JPH0896875A - 高圧電線用接続端子 - Google Patents

高圧電線用接続端子

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JPH0896875A
JPH0896875A JP6228363A JP22836394A JPH0896875A JP H0896875 A JPH0896875 A JP H0896875A JP 6228363 A JP6228363 A JP 6228363A JP 22836394 A JP22836394 A JP 22836394A JP H0896875 A JPH0896875 A JP H0896875A
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JP
Japan
Prior art keywords
terminal
fitting
terminal fitting
fitting portion
electric wire
Prior art date
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Application number
JP6228363A
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English (en)
Inventor
Naomasa Nishiyama
尚昌 西山
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一種類の高圧電線用接続端子でソケット金具
の係止溝の位置が異なる多種の高圧タワーに対応でき、
しかも、不完全挿入等の問題を引き起こすこともない良
好な高圧電線用接続端子を提供する。 【構成】 ソケット金具5の内周面に形成された係止溝
4に係合することによって該端子嵌合部22のソケット金
具5からの抜けを防止する係止手段21が、係止溝4に弾
性的に係合可能な係合突起27を有すると共に端子嵌入方
向に沿って移動可能に端子嵌合部22内に内嵌される嵌合
部装着体23と、端子嵌合部22の端子嵌入方向に沿う上下
2箇所において該嵌合部装着体23を位置決め保持すべく
係合突起27を係止できると共に係合突起27が端子嵌合部
22外方へ突出できるように開口された二対の円孔25とか
ら成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の内燃機関の
ディストリビュータ(配電器)やイグニッションコイル
(点火コイル)などの高圧端子取付け用のソケット金具
に高圧電線を接続する際に用いられる高圧電線用接続端
子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、ディストリビュータ又はイグニ
ッションコイル等の高圧タワー部1に高圧電線2を接続
する高圧電線用接続端子3の従来例を示したものであ
る。前記高圧タワー部1には、その内周面に円環状の係
止溝4が周設された高圧端子取付け用のソケット金具5
が嵌挿されている。また、前記高圧電線用接続端子3は
前記高圧電線2の先端に圧着接続されるが、この高圧電
線2の先端は高圧電線用接続端子3の圧着接続前に絶縁
被覆7を剥ぎ、露出せしめた芯線8の端部を絶縁被覆7
の上に折り返した状態にされる。
【0003】前記高圧電線用接続端子3は、例えば、圧
延ステンレス鋼帯を打ち抜き加工した後にプレス加工を
施すことにより所定形状に形成したもので、前記ソケッ
ト金具5に嵌入される略円筒状の端子嵌合部10と、高
圧電線2を圧着固定する電線圧着部11とを有してい
る。そして、前記端子嵌合部10の筒壁には、プレス加
工によって外方へ突出させられた係合突起12が形成さ
れている。この係合突起12は、端子嵌合部10をソケ
ット金具5に挿入させた際に、ソケット金具5の係止溝
4に係合することによって、該端子嵌合部10のソケッ
ト金具5からの抜けを防止するものである。
【0004】更に、このような高圧電線用接続端子3に
は、図9に示したように、電線圧着部11の外周部近辺
および高圧タワー部1の外周を覆う絶縁キャップ14が
嵌合固着されている。そして、前記端子嵌合部10をソ
ケット金具5へ嵌入させた際には、図10に示すよう
に、前記高圧タワー部1に被さる絶縁キャップ14の外
套部15の内周面に形成された段部16に前記高圧タワ
ー部1の上端縁18が当接することで、ソケット金具5
内への端子嵌合部10の挿入長が適正量に制限されるよ
うになっている。
【0005】したがって、前記係合突起12が抜け止め
として有効に機能するためには、図10に示すように、
絶縁キャップ14の段部16に高圧タワー部1の上端縁
18が当接した状態の時、高圧電線用接続端子3の端子
嵌合部10の係合突起12がソケット金具5の係止溝4
より内奥に達していなければならない。そして、そのた
めには、図9に示すように、高圧タワー部1の上端縁1
8とソケット金具5の係止溝4との間の寸法をH1 、絶
縁キャップ14の段部16と端子嵌合部10の係合突起
12との間の寸法をH2 とした際に、H2 ≧H1 となる
ように、高圧電線用接続端子3及び絶縁キャップ14を
設計しておく必要がある。
【0006】即ち、H2 <H1 となった場合には、図1
1に示すように、絶縁キャップ14の段部16が高圧タ
ワー部1の上端縁18に当接するまで高圧電線用接続端
子3の端子嵌合部10をソケット金具5に押込んでも、
端子嵌合部10の係合突起12がソケット金具5の係止
溝4まで到達せず、そのために、車両の走行時の振動等
で高圧電線用接続端子3がソケット金具5から抜けると
いった事故が発生する虞がある。
【0007】ところが、高圧タワー部1側の寸法H1
車種等によって種々のものが存在している。したがって
従来は、高圧タワー部1側の寸法H1 の種類毎に、高圧
電線用接続端子3及び絶縁キャップ14を設計すること
が行われているが、このような対応では、何種類もの高
圧電線用接続端子3および絶縁キャップ14を生産・管
理しなければならず、コストの増大を招くという問題が
あった。
【0008】そこで、例えば実開昭60−147082
号公報に開示されたハイテンションコードの接続装置で
は、このような問題の解決策として、ハイテンションコ
ード端部に接続された端子金具の外周面に複数の係合凹
部を形成し、ソケット金具の凹溝に埋設されたバネワイ
ヤの係合凸部を前記係合凹部に係合させることによりハ
イテンションコードとソケット金具とを電気的に接続す
る接続装置が提案されている。このような接続装置によ
れば、端子金具の係合凹部と絶縁キャップの段部との間
の寸法に幅を持たせることができるため、一種類の端子
金具でもソケット金具の凹溝と高圧タワー部の上端縁と
の間の寸法が異なる多種の高圧タワー部に対応可能とな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開昭60−147082号公報に開示されたハイテンシ
ョンコードの接続装置では、端子金具の係合凹部が前記
バネワイヤの係合凸部に係合する係合位置が複数箇所存
在するために、端子金具をソケット金具に挿入する際に
作業者が適正な挿入量を把握しにくくなり、絶縁キャッ
プの段部が高圧タワーの上端縁に当接する前に挿入操作
を終えてしまう不完全挿入状態が発生する虞がある。
【0010】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、一種類の高圧電線用接続端子でソケット
金具の係止溝の位置が異なる多種の高圧タワーに対応で
き、しかも、不完全挿入等の問題を引き起こすこともな
い良好な高圧電線用接続端子を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、板
金から湾曲形成されて高圧端子取付け用のソケット金具
に嵌入される略円筒状の端子嵌合部と、高圧電線を圧着
固定する電線圧着部とを具備すると共に、前記ソケット
金具の内周面に形成された係止溝に係合することによっ
て該端子嵌合部のソケット金具からの抜けを防止する係
止手段が前記端子嵌合部に設けられた高圧電線用接続端
子であって、前記係止手段が、前記係止溝に弾性的に係
合可能な係合突起を有すると共に端子嵌入方向に沿う複
数箇所で位置決め可能に前記端子嵌合部内に配設される
嵌合部装着体と、前記係合突起が前記係止溝に係合する
為に端子嵌合部外方へ突出できるように端子嵌合部に開
口された孔部とを備えたことを特徴とする高圧電線用接
続端子により達成される。
【0012】尚、好ましくは前記係止手段が、前記係止
溝に弾性的に係合可能な係合突起を有すると共に端子嵌
入方向に沿って移動可能に前記端子嵌合部内に内嵌され
る嵌合部装着体と、前記端子嵌合部の端子嵌入方向に沿
う複数箇所において該嵌合部装着体を位置決め保持すべ
く前記係合突起を係止できると共に前記係合突起が端子
嵌合部外方へ突出できるように開口された係止孔とから
成ることを特徴とする前記高圧電線用接続端子により達
成される。又、更に好ましくは前記係止孔が、前記端子
嵌合部の端子嵌入方向に沿う複数箇所に開口された複数
の孔、或いは前記端子嵌合部の端子嵌入方向に沿う複数
箇所において前記係合突起を係止できる係止部を備えた
長孔から成る。更に、好ましくは前記嵌合部装着体が、
端子嵌合部の内側に弾性的に緊密嵌合する略円筒状の弾
性基体と、該弾性基体の外周面に突設された係合突起と
から成る。
【0013】
【作用】本発明の上記構成によれば、高圧端子取付け用
のソケット金具に嵌入される端子嵌合部内には、端子嵌
合部のソケット金具からの抜けを防止する為にソケット
金具の係止溝に係合する係合突起を有する嵌合部装着体
が端子嵌入方向に沿って移動可能に配設されるので、該
嵌合部装着体の取付け位置を移動させることで、端子嵌
合部上の係合突起の位置を容易に移動させることができ
る。
【0014】その上、前記係合突起は、嵌合部装着体の
移動操作によってソケット金具の係止溝の位置の変更に
対応するもので、係合部分の装備箇所を増やすことによ
って対応するものでないため、前記係合突起がソケット
金具の係止溝に係合する係合位置は、一ヵ所のみに制限
することができる。また、前記端子嵌合部の端子嵌入方
向に沿う複数箇所において該嵌合部装着体を位置決め保
持すべく前記係合突起を係止できると共に前記係合突起
が端子嵌合部外方へ突出できるように開口された係止孔
を設けた構成では、前記係合突起が嵌合部装着体の取付
け位置決め固定を行うと同時に、端子嵌合部のソケット
金具からの抜けを防止することができるので、嵌合部装
着体を端子嵌合部に固着するための手段を別個に設ける
必要がないため、構造を単純化することができる。
【0015】さらに、前記端子嵌合部内に弾性的に緊密
内嵌された嵌合部装着体の弾性によって、端子嵌合部の
弾性強度が補強されるため、ソケット金具と高圧電線用
接続端子との嵌合による接続強度が堅固になると共に、
端子嵌合部と嵌合部装着体とが夫々独立してソケット金
具と接続可能であるので、ソケット金具に対する高圧電
線用接続端子の電気的接続及び機械的接続の信頼性を向
上させることができる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に基づく高圧電線
用接続端子を示したものである。この高圧電線用接続端
子20は、ディストリビュータ又はイグニッションコイ
ル等の高圧タワー部1に高圧電線2を接続するもので、
高圧タワー部1には、その内周面に円環状の係止溝4が
周設された高圧端子取付け用のソケット金具5が嵌挿さ
れている。また、前記高圧電線用接続端子20は前記高
圧電線2の先端に圧着接続されるが、高圧電線2の先端
は、図2に示すように、この高圧電線用接続端子20の
圧着接続前に、絶縁被覆7を剥ぎ、露出せしめた芯線8
の端部を絶縁被覆7の上に折り返した状態にされる。
【0017】前記高圧電線用接続端子20は、例えば、
圧延ステンレス鋼帯を打ち抜き加工した後にプレス加工
を施すことにより所定形状に形成したもので、ソケット
金具5に嵌入される略円筒状の端子嵌合部22と、高圧
電線2を圧着固定する電線圧着部11とを有している。
そして、前記端子嵌合部22には、ソケット金具5の内
周面に形成された係止溝4に係合することによって該端
子嵌合部22のソケット金具5からの抜けを防止する係
止手段21が設けられている。
【0018】前記係止手段21は、図2に示すように、
前記係止溝4に弾性的に係合可能な係合突起27を有す
ると共に端子嵌入方向に沿って移動可能に前記端子嵌合
部22内に内嵌される嵌合部装着体23と、端子嵌合部
22の端子嵌入方向に沿う上下2箇所において該嵌合部
装着体23を位置決め保持すべく前記係合突起27を係
止できると共に前記係合突起27が端子嵌合部22外方
へ突出できるように開口された係止孔である二対の円孔
25とから成る。
【0019】前記嵌合部装着体23は、前記端子嵌合部
22の内側に弾性的に緊密嵌合する略円筒状の弾性基体
26と、この弾性基体26の外周面に突設された一対の
係合突起27とを具備した構成をなしている。これら係
合突起27は、前記端子嵌合部22上の上下二対の円孔
25の内の一方からそれぞれ突出し、端子嵌合部22を
ソケット金具5に挿入させた際に、ソケット金具5の係
止溝4に係合することによって、該端子嵌合部22のソ
ケット金具5からの抜けを防止するものである。前記弾
性基体26は、端子嵌合部22の内側に弾性的に緊密嵌
合する所定のばね特性が得られるように、金属板を略円
筒状に湾曲成形したもので、係合突起27は弾性基体2
6にプレス加工することにより半球形に形成されてい
る。
【0020】即ち、図3に示したように、端子嵌合部2
2への嵌合部装着体23の挿入位置を調節すること(即
ち、端子嵌合部22に対して、嵌合部装着体23を矢印
(イ)方向に移動させること)で、端子嵌合部22に形
成された上下二対の円孔25の内のどちらから係合突起
27を突出させるかを選択することができる。そして、
係合突起27を突出させる円孔25の選択によって、高
圧電線用接続端子20に嵌合接着される絶縁キャップ1
4の外套部15の内周に形成された段部16と円孔25
から突出した係合突起27との間の寸法をH3 又はH4
に切り替えることができる。
【0021】そこで、絶縁キャップ14の段部16に当
接してソケット金具5内への端子嵌合部22の挿入長を
規制する高圧タワー部1の上端縁18と係止溝4との間
の距離をH1 としたとき、H3 ≧H1 となる場合には、
図1に示すように、端子嵌合部22の上側の円孔25か
ら係合突起27が突出した状態で使用する。図4は、H
3 ≧H1 の場合の高圧電線用接続端子20とソケット金
具5との係合状態を示したものである。絶縁キャップ1
4の段部16に高圧タワー部1の上端縁18が当接した
状態では、係合突起27がソケット金具5の係止溝4よ
りも内奥に挿入されており、走行時の振動等によって高
圧電線用接続端子20が抜け出そうとした場合には、係
合突起27が係止溝4に係止されて、良好に抜け止め機
能が働くことがわかる。
【0022】H4 ≧H1 >H3 の場合には、図5に示す
ように、端子嵌合部22の下側の円孔25から係合突起
27が突出した状態で使用する。図6は、H4 ≧H1
3 の場合の高圧電線用接続端子20とソケット金具5
との係合状態を示したものである。絶縁キャップ14の
段部16に高圧タワー部1の上端縁18が当接した状態
では、係合突起27がソケット金具5の係止溝4よりも
内奥に挿入されており、走行時の振動等によって高圧電
線用接続端子20が抜け出そうとした場合には、係合突
起27が係止溝4に係合して、良好に抜け止め機能が働
くことがわかる。
【0023】上記の高圧電線用接続端子20では、端子
嵌合部22上の嵌合部装着体23の取付け位置を移動さ
せることで、端子嵌合部22上の係合突起27の突出位
置を端子嵌合部22の端子挿入方向に移動させることが
できるため、一種類の高圧電線用接続端子20によって
ソケット金具5の係止溝4の位置が異なる多種の高圧タ
ワー部1に対応することができる。
【0024】しかも、前記係合突起27は、移動操作に
よってソケット金具5の係止溝4の位置の変更に対応す
るもので、係合部分の装備箇所を増やすことによって対
応するものでないため、係合突起27がソケット金具5
の係止溝4に係合する係合位置は、図示のように、一ヵ
所のみに制限することができる。従って、端子嵌合部2
2をソケット金具5に挿入する際に作業者が適正な挿入
長を把握し易く、高圧電線用接続端子20に被せた絶縁
キャップ14の段部16が高圧タワー部1の上端縁18
に当接する前に挿入操作を終えてしまう不完全挿入状態
が引き起こされる虞もなくなる。
【0025】また、前記嵌合部装着体23が端子嵌合部
22の内側に緊密嵌合し、端子嵌合部22に形成された
円孔25から係合突起27を突出させる構成では、前記
係合突起27が端子嵌合部22のソケット金具5からの
抜けを防止すると同時に、嵌合部装着体23を端子嵌合
部22に係止する手段としても機能し、嵌合部装着体2
3を端子嵌合部22に固着するための手段を設ける必要
がなくなるため、構造が複雑化することがない。
【0026】さらに、端子嵌合部22の内側に弾性的に
緊密内嵌した嵌合部装着体23の弾性によって端子嵌合
部22の弾性強度が補強されるため、ソケット金具5と
高圧電線用接続端子20との嵌合による接続強度が堅固
になると共に、端子嵌合部22と嵌合部装着体23とが
夫々独立してソケット金具5と接続可能であるので、ソ
ケット金具5に対する高圧電線用接続端子20の電気的
接続及び機械的接続の信頼性を向上させることができ
る。また、端子嵌合部22に形成される円孔25の径を
該円孔25に嵌合する係合突起27の外径よりも大きめ
に設定しておけば、前記円孔25と係合突起27との間
に生じる間隙が係合突起の位置やソケット金具5の係止
溝4の位置に対する寸法誤差を吸収するため、製品歩留
りの向上や、生産性の向上を図ることができる。
【0027】図7は、本発明の他の実施例に係る高圧電
線用接続端子を示したものである。この高圧電線用接続
端子30は、端子嵌合部22の端子嵌入方向に沿う複数
箇所において前記嵌合部装着体23を位置決め保持すべ
く前記係合突起27を係止できると共に前記係合突起2
7が端子嵌合部22外方へ突出できるように開口された
係止孔である長孔32以外は、上記実施例の高圧電線用
接続端子20と同様である。
【0028】即ち、本実施例の高圧電線用接続端子30
では、嵌合部装着体23と共に係止手段を構成する係止
孔が、図8に示すように、上下方向に3段に設けられた
三つの円孔部を連通させることにより、端子嵌合部22
の端子嵌入方向に沿う3箇所において前記嵌合部装着体
23の係合突起27を係止できる係止部33が形成され
た一対の長孔32から成る。そこで、係合突起27が長
孔32によって案内され、嵌合部装着体23は端子嵌入
方向の移動が容易となる。勿論、このような高圧電線用
接続端子30によっても、前述した実施例の高圧電線用
接続端子20の場合と同様の作用効果を奏することがで
きる。更に、円孔部を3段に装備したことで、端子嵌合
部22上の係合突起27の突出位置がより細かく調整可
能になる。
【0029】なお、上記各実施例では、嵌合部装着体は
金属板を所定形状に成形したものであったが、嵌合部装
着体に用いる素材は金属板に限定されるものではない。
また、嵌合部装着体の係合突起を突出させる係止孔及び
係合突起の装備数や形状も上記各実施例に限定されるも
のではない。例えば、前記係合突起は嵌合部装着体に少
なくとも一つ形成されていれば良く、該係合突起の形状
も半球形に限らず、円錐形や円柱形等種々の形状とする
ことが考えられる。また、係合突起はプレス加工で形成
することが部品点数の削減や加工性の点で好ましいが、
別部品で形成したものを溶接等により接合することも考
えられる。更に、前記係合突起がソケット金具の係止溝
に係合する為に端子嵌合部外方へ突出できるように前記
端子嵌合部に開口される孔部を端子嵌入方向に沿った単
なる長穴とし、嵌合部装着体を端子嵌合部の所定位置に
固着するためにランスや形状嵌合部等の固定手段を別個
に設けても良い。
【0030】
【発明の効果】本発明の高圧電線用接続端子によれば、
高圧端子取付け用のソケット金具に嵌入される端子嵌合
部内には、端子嵌合部のソケット金具からの抜けを防止
する為にソケット金具の係止溝に係合する係合突起を有
する嵌合部装着体が端子嵌入方向に沿って移動可能に配
設されるので、該嵌合部装着体の取付け位置を移動させ
ることで、端子嵌合部上の係合突起の位置を容易に移動
させることができるため、一種類の高圧電線用接続端子
でソケット金具の係止溝の位置が異なる多種の高圧タワ
ー部に対応することができる。
【0031】しかも、係合突起は、嵌合部装着体の移動
操作によってソケット金具の係止溝の位置の変更に対応
するもので、係合部分の装備箇所を増やすことによって
対応するものでないため、前記係合突起がソケット金具
の係止溝に係合する係合位置は、一ヵ所のみに制限する
ことができる。従って、端子嵌合部をソケット金具に挿
入する際に作業者が適正な挿入長を把握し易く、高圧電
線用接続端子に被せた絶縁キャップの段部が高圧タワー
部の上端面に当接する前に挿入操作を終えてしまう不完
全挿入状態が引き起こされる虞もなくなる。
【0032】また、前記端子嵌合部の端子嵌入方向に沿
う複数箇所において該嵌合部装着体を位置決め保持すべ
く前記係合突起を係止できると共に前記係合突起が端子
嵌合部外方へ突出できるように開口された係止孔を設け
た構成では、前記係合突起が嵌合部装着体の取付け位置
決め固定を行うと同時に、端子嵌合部のソケット金具か
らの抜けを防止することができるので、嵌合部装着体を
端子嵌合部に固着するための手段を別個に設ける必要が
ないため、構造を単純化することができる。
【0033】更に、端子嵌合部内に弾性的に緊密内嵌さ
れた嵌合部装着体の弾性によって、端子嵌合部の弾性強
度が補強されるため、ソケット金具と高圧電線用接続端
子との嵌合による接続強度が堅固になると共に、端子嵌
合部と嵌合部装着体とが夫々独立してソケット金具と接
続可能であるので、ソケット金具に対する高圧電線用接
続端子の電気的接続及び機械的接続の信頼性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に基づく高圧電線用接続端子
を高圧タワー部へ接続する前の状態を示す部分断面図で
ある。
【図2】図1に示した高圧電線用接続端子の分解斜視図
である。
【図3】図1に示した高圧電線用接続端子における嵌合
部装着体の位置調整を説明するための全体斜視図であ
る。
【図4】図1に示した高圧電線用接続端子の高圧タワー
部への適正な接続状態を示す要部断面図である。
【図5】図1に示した嵌合部装着体の取付け位置を変更
した場合の高圧電線用接続端子の部分断面図である。
【図6】図5に示した高圧電線用接続端子による適正な
接続状態を示す部分断面図である。
【図7】本発明の他の実施例に基づく高圧電線用接続端
子の全体斜視図である。
【図8】図7に示した高圧電線用接続端子のA方向部分
矢視図である。
【図9】従来の高圧電線用接続端子を高圧タワー部へ接
続する前の状態を示す部分断面図である。
【図10】図9に示した高圧電線用接続端子による適正
な接続状態を示す部分断面図である。
【図11】従来の高圧電線用接続端子による不適正な接
続状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 高圧タワー部 2 高圧電線 4 係止溝 5 ソケット金具 11 電線圧着部 14 絶縁キャップ 16 段部 18 上端縁 20 高圧電線用接続端子 21 係止手段 22 端子嵌合部 23 嵌合部装着体 25 円孔 26 弾性基体 27 係合突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板金から湾曲形成されて高圧端子取付け
    用のソケット金具に嵌入される略円筒状の端子嵌合部
    と、高圧電線を圧着固定する電線圧着部とを具備すると
    共に、前記ソケット金具の内周面に形成された係止溝に
    係合することによって該端子嵌合部のソケット金具から
    の抜けを防止する係止手段が前記端子嵌合部に設けられ
    た高圧電線用接続端子であって、 前記係止手段が、前記係止溝に弾性的に係合可能な係合
    突起を有すると共に端子嵌入方向に沿う複数箇所で位置
    決め可能に前記端子嵌合部内に配設される嵌合部装着体
    と、前記係合突起が前記係止溝に係合する為に端子嵌合
    部外方へ突出できるように端子嵌合部に開口された孔部
    とを備えたことを特徴とする高圧電線用接続端子。
  2. 【請求項2】 前記係止手段が、前記係止溝に弾性的に
    係合可能な係合突起を有すると共に端子嵌入方向に沿っ
    て移動可能に前記端子嵌合部内に内嵌される嵌合部装着
    体と、前記端子嵌合部の端子嵌入方向に沿う複数箇所に
    おいて該嵌合部装着体を位置決め保持すべく前記係合突
    起を係止できると共に前記係合突起が端子嵌合部外方へ
    突出できるように開口された係止孔とから成ることを特
    徴とする請求項1に記載の高圧電線用接続端子。
  3. 【請求項3】 前記係止孔が、前記端子嵌合部の端子嵌
    入方向に沿う複数箇所に開口された複数の孔から成るこ
    とを特徴とする請求項2に記載の高圧電線用接続端子。
  4. 【請求項4】 前記係止孔が、前記端子嵌合部の端子嵌
    入方向に沿う複数箇所において前記係合突起を係止でき
    る係止部を備えた長孔から成ることを特徴とする請求項
    2に記載の高圧電線用接続端子。
  5. 【請求項5】 前記嵌合部装着体が、端子嵌合部の内側
    に弾性的に緊密嵌合する略円筒状の弾性基体と、該弾性
    基体の外周面に突設された係合突起とから成ることを特
    徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の高圧電
    線用接続端子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007280913A (ja) * 2006-03-15 2007-10-25 Hitachi Cable Ltd コネクタ構造
CN111711017A (zh) * 2020-07-14 2020-09-25 王慧 一种安全防松脱插座

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