JPH0897100A - 電気二重層コンデンサー - Google Patents
電気二重層コンデンサーInfo
- Publication number
- JPH0897100A JPH0897100A JP6259142A JP25914294A JPH0897100A JP H0897100 A JPH0897100 A JP H0897100A JP 6259142 A JP6259142 A JP 6259142A JP 25914294 A JP25914294 A JP 25914294A JP H0897100 A JPH0897100 A JP H0897100A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- double layer
- layer capacitor
- electric double
- carbon fiber
- hollow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
Landscapes
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大容量で内部抵抗の小さい電気二重層コンデ
ンサーを提供する。 【構成】 対向するニッケルの集電体1・1が、一セル
の内部に複数個並列に互いちがいに配設され、それぞれ
両端に接続集約される。この集電体1・1の周囲にそれ
ぞれ中空状の炭素繊維の分極性電極2・2が設けられ、
その分極性電極2・2間には電解液(KOH+LiOH
水溶液)を含浸させた多孔性のポリプロピレンのセパレ
ータ3を介在させている。
ンサーを提供する。 【構成】 対向するニッケルの集電体1・1が、一セル
の内部に複数個並列に互いちがいに配設され、それぞれ
両端に接続集約される。この集電体1・1の周囲にそれ
ぞれ中空状の炭素繊維の分極性電極2・2が設けられ、
その分極性電極2・2間には電解液(KOH+LiOH
水溶液)を含浸させた多孔性のポリプロピレンのセパレ
ータ3を介在させている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気二重層コンデンサ
ーに関するものである。
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気二重層コンデンサーは、活性炭や炭
素繊維などからなる1対の分極性電極間に、電解液を含
浸させた多孔性セパレータを介在させて対向させた、1
つのセルから成り立つ素子で、電解コンデンサーに比べ
て大きな容量をもつものである。この電気二重層コンデ
ンサーの従来の代表的なセルは、図5に示すように、集
電体1・1の内側に接して多孔質の活性炭や炭素繊維の
微細な導電体よりなる分極性電極2a・2aが設けら
れ、この分極性電極2a・2aは電解液を含浸させたセ
パレータ3を挟んで対向している。また、図の4・4は
封口体であり、この封口体4・4は、前記電極2aやセ
パレータ3を密封している。前記集電体1・1の外側に
は、それぞれ端子5・5があり、この端子5・5から
は、それぞれリード線6・6の一端がハンダ付けされて
いて外部回路へ接続することができる。このような電気
二重層コンデンサーにおいて、電荷は、前記分極性電極
2内の微細な導電体と電解液の境界面に蓄えられる。そ
のため、より大きな容量を実現するためには、同分極性
電極を形成する多孔質材料の表面積を増やすことが必要
である。その方法として、従来から、たとえば多孔質材
料である活性炭などを、不活性ガス中で熱処理する等の
手法が研究されてきた。また、充放電の速度向上には、
セルの内部抵抗を低減することが必要不可欠であり、そ
の方法として従来は、集電体1と分極性電極2との密着
性を増すために多大な圧力(例えば25キログラム/立
方センチ)をかけて製造していた。さらに、内部抵抗を
低減させる公知技術として特開平5−326326号の
発明があるが、この公知発明は、集電体材料と分極性電
極材料との組成を連続的に変化させた傾斜機能材料を採
用することにより、集電体と分極性電極との接触抵抗を
低減させ、内部抵抗の小さい電気二重層コンデンサーを
実現させている。
素繊維などからなる1対の分極性電極間に、電解液を含
浸させた多孔性セパレータを介在させて対向させた、1
つのセルから成り立つ素子で、電解コンデンサーに比べ
て大きな容量をもつものである。この電気二重層コンデ
ンサーの従来の代表的なセルは、図5に示すように、集
電体1・1の内側に接して多孔質の活性炭や炭素繊維の
微細な導電体よりなる分極性電極2a・2aが設けら
れ、この分極性電極2a・2aは電解液を含浸させたセ
パレータ3を挟んで対向している。また、図の4・4は
封口体であり、この封口体4・4は、前記電極2aやセ
パレータ3を密封している。前記集電体1・1の外側に
は、それぞれ端子5・5があり、この端子5・5から
は、それぞれリード線6・6の一端がハンダ付けされて
いて外部回路へ接続することができる。このような電気
二重層コンデンサーにおいて、電荷は、前記分極性電極
2内の微細な導電体と電解液の境界面に蓄えられる。そ
のため、より大きな容量を実現するためには、同分極性
電極を形成する多孔質材料の表面積を増やすことが必要
である。その方法として、従来から、たとえば多孔質材
料である活性炭などを、不活性ガス中で熱処理する等の
手法が研究されてきた。また、充放電の速度向上には、
セルの内部抵抗を低減することが必要不可欠であり、そ
の方法として従来は、集電体1と分極性電極2との密着
性を増すために多大な圧力(例えば25キログラム/立
方センチ)をかけて製造していた。さらに、内部抵抗を
低減させる公知技術として特開平5−326326号の
発明があるが、この公知発明は、集電体材料と分極性電
極材料との組成を連続的に変化させた傾斜機能材料を採
用することにより、集電体と分極性電極との接触抵抗を
低減させ、内部抵抗の小さい電気二重層コンデンサーを
実現させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、より大きな容
量を得るための、前記従来技術の活性炭を不活性ガス中
で熱処理する方法は、プロセスが複雑になるわりには、
表面積の増加は僅かしか望めない、という課題があっ
た。また、内部抵抗を低減させるための、前記従来技術
の多大な圧力をかける方法は、どうしても機械的強度の
強い大きいフレームが必要となり、コンデンサー装置の
軽量小型化の妨げになるので、もっと小さい圧力で容易
に密封可能な、より小さな内部抵抗の電気二重層コンデ
ンサーを得たいという課題があった。さらに、特開平5
−326326号の発明は、傾斜機能材料を用いて電極
と集電体との接触抵抗を低減させているが、その傾斜機
能材料を得るのに高度の技術を要し、安定した理想的な
特性のものを得ることが困難であるなどの課題があっ
た。本発明は、このような従来技術の課題を解決するこ
とを目的とする。
量を得るための、前記従来技術の活性炭を不活性ガス中
で熱処理する方法は、プロセスが複雑になるわりには、
表面積の増加は僅かしか望めない、という課題があっ
た。また、内部抵抗を低減させるための、前記従来技術
の多大な圧力をかける方法は、どうしても機械的強度の
強い大きいフレームが必要となり、コンデンサー装置の
軽量小型化の妨げになるので、もっと小さい圧力で容易
に密封可能な、より小さな内部抵抗の電気二重層コンデ
ンサーを得たいという課題があった。さらに、特開平5
−326326号の発明は、傾斜機能材料を用いて電極
と集電体との接触抵抗を低減させているが、その傾斜機
能材料を得るのに高度の技術を要し、安定した理想的な
特性のものを得ることが困難であるなどの課題があっ
た。本発明は、このような従来技術の課題を解決するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のような電気二重層コンデンサーを提供
する。すなわち本発明は、中空状の導電性繊維製の対を
なす分極性電極と、この対をなす分極性電極と分極性電
極との間にあって同電極間を絶縁し且つイオンを通過さ
せるためのセパレータと、前記各分極性電極に発生する
電気を収集するための集電体とを備えた、電気二重層コ
ンデンサー、および前記中空状の導電性繊維は炭素繊維
であることを特徴とする、請求項1の電気二重層コンデ
ンサー、および、単位胞である1セルが、セパレータに
対向した1対の分極性電極を並列に積層化した構造を有
することを特徴とする、電気二重層コンデンサー、およ
び電源用バッテリーをバックアップするために、前記電
気二重層コンデンサーを前記電源用バッテリーに並列に
接続可能に構成したことを特徴とする、請求項1または
請求項2または請求項3の電気二重層コンデンサーであ
る。
め、本発明は次のような電気二重層コンデンサーを提供
する。すなわち本発明は、中空状の導電性繊維製の対を
なす分極性電極と、この対をなす分極性電極と分極性電
極との間にあって同電極間を絶縁し且つイオンを通過さ
せるためのセパレータと、前記各分極性電極に発生する
電気を収集するための集電体とを備えた、電気二重層コ
ンデンサー、および前記中空状の導電性繊維は炭素繊維
であることを特徴とする、請求項1の電気二重層コンデ
ンサー、および、単位胞である1セルが、セパレータに
対向した1対の分極性電極を並列に積層化した構造を有
することを特徴とする、電気二重層コンデンサー、およ
び電源用バッテリーをバックアップするために、前記電
気二重層コンデンサーを前記電源用バッテリーに並列に
接続可能に構成したことを特徴とする、請求項1または
請求項2または請求項3の電気二重層コンデンサーであ
る。
【0005】
【作用】上記構成において、中空状の分極性電極は表面
積が広くなり、容量(キャパシテー)が大きくなる作用
がある。セパレーターは両方の分極性電極を絶縁し、且
つイオンを通過させる作用がある。炭素繊維は導電性を
良くする作用がある。電気二重層コンデンサーを並列に
積層すると、内部抵抗が小さくなり、充放電が速くなる
作用がある。
積が広くなり、容量(キャパシテー)が大きくなる作用
がある。セパレーターは両方の分極性電極を絶縁し、且
つイオンを通過させる作用がある。炭素繊維は導電性を
良くする作用がある。電気二重層コンデンサーを並列に
積層すると、内部抵抗が小さくなり、充放電が速くなる
作用がある。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について、以下、図面にした
がって本発明の構成が実際上どのように具体化されるか
を、その作用とともに説明する。図2は、本発明の基本
構成の説明図であり、図中、1・1は集電体で、この集
電体1・1の内側に接して炭素繊維などの微細な導電体
で形成される分極性電極(以下、単に電極ともいう)2
・2が設けられ、この電極2・2は、電解液を含浸させ
たセパレータ3を挟んで対向している。また、4・4は
封口体であり、この封口体4は、電極2やセパレータ3
を密封し、セパレータ3に含浸させた電解液が外部に漏
れないようにしている。前記集電体1・1の外側には、
それぞれ端子5・5があり、この端子5・5には、それ
ぞれリード線6・6の一端がハンダ付けされ、外部回路
と電気接続できるようになっている。このような電気二
重層コンデンサーにおいて、電荷は、前記電極2内の微
細な導電体と電解液の境界面に蓄えられるので、より大
きな容量を実現するためには、電極2を形成する多孔質
材料の表面積をできるだけ増やすことが必要であり、そ
のため本発明では、次に詳述するような中空の炭素繊維
よりなる電極2を用いている。図3は、電極2に用いら
れる炭素繊維の模型図であり、この図のうち、Aは従来
技術の柱状の炭素繊維であるが、B・C・D・Eは本発
明の中空状(円筒状)の炭素繊維を用いたものである。
すなわち、電極を構成する炭素繊維は、従来は、図のA
で示す柱状の炭素繊維S1であったのに対して、本発明
の電極を構成する炭素繊維は、図のB・C・D・Eで示
すように中空状(円筒状)のものまたはその組み合わせ
とし、表面積/体積の比の増大化によりコンデンサーの
大容量化を図っている。この本発明の中の、Bはマカロ
ニ状の一重の中空状の炭素繊維W1であり、また、Cは
前記一重の中空状の炭素繊維W1の中に柱状の炭素繊維
S2を入れて二重構造としたものである。さらに、Dは
中空状の炭素繊維W1の中に、もうひとつの中空状の炭
素繊維W2を入れて二重構造としたものである。そして
さらに、Eは中空状の炭素繊維W1のなかに、もうひと
つの中空状の炭素繊維W2を入れたうえ、さらに柱状の
炭素繊維S3を入れたものである。このように構成した
中空状の炭素繊維の表面積の増加率は、炭素繊維の直径
/長さの比や中空の位置などによって異なるが、同じ外
径を持つ炭素繊維で比較した場合の、中空状炭素繊維の
表面積の増加割合を数値で示すと、表1のようになる。
(円筒数/円柱数で0/1,1/0,1/1,2/0,
2/1はそれぞれ図3のA・B・C・D・Eに対応す
る)。
がって本発明の構成が実際上どのように具体化されるか
を、その作用とともに説明する。図2は、本発明の基本
構成の説明図であり、図中、1・1は集電体で、この集
電体1・1の内側に接して炭素繊維などの微細な導電体
で形成される分極性電極(以下、単に電極ともいう)2
・2が設けられ、この電極2・2は、電解液を含浸させ
たセパレータ3を挟んで対向している。また、4・4は
封口体であり、この封口体4は、電極2やセパレータ3
を密封し、セパレータ3に含浸させた電解液が外部に漏
れないようにしている。前記集電体1・1の外側には、
それぞれ端子5・5があり、この端子5・5には、それ
ぞれリード線6・6の一端がハンダ付けされ、外部回路
と電気接続できるようになっている。このような電気二
重層コンデンサーにおいて、電荷は、前記電極2内の微
細な導電体と電解液の境界面に蓄えられるので、より大
きな容量を実現するためには、電極2を形成する多孔質
材料の表面積をできるだけ増やすことが必要であり、そ
のため本発明では、次に詳述するような中空の炭素繊維
よりなる電極2を用いている。図3は、電極2に用いら
れる炭素繊維の模型図であり、この図のうち、Aは従来
技術の柱状の炭素繊維であるが、B・C・D・Eは本発
明の中空状(円筒状)の炭素繊維を用いたものである。
すなわち、電極を構成する炭素繊維は、従来は、図のA
で示す柱状の炭素繊維S1であったのに対して、本発明
の電極を構成する炭素繊維は、図のB・C・D・Eで示
すように中空状(円筒状)のものまたはその組み合わせ
とし、表面積/体積の比の増大化によりコンデンサーの
大容量化を図っている。この本発明の中の、Bはマカロ
ニ状の一重の中空状の炭素繊維W1であり、また、Cは
前記一重の中空状の炭素繊維W1の中に柱状の炭素繊維
S2を入れて二重構造としたものである。さらに、Dは
中空状の炭素繊維W1の中に、もうひとつの中空状の炭
素繊維W2を入れて二重構造としたものである。そして
さらに、Eは中空状の炭素繊維W1のなかに、もうひと
つの中空状の炭素繊維W2を入れたうえ、さらに柱状の
炭素繊維S3を入れたものである。このように構成した
中空状の炭素繊維の表面積の増加率は、炭素繊維の直径
/長さの比や中空の位置などによって異なるが、同じ外
径を持つ炭素繊維で比較した場合の、中空状炭素繊維の
表面積の増加割合を数値で示すと、表1のようになる。
(円筒数/円柱数で0/1,1/0,1/1,2/0,
2/1はそれぞれ図3のA・B・C・D・Eに対応す
る)。
【表1】 また、密度を比較した場合、従来の円柱状炭素繊維が、
0.6〜1.0グラム/立方センチ程度であるのに対し
て、本発明の中空状炭素繊維は、0.32〜0.35グ
ラム/立方センチと軽くなっている。即ち、中空状炭素
繊維の電極を用いることは、電極、ひいてはコンデンサ
ーの軽量化をもたらすものである。前記中空状炭素繊維
の製造方法としては、たとえば、気相成長法がある。具
体的には、基板上に鉄などの遷移金属微粒子を置き、ベ
ンゼンなどの炭化水素ガスを供給していくと、摂氏10
00度程度に加熱された空間で炭化水素の熱分解が起こ
ると同時に、遷移金属微粒子の大きさを中空とする炭素
繊維が基板上に成長する。この繊維は、一重もしくは二
重以上の中空であることが知られている。この中空状炭
素繊維は、製法によって直径0.2マイクロメートルか
ら数マイクロメートルまで、また、長さも数十マイクロ
メートルから数十ミリメートルまで、さまざまなタイプ
のものが開発されている。
0.6〜1.0グラム/立方センチ程度であるのに対し
て、本発明の中空状炭素繊維は、0.32〜0.35グ
ラム/立方センチと軽くなっている。即ち、中空状炭素
繊維の電極を用いることは、電極、ひいてはコンデンサ
ーの軽量化をもたらすものである。前記中空状炭素繊維
の製造方法としては、たとえば、気相成長法がある。具
体的には、基板上に鉄などの遷移金属微粒子を置き、ベ
ンゼンなどの炭化水素ガスを供給していくと、摂氏10
00度程度に加熱された空間で炭化水素の熱分解が起こ
ると同時に、遷移金属微粒子の大きさを中空とする炭素
繊維が基板上に成長する。この繊維は、一重もしくは二
重以上の中空であることが知られている。この中空状炭
素繊維は、製法によって直径0.2マイクロメートルか
ら数マイクロメートルまで、また、長さも数十マイクロ
メートルから数十ミリメートルまで、さまざまなタイプ
のものが開発されている。
【0007】図1は、本発明の一実施例を示す説明図で
あり、図中、1・1は対向するニッケルの集電体で、そ
の集電体1・1は、一セルの内部に複数個が並列に互い
ちがいに配設され、それが両端にそれぞれ接続集約され
ている。この複数個の集電体1の周囲には、それぞれ前
述の中空状の炭素繊維よりなる電極2が設けられ、その
電極2と電極2との間には、電解液(KOH+LiOH
水溶液)を含浸させた多孔性のポリプロピレンのセパレ
ータ3を介在させている。同セパレータ3は、イオンを
通すが、電極2・2間を絶縁するものである。このよう
な、一セル内に複数の電極2が並列に積層される構成と
したことにより、該セルにおける内部抵抗は容易に低減
される。この積層する数は2層以上何層でもよい。この
並列に積層する構成は、従来の集電体と電極の密着性を
増すために多大な圧力をかけていた方法にとって代わる
べきものである。この本発明によれば、たとえば10層
を並列に積層した場合に、約0.25キログラム/立方
センチメートルとなり、従来の約25キログラム/立方
センチに較べて100分の1程度の小さい圧力で済むよ
うになった。
あり、図中、1・1は対向するニッケルの集電体で、そ
の集電体1・1は、一セルの内部に複数個が並列に互い
ちがいに配設され、それが両端にそれぞれ接続集約され
ている。この複数個の集電体1の周囲には、それぞれ前
述の中空状の炭素繊維よりなる電極2が設けられ、その
電極2と電極2との間には、電解液(KOH+LiOH
水溶液)を含浸させた多孔性のポリプロピレンのセパレ
ータ3を介在させている。同セパレータ3は、イオンを
通すが、電極2・2間を絶縁するものである。このよう
な、一セル内に複数の電極2が並列に積層される構成と
したことにより、該セルにおける内部抵抗は容易に低減
される。この積層する数は2層以上何層でもよい。この
並列に積層する構成は、従来の集電体と電極の密着性を
増すために多大な圧力をかけていた方法にとって代わる
べきものである。この本発明によれば、たとえば10層
を並列に積層した場合に、約0.25キログラム/立方
センチメートルとなり、従来の約25キログラム/立方
センチに較べて100分の1程度の小さい圧力で済むよ
うになった。
【0008】以上の請求項1〜請求項3の発明を用いて
下記のような構造を有する大容量の電気二重層コンデン
サーを実施例として試作しその性能を評価したので、そ
の結果を表2に示す。 構造 集電体:ニッケル 電極:中空状炭素繊維 セパレータ:ポリプロピレン 電解液:KOH+LiOH水溶液 並列積層数(1セル):18 セル直列数:10
下記のような構造を有する大容量の電気二重層コンデン
サーを実施例として試作しその性能を評価したので、そ
の結果を表2に示す。 構造 集電体:ニッケル 電極:中空状炭素繊維 セパレータ:ポリプロピレン 電解液:KOH+LiOH水溶液 並列積層数(1セル):18 セル直列数:10
【表2】
【0009】図4は、本発明の電気二重層コンデンサー
が大容量で且つ内部抵抗が小さい、という特性を生か
し、電源バッテリーをバックアップするための、電気二
重層コンデンサーであり、車両などの電源バッテリーが
機能低下して、エンジンがかからなくなった場合など
に、有効にその機能を発揮できるものである。図中、7
は車両のセルモーターで、このセルモーター7は、通常
は始動スイッチ8をいれることによって電源バッテリー
9との回路が閉じて、電流が流れ始動回転するものであ
る。この車両などのセルモーター7は、始動の際には大
電流を必要とするものであるが、前記電源バッテリー9
が機能低下すると、その電源バッテリー9の内部抵抗が
大きく作用して、始動スイッチ8を入れた際に電圧がド
ロップして大電流をセルモーター7に供給することがで
きず、エンジンがかからなくなる。そこで、その機能低
下した電源バッテリー9に対して、バックアップ用スイ
ッチ10を介して、前記バックアップ用の電気二重層コ
ンデンサー11を接続可能としておく。このバックアッ
プ用スイッチ10と電気二重層コンデンサー11は、鎖
線で示すように、電源バッテリー9のバックアップ用電
気二重層コンデンサー装置12となるものである。この
ような、機能低下した電源バッテリー9をバックアップ
したいときは、まず、前記バックアップ用スイッチ10
を入れ、前記電源バッテリー9と前記電気二重層コンデ
ンサー11との回路を閉じて、その電源バッテリー9か
ら電気二重層コンデンサー11に対し電流を流し充電し
ておく。電気二重層コンデンサー11はその内部抵抗が小
さいために、ごく短時間で充電することができる。ま
た、本発明の電気二重層コンデンサー11は、前述のよ
うに大容量の電気を蓄えることができる。つぎに、前記
バックアップ用スイッチ10を入れたまま、前記始動ス
イッチ8を入れると、前記電気二重層コンデンサー11
〜バックアップ用スイッチ10〜始動スイッチ8〜セル
モーター7の回路ができるので、前記大容量で且つ内部
抵抗の小さい電気二重層コンデンサー11は、そのセル
モーター7に対して一度に大電流を供給することが可能
であり、同セルモーター7は容易に始動回転することが
できるものである。以上、実施例について説明したよう
に、本発明は分極性電極として中空状の炭素繊維(導電
性繊維)を用い、1セルがセパレータに対向した1対の
分極性電極を並列に積層化した構造を有することを特徴
としたもので、中空状の導電性繊維を電極とすることで
容量(キャパシテー)を増加させることができ、従来技
術の円柱状の炭素繊維や活性炭を不活性ガス中で熱処理
したものに較べ、容易に表面積が大きい電極が実現で
き、したがって大容量の電気二重層コンデンサーを得る
ことができるものである。また、一対の分極性電極を並
列に積層化する構成としたので、比較的小さな圧力でセ
ルを密封可能となり、したがって従来のように大きな圧
力、機械的強度の大きいフレームが必要ではなくなり、
軽量小型で、より小さな内部抵抗の電気二重層コンデン
サーを容易に実現できるものである。さらに、一対の分
極性電極を並列に積層化する構成としたので、従来の傾
斜機能材料を用いたものに較べ、内部抵抗の小さい、性
能の安定した電気二重層コンデンサーを容易に提供する
ことができるものである。その上、大容量性と内部抵抗
の微小性により、本発明は一度に大電流を供給すること
が可能であり、本発明は、セルを始動させるための電源
バッテリーのバックアップ用として、極めて有効に機能
するものである。
が大容量で且つ内部抵抗が小さい、という特性を生か
し、電源バッテリーをバックアップするための、電気二
重層コンデンサーであり、車両などの電源バッテリーが
機能低下して、エンジンがかからなくなった場合など
に、有効にその機能を発揮できるものである。図中、7
は車両のセルモーターで、このセルモーター7は、通常
は始動スイッチ8をいれることによって電源バッテリー
9との回路が閉じて、電流が流れ始動回転するものであ
る。この車両などのセルモーター7は、始動の際には大
電流を必要とするものであるが、前記電源バッテリー9
が機能低下すると、その電源バッテリー9の内部抵抗が
大きく作用して、始動スイッチ8を入れた際に電圧がド
ロップして大電流をセルモーター7に供給することがで
きず、エンジンがかからなくなる。そこで、その機能低
下した電源バッテリー9に対して、バックアップ用スイ
ッチ10を介して、前記バックアップ用の電気二重層コ
ンデンサー11を接続可能としておく。このバックアッ
プ用スイッチ10と電気二重層コンデンサー11は、鎖
線で示すように、電源バッテリー9のバックアップ用電
気二重層コンデンサー装置12となるものである。この
ような、機能低下した電源バッテリー9をバックアップ
したいときは、まず、前記バックアップ用スイッチ10
を入れ、前記電源バッテリー9と前記電気二重層コンデ
ンサー11との回路を閉じて、その電源バッテリー9か
ら電気二重層コンデンサー11に対し電流を流し充電し
ておく。電気二重層コンデンサー11はその内部抵抗が小
さいために、ごく短時間で充電することができる。ま
た、本発明の電気二重層コンデンサー11は、前述のよ
うに大容量の電気を蓄えることができる。つぎに、前記
バックアップ用スイッチ10を入れたまま、前記始動ス
イッチ8を入れると、前記電気二重層コンデンサー11
〜バックアップ用スイッチ10〜始動スイッチ8〜セル
モーター7の回路ができるので、前記大容量で且つ内部
抵抗の小さい電気二重層コンデンサー11は、そのセル
モーター7に対して一度に大電流を供給することが可能
であり、同セルモーター7は容易に始動回転することが
できるものである。以上、実施例について説明したよう
に、本発明は分極性電極として中空状の炭素繊維(導電
性繊維)を用い、1セルがセパレータに対向した1対の
分極性電極を並列に積層化した構造を有することを特徴
としたもので、中空状の導電性繊維を電極とすることで
容量(キャパシテー)を増加させることができ、従来技
術の円柱状の炭素繊維や活性炭を不活性ガス中で熱処理
したものに較べ、容易に表面積が大きい電極が実現で
き、したがって大容量の電気二重層コンデンサーを得る
ことができるものである。また、一対の分極性電極を並
列に積層化する構成としたので、比較的小さな圧力でセ
ルを密封可能となり、したがって従来のように大きな圧
力、機械的強度の大きいフレームが必要ではなくなり、
軽量小型で、より小さな内部抵抗の電気二重層コンデン
サーを容易に実現できるものである。さらに、一対の分
極性電極を並列に積層化する構成としたので、従来の傾
斜機能材料を用いたものに較べ、内部抵抗の小さい、性
能の安定した電気二重層コンデンサーを容易に提供する
ことができるものである。その上、大容量性と内部抵抗
の微小性により、本発明は一度に大電流を供給すること
が可能であり、本発明は、セルを始動させるための電源
バッテリーのバックアップ用として、極めて有効に機能
するものである。
【0010】
【発明の効果】以上本発明によれば、請求項1の発明は
中空状の導電性繊維よりなる分極性電極を備えたので、
電極の表面積を増大させることができ、大容量の電気二
重層コンデンサーを容易に得ることができる。また、請
求項2の発明は、中空状の導電性繊維は炭素繊維とした
ので、前記請求項1の効果を有するほか、導電性のよい
電極を得ることができる。さらに、請求項3の発明は、
セパレータに対向した一対の分極性電極を並列に積層し
たので、あまり圧力をかけずに安定的に内部抵抗の減少
化ができ、したがって前記請求項1の効果を有するほ
か、軽量・小型の安定した電気二重層コンデンサーを容
易に得ることができる。その上、請求項4の発明は、電
気二重層コンデンサーを電源用バッテリーに並列に接続
可能な構成とすることにより、同コンデンサーの大容量
性と内部抵抗の微小性から、電源用バッテリーに接続さ
れているセルモータに一度に大電流を供給してそのセル
モータを始動回転させることができるので、機能低下し
た電源バッテリーのバックアップを容易に行うことがで
きる、などの効果がある。
中空状の導電性繊維よりなる分極性電極を備えたので、
電極の表面積を増大させることができ、大容量の電気二
重層コンデンサーを容易に得ることができる。また、請
求項2の発明は、中空状の導電性繊維は炭素繊維とした
ので、前記請求項1の効果を有するほか、導電性のよい
電極を得ることができる。さらに、請求項3の発明は、
セパレータに対向した一対の分極性電極を並列に積層し
たので、あまり圧力をかけずに安定的に内部抵抗の減少
化ができ、したがって前記請求項1の効果を有するほ
か、軽量・小型の安定した電気二重層コンデンサーを容
易に得ることができる。その上、請求項4の発明は、電
気二重層コンデンサーを電源用バッテリーに並列に接続
可能な構成とすることにより、同コンデンサーの大容量
性と内部抵抗の微小性から、電源用バッテリーに接続さ
れているセルモータに一度に大電流を供給してそのセル
モータを始動回転させることができるので、機能低下し
た電源バッテリーのバックアップを容易に行うことがで
きる、などの効果がある。
【図1】本発明の一実施例の説明図である。
【図2】本発明の基本構成の説明図である。
【図3】電極に用いられる炭素繊維の模型図であり、こ
の図のうち、Aは従来技術の柱状のもの、B・C・D・
Eは本発明の中空状のものである。
の図のうち、Aは従来技術の柱状のもの、B・C・D・
Eは本発明の中空状のものである。
【図4】本発明の電源バッテリーバックアップ用の電気
二重層コンデンサーの回路説明図である。
二重層コンデンサーの回路説明図である。
【図5】従来例の説明図である。
1 集電体 2 分極性電極 3 セパレータ
Claims (4)
- 【請求項1】中空状の導電性繊維製の対をなす分極性電
極と、この対をなす分極性電極の分極性電極との間にあ
って同電極間を絶縁し且つイオンを通過させるためのセ
パレータと、前記各分極性電極に発生する電気を収集す
るための集電体とを備えた、電気二重層コンデンサー。 - 【請求項2】前記中空状の導電性繊維は炭素繊維である
ことを特徴とする、請求項1の電気二重層コンデンサ
ー。 - 【請求項3】単位胞である1セルが、セパレータに対向
した1対の分極性電極を並列に積層化した構造を有する
ことを特徴とする、電気二重層コンデンサー。 - 【請求項4】電源用バッテリーをバックアップするため
に、前記電気二重層コンデンサーを前記電源用バッテリ
ーに並列に接続可能に構成したことを特徴とする、請求
項1または請求項2または請求項3の電気二重層コンデ
ンサー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6259142A JPH0897100A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 電気二重層コンデンサー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6259142A JPH0897100A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 電気二重層コンデンサー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0897100A true JPH0897100A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=17329919
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6259142A Pending JPH0897100A (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 電気二重層コンデンサー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0897100A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10504662B2 (en) * | 2018-04-23 | 2019-12-10 | King Saud University | Supercapacitor using porous activated carbon cow dung |
-
1994
- 1994-09-29 JP JP6259142A patent/JPH0897100A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10504662B2 (en) * | 2018-04-23 | 2019-12-10 | King Saud University | Supercapacitor using porous activated carbon cow dung |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6059847A (en) | Method of making a high performance ultracapacitor | |
| KR101510886B1 (ko) | 축전 디바이스 | |
| KR100863562B1 (ko) | 유기 전해질 커패시터 | |
| CN102804300A (zh) | 包含电活性隔离器的电能储存装置 | |
| EP2040321A1 (en) | Electric Storage Device | |
| CA2267422A1 (en) | Multi-electrode double layer capacitor | |
| JP2012054524A (ja) | リチウムイオンキャパシタ及びその製造方法 | |
| KR101089860B1 (ko) | 슈퍼캐패시터 및 그 제조방법 | |
| JP2003526899A (ja) | 2重電気層を備えたコンデンサ | |
| JP2001176757A (ja) | 電気二重層キャパシタ | |
| US20110188171A1 (en) | Electric double layer capacitor and method of manufacturing the same | |
| JPH0897100A (ja) | 電気二重層コンデンサー | |
| JPH0770448B2 (ja) | 分極性電極の製造法 | |
| JP4972854B2 (ja) | 電極及び電極の製造方法 | |
| CN115872394A (zh) | 碳负极材料及制备方法与其在快充锂离子电池中的应用 | |
| CN101127276B (zh) | 有机电解液体系混合电化学电容器及其制备方法 | |
| JPH03201519A (ja) | 電気二重層コンデンサ | |
| RU188676U1 (ru) | Литий-ионный аккумулятор | |
| JPH02185008A (ja) | 電気二重層キャパシタ | |
| RU2098892C1 (ru) | Комбинированный электрод для щелочного аккумулятора | |
| JP2000049052A (ja) | 電気二重層キャパシタの製造方法 | |
| JP2830254B2 (ja) | 電気二重層コンデンサに使用する分極性電極の製造方法 | |
| JPH012314A (ja) | 分極性電極の製造法 | |
| JPS63194319A (ja) | エネルギ−貯蔵装置 | |
| KR20260016275A (ko) | 양극 집전체의 부하를 감소시킬 수 있는 리튬이온 커패시터의 제조방법 및 이에 의하여 제조된 리튬이온 커패시터 |