JPH0896098A - 情報記録媒体およびその情報記録・再生装置 - Google Patents

情報記録媒体およびその情報記録・再生装置

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JPH0896098A
JPH0896098A JP6233697A JP23369794A JPH0896098A JP H0896098 A JPH0896098 A JP H0896098A JP 6233697 A JP6233697 A JP 6233697A JP 23369794 A JP23369794 A JP 23369794A JP H0896098 A JPH0896098 A JP H0896098A
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Application number
JP6233697A
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English (en)
Inventor
Susumu Emori
晋 江森
Hidemi Nakajima
英実 中島
Noriyuki Ito
則之 伊藤
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、カードの保護層を厚くして充分な耐
久性を得ることができ、追記、改ざんを防止することが
でき、媒体の搬送速度(走査速度)が変化しても確実に
情報を読み取ることができ、高い偽造防止効果を得るこ
とを最も主要な目的としている。 【構成】本発明は、媒体基材上に金属薄膜層、赤外線吸
収層、透明保護層を順次積層し、金属薄膜層を選択的に
溶融することによって情報を記録する中間層記録領域を
備えて成ることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録媒体とその情
報記録・再生装置に係り、特に偽造防止に優れた情報記
録媒体およびその情報記録・再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近、キャッシュカード、あるいはクレ
ジットカード等、情報記録媒体(以下、カードと称す
る)の片側に帯状の磁気記録部を設けたものや、テレフ
ォンカードのように磁気記録層を設けたもの等磁気カー
ドが普及してきている。また、これと共に、感熱記録技
術を用いて記録可能な感熱記録層を設けたカードが発行
されるようになってきている。
【0003】しかしながら、磁気記録は、再生ヘッドと
接触摺動により情報を書き込み、読み取るものであるこ
と、および外部磁界によって記録情報が消去されること
等、耐久性や情報保持に難点がある。
【0004】そこで、このような問題点を解決するため
に、カードの中間に金属片を埋め込んで情報記録するカ
ードや金属蒸着層を持つカードに、この金属蒸着層を所
定のパターンに従って部分的に除去することによって情
報パターンを形成し、カードの情報記録部に磁場を印加
して、その誘動電圧や渦電流信号をピックアップコイル
等で検出することによって、カードに記録された情報を
非接触で読み取る装置や方法が提案されてきている。
【0005】すなわち、上記のような磁気記録された情
報は、外部磁界の接近によって、データの書換えや消去
の危険性があるが、この方法においては、外部磁界や環
境条件の影響を受けることもなく、データの長期安定性
を確保することができる。
【0006】そして、この種の従来技術としては、例え
ば“特開昭55−146570号公報”に示されるもの
がある。
【0007】すなわち、これには、図15(a)に示す
ようなプラスチック等の薄い平板の一部に磁気記録部を
設けると共に、図15(b)に示すような磁気記録の施
されていない板内部に縦・横方向に所定の規則に従って
配列された多数のアルミニウムのような非磁性金属小片
50を埋め込んだ磁気カードMCを用いて,図15
(c)、および図15(d)に示すように、カードMC
に金属小片50配置の表裏に相対して巻線60,61を
捲回した磁極62,64を多数設け、一方の巻線60に
高周波電圧を印加し、他方の巻線61よりカードMC内
の金属小片50の有無を誘動電圧により検知する読み取
り装置が記載されている。
【0008】しかしながら、金属小片を埋め込む方法で
は、カードの製造コストが高く、巻線を捲回した磁極を
多数設ける図15(e)に示すような方法では、読み取
り装置が大がかりになり、装置価格が高くなるという問
題点がある。
【0009】一方、別の従来技術としては、例えば“特
開平05−294095号公報”に示されるものがあ
る。
【0010】すなわち、これには、図16(b)に示す
ように、媒体基材1に所定の面積の金属蒸着層53を設
けた磁気カードMCにおいて、金属蒸着層53を所定の
パターンにしたがって、感熱記録ヘッドで部分的に除去
し、金属蒸着層53が存在する非除去部分56と部分的
に除去した除去部分55との組み合わせによって形成さ
れた情報パターンを読み取る方法が記載されている。
【0011】この方法によると、図16(a)に示すよ
うに、所定の情報パターンを、金属蒸着層53が存在す
る非除去部分56と存在しない除去部分55との間の渦
電流の差を検出するセンサヘッドSでスキャンし、検出
した渦電流の差から除去部分55を検出することによ
り、図16(c)に示すように、センサコイルの出力電
圧差として情報を読み取るものである。
【0012】この場合、センサヘッドSは図示しない発
振コイルを備え、この発振コイルは高周波磁界を発生さ
せるように動作する。このセンサヘッドSを、磁気カー
ドMCの情報パターンに沿って移動させる。そして、記
録情報の読み取りスキャンは、カードの一定速度による
移動で実行される。
【0013】しかしながら、上記のようなカードは、情
報の記録を、感熱記録ヘッドをカードに接触させて行な
うため、保護層を厚くすることができず、カードの充分
な耐久性が得られない。また、サーマルプリンタの普及
により、追記に対しても充分な効果があるとは言えな
い。さらに、上記のような情報読み取り方法では、カー
ドが読み取り同期のための情報を有していないため、記
録された情報パターンの読み取り時に、読み取り装置に
定速度搬送同期機構が必要であり、その分だけ読み取り
装置が高価になるという問題点がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
カードおよびその情報読み取り方法においては、カード
の充分な耐久性が得られない、追記、改ざんに対して充
分な効果が得られない、カードの搬送速度(走査速度)
が変化すると情報の読み取りが困難になる、読み取り装
置が大がかりで高価になるという問題があった。
【0015】本発明は、上記のような問題点を解消する
ために成されたもので、カードの保護層を厚くして充分
な耐久性を得ることができ、追記、改ざんを防止するこ
とができ、媒体の搬送速度(走査速度)が変化しても確
実に情報を読み取ることができ、高い偽造防止効果を得
ることが可能な安価で簡便な情報記録媒体およびその情
報記録・再生装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、まず、請求項1に係る発明では、媒体基材上に、
金属薄膜層、赤外線吸収層、透明保護層を順次積層し、
金属薄膜層を溶融することによって情報を記録する中間
層記録領域を備えて成る。
【0017】また、請求項2に係る発明では、上記請求
項1に係る発明の情報記録媒体において、媒体基材上の
金属薄膜層に溶融した部分と溶融しない部分とを設ける
ことによって情報を記録するものとし、透明保護層側か
ら熱ビームを照射することにより金属薄膜層を選択的に
溶融して情報の記録を行なうようにしている。
【0018】さらに、請求項3に係る発明では、上記請
求項1または請求項2に係る発明の情報記録媒体におい
て、金属薄膜層と透明保護層との間に、赤外線および紫
外線に対して透明な隠蔽層または印刷層を設けるか、あ
るいは透明保護層の表面に視認情報の印刷層を設けて成
る。
【0019】ここで、特に上記赤外線吸収層中の赤外線
吸収発熱剤としては、熱ビーム照射後に所定のレベル以
上の紫外線領域の波長の光を照射することによって赤外
線吸収発熱作用が失われるポリメチン系の材料から成る
ものとする。
【0020】また、上記金属薄膜層に記録された情報
が、規則的に配列された一連の読み取り用同期クロック
記録パターンと符号化されたデータ記録パターンからな
る記録情報である。
【0021】一方、請求項6に係る発明では、上記請求
項1ないし請求項4のいずれか1項に係る発明の情報記
録媒体の記録情報の読み取りを行なう情報記録・再生装
置において、情報記録媒体の両面側に所定の間隙を存し
て対向配置された交流磁場発生コイルおよびピックアッ
プコイルからなり、金属膜の有無によって変化する磁界
強度を電気信号に変換して情報を読み取る手段を少なく
とも1組備えて成る。
【0022】また、請求項7に係る発明では、上記請求
項1ないし請求項4のいずれか1項に係る発明の情報記
録媒体の金属薄膜層に記録された情報として、規則的に
配列された一連の読み取り用同期クロック記録パターン
と符号化されたデータ記録パターンからなる記録情報の
読み取りを行なう情報記録・再生装置において、情報記
録媒体と読取手段とを相対的に移動させる搬送手段によ
って情報記録媒体を移動させることにより、ピックアッ
プコイルで記録情報を読み取り、デジタル信号に変換し
てデータを抽出する手段を備えて成る。
【0023】さらに、請求項8に係る発明では、上記請
求項1ないし請求項4のいずれか1項に係る発明の情報
記録媒体の金属薄膜層に記録された記録情報の読み取り
を行なう情報記録・再生装置において、情報記録媒体の
表面または中間層に磁気情報を記録する磁気記録領域を
併せて備えると共に、金属薄膜層に記録された情報を復
号化する手段を備え、当該復号化手段により復号化され
た情報と磁気記録領域に記録された同一情報とを比較参
照するようにする。
【0024】さらにまた、請求項9に係る発明では、上
記請求項1ないし請求項4のいずれか1項に係る発明の
情報記録媒体の金属薄膜層に記録された情報として、規
則的に配列された一連の読み取り用同期クロック記録パ
ターンと符号化されたデータ記録パターンからなる記録
情報の読み取りを行なう情報記録・再生装置において、
同期クロック情報を情報記録時に記録する記録手段と、
情報記録媒体と読取手段とを相対的に移動させる搬送手
段によって情報記録媒体を移動させることにより、ピッ
クアップコイルで記録情報を読み取り、デジタル信号に
変換してデータを抽出する手段を備えて成る。
【0025】
【作用】従って、本発明の情報記録媒体およびその情報
記録・読み取り装置においては、赤外線に対して透明な
保護層を介して、赤外線吸収層に非接触でレーザビーム
等の熱ビームを照射して金属薄膜層を溶融させることに
より、保護層を厚くすることが可能となるため、充分な
耐久性を得ることができる。
【0026】また、赤外線吸収層の赤外線吸収発熱剤
を、所定のレベル以上の可視光線乃至紫外線を照射する
ことによって赤外線吸収発熱作用が失われるものとし
て、情報パターン記録後、紫外線露光することにより、
熱ビームに対する感度を低下させて、金属薄膜層の溶融
を困難にすることが可能となるため、追記、改ざんを防
止することができる。
【0027】さらに、金属薄膜層の情報パターン記録部
には、読み取り時の同期クロックがデータと同期して記
録しておくことにより、情報記録媒体の搬送速度(走査
速度)が変化しても、確実に情報を読み取ることができ
る。また、記録データを種々の方法で記録することによ
り、スリットを読み取ってもデータの判読が容易にはで
きない。
【0028】さらにまた、情報記録媒体の金属薄膜層と
透明保護層との間に、赤外線および紫外線に対して透明
な隠蔽層や印刷層を設けたり、透明保護層の表面に視認
情報の印刷層を設けることにより、金属薄膜層に記録さ
れた情報を可視光では読めないようにすることが可能と
なるため、目視による認識ができず、その記録されたパ
ターンを読み取ることが困難となる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0030】図1は本発明による情報記録媒体である磁
気カードの概略構成例を示す図であり、図1(a)は同
磁気カードの断面図、図1(b)は同磁気カードの平面
図をそれぞれ示している。
【0031】すなわち、図1に示すように、本実施例の
磁気カードMCは、媒体基材1の一方の表面に、金属薄
膜層2、赤外線吸収層3、隠蔽層4、透明保護層5、磁
気記録部6を順次積層して成っている。
【0032】また、金属薄膜層2には、図1(b)に示
すように、所定の情報パターンに従って、データ記録パ
ターン(以下、データスリットと称する)7と同期用ク
ロック記録パターン(以下、クロックスリットと称す
る)8を、図示しないレーザビーム等の熱ビームの照射
により形成している。
【0033】このスリットの幅と間隔は、図示しない情
報再生装置のセンサー、すなわちピックアップコイルの
大きさで規定される。そして、本例では、スリットの高
さ方向の寸法は、幅と同じ寸法から2倍程度とする。
【0034】一方、媒体基材1としては、例えば厚さ1
50μmのポリ塩化ビニル(PVC)を使用するが、こ
の厚さは、必要な強度が得られれば特に制限されるもの
ではない。
【0035】その他の材料としては、機械的に支持する
働きをなす強さ、耐熱性を有するものであれば、何れも
使用することが可能である。例えば、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)等の樹脂、または、エポキシ樹
脂、ポリカーボネート等の合成樹脂、芳香族ポリアミド
(アラミド)、ポリエステル、ガラス、合成紙、あるい
は、木等を用いることができる。
【0036】また、金属薄膜層2は、例えばスズを蒸着
して、厚さ500オングストロームの膜を形成する。こ
の蒸着膜の厚さは、好ましくは、400オングストロー
ム〜2000オングストロームとする。
【0037】その他の金属としては、ビスマス、インジ
ウム、鉛、カドミウム、テルル、アルミニウム、銀等の
低融点金属の単体、合金、あるいは金属化合物を用いる
ことができる。また、膜の形成は、蒸着によらず、上記
金属の箔を貼り付ける方法であってもよい。
【0038】さらに、赤外線吸収層3は、赤外線吸収発
熱剤とバインダからなり、赤外線吸収発熱剤としては、
ポリメチン系のシアニン色素を用いる。その他、アゾ系
色素、ナフトキノン系やアントラキノン系のキノン系色
素等を使用することが可能である。
【0039】バインダとしては、ポリエステル系樹脂、
エチルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコー
ル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニ
ルアセタール、ポリアクリルアミドなどのビニル系樹
脂、その他ポリメチルアクリレート、ポリアクリル酸等
のアクリル樹脂性、ポリエチレン、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン類、ポリアクリレート樹脂類、エポキシ
樹脂類、フェノール樹脂類等を使用することができる。
【0040】本例では、 シアニン染料 2重量% 溶媒 70重量% ポリエステル系樹脂 28重量% からなる溶剤を、金属薄膜層2上に塗布、乾燥して形成
された厚さ0.5μmから5μmの塗布膜とする。好ま
しくは、1μm〜3μmの塗布膜とする。
【0041】一方、隠蔽層4は、半導体レーザの波長域
である赤外線と紫外線領域に高い透過率を示し、可視光
に対しては適度な不透明性を有する材料を用いることが
できる。
【0042】その材料としては、例えばイエロー、マゼ
ンタ、シアンの光学フィルタ材料等を使用することが可
能である。その他、例えば絵柄印刷を設ける等の方法に
よりも、同様の効果を得ることが可能である。本例で
は、紫外線の透過率を高めるように、混合比率を選択し
た光学フィルタ用色剤を用いている。
【0043】この赤外線吸収層3上に塗布、乾燥して形
成される隠蔽層4は、厚さ0.5μmから5μmの塗布
膜とする。好ましくは、1μm〜3μmの塗布膜とす
る。
【0044】また、透明保護層5は、厚さ6μm〜10
0μmの塩化ビニルで形成している。その厚さとして
は、好ましくは、10μm〜150μmとする。本例で
は、70μm厚に限定している。
【0045】その他の材料としては、例えばポリエチレ
ンテレフタレート(PET)、ポリアミド、ポリイミ
ド、ポリカーボネート、セルロースエステル、フッ化ポ
リマー、ポリアセタール、ポリオレフィン、アラミド、
フッ素樹脂等の耐摩耗性および耐熱性のよい材料を一般
的に使用することができる。
【0046】さらに、磁気記録部6は、透明保護層5の
表面に幅約6mmの帯として形成している。これは、本
例では、透明保護層5の厚さが厚いために、磁気記録層
6を磁気カードMCの内層に設けることが適切でないこ
とによるものである。勿論、磁気記録層6に充分なゲイ
ンで記録し、誤りなく読み取りが可能なようにして、磁
気記録層6を磁気カードMCの内層に設けるようにして
もよい。
【0047】次に、磁気カードMCの金属薄膜層2へ
の、データスリット7とクロックスリット8の記録は、
以下のようにして行なう。
【0048】すなわち、上記磁気カードMCに、集光し
たレーザビームを磁気カードMCの透明保護層5側から
照射して、幅が約2mm、高さが2mmから4mmのク
ロックスリット7とデータスリット8を所定の記録形式
で形成する。
【0049】ここで用いるレーザは、波長が830nm
で、集光での光パワー200mWのものであり、図示し
ない適切な光学系を用いて集光されたレーザビームのス
ポット径は、約100μm×100μmである。
【0050】これにより、金属を溶融して形成されるデ
ータスリット7の数は、54mm×86mmの磁気カー
ドMCにおいて、1列当り16スリットから20スリッ
トになる。また、データスリット列を複数設けた場合の
最大スリット列の数は6列になり、スリットの有無を1
ビットとすると、最大で120ビット記録することがで
きる。なお、1スリットを多値レベルとする場合には、
上記の情報量にそのレベル数を乗じた情報量になる。
【0051】次に、金属薄膜層2を有する上記磁気カー
ドMCへのレーザ照射記録の原理について簡単に説明す
る。
【0052】感熱記録ヘッドで情報パターンを形成する
方法では、前記図16(b)に示した構成の磁気カード
MCにおいて、図示しない感熱記録ヘッドを薄い保護層
側からカード表面に接触させて、感熱記録ヘッドの発熱
体に通電する。この通電により発生した熱は、保護層5
4を経由して金属蒸着層53に伝導され、金属蒸着層5
3を加熱溶融して、加熱部分に孔を設ける。
【0053】一方、レーザ照射記録においては、磁気カ
ードMCの基本構成として、図2(a)に示すように、
媒体基材1の一方の表面に、金属薄膜層2、赤外線吸収
層3、および耐摩耗性の透明保護層5を順次積層したも
のを使用する。
【0054】金属薄膜層2の溶融は、感熱記録ヘッドの
代わりに、集光したレーザビームLBを照射して、その
熱により金属を溶融して金属薄膜層2に孔をあける。こ
の溶融した金属は、表面張力によりボールアップと呼ば
れる小さな金属粒子が集合した状態になる。
【0055】すなわち、図2(b)に示すように、磁気
カードMCのレーザの波長に対して透明な保護層5側か
ら、レーザービームLBを赤外線吸収層3に集光する。
すると、この赤外線吸収層3に照射されたレーザー光
は、赤外線吸収層3に含まれる図示しない赤外線吸収発
熱剤に吸収されて、光エネルギーを熱エネルギーに変換
し、この熱によって金属薄膜層2が溶融することで、情
報パターンが図2(b)に示す記録部(P)9のように
記録される。そして、記録終了後に、図示しない紫外線
照射器で紫外線を所定量だけ磁気カードMCの全面に照
射することにより、上記の赤外線吸収発熱剤の赤外線吸
収発熱作用を失わせて、レーザビームに対する感度を消
失させる。
【0056】なお、応用形態によっては、隠蔽層4を除
いてもよいし、また必要に応じて、視認可能な画像を形
成するための印刷層を設けるようにしてもよく、図1
(a)に示すように、磁気カードMCの金属薄膜層2と
透明保護層5との間に、赤外線および紫外線に透明な隠
蔽層4や印刷層を設けることや、図2(c)に示すよう
に、透明保護層5の表面に視認情報の印刷層0を設ける
等の方法によって、金属薄膜層2に記録した情報を隠蔽
することが可能である。
【0057】次に、本実施例による磁気カードMCの情
報記録・再生装置について、一般的な磁気カードに設け
られた情報を読み取る場合について、その読み取り原理
を図3(a)を用いて簡単に説明する。
【0058】基本的には、磁界強度の変化が時間の関数
であるような磁場中に金属片を投入すると、その金属中
には、磁界の方向と垂直な面内に印加された磁場を弱め
る方向に電流が流れることを利用するものである。
【0059】すなわち、図3(a)に示すように、外部
磁界の発生には、交流磁場発生コイル11に交流電圧源
10により交流電圧を印加して、磁場を発生させる。ま
た、金属片としては、金属薄膜層2を持つ磁気カードM
Cにおいて、情報スリットを記録して金属薄膜層2の一
部を除去した磁気カードMCを、その面を磁場の向きと
垂直な方向に向けて配置する。このような配置で、磁束
は、磁気カードMCを貫く方向である。この時、金属膜
の存在しない部分、すなわち金属薄膜層2を除去した部
分を貫く磁束は、そのまま除去部分を貫き、磁束密度は
変化しない。しかし、金属膜の存在する部分では、前記
説明のように、誘導電流の発生により、金属薄膜層2を
貫く磁束は弱められる。
【0060】このようにして、金属膜の有無を磁界の強
さで検出することができる。よって、この金属膜の有無
による磁界強度の変化をインダクタ型の探針、すなわち
ピックアップコイル12で検出することにより、磁気カ
ードMCに記録されたスリット形状の情報を読み取るこ
とができる。この信号は、交流磁場発生コイル11に交
流電圧を印加して発生した交流磁場の強度変化として現
われる。その際に、ピックアップコイル12に対して、
磁気カードMCをある速度で移動させると、前記スリッ
トの有無によって、ピックアップコイル12の端子電圧
が磁気カードMCの移動と共に変化する。このピックア
ップコイル12の端子電圧である検出信号13は、搬送
波としての交流信号に、磁界強度変化としての電圧振幅
変化が重畳されたものである。そして、磁気カードMC
に記録された情報は、この重畳信号をAM復調して得ら
れる。
【0061】図3(b)は、本実施例による磁気カード
MCに記録された情報を、本実施例の情報記録・再生装
置で読み取る様子を示す斜視図である。なお、図では、
説明の便宜上、磁気カードMCの裏側のコイルを透視し
て示している。
【0062】前記図1、図2の磁気カードMCのデータ
スリット7とクロックスリット8に、磁気カードMCの
表裏に、それぞれ交流磁場発生コイル11とピックアッ
プコイル12とを1組ずつ、磁気カードMCに近接させ
て対向配置する。この場合、本実施例で用いたスリット
の情報を読み取るピックアップコイル12の直径は、約
2mmである。また、交流磁場発生コイル11の寸法
は、特に制約されないが、約2mmとしている。
【0063】次に、金属薄膜層2に記録された情報の再
生方法について説明する。
【0064】まず、交流磁場発生コイル11に、交流電
圧源10より交流電圧を印加する。この場合の印加周波
数は、数キロヘルツから数百キロヘルツが好ましい。本
実施例では、100kHzに設定している。
【0065】次に、磁気カードMCは、図の矢印Dで示
す情報スリットの列方向に搬送されて、順次、金属薄膜
層2に記録されたスリット列を通過する。
【0066】そして、この場合、交流磁場発生コイル1
1とピックアップコイル12との間に、金属膜が存在す
る時には、金属膜内に発生する電流によって磁場が弱め
られ、ピックアップコイル12に誘導される電圧振幅は
小さく、その電圧振幅をVdとする。
【0067】また、金属膜が除去された部分では、交流
磁場発生コイル11で発生した磁界強度により、交流磁
場発生コイル11とピックアップコイル12との結合に
見合った交流電圧を、ピックアップコイル12に誘起す
る。この電圧振幅をV0 とすると、Vd<V0 である。
このようにして、ピックアップコイル12に誘起される
交流電圧の振幅変化として、金属膜の有無を検出するこ
とができる。
【0068】図3(b)では、データスリット7に位置
したピックアップコイル12aにより検出された信号を
Vd、クロックスリット8に位置したピックアップコイ
ル12bにより検出された信号をVckとしている。
【0069】一方、磁気記録部6に記録された磁気情報
は、金属スリットに記録された情報と同時に、磁気ヘッ
ド14にて電圧信号Vmとして読み出される。なお、本
例では、交流磁場発生コイル11とピックアップコイル
12を空芯コイルとしているが、有芯コイルとしてもよ
い。
【0070】図4は、本実施例による情報記録・再生装
置の概略構成例を示すブロック図である。
【0071】すなわち、図4に示すように、装置全体の
制御を行なうコントローラCCを中心として、CPUC
と、制御プログラムおよび作業データの蓄積を行なうメ
モリMと、書き込み用レーザヘッドLHおよびそのドラ
イバLDと、紫外線照射機構UVと、交流磁場発生コイ
ル11およびその励磁用の交流電源10と、ピックアッ
プコイル12およびその検出信号の処理回路SPと、磁
気情報記録・読み出し用磁気ヘッド14およびそのドラ
イバMDと、操作パネルPと、磁気カードMCの取り込
み、搬送、排出等を行なうカード搬送部CTと、図示し
ない外部機器とのインターフェース等とからなってい
る。
【0072】次に、本実施例による種々の情報の読み取
り形態について説明する。
【0073】図5は、本発明による情報再生回路の第1
の実施例を示す構成図である。なお、本回路は、前記図
4における信号処理回路SPの内部回路の一部を示すも
のである。
【0074】また、図6は、図5の情報再生回路による
データの読み取り形式のタイミングチャートを示す図で
ある。
【0075】図6において、クロックスリット8は、等
間隔、同一幅で記録されている。この図において、デー
タスリット7は、クロックスリット8のスリットから金
属膜にかかるスリットのエッジを、データスリット7を
中心としてクロックスリット8の幅と同一に孔を開け
る。そして、データは、クロックスリット8のスリット
から金属膜にかかるスリットの各エッジで読み取られ
る。ピックアップコイル12a,12bで検出される信
号は、それぞれデータ検出信号15とクロック検出信号
16として波形を模式的に表わしている。
【0076】この信号は、図5に示す情報再生回路によ
って、デジタル信号であるデータ信号17とクロック信
号18に変換される。図5では、ピックアップコイル1
2a,12bによって検出されたデータ検出信号15と
クロック検出信号16は、最初に、包絡線検出回路19
で搬送波成分が取り除かれ、振幅の変化信号のみが抽出
される。そして、この包絡線検出回路19を経た後、レ
ベル比較器(a)20により、金属膜が存在する時の振
幅レベルと、金属膜が存在しない時の振幅レベルを規定
された閾値と比較して、1,0信号に変換する。その
後、レベル変換器21により、TTL論理レベルに変換
される。ここまでの処理は、データ信号、クロック信号
共に行なわれる。
【0077】次に、クロック信号18は、シフトレジス
タ22のクロック入力端子CLKに、データ信号17
は、シフトレジスタ22のシリアル入力端子SIにそれ
ぞれ導かれ、パラレルデータ23として図示しない制御
部に読み込まれる。
【0078】この記録パターンでは、データスリット7
の有無が、記録ビットの1,0にそれぞれ対応する。こ
の方法では、イ部に示したように、スリットの幅が変動
した場合にも、誤りなくデータを読み取れるという利点
が得られる。
【0079】図7は、クロックをデータスリット7に含
ませた2つの場合のタイミングチャートを示す図であ
る。
【0080】図7(a)、図7(b)共に、各々のデー
タスリット7の間隔は一定に保たれる。しかも、データ
スリット7の幅は、論理値1の時が幅が図5のスリット
幅に相当し、論理値0は前者のスリット幅の1/2に規
定されるものである。図7では、スリットの前縁がクロ
ックになる。
【0081】図7(a)と図7(b)との違いは、再生
装置の内部クロック25によるスリットの有無か、検出
信号レベルの差として読むかというデータの検出方法に
ある。この場合でも、図6の場合と同じように、スリッ
ト幅の変動はある程度許容される。これらの符号化で
は、クロックスリット8をデータスリット7とは別に設
ける必要がないという利点が得られる。
【0082】次に、図8は、図7(a)の記録パターン
を読み取る情報再生回路の第2の実施例を示す構成図で
ある。
【0083】図8において、スリット情報の検出は1回
路である。信号検出からレベル変換までは、図5の場合
と同様である。レベル変換器21の出力段でクロック信
号18を発生させるために、レベル変換器21の出力は
クロック発生回路24に導かれる。また、クロック発生
回路24により、データスリット幅の差を検出する図7
(a)にある内部クロック25を発生させて、シフトレ
ジスタ22のクロック入力端子CLKに入力する。その
後の処理は、図5の場合と同様である。
【0084】次に、図9は、図7(b)の記録パターン
を読み取る情報再生回路の第3の実施例を示す構成図で
ある。
【0085】図9において、スリット情報の検出は1回
路である。図9の回路の上段のデータラインのレベル比
較器(b)26は、データスリット7の幅によりピック
アップコイル12に誘起される電圧信号の変化を、規定
の閾値で幅の広い時と狭い時とでそれぞれ1,0を出力
するように設定されている。一方、クロック信号を生成
するレベル比較器(c)27は、スリット幅に依存せ
ず、スリットの有無によって論理1,0を発生させるも
のである。また、レベル変換器21を経たクロック信号
18は、遅延回路28によって適正な遅延を与えられ、
シフトレジスタ22のクロック入力端子CLKに入力さ
れる。
【0086】次に、図10は、図11、図12の記録パ
ターンを読み取る情報再生回路の第4の実施例を示す構
成図である。
【0087】なお、図11は、データスリット7の幅を
複数段階で変えたデータスリット7とすることで情報量
を増加させた記録パターンのタイミングチャートを示す
図であり、図12は、同一幅のスリットの本数を複数段
階で変えたデータスリット7とすることで情報量を増加
させた記録パターンのタイミングチャートを示す図であ
る。そして、図11、図12共に、検出信号は多値レベ
ルになるため、記録スリット幅の許容は、2値のものよ
りも減ぜられる。また、データスリット7の最大幅は、
検出器の寸法以内である必要がある。
【0088】図10において、データラインの信号検出
と包絡線検出は、図5に示した第1の実施例の場合と同
様である。クロックラインは、信号検出からレベル変換
まで、図5に示した第1の実施例の場合と同様である。
包絡線検出器19を経たデータラインは、増幅器29に
より電圧増幅されて、アナログ・デジタル(A/D)変
換器30のアナログ入力端子に導かれる。A/D変換器
30により、データはパラレルのデジタルデータ23と
なる。なお、増幅器29は、包絡線検出器19に含める
ようにしてもよい。
【0089】次に、図13は、図14の記録パターンを
読み取る情報再生回路の第5の実施例を示す構成図であ
る。
【0090】なお、図14は、データスリット7をバイ
フェーズ符号化した記録パターンのタイミングチャート
を示す図である。この記録パターンでは、データ信号1
7とクロック信号18との排他的論理和が、最終的な情
報として得られるものである。なお、ここでは、クロッ
クスリット8の後縁でデータが認識されるように描いて
いるが、その前縁で読み取るようにしてもよい。
【0091】図13の記録パターン読み取りは、信号検
出からレベル変換まで、図5に示した第1の実施例の場
合と同様である。レベル変換されたデータ信号17とク
ロック信号18は、排他的論理和(EX−OR)回路3
1に入力され、この排他的論理和(EX−OR)回路3
1の出力は、シフトレジスタ22のシリアル入力端子S
Iに導かれる。また、レベル変換器21を経たクロック
信号18は、遅延回路26を経てシフトレジスタ22の
クロック入力端子CLKに導かれる。この遅延は、排他
的論理和の結果として記録スリット誤差等から発生する
グリッジによる誤動作を回避するためのものである。
【0092】上述したように、本実施例の磁気カードM
Cおよびその情報記録・再生装置においては、赤外線に
対して透明な保護層5を介して、赤外線吸収層3に非接
触でレーザビーム等の熱ビームを照射して金属薄膜層2
を溶融させるようにしているので、感熱記録ヘッドのよ
うな熱伝導によらないため、透明保護層5の厚さを厚く
することが可能となり、充分な耐久性を得ることができ
る。このことは、書き込みが非接触でかつ中間層記録で
きることによる。
【0093】また、赤外線吸収層3の赤外線吸収発熱剤
を、所定のレベル以上の可視光線乃至紫外線を照射する
ことによって赤外線吸収発熱作用が失われるものとし
て、情報パターン記録後に、紫外線露光するようにして
いるので、熱ビームに対する感度を意図的に低下させ
て、金属薄膜層2の溶融を困難にすることが可能とな
る。
【0094】本実施例で用いた赤外線吸収発熱剤では、
所定の紫外線照射により、媒体の感度が紫外線照射以前
の1/10以下に低下した。よって、金属薄膜層2を既
に溶融することができないレベルになり、事実上、追記
不可能とすることが可能となり、これによって追記、改
ざんを防止することができる。
【0095】さらに、金属薄膜層2の情報パターン記録
部には、読み取り時の同期クロックをデータと同期して
記録するようにしているので、磁気カードMCの搬送速
度(走査速度)が変化しても、確実に情報を読み取るこ
とができる。
【0096】また、同期用クロックを磁気カードMCに
記録するようにしているので、磁気カードMCを走査し
て情報を再生する装置において、定速度同期機構が不要
となり、情報記録・再生装置を安価なものとすることが
できる。
【0097】さらに、記録データを前記のような種々の
方法で記録し、読み取るようにしているので、単純に金
属薄膜層2のスリットを読み取っても、データの判読を
容易に行なうことができず、高い偽造防止効果を得るこ
とができる。
【0098】さらにまた、磁気カードMCの金属薄膜層
2と透明保護層5との間に、必要に応じて、赤外線およ
び紫外線に対して透明な隠蔽層4や印刷層を設けたり、
透明保護層5の表面に視認情報の印刷層0を印刷するこ
とにより、金属薄膜層2に記録された情報を可視光では
読めないようにすることが可能となるため、目視による
認識ができず、その記録されたパターンを読み取ること
が困難であり、セキュリテイー性をより一層向上させる
ことができる。
【0099】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、次のようにしても同様に実施できるものであ
る。
【0100】(a)上記図5から図14までの何れの場
合においても、情報量を増やすために、データスリット
7の列を複数列設け、読み取りのためのピックアップコ
イル12aの組をデータ列に対応させて設けるようにし
てもよい。
【0101】(b)上記実施例において、金属薄膜層2
に記録された情報を、磁気記録部6に記録された情報と
は同一のデータ形式でなく、金属薄膜層2に記録された
情報を符号化したデータを当該磁気記録部6に記録し
て、同一データを2重に読み取って比較参照することに
より、磁気カードMCの真偽を判定するようにしてもよ
い。
【0102】(c)上記実施例において、記録情報に応
じて、ピックアップコイル12の寸法にほぼ等しい均等
な幅を持つ、複数のデータスリット7の間隔を変えてス
リットを記録し、一定速度で搬送しながら、そのデータ
スリット7による透過磁界強度の変化の読み取りが可能
なように記録パターンを形成することにより、周波数変
化として情報を読み出すことが可能となる。
【0103】この場合の記録パターンの書き込み、読み
取りは、例えばFSK(Frequency Shif
t Keying)、またはMSK(Minimum
Shift Keying)の方法による。これによる
と、データが論理1の時の周波数をf1、論理0の時の
周波数をf2(f1<>f2)となるように、搬送波の
周波数をシフトするものである。そして、磁気カードM
Cのスリットとして再現する場合には、そのスリットの
ピッチを変えることで実現することができる。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、媒
体基材上に金属薄膜層、赤外線吸収層、透明保護層を順
次積層し、金属薄膜層を選択的に溶融することによって
情報を記録する中間層記録領域を備え、赤外線吸収層の
赤外線吸収発熱剤を、熱ビーム照射後に所定のレベル以
上の紫外線を照射することにより赤外線吸収発熱作用を
失うものとし、金属薄膜層の記録情報を再生するに際し
て、交流磁場発生コイルとピックアップコイルからなる
少なくとも1組の読み取り手段を備えて、媒体の両面に
間隔を設けて対向配置された交流磁場発生コイルとピッ
クアップコイルの間隔を通過させ金属膜(スリット)の
有無により変化する磁界強度を電気信号に変換して情報
を読み取るようにし、さらに、金属薄膜層に記録された
情報がデータ情報とクロック情報を持ち、等間隔で配列
された一連の読み取り用同期クロックパターンと当該ク
ロックパターンとが位相をずらして配列されたデータか
らなるもの、金属薄膜層に記録された情報が等間隔で配
列された2種の幅を持つスリット部からなるもの、金属
薄膜層に記録された情報が等間隔で配列された一連の幅
の異なるスリット部からなるもの、金属薄膜層に記録さ
れた情報が等間隔で配列された一連の本数の異なるスリ
ット部からなるもの、金属薄膜層に記録された情報が規
則的に配列された一連のバイフェーズ形式コードのデー
タパターン部とクロックパターン部からなるもの、金属
薄膜層に記録された情報が磁気記録部に記録された情報
に同一内容のデータが含まれるもの、または金属薄膜層
に記録された情報と磁気記録部に記録された情報は同一
のデータ形式でなく、金属蒸着層に記録された情報を符
号化したデータを当該磁気記録部に記録することで、同
期用クロックを記録するようにしたので、カードの保護
層を厚くして充分な耐久性を得ることができ、追記、改
ざんを防止することができ、媒体の搬送速度(走査速
度)が変化しても確実に情報を読み取ることができ、高
い偽造防止効果を得ることが可能な安価で簡便な情報記
録媒体およびその情報記録・再生装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報記録媒体である磁気カードの
一実施例を示す概略図。
【図2】同実施例の磁気カードにおける情報記録形式の
一例を示す断面図。
【図3】同実施例の磁気カードの情報記録・再生装置の
構成例を示す概要図。
【図4】同実施例の磁気カードの情報記録・再生装置の
構成例を示すブロック図。
【図5】同実施例の磁気カードの情報再生回路の第1の
実施例を示す構成図。
【図6】図5の情報再生回路によるデータ読み取り形式
のタイミングチャートを示す図。
【図7】クロックをデータスリットに含ませた場合のタ
イミングチャートを示す図。
【図8】図7(a)の記録パターンを読み取る情報再生
回路の第2の実施例を示す構成図。
【図9】図7(b)の記録パターンを読み取る情報再生
回路の第3の実施例を示す構成図。
【図10】図11、図12の記録パターンを読み取る情
報再生回路の第4の実施例を示す構成図。
【図11】データスリット幅を複数段階で変えたデータ
スリットとすることで情報量を増加させた記録パターン
のタイミングチャートを示す図。
【図12】データスリット幅を複数段階で変えたデータ
スリットとすることで情報量を増加させた記録パターン
のタイミングチャートを示す図。
【図13】図14の記録パターンを読み取る情報再生回
路の第5の実施例を示す構成図。
【図14】データスリットをバイフェーズ符号化した記
録パターンのタイミングチャートを示す図。
【図15】従来の磁気カードおよびその情報読み取り装
置の構成例を示す概要図。
【図16】従来の磁気カードおよびその情報記録・読み
取り装置の構成例を示す概要図。
【符号の説明】
MC…磁気カード、1…媒体基材、2…金属薄膜膜層、
3…赤外線吸収層、4…隠蔽層、5…透明保護層、6…
磁気記録部、7…データスリット、8…クロックスリッ
ト、9…記録部、10…交流電圧源、11…交流磁場発
生コイル、12…ピックアップコイル、12a…データ
ピックアップコイル、12b…クロックピックアップコ
イル、13…検出信号、14…磁気ヘッド、D…カード
搬送方向、15…データ検出信号、16…クロック検出
信号、17…データ信号、18…クロック信号、19…
包絡線検出回路、20…レベル比較器a、21…レベル
変換器、22…シフトレジスタ、23…パラレルデー
タ、24…クロック発生回路、25…内部クロック、2
6…レベル比較器b、27…レベル比較器c、28…遅
延回路、29…増幅器、30…アナログ・ディジタル変
換器、31…排他的論理和回路、32…検出電流信号、
33…データ出力、50…金属小片、51…空白部、5
2…磁性層、53…金属蒸着層、54…保護層、55…
除去部分、56…非除去部分、S…センサヘッド、6
0,61…巻線、62,64…磁極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 7/10 A 7623−5B 19/10 G11B 5/09 301 Z 7520−5D 11/03 9075−5D // B41M 5/26 7416−2H B41M 5/26 X

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体基材上に、金属薄膜層、赤外線吸収
    層、透明保護層を順次積層し、前記金属薄膜層を溶融す
    ることによって情報を記録する中間層記録領域を備えて
    成ることを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の情報記録媒体にお
    いて、 前記媒体基材上の金属薄膜層に溶融した部分と溶融しな
    い部分とを設けることによって情報を記録するものと
    し、前記透明保護層側から熱ビームを照射することによ
    り前記金属薄膜層を選択的に溶融して情報の記録を行な
    うようにしたことを特徴とする情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または請求項2に記載の情
    報記録媒体において、 前記金属薄膜層と透明保護層との間に、赤外線および紫
    外線に対して透明な隠蔽層または印刷層を設けるか、あ
    るいは前記透明保護層の表面に視認情報の印刷層を設け
    て成ることを特徴とする情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記金属薄膜層に記録された情報が、規
    則的に配列された一連の読み取り用同期クロック記録パ
    ターンと符号化されたデータ記録パターンからなる記録
    情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報記録
    媒体。
  5. 【請求項5】 前記赤外線吸収層中の赤外線吸収発熱剤
    としては、熱ビーム照射後に所定のレベル以上の紫外線
    領域の波長の光を照射することによって赤外線吸収発熱
    作用が失われるポリメチン系の材料から成ることを特徴
    とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の
    情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記請求項1ないし請求項4のいずれか
    1項に記載の情報記録媒体の記録情報の読み取りを行な
    う情報記録・再生装置において、 前記情報記録媒体の両面側に所定の間隙を存して対向配
    置された交流磁場発生コイルおよびピックアップコイル
    からなり、金属膜の有無によって変化する磁界強度を電
    気信号に変換して情報を読み取る手段を少なくとも1組
    備えて成ることを特徴とする情報記録媒体の情報記録・
    再生装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1ないし請求項4のいずれか
    1項に記載の情報記録媒体の金属薄膜層に記録された情
    報として、規則的に配列された一連の読み取り用同期ク
    ロック記録パターンと符号化されたデータ記録パターン
    からなる記録情報の読み取りを行なう情報記録・再生装
    置において、 前記情報記録媒体と読取手段とを相対的に移動させる搬
    送手段によって情報記録媒体を移動させることにより、
    前記ピックアップコイルで記録情報を読み取り、デジタ
    ル信号に変換してデータを抽出する手段を備えて成るこ
    とを特徴とする情報記録媒体の情報記録・再生装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1ないし請求項4のいずれか
    1項に記載の情報記録媒体の金属薄膜層に記録された記
    録情報の読み取りを行なう情報記録・再生装置におい
    て、 前記情報記録媒体の表面または中間層に磁気情報を記録
    する磁気記録領域を併せて備えると共に、前記金属薄膜
    層に記録された情報を復号化する手段を備え、当該復号
    化手段により復号化された情報と前記磁気記録領域に記
    録された同一情報とを比較参照するようにしたことを特
    徴とする情報記録媒体の情報記録・再生装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項1ないし請求項4のいずれか
    1項に記載の情報記録媒体の金属薄膜層に記録された情
    報として、規則的に配列された一連の読み取り用同期ク
    ロック記録パターンと符号化されたデータ記録パターン
    からなる記録情報の読み取りを行なう情報記録・再生装
    置において、 前記同期クロック情報を情報記録時に記録する記録手段
    と、 前記情報記録媒体と読取手段とを相対的に移動させる搬
    送手段によって情報記録媒体を移動させることにより、
    前記ピックアップコイルで記録情報を読み取り、デジタ
    ル信号に変換してデータを抽出する手段を備えて成るこ
    とを特徴とする情報記録媒体の情報記録・再生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11235871A (ja) * 1998-02-23 1999-08-31 Dainippon Printing Co Ltd レーザーマーキング形成用物品
CN108694428A (zh) * 2017-04-05 2018-10-23 玛尔提柯西株式会社 防伪二维码及防伪二维码的图像变换方法
USD854083S1 (en) 2013-03-27 2019-07-16 Jpmorgan Chase Bank, N.A. Hybrid transaction device

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