JPH0894353A - 車両周辺監視装置 - Google Patents

車両周辺監視装置

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JPH0894353A
JPH0894353A JP22951594A JP22951594A JPH0894353A JP H0894353 A JPH0894353 A JP H0894353A JP 22951594 A JP22951594 A JP 22951594A JP 22951594 A JP22951594 A JP 22951594A JP H0894353 A JPH0894353 A JP H0894353A
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JP
Japan
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line number
image
vehicle
inspection
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Application number
JP22951594A
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English (en)
Inventor
Kazutomo Fujinami
一友 藤浪
Naoto Ishikawa
直人 石川
Kazuyuki Sasaki
一幸 佐々木
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は物体の存在する部分に対して物体位
置算出を行なわせて処理時間を短縮するようにした車両
周辺監視装置を提供することを目的とする。 【構成】 車両に所定距離だけ離して設置された2台の
撮像手段より得られた画像データに基づいて物体位置を
算出し、車両の周辺を監視する車両周辺監視装置におい
て、2台の撮像手段より出力された画像信号を記録する
フレームメモリ1と、フレームメモリ1の特定の複数の
検査走査線番号を記録した検査走査線番号記録手段2
と、記録されている走査線番号の画像データを前記フレ
ームメモリ1より読出して物体が存在するか否かを検出
する物体検出手段3と、物体が検出された走査線番号に
基づいて物体位置算出を行なわせる走査線番号を指定す
る処理走査線番号指定手段4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両に設置された2台の
カメラより撮像された信号に基づいて危険と判定された
とき警報を発する車両周辺監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置としては、例えば特開平4
−26100号公報および特開平4−301513号公
報で示されるように、2台のカメラで撮像した画像信号
より物体の位置を算出する方法が記載されている。
【0003】これらの車両周辺監視装置においては、一
方のカメラで撮像された画像信号の隣接する画素の輝度
差を調べて物体のエッジ点Pa を検出し、検出したエッ
ジ点に対応する他方のカメラで撮像された画像信号の対
応点Pb を相関法で検出して、Pa およびPb の画像信
号座標より物体の位置Pを算出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の車両周辺監視装置においては、カメラで撮像された画
像信号の全てに対して処理を行ない物体の位置を算出し
ていた。物体位置の算出処理は多量のデータを処理する
ため、処理時間が長時間を要する。一方、カメラで撮像
された画像信号に含まれる検出しようとする物体は、通
常は僅かであり、また物体が存在しないことも多い。
【0005】しかし、従来の装置は物体の有る無しにか
かわらず全画像データに対して物体位置算出処理を行な
っていたため非常に長時間の処理を必要としていた。本
発明は物体が存在するか否かを検出し、物体が存在する
と検出された部分に対して物体位置算出処理を行なわせ
て処理時間を短縮するようにした車両周辺監視装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明が採用した手段を図1を参照して説明する。
図1は本発明の基本構成図である。解決する手段を説明
する前に、まず、図6を参照して本発明の原理を説明す
る。
【0007】図6はカメラで撮像した画像信号を記録す
る2次元メモリ(フレームメモリ)を示しており、縦軸
のアドレス番号は走査線番号に対応している。いま、簡
単にするために走査線は1〜20の20本とする。そこ
で、まず、図6(A)に示すように、検査走査線1,
5,9,13および17番に記録されたデータより物体
が存在するか否かの物体検出を行わす。
【0008】物体検出を行った結果、検査走査線1およ
び5番で画素番号15〜17に、また検査走査線17番
で画素番号6〜8に物体が検出されたとする。物体が検
出された検査走査線が有った場合は、その検査線と両隣
する検査走査線との間の走査線を物体位置を算出する処
理走査線として処理を行なう。
【0009】すなわち、検査走査線1番で物体が検出さ
れたので走査線1〜4番を、検査走査線5番に対しては
走査年2〜8番を、また検査走査線17番に対しては走
査線14〜20番を指定して物体位置算出処理を行なわ
せる。また、検査走査線1および5番のように隣接検査
走査線に物体が検出された場合は走査線の重複を無くし
て走査線1〜8番を指定して物体位置算出処理を行なわ
せる。
【0010】また、検査走査線で物体が検出された場合
は、検出された画素番号を記録する。図6(A)の検査
走査線では画素番号6〜8で物体が検出されたとする。
このような場合は、図6(B)で示すように、走査線番
号14〜20の物体が検出された画素番号6〜8を含む
例えば画素番号3〜11のデータを指定して物体位置算
出処理を行なわす。
【0011】このようにすることによって不必要なデー
タの処理を除去して処理時間が短縮される。つぎに解決
する手段を説明する。車両に所定距離だけ離して設置さ
れた2台の撮像手段より得られた画像データに基づいて
物体位置を算出し、車両の周辺を監視する車両周辺監視
装置において、前記2台の撮像手段より出力された画像
信号を記録するフレームメモリ1と、前記フレームメモ
リ1の特定の複数の検査走査線番号を記録した検査走査
線番号記録手段2と、前記検査走査線番号記録手段2に
記録されている走査線番号の画像データを前記フレーム
メモリ1より読出して物体が存在するか否かを検出する
物体検出手段3と、前記物体検出手段3で物体が検出さ
れた走査線番号に基づいて物体位置算出を行なわせる走
査線番号を指定する処理走査線番号指定手段4と、を備
える。
【0012】また、前記処理走査線番号指定手段4が指
定する走査線番号を、物体が検出された検査走査線と隣
接する検査走査線との間の走査線番号を指定する。ま
た、前記物体検出手段3で隣接する検査走査線に共に物
体が検出された場合は、前記処理走査線番号指定手段4
は、重複する走査線番号を除いて連続する一連の走査線
番号を指定する。
【0013】また、前記物体検出手段3で物体が検出さ
れたとき、検出された検査走査線上の画素番号も記録さ
せ、前記処理走査線番号指定手段4は走査線番号と前記
物体検出手段3が記録している画素番号に基づいて処理
画素範囲も指定する。
【0014】
【作用】物体検出手段3は検査走査線番号記録手段2に
記録されている検査走査線番号のフレームメモリ1に記
録されている画像データを読出して物体が存在するか否
かを検出する。
【0015】処理走査線番号指定手段4は、物体検出手
段3で物体が検出された走査線番号により物体位置算出
を行なわせる走査線番号を指定する。また、処理走査線
番号指定手段4は、物体が検出された検査走査線と隣接
する検査走査線との間の走査線番号を物体位置算出を行
なわせる走査線番号として指定する。
【0016】また、物体が隣接する検査走査線で検出さ
れた場合は、処理走査線番号指定手段4は重複する走査
線番号を除いた連続する一連の走査線番号を物体位置算
出を行なわせる走査線番号として指定する。また、物体
が検出された検査走査線上の画素番号を記録しておき、
処理走査線指定手段4は指定した走査線の物体が検出さ
れた画素番号を含む範囲のデータを物体信号算出させる
データとして指定する。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例を図2〜図5を参照して説
明する。図2は本発明の実施例の構成図、図3〜図5は
同実施例の動作フローチャートである。図2において、
11および12は車両の周辺を撮像するカメラ、13お
よび14はカメラ11および12で撮像された画像信号
を一時記録するフレームメモリ、15はフレームメモリ
13および14に記録されている画像データに対して、
それぞれカメラ11および12のレンズの歪曲収差を補
正して、それぞれメモリ(右)18およびメモリ(左)
19に記録する歪曲収差補正部、16はメモリ18また
は19に記憶されている画像信号の中の路面画像を除去
する路面画像除去部、17は物体のエッジを検出する物
体エッジ検出部である。
【0018】また、20は物体の位置を算出する物体位
置算出部、21は走行軌跡推定部、22は表示警報部、
23はその他の処理を行なう処理部、24は検査走査線
番号記録・読出部、25は処理走査線番号指定部、26
は車両の舵角信号を読込むインタフェース(I/O)、
27は処理を実行するプロセッサ(CPU)である。
【0019】検査走査線番号記録・読出部24には、図
6で説明したように、予め、物体が存在するか否かを検
出するフレームメモリ13および14の検査走査線番号
が記録されている。まず歪曲収差補正部15について説
明する。
【0020】カメラ11および12で撮像された画像信
号は、カメラ11および12のレンズに歪曲収差が有る
場合は、以後説明する路面画像除去部16、物体エッジ
検出部17、物体位置算出部20の処理結果に誤差を発
生する。すなわち、カメラのレンズに収差が無い場合、
格子状の模様を撮像した場合は図7(A)に示すように
格子状の画像データがフレームメモリに記録される。し
かし、レンズに収差が有る場合は、図7(B)または
(C)に示すように歪んだ格子状画像が記録される。
【0021】収差量は光軸の中心より点Pの距離の3乗
に比例して大きくなる。すなわち、図7(D)に示すよ
うに、収差が無い時の点P(x0 ,y0 )が収差によっ
て点P′(x,y)に結像したものとすると、収差量D
は D=[(x0 −x)2 +(y0 −y)2 0.5 ・・・(1) となり、このDはレンズの中心点より点Pまでの距離の
3乗に比例する。すなわち、 [(x0 −x)2 +(y0 −y)2 0.5 =k[(x0 2−y0 20.5 3 ・・・(2) ただしkは比例定数 となる。
【0022】したがって、レンズに収差が存在する場合
は、例えば x0 ≒x(1−k(x2 +y2 )) y0 ≒y(1−k(x2 +y2 )) ・・・(3) なる演算を行って歪曲収差を補正する。
【0023】歪曲収差補正部15は、フレームメモリ1
3および14に記録されている画素データについて式
(3)の演算を行ってレンズ収差の補正を行なって、そ
れぞれ、メモリ18および19に記録する。また式
(3)の演算を行ってフレームメモリの画素の補正を行
なった場合、補正後のメモリ18および19にデータぬ
けが生ずる。このようなデータぬけの画素に対しては隣
接する画素のデータを基にして補間を行なう。
【0024】カメラ11および12は、例えば、図8に
示すように、車両後部に路面よりHなる高さに設置され
て、車両後方を撮像する。そこで、以後の説明を容易に
するため、図9に示すように、カメラ設置点での座標を
X′,Y′およびZ′で表わし、路面での座標をX,Y
およびYで表わすものとする。したがって、カメラの設
置俯角θS =90のときは、 X=X′,Y=Y′+H,Z=Z′ ・・・(4) となる。
【0025】カメラ11および12のレンズの光軸は、
図10に示すように、両光軸ともZ′軸と一致させ、距
離Lだけ離れて設置される。まず、物体位置算出部20
での物体位置の算出方法について説明する。図10にお
いて、X′軸は両カメラのレンズの中心点を結ぶ方向に
とり、X′軸は路面と平行になるようにカメラ11およ
び12を設置する。
【0026】Y′軸は、Z′軸とX′軸とに垂直となる
軸で、路面に垂直な軸である。以後の説明を容易にする
ため、X′,Y′およびZ′軸のO点はカメラ(左)1
2のレンズの中心にとる。このように設置されたカメラ
11および12によって撮像され、メモリ18および1
9に記録されている点P(XP ′,YP ′,ZP ′)の
記録を、それぞれPL (xLP,yLP)およびP
R (xRP,yRP)とすると、点Pまでの距離ZP ′は ZP ′=Lf/(xLP−xRP) ・・・(5) ただし、Lは両レンズの間隔 fはレンズの焦点距離 で表わされる。
【0027】したがって、物体位置算出部20は、メモ
リ19よりxLPを、またメモリ18よりxRPを読取って
P ′を算出する。また、点P(XP ′,YP ′,
P ′)のYP ′は、図10より、 YP ′=Atan ΦL =ZP ′tan ΦL /sin θL =ZP ′yLP/f ・・・(6) =LyLP/(xLP−xRP) ・・・(7) で表わされる。
【0028】また、点P(XP ′,YP ′,ZP ′)の
P ′は、図10より、 XP ′=Acos θL =ZP ′cos θL / sinθL =ZP ′xLP/f ・・・(8) =LxLP/(xLP−xRP) ・・・(9) で表わされる。
【0029】なお、物体のX軸方向の位置をカメラ11
および12の中央よりの距離としたい場合は、X軸距離
P ′は XP ′=XP ′−L/2 ・・・(10) なる演算を行なえば良い。
【0030】カメラが図8で示すように、垂直方向より
θS 下方向に向けられている場合は補正が必要となる。
カメラの俯角がθS である場合、図9に示すようにな
る。X′,Y′およびZ′座標で表わした点Pの位置X
P ′,YP ′およびZP ′は路面座標X,YおよびZで
表わすと図9で示すようになる。
【0031】したがって、式(5),(7)および
(9)で算出したZP ′,YP ′およびXP ′を用いて
X,YおよびZ座標で表わした点Pの値をXP ,YP
よびZPとすると、 XP =XP ′ ・・・(11) YP =H−ZP ′cos θS +YP ′sin θS ・・・(12) ZP =ZP ′sin θS +YP ′cos θS ・・・(13) となる。
【0032】物体位置算出部20は式(11)〜(1
3)の演算を行って物体位置を算出する。つぎに路面画
像除去部16について説明する。路面に白線や文字等が
描かれている場合、この白線や文字は物体と判定されて
距離が算出される。しかし、路面の白線や文字は車両の
走行には何んら障害となるものでは無く、このような高
さ0の物体は予め除去すれば物体の位置算出処理が簡単
となる。
【0033】路面画像を除去する原理を図11を参照し
て説明する。図11(A)はカメラ11で撮像され、メ
モリ18に記録されている右画像を示す。図11(A)
において、30aおよびbは路面上に画かれた白線、ま
た31は物体(ポール)を示している。
【0034】そこで、メモリ18に記録されている右画
像は全て高さ0、すなわち路面上に画かれている画像だ
と仮定する。この右画像を左カメラ12が撮像したとし
て右画像を左画像に投影した画像を演算によって算出す
る(図11(B))。このようにして算出した投影画像
を左画像(メモリ19)に重畳すると図11(C)のよ
うになる。
【0035】すなわち、右側カメラ11で撮像された画
像を投影した場合、路面上に画かれている白線等の模様
は左側カメラ12で撮像された模様と位置、輝度共に一
致し、物体が路面より高くなるに従って差が大きくな
る。したがって、図11(D)に示すように、左画像デ
ータと投影画像データの差を求めることによって高さの
ある物体を構成する画素以外の路面を構成する画素の輝
度値は0または0に近い値となり、所定しきい値以下を
0とすれば、全て0となる。これにより高さのある部分
のみが0以外の値として取り出されて路面画像を除去す
ることができる。
【0036】そこで、次に右画像を全て高さ0とした投
影画像の算出方法について説明する。右画像の点P
R (xRP,yRP)に対応する投影画像の点をPL ′(x
LP′,y LP′)とする。
【0037】図7に示すように、カメラ座標のX′軸と
路面座標のX軸は平行であり、また、カメラによって撮
像する走査線のx軸(図10のxL 軸およびxR 軸)も
共に平行であるとすると、同一物体を撮像した場合の撮
像画像のyL とyR 値は一致する。
【0038】したがって、 yLP′=yRP ・・・(14) となる。また、xLP′は、画像の全てが路面上であると
すれば、式(12)で示すYPの値は0となり、 0=HP −ZP ′cos θS +YP ′sin θS ・・・(15) となる。
【0039】そこで、式(15)のZP ′およびYP
に式(5)のZP ′および式(7)のYP ′を代入して
LP′を求めると、 xLP′=(Lfcos θS −LyRPsin θS )/H+xRP ・・・(16) となる。
【0040】路面画像除去部16は式(14)および
(16)の演算を行なって投影画像(図11(B))を
算出する。投影画像が作成されると左画像、すなわちメ
モリ19に記録されているデータとの差を求めて路面画
像を除去する(図11(D))。
【0041】ここで、作成された投影画像には誤差が含
まれ、左画像との差を求めた結果は、図11(D)に示
すような、完全に路面画像を除去することができない場
合もある。すなわち、図13(A)は作成された投影画
像、(B)はメモリ19に記録されている左画像の路面
に画かれている白線部分の画素を示しており、(C)は
左画像−投影画像を示している。
【0042】なお図13(C)の黒は両画像の輝度差が
無いことを、また白は差が有ることを示している。投影
画像に誤差が含まれると完全に左画像と一致せずに、路
面上に画かれている模様に対しても、図13(C)の白
で示したように除去されない部分が生ずる。
【0043】このため、左画像と投影画像との差を求め
る際には次のような処理を行なう。図13(D)および
(E)に示すように、投影画像の各画素の輝度I1 〜I
7と対応する左画像の各画素の輝度I1 ′〜I7 ′との
差を順次求め、差が或る値I0 以上となった画素(図1
3(F)のI5 に対応)は、隣接する画素との差を求
め、その差の最小値をその画素の差分値とする。
【0044】すなわち、左画像と投影画像との差より得
られ画像を差分画像と呼ぶと、差分画像の画素(m,
n)の値をDm,n とすると、 |Im,n −Im,n ′|<I0 ならば Dm,n =0 |Im,n −Im,n ′|≧I0 ならば |Im,n −Im,n-1 ′|≧I0 で、かつ |Im,n −Im,n+1 ′|≧I0 ならば Dm,n =1 それ以外ならばDm,n =0 ・・・(17) として差分画像を求める。
【0045】なお式(17)で示した例では、Im,n
対して隣接するIm,n-1 ′およびI m,n+1 ′との差より
m,n を求めるようにしたが、連続して隣接するI
m,n-k ′〜Im,n+k ′の差より求めるようにしても良
い。このようにして差分画像のデータ値Dm,n を求める
ようにしたので、図13(F)で示すように、|I5
5 ′|=1となっても|I5 −I4 ′|=0となり、
路面上に画かれている模様は完全に除去することができ
る。
【0046】つぎに物体エッジ検出部17について説明
する。図12(A)は、図11(A)で説明したと同様
な路面上に画かれた白線30aおよびbと路面上の物体
(ポール)31を左側カメラ12が撮像し、メモリ19
に記録されている画像データを示す。
【0047】メモリ19に記録されているm行n列の画
像データの輝度値Im,n を水平方向に掃査し、 |Im,n+1 −Im,n |≧E0 ならば Em,n =1 |Im,n+1 −Im,n |<E0 ならば Em,n =0 ・・・(18) ただし、E0 はしきい値 なる処理を行なって微分画像を求めると、図12(B)
に示すように、物体や路面に画かれている文字等の縦方
向エッジ部分が“1”に、その他の部分は“0”とな
る。
【0048】このようにして求めた微分画像(図12
(B))と、前述した路面画像除去部16で求めた差分
画像(図11(D))と重ね合せてアンドを取ると、図
12(C)で示す物体のエッジ部分のみが抽出される。
したがって、この抽出された物体のエッジ部分について
物体の3次元位置を算出させるようにすることによっ
て、演算処理を大幅に低減させることができる。
【0049】なお前述した微分画像(図12(B))の
作成方法として空間フィルタを使用するようにしてもよ
い。図14(A)は3×3の空間フィルタを、また
(B)は1×3の空間フィルタを示しており、微分画像
の画素(m,n)の画素値Em,n を求めるには、メモリ
19の画素(m,n)にフィルタの中心を一致させ、各
画素の輝度Iに( )で示した係数を乗算する。
【0050】すなわち、図14(A)の3×3空間フィ
ルタの場合は、 |(Im-1,n+1 +Im,n+1 +Im+1,n+1 ) −(Im-1,n-1 +Im,n-1 +Im+1,n-1 )| ≧E0 ′ ならば Em,n =1 <E0 ′ ならば Em,n <0 ただし、E0 ′はしきい値 ・・・(19) また、図12(B)の1×3空間フィルタの場合は、 |Im,n+1 −Im,n-1 |≧E0 ″ ならば Em,n =1 <E0 ″ ならば Em,n =0 ・・・(20) として微分画像の各画素値Em,n を求めるようにしても
良い。
【0051】つぎに、図3〜図5を参照して実施例の動
作を説明する。処理S1では、処理部23は、カメラ1
1および12で撮像した画像データを、それぞれフレー
ムメモリ13および14に記録する。処理S2では、歪
曲収差補正部15は、フレームメモリ13および14に
記録されているデータに対して、カメラ11および12
のレンズの収差に対応する補正を行なって、それぞれ、
メモリ18および19に記録する。
【0052】処理S3では、検査走査線番号記録・読出
部24は、記録されている最初の検査走査線番号iを読
出して物体位置算出処理S30aを行なわせる。物体位
置算出処理S30aでは図5に示す動作が行なわれる。
処理S31では、物体エッジ検出部17は、処理S3で
読出された走査線番号のメモリ19に記録されている左
画像データを水平方向に掃査して、式(18)、(1
9)または(20)で示す演算を行なわせて左画像の微
分画像(図12(B))を作成して図示しないメモリに
記録する。
【0053】処理S32では、路面画像除去部16は、
処理S3で読出された走査線番号のメモリ18に記録さ
れている右画像を路面上画像と仮定して左画像に投影し
た投影画像(図11(B))を作成して図示しないメモ
リに記録する。処理S33では、路面画像除去部16
は、メモリ18に記録されている左画像より処理S32
で作成した投影画像データを減算した差分画像(図11
(D))を作成して図示しないメモリに記録する。
【0054】処理S34では、物体エッジ検出部17
は、処理S3で作成した微分画像(図12(B))と処
理S33で作成した差分画像(図11(D))より物体
のエッジを表わす物体エッジ画像(図12(C))を作
成して図示しないメモリに記録する。
【0055】処理S35では、処理部23は、処理S3
4で作成した物体エッジ画像データのエッジ部分につい
て、測定すべき物体の左右画像の対応点をメモリ18お
よび19より抽出する。
【0056】処理S36では、物体位置算出部20は、
処理S35で抽出された点に対応する位置を算出して図
3の処理S4に戻る。処理S4では、処理S30aで物
体が検出されたか否かを判定し、物体が検出された場合
は処理S5に移って処理S3で読出された検査走査線番
号を記録する。
【0057】処理S6では、検査走査線番号記録・読出
部24は、処理S3で読出した検査走査線が記録されて
いる最後のものであるか否かを判定し、判定がNOの場
合は処理S3に移って処理S3〜S6が繰返される。処
理S7では、処理走査線番号指定部25は、処理S5で
記録された検査走査線、すなわち、物体が検出された検
査走査線が有るか否かを判定し、判定がNOならば処理
S1に移り、YESの場合は処理S8に移る。
【0058】処理S8では、処理走査線番号指定部25
は、処理S5で記録されている最初の検査走査線番号を
読出し、物体位置算出を行なわせる走査線群を指定す
る。走査線群の指定は、図6で説明したように、物体が
検出された検査走査線番号が17であるならば、走査線
番号14〜20を、更に物体が検出された画素番号6〜
8に対して例えば3〜11の範囲を指定する。
【0059】また、検査走査線1および5のように隣接
する検査走査線に共に物体が検出された場合は重複走査
線を除いて1〜8の走査線を指定する。処理S30bで
は、図5で説明したと同様な処理を処理S8で指定され
た範囲のデータに対して行ない物体位置を算出する。
【0060】処理S9では、記録されている検査走査線
がまた有る場合は処理S8に移って処理S8,S30b
およびS9を繰り返す。処理S10では、走行軌跡推定
部21は、I/O26を介して舵角信号を読込む。
【0061】処理S11では、走行軌跡推定部21は、
処理S10で読込んだ舵角より車両が走行する軌跡を推
定する。処理S12では、表示警報部22は、処理S3
0bの算出結果より障害物が有か否かの判定を行ない、
判定がNOの場合は処理S1に移り、YESの場合は処
理S13に移る。
【0062】処理S13では、表示警報部22は、検出
された障害物に対して車両が衝突の可能性が有るか否か
を処理S11の走行軌跡と比較して判定し、判定がYE
Sの場合は処理S14に移って図示しないブザーより警
報を発すると共に衝突予想位置を表示する。また、衝突
の可能性が無い場合は処理S15に移って障害物の位置
を表示して処理S1に移る。
【0063】なお、以上説明した実施例では、右側画像
より投影画像を作成して左側画像に重畳したが、左側画
像より投影画像を作成して右側画像に重畳するようにし
てもよい。また実施例では検査走査線上の物体の存在の
検出と物体の位置算出処理を共用したが、検査走査線上
に物体が存在するか否かの検出を例えば従来例で説明し
たエッジ検出によって行なうようにしても良い。
【0064】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、そ
の発明の主旨に従った各種変形が可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
の効果が得られる。予め決められた検査走査線上に物体
が存在するか否かを検出し、物体が存在する場合は物体
が検出された検査走査線番号より物体位置算出を行なわ
せる走査線番号を指定して処理を行なわすようにしたの
で、物体が存在する範囲のみのデータ処理で物体位置が
算出されるため処理時間を短縮できる。
【0066】また、物体が検出された検査走査線と隣接
する検査走査線との間の走査線番号を物体位置算出を行
なわせる走査線番号として指定するようにしたので、物
体全体の位置を算出できる。また、物体が隣接する検査
走査線で検出された場合は重複する走査線番号を除いた
連続する一連の走査線番号を物体位置算出を行なわせる
走査線番号として指定するようにしたので、重複した部
分の処理を1回で行なうことができ処理時間を短縮でき
る。
【0067】また、検査走査線上で物体が検出された画
素番号に基づいて走査線上の画素番号範囲を設定して指
定するようにしたので、物体が存在したい範囲が除外さ
れて処理時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成図である。
【図2】本発明の実施例の構成図である。
【図3】同実施例の動作フローチャートである。
【図4】同実施例の動作フローチャートである。
【図5】同実施例の動作フローチャートである。
【図6】本発明の原理説明図である。
【図7】同実施例のレンズ収差補正の説明図である。
【図8】同実施例のカメラ設置側説明図である。
【図9】同実施例のカメラ俯角補正の説明図である。
【図10】同実施例の3次元位置測定説明図である。
【図11】同実施例の路面画像除去の説明図である。
【図12】同実施例の物体エッジ検出の説明図である。
【図13】差分画像作成説明図である。
【図14】微分画像作成説明図である。
【符号の説明】
1,13,14, フレームメモリ 2 検査走査線番号記録手段 3 物体検出手段 4 処理走査線番号指定手段 11,12 カメラ 15 歪曲収差補正部 16 路面画像除去部 17 物体エッジ検出部 18,19 メモリ 20 物体位置算出部 21 走行軌跡推定部 22 表示警報部 23 処理部 24 検査走査線番号記録・読出部 25 処理走査線番号指定部 26 インタフェース(I/O) 27 プロセッサ(CPU)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に所定距離だけ離して設置された2
    台の撮像手段より得られた画像データに基づいて物体位
    置を算出し、車両の周辺を監視する車両周辺監視装置に
    おいて、 前記2台の撮像手段より出力された画像信号を記録する
    フレームメモリと、 前記フレームメモリの特定の複数の検査走査線番号を記
    録した検査走査線番号記録手段と、 前記検査走査線番号記録手段に記録されている走査線番
    号の画像データを前記フレームメモリより読出して物体
    が存在するか否かを検出する物体検出手段と、 前記物体検出手段で物体が検出された走査線番号に基づ
    いて物体位置算出を行なわせる走査線番号を指定する処
    理走査線番号指定手段と、を備えたことを特徴とする車
    両周辺監視装置。
  2. 【請求項2】 前記処理走査線番号指定手段が指定する
    走査線番号を、物体が検出された検査走査線と隣接する
    検査走査線との間の走査線番号を指定するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の車両周辺監視装置。
  3. 【請求項3】 前記物体検出手段で隣接する検査走査線
    に共に物体が検出された場合は、前記処理走査線番号指
    定手段は、重複する走査線番号を除いて連続する一連の
    走査線番号を指定するようにしたことを特徴とする請求
    項2記載の車両周辺監視装置。
  4. 【請求項4】 前記物体検出手段で物体が検出されたと
    き、検出された検査走査線上の画素番号も記録させ、前
    記処理走査線番号指定手段は走査線番号と前記物体検出
    手段が記録している画素番号に基づいて処理画素範囲も
    指定するようにしたことを特徴とする請求項1,2また
    は3記載の車両周辺監視装置。
JP22951594A 1994-09-26 1994-09-26 車両周辺監視装置 Pending JPH0894353A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003004442A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Fujitsu Ten Ltd 測距装置
JP2008151659A (ja) * 2006-12-18 2008-07-03 Fuji Heavy Ind Ltd 物体検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003004442A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Fujitsu Ten Ltd 測距装置
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