JPH089309B2 - 容器ホルダ装置 - Google Patents

容器ホルダ装置

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JPH089309B2
JPH089309B2 JP2207007A JP20700790A JPH089309B2 JP H089309 B2 JPH089309 B2 JP H089309B2 JP 2207007 A JP2207007 A JP 2207007A JP 20700790 A JP20700790 A JP 20700790A JP H089309 B2 JPH089309 B2 JP H089309B2
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茂 薮谷
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は例えばバス,乗用車,等の室内に装備し、
缶ジュース,紙コップ等の容器を保持する容器ホルダ装
置に関する。
(従来の技術) 従来この種の容器ホルダ装置として、第6図に示すよ
うなものがある。第6図に示す容器ホルダ装置は、本体
収納部1に出入れ可能に構成した引出し2を設け、この
引出し2の引出された平坦部にカップを収容する収容孔
3,3を形成している。また、本体収納部1は引出し2と
共に引出し2の引出し動作に合せて外部に引出されるカ
ップ底部ホールド用補助具4を収納している。補助具4
は、引出し2の両側板に回動自在に支持してある。
この様な構成の容器ホルダ装置は、飲料物の入った容
器を置く場合、収納状態の引出し前面を押すと、引出し
2が自動的に推進し、第6図に示すように、引出し2が
略水平に引出し、補助具4が引出し2から別れて斜めに
突出し(基部を本体収納部1の収納用孔端部で停止し支
持されている)、カップ収容孔3,3の下部に位置する。
これにより、カップをカップ収容孔3より挿入すると、
カップ底部が補助具4で保持されて、カップをホールド
することができる。
(発明が解決しようとする課題) 従来の容器ホルダ装置は、カップの底部を支えている
補助具4がロックされていないために、不用意にカップ
や補助具4に触ると、補助具4がカップを支える定位置
から回動してしまい、カップを落下させたり、カップ内
の飲料物をこぼしてしまうという欠点があった。また、
補助具4は、引出し2との収納状態において引出し2の
前面と重なるように収納され、引出し前面の高さ方向、
即ち、引出し2の薄さ方向長を決定している。このため
引出し2を薄く構成する場合の制約となっている。
そこでこの発明は、カップを上下で保持する部材をコ
ンパクトに収納し、使用時はこれによってカップを安定
に保持するようにした容器ホルダ装置の提供を目的とす
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明は、本体収納部と、容器を高さ方向の所定位
置で保持する第1の容器保持部を有し、この容器保持部
を形成した前方部分を前記本体収納部から出入れ可能に
構成されたトレイと、前記第1の容器保持部とは異なる
高さ位置で容器を保持する第2の容器保持部を有する昇
降部材と、X状に交差された折畳み可能な二つの棒部材
を有し、各棒部材の一端は前記トレイ及び昇降部材に回
動自在に連節され、同他端は前記トレイ及び昇降部材に
回動自在、かつトレイ出入れ方向の所定範囲摺動自在に
連節されたリンク手段と、前記トレイに装着された駆動
用ギヤ、該駆動用ギヤと噛合し前記本体収納部に形成さ
れたラックからなるトレイ送り手段と、前記駆動ギヤに
付勢力を与える捩じりばねと、該駆動用ギヤと一体的に
回動し、円弧状ギヤ部もつタイミングギヤと、該タイミ
ングギヤの該円弧状ギヤ部と噛合するラック部をもち、
かつ、前記各棒部材の他端をトレイ出入れ方向に摺動す
べく該他端と連節するとともに前記トレイに摺動可能に
保持されたスライド部材とを具備している。
(作用) このような構成によれば、収納状態にある時は、昇降
部材はリンク手段を介してトレイに平坦状に密着して重
なっている。使用に際し、昇降部材は第1の容器保持部
が形成された前方部分が本体収納受から外部に露出する
ようにトレイが引出されると、そのトレイの引出し動作
に合せてトレイから離れ、カップの上部と下部を保持可
能な位置関係に開く。また、上記コップを保持可能な状
態よりカップを収納する場合は、昇降部材がトレイに引
寄せられてトレイ及び昇降部材を収納することができ
る。
(実施例) 以下この発明を図示の実施例によって詳細に説明す
る。
第1図はこの発明に係る容器ホルダ装置の一実施例を
示す側断面図であり、(a)はトレイを引出した状態
を、(b)は昇降部材(以下、容器保持部材という)の
動作を、(c)は収納状態を示す。また、第2図ないし
第4図はそれぞれ第1図に示した各動作状態に対応する
平面図である。
これらの図において、11は例えば乗用車のインストル
メントパネルに取付ける容器ホルダ収納部である。収納
部11は前面に開口12を有し、内部の奥方向に沿ってトレ
イ送り手段の一方を構成するラック111を形成してあ
る。13は上記収納部11に出入れ可能に構成し、引出した
ときカップの上方をホールドするトレイである。トレイ
13は前記開口12から頭部131を突出し、頭部131から薄箱
形に延出した部材であって、頭部131に寄った前方側に
カップの上方をホールドするカップ収容孔132を形成
し、奥方向に上記ラック111と噛合したギヤ14を収容し
ている。17はトレイ13の下方に設け、コップの底部を保
持する容器保持部材であり、この容器保持部材17は、2
つの棒部材18,19を交差させて成る折畳みリンクを介し
てトレイ13に取付けてある。
詳述すると上記リンクは、一方の棒部材18の一端をト
レイ13の頭部131寄りの側面に回動自在の支持点136を構
成し、同様の支持点171を他方の棒部材19の一端と容器
保持部材17の前方端との間で構成している。また、棒部
材19の他端は、トレイ13の側面に形成した長孔135に端
部を遊挿したスライド部材16に回動自在に取付けてあ
る。同様に棒部材18の他端は容器保持部材17に形成した
長孔172に遊挿してある。棒部材18と19とは略中心部で
交差して回動自在の支点22を構成している。この様な構
成によって、棒部材18,19は、容器保持部材17をトレイ1
3に引寄せたり(上動)、引離したり(下動)すること
ができる。容器保持部材17がトレイ13に引寄せられた時
は、両者はその状態で開口12を通して収納部11内に収納
可能な厚みになっている。なお、棒部材18,19は、左右
に一対あって容器保持部材17を保持している。
次に、上記ギヤ14は上部軸受けに巻回して、対収納部
11との間に捩じりばね21を装置してある。これによりギ
ヤ14は、トレイ13が収納状態の時、捩じりばね21からの
エネルギーを保有し、該エネルギーにて引出し時にラッ
ク111上を走行してトレイ13を外部に引出すことができ
る。
また、上記ギヤ14は、例えばトレイ13の上壁に軸支し
たギヤ15と噛合している。ギヤ15は、上記スライド部材
16を駆動する部材である。このため、スライド部材16に
は、ラック161を形成してある。ここで、ギヤ15は全体
にギヤが形成されるのではなく、ラック161と噛合する
歯の部分、全円周の数分の1に過ぎない。このようなギ
ヤ15のギヤ面を切欠いてなる円弧状ギヤ部151をもつギ
ヤ15は以下タイミングギヤと称し、トレイ13の出入れ動
作時に、上記リンクを介しての容器保持部材17の上下動
を行うタイミングをトレイ13の引出し量に合せて調整し
ている。
なお、スライド部材16は、トレイ13の側面に形成した
ガイド134(第2図参照)にガイドされるとともに、頭
部131側に延出した端部を略T字状に形成し、そのT字
の一端を長孔135に遊挿してある。スライド部材16は、
棒部材18,19と同様に左右にあり、実施例では連接して
ある。また、収納部11の上壁にはトレイ13を案内すると
ともに、トレイ13の出入れ長さを規制する案内孔112を
形成している。この案内孔112には、トレイ13に形成し
たストッパー爪137が移動するようになっている。ま
た、収納部11の最奥にはトレイ13の背面から突設したピ
ン138をキャッチロック可能なプッシュロックオープン
クリップ23を取付けている(第2図〜第4図)。これに
よりトレイ13は収納状態において収納部11にロックさ
れ、このとき頭部131を1回押すとプッシュロックオー
プンクリップ23のロックが解除され、2回目に押すと再
びプッシュロックオープンクリップ23がロック動作す
る。
以上の構成からなる容器ホルダ装置は、不使用時、プ
ッシュロックオープンクリップ23がピン138をキャッチ
して、トレイ13は収納部11にロック状態で収納されてい
る。このときタイミングギヤ151はラック161から最も遠
い回転位置にある。
使用時、トレイ13を引出すために頭部131を押すとプ
ッシュロックオープンクリップ23はロックを解除してト
レイ13を解放する。トレイ13が自由になると、それま
で、第4図に示すように、狭い角度に絞られていた捩じ
りばね21がそのエネルギーを放出し、ギヤ14を矢印A方
向に回転させる。これによりギヤ14が側面ラック111を
走行してトレイ13を引出すことになる。
ギヤ15はギヤ14と噛合して矢印C方向(第4図参照)
回転するが、トレイ13が引出し動作を始めた初期にはラ
ック161とは噛合していないため空回転状態である。ギ
ヤ15の回転が進むに連れてトレイ13が開口12から突出す
る量が多くなり、第3図に示すように、タイミングギヤ
151とラック161の歯とが噛合する時点で、容器保持部材
17は完全に開口12から脱出する。ギヤ14はラック161と
噛合してもギヤ14とは依然として噛合関係にあるので、
トレイ13は前進を続ける。一方、ラック161にタイミン
グギヤ151が噛合すると、捩じりばね21の力に基づくギ
ヤ15からの駆動力にて、スライド部材16がトレイ13の前
進とは別に長孔135内を前進する。これによりロッド18,
19が支点22を中心に開脚し、第1図a(第2図)に示す
ように、容器保持部材17が下降してトレイ13から離れ、
カップを置くことができる。このようにトレイ13がカッ
プ置き可能に引出されているときは、捩じりばね21は第
2図に示すように充分に両端角の大きい状態になってい
る。
容器ホルダ装置を収納する場合は、頭部131を押す。
これによる力はスライド部材16及びギヤ15を介してギヤ
14に伝達する系統と、捩じりばね21を介してギヤ14に伝
わる系統がある。しかし、捩じりばね21からの抗力は、
スライド部材16からの抗力より強いために、始めにスラ
イド部材16が押され、ラック161を介してギヤ15を矢印
D方向(第2図参照)へ回転するように駆動する。スラ
イド部材16が押されると、棒部材18,19は容器保持部材1
7をトレイ13側へ引寄せる。この容器保持部材17の上昇
動作に合せてギヤ14はラック161の長さに基づくタイミ
ングギヤ15の回動分だけ回動し、トレイ13を所定量後退
させる。ラック161によるトレイ13の上記後退量は容器
保持部材17が完全にトレイ13に引寄せられる上昇量と対
応しており、容器保持部材17が開口12に当接してしまう
ことはない。第3図及び第1図(b)は上記のように容
器保持部材17がトレイ13に引寄せられた時点の状態を示
している。
容器保持部材17が完全にトレイ13に引寄せられると、
トレイ13及び容器保持部材17は収納部11内に導かれる。
この挿入過程では操作者は捩じりばね21の力に抗してギ
ヤ14を矢印B方向(第3図参照)に駆動しトレイ13を押
すことになる。こうしてトレイ13がさらに奥方向に送ら
れ、ピン138がプッシュロックオープンクリップ23にて
キャッキされるとロック状態になり、トレイ13は捩じり
ばね21を第4図に示すように絞った状態に保持して収納
部11に収納される。
上記構成によれば、容器保持部材17はトレイ13に面接
触された結合状態になり、収納時における厚みスペース
をとることがない。このため、頭部131の幅を制約する
ことなく容器ホルダ装置を薄く構成することができる。
またこれにより、容器保持部材の面積を充分な広さに形
成し、容器を安定に保持する。また、トレイ13や容器保
持部材17に通常の力で不用意な力が加わっても、容器保
持部材17は上方に移動し、カップを傾けることがない。
通常加わる不用意な力では、カップは少ししか移動せ
ず、落ちたり内容物をこぼしたりすることはない。これ
に対し従来は、引出し2が少しでも押されると、補助具
4が円弧回動しカップを傾けてしまう。また、例えばギ
ヤ14にロック手段を設けることで、棒部材18,19の交差
状態をロックすることができ、トレイ13と容器保持部材
17によるカップ保持構造をより安定にすることができ
る。
なお、上記実施例では、トレイ13を引出し駆動する捩
じりばね21とギヤ14の構成は、トレイ13の一方側に設け
たのであるが、左右に設けても良い。この様な構成を第
5図に示す。第5図において、収納部11はラック111が
左右の両側に形成してあり、これらにそれぞれ捩じりば
ね21を有したギヤ14,14が噛合している。ギヤ14と14の
間にそれぞれ直列に噛合したギヤ24,24はギヤ14の回転
に基づくトレイ13の移動量を調整している。また、ギヤ
24,24のうち一方にはオイルダンパ25を噛合して、トレ
イ13の引出し動作を円滑に行うようにしている。
この様な実施例によれば、トレイ13の左右方向のがた
つきを無くし、トレイ13の出入れに際し、異音や損傷を
軽減することができる。
さらに他の実施例として、トレイ13と容器保持部材17
との関係を逆にし、トレイ13にはカップ収容孔を設けず
平坦状にし、容器保持部材17にカップ収容孔を形成して
容器保持部材17がトレイ13から浮上する構成にしてもよ
い。
またさらに、捩じりばねのような動力を使わず、人手
により行うようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、容器保持部材
は収納動作にあたってカップに対し上下動するだけで傾
ける作用をしないので、通常力の不用意な力が加わって
もカップを落したり内容物をこぼしたりすることがな
い。また、容器保持部材は収容時にトレイに面接触の形
で引寄せられて収納されるので、カップ置きとしてスペ
ースを取らない。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)はそれぞれこの発明に係る容器ホ
ルダ装置の一実施例を各動作状態に対応して示した構成
図、第2図ないし第4図は第1図にそれぞれ対応する平
面図、第5図は他の実施例を示す構成図、第6図は従来
の容器ホルダ装置を示す構成図である。 11……収納部、13……トレイ、14……駆動用ギヤ、15…
…タイミングギヤ、16……スライド部材、17……容器保
持部材、18,19……棒部材(リンク手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体収納部と、 容器を高さ方向の所定位置で保持する第1の容器保持部
    を有し、この容器保持部を形成した前方部分を前記本体
    収納部から出入れ可能に構成されたトレイと、前記第1
    の容器保持部とは異なる高さ位置で容器を保持する第2
    の容器保持部を有する昇降部材と、 X状に交差された折畳み可能な二つの棒部材を有し、各
    棒部材の一端は前記トレイ及び昇降部材に回動自在に連
    節され、同他端は前記トレイ及び昇降部材に回動自在、
    かつトレイ出入れ方向の所定範囲摺動自在に連節された
    リンク手段と、 前記トレイに装着された駆動用ギヤ、該駆動用ギヤと噛
    合し前記本体収納部に形成されたラックからなるトレイ
    送り手段と、 前記駆動ギヤに付勢力を与える捩じりばねと、 該駆動用ギヤと一体的に回動し、円弧状ギヤ部もつタイ
    ミングギヤと、 該タイミングギヤの該円弧状ギヤ部と噛合するラック部
    をもち、かつ、前記各棒部材の他端をトレイ出入れ方向
    に摺動すべく該他端と連節するとともに前記トレイに摺
    動可能に保持されたスライド部材とを具備したことを特
    徴とする容器ホルダ装置。
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