JPH0898314A - 電動車両の制動装置 - Google Patents
電動車両の制動装置Info
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- JPH0898314A JPH0898314A JP22639494A JP22639494A JPH0898314A JP H0898314 A JPH0898314 A JP H0898314A JP 22639494 A JP22639494 A JP 22639494A JP 22639494 A JP22639494 A JP 22639494A JP H0898314 A JPH0898314 A JP H0898314A
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Abstract
きに、ブレーキペダルの急激な沈込み、油激音の発生、
ステップ状の急減速によるGショック等が生じるのを抑
制する。 【構成】 前輪Fr及び/または後輪Rrの回転に伴な
って発生する電力を車上バッテリー1に回生する回生制
動手段と、ブレーキペダル21の操作量に応じた液圧を
発生するマスタシリンダ4からなる液圧発生手段と、前
記マスタシリンダ4からなる液圧発生手段が発生する液
圧に応じて前輪Fr及び/または後輪Rrの車輪に制動
力を与えるホイールシリンダ5(Fr)及びホイールシ
リンダ5(Rr)からなる液圧制動手段とを具備し、前
記回生制動手段による制動動作から液圧制動手段による
制動動作への切替えを行うとき、前記回生制動手段によ
る回生を減少した後、液圧制動手段による制動動作へ移
行させる。
Description
ネルギーによって車両を駆動する電動車両の制動装置に
関するものである。
ために利用できるエネルギーはバッテリーに充電されて
いる電力だけであり、バッテリーに充電されている電力
は限られているので、1回の充電で走行できる距離を長
くするには、走行等で消費するエネルギーを有効に利用
する必要がある。したがって、電気自動車においては回
生制動を用いることが非常に有効的である。即ち、制動
時に車両の運動エネルギーにより車輪に連結された電気
モータを駆動し、電気モータが発電した電力をバッテリ
ーに戻すようにすれば、エネルギーの無駄な消費を減ら
すことができる。
ば、所定速度以下になるとその能力が低下する等の限界
があるため、回生制動限界以上では油圧ブレーキで補う
ようにし、油圧ブレーキが回生制動と併用して使用され
る。
より、理想制動力配分と呼称される特性曲線になるべく
近づくように、前輪側制動力と後輪側制動力との配分が
決定されている。しかし、電気自動車の場合、従動輪の
油圧ブレーキの配分が大きいと、回生制動によるエネル
ギー回収の効率が低下する。
率を高めるために、特別な回生優先モードを設けて、前
輪側制動力と後輪側制動力との配分を理想制動力配分と
は異なる特性に設定することが提案されている。
技術では、必要とする制動力が比較的小さい領域では全
ての油圧ブレーキを遮断して回生制動だけを実施する回
生優先モードを設けている。また、特開平5−1612
12号公報の技術では、通常は回生優先モードとし、路
面の摩擦係数が小さく車輪のロックが検出されたときに
は、理想制動力に従う通常モードに移行する自動制御を
行っている。また、特開平5−161213号公報で
は、ブレーキペダルの踏力またはその増加率に基づい
て、回生優先モードと通常モードとの切替えを自動的に
行っている。
掲載の技術において、回生優先モードで油圧ブレーキ力
を遮断する際には、ブレーキペダルの踏込みストローク
に応じた油圧を発生するマスタシリンダと、各車輪の近
傍に配置されたホイールシリンダとの間の油の流路に接
続されたオン/オフ弁が閉じ、このオン/オフ弁が閉じ
たままで、ブレーキペダルがある程度踏込まれると、マ
スタシリンダの油圧は踏込みストロークに応じて増大す
るが、ホイールシリンダの油圧は踏込みストロークに応
じて増大する。このとき、ホイールシリンダの油圧は低
い状態に維持されるので、両者の間に大きな差圧が生じ
る。このような状態で、回生優先モードから通常モード
に切替えるときには、前記オン/オフ弁を介してホイー
ルシリンダの油圧がマスタシリンダの油圧に近づくま
で、オン/オフ弁を介してホイールシリンダに油が一気
に流れる。このため、ブレーキペダルの急激な踏込み、
油激音の発生、ステップ状の急減速によるGショック等
が生じる。結果として、制動フィーリングが悪いし、車
両に不安定な挙動が生じ易い。
スキッドブレーキシステム)モードに切替えるには、電
気モータの回生制御からホイールシリンダの油圧制御に
切替える必要がある。この種の技術は特開昭48−25
15号公報で公知である。但し、前輪または後輪のホイ
ールシリンダの油圧上昇速度が遅すぎると、後輪または
前輪がロックし、ブレーキペダルを強く踏込んでも車両
全体に加わる制動力が早く増大しないので、制動が遅れ
制動距離が長くなる可能性がある。また、回生制動モー
ドからABSモードに自動切替えが行われると、ブレー
キペダルの急激な踏込み、油激音の発生、ステップ状の
急減速によるGショック等が生じる可能性がある。
圧制動モードに入るときに、ブレーキペダルの急激な沈
込み(ペダルショック)、油激音の発生、ステップ状の
急減速によるGショック等が生じるのを抑制する電動車
両の制動装置の提供を課題とするものである。
決するため、請求項1にかかる電動車両の制動装置は、
車上バッテリーからの電力により車輪を駆動する電気駆
動手段と、前記車輪の回転に伴なって前記電気駆動手段
が発生する電力を前記車上バッテリーに回生する回生制
動手段と、ブレーキペダルの操作量に応じた液圧を発生
する液圧発生手段と、前記液圧発生手段が発生する液圧
に応じて車輪に制動力を与える液圧制動手段と、前記液
圧発生手段から液圧制動手段への液圧に差圧を発生させ
る差圧発生手段と、前記差圧発生手段の差圧を解除する
差圧解除手段と、前記差圧発生手段と前記液圧制動手段
との間に挿入され、前記スキッド検出手段により検出さ
れたスリップ率に応じて前記液圧制動手段に与える液圧
を調整する液圧調整手段とを具備し、前記スキッド検出
手段により所定以上のスリップ率が検出されたとき、前
記回生制動手段による回生を減少させ、その後前記液圧
調整手段を制御して前記差圧発生手段と前記液圧制動手
段との間を遮断し、その後前記差圧解除手段により前記
液圧発生手段と前記液圧調整手段との間の差圧を解消し
た後、前記液圧調整手段を制御してスリップ率に応じて
前記液圧制動手段に与える液圧を調整するものである。
テリーからの電力により車輪を駆動して走行を行う。ま
た、ブレーキペダルの操作量に応じて回生制動手段は、
電気駆動手段が発生する電力を前記車上バッテリーに回
生する。そして、ブレーキペダルの操作量に応じ、液圧
発生手段が発生する液圧に応じて車輪に制動力を与える
液圧制動手段は、その液圧発生手段から液圧制動手段へ
の液圧の伝達を制御し、液圧による制動を行う。このと
き、切替制御手段は、スキッド検出手段により所定以上
のスリップ率が検出されたとき、まず回生制動手段によ
る回生を減少させ、その後液圧調整手段を制御して差圧
発生手段と液圧制動手段との間を遮断し、その後差圧解
除手段により液圧発生手段と液圧調整手段との間の差圧
を解消した後、液圧調整手段を制御してスリップ率に応
じて液圧制動手段に与える液圧を調整する。よって、ま
ず回生制動力の減少により車輪のスリップが抑えられ
る。この処理によっても車輪のスリップが大きいときに
は液圧調整手段により液圧制動手段に与える液圧を調整
するので、車輪のスリップが抑えられる。ここで、液圧
調整手段が液圧を調整し始める前には、一旦液圧調整手
段が遮断され、差圧解除手段により液圧発生手段と液圧
調整手段との間の差圧を解消する。よって、液圧調整手
段が液圧を調整し始めるときには、液圧発生手段の発生
液圧と液圧調整手段に与えられる圧力が等しくなる。し
たがって、液圧発生手段の圧力が急激に減少することは
なく、ブレーキぺダルの沈み込みはない。また、油激音
の発生やステップ状の急減速によるGショック等が生じ
るのを抑制できる。
置の駆動系及び制動系の主要部の構成図である。また、
図2は図1のモータECUの主要部の構成を示すブロッ
ク図である。なお、この実施例においては、前輪Frが
駆動輪、後輪Rrが従動輪になっている。
の駆動軸は、変速機(T/M)25を介して、前輪Fr
の車軸に連結されている。なお、図1においては、前輪
Frの1輪と後輪Rrの1輪は省略されているが、実施
例の自動車は4輪車である。各車輪近傍には、それぞ
れ、油圧制動のためのホイールシリンダ(W/C)5が
配設されている。前輪Frは駆動輪であるため、電気モ
ータ2による回生制動も可能になっている。
て説明する。
応じた油圧が、ブレーキマスタシリンダ(M/C)4の
出力として発生し、前輪側の配管61と後輪側の配管6
2に供給される。前輪側の配管61と前輪側のホイール
シリンダ5(Fr)の配管63とを接続する流路には、
リリーフ弁6、チェック弁29、バイパス弁7及び初期
圧カット弁51が並列に介挿されている。また、配管6
1には圧力センサ11が設置してあり、配管63には圧
力センサ12が設置してある。
(Rr)側の配管64とを結ぶ流路には、リリーフ弁5
6,チェック弁54,バイパス弁53,初期圧カット弁
55,及びバイパス弁52が並列に介挿されている。バ
イパス弁52には前輪Frの故障時に後輪Rrの減圧を
解除する役割がある。また、配管64とホイールシリン
ダ5(Rr)との間には、プロポーショニングバルブ2
3が接続されている。
3の油圧よりも所定以上高い時に開き、機械的に配管6
1と配管63の差圧を一定に制御する。チェック弁29
は、通常は閉じているが、何らかの原因により配管61
の油圧よりも配管63の油圧が高くなったとき開き、配
管63の油圧を配管61に逃すように制御する。バイパ
ス弁7は電磁弁であり、通常は閉状態であるが、主とし
て電気系統に故障が生じたときに開制御されて、配管6
1の油圧と配管63の油圧を同一にする。初期圧カット
弁51は、配管61の油圧が非常に小さいときに開き、
油圧が所定以上になると(ホイールシリンダ5(Fr)
への初期圧印加が完了すると)閉じる。
が配管64の油圧よりも所定以上高いときに開き、機械
的に配管62と配管64の差圧を一定に制御する。チェ
ック弁54は通常は閉じているが、何らかの原因により
配管62の油圧よりも配管64の油圧が高くなったとき
開き、配管64の油圧を配管62に逃すように制御す
る。バイパス弁53は電磁弁であり、通常は閉状態であ
るが、主として電気系統に故障が生じたときに、開制御
されて、配管62の油圧と配管64の油圧を同一にす
る。初期圧カット弁55は、配管61の油圧が非常に小
さいときに開き、油圧が所定以上になると(ホイールシ
リンダ5(Rr)への初期圧印加が完了すると)閉じ
る。バイパス弁52は通常閉であるが、配管61に比べ
て配管62の油圧が所定以上高くなったときに開く。な
お、通常は、配管61の油圧と配管62の油圧とは同一
になる。
スタシリンダ4側の入側油圧が所定圧以下のときには、
ホイールシリンダ5(Rr)側の出側油圧を入側油圧と
同一にし、入側油圧が前記所定圧を越えているときに
は、入側と出側を分離して、入側油圧の変化に対する出
側油圧の変化の比率をそれまでより抑えるように動作す
る。プロポーショニングバルブ23を設けることによ
り、油圧制動による前後輪の制動力配分を、折線特性と
し、それを理想配分線に近づけることができる。
ペダル21の踏込みの有無を検出するブレーキスイッチ
22が配設されている。ポテンショメータ28は、図示
しないアクセルペダルと連結されており、アクセルペダ
ルの踏込みストロークを検出する。また、各車輪の近傍
には、各々車輪速度を検出する車輪速センサ57,58
が設置されている。
誘導モータであり、回転子には永久磁石により磁極が形
成されており、固定子には3相の巻線が配設されてい
る。固定子の3相の巻線に交流を印加することにより、
回転磁界が発生し、回転子を回転駆動することができ
る。また、車輪の回転によって電気モータ2の回転子が
回転しているときには、その回転を止める方向の磁界を
固定子の巻線で発生することにより、始動をかけること
ができ、このとき固定子の巻線で発生する起電力を電源
に回収する(回生制動する)ことができる。電気モータ
2の内部には、回転子の磁極の位置を検出する磁極位置
検出器2aが配設されている。
して、モータECU(電子制御ユニット)27とブレー
キECU26が備わっている。モータECU27とブレ
ーキECU26は、各々内部にマイクロコンピュータを
有しており、前者は主として電気モータ2の駆動に関す
る制御を実施し、後者は油圧制動及び回生制動に関する
制御を実施する。また、両者のマイクロコンピュータは
互いに接続されており、互いの情報が交換自在になって
いる。
用いて説明する。
バータINVを有しており、インバータINVの3本の
出力ラインL1 ,L2 及びL3 が電気モータ2の各巻線
と接続されている。インバータINVの電源ラインLP
及びLMは、車上バッテリー1のプラス及びマイナスの
端子にそれぞれ接続されている。例えば、車上バッテリ
ー1は鉛蓄電池を使用すればよいが、この鉛蓄電池と並
列に大容量コンデンサやサブバッテリー等を接続しても
よい。
ング用出力トランジスタQ1 ,Q2,Q3 ,Q4 ,Q5
及びQ6 を有しており、上側のトランジスタQ1 ,Q3
及びQ5 の少なくとも1つと、下側のトランジスタQ2
,Q4 及びQ6 の少なくとも1つをオンとすることに
より、車上バッテリー1から電気モータ2の各巻線に電
流を流すことができる。但し、トランジスタQ1 とQ2
、Q3 とQ4 、Q5 とQ6 は同時にオンしない。
5 及びQ6 の制御端子には、それぞれドライバDV1 ,
DV2 ,DV3 ,DV4 ,DV5 及びDV6 の出力が接
続されており、これらのドライバDV1 〜DV6 の入力
端子は、マイクロコンピュータCPUの出力ポートと各
々接続されている。即ち、マイクロコンピュータCPU
がトランジスタQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 ,Q5 及びQ6
のオン/オフを制御することにより、電気モータ2の各
巻線の通電を制御する。
は、その回転子の磁極の位置に合わせて、その回転子を
駆動する方向に、固定子巻線が形成する各磁極の位置を
順次に移動させる必要があるので、マイクロコンピュー
タCPUは、電気モータ2に内蔵された磁極位置検出器
2aからの信号に基づいて、ドライバDV1 〜DV6に
印加する制御信号のタイミングを決定している。
制御信号のタイミングを調整することにより、電気モー
タ2の回転に対して制動をかけることもできる。この制
動の際、電気モータ2は発電機として機能するので、そ
の固定子巻線に電力が誘起するが、この電力は車上バッ
テリー1に回収される。
って、出力ラインL1 の電圧が電源ラインLPよりも高
くなると、出力ラインL1 からダイオードD1 を介して
電源ラインLPに電流が流れ、また出力ラインL1 の電
圧が電源ラインLMよりも低くなると、出力ラインL1
からダイオードD2 を介して電源ラインLMから電流が
流れ、車上バッテリー1が充電される。同様に、出力ラ
インL2 の電圧が電源ラインLPよりも高くなると、出
力ラインL2 からダイオードD3 を介して電源ラインL
Pに電流が流れ、また出力ラインL2 の電圧が電源ライ
ンLMよりも低くなると、出力ラインL2 からダイオー
ドD4 を介して電源ラインLMから電流が流れ、車上バ
ッテリー1が充電される。更に、出力ラインL3 の電圧
が電源ラインLPよりも高くなると、出力ラインL3 か
らダイオードD5 を介して電源ラインLPに電流が流
れ、また出力ラインL3 の電圧が電源ラインLMよりも
低くなると、出力ラインL3 からダイオードD6 を介し
て電源ラインLMから電流が流れ、車上バッテリー1が
充電される。
8が出力する信号により、アクセルペダルの踏込量を検
出し、この踏込量に応じて、電気モータ2の駆動量(回
転速度)を制御する。また、回生制動をブレーキECU
26が指示するときには、その指示に従って、電気モー
タ2の制動量を制御する。前述のインバータINVのト
ランジスタQ1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 ,Q5 及びQ6 の制
御端子に印加する信号のパルス幅を調整することによっ
て、電気モータ2の駆動トルク及び制動量が調整され
る。
からの信号、圧力センサ12からの信号、ブレーキスイ
ッチ22からの信号、変速機25からの信号、及び電気
モータ2からの信号が印加される。ブレーキECU26
は、入力されるこれらの信号に基づいて、制動制御を行
い、回生制動のための情報をモータECUに出力すると
ともに、油圧制動のために必要に応じてバイパス弁7及
びバイパス弁53をオン/オフ制御する。
ンピュータの主要動作の部分を図3乃至図6に示すもの
である。図3は図1の主に回生制動条件に関する制御プ
ログラム動作を示すフローチャート、図4は図1の主に
回生制動中止に関する制御動作を示すフローチャート、
図5は図1の主にスリップ率に関する制御プログラム動
作を示すフローチャート、図6は図1の主にABS制動
に関する制御プログラム動作を示すフローチャートであ
る。また、図7は図1の実施例で使用する初期切替制御
動作を示すサブルーチンプログラムのフローチャートで
ある。
回転角減速度のモード別の回生制動トルクの時間微分値
の特性、図9は図7に示すABS制動に関する初期切替
制御動作を示すサブルーチンプログラムの実行による特
性と従来のABS制動特性との比較例である。
初期化を実施し、ステップS2に進み、ステップS2で
はイグニッションスイッチ(IG SW)の状態を判定
し、オフの間は待機し、オンになると次のステップS3
に進みフラグFAを判定し、ステップS4ではフラグF
Bを判定する。そして、フラグFA,FBが共に“0”
のとき(リセットのときorフラグが立っていないと
き)にはステップS5に進み、フラグFAが“0”でフ
ラグFBが“0”でないときにはステップS6に進み、
フラグFAが“0”でないときにはステップS7に進
む。
(セットとするorフラグを立てる)ことはバイパス弁
7、バイパス弁53を操作することなく、回生制動条件
を判断するための記憶であり、フラグFBを立てること
はバイパス弁7を閉じ、フラグFBを下ろすことはバイ
パス弁53を閉じるという動作のための記憶であり、フ
ラグFBは後輪Rrのみのバイパス弁53を開としたと
き立ち、フラグFAは前輪Fr及び後輪Rrのバイパス
弁7、バイパス弁53を開としたとき立つ。
(通電オン)、次のステップS6でバイパス弁7を閉じ
る(通電オン)。バイパス弁7を閉じることにより、マ
スタシリンダ4の出力の油圧が所定以上(ΔPr:リリ
ーフ弁6により定まる)になるまでは、ホイールシリン
ダ5(Fr)には初期圧以外の油圧が印加されない。ま
た、バイパス弁53を閉じることにより、マスタシリン
ダ4の出力の油圧が所定以上(ΔPr:リリーフ弁56
により定まる)になるまでは、ホイールシリンダ5(R
r)には初期圧以外の油圧が印加されない。
検出する。具体的には、電気モータ2の故障の有無、電
気モータ2の現在の回転数(rpm)、電気モータ2の
温度、モータの電圧及び電流、インバータのスイッチン
グ情報を入力する。次のステップS8で車上バッテリー
1の状態を検出する。具体的には、車上バッテリー1の
故障の有無、車上バッテリー1の放電深度及び車上バッ
テリー1の温度情報等を入力する。ステップS9では、
変速機25の状態(変速位置)を検出する。
至ステップS9等で入力した情報に基づいて、回生制動
を実施するための条件が満たされているか否かを識別す
る。
満たす場合に『回生制動可』とする。 a.モータ及びインバータ共に故障していない。 b.モータ及びインバータの電圧が正常に作動する所定
範囲内。 c.モータ及びインバータの電流が正常に作動する所定
範囲内。 d.モータ及びインバータの温度が共に正常に作動する
所定範囲内。 e.モータの回転数がシャフト、ベアリング、ギアが耐
える範囲内。 f.バッテリーの電圧が所定範囲内(モータ、インバー
タを正常に動作させるだけの電圧,かつ電気分解しない
電圧)。 g.バッテリーの電流がその許容電流範囲内。 h.バッテリーの放電深度が充電可能な範囲内。 i.バッテリー温度が正常に動作する範囲内。 j.変速機の変速位置がバックまたはニュートラル以
外。
が検出したマスタシリンダ圧Pmの情報を入力し、ステ
ップS12で圧力センサ12が検出したホイールシリン
ダ圧Pwの情報を入力し、ステップS13でマスタシリ
ンダ圧Pmとホイールシリンダ圧Pwとを比較し、Pm
=PwならステップS14で回生禁止状態であるかを判
定し、回生禁止状態であるときステップS15に進み、
そうでなければステップS2に戻る。即ち、Pm=Pw
のときとしては、ブレーキベダル21を踏込んでいない
とき、またはバイパス弁7及びバイパス弁53が開とな
った状態にあることを意味し、Pm=Pwのときは必ず
しも回生禁止状態とは限定できない。
結果を判定し、停止または力行のときで回生禁止状態な
らステップS15に進む。ステップS15ではフラグF
Bをクリアし、ステップS16でバイパス弁53を開き
(通電オフ)、ステップS17でバイパス弁7を開き
(通電オフ)、ステップS18でフラグFAを“1”に
して(セットor立て)ステップS2に戻る。ステップ
S16及びステップS17でバイパス弁7及びバイパス
弁53を開くことにより、マスタシリンダ4の出力の油
圧がそのままホイールシリンダ5(Rr)及び配管6
4、及びホイールシリンダ5(Fr)及び配管63に印
加される。
ホイールシリンダ圧Pwとを比較し、Pm=Pwでない
とき、スッテプS20でステップS10における識別結
果をみて、ステップS10の結果が『回生制動可』でな
い場合、即ち、回生制動動作中に故障等によって回生動
作を禁止すべき条件に適合したときには、『回生中止』
とみなし、ステップS21に進む。即ち、ステップS2
0以降のルーチンでは回生制動中に回生制動を停止する
ルーチンである。ステップS10の結果が『回生制動
可』のときには、図4のステップS31に進む。
御のサブルーチンをコールし、その実行により回生制動
を中止し、その回生制動の中止指令をモータECU27
に出力する。ステップS22でフラグFBをリセット
し、この回生制動の中止により、リリーフ弁6によって
配管61と配管63との間に差圧(ΔPr)が生じるか
ら、また、リリーフ弁56によって配管62と配管64
との間に差圧(ΔPr)が生じるから、ステップS23
で先にバイパス弁7を開とし、ステップS24で前輪F
r側の圧力センサ12によってホイールシリンダ圧Pw
の変化を監視し、バイパス弁7の開によりホイールシリ
ンダ圧Pwの増圧を検出し、前輪Frのホイールシリン
ダ5(Fr)の動作まで待って、ステップS25で圧力
センサ11が検出したマスタシリンダ圧Pmの情報を入
力し、また、圧力センサ12が検出したホイールシリン
ダ圧Pwの情報を入力し、ステップS26でマスタシリ
ンダ圧Pmとホイールシリンダ圧Pwとを比較し、Pm
=PwならステップS27に進む。ステップS27でバ
イパス弁53を開とし、後輪Rr側の差圧を解消させ、
その後、ステップS28でフラグFAを立ててステップ
S2に戻る。
28のルーチンでは、回生制動制御中に回生制動を中止
するとき、回生制動力がなくなるので、早く油圧制動力
を上昇させる必要性があり、まず、先に前輪Fr側のバ
イパス弁7を開とし、それによってホイールシリンダ圧
Pwの増圧をみて、前輪Frのホイールシリンダ5(F
r)の動作状態を判定し、序で、後輪Rr側のバイパス
弁53を開とし、後輪Rrのホイールシリンダ5(R
r)を動作状態とするものである。このように、前輪F
r側のバイパス弁7を開とした後に後輪Rr側のバイパ
ス弁53を開とする。これによって、回生側の前輪Fr
が回生制動に関与しないことを明確にするとともに、後
輪Rrの制動を遅くすることにより操縦安定性を高め、
後輪Rr側のバイパス弁53を後に開として、後輪Rr
がロックされてスピン等が発生しないようにする。ま
た、前輪Fr側のリリーフ弁6の差圧(ΔPr)を大き
く設定し、後輪Rr側のリリーフ弁53の差圧(ΔP
r)を小さく設定しておけば、前輪Frの制動から後輪
Rrの制動に切替てもそのショックが小さくなる。
ータ2の回転速度が400rpm以下であるか判定し、
回転速度が400rpm以下のとき、ステップS32で
マスタシリンダ圧Pmが50Kg/cm2 以上であるか
判定し、Pmが50Kg/cm2 以上のとき、車速が遅
く回生制動の領域を逸脱しているから、更に、マスタシ
リンダ圧Pmの大きさを判定し、マスタシリンダ圧Pm
が大きいとき、急速制動を駆けるべき、ステップS33
では図7に示す初期切替制御のサブルーチンをコール
し、その実行により回生制動を中止し、回生制動の中止
指令をモータECU27に出力する。そして、ステップ
S34でフラグFBをリセットし、この回生制動の中止
により、ステップS35で先にバイパス弁7を開とし、
ステップS36で前輪Fr側の圧力センサ12によって
ホイールシリンダ圧Pwの変化を監視し、バイパス弁7
の開によりホイールシリンダ圧Pwの増圧を検出し、前
輪Frのホイールシリンダ5(Fr)の動作まで待っ
て、ステップS37で圧力センサ11が検出したマスタ
シリンダ圧Pmの情報を入力し、また、圧力センサ12
が検出したホイールシリンダ圧Pwの情報を入力し、ス
テップS38でマスタシリンダ圧Pmとホイールシリン
ダ圧Pwとを比較し、Pm=PwならステップS39に
進む。即ち、差圧がなくなるまで待ってステップS39
に進み、ステツプS39ではバイパス弁53を開とし、
後輪Rr側の差圧を解消させ、この後、ステップS40
でフラグFAを立ててステップS2に戻る。
40のルーチンは、前述のステップS21乃至ステップ
S28のルーチンと同一処理を行っている。
50Kg/ cm2 以上でないと判定したとき、ステップ
S41で図7に示す初期切替制御のサブルーチンをコー
ルし、その実行により回生制動を中止し、回生制動の中
止指令をモータECU27に出力する。そして、ブレー
キ力が小さくてよいから、ブレーキショックを小さくす
るために、前輪Fr側の差圧よりも小さく設定した後輪
Rr側のみを開とするように、ステップS42でフラグ
FAをリセットし、ステップS43でバイパス弁53を
開とし、ステップS44で圧力センサ11が検出したマ
スタシリンダ圧Pmの情報を入力し、ステップS45で
圧力センサ11が検出したマスタシリンダ圧Pmを基
に、後輪Rr側のホイールシリンダ圧Pwrを推定し、
ステップS46でマスタシリンダ圧Pmと推定したホイ
ールシリンダ圧Pwrとを比較し、Pm=Pwrならス
テップS47に進む。即ち、差圧がなくなるまで待っ
て、ステップS47でフラグFBを1にセットして、ス
テップS2に戻る。
タシリンダ圧Pmのホイールシリンダ圧Pwrの推定
は、ホイールシリンダ圧Pwは流量、即ち、マスタシリ
ンダ圧Pmとホイールシリンダ圧Pwの差圧ΔPと時間
の関数となることから、それによって推定ホイールシリ
ンダ圧Pwrを得ることができる。
くするために、後輪Rr側の圧力センサを省略している
が、本発明を実施する場合には、圧力センサで直接計測
してもよいし、或いは、必ずしも正確な圧力を判定する
必要性がないから、本実施例のように推定によって決定
してもよい。
2の回転速度が400rpm以下でないと判定したと
き、回生制動に入る。まず、図5のステップS50でフ
ラグFA及びフラグFBをクリアし、ステップS51で
圧力センサ11が検出したマスタシリンダ圧Pmの情報
を入力し、ステップS52で圧力センサ12が検出した
ホイールシリンダ圧Pwの情報を入力する。更に、ステ
ップS53でマスタシリンダ圧Pmとホイールシリンダ
圧Pwの差圧ΔPを計算し、ステップS54で予め定め
た関数f(ΔP)に差圧ΔPをパラメータとして代入し
て計算し、その計算結果を回生制動量Mとする。ステッ
プS55でこの回生制動量Mと回生制動指令をモータE
CU27に与え、回生制動を実施する。そして、ステッ
プS56で車輪速センサ57の出力を判定して前輪の車
輪速度Vwを検出し、更に、車体の走行速度Voと車輪
速度Vwに基づいて前輪Frのスリップ率Sを計算す
る。即ち、S=(Vo−Vw)/Voとしてスリップ率
Sを求める。
6で求めたスリップ率Sをしきい値Sref =3%と比較
する。S>3%でないとき、ステップS63の処理に入
り、スリップ率Sがしきい値Sref =3%より大のと
き、操舵の安定性を確保するために、ステップS58で
後輪Rr側のバイパス弁53を開とし、ステップS59
で圧力センサ11が検出したマスタシリンダ圧Pmの情
報を入力し、ステップS60で圧力センサ11が検出し
たマスタシリンダ圧Pmを基に、後輪Rr側のホイール
シリンダ圧Pwrを推定し、ステップS61でマスタシ
リンダ圧Pmと推定したホイールシリンダ圧Pwrとを
比較し、Pm>PwrならステップS62に進む。即
ち、差圧がなくなるまで待ち、ステップS62でフラグ
FBをセットしてステップS63に進む。
めたスリップ率Sをしきい値Sref=4%と比較する。
S>4%でないとき、スリップ率Sがしきい値Sref =
3%以下であり、制動が高効率で行われているとして、
ステップS2からのルーチンに戻る。
のとき、図6に示すように、ステップS70でスリップ
率S>4%の車輪が前輪Fr側か後輪Rr側かの判定を
行い、前輪Fr側のスリップ率Sが該当するとき、ま
ず、ステップS71でフラグFBをクリアし、ステップ
S72でABS制御に入るための初期切替制御のサブル
ーチンプログラムをコールし、ステップS73でABS
制御を開始し、その後、ステップS74でバイパス弁7
及びステップS75でバイパス弁53を開とし、ステッ
プS76及びステップS77でABS制御が必要な時間
だけ継続実行され、ステップS2に戻る。
Rr側かの判定を行い、後輪Rr側のスリップ率Sが該
当するとき、ステップS78でフラグFBをクリアし、
ステップS79でバイパス弁53を開とし、ステップS
80でABS制御に入るための初期切替制御のサブルー
チンプログラムをコールし、ステップS81でABS制
御を開始し、ステップS82でバイパス弁7を開とし、
ステップS83及びステップS84でABS制御が必要
な時間だけ継続実行され、ステップS2に戻る。
なくなったと判定されてコールされると、ステップS3
3及びステップS41で速度が低速と判定されてコール
されると、また、ステップS72及びステップS80で
ABS制御のための初期切替制御のサブルーチンプログ
ラムがコールされると、まず、ステップS90で各車輪
速度を検出する車輪速センサ57,58(図示しない車
輪を含めて全車輪)を用いて車輪の回転角減速度Gを検
出する。本実施例においては、図8に示すように、車輪
の回転角減速度Gを−3<G、−6≦G≦−3、G<−
6とし、しかも、このときの回生制動トルクの時間微分
値 dT/dtを−2と、−5、−8に、それぞれ対応付け
てステップS91でそのモードを選択する。即ち、回転
角減速度Gを−3<Gモードのとき、回生制動トルクの
時間微分値 dT/dtとして−2を選択し、回転角減速度
Gが−6≦G≦−3モードのときに、回生制動トルクの
時間微分値 dT/dtとして−5、また、回転角減速度G
をG<−6モードのときに、回生制動トルクの時間微分
値 dT/dtとして−8を選択する。
S92で回生減の制御を行い、ステップS93で回生制
動による制動力がなくなるまで、ステップS90乃至ス
テップS93のルーチンを繰返し実行する。
くなったとき、速度が低速と判定されたとき、ABS制
御に入るとき、回生制動を中止し、油圧制動に入ること
になるが、従来の回生制動から油圧制動への切替えと違
って、応答速度が速く滑かになり、回生制動から油圧制
動へ急激に切替えた場合と異なり、油圧制動のように深
い制動力変化が発生することがない。
車両速度との関係では、従来の技術では回生制動を中止
し、直に油圧制動に入った場合、時間−車両速度特性に
示す従来例Bのようになる。しかし、本実施例のよう
に、回生制動からABS制御に入るときに徐々に回生制
動を弱くし、回生制動力がゼロまたはゼロに近似する値
になったとき、油圧制動に切替えを行うものであるか
ら、その切替えに伴なう車速変化が急変しない本実施例
Aの特性となる。図9(b)に示すように、車輪の回転
角速度ωからみても、回転角速度ωが急激に低下したと
き、本実施例Aは制動特性に合致させるべく制動制御を
行うことにより、車輪がロックされることなく制動特性
に合致させた制御が可能となる。このときの本実施例A
による回生制動力は、図9(c)に示すように、制動特
性に合致した制動力となり、また、従来例Bの油圧制動
による制動力はそのABS制御に入った初期に急変する
ことになる。したがって、本実施例においては、制動特
性に合致させた制動制御を行うことにより、制動距離を
延ばすことなく、滑かな制動が可能となる。
上のスリップ率が検出されたときの回生制動の減少は、
制動特性に従い車輪のロック傾向の度合に応じて減じる
ものであるから、滑かな制動が可能であり、ABS制御
に入る時間を遅くし、それだけ回生量を大きくすること
ができる。また、理想的制動特性に近似した制動特性の
制御が可能となる。
を中止し、油圧制動に入るときのみならず、回生制動条
件が満たされなくなったとき、速度が低速と判定された
ときにも同様に、滑かな制動が可能であり、それだけ回
生量を大きくすることができる。また、理想的制動特性
に近似した制動特性の制御が可能となる。
による回生制動の減少は、制動特性に従い車輪のロック
傾向の度合に応じて減じるものであるが、本発明を実施
する場合には、回生のオン−オフ制御によって減じるこ
ともできる。即ち、回生する電圧を均一とし、その出力
を矩形波とし、そのデューティ比によって回生量を制御
するものである。この技術は、車上バッテリー1に回生
する電圧が一定になることから、正確な制御が可能であ
る。
手段による制動動作から液圧制動手段による制動動作へ
の切替えを行うことにより、液圧制動の特徴を生かして
制動距離及び回生量の両者を良好とした高効率の制動を
行うことができる。特に、液圧制動に入る前の前処理と
して、例えば、スリップ率が大きくなってきた時点で、
本来のABS制御による液圧制動を付与する前に、回生
制動から液圧制動よるABS制御に格別Gショック等を
大きくすることなく滑かに入ることができる。当然、A
BS制御による回生制動動作から液圧制動手段による制
動動作への切替えを行うときに限定されるものでなく、
一般的に回生制動から制動動作への切替えを行うときに
適用可能である。
バッテリー1からの電力により前輪Fr及び/または後
輪Rrを駆動する電気モータ2からなる電気駆動手段
と、前記前輪Fr及び/または後輪Rrの回転に伴なっ
て電気モータ2からなる電気駆動手段が発生する電力を
車上バッテリー1に回生するインバータINV及びマイ
クロコンピュータCPU等からなる回生制動手段と、ブ
レーキペダル21の操作量に応じた液圧を発生するマス
タシリンダ4からなる液圧発生手段と、前記マスタシリ
ンダ4からなる液圧発生手段が発生する液圧に応じて前
輪Fr及び/または後輪Rrの車輪に制動力を与えるホ
イールシリンダ5(Fr)及びホイールシリンダ5(R
r)からなる液圧制動手段と、前記回生制動手段による
制動動作から液圧制動手段による制動動作への切替えを
行うとき、前記回生制動手段による回生を減少した後、
液圧制動手段による制動動作へ移行させるステップS9
0乃至ステップS93からなる切替制御手段とを具備す
るものである。
ABS制御に入るときのように、回生制動を急激に中止
して油圧制動に入ると、油圧制動のように深い制動力の
変化が発生する。しかし、本発明の実施例によれば、回
生制動から、例えば、ABS制御に入るときのように、
徐々に回生制動を弱くし、回生制動力がゼロまたはゼロ
に近似する値になったとき、油圧制動に切替えを行うも
のであるから、その切替えに伴なう車速変化が急変しな
い特性となる。車輪の回転角速度ωからみても、回転角
速度ωを制動特性に合致させるべく制動制御を行うこと
により、車輪がロックされることなく制動特性に合致さ
せた制御が可能となる。このとき、回生制動力は制動特
性に合致した制動力となる。故に、本実施例において
は、制動特性に合致させた制動制御を行うことにより、
制動距離を延ばすことなく、滑かな制動が可能となる。
以上のスリップ率が検出されたときの回生制動による回
生制動の減少開始は、制動特性に従い車輪のロック傾向
の度合に応じて減じるものであるが、一般に、回生制動
から油圧制動に移行する場合には、更なる制動力が必要
な場合であり、滑かな制動が可能であり、ABS制御に
入る時間を遅くし、それだけ回生量を大きくすることが
できる。また、理想的制動特性に近似した制動特性の制
御が可能となる。
の減少は、回生のオン−オフ制御によって減じることも
できる。即ち、回生する電圧を均一とし、その出力を矩
形波とし、そのデューティ比によって回生量を制御する
ものである。この技術は、車上バッテリー1に回生する
電圧が一定になることから、正確な制御が可能である。
動手段による制動動作から液圧制動手段による制動動作
への切替えを行うことにより、液圧制動の特徴を生かし
て制動距離及び回生量の両者を良好とした高効率の制動
を行うことができる。特に、液圧制動に入る前の前処理
として図7に示す初期切替制御ルーチンを、本来の液圧
制動を付与する前に実行することにより、回生制動から
液圧制動に入る際に格別Gショック等を大きくすること
なく、滑かに入ることができる。
0乃至ステップS93からなる初期切替制御ルーチンの
実行中で回生制動手段による回生制動を減少させる間
は、ABS制御を開始せず、回生制動を所定の値、例え
ば、本実施例では回生制動力をゼロにまで減少させた
後、ステップS73またはステップS80でABS制御
を開始し、その間、ABS制御による液圧制動手段の液
圧変動を抑制する。したがって、特に、ブレーキペダル
の急激な沈込み、油激音の発生、ステップ状の急減速に
よるGショック等が生じるのを抑制するとともに、AB
S制御における車両の制動距離が長くなるのを防止する
ことができる。
まで減少させた後、ステップS73またはステップS8
0でABS制御を開始ししているが、本発明を実施する
場合には、滑かな制御が可能であるように、ゼロに近似
した切替えが行えるようにすればよい。即ち、回生制動
手段による回生を減少し、ゼロになったとき、またはゼ
ロに近似したとき、切替えを行うようにすれば、滑かな
制御が可能である。
ネルギーを蓄える車上バッテリー1は、充放電ができる
二次電池であればよい。
リー1からの電力により前輪Fr及び/または後輪Rr
の車輪を駆動する電気モータ2からなる電気駆動手段
は、各車輪に電気モータを配設したものでもよいし、前
輪Fr及び/または後輪Rrに電気モータを配設したも
のでもよい。
手段は、前輪Fr及び/または後輪Rrの車輪の回転に
伴なって電気モータ2からなる電気駆動手段が発生する
電力を車上バッテリー1に回生するインバータINV及
びマイクロコンピュータCPU等からなるものである
が、本発明を実施する場合には、インバータINV及び
マイクロコンピュータCPU等の構成に限定されるもの
ではなく、電気モータに対して外部から回転力を与えた
とき発電制動を行うものであればよい。
は、前輪Fr及び/または後輪Rrの車輪の回生制動条
件を識別するステップS7乃至ステップS10からなる
ものであるが、本発明を実施する場合には、前輪Fr及
び/または後輪Rrの車輪の回生制動条件を識別する回
生制動条件が検出できればよい。
キッド検出手段によりステップS4で所定以上のスリッ
プ率が検出されたとき、前記回生制動手段による回生を
減少し、前記回生制動手段による制動動作から液圧制動
手段による制動動作への切替えを行うステップS73乃
至ステップS77またはステップS79乃至ステップS
84の事例で詳述したが、本発明を実施する場合には、
回生制動手段による制動動作から液圧制動手段による制
動動作への切替えを行うとき、回生制動手段による回生
を減少した後、液圧制動手段による制動動作へ移行させ
るステップS90乃至ステップS93からなる切替制御
手段であればよい。なお、好ましくは、回生制動手段に
よる回生を減少し、ゼロになったとき、またはゼロに近
似したとき、切替えを行うようにすれば、滑かな制御が
可能である。
電動車両の制動装置は、切替制御手段は、スキッド検出
手段により所定以上のスリップ率が検出されたとき、ま
ず回生制動手段による回生を減少させ、その後液圧調整
手段を制御して差圧発生手段と液圧制動手段との間を遮
断し、その後差圧解除手段により液圧発生手段と液圧調
整手段との間の差圧を解消した後、液圧調整手段を制御
してスリップ率に応じて液圧制動手段に与える液圧を調
整する。よって、まず回生制動力の減少により車輪のス
リップが抑えられる。この処理によっても車輪のスリッ
プが大きいときには液圧調整手段により液圧制動手段に
与える液圧を調整するので、車輪のスリップが抑えられ
る。ここで、液圧調整手段が液圧を調整し始める前に
は、一旦液圧調整手段が遮断され、差圧解除手段により
液圧発生手段と液圧調整手段との間の差圧を解消する。
よって、液圧調整手段が液圧を調整し始めるときには、
液圧発生手段の発生液圧と液圧調整手段に与えられる圧
力が等しくなる。したがって、液圧発生手段の圧力が急
激に減少することはなく、ブレーキぺダルの沈み込みは
ない。また、油激音の発生やステップ状の急減速による
Gショック等が生じるのを抑制できる。
の駆動系及び制動系の主要部の構成図である。
示すブロック図である。
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
作を示すフローチャートである。
作を示すフローチャートである。
御動作を示すサブルーチンプログラムのフローチャート
である。
度のモード別の回生制動トルクの時間微分値の特性であ
る。
替制御動作を示すサブルーチンプログラムの実行による
特性と従来のABS制動特性との比較例である。
Claims (1)
- 【請求項1】 車上バッテリーからの電力により車輪を
駆動する電気駆動手段と、 前記車輪の回転に伴なって前記電気駆動手段が発生する
電力を前記車上バッテリーに回生する回生制動手段と、 ブレーキペダルの操作量に応じた液圧を発生する液圧発
生手段と、 前記液圧発生手段が発生する液圧に応じて車輪に制動力
を与える液圧制動手段と、 前記液圧発生手段から液圧制動手段への液圧に差圧を発
生させる差圧発生手段と、 前記差圧発生手段の差圧を解除する差圧解除手段と、 前記差圧発生手段と前記液圧制動手段との間に挿入さ
れ、前記スキッド検出手段により検出されたスリップ率
に応じて前記液圧制動手段に与える液圧を調整する液圧
調整手段と、 前記スキッド検出手段により所定以上のスリップ率が検
出されたとき、前記回生制動手段による回生を減少さ
せ、その後前記液圧調整手段を制御して前記差圧発生手
段と前記液圧制動手段との間を遮断し、その後前記差圧
解除手段により前記液圧発生手段と前記液圧調整手段と
の間の差圧を解消した後、前記液圧調整手段を制御して
スリップ率に応じて前記液圧制動手段に与える液圧を調
整する切替制御手段とを具備することを特徴とする電動
車両の制動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22639494A JP3530984B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 電動車両の制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22639494A JP3530984B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 電動車両の制動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0898314A true JPH0898314A (ja) | 1996-04-12 |
| JP3530984B2 JP3530984B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=16844440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22639494A Expired - Fee Related JP3530984B2 (ja) | 1994-09-21 | 1994-09-21 | 電動車両の制動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3530984B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010057284A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用電源装置 |
| JP2010179840A (ja) * | 2009-02-06 | 2010-08-19 | Nissan Motor Co Ltd | 回生協調ブレーキ制御装置及び回生協調ブレーキ制御方法 |
-
1994
- 1994-09-21 JP JP22639494A patent/JP3530984B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010057284A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用電源装置 |
| JP2010179840A (ja) * | 2009-02-06 | 2010-08-19 | Nissan Motor Co Ltd | 回生協調ブレーキ制御装置及び回生協調ブレーキ制御方法 |
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| JP3530984B2 (ja) | 2004-05-24 |
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