JPH0895478A - 偽造防止体とそれを備えた物品およびそれらの製造方法 - Google Patents

偽造防止体とそれを備えた物品およびそれらの製造方法

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JPH0895478A
JPH0895478A JP22981094A JP22981094A JPH0895478A JP H0895478 A JPH0895478 A JP H0895478A JP 22981094 A JP22981094 A JP 22981094A JP 22981094 A JP22981094 A JP 22981094A JP H0895478 A JPH0895478 A JP H0895478A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】白色光による再生像の画質を低下させることな
く、偽造防止に十分な量の情報を記録して偽造防止効果
を図る。 【構成】物品本体の所定部所に、単色光のみで再生され
る所定の情報パタ―ン像が記録されたアクロマティック
ホログラムから成る偽造防止体を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、白色光による再生像の
画質を低下させることなく、偽造防止に十分な量の情報
を記録可能なアクロマティックホログラムから成る偽造
防止体と、それを備えて偽造防止効果を図ったクレジッ
トカード、キャッシュカード、通行券、入場券等の物品
およびそれらの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、代金等の支払いを、例えばクレジ
ットカード、キャッシュカード、プリペイドカード等の
有価証券類によって行なうことが一般化してきている。
そして、これらの有価証券類の偽造防止対策としては、
例えば高保磁力磁気記録、媒体へのホログラム箔の貼
着、特殊インキの使用、磁気シールド等、様々な手段が
実施されてきている。
【0003】しかしながら、このような従来からのセキ
ュリティ対策も、現時点においては、その効果が薄らい
できつつある。
【0004】一方、使用に際しては、カード等の有価証
券が正当であるか否か、またその所持者が正当であるか
否かを判断する必要がある。例えば、キャッシュカード
の磁気データを改竄して、他人名義のデータに書き換え
たとすると、キャッシュディスペンサーにおいて暗証番
号さえ入力できれば、不正に使用することが可能とな
る。
【0005】また、利用者を特定しないプリペイドカー
ド等において使用済みカードを用意し、磁気データのデ
ッドコピーが行なわれると、そのカードが有効となり、
正当なカードと同等の価値を持つことになる。
【0006】さらに、近年のカラーコピーやデジタルプ
リントによって、有価証券の複製が比較的容易に可能に
なってきているのが現実である。
【0007】そこで、最近では、このようなデータ改
竄、不正使用を防止するために、例えば“特開昭63−
168397号公報”に開示されているように、レイン
ボウホログラムのスリット上にパタ―ンを設けることに
より、偽造防止効果を図るようにした技術が提案されて
きている。
【0008】すなわち、これは、レインボウホログラム
のスリット部分に何らかのデ―タを挿入し、白色光で再
生した際には、ホログラムの像(絵柄)が観察でき、単
色光で再生した際には、スリットの実像を読みとること
により、偽造品かどうかの検証を行なうものである。
【0009】ところが、このような偽造防止方法におい
ては、レインボウホログラムのスリット部分にデ―タを
挿入すると、視点位置によって像の明るさが異なる場合
があり、白色光で再生する絵柄の画質を低下させるとい
う問題がある。このため、光しゃ断面積等を厳密に制御
する必要が生じる。
【0010】しかしながら、レインボウホログラムのス
リットの幅は、垂直方向には狭く光しゃ断面積を一定に
した状態では、十分な情報を記録することができない。
【0011】このように、レインボウホログラムのスリ
ット部分に情報を挿入すると、白色光による再生像の画
質を低下させず、偽造防止に十分な情報を記録すること
は難しい。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
偽造防止方法においては、白色光による再生像の画質を
低下させず、偽造防止に十分な情報を記録することが困
難であるという問題があった。
【0013】本発明の目的は、白色光による再生像の画
質を低下させることなく、偽造防止に十分な量の情報を
記録して偽造防止効果を図ることが可能なアクロマティ
ックホログラムから成る偽造防止体とそれを備えた物品
およびそれらの製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、まず、請求項1に係る発明による偽造防止体は、
単色光でのみで再生される所定の情報パタ―ン像が記録
されたアクロマティックホログラムから成る。
【0015】また、請求項2に係る発明による偽造防止
体は、単色光でのみで再生される垂直方向のみの変調成
分による情報パタ―ン像が記録されたアクロマティック
ホログラムから成る。
【0016】一方、請求項3に係る発明による物品は、
物品本体の所定部所に、単色光のみで再生される所定の
情報パタ―ン像が記録されたアクロマティックホログラ
ムから成る偽造防止体を設けている。
【0017】また、請求項4に係る発明による物品は、
物品本体の所定部所に、単色光のみで再生される垂直方
向のみの変調成分による情報パタ―ン像が記録されたア
クロマティックホログラムから成る偽造防止体を設けて
いる。
【0018】一方、請求項5に係る発明による偽造防止
体の製造方法は、アクロマティックホログラムの2ステ
ップ目の撮影を行なう場合に、まず、マスタ―ホログラ
ムの再生光を所定のパタ―ン状に変調し、次に、変調さ
れた再生光を物体光としてアクロマティックホログラム
を形成するようにしている。
【0019】また、請求項6に係る発明による偽造防止
体の製造方法は、アクロマティックホログラムの2ステ
ップ目の撮影を行なう場合に、まず、マスタ―ホログラ
ムの再生光を垂直方向のみに変調成分を有する所定のパ
タ―ン状に変調し、次に、変調された再生光を物体光と
してアクロマティックホログラムを形成するようにして
いる。
【0020】さらに、請求項7に係る発明による偽造防
止体の製造方法は、アクロマティックホログラムの1ス
テップ目の撮影を行なう場合に、まず、物体光を所定の
パタ―ン状に変調し、次に、変調された物体光を用いて
マスタ―ホログラムを形成し、しかる後に、マスタ―ホ
ログラムを用いてアクロマティックホログラムを形成す
るようにしている。
【0021】さらにまた、請求項8に係る発明による偽
造防止体の製造方法は、アクロマティックホログラムの
1ステップ目の撮影を行なう場合に、まず、物体光を垂
直方向のみに変調成分を有する所定のパタ―ン状に変調
し、次に、変調された物体光を用いてマスタ―ホログラ
ムを形成し、しかる後に、マスタ―ホログラムを用いて
アクロマティックホログラムを形成するようにしてい
る。
【0022】一方、請求項9に係る発明による物品の製
造方法は、アクロマティックホログラムの2ステップ目
の撮影を行なう場合に、まず、マスタ―ホログラムの再
生光を所定のパタ―ン状に変調し、次に、変調された再
生光を物体光としてアクロマティックホログラムを形成
し、しかる後に、アクロマティックホログラムから成る
偽造防止体を、物品本体の所定部所に固定手段により固
定するようにしている。
【0023】また、請求項10に係る発明による物品の
製造方法は、アクロマティックホログラムの2ステップ
目の撮影を行なう場合に、まず、マスタ―ホログラムの
再生光を垂直方向のみに変調成分を有する所定のパタ―
ン状に変調し、次に、変調された再生光を物体光として
アクロマティックホログラムを形成し、しかる後に、ア
クロマティックホログラムから成る偽造防止体を、物品
本体の所定部所に固定手段により固定するようにしてい
る。
【0024】さらに、請求項11に係る発明による物品
の製造方法は、アクロマティックホログラムの1ステッ
プ目の撮影を行なう場合に、まず、物体光を所定のパタ
―ン状に変調し、次に、変調された物体光を用いてマス
タ―ホログラムを形成し、次に、マスタ―ホログラムを
用いてアクロマティックホログラムを形成し、しかる後
に、アクロマティックホログラムから成る偽造防止体
を、物品本体の所定部所に固定手段により固定するよう
にしている。
【0025】さらにまた、請求項12に係る発明による
物品の製造方法は、アクロマティックホログラムの1ス
テップ目の撮影を行なう場合に、まず、物体光を垂直方
向のみに変調成分を有する所定のパタ―ン状に変調し、
次に、変調された物体光を用いてマスタ―ホログラムを
形成し、次に、マスタ―ホログラムを用いてアクロマテ
ィックホログラムを形成し、しかる後に、アクロマティ
ックホログラムから成る偽造防止体を、物品本体の所定
部所に固定手段により固定するようにしている。
【0026】
【作用】従って、本発明の偽造防止体は、単色光でのみ
で再生される所定の情報パタ―ン像が記録されたアクロ
マティックホログラム、または単色光でのみで再生され
る垂直方向のみの変調成分による情報パタ―ン像が記録
されたアクロマティックホログラムから成ることによ
り、白色光で再生した場合、各色の成分は垂直方向に広
がって、情報パタ―ンの内容がぼけてしまうため、観察
者には全く感知することができず、一般のアクロマティ
ックホログラムとして立体像等を観察することができ
る。
【0027】また、情報を読みとる場合、レ―ザ光等の
単色光で照明すると、情報パタ―ンの実像が空間に結像
するため、この実像を目視、もしくはフォトセンサ―や
CCDセンサ―等の光検知素子を用いることによって、
情報パタ―ンを読み取ることができる。
【0028】さらに、白色光で照明したものを、波長選
択フィルタ―や波長選択性ミラ―等により、情報パタ―
ンのボケを除去することによっても、情報を読み取るこ
とができる。
【0029】以上により、白色光による再生像の画質を
低下させることなく、偽造防止に十分な量の情報を記録
することが可能となる。
【0030】一方、本発明の偽造防止体を、物品(偽造
防止を目的とするもの、第三者に情報を知られたくない
ものであれば、いかなるものでもよく、例えばキャッシ
ュカ―ド、クレジットカ―ド、ブリペイカ―ド等のカ―
ド類や、商品券、株券、印紙、切手等の有価証券、金券
類や、時計、電気製品、ビデオテ―プ、コンピュ―タソ
フト、ラケット等のブランド品や通帳、パスポ―ト、免
許書、重要書類等が挙げられる)の所定部所に、固定手
段によって固定することにより、物品の偽造防止効果を
図ることができる。
【0031】
【実施例】本発明は、前述した従来のようなレインボウ
ホログラムではなく、アクロマティックホログラムを用
い、このアクロマティックホログラムのマスタ―ホログ
ラムの部分に垂直方向にデ―タを挿入することにより、
白色光による再生像の画質を低下させることなく、偽造
防止に十分な情報を記録しようとするものである。
【0032】以下、上記のような考え方に基づく本発明
の実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0033】まず、アクロマティックホログラムとは、
以下に示すようなものである。
【0034】すなわち、レインボウホログラムを白色光
で再生すると、図1に示すように、スリットの実像が色
毎に上下方向に分離して再生される。
【0035】レインボウホログラムでは、このようにス
リットにより縦方向視差をなくすことによって、像のボ
ケをなくす方法である。
【0036】これに対して、アクロマティックホログラ
ムは、レインボウのようにスリットで縦方向の視差成分
を切り取る代わりに、第1ステップのホログラムに垂直
方向には視差のないホログラムを作成し、それをさらに
ホログラムに記録することによって、白色光による像の
ボケをなくす方法である。
【0037】マスタ―ホログラムには縦方向の情報しか
ないため、観察者は、図2に示すように、様々な色の像
が重なって見えても同一の像が重なるため、像のボケは
生じない。レインボウホログラムでは、観察者が視点を
上下すると色が虹色に変化するが、アクロマティックホ
ログラムでは、いろいろな色が混ざるためほぼグレ―の
色で観察される。
【0038】次に、縦方向に視差のないマスタ―ホログ
ラムを作成する方法としては様々な方法があるが、例え
ばホログラフィックステレオグラムを用いる方法があ
る。
【0039】ホログラフィックステレオグラムは、被写
体を様々な方向から撮影した2次元画像を、一枚のホロ
グラムに合成することによって、立体像を表示する手法
である。そして、一般に、ホログラフィックステレオグ
ラムの合成光学系は、図3に示すようになる。
【0040】すなわち、原画写真列を、順番に透過拡散
スクリ―ン上に投影し、スリットを移動しながら感光材
料上に記録する。この時、ホログラム上には、原画写真
列に記録された水平方向の情報は記録されるが、垂直方
向には同じ画像が記録されてしまう。
【0041】なお、図2に示すように、アクロマティッ
クホログラムの再生時に、各色のマスタ―ホログラムの
実像は傾いて再生されるため、再生時に実像位置のズレ
によるボケをなくすために、感光材料は傾けて撮影する
ことが望ましい。この場合の傾け角度αの求め方につい
ては、後述する。ただし、光学系を簡略化するために、
感光材料を傾けずに撮影を行なった場合でも、白色光再
生時の再生像に多少ボケは生じるが、十分に像が観察で
きるため、像の感光材料の傾き角は、何らこれに限定さ
れるものではない。
【0042】さて、本実施例では、このアクロマティッ
クホログラム用のマスタ―ホログラムからアクロマティ
ックホログラムを撮影する際に、垂直方向に情報を入れ
ることによって、白色光による再生時のホログラム像の
画質を低下させることなく、偽造防止情報を入力できる
ようにする。
【0043】具体的には、次のような手法を用いる。
【0044】すなわち、縦方向の視差のないマスタ―ホ
ログラムを再生し、感光材料上にアクロマティックホロ
グラムを記録する。この時、マスタ―ホログラムの傾き
は、図3に示したマスタ―ホログラムの撮影時の傾き角
と等しくなる。
【0045】この最適な角度αは、次のように求めるこ
とができる。
【0046】すなわち、図4に示すように、参照光の角
度をθとすると、 tan(α)=sin(θ) となる。
【0047】この角度αで、マスタ―ホログラムを傾け
るようにすればよい。しかしながら、光学系を簡略化す
るために、多少のボケを許容できれば、マスタ―ホログ
ラムを傾けなくてもよいし、またこの角度に限定される
ものではない。
【0048】さて、このマスタ―ホログラムの再生光を
所定の情報パタ―ンにより変調して、再生光に偽造防止
のための情報を記録する。この時、情報パタ―ンに記録
する情報として、垂直方向のみに変調するようなパタ―
ンを記録すれば、白色光による再生時に、観察者は視点
の位置を変化させても、情報パタ―ンの撮影によって像
の明るさが急激に変化し、観察者にちらつきを感じさせ
ることがない。
【0049】このように、情報パタ―ンによって変調さ
れた再生光と参照光との干渉縞を、感光材料上に記録す
ることによって、偽造防止情報を持ったアクロマティッ
クホログラムを得ることができる。
【0050】一方、上記において、情報パタ―ンとして
は、次のようなものを考えることができる。
【0051】すなわち、基本的には、図5(a),
(b),(c)にそれぞれ示すように、垂直方向のみに
変調して情報を記録するものが望ましいが、これに限ら
ず、図5(d),(e),(f)にそれぞれ示すよう
に、多少水平方向に情報が載ったような情報を記録する
ようにしてもよい。
【0052】なお、図5(b)の情報パタ―ンは、多段
階の濃度を用いて情報を記録したものである。
【0053】次に、以上のように構成した本実施例の偽
造防止体は、単色光でのみで再生される所定の情報パタ
―ン像が記録されたアクロマティックホログラム、また
は単色光でのみで再生される垂直方向のみの変調成分に
よる情報パタ―ン像が記録されたアクロマティックホロ
グラムから成っていることにより、白色光で再生した場
合、各色の成分は垂直方向に広がって、情報パタ―ンの
内容がぼけてしまうため、観察者には全く感知すること
ができず、一般のアクロマティックホログラムとして立
体像等を観察することができる。
【0054】また、情報を読みとる場合、レ―ザ光等の
単色光で照明すると、情報パタ―ンの実像が空間に結像
するため、この実像を目視、もしくはフォトセンサ―や
CCDセンサ―等の光検知素子を用いることによって、
情報パタ―ンを読み取ることができる。
【0055】さらに、白色光で照明したものを、波長選
択フィルタ―や波長選択性ミラ―等により、情報パタ―
ンのボケを除去することによっても、情報を読み取るこ
とができる。
【0056】以上により、白色光による再生像の画質を
低下させることなく、偽造防止に十分な量の情報を記録
することが可能となる。
【0057】一方、本実施例のアクロマティックホログ
ラムから成る偽造防止体を、物品(偽造防止を目的とす
るもの、第三者に情報を知られたくないものであれば、
いかなるものでもよく、例えばキャッシュカ―ド、クレ
ジットカ―ド、ブリペイカ―ド等のカ―ド類や、商品
券、株券、印紙、切手等の有価証券、金券類や、時計、
電気製品、ビデオテ―プ、コンピュ―タソフト、ラケッ
ト等のブランド品や通帳、パスポ―ト、免許書、重要書
類等が挙げられる)の所定部所に、固定手段によって固
定することにより、物品の偽造防止効果を図ることがで
きる。
【0058】図6は、本実施例のアクロマティックホロ
グラムから成る偽造防止体を物品に設けた場合の状態を
示す断面図である。
【0059】すなわち、図6に示すように、物品1表面
の所定部所に、アクロマティックホログラム2から成る
偽造防止体3を、固定手段である例えば接着剤層4によ
って固定している。
【0060】なお、本実施例のアクロマティックホログ
ラムから成る偽造防止体は、透過型ホログラムとして構
成してもよいし、反射型ホログラムとして構成してもよ
い。また、感光材料に、フォトレジスト等のように、光
の強度に応じて表面の凹凸が生じるようなものを用いた
場合、露光されたホログラムからスタンパ―を作成し、
樹脂表面に凹凸を複写することにより、大量生産するこ
とが可能になる。さらに、凹凸表面に全反射層もしくは
部分反射層を設けることにより、反射による回折光を利
用することも可能になる。また、これらの樹脂の裏に接
着層を設けることにより、ステッカ―として利用するこ
とが可能であり、さらに樹脂を箔状にすることにより、
他の基材上に箔押しすることも可能になる。
【0061】上述したように、本実施例の偽造防止体
は、単色光でのみで再生される所定の情報パタ―ン像が
記録されたアクロマティックホログラム、または単色光
でのみで再生される垂直方向のみの変調成分による情報
パタ―ン像が記録されたアクロマティックホログラムか
ら構成するようにしているので、白色光による再生像の
画質を低下させることなく、偽造防止に十分な量の情報
を記録することが可能となる。
【0062】また、本実施例のアクロマティックホログ
ラムから成る偽造防止体を、物品(偽造防止を目的とす
るもの、第三者に情報を知られたくないものであれば、
いかなるものでもよく、例えばキャッシュカ―ド、クレ
ジットカ―ド、ブリペイカ―ド等のカ―ド類や、商品
券、株券、印紙、切手等の有価証券、金券類や、時計、
電気製品、ビデオテ―プ、コンピュ―タソフト、ラケッ
ト等のブランド品や通帳、パスポ―ト、免許書、重要書
類等が挙げられる)の所定部所に、固定手段によって固
定するようにしているので、物品の偽造防止効果を図る
ことが可能となる。
【0063】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、次のようにしても同様に実施できるものであ
る。
【0064】(a)上記実施例では、垂直方向に視差の
ないマスタ―ホログラムの撮影に、ホログラフィックス
テレオグラムを用いる方法を用いる場合について説明し
たが、これに限らず、例えば実際の被写体をレインボウ
ホログラムと同様に水平方向のスリットを用いて撮影
し、参照光の入射角度を変えながら感光材料を垂直方向
に移動させて複数回撮影することによって、マスタ―ホ
ログラムの撮影を行なうようにしてもよい。
【0065】(b)上記実施例では、情報パタ―ンは、
マスタ―ホログラムと同様に傾けて配置する場合につい
て説明したが、これに限らず、例えば図6に示すよう
に、マスタ―ホログラムの位置の直後に配置する必要は
なく、また傾き角も、同一にする必要がない。
【0066】(c)上記実施例では、アクロマティック
ホログラムの撮影時に、情報パタ―ンの記録を行なう場
合について説明したが、これに限らず、例えば図7に示
すように、マスタ―ホログラムの記録時に、情報を挿入
するようにしてもよい。
【0067】(d)上記実施例では、情報パタ―ンとし
ては、図5に示すようなパターンを用いる場合について
説明したが、これに限らず、例えばバ―コ―ドパタ―ン
のようなものを用いることにより、市販の装置、および
ソフトウエアのようなものを情報読取に用いることがで
きるため、読取装置のコストを低下させることが可能と
なる。
【0068】(e)上記実施例では、情報パタ―ンとし
ては、矩形からなっているパターンを用いる場合につい
て説明したが、これに限らず、例えば波状、あるいは樽
状のような形状からなっているパターンを用いるように
してもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、単
色光でのみで再生される所定の情報パタ―ン像が記録さ
れたアクロマティックホログラム、または単色光でのみ
で再生される垂直方向のみの変調成分による情報パタ―
ン像が記録されたアクロマティックホログラムから偽造
防止体を構成し、またこの偽造防止体を、物品(偽造防
止を目的とするもの、第三者に情報を知られたくないも
の)の所定部所に、固定手段によって固定するようにし
ているので、白色光による再生像の画質を低下させるこ
となく、偽造防止に十分な量の情報を記録して偽造防止
効果を図ることが可能なアクロマティックホログラムか
ら成る偽造防止体とそれを備えた物品およびそれらの製
造方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用するアクロマティックホログラム
を説明するための概要図。
【図2】同アクロマティックホログラムを観察した場合
の状態を説明するための概要図。
【図3】同アクロマティックホログラムを作成するため
に用いるホログラフィックステレオグラムの合成光学系
の一例を示す概要図。
【図4】同ホログラフィックステレオグラムの合成光学
系におけるマスターホログラムの傾き角度を説明するた
めの概要図。
【図5】本発明に適用する情報パターンの一例を示す平
面図。
【図6】本発明によるアクロマティックホログラムから
成る偽造防止体を物品に設けた場合の状態を示す断面
図。
【図7】本発明による情報パターンの一配置例を説明す
るための概要図。
【図8】本発明による情報パターンの他の配置例を説明
するための概要図。
【符号の説明】
1…物品、2…アクロマティックホログラム、3…偽造
防止体、4…接着剤層。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単色光でのみで再生される所定の情報パ
    タ―ン像が記録されたアクロマティックホログラムから
    成ることを特徴とする偽造防止体。
  2. 【請求項2】 単色光でのみで再生される垂直方向のみ
    の変調成分による情報パタ―ン像が記録されたアクロマ
    ティックホログラムから成ることを特徴とする偽造防止
    体。
  3. 【請求項3】 物品本体の所定部所に、単色光のみで再
    生される所定の情報パタ―ン像が記録されたアクロマテ
    ィックホログラムから成る偽造防止体を設けたことを特
    徴とする物品。
  4. 【請求項4】 物品本体の所定部所に、単色光のみで再
    生される垂直方向のみの変調成分による情報パタ―ン像
    が記録されたアクロマティックホログラムから成る偽造
    防止体を設けたことを特徴とする物品。
  5. 【請求項5】 アクロマティックホログラムの2ステッ
    プ目の撮影を行なう場合に、 まず、マスタ―ホログラムの再生光を所定のパタ―ン状
    に変調し、 次に、前記変調された再生光を物体光としてアクロマテ
    ィックホログラムを形成するようにしたことを特徴とす
    る偽造防止体の製造方法。
  6. 【請求項6】 アクロマティックホログラムの2ステッ
    プ目の撮影を行なう場合に、 まず、マスタ―ホログラムの再生光を垂直方向のみに変
    調成分を有する所定のパタ―ン状に変調し、 次に、前記変調された再生光を物体光としてアクロマテ
    ィックホログラムを形成するようにしたことを特徴とす
    る偽造防止体の製造方法。
  7. 【請求項7】 アクロマティックホログラムの1ステッ
    プ目の撮影を行なう場合に、 まず、物体光を所定のパタ―ン状に変調し、 次に、前記変調された物体光を用いてマスタ―ホログラ
    ムを形成し、 しかる後に、前記マスタ―ホログラムを用いてアクロマ
    ティックホログラムを形成するようにしたことを特徴と
    する偽造防止体の製造方法。
  8. 【請求項8】 アクロマティックホログラムの1ステッ
    プ目の撮影を行なう場合に、 まず、物体光を垂直方向のみに変調成分を有する所定の
    パタ―ン状に変調し、 次に、前記変調された物体光を用いてマスタ―ホログラ
    ムを形成し、 しかる後に、前記マスタ―ホログラムを用いてアクロマ
    ティックホログラムを形成するようにしたことを特徴と
    する偽造防止体の製造方法。
  9. 【請求項9】 アクロマティックホログラムの2ステッ
    プ目の撮影を行なう場合に、 まず、マスタ―ホログラムの再生光を所定のパタ―ン状
    に変調し、 次に、前記変調された再生光を物体光としてアクロマテ
    ィックホログラムを形成し、 しかる後に、前記アクロマティックホログラムから成る
    偽造防止体を、物品本体の所定部所に固定手段により固
    定するようにしたことを特徴とする物品の製造方法。
  10. 【請求項10】 アクロマティックホログラムの2ステ
    ップ目の撮影を行なう場合に、 まず、マスタ―ホログラムの再生光を垂直方向のみに変
    調成分を有する所定のパタ―ン状に変調し、 次に、前記変調された再生光を物体光としてアクロマテ
    ィックホログラムを形成し、 しかる後に、前記アクロマティックホログラムから成る
    偽造防止体を、物品本体の所定部所に固定手段により固
    定するようにしたことを特徴とする物品の製造方法。
  11. 【請求項11】 アクロマティックホログラムの1ステ
    ップ目の撮影を行なう場合に、 まず、物体光を所定のパタ―ン状に変調し、 次に、前記変調された物体光を用いてマスタ―ホログラ
    ムを形成し、 次に、前記マスタ―ホログラムを用いてアクロマティッ
    クホログラムを形成し、 しかる後に、前記アクロマティックホログラムから成る
    偽造防止体を、物品本体の所定部所に固定手段により固
    定するようにしたことを特徴とする物品の製造方法。
  12. 【請求項12】 アクロマティックホログラムの1ステ
    ップ目の撮影を行なう場合に、 まず、物体光を垂直方向のみに変調成分を有する所定の
    パタ―ン状に変調し、 次に、前記変調された物体光を用いてマスタ―ホログラ
    ムを形成し、 次に、前記マスタ―ホログラムを用いてアクロマティッ
    クホログラムを形成し、 しかる後に、前記アクロマティックホログラムから成る
    偽造防止体を、物品本体の所定部所に固定手段により固
    定するようにしたことを特徴とする物品の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007163730A (ja) * 2005-12-13 2007-06-28 Dainippon Printing Co Ltd ホログラム作製方法及びその方法により作製されたホログラム
CN102576208A (zh) * 2009-10-16 2012-07-11 E.I.内穆尔杜邦公司 全息图及其相关制造方法和在安全/鉴定应用中的用途

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