JPH0897457A - 太陽電池モジュール - Google Patents
太陽電池モジュールInfo
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- JPH0897457A JPH0897457A JP6257653A JP25765394A JPH0897457A JP H0897457 A JPH0897457 A JP H0897457A JP 6257653 A JP6257653 A JP 6257653A JP 25765394 A JP25765394 A JP 25765394A JP H0897457 A JPH0897457 A JP H0897457A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光電変換効率と耐候性並びに耐久性の改善が
図れる太陽電池モジュールを提供する。 【構成】 この太陽電池モジュール100 は断面放物線形
状の凹溝11を有する銅板製第二集電極10と、第二集電極
の各凹溝内の焦点ゾーンに配置されたフィラメント構造
体20と、上記凹溝内の空間部を充填し各フィラメント構
造体の光入射側を被覆する光透過性の保護部材30とでそ
の主要部が構成され、保護部材は空間部を充填する軟質
シリコーン樹脂から成る充填被覆層31とこの上にコーテ
ィングされた硬質シリコーン樹脂から成る被覆層32とで
構成されている。そして、上記凹溝が凹面鏡として作用
するため各フィラメント構造体に対する集光比が高くな
りその光電変換効率の改善が図れ、かつ、銅板製第二集
電極と上記保護部材の作用により耐候性並びに耐久性の
改善が図れる。
図れる太陽電池モジュールを提供する。 【構成】 この太陽電池モジュール100 は断面放物線形
状の凹溝11を有する銅板製第二集電極10と、第二集電極
の各凹溝内の焦点ゾーンに配置されたフィラメント構造
体20と、上記凹溝内の空間部を充填し各フィラメント構
造体の光入射側を被覆する光透過性の保護部材30とでそ
の主要部が構成され、保護部材は空間部を充填する軟質
シリコーン樹脂から成る充填被覆層31とこの上にコーテ
ィングされた硬質シリコーン樹脂から成る被覆層32とで
構成されている。そして、上記凹溝が凹面鏡として作用
するため各フィラメント構造体に対する集光比が高くな
りその光電変換効率の改善が図れ、かつ、銅板製第二集
電極と上記保護部材の作用により耐候性並びに耐久性の
改善が図れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の太陽電池を集合し
て成る太陽電池モジュールに係り、特に、光電変換効率
を大幅に向上させることが可能で、かつ、耐候性、耐久
性にも優れた太陽電池モジュールに関するものである。
て成る太陽電池モジュールに係り、特に、光電変換効率
を大幅に向上させることが可能で、かつ、耐候性、耐久
性にも優れた太陽電池モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽電池としては、平板状の単結
晶シリコン又は多結晶シリコン(結晶シリコン)を基板
として加工したもの、アモルファスシリコンをガラス等
の透明基板又は金属板等の導電性基板上に薄膜として製
膜したもの、化合物半導体を平板状又は薄膜状に加工し
その表裏に集電極を形成したもの等が知られている。
晶シリコン又は多結晶シリコン(結晶シリコン)を基板
として加工したもの、アモルファスシリコンをガラス等
の透明基板又は金属板等の導電性基板上に薄膜として製
膜したもの、化合物半導体を平板状又は薄膜状に加工し
その表裏に集電極を形成したもの等が知られている。
【0003】そして、これ等従来の太陽電池は、そのい
ずれもが図6に示すように複数の半導体層dにより構成
された半導体接合層cの表裏面に一対の集電極a、bを
配置した構造になっているため、光入射側に設けられた
集電極a(表面電極)が半導体接合層cに入射される光
の一部を遮ってしまい、その分、光電変換効率の向上を
図る上において障害になる問題があった。また、この問
題を軽減しようとして上記集電極aをより細く若しくは
集電極a間の間隔をより広げる方法も検討されたが、こ
のような構成にすると直列抵抗が大きくなりその光電変
換効率が低下するという問題を生じた。
ずれもが図6に示すように複数の半導体層dにより構成
された半導体接合層cの表裏面に一対の集電極a、bを
配置した構造になっているため、光入射側に設けられた
集電極a(表面電極)が半導体接合層cに入射される光
の一部を遮ってしまい、その分、光電変換効率の向上を
図る上において障害になる問題があった。また、この問
題を軽減しようとして上記集電極aをより細く若しくは
集電極a間の間隔をより広げる方法も検討されたが、こ
のような構成にすると直列抵抗が大きくなりその光電変
換効率が低下するという問題を生じた。
【0004】そこで、半導体接合層cの光入射面が上記
表面電極により覆われない構造の太陽電池として、特開
昭59−125670号公報や特開昭63−23246
7号公報等に記載された太陽電池モジュールが開発され
ている。すなわち、この太陽電池モジュールは、図7〜
図8に示すように線状の第一集電極a'とこの長さ方向に
沿ってその外周面に設けられ光起電力能を有する半導体
接合層c'から成る複数のフィラメント構造体eと、これ
等フィラメント構造体eに対してその光入射側とは反対
側に配置されかつ各フィラメント構造体eの外周面の一
部と電気的に接続された第二集電極b'とでその主要部が
構成されるものであった。
表面電極により覆われない構造の太陽電池として、特開
昭59−125670号公報や特開昭63−23246
7号公報等に記載された太陽電池モジュールが開発され
ている。すなわち、この太陽電池モジュールは、図7〜
図8に示すように線状の第一集電極a'とこの長さ方向に
沿ってその外周面に設けられ光起電力能を有する半導体
接合層c'から成る複数のフィラメント構造体eと、これ
等フィラメント構造体eに対してその光入射側とは反対
側に配置されかつ各フィラメント構造体eの外周面の一
部と電気的に接続された第二集電極b'とでその主要部が
構成されるものであった。
【0005】そして、上記第一集電極a'の外周面に半導
体接合層c'が形成され、かつ、第二集電極b'についても
フィラメント構造体eに対しその光入射側とは反対側に
配置されることから半導体接合層c'に入射される光が各
集電極a'、b'により制限を受けない構造になるため、上
述した従来の太陽電池に較べて光電変換効率の向上が図
れるものであった。
体接合層c'が形成され、かつ、第二集電極b'についても
フィラメント構造体eに対しその光入射側とは反対側に
配置されることから半導体接合層c'に入射される光が各
集電極a'、b'により制限を受けない構造になるため、上
述した従来の太陽電池に較べて光電変換効率の向上が図
れるものであった。
【0006】尚、この太陽電池モジュールにおいては、
図7〜図8に示すように複数のフィラメント構造体eが
密に並べて配置された構造を採っている関係上、各フィ
ラメント構造体eの光入射側と反対側に位置する約半分
の半導体接合層c'への光入射量が制限されてしまうため
その光電変換効率の向上を図る上において未だ大きな改
善の余地を残していた。
図7〜図8に示すように複数のフィラメント構造体eが
密に並べて配置された構造を採っている関係上、各フィ
ラメント構造体eの光入射側と反対側に位置する約半分
の半導体接合層c'への光入射量が制限されてしまうため
その光電変換効率の向上を図る上において未だ大きな改
善の余地を残していた。
【0007】そこで、本発明者は、図9〜図12に示す
ように少なくとも表面が光反射性と導電性を有する材料
により第二集電極b'を構成し、かつ、この第二集電極b'
の表面側には長さ方向に延びる断面略V字(図9〜10
参照)若しくは略U字状(図11〜12参照)で溝幅が
上記フィラメント構造体eの太さより大きい複数の凹溝
b1を幅方向に亘って互いに平行に形成すると共に、各凹
溝b1内の焦点ゾーンにフィラメント構造体eを各凹溝b1
の長さ方向に沿ってそれぞれ配置した構造の太陽電池モ
ジュールを提案している(特願平6−90373号明細
書参照)。
ように少なくとも表面が光反射性と導電性を有する材料
により第二集電極b'を構成し、かつ、この第二集電極b'
の表面側には長さ方向に延びる断面略V字(図9〜10
参照)若しくは略U字状(図11〜12参照)で溝幅が
上記フィラメント構造体eの太さより大きい複数の凹溝
b1を幅方向に亘って互いに平行に形成すると共に、各凹
溝b1内の焦点ゾーンにフィラメント構造体eを各凹溝b1
の長さ方向に沿ってそれぞれ配置した構造の太陽電池モ
ジュールを提案している(特願平6−90373号明細
書参照)。
【0008】そして、この太陽電池モジュールにおいて
は、第二集電極b'に設けられた断面略V字若しくは略U
字状の凹溝b1が凹面鏡として作用し、かつ、凹面鏡とし
て作用する凹溝b1内の焦点ゾーンにフィラメント構造体
eが配置されているため、各フィラメント構造体eの光
入射側に位置する半導体接合層への光入射と光入射側と
反対側に位置する半導体接合層への光入射とを略均等に
することが可能となり、従来の太陽電池モジュールに較
べてその光電変換効率の大幅な改善が図れるものであっ
た。
は、第二集電極b'に設けられた断面略V字若しくは略U
字状の凹溝b1が凹面鏡として作用し、かつ、凹面鏡とし
て作用する凹溝b1内の焦点ゾーンにフィラメント構造体
eが配置されているため、各フィラメント構造体eの光
入射側に位置する半導体接合層への光入射と光入射側と
反対側に位置する半導体接合層への光入射とを略均等に
することが可能となり、従来の太陽電池モジュールに較
べてその光電変換効率の大幅な改善が図れるものであっ
た。
【0009】ところで、図9〜図12に示された太陽電
池モジュールを実際に適用しようとした場合、これ等太
陽電池モジュールに対してその運搬、設置工事等が可能
となるよう機械的強度や剛性等を付与することが望まし
く、また、設置された後において永年の使用に耐えられ
るよう耐候性(環境温度、湿度、風圧、砂埃、雨水、雪
等に対する耐性)や耐久性(振動、衝撃、曲げ等に対す
る耐性)等を付与することが望ましい。
池モジュールを実際に適用しようとした場合、これ等太
陽電池モジュールに対してその運搬、設置工事等が可能
となるよう機械的強度や剛性等を付与することが望まし
く、また、設置された後において永年の使用に耐えられ
るよう耐候性(環境温度、湿度、風圧、砂埃、雨水、雪
等に対する耐性)や耐久性(振動、衝撃、曲げ等に対す
る耐性)等を付与することが望ましい。
【0010】尚、図6に示された上述の平板状太陽電池
においては、同様の観点からその耐候性や耐久性を付与
する手段として、図13(A)〜(C)に示すようなモ
ジュールパッケージ構造が既に開発されている。
においては、同様の観点からその耐候性や耐久性を付与
する手段として、図13(A)〜(C)に示すようなモ
ジュールパッケージ構造が既に開発されている。
【0011】すなわち、図13(A)に示された『エン
キャップ』型においては、光入射側に配置されたガラス
等の透明板gとその反対側に配置されたガラス、金属等
の背面板hとの間に設けられたシリコーン樹脂等の透明
樹脂層i内に太陽電池素子(セルストリングス)jを封
入した構造を有しており、図13(B)に示された『サ
ブストレート』型においては、FRP(ファイバー強化
樹脂)等の背面板h上に設けられた透明樹脂層i内に太
陽電池素子(セルストリングス)jを封入しかつ透明樹
脂層iの表面にハードコート樹脂kを被覆した構造を有
し、また、図13(C)に示された『スーパーストレー
ト』型においては、光入射側に配置されたガラス等透明
板gの背面側に透明樹脂層i[この透明樹脂層iは太陽
電池素子を間に挟んだ状態でEVA(エチレンビニルア
セテート)又はPVB(ポリビニルブチラール)シート
i1、i2を貼合わせたもので構成される]を設けこの透明
樹脂層i内に太陽電池素子(セルストリングス)jを封
入すると共に透明樹脂層iの外表面にアルミ箔とフッ化
ビニルのサンドウィッチフィルム等から成る防湿フィル
ムmを被覆した構造を有している。
キャップ』型においては、光入射側に配置されたガラス
等の透明板gとその反対側に配置されたガラス、金属等
の背面板hとの間に設けられたシリコーン樹脂等の透明
樹脂層i内に太陽電池素子(セルストリングス)jを封
入した構造を有しており、図13(B)に示された『サ
ブストレート』型においては、FRP(ファイバー強化
樹脂)等の背面板h上に設けられた透明樹脂層i内に太
陽電池素子(セルストリングス)jを封入しかつ透明樹
脂層iの表面にハードコート樹脂kを被覆した構造を有
し、また、図13(C)に示された『スーパーストレー
ト』型においては、光入射側に配置されたガラス等透明
板gの背面側に透明樹脂層i[この透明樹脂層iは太陽
電池素子を間に挟んだ状態でEVA(エチレンビニルア
セテート)又はPVB(ポリビニルブチラール)シート
i1、i2を貼合わせたもので構成される]を設けこの透明
樹脂層i内に太陽電池素子(セルストリングス)jを封
入すると共に透明樹脂層iの外表面にアルミ箔とフッ化
ビニルのサンドウィッチフィルム等から成る防湿フィル
ムmを被覆した構造を有している。
【0012】そこで、図9〜図12に示された太陽電池
モジュールに対しこれ等のモジュールパッケージ構造を
そのまま適用する方法が考えられる。
モジュールに対しこれ等のモジュールパッケージ構造を
そのまま適用する方法が考えられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、平板状太陽電
池と図9〜図12に示された太陽電池とはその構造が大
きく相違することから、平板状の太陽電池用に開発され
た上述のモジュールパッケージ構造を図9〜図12に示
された太陽電池モジュールに適用することは構造的に難
があり、また、図9〜図12に示された太陽電池モジュ
ールの特性を有効に活かせるモジュールパッケージ構造
が望まれる。
池と図9〜図12に示された太陽電池とはその構造が大
きく相違することから、平板状の太陽電池用に開発され
た上述のモジュールパッケージ構造を図9〜図12に示
された太陽電池モジュールに適用することは構造的に難
があり、また、図9〜図12に示された太陽電池モジュ
ールの特性を有効に活かせるモジュールパッケージ構造
が望まれる。
【0014】すなわち、平板状の太陽電池に較べて図9
〜図12に示された太陽電池モジュールは光入射側に凹
凸部が多数存在するため、平板状の太陽電池用に開発さ
れたモジュールパッケージ構造をそのまま適用すること
は現実的に困難である。
〜図12に示された太陽電池モジュールは光入射側に凹
凸部が多数存在するため、平板状の太陽電池用に開発さ
れたモジュールパッケージ構造をそのまま適用すること
は現実的に困難である。
【0015】また、図9〜図12に示された太陽電池モ
ジュールにおいては、上記フィラメント構造体eと第二
集電極b'との接触部分が機械的に弱く、振動、曲げ、温
度変化、湿度に対して剥離、ずれ、腐食等が若干起こり
易い問題を有する。
ジュールにおいては、上記フィラメント構造体eと第二
集電極b'との接触部分が機械的に弱く、振動、曲げ、温
度変化、湿度に対して剥離、ずれ、腐食等が若干起こり
易い問題を有する。
【0016】他方、図9〜図12に示された太陽電池モ
ジュールにおいては、後述するように上記第二集電極b'
自体が金属板、ガラス板等で構成されているため、その
気密性が十分高く、かつ、適度な弾性と強度を具備する
ことから、これ等の特性を有効に活かせるモジュールパ
ッケージ構造が望まれる。
ジュールにおいては、後述するように上記第二集電極b'
自体が金属板、ガラス板等で構成されているため、その
気密性が十分高く、かつ、適度な弾性と強度を具備する
ことから、これ等の特性を有効に活かせるモジュールパ
ッケージ構造が望まれる。
【0017】本発明はこのような技術的背景を下にして
なされたもので、その課題とするところは、光電変換効
率を大幅に向上させることが可能で、かつ、耐候性、耐
久性にも優れた太陽電池モジュールを提供することにあ
る。
なされたもので、その課題とするところは、光電変換効
率を大幅に向上させることが可能で、かつ、耐候性、耐
久性にも優れた太陽電池モジュールを提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、導電性の線状材料より成る第一集電極とこの
長さ方向に沿ってその外周面に設けられ光起電力能を有
する半導体接合層とで構成された複数のフィラメント構
造体と、これ等フィラメント構造体に対してその光入射
側とは反対側に配置されかつ各フィラメント構造体の外
周面の一部と電気的に接続された第二集電極を備える太
陽電池モジュールを前提とし、少なくともその表面が光
反射性と導電性を有する材料により上記第二集電極を構
成し、この第二集電極の光入射側には長さ方向に延びる
断面略V字状若しくは略U字状で溝幅が上記フィラメン
ト構造体の太さより大きい複数の凹溝を幅方向に亘って
互いに平行に形成すると共に、各凹溝内の焦点ゾーンに
フィラメント構造体を各凹溝の長さ方向に沿ってそれぞ
れ配置し、かつ、各凹溝内の空間部を充填し各フィラメ
ント構造体の光入射側を被覆する光透過性の保護部材を
設けたことを特徴とするものである。
る発明は、導電性の線状材料より成る第一集電極とこの
長さ方向に沿ってその外周面に設けられ光起電力能を有
する半導体接合層とで構成された複数のフィラメント構
造体と、これ等フィラメント構造体に対してその光入射
側とは反対側に配置されかつ各フィラメント構造体の外
周面の一部と電気的に接続された第二集電極を備える太
陽電池モジュールを前提とし、少なくともその表面が光
反射性と導電性を有する材料により上記第二集電極を構
成し、この第二集電極の光入射側には長さ方向に延びる
断面略V字状若しくは略U字状で溝幅が上記フィラメン
ト構造体の太さより大きい複数の凹溝を幅方向に亘って
互いに平行に形成すると共に、各凹溝内の焦点ゾーンに
フィラメント構造体を各凹溝の長さ方向に沿ってそれぞ
れ配置し、かつ、各凹溝内の空間部を充填し各フィラメ
ント構造体の光入射側を被覆する光透過性の保護部材を
設けたことを特徴とするものである。
【0019】そして、請求項1記載の発明に係る太陽電
池モジュールによれば、特願平6−90373号明細書
に記載された太陽電池モジュールと同様に第二集電極に
設けられた断面略V字若しくは略U字状の凹溝が凹面鏡
として作用し、かつ、凹面鏡として作用する凹溝内の焦
点ゾーンにフィラメント構造体が配置されているため、
各フィラメント構造体の光入射側に位置する半導体接合
層への光入射と光入射側と反対側に位置する半導体接合
層への光入射とを略均等にすることが可能となり、従来
の太陽電池モジュールに較べてその光電変換効率の大幅
な改善を図ることが可能となる。
池モジュールによれば、特願平6−90373号明細書
に記載された太陽電池モジュールと同様に第二集電極に
設けられた断面略V字若しくは略U字状の凹溝が凹面鏡
として作用し、かつ、凹面鏡として作用する凹溝内の焦
点ゾーンにフィラメント構造体が配置されているため、
各フィラメント構造体の光入射側に位置する半導体接合
層への光入射と光入射側と反対側に位置する半導体接合
層への光入射とを略均等にすることが可能となり、従来
の太陽電池モジュールに較べてその光電変換効率の大幅
な改善を図ることが可能となる。
【0020】また、この太陽電池モジュールにおいて
は、各凹溝内の空間部を充填し各フィラメント構造体の
光入射側を被覆する光透過性の保護部材が設けられてい
るため、各フィラメント構造体は凹溝内に充填された上
記保護部材の作用により強固に固定されることになる。
このため、この太陽電池モジュールに対し外部から振動
等が加わったり、あるいは、環境温度や湿度等が変化し
ても上記第二集電極との接触部分がずれたり剥離したり
することがない。更に、第二集電極は、後述するように
金属板、ガラス板等で構成されその気密性が高いため、
上記保護部材の作用と相俟って太陽電池モジュール内部
への水やガス等の侵入を防止することが可能となる。
は、各凹溝内の空間部を充填し各フィラメント構造体の
光入射側を被覆する光透過性の保護部材が設けられてい
るため、各フィラメント構造体は凹溝内に充填された上
記保護部材の作用により強固に固定されることになる。
このため、この太陽電池モジュールに対し外部から振動
等が加わったり、あるいは、環境温度や湿度等が変化し
ても上記第二集電極との接触部分がずれたり剥離したり
することがない。更に、第二集電極は、後述するように
金属板、ガラス板等で構成されその気密性が高いため、
上記保護部材の作用と相俟って太陽電池モジュール内部
への水やガス等の侵入を防止することが可能となる。
【0021】従って、機械的強度並びに気密性の大幅な
改善が図れるため、上記太陽電池モジュールに対し耐候
性並びに耐久性を付与することが可能となる。
改善が図れるため、上記太陽電池モジュールに対し耐候
性並びに耐久性を付与することが可能となる。
【0022】そして、この請求項1に係る発明において
上記半導体接合層を構成する半導体材料としては、従来
と同様に、アモルファスシリコン、結晶シリコン、及
び、化合物半導体等が挙げられ、また、この化合物半導
体としてIII-V族化合物半導体系のGaAs、InPな
ど、II-VI族化合物半導体系のCdTe、CdSなど、
I-III-VI2 族化合物半導体系のCuInSe2、Cu
InS2などを適用することが可能である。
上記半導体接合層を構成する半導体材料としては、従来
と同様に、アモルファスシリコン、結晶シリコン、及
び、化合物半導体等が挙げられ、また、この化合物半導
体としてIII-V族化合物半導体系のGaAs、InPな
ど、II-VI族化合物半導体系のCdTe、CdSなど、
I-III-VI2 族化合物半導体系のCuInSe2、Cu
InS2などを適用することが可能である。
【0023】次に、上記線状材料としては、製造時にお
ける温度条件によって適宜選択され、例えば、アモルフ
ァスシリコン型の太陽電池モジュール等比較的低温条件
で適用される線状材料として、アルミニウム、ニッケ
ル、ステンレス、銅、銀等フィラメント状の一般金属、
金属繊維を集合した撚線、複合材料のワイヤー、あるい
はこれ等を他の材料でコーティング若しくはメッキした
もの等金属系線状体が適用でき、また、上記金属を他の
線状材料の外周面にコーティング若しくはメッキ等して
得られた線状体等も適用できる。一方、結晶シリコン型
の太陽電池モジュール等比較的高温条件で適用される線
状材料としては、炭素材料の線状体すなわち直径が50
μm〜200μm程度の太い炭素繊維、若しくは、通常
の炭素繊維を集合した撚線、炭素/炭素複合材料のワイ
ヤー、あるいは、これ等を他の材料、例えば、シリコン
又はシリコンカーバイド等でコーティングした炭素系線
状体等が適用できる。
ける温度条件によって適宜選択され、例えば、アモルフ
ァスシリコン型の太陽電池モジュール等比較的低温条件
で適用される線状材料として、アルミニウム、ニッケ
ル、ステンレス、銅、銀等フィラメント状の一般金属、
金属繊維を集合した撚線、複合材料のワイヤー、あるい
はこれ等を他の材料でコーティング若しくはメッキした
もの等金属系線状体が適用でき、また、上記金属を他の
線状材料の外周面にコーティング若しくはメッキ等して
得られた線状体等も適用できる。一方、結晶シリコン型
の太陽電池モジュール等比較的高温条件で適用される線
状材料としては、炭素材料の線状体すなわち直径が50
μm〜200μm程度の太い炭素繊維、若しくは、通常
の炭素繊維を集合した撚線、炭素/炭素複合材料のワイ
ヤー、あるいは、これ等を他の材料、例えば、シリコン
又はシリコンカーバイド等でコーティングした炭素系線
状体等が適用できる。
【0024】尚、線状材料の外周面に半導体層を製膜す
る方法としては公知のあらゆる半導体薄膜の製膜手段が
原理的に適用可能である。そして、どの様な半導体層を
どの位の品質と厚さで製膜するか、また、どの様に半導
体接合層を形成するのかによって異なるが、蒸着法、ス
パッタリング法、熱CVD法、低温プラズマCVD法、
光CVD法、化学的析出法、電気化学的析出法、融液塗
布、ペーストの塗布乾燥焼結等の手段が例示できる。
る方法としては公知のあらゆる半導体薄膜の製膜手段が
原理的に適用可能である。そして、どの様な半導体層を
どの位の品質と厚さで製膜するか、また、どの様に半導
体接合層を形成するのかによって異なるが、蒸着法、ス
パッタリング法、熱CVD法、低温プラズマCVD法、
光CVD法、化学的析出法、電気化学的析出法、融液塗
布、ペーストの塗布乾燥焼結等の手段が例示できる。
【0025】また、上記線状材料より成る第一集電極と
半導体接合層とで構成されるフィラメント構造体に対し
その光入射側とは反対側に配置される第二集電極につい
ては、少なくともその表面が光反射性と導電性を有しか
つ凹溝の形成が可能であると共にこの凹溝形状が保持さ
れる程度の剛性と水、ガス等が浸透しない気密性を具備
する材料でこれを構成することが望ましい。このような
材料としては、アルミニウム、銀、ステンレス、ニッケ
ル、銅合金等の金属板若しくは金属箔等が挙げられ、若
干その光反射性が劣る銅等の金属材料についてはこの表
面に銀あるいはアルミニウム等光反射性の高い適宜材料
をコーティング若しくはメッキしたものの適用も可能で
あり、更に、ガラス若しくはプラスチック等の表面に金
属膜を形成した材料の適用も可能である。また、第二集
電極を上記金属材料で構成した場合、この第二集電極は
良導電性部材であると同時に良好な熱伝導体としても機
能することから、温度上昇に伴う光発電効率の低下を防
止するため裏面側から空冷、あるいは水冷処理すること
も可能となる。このような作用は、特に集光して発電効
率を上げる集光型太陽電池モジュールを構成した場合に
有効である。
半導体接合層とで構成されるフィラメント構造体に対し
その光入射側とは反対側に配置される第二集電極につい
ては、少なくともその表面が光反射性と導電性を有しか
つ凹溝の形成が可能であると共にこの凹溝形状が保持さ
れる程度の剛性と水、ガス等が浸透しない気密性を具備
する材料でこれを構成することが望ましい。このような
材料としては、アルミニウム、銀、ステンレス、ニッケ
ル、銅合金等の金属板若しくは金属箔等が挙げられ、若
干その光反射性が劣る銅等の金属材料についてはこの表
面に銀あるいはアルミニウム等光反射性の高い適宜材料
をコーティング若しくはメッキしたものの適用も可能で
あり、更に、ガラス若しくはプラスチック等の表面に金
属膜を形成した材料の適用も可能である。また、第二集
電極を上記金属材料で構成した場合、この第二集電極は
良導電性部材であると同時に良好な熱伝導体としても機
能することから、温度上昇に伴う光発電効率の低下を防
止するため裏面側から空冷、あるいは水冷処理すること
も可能となる。このような作用は、特に集光して発電効
率を上げる集光型太陽電池モジュールを構成した場合に
有効である。
【0026】尚、第二集電極の表面に断面略V字若しく
は略U字状の凹溝を形成する方法としては、第二集電極
を構成する金属板等の表面に上記凹溝を直接研削若しく
は刻設して形成してもよいし、あるいは、金属箔等を金
型プレス加工して上記凹溝を形成してもよくその方法は
任意である。
は略U字状の凹溝を形成する方法としては、第二集電極
を構成する金属板等の表面に上記凹溝を直接研削若しく
は刻設して形成してもよいし、あるいは、金属箔等を金
型プレス加工して上記凹溝を形成してもよくその方法は
任意である。
【0027】また、上記フィラメント構造体とこの第二
集電極とを接合する手段として、例えば、第二集電極の
凹溝内に銀等の金属ペーストを塗布しこの第二集電極に
対し上記フィラメント構造体を加熱・圧着して接合させ
たり、導電性接着剤を用いた方法等が挙げられる。
集電極とを接合する手段として、例えば、第二集電極の
凹溝内に銀等の金属ペーストを塗布しこの第二集電極に
対し上記フィラメント構造体を加熱・圧着して接合させ
たり、導電性接着剤を用いた方法等が挙げられる。
【0028】次に、フィラメント構造体が配置された凹
溝内の空間部を充填しかつ各フィラメント構造体の光入
射側を被覆する保護部材の構成材料としては、上記空間
部への充填が可能なよう充填時に流動性を有すると共に
紫外線による光透過率の低下が少ないPVB樹脂(ポリ
ビニルブチラール)や耐湿性に優れたEVA(エチレン
ビニルアセテート)等が挙げられ、また、シリコーン樹
脂等の適用も可能である。また、これ等樹脂単体から成
る充填被覆層のみで上記保護部材を構成してもよいが、
機械的強度を補強する観点からこの充填被覆層上に硬質
シリコーンコーティング層を設けたりガラス板等を配置
して保護部材を構成する構造が望ましい。この場合、太
陽電池モジュールの軽量化を図る観点から上記第二集電
極が金属板やガラス板等の剛性を有する材料で構成され
ているときには前者のコーティング層を、金属箔等剛性
を有さない材料のときは後者のガラス板等を適用するこ
とが望ましい。また、光透過性の保護部材を蒲鉾型柱状
レンズ群で構成した場合、このレンズ効果で集光比を高
めることができ更に光電変換効率を向上させることが可
能となる。請求項2に係る発明はこの様な技術的理由か
らなされている。
溝内の空間部を充填しかつ各フィラメント構造体の光入
射側を被覆する保護部材の構成材料としては、上記空間
部への充填が可能なよう充填時に流動性を有すると共に
紫外線による光透過率の低下が少ないPVB樹脂(ポリ
ビニルブチラール)や耐湿性に優れたEVA(エチレン
ビニルアセテート)等が挙げられ、また、シリコーン樹
脂等の適用も可能である。また、これ等樹脂単体から成
る充填被覆層のみで上記保護部材を構成してもよいが、
機械的強度を補強する観点からこの充填被覆層上に硬質
シリコーンコーティング層を設けたりガラス板等を配置
して保護部材を構成する構造が望ましい。この場合、太
陽電池モジュールの軽量化を図る観点から上記第二集電
極が金属板やガラス板等の剛性を有する材料で構成され
ているときには前者のコーティング層を、金属箔等剛性
を有さない材料のときは後者のガラス板等を適用するこ
とが望ましい。また、光透過性の保護部材を蒲鉾型柱状
レンズ群で構成した場合、このレンズ効果で集光比を高
めることができ更に光電変換効率を向上させることが可
能となる。請求項2に係る発明はこの様な技術的理由か
らなされている。
【0029】すなわち、請求項2に係る発明は、請求項
1記載の発明に係る太陽電池モジュールを前提とし、上
記保護部材が蒲鉾型柱状レンズ群を構成し、かつ、個々
のレンズがその中心軸面を各凹溝の中心軸面に合わせて
設置されていると共に、各凹溝内のレンズと凹溝の合成
焦点ゾーンに各フィラメント構造体がそれぞれ配置され
ていることを特徴とするものである。
1記載の発明に係る太陽電池モジュールを前提とし、上
記保護部材が蒲鉾型柱状レンズ群を構成し、かつ、個々
のレンズがその中心軸面を各凹溝の中心軸面に合わせて
設置されていると共に、各凹溝内のレンズと凹溝の合成
焦点ゾーンに各フィラメント構造体がそれぞれ配置され
ていることを特徴とするものである。
【0030】そして、この請求項2に係る太陽電池モジ
ュールにおいては、蒲鉾型柱状レンズ群の個々のレンズ
がその中心軸面を各凹溝の中心軸面に合わせて設置さ
れ、かつ、各凹溝内のレンズと凹溝の合成焦点ゾーンに
各フィラメント構造体がそれぞれ配置されるように、蒲
鉾型柱状レンズ群における各レンズの曲率並びに凹面鏡
として作用する凹溝の曲率、保護部材を構成する材料の
屈折率並びにその厚さ(すなわち保護部材の厚さ)、及
び、第二集電極における上記凹溝の深さ寸法等が適宜設
定される。
ュールにおいては、蒲鉾型柱状レンズ群の個々のレンズ
がその中心軸面を各凹溝の中心軸面に合わせて設置さ
れ、かつ、各凹溝内のレンズと凹溝の合成焦点ゾーンに
各フィラメント構造体がそれぞれ配置されるように、蒲
鉾型柱状レンズ群における各レンズの曲率並びに凹面鏡
として作用する凹溝の曲率、保護部材を構成する材料の
屈折率並びにその厚さ(すなわち保護部材の厚さ)、及
び、第二集電極における上記凹溝の深さ寸法等が適宜設
定される。
【0031】また、請求項2に係る太陽電池モジュール
においては光入射側に蒲鉾型柱状レンズ群が配置される
構造になるため、第二集電極に形成される凹溝について
その頂角が緩やかなV字溝、曲率が小さい円あるいは放
物線形状の略U字溝でこれを構成することが可能とな
る。
においては光入射側に蒲鉾型柱状レンズ群が配置される
構造になるため、第二集電極に形成される凹溝について
その頂角が緩やかなV字溝、曲率が小さい円あるいは放
物線形状の略U字溝でこれを構成することが可能とな
る。
【0032】尚、上記レンズ及び凹溝の中心軸面とは、
この中心軸面を中心にしてレンズ及び凹溝の幅方向断面
形状がそれぞれ左右対象となる面を意味する。
この中心軸面を中心にしてレンズ及び凹溝の幅方向断面
形状がそれぞれ左右対象となる面を意味する。
【0033】ここで、蒲鉾型柱状レンズ群における各レ
ンズと各凹溝の合成焦点ゾーンは計算若しくは作図によ
り簡単に決定することが可能である。
ンズと各凹溝の合成焦点ゾーンは計算若しくは作図によ
り簡単に決定することが可能である。
【0034】例えば、凹溝の断面形状が略U字状(断面
形状が円又は放物線等)の場合 蒲鉾型柱状レンズ群における各レンズの焦点距離:f1 蒲鉾型柱状レンズ群における各レンズの曲率半径:R1 蒲鉾型柱状レンズ群における各レンズの屈折率 :n 凹溝の焦点距離 :f2 凹溝の曲率半径 :R2 蒲鉾型柱状レンズ群における各レンズの中心Oと凹溝底
部O’との距離 :d とすると、合成焦点ゾーン(凹溝底部からの距離)f
は、
形状が円又は放物線等)の場合 蒲鉾型柱状レンズ群における各レンズの焦点距離:f1 蒲鉾型柱状レンズ群における各レンズの曲率半径:R1 蒲鉾型柱状レンズ群における各レンズの屈折率 :n 凹溝の焦点距離 :f2 凹溝の曲率半径 :R2 蒲鉾型柱状レンズ群における各レンズの中心Oと凹溝底
部O’との距離 :d とすると、合成焦点ゾーン(凹溝底部からの距離)f
は、
【0035】
【数1】 で求めることができる。
【0036】また、蒲鉾型柱状レンズ群の曲面側の断面
及び凹溝断面が円の一部でその曲率が十分小さいと共
に、蒲鉾型柱状レンズ群が均一の屈折率を有する材料で
構成されかつこの材料にて凹溝内の空間部が充填されて
いる場合には、
及び凹溝断面が円の一部でその曲率が十分小さいと共
に、蒲鉾型柱状レンズ群が均一の屈折率を有する材料で
構成されかつこの材料にて凹溝内の空間部が充填されて
いる場合には、
【0037】
【数2】 で求めることも可能である。
【0038】尚、これ等の式で求められた合成焦点距離
は近似的なものであり、実際にはレンズの収差、レンズ
や凹溝の製作上の誤差等により焦点は点でなく広がりを
もったゾーンとなる。すなわち、合成焦点ゾーンとな
る。
は近似的なものであり、実際にはレンズの収差、レンズ
や凹溝の製作上の誤差等により焦点は点でなく広がりを
もったゾーンとなる。すなわち、合成焦点ゾーンとな
る。
【0039】一方、この様な計算によらず簡単な作図に
よって幾何光学的に合成焦点ゾーンを求めることも可能
である。この場合、ある物質1から別の物質2へ光が入
射するときの光の屈折率n12、入射角θ1、屈折角θ
2は、
よって幾何光学的に合成焦点ゾーンを求めることも可能
である。この場合、ある物質1から別の物質2へ光が入
射するときの光の屈折率n12、入射角θ1、屈折角θ
2は、
【0040】
【数3】 の関係にあることを用いて、ある入射光の屈折角を求め
て作図する。
て作図する。
【0041】例えば、蒲鉾型柱状レンズ群における各レ
ンズあるいは凹溝の曲率が大きい場合、凹溝断面形状が
円でなく放物線等である場合、凹溝内の空間部が樹脂等
で充填されている場合等においては図5に示す作図によ
る方法が適当である。
ンズあるいは凹溝の曲率が大きい場合、凹溝断面形状が
円でなく放物線等である場合、凹溝内の空間部が樹脂等
で充填されている場合等においては図5に示す作図によ
る方法が適当である。
【0042】すなわち、この図5において蒲鉾型柱状レ
ンズ群は屈折率n2のガラスで構成され、かつ、凹溝内
の空間部には屈折率n3の樹脂が充填されているとする
と、
ンズ群は屈折率n2のガラスで構成され、かつ、凹溝内
の空間部には屈折率n3の樹脂が充填されているとする
と、
【0043】
【数4】 を用いて作図により合成焦点ゾーンfを求めることがで
きる。
きる。
【0044】尚、図5において軸方向に沿って伸びる中
心軸線O1及び中心軸線O2を結ぶことにより形成される
面(O1O2)は、蒲鉾型柱状レンズ群におけるレンズ及
び凹溝の中心軸面を示している。また、この作図につい
てはコンピュータによる作図が容易である。
心軸線O1及び中心軸線O2を結ぶことにより形成される
面(O1O2)は、蒲鉾型柱状レンズ群におけるレンズ及
び凹溝の中心軸面を示している。また、この作図につい
てはコンピュータによる作図が容易である。
【0045】
【作用】請求項1に係る発明によれば、第二集電極に設
けられた断面略V字若しくは略U字状の凹溝が凹面鏡と
して作用し、かつ、凹面鏡として作用する凹溝内の焦点
ゾーンにフィラメント構造体が配置されているため、各
フィラメント構造体の光入射側に位置する半導体接合層
への光入射と光入射側と反対側に位置する半導体接合層
への光入射とを略均等にすることが可能となる。
けられた断面略V字若しくは略U字状の凹溝が凹面鏡と
して作用し、かつ、凹面鏡として作用する凹溝内の焦点
ゾーンにフィラメント構造体が配置されているため、各
フィラメント構造体の光入射側に位置する半導体接合層
への光入射と光入射側と反対側に位置する半導体接合層
への光入射とを略均等にすることが可能となる。
【0046】従って、フィラメント構造体が密に配置さ
れた従来の太陽電池モジュールに較べて光電変換効率を
大幅に向上させることが可能となる。
れた従来の太陽電池モジュールに較べて光電変換効率を
大幅に向上させることが可能となる。
【0047】また、この太陽電池モジュールにおいて
は、各凹溝内の空間部を充填し各フィラメント構造体の
光入射側を被覆する光透過性の保護部材が設けられてい
るため、各フィラメント構造体は凹溝内に充填された上
記保護部材の作用により強固に固定される。このため、
この太陽電池モジュールに対し外部から振動等が加わっ
たり、あるいは、環境温度や湿度等が変化しても上記第
二集電極との接触部分がずれたり剥離したりすることが
なく、また、第二集電極の高気密性と上記保護部材の作
用と相俟って太陽電池モジュール内部への水やガス等の
侵入を防止することが可能となる。
は、各凹溝内の空間部を充填し各フィラメント構造体の
光入射側を被覆する光透過性の保護部材が設けられてい
るため、各フィラメント構造体は凹溝内に充填された上
記保護部材の作用により強固に固定される。このため、
この太陽電池モジュールに対し外部から振動等が加わっ
たり、あるいは、環境温度や湿度等が変化しても上記第
二集電極との接触部分がずれたり剥離したりすることが
なく、また、第二集電極の高気密性と上記保護部材の作
用と相俟って太陽電池モジュール内部への水やガス等の
侵入を防止することが可能となる。
【0048】次に、請求項2に係る発明によれば、保護
部材が蒲鉾型柱状レンズ群を構成し、かつ、個々のレン
ズがその中心軸面を各凹溝の中心軸面に合わせて設置さ
れていると共に、各凹溝内のレンズと凹溝の合成焦点ゾ
ーンに各フィラメント構造体がそれぞれ配置されている
ため、フィラメント構造体に照射される光の集光比が高
くなり太陽電池モジュールの光電変換効率を更に改善す
ることが可能となる。
部材が蒲鉾型柱状レンズ群を構成し、かつ、個々のレン
ズがその中心軸面を各凹溝の中心軸面に合わせて設置さ
れていると共に、各凹溝内のレンズと凹溝の合成焦点ゾ
ーンに各フィラメント構造体がそれぞれ配置されている
ため、フィラメント構造体に照射される光の集光比が高
くなり太陽電池モジュールの光電変換効率を更に改善す
ることが可能となる。
【0049】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれ等実施例により限定されるもの
ではない。
明するが、本発明はこれ等実施例により限定されるもの
ではない。
【0050】[実施例1]この実施例に係る太陽電池モ
ジュール100は、図1(A)〜(B)に示すように研
削加工にて幅方向に亘り繰返し形成された断面が放物線
形状の凹溝11を4個有する長さ18mm、幅25mm
の銀メッキされた銅板(1mm厚さ)製第二集電極10
と、第二集電極10の各凹溝11内にその長さ方向に沿
って配置されかつ銀ペースト12を介して上記第二集電
極10に各々接合された4本のフィラメント構造体20
と、上記凹溝11内の空間部を充填し各フィラメント構
造体20の光入射側を被覆する光透過性の保護部材30
とでその主要部が構成され、かつ、上記保護部材30
は、上記空間部を充填する軟質シリコーン樹脂から成る
充填被覆層31とこの充填被覆層31上にコーティング
された硬質シリコーン樹脂から成る被覆層32とで構成
されている。
ジュール100は、図1(A)〜(B)に示すように研
削加工にて幅方向に亘り繰返し形成された断面が放物線
形状の凹溝11を4個有する長さ18mm、幅25mm
の銀メッキされた銅板(1mm厚さ)製第二集電極10
と、第二集電極10の各凹溝11内にその長さ方向に沿
って配置されかつ銀ペースト12を介して上記第二集電
極10に各々接合された4本のフィラメント構造体20
と、上記凹溝11内の空間部を充填し各フィラメント構
造体20の光入射側を被覆する光透過性の保護部材30
とでその主要部が構成され、かつ、上記保護部材30
は、上記空間部を充填する軟質シリコーン樹脂から成る
充填被覆層31とこの充填被覆層31上にコーティング
された硬質シリコーン樹脂から成る被覆層32とで構成
されている。
【0051】まず、上記第二集電極10は研削加工にて
形成された開口幅(溝幅)6mmで深さが約1.5mm
の断面放物線形状の凹溝11を4個有する銅板により構
成され、かつ、各凹溝11の底面部には突起部13が長
さ方向に沿って設けられていると共に表面は研摩並びに
銀メッキ処理が施されている。
形成された開口幅(溝幅)6mmで深さが約1.5mm
の断面放物線形状の凹溝11を4個有する銅板により構
成され、かつ、各凹溝11の底面部には突起部13が長
さ方向に沿って設けられていると共に表面は研摩並びに
銀メッキ処理が施されている。
【0052】一方、上記凹溝11内にそれぞれ配置され
た各フィラメント構造体20は、約4cmに切断された
直径1.0mmのステンレス線材から成る第一集電極2
1と、この第一集電極21の外周面に製膜された厚さ約
300Åの第III 型半導体(p型アモルファスシリコ
ン)層22と、この第III 型半導体層22の外周面に製
膜された厚さ約0.5μmの第I型半導体(i型アモル
ファスシリコン)層23と、この第I型半導体層23の
外周面に製膜された厚さ約200Åの第II型半導体(n
型微結晶シリコン)層24と、この第II型半導体層24
の外周面に製膜された厚さ約0.2μmのSnO2 から
成る透明導電性膜25とでその主要部が構成されてい
る。
た各フィラメント構造体20は、約4cmに切断された
直径1.0mmのステンレス線材から成る第一集電極2
1と、この第一集電極21の外周面に製膜された厚さ約
300Åの第III 型半導体(p型アモルファスシリコ
ン)層22と、この第III 型半導体層22の外周面に製
膜された厚さ約0.5μmの第I型半導体(i型アモル
ファスシリコン)層23と、この第I型半導体層23の
外周面に製膜された厚さ約200Åの第II型半導体(n
型微結晶シリコン)層24と、この第II型半導体層24
の外周面に製膜された厚さ約0.2μmのSnO2 から
成る透明導電性膜25とでその主要部が構成されてい
る。
【0053】そして、この太陽電池モジュールは以下の
ような工程を経て製造されたものである。
ような工程を経て製造されたものである。
【0054】まず、プラズマCVD装置内に上記第一集
電極を構成するステンレス線材を15本配置した。尚、
上記ステンレス線材は約12cmに切断された直径1.
0mmの線材で構成され、この線材を約7mmの間隔を
開けてプラズマCVD装置内の治具に15本並列に配置
しかつ固定した。
電極を構成するステンレス線材を15本配置した。尚、
上記ステンレス線材は約12cmに切断された直径1.
0mmの線材で構成され、この線材を約7mmの間隔を
開けてプラズマCVD装置内の治具に15本並列に配置
しかつ固定した。
【0055】そして、プラズマCVD装置の真空チャン
バー内を1×10-6Torrにパージした後、上記治具
の両端及び裏面から伝熱ヒータで加熱してステンレス線
材を約200℃に保つと共に、上記原料ガス導入管から
原料ガスとしてB2H6ガスが1%混合されたSiH4 ガ
スを圧力:0.2Torr、流量:約25sccmで導
入し、電力:10Wの条件で低温プラズマをステンレス
線材に接触させてその外周面に膜厚約300Åのp型ア
モルファスシリコン(第III 型半導体)層22をほぼ均
一に製膜した。
バー内を1×10-6Torrにパージした後、上記治具
の両端及び裏面から伝熱ヒータで加熱してステンレス線
材を約200℃に保つと共に、上記原料ガス導入管から
原料ガスとしてB2H6ガスが1%混合されたSiH4 ガ
スを圧力:0.2Torr、流量:約25sccmで導
入し、電力:10Wの条件で低温プラズマをステンレス
線材に接触させてその外周面に膜厚約300Åのp型ア
モルファスシリコン(第III 型半導体)層22をほぼ均
一に製膜した。
【0056】次に、原料ガスとして100%SiH4 ガ
スを同様に導入して上記p型アモルファスシリコン層2
2上に膜厚約0.5μmのi型アモルファスシリコン
(第I型半導体)層23を製膜し、かつ同様にして原料
ガスとしてPH3 が0.1%混合されたSiH4 :H2
=50:1のガスを圧力0.07Torrで導入し、電
力50Wの条件で低温プラズマを接触させてi型アモル
ファスシリコン層23上に膜厚約200Åのn型微結晶
シリコン(第II型半導体)層24を製膜した。
スを同様に導入して上記p型アモルファスシリコン層2
2上に膜厚約0.5μmのi型アモルファスシリコン
(第I型半導体)層23を製膜し、かつ同様にして原料
ガスとしてPH3 が0.1%混合されたSiH4 :H2
=50:1のガスを圧力0.07Torrで導入し、電
力50Wの条件で低温プラズマを接触させてi型アモル
ファスシリコン層23上に膜厚約200Åのn型微結晶
シリコン(第II型半導体)層24を製膜した。
【0057】次いで、その外周面にp型アモルファスシ
リコン層22、i型アモルファスシリコン層23、及
び、n型微結晶シリコン層24が製膜された各ステンレ
ス線材を治具ごとスパッタリング装置に装着し、表面と
裏面からSnO2 をスパッタリングして上記n型微結晶
シリコン層24の外周面に厚さ約0.2μmの透明導電
性膜25を製膜しフィラメント構造体20を製造した。
リコン層22、i型アモルファスシリコン層23、及
び、n型微結晶シリコン層24が製膜された各ステンレ
ス線材を治具ごとスパッタリング装置に装着し、表面と
裏面からSnO2 をスパッタリングして上記n型微結晶
シリコン層24の外周面に厚さ約0.2μmの透明導電
性膜25を製膜しフィラメント構造体20を製造した。
【0058】次に、長さ略12cmの各フィラメント構
造体20についてその中央部分の約4cmを残して両端
側を切断し、かつ、上記中央部分の両端表面をそれぞれ
約1cmの長さだけカッターの刃で擦った後、苛性ソー
ダ水溶液に両端部を浸漬しかつ洗浄して上記ステンレス
線材を露出させた。
造体20についてその中央部分の約4cmを残して両端
側を切断し、かつ、上記中央部分の両端表面をそれぞれ
約1cmの長さだけカッターの刃で擦った後、苛性ソー
ダ水溶液に両端部を浸漬しかつ洗浄して上記ステンレス
線材を露出させた。
【0059】そして、研削加工にて形成された開口幅6
mmで深さが約1.5mmの凹溝11を4個有しその底
面部に突起部13を有すると共に表面が研摩並びに銀メ
ッキ処理された銅板の上記凹溝11内の突起部13にそ
の長さ方向に沿って銀ペーストを細帯状に塗布し、かつ
上述した工程で得られた4本のフィラメント構造体20
を上記銀ペースト上に乗せると共に、治具を用いて上か
ら少し荷重をかけながら250℃に加熱して4本の各フ
ィラメント構造体20の透明導電性膜25の表面の一部
と第二集電極10の凹溝11の突起部13とを電気的に
接続させた。
mmで深さが約1.5mmの凹溝11を4個有しその底
面部に突起部13を有すると共に表面が研摩並びに銀メ
ッキ処理された銅板の上記凹溝11内の突起部13にそ
の長さ方向に沿って銀ペーストを細帯状に塗布し、かつ
上述した工程で得られた4本のフィラメント構造体20
を上記銀ペースト上に乗せると共に、治具を用いて上か
ら少し荷重をかけながら250℃に加熱して4本の各フ
ィラメント構造体20の透明導電性膜25の表面の一部
と第二集電極10の凹溝11の突起部13とを電気的に
接続させた。
【0060】次に、上記フィラメント構造体20が配置
された上記凹溝11内へ溶液状態にある軟質シリコーン
樹脂を流し込み、かつこれを硬化させて厚さ約3mmの
充填被覆層31を形成すると共に、この充填被覆層31
上に厚さ約0.5mmの硬質シリコーン樹脂をコーティ
ングして被覆層32を形成し、実効面積が約5cm2の
実施例1に係る太陽電池モジュールを得た。
された上記凹溝11内へ溶液状態にある軟質シリコーン
樹脂を流し込み、かつこれを硬化させて厚さ約3mmの
充填被覆層31を形成すると共に、この充填被覆層31
上に厚さ約0.5mmの硬質シリコーン樹脂をコーティ
ングして被覆層32を形成し、実効面積が約5cm2の
実施例1に係る太陽電池モジュールを得た。
【0061】このようにして得られた太陽電池モジュー
ルについて、各フィラメント構造体20の端部から露出
しているステンレス線材を導線で並列に接続して第一電
極21とし、上記銅板を第二電極(第二集電極10)と
してAM−1照光下で光電変換効率を測定したところ1
0.3%を示した。
ルについて、各フィラメント構造体20の端部から露出
しているステンレス線材を導線で並列に接続して第一電
極21とし、上記銅板を第二電極(第二集電極10)と
してAM−1照光下で光電変換効率を測定したところ1
0.3%を示した。
【0062】また、この太陽電池モジュールはフィラメ
ント構造体20が配置された上記凹溝11内に充填被覆
層31を設けているため、各フィラメント構造体20は
凹溝11内に充填された上記充填被覆層31の作用によ
り強固に固定されている。
ント構造体20が配置された上記凹溝11内に充填被覆
層31を設けているため、各フィラメント構造体20は
凹溝11内に充填された上記充填被覆層31の作用によ
り強固に固定されている。
【0063】更に、この太陽電池モジュールの光入射側
には硬質シリコーン樹脂から成る被覆層32を備えその
反対側には銅板から成る第二集電極10を備えているた
め機械的強度に優れ、かつ、被覆層32と第二集電極1
0の作用により太陽電池モジュール内部へ水やガス等が
侵入する恐れも少ない。
には硬質シリコーン樹脂から成る被覆層32を備えその
反対側には銅板から成る第二集電極10を備えているた
め機械的強度に優れ、かつ、被覆層32と第二集電極1
0の作用により太陽電池モジュール内部へ水やガス等が
侵入する恐れも少ない。
【0064】このため、この実施例に係る太陽電池モジ
ュールの耐候性並びに耐久性試験を行ったところ、これ
等特性が大幅に改善されていることが確認できた。
ュールの耐候性並びに耐久性試験を行ったところ、これ
等特性が大幅に改善されていることが確認できた。
【0065】[実施例2]この実施例に係る太陽電池モ
ジュール200は、図2に示すように金型プレス加工に
より幅方向に亘り繰返し形成された断面が放物線形状の
凹溝11を4個有する長さ18mm、幅25mmのアル
ミニウム箔(0.2mm厚さ)にて上記第二集電極10
が構成されている点と、上記保護部材30が軟質シリコ
ーン樹脂から成る充填被覆層31とこの充填被覆層31
上に配置された平板ガラスから成る被覆板33とで構成
されている点を除き実施例1に係る太陽電池モジュール
と略同一である。尚、図2中、40はシリコーン樹脂か
ら成るシール材である。
ジュール200は、図2に示すように金型プレス加工に
より幅方向に亘り繰返し形成された断面が放物線形状の
凹溝11を4個有する長さ18mm、幅25mmのアル
ミニウム箔(0.2mm厚さ)にて上記第二集電極10
が構成されている点と、上記保護部材30が軟質シリコ
ーン樹脂から成る充填被覆層31とこの充填被覆層31
上に配置された平板ガラスから成る被覆板33とで構成
されている点を除き実施例1に係る太陽電池モジュール
と略同一である。尚、図2中、40はシリコーン樹脂か
ら成るシール材である。
【0066】そして、この太陽電池モジュール200に
おいては、上記平板ガラスから成る被覆板33の剛性に
より太陽電池モジュールの機械的強度が保持され、か
つ、この被覆板33の作用により砂塵等に対する耐性が
向上していると共に、アルミニウム箔から成る第二集電
極10の作用により裏面側からの水、空気等の侵入を防
止できる特性を有している。
おいては、上記平板ガラスから成る被覆板33の剛性に
より太陽電池モジュールの機械的強度が保持され、か
つ、この被覆板33の作用により砂塵等に対する耐性が
向上していると共に、アルミニウム箔から成る第二集電
極10の作用により裏面側からの水、空気等の侵入を防
止できる特性を有している。
【0067】尚、この太陽電池モジュールの光電変換効
率は実施例1に係る太陽電池モジュールと略同一であっ
た。
率は実施例1に係る太陽電池モジュールと略同一であっ
た。
【0068】[実施例3]この実施例に係る太陽電池モ
ジュール300は、図3に示すように研削加工にて幅方
向に亘り繰返し形成された断面が略V字形状の凹溝11
を4個有する長さ18mm、幅50mmの銀メッキされ
た銅板(1mm厚さ)にて上記第二集電極10が構成さ
れている点と、上記保護部材30が軟質シリコーン樹脂
から成り蒲鉾型柱状レンズ群形状を有する充填被覆層3
4とこの充填被覆層34上にコーティングされた硬質シ
リコーン樹脂から成る被覆層35とで構成されている点
を除き実施例1に係る太陽電池モジュールと略同一であ
る。尚、上記蒲鉾型柱状レンズ群における個々のレンズ
はその中心軸面を各凹溝11の中心軸面に合わせて設置
されており、かつ、上記フィラメント構造体20は凹面
鏡として機能する上記凹溝11と蒲鉾型柱状レンズ群形
状を有する充填被覆層34の合成焦点ゾーンにそれぞれ
配置されている。
ジュール300は、図3に示すように研削加工にて幅方
向に亘り繰返し形成された断面が略V字形状の凹溝11
を4個有する長さ18mm、幅50mmの銀メッキされ
た銅板(1mm厚さ)にて上記第二集電極10が構成さ
れている点と、上記保護部材30が軟質シリコーン樹脂
から成り蒲鉾型柱状レンズ群形状を有する充填被覆層3
4とこの充填被覆層34上にコーティングされた硬質シ
リコーン樹脂から成る被覆層35とで構成されている点
を除き実施例1に係る太陽電池モジュールと略同一であ
る。尚、上記蒲鉾型柱状レンズ群における個々のレンズ
はその中心軸面を各凹溝11の中心軸面に合わせて設置
されており、かつ、上記フィラメント構造体20は凹面
鏡として機能する上記凹溝11と蒲鉾型柱状レンズ群形
状を有する充填被覆層34の合成焦点ゾーンにそれぞれ
配置されている。
【0069】そして、この実施例に係る太陽電池モジュ
ール300は、実施例1に係る太陽電池モジュールと同
様の耐候性並びに耐久性を有していると共に、上記蒲鉾
型柱状レンズ群形状を有する充填被覆層34の作用によ
り集光比が3.8と高くなりその光電変換効率は実施例
1に係る太陽電池モジュールより良好であった。
ール300は、実施例1に係る太陽電池モジュールと同
様の耐候性並びに耐久性を有していると共に、上記蒲鉾
型柱状レンズ群形状を有する充填被覆層34の作用によ
り集光比が3.8と高くなりその光電変換効率は実施例
1に係る太陽電池モジュールより良好であった。
【0070】尚、この実施例においては充填被覆層34
が蒲鉾型柱状レンズ群形状に加工されているが、この充
填被覆層34上にコーティングされる被覆層35を蒲鉾
型柱状レンズ群形状に加工しても同様の効果を得ること
ができる。
が蒲鉾型柱状レンズ群形状に加工されているが、この充
填被覆層34上にコーティングされる被覆層35を蒲鉾
型柱状レンズ群形状に加工しても同様の効果を得ること
ができる。
【0071】[実施例4]この実施例に係る太陽電池モ
ジュール400は、図4に示すように金型プレス加工に
より幅方向に亘り繰返し形成された断面が放物線形状の
凹溝11を4個有する長さ18mm、幅60mmのアル
ミニウム箔(0.2mm厚さ)にて上記第二集電極10
が構成されている点と、上記保護部材30が軟質シリコ
ーン樹脂から成る充填被覆層31とこの充填被覆層31
上に配置され蒲鉾型柱状レンズ群形状に加工された型板
ガラスから成る被覆板36とで構成されている点を除き
実施例2に係る太陽電池モジュールと略同一である。
尚、上記蒲鉾型柱状レンズ群における個々のレンズはそ
の中心軸面を各凹溝11の中心軸面に合わせて設置され
ており、かつ、上記フィラメント構造体20は凹面鏡と
して機能する上記凹溝11と蒲鉾型柱状レンズ群形状に
加工された型板ガラスから成る被覆板36の合成焦点ゾ
ーンにそれぞれ配置されている。また、図4中、40は
シリコーン樹脂から成るシール材である。
ジュール400は、図4に示すように金型プレス加工に
より幅方向に亘り繰返し形成された断面が放物線形状の
凹溝11を4個有する長さ18mm、幅60mmのアル
ミニウム箔(0.2mm厚さ)にて上記第二集電極10
が構成されている点と、上記保護部材30が軟質シリコ
ーン樹脂から成る充填被覆層31とこの充填被覆層31
上に配置され蒲鉾型柱状レンズ群形状に加工された型板
ガラスから成る被覆板36とで構成されている点を除き
実施例2に係る太陽電池モジュールと略同一である。
尚、上記蒲鉾型柱状レンズ群における個々のレンズはそ
の中心軸面を各凹溝11の中心軸面に合わせて設置され
ており、かつ、上記フィラメント構造体20は凹面鏡と
して機能する上記凹溝11と蒲鉾型柱状レンズ群形状に
加工された型板ガラスから成る被覆板36の合成焦点ゾ
ーンにそれぞれ配置されている。また、図4中、40は
シリコーン樹脂から成るシール材である。
【0072】そして、この実施例に係る太陽電池モジュ
ール400は、実施例2に係る太陽電池モジュールと同
様の耐候性並びに耐久性を有していると共に、上記蒲鉾
型柱状レンズ群形状を有する被覆板36の作用により集
光比が4.7と高くなりその光電変換効率は実施例2に
係る太陽電池モジュールより良好であった。
ール400は、実施例2に係る太陽電池モジュールと同
様の耐候性並びに耐久性を有していると共に、上記蒲鉾
型柱状レンズ群形状を有する被覆板36の作用により集
光比が4.7と高くなりその光電変換効率は実施例2に
係る太陽電池モジュールより良好であった。
【0073】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、第二集電
極に設けられた断面略V字若しくは略U字状の凹溝が凹
面鏡として作用し、かつ、凹面鏡として作用する凹溝内
の焦点ゾーンにフィラメント構造体が配置されているた
め、各フィラメント構造体の光入射側に位置する半導体
接合層への光入射と光入射側と反対側に位置する半導体
接合層への光入射とを略均等にすることが可能となる。
従って、フィラメント構造体が密に配置された従来例に
係る太陽電池モジュールに較べて光電変換効率を大幅に
向上できる効果を有している。
極に設けられた断面略V字若しくは略U字状の凹溝が凹
面鏡として作用し、かつ、凹面鏡として作用する凹溝内
の焦点ゾーンにフィラメント構造体が配置されているた
め、各フィラメント構造体の光入射側に位置する半導体
接合層への光入射と光入射側と反対側に位置する半導体
接合層への光入射とを略均等にすることが可能となる。
従って、フィラメント構造体が密に配置された従来例に
係る太陽電池モジュールに較べて光電変換効率を大幅に
向上できる効果を有している。
【0074】また、この太陽電池モジュールにおいて
は、各凹溝内の空間部を充填し各フィラメント構造体の
光入射側を被覆する光透過性の保護部材が設けられてい
るため、各フィラメント構造体は凹溝内に充填された上
記保護部材の作用により強固に固定される。このため、
この太陽電池モジュールに対し外部から振動等が加わっ
たり、あるいは、環境温度や湿度等が変化しても上記第
二集電極との接触部分がずれたり剥離したりすることが
なく、また、第二集電極の高気密性と上記保護部材の作
用と相俟って太陽電池モジュール内部への水やガス等の
侵入を防止することが可能となる。従って、太陽電池モ
ジュールの耐候性並びに耐久性の改善も図れる効果を有
している。
は、各凹溝内の空間部を充填し各フィラメント構造体の
光入射側を被覆する光透過性の保護部材が設けられてい
るため、各フィラメント構造体は凹溝内に充填された上
記保護部材の作用により強固に固定される。このため、
この太陽電池モジュールに対し外部から振動等が加わっ
たり、あるいは、環境温度や湿度等が変化しても上記第
二集電極との接触部分がずれたり剥離したりすることが
なく、また、第二集電極の高気密性と上記保護部材の作
用と相俟って太陽電池モジュール内部への水やガス等の
侵入を防止することが可能となる。従って、太陽電池モ
ジュールの耐候性並びに耐久性の改善も図れる効果を有
している。
【0075】次に、請求項2に係る発明によれば、保護
部材が蒲鉾型柱状レンズ群を構成し、かつ、個々のレン
ズがその中心軸面を各凹溝の中心軸面に合わせて設置さ
れていると共に、各凹溝内のレンズと凹溝の合成焦点ゾ
ーンに各フィラメント構造体がそれぞれ配置されている
ため、フィラメント構造体に照射される光の集光比を高
めることが可能となる。従って、太陽電池モジュールの
光電変換効率を更に改善できる効果を有している。
部材が蒲鉾型柱状レンズ群を構成し、かつ、個々のレン
ズがその中心軸面を各凹溝の中心軸面に合わせて設置さ
れていると共に、各凹溝内のレンズと凹溝の合成焦点ゾ
ーンに各フィラメント構造体がそれぞれ配置されている
ため、フィラメント構造体に照射される光の集光比を高
めることが可能となる。従って、太陽電池モジュールの
光電変換効率を更に改善できる効果を有している。
【図1】図1(A)は実施例1に係る太陽電池モジュー
ルの断面図、図1(B)は図1(A)の部分拡大図。
ルの断面図、図1(B)は図1(A)の部分拡大図。
【図2】実施例2に係る太陽電池モジュールの断面図。
【図3】実施例3に係る太陽電池モジュールの断面図。
【図4】実施例4に係る太陽電池モジュールの断面図。
【図5】作図により合成焦点ゾーンを求める方法を示す
説明図。
説明図。
【図6】従来例に係る太陽電池の概略構成断面図。
【図7】従来例に係る太陽電池モジュールの概略斜視
図。
図。
【図8】図7の縦断面図。
【図9】改良型太陽電池モジュールの断面図。
【図10】改良型太陽電池モジュールの概略斜視図。
【図11】改良型太陽電池モジュールの断面図。
【図12】改良型太陽電池モジュールの概略斜視図。
【図13】図13(A)は従来例に係る『エンキャッ
プ』型の平板状太陽電池モジュールの断面図、図13
(B)は従来例に係る『サブストレート』型の平板状太
陽電池モジュールの断面図、図13(C)は従来例に係
る『スーパーストレート』型の平板状太陽電池モジュー
ルの断面図。
プ』型の平板状太陽電池モジュールの断面図、図13
(B)は従来例に係る『サブストレート』型の平板状太
陽電池モジュールの断面図、図13(C)は従来例に係
る『スーパーストレート』型の平板状太陽電池モジュー
ルの断面図。
10 第二集電極 11 凹溝 20 フィラメント構造体 21 第一集電極 30 保護部材 31 充填被覆層 32 被覆層 100 太陽電池モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 31/04 G
Claims (2)
- 【請求項1】導電性の線状材料より成る第一集電極とこ
の長さ方向に沿ってその外周面に設けられ光起電力能を
有する半導体接合層とで構成された複数のフィラメント
構造体と、これ等フィラメント構造体に対してその光入
射側とは反対側に配置されかつ各フィラメント構造体の
外周面の一部と電気的に接続された第二集電極を備える
太陽電池モジュールにおいて、 少なくともその表面が光反射性と導電性を有する材料に
より上記第二集電極を構成し、この第二集電極の光入射
側には長さ方向に延びる断面略V字状若しくは略U字状
で溝幅が上記フィラメント構造体の太さより大きい複数
の凹溝を幅方向に亘って互いに平行に形成すると共に、
各凹溝内の焦点ゾーンにフィラメント構造体を各凹溝の
長さ方向に沿ってそれぞれ配置し、かつ、各凹溝内の空
間部を充填し各フィラメント構造体の光入射側を被覆す
る光透過性の保護部材を設けたことを特徴とする太陽電
池モジュール。 - 【請求項2】上記保護部材が蒲鉾型柱状レンズ群を構成
し、かつ、個々のレンズがその中心軸面を各凹溝の中心
軸面に合わせて設置されていると共に、各凹溝内のレン
ズと凹溝の合成焦点ゾーンに各フィラメント構造体がそ
れぞれ配置されていることを特徴とする請求項1記載の
太陽電池モジュール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6257653A JPH0897457A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 太陽電池モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6257653A JPH0897457A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 太陽電池モジュール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0897457A true JPH0897457A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=17309244
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6257653A Pending JPH0897457A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 太陽電池モジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0897457A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009543362A (ja) * | 2006-07-05 | 2009-12-03 | ステラリス・コーポレーション | 光起電素子を形成するための装置および方法 |
| JP2010517320A (ja) * | 2007-01-30 | 2010-05-20 | ソルインドラ,インコーポレーテッド | インボリュート系集光器を用いる細長い光起電力デバイスを有する光起電力装置 |
| JP2010129753A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Toyota Motor Corp | 太陽電池 |
| JP2011040430A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-24 | Toyota Motor Corp | 太陽電池モジュール |
| JP2014022471A (ja) * | 2012-07-13 | 2014-02-03 | Denso Corp | 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュール集合体 |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP6257653A patent/JPH0897457A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009543362A (ja) * | 2006-07-05 | 2009-12-03 | ステラリス・コーポレーション | 光起電素子を形成するための装置および方法 |
| JP2010517320A (ja) * | 2007-01-30 | 2010-05-20 | ソルインドラ,インコーポレーテッド | インボリュート系集光器を用いる細長い光起電力デバイスを有する光起電力装置 |
| JP2010129753A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Toyota Motor Corp | 太陽電池 |
| JP2011040430A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-24 | Toyota Motor Corp | 太陽電池モジュール |
| JP2014022471A (ja) * | 2012-07-13 | 2014-02-03 | Denso Corp | 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュール集合体 |
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