JPH0894108A - 空気調和機のモータ取付構造 - Google Patents

空気調和機のモータ取付構造

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JPH0894108A
JPH0894108A JP6231413A JP23141394A JPH0894108A JP H0894108 A JPH0894108 A JP H0894108A JP 6231413 A JP6231413 A JP 6231413A JP 23141394 A JP23141394 A JP 23141394A JP H0894108 A JPH0894108 A JP H0894108A
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bolt
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hole
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Fuminori Kajino
文則 梶野
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ台取付作業時における作業性の改善を
図るとともに、回転軸の軸受からの離脱を未然に防止す
る。 【構成】モータ台30の固定面に複数のボルト穴を設け
るとともに、該複数のボルト穴のうち、第1のボルト穴
41はこれを固定ボルト46の外周との間に微小隙間を
形成し得る小径穴とし、第2のボルト穴42は該第2の
ボルト穴42と上記第1のボルト穴41とを結ぶ直線L
に直交する方向においては上記第1のボルト穴41の径
寸法と略同一寸法の短径をもち、該直線Lに平行な方向
においては上記短径よりも所定寸法だけ大きい長径をも
つ長穴とする。また、モータ台30を固定板31と該固
定板31の左右両側から延出してモータ2の軸方向の両
端側をそれぞれ支承する左右一対の支持板32,32と
で構成するとともに、左右一対の支持板32,32をそ
の先端寄り位置においてケーシング1側に締着固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、空気調和機における
モータの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機のファン駆動用のモータの一
般的な取付構造としては、例えば実開平2−70116
号公報に開示されるように、板材をコ字状に折曲してそ
の中央部をケーシングに対する締着固定部とするととも
に、該締着固定部の左右両側に対向状態で位置し且つそ
の先端側に半円状の切り欠きでなるモータ受部を設けた
支持部としたモータ台を使用し、該モータ台の上記左右
一対のモータ受部にモータの両端をそれぞれ嵌合させる
とともに、該モータ受部に湾曲帯状のバンドを掛止し、
該バンドを締め付けることで該バンドと上記モータ受部
とでモータを支持するようにしたものが知られている。
【0003】また一方、空気調和機のうちでも、特に天
吊型あるいは天埋型空気調和機の如くケーシングの厚さ
寸法(高さ寸法)を低く抑えるという要求がある反面、
水平方向(幅方向)には寸法的な制約が比較的少なく、
むしろ天井面に沿った方向の広い範囲から空調風を吹き
出すとの観点から積極的に幅方向の寸法を広げる傾向の
ある空気調和機においては、例えば実開平1−1368
17号号公報に開示されるように、ファンとして径寸法
を小さくできる多翼ファンが採用されるケースが多い。
また、かかる多翼ファンを採用する場合には、多翼ファ
ンはその軸方向から空気を吸入してこれを径方向に吹き
出すものであることから、これを単一の多翼ファンで構
成した場合にはその軸方向において吹き出し風量に大き
な偏りができることから、これを回避すべく軸長の短い
多翼ファンを所定間隔をもって複数個列設し、これらを
単一のモータによって駆動する方式を採用するのが従来
一般的な方法である。そして、この場合、上掲公知例に
も開示されるように、複数の多翼ファンの取り付けに際
しては、モータ軸にカップリングを介して所定長さの回
転軸を同軸状に連結し、この回転軸に所定間隔で複数の
多翼ファンを固定するとともに、該回転軸の他端はこれ
をケーシング側に設けた軸受にて支持するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上掲の実開
平2−70116号公報に開示される如きモータ台を使
用してケーシング側にモータを取り付ける場合には次の
ような問題がある。即ち、第1には、かかるモータ台を
ケーシング側にボルト締着により固定する場合、この公
知例には具体的な開示はないものの、従来一般的な方法
として、該モータ台の締着固定部に複数のボルト穴を設
け、これらを通して固定ボルトを取り付ける。そして、
この場合、上記各ボルト穴はこれらを全て固定ボルトの
外径に対して比較的大きな隙間をもつ所謂バカ穴に形成
するのが通例である。ところが、このように、各ボルト
穴の全てをバカ穴とした場合には、ケーシング側のネジ
穴とモータ台側の各ボルト穴とが多少ズレていたとして
もバカ穴の融通代によってこれを吸収し得ることから固
定ボルトの装着作業そのものは容易であるものの、ケー
シングに対してモータ台の取付位置がズレたままだと、
例えばモータ軸に直接羽根車を取り付けるとともにファ
ンケースをケーシングに固定する構造のものにあっては
モータ軸の傾斜により上記羽根車がファンケースに接触
する虞れが有り、また上掲の実開平1−136817号
公報に示される如くモータ軸に長尺の回転軸を連結しこ
の回転軸に複数の多翼ファンを並設したものにあって
は、該モータ軸の傾きに起因して該モータ軸と回転軸と
の連結が困難となったり、回転軸の軸端でのズレが過大
となって軸受への支承が困難になる等の不都合が生じ
る。従って、かかる不都合を回避するためには、モータ
台をケーシングに仮止めした後にその取付位置の微調整
を行う必要があり、結果的にモータ取付作業が煩雑とな
りそれだけ作業工数が増加し、延いては生産コストの上
昇を招来するという問題が生じる。
【0005】第2に、従来のモータ台は、その締着固定
部のみをケーシング側に固定し、該締着固定の両側に延
出配置された支持部はケーシング側に固定しない構造と
なっているため該支持部がその板厚方向に変形し易い。
このため、例えば空気調和機の取付作業時においてこれ
を誤って落下させたような場合には、モータ、多翼ファ
ン等の落下に伴う慣性力を受けて該支持部がその板厚方
向に変形するということが考えられる。かかる場合、例
えば上掲の実開平1−136817号公報に開示される
如く回転軸を介して複数の多翼ファンを取り付けるとと
もに該回転軸の軸端を軸受に支承せしめた構造のものに
あっては、上記支持部の変形に伴う回転軸の軸方向への
移動により該回転軸の軸端が軸受から離脱する虞れがあ
り、この場合には、再度回転軸の取付作業を行う必要が
生じ、作業工数の増加による生産コストの上昇を招来す
ることになるものである。
【0006】そこで本願発明では、モータ台取付作業時
における作業性の改善を図るとともに、回転軸の軸受か
らの離脱を未然に防止し得るようにした空気調和機のモ
ータ取付構造を提案せんとしてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として、本願の第1の発明
では、図1〜図3に例示するように、ファン駆動用のモ
ータ2をモータ台30を介してケーシング1に取り付け
てなる空気調和機において、上記モータ台30の上記ケ
ーシング1に対する固定面に複数の固定ボルト挿通用の
ボルト穴を設けるとともに、該複数のボルト穴のうち、
第1のボルト穴41を固定ボルト46の外周との間に微
小隙間を形成し得る小径穴とし、第2のボルト穴42を
該第2のボルト穴42と上記第1のボルト穴41とを結
ぶ直線Lに直交する方向においては上記第1のボルト穴
41の径寸法と略同一寸法の短径をもち、該直線Lに平
行な方向においては上記短径よりも所定寸法だけ大きい
長径をもつ長穴としたことを特徴としている。
【0008】本願の第2の発明では、図1及び図2に例
示するように、ファン駆動用のモータ2をモータ台30
を介してケーシング1に取り付けてなる空気調和機にお
いて、上記モータ台30を、上記ケーシング1に締着固
定される固定板31と該固定板31の左右両側から相互
に所定間隔をもって対向状態で延出して上記モータ2の
軸方向の両端側をそれぞれ支承する左右一対の支持板3
2,32とで構成するとともに、上記左右一対の支持板
32,32をその先端寄り位置において上記ケーシング
1側に締着固定したことを特徴としている。
【0009】本願の第3の発明では、上記第2の発明に
かかる空気調和機のモータ取付構造において、図1〜図
3に例示するように、上記モータ台30の上記固定板3
1に複数の固定ボルト挿通用のボルト穴を設けるととも
に、該複数のボルト穴のうち、第1のボルト穴41を固
定ボルト46の外周との間に微小隙間を形成し得る小径
穴とし、第2のボルト穴42を該第2のボルト穴42と
上記第1のボルト穴41とを結ぶ直線Lに直交する方向
においては上記第1のボルト穴41の径寸法と略同一寸
法の短径をもち、該直線Lに平行な方向においては上記
短径よりも所定寸法だけ大きい長径をもつ長穴としたこ
とを特徴としている。
【0010】本願の第4の発明では、上記第1,第2又
は第3の発明にかかる空気調和機のモータ取付構造にお
いて、図1及び図2に例示するように、上記ケーシング
1に対して上記モータ台30を介して取り付けられた上
記モータ2のモータ軸17に、複数の多翼ファン3,
3,・・を所定間隔をもって並設固定してなる回転軸1
9の一端を同軸状に連結するとともに、該回転軸19の
他端を上記ケーシング1側に固定された軸受20に支承
せしめたことを特徴としている。
【0011】
【発明の作用・効果】本願発明ではかかる構成とするこ
とにより次のような作用、効果が得られる。
【0012】本願の第1の発明にかかる空気調和機の
モータ取付構造では、モータ台30のケーシング1に対
する固定面に設けた複数のボルト穴のうち、第1のボル
ト穴41を固定ボルト46の外周との間に微小隙間を形
成し得る小径穴とし、第2のボルト穴42を該第2のボ
ルト穴42と上記第1のボルト穴41とを結ぶ直線Lに
直交する方向においては上記第1のボルト穴41の径寸
法と略同一寸法の短径をもち、該直線Lに平行な方向に
おいては上記短径よりも所定寸法だけ大きい長径をもつ
長穴としているので、上記モータ台30のケーシング1
への取付作業に際しては、先ず第1ボルト穴41に固定
ボルト46を螺合せしめることで該第1ボルト穴41部
分には固定ボルト46との遊びが少ないことから該第1
ボルト穴41部分の正確な位置決めがなされる。これに
引き続いて第2ボルト穴42に固定ボルト46を螺合せ
しめると、該第2ボルト穴42の上記直線Lに直交する
方向においては固定ボルト46との遊びが少ないことか
ら、該第2ボルト穴42部分における上記直線Lに直交
する方向の正確な位置決めがなされる。従って、モータ
台30全体としてみた場合、上記直線Lに平行な方向の
位置決めは上記第1ボルト穴41に取り付けられた固定
ボルト46によってなされ、また上記直線Lに直交する
方向の位置決めは上記第1ボルト穴41と第2ボルト穴
42とにそれぞれ取り付けられた二つの固定ボルト46
によって行われ、結果的に平面方向の二方向において正
確な位置決めがされることで上記モータ台30のケーシ
ングに対する取付位置が正確に規定されることになる。
また、これ以外のボルト穴が例えバカ穴であったとして
もモータ台30の取付位置のズレ要因とはなり得ない。
【0013】従って従来のモータ取付構造のようにモー
タ台30の仮止め後において取付位置の微調整をするよ
うな必要は全くなく、それだけモータ取付作業が簡便且
つ迅速となり、モータ組付け作業における作業性が向上
し、延いては生産コストの低廉化にも寄与し得るもので
ある。
【0014】 本願の第2の発明にかかる空気調和機
のモータ取付構造では、上記モータ台30を、上記ケー
シング1に締着固定される固定板31と該固定板31の
左右両側から相互に所定間隔をもって対向状態で延出し
て上記モータ2の軸方向の両端側をそれぞれ支承する左
右一対の支持板32,32とで構成するとともに、上記
左右一対の支持板32,32をその先端寄り位置におい
て上記ケーシング1側に締着固定しているので、例えば
従来のようにモータ台30がその固定板31部分におい
てのみケーシング1側に固定され一対の支持板32,3
2がケーシング1に対してフリーとされている場合に比
して、該支持板32,32の板厚方向、即ちモータ2の
軸方向における剛性が向上するとともに、該モータ台3
0にかかる荷重のケーシング1側への分散化が促進さ
れ、それだけ該ケーシング1の板厚を低下させることが
可能となり、延いては空気調和機の軽量化が促進される
ものである。
【0015】 本願の第3の発明にかかる空気調和機
のモータ取付構造では、上記第1の発明にかかる構成に
上記第2の発明にかかる構成を付加した構成であること
から、上記及びにそれぞれ記載した如き作用効果が
同時に得られるものである。
【0016】 本願の第4の発明にかかる空気調和機
のモータ取付構造では、上記第1,第2又は第3の発明
のそれぞれの構成に対して、上記モータ2のモータ軸1
7に、複数の多翼ファン3,3,・・を所定間隔をもっ
て並設固定してなる回転軸19の一端を同軸状に連結す
るとともに、該回転軸19の他端を上記ケーシング1側
に固定された軸受20に支承せしめる構成を付加したも
のであることから、上記,またはに記載の作用効
果が得られるのに加えて、次のような特有な作用効果が
得られるものである。
【0017】即ち、第1に、回転軸19を介して複数の
多翼ファン3,3,・・を取り付けた構成のものにおい
ては、モータ台30のケーシング1に対する取付位置が
ズレたことによる影響は該モータ台30からの距離が最
も長い上記回転軸19の他端側において顕著となり、場
合によってはこの回転軸19の他端を軸受20に支承さ
せることができないことも起こり得るが、この場合、上
記モータ台30の正確な位置決めが上述の如くボルト穴
の構成によって確実に達成されていることから、かかる
回転軸19の支承不能という事態の発生が確実に回避さ
れるものである。
【0018】第2に、例えば空気調和機の取付作業時に
おいてこれを誤って落下させると上記モータ2、回転軸
19等の落下慣性による大きな荷重が上記モータ台30
の支持板32,32に対してその板厚方向にかかること
になるが、この場合、該支持板32,32はそれぞれが
ケーシング1に連結されその板厚方向の剛性が高くその
変形が可及的に抑制される構成であることから、上記回
転軸19の軸方向における変位も少なく、従って該回転
軸19が軸受20から離脱するのが未然に防止される。
この結果、例えばかかる空気調和機の落下時においても
上記回転軸19の再組付け等の余分な作業が不要である
ことから組付作業性が向上し、また上記回転軸19が軸
受20から離脱した状態での空気調和機の運転という事
態の発生もなくそれだけ空気調和機の機能上の信頼性が
確保されるものである。
【0019】
【実施例】以下、本願発明の空気調和機のモータ取付構
造を添付図面に基づいて具体的に説明する。図1〜図3
には、本願発明の実施例にかかるモータ取付構造を備え
た空気調和機として天井吊り下げ型(いわゆる天吊型)
の空気調和機Zの要部を示しており、同各図において符
号1は空気調和機Zの外郭を構成するケーシングであっ
て、該ケーシング1は大きく分けて、その設置状態にお
いて室内寄りに位置する底板11と天井10寄りに位置
する天板12とこれら底板11と天板12とを連結する
左右一対の側板13,13と背面板15とを有するとと
もに、該背面板15と所定間隔をもってケーシング1内
を前後方向に区画するようにして仕切板14が設けられ
ている。そして、このケーシング1の底板11の上記背
面板15と仕切板14とに囲まれた部分に対応する位置
には吸込口8が形成され、またこの吸込口8にはフィル
ター9が装着されている。さらに、上記ケーシング1の
背面板15に対向する面には吹出口7が形成されるとと
もに、該吹出口7と上記仕切板14との間には熱交換器
6が傾斜状態で配置されている。
【0020】一方、上記ケーシング1の上記背面板15
と仕切板14との間のスペースには、次述するモータ2
と複数(この実施例では4個)の多翼ファン3,3,・
・が配置されている。即ち、モータ2は、後述のモータ
台30を介して上記ケーシング1側に固定支持されるも
のであって、その軸方向の左右両側にそれぞれモータ軸
16,17を設けている。そして、一方のモータ軸16
には羽根車4とファンケース5とでなる多翼ファン3の
該羽根車4が直接に取り付けられている。これに対し
て、他方のモータ軸17には、カップリング18を介し
て所定長さの回転軸19の一端が同軸状に連結されると
ともに、該回転軸19の他端は上記ケーシング1に固定
した軸受20により回転自在に支承されている。そし
て、この回転軸19には、その軸方向に所定間隔をもっ
て三つの多翼ファン3,3,3が固定されており、これ
ら三つの多翼ファン3,3,3及び上記モータ軸16側
に取り付けられた多翼ファン3は、上記モータ2によっ
て一体的に回転駆動される。
【0021】尚、上記各多翼ファン3,3,・・の各フ
ァンケース5は、その吹出口5aを上記熱交換器6側に
指向させた状態で上記仕切板14に取り付けられてい
る。
【0022】上記モータ台30は、図4に示すように、
板材を略コ字状に折曲して構成されるものであって、そ
の折曲方向の中央部に位置する部分を固定板31とし、
該固定板31の左右両側に連続してこれから直交方向に
延出し所定間隔をもって対向する左右一対の部分をそれ
ぞれ支持板32,32としている。そして、このモータ
台30の固定板31は、上記ケーシング1の仕切板14
に対する締着固定部となるものであって、ここには図4
及び図5に示すように、その上下両端側にそれぞれ左右
一対のボルト座部36,36,・・が形成されている。
そして、この四つのボルト座部36,36,・・には、
それぞれ固定ボルト46が挿通配置されるボルト穴41
〜44が形成されているが、この実施例のものにおいて
はこれら各ボルト穴41〜44の構成を次のように設定
している。
【0023】即ち、右側の下端に位置するボルト座部3
6に形成される第1ボルト穴41(特許請求の範囲中の
第1のボルト穴に該当する)は、これを上記固定ボルト
46に対して緩み嵌めのハメアイをもつ円形穴としてい
る。上記第1ボルト穴41が形成されたボルト座部36
に対して対角上に位置するボルト座部36に形成される
第2ボルト穴42(特許請求の範囲中の第2のボルト穴
に該当する)は、該第2ボルト穴42と上記第1ボルト
穴41とを結ぶ直線L1に平行な方向に長軸を有する長
穴とするとともに、その短径(即ち、上記直線L1に直
交する方向の寸法)を上記第1ボルト穴41の内径と同
じハメアイ寸法とし、またその長径(即ち、上記直線L
1に平行な方向の寸法)を上記固定ボルト46に遊嵌合
し得る寸法に設定している。さらに、上記直線L1を挟
んでその両側に位置する二つのボルト座部36,36に
それぞれ形成される第3ボルト穴43と第4ボルト穴4
4は、これを共に上記固定ボルト46に対して遊嵌合し
得る内径をもつバカ穴としている。
【0024】さらに、上記左右一対の支持板32,32
の先端部には、前方に向かって開口する半円状の切り欠
きを設けてこれをブッシュ受部33とするとともに、該
ブッシュ受部33の上下両端にそれぞれバンド掛止部3
4,34を形成している。また、この支持板32,32
の上端側は、上方へ延出する延設部38とされるととも
に、該延設部38の上端にはボルト座部37が設けられ
ている。また、上記各バンド掛止部34,34には、そ
れぞれ湾曲帯状の上下一対の締付バンド23,24の一
端がそれぞれ掛止可能とされている。
【0025】尚、上記モータ2は、その軸方向両端に位
置するボス21,21を、上記一対の締付バンド23,
24と上記支持板32のブッシュ受部33とでブッシュ
22を介してそれぞれ挟着することで上記モータ台30
に支承されるが、該モータ2のモータ台30への取付
は、先ず、該モータ台30を上記ケーシング1の仕切板
14に取り付けた後に行われる。
【0026】ここで、上記モータ台30の上記ケーシン
グ1の仕切板14への取付作業について説明すると、上
記仕切板14に対してモータ台30の固定板31を衝合
させるとともに、上記天板12に対して上記支持板3
2,32側の各ボルト座部37,37を衝合させる。こ
の状態で、先ず固定板31側の固定作業を行う。即ち、
最初に第1ボルト穴41に固定ボルト46を通してこれ
を仕切板14側に螺着する。このように、第1ボルト穴
41に固定ボルト46を取り付けると、該第1ボルト穴
41が固定ボルト46に対して緩みバメのハメアイをも
つことから、上記モータ台30は上記第1ボルト穴41
の部分においては適正位置に正確に位置決めされ且つそ
の状態で該固定ボルト46を中心として回転可能となっ
ている。
【0027】次に、固定ボルト46を長穴で構成された
上記第2ボルト穴42に通してこれを上記仕切板14側
に螺着する。すると、この第2ボルト穴42は、その短
軸が上記第1ボルト穴41と第2ボルト穴42とを結ぶ
直線L1に直交する方向に設定され且つその短径が上記
第1ボルト穴41と同様に上記固定ボルト46に対して
緩みバメのハメアイをもつように設定されているので、
該第2ボルト穴42に挿通された固定ボルト46によっ
て上記モータ台30の上記第1ボルト穴41を中心とす
る回転が規制される。従って、上記モータ台30は、上
記直線L1に直交する方向に対しては上記第1ボルト穴
41と第2ボルト穴42にそれぞれ挿通された固定ボル
ト46,46により規定され、また該直線L1に平行な
方向に対しては上記第1ボルト穴41に挿通された固定
ボルト46によって規定されることとなる。このよう
に、上記固定板31の平面方向における直交する二方向
が正確に位置決めされ且つそれ以上の変位が規制される
ことで、上記モータ台30は上記仕切板14に対して設
計通りの取付位置に正確に位置設定されることになる。
後は、二つのバカ穴、即ち、第3ボルト穴43と第4ボ
ルト穴44にそれぞれ固定ボルト46,46を通してこ
れを仕切板14側に螺着する。これで、固定板31の仕
切板14への固定作業が終了する。
【0028】次に、上記支持板32,32側の固定作業
に移るが、この場合には、既に上記固定板31側の固定
によって該支持板32,32の各ボルト座部37,37
の上記天板12に対する取付位置が規定されているの
で、単にこれらボルト座部37,37を固定ボルト4
7,47によって該天板12側に締着すれば良い。以上
で、モータ台30のケーシング1側への取付作業が完了
する。
【0029】このように、この実施例のものにおいて
は、固定板31を固定ボルト46によって所定の順序で
順次締着することで自動的に且つ正確に上記モータ台3
0の仕切板14に対する位置決めがされることから、例
えば従来のように全てのボルト穴をバカ穴とした場合の
ように仮止め後におけるモータ台30の取付位置の微調
整が全く不要である。従って、それだけモータ台30の
取付作業が簡便且つ迅速となり、取付作業性が良好なら
しめられるものである。また、このようにモータ台30
の位置決めが正確になされていると、このモータ台30
にモータ2を取り付け、さらにこのモータ2に上記複数
の多翼ファン3,3,・・を直接あるいは回転軸19を
介して連結しても、各多翼ファン3,3,・・と上記モ
ータ2とは全て同軸状に位置することになる。このた
め、従来のように多翼ファン3の羽根車4とファンケー
ス5とが接触するとか、上記回転軸19の端部を上記軸
受20に支承させることができない等の不都合が未然に
且つ確実に回避される。
【0030】一方、上述のように、モータ台30が、固
定板31のみならず支持板32,32側においてもケー
シング1側に固定されていることで、例えば従来のよう
に支持板32,32側がなんらケーシング1側に固定さ
れていない場合に比して、該支持板32,32の板厚方
向の剛性が高められるとともに、該モータ台30にかか
る荷重のケーシング1側への分散化も促進される。この
結果、先ず、上記支持板32,32の剛性アップによ
り、例えば空気調和機Zの取付作業時において誤ってこ
れを落下させ、上記支持板32,32部分にその板厚方
向に過大な荷重がかかったとしても該支持板32,32
の板厚方向への変形が可及的に抑制される。従って、上
記回転軸19の軸方向への変位も抑制され、該回転軸1
9の端部が上記軸受20から抜け落ちるというような事
態の発生が確実に防止されるものである。
【0031】また、荷重の分散化の促進により、例えば
上記仕切板14のみでモータ台30を支持する場合に比
して、該仕切板14の板厚を薄くすることが可能とな
り、それだけ空気調和機Zの軽量化が図れるものであ
る。
【0032】尚、この実施例においては、固定板31の
取付基準となる第1ボルト穴41に対してその対角上に
位置する第2ボルト穴42を長穴としたが、本願発明は
これに限定されるものでなく、どの位置のボルト穴を長
穴としてもよく、要はそのボルト穴と基準となる第1ボ
ルト穴41とを結ぶ直線に平行な方向に長穴の長軸を設
定すれば良く、例えば図5に示すように、第1ボルト穴
41を基準穴として第3ボルト穴43を長穴とする場合
にはその長軸が直線L2に平行に設定されていれば良
く、また第4ボルト穴44を長穴とする場合にその長軸
が直線L3に平行に設定されていれば良い。また、この
ボルト穴の数はこの実施例のように四つとする必要はな
く、少なくとも二つ以上あれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例にかかるモータ取付構造を備
えた天吊型空調機の底面図である。
【図2】図1のII-II矢視図である。
【図3】図2のIII-III矢視図である。
【図4】図3に示したモータ台の分解斜視図である。
【図5】図4のV矢視図である。
【符号の説明】
1はケーシング、2はモータ、3は多翼ファン、4は羽
根車、5はファンケース、6は熱交換器、7は吹出口、
8は吸込口、9はフィルター、10は天井、11は底
板、12は天板1、13は側板、14は仕切板1、15
は背面板、16及び17はモータ軸、18はカップリン
グ、19は回転軸、20は軸受、21はボス、22はブ
ッシュ、23及び24は締付バンド、25は締付ボル
ト、30はモータ台、31は固定板、32は支持板、3
3はブッシュ受部、34はバンド掛止部、36及び37
はボルト座部、38は延設部、41〜45はボルト穴、
46及び47は固定ボルトである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファン駆動用のモータ(2)をモータ台
    (30)を介してケーシング(1)に取り付けてなる空
    気調和機において、 上記モータ台(30)が、上記ケーシング(1)に対す
    る固定面に複数の固定ボルト挿通用のボルト穴(41〜
    44)を有するとともに、該複数のボルト穴(41〜4
    4)のうち、第1のボルト穴(41)はこれを固定ボル
    ト(46)の外周との間に微小隙間を形成し得る小径穴
    とされ、 第2のボルト穴(42)は該第2のボルト穴(42)と
    上記第1のボルト穴(41)とを結ぶ直線(L)に直交
    する方向においては上記第1のボルト穴(41)の径寸
    法と略同一寸法の短径をもち、該直線(L)に平行な方
    向においては上記短径よりも所定寸法だけ大きい長径を
    もつ長穴とされていることを特徴とする空気調和機のモ
    ータ取付構造。
  2. 【請求項2】 ファン駆動用のモータ(2)をモータ台
    (30)を介してケーシング(1)に取り付けてなる空
    気調和機において、 上記モータ台(30)が、上記ケーシング(1)に締着
    固定される固定板(31)と該固定板(31)の左右両
    側から相互に所定間隔をもって対向状態で延出して上記
    モータ(2)の軸方向の両端側をそれぞれ支承する左右
    一対の支持板(32),(32)とで構成されるととも
    に、上記左右一対の支持板(32),(32)がその先
    端寄り位置において上記ケーシング(1)側に締着固定
    されていることを特徴とする空気調和機のモータ取付構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記モータ台(3
    0)が、上記固定板(31)に複数の固定ボルト挿通用
    のボルト穴(41〜44))を有するとともに、該複数
    のボルト穴(41〜44)のうち、第1のボルト穴(4
    1)はこれを固定ボルト(46)の外周との間に微小隙
    間を形成し得る小径穴とされ、 第2のボルト穴(42)は該第2のボルト穴(42)と
    上記第1のボルト穴(41)とを結ぶ直線(L)に直交
    する方向においては上記第1のボルト穴(41)の径寸
    法と略同一寸法の短径をもち、該直線(L)に平行な方
    向においては上記短径よりも所定寸法だけ大きい長径を
    もつ長穴とされていることを特徴とする空気調和機のモ
    ータ取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3において、上記ケ
    ーシング(1)に対して上記モータ台(30)を介して
    取り付けられた上記モータ(2)のモータ軸(17)
    に、複数の多翼ファン(3),(3),・・を所定間隔
    をもって並設固定してなる回転軸(19)の一端が同軸
    状に連結されるとともに、該回転軸(19)の他端が上
    記ケーシング(1)側に固定された軸受(20)に支承
    せしめられていることを特徴とする空気調和機のモータ
    取付構造。
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