JPH0898292A - スピーカ装置 - Google Patents
スピーカ装置Info
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- JPH0898292A JPH0898292A JP1804295A JP1804295A JPH0898292A JP H0898292 A JPH0898292 A JP H0898292A JP 1804295 A JP1804295 A JP 1804295A JP 1804295 A JP1804295 A JP 1804295A JP H0898292 A JPH0898292 A JP H0898292A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低域の再生周波数特性の改善を図るととも
に、高域定在波の抑制、2次及び3次の高調波による歪
の発生を抑え、さらに音質の改善を図る。 【構成】 仕切板2により前室2と後室4とに分割され
たキャビネット1と、放音面を前室3側に向けて仕切板
2に取付けられたスピーカユニット11と、仕切板2に
取付けられた内部パッシブラジエータ18と、スピーカ
ユニット11の放音方向と同一方向に向けて、前室3の
外壁に設けられたダクト6若しくは外部パッシブラジエ
ータ29とを備えて構成したものである。
に、高域定在波の抑制、2次及び3次の高調波による歪
の発生を抑え、さらに音質の改善を図る。 【構成】 仕切板2により前室2と後室4とに分割され
たキャビネット1と、放音面を前室3側に向けて仕切板
2に取付けられたスピーカユニット11と、仕切板2に
取付けられた内部パッシブラジエータ18と、スピーカ
ユニット11の放音方向と同一方向に向けて、前室3の
外壁に設けられたダクト6若しくは外部パッシブラジエ
ータ29とを備えて構成したものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スピーカ装置に関し、
特に、低域の周波数帯域の再生特性の改善を図るととも
に音質の改善を図ったスピーカ装置に関する。
特に、低域の周波数帯域の再生特性の改善を図るととも
に音質の改善を図ったスピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、低域の周波数帯域の再生特性の改
善を図るため、図15に示すように、キャビネット1内
の気室を仕切板2により前室3及び後室4とに仕切り、
放音面を前室3側に向けて仕切板2にスピーカユニット
11を取付けたスピーカ装置が提案されている。このス
ピーカ装置は、仕切板2に、前室3と後室4とを連通さ
せて共振回路を構成する内部ダクト101が設けられて
いる。この内部ダクト101は、前室3の奥行きに合わ
せて、中途部で屈曲され、略L字状に形成されている。
また、前室3は、キャビネット1の外壁を構成する前面
バッフル板100に設けられた外部ダクト6を介して、
キャビネット11の外方に連通されている。この外部ダ
クト6は、スピーカユニット11の放音方向と同一の方
向に連通されている。
善を図るため、図15に示すように、キャビネット1内
の気室を仕切板2により前室3及び後室4とに仕切り、
放音面を前室3側に向けて仕切板2にスピーカユニット
11を取付けたスピーカ装置が提案されている。このス
ピーカ装置は、仕切板2に、前室3と後室4とを連通さ
せて共振回路を構成する内部ダクト101が設けられて
いる。この内部ダクト101は、前室3の奥行きに合わ
せて、中途部で屈曲され、略L字状に形成されている。
また、前室3は、キャビネット1の外壁を構成する前面
バッフル板100に設けられた外部ダクト6を介して、
キャビネット11の外方に連通されている。この外部ダ
クト6は、スピーカユニット11の放音方向と同一の方
向に連通されている。
【0003】なお、スピーカユニット11は、振動板1
7と、この振動板17を駆動させる磁気回路部12とを
備えて構成されている。また、外部ダクト6は、キャビ
ネット1の前面バッフル板10に形成された開口5に嵌
合される如く取付けられている。
7と、この振動板17を駆動させる磁気回路部12とを
備えて構成されている。また、外部ダクト6は、キャビ
ネット1の前面バッフル板10に形成された開口5に嵌
合される如く取付けられている。
【0004】ここで、図15に示すスピーカ装置の振動
系を等価回路により示すと、図16に示すように、振動
源に対して抵抗R1 、インダクタンスL2 、コンプライ
アンスC2 、コンプライアンスC3 、コンプライアンス
C4 が直列に接続され、抵抗R1 、インダクタンス
L2 、コンプライアンスC2 に対して、内部ダクト10
1によるインダクタンスL1 が並列に接続され、コンプ
ライアンスC4 に対して、外部ダクト6によるインダク
タンスL3 が並列に接続された回路となる。
系を等価回路により示すと、図16に示すように、振動
源に対して抵抗R1 、インダクタンスL2 、コンプライ
アンスC2 、コンプライアンスC3 、コンプライアンス
C4 が直列に接続され、抵抗R1 、インダクタンス
L2 、コンプライアンスC2 に対して、内部ダクト10
1によるインダクタンスL1 が並列に接続され、コンプ
ライアンスC4 に対して、外部ダクト6によるインダク
タンスL3 が並列に接続された回路となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のスピーカ装置
は、スピーカユニット11が駆動されと、振動板17の
背面側から後室4内に放射された音によって後室4から
前室3に向かう空気流が生ずる。ところで、このスピー
カ装置の内部ダクト101は、前室3及び後室4の容量
に比し小容量の小径の細長い筒状に形成されてなるの
で、この内部ダクト101内で後室4から前室3に向か
う空気流の速度が速くなり、内部ダクト101の両端部
で風切り音が発生して再生音質を劣化させてしまってい
る。例えば、キャビネット1の大きさを幅200mm、
奥行き300mm、高さ600mmの直方体となし、前
室3の容量を15000cm3 (15リットル)、後室
4の容量を10000cm3 (10リットル)とし、ス
ピーカユニット11の振動板17を直径16cmの円形
となし、内部ダクト101を直径60mm、全長260
mmの円筒状に形成したとき、40Hz及至50Hzの
周波数帯域で風切り音が発生し易い。
は、スピーカユニット11が駆動されと、振動板17の
背面側から後室4内に放射された音によって後室4から
前室3に向かう空気流が生ずる。ところで、このスピー
カ装置の内部ダクト101は、前室3及び後室4の容量
に比し小容量の小径の細長い筒状に形成されてなるの
で、この内部ダクト101内で後室4から前室3に向か
う空気流の速度が速くなり、内部ダクト101の両端部
で風切り音が発生して再生音質を劣化させてしまってい
る。例えば、キャビネット1の大きさを幅200mm、
奥行き300mm、高さ600mmの直方体となし、前
室3の容量を15000cm3 (15リットル)、後室
4の容量を10000cm3 (10リットル)とし、ス
ピーカユニット11の振動板17を直径16cmの円形
となし、内部ダクト101を直径60mm、全長260
mmの円筒状に形成したとき、40Hz及至50Hzの
周波数帯域で風切り音が発生し易い。
【0006】また、上述のような前室3と後室4を連通
させる内部ダクト101を備えたスピーカ装置において
は、内部ダクト101を介して前室3と後室4とが連通
されているので、スピーカユニット11の背面側から放
射された音が後室4から前室3に伝わることにより、ス
ピーカユニット11の振動板17は制動を受けることな
く自由に振動することができる。そのため、ボイスコイ
ルに大入力が連続して入力されて振動板17が振動され
たとき、高域定在波の抑制、2次及び3次の高調波によ
る歪率劣化を十分に抑えるこることができなくなる。
させる内部ダクト101を備えたスピーカ装置において
は、内部ダクト101を介して前室3と後室4とが連通
されているので、スピーカユニット11の背面側から放
射された音が後室4から前室3に伝わることにより、ス
ピーカユニット11の振動板17は制動を受けることな
く自由に振動することができる。そのため、ボイスコイ
ルに大入力が連続して入力されて振動板17が振動され
たとき、高域定在波の抑制、2次及び3次の高調波によ
る歪率劣化を十分に抑えるこることができなくなる。
【0007】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、キャビネットを前室と後室とに
分割する仕切板にスピーカユニットと共振回路とを設け
たスピーカ装置であって、風切り音の発生が抑制され、
また、低域の再生周波数特性の改善を図り、振動板に制
動をかけ、高域定在波の抑制、2次及び3次の高調波に
よる歪の発生を抑えることを可能となすスピーカ装置を
提供することを目的に提案されたものである。
案されるものであって、キャビネットを前室と後室とに
分割する仕切板にスピーカユニットと共振回路とを設け
たスピーカ装置であって、風切り音の発生が抑制され、
また、低域の再生周波数特性の改善を図り、振動板に制
動をかけ、高域定在波の抑制、2次及び3次の高調波に
よる歪の発生を抑えることを可能となすスピーカ装置を
提供することを目的に提案されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係るスピーカ装置は、仕
切板により前室と後室とに分割されたキャビネットと、
放音面を前室側に向けて仕切板に取付けられたスピーカ
ユニットと、仕切板に取付けられた内部パッシブラジエ
ータと、スピーカユニットの放音方向と同一方向に向け
て、前室の外壁を構成するキャビネットの前面バッフル
板に設けられたダクトとを備えて構成したものである。
目的を達成するため、本発明に係るスピーカ装置は、仕
切板により前室と後室とに分割されたキャビネットと、
放音面を前室側に向けて仕切板に取付けられたスピーカ
ユニットと、仕切板に取付けられた内部パッシブラジエ
ータと、スピーカユニットの放音方向と同一方向に向け
て、前室の外壁を構成するキャビネットの前面バッフル
板に設けられたダクトとを備えて構成したものである。
【0009】ここで、ダクトは、内部パッシブラジエー
タに対向する位置に設けられる。
タに対向する位置に設けられる。
【0010】また、上述した目的を達成するため提案さ
れる本発明に係るスピーカ装置は、仕切板により前室と
後室とに分割されたキャビネットと、放音面を前室側に
向けて仕切板に取付けられたスピーカユニットと、仕切
板に取付けられた内部パッシブラジエータと、スピーカ
ユニットの放音方向と同一方向に向けて、前室の外壁に
取付けられた外部パッシブラジエータとを備えてなるも
のである。
れる本発明に係るスピーカ装置は、仕切板により前室と
後室とに分割されたキャビネットと、放音面を前室側に
向けて仕切板に取付けられたスピーカユニットと、仕切
板に取付けられた内部パッシブラジエータと、スピーカ
ユニットの放音方向と同一方向に向けて、前室の外壁に
取付けられた外部パッシブラジエータとを備えてなるも
のである。
【0011】さらに、本発明は、ダクト又は外部パッシ
ブラジエータを備えるスピーカ装置において、内部パッ
シブラジエータを、スピーカユニットの振動板の面積と
同面積以上の面積の振動板を備えるようにしたスピーカ
装置である。
ブラジエータを備えるスピーカ装置において、内部パッ
シブラジエータを、スピーカユニットの振動板の面積と
同面積以上の面積の振動板を備えるようにしたスピーカ
装置である。
【0012】
【作用】本発明に係るスピーカ装置は、仕切板によって
分割されたキャビネット内の前室は、ダクトを介してキ
ャビネットの外部に連通され、後室はキャビネットの内
壁と仕切板によって密閉される。そして、仕切板に取付
けられたスピーカユニットの振動板が外部からの入力信
号によって振動すると、スピーカユニットの前面側から
放射される音は、ダクトを介してキャビネットの前面側
外方に放射される。スピーカユニットの背面側に放射さ
れた音は、音圧の変化となって仕切板に取付けた内部パ
ッシブラジエータの振動板を振動させる。
分割されたキャビネット内の前室は、ダクトを介してキ
ャビネットの外部に連通され、後室はキャビネットの内
壁と仕切板によって密閉される。そして、仕切板に取付
けられたスピーカユニットの振動板が外部からの入力信
号によって振動すると、スピーカユニットの前面側から
放射される音は、ダクトを介してキャビネットの前面側
外方に放射される。スピーカユニットの背面側に放射さ
れた音は、音圧の変化となって仕切板に取付けた内部パ
ッシブラジエータの振動板を振動させる。
【0013】また、前室の外壁に外部パッシブラジエー
タを取付けたスピーカ装置においては、スピーカユニッ
トの前面側から放射される音は、音圧の変化となって外
部パッシブラジエータの振動板を振動させる。
タを取付けたスピーカ装置においては、スピーカユニッ
トの前面側から放射される音は、音圧の変化となって外
部パッシブラジエータの振動板を振動させる。
【0014】そして、内部パッシブラジエータの振動板
の振動により、密閉された後室内の圧力変化が生ずる。
この後室内の圧力の変化によって、スピーカユニットの
振動板に制動がかけられる。
の振動により、密閉された後室内の圧力変化が生ずる。
この後室内の圧力の変化によって、スピーカユニットの
振動板に制動がかけられる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0016】本発明に係るスピーカ装置は、図1及び図
2に示すように、木板や合板、あるいは合成樹脂材料を
成形して形成されたキャビネット1を備える。このキャ
ビネット1内の気室は、仕切板2により前室3及び後室
4とに仕切られている。この仕切板2には、放音面を前
室3側に向けてスピーカユニット11が取付けられてい
る。すなわち、スピーカユニット11は、磁気回路部1
2側を後室4側に位置させて、振動板17を支持したフ
レーム20の周縁を仕切板2に穿設した開口部22内に
嵌合させて取付けられている。このとき、開口部22
は、フレーム20及びこのフレーム20に支持された振
動板17によって密閉される。
2に示すように、木板や合板、あるいは合成樹脂材料を
成形して形成されたキャビネット1を備える。このキャ
ビネット1内の気室は、仕切板2により前室3及び後室
4とに仕切られている。この仕切板2には、放音面を前
室3側に向けてスピーカユニット11が取付けられてい
る。すなわち、スピーカユニット11は、磁気回路部1
2側を後室4側に位置させて、振動板17を支持したフ
レーム20の周縁を仕切板2に穿設した開口部22内に
嵌合させて取付けられている。このとき、開口部22
は、フレーム20及びこのフレーム20に支持された振
動板17によって密閉される。
【0017】ここで用いられるスピーカユニット11
は、動電型のものが用いられ、振動板17を支持したフ
レーム10の基端部側に、振動板17を振動させるため
の磁気回路部12を取付けている。この磁気回路部12
は、磁気ギャップを形成するマグネット及びヨークと、
振動板17の基端部側に取付けられボイスコイルボビン
に巻回されて磁気ギャップ内に臨まされたボイスコイル
とから構成されている。ボイスコイルには、一対の引き
出し線15,16を介して音響信号が入力される一対の
入力端子13,14に接続されている。
は、動電型のものが用いられ、振動板17を支持したフ
レーム10の基端部側に、振動板17を振動させるため
の磁気回路部12を取付けている。この磁気回路部12
は、磁気ギャップを形成するマグネット及びヨークと、
振動板17の基端部側に取付けられボイスコイルボビン
に巻回されて磁気ギャップ内に臨まされたボイスコイル
とから構成されている。ボイスコイルには、一対の引き
出し線15,16を介して音響信号が入力される一対の
入力端子13,14に接続されている。
【0018】また、仕切板2には、音響の共振回路を構
成する内部パッシブラジエータ18が、スピーカユニッ
ト11と並列し、このスピーカユニット11に対しキャ
ビネット1の下方側に位置して取付けられている。この
内部パッシブラジエータ18は、磁気回路部等の駆動部
を備えることなく、フレーム21を介して振動板19を
取付けたものであって、このフレーム21の周縁を仕切
板2に穿設した開口部23内に嵌合させて取付けられて
いる。このとき、開口部23は、フレーム21及びフレ
ーム21に支持された振動板19によって密閉される。
また、内部パッシブラジエータ18は、振動板19の振
動方向をスピーカユニット11の振動板17の振動方向
と一致するようにして仕切板2に取付けられている。
成する内部パッシブラジエータ18が、スピーカユニッ
ト11と並列し、このスピーカユニット11に対しキャ
ビネット1の下方側に位置して取付けられている。この
内部パッシブラジエータ18は、磁気回路部等の駆動部
を備えることなく、フレーム21を介して振動板19を
取付けたものであって、このフレーム21の周縁を仕切
板2に穿設した開口部23内に嵌合させて取付けられて
いる。このとき、開口部23は、フレーム21及びフレ
ーム21に支持された振動板19によって密閉される。
また、内部パッシブラジエータ18は、振動板19の振
動方向をスピーカユニット11の振動板17の振動方向
と一致するようにして仕切板2に取付けられている。
【0019】さらに、前室3は、キャビネット1の外壁
を構成する前面バッフル板1aの下方側に位置して取付
けられた円筒状の外部ダクト6を介してキャビネット1
の外方に連通されている。この外部ダクト6は、放音方
向がスピーカユニット11の放音方向と同一となるよう
に前面バッフル板1aに取付けられている。具体的に
は、外部ダクト6は、上記キャビネット1の前板バッフ
ル板1aに穿設した嵌合孔5に嵌合されて取付けられて
いる。また、外部ダクト6は、前室3内の端部を、仕切
板2に取付けられた内部パッシブラジエータ18の振動
板19に対向させている。
を構成する前面バッフル板1aの下方側に位置して取付
けられた円筒状の外部ダクト6を介してキャビネット1
の外方に連通されている。この外部ダクト6は、放音方
向がスピーカユニット11の放音方向と同一となるよう
に前面バッフル板1aに取付けられている。具体的に
は、外部ダクト6は、上記キャビネット1の前板バッフ
ル板1aに穿設した嵌合孔5に嵌合されて取付けられて
いる。また、外部ダクト6は、前室3内の端部を、仕切
板2に取付けられた内部パッシブラジエータ18の振動
板19に対向させている。
【0020】なお、キャビネット1の前面側には、外部
ダクト6の外方側の端部に連続された前面カバー8が取
付けられている。この前面カバー8は、合成樹脂材料の
如き成形性の良好な材料により形成されている。この前
面カバー8の外部ダクト6が位置する側と対向する上方
側には、例えばアンプ装置や表示装置の如きこのスピー
カ装置とともに使用される装置を取付けるための取付け
孔9が形成されている。
ダクト6の外方側の端部に連続された前面カバー8が取
付けられている。この前面カバー8は、合成樹脂材料の
如き成形性の良好な材料により形成されている。この前
面カバー8の外部ダクト6が位置する側と対向する上方
側には、例えばアンプ装置や表示装置の如きこのスピー
カ装置とともに使用される装置を取付けるための取付け
孔9が形成されている。
【0021】ここで、図1に示すスピーカ装置における
振動系を等価回路により示すと、図3に示すように、振
動源に対して抵抗R1 、インダクタンスL2 、コンプラ
イアンスC2 、コンプライアンスC3 、コンプライアン
スC4 が直列に接続され、抵抗R1 、インダクタンスL
2 、コンプライアンスC2 に対して、内部パッシブラジ
エータ18によるインダクタンスL1 及びコンプライア
ンスC1 が直列接続されたものが並列に接続され、コン
プライアンスC4 に対して、外部ダクト6によるインダ
クタンスL3 が並列に接続された回路となる。
振動系を等価回路により示すと、図3に示すように、振
動源に対して抵抗R1 、インダクタンスL2 、コンプラ
イアンスC2 、コンプライアンスC3 、コンプライアン
スC4 が直列に接続され、抵抗R1 、インダクタンスL
2 、コンプライアンスC2 に対して、内部パッシブラジ
エータ18によるインダクタンスL1 及びコンプライア
ンスC1 が直列接続されたものが並列に接続され、コン
プライアンスC4 に対して、外部ダクト6によるインダ
クタンスL3 が並列に接続された回路となる。
【0022】ところで、図1に示すスピーカ装置のキャ
ビネット1は、スピーカユニット11の放音方向と直交
する方向の幅を幅200mmとなし、スピーカユニット
11の放音方向の奥行きを300mmとなし、高さを6
00mmとなす略直方体として形成され、前室3の容量
を15000cm3 (15リットル)とし、後室4 の容
量を10000cm3 (10リットル)としている。す
なわち、後室4に比し前室3の容量を大きくしている。
また、スピーカユニット11の振動板17及び内部パッ
シブラジエータ18の振動板19は、共に直径d1 及び
d2 をそれぞれ16cmとなす同径の円形のものが用い
られている。
ビネット1は、スピーカユニット11の放音方向と直交
する方向の幅を幅200mmとなし、スピーカユニット
11の放音方向の奥行きを300mmとなし、高さを6
00mmとなす略直方体として形成され、前室3の容量
を15000cm3 (15リットル)とし、後室4 の容
量を10000cm3 (10リットル)としている。す
なわち、後室4に比し前室3の容量を大きくしている。
また、スピーカユニット11の振動板17及び内部パッ
シブラジエータ18の振動板19は、共に直径d1 及び
d2 をそれぞれ16cmとなす同径の円形のものが用い
られている。
【0023】そして、図1に示すスピーカ装置は、入力
端子13,14から引き出し線15,16を介してボイ
スコイルに音響信号が入力されると、仕切板2に取付け
られたスピーカユニット11の振動板17が振動され
る。このスピーカユニット11の前面側からの音は、外
部ダクト6を介してキャビネット1の前面側外方に放射
される。一方、スピーカユニット11の背面側に放射さ
れる音は、密閉された後室4内に放射され、内部パッシ
ブラジエータ18の振動板19に伝達され、この振動板
19を振動させる。内部パッシブラジエータ18の振動
板19が振動することによって、この振動板19の前面
側に放射される音は、スピーカユニット11の前面側か
らの音に重畳されて外部ダクト6を介してキャビネット
1の前面側外方に放射される。その結果、キャビネット
1の前面側外方に放射される音の増強が図られ、特に低
域の周波数成分の増強が図られる。
端子13,14から引き出し線15,16を介してボイ
スコイルに音響信号が入力されると、仕切板2に取付け
られたスピーカユニット11の振動板17が振動され
る。このスピーカユニット11の前面側からの音は、外
部ダクト6を介してキャビネット1の前面側外方に放射
される。一方、スピーカユニット11の背面側に放射さ
れる音は、密閉された後室4内に放射され、内部パッシ
ブラジエータ18の振動板19に伝達され、この振動板
19を振動させる。内部パッシブラジエータ18の振動
板19が振動することによって、この振動板19の前面
側に放射される音は、スピーカユニット11の前面側か
らの音に重畳されて外部ダクト6を介してキャビネット
1の前面側外方に放射される。その結果、キャビネット
1の前面側外方に放射される音の増強が図られ、特に低
域の周波数成分の増強が図られる。
【0024】すなわち、内部パッシブラジエータ18の
振動板19を振動させることができる成分は、振幅が大
きく音圧レベルが比較的大きな低域の周波数成分である
ためである。
振動板19を振動させることができる成分は、振幅が大
きく音圧レベルが比較的大きな低域の周波数成分である
ためである。
【0025】なお、スピーカユニット11及び内部パッ
シブラジエータ18の前面側に放射される音の振動は、
位相が一致されている。
シブラジエータ18の前面側に放射される音の振動は、
位相が一致されている。
【0026】また、内部パッシブラジエータ18の振動
板19が振動されると、密閉された後室4内の圧力が変
化する。この後室4内の圧力変化は、スピーカユニット
11の振動板17に伝達され、この振動板17の自由な
振動を規制する。よって、スピーカユニット11の振動
板17に制動が与えられた状態となる。
板19が振動されると、密閉された後室4内の圧力が変
化する。この後室4内の圧力変化は、スピーカユニット
11の振動板17に伝達され、この振動板17の自由な
振動を規制する。よって、スピーカユニット11の振動
板17に制動が与えられた状態となる。
【0027】このスピーカ装置の再生周波数特性は、図
4中の実線Aで示すような特性を示す。すなわち、図4
中の破線Bで示す図15に示す従来のスピーカ装置に比
し50Hz付近の低域の周波数特性が増強され、100
0Hz付近以上の高域における定在波の発生が抑制され
る。
4中の実線Aで示すような特性を示す。すなわち、図4
中の破線Bで示す図15に示す従来のスピーカ装置に比
し50Hz付近の低域の周波数特性が増強され、100
0Hz付近以上の高域における定在波の発生が抑制され
る。
【0028】また、このスピーカ装置における2次高調
波による歪率は、図5中に実線Eで示すように、図5中
に点線Fで示す図15に示す従来のスピーカ装置におけ
る2次高調波による歪率に比して改善が図られている。
なお、この図5において、実線Cはこのスピーカ装置の
周波数特性の一部を示し、点線Dは図15に示す従来の
スピーカ装置の周波数特性の一部を示している。
波による歪率は、図5中に実線Eで示すように、図5中
に点線Fで示す図15に示す従来のスピーカ装置におけ
る2次高調波による歪率に比して改善が図られている。
なお、この図5において、実線Cはこのスピーカ装置の
周波数特性の一部を示し、点線Dは図15に示す従来の
スピーカ装置の周波数特性の一部を示している。
【0029】さらに、このスピーカ装置における3次高
調波による歪率は、図6中に実線Iで示すように、図6
中に点線Jで示す図15に示す従来のスピーカ装置にお
ける3次高調波による歪率に比して改善が図られてい
る。なお、この図6において、実線Gはこのスピーカ装
置の周波数特性の一部を示し、点線Hは図15に示す従
来のスピーカ装置の周波数特性の一部を示している。
調波による歪率は、図6中に実線Iで示すように、図6
中に点線Jで示す図15に示す従来のスピーカ装置にお
ける3次高調波による歪率に比して改善が図られてい
る。なお、この図6において、実線Gはこのスピーカ装
置の周波数特性の一部を示し、点線Hは図15に示す従
来のスピーカ装置の周波数特性の一部を示している。
【0030】また、本発明に係るスピーカ装置は、図7
に示すように、キャビネット1の前面バッフル板1aの
下方側に位置して取付けられた円筒状の外部ダクト6に
対し、内部パッシブラジエータ18とスピーカユニット
11の配置関係を逆にしてもよい。すなわち、キャビネ
ット1内の上方側に内部パッシブラジエータ18を配置
するようにしてもよい。このように構成することによ
り、前述した図1及び図2に示すスピーカ装置に比し、
低域の周波数特性がさらに増強される。すなわち、図7
に示すスピーカ装置の周波数特性は、図8中に点線Nで
示すようなり、図8中実線Mで示す前述した図1及び図
2に示すスピーカ装置に比し、低域の周波数特性がさら
に増強されている。
に示すように、キャビネット1の前面バッフル板1aの
下方側に位置して取付けられた円筒状の外部ダクト6に
対し、内部パッシブラジエータ18とスピーカユニット
11の配置関係を逆にしてもよい。すなわち、キャビネ
ット1内の上方側に内部パッシブラジエータ18を配置
するようにしてもよい。このように構成することによ
り、前述した図1及び図2に示すスピーカ装置に比し、
低域の周波数特性がさらに増強される。すなわち、図7
に示すスピーカ装置の周波数特性は、図8中に点線Nで
示すようなり、図8中実線Mで示す前述した図1及び図
2に示すスピーカ装置に比し、低域の周波数特性がさら
に増強されている。
【0031】さらに、本発明に係るスピーカ装置におい
ては、最低共振周波数f0 を下げるため、内部パッシブ
ラジエータ18の振動板19の大きさを、スピーカユニ
ット11の振動板17を大きくすることが望ましい。し
かし、内部パッシブラジエータ18の振動板19を大き
くすると、この内部パッシブラジエータ18を収納する
キャビネット1を大きくする必要が生し、スピーカ装置
自体が大型化してしまう。そこで、キャビネット1をあ
まり大きくすることなく十分に最低共振周波数f0 を下
げ、再生音の良好な音質を維持するため、例えば、スピ
ーカユニット11の振動板11の直径d1 に対し内部パ
ッシブラジエータ18の振動板19の直径d2 を1.2
倍程度となすことが望ましい。
ては、最低共振周波数f0 を下げるため、内部パッシブ
ラジエータ18の振動板19の大きさを、スピーカユニ
ット11の振動板17を大きくすることが望ましい。し
かし、内部パッシブラジエータ18の振動板19を大き
くすると、この内部パッシブラジエータ18を収納する
キャビネット1を大きくする必要が生し、スピーカ装置
自体が大型化してしまう。そこで、キャビネット1をあ
まり大きくすることなく十分に最低共振周波数f0 を下
げ、再生音の良好な音質を維持するため、例えば、スピ
ーカユニット11の振動板11の直径d1 に対し内部パ
ッシブラジエータ18の振動板19の直径d2 を1.2
倍程度となすことが望ましい。
【0032】スピーカユニット11の振動板17に比
し、内部パッシブラジエータ18の振動板19の大きさ
を大きくした具体的な例として、内部パッシブラジエー
タ18の振動板19を15cm×23cmの楕円形のも
のに代えたときの周波数特性は、図9中に点線Pで示す
ような特性を示し、図9中実線Oで示す前述した図1及
び図2に示すスピーカ装置の周波数特性に比して、低域
における周波数特性の音圧レベルが向上される。なお、
内部パッシブラジエータ18の振動板19の面積は、直
径が16cmの円形とした場合に約804.2cm2 で
あり、15cm×23cmの楕円形のものは約108
3.8cm2 である。
し、内部パッシブラジエータ18の振動板19の大きさ
を大きくした具体的な例として、内部パッシブラジエー
タ18の振動板19を15cm×23cmの楕円形のも
のに代えたときの周波数特性は、図9中に点線Pで示す
ような特性を示し、図9中実線Oで示す前述した図1及
び図2に示すスピーカ装置の周波数特性に比して、低域
における周波数特性の音圧レベルが向上される。なお、
内部パッシブラジエータ18の振動板19の面積は、直
径が16cmの円形とした場合に約804.2cm2 で
あり、15cm×23cmの楕円形のものは約108
3.8cm2 である。
【0033】さらにまた、本発明に係るスピーカ装置
は、図10に示すように、内部パッシブラジエータ18
に、磁気回路部24及びボイスコイルを設けるようにし
てもよい。ここで用いる磁気回路部24は、スピーカユ
ニット11の磁気回路部12と同様にマグネット及びヨ
ークを備えて構成されてなるものである。また、ボイス
コイルは、振動板19の基端部に連結されたボイスコイ
ルボビンに巻回され、磁気回路部24の磁気ギャップ内
に臨まされている。そして、ボイスコイルボビンには、
キャビネット1の外方に引き出された一対の引き出し線
25,26を介して切り換えスイッチ27が接続されて
いる。この切り換えスイッチ27は、ボイスコイルを短
絡又は切離すものである。
は、図10に示すように、内部パッシブラジエータ18
に、磁気回路部24及びボイスコイルを設けるようにし
てもよい。ここで用いる磁気回路部24は、スピーカユ
ニット11の磁気回路部12と同様にマグネット及びヨ
ークを備えて構成されてなるものである。また、ボイス
コイルは、振動板19の基端部に連結されたボイスコイ
ルボビンに巻回され、磁気回路部24の磁気ギャップ内
に臨まされている。そして、ボイスコイルボビンには、
キャビネット1の外方に引き出された一対の引き出し線
25,26を介して切り換えスイッチ27が接続されて
いる。この切り換えスイッチ27は、ボイスコイルを短
絡又は切離すものである。
【0034】内部パッシブラジエータ18に、ボイスコ
イル及び磁気回路部24を設け、切り換えスイッチ27
によりボイスコイル18を短絡又は切り離すことによ
り、振動板19の制動状態を可変することができる。す
なわち、ボイスコイルを短絡させると、振動板19の振
動によって磁気回路部24の磁気ギャップ内の移動する
ボイスコイルに振動板19の振動を制動する方向の誘導
電流が生ずる。従って、ボイスコイルを短絡することに
より、ボイスコイルを開放している状態に比し内部パッ
シブラジエータ18の振動板19に付与される制動力を
大きくすることができる。よって、ボイスコイルを短絡
又は開放することにより、振動板19に付与される制動
力を可変することにより、再生周波数特性を可変するこ
とができる。
イル及び磁気回路部24を設け、切り換えスイッチ27
によりボイスコイル18を短絡又は切り離すことによ
り、振動板19の制動状態を可変することができる。す
なわち、ボイスコイルを短絡させると、振動板19の振
動によって磁気回路部24の磁気ギャップ内の移動する
ボイスコイルに振動板19の振動を制動する方向の誘導
電流が生ずる。従って、ボイスコイルを短絡することに
より、ボイスコイルを開放している状態に比し内部パッ
シブラジエータ18の振動板19に付与される制動力を
大きくすることができる。よって、ボイスコイルを短絡
又は開放することにより、振動板19に付与される制動
力を可変することにより、再生周波数特性を可変するこ
とができる。
【0035】さらにまた、本発明に係るスピーカ装置
は、図11に示すように、キャビネット1の前面バッフ
ル板1aに、外部ダクト6に代えて、外部パッシブラジ
エータ29を取付けるようにしてもよい。この外部パッ
シブラジエータ29は、内部パッシブラジエータ18と
同様に、フレームを介して振動板を取付けたものであ
り、前面バッフル板1aに形成した開口部28にフレー
ムの周縁を嵌合させて取付けられる。また、外部パッシ
ブラジエータ29の振動板は、内部パッシブラジエータ
18の振動板よりも大きな面積を有する大型のもが用い
られている。
は、図11に示すように、キャビネット1の前面バッフ
ル板1aに、外部ダクト6に代えて、外部パッシブラジ
エータ29を取付けるようにしてもよい。この外部パッ
シブラジエータ29は、内部パッシブラジエータ18と
同様に、フレームを介して振動板を取付けたものであ
り、前面バッフル板1aに形成した開口部28にフレー
ムの周縁を嵌合させて取付けられる。また、外部パッシ
ブラジエータ29の振動板は、内部パッシブラジエータ
18の振動板よりも大きな面積を有する大型のもが用い
られている。
【0036】そして、図11に示すスピーカ装置におけ
る振動系を等価回路により示すと、図12に示すよう
に、振動源に対して抵抗R1 、インダクタンスL2 、コ
ンプライアンスC2 、コンプライアンスC3 、コンプラ
イアンスC4 が直列に接続され、抵抗R1 、インダクタ
ンスL2 、コンプライアンスC2 に対して、内部パッシ
ブラジエータ18によるインダクタンスL1 及びコンプ
ライアンスC1 が直列接続されたものが並列に接続さ
れ、コンプライアンスC4 に対して、外部パッシブラジ
エータ29によるインダクタンスL3 及びコンプライア
ンスC5 が直列接続されたものが並列に接続された回路
となる。
る振動系を等価回路により示すと、図12に示すよう
に、振動源に対して抵抗R1 、インダクタンスL2 、コ
ンプライアンスC2 、コンプライアンスC3 、コンプラ
イアンスC4 が直列に接続され、抵抗R1 、インダクタ
ンスL2 、コンプライアンスC2 に対して、内部パッシ
ブラジエータ18によるインダクタンスL1 及びコンプ
ライアンスC1 が直列接続されたものが並列に接続さ
れ、コンプライアンスC4 に対して、外部パッシブラジ
エータ29によるインダクタンスL3 及びコンプライア
ンスC5 が直列接続されたものが並列に接続された回路
となる。
【0037】図11に示すスピーカ装置は、仕切板2に
よって仕切られた後室4及び前室3がともに密閉された
状態となるため、スピーカユニット11の振動板17に
一層大きな制動を付与することができ、低域の周波数特
性の一層の増強が図られ、高域の定在波の発生が抑えら
れ、高調波成分により発生する歪みの発生を抑えた良好
な再生周波数特性を実現できる。
よって仕切られた後室4及び前室3がともに密閉された
状態となるため、スピーカユニット11の振動板17に
一層大きな制動を付与することができ、低域の周波数特
性の一層の増強が図られ、高域の定在波の発生が抑えら
れ、高調波成分により発生する歪みの発生を抑えた良好
な再生周波数特性を実現できる。
【0038】この図11に示すスピーカ装置は、前室3
の容量を後室4の容量に比し小さくなされている。この
スピーカ装置の再生周波数特性は、図14中に実線Qで
示すようなる。一方、図13に示すように、前室3の容
量を後室4の容量に比し大きくすると、このスピーカ装
置の再生周波数特性は、図14中に点線Sで示すように
なる。すなわち、後室4に比し前室3の容量を大きくす
ると、再生周波数特性を低域側に移動させることができ
る。すなわち、低域の良好な再生特性を実現するために
は、後室4に比し前室3の容量を大きくすることが必要
となる。
の容量を後室4の容量に比し小さくなされている。この
スピーカ装置の再生周波数特性は、図14中に実線Qで
示すようなる。一方、図13に示すように、前室3の容
量を後室4の容量に比し大きくすると、このスピーカ装
置の再生周波数特性は、図14中に点線Sで示すように
なる。すなわち、後室4に比し前室3の容量を大きくす
ると、再生周波数特性を低域側に移動させることができ
る。すなわち、低域の良好な再生特性を実現するために
は、後室4に比し前室3の容量を大きくすることが必要
となる。
【0039】また、前室3の容量を後室4の容量に比し
小さくスピーカ装置の2次高調波による歪率は、図14
中に実線Rで示すようになり、前室3の容量を後室4の
容量に比し大きくしたスピーカ装置の2次高調波による
歪率は、図14中に点線Tで示すとうになり、2次高調
波による歪の発生する位置を可変することができる。
小さくスピーカ装置の2次高調波による歪率は、図14
中に実線Rで示すようになり、前室3の容量を後室4の
容量に比し大きくしたスピーカ装置の2次高調波による
歪率は、図14中に点線Tで示すとうになり、2次高調
波による歪の発生する位置を可変することができる。
【0040】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るスピーカ
装置は、仕切板によって分割された後室が密閉された構
成となされているので、スピーカユニットの背面側から
後室内に放射された音が前室内に流通することがないの
で、キャビネット内で風切り音等の再生音声の音質を劣
化させる振動がないので、良好な音質の再生音を得るこ
とができる。
装置は、仕切板によって分割された後室が密閉された構
成となされているので、スピーカユニットの背面側から
後室内に放射された音が前室内に流通することがないの
で、キャビネット内で風切り音等の再生音声の音質を劣
化させる振動がないので、良好な音質の再生音を得るこ
とができる。
【0041】また、スピーカユニットの背面側に放射さ
れた音若しくは音圧は、仕切板に取付けた内部パッシブ
ラジエータの振動板を振動させる。そして、内部パッシ
ブラジエータの振動板の振動により、密閉された後室内
の圧力変化を生じさせ、この後室内の圧力の変化によっ
て、スピーカユニットの振動板に制動がかけられてなる
ので、低域の再生周波数特性の向上を実現しながら、高
調波成分による高域の歪みの発生を抑えることができる
ので、全帯域に亘って良好な再生周波数特性を得ること
できる。
れた音若しくは音圧は、仕切板に取付けた内部パッシブ
ラジエータの振動板を振動させる。そして、内部パッシ
ブラジエータの振動板の振動により、密閉された後室内
の圧力変化を生じさせ、この後室内の圧力の変化によっ
て、スピーカユニットの振動板に制動がかけられてなる
ので、低域の再生周波数特性の向上を実現しながら、高
調波成分による高域の歪みの発生を抑えることができる
ので、全帯域に亘って良好な再生周波数特性を得ること
できる。
【図1】本発明に係るスピーカ装置を示す側断面図であ
る。
る。
【図2】図1に示すスピーカ装置を模式的に示す側断面
図である。
図である。
【図3】本発明に係るスピーカ装置の振動系の等価回路
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図4】本発明に係るスピーカ装置と従来のスピーカ装
置の再生周波数特性を比較して示すグラフである。
置の再生周波数特性を比較して示すグラフである。
【図5】本発明に係るスピーカ装置と従来のスピーカ装
置の2次高調波による歪率を比較して示すグラフであ
る。
置の2次高調波による歪率を比較して示すグラフであ
る。
【図6】本発明に係るスピーカ装置と従来のスピーカ装
置の3次高調波による歪率を比較して示すグラフであ
る。
置の3次高調波による歪率を比較して示すグラフであ
る。
【図7】内部パッシブラジエータを外部ダクトに対し上
方側に配設したスピーカ装置を模式的に示す側断面図で
ある。
方側に配設したスピーカ装置を模式的に示す側断面図で
ある。
【図8】図1に示すスピーカ装置と図7に示すスピーカ
装置の再生周波数特性を比較して示すグラフである。
装置の再生周波数特性を比較して示すグラフである。
【図9】図1に示すスピーカ装置と内部パッシブラジエ
ータの振動板に楕円形の大きな面積のものを用いたスピ
ーカ装置の周波数特性を比較して示すグラフである。
ータの振動板に楕円形の大きな面積のものを用いたスピ
ーカ装置の周波数特性を比較して示すグラフである。
【図10】本発明に係るスピーカ装置のさらに他の実施
例を示すものであって、内部パッシブラジエータに開閉
可能なボイスコイルを取付けたものを示す側断面図であ
る。
例を示すものであって、内部パッシブラジエータに開閉
可能なボイスコイルを取付けたものを示す側断面図であ
る。
【図11】本発明に係るスピーカ装置のさらに他の実施
例を示すものであって、ダクトに代えて外部パッシブラ
ジエータを設けたものを模式的に示す側断面図である。
例を示すものであって、ダクトに代えて外部パッシブラ
ジエータを設けたものを模式的に示す側断面図である。
【図12】図11に示したスピーカ装置の振動系の等価
回路を示す回路図である。
回路を示す回路図である。
【図13】図11に示すスピーカ装置と、前室の容量を
後室よりも大きくしたスピーカ装置を模式的に示す側断
面図である。
後室よりも大きくしたスピーカ装置を模式的に示す側断
面図である。
【図14】図11に示したスピーカ装置と図13に示す
スピーカ装置の周波数特性及び2次高調波による歪率を
比較して示すグラフである。
スピーカ装置の周波数特性及び2次高調波による歪率を
比較して示すグラフである。
【図15】従来のスピーカ装置の側断面図である。
【図16】従来のスピーカ装置の振動系の等価回路を示
す回路図である。
す回路図である。
1 キャビネット 2 仕切板 3 前室 4 後室 6 外部ダクト 11 スピーカユニット 17 スピーカユニットの振動板 18 内部パッシブラジエータ 19 内部パッシブラジエータの振動板 29 外部パッシブラジエータ
Claims (6)
- 【請求項1】 仕切板により前室と後室とに分割された
キャビネットと、 放音面を上記前室側に向けて上記仕切板に取付けられた
スピーカユニットと、 上記仕切板に取付けられた内部パッシブラジエータと、 上記スピーカユニットの放音方向と同一方向に向けて、
上記前室の外壁に設けられたダクトとを備えてなるスピ
ーカ装置。 - 【請求項2】 仕切板により前室と後室とに分割された
キャビネットと、 放音面を上記前室側に向けて上記仕切板に取付けられた
スピーカユニットと、 上記仕切板に取付けられた内部パッシブラジエータと、 上記スピーカユニットの放音方向と同一方向に向けて、
上記前室の外壁に取付けられた外部パッシブラジエータ
とを備えてなるスピーカ装置。 - 【請求項3】 上記内部パッシブラジエータは、上記ス
ピーカユニットの振動板と同面積以上の面積を有する振
動板を備えてなる請求項1又は2記載のスピーカユニッ
ト。 - 【請求項4】 上記内部パッシブラジエータは、上記ス
ピーカユニットよりもダクト側に位置して取付けられて
なる請求項1記載のスピーカ装置。 - 【請求項5】 上記ダクトは、上記内部パッシブラジエ
ータに対向する位置に形成されてなる請求項1記載のス
ピーカ装置。 - 【請求項6】 上記外部パッシブラジエータは、上記内
部パッシブラジエータの振動板の面積よりも大きな面積
の振動板を備えてなる請求項2記載のスピーカ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1804295A JPH0898292A (ja) | 1994-03-02 | 1995-02-06 | スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3215494 | 1994-03-02 | ||
| JP6-32154 | 1994-07-29 | ||
| JP6-178480 | 1994-07-29 | ||
| JP17848094 | 1994-07-29 | ||
| JP1804295A JPH0898292A (ja) | 1994-03-02 | 1995-02-06 | スピーカ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0898292A true JPH0898292A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=27282066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1804295A Pending JPH0898292A (ja) | 1994-03-02 | 1995-02-06 | スピーカ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0898292A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012195806A (ja) * | 2011-03-17 | 2012-10-11 | Yamaha Corp | スピーカ装置 |
| JP2017055435A (ja) * | 2011-09-09 | 2017-03-16 | ヤマハ株式会社 | 音響装置 |
| CN112822611A (zh) * | 2021-01-14 | 2021-05-18 | 四川湖山电器股份有限公司 | 一种应用于线性阵列的同轴复合扬声器 |
| WO2024149205A1 (zh) * | 2023-01-12 | 2024-07-18 | 华为技术有限公司 | 扬声器模组、扬声器系统和车辆 |
-
1995
- 1995-02-06 JP JP1804295A patent/JPH0898292A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012195806A (ja) * | 2011-03-17 | 2012-10-11 | Yamaha Corp | スピーカ装置 |
| JP2017055435A (ja) * | 2011-09-09 | 2017-03-16 | ヤマハ株式会社 | 音響装置 |
| CN112822611A (zh) * | 2021-01-14 | 2021-05-18 | 四川湖山电器股份有限公司 | 一种应用于线性阵列的同轴复合扬声器 |
| CN112822611B (zh) * | 2021-01-14 | 2022-07-08 | 四川湖山电器股份有限公司 | 一种应用于线性阵列的同轴复合扬声器 |
| WO2024149205A1 (zh) * | 2023-01-12 | 2024-07-18 | 华为技术有限公司 | 扬声器模组、扬声器系统和车辆 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040120 |