JPH0894559A - ガスセンサ及びその製造方法 - Google Patents
ガスセンサ及びその製造方法Info
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- JPH0894559A JPH0894559A JP25475294A JP25475294A JPH0894559A JP H0894559 A JPH0894559 A JP H0894559A JP 25475294 A JP25475294 A JP 25475294A JP 25475294 A JP25475294 A JP 25475294A JP H0894559 A JPH0894559 A JP H0894559A
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- oxide semiconductor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 厚膜型ガスセンサでの、ロット間の抵抗値変
動を防止する。 【構成】 金属酸化物半導体膜8に接続した一対の電極
を、膜8の内部で複数の枝10〜15に枝別れされ、膜
8の外部へ引出し部18で引出し、結合部16に結合す
る。引出し部18を膜8の抵抗値に応じてカットし、抵
抗値を調整する。
動を防止する。 【構成】 金属酸化物半導体膜8に接続した一対の電極
を、膜8の内部で複数の枝10〜15に枝別れされ、膜
8の外部へ引出し部18で引出し、結合部16に結合す
る。引出し部18を膜8の抵抗値に応じてカットし、抵
抗値を調整する。
Description
【0001】
【発明の利用分野】この発明は、可燃性ガスや毒性ガス
等のガス、あるいは電子レンジでの調理過程で発生する
水蒸気等を検出するための、ガスセンサとその製造方法
に関する。この発明は、特にガスセンサの出力調整に関
する。
等のガス、あるいは電子レンジでの調理過程で発生する
水蒸気等を検出するための、ガスセンサとその製造方法
に関する。この発明は、特にガスセンサの出力調整に関
する。
【0002】
【用語法】この明細書において、ガスは可燃性ガスや毒
性ガス等の通常のガスのみでなく、水蒸気をも含むもの
とする。またこの明細書において、「基板上」という
時、基板表面に直接という意味ではなく、対象が基板に
より支持されていることを意味するものとする。
性ガス等の通常のガスのみでなく、水蒸気をも含むもの
とする。またこの明細書において、「基板上」という
時、基板表面に直接という意味ではなく、対象が基板に
より支持されていることを意味するものとする。
【0003】
【従来技術】出願人は、絶縁基板上に金属酸化物半導体
膜とヒータ膜とを設け、金属酸化物半導体膜の抵抗値の
変化から、メタンやCO,水素,水蒸気等のガスを検出
するようにしたガスセンサを開発してきた(例えば特開
平5−87,762号公報,特開平5−340,910
号公報)。金属酸化物半導体膜は薄膜あるいは厚膜と
し、ヒータ膜と金属酸化物半導体膜とを基板の表裏に設
けても良く、あるいは基板上に断熱ガラスの層を設け
て、断熱ガラス上にヒータ膜,層間絶縁膜,金属酸化物
半導体膜の順に積層しても良い(例えば特開平5−34
0,910号公報)。このようなガスセンサの構造は周
知であり、種々の変形ができる。例えばシリコン基板の
表面にシリカの薄層を設け、基板を裏面からエッチング
すると、エッチングにより生じた空洞上にシリカの薄層
が残る。そしてこの薄層上にヒータ膜と金属酸化物半導
体膜とを設けると、熱容量が小さく、消費電力の小さな
ガスセンサが得られる。
膜とヒータ膜とを設け、金属酸化物半導体膜の抵抗値の
変化から、メタンやCO,水素,水蒸気等のガスを検出
するようにしたガスセンサを開発してきた(例えば特開
平5−87,762号公報,特開平5−340,910
号公報)。金属酸化物半導体膜は薄膜あるいは厚膜と
し、ヒータ膜と金属酸化物半導体膜とを基板の表裏に設
けても良く、あるいは基板上に断熱ガラスの層を設け
て、断熱ガラス上にヒータ膜,層間絶縁膜,金属酸化物
半導体膜の順に積層しても良い(例えば特開平5−34
0,910号公報)。このようなガスセンサの構造は周
知であり、種々の変形ができる。例えばシリコン基板の
表面にシリカの薄層を設け、基板を裏面からエッチング
すると、エッチングにより生じた空洞上にシリカの薄層
が残る。そしてこの薄層上にヒータ膜と金属酸化物半導
体膜とを設けると、熱容量が小さく、消費電力の小さな
ガスセンサが得られる。
【0004】しかしながら、発明者はこのようなガスセ
ンサでは、ロット毎にセンサの抵抗値(金属酸化物半導
体膜の抵抗値)が著しく変動することを見い出した。ロ
ット毎の抵抗値のばらつきは最大で10倍程度にも達
し、これに対してロット内での抵抗値のばらつきは小さ
い。ロット内での抵抗値の変動が小さいのは、薄膜にせ
よ厚膜にせよ、ガスセンサの製造プロセス自体は母体基
板内での位置に対して均質で、センサ毎の変動が小さい
ことによる。従って問題は、ロット毎のセンサ出力の変
動である。
ンサでは、ロット毎にセンサの抵抗値(金属酸化物半導
体膜の抵抗値)が著しく変動することを見い出した。ロ
ット毎の抵抗値のばらつきは最大で10倍程度にも達
し、これに対してロット内での抵抗値のばらつきは小さ
い。ロット内での抵抗値の変動が小さいのは、薄膜にせ
よ厚膜にせよ、ガスセンサの製造プロセス自体は母体基
板内での位置に対して均質で、センサ毎の変動が小さい
ことによる。従って問題は、ロット毎のセンサ出力の変
動である。
【0005】ロットにより金属酸化物半導体膜の抵抗値
が変動する原因は充分解明されていないが、厚膜の場
合、季節により印刷前の金属酸化物半導体のペーストの
含水量等が変動することによると考えられる。薄膜の場
合、成膜毎の真空装置の状態の変化やターゲットの状態
の変化によるものと考えられる。
が変動する原因は充分解明されていないが、厚膜の場
合、季節により印刷前の金属酸化物半導体のペーストの
含水量等が変動することによると考えられる。薄膜の場
合、成膜毎の真空装置の状態の変化やターゲットの状態
の変化によるものと考えられる。
【0006】
【発明の課題】この発明の課題は、金属酸化物半導体ガ
スセンサの出力の、ロット間変動を防止することにある
(請求項1〜3)。
スセンサの出力の、ロット間変動を防止することにある
(請求項1〜3)。
【0007】
【発明の構成】この発明のガスセンサは、絶縁基板上に
ガスにより抵抗値が変化する金属酸化物半導体膜と、こ
の金属酸化物半導体膜に接続した一対の電極と、前記金
属酸化物半導体膜を加熱するためのヒータとを設けたも
のにおいて、前記金属酸化物半導体膜は基板表面の一部
のみを覆うようにし、前記一対の電極の少なくとも一方
を、金属酸化物半導体膜の内部で複数の枝に枝別れし、
かつ枝を金属酸化物半導体膜の外に引き出して、金属酸
化物半導体膜の外で枝を結合するように構成したことを
特徴とする(請求項1)。
ガスにより抵抗値が変化する金属酸化物半導体膜と、こ
の金属酸化物半導体膜に接続した一対の電極と、前記金
属酸化物半導体膜を加熱するためのヒータとを設けたも
のにおいて、前記金属酸化物半導体膜は基板表面の一部
のみを覆うようにし、前記一対の電極の少なくとも一方
を、金属酸化物半導体膜の内部で複数の枝に枝別れし、
かつ枝を金属酸化物半導体膜の外に引き出して、金属酸
化物半導体膜の外で枝を結合するように構成したことを
特徴とする(請求項1)。
【0008】ガスセンサはガスあるいは湿度を検出する
ものである。また、金属酸化物半導体膜は、外に枝を引
き出せるように、基板の全面を被覆しないようにする。
また枝別れさせた電極はそのまま金属酸化物半導体膜の
外に引き出し、ここで結合する。これらの点を除けば、
この発明のガスセンサの構造や製法は任意で、例えば用
いる金属酸化物半導体の種類はSnO2やIn2O3等の
ガスにより抵抗値が変化するものであれば良く、厚膜で
も薄膜でも良い。ヒータは実施例では基板裏面に設けた
が、基板上にヒータと金属酸化物半導体膜を積層しても
良い。電極は金属酸化物半導体膜の下地に配置したが、
配置を変えて金属酸化物半導体膜上に電極を配置しても
良い。
ものである。また、金属酸化物半導体膜は、外に枝を引
き出せるように、基板の全面を被覆しないようにする。
また枝別れさせた電極はそのまま金属酸化物半導体膜の
外に引き出し、ここで結合する。これらの点を除けば、
この発明のガスセンサの構造や製法は任意で、例えば用
いる金属酸化物半導体の種類はSnO2やIn2O3等の
ガスにより抵抗値が変化するものであれば良く、厚膜で
も薄膜でも良い。ヒータは実施例では基板裏面に設けた
が、基板上にヒータと金属酸化物半導体膜を積層しても
良い。電極は金属酸化物半導体膜の下地に配置したが、
配置を変えて金属酸化物半導体膜上に電極を配置しても
良い。
【0009】好ましくは、電極間の合成抵抗値に対す
る、前記各枝の寄与を枝によって異ならせ、枝毎の抵抗
値に対する寄与に階調を設ける(請求項2)。またこの
ようなガスセンサの製造では、枝の一部を金属酸化物半
導体膜の外で切断して、ガスセンサの出力を調整する
(請求項3)。切断の前提となる金属酸化物半導体膜の
抵抗値は、ロット毎に代表サンプルを選んで測定し、個
々のセンサ毎の抵抗値の測定は行わなくても良い。また
測定する抵抗値は使用予定温度でのガス中での抵抗値の
他に、簡便のため室温での空気中の抵抗値等でも良い。
る、前記各枝の寄与を枝によって異ならせ、枝毎の抵抗
値に対する寄与に階調を設ける(請求項2)。またこの
ようなガスセンサの製造では、枝の一部を金属酸化物半
導体膜の外で切断して、ガスセンサの出力を調整する
(請求項3)。切断の前提となる金属酸化物半導体膜の
抵抗値は、ロット毎に代表サンプルを選んで測定し、個
々のセンサ毎の抵抗値の測定は行わなくても良い。また
測定する抵抗値は使用予定温度でのガス中での抵抗値の
他に、簡便のため室温での空気中の抵抗値等でも良い。
【0010】
【発明の作用】この発明では、金属酸化物半導体膜の内
部で電極を複数の枝に枝別れさせ、枝別れしたまま膜の
外部に電極を引き出し、結合する。この結果、膜の外で
枝を切断して金属酸化物半導体膜の抵抗値を調整するこ
とができる。そして切断は金属酸化物半導体膜の外部で
行うので、切断時の過熱や熱衝撃等により金属酸化物半
導体膜を劣化させることがない。好ましくは膜の合成抵
抗値に対する寄与を枝毎に異ならせ、膜の抵抗値を大き
な範囲でしかも細かな刻みで調整する。
部で電極を複数の枝に枝別れさせ、枝別れしたまま膜の
外部に電極を引き出し、結合する。この結果、膜の外で
枝を切断して金属酸化物半導体膜の抵抗値を調整するこ
とができる。そして切断は金属酸化物半導体膜の外部で
行うので、切断時の過熱や熱衝撃等により金属酸化物半
導体膜を劣化させることがない。好ましくは膜の合成抵
抗値に対する寄与を枝毎に異ならせ、膜の抵抗値を大き
な範囲でしかも細かな刻みで調整する。
【0011】
【実施例】図1〜図4に、実施例を示す。図1に金属酸
化物半導体膜の成膜前の電極パターンを、図2に金属酸
化物半導体膜の成膜後のガスセンサを、図3に基板裏面
のヒータの配置を示す。これらの図において、2はAl
2O3やSiO2等の耐熱絶縁性基板で、4,6は一対の
パッド、8はSnO2やIn2O3等の金属酸化物半導体
膜である。金属酸化物半導体膜8には一対の電極を接続
し、これらの電極は各々3本ずつの合計6本に枝別れさ
せ、実施例では膜8の合成電気伝導度への寄与の大きい
ものから順に、枝10,11,12,13,14,15
とした。枝10〜15は3本ずつ膜8の外で結合部16
に結合し、枝10〜15と結合部16,16との間には
引き出し部18を設けてある。20は抵抗値調整用の切
断ラインの位置で、膜8の外で結合部16に各枝を結合
する手前の位置で引き出し部18を切断し、抵抗値を調
整する。
化物半導体膜の成膜前の電極パターンを、図2に金属酸
化物半導体膜の成膜後のガスセンサを、図3に基板裏面
のヒータの配置を示す。これらの図において、2はAl
2O3やSiO2等の耐熱絶縁性基板で、4,6は一対の
パッド、8はSnO2やIn2O3等の金属酸化物半導体
膜である。金属酸化物半導体膜8には一対の電極を接続
し、これらの電極は各々3本ずつの合計6本に枝別れさ
せ、実施例では膜8の合成電気伝導度への寄与の大きい
ものから順に、枝10,11,12,13,14,15
とした。枝10〜15は3本ずつ膜8の外で結合部16
に結合し、枝10〜15と結合部16,16との間には
引き出し部18を設けてある。20は抵抗値調整用の切
断ラインの位置で、膜8の外で結合部16に各枝を結合
する手前の位置で引き出し部18を切断し、抵抗値を調
整する。
【0012】膜8の合成抵抗値への寄与は、枝10で最
も大きく、枝15で最も小さい。抵抗値への寄与が最も
小さい枝14,15間では、枝が向かい合っている長さ
が小さく、しかも枝の間隔が大きい。枝13,14間で
は、枝が向き合う長さを大きくし、しかも間隔をより小
さくしてある。枝12,13間では、枝12,13に突
起を設けて枝が向き合う長さをさらに大きくしてある。
枝12,10間では、枝の間隔をさらに小さくし、また
枝が向き合う長さをさらに大きくしてある。最後の枝1
0,11間では枝の間隔は極めて小さく、しかも枝1
0,11は櫛の歯状で、枝と枝とが向き合う長さが極め
て長い。実施例では枝10〜15を例えば20μmルー
ルで形成し、枝10〜15の線幅を各々20μmとする
と共に、枝の間隔を最小で20μmとした。
も大きく、枝15で最も小さい。抵抗値への寄与が最も
小さい枝14,15間では、枝が向かい合っている長さ
が小さく、しかも枝の間隔が大きい。枝13,14間で
は、枝が向き合う長さを大きくし、しかも間隔をより小
さくしてある。枝12,13間では、枝12,13に突
起を設けて枝が向き合う長さをさらに大きくしてある。
枝12,10間では、枝の間隔をさらに小さくし、また
枝が向き合う長さをさらに大きくしてある。最後の枝1
0,11間では枝の間隔は極めて小さく、しかも枝1
0,11は櫛の歯状で、枝と枝とが向き合う長さが極め
て長い。実施例では枝10〜15を例えば20μmルー
ルで形成し、枝10〜15の線幅を各々20μmとする
と共に、枝の間隔を最小で20μmとした。
【0013】図3に示すように、実施例ではヒータ24
を金属酸化物半導体膜8の反対面に設け、基板2の裏面
にRuO2膜等のヒータ24と、これらに接続したパッ
ド22,22、並びにヒータ電極26,26を設けた。
そしてパッド4,6,22は溶接やワイヤボンディング
等により、図示しない外部端子に結線する。
を金属酸化物半導体膜8の反対面に設け、基板2の裏面
にRuO2膜等のヒータ24と、これらに接続したパッ
ド22,22、並びにヒータ電極26,26を設けた。
そしてパッド4,6,22は溶接やワイヤボンディング
等により、図示しない外部端子に結線する。
【0014】ガスセンサの製法を示すと、基板2は一辺
が1〜2mm程度の四角形で、直径2インチや5インチ
等のAl2O3やSiO2等の母体基板を用いて成膜す
る。例えば最初にパッド22やヒータ電極26を印刷
し、RuO2膜24を印刷して焼成する。次いで基板2
の反対面にスクリーン印刷等で枝10〜15,引き出し
部18,結合部16,パッド4,6を印刷する。この後
パッド22,22間の抵抗値を監視しながら、レーザ等
でヒータ24をトリミングし、ヒータ抵抗を一定値に揃
える。次にSnO2−Pd−Al2O3等のペーストを調
整し、スクリーン印刷して金属酸化物半導体膜8を形成
し、焼成する。
が1〜2mm程度の四角形で、直径2インチや5インチ
等のAl2O3やSiO2等の母体基板を用いて成膜す
る。例えば最初にパッド22やヒータ電極26を印刷
し、RuO2膜24を印刷して焼成する。次いで基板2
の反対面にスクリーン印刷等で枝10〜15,引き出し
部18,結合部16,パッド4,6を印刷する。この後
パッド22,22間の抵抗値を監視しながら、レーザ等
でヒータ24をトリミングし、ヒータ抵抗を一定値に揃
える。次にSnO2−Pd−Al2O3等のペーストを調
整し、スクリーン印刷して金属酸化物半導体膜8を形成
し、焼成する。
【0015】この後、パッド4,6を用いて金属酸化物
半導体膜8の合成電気伝導度をセンサ毎に測定し記録す
る。測定は個々のセンサに分割する前の母体基板の段階
で行い、母体基板内での膜8の伝導度のばらつきが小さ
いので、1つの母体基板に対して数カ所で代表サンプル
を選び、代表サンプルに対してのみ電気伝導度を測定し
ても良い。また測定雰囲気は、使用予定温度での検出目
標のガス中、例えば400℃でのメタン3000ppm
中、としてもよく、あるいは簡便のため室温の空気中と
しても良い。空気中の室温での伝導度は、400℃のメ
タンガス中での伝導度にほぼ相関する。
半導体膜8の合成電気伝導度をセンサ毎に測定し記録す
る。測定は個々のセンサに分割する前の母体基板の段階
で行い、母体基板内での膜8の伝導度のばらつきが小さ
いので、1つの母体基板に対して数カ所で代表サンプル
を選び、代表サンプルに対してのみ電気伝導度を測定し
ても良い。また測定雰囲気は、使用予定温度での検出目
標のガス中、例えば400℃でのメタン3000ppm
中、としてもよく、あるいは簡便のため室温の空気中と
しても良い。空気中の室温での伝導度は、400℃のメ
タンガス中での伝導度にほぼ相関する。
【0016】金属酸化物半導体膜8の伝導度を測定する
と、これに応じてヤグレーザ等でトリミングし、伝導度
を一定値に揃える。トリミングは、6本の引き出し部1
8に対して選んだ引き出し部18を切断することで行
う。金属酸化物半導体膜8を直接レーザでトリミングす
ると、トリミング時の過熱のため膜8が変質したり、あ
るいは熱衝撃のため基板2から膜8が剥離したりするこ
とがある。しかし膜8の外の引き出し部18を切断する
ので、金属酸化物半導体膜8の劣化は生じず、また膜8
への熱衝撃も小さい。
と、これに応じてヤグレーザ等でトリミングし、伝導度
を一定値に揃える。トリミングは、6本の引き出し部1
8に対して選んだ引き出し部18を切断することで行
う。金属酸化物半導体膜8を直接レーザでトリミングす
ると、トリミング時の過熱のため膜8が変質したり、あ
るいは熱衝撃のため基板2から膜8が剥離したりするこ
とがある。しかし膜8の外の引き出し部18を切断する
ので、金属酸化物半導体膜8の劣化は生じず、また膜8
への熱衝撃も小さい。
【0017】図4に、トリミングによる伝導度の調整レ
ベルを示す。枝14,15間の領域を領域A、枝13,
14間を領域Bとし、この順に領域A〜Eを定める。例
えばここで膜8の全電気伝導度に対する各領域の寄与
が、領域Aで5%,領域Bで8%,領域Cで20%,領
域Dで27%,領域Eで40%となるように、枝10〜
15の形状を定める。この電気伝導度の分布は一例で、
枝毎に電気伝導度の寄与を変え、伝導度の制御範囲を大
きくし、かつ細かな調整ができるようにする。枝15を
カットすると領域Aの電気伝導度が失われ、枝11をカ
ットすると領域Eの電気伝導度が失われる。中間の枝1
0,12,13,14をカットすると、各々その両側の
電気伝導度が失われる。この結果、枝11または枝15
をカットすると4領域の電気伝導度が残り、枝10,1
2,13,14をカットすると3領域の電気伝導度が残
る。次に枝12,13の2本をカットすると、領域Aと
領域Eの電気伝導度が残る。ただしこの場合、枝12,
13をカットすると枝10,14間に小さな電気伝導度
が発生するので、図に示した電気伝導度の変化は定性的
なものである。同様に枝10,12や枝11,12をカ
ットすると領域A,Bが残り、枝11,13をカットす
ると領域A,Dが残る。また1つの領域のみの電気伝導
度を残すことができる。例えば枝12〜15あるいは枝
12,14をカットすると、枝10,11間の電気伝導
度のみが残る。これらの結果、膜8の電気伝導度は枝を
1本のみカットする場合の6通りと、2つの領域を維持
する場合の4通り、並びに1つの領域のみを維持する場
合の5通りの合計15階調と、トリミングを行わない場
合の1階調を合わせて、少なくとも16階調に変化させ
ることができる。
ベルを示す。枝14,15間の領域を領域A、枝13,
14間を領域Bとし、この順に領域A〜Eを定める。例
えばここで膜8の全電気伝導度に対する各領域の寄与
が、領域Aで5%,領域Bで8%,領域Cで20%,領
域Dで27%,領域Eで40%となるように、枝10〜
15の形状を定める。この電気伝導度の分布は一例で、
枝毎に電気伝導度の寄与を変え、伝導度の制御範囲を大
きくし、かつ細かな調整ができるようにする。枝15を
カットすると領域Aの電気伝導度が失われ、枝11をカ
ットすると領域Eの電気伝導度が失われる。中間の枝1
0,12,13,14をカットすると、各々その両側の
電気伝導度が失われる。この結果、枝11または枝15
をカットすると4領域の電気伝導度が残り、枝10,1
2,13,14をカットすると3領域の電気伝導度が残
る。次に枝12,13の2本をカットすると、領域Aと
領域Eの電気伝導度が残る。ただしこの場合、枝12,
13をカットすると枝10,14間に小さな電気伝導度
が発生するので、図に示した電気伝導度の変化は定性的
なものである。同様に枝10,12や枝11,12をカ
ットすると領域A,Bが残り、枝11,13をカットす
ると領域A,Dが残る。また1つの領域のみの電気伝導
度を残すことができる。例えば枝12〜15あるいは枝
12,14をカットすると、枝10,11間の電気伝導
度のみが残る。これらの結果、膜8の電気伝導度は枝を
1本のみカットする場合の6通りと、2つの領域を維持
する場合の4通り、並びに1つの領域のみを維持する場
合の5通りの合計15階調と、トリミングを行わない場
合の1階調を合わせて、少なくとも16階調に変化させ
ることができる。
【0018】前記のように各領域の電気伝導度への寄与
を定め、枝10〜15をカットしてトリミングすると、
図4のように電気伝導度を調整できる。図の縦軸は、ト
リミング前の伝導度をσ0、トリミング後の伝導度をσS
とした相対値で表示した。トリミング範囲はσ0の5〜
100%の20倍で、この間に15階調があるため、伝
導度の調整は20%刻みで行うことができ、±10%の
精度で膜8の電気伝導度を調整できる。
を定め、枝10〜15をカットしてトリミングすると、
図4のように電気伝導度を調整できる。図の縦軸は、ト
リミング前の伝導度をσ0、トリミング後の伝導度をσS
とした相対値で表示した。トリミング範囲はσ0の5〜
100%の20倍で、この間に15階調があるため、伝
導度の調整は20%刻みで行うことができ、±10%の
精度で膜8の電気伝導度を調整できる。
【0019】
【変形例】図5に、一対の電極の一方のみを複数に枝別
れさせた変形例を示す。これ以外の点は図1〜図3の実
施例と同様である。図5において、30は一方の電極、
31〜34は枝で、18は各々の枝の引き出し部であ
る。膜8の合成伝導度への寄与は、枝31が電極30と
の間隔が小さく、対向距離が大きいため最も大きい。枝
32では電極30と向き合う距離が約1/2になり、伝
導度への寄与は枝31の約1/2になる。枝33では電
極30と間隔が枝32の2倍になり、伝導度への寄与は
枝32の1/2となる。枝34では枝の向きが電極30
と直角で、合成伝導度への寄与は枝33の約1/2とな
る。これらのため枝31〜34の伝導度への寄与は、枝
番号が1つ増える毎に1/2に減少する。枝31,3
2,33,34の電気伝導度への寄与は8:4:2:1
で、合成電気伝導度を15とすると、トリミングにより
1刻みで1〜15の15段階に伝導度を調整できる。即
ち枝34のみをカットすると伝導度は14となり、枝3
3では13、枝32では11、枝31では7となり、枝
33,34をカットすると12となり、枝32,34を
カットすると10で、枝32,33をカットすると9と
なる。次に枝31のみを残すと伝導度は8となり、枝3
2,33を残すと6となり、枝32,34を残すと5と
なり、枝32のみを残すと4となる。また枝34のみを
残すと1となる。このようにして4本の枝31〜34の
カットの組み合せで、1〜15の15階調に膜8の合成
電気伝導度を調整できる。
れさせた変形例を示す。これ以外の点は図1〜図3の実
施例と同様である。図5において、30は一方の電極、
31〜34は枝で、18は各々の枝の引き出し部であ
る。膜8の合成伝導度への寄与は、枝31が電極30と
の間隔が小さく、対向距離が大きいため最も大きい。枝
32では電極30と向き合う距離が約1/2になり、伝
導度への寄与は枝31の約1/2になる。枝33では電
極30と間隔が枝32の2倍になり、伝導度への寄与は
枝32の1/2となる。枝34では枝の向きが電極30
と直角で、合成伝導度への寄与は枝33の約1/2とな
る。これらのため枝31〜34の伝導度への寄与は、枝
番号が1つ増える毎に1/2に減少する。枝31,3
2,33,34の電気伝導度への寄与は8:4:2:1
で、合成電気伝導度を15とすると、トリミングにより
1刻みで1〜15の15段階に伝導度を調整できる。即
ち枝34のみをカットすると伝導度は14となり、枝3
3では13、枝32では11、枝31では7となり、枝
33,34をカットすると12となり、枝32,34を
カットすると10で、枝32,33をカットすると9と
なる。次に枝31のみを残すと伝導度は8となり、枝3
2,33を残すと6となり、枝32,34を残すと5と
なり、枝32のみを残すと4となる。また枝34のみを
残すと1となる。このようにして4本の枝31〜34の
カットの組み合せで、1〜15の15階調に膜8の合成
電気伝導度を調整できる。
【0020】
【発明の効果】この発明では、金属酸化物半導体ガスセ
ンサの抵抗値をトリミングできる。しかもトリミング
は、金属酸化物半導体膜の外で行うので、ガスセンサの
劣化をもたらすことが無い。
ンサの抵抗値をトリミングできる。しかもトリミング
は、金属酸化物半導体膜の外で行うので、ガスセンサの
劣化をもたらすことが無い。
【図1】 実施例のガスセンサの電極パターンを示す
平面図
平面図
【図2】 実施例のガスセンサの平面図
【図3】 実施例のガスセンサの底面図
【図4】 実施例のガスセンサの抵抗値のトリミング
範囲を示す特性図
範囲を示す特性図
【図5】 変形例のガスセンサの電極パターンを示す
平面図
平面図
2 基板 4,6 パッド 8 金属酸化物半導体膜 10〜15 枝 16 結合部 18 引き出し部 20 切断ライン 22 パッド 24 ヒータ 26 ヒータ電極 30 電極 31〜35 枝
Claims (3)
- 【請求項1】 絶縁基板上にガスにより抵抗値が変化す
る金属酸化物半導体膜と、この金属酸化物半導体膜に接
続した一対の電極と、前記金属酸化物半導体膜を加熱す
るためのヒータとを設けたガスセンサにおいて、 前記金属酸化物半導体膜は基板表面の一部のみを覆うよ
うにし、 前記一対の電極の少なくとも一方を、金属酸化物半導体
膜の内部で複数の枝に枝別れさせ、かつ枝を金属酸化物
半導体膜の外に引き出して、金属酸化物半導体膜の外で
枝を結合したことを特徴とする、ガスセンサ。 - 【請求項2】 前記一対の電極間の金属酸化物半導体膜
の合成抵抗値に対する、前記各枝の寄与を枝によって異
ならせたことを特徴とする、請求項1のガスセンサ。 - 【請求項3】 絶縁基板上にガスにより抵抗値が変化す
る金属酸化物半導体膜と、この金属酸化物半導体膜に接
続した一対の電極と、前記金属酸化物半導体膜を加熱す
るためのヒータとを設けたガスセンサの製造方法におい
て、 前記金属酸化物半導体膜は基板表面の一部のみを覆うよ
うにし、 かつ、前記一対の電極の少なくとも一方を、金属酸化物
半導体膜の内部で複数の枝に枝別れさせ、枝を金属酸化
物半導体膜の外に引き出して、金属酸化物半導体膜の外
で枝を結合し、 前記枝の一部を金属酸化物半導体膜の外で切断して、ガ
スセンサの出力を調整する工程を設けたことを特徴とす
る、ガスセンサの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25475294A JPH0894559A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | ガスセンサ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25475294A JPH0894559A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | ガスセンサ及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0894559A true JPH0894559A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=17269394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25475294A Pending JPH0894559A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | ガスセンサ及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0894559A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003014684A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | バイオセンサ及びその測定感度調整方法 |
| JP2010008122A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Panasonic Electric Works Co Ltd | ガスセンサ |
-
1994
- 1994-09-22 JP JP25475294A patent/JPH0894559A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003014684A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | バイオセンサ及びその測定感度調整方法 |
| JP2010008122A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Panasonic Electric Works Co Ltd | ガスセンサ |
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