範囲は5〜20
0ppmであり、より好ましくは30〜100ppmで
ある。
【0015】本発明のスケール防止剤の添加方法は特に
限定されるものではないが、古紙の脱墨工程のシックナ
ーやフィルター等の装置および配管内を流れる白水等に
スケール防止剤が均一に行き渡るように配慮することが
好ましい。
限定されるものではないが、古紙の脱墨工程のシックナ
ーやフィルター等の装置および配管内を流れる白水等に
スケール防止剤が均一に行き渡るように配慮することが
好ましい。
【0016】なお、本発明の目的が達成される限り、ホ
スホン酸、ポリマー、キレート剤、界面活性剤等の他の
任意の1種類以上の成分を、添加剤として併用すること
に何ら制限を加えるものではない。
スホン酸、ポリマー、キレート剤、界面活性剤等の他の
任意の1種類以上の成分を、添加剤として併用すること
に何ら制限を加えるものではない。
【0017】好ましい添加剤は、ホスホン酸としては、
1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、ア
ミノトリ(メチレンホスホン酸)、エチレンジアミンテ
トラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペ
ンタ(メチレンホスホン酸)、2−ホスホノブタン−
1,2,4−トリカルボン酸であり、特に好ましくは、
1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸とア
ミノトリ(メチレンホスホン酸)である。また、ポリマ
ーとしては、ポリアクリル酸、ポリマレイン酸、アクリ
ル酸/マレイン酸共重合体、アクリル酸/イタコン酸共
重合体、アクリル酸/2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸共重合体、マレイン酸/アクリル酸
アルキルビニルアセテート共重合体、ビス(ポリ−2−
カルボキシエチル)ホスフィン酸ナトリウム、ポリビニ
ルアルコールであり、特に好ましくは、ポリアクリル
酸、ポリマレイン酸、アクリル酸/マレイン酸共重合体
である。また、キレート剤としては、エチレンジアミン
四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸が好ましい。
1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、ア
ミノトリ(メチレンホスホン酸)、エチレンジアミンテ
トラ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミンペ
ンタ(メチレンホスホン酸)、2−ホスホノブタン−
1,2,4−トリカルボン酸であり、特に好ましくは、
1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸とア
ミノトリ(メチレンホスホン酸)である。また、ポリマ
ーとしては、ポリアクリル酸、ポリマレイン酸、アクリ
ル酸/マレイン酸共重合体、アクリル酸/イタコン酸共
重合体、アクリル酸/2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸共重合体、マレイン酸/アクリル酸
アルキルビニルアセテート共重合体、ビス(ポリ−2−
カルボキシエチル)ホスフィン酸ナトリウム、ポリビニ
ルアルコールであり、特に好ましくは、ポリアクリル
酸、ポリマレイン酸、アクリル酸/マレイン酸共重合体
である。また、キレート剤としては、エチレンジアミン
四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸が好ましい。
【0018】なお、クエン酸に対する上記添加剤の使用
比率は、通常、1:20〜20:1重量比の範囲から選
択されるが、1:1〜10:1が好ましい。
比率は、通常、1:20〜20:1重量比の範囲から選
択されるが、1:1〜10:1が好ましい。
【0019】
【実施例】次に実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
が、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0020】<スケール防止剤の評価>古紙の脱墨漂白
工程のパルプ白水中におけるシリカ・アルミニウム系の
スケールに対するスケール防止剤の効果を評価した。某
製紙会社の古紙の脱墨漂白工程の実際のパルプ白水の分
析結果をもとにして、白水中の溶解成分(SiO3 2- 、
Ca2+、Al3+)を含む試験水を調製し、表1の試験条
件を設定した。
工程のパルプ白水中におけるシリカ・アルミニウム系の
スケールに対するスケール防止剤の効果を評価した。某
製紙会社の古紙の脱墨漂白工程の実際のパルプ白水の分
析結果をもとにして、白水中の溶解成分(SiO3 2- 、
Ca2+、Al3+)を含む試験水を調製し、表1の試験条
件を設定した。
【0021】
【表1】試験条件 温 度 50 ℃ 試験時間 16 時間 アルミニウム 15 ppm(Al3+として) カルシウム 50 ppm(Ca2+として) シリカ 1000 ppm(SiO2 として) pH 9.5
【0022】実施例1 容量200mlのポリビーカーに、表2に示す所定の濃
度になるようにクエン酸を加えた。次いで、表1の条件
になるように硫酸アルミニウム、塩化カルシウム、3号
メタ珪酸ナトリウムの各種水溶液を撹拌しながら順次添
加し、さらにイオン交換水を加えて全容量が100ml
となるようにした。次いで、少量の0.01Nの塩酸お
よび0.01Nの水酸化ナトリウム水溶液を撹拌しなが
ら注意深く加えることにより、溶液のpHを9.5に調
整した。この混合した溶液(試験液)をポリビーカーご
と50℃の恒温槽に移し、16時間静置した。16時間
後にポリビーカーを恒温槽から取りだし、試験液を定量
用濾紙No.6で濾過した。濾液中の各種成分の濃度を
ICP発光分光分析法により測定し、[式1]でスケー
ル析出防止率(%)として算出した。
度になるようにクエン酸を加えた。次いで、表1の条件
になるように硫酸アルミニウム、塩化カルシウム、3号
メタ珪酸ナトリウムの各種水溶液を撹拌しながら順次添
加し、さらにイオン交換水を加えて全容量が100ml
となるようにした。次いで、少量の0.01Nの塩酸お
よび0.01Nの水酸化ナトリウム水溶液を撹拌しなが
ら注意深く加えることにより、溶液のpHを9.5に調
整した。この混合した溶液(試験液)をポリビーカーご
と50℃の恒温槽に移し、16時間静置した。16時間
後にポリビーカーを恒温槽から取りだし、試験液を定量
用濾紙No.6で濾過した。濾液中の各種成分の濃度を
ICP発光分光分析法により測定し、[式1]でスケー
ル析出防止率(%)として算出した。
【0023】スケール析出防止率を求める計算式 A:スケール防止剤を添加した試験液の、試験後の濾液
中の溶解成分(SiO3 2- 、Ca2+、Al3+)濃度 (pp
m) B:スケール防止剤が無添加の試験液の、試験後の濾液
中の溶解成分(SiO3 2- 、Ca2+、Al3+)濃度 (pp
m) C:試験前の、試験液の溶解成分(SiO3 2- 、C
a2+、Al3+)濃度 (ppm)
中の溶解成分(SiO3 2- 、Ca2+、Al3+)濃度 (pp
m) B:スケール防止剤が無添加の試験液の、試験後の濾液
中の溶解成分(SiO3 2- 、Ca2+、Al3+)濃度 (pp
m) C:試験前の、試験液の溶解成分(SiO3 2- 、C
a2+、Al3+)濃度 (ppm)
【0024】算出したスケール析出防止率(%)が大き
いほど、スケール防止剤のスケールの生成防止効果が大
きいと評価される。なお、[式1]のBの値を求める対
照実験は、スケール防止剤を添加することなく行った。
いほど、スケール防止剤のスケールの生成防止効果が大
きいと評価される。なお、[式1]のBの値を求める対
照実験は、スケール防止剤を添加することなく行った。
【0025】実施例2、比較例1〜6 スケール防止剤を単独で使用した場合について実施例1
と同様に評価した結果を表2に示した。
と同様に評価した結果を表2に示した。
【0026】
【表2】
【0027】実施例3〜7 スケール防止剤として、クエン酸とホスホン酸を併用し
た例を表3に示した。その他の試験条件、試験方法およ
び析出防止率の算出は、実施例1と全く同様にして行っ
た。
た例を表3に示した。その他の試験条件、試験方法およ
び析出防止率の算出は、実施例1と全く同様にして行っ
た。
【0028】
【表3】
【0029】ただし、表3の略称は次のとおりである。 ホスホン酸a:アミノトリ(メチレンホスホン酸) ホスホン酸b:2−ホスホノブタン−1,2,4−トリ
カルボン酸
カルボン酸
【0030】実施例8〜11、比較例7〜8 スケール防止剤として、クエン酸とポリマーを併用した
実施例、およびクエン酸を用いずにポリマーのみ使用し
た比較例を表4に示した。その他の試験条件、試験方法
および析出防止率の算出は、実施例1と全く同様にして
行った。
実施例、およびクエン酸を用いずにポリマーのみ使用し
た比較例を表4に示した。その他の試験条件、試験方法
および析出防止率の算出は、実施例1と全く同様にして
行った。
【0031】
【表4】
【0032】表4における略称は次のとおりである。 ポリマーA:アクリル酸/マレイン酸(モル比3/7)
共重合体Na(M.W. 5,000) ポリマーB:ビス(ポリ−2−カルボキシエチル)ホス
フィン酸Na
共重合体Na(M.W. 5,000) ポリマーB:ビス(ポリ−2−カルボキシエチル)ホス
フィン酸Na
【0033】実施例12〜14 スケール防止剤として、クエン酸、ホスホン酸およびポ
リマーを併用した例を表5に示した。その他の試験条
件、試験方法および析出防止率の算出は、実施例1と全
く同様にして行った。なお、表5では、スケール析出防
止率の値を対SiO2 (%) で代表した。その理由は、試
験水中のスケール化しうる溶解成分のうち、SiO3 2-
の濃度が圧倒的に高く、スケールの構成成分としてはS
iO2 がメインだからである。
リマーを併用した例を表5に示した。その他の試験条
件、試験方法および析出防止率の算出は、実施例1と全
く同様にして行った。なお、表5では、スケール析出防
止率の値を対SiO2 (%) で代表した。その理由は、試
験水中のスケール化しうる溶解成分のうち、SiO3 2-
の濃度が圧倒的に高く、スケールの構成成分としてはS
iO2 がメインだからである。
【0034】
【表5】
【0035】ただし、表5の略称は次のとおりである。 ホスホン酸c:1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジ
ホスホン酸 ポリマーA:アクリル酸/マレイン酸(モル比3/7)
共重合体Na(M.W. 5,000)
ホスホン酸 ポリマーA:アクリル酸/マレイン酸(モル比3/7)
共重合体Na(M.W. 5,000)
【0036】
【発明の効果】本発明のスケール防止剤およびスケール
防止方法を、古紙の脱墨に関わる該当工程に適用すれ
ば、既存の設備等を改造または増設することなく、定常
運転中に連続的にスケールの生成、付着を防止すること
ができ、各装置は長期間の安定運転が確保されると同時
に、装置の休転時のスケールの除去作業からも解放さ
れ、生産性の向上、古紙パルプの品質の均一化、エネル
ギーロスの低減等、操業性の改善に多くの効果が得られ
る。
防止方法を、古紙の脱墨に関わる該当工程に適用すれ
ば、既存の設備等を改造または増設することなく、定常
運転中に連続的にスケールの生成、付着を防止すること
ができ、各装置は長期間の安定運転が確保されると同時
に、装置の休転時のスケールの除去作業からも解放さ
れ、生産性の向上、古紙パルプの品質の均一化、エネル
ギーロスの低減等、操業性の改善に多くの効果が得られ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 クエン酸および/またはその塩を含有す
ることを特徴とする古紙の脱墨工程におけるスケール防
止剤。 - 【請求項2】 クエン酸および/またはその塩を含有す
るスケール防止剤をパルプ白水に対して1〜500pp
m添加することを特徴とする古紙の脱墨工程におけるス
ケール防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25413194A JPH0892888A (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 古紙の脱墨工程におけるスケール防止剤およびスケール防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25413194A JPH0892888A (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 古紙の脱墨工程におけるスケール防止剤およびスケール防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0892888A true JPH0892888A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=17260655
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25413194A Pending JPH0892888A (ja) | 1994-09-26 | 1994-09-26 | 古紙の脱墨工程におけるスケール防止剤およびスケール防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0892888A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1994
- 1994-09-26 JP JP25413194A patent/JPH0892888A/ja active Pending
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