JPH0898697A - 光学活性2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の製造方法 - Google Patents

光学活性2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の製造方法

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JPH0898697A
JPH0898697A JP30280594A JP30280594A JPH0898697A JP H0898697 A JPH0898697 A JP H0898697A JP 30280594 A JP30280594 A JP 30280594A JP 30280594 A JP30280594 A JP 30280594A JP H0898697 A JPH0898697 A JP H0898697A
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和明 古川
Takayuki Abe
隆之 阿部
Noritsugu Yamazaki
則次 山崎
Sei Ikura
聖 以倉
Hidekazu Akamatsu
秀和 赤松
Takeshi Ishiguro
武 石黒
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抗肥満薬などの合成中間体として有用な
(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体
を、簡易に、高い光学純度で収率よく得る。 【構成】 一般式(IIa) 【化1】 (式中、R1 およびR5 は水素原子などを示し、R2
3 、R4 はハロゲン原子等を示す)で表される(R)
−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体またはそ
の塩は、対応する(R)体と(S)体のエナンチオマー
の混合物にRhodosporidium属、Comamonas 属に属する微
生物等を作用させて不斉資化したり、対応するアミノケ
トン誘導体に、Lodderomyces属、Pilimelia 属に属する
微生物等を作用させて不斉還元する方法等により容易に
製造できる。一般式(IIa)の化合物またはその塩か
ら、光学純度の高い(R,R)−1−フェニル−2−
[(2−フェニル−1−アルキルエチル)アミノ]エタ
ノール誘導体を簡易に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬又はその中間体と
して有用な(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フ
ェニル−1−アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導
体の合成中間体などとして有用な2−アミノ−1−フェ
ニルエタノール誘導体とその光学活性体の製造方法、お
よび前記(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェ
ニル−1−アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導体
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1−フェニル−2−[(2−フェニル−
1−アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導体は、生
体内のβ3 受容体に選択的に作用することから、副作用
が極めて低く、インシュリンによらない新しいタイプの
抗肥満薬、糖尿病治療薬として注目されている。そし
て、前記1−フェニル−2−[(2−フェニル−1−ア
ルキルエチル)アミノ]エタノール誘導体の薬理学的な
研究から、上記のβ3 作用は、実質的に(R,R)−エ
ナンチオマーに因るものであることが判明している[ジ
ャーナル オブ メディシナル ケミストリー(J.Med.
Chem.)、第35巻、第3081頁(1992年)、及び
米国特許第5061727号明細書等参照]。例えば、
前記米国特許明細書には、(R,R)−5−[2−
[[2−(3−クロロフェニル)−2−ヒドロキシエチ
ル]アミノ]プロピル]−1,3−ベンゾジオキソール
−2,2−ジカルボン酸ジナトリウム塩は、対応する
(S,S)−エナンチオマーと比較して47倍もの高い
活性を示すことが記載されている。
【0003】従来、光学活性(R,R)−1−フェニル
−2−[(2−フェニル−1−アルキルエチル)アミ
ノ]エタノール誘導体の製造方法として、ラセミ体の光
学分割による方法と不斉合成による方法が知られてい
る。
【0004】例えば、前記米国特許第5061727号
明細書に対応する特開平5−320153号、米国特許
第5106867号明細書および特開昭58−1834
0号公報には、フェニルエタノール誘導体のラセミ体、
フェニルアセトン誘導体、及びシアノ水素化ホウ素ナト
リウムなどの還元剤を反応させて、1−フェニル−2−
[(2−フェニル−1−アルキルエチル)アミノ]エタ
ノール誘導体の4種の光学異性体の混合物を得、このう
ち(R,R)体と(S,R)体とを分離除去し、次いで
ジアステレオマー法により(R,R)体と(S,S)体
とを光学分割することにより、(R,R)−1−フェニ
ル−2−[(2−フェニル−1−アルキルエチル)アミ
ノ]エタノール誘導体を製造する方法が開示されてい
る。しかし、上記方法では、完全な4種の光学異性体の
混合物から1種の光学異性体である(R,R)体のみを
分離精製する必要があるため、工程が煩雑となり、収率
も低下する。また、多量の原料が必要となるため、経済
的にも不利である。
【0005】同米国特許明細書及び前記ジャーナル オ
ブ メディシナル ケミストリーには、(R)−3−ク
ロロスチレンオキサイド誘導体と(R)−1−メチル−
2−フェニルエチルアミン誘導体とを反応させる方法が
開示されている。しかし、この方法において反応原料と
して用いる(R)−1−メチル−2−フェニルエチルア
ミン誘導体は強い覚醒作用を示すため、取扱いには格別
の注意が必要であり、工業的スケールでの使用には適し
ていない。また、上記(R)−1−メチル−2−フェニ
ルエチルアミン誘導体を得るために、多くの工程を必要
とする。例えば、前記(R)−1−メチル−2−フェニ
ルエチルアミン誘導体は、L−ドーパ(L−DOPA)
から、アミノ基への保護基の導入、エステル化、エステ
ルの還元、ヒドロキシル基のメシルオキシ化、脱保護、
還元の6工程を経て製造される。
【0006】一方、本発明において、前記1−フェニル
−2−[(2−フェニル−1−アルキルエチル)アミ
ノ]エタノール誘導体の反応原料として用いる光学活性
な2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体を製造す
る方法として、対応するラセミ体を光学分割剤を用いて
光学分割する方法が知られている。例えば、特開昭64
−9979号公報(特公平4−48791号)には、2
−アミノ−1−(3−クロロフェニル)エタノールのラ
セミ体をN−(t−ブトキシカルボニル)−D−アラニ
ンを用いて光学分割し、光学活性な(R)体を得る方法
が開示されている。
【0007】また、特開平2−85247号公報には、
2−アミノ−1−(4−クロロフェニル)エタノールの
ラセミ体を、D−酒石酸を用いて光学分割する方法が開
示されている。さらに、日本化学会誌、1985、
(5)、第910頁〜第913頁には、2−アミノ−1
−フェニルエタノールのラセミ体を、3−アミノ安息香
酸を光学分割剤として光学分割する方法が開示されてい
る。
【0008】しかし、光学分割に供する前記2−アミノ
−1−フェニルエタノール誘導体のラセミ体を簡単な操
作で収率よく得ることが困難なため、上記方法では、目
的の光学活性2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導
体を簡便に、効率よく製造することができない。
【0009】例えば、前記2−アミノ−1−フェニルエ
タノール誘導体の製造法として、窒素含有化合物の還元
による方法、およびアンモニアの付加反応を利用する方
法が知られている。
【0010】前記窒素含有化合物の還元による方法とし
て、(a)マンデロニトリルを還元する方法[J. Org.
Chem.,45(14), 2785 (1980) 、特開昭46−27号公報
等参照]、(b)マンデル酸アミドを還元する方法[J.
Appl. Chem., 1 (1951) 469参照]および(c)ニトロ
化合物を還元する方法[Coll. Czech. Chem. Comm.,43
(7), 1917 (1978)参照]が知られている。
【0011】しかし、前記(a)の方法では、マンデロ
ニトリルが不安定であるため、高収率で目的物を得るた
めには、ヒドロキシル基を保護する必要がある。また、
多量のLiAlH4 やNaBH4 などの還元剤と活性化
触媒の存在下で反応が行われるため、経済的でなく、し
かも取扱いに注意が必要である。さらに、得られる2−
アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の純度が95%
程度と低い。また、前記(b)、(c)の方法において
も、還元剤としてLiAlH4 などを多量に用いるた
め、前記と同様の問題を有する。さらに前記(c)の方
法では、溶媒としてニトロメタンを用いるため、危険性
が高く、取扱いには十分の注意が必要である。
【0012】前記アンモニアの付加反応を利用する方法
として、(d)エポキシ化合物にアンモニアを反応させ
る方法[Syn. Com., 3(3), 177,(1973) 参照]、および
(e)ハロヒドリン化合物にアンモニアを反応させる方
法[Indian. J. Chem., SECT. B, 31B, 821(1992) 参
照]が知られている。しかし、これらの方法では、反応
操作は簡易であるものの、2−アミノ−1−フェニルエ
タノール誘導体の位置異性体である1−アミノ−2−フ
ェニルエタノール誘導体が副生しやすい。この位置異性
体は、蒸溜、再結晶、抽出等の通常の分離精製方法では
除去しにくく、純度の高い2−アミノ−1−フェニルエ
タノール誘導体を得るためには、カラム精製などの煩雑
な操作を必要とする。
【0013】また、一方、微生物を利用して、光学活性
な2−アミノ−1−フェニルエタノールを得る方法が知
られている。すなわち、ケミストリー・エクスプレス
(Chemistry Express)、第4巻、第9号、第621頁
〜第624頁、(1989年)には、スタフィロコッカ
ス属、ミクロコッカス属、ロードコッカス属およびナイ
セリア属に属する微生物が、2−アミノ−1−フェニル
エタノールおよびα−アミノアセトフェノンから、それ
ぞれ、光学活性な2−アミノ−1−フェニルエタノール
を生成させることが開示されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル
−1−アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導体を選
択的に高い収率で効率よく製造するために有用な光学活
性化合物(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール
誘導体を、効率よく、しかも高い光学純度で製造できる
方法を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、前記(R,R)体を
製造する上で有用であり、しかも入手および取り扱いの
容易な光学活性化合物を、効率よく高い光学純度で製造
できる方法を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、前記光学活性化合物
を効率よく得るために有用な2−アミノ−1−フェニル
エタノール誘導体を、簡単な操作で収率よく、しかも高
純度で得ることのできる方法を提供することにある。
【0017】また、本発明のさらに他の目的は、光学純
度の高い(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェ
ニル−1−アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導体
を高い収率で効率よく製造できる方法を提供することに
ある。
【0018】本発明の他の目的は、前記光学活性化合物
を効率よく製造するのに有用な(S)体を、効率よく製
造する方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため、鋭意検討した結果、(i)特定の分離
精製法により、純度の高い2−アミノ−1−フェニルエ
タノール誘導体が効率よく得られること、(ii)特定
の微生物を用いる方法により、光学純度の高い(R)又
は(S)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体
が効率よく得られること、(iii)前記(R)体とフ
ェニルアセトン誘導体との反応、および前記反応の反応
生成物と還元剤との反応とにより、容易に、しかも高い
収率及び光学純度で選択的に、光学活性な(R,R)−
2−アミノ−1−フェニル−2−[(2−フェニル−1
−アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導体を製造で
きることを見出し、本発明を完成した。
【0020】すなわち、本発明は、一般式(I)
【0021】
【化24】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、同一または
異なって、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してい
てもよい低級アルキル基、保護基で保護されていてもよ
いヒドロキシル基、置換基を有していてもよいアルコキ
シ基、置換基を有していてもよいシクロアルキルオキシ
基、置換基を有していてもよいアラルキルオキシ基、置
換基を有していてもよいアリールオキシ基、置換基を有
していてもよい低級アルキルチオ基、置換基を有してい
てもよいアシル基、保護基で保護されていてもよいカル
ボキシル基、置換基を有していてもよい低級アルコキシ
カルボニル基、ニトロ基または置換基を有していてもよ
いアミノ基を示す)で表される2−アミノ−1−フェニ
ルエタノール化合物またはその塩のエナンチオマー混合
物に、前記エナンチオマー混合物に作用して、対応する
一般式(IIa)
【0022】
【化25】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、前記と同
じ)で表される(R)−2−アミノ−1−フェニルエタ
ノール化合物またはその塩を生成しうる能力を有する微
生物又はその処理物を作用させ、生成する一般式(II
a)で表される(R)体またはその塩を採取する(R)
−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の製造方
法を提供する。
【0023】なお、前記一般式(I)で表される2−ア
ミノ−1−フェニルエタノール誘導体において、ヒドロ
キシル基は保護基で保護されていてもよい。このような
誘導体、すなわち一般式(VI)
【0024】
【化26】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、前記と同
じ;Zは、水素原子又はヒドロキシル基の保護基を示
す)で表される化合物は、種々の方法、例えば、一般式
(III)
【0025】
【化27】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、前記と同
じ)で表される化合物、または式(IV)
【0026】
【化28】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 およびZは、前
記に同じ、Xはハロゲン原子を示す)で表される化合物
と、一般式(V) Y−NH2 (V) (式中、Yは、水素原子または反応において脱離しうる
基を示す)で表される化合物とを反応させ、さらにYが
反応において脱離しうる基である場合にはYを脱離させ
て、得られた反応生成物に、酸を添加して、一般式(V
I)で表される化合物を塩として析出させて分離精製す
ることにより得ることができる。
【0027】また、前記一般式(IIa)で表される
(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体ま
たはその塩は、例えば、一般式(VII)
【0028】
【化29】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、前記に同
じ)で表される化合物またはその塩に、前記化合物また
はその塩に作用して、対応する一般式(IIa)で表わ
される光学活性化合物またはその塩を生成する能力を有
する微生物またはその処理物を作用させ、生成した一般
式(IIa)で表わされる光学活性化合物またはその塩
を採取することにより得ることができる。
【0029】前記一般式(IIa)で表される光学活性
化合物およびその塩は、(R,R)−1−フェニル−2
−[(2−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エタ
ノール誘導体の合成中間体として有用である。
【0030】本発明はまた、一般式(II)
【0031】
【化30】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 およびZは、前
記と同じ)で表される化合物またはその塩と、一般式
(VIII)
【0032】
【化31】 (式中、R7 、R8 は、(A)同一または異なって、水
素原子、置換基を有していてもよい低級アルキル基、置
換基を有していてもよいシクロアルキル基、置換基を有
していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよ
いアリール基、置換基を有していてもよいアシル基、保
護基で保護されていてもよいカルボキシル基、置換基を
有していてもよい低級アルコキシカルボニル基、置換基
を有していてもよいアミノ基、置換基を有していてもよ
いアルキルスルホニル基、置換基を有していてもよいア
リールスルホニル基又は保護基で保護されていてもよい
ヒドロキシル基を示すか、または、(B)R7 は、式
(IX):−O−R7aで示される基、R8 は、式
(X):−O−R8aで示される基であって、R7aとR8a
は一緒に、隣接する酸素原子と共に置換基を有していて
もよい環を形成していてもよく、R6 、R9 、R10は、
同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、置換基を
有していてもよい低級アルキル基、置換基を有していて
もよいシクロアルキル基、置換基を有していてもよいア
ラルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、保
護基で保護されていてもよいヒドロキシル基、置換基を
有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していても
よいシクロアルキルオキシ基、置換基を有していてもよ
いアラルキルオキシ基、置換基を有していてもよいアリ
ールオキシ基、置換基を有していてもよい低級アルキル
チオ基、置換基を有していてもよいアラルキルチオ基、
置換基を有していてもよいアシル基、保護基で保護され
ていてもよいカルボキシル基、置換基を有していてもよ
い低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基又は置換基を
有していてもよいアミノ基を示し、R11は、低級アルキ
ル基を示す)で表される化合物との反応、および前記反
応の反応生成物を還元する反応を含む、一般式(XI)
【0033】
【化32】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
8 、R9 、R10、R11及びZは前記と同じ)で表され
る(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル−
1−アルキルエチル)アミノ]エタノールまたはその塩
の製造方法を提供する。
【0034】また、前記一般式(IIa)で表される
(R)体に対応する(S)体またはその塩は、例えば、
前記一般式(I)で表される2−アミノ−1−フェニル
エタノール誘導体またはその塩のエナンチオマー混合物
に、前記エナンチオマー混合物に作用して対応する一般
式(XV)
【0035】
【化33】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、前記と同
じ)で表される(S)体またはその塩を生成しうる能力
を有する微生物またはその処理物を作用させ、生成した
(S)体またはその塩を採取することにより得ることが
できる。
【0036】前記一般式(XV)で表される光学活性化
合物またはその塩は、また、一般式(VII)で表され
る化合物またはその塩に、前記化合物またはその塩に作
用して、対応する一般式(XV)で表される光学活性化
合物またはその塩を生成しうる能力を有する微生物また
はその処理物を作用させ、生成した一般式(XV)の光
学活性体またはその塩を採取することにより得ることが
できる。
【0037】以下、本発明をより詳細に説明する。
【0038】前記一般式(II)、(IIa)などのR
1 、R2 、R3 、R4 、R5 におけるハロゲン原子に
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子
が含まれる。置換基を有していてもよい低級アルキル基
には、例えば、(a)置換基を有していてもよいC1-4
アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル基、t−ブ
チル基等)が含まれる。C1-4 アルキル基が有していて
もよい置換基としては、ヒドロキシル基、C1-4アルコ
キシ基、ベンゾイル基、置換基(例えば、C1-4 アルコ
キシ基など)で置換されていてもよいC6-12アリール基
(例えばフェニル基など)、C1-4 アルキルチオ基、ハ
ロゲン原子等が挙げられる。このような置換基を有する
アルキル基としては、例えば、(b)ヒドロキシル基で
置換された炭素数1〜4のアルキル基(例えば、ヒドロ
キシメチル、2−ヒドロキシエチル、1,2−ジヒドロ
キシエチル、2,2−ジヒドロキシエチル、3,3−ジ
ヒドロキシプロピル基など)、(c)C1-4 アルコキシ
−C1-4 アルキル基(例えば、メトキシメチル、エトキ
シメチル、t−ブトキシメチル、1−メトキシエチル、
1−エトキシエチル、2−メトキシエチル基など)、
(d)フェナシル基、(e)C1-4 アルキルチオ−C
1-4 アルキル基(例えば、メチルチオメチル、エチルチ
オメチル基などのC1-4 アルキルチオメチル基等)、
(f)1または2以上のハロゲン原子を有するC1-4
ロアルキル基(例えば、クロロメチル、2−クロロエチ
ル、3−クロロプロピル、4−クロロブチル、ジクロロ
メチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、2,
2,2−トリクロロエチル、2,2,2−トリフルオロ
エチル、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチル基
など)などが含まれる。
【0039】ヒドロキシル基の保護基としては、有機合
成の分野で通常用いられるヒドロキシル基の保護基、例
えば、(A)酸素原子と共にエーテル結合を形成する
基、(B)酸素原子と共にエステル結合を形成する基、
(C)酸素原子と共にカーボネートを形成する基、
(D)酸素原子と共にスルホン酸エステルを形成する基
などが挙げられる。
【0040】酸素原子と共にエーテル結合を形成する基
(A)には、(1)置換基を有していてもよい低級アル
キル基、(2)置換基を有していてもよいアリル基、
(3)置換基を有していてもよいシクロアルキル基、
(4)置換基を有していてもよい複素環基、(5)置換
基を有していてもよいアラルキル基、(6)置換基を有
していてもよいシリル基などが含まれる。
【0041】置換基を有していてもよい低級アルキル基
(1)には、(a)置換基を有していてもよいC1-4
ルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル
基など)などが含まれる。C1-4 アルキル基の置換基と
して、例えば、C1-4 アルコキシ基、C1-4 アルコキシ
−C1-4 アルコキシ基、C7-20アラルキルオキシ基、ベ
ンゾイル基、C1-4 アルキルチオ基、ハロゲン原子など
が例示できる。このような置換基を有するアルキル基に
は、(b)C1-4 アルコキシ−C1-4 アルキル基(例え
ば、メトキシメチル、エトキシメチル、t−ブトキシメ
チル、1−メトキシエチル、1−エトキシエチル、2−
メトキシエチルなどのC1-4 アルコキシ−C1-2 アルキ
ル基など)、(c)C1-4 アルコキシ−C1-4 アルコキ
シ−C1-4 アルキル基(例えば、2−メトキシエトキシ
メチル、2−エトキシメトキシメチルなどのC1-4 アル
コキシ−C1-4 アルコキシ−C1-2 アルキル基など)、
(d)C7-20アラルキルオキシ−C1-4 アルキル基(例
えば、ベンジルオキシメチルなどのC7-20アラルキルオ
キシメチル基など)、(e)フェナシル基、(f)C
1-4 アルキルチオ−C1-4 アルキル基(例えば、メチル
チオメチル、エチルチオメチルなどのC1-4 アルキルチ
オメチル基など)、(g)1又は2以上のハロゲン原子
を有するC1-4ハロアルキル基(例えば、トリクロロメ
チル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリクロロエ
チル、2,2,2−トリフルオロエチルなど)などが含
まれる。
【0042】アリル基(2)の置換基としては、例えば
前記低級アルキル基(1)で例示した置換基等が含まれ
る。
【0043】置換基を有していてもよいシクロアルキル
基(3)には、シクロプロピル、シクロペンチル、シク
ロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロ
ノニル、シクロデシルなどのC3-10シクロアルキル基な
どが含まれる。シクロアルキル基の置換基としては、例
えば、ハロゲン原子、C1-4 アルキル基、ヒドロキシル
基等が挙げられる。
【0044】置換基を有していてもよい複素環基(4)
には、炭素原子以外に、ヘテロ原子として酸素原子又は
イオウ原子を有する、置換基を有していてもよい5〜6
員の複素環基などが含まれる。置換基を有していてもよ
い複素環基は、非芳香族性の複素環基であることが多
い。前記5〜6員の複素環基には、例えば、テトラヒド
ロフラニル、テトラヒドロチオフラニル、テトラヒドロ
ピラニル、テトラヒドロチオピラニル基などが含まれ
る。前記複素環基の置換基としては、例えば、ハロゲン
原子、C1-4 アルキル基、C1-4 アルコキシ基(例え
ば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブト
キシなど)及び前記低級アルキル基(1)の説明箇所に
例示の置換基などが含まれる。
【0045】置換基を有する複素環基の例として、置換
基を有していてもよいテトラヒドロピラニル基(例え
ば、テトラヒドロピラニル、3−ブロモテトラヒドロピ
ラニル、4−メトキシテトラヒドロピラニルなど)、置
換基を有していてもよいテトラヒドロチオピラニル基
(例えば、テトラヒドロチオピラニル、3−ブロモテト
ラヒドロチオピラニル、4−メトキシテトラヒドロチオ
ピラニルなど)、置換基を有していてもよいテトラヒド
ロフラニル基(例えば、テトラヒドロフラニルなど)、
置換基を有していてもよいテトラヒドロチオフラニル基
(例えば、テトラヒドロチオフラニルなど)などが例示
できる。
【0046】置換基を有していてもよいアラルキル基
(5)には、置換基を有していてもよいC7-20アラルキ
ル基(ベンジルなど)などが含まれる。アラルキル基の
置換基として、C1-4 アルキル基、C6-12アリール基
(フェニルなど)、ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ
基、ニトロ基、ハロゲン原子などが挙げられる。そのよ
うな置換基の例として、前記(4)で例示したものが挙
げられる。置換基を有していてもよいアラルキル基の例
として、ベンジル、o−クロロベンジル、o−ニトロベ
ンジル、p−クロロベンジル、p−メトキシベンジル、
p−メチルベンジル、p−ニトロベンジル、2,6−ジ
クロロベンジル、ジフェニルメチル、トリチルなどが挙
げられる。
【0047】シリル基(6)の置換基には、ベンジルな
どのC7-20アラルキル基及び前記アラルキル基(5)で
記載した置換基などが含まれる。置換基を有していても
よいシリル基(6)として、トリメチルシリル、トリエ
チルシリル、t−ブチルジメチルシリル、トリベンジル
シリル、トリフェニルシリル基などが挙げられる。
【0048】酸素原子と共にエステル結合を形成する基
(B)としては、例えば、置換基を有していてもよいア
シル基などが挙げられる。前記アシル基には、(1)ヒ
ドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、C1-4 アルキルチ
オ基、ハロゲン原子等で置換されていてもよいC1-6
シル基(例えば、ホルミル、アセチル、クロロアセチ
ル、トリフルオロアセチル、プロピオニル、イソプロピ
オニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレ
リル、ピバロイルなど)、(2)C1-4 アルキル基、ヒ
ドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、ニトロ基、ハロゲ
ン原子などで置換されていてもよい芳香環を有するC
7-16アシル基(例えば、ベンゾイル、p−フェニルベン
ゾイル、トルオイル、ナフトイルなど)、(3)C1-4
アルキル基、ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、ニ
トロ基、ハロゲン原子などで置換されていてもよい複素
環を有するアシル基(例えば、フロイル、テノイル、ニ
コチノイル、イソニコチノイルなど)などが含まれる。
【0049】酸素原子と共にカーボネートを形成する基
(C)には、(1)例えば、C1-4アルコキシ基などの
置換基で置換されていてもよいC1-4 アルコキシ基、C
7-20アラルキルオキシ基、ベンゾイル基、C1-4 アルキ
ルチオ基、ハロゲン原子などの置換基を有していてもよ
いC2-5 アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、
イソブトキシカルボニル、s−ブトキシカルボニル、t
−ブトキシカルボニルなど)、(2)例えば、C1-4
ルキル基、ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、ニト
ロ基、ハロゲン原子などの置換基を有していてもよいC
8-20アラルキルオキシカルボニル基(例えば、ベンジル
オキシカルボニル、p−メトキシベンジルオキシカルボ
ニル、p−メチルベンジルオキシカルボニル、p−クロ
ロベンジルオキシカルボニル、o−ニトロベンジルオキ
シカルボニルなど)、(3)例えば、C1-4 アルキル
基、ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、ニトロ基、
ハロゲン原子などの置換基を有していてもよいC7-20
リールオキシカルボニル基(例えば、フェノキシカルボ
ニル、4−メチルフェニルオキシカルボニル、4−ニト
ロフェニルオキシカルボニル、4−クロロフェニルオキ
シカルボニル、ナフチルオキシカルボニルなど)などが
含まれる。
【0050】酸素原子と共にスルホン酸エステルを形成
する基(D)には、(1)例えば、C1-4 アルコキシ
基、C1-4 アルコキシ−C1-4 アルコキシ基、C7-20
ラルキルオキシ基、ベンゾイル基、C1-4 アルキルチオ
基、ハロゲン原子などの置換基を有していてもよいC
1-4 アルキルスルホニル基(例えば、メタンスルホニ
ル、エタンスルホニル、プロパンスルホニル、ブタンス
ルホニル、トリクロロメタンスルホニル、トリフルオロ
メタンスルホニルなど)、(2)例えば、C1-4 アルキ
ル基、ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、ニトロ
基、ハロゲン原子などの置換基を有していてもよいC
6-20アリールスルホニル基(例えば、ベンゼンスルホニ
ル、m−ニトロベンゼンスルホニル、p−ニトロベンゼ
ンスルホニル、p−クロロベンゼンスルホニル、p−ブ
ロモベンゼンスルホニル、p−トルエンスルホニル、ナ
フタレンスルホニルなど)等が含まれる。
【0051】置換基を有していてもよいアルコキシ基に
は、置換基を有していてもよい炭素数1〜4のアルコキ
シ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ
プロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s−ブトキシ、
t−ブトキシ基など)等が含まれる。C1-4 アルコキシ
基の置換基としては、例えば、ヒドロキシル基、C1-4
アルコキシ基、ハロゲン原子等が挙げられる。このよう
な置換基を有するアルコキシ基には、例えば、ヒドロキ
シ−C1-4 アルコキシ基(例えば、ヒドロキシメトキ
シ、2−ヒドロキシエトキシ、1,2−ジヒドロキシエ
トキシ、2,2−ジヒドロキシエトキシ、3,3−ジヒ
ドロキシプロポキシ基など)、C1-4 アルコキシ−C
1-4 アルコキシ基(例えば、メトキシメトキシ、エトキ
シメトキシ、1−エトキシエトキシ基など)等が含まれ
る。
【0052】シクロアルキルオキシ基の置換基として
は、例えば、ハロゲン原子、C1-4 アルキル基、ヒドロ
キシル基等が含まれる。シクロアルキルオキシ基には、
例えば、C3-10シクロアルキルオキシ基(例えば、シク
ロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチ
ルオキシ、シキロヘキシルオキシ、シクロヘプチルオキ
シ、シクロオクチルオキシ、シクロノニルオキシ、シク
ロデシルオキシ基等)が含まれる。
【0053】置換基を有していてもよいアラルキルオキ
シ基には、例えば、C1-4 アルキル基、C6-12アリール
基(フェニルなど)、ヒドロキシル基、C1-4 アルコキ
シ基、ニトロ基、ハロゲン原子などの置換基で置換され
ていてもよいC7-20アラルキルオキシ基(例えば、ベン
ジルオキシ、m−ブロモベンジルオキシ、m−クロロベ
ンジルオキシ基など)が含まれる。
【0054】置換基を有していてもよいアリールオキシ
基には、例えば、C1-4 アルキル基、ヒドロキシル基、
1-4 アルコキシ基、ニトロ基、ハロゲン原子などの置
換基で置換されていてもよいC6-16アリールオキシ基
(例えば、フェノキシ基等)等が含まれる。
【0055】低級アルキルチオ基には、例えば、メチル
チオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、
ブチルチオ、イソブチルチオ、s−ブチルチオ、t−ブ
チルチオ基などの炭素数1〜4のアルキルチオ基が含ま
れる。低級アルキルチオ基の置換基としては、例えば、
ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、ハロゲン原子な
どが挙げられる。
【0056】置換基を有していてもよいアシル基には、
例えば、(1)ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、
1-4 アルキルチオ基、ハロゲン原子等で置換されてい
てもよいC1-6 アシル基(例えば、ホルミル、アセチ
ル、クロロアセチル、トリフルオロアセチル、プロピオ
ニル、イソプロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バ
レリル、イソバレリル、ピバロイルなど)、(2)C
1-4 アルキル基、ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ
基、ニトロ基、ハロゲン原子などで置換されていてもよ
い芳香環を有するC7-16アシル基(例えば、ベンゾイ
ル、p−フェニルベンゾイル、トルオイル、ナフトイル
など)、(3)C1-4 アルキル基、ヒドロキシル基、C
1-4 アルコキシ基、ニトロ基、ハロゲン原子などで置換
されていてもよい複素環を有するアシル基(例えば、フ
ロイル、テノイル、ニコチノイル、イソニコチノイルな
ど)などが含まれる。
【0057】カルボキシル基の保護基には、例えば、前
記例示の置換基を有していてもよいC1-4 アルキル基、
置換基を有していてもよいC6-16アリール基、置換基を
有していてもよいC7-20アラルキル基、置換基を有して
いてもよいC1-4 アルコキシ基、置換基を有していても
よいC6-16アリールオキシ基、置換基を有していてもよ
いC7-20アラルキルオキシ基、置換基を有していてもよ
いアミノ基などが含まれる。このような置換基を有して
いてもよいC1-4 アルキル基等としては、前記例示の置
換基を有していてもよいC1-4 アルキル基等が含まれ
る。置換基を有していてもよいアミノ基としては、後記
で例示する置換基を有していてもよいアミノ基やC7-20
アラルキル基で置換されたアミノ基等が用いられる。
【0058】具体的には保護基で保護されていてもよい
カルボキシル基には、例えば、(a)ヒドロキシル基、
1-4 アルコキシ基等の置換基を有していてもよいC
1-4 アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、
ブトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、メトキ
シメトキシカルボニル、メトキシエトキシカルボニル基
など)、(b)C1-4 アルキル基、ヒドロキシル基、C
1-4 アルコキシ基、ニトロ基、ハロゲン原子などの置換
基を有していてもよいC6-16アリールオキシ−カルボニ
ル基(例えば、フェノキシカルボニル、4−メチルフェ
ニルオキシカルボニル、4−メトキシフェニルオキシカ
ルボニル、4−ニトロフェニルオキシカルボニル、4−
クロロフェニルオキシカルボニル、ナフチルカルボニル
基など)、(c)C1-4 アルキル基、C6-12アリール基
(フェニルなど)、ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ
基、ニトロ基、ハロゲン原子などの置換基を有していて
もよいC7-20アラルキルオキシ−カルボニル基(例え
ば、ベンジルオキシカルボニル、m−クロロベンジルオ
キシカルボニル、p−メトキシベンジルオキシカルボニ
ル基など)、(d)C1-4 アルキル基、C7-20アラルキ
ル基、C1-6 アシル基、芳香環を有するC7-16アシル基
等の置換基で置換されていてもよいカルバモイル基(例
えば、カルバモイル、ベンジルアミノカルボニル基な
ど)等が含まれる。
【0059】このようなカルボキシル基は、塩を形成し
てもよい。このような塩としては、特に限定されず、例
えば、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩、カリウ
ム塩など)、アルカリ土類金属塩(例えば、マグネシウ
ム塩、カルシウム塩、バリウム塩など)、その他の金属
塩(例えば亜鉛塩、アルミニウム塩など)、アンモニウ
ム塩等の無機塩基との塩;ピリジン、トリ−C1-4 アル
キルアミン(例えば、トリメチルアミン、トリエチルア
ミンなど)等の有機塩基との塩などが挙げられる。
【0060】低級アルコキシカルボニル基としては、例
えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロ
ポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキ
シカルボニル、イソブトキシカルボニル、s−ブトキシ
カルボニル、t−ブトキシカルボニルなどのC2-5 アル
コキシカルボニル基などが含まれる。低級アルコキシカ
ルボニル基の置換基としては、前記アルコキシ基の置換
基として例示した置換基などが含まれる。
【0061】アミノ基の置換基としては、例えば、前記
例示の置換基を有していてもよいC1-4 アルキル基、置
換基を有していてもよいC7-20アラルキル基、置換基を
有していてもよいC1-6 アシル基、置換基を有していて
もよい芳香環を有するC7-16アシル基、置換基を有して
いてもよい複素環を有するアシル基、置換カルボニル基
(例えば前記例示の置換基を有していてもよいアシル
基、保護基で保護されていてもよいカルボキシル基な
ど)等が挙げられる。
【0062】具体的には置換基を有していてもよいアミ
ノ基には、(a)アミノ基、(b)置換基を有していて
もよいC1-4 アルキル基で置換されたアミノ基(例え
ば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、t
−ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ
プロピルアミノ、ジブチルアミノ基など)、(c)置換
基を有していてもよいC7-20アラルキル基で置換された
アミノ基(例えば、ベンジルアミノ基等)、(d)置換
基を有していてもよいC1-6 アシル基で置換されたアミ
ノ基(例えば、ホルミルアミノ、アセチルアミノ、プロ
ピオニルアミノ、ブチリルアミノ、イソブチリルアミ
ノ、バレリルアミノ、イソバレリルアミノ、ピバロイル
アミノ基等)(e)置換基を有していてもよい芳香環を
有するC7-16アシル基で置換されたアミノ基(例えば、
ベンゾイルアミノ基など)、(f)置換基を有していて
もよい複素環を有するアシル基で置換されたアミノ基
(例えば、ニコチノイルアミノ基等)、(g)置換カル
ボニルアミノ基(例えば、アセチルアミノメチルカルボ
ニルアミノ、アセチルアミノエチルカルボニルアミノ、
ヒドロキシメチルカルボニルアミノ、ヒドロキシエチル
カルボニルアミノ、メトキシカルボニルアミノ、エトキ
シカルボニルアミノ基など)等が含まれる。
【0063】このうち、R1 、R5 としては、水素原
子、C1-4 アルキル基等、特に水素原子が好ましい。
【0064】また、R2 、R3 、R4 としては、水素原
子、ハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されていてもよ
いC1-4 アルキル基(例えば、C1-4 アルキル基、C
1-4 ハロアルキル基等)、C1-4 アルコキシ基、置換基
を有していてもよいアミノ基(特にC1-6 アシル基で置
換されたていてもよいアミノ基等)、ニトロ基等が好ま
しく、特にハロゲン原子が好ましい。
【0065】Zにおけるヒドロキシル基の保護基として
は、有機合成の分野で通常用いられるヒドロキシル基の
保護基、例えば、前記R1 〜R5 の説明箇所で例示の保
護基(A)〜(D)などが挙げられる。Zとして、水素
原子、C1-4 アルキル基などで置換されたシリル基、C
1-6 アシル基など、特に水素原子を用いる場合が多い。
【0066】一般式(II)で表される化合物の具体例
としては、例えば、(a)(R)−2−アミノ−1−フ
ェニルエタノールのほか、(b)ヒドロキシル基が保護
された(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘
導体、(c)フェニル基がヒドロキシル基で置換された
誘導体、(d)フェニル基が2個のヒドロキシル基で置
換された誘導体、(e)フェニル基がハロゲン原子で置
換された誘導体、(f)フェニル基が2個のハロゲン原
子で置換された誘導体、(g)フェニル基が3個のハロ
ゲン原子で置換された誘導体、(h)フェニル基が4個
のハロゲン原子で置換された誘導体、(i)フェニル基
が5個のハロゲン原子で置換された誘導体、(j)フェ
ニル基が置換基を有していてもよい低級アルキル基で置
換された誘導体、(k)フェニル基が置換基を有してい
てもよい低級アルコキシ基で置換された誘導体、(l)
フェニル基がニトロ基で置換された誘導体、(m)フェ
ニル基が置換基を有していてもよいアミノ基で置換され
た誘導体、(n)フェニル基が、保護基で保護されてい
てもよいヒドロキシル基、置換基を有していてもよいシ
クロアルキルオキシ基、置換基を有していてもよいアラ
ルキルオキシ基、置換基を有していてもよいアリールオ
キシ基、置換基を有していてもよいアシル基、又は保護
基で保護されていてもよいカルボキシル基で置換されて
いてもよい誘導体などが挙げられる。
【0067】(b)ヒドロキシル基が保護された(R)
−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体には、例
えば、(R)−2−アミノ−1−フェニル−O−トリメ
チルシリルエタノール、(R)−2−アミノ−1−フェ
ニル−O−t−ブチルジメチルシリルエタノール、
(R)−2−アミノ−1−フェニル−O−テトラヒドロ
ピラニルエタノール、(R)−2−アミノ−1−フェニ
ル−O−アセチルエタノールなどが含まれる。
【0068】(c)フェニル基がヒドロキシル基で置換
された誘導体としては、(R)−2−アミノ−1−(2
−ヒドロキシフェニル)エタノール、(R)−2−アミ
ノ−1−(3−ヒドロキシフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(4−ヒドロキシフェニル)
エタノール、(R)−2−アミノ−1−(3−メチルチ
オ−4−ヒドロキシフェニル)エタノール、(R)−2
−アミノ−1−(3−ヒドロキシメチル−4−ヒドロキ
シフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−
(3−メトキシカルボニル−4−ヒドロキシフェニル)
エタノール、(R)−2−アミノ−1−(3−ヒドロキ
シエトキシ−4−ヒドロキシフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(3−エトキシメチル−4−
ヒドロキシフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ
−1−[(3−ヒドロキシ−5−(1,2−ジヒドロキ
シプロピル)フェニル]エタノールなどが挙げられる。
【0069】(d)フェニル基が2個のヒドロキシル基
で置換された誘導体としては、例えば、(R)−2−ア
ミノ−1−(2,3−ジヒドロキシフェニル)エタノー
ル、(R)−2−アミノ−1−(2,4−ジヒドロキシ
フェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−
(2,5−ジヒドロキシフェニル)エタノール、(R)
−2−アミノ−1−(2,6−ジヒドロキシフェニル)
エタノール、(R)−2−アミノ−1−(3,4−ジヒ
ドロキシフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−
1−(3,5−ジヒドロキシフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(4,5−ジヒドロキシ−3
−メチルフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−
1−(3,4−ジヒドロキシ−2−メチルフェニル)エ
タノールなどが挙げられる。
【0070】(e)フェニル基がハロゲン原子で置換さ
れた誘導体としては、(R)−2−アミノ−1−(2−
フルオロフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−
1−(2−クロロフェニル)エタノール、(R)−2−
アミノ−1−(2−ブロモフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(2−ヨードフェニル)エタ
ノール、(R)−2−アミノ−1−(2−クロロ−3−
ヒドロキシフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ
−1−(2−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)エタノ
ール、(R)−2−アミノ−1−(2−クロロ−4−ベ
ンジルオキシフェニル)エタノール等の(R)−2−ア
ミノ−1−(2−ハロフェニル)エタノール誘導体;
(R)−2−アミノ−1−(3−クロロフェニル)−O
−トリメチルシリルエタノール、(R)−2−アミノ−
1−(3−クロロフェニル)−O−t−ブチルジメチル
シリルエタノール、(R)−2−アミノ−1−(3−ク
ロロフェニル)−O−アセチルエタノール、(R)−2
−アミノ−1−(3−フルオロフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(3−クロロフェニル)エタ
ノール、(R)−2−アミノ−1−(3−ブロモフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(3−ヨー
ドフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−
(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(3−クロロ−4−メトキシ
フェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(4
−ベンジルオキシ−3−クロロ−5−メトキシフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(5−エト
キシ−4−ベンジルオキシ−3−クロロフェニル)エタ
ノール、(R)−2−アミノ−1−(3−クロロ−4−
メチルチオフェニル)エタノール等の(R)−2−アミ
ノ−1−(3−ハロフェニル)エタノール誘導体;
(R)−2−アミノ−1−(4−フルオロフェニル)エ
タノール、(R)−2−アミノ−1−(4−クロロフェ
ニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(4−ブ
ロモフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−
(4−ヨードフェニル)エタノール等の(R)−2−ア
ミノ−1−(4−ハロフェニル)エタノール誘導体など
が挙げられる。
【0071】(f)フェニル基が2個のハロゲン原子で
置換された誘導体としては、例えば、(R)−2−アミ
ノ−1−(2,3−ジフルオロフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(2,3−ジクロロフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2,3−
ジブロモフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−
1−(2,3−ジヨードフェニル)エタノール、(R)
−2−アミノ−1−(2−フルオロ−3−クロロフェニ
ル)エタノール等の(R)−2−アミノ−1−(2,3
−ジハロフェニル)エタノール誘導体;(R)−2−ア
ミノ−1−(2,4−ジフルオロフェニル)エタノー
ル、(R)−2−アミノ−1−(2,4−ジクロロフェ
ニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2,4
−ジブロモフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ
−1−(2,4−ジヨ−ドフェニル)エタノール等の
(R)−2−アミノ−1−(2,4−ジハロフェニル)
エタノール誘導体;(R)−2−アミノ−1−(2,5
−ジフルオロフェニル)エタノール、(R)−2−アミ
ノ−1−(2,5−ジクロロフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(2,5−ジブロモフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2,5−
ジヨードフェニル)エタノールなどの(R)−2−アミ
ノ−1−(2,5−ジハロフェニル)エタノール誘導
体;(R)−2−アミノ−1−(2,6−ジフルオロフ
ェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2,
6−ジクロロフェニル)エタノール、(R)−2−アミ
ノ−1−(2,6−ジブロモフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(2,6−ジヨードフェニ
ル)エタノールなど(R)−2−アミノ−1−(2,6
−ジハロフェニル)エタノール誘導体;(R)−2−ア
ミノ−1−(3,4−ジフルオロフェニル)エタノー
ル、(R)−2−アミノ−1−(3,4−ジクロロフェ
ニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(3,4
−ジブロモフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ
−1−(3,4−ジヨードフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(3−クロロ−4−ブロモフ
ェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(3,
4−ジクロロフェニル)−O−トリメチルシリルエタノ
ール、(R)−2−アミノ−1−(3,4−ジクロロフ
ェニル)−O−アセチルエタノールなどの(R)−2−
アミノ−1−(3,4−ジハロフェニル)エタノール誘
導体;(R)−2−アミノ−1−(3,5−ジフルオロ
フェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−
(3,5−ジクロロフェニル)エタノール、(R)−2
−アミノ−1−(3,5−ジブロモフェニル)エタノー
ル、(R)−2−アミノ−1−(3,5−ジヨードフェ
ニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(3,5
−ジフルオロ−4−メチルアミノフェニル)エタノー
ル、(R)−2−アミノ−1−(3,5−ジクロロ−4
−メチルアミノフェニル)エタノール、(R)−2−ア
ミノ−1−(3,5−ジブロモ−4−メチルアミノフェ
ニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(3,5
−ジクロロ−4−アミノフェニル)エタノール、(R)
−2−アミノ−1−(3,5−ジクロロ−4−メチルフ
ェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(3,
5−ジクロロ−4−エトキシカルボニルアミノフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(4−アミ
ノ−3−ブロモ−5−フルオロフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(4−アミノ−3−ブロモ−
5−クロロフェニル)エタノールなどの(R)−2−ア
ミノ−1−(3,5−ジハロフェニル)エタノール誘導
体などが挙げられる。
【0072】(g)フェニル基が3個のハロゲン原子で
置換された誘導体としては、例えば、、(R)−2−ア
ミノ−1−(2,3,4−トリフルオロフェニル)エタ
ノール、(R)−2−アミノ−1−(2,3,4−トリ
クロロフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1
−(2,3,4−トリブロモフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(2,3,4−トリヨードフ
ェニル)エタノールなどの(R)−2−アミノ−1−
(2,3,4−トリハロフェニル)エタノール誘導体;
(R)−2−アミノ−1−(2,3,5−トリフルオロ
フェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−
(2,3,5−トリクロロフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(2,3,5−トリブロモフ
ェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2,
3,5−トリヨードフェニル)エタノールなどの(R)
−2−アミノ−1−(2,3,5−トリハロフェニル)
エタノール誘導体;(R)−2−アミノ−1−(2,
3,6−トリフルオロフェニル)エタノール、(R)−
2−アミノ−1−(2,3,6−トリクロロフェニル)
エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2,3,6−
トリブロモフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ
−1−(2,3,6−トリヨードフェニル)エタノール
などの(R)−2−アミノ−1−(2,3,6−トリハ
ロフェニル)エタノール誘導体;(R)−2−アミノ−
1−(2,4,5−トリフルオロフェニル)エタノー
ル、(R)−2−アミノ−1−(2,4,5−トリクロ
ロフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−
(2,4,5−トリブロモフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(2,4,5−トリヨードフ
ェニル)エタノールなどの(R)−2−アミノ−1−
(2,4,5−トリハロフェニル)エタノール誘導体;
(R)−2−アミノ−1−(2,4,6−トリフルオロ
フェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−
(2,4,6−トリクロロフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(2,4,6−トリブロモフ
ェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2,
4,6−トリヨードフェニル)エタノールなどの(R)
−2−アミノ−1−(2,4,6−トリハロフェニル)
エタノール誘導体;(R)−2−アミノ−1−(3,
4,5−トリフルオロフェニル)エタノール、(R)−
2−アミノ−1−(3,4,5−トリクロロフェニル)
エタノール、(R)−2−アミノ−1−(3,4,5−
トリブロモフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ
−1−(3,4,5−トリヨードフェニル)エタノー
ル、(R)−2−アミノ−1−(3−クロロ−4,5−
ジフルオロフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ
−1−(3−フルオロ−4,5−ジクロロフェニル)エ
タノールなどの(R)−2−アミノ−1−(3,4,5
−トリハロフェニル)エタノール誘導体等が含まれる。
【0073】(h)フェニル基が4個のハロゲン原子で
置換された誘導体としては、例えば、(R)−2−アミ
ノ−1−(2,3,4,5−テトラフルオロフェニル)
エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2,3,4,
5−テトラクロロフェニル)エタノール、(R)−2−
アミノ−1−(2,3,4,5−テトラブロモフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2,3,
4,5−テトラヨードフェニル)エタノールなどの
(R)−2−アミノ−1−(2,3,4,5−テトラハ
ロフェニル)エタノール誘導体;(R)−2−アミノ−
1−(2,3,4,6−テトラフルオロフェニル)エタ
ノール、(R)−2−アミノ−1−(2,3,4,6−
テトラクロロフェニル)エタノール、(R)−2−アミ
ノ−1−(2,3,4,6−テトラブロモフェニル)エ
タノール、(R)−2−アミノ−1−(2,3,4,6
−テトラヨードフェニル)エタノールなどの(R)−2
−アミノ−1−(2,3,4,6−テトラハロフェニ
ル)エタノール誘導体;(R)−2−アミノ−1−
(2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)エタノー
ル、(R)−2−アミノ−1−(2,3,5,6−テト
ラクロロフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−
1−(2,3,5,6−テトラブロモフェニル)エタノ
ール、(R)−2−アミノ−1−(2,3,5,6−テ
トラヨードフェニル)エタノールなどの(R)−2−ア
ミノ−1−(2,3,5,6−テトラハロフェニル)エ
タノール誘導体等が挙げられる。
【0074】(i)5個のハロゲン原子でフェニル基が
置換された誘導体としては、例えば、(R)−2−アミ
ノ−1−(2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2,3,
4,5,6−ペンタクロロフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(2,3,4,5,6−ペン
タブロモフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−
1−(2,3,4,5,6−ペンタヨードフェニル基等
が例示される。
【0075】(j)フェニル基が置換基を有していても
よい低級アルキル基で置換された誘導体としては、
(R)−2−アミノ−1−(2−メチルフェニル)エタ
ノール、(R)−2−アミノ−1−(2−エチルフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2−プロ
ピルフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−
(2−t−ブチルフェニル)エタノール、(R)−2−
アミノ−1−(2−メチルフェニル)−O−トリメチル
シリルエタノ−ルなどの(R)−2−アミノ−1−(2
−C1-4 アルキル−フェニル)エタノール誘導体;
(R)−2−アミノ−1−(3−メチルフェニル)エタ
ノール、(R)−2−アミノ−1−(3−エチルフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(3−プロ
ピルフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−
(3−t−ブチルフェニル)エタノール、(R)−2−
アミノ−1−(3−メチルフェニル)−O−トリメチル
シリルエタノ−ルなどの(R)−2−アミノ−1−(3
−C1-4 アルキル−フェニル)エタノール誘導体;
(R)−2−アミノ−1−(4−メチルフェニル)エタ
ノール、(R)−2−アミノ−1−(4−エチルフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(4−プロ
ピルフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−
(4−t−ブチルフェニル)エタノール、(R)−2−
アミノ−1−(4−メチルフェニル)−O−トリメチル
シリルエタノ−ルなどの(R)−2−アミノ−1−(4
−C1-4 アルキル−フェニル)エタノール誘導体;
(R)−2−アミノ−1−(2−クロロメチルフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−[2−(2
−クロロエチル)フェニル]エタノール、(R)−2−
アミノ−1−[2−(3−クロロプロピル)フェニル]
エタノール、(R)−2−アミノ−1−[2−(4−ク
ロロブチル)フェニル]エタノール、(R)−2−アミ
ノ−1−(2−トリクロロメチルフェニル)エタノー
ル、(R)−2−アミノ−1−(2−トリフルオロメチ
ルフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−
(2−クロロメチルフェニル)−O−トリメチルシリル
エタノ−ルなどの(R)−2−アミノ−1−(2−C
1-4 ハロアルキル−フェニル)エタノール誘導体;
(R)−2−アミノ−1−(3−クロロメチルフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−[3−(2
−クロロエチル)フェニル]エタノール、(R)−2−
アミノ−1−[3−(3−クロロプロピル)フェニル]
エタノール、(R)−2−アミノ−1−[3−(4−ク
ロロブチル)フェニル]エタノール、(R)−2−アミ
ノ−1−(3−トリクロロメチルフェニル)エタノー
ル、(R)−2−アミノ−1−(3−トリフルオロメチ
ルフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−
(3−トリフルオロメチルフェニル)−O−トリメチル
シリルエタノール、(R)−2−アミノ−1−(3−ト
リフルオロメチルフェニル)−O−アセチルエタノー
ル、(R)−2−アミノ−1−[3−(1,1,2,
2,2−ペンタフルオロエチルフェニル)]−O−アセ
チルエタノール、(R)−2−アミノ−1−(3−クロ
ロメチルフェニル)−O−トリメチルシリルエタノ−ル
などの(R)−2−アミノ−1−(3−C1-4 ハロアル
キル−フェニル)エタノール誘導体;(R)−2−アミ
ノ−1−(4−クロロメチルフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−[4−(2−クロロエチル)
フェニル]エタノール、(R)−2−アミノ−1−[4
−(3−クロロプロピル)フェニル]エタノール、
(R)−2−アミノ−1−[4−(4−クロロブチル)
フェニル]エタノール、(R)−2−アミノ−1−(4
−トリクロロメチルフェニル)エタノール、(R)−2
−アミノ−1−(4−トリフルオロメチルフェニル)エ
タノール、(R)−2−アミノ−1−(4−クロロメチ
ルフェニル)−O−トリメチルシリルエタノ−ルなどの
(R)−2−アミノ−1−(3−C1-4 ハロアルキル−
フェニル)エタノール誘導体;(R)−2−アミノ−1
−(3−ヒドロキシメチルフェニル)エタノールなどの
(R)−2−アミノ−1−[3−(ヒドロキシ−C1-4
アルキル−フェニル)]エタノール誘導体などが含まれ
る。
【0076】(k)フェニル基が低級アルコキシ基で置
換された誘導体としては、例えば、(R)−2−アミノ
−1−(2−メトキシフェニル)エタノール、(R)−
2−アミノ−1−(3−メトキシフェニル)エタノー
ル、(R)−2−アミノ−1−(4−メトキシフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2−エト
キシフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−
(3−エトキシフェニル)エタノール、(R)−2−ア
ミノ−1−(4−エトキシフェニル)エタノール等のフ
ェニル基に低級アルコキシ基を1個有する誘導体;
(R)−2−アミノ−1−(2,3−ジメトキシフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2,3−
ジエトキシフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ
−1−(2,4−ジメトキシフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(2,4−ジエトキシフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2,5−
ジメトキシフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ
−1−(2,5−ジエトキシフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(2,6−ジメトキシフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2,6−
ジエトキシフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ
−1−(3,4−ジメトキシフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(3,4−ジエトキシフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(3,5−
ジメトキシフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ
−1−(3,5−ジエトキシフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(3−ヒドロキシエトキシ−
4−t−ブトキシフェニル)エタノール等のフェニル基
が2個の低級アルコキシ基で置換された誘導体:(R)
−2−アミノ−1−(2−ヒドロキシ−3−メトキシフ
ェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2−
ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(2−ヒドロキシ−5−メト
キシフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−
(2−ヒドロキシ−6−メトキシフェニル)エタノー
ル、(R)−2−アミノ−1−(3−ヒドロキシ−2−
メトキシフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−
1−(3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ール、(R)−2−アミノ−1−(3−ヒドロキシ−5
−メトキシフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ
−1−(3−ヒドロキシ−6−メトキシフェニル)エタ
ノール、(R)−2−アミノ−1−(4−ヒドロキシ−
2−メトキシフェニル)エタノール、(R)−2−アミ
ノ−1−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)エ
タノール、(R)−2−アミノ−1−(5−ヒドロキシ
−2−メトキシフェニル)エタノール、(R)−2−ア
ミノ−1−(5−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)
エタノール、(R)−2−アミノ−1−(6−ヒドロキ
シ−2−メトキシフェニル)エタノール、(R)−2−
アミノ−1−(6−ヒドロキシ−3−メトキシフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2−ヒド
ロキシ−3−エトキシフェニル)エタノール、(R)−
2−アミノ−1−(2−ヒドロキシ−4−エトキシフェ
ニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2−ヒ
ドロキシ−5−エトキシフェニル)エタノール、(R)
−2−アミノ−1−(2−ヒドロキシ−6−エトキシフ
ェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(3−
ヒドロキシ−2−エトキシフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(3−ヒドロキシ−4−エト
キシフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−
(3−ヒドロキシ−5−エトキシフェニル)エタノー
ル、(R)−2−アミノ−1−(3−ヒドロキシ−6−
エトキシフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−
1−(4−ヒドロキシ−2−エトキシフェニル)エタノ
ール、(R)−2−アミノ−1−(4−ヒドロキシ−3
−エトキシフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ
−1−(5−ヒドロキシ−2−エトキシフェニル)エタ
ノール、(R)−2−アミノ−1−(5−ヒドロキシ−
3−エトキシフェニル)エタノール、(R)−2−アミ
ノ−1−(6−ヒドロキシ−2−エトキシフェニル)エ
タノール、(R)−2−アミノ−1−(6−ヒドロキシ
−3−エトキシフェニル)エタノール等の、フェニル基
がアルコキシ基とヒドロキシル基とで置換された誘導体
などが含まれる。
【0077】(l)フェニル基がニトロ基で置換された
誘導体としては、例えば、(R)−2−アミノ−1−
(2−ニトロフェニル)エタノール、(R)−2−アミ
ノ−1−(3−ニトロフェニル)エタノール、(R)−
2−アミノ−1−(2−メチル−3−ニトロフェニル)
エタノール、(R)−2−アミノ−1−(4−ニトロフ
ェニル)エタノール等が例示される。
【0078】(m)フェニル基が置換基を有していても
よいアミノ基で置換された誘導体としては、(R)−2
−アミノ−1−(3−アミノフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(3−アミノ−4−メトキシ
フェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(3
−アセチルアミノフェニル)エタノール、(R)−2−
アミノ−1−(4−アセチルアミノフェニル)エタノー
ル、(R)−2−アミノ−1−(3−アセチルアミノ−
4−ヒドロキシフェニル)エタノール、(R)−2−ア
ミノ−1−(3−アセチルアミノ−4−メトキシフェニ
ル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(3−アセ
チルアミノ−4−ベンジルオキシフェニル)エタノー
ル、(R)−2−アミノ−1−(3−アセチルアミノメ
チルカルボニルアミノ−4−ヒドロキシフェニル)エタ
ノール、(R)−2−アミノ−1−(3−ホルミルアミ
ノ−4−ヒドロキシフェニル)エタノール、(R)−2
−アミノ−1−(3−ヒドロキシメチルカルボニルアミ
ノ−4−ヒドロキシフェニル)エタノール、(R)−2
−アミノ−1−[3−ヒドロキシメチルカルボニルアミ
ノ−4−(p−メトキシフェニル)メチルフェニル)エ
タノール、(R)−2−アミノ−1−(3−ヒドロキシ
−5−ホルミルアミノフェニル)エタノール、(R)−
2−アミノ−1−(3−カルバモイル−4−ヒドロキシ
フェニル)エタノールなどが含まれる。
【0079】(n)フェニル基が、保護基で保護されて
いてもよいヒドロキシル基、置換基を有していてもよい
シクロアルキルオキシ基、置換基を有していてもよいア
ラルキルオキシ基、置換基を有していてもよいアリール
オキシ基、置換基を有していてもよいアシル基、又は保
護基で保護されていてもよいカルボキシル基で置換され
ている誘導体としては、例えば、(R)−2−アミノ−
1−(2−ベンジルオキシフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(2−ベンジルカルボニルフ
ェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(2−
ベンジルカルボニルオキシフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(3−メトキシカルボニル−
4−シクロヘキシルオキシフェニル)エタノール、
(R)−2−アミノ−1−(3,4−ジベンジルオキシ
フェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−1−(3
−ヒドロキシメチル−4−ベンジルオキシフェニル)エ
タノール(R)−2−アミノ−1−(3,5−ジベンジ
ルオキシフェニル)エタノール、(R)−2−アミノ−
1−(3,5−ジ−t−ブトキシカルボニルフェニル)
エタノールなどが含まれる。
【0080】前記例示化合物のうち好ましい化合物とし
て、(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール;フ
ェニル基がハロゲン原子で置換された誘導体[例えば、
1〜2個のハロゲン原子で置換された誘導体、特に、フ
ェニル基の2,3,4位が1〜2個のハロゲン原子を有
する誘導体(例えば、(R)−2−アミノ−1−(3−
ハロフェニル)エタノール誘導体、(R)−2−アミノ
−1−(4−ハロフェニル)エタノール誘導体、(R)
−2−アミノ−1−(3,4−ジハロフェニル)エタノ
ール誘導体など)];フェニル基が、置換基を有してい
てもよいC1-4アルキル基、置換基を有していてもよい
1-4 アルコキシ基、置換基を有していてもよいアミノ
基で置換された誘導体(例えば、(R)−2−アミノ−
1−(3−C1-4 アルキル−フェニル)エタノール誘導
体、(R)−2−アミノ−1−(3−C1-4 ハロアルキ
ル−フェニル)エタノール誘導体、(R)−2−アミノ
−1−(3−C1-4 アルコキシ−フェニル)エタノール
誘導体、(R)−2−アミノ−1−(3−C1-6 アシル
アミノ−フェニル)エタノール誘導体、(R)−2−ア
ミノ−1−(4−C1-4 アルキル−フェニル)エタノー
ル誘導体、(R)−2−アミノ−1−(4−C1-4 ハロ
アルキル−フェニル)エタノール誘導体、(R)−2−
アミノ−1−(4−C1-4 アルコキシ−フェニル)エタ
ノール誘導体、(R)−2−アミノ−1−(4−C1-6
アシルアミノ−フェニル)エタノール等)などが挙げら
れる。
【0081】前記一般式(II)で表される(R)−2
−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体のうち、Zが
水素原子である誘導体、すなわち一般式(IIa)で表
される化合物は種々の方法、例えば化学的な合成法によ
っても製造できるが、微生物またはその処理物を利用す
る方法により有利に製造できる。
【0082】一般式(IIa)で表される(R)体の光
学活性化合物は、例えば、(A)前記一般式(I)で表
される2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体また
はその塩のエナンチオマー混合物に、特定の微生物また
はその処理物を作用させるか、または(B)前記一般式
(VII)で表される化合物またはその塩に特定の微生
物またはその処理物を作用させ、ついで、生成した
(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体を
回収する方法により容易に得ることができる。
【0083】また、前記光学活性化合物は、(C)光学
活性な式(III)で表される化合物または光学活性な
式(IV)で表される化合物にアミノ化剤を作用させ、
反応生成物に酸を添加し、光学活性な式(VI)で表さ
れる化合物を塩として析出させて分離精製し、さらに、
式(VI)中のZがヒドロキシル基の保護基である場合
には保護基を外すことにより得る方法、または(D)式
(III)で表される化合物または式(IV)で表され
る化合物にアミノ化剤を作用させ、反応生成物に光学活
性な酸を添加し、光学活性な式(VI)で表される化合
物を塩として析出させて分離精製し、さらに、式(V
I)中のZがヒドロキシル基の保護基である場合には保
護基を外すことにより得る方法によっても製造できる。
【0084】以下、前記(A)の方法について説明す
る。
【0085】この方法で反応原料として用いる2−アミ
ノ−1−フェニルエタノール誘導体のエナンチオマー混
合物は、例えば、(a)対応するベンズアルデヒド誘導
体に、無水塩化アルミニウムなどのルイス酸の存在下、
トリメチルシリルシアニドなどのトリアルキルシリルシ
アニドを作用させて、O−トリメチルシリルマンデロニ
トリル誘導体などのO−トリアルキルシリルマンデロニ
トリル誘導体とし、ついで、水素化ホウ素ナトリウムな
どの還元剤で処理した後、酸で加水分解する方法(以
下、還元法という;特開昭56−5445号公報、米国
特許第5061727号明細書参照)、(b)対応する
スチレンオキサイド誘導体に、NH3 などのアミノ化剤
を作用させ、開環する方法(以下、スチレンオキサイド
−アミノ付加法という)、(c)対応するスチレンハロ
ヒドリン誘導体に、NH3 などのアミノ化剤を作用させ
る方法(以下、ハロヒドリン−アミノ付加法という)な
どで得ることができる。
【0086】なお、これらの方法において、一般式
(I)の化合物のヒドロキシル基は、適当な保護基で保
護されていてもよい。この様なヒドロキシル基が保護基
で保護されていてもよい化合物は一般式(VI)で表さ
れ、反応終了後に保護基を慣用の手段で外すことによ
り、容易に一般式(I)の化合物に変換できる。ヒドロ
キシル基の保護基としては一般式(II)のZの説明箇
所で例示したヒドロキシル基の保護基などを用いること
ができる。
【0087】前記(b)スチレンオキサイド−アミノ付
加法および(c)ハロヒドリン−アミノ付加法によれ
ば、(a)の方法とは異なり、高価な還元剤を大量に用
いる必要がなく、アミノ化剤を用いることにより、簡便
に目的化合物が得られる。
【0088】(b)スチレンオキサイド−アミノ付加法
では、反応原料として用いるスチレンオキサイド誘導体
は、慣用の方法、例えば、対応するスチレン誘導体を酸
化する方法などにより得ることができる。
【0089】前記アミノ化剤としては、例えば、一般式
(V) Y−NH2 (式中、Yは水素原子または反応において脱離しうる基
を示す)で表される化合物を用いることができる。前記
Yで表される反応において脱離しうる基としては、例え
ば、前記ヒドロキシル基の保護基の項で例示した置換基
を有していてもよいC1-4 アルキル基(例えば、アリル
基;フェナシル基;3−アセトキシプロピル基などのC
1-6 アシルオキシ−C1-4 アルキル基;メトキシメチ
ル、2−クロロエトキシメチル基などの置換基を有して
いてもよいC1-4 アルコキシ−C1-4アルキル基;ベン
ジルオキシメチル基などのC7-16アラルキルオキシ−C
1-4 アルキル基;置換基を有していてもよいC7-16アラ
ルキル基(例えば、ベンジル、トリフェニルメチル;
3,4−ジメトキシベンジル、ジ(p−メトキシフェニ
ル)メチル、(p−メトキシフェニル)ジフェニルメチ
ル基などのC1-4 アルコキシ−C7-16アラルキル基な
ど)等が挙げられる。前記C1-4 アルキル基などとして
は、R1 〜R5 の説明において例示したC1-4 アルキル
基等が用いられる。好ましいYには、水素原子などが含
まれる。
【0090】反応は、反応に不活性な溶媒中で行っても
よい。前記溶媒としては、例えば、低級アルコール(例
えば、メタノール、エタノ−ル、プロパノール、t−ブ
タノールなどのC1-4 アルコールなど)等のアルコール
類;ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼンな
どの芳香族炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタンなどの脂肪族炭化水素類;シクロヘキサ
ン、メチルシクロヘキサンなどの脂環式炭化水素類;四
塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジ
クロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ
ーテル、ジブチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロ
フランなどのエーテル類;アセトン、メチルエチルケト
ンなどのケトン類;酢酸メチル、酢酸エチルなどのエス
テル類などが挙げられる。溶媒としては、アルコール類
等を用いる場合が多い。
【0091】前記反応の条件は、用いるアミノ化剤の種
類などに応じて収率などを損なわない範囲で選択でき、
反応温度は、例えば、0〜80℃、好ましくは20〜6
0℃程度であり、反応時間は、通常、5分〜24時間程
度である。
【0092】Yが反応において脱離し得る基の場合に
は、慣用の方法によりYを脱離することにより、一般式
(I)で表される化合物を容易に得ることができる。
【0093】(c)ハロヒドリン−アミノ付加法では、
反応原料として、対応するスチレンハロヒドリン誘導体
を用いる以外は、スチレンオキサイド−アミノ付加法
(b)と同様にして反応を行うことができる。原料とし
て用いるスチレンハロヒドリン誘導体は、慣用の方法、
例えば、対応するアセトフェノン誘導体をハロゲン化
し、還元する方法などにより得ることができる。
【0094】尚、前記アミノ付加による方法(b)、
(c)では、反応条件によっては、例えば、一般式(X
VI)
【0095】
【化34】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 およびZは前記
に同じ)で表される目的化合物の位置異性体、一般式
(XVII)および(XVII′)
【0096】
【化35】
【0097】
【化36】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 およびZは前記
に同じ)で表される二量体などの副生物が生成する場合
がある。副生物の生成量は、化合物の種類、反応条件な
どにより異なるが、例えば、(b)スチレンオキサイド
−アミノ付加法では、一般式(I)の2−アミノ−1−
フェニルエタノール誘導体と、式(XVI)で表される
位置異性体と、前記二量体などのその他の副生物との割
合は、重量比で7:1:2程度である場合が多い。な
お、反応生成物中に含まれる一般式(I)の2−アミノ
−1−フェニルエタノール誘導体、その位置異性体およ
び二量体の量は、例えば、高速液体クロマトグラフィー
等により分析できる。
【0098】前記2−アミノ−1−フェニルエタノール
誘導体は、前記副生物との塩基性および/または溶解性
の差を利用して分離精製することができる。すなわち、
前記誘導体は、このような副生物を含む反応生成物に酸
を添加し、目的化合物の塩を形成させることにより、こ
れらの副生物との混合物から容易に分離精製することが
できる。
【0099】分離精製は、例えば、不活性な溶媒中で行
うことができる。前記溶媒としては、2−アミノ−1−
フェニルエタノール誘導体および副生物が溶解し、生成
する2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の塩が
不溶であれば、特に限定されず、例えば、前記例示のア
ルコール類;ケトン類;脂肪族炭化水素類;脂環式炭化
水素類;芳香族炭化水素類;エーテル類;エステル類;
ハロゲン化炭化水素類等の有機溶媒が挙げられる。これ
らの溶媒は一種又は二種以上の混合して用いることがで
きる。
【0100】溶媒の使用量は、前記反応生成物の全量に
対して、通常、重量比で0.5〜100倍、好ましくは
1〜20倍、さらに好ましくは5〜15倍程度である。
【0101】前記誘導体の塩の形成は、無機酸及び有機
酸のいずれを用いても行うことができる。この様な分離
精製方法としては、例えば、(ia)2−アミノ−1−
フェニルエタノール誘導体に対して、例えば、酸を添加
して、前記誘導体の塩を選択的に析出させて得る方法、
(ib)酸を添加して、2−アミノ−1−フェニルエタ
ノール誘導体だけでなく、他のアミノ基を有する反応生
成物をも対応する塩とした後、塩基を添加し、不純物を
塩交換により遊離化して、2−アミノ−1−フェニルエ
タノール誘導体の塩を選択的に得る方法等が挙げられ
る。
【0102】(ia)の方法において、無機酸として
は、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、ホウ酸、炭酸などの無
機酸類が挙げられる。好ましい無機酸には塩酸等が含ま
れる。
【0103】有機酸としては、飽和脂肪族モノカルボン
酸(例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪
酸、吉草酸、ピバル酸、O−ベンゾイルグリコール酸な
ど);飽和脂肪族ジカルボン酸(例えば、シュウ酸、マ
ロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン
酸、スベリン酸等);不飽和脂肪族カルボン酸(例え
ば、アクリル酸、プロピオル酸、メタクリル酸、クロト
ン酸、イソクロトン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラ
コン酸、メサコン酸など);脂肪族オキシカルボン酸
(例えば、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、ヒ
ドロキシ酪酸、ヒドロキシアクリル酸、グリセリン酸、
タルトロン酸、クエン酸等);炭素環式カルボン酸(例
えば、ショウノウ酸、安息香酸、フタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸、ナフトエ酸、o−クロロ安息香酸、
m−クロロ安息香酸、p−クロロ安息香酸、o−トルイ
ル酸、m−トルイル酸、p−トルイル酸、2,5−ジメ
チル安息香酸、3,4−ジメチル安息香酸、3,5−ジ
メチル安息香酸、2,4,6−トリメチル安息香酸、o
−メトキシ安息香酸、m−メトキシ安息香酸、p−メト
キシ安息香酸、o−アミノ安息香酸、m−アミノ安息香
酸、p−アミノ安息香酸、バニリン酸、ベラトルム酸、
ケイ皮酸、3,4−ジヒドロキシケイ皮酸、3,4−ジ
メトキシケイ皮酸、ベンジル酸、3−フェニルプロピオ
ン酸など);芳香族オキシカルボン酸(例えば、サリチ
ル酸、m−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息香
酸、没食子酸、トロパ酸等);複素環式カルボン酸(例
えば、ニコチン酸、イソニコチン酸等);アミノ基が保
護基で保護されていてもよいアミノ酸(例えば、グリシ
ン、N−(t−ブトキシカルボニル)アラニンなど);
スルホン酸(例えば、ベンゼンスルホン酸、p−トルエ
ンスルホン酸、2,5−ジメチルベンゼンスルホン酸、
2,4,6−トリメチルベンゼンスルホン酸、メタンス
ルホン酸など)等が例示される。好ましい有機酸には、
ギ酸、酢酸などのC1-3 飽和脂肪族モノカルボン酸;シ
ュウ酸、コハク酸などのC1-6 飽和脂肪族ジカルボン
酸;安息香酸などのC6-15炭素環式カルボン酸などが含
まれる。
【0104】酸の使用量は、酸の種類等に応じて広い範
囲から選択できるが、無機酸を使用する場合、一般式
(VI)の化合物1モルに対し、1グラム当量以下、好
ましくは0.8〜1グラム当量程度である。前記酸の使
用量が少なすぎると塩の生成が不十分であり、収率が低
下し易く、多すぎると位置異性体などの副生物が塩にな
り純度が低下し易い。有機酸を使用する場合には、一般
式(VI)の化合物の有機酸塩の溶解性が小さいのに対
し、前記位置異性体などの副生物の有機酸塩の溶解性が
極めて高いためか、過剰の酸を用いても、一般式(V
I)の化合物の有機酸塩が選択的に析出する。有機酸を
使用する場合の酸の使用量は、例えば、一般式(VI)
の化合物1モルに対し、通常0.8グラム当量以上(例
えば、0.8〜8グラム当量程度)、好ましくは、1〜
3グラム当量、更に好ましくは、1〜2グラム当量程度
である。塩を形成する際の反応温度は、通常、0℃〜1
00℃、好ましくは、10〜80℃、更に好ましくは、
20〜70℃程度である。反応時間は、特に限定され
ず、通常10分〜10時間程度である。
【0105】塩を形成した後、例えば瀘過などの公知の
方法により、反応液から2−アミノ−1−フェニルエタ
ノール誘導体の塩を回収することができる。瀘過温度
は、通常0〜50℃、好ましくは、10〜30℃程度で
ある。
【0106】上記(ia)の方法によれば、一般式(V
I)の化合物の塩基性が位置異性体および二量体などの
副生物の塩基性よりも高く、また、一般式(VI)の化
合物の塩の溶解性が前記副生物の塩の溶解性と比較して
小さいため、選択的に2−アミノ−1−フェニルエタノ
ール誘導体の塩を析出させることができる。したがっ
て、効率よく2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導
体を分離精製できる。このようにして得られる2−アミ
ノ−1−フェニルエタノール誘導体の塩は、通常不純物
の含有量が2重量%以下程度であり、高い収率、例え
ば、90%以上の収率で目的化合物である2−アミノ−
1−フェニルエタノール誘導体を得ることができる場合
が多い。
【0107】2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導
体を分離精製する方法としては、(ib) 酸を添加し
て、副生した位置異性体も含めて、アミノ基を有する反
応生成物を対応する塩とした後、塩基を添加することに
より、不純物を選択的にフリー化して、一般式(VI)
で表される2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体
の塩を回収する方法も採用できる。
【0108】この方法(ib)において、反応生成物の
塩の形成は、酸の使用量が異なる以外は、前記と同様に
行われる。酸の使用量は、例えば、2−アミノ−1−フ
ェニルエタノール誘導体とその位置異性体との総量1モ
ルに対して、1グラム当量以上、好ましくは、1〜3グ
ラム当量程度である。酸の添加量が少なすぎると収率が
低下し易く、添加量が多すぎるとコスト高となり経済性
が低下し易い。
【0109】前記方法(ib)により塩を形成した後、
慣用の方法(例えば、瀘過等)により生成した塩を回収
すると、通常、位置異性体以外の不純物が除去され、得
られる塩は、目的化合物の塩とその位置異性体の塩との
混合物である場合が多い。位置異性体と、一般式(V
I)で表される化合物との割合は、塩を形成する前と同
程度である場合が多い。
【0110】この方法(ib)では、一般式(VI)の
化合物の塩基性が対応する位置異性体の塩基性と比較し
て高いことを利用することにより、一般式(VI)の化
合物を分離精製する。すなわち、前記の操作で得られた
塩に、塩基を作用させることによって位置異性体を選択
的にフリー化し、一般式(VI)で表される2−アミノ
−1−フェニルエタノール誘導体の塩を選択的に回収す
る。より具体的には、例えば、前記塩を溶媒に分散さ
せ、塩基を添加することにより、位置異性体を選択的に
フリー化できる。塩の分散に使用する溶媒としては、塩
に対する溶解度が低く、しかも位置異性体のフリー体に
対する溶解度が高い溶媒であれば、特に限定されず、例
えば、前記例示の溶媒などを用いることができる。
【0111】前記塩基には、無機塩基及び有機塩基が含
まれる。無機塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化リチウムなどのアルカリ金属の水酸化
物;水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バ
リウムなどのアルカリ土類金属の水酸化物;炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムなどのアルカリ金属
の炭酸塩;炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸バ
リウムなどのアルカリ土類金属の炭酸塩;炭酸水素ナト
リウム、炭酸水素カリウムなどのアルカリ金属の炭酸水
素塩などが挙げられる。有機塩基としては、例えば、ア
ルカリ金属アルコキシド(例えば、ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムプロポキシド、
ナトリウムブトキシド、カリウムメトキシド、カリウム
エトキシドなどのナトリウムまたはカリウムのC1-4
ルコキシド等)などの金属アルコキシド;モノアルキル
アミン(例えば、メチルアミン、エチルアミン、プロピ
ルアミン、ブチルアミンなどのC1-8 アルキルアミン
等)などの脂肪族第1級アミン、芳香族第1級アミン
(例えば、アニリン、トルイジン、ベンジルアミン、ナ
フチルアミン等)等の第1級アミン;ジアルキルアミン
(例えば、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピ
ルアミン、ジイソプロピルアミン、ジブチルアミン、ジ
イソブチルアミン、ジ−s−ブチルアミン、ジ−t−ブ
チルアミンなどのジ−C1-8 アルキルアミン等)、芳香
族第2級アミン(例えば、N−メチルアニリン、N−エ
チルアニリン、ジベンジルアミン、ジフェニルアミンな
ど)、及びピペコリン、ピペリジン、モルホリン、ピロ
リジンなどの環状アミン等の第2級アミン;トリアルキ
ルアミン(例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリプロピルアミン、トリブチルアミンなどのトリ
−C1-8 アルキルアミン等)、N,N−ジ置換アルカノ
ールアミン(例えば、N,N−ジメチルエタノールアミ
ンなどのN,N−ジ−C1-4 アルキルアルカノールアミ
ン等)、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチル
アニリン、4−ジメチルアミノピリジン、トリフェニル
アミン、トリベンジルアミン、N−メチルモルホリン、
N−メチルピペリジンなどの第3級アミン;ピリジン、
ピコリン、キノリンなどの塩基性含窒素複素環化合物な
どが挙げられる。塩基は、一種または二種以上混合して
用いることができる。
【0112】好ましい塩基には、有機塩基、なかでもア
ミン類が含まれる。特に、前記塩基として、その電離指
数pKa値が、2−アミノ−1−フェニルエタノール誘
導体のpKa値と、その位置異性体等の不純物のpKa
値との間にあるものが好ましい。このような塩基を用い
ることにより、不純物を選択的にフリー化できる。好ま
しい塩基には、pKa値が9.3〜11.5程度の塩基
[例えば、エチルアミン(pKa=10.8)等のモノ
−C1-8 アルキルアミン;ジエチルアミン(pKa=1
0.4)等のジ−C1-8 アルキルアミン;トリエチルア
ミン(pKa=11.0)等のトリ−C1-8 アルキルア
ミン;ピペリジン(pKa=11.1)等の環状アミン
などの有機塩基]が含まれる。さらに好ましい塩基に
は、pKa値が10〜11.3、なかでも10.5〜1
1.2程度の塩基が含まれる。
【0113】塩基の使用量は、位置異性体1モルに対
し、1グラム当量以上であれば、特に限定されないが、
通常2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の塩と
位置異性体の塩の総量1モルに対し、0.1〜1.0グ
ラム当量、好ましくは0.3〜0.6グラム当量程度で
ある。塩基の添加量が少なすぎると位置異性体の除去が
不十分になり易く、添加量が多すぎると経済性が低下し
やすい。反応時間及び反応温度については、前記塩形成
の条件と同様の範囲から選択できる。
【0114】このような塩基の添加により、位置異性体
の塩が、添加された塩基と塩交換され、フリー化するた
め、一般式(I)で表される2−アミノ−1−フェニル
エタノール誘導体が塩として残存する。2−アミノ−1
−フェニルエタノール誘導体の塩は、前記と同様瀘過等
を行うことにより容易に単離できる。このようにして得
られた誘導体の塩は、純度が高く、通常、副生物等の不
純物が2%以下程度である。なお、塩交換が行われた塩
基と塩形成反応に用いた酸との塩を含む場合もあるが、
その様な塩は、フリー化の際容易に除去できる。また、
塩を形成した後、塩を単離することなく塩基を添加する
こともできる。
【0115】さらに、2−アミノ−1−フェニルエタノ
ール誘導体の分離精製は、酸と塩基の添加順序をかえて
行うこともできる。すなわち、反応生成物に、塩基を添
加した後に酸を添加して、選択的に2−アミノ−1−フ
ェニルエタノール誘導体の塩を形成させてもよい。この
方法では、酸の添加量は、式(VI)で表される化合物
1モルに対し、通常、0.8〜2.0グラム当量、好ま
しくは、1.0〜1.5グラム当量程度である。酸の添
加量が0.8グラム当量未満では収率が低下し易く、
2.0グラム当量を越えると不純物の除去が不十分にな
り、純度が低下し易い。酸の添加量は、式(VI)で表
される化合物とその位置異性体の総量1モルに対して、
1グラム当量以上用いる場合が多い。
【0116】以上の方法によって、反応生成物から、2
−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の位置異性体
や他の副生物を除去し、式(VI)で表される2−アミ
ノ−1−フェニルエタノール誘導体の塩を選択的に分離
精製できる。
【0117】かくして得られた前記2−アミノ−1−フ
ェニルエタノール誘導体の塩を、従来公知な方法によっ
て、フリー体とすることにより、高純度の2−アミノ−
1−フェニルエタノール誘導体を得ることができる。フ
リー化は、前記2−アミノ−1−フェニルエタノール誘
導体の塩と塩基とを反応させることにより行うことがで
きる。例えば、前記塩を水又は有機溶媒に溶解または分
散し、塩基を、例えば水溶液として添加して、フリー化
した後、有機溶媒で抽出し、必要に応じて水洗し、脱溶
媒することにより行うことができる。
【0118】前記有機溶媒としては、疎水性有機溶媒、
例えば、前記例示の溶媒のうち、脂肪族炭化水素類、芳
香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、
エステル類を用いることができる。これらの溶媒は一種
又は二種以上混合して用いることができる。好ましい溶
媒には、ハロゲン化炭化水素類、エステル類が含まれ
る。フリー化した2−アミノ−1−フェニルエタノール
誘導体を抽出する際の有機溶媒の使用量は、塩の総量に
対し、重量比で0.5〜40倍、好ましくは1〜20倍
程度である。
【0119】前記塩基としては、無機塩基、例えば、水
酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど
のアルカリ金属の水酸化物;炭酸リチウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属の炭酸塩;炭酸
水素リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム
などのアルカリ金属の炭酸水素塩;水酸化マグネシウム
などのアルカリ土類金属の水酸化物などが挙げられる。
塩基の量は、塩の総量1モルに対して、通常、0.8〜
10グラム当量、好ましくは1〜8グラム当量程度であ
る。フリー化した2−アミノ−1−フェニルエタノール
誘導体を抽出する際の水の使用量は、塩の総量に対し
て、例えば、重量比で1〜50倍、好ましくは5〜20
倍程度である。
【0120】一般式(VI)で表される化合物は、慣用
の方法でヒドロキシル基の保護基を外すことにより、容
易に一般式(I)で表される2−アミノ−1−フェニル
エタノール誘導体に変換でき、例えば、下記の微生物を
用いた光学活性体の製造などに供することができる。
【0121】前記微生物は、前記一般式(I)で表され
る2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体またはそ
の塩のエナンチオマー混合物に作用して、対応する一般
式(IIa)で表される(R)−2−アミノ−1−フェ
ニルエタノール誘導体を生成させうる能力を有する微生
物であればよい。このような微生物には、前記2−アミ
ノ−1−フェニルエタノール誘導体の両エナンチオマー
のうち、(S)体のエナンチオマーを選択的に資化する
微生物、および(S)体のエンチオマーを選択的に他の
化合物((R)体のエナンチオマーを含む)に変換する
微生物が含まれる。
【0122】前記能力を有する微生物には、例えば、ハ
ンセヌラ(Hansenula)属、ゲオトリカム(Geotrichu
m)属、キャンディダ(Candida)属、クリプトコッカス
(Cryptococcus)属、ロドスポリディウム(Rhodospori
dium)属、ロドトルラ(Rhodotorula)属、サッカロマ
イセス(Saccharomyces)属、スポロボロマイセス(Spo
robolomyces)属、クルイベロマイセス(Kluyveromyce
s)属、イサチェンキア(Issatchenkia)属、ピキア(P
ichia)属、ボトリオアスカス(Botryoascus)属、デバ
リオマイセス(Debaryomyces)属、リポマイセス(Lipo
myces)属、メトシュニコビア(Metschnikowia)属、サ
ッカロマイコデス(Saccharomycodes)属、シゾブラス
トスポリオン(Schizoblastosporion)属、ステパノア
スカス(Stepahnoascus)属、ステリグマトマイセス(S
terigmatomyces)属、ジゴサッカロマイセス(Zygosacc
haromyces)属、スポリディオボラス(Sporidiobolus)
属、マラッセジア(Malassezia)属、トルラスポラ(To
rulaspora)属、コリネバクテリウム(Corynebacteriu
m)属、グルコノバクター(Gluconobacter)属、プロミ
クロモノスポラ(Promicromonospora)属、シュードモ
ナス(Pseudomonas)属、ボーデテラ(Bordetella)
属、アセトバクター(Acetobacter)属、バチラス(Bac
illus)属、アグロバクテリウム(Agrobacterium)属、
アルスロバクター(Arthrobacter)属、アマウロアスカ
ス(Amauroascus)属、ブレビバクテリウム(Brevibact
erium)属、ミクロコッカス(Micrococcus)属、アウレ
オバクテリウム(Aureobacterium)属、アゾトバクター
(Azotobacter)属、キサンソモナス(Xanthomonas)
属、クレブシエラ(Klebsiella)属、コマモナス(Coma
monas)属、ミコバクテリウム(Mycobacterium)属、テ
ルラバクター(Terrabacter)属、アグロシベ(Agrocyb
e)属、トリコデルマ(Trichoderma)属、アルテルナリ
ア(Alternaria)属、ハミゲラ(Hamigera)属、モニリ
エラ(Moniliella)属、フォリオタ(Pholiota)属、ポ
ドスポラ(Podospora)属、アエゲリタ(Aegerita)
属、ストレプトマイセス(Streptomyces)属、サッカロ
マイコプシス(Saccharomycopsis)属、ロイコスポリデ
ィウム(Leucosporidium)属に属する微生物群またはロ
ドコッカス アミドフィリス(Rhodococcus amidophili
s)およびロドコッカス エクイ(Rhodococcus equi)
などに属する微生物群から選択された微生物などが含ま
れる。
【0123】具体的には、一般式(I)で表される2−
アミノ−1−フェニルエタノール誘導体のエナンチオマ
ー混合物に作用し、対応する(R)−2−アミノ−1−
フェニルエタノール誘導体を生成させうる能力を有する
微生物として、例えば、次のような微生物が挙げられ
る。
【0124】(1)ハンセヌラ(Hansenula)属:ハン
セヌラ アノマラ(Hansenula anomala)IFO 07
07など、 (2)ゲオトリカム(Geotrichum)属:ゲオトリカム
カンディダム(Geotrichum candidum)IFO 460
1、ゲオトリカム カンディダム(Geotrichum candidu
m)IFO 4598など、 (3)キャンディダ(Candida)属:キャンディダ ア
ルビカンス(Candidaalbicans)IFO 1594、キ
ャンディダ アルビカンス(Candida albicans)IFO
1856、キャンディダ パラプシロシス(Candida
parapsilosis)IFO 1022、キャンディダ グロ
ペンギエセリ(Candida gropengiesseri)IFO 06
59、キャンディダ アセリ(Candida aaseri)IFO
10404、キャンディダ ビーチー(Candida beec
hii)IFO 10229、キャンディダ アトモスフ
ェリカ(Candida atmospherica)IFO 1969、キ
ャンディダ ナタレンシス(Candida natalensis)IF
O 1981、キャンディダ パルディゲナ(Candida
paludigena)IFO 10330、キャンディダサケ
(Candida sake)IFO 1149、キャンディダ ピ
ントロペシイ バライティ ピントロペシイ(Candida
pintolopesii var. pintolopesii)IFO0729な
ど、 (4)クリプトコッカス(Cryptococcus)属:クリプト
コッカス ネオフォルマンス(Cryptococcus neoforman
s)IAM 4788など、 (5)ロドスポリディウム(Rhodosporidium)属:ロド
スポリディウム スパエロカルプム(Rhodosporidium s
paerocarpum)IFO 1438、ロドスポリディウム
ディオボヴァタム(Rhodosporidium diobovatum)I
FO 0688など、 (6)ロドトルラ(Rhodotorula)属:ロドトルラ ル
ブラ(Rhodotorula rubra)IFO 0406、ロドト
ルラ ルブラ(Rhodotorula rubra)AHU3948、
ロドトルラ グルチニス バライティ ダイレネンシス
(Rhodotorula glutinis var. dairenensis)IFO
0415など、 (7)サッカロマイセス(Saccharomyces)属:サッカ
ロマイセス モンタナス(Saccharomyces montanus)I
FO 0021など、 (8)スポロボロマイセス(Sporobolomyces)属:スポ
ロボロマイセス ロゼウス(Sporobolomyces roseus)
IFO 1040など、 (9)クルイベロマイセス(Kluyveromyces)属:クル
イベロマイセス マルキアナス バライティ ブルガリ
カス(Kluyveromyces marxianus var. bulgaricus)I
AM 4829、クルイベロマイセス ラクティス(Kl
uyveromyces lactis)IFO 1267など、 (10)イサチェンキア(Issatchenkia)属:イサチェ
ンキア スクツラタバライティ スクツラタ(Issatche
nkia scutulata var. scutulata)IFO10069、
イサチェンキア スクツラタ バライティ スクツラタ
(Issatchenkia scutulata var. scutulata)IFO
10070など。
【0125】(11)ピキア(Pichia)属:ピキア サ
ーモトレランス(Pichia thermotolerans)IFO 1
0024、ピキア ファリノサ(Pichia farinosa)I
FO1163など、 (12)ボトリオアスカス(Botryoascus)属:ボトリ
オアスカス シンナエデンドラス(Botryoascus synnae
dendrus)IFO 1604など、 (13)デバリオマイセス(Debaryomyces)属:デバリ
オマイセス ハンセニイ(Debaryomyces hansenii)I
FO 0083など、 (14)リポマイセス(Lipomyces)属:リポマイセス
スタルキイ(Lipomyces starkeyi)IFO 1289
など、 (15)メトシュニコビア(Metschnikowia)属:メト
シュニコビア ビカスピダタ(Metschnikowia bicuspid
ata)IFO 1408、 (16)サッカロマイコデス(Saccharomycodes)属:
サッカロマイコデスラドブィギィ(Saccharomycodes lu
dwigii)IFO 0798など、 (17)シゾブラストスポリオン(Schizoblastosporio
n)属:シゾブラストスポリオン コバヤシ(Schizobla
stosporion kobayasii)IFO 1644など、 (18)ステパノアスカス(Stepahnoascus)属:ステ
パノアスカス シフェリイ(Stepahnoascus ciferrii)
IFO 1854など、 (19)ステリグマトマイセス(Sterigmatomyces)
属:ステリグマトマイセス ハロフィラス(Sterigmato
myces halophilus)IFO 1488など、 (20)ジゴサッカロマイセス(Zygosaccharomyces)
属:ジゴサッカロマイセス ルーシー(Zygosaccharomy
ces rouxii)IFO 0510、ジゴサッカロマイセス
ルーシー(Zygosaccharomyces rouxii)IAM 41
14、ジゴサッカロマイセス ファメンタティ(Zygosa
ccharomyces fermentati)IFO 0021など。
【0126】(21)スポリディオボラス(Sporidiobo
lus)属:スポリディオボラスサルモニカラー(Sporidi
obolus salmonicolor)IFO 1845、スポリディ
オボラス パラロゼウス(Sporidiobolus pararoseus)
IFO 1107など、 (22)マラッセジア(Malassezia)属:マラッセジア
フルフル(Malassezia furfur)IFO 0656な
ど、 (23)トルラスポラ(Torulaspora)属:トルラスポ
ラ デルブルッキイ(Torulaspora delbrueckii)IF
O 0955など、 (24)コリネバクテリウム(Corynebacterium)属:
コリネバクテリウムアクアチカム(Corynebacterium aq
uaticum)IFO 12154、コリネバクテリウム
メディオラナム(Corynebacterium mediolanum)JCM
3346など、 (25)グルコノバクター(Gluconobacter)属:グル
コノバクター アサイ(Gluconobacter asaii)IFO
3265、グルコノバクター オキシダンス(Glucon
obacter oxydans)IFO 3255、グルコノバクタ
ー オキシダンス(Gluconobacter oxydans)IFO
3130、グルコノバクター オキシダンス(Gluconob
acter oxydans)IFO 3289、グルコノバクター
フラテウリ(Gluconobacter frateurii)IFO 3
271など、 (26)プロミクロモノスポラ(Promicromonospora)
属:プロミクロモノスポラ シトレア(Promicromonosp
ora citrea)IFO 12397など、 (27)シュードモナス(Pseudomonas)属:シュード
モナス アエルギノサ(Pseudomonas aeruginosa)IF
O 3899、シュードモナス リボフラヴィナ(Pseu
domonas riboflavina)IFO 13584、シュード
モナス フルオレセンス(Pseudomonas fluorescens)
IFO 3925、シュードモナスプチダ(Pseudomona
s putida)IFO 12996、シュードモナス シン
シアネア(Pseudomonas syncyanea)IFO 375
7、シュードモナス ディミヌタ(Pseudomonas diminu
ta)IFO 12697、シュードモナス クロロラフ
ィス(Pseudomonas chlororaphis)IFO 3522、
シュードモナス フラギ(Pseudomonas fragi)IFO
3458、シュードモナス スピーシーズ(Pseudomo
nas sp.)ATCC 14676など、 (28)ボーデテラ(Bordetella)属:ボーデテラ ブ
ロンチセプチカ(Bordetella bronchiseptica)IFO
13691など、 (29)アセトバクター(Acetobacter)属:アセトバ
クター スピーシーズ(Acetobacter sp.)IFO 3
248、アセトバクター スピーシーズ(Acetobacter
sp.)IFO 3297、アセトバクター パステウリ
アナス(Acetobacter pasteurianus)ATCC 102
45、アセトバクター パステウリアナス(Acetobacte
r pasteurianus)IFO 3259、アセトバクター
パステウリアナス(Acetobacter pasteurianus)IFO
3277など、 (30)バチラス(Bacillus)属:バチラス ズブチル
ス(Bacillus subtilis)IFO 3013、バチラス
ズブチルス(Bacillus subtilis)IFO3009、
バチラス セレウス(Bacillus cereus)AHU 13
55、バチラス セレウス(Bacillus cereus)AHU
1707、バチラス セレウス(Bacillus cereus)
IFO 3001、バチラス コアグランス(Bacillus
coagulans)IAM 1115、バチラス ブレビス
(Bacillus brevis)IFO 3331、バチラス ス
ファエリカス(Bacillus sphaericus)IFO 352
5など。
【0127】(31)アグロバクテリウム(Agrobacter
ium)属:アグロバクテリウムラジオバクター(Agrobac
terium radiobacter)IFO 12664など、 (32)アルスロバクター(Arthrobacter)属:アルス
ロバクター ウレアファシエンス(Arthrobacter ureaf
aciens)IFO 12140など、 (33)アマウロアスカス(Amauroascus)属:アマウ
ロアスカス レチクラタス(Amauroascus reticulatu
s)IFO 9196など、 (34)ブレビバクテリウム(Brevibacterium)属:ブ
レビバクテリウムリーネンス(Brevibacterium linen
s)IFO 12141など、 (35)ミクロコッカス(Micrococcus)属:ミクロコ
ッカス ロゼウス(Micrococcus roseus)IFO 37
64など、 (36)アウレオバクテリウム(Aureobacterium)属:
アウレオバクテリウム テスタセウム(Aureobacterium
testaceum)IFO 12675など、 (37)アゾトバクター(Azotobacter)属:アゾトバ
クター ブィネランディ(Azotobacter vinelandii)I
FO 13581など、 (38)キサンソモナス(Xanthomonas)属:キサンソ
モナス キャンペストリス ピーブイ オリゼエ(Xamt
homonas campestris pv oryzae)IAM 1657な
ど、 (39)クレブシエラ(Klebsiella)属:クレブシエラ
ニューモニエ(Klebsiella pneumoniae)IFO 3
317など、 (40)コマモナス(Comamonas)属:コマモナス テ
ストステロニ(Comamonas testosteroni)IFO 12
048、コマモナス テストステロニ(Comamonas test
osteroni)IAM 1048など。
【0128】(41)ミコバクテリウム(Mycobacteriu
m)属:ミコバクテリウム ディエルンホフェリ(Mycob
acterium diernhoferi)IFO 3707など、 (42)テルラバクター(Terrabacter)属:テルラバ
クター ツメセンス(Terrabacter tumescens)IFO
12960など、 (43)アグロシベ(Agrocybe)属:アグロシベ シリ
ンドラセア(Agrocybe cylindracea)IFO 3029
9など、 (44)トリコデルマ(Trichoderma)属:トリコデル
マ ブィリデ(Trichoderma viride)IFO 572
0など、 (45)アルテルナリア(Alternaria)属:アルテルナ
リア キクチアナ(Alternaria kikuchiana)IFO
5778など、 (46)ハミゲラ(Hamigera)属:ハミゲラ アベラネ
ア(Hamigera avellanea)IFO 7721など、 (47)モニリエラ(Moniliella)属:モニリエラ ア
セトアブタンス(Moniliella acetoabutans)IFO
9481など、 (48)フォリオタ(Pholiota)属:フォリオタ ナメ
コ(Pholiota nameko)IFO 6141など、 (49)ポドスポラ(Podospora)属:ポドスポラ カ
ルドナリア(Podospora cardonaria)IFO 3029
4など、 (50)アエゲリタ(Aegerita)属:アエゲリタ キャ
ンディダ(Aegeritacandida)IFO 6988など。
【0129】(51)ストレプトマイセス(Streptomyc
es)属:ストレプトマイセス シネレオルバー(Strept
omyces cinereoruber)HUT 6142など、 (52)サッカロマイコプシス(Saccharomycopsis)
属:サッカロマイコプシス キャプスラリス(Saccharo
mycopsis capsularis)IFO 0672など、
(53)ロイコスポリディウム(Leucosporidium)属:
ロイコスポリディウム スコッティ(Leucosporidium s
cottii)IFO 1923、ロイコスポリディウム ス
コッティ(Leucosporidium scottii)IFO 1924
など (54)ロドコッカス アミドフィリス(Rhodococcus
amidophilis):ロドコッカス アミドフィリス(Rhodo
coccus amidophilis)IFO 0144など、 (55)ロドコッカス エクイ(Rhodococcus equi):
ロドコッカス エクイ(Rhodococcus equi)JCM 1
313など、 これらの微生物は少なくとも一種使用される。これらの
微生物またはその処理物を、前記一般式(I)で表され
る2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体のエナン
チオマー混合物に作用させると、両エナンチオマーのう
ち(R)体の存在比率が向上する。
【0130】なお、IFO番号の付された微生物は、
(財)発酵研究所(IFO)が発行した「List of Cult
ures、第9版(1992)」に記載されており、該IF
Oから入手することができる。JCM番号の付された微
生物は、理化学研究所微生物系保存施設が発行した「微
生物株カタログ、第5版(1992)」に記載されてお
り、該保存施設から入手することができる。ATCC番
号の付された微生物は、American Type Culture Collec
tion(ATCC)が発行した「Catalogue of Bacteria
and Bacteria Phages 、第18版(1992)」、「Ca
talogue of Yeasts 、第18版(1990)」及び「Ca
talogue of Filamentous Fungi、第18版(199
0)」に記載されており、該ATCCから入手すること
ができる。DSM番号の付された微生物は、German Col
lection of Microorganisms and Cell Cultures が発行
した「Catalogue of Strains(1989)」に記載され
ており、該保存施設から入手することができる。IAM
番号の付された微生物は、東京大学分子細胞生物学研究
所、細胞・機能高分子総合センターが発行した「Catalo
gue of Strains」に記載されており、該保存施設から入
手することができる。BGSC番号の付された微生物
は、Batillus Genetic Stock Center (BGSC)が発
行した「Strains and Data」に記載されており、該保存
施設から入手することができる。AHU番号の付された
微生物は、日本微生物株保存連盟(JFCC)が発行し
た「Catalogue of Cultures 、第5版(1992)」に
記載されており、北海道大学農学部から入手することが
できる。また、IFM番号の付された微生物は千葉大学
から、HUT番号の付された微生物は広島大学から入手
することができる。
【0131】本発明で使用する微生物は、前記一般式
(I)で表される2−アミノ−1−フェニルエタノール
誘導体のエナンチオマー混合物に作用して、対応する
(R)体のエナンチオマーを生成させうる能力を有する
限り、野生株、変異株、または細胞融合もしくは遺伝子
操作法等の遺伝子的手法により誘導される組換え株など
の何れの株でも用いることができる。
【0132】微生物は、通常、培地で培養して前記一般
式(I)で表される化合物のエナンチオマー混合物との
反応に供される。
【0133】本発明に用いる微生物を培養するための培
地は、微生物が増殖し得る培地であれば特に制限はな
い。培地は、通常、炭素源、窒素源、その他の養分など
を含む液体培地が使用される。培地の炭素源としては、
上記微生物が利用可能であればいずれも使用でき、具体
的には、例えば、グルコース、フルクトース、シュクロ
ース、デキストリン、デンプンなどの糖類;ソルビトー
ル、メタノール、エタノール、グリセロールなどのアル
コール類;フマル酸、クエン酸、酢酸、プロピオン酸な
どの有機酸類及びその塩類;パラフィンなどの炭化水素
類;これらの混合物などが使用できる。窒素源として
は、例えば、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、リ
ン酸アンモニウムなどの無機酸のアンモニウム塩;フマ
ル酸アンモニウム、クエン酸アンモニウムなどの有機酸
のアンモニウム塩;肉エキス、酵母エキス、麦芽エキ
ス、ペプトン、コーンスティープリカー、カゼイン加水
分解物、尿素などの無機又は有機含窒素化合物;これら
の混合物が使用できる。培地には、無機塩、微量金属
塩、ビタミン類などの通常の培養に用いられる栄養源を
適宜添加してもよい。また、必要に応じて、培地には、
微生物の増殖を促進する因子、培地のpH保持に有効な
緩衝物質、本発明の目的化合物の生成能力を高める因
子、例えば前記一般式(I)で表される2−アミノ−1
−フェニルエタノール誘導体などを添加してもよい。
【0134】微生物の培養は、生育に適した条件下、例
えば、培地のpH2.0〜9.5、好ましくは3〜8、
温度20〜45℃、好ましくは25〜37℃で行うこと
ができる。微生物の培養は、嫌気的又は好気的条件下で
行うことができる。培養時間は、例えば、5〜120時
間、好ましくは12〜72時間程度である。
【0135】前記一般式(I)で表される2−アミノ−
1−フェニルエタノール誘導体のエナンチオマー混合物
における(R)体と(S)体との割合は特に制限されな
いが、一般式(I)で表される2−アミノ−1−フェニ
ルエタノール誘導体のラセミ体を用いるのが工業的に有
利である。
【0136】不斉資化の方法としては、微生物またはそ
の処理物が、一般式(I)で表される2−アミノ−1−
フェニルエタノール誘導体のエナンチオマー混合物に作
用して、対応する一般式(IIa)で表される(R)−
2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体が生成する
方法であれば特に限定されず、例えば、(1) 培養液に前
記2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体のエナン
チオマー混合物を添加して反応させる方法、(2) 培養液
から遠心分離などにより分離した菌体を、そのまま又は
洗浄した後、緩衝液、水などに再懸濁し、得られた菌体
を含む懸濁液に、前記2−アミノ−1−フェニルエタノ
ール誘導体のエナンチオマー混合物を添加し反応させる
方法、(3) 生菌体ではなく、菌体処理物、例えば、菌体
破砕物、アセトン処理、凍結乾燥などの処理を施した処
理物と前記2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体
のエナンチオマー混合物とを反応させる方法、(4) 前記
菌体または菌体処理物を、例えば、ポリアクリルアミド
ゲル法、含硫多糖ゲル法(カラギーナンゲル法など)、
アルギン酸ゲル法、寒天ゲル法などの慣用の方法で固定
化し、前記2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体
のエナンチオマー混合物と反応させる方法などが挙げら
れる。さらに、菌体処理物から取得した酵素も使用でき
る。前記酵素は、慣用の方法を適宜組み合わせて精製す
ることにより得ることができる。
【0137】反応の際、エネルギー源として、グルコー
ス、シュクロース、エタノール、メタノール、パラフィ
ンなどの炭素源;燐酸;酵母エキス、コーンスチープリ
カーなどの窒素源などを添加すると、目的の光学活性化
合物の収率が向上する場合がある。
【0138】前記2−アミノ−1−フェニルエタノール
誘導体のエナンチオマー混合物は、そのまま使用しても
よく、溶媒を含む溶液、懸濁又は分散液として使用して
もよい。前記溶媒としては、水、反応に悪影響を及ぼさ
ない有機溶媒が使用できる。懸濁又は分散液では、界面
活性剤などを必要に応じて使用できる。2−アミノ−1
−フェニルエタノール誘導体のエナンチオマー混合物
は、反応当初から反応系に一括して存在させてもよく、
反応系に分割して添加してもよい。
【0139】菌体量は、目的化合物の光学純度、生成速
度が低下しない範囲で適宜選択できる。菌体濃度は、乾
燥菌体基準で例えば、0.1〜500g/L、好ましく
は1〜300g/L程度である。基質である前記2−ア
ミノ−1−フェニルエタノール誘導体のエナンチオマー
混合物の使用濃度は、特に制限されないが、例えば0.
01〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量%程度
である。
【0140】反応条件は、目的化合物の生成を損なわな
い範囲で選択できる。反応系のpHは、例えば、pH2
〜10、好ましくはpH3〜8程度、反応温度は、例え
ば、10〜60℃、好ましくは20〜40℃、より好ま
しくは20〜35℃程度である。前記反応は、攪拌下ま
たは静置下、1〜120時間程度行うことができる。反
応時間が長いと、目的化合物の光学純度が高くなる場合
が多い。
【0141】このように特定の微生物又はその処理物を
前記エナンチオマー混合物に作用させると、不斉資化が
円滑に行われ、対応する(R)の絶対配置を有する2−
アミノ−1−フェニルエタノール誘導体を高い選択率で
得ることができる。
【0142】反応によって生成した一般式(IIa)の
(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体
は、慣用の分離精製手段により採取できる。例えば、反
応液から直接又は菌体を分離した後、膜分離、有機溶媒
(例えば、ヘキサン、クロロホルム、酢酸エチルなど)
による抽出、カラムクロマトグラフィー、減圧濃縮、蒸
溜、晶析、再結晶などの通常の精製方法に供することに
より、(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘
導体を容易に得ることができる。なお、(R)−2−ア
ミノ−1−フェニルエタノール誘導体の光学純度は、例
えば、光学異性体分離カラムを用いた高速液体クロマト
グラフィー(HPLC)により測定できる。
【0143】次に、(B)一般式(VII)で表される
化合物から、微生物を用いて一般式(IIa)で表され
る化合物を得る方法について説明する。
【0144】この方法では、一般式(VII)で表され
る化合物に、特定の微生物またはその処理物を作用させ
て不斉還元し、生成した(R)体の光学活性化合物を回
収することにより、容易に(R)−2−アミノ−1−フ
ェニルエタノール誘導体を得ることができる。
【0145】この方法において原料として用いる一般式
(VII)で表されるアミノケトン誘導体としては、前
記一般式(II)の(R)−2−アミノ−1−フェニル
エタノール誘導体の具体例として例示した化合物に対応
するアミノケトン誘導体等が挙げられる。
【0146】前記アミノケトン誘導体は、フリーのアミ
ン体として用いてもよいが、無機酸または有機酸の塩と
して用いてもよい。前記無機酸としては、例えば、塩
酸、硫酸、燐酸等が例示される。前記有機酸としては、
例えば、前記2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導
体の分離精製の説明箇所で例示した脂肪族モノカルボン
酸、脂肪族ポリカルボン酸などが挙げられる。
【0147】前記一般式(VII)で表される化合物
は、公知の方法、例えば、一般式(XVIII)
【0148】
【化37】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は前記に同じ、
Xはハロゲン原子を示す)で表される化合物をアミノ化
剤と反応させることにより得ることができる。アミノ化
剤としては、前記例示のアミノ化剤のほか、ヘキサメチ
レンテトラミンなどを用いることができる。Xで表され
るハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素
原子、ヨウ素原子が挙げられる。
【0149】この方法(B)に使用する微生物は、前記
一般式(VII)で表わされるアミノケトン誘導体に作
用して、一般式(IIa)で表わされる(R)−2−ア
ミノ−1−フェニルエタノール誘導体を生成させ得る微
生物であれば、いずれも使用できる。
【0150】前記能力を有する微生物としては、例え
ば、カンジダ(Candida)属、ロデロミセス(Lodderomyc
es) 属、カテヌロプラネス(Catenuloplanes) 属、ピリ
メリア(Pilimelia)属、サッカロスリクス(Saccharoth
rix)属、セラチア(Seratia)属、エンテロコックス(E
nterococcus) 属、ラクトバシルス(Lactobacillus)
属、ペディオコックス(Pediococcus)属およびラクト
コックス(Lactococcus)属に属する微生物が例示でき
る。
【0151】具体的には、一般式(VII)で表される
アミノケトン誘導体に作用し、対応する(R)−2−ア
ミノ−1−フェニルエタノール誘導体を生成させうる能
力を有する微生物としては、例えば、次のような微生物
が挙げられる。
【0152】(56)カンジダ(Candida)属:カンジダ
マルトサ (Candida maltosa)IFO 1977,
カンジダ マルトサ (Candida maltosa)IFO 1
978など、 (57)ロデロミセス(Lodderomyces) 属:ロデロミセ
ス エロンギスポルス(Lodderomyces elongisporus)
IFO 1676など、 (58)カテヌロプラネス(Catenuloplanes) 属:カテ
ヌロプラネス ジャポニクス(Catenuloplanes japonic
us) IFO 14176など、 (59)ピリメリア(Pilimelia)属:ピリメリア テレ
バサ(Pilimelia terevasa) IFO 14556な
ど、 (60)サッカロスリクス(Saccharothrix)属:サッカ
ロスリクス アウストラリエンシス(Saccharothrix au
straliensis) IFO 14444など、 (61)セラチア(Seratia)属:セラチア マルセッ
センス(Seratia marcescens) IFO 3735な
ど、 (62)エンテロコックス(Enterococcus) 属:エンテ
ロコックス ファエカリス(Enterococcus faecalis)
IFO 12964など、 (63)ラクトバシルス(Lactobacillus)属:ラクト
バシルス カセイ サブエスピー カセイ(Lactobacil
lus casei subsp. casei)NRIC 1042など、 (64)ペディオコックス(Pediococcus)属:ペディ
オコックス アシディラクチシ(Pediococcus acidilac
tici)NRIC 1089など、 (65)ラクトコックス(Lactococcus)属:ラクトコ
ックス ラクチス サブエスピー ラクチス(Lactococ
cus lactis subsp. lactis)AHU 1089など これらの微生物は、少なくとも一種用いられる。上記の
微生物は、前記能力を有する限り、野生株、変異株、ま
たは細胞融合もしくは遺伝子操作等の遺伝子的手法によ
り誘導される組み換え株等、いずれの株でも好適に用い
ることができる。
【0153】なお、IFO番号、AHU番号の付された
微生物は、前記の各施設などから入手することができ
る。NRIC番号の付された微生物は、東京農業大学菌
株保存室発行の菌株カタログ第2版(1992)に記載
されており、該施設から入手することができる。
【0154】前記微生物の培養、反応、および反応生成
物の回収は、前記一般式(I)で表される2−アミノ−
1−フェニルエタノール誘導体のエナンチオマー混合物
を用いる方法(A)と同様にして行うことができる。
【0155】次に、前記(C)および(D)の方法につ
いて説明する。
【0156】前記(C)の方法は、前記(A)の方法に
おいて、前記アミノ付加による方法(b)、(c)で得
られた反応生成物から2−アミノ−1−フェニルエタノ
ール誘導体を塩として析出させて分離精製するに際し、
反応成分として用いる式(III)で表される化合物ま
たは式(IV)で表される化合物として、それぞれ光学
活性な(R)体を用いることにより、容易に行うことが
できる。
【0157】この方法により、光学純度の高い(R)−
2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体を簡易な操
作で収率よく得ることができる。
【0158】前記(D)の方法は、前記(A)の方法に
おいて、前記アミノ付加による方法(b)、(c)で得
られた反応生成物から2−アミノ−1−フェニルエタノ
ール誘導体を塩として析出させて分離精製するに際し、
塩を形成するために使用する酸として、光学分割能を有
する酸、例えば光学活性な有機酸などの酸を用いること
により容易に行うことができる。光学活性な酸を用いる
と、位置異性体および二量体などの副生物から分離精製
できると共に、前記酸が光学分割剤として作用し、前記
酸によりジアステレオマー塩が形成されるため、容易に
2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の(S)体
と(R)体とを分離することができる。
【0159】光学活性な有機酸としては、例えば、D−
乳酸、L−乳酸、D−リンゴ酸、L−リンゴ酸、D−酒
石酸、L−酒石酸、D−ジ−p−トルオイル酒石酸、L
−ジ−p−トルオイル酒石酸などの脂肪族オキシカルボ
ン酸;(R)−2−フェニルプロピオン酸、(S)−イ
ブプロフェン、(R)−2−(2,5−ジメチルフェニ
ル)プロピオン酸、(S)−2−(2,5−ジメチルフ
ェニル)プロピオン酸、(R)−(−)−2−(2,
4,6−トリメチルフェニル)プロピオン酸、(S)−
(+)−2−(2,4,6−トリメチルフェニル)プロ
ピオン酸などの炭素環式カルボン酸;D−マンデル酸、
L−マンデル酸などの芳香族オキシカルボン酸;D−シ
ョウノウスルホン酸、L−ショウノウスルホン酸などの
スルホン酸;およびアミノ基が保護基で保護されていて
もよい光学活性なDまたはL−アミノ酸などが挙げられ
る。
【0160】前記アミノ酸としては、例えば、アラニ
ン、バリン、ロイシン、イソロイシン、メチオニン、プ
ロリン等の脂肪族非極性アミノ酸、トリプトファン、フ
ェニルアラニン、アントラニル酸等の芳香族非極性アミ
ノ酸などの側鎖に非極性基を有するアミノ酸;セリン、
トレオニン、システイン、チロシン、アスパラギン、グ
ルタミン等の極性無電荷のアミノ酸、リジン、ヒスチジ
ン、アルギニン等の極性正電荷のアミノ酸、アスパラギ
ン酸、グルタミン酸等の極性負電荷のアミノ酸等の側鎖
に極性基を有するアミノ酸が含まれる。
【0161】アミノ基の保護基としては、慣用の保護
基、例えば、置換基を有していてもよいC1-6 アシル基
(ホルミル、アセチル基など)、置換基を有していても
よい芳香環を有するC7-16アシル基(ベンゾイル、フタ
ロイル基など)、置換基を有していてもよいC1-4 アル
コキシ−カルボニル基(t−ブトキシカルボニル基な
ど)、C6-16アリールオキシ−カルボニル基、置換基を
有していてもよいC7-20アラルキルオキシ−カルボニル
基(ベンジルオキシカルボニル、p−ニトロベンジルオ
キシカルボニル基など)、置換基を有していてもよいC
7-20アラルキル基(ベンジル、トリフェニルメチル基な
ど)等が挙げられる。好ましいアミノ基の保護基には、
t−ブトキシカルボニル基などの置換基を有していても
よいC1-4 アルコキシ−カルボニル基、ベンジルオキシ
カルボニル基などの置換基を有していてもよいC7-20
ラルキルオキシ−カルボニル基などが含まれる。
【0162】また、前記アミノ酸の側鎖の官能基、例え
ば、ヒドロキシル基、メルカプト基、カルボキシル基、
アミノ基などは、慣用の保護基、例えば前記例示の保護
基などで保護されていてもよい。
【0163】これらの光学活性な酸のなかから、目的化
合物の種類に応じて適当な酸を選択することにより、
(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体を
効率よく得ることができる。
【0164】好ましい光学活性な有機酸には、ヒドロキ
シル基が保護基で保護されていてもよい光学活性な脂肪
族または芳香族オキシカルボン酸、アミノ基が保護基で
保護されていてもよい光学活性なアミノ酸などが含まれ
る。前記光学活性なオキシカルボン酸のなかでも、D
(またはL)−酒石酸、D(またはL)−ジ−p−トル
オイル酒石酸などのヒドロキシ基が保護基で保護されて
いてもよい光学活性な酒石酸などが好ましい。また、前
記光学活性なアミノ酸のなかでも、N−(t−ブトキシ
カルボニル)−L(またはD)−アラニンなどのアミノ
基が保護基で保護されていてもよい光学活性な脂肪族非
極性アミノ酸のほか、N−(t−ブトキシカルボニル)
−O−ベンジル−L(またはD)−トレオニン、N−
(t−ブトキシカルボニル)−S−ベンジル−L(また
はD)−システイン、N−(t−ブトキシカルボニル)
−L(またはD)−チロシンなどのアミノ基および/ま
たは側鎖の官能基が保護基で保護されていてもよい光学
活性な極性無電荷のアミノ酸などの側鎖に極性基を有す
るアミノ酸等が好ましい。
【0165】塩の形成および単離は、前記(A)の方法
において有機酸を用いて塩を形成する場合に準じて行う
ことができる。
【0166】この方法(D)により、例えば、不純物含
有量が2%程度以下、光学純度99%ee程度以上の極
めて高純度の(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノ
ール誘導体を効率よく得ることができる。
【0167】前記一般式(IIa)の化合物は、必要に
応じて、ヒドロキシル基に適当な保護基を導入すること
により、容易に一般式(II)で表される化合物に変換
できる。この様な一般式(II)で表される化合物は、
(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル−1
−アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導体の製造に
おいて有用である。
【0168】次に、一般式(XI)で表される(R,
R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル−1−アル
キルエチル)アミノ]エタノール誘導体の製造方法につ
いて説明する。
【0169】一般式(XI)のR7 、R8 において、置
換基を有していてもよい低級アルキル基、保護基で保護
されていてもよいカルボキシル基、置換基を有していて
もよい低級アルコキシカルボニル基、置換基を有してい
てもよいアミノ基、置換基を有していてもよいアルキル
スルホニル基、置換基を有していてもよいアリールスル
ホニル基としては、それぞれ前記R1 〜R5 の説明箇所
で例示した低級アルキル基などが挙げられる。
【0170】R7 、R8 における置換基を有していても
よいアリール基、置換基を有していてもよいアラルキル
基、置換基を有していてもよいアシル基としては、それ
ぞれ、前記ヒドロキシル基の保護基の箇所で例示した置
換基を有していてもよいC6-16アリール基、置換基を有
していてもよいC7-20アラルキル基、置換基を有してい
てもよいアシル基等を用いることができる。置換基を有
していてもよいシクロアルキル基としては、C1-4 アル
キル基、ヒドロキシル基、ハロゲン原子などで置換され
ていてもよいC3-10シクロアルキル基(例えば、シクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニ
ル、シクロデシル基など)が例示される。
【0171】R7 、R8 におけるヒドロキシル基の保護
基としては、有機合成の分野で通常用いられるヒドロキ
シル基の保護基、例えば、前記R1 〜R5 の説明箇所で
例示したヒドロキシル基の保護基(A)〜(D)等が挙
げられる。
【0172】R7 、R8 がそれぞれ、式(IX):−O
−R7a、式(X):−O−R8aで表される基であって、
7a、R8aが一緒になって隣接する酸素原子と共に置換
基を有していてもよい環を形成する場合、環は、例えば
5〜10員環、好ましくは5〜8員環、さらに好ましく
は5又は6員環である。そのようなR7a、R8aには、例
えば、置換基を有していてもよいアルキレン基、カルボ
ニル基及びチオカルボニル基などが含まれる。
【0173】前記アルキレン基として、例えば、メチレ
ン、エチレン、トリメチレンなどの炭素数1〜4のアル
キレン基などが挙げられる。好ましいアルキレン基に
は、メチレン基などが含まれる。
【0174】置換基を有していてもよいメチレン基に
は、例えば、下記式(XII)
【0175】
【化38】 (式中、Ra 、Rb は、(i)同一又は異なって、水素
原子、C1-4 アルキル基、C1-4 ハロアルキル基、置換
基を有していてもよいC6-20アリール基、C1-4 アルコ
キシ基、置換基を有していてもよいアミノ基、カルボキ
シル基もしくはその塩、置換基を有していてもよいアル
コキシカルボニル基、ヒドロキシメチル基、又は置換基
を有していてもよいアルコキシメチル基であるか、又は
(ii)Ra とRb とが隣接する炭素原子と共にC5-7
クロアルキル基を形成してもよい)で表される基などが
含まれる。
【0176】Ra 、Rb におけるC1-4 アルキル基、C
1-4 ハロアルキル基、C1-4 アルコキシ基には、R1
5 において例示した基などが含まれる。Ra 、Rb
おける置換基を有していてもよいC6-20アリール基に
は、例えば、フェニル、4−メトキシフェニル、2−ニ
トロフェニルなどが含まれる。置換基を有するアミノ基
には、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、
ジエチルアミノなどのモノ又はジ−C1-4 アルキルアミ
ノ基などが含まれる。これらのC6-16アリール基、アミ
ノ基の置換基としては、それぞれ、R1 〜R5 において
対応する基の置換基として例示した置換基などが用いら
れる。
【0177】Ra 、Rb におけるカルボキシル基の塩と
しては、特に限定されないが、生理学的に許容できる塩
を用いる場合が多い。前記塩として、アルカリ金属塩
(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩など)、アルカリ
土類金属塩(例えば、マグネシウム塩、カルシウム塩、
バリウム塩など)、その他の金属塩(例えば亜鉛塩、ア
ルミニウム塩など)、アンモニウム塩等の無機塩基との
塩;ピリジン、トリ−C1-3 アルキルアミン(例えば、
トリメチルアミン、トリエチルアミンなど)等の有機塩
基との塩などが挙げられる。
【0178】Ra 、Rb における置換基を有していても
よいアルコキシカルボニル基には、例えば、R1 〜R5
において例示した置換基を有していてもよいC1-4 アル
コキシ−カルボニル基などが含まれる。
【0179】Ra 、Rb における置換基を有していても
よいアルコキシメチル基には、アルキル部分に置換基を
有していてもよいC1-4 アルコキシ−メチル基などが含
まれる。前記置換基として、例えば、カルボキシル基、
2-5 アルコキシカルボニル基、ヒドロキシル基、C
1-4 アルコキシ基などが挙げられる。前記C1-4 アルコ
キシ−メチル基におけるC1-4 アルコキシ、C2-5 アル
コキシカルボニル基、C1-4 アルコキシ基としては、前
記で例示した基などが使用できる。置換基を有していて
もよいアルコキシメチル基には、(a)C1-4 アルコキ
シ−メチル基(例えば、メトキシメチル、エトキシメチ
ル、プロポキシメチル、イソプロポキシメチル、ブトキ
シメチル、イソブトキシメチル、s−ブトキシメチル、
t−ブトキシメチルなど)、(b)カルボキシ−C1-4
アルコキシ−メチル基(例えば、カルボキシメトキシメ
チル、カルボキシエトキシメチル、カルボキシプロポキ
シメチル、カルボキシブトキシメチルなど)、(c)C
1-4 アルコキシ−カルボニル−C1-4 アルコキシ−メチ
ル基(例えば、メトキシカルボニルメトキシメチル、エ
トキシカルボニルメトキシメチル、イソプロポキシカル
ボニルメトキシメチル、2−ブトキシカルボニルエトキ
シメチルなど)、(d)ヒドロキシ−C1-4 アルコキシ
−メチル基(例えば、2−ヒドロキシエトキシメチル、
3−ヒドロキシプロポキシメチルなど)、(e)C1-4
アルコキシ−C1-4 アルコキシ−メチル基(例えば、2
−メトキシエトキシメチル、2−エトキシエトキシメチ
ル、3−メトキシプロポキシメチルなど)等が例示でき
る。
【0180】C5-7 シクロアルキル基には、例えば、シ
クロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル基など
が含まれる。
【0181】前記式(XII)で表わされる置換基を有
していてもよいメチレン基の好ましい例として、(a)
式(XII)において、Ra 、Rb が、同一又は異なっ
て、水素原子、C1-4 アルキル基、又はRa とRb が隣
接する炭素原子と共に形成されるC5-7 シクロアルキル
基である基(例えば、メチレン基;エチリデン基、イソ
プロピリデン基などのC2-4 アルキリデン基;シクロペ
ンチリデン、シクロヘキシリデンなどのC5-7 シクロア
ルキリデン基など)、(b)式(XII)において、R
a 、Rb が、同一又は異なって、カルボキシル基又はそ
の塩、置換基を有していてもよいアルコキシカルボニル
基、ヒドロキシメチル基、又は置換基を有していてもよ
いアルコキシメチル基である基などが挙げられる。
【0182】好ましいR7 、R8 には、水素原子、保護
基で保護されていてもよいヒドロキシル基、および
7 、R8 がそれぞれ式−O−R7a、式−O−R8aで表
される基の場合が含まれる。特に好ましいR7 、R8
は、水素原子;C1-4 アルキル基、C7-20アラルキル基
およびC1-6 アシル基から選ばれた保護基で保護されて
いてもよいヒドロキシル基;R7 、R8 がそれぞれ、式
(IX)−O−R7a、式(X)−O−R8aで表される基
であって、R7a、R8aが一体となって形成される前記式
(XII)で表される置換基を有していてもよいメチレ
ン基において、Ra、Rb が同一または異なってカルボ
キシル基またはその塩、またはC2-5 アルコキシカルボ
ニル基である基等が含まれる。
【0183】前記R6 、R9 、R10におけるハロゲン原
子、置換基を有していてもよい低級アルキル基、置換基
を有していてもよいシクロアルキル基、ヒドロキシル基
の保護基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、置
換基を有していてもよいシクロアルキルオキシ基、置換
基を有していてもよいアラルキルオキシ基、置換基を有
していてもよいアリールオキシ基、置換基を有していて
もよいカルボニルオキシ基、置換基を有していてもよい
低級アルキルチオ基、置換基を有していてもよいアシル
基、カルボキシル基の保護基、置換基を有していてもよ
い低級アルコキシカルボニル基、置換基を有していても
よいアミノ基としては、それぞれ前記R1 〜R5 または
7 、R8 において例示したハロゲン原子などが挙げら
れる。置換基を有していてもよいアラルキルチオ基に
は、例えば、C1-4 アルキル基、ヒドロキシル基、C
1-4 アルコキシ基、ニトロ基、ハロゲン原子などで置換
されていてもよいC7-20アラルキルチオ基(例えば、ベ
ンジルチオ、ナフチルチオ基など)が含まれる。置換基
を有していてもよいアリール基、置換基を有していても
よいアラルキル基としては、それぞれ、前記ヒドロキシ
ル基の保護基の説明箇所で例示した置換基を有していて
もよいC6-16アリール基、置換基を有していてもよいC
7-20アラルキル基等が例示される。
【0184】なお、前記R6 〜R10における低級アルキ
ル基、低級アルコキシ基の置換基としては前記例示の置
換基を有していてもよいアミノ基等も含まれる。
【0185】好ましいR6 、R9 、R10には、水素原
子、C1-4 アルキル基、特に水素原子などが挙げられ
る。
【0186】R11における低級アルキル基としては、前
記例示の炭素数1〜4のアルキル基が挙げられる。好ま
しいR11には、メチル基、エチル基等、特にメチル基等
が含まれる。
【0187】一般式(VIII)で表される化合物の具
体例としては、例えば、メチル=フェニルメチル=ケト
ン[フェニルアセトン]、エチル=フェニルメチル=ケ
トン、プロピル=フェニルメチル=ケトン、イソプロピ
ル=フェニルメチル=ケトン、ブチル=フェニルメチル
=ケトン、イソブチル=フェニルメチル=ケトン、s−
ブチル=フェニルメチル=ケトン、t−ブチル=フェニ
ルメチル=ケトンなどのフェニルアセトン誘導体;メチ
ル=2−メチルフェニルメチル=ケトン、エチル=2−
クロロフェニルメチル=ケトン、メチル=2−エチルフ
ェニルメチル=ケトン、エチル=2−メチルフェニルメ
チル=ケトン、メチル=2−メトキシフェニルメチル=
ケトン、メチル=2−ベンジルオキシフェニルメチル=
ケトン、エチル=2−ベンジルオキシフェニルメチル=
ケトンなどのフェニル基の2位に置換基を有する誘導
体;メチル=3−メチルフェニルメチル=ケトン、エチ
ル=3−クロロフェニルメチル=ケトン、メチル=3−
メトキシカルボニル−2−メトキシフェニルメチル=ケ
トン、エチル=3−メトキシカルボニル−2−メトキシ
フェニルメチル=ケトン、メチル=2−メチル−3−ア
ミノエトキシフェニルメチル=ケトンなどのフェニル基
の3位に置換基を有する誘導体;メチル=4−メチルフ
ェニルメチル=ケトン、エチル=4−メチルフェニルメ
チル=ケトン、メチル=4−エチルフェニルメチル=ケ
トン、エチル=4−エチルフェニルメチル=ケトン、メ
チル=4−ヒドロキシフェニルメチル=ケトン、エチル
=4−ヒドロキシフェニルメチル=ケトン、メチル=4
−メトキシフェニルメチル=ケトン、エチル=4−メト
キシフェニルメチル=ケトン、メチル=4−ベンジルオ
キシフェニルメチル=ケトン、エチル=4−ベンジルオ
キシフェニルメチル=ケトン、メチル=4−ヒドロキシ
エトキシフェニルメチル=ケトン、メチル=4−(2−
エトキシエトキシ)フェニルメチル=ケトン、メチル=
4−(2−ジメチルアミノエトキシ)フェニルメチル=
ケトン、メチル=4−メチルチオフェニルメチル=ケト
ン、メチル=4−ベンジルチオフェニルメチル=ケト
ン、メチル=4−ヒドロキシカルボニルフェニルメチル
=ケトン、メチル=4−メトキシカルボニルフェニルメ
チル=ケトン、メチル=4−カルバモイルフェニルメチ
ル=ケトン、メチル=4−ジメチルアミノカルボニルフ
ェニルメチル=ケトン、メチル=4−ベンジルアミノカ
ルボニルフェニルメチル=ケトン、メチル=4−アミノ
フェニルメチル=ケトン、メチル=4−アセチルアミノ
フェニルメチル=ケトン、メチル=4−アセチルアミノ
メチルフェニルメチル=ケトン、メチル=4−エトキシ
カルボニルアミノフェニルメチル=ケトン、メチル=4
−メトキシカルボニルメチルアミノフェニルメチル=ケ
トン、メチル=4−アセチルフェニルメチル=ケトン、
メチル=4−(o−メトキシフェニル)フェニルメチル
=ケトン、メチル=4−(m−メトキシカルボニルフェ
ニル)フェニルメチル=ケトン、メチル=4−(p−ク
ロロフェニル)フェニルメチル=ケトン、メチル=4−
(p−ヒドロキシフェニル)フェニルメチル=ケトン、
メチル=4−(p−クロロフェニルメチル)フェニルメ
チル=ケトン、メチル=4−(p−メトキシフェニルメ
チル)フェニルメチル=ケトンなどのフェニル基の4位
に置換基を有する誘導体;メチル=2−メトキシ−4−
メトキシカルボニルフェニルメチル=ケトン、メチル=
3,4−ジメトキシフェニルメチル=ケトン、メチル=
3,4−ジヒドロキシフェニルメチル=ケトン、エチル
=3,4−ジヒドロキシフェニルメチル=ケトン、メチ
ル=3,4−ジメトキシカルボニルフェニルメチル=ケ
トン、エチル=3,4−ジメトキシカルボニルフェニル
メチル=ケトン、メチル=3−メトキシ−4−メトキシ
カルボニルフェニルメチル=ケトン、メチル=3−メチ
ル−4−メトキシフェニルメチル=ケトン、メチル=3
−メチルアミノ−4−ベンジルオキシフェニルメチル=
ケトン、メチル=3−メトキシカルボニル−4−ヒドロ
キシフェニルメチル=ケトン、メチル=3−クロロ−4
−ヒドロキシフェニルメチル=ケトン、メチル=3−フ
ルオロ−4−メトキシカルボニルフェニルメチル=ケト
ン、メチル=3−フルオロ−4−メチルアミノエトキシ
フェニルメチル=ケトン、メチル=2−ヨード−5−メ
トキシフェニルメチル=ケトンなどのフェニル基の2,
4位、2,5位または3,4位に置換基を有する誘導
体;メチル=2,3,4−トリメトキシフェニルメチル
=ケトン、メチル=3,4,5−トリメトキシフェニル
メチル=ケトン、メチル=3,5−ジフルオロ−4−メ
トキシフェニルメチル=ケトンなどのフェニル基の2,
3,4位、または2,4,5位に置換基を有する誘導
体;メチル=(1,3−ベンゾジオキソール−5−イ
ル)メチル=ケトンなどのC1-4 アルキル=(1,3−
ベンゾジオキソール−5−イル)メチル=ケトン誘導
体;メチル=(2,2−ジメチル−1,3−ベンゾジオ
キソール−5−イル)メチル=ケトンなどのC1-4 アル
キル=(2,2−ジ−C1-4 アルキル−1,3−ベンゾ
ジオキソール−5−イル)メチル=ケトン誘導体;5−
(2−オキソプロピル)−1,3−ベンゾジオキソール
−2,2−ジカルボン酸ジメチル、5−(2−オキソプ
ロピル)−1,3−ベンゾジオキソール−2,2−ジカ
ルボン酸ジエチル、メチル=[2,2−ジメトキシカル
ボニル−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル]メチ
ル=ケトン、エチル=[2,2−ジメトキシカルボニル
−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル]メチル=ケ
トン、メチル=[2,2−ビス(エトキシカルボニル)
−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル]メチル=ケ
トンなどのC1-4 アルキル=[2,2−ビス(C2- 5
ルコキシカルボニル)−1,3−ベンゾジオキソール−
5−イル]メチル=ケトン誘導体;メチル=[2,2−
ジ(ヒドロキシエトキシメチル)−1,3−ベンゾジオ
キソール−5−イル]メチル=ケトンなどのC1-4 アル
キル=[2,2−ジ(ヒドロキシ−C1-4 アルコキシ−
1-4 アルキル)−1,3−ベンゾジオキソール−5−
イル]メチル=ケトン誘導体;メチル=[2,2−ジ
(メトキシカルボニルメトキシメチル)−1,3−ベン
ゾジオキソール−5−イル]メチル=ケトン、エチル=
[2,2−ジ(メトキシカルボニルメトキシメチル)−
1,3−ベンゾジオキソール−5−イル]メチル=ケト
ンなどのC1-4 アルキル=[2,2−ジ(C2-5 アルコ
キシカルボニル−C1-4 アルコキシ−C1-4 アルキル)
−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル]メチル=ケ
トン誘導体;メチル=(1,4−ベンゾジオキシン−6
−イル)メチル=ケトンなどのC1-4 アルキル=(1,
4−ベンゾジオキシン−6−イル)メチル=ケトン誘導
体等が含まれる。
【0188】前記例示化合物のうち好ましい化合物とし
て、C1-4 アルキル=フェニルメチル=ケトン誘導体;
1-4 アルキル=3,4−ジC1-4 アルコキシフェニル
メチル=ケトン誘導体;C1-4 アルキル=3,4−ジヒ
ドロキシフェニルメチル=ケトン誘導体;C1-4 アルキ
ル=[2,2−ビス(C2-5 アルコキシカルボニル)−
1,3−ベンゾジオキソール−5−イル]メチル=ケト
ン誘導体;C1-4 アルキル=[2,2−ジ(C2-5 アル
コキシカルボニル−C1-4 アルコキシ−C1-4アルキ
ル)−1,3−ベンゾジオキソール−5−イル]メチル
=ケトン誘導体等が挙げられる。
【0189】一般式(XI)で表される化合物は、前記
一般式(II)で表される(R)−2−アミノ−1−フ
ェニルエタノール誘導体と前記一般式(VIII)で表
されるフェニルアセトン誘導体との組み合わせで得られ
る化合物であるが、具体例としては、例えば、(a)
(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル−1
−C1-4 アルキル−エチル)アミノ]エタノール誘導
体、(b)(R,R)−1−フェニル−2−[[2−
(2−置換フェニル)−1−C1-4 アルキル−エチル]
アミノ]エタノール誘導体、(c)(R,R)−1−フ
ェニル−2−[[2−(3−置換フェニル)−1−C
1-4 アルキル−エチル)アミノ]エタノール誘導体、
(d)(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(4−
置換フェニル)−1−C1-4 アルキル−エチル]アミ
ノ]エタノール誘導体、(e)(R,R)−1−フェニ
ル−2−[[2−(3,4−ジ置換フェニル)−1−C
1-4 アルキル−エチル]アミノ]エタノール誘導体、
(f)(R,R)−1−(2−ハロフェニル)−2−
[(2−フェニル−1−C1-4 アルキル−エチル)アミ
ノ]エタノール誘導体、(g)(R,R)−1−(2−
置換フェニル)−2−[(2−フェニル−1−C1-4
ルキル−エチル)アミノ]エタノール誘導体、(h)
(R,R)−1−(3−ハロフェニル)−2−[(2−
フェニル−1−C1-4 アルキル−エチル)アミノ]エタ
ノール誘導体、(i)(R,R)−1−(3−置換フェ
ニル)−2−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキル−
エチル)アミノ]エタノール誘導体、(j)(R,R)
−1−(4−ハロフェニル)−2−[(2−フェニル−
1−C1-4 アルキル−エチル)アミノ]エタノール誘導
体、(k)(R,R)−1−(4−置換フェニル)−2
−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキル−エチル)ア
ミノ]エタノール誘導体、(l)(R,R)−1−
(2,3−ジ置換フェニル)−2−[(2−フェニル−
1−C1-4 アルキル−エチル)アミノ]エタノール誘導
体、(m)(R,R)−1−(2,4−ジ置換フェニ
ル)−2−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキル−エ
チル)アミノ]エタノール誘導体、(n)(R,R)−
1−(3,4−ジハロフェニル)−2−[(2−フェニ
ル−1−C1-4 アルキル−エチル)アミノ]エタノール
誘導体、(o)(R,R)−1−(3,4−ジ置換フェ
ニル)−2−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキル−
エチル)アミノ]エタノール誘導体、(p)(R,R)
−1−(3,5−ジ置換フェニル)−2−[(2−フェ
ニル−1−C1-4 アルキル−エチル)アミノ]エタノー
ル誘導体、(q)(R,R)−1−(3,4,5−トリ
置換フェニル)−2−[(2−フェニル−1−C1-4
ルキル−エチル)アミノ]エタノール誘導体等が含まれ
る。
【0190】(a)(R,R)−1−フェニル−2−
[(2−フェニル−1−C1-4 アルキル−エチル)アミ
ノ]エタノール誘導体には、例えば、(R,R)−1−
フェニル−2−[(2−フェニル−1−メチルエチル)
アミノ]エタノール、(R,R)−1−フェニル−2−
[(2−フェニル−1−エチルエチル)アミノ]エタノ
ール、(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェニ
ル−1−プロピルエチル)アミノ]エタノール、(R,
R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル−1−イソ
プロピルエチル)アミノ]エタノール、(R,R)−1
−フェニル−2−[(2−フェニル−1−ブチルエチ
ル)アミノ]エタノール、(R,R)−1−フェニル−
2−[(2−フェニル−1−イソブチルエチル)アミ
ノ]エタノール、(R,R)−1−フェニル−2−
[(2−フェニル−1−s−ブチルエチル)アミノ]エ
タノール、(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フ
ェニル−1−t−ブチルエチル)アミノ]エタノール等
が含まれる。
【0191】(b)(R,R)−1−フェニル−2−
[[2−(2−置換フェニル)−1−C1-4 アルキル−
エチル]アミノ]エタノール誘導体としては、例えば、
(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(2−クロロ
フェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、
(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(2−メチル
フェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、
(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(2−メトキ
シフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノー
ル、(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(2−ベ
ンジルオキシフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]
エタノールなどが挙げられる。
【0192】(c)(R,R)−1−フェニル−2−
[[2−(3−置換フェニル)−1−C1-4 アルキル−
エチル)アミノ]エタノール誘導体には、例えば、
(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(3−メチル
フェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、
(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(3−メトキ
シフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノー
ル、(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(3−メ
チルアミノエトキシフェニル)−1−メチルエチル]ア
ミノ]エタノールなどが含まれる。
【0193】(d)(R,R)−1−フェニル−2−
[[2−(4−置換フェニル)−1−C1-4 アルキル−
エチル]アミノ]エタノール誘導体には、例えば、
(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(4−ビフェ
ニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、
(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(4−メチル
フェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、
(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(4−エチル
フェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、
(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(4−ヒドロ
キシフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノー
ル、(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(4−メ
トキシフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノ
ール、(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(4−
ベンジルオキシフェニル)−1−メチルエチル]アミ
ノ]エタノール、(R,R)−1−フェニル−2−
[[2−(4−ヒドロキシエトキシフェニル)−1−メ
チルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−フ
ェニル−2−[[2−(4−ジメチルアミノメトキシフ
ェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、
(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(4−メチル
チオフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノー
ル、(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(4−ベ
ンジルチオフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エ
タノール、(R,R)−1−フェニル−2−[[2−
(4−ヒドロキシカルボニルフェニル)−1−メチルエ
チル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−フェニル
−2−[[2−(4−メトキシカルボニルフェニル)−
1−メチルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−
1−フェニル−2−[[2−(4−カルバモイルフェニ
ル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、(R,
R)−1−フェニル−2−[[2−(4−ジメチルアミ
ノカルボニルフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]
エタノール、(R,R)−1−フェニル−2−[[2−
(4−ベンジルアミノカルボニルフェニル)−1−メチ
ルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−フェ
ニル−2−[[2−(4−アセチルアミノカルボニルフ
ェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、
(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(4−アセチ
ルアミノメチルフェニル)−1−メチルエチル]アミ
ノ]エタノール、(R,R)−1−フェニル−2−
[[2−(4−アセチルフェニル)−1−メチルエチ
ル]アミノ]エタノールなどが含まれる。
【0194】(e)(R,R)−1−フェニル−2−
[[2−(3,4−ジ置換フェニル)−1−C1-4 アル
キル−エチル]アミノ]エタノール誘導体としては、例
えば、(R,R)−1−フェニル−2−[[2−(3,
4−ジメトキシフェニル)−1−メチルエチル]アミ
ノ]エタノール、(R,R)−1−フェニル−2−
[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−エチル
エチル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−フェニ
ル−2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−1
−プロピルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−
1−フェニル−2−[[2−[3,4−(ビスメトキシ
カルボニルメトキシ)メチレンジオキシフェニル]−1
−メチルエチル]アミノ]エタノール等が挙げられる。
【0195】(f)(R,R)−1−(2−ハロフェニ
ル)−2−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキル−エ
チル)アミノ]エタノール誘導体としては、例えば、
(R,R)−1−(2−クロロフェニル)−2−[(2
−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エタノール、
(R,R)−1−(2−クロロフェニル)−2−[[2
−(2−クロロフェニル)−1−メチルエチル]アミ
ノ]エタノール、(R,R)−1−(2−クロロフェニ
ル)−2−[[2−(2−メチルフェニル)−1−メチ
ルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(2
−クロロフェニル)−2−[[2−(2−メトキシフェ
ニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、
(R,R)−1−(2−クロロフェニル)−2−[[2
−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−メチルエチ
ル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(2−フル
オロフェニル)−2−[(2−フェニル−1−メチルエ
チル)アミノ]エタノール、(R,R)−1−(2−フ
ルオロフェニル)−2−[[2−(2−クロロフェニ
ル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、(R,
R)−1−(2−フルオロフェニル)−2−[[2−
(2−メチルフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]
エタノール、(R,R)−1−(2−フルオロフェニ
ル)−2−[[2−(2−メトキシフェニル)−1−メ
チルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−
(2−フルオロフェニル)−2−[[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタ
ノール等が含まれる。
【0196】(g)(R,R)−1−(2−置換フェニ
ル)−2−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキル−エ
チル)アミノ]エタノール誘導体としては、例えば、
(R,R)−1−(2−メチルフェニル)−2−[(2
−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エタノール、
(R,R)−1−(2−メチルフェニル)−2−[[2
−(2−クロロフェニル)−1−メチルエチル]アミ
ノ]エタノール、(R,R)−1−(2−メチルフェニ
ル)−2−[[2−(2−メチルフェニル)−1−メチ
ルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(2
−メチルフェニル)−2−[[2−(2−メトキシフェ
ニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、
(R,R)−1−(2−メチルフェニル)−2−[[2
−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−メチルエチ
ル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(2−ヒド
ロキシフェニル)−2−[(2−フェニル−1−メチル
エチル)アミノ]エタノール、(R,R)−1−(2−
ヒドロキシフェニル)−2−[[2−(2−クロロフェ
ニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、
(R,R)−1−(2−ヒドロキシフェニル)−2−
[[2−(2−メチルフェニル)−1−メチルエチル]
アミノ]エタノール、(R,R)−1−(2−ヒドロキ
シフェニル)−2−[[2−(2−メトキシフェニル)
−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)
−1−(2−ヒドロキシフェニル)−2−[[2−
(3,4−ジメトキシフェニル)−1−メチルエチル]
アミノ]エタノール、(R,R)−1−(2−メトキシ
フェニル)−2−[(2−フェニル−1−メチルエチ
ル)アミノ]エタノール、(R,R)−1−(2−メト
キシフェニル)−2−[[2−(2−クロロフェニル)
−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)
−1−(2−メトキシフェニル)−2−[[2−(2−
メチルフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノ
ール、(R,R)−1−(2−メトキシフェニル)−2
−[[2−(2−メトキシフェニル)−1−メチルエチ
ル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(2−メト
キシフェニル)−2−[[2−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、
(R,R)−1−(2−ベンジルオキシフェニル)−2
−[(2−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エタ
ノール、(R,R)−1−(2−ベンジルオキシフェニ
ル)−2−[[2−(2−クロロフェニル)−1−メチ
ルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(2
−ベンジルオキシフェニル)−2−[[2−(2−メチ
ルフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノー
ル、(R,R)−1−(2−ベンジルオキシフェニル)
−2−[[2−(2−メトキシフェニル)−1−メチル
エチル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(2−
ベンジルオキシフェニル)−2−[[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタ
ノール、(R,R)−1−(2−ベンジルカルボニルフ
ェニル)−2−[(2−フェニル−1−メチルエチル)
アミノ]エタノール等が例示される。
【0197】(h)(R,R)−1−(3−ハロフェニ
ル)−2−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキル−エ
チル)アミノ]エタノール誘導体には、例えば、(R,
R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[(2−フェ
ニル−1−メチルエチル)アミノ]エタノール、(R,
R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[[2−(2
−クロロフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタ
ノール、(R,R)−1−(3−クロロフェニル)−2
−[[2−(2−メチルフェニル)−1−メチルエチ
ル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(3−クロ
ロフェニル)−2−[[2−(2−メトキシフェニル)
−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)
−1−(3−クロロフェニル)−2−[[2−(2−ベ
ンジルオキシフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]
エタノール、(R,R)−1−(3−クロロフェニル)
−2−[[2−(3−メチルフェニル)−1−メチルエ
チル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(3−ク
ロロフェニル)−2−[[2−(3−メトキシフェニ
ル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、(R,
R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[[2−(3
−メチルアミノエトキシフェニル)−1−メチルエチ
ル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(3−クロ
ロフェニル)−2−[[2−(4−メチルフェニル)−
1−メチルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−
1−(3−クロロフェニル)−2−[[2−(4−エチ
ルフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノー
ル、(R,R)−1−(3−クロロフェニル)−2−
[[2−(4−ビフェニル)−1−メチルエチル]アミ
ノ]エタノール、(R,R)−1−(3−クロロフェニ
ル)−2−[[2−(4−ヒドロキシフェニル)−1−
メチルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−
(3−クロロフェニル)−2−[[2−(4−ヒドロキ
シフェニル)−1−エチルエチル]アミノ]エタノー
ル、(R,R)−1−(3−クロロフェニル)−2−
[[2−(4−メトキシフェニル)−1−メチルエチ
ル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(3−クロ
ロフェニル)−2−[[2−(4−ベンジルオキシフェ
ニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、
(R,R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[[2
−(4−ヒドロキシエトキシフェニル)−1−メチルエ
チル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(3−ク
ロロフェニル)−2−[[2−(4−ジメチルアミノメ
トキシフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノ
ール、(R,R)−1−(3−クロロフェニル)−2−
[[2−(4−メチルチオフェニル)−1−メチルエチ
ル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(3−クロ
ロフェニル)−2−[[2−(4−ベンジルチオフェニ
ル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、(R,
R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[[2−(4
−ヒドロキシカルボニルフェニル)−1−メチルエチ
ル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(3−クロ
ロフェニル)−2−[[2−(4−メトキシカルボニル
フェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、
(R,R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[[2
−(4−カルバモイルフェニル)−1−メチルエチル]
アミノ]エタノール、(R,R)−1−(3−クロロフ
ェニル)−2−[[2−(4−ジメチルアミノカルボニ
ルフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノー
ル、(R,R)−1−(3−クロロフェニル)−2−
[[2−(4−ベンジルアミノカルボニルフェニル)−
1−メチルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−
1−(3−クロロフェニル)−2−[[2−(4−アセ
チルアミノカルボニルフェニル)−1−メチルエチル]
アミノ]エタノール、(R,R)−1−(3−クロロフ
ェニル)−2−[[2−(4−アセチルアミノメチルフ
ェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、
(R,R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[[2
−(4−アセチルフェニル)−1−メチルエチル]アミ
ノ]エタノール、(R,R)−1−(3−クロロフェニ
ル−)2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−
1−メチルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−
1−(3−クロロフェニル)−2−[[2−(3,4−
ジメトキシフェニル)−1−エチルエチル]アミノ]エ
タノール、(R,R)−1−(3−クロロフェニル)−
2−[[2−[3,4−(ビスメトキシカルボニルメト
キシ)メチレンジオキシフェニル]−1−メチルエチ
ル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(3−クロ
ロフェニル)−2−[[2−[3,4−(ビスメトキシ
カルボニルメトキシ)メチレンジオキシフェニル]−1
−エチルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−1
−(3−フルオロフェニル)−2−[[2−フェニル−
1−メチルエチル]アミノ]エタノール等が含まれる。
【0198】(i)(R,R)−1−(3−置換フェニ
ル)−2−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキル−エ
チル)アミノ]エタノール誘導体としては、例えば、
(R,R)−1−(3−メチルフェニル)−2−[(2
−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エタノール、
(R,R)−1−(3−メチルフェニル)−2−[[2
−(2−クロロフェニル)−1−メチルエチル]アミ
ノ]エタノール、(R,R)−1−(3−メチルフェニ
ル)−2−[[2−(2−メトキシフェニル)−1−メ
チルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−
(3−メチルフェニル)−2−[[2−(3,4−ジメ
トキシフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノ
ール、(R,R)−1−(3−ヒドロキシフェニル)−
2−[[2−フェニル−1−メチルエチル]アミノ]エ
タノール、(R,R)−1−(3−トリフルオロメチル
フェニル)−2−[(2−フェニル−1−メチルエチ
ル)アミノ]エタノール、(R,R)−1−(3−トリ
フルオロメチルフェニル)−2−[[2−(2−クロロ
フェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、
(R,R)−1−(3−トリフルオロメチルフェニル)
−2−[[2−(2−メチルフェニル)−1−メチルエ
チル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(3−ト
リフルオロメチルフェニル)−2−[[2−(2−メト
キシフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノー
ル、(R,R)−1−(3−トリフルオロメチルフェニ
ル)−2−[[2−(4−ベンジルフェニル)−1−メ
チルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−
(3−トリフルオロメチルフェニル)−2−[[2−
(3,4−ジメトキシフェニル)−1−メチルエチル]
アミノ]エタノール、(R,R)−1−(3−トリフル
オロメチルフェニル)−2−[[2−(3,4−ジメト
キシフェニル)−1−エチルエチル]アミノ]エタノー
ル等が例示される。
【0199】(j)(R,R)−1−(4−ハロフェニ
ル)−2−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキル−エ
チル)アミノ]エタノール誘導体には、例えば、(R,
R)−1−(4−クロロフェニル)−2−[(2−フェ
ニル−1−メチルエチル)アミノ]エタノール、(R,
R)−1−(4−クロロフェニル)−2−[[2−(2
−クロロフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタ
ノール、(R,R)−1−(4−クロロフェニル)−2
−[[2−(2−メチルフェニル)−1−メチルエチ
ル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(4−クロ
ロフェニル)−2−[[2−(2−メトキシフェニル−
1−メチルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−
1−(4−クロロフェニル)−2−[[2−(3,4−
ジメトキシフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エ
タノール等が含まれる。
【0200】(k)(R,R)−1−(4−置換フェニ
ル)−2−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキル−エ
チル)アミノ]エタノール誘導体としては、例えば、
(R,R)−1−(4−メチルフェニル)−2−[(2
−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エタノール、
(R,R)−1−(4−メチルフェニル)−2−[[2
−(2−クロロフェニル)−1−メチルエチル]アミ
ノ]エタノール、(R,R)−1−(4−メチルフェニ
ル)−2−[[2−(2−メトキシフェニル)−1−メ
チルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−
(4−メチルフェニル)−2−[[2−(3,4−ジメ
トキシフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノ
ール、(R,R)−1−(4−ヒドロキシフェニル)−
2−[(2−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エ
タノール、(R,R)−1−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−
1−メチルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−
1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−2−[(2
−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エタノール、
(R,R)−1−(4−トリフルオロメチルフェニル)
−2−[[2−(2−クロロフェニル)−1−メチルエ
チル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(4−ト
リフルオロメチルフェニル)−2−[[2−(2−メチ
ルフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノー
ル、(R,R)−1−(4−トリフルオロメチルフェニ
ル)−2−[[2−(2−メトキシフェニル)−1−メ
チルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−
(4−トリフルオロメチルフェニル)−2−[[2−
(3,4−ジメトキシフェニル)−1−メチルエチル]
アミノ]エタノール、(R,R)−1−(4−メトキシ
フェニル)−2−[[2−(4−メトキシフェニル−1
−メチルエチル]アミノ]エタノール等が挙げられる。
【0201】(l)(R,R)−1−(2,3−ジ置換
フェニル)−2−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキ
ル−エチル)アミノ]エタノール誘導体には、例えば、
(R,R)−1−(2−フルオロ−3−クロロフェニ
ル)−2−[(2−フェニル−1−メチルエチル)アミ
ノ]エタノール、(R,R)−1−(2−フルオロ−3
−クロロフェニル)−2−[[2−(2−クロロフェニ
ル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、(R,
R)−1−(2−フルオロ−3−クロロフェニル)−2
−[[2−(2−メチルフェニル)−1−メチルエチ
ル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(2−フル
オロ−3−クロロフェニル)−2−[[2−(2−メト
キシフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノー
ル、(R,R)−1−(2−フルオロ−3−クロロフェ
ニル)−2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)
−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)
−1−(2−フルオロ−3−クロロフェニル)−2−
[[2−[3,4−(ビスメトキシカルボニルメトキ
シ)メチレンジオキシフェニル]−1−メチルエチル]
アミノ]エタノール、(R,R)−1−(2−クロロ−
3−ヒドロキシフェニル)−2−[(2−フェニル−1
−メチルエチル)アミノ]エタノール等が含まれる。
(m)(R,R)−1−(2,4−ジ置換フェニル)−
2−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキル−エチル)
アミノ]エタノール誘導体としては、例えば、(R,
R)−1−(2−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)−
2−[(2−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エ
タノール、(R,R)−1−(2−クロロ−4−ベンジ
ルオキシフェニル)−2−[(2−フェニル−1−メチ
ルエチル)アミノ]エタノール等が挙げられる。
【0202】(n)(R,R)−1−(3,4−ジハロ
フェニル)−2−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキ
ル−エチル)アミノ]エタノール誘導体としては、例え
ば、(R,R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−
2−[(2−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エ
タノール、(R,R)−1−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−2−[[2−(2−クロロフェニル)−1−メチ
ルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−
(3,4−ジクロロフェニル)−2−[[2−(2−メ
チルフェニル−1−メチルエチル]アミノ]エタノー
ル、(R,R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−
2−[[2−(2−メトキシフェニル)−1−メチルエ
チル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(3,4
−ジクロロフェニル)−2−[[2−(3,4−ジメト
キシフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノー
ル、(R,R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−
2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−エ
チルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−
(3,4−ジクロロフェニル)−2−[[2−[3,4
−(ビスメトキシカルボニルメトキシ)メチレンジオキ
シフェニル]−1−メチルエチル]アミノ]エタノール
等が例示される。
【0203】(o)(R,R)−1−(3,4−ジ置換
フェニル)−2−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキ
ル−エチル)アミノ]エタノール誘導体には、(R,
R)−1−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−2−
[(2−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エタノ
ール、(R,R)−1−(3,4−ジヒドロキシフェニ
ル)−2−[[2−(3,4−ジヒドロキシフェニル)
−1−メチルエチル]アミノ]エタノール、(R,R)
−1−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−2−[(2
−フェニル−1−エチルエチル)アミノ]エタノール、
(R,R)−1−(3,4−ジメトキシフェニル)−2
−[(2−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エタ
ノール、(R,R)−1−(3−フルオロ−4−メトキ
シフェニル)−2−[(2−フェニル−1−メチルエチ
ル)アミノ]エタノール、(R,R)−1−[3−(2
−ヒドロキシエトキシ)−4−(t−ブトキシ)フェニ
ル]−2−[(2−フェニル−1−メチルエチル)アミ
ノ]エタノール、(R,R)−1−(3−アセチルアミ
ノ−4−ヒドロキシフェニル)−2−[(2−フェニル
−1−メチルエチル)アミノ]エタノール、(R,R)
−1−(3−アセチルアミノ−4−メトキシフェニル)
−2−[(2−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]
エタノール、(R,R)−1−(3−メチルチオ−4−
ヒドロキシフェニル)−2−[(2−フェニル−1−メ
チルエチル)アミノ]エタノール、(R,R)−1−
(3−ヒドロキシメチル−4−ヒドロキシフェニル)−
2−[(2−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エ
タノール、(R,R)−1−(3−メトキシカルボニル
−4−ヒドロキシフェニル)−2−[(2−フェニル−
1−メチルエチル)アミノ]エタノール、(R,R)−
1−(3−メトキシカルボニル−4−シクロヘキシルオ
キシフェニル)−2−[(2−フェニル−1−メチルエ
チル)アミノ]エタノール、(R,R)−1−(3−カ
ルバモイル−4−ヒドロキシフェニル)−2−[(2−
フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エタノール、
(R,R)−1−[3−ヒドロキシメチルカルボニルア
ミノ−4−(4−メトキシフェニルメチル)フェニル]
−2−[(2−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]
エタノール等が含まれる。
【0204】(p)(R,R)−1−(3,5−ジ置換
フェニル)−2−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキ
ル−エチル)アミノ]エタノール誘導体としては、例え
ば、(R,R)−1−(3,5−ジヒドロキシフェニ
ル)−2−[(2−フェニル−1−メチルエチル)アミ
ノ]エタノール、(R,R)−1−(3,5−ジベンジ
ルオキシフェニル)−2−[(2−フェニル−1−メチ
ルエチル)アミノ]エタノール、(R,R)−1−
(3,5−ジ−t−ブトキシカルボニルフェニル)−2
−[(2−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エタ
ノール等が挙げられる。
【0205】(q)(R,R)−1−(3,4,5−ト
リ置換フェニル)−2−[(2−フェニル−1−C1-4
アルキル−エチル)アミノ]エタノール誘導体として
は、例えば、(R,R)−1−(3,5−ジクロロ−4
−メチルアミノフェニル)−2−[(2−フェニル−1
−メチルエチル)アミノ]エタノール、(R,R)−1
−(4−アミノ−3−ブロモ−5−フルオロフェニル)
−2−[(2−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]
エタノール、(R,R)−1−(4−ベンジルオキシ−
3−クロロ−5−メトキシフェニル)−2−[(2−フ
ェニル−1−メチルエチル)アミノ]エタノール、
(R,R)−1−(4,5−ジヒドロキシ−3−メチル
フェニル)−2−[(2−フェニル−1−メチルエチ
ル)アミノ]エタノールなどが挙げられる。
【0206】前記例示化合物のうち好ましい化合物とし
て、(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル
−1−メチルエチル)アミノ]エタノール、(R,R)
−1−フェニル−2−[(2−フェニル−1−エチルエ
チル)アミノ]エタノールなどの(R,R)−1−フェ
ニル−2−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキル−エ
チル)アミノ]エタノール誘導体;(R,R)−1−フ
ェニル−2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)
−1−メチルエチル]アミノ]エタノールなどの(R,
R)−1−フェニル−2−[[2−[3,4−ジ置換
(例えば3,4−ジC1-4 アルコキシ)フェニル]−1
−C1-4 アルキル−エチル]アミノ]エタノール誘導
体;(R,R)−1−(3−クロロフェニル)−2−
[(2−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エタノ
ールなどの(R,R)−1−(3−ハロフェニル)−2
−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキル−エチル)ア
ミノ]エタノール誘導体;(R,R)−1−(3−クロ
ロフェニル)−2−[[2−(3,4−ジメトキシフェ
ニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノールなどの
(R,R)−1−(3−ハロフェニル)−2−[[2−
[3,4−ジ置換(例えば3,4−ジC1-4 アルコキ
シ)フェニル]−1−C1-4 アルキル−エチル]アミ
ノ]エタノール誘導体;(R,R)−1−(3−メチル
フェニル)−2−[(2−フェニル−1−メチルエチ
ル)アミノ]エタノール、(R,R)−1−(3−トリ
フルオロメチルフェニル)−2−[(2−フェニル−1
−メチルエチル)アミノ]エタノールなどの(R,R)
−1−(3−置換フェニル)−2−[(2−フェニル−
1−C1-4 アルキル−エチル)アミノ]エタノール誘導
体;(R,R)−1−(3−メチルフェニル)−2−
[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−メチル
エチル]アミノ]エタノール、(R,R)−1−(3−
トリフルオロメチルフェニル)−2−[[2−(3,4
−ジメトキシフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]
エタノールなどの(R,R)−1−(3−置換フェニ
ル)−2−[[2−[3,4−ジ置換(例えば3,4−
ジC1-4 アルコキシ)フェニル]−1−C1-4 アルキル
−エチル]アミノ]エタノール誘導体;(R,R)−1
−(4−クロロフェニル)−2−[(2−フェニル−1
−メチルエチル)アミノ]エタノールなどの(R,R)
−1−(4−ハロフェニル)−2−[(2−フェニル−
1−C1-4 アルキル−エチル)アミノ]エタノール誘導
体;(R,R)−1−(4−クロロフェニル)−2−
[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−メチル
エチル]アミノ]エタノールなどの(R,R)−1−
(4−ハロフェニル)−2−[[2−[3,4−ジ置換
(例えば3,4−ジC1-4 アルコキシ)フェニル]−1
−C1-4 アルキル−エチル]アミノ]エタノール誘導
体;(R,R)−1−(3,4−ジクロロフェニル)−
2−[(2−フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エ
タノールなどの(R,R)−1−(3,4−ジハロフェ
ニル)−2−[(2−フェニル−1−C1-4 アルキルエ
チル)アミノ]エタノール誘導体;(R,R)−1−
(3,4−ジクロロフェニル)−2−[[2−(3,4
−ジメトキシフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]
エタノールなどの(R,R)−1−(3,4−ジハロフ
ェニル)−2−[[2−[3,4−ジ置換(例えば3,
4−ジC1-4 アルコキシ)フェニル]−1−C1-4 アル
キル−エチル]アミノ]エタノール誘導体などが挙げら
れる。
【0207】この方法において、反応原料として用いら
れる前記一般式(VIII)で表されるフェニルアセト
ン誘導体は、慣用の方法、例えば、酢酸のアルカリ土類
金属塩(例えば、酢酸カルシウム、酢酸バリウムなど)
などの酢酸塩と、一般式(VIII)の化合物に対応す
るフェニル酢酸のアルカリ土類金属塩(例えば、フェニ
ル酢酸カルシウム、フェニル酢酸バリウムなど)などの
フェニル酢酸塩との混合物を乾留する方法等により容易
に製造することができる[オーガニック シンセシス
コレクティブ ボリューム II(Org.Synth.,Coll.Vo
l.II)、第389頁(1943年)等参照]。
【0208】本発明の方法においては、一般式(II)
で表される(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノー
ル化合物またはその塩と、一般式(VIII)で表され
る化合物(フェニルアセトン誘導体)との反応、および
前記反応の反応生成物を還元する反応を含む点に特色が
ある。なお、この方法で得られる一般式(XI)で表さ
れる(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル
−1−メチルエチル)アミノ]エタノール誘導体には対
応する塩も含まれる。
【0209】前記還元反応は、例えば、還元剤を用いて
行うことができる。この反応はまた、接触還元触媒の存
在下に行うことができる。前記反応は、例えば、(1)
一般式(II)で表される(R)−2−アミノ−1−フ
ェニルエタノール化合物またはその塩と、一般式(VI
II)で表される化合物とを、脱水縮合させた後、水素
添加する方法(以下、ステップワイズ法という)、
(2)接触還元触媒の存在下、一般式(II)で表され
る(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール化合物
またはその塩と、一般式(VIII)で表される化合物
と、水素とを反応させる方法(以下、ワンポット法とい
う)等で行うことができる。
【0210】このように、原料として前記光学活性な2
−アミノ−1−フェニルエタノール化合物またはその塩
と、フェニルアセトン誘導体とを用いた還元的アミノ化
法では、生成物は2種の光学異性体のみである。しか
も、接触還元触媒存在下に、水素による水素添加反応に
供すると、ジアステレオマー比が著しく向上し、目的と
する光学異性体を優先的に得ることができる。また、こ
の様な接触還元触媒を用いる方法では、接触還元触媒を
濾過後溶媒を留去するだけで目的物が単離できることか
ら、後処理が容易であり工業的に適している。
【0211】以下、(1)ステップワイズ法について説
明する。
【0212】この方法(1)では、水素添加作用をさせ
る前に脱水縮合を行うことにより、確実に脱水縮合物で
あるイミン体またはエナミン体が得られ、原料の目的物
への転化率が向上し、精製が容易になるという特色があ
る。
【0213】一般式(II)で表される(R)−2−ア
ミノ−1−フェニルエタノール化合物またはその塩と、
一般式(VIII)で表されるフェニルアセトン誘導体
との脱水縮合は、慣用の方法、例えば、反応に不活性で
水と共沸する溶媒を用い、ディーン・スターク・トラッ
プ等のトラップを用いて、共沸されてくる水を系外に除
去する方法等により行うことができる。前記溶媒として
は、反応に不活性で水と共沸可能な溶媒であれば特に限
定されず、例えば、前記一般式(IIa)の化合物の製
法において例示した溶媒のうち、芳香族炭化水素類(例
えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、リグロイン、石
油エーテルなど)、脂肪族炭化水素類(ペンタン、ヘキ
サン、ヘプタン、オクタンなど)等の有機溶媒を用いる
ことができる。
【0214】脱水縮合反応は、反応に不活性で水と共沸
する溶媒などを用い、溶媒を留去しながら水を系外に除
去する方法によっても行うことができる。このような溶
媒としては、例えば、低級アルコ−ル類(例えば、メタ
ノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、ブタノール、t−ブタノールなどのC
1-4 アルコール等)や前記例示の芳香族炭化水素類及び
脂肪族炭化水素類等の有機溶媒が挙げられる。
【0215】前記反応は、酸触媒の存在下に行ってもよ
い。酸としては、下記(2)ワンポット法で用いる酸な
どを使用できる。
【0216】この反応において、前記一般式(II)で
表される(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール
化合物またはその塩と、一般式(VIII)で表される
フェニルアセトン誘導体との割合は、通常、前者/後者
=0.5〜2.0(モル比)、好ましくは0.8〜1.
2(モル比)程度である。
【0217】還元剤としては、水素化硼素ナトリウム、
シアノ水素化硼素ナトリウムなどの金属水素化物のほ
か、水素等を用いることができる。水素は通常、接触還
元触媒と共に用いられる。還元剤として水素を用いる
と、不斉誘起により、二種のジアステレオマーのうち、
目的化合物である(R,R)−1−フェニル−2−
[(2−フェニル−1−アルキルエチル)アミノ]エタ
ノール誘導体が優先して生成する。接触還元触媒として
は、例えば、ニッケル触媒(例えば、ラネーニッケル触
媒など);白金触媒(例えば、白金炭素、白金黒、酸化
白金(アダムス触媒)など)、パラジウム触媒、ロジウ
ム触媒、ルテニウム触媒(ルテニウム炭素、酸化ルテニ
ウム、ルテニウム黒など)などの白金族触媒;レニウム
触媒等が挙げられる。これらの触媒は、単独でまたは二
種以上混合して使用できる。好ましい触媒には、白金触
媒及びルテニウム触媒が含まれる。なかでも、白金触
媒、特に酸化白金などが好ましい。
【0218】接触還元触媒の使用量は、反応速度および
経済性を考慮して適宜選択できるが、通常、一般式(I
I)で表される化合物またはその塩100重量部に対し
て、0.01〜20重量部、好ましくは0.01〜10
重量部、より好ましくは0.01〜5重量部(例えば、
0.5〜5重量部)、特に0.5〜3重量部程度であ
る。
【0219】反応温度は、原料化合物の種類や量、触媒
の種類、加圧条件等によって異なるが、通常0〜100
℃、好ましくは10〜80℃、より好ましくは10〜6
0℃である。反応は、常圧で行ってもよく、加圧下で行
ってもよい。なお、反応圧力は、通常、1〜100at
m、好ましくは1〜20atm程度である。反応時間
は、加圧下では比較的短時間(例えば、10分〜10時
間程度)、常圧では通常1〜48時間程度である。
【0220】水素添加反応は、反応に不活性な溶媒中で
行なうことができる。前記溶媒としては、例えば、アル
コール類(例えば、メタノール、エタノール、プロピル
アルコール、イソプロピルアルコール、ブタノール、t
−ブタノールなどのC1-4 アルコール等);芳香族炭化
水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチ
ルベンゼン、石油エーテルなど);脂肪族炭化水素類
(ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタンなど);脂
環式炭化水素類(シクロヘキサン、メチルシクロヘキサ
ン、シクロヘプタンなど);ハロゲン化炭化水素類(ク
ロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン
など);エーテル類(ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、ジブチルエーテル、ジオキサン、テトラヒ
ドロフランなど);エステル類(酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸イソプロピルなど)等の有機溶媒が挙げられ
る。前記溶媒は一種または二種以上混合して用いること
ができる。
【0221】次に、(2)ワンポット法について説明す
る。
【0222】このワンポット法(2)では、一般式(I
I)であらわされる(R)−2−アミノ−1−フェニル
エタノール化合物またはその塩と、一般式(VIII)
で表されるフェニルアセトン誘導体と水素とを、接触還
元触媒の存在下、反応させることにより、一般式(X
I)で表される(R,R)−1−フェニル−2−[(2
−フェニル−1−アルキルエチル)アミノ]エタノール
誘導体を得ることができる。
【0223】前記反応は、酸の不存在下で行ってもよい
が、酸の存在下で行うことが好ましい。酸の存在下で水
素付加を行うと、酸が触媒として作用し、原料の目的化
合物への転化率が向上する為、目的化合物の精製が容易
になる。ここで用いる酸としては、無機酸、有機酸の何
れであってもよい。無機酸、有機酸としては、前記一般
式(IIa)の化合物の製法の説明箇所で例示した無機
酸および有機酸(光学活性な有機酸を含む)などを使用
できる。
【0224】酸としては、前記のうち、使用する溶媒の
種類に応じて、反応中において使用溶媒に対して溶解度
が高い付加体を生じる酸を適宜選択すればよいが、通
常、無機酸の場合は、好ましくは、塩酸、硫酸、硝酸、
リン酸及びホウ酸であり、特に好ましくは、塩酸、硫酸
及び硝酸等が挙げられ、更に塩酸が好ましい。有機酸の
場合は、飽和脂肪族モノカルボン酸、飽和脂肪族ジカル
ボン酸、不飽和脂肪族カルボン酸、スルホン酸等が好ま
しく、特に飽和脂肪族モノカルボン酸、飽和脂肪族ジカ
ルボン酸、不飽和脂肪族カルボン酸等が好ましい。更に
飽和脂肪族モノカルボン酸が好ましく、このうち、ギ
酸、酢酸、プロピオン酸などのC1-4 カルボン酸が特に
好ましい。
【0225】前記酸の使用量は、反応速度等を考慮して
広い範囲から選択でき、通常一般式(II)で表される
化合物100重量部に対して、0.1〜80重量部、好
ましくは0.1〜50重量部(例えば、0.1〜10重
量部程度)、より好ましくは0.5〜10重量部(例え
ば、0.5〜5重量部程度)である。
【0226】ワンポット法(2)の反応は、前記(1)
ステップワイズ法における水素添加反応と同様の還元
剤、接触還元触媒、反応溶媒等を用い、同様の反応条件
下で行うことができる。
【0227】上記一般式(II)の化合物またはその塩
と、一般式(VIII)の化合物との反応、および前記
反応の反応生成物を還元する反応とを含む前記方法によ
れば、目的化合物である(R,R)−1−フェニル−2
−[(2−フェニル−1−アルキルエチル)アミノ]エ
タノール誘導体を収率よく、選択的に製造することがで
きる。しかも、原料として用いる一般式(II)で表さ
れる(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール化合
物と、一般式(VIII)で表されるフェニルアセトン
誘導体は、何れも取り扱いが容易であり、簡便に入手で
きる。さらに、二種類の反応原料のうち、一方の原料と
して用いる前記フェニルアセトン誘導体は、光学活性体
である必要がないので、簡便な工程で製造できる。
【0228】前記の反応により生成した一般式(XI)
で表される(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フ
ェニル−1−アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導
体を、例えば、必要に応じて反応液の液性を調整したの
ち、有機溶媒による抽出、減圧濃縮、カラムクロマトグ
ラフィー、蒸留、晶析、再結晶などの精製手段に供する
ことにより、光学純度の高い(R,R)−1−フェニル
−2−[(2−フェニル−1−アルキルエチル)アミ
ノ]エタノール誘導体を容易に得ることができる。
【0229】尚、前記反応において対応する一般式(X
III)
【0230】
【化39】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
8 、R9 、R10、R11およびZは前記と同じ)で表さ
れる(R,S)体が副生した場合には、反応生成物に、
酸を添加し、生成した塩を分別結晶させることにより、
目的化合物である(R,R)体を選択的に効率よく回収
できる。
【0231】前記酸としては、無機酸、有機酸の何れで
あってもよく、前記一般式(IIa)の化合物の製法の
説明箇所で例示した無機酸および有機酸(光学活性な有
機酸を含む)などを使用できる。これらの酸は、一種ま
たは二種以上混合して用いることができる。
【0232】好ましい無機酸には、塩酸が含まれ、好ま
しい有機酸には、炭素環式カルボン酸、アミノ基が保護
基で保護されていてもよいアミノ酸、スルホン酸等が挙
げられる。これらの酸を用いると、不純物の含有量を著
しく低下することができ、さらに純度の高い(R,R)
体を得ることができる。
【0233】特に、R1 、R2 、R3 、R5 、R6 、R
9 、R10が水素原子であり、R11がメチル基であり、R
4 が塩素原子であり、R7 、R8 がメトキシ基である一
般式(XI)で表される(R,R)体と、対応する一般
式(XIII)で表される(R,S)体との混合物の場
合、前記酸のうち、有機酸、特に(R)または(S)−
2−(2,5−ジメチルフェニル)プロピオン酸または
これらのエナンチオマーの混合物、(R)−(−)−ま
たは(S)−(+)−2−(2,4,6−トリメチルフ
ェニル)プロピオン酸またはこれらのエナンチオマーの
混合物などの置換基を有していてもよい2−アルキルフ
ェニルプロピオン酸誘導体等が好適に用いられる。これ
らの酸を用いると、前記(R,R)体を選択的に効率よ
く回収できる。
【0234】前記酸の使用量は、酸の種類などに応じ
て、広い範囲から選択でき、通常、一般式(XI)で表
される(R,R)体と、一般式(XIII)で表される
(R,S)体との総量1モルに対して、通常、0.5〜
2グラム当量、好ましくは0.5〜1.5グラム当量、
特に好ましくは0.5〜1.3グラム当量程度である。
前記酸は、通常、前記混合物1モルに対して、0.8〜
1.2グラム当量、好ましくは0.9〜1.1グラム当
量程度使用する場合が多い。
【0235】前記塩を形成したのち、必要に応じて、塩
基を添加してもよい。前記塩基としては、前記一般式
(I)で表される2−アミノ−1−フェニルエタノール
誘導体の分離精製の説明箇所で例示した塩基等を用いる
ことができる。好ましい塩基には、第3級アミン、特に
脂肪族第3級アミンが含まれる。なかでも、トリC1-8
アルキルアミンが好適に用いられる。
【0236】塩基の添加量は、一般式(XI)で表され
る(R,R)体の量等に応じて適宜選択できるが、一般
式(XI)で表される(R,R)体と一般式(XII
I)で表される(R,S)体との総量1モルに対して、
0.05〜0.8グラム当量、好ましくは0.05〜
0.6グラム当量(例えば、0.05〜0.5グラム当
量程度)、更に好ましくは0.1〜0.5グラム当量程
度である。
【0237】塩基を添加すると、(R,R)体が(R,
S)体と比較して塩基性が高いためか、(R,S)体が
選択的にフリー化し、光学純度の高い(R,R)体を効
率よく得ることができる。
【0238】反応温度は、前記(R,R)体、(R,
S)体の種類や使用溶媒の種類によって異なるが、例え
ば、溶媒の沸点付近まで加熱し、前記混合物を溶解させ
た後、自然放冷により室温まで冷却するか、又は、オイ
ルが生じないようにしながら室温或いは−10℃程度ま
で冷却させることにより、目的化合物の結晶を得ること
ができる。但し、前記化合物の融点が使用溶媒の沸点よ
りも低いときは、塩の形成は、前記化合物の融点以下の
温度で行うことが望ましい。
【0239】塩の形成、分別結晶は、反応に不活性な溶
媒中で行うことができる。前記溶媒としては、水素添加
反応で例示した低級アルコール類、芳香族炭化水素類、
脂肪族炭化水素類、環式脂肪族炭化水素類、ハロゲン化
炭化水素類、エーテル類及びエステル類等が挙げられ
る。これらの溶媒は一種または二種以上混合して使用で
きる。好ましい溶媒には、エステル類(例えば、酢酸エ
チル等)、低級アルコール類(例えば、メタノール、エ
タノール、イソプロピルアルコール等)、エステル類と
低級アルコール類との混合溶媒(例えば、酢酸エチル−
メタノール混合溶媒、酢酸エチル−エタノール混合溶媒
等)、低級アルコール類とエーテル類との混合溶媒(例
えば、イソプロピルアルコール−ジイソプロピルエーテ
ル混合溶媒など)等が挙げられる。なかでも、酢酸エチ
ル、イソプロピルアルコール、イソプロピルアルコール
−ジイソプロピルエーテル混合溶媒等が好適に使用でき
る。
【0240】こうして得られる(R,R)−1−フェニ
ル−2−[(2−フェニル−1−アルキルエチル)アミ
ノ]エタノール誘導体及びその塩は、生体内のβ3 受容
体に選択的に作用し、血糖値を大幅に低下させると共に
肥満を著しく抑制する。(R,R)体に見られるこの薬
理活性は、他の光学異性体と比較して著しく高い。例え
ば、(R,R)−5−[2−[[2−(3−クロロフェ
ニル)−2−ヒドロキシエチル]アミノ]プロピル]−
1,3−ベンゾジオキソール−2,2−ジカルボン酸ジ
ナトリウム塩は、対応する(S,S)−エナンチオマー
と比較して47倍もの高い活性を示す(前記米国特許明
細書参照)。
【0241】なお、上記反応において、前記(R)−2
−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体に代えて、対
応する(S)体を使用した場合には、目的化合物である
(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル−1
−アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導体はほとん
ど生成しない。また、2−アミノ−1−フェニルエタノ
ール誘導体のラセミ体を用いた場合には、目的化合物の
収率が低く、しかも4種類の光学異性体が生成するの
で、分離精製工程が煩雑になる。
【0242】このように、本発明で用いる一般式(I
I)で表される(R)−2−アミノ−1−フェニルエタ
ノール誘導体は、(R,R)−1−フェニル−2−
[(2−フェニル−1−アルキルエチル)アミノ]エタ
ノール誘導体を選択的に高収率でしかも簡易に得るため
の極めて有効な合成中間体であり、対応する(S)体及
びラセミ体と比較してその有用性は著しく高い。
【0243】さらに、前記(R)−2−アミノ−1−フ
ェニルエタノール誘導体は、従来の合成中間体である
(R)−1−メチル−2−フェニルエチルアミン誘導体
と異なり、覚醒作用を示さないため、取扱いが容易であ
り、工業的スケールの生産にも適している。
【0244】前記一般式(XI)で表される化合物のR
7 、R8 は、慣用の方法により、ある1つの置換基から
別の置換基に変換することができる。例えば、下記式の
方法により、R7 、R8 が共にメトキシ基である(R,
R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル−1−アル
キルエチル)アミノ]エタノール誘導体を、R7aとR8a
とが一体となって式(XII)で表わされる基を形成し
た誘導体に容易に誘導できる。なお、下記式において、
簡便のため、R7 、R8 が置換したフェニル基の部分の
みを表す。
【0245】
【化40】 上記式において、R12、R13、R14はそれぞれ置換基を
有していてもよいアルキル基を示し、Xa 、Xb はそれ
ぞれハロゲン原子を示し、R6 、R9 、R10、R11はそ
れぞれ前記と同意義を示す。
【0246】すなわち、R7 とR8 が共にメトキシ基で
ある式(XI'a)の化合物に、BBr3 などの脱メチル
化剤を作用させて脱メチル化し、次いで、炭酸カリウム
などの塩基の存在下、ジブロモマロン酸ジエチルなどの
ジハロマロン酸エステル(XIX)を反応させると、R
a 、Rb が置換基を有していてもよいアルコキシカルボ
ニル基である前記式(XII)で表わされる基を有する
化合物が得られる。この化合物は、水素化ホウ素リチウ
ムなどの還元剤により、Ra 、Rb がヒドロキシメチル
基である前記式(XI'd)で表わされる基を有する化合
物に誘導できる。さらに、得られた化合物に、水素化ナ
トリウムなどの塩基の存在下、式(XX)で表わされる
ハロゲン化アルキルを反応させると、Ra 、Rb が置換
基を有していてもよいアルコキシメチル基である前記式
(XII)で表わされる基を有する化合物に変換でき
る。また、前記Ra 、Rb が置換基を有していてもよい
アルコキシカルボニル基である式(XII)で表わされ
る基を有する化合物(XI'c)を、慣用の加水分解法、
例えば、アルカリ金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリ
ウムなど)などのアルカリを用いたアルカリ加水分解な
どに供すると、Ra 、Rb がカルボキシル基またはその
塩である前記式(XII)で表わされる基を有する化合
物を得ることができる。この方法に関しては、上記米国
特許第5061727号明細書およびJ. Med. Chem.,3
5,3081(1992) の記載を参照できる。
【0247】こうして得られた(R,R)−1−フェニ
ル−2−[(2−フェニル−1−アルキルエチル)アミ
ノ]エタノール誘導体またはその塩は、そのまま、ある
いは必要に応じて適当な化学的修飾を施すことにより、
抗肥満薬、糖尿病治療薬などの医薬等として好適に使用
できる。上記化学的修飾の方法は、例えば、前記ジャー
ナル・オブ・メディシナル・ケミストリー(J. Med. Ch
em.)、第35巻、第3081ページ(1992年)、
米国特許第5061727号明細書および「有機合成に
おける保護基」(T.W.Green, "Protective groups in O
rganic Synthesis" A.Wiley Intersience Publication,
John Wiley & Sons (1981))の記載を参照できる。
【0248】次に、前記一般式(XV)で表される
(S)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の
製造方法について説明する。
【0249】前記一般式(XV)のR1 〜R5 の好まし
い例としては、前記一般式(IIa)について例示した
置換基等が挙げられる。
【0250】一般式(XV)で表される化合物の具体例
およびその好ましい例としては、対応する一般式(II
a)で表される(R)体について例示した化合物のエナ
ンチオマーなどが挙げられる。
【0251】前記一般式(XV)で表される(S)−2
−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体は、種々の方
法、例えば、前記一般式(IIa)で表される(R)−
2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の製造方法
に準じた方法で製造できる。例えば、前記一般式(X
V)で表される(S)−2−アミノ−1−フェニルエタ
ノール誘導体は、化学的合成法などによっても製造でき
るが、微生物又はその処理物を用いる方法により有利に
製造できる。すなわち、一般式(XV)で表される
(S)体は、(E)一般式(I)で表される2−アミノ
−1−フェニルエタノール誘導体又はその塩のエナンチ
オマー混合物に、特定の微生物またはその処理物を作用
させ、ついで、生成した(S)−2−アミノ−1−フェ
ニルエタノール誘導体を回収する方法(以下、不斉資化
法という)により、あるいは、(F)前記一般式(VI
I)で表される化合物又はその塩に、特定の微生物また
はその処理物を作用させて不斉還元し、ついで生成した
(S)体の光学活性化合物を回収すること(以下、不斉
還元法という)により、容易かつ簡便に得ることができ
る。
【0252】以下、(E)不斉資化法について説明す
る。
【0253】この方法において使用する微生物は、一般
式(I)で表される2−アミノ−1−フェニルエタノー
ル誘導体又はその塩のエナンチオマー混合物に作用し、
対応する(S)体の光学活性体を生成させうる能力を有
する微生物であればよい。このような微生物には、前記
両エナンチオマーのうち、(R)体を選択的に資化する
微生物、および(R)体を選択的に他の化合物((S)
体を含む)に変換する微生物等が含まれる。
【0254】前記能力を有する微生物には、例えば、サ
ッカロマイセス(Saccharomyces)属、ピキア(Pichi
a)属、シゾサッカロマイセス(Schizosaccharomyces)
属、キャンディダ(Candida)属、ハンセヌラ(Hansenu
la)属、ヤロウビア(Yarrowia)属、ゲオトリカム(Ge
otrichum)属、ミクロコッカス ルテウス(Micrococcu
s luteus)、ブレビバクテリウム(Brevibacterium)
属、コリネバクテリウム(Corynebacterim)属、キサン
ソモナス(Xanthomonas)属、アクチノマキュラ(Actin
omaqura)属、エンテロバクター(Enterobacter)属、
シュードモナス(Pseudomonas)属、ハフニア(Hafni
a)属、アクチノプラネス(Actinoplanes)属、エシェ
リヒア(Escherichia)属、バチラス(Bacillus)属、
リストネラ(Listonella)属、ノサルディオイデス(No
sardioides)属、アミコラタ(Amycolata)属、アスペ
ルギルス(Aspergillus)属、ペニシリウム(Penicilli
um)属、コリネスポラ(Corynespora)属、フザリウム
(Fusarium)属、ゲラシノスポラ(Gelasinospora)
属、ヘルミンソスポリウム(Helminthosporium)属、モ
ルチエレリア(Mortierelia)属、ネオサルトルヤ(Neo
sartorya)属、フィトフソラ(Phytophthora)属、タラ
ロマイセス(Talaromyces)属、スコレコバシディウム
(Scolecobasidium)属およびロドコッカス(Rhodococc
us)属に属する微生物群から選択された微生物などが含
まれる。
【0255】具体的には、一般式(I)で表される化合
物のエナンチオマー混合物に作用し、対応する(S)体
を生成させうる能力を有する微生物として、例えば、次
のような微生物が挙げられる。
【0256】(66)サッカロマイセス(Saccharomyce
s)属:サッカロマイセス セレビシェ(Saccharomyces
cerevisiae)IFO 0718、サッカロマイセス
セレビシェ(Saccharomyces cerevisiae)IFO 07
35、サッカロマイセスセレビシェ(Saccharomyces ce
revisiae)IFO 0206など、 (67)ピキア(Pichia)属:ピキア ファビアニイ
(Pichia fabianii)IFO 1254など、 (68)シゾサッカロマイセス(Schizosaccharomyce
s)属:シゾサッカロマイセス ポンベ(Schizosacchar
omyces pombe)IAM 4890など、 (69)キャンディダ(Candida)属:キャンディダ
ギリエルモンディ(Candida guilliermondii)IFO
0566、キャンディダ メリビオシカ(Candida meli
biosica)IFO 10238など、 (70)ハンセヌラ(Hansenula)属:ハンセヌラ ポ
リモルファ(Hansenula polymorpha)DSM 7027
7など。
【0257】(71)ヤロウビア(Yarrowia)属:ヤロ
ウビア リポリチカ(Yarrowia lipolytica)IFO
0746など、 (72)ゲオトリカム(Geotrichum)属:ゲオトリカム
カピタタム(Geotrichum capitatum)IFO 074
3、ゲオトリカム カピタタム(Geotrichumcapitatu
m)IFO 1197など、 (73)ミクロコッカス ルテウス(Micrococcus lute
us):ミクロコッカス ルテウス(Micrococcus luteu
s)IAM 12009、ミクロコッカス ルテウス(M
icrococcus luteus)IAM 12144、ミクロコッ
カス ルテウス(Micrococcus luteus)IAM 115
7、ミクロコッカス ルテウス(Micrococcus luteus)
IFO 3333など、 (74)ブレビバクテリウム(Brevibacterium)属:ブ
レビバクテリウムイオジナム(Brevibacterium iodinu
m)IFO 3558など、 (75)コリネバクテリウム(Corynebacterim)属:コ
リネバクテリウムセペドニカム(Corynebacterim seped
onicum)IFO 3306など、 (76)キサンソモナス(Xanthomonas)属:キサンソ
モナス スピーシーズ(Xanthomonas sp.)IFO 1
2997など、 (77)アクチノマキュラ(Actinomaqura)属:アクチ
ノマキュラ クレメア サブスピーシーズ クレメア
(Actinomaqura cremea subsp. cremea)IFO 14
182など、 (78)エンテロバクター(Enterobacter)属:エンテ
ロバクター アエロゲネス(Enterobacter aerogenes)
IFO 12010など、 (79)シュードモナス(Pseudomonas)属:シュード
モナス アエルギノサ(Pseudomonas aeruginosa)IF
O 3445など、 (80)ハフニア(Hafnia)属:ハフニア アルベイ
(Hafnia alvei)IFO 3731など。
【0258】(81)アクチノプラネス(Actinoplane
s)属:アクチノプラネス ロバタス(Actinoplanes lo
batus)IFO 12513など、 (82)エシェリヒア(Escherichia)属:エシェリヒ
ア コリ(Escherichia coli)IAM 1239など、 (83)バチラス(Bacillus)属:バチラス リシェニ
フォルミス(Bacillus licheniformis)BGSC 5A
18など、 (84)リストネラ(Listonella)属:リストネラ ア
ングイルラルム(Listonella anguillarum)IFO 1
2710など、 (85)ノサルディオイデス(Nosardioides)属:ノサ
ルディオイデス フラバス(Nosardioides flavus)I
FO 14396など、 (86)アミコラタ(Amycolata)属:アミコラタ オ
ートトロフィカ(Amycolata autotrophica)IFO 1
2743など、 (87)アスペルギルス(Aspergillus)属:アスペル
ギルス ニガー(Aspergillus niger)IFO 441
5、アスペルギルス ニガー(Aspergillus niger)A
HU 7115、アスペルギルス フィカム(Aspergil
lus ficuum)IFO 4318、アスペルギルス カウ
ディダス(Aspergillus cavdidus)IFO 4389、
アスペルギルス オリゼエ(Aspergillus oryzae)IF
O 4390、アスペルギルス オリゼエ バライティ
ブルンネウス(Aspergillus oryzae var. brunneus)
JCM 2240、アスペルギルス タマリ(Aspergil
lus tamarii)IAM 2138など、 (88)ペニシリウム(Penicillium)属:ペニシリウ
ム クリソゲナム(Penicillium chrysogenum)IAM
7142など、 (89)コリネスポラ(Corynespora)属:コリネスポ
ラ キャシコラ(Corynespora cassiicola)IFO 6
724など、 (90)フザリウム(Fusarium)属:フザリウム ソラ
ニィ(Fusarium solani)IFO 5232など。
【0259】(91)ゲラシノスポラ(Gelasinospor
a)属:ゲラシノスポラ セレアリス(Gelasinospora c
erealis)IFO 6759など、 (92)ヘルミンソスポリウム(Helminthosporium)
属:ヘルミンソスポリウム シグモイデウム バライテ
ィ イレアウル(Helminthosporium sigmoideum var. i
rreavl)IFO 5273など、 (93)モルチエレリア(Mortierelia)属:モルチエ
レリア イサベリイナ(Mortierelia isabellina)IF
O 6336、モルチエレリア ラマニアナバライティ
ラマニアナ(Mortierelia ramanniana var. ramannia
na)IFO7825など、 (94)ネオサルトルヤ(Neosartorya)属:ネオサル
トルヤ フィシェリバライティ スピノザ(Neosartory
a fischeri var. spinosa)IFO 5955など、 (95)フィトフソラ(Phytophthora)属:フィトフソ
ラ キャプシシ(Phytophthora capsici)IFO 83
86など、 (96)タラロマイセス(Talaromyces)属:タラロマ
イセス フラバスバライティ フラバス(Talaromyces
flavus var. flavus)IFO 7231など、 (97)スコレコバシディウム(Scolecobasidium)
属:スコレコバシディウム テレウム(Scolecobasidiu
m terreum)IFO 8854など、 (98)ロドコッカス(Rhodococcus)属:ロドコッカ
ス ルテウス(Rhodococcus luteus)JCM 616
2、ロドコッカス エリスロポリス(Rhodococcus eryt
hropolis)JCM 6821、ロドコッカス エリスロ
ポリス(Rhodococcus erythropolis)JCM 682
7、ロドコッカス グロベルラス(Rhodococcus glober
rulus)IFO 14531など これらの微生物は少なくとも一種用いられる。これらの
微生物またはその処理物を、前記一般式(I)で表され
る2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体のエナン
チオマー混合物に作用させると、両エナンチオマーのう
ち(S)体の存在比率が向上する。
【0260】なお、IFO、JCM、ATCC、DS
M、IAM、BGSC、AHUの各番号の付された微生
物は前記施設等から入手することができる。
【0261】上記の微生物は、前記能力を有する限り、
野生株、変異株、または細胞融合もしくは遺伝子操作法
等の遺伝子的手法により誘導される組換え株など、何れ
の株であっても好適に使用できる。
【0262】前記微生物の培養、反応、および反応生成
物の回収は、前記一般式(IIa)で表される(R)−
2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体を製造する
方法と同様にして行うことができる。
【0263】次に、(F)不斉還元方法について説明す
る。
【0264】この方法では、前記一般式(VII)で表
される化合物を不斉還元し、対応する光学活性な一般式
(XV)で表される化合物を生成する能力を有する微生
物であれば、何れの微生物も使用することができる。
【0265】この様な能力を有する微生物としては、例
えばボトリオアスクス(Botryoascus) 属、ブレタノミセ
ス(Brettanomyces) 属、カンジダ(Candida) 属、シテロ
ミセス(Citeromyces) 属、クラビスポラ(Clavispora)
属、デバリオミセス(Debaryomyces)属、ディポダスクス
(Dipodascus)属、エレマスクス(Eremascus)属、ガラク
トミセス(Galactomyces)属、ゲオトリクム(Geotrichum)
属、イサチェンキア(Issatchenkia)属、クルイベロミセ
ス(Kluyveromyces) 属、コンドア(Kondoa)属、リポミセ
ス(Lipomyces) 属、マラセジア(Malassezia)属、オオス
ポリジウム(Oosporidium) 属、パチソレン(Pachysolen)
属、ピチア(Pichia)属、ロドスポリジウム(Rhodosporid
ium)属、ロドトルラ(Rhodotorula) 属、サッカロミセス
(Saccharomyces) 属、サッカロミコデス(Saccharomycod
es) 属、サッカロミコプシス(Saccharomycopsis)属、シ
ゾブラストスポリオン(Schizoblastosporion) 属、シゾ
サッカロミセス(Schizosaccharomyces) 属、スポリジオ
ボルス(Sporidiobolus) 属、スポロボロミセス(Sporobo
lomyces)属、ウイッケルハミエラ(Wickerhamiella)属、
ウインゲア(Wingea)属、ジゴサッカロミセス(Zygosacch
aromyces) 属、バシルス(Bacillus)属、コマモナス(Com
amonas) 属、ロドバクター(Rhodobacter) 属、エンテロ
コックス(Enterococcus)属、ラクトバシルス(Lactobaci
llus) 属、ペディオコックス(Pediococcus) 属、ロイコ
ノストク (Leuconostoc)属及びストレプトコックス(Str
eptococcus) 属に属する微生物が例示される。
【0266】具体的には、一般式(VII)で表される
アミノケトン誘導体に作用して、対応する一般式(X
V)で表される(S)−2−アミノ−1−フェニルエタ
ノール誘導体を生成させうる微生物として、例えば、次
のような微生物が挙げられる。
【0267】(99)ボトリオアスクス(Botryoascus)
属:ボトリオアスクス シンナエデンドルス(Botryoasc
us synnaedendrus) IFO 1604など、 (100)ブレタノミセス(Brettanomyces) 属:ブレタ
ノミセス アノマルス(Brettanomyces anomalus) IF
O 0642など、 (101)カンジダ(Candida) 属:カンジダ アルビカ
ンス(Candida albicans) IFO 1856,カンジダ
ビイチイ(Candida beechii) IFO 10229、カ
ンジダ エルガテンシス(Candida ergatensis) IFO
10233、カンジダ フシホルマタ(Candida fusif
ormata) IFO 10225、カンジダ ギリエルモン
デイ(Candida guilliermondii) IFO 0566、カ
ンジダハロニトラトフィラ(Candida halonitratophila)
IFO 1595、カンジダ オレゴネンシス(Candi
da oregonensis) IFO 1980、カンジダ ペル
タタ(Candida peltata) IFO 1853、カンジダ
パラプシロシス(Candida parapsilosis) IFO 10
305、カンジダ ソルボキシロサ(Candida sorboxylo
sa) IFO 1578など、 (102)シテロミセス(Citeromyces) 属:シテロミセ
ス マトリテンシス(Citeromyces matritensis) IFO
0954など、 (103)クラビスポラ(Clavispora)属:クラビスポラ
ルシタニアエ(Clavispora lusitaniae) IFO 10
19など、 (104)デバリオミセス(Debaryomyces)属:デバリオ
ミセス ハンセニイバライティ ハンセニイ(Debaryomy
ces hansenii var. hansenii) IFO 0083など、 (105)ディポダスクス(Dipodascus)属:ディポダス
クス オベテンシス(Dipodascus ovetensis)IFO 1
201など、 (106)エレマスクス(Eremascus)属:エレマスクス
ファーチリス(Eremascus fertilis) IFO 069
1など、 (107)ガラクトミセス(Galactomyces)属:ガラクト
ミセス レッシイ(Galactomyces reessii) IFO 1
112など、 (108)ゲオトリクム(Geotrichum)属:ゲオトリクム
ファーメンタンス(Geotrichum fermentans) CBS
452.83、ゲオトリクム カンジドゥム(Geotrichu
m candidum) IFO 4601、ゲオトリクム カピタ
トゥム(Geotrichum capitatum) IFO 1197、ゲ
オトリクム クレバニイ(Geotrichumklebahnii) JC
M 2171など、 (109)イサチェンキア(Issatchenkia)属:イサチェ
ンキア スクツラタバライティ スクツラタ(Issatchen
kia scutulata var. scutulata) IFO10069な
ど、 (110)クルイベロミセス(Kluyveromyces) 属:クル
イベロミセス ラクチス(Kluyveromyces lactis) IF
O 1267、クルイベロミセス マルキシアヌス バ
ライティ ブルガリクス(Kluyveromyces marxianus va
r. bulgaricus) IAM 4829など。
【0268】(111)コンドア(Kondoa)属:コンドア
マルビネラ(Kondoa malvinella) IFO 1935な
ど、 (112)リポミセス(Lipomyces) 属:リポミセス ス
タルキイ(Lipomycesstarkeyi) IFO 1289な
ど、 (113)マラセジア(Malassezia)属:マラセジア フ
ルフル(Malasseziafurfur) IFO 0656など、 (114)オオスポリジウム(Oosporidium) 属:オオス
ポリジウム マルガリチフェルム(Oosporidium margari
tiferum) IFO 1208など、 (115)パチソレン(Pachysolen)属:パチソレン タ
ンノフィルス(Pachysolen tannophilus) IFO 10
07など、 (116)ピチア(Pichia)属:ピチア ファリノサ(Pic
hia farinosa) IFO 1163、ピチア ホルスチイ
(Pichia holstii) IFO 0986、ピチア スブ
ペリクロサ(Pichia subpelliculosa) IFO 080
8、ピチア トレタナ(Pichia toletana) IFO 09
50など、 (117)ロドスポリジウム(Rhodosporidium)属:ロド
スポリジウム ジオボバトゥム(Rhodosporidium diobov
atum) IFO 0688など、 (118)ロドトルラ(Rhodotorula) 属:ロドトルラ
グルチニス(Rhodotorula glutinis) IFO 038
9、ロドトルラ グルチニス バライティ ダイレネン
シス(Rhodotorula glutinis var. dairenensis) IFO
0415など、 (119)サッカロミセス(Saccharomyces) 属:サッカ
ロミセス クルイベリ(Saccharomyces kluyveri) IF
O 1894、サッカロミセス パラドクス(Saccharom
yces paradoxus) IFO 0259など、 (120)サッカロミコデス(Saccharomycodes) 属:サ
ッカロミコデス ルドウィギィ(Saccharomycodes ludwi
gii) IFO 0798など。
【0269】(121)サッカロミコプシス(Saccharom
ycopsis)属:サッカロミコプシスカプスラリス(Sacchar
omycopsis capsularis) IFO 0672など、 (122)シゾブラストスポリオン(Schizoblastospori
on) 属:シゾブラストスポリオン コバヤシイ(Schizob
lastosporion kobayasii) IFO 1644など、 (123)シゾサッカロミセス(Schizosaccharomyces)
属:シゾサッカロミセス ポンベ(Schizosaccharomyces
pombe) IFO 0358など、 (124)スポリジオボルス(Sporidiobolus) 属:スポ
リジオボルス パラロセウス(Sporidiobolus pararoseu
s) JCM 5350など、 (125)スポロボロミセス(Sporobolomyces)属:スポ
ロボロミセス パラロセウス(Sporobolomyces pararose
us) IFO 0471、スポロボロミセスサルモニコロ
(Sporobolomyces salmonicolor) AHU 3982な
ど、 (126)ウイッケルハミエラ(Wickerhamiella)属:ウ
イッケルハミエラドメルックイ(Wickerhamiella domerc
quii) IFO 1857など、 (127)ウインゲア(Wingea)属:ウインゲア ロベル
ツイ(Wingea robertsii) IFO 1277など、 (128)ジゴサッカロミセス(Zygosaccharomyces)
属:ジゴサッカロミセス バイリイ(Zygosaccharomyces
bailii) DSM 70492、ジゴサッカロミセス
ファーメンタチ(Zygosaccharomyces fermentati) IF
O 0021など、 (129)バシルス(Bacillus)属:バチルス スブチリ
ス(Bacillus subtilis) IFO 3037など、 (130)コマモナス(Comamonas) 属:コマモナス テ
リゲナ(Comamonas terrigena) IFO 13299な
ど。
【0270】(131)ロドバクター(Rhodobacter)
属:ロドバクター スファエロイデス(Rhodobacter sph
aeroides) IFO 12203など、 (132)エンテロコックス(Enterococcus)属:エンテ
ロコックス フェカリス(Enterococcus faecalis) NR
IC 1142など、 (133)ラクトバシルス(Lactobacillus) 属:ラクト
バシルス ラクチス(Lactobacillus lactis) AHU
1059など、 (134)ペディオコックス(Pediococcus) 属:ペディ
オコックス アシディラクチシ(Pediococcus acidilact
ici) IFO 3076など、 (135)ロイコノストク (Leuconostoc)属:ロイコノ
ストク メセンテロイデス サブエスピー デキストラ
ニクム(Leuconostoc mesenteroides subsp.dextranicu
m) NRIC 1085、ロイコノストク メセンテロ
イデス(Leuconostoc mesenteroides) AHU 107
1、ロイコノストク オエノス(Leuconostoc oenos) D
SM 20252など、 (136)ストレプトコックス(Streptococcus) 属:ス
トレプトコックスウベリス(Streptococcus uberis) N
RIC 1153等が含まれる。
【0271】この方法では、前記能力を有する限り、野
生株、変異株、または細胞融合もしくは遺伝子操作等の
遺伝子的手法により誘導される組み換え株等、いずれの
株でも好適に用いることができる。
【0272】なお、IFO、AHU、DSM、JCMの
各番号の付された微生物は、前記施設などから入手でき
る。IAM番号の付された微生物は、(財)応用微生物
学研究奨励会発行のIAM Catalogue of strains 第
1版(1993)に記載されており、東京大学応用微生
物研究所微細藻類総合センターから入手できる。
【0273】CBS番号の付された微生物は、CENTRAAL
BUREAU VOOR SCHIMMELCULTURES(CBS)発行のList o
f cultures FUNGI and YEAST 第32版(1990)に
記載されており、該施設から入手できる。
【0274】NRIC番号の付された微生物は、東京農
業大学菌株保存室発行の菌株カタログ第2版(199
2)に記載されており、該施設から入手することができ
る。
【0275】前記微生物の培養、不斉還元反応、および
反応生成物の回収は、一般式(IIa)で表される
(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体を
製造する場合と同様にして行うことができる。
【0276】さらに、一般式(XV)で表される(S)
−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体は、前記
一般式(IIa)で表される(R)−2−アミノ−1−
フェニルエタノール誘導体の製法(C)および(D)に
準じて製造することもできる。すなわち、一般式(X
V)で表される(S)体は、前記製法(C)において、
反応成分として用いる式(III)で表される化合物ま
たは式(IV)で表される化合物として、それぞれ光学
活性な(S)体を用いることにより、容易に得ることが
できる。また、前記(S)体は、前記製法(D)におい
て、分別結晶等により、対応する(R)体から容易に分
離することができる。
【0277】一般式(XV)で表される(S)−2−ア
ミノ−1−フェニルエタノール誘導体は、例えば、立体
反転を伴う求核置換反応に供することにより、一般式
(IIa)で表わされる(R)−2−アミノ−1−フェ
ニルエタノール誘導体に変換することができる。この反
応は、求核試薬を用いることによって行うことができ
る。
【0278】例えば、一般式(XV)で表される(S)
−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体は、反応
を立体反転で進行させる試薬、触媒、反応条件等を選択
することにより、下記式に従い、容易に、一般式(II
a)で表わされ(R)−2−アミノ−1−フェニルエタ
ノール誘導体に変換することができる。
【0279】
【化41】 一般式(XV)中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は前
記と同意義を示す。
【0280】一般式(XV)で表される化合物から、一
般式(IIa)で表される化合物への転換は、より具体
的には、例えば、光延反応を利用した以下の方法で行う
ことができる。
【0281】すなわち、トリアリールホスフィン(例え
ば、トリフェニルホスフィンなど)及びアゾジカルボン
酸エチルなどのアゾジカルボン酸エステルの存在下、一
般式(XV)の化合物に有機酸を反応させ、立体反転し
た対応する有機酸エステルとした後、加水分解すること
により、前記一般式(IIa)で表される化合物を得る
ことができる。前記有機酸としては、ギ酸、酢酸、トリ
クロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、安息香酸等が挙げられ
る。上記の有機酸エステル生成反応は、例えば−60〜
60℃程度の温度で行うことができる。反応は、例え
ば、ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素、テトラ
ヒドロフランなどのエーテル類など、反応に不活性な溶
媒中で行うこともできる。
【0282】トリアリールホスフィン、有機酸、及びア
ゾジカルボン酸エステルの使用量は、一般式(XV)で
表される化合物1モルに対して、それぞれ、0.7〜
2.0モル程度である。また、前記有機酸エステルの加
水分解は、慣用の酸又はアルカリ加水分解法等により行
うことができる(Synthesis, 1 (1981) ;TetrahedronL
ett., 1619 (1973);Bull. Chem. Soc. Jpn.,44, 3427
(1971) 参照)。
【0283】光学活性なアルコールを立体反転した対応
するエナンチオマーに変換する方法として、次の方法も
本発明に適用できる。すなわち、光学活性アルコール
を、トリクロロ酢酸エステルなどのカルボン酸エステル
にした後、例えば75%水−ジオキサンなどの水−エー
テル系溶媒中で加水分解することにより、立体反転した
対応する光学活性アルコールを得ることができる(Che
m. Lett.,1976, 893 参照)。また、光学活性なアルコ
ールをp−トルエンスルホン酸エステルなどのスルホン
酸エステルとし、このスルホン酸エステルにテトラエチ
ルアンモニウムアセテート、酢酸ナトリウム(及び酢
酸)などの有機酸塩を反応させて、立体的に反転した対
応する有機酸エステルに変換し、次いで加水分解するこ
とによっても、対応する反転した光学活性アルコールを
得ることができる(J. Am. Chem. Soc.,87, 3682, (196
5);J. Chem. Soc.,1954, 965 参照)。
【0284】こうして得られる一般式(IIa)で表さ
れる(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導
体は、前記のように(R,R)−1−フェニル−2−
[(2−フェニル−1−アルキルエチル)アミノ]エタ
ノール誘導体の極めて重要な合成中間体である。従っ
て、前記一般式(XV)で表される(S)−2−アミノ
−1−フェニルエタノール誘導体は、上記の合成中間体
の中間原料として非常に有用である。
【0285】なお、前記の一般式(XV)で表される
(S)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体か
ら一般式(IIa)で表される(R)−2−アミノ−1
−フェニルエタノール誘導体への変換方法は、また、対
応する(R)体のエナンチオマーから(S)体のエナン
チオマーへの変換にも適用できる。
【0286】なお、前記各製造、分離製製法において、
原料化合物がヒドロキシル基又はアミノ基を有する時
は、必要に応じて、これらのヒドロキシル基などを適当
な保護基で保護して反応に供してもよい。この様な保護
基としては、例えば、前記例示のヒドロキシル基の保護
基やアミノ基の保護基等を適宜使用できる。
【0287】
【発明の効果】本発明の(R)−2−アミノ−1−フェ
ニルエタノール誘導体および(S)−2−アミノ−1−
フェニルエタノール誘導体の製造方法によれば、それぞ
れ、光学活性な目的化合物を、簡便にしかも高い光学純
度で収率よく得ることができる。前記(R)−2−アミ
ノ−1−フェニルエタノール誘導体は、(R,R)−1
−フェニル−2−[(2−フェニル−1−アルキルエチ
ル)アミノ]エタノール誘導体を良好な収率で効率よく
製造するための合成中間体として極めて有用であり、入
手および取り扱いも容易である。また、前記(S)−2
−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体は、前記
(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の
中間原料として好適に用いることができる。
【0288】本発明の2−アミノ−1−フェニルエタノ
ール誘導体の製造方法によれば、光学活性な(R)また
は(S)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体
を効率よく得るために有用な2−アミノ−1−フェニル
エタノール誘導体を簡単な操作で収率よく、しかも高い
純度で得ることができる。
【0289】また、本発明の(R,R)−1−フェニル
−2−[(2−フェニル−1−アルキルエチル)アミ
ノ]エタノール誘導体の製造法によれば、光学純度の高
い(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル−
1−アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導体を、簡
便な方法により、高い収率で製造することができる。
【0290】
【実施例】以下に、実施例に基いて本発明をより詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定される
ものではない。
【0291】なお、下記実施例において、2−アミノ−
1−フェニルエタノール誘導体の定量および光学純度の
測定は、特に断らないかぎり、反応生成物を光学分割カ
ラムを用いた高速液体クロマトグラフィー[カラム:ダ
イセル化学工業(株)製、商品名クラウンパックCR、
移動相:過塩素酸緩衝液(pH2.0)、波長:220
nm、流速:1ml/分、カラム温度:40℃]に付す
ことにより行った。上記測定条件において、例えば、
(R)−2−アミノ−1−(3−クロロフェニル)エタ
ノールの保持時間は16.8分、(S)−2−アミノ−
1−(3−クロロフェニル)エタノールの保持時間は1
8.5分である。
【0292】実施例1〜100[(R)−2−アミノ−
(3−クロロフェニル)エタノールの製造] 下記組成の菌体調製用培地(1)及び(2)を調製し
た。
【0293】 [菌体調製用培地(1):酵母・糸状菌用] グルコース 2.0重量% 酵母エキス 0.3重量% 麦芽エキス 0.3重量% ポリペプトン 0.5重量% 脱イオン水 96.9重量% (pH6.0) [菌体調製用培地(2):細菌・放線菌用] グルコース 2.0重量% 酵母エキス 0.5重量% 肉エキス 0.3重量% ポリペプトン 0.3重量% 硫酸アンモニウム 0.2重量% リン酸二水素一カリウム 0.1重量% 脱イオン水 96.6重量% (pH7.0) 上記の菌体調製用培地5mlを内径21mmφの試験管
に入れ、滅菌後、下記の微生物を、酵母・糸状菌につい
ては前記培地(1)、細菌・放線菌については前記培地
(2)にそれぞれ植菌し、30℃で48時間振盪培養を
行った。続いて遠心分離により菌体を分離し、生菌体を
得た。
【0294】[酵母] 実施例1:ハンセヌラ アノマラ(Hansenula anomal
a)IFO 0707 実施例2:ゲオトリカム カンディダム(Geotrichum c
andidum)IFO 4601 実施例3:ゲオトリカム カンディダム(Geotrichum c
andidum)IFO 4598 実施例4:キャンディダ アルビカンス(Candida albi
cans)IFO 1594 実施例5:キャンディダ アルビカンス(Candida albi
cans)IFO 1856 実施例6:キャンディダ パラプシロシス(Candida pa
rapsilosis)IFO1022 実施例7:キャンディダ グロペンギェセリ(Candida
gropengiesseri)IFO 0659 実施例8:キャンディダ アセリ(Candida aaseri)I
FO 10404 実施例9:キャンディダ ビーチー(Candida beechi
i)IFO 10229 実施例10:キャンディダ アトモスフェリカ(Candid
a atmospherica)IFO 1969。
【0295】実施例11:キャンディダ ナタレンシス
(Candida natalensis)IFO 1981 実施例12:キャンディダ パルディゲナ(Candida pa
ludigena)IFO 10330 実施例13:キャンディダ サケ(Candida sake)IF
O 1149 実施例14:キャンディダ ピントロペシイ バライテ
ィ ピントロペシイ(Candida pintolopesii var. pint
olopesii)IFO 0729 実施例15:クリプトコッカス ネオフォルマンス(Cr
yptococcus neoformans)IAM 4788 実施例16:ロドスポリディウム スパエロカルプム
(Rhodosporidium spaerocarpum)IFO 1438 実施例17:ロドスポリディウム ディオボヴァタム
(Rhodosporidium diobovatum)IFO 0688 実施例18:ロドトルラ ルブラ(Rhodotorula rubr
a)IFO 0406 実施例19:ロドトルラ ルブラ(Rhodotorula rubr
a)AHU 3948 実施例20:ロドトルラ グルチニス バライティ ダ
イレネンシス(Rhodotorula glutinis var. dairenensi
s)IFO 0415 実施例21:スポロボロマイセス ロゼウス(Sporobol
omyces roseus)IFO 1040 実施例22:クルイベロマイセス マルキアナス バラ
イティ ブルガリカス(Kluyveromyces marxianus var.
bulgaricus)IAM 4829 実施例23:クルイベロマイセス ラクティス(Kluyve
romyces lactis)IFO 1267 実施例24:イサチェンキア スクツラタ バライティ
スクツラタ(Issatchenkia scutulata var. scutulat
a)IFO 10069 実施例25:イサチェンキア スクツラタ バライティ
スクツラタ(Issatchenkia scutulata var. scutulat
a)IFO 10070 実施例26:ピキア サーモトレランス(Pichia therm
otolerans)IFO10024 実施例27:ピキア ファリノサ(Pichia farinosa)
IFO 1163 実施例28:ボトリオアスカス シンナエデンドラス
(Botryoascus synnaedendrus)IFO 1604 実施例29:デバリオマイセス ハンセニイ(Debaryom
yces hansenii)IFO 0083 実施例30:リポマイセス スタルキイ(Lipomyces st
arkeyi)IFO 1289。
【0296】実施例31:メトシュニコビア ビカスピ
ダタ(Metschnikowia bicuspidata)IFO 1408 実施例32:サッカロマイコデス ラドブィギィ(Sacc
haromycodes ludwigii)IFO 0798 実施例33:シゾブラストスポリオン コバヤシ(Schi
zoblastosporion kobayasii)IFO 1644 実施例34:ステパノアスカス シフェリイ(Stepahno
ascus ciferrii)IFO 1854 実施例35:ステリグマトマイセス ハロフィラス(St
erigmatomyces halophilus)IFO 1488 実施例36:ジゴサッカロマイセス ルーシー(Zygosa
ccharomyces rouxii)IFO 0510 実施例37:ジゴサッカロマイセス ルーシー(Zygosa
ccharomyces rouxii)IAM 4114 実施例38:ジゴサッカロマイセス ファメンタティ
(Zygosaccharomyces fermentati)IFO 0021 実施例39:スポリディオボラス サルモニカラー(Sp
oridiobolus salmonicolor)IFO 1845 実施例40:スポリディオボラス パラロゼウス(Spor
idiobolus pararoseus)IFO 1107 実施例41:マラッセジア フルフル(Malassezia fur
fur)IFO 0656 実施例42:トルラスポラ デルブルッキイ(Torulasp
ora delbrueckii)IFO 0955 実施例43:サッカロマイコプシス キャプスラリス
(Saccharomycopsis capsularis)IFO 0672 実施例44:ロイコスポリディウム スコッティ(Leuc
osporidium scottii)IFO 1923 実施例45:ロイコスポリディウム スコッティ(Leuc
osporidium scottii)IFO 1924。
【0297】[糸状菌] 実施例46:アグロシベ シリンドラセア(Agrocybe c
ylindracea)IFO30299 実施例47:トリコデルマ ブィリデ(Trichoderma v
iride)IFO 5720 実施例48:アルテルナリア キクチアナ(Alternaria
kikuchiana)IFO5778 実施例49:ハミゲラ アベラネア(Hamigera avellan
ea)IFO 7721 実施例50:モニリエラ アセトアブタンス(Moniliel
la acetoabutans)IFO 9481 実施例51:フォリオタ ナメコ(Pholiota nameko)
IFO 6141 実施例52:ポドスポラ カルドナリア(Podospora ca
rdonaria)IFO 30294 実施例53:アエゲリタ キャンディダ(Aegerita can
dida)IFO 6988 [細菌・放線菌] 実施例54:コリネバクテリウム アクアチカム(Cory
nebacterium aquaticum)IFO 12154 実施例55:コリネバクテリウム メディオラナム(Co
rynebacterium mediolanum)JCM 3346 実施例56:グルコノバクター アサイ(Gluconobacte
r asaii)IFO 3265 実施例57:グルコノバクター オキシダンス(Glucon
obacter oxydans)IFO 3255 実施例58:グルコノバクター オキシダンス(Glucon
obacter oxydans)IFO 3130 実施例59:グルコノバクター オキシダンス(Glucon
obacter oxydans)IFO 3289 実施例60:グルコノバクター フラテウリ(Gluconob
acter frateurii)IFO 3271。
【0298】実施例61:プロミクロモノスポラ シト
レア(Promicromonospora citrea)IFO 12397 実施例62:シュードモナス アエルギノサ(Pseudomo
nas aeruginosa)IFO 3899 実施例63:シュードモナス リボフラヴィナ(Pseudo
monas riboflavina)IFO 13584 実施例64:シュードモナス フルオレセンス(Pseudo
monas fluorescens)IFO 3925 実施例65:シュードモナス プチダ(Pseudomonas pu
tida)IFO 12996 実施例66:シュードモナス シンシアネア(Pseudomo
nas syncyanea)IFO 3757 実施例67:シュードモナス ディミヌタ(Pseudomona
s diminuta)IFO12697 実施例68:シュードモナス クロロラフィス(Pseudo
monas chlororaphis)IFO 3522 実施例69:シュードモナス フラギ(Pseudomonas fr
agi)IFO 3458 実施例70:シュードモナス スピーシーズ(Pseudomo
nas sp.)ATCC14676。
【0299】実施例71:ボーデテラ ブロンチセプチ
カ(Bordetella bronchiseptica)IFO 13691 実施例72:アセトバクター スピーシーズ(Acetobac
ter sp.)IFO 3248 実施例73:アセトバクター スピーシーズ(Acetobac
ter sp.)IFO 3297 実施例74:アセトバクター パステウリアナス(Acet
obacter pasteurianus)ATCC 10245 実施例75:アセトバクター パステウリアナス(Acet
obacter pasteurianus)IFO 3259 実施例76:アセトバクター パステウリアナス(Acet
obacter pasteurianus)IFO 3277 実施例77:バチラス ズブチルス(Bacillus subtili
s)IFO 3013 実施例78:バチラス ズブチルス(Bacillus subtili
s)IFO 3009 実施例79:バチラス セレウス(Bacillus cereus)
AHU 1355 実施例80:バチラス セレウス(Bacillus cereus)
AHU 1707 実施例81:バチラス セレウス(Bacillus cereus)
IFO 3001 実施例82:バチラス コアグランス(Bacillus coagu
lans)IAM 1115 実施例83:バチラス ブレビス(Bacillus brevis)
IFO 3331 実施例84:バチラス スファエリカス(Bacillus sph
aericus)IFO 3525 実施例85:アグロバクテリウム ラジオバクター(Ag
robacterium radiobacter)IFO 12664 実施例86:アルスロバクター ウレアファシエンス
(Arthrobacter ureafaciens)IFO 12140 実施例87:アマウロアスカス レチクラタス(Amauro
ascus reticulatus)IFO 9196 実施例88:ブレビバクテリウム リーネンス(Brevib
acterium linens)IFO 12141 実施例89:ミクロコッカス ロゼウス(Micrococcus
roseus)IFO 3764 実施例90:アウレオバクテリウム テスタセウム(Au
reobacterium testaceum)IFO 12675。
【0300】実施例91:アゾトバクター ブィネラン
ディ(Azotobacter vinelandii)IFO 13581 実施例92:キサンソモナス キャンペストリス ピー
ブイ オリゼエ(Xanthomonas campestris pv oryzae)
IAM 1657 実施例93:クレブシエラ ニューモニエ(Klebsiella
pneumoniae)IFO3317 実施例94:コマモナス テストステロニ(Comamonas
testosteroni)IFO12048 実施例95:コマモナス テストステロニ(Comamonas
testosteroni)IAM1048 実施例96:ミコバクテリウム ディエルンホフェリ
(Mycobacterium diernhoferi)IFO 3707 実施例97:テルラバクター ツメセンス(Terrabacte
r tumescens)IFO12960 実施例98:ストレプトマイセス シネレオルバー(St
reptomyces cinereoruber)HUT 6142 実施例99:ロドコッカス アミドフィリス(Rhodococ
cus amidophilis)IFO 0144 実施例100:ロドコッカス エクイ(Rhodococcus eq
ui)JCM 1313。
【0301】次に、内径21mmφの試験管に、0.1
Mリン酸カリウム緩衝液(pH7.0)1mlを入れ、
これに上記で得られた生菌体を懸濁した後、2−アミノ
−1−(3−クロロフェニル)エタノールのラセミ体5
μlを添加し、30℃で48時間往復振盪して反応させ
た。
【0302】反応終了後、反応液を遠心分離機で除菌
し、上清を高速液体クロマトグラフィーに付して、得ら
れた光学活性2−アミノ−1−(3−クロロフェニル)
エタノールの量、絶対配置及び光学純度を測定した。結
果を表1〜5に示す。なお、表中、「量」は、反応液中
に含まれる光学活性2−アミノ−1−(3−クロロフェ
ニル)エタノールの量(mg/ml)を示す。
【0303】
【表1】
【0304】
【表2】
【0305】
【表3】
【0306】
【表4】
【0307】
【表5】 実施例101〜111[(R)−2−アミノ−1−フェ
ニルエタノールの製造] 下記組成の菌体調製用培地(3)を調製した。尚、酵母
・糸状菌については、前記実施例1〜100において用
いた菌体調製用培地(1)を用いた。
【0308】[菌体調製用培地(3):細菌用] グルコース 2.0重量% 酵母エキス 0.5重量% 肉エキス 0.3重量% ポリペプトン 0.3重量% 硫酸アンモニウム 0.2重量% リン酸一カリウム 0.1重量% 硫酸マグネシウム 0.05重量% 脱イオン水 96.55重量% (pH7.0) 上記の菌体調製用培地5mlを、内径21mmの試験管
に入れ、滅菌後、下記の微生物を、酵母 糸状菌につい
ては、前記培地(1)、細菌については、前記培地
(3)にそれぞれ植菌し、30℃で48時間往復振盪培
養を行った。
【0309】実施例101:カンジダ マルトサ (Ca
ndida maltosa)IFO 1977 実施例102:カンジダ マルトサ (Candida maltos
a)IFO 1978 実施例103:ロデロミセス エロンギスポルス(Lodd
eromyces elongisporus)IFO 1676 実施例104:カテヌロプラネス ジャポニクス(Cate
nuloplanes japonicus) IFO 14176 実施例105:ピリメリア テレバサ(Pilimelia tere
vasa)IFO 14556 実施例106:サッカロスリクス アウストラリエンシ
ス(Saccharothrix australiensis) IFO 1444
4 実施例107:セラチア マルセッセンス(Seratia ma
rcescens)IFO 3735 実施例108:エンテロコックス ファエカリス(Ente
rococcus faecalis)IFO 12964 実施例109:ラクトバシルス カセイ サブエスピー
カセイ(Lactobacillus casei subsr.casei)NRI
C 1042 実施例110:ペディオコックス アシディラクチシ
(Pediococcus acidilactici)NRIC 1089 実施例111:ストレプトコックス ラクチス(Strept
coccus lactis)AHU 1089。
【0310】次いで、菌体を遠心分離により採取し、ア
ミノメチル=フェニル=ケトン塩酸塩0.5%、および
クルコースを5%含有する0.1Mリン酸緩衝液(pH
7.0)1mlに懸濁し、直径21mmの試験管中、3
0℃で48時間往復振盪し、反応させた。反応終了後、
反応液を遠心分離で除菌し、上清を高速液体クロマトグ
ラフィーで分析し、生成した(R)−2−アミノ−1−
フェニルエタノールの量、絶対配置および光学純度を測
定した。結果を表6に示す。なお、表中「量」とは、反
応液中に含まれる(R)−2−アミノ−1−フェニルエ
タノールの量(mg/ml)を示す。
【0311】
【表6】 実施例112〜115[(R)−2−アミノ−1−(3
−クロロフェニル)エタノールの製造] 下記に示した微生物を用い、アミノメチル=フェニル=
ケトン塩酸塩をアミノメチル=3−クロロフェニル=ケ
トン塩酸塩に代えた以外は、実施例101と同様にして
培養、反応および分析を行い、生成した(R)−2−ア
ミノ−1−(3−クロロフェニル)エタノールの量、絶
対配置および光学純度を測定した。結果を表7に示す。
表中、「量」とは、反応液中の(R)−2−アミノ−1
−(3−クロロフェニル)エタノールの量(mg/m
l)を示す。
【0312】実施例112:ロデロミセス エロンギス
ポルス(Lodderomyces elongisporus)IFO 167
6 実施例113:カンジダ マルトサ(Candidamaltosa)
IFO 1978 実施例114:カンジダ マルトサ(Candidamaltosa)
IFO 1977 実施例115:ピリメリア テレバサ(Pilimelia tere
vasa)IFO 14556
【0313】
【表7】 実施例116〜118[(R)−2−アミノ−1−
(3,4−ジヒドロキシフェニル)エタノールの製造] 下記に示した微生物を用い、アミノメチル=フェニル=
ケトン塩酸塩をアミノメチル=3,4−ジヒドロキシフ
ェニル=ケトン塩酸塩に代えた以外は、実施例101と
同様にして培養、反応および分析を行い、生成した
(R)−2−アミノ−1−(3,4−ジヒドロキシフェ
ニル)エタノールの量、絶対配置および光学純度を測定
した。結果を表8に示す。表8中、「量」とは、反応液
中の(R)−2−アミノ−1−(3,4−ジヒドロキシ
フェニル)エタノールの量(mg/ml)を示す。
【0314】実施例116:ロデロミセス エロンギス
ポルス(Lodderomyces elongisporus)IFO 167
6 実施例117:カンジダ マルトサ(Candidamaltosa)
IFO 1977 実施例118:カンジダ マルトサ(Candidamaltosa)
IFO 1978
【0315】
【表8】 実施例119[(R)−2−アミノ−1−(3−クロロ
フェニル)エタノールの製造] 2.6リットル容のジャーファーメンターにGY培地
(グルコース2.4重量%、酵母エキス1.8重量%、
硫酸アンモニウム0.2重量%、リン酸一カリウム0.
1重量%、硫酸第一鉄7水塩15ppm、硫酸亜鉛7水
塩15ppm)1.5リットルを入れ、オートクレーブ
を用いて滅菌した後、カンジダ マルトサ(Candida ma
ltosa)IFO 1978を植菌し、pH6、30℃、
通気1vvm、攪拌速度400rpmの条件で24時間
培養した。
【0316】培養終了後、菌体を集め、0.1Mリン酸
緩衝液(pH6.5)1リットルに懸濁し、アミノメチ
ル=3−クロロフェニル=ケトン塩酸塩20g、および
グルコース50gを添加し、30℃、無通気、攪拌速度
200rpmの条件で48時間反応させた。反応中、2
0%水酸化ナトリウム水溶液を用いて反応液のpHを
6.5にコントロールした。反応の途中、反応液を分析
したところ、(R)−2−アミノ−1−(3−クロロフ
ェニル)エタノールが13.2g/lの濃度で生成して
いた。
【0317】反応終了後、濃塩酸でpH2以下に酸性化
した後、遠心分離により、菌体を除去し、得られた上清
を減圧ロータリーエバポレーターを用いて、バス温50
℃で脱水濃縮を行った。得られた濃縮物に、20%水酸
化ナトリウム水溶液を加えpH9.0にした後、食塩を
50g添加し、300mlの塩化メチレンで3回抽出し
た。塩化メチレン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後、減圧下溶媒し、油状物質9.8gを得た。光学分割
カラムを用いた高速液体クロマトグラフィー[カラム:
ダイセル化学工業(株)製、商品名クラウンパックCR
(+)]により分析した結果、得られた(R)−2−ア
ミノ−1−(3−クロロフェニル)エタノールの光学純
度は100%eeであった。
【0318】下記実施例120〜172において、得ら
れた(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル
−1−アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導体又は
その塩の光学純度の測定は、光学分割カラムを用いた高
速液体クロマトグラフィー[カラム:ダイセル化学工業
(株)製キラルパックAD(商品名)、溶媒:n−ヘキ
サン/2−プロパノール/ジエチルアミン=90/10
/0.1、流速:0.5ml/分、温度:25℃、検出
波長:230nm]により行った。
【0319】実施例120[(R,R)−1−(3−ク
ロロフェニル)−2−[[(2−(3,4−ジメトキシ
フェニル)−1−メチルエチル)アミノ]エタノールの
製造] メチル=3,4−ジメトキシフェニルメチル=ケトン
(5.83g)、(R)−2−アミノ−1−(3−クロ
ロフェニル)エタノール(5.15g)及び酸化白金
(50mg)にイソプロピルアルコール(15ml)と
ジイソプロピルエーテル(30ml)、酢酸2滴を加
え、室温常圧下水素雰囲気中24時間還元反応に付し
た。酸化白金を濾過後、減圧下溶媒を留去することによ
り、(R,R)−1−(3−クロロフェニル)−2−
[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−メチル
エチル]アミノ]エタノールの白色オイル8.43g
(収率80.3%)を得た。得られた(R,R)体の光
学純度は80%であった。
【0320】実施例121〜128[(R,R)−1−
(3−クロロフェニル)−2−[[2−(3,4−ジメ
トキシフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノ
ールの製造] メチル=3,4−ジメトキシフェニルメチル=ケトン
(0.344g)、(R)−2−アミノ−1−(3−ク
ロロフェニル)エタノール(0.304g)、酸化白金
(50mg)、10mlの溶媒を用い、実施例120と
同様の方法で(R,R)−1−(3−クロロフェニル)
−2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−
メチルエチル]アミノ]エタノールを得た。表9に、使
用溶媒と収率、(R,R)体光学純度を示す。なお、下
記表9〜13において、「OMe」はメトキシ基、「M
e」はメチル基、「NHAc」はアセチル基で置換され
たアミノ基、「PTsOH」はp−トルエンスルホン酸
を示す。また「光学純度」とは、得られた(R,R)体
の光学純度を示す。
【0321】
【表9】 実施例129〜141[1−フェニル−2−[(2−フ
ェニル−1−アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導
体の製造] 接触還元触媒として酸化白金、溶媒としてイソプロピル
アルコール−ジイソプロピルエーテル(1:2)、およ
び酸として酢酸を用い、反応原料として表10記載の化
合物を用いた以外は、実施例120と同様にして(R,
R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル−1−アル
キルエチル)アミノ]エタノール誘導体を製造した。原
料と収率、得られた(R,R)体の光学純度を表10に
示す。
【0322】
【表10】 実施例142[(R,R)−1−(3−クロロフェニ
ル)−2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−
1−メチルエチル]アミノ]エタノールの製造] メチル=3,4−ジメトキシフェニルメチル=ケトン
(0.344g)を、(R)−2−アミノ−1−(3−
クロロフェニル)エタノール(0.304g)のベンゼ
ン(40ml)溶液に加え、水−トラップを備えた装置
中で1時間還流させ、生成する水を系中より除去した。
反応液を冷却し、減圧下溶媒を留去し、残滓をメタノー
ル(10ml)に溶解し、酸化白金を添加して、室温常
圧下水素雰囲気中、24時間還元反応に付した。酸化白
金を濾過後、減圧下溶媒を留去することにより、(R,
R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[[2−
(3,4−ジメトキシフェニル)−1−メチルエチル]
アミノ]エタノールの白色オイル0.501g(収率8
1.0%)を得た。得られた(R,R)体の光学純度は
80%であった。
【0323】実施例143〜150[(R,R)−1−
フェニル−2−[(2−フェニル−1−アルキルエチ
ル)アミノ]エタノール誘導体の製造] 溶媒としてイソプロピルアルコール−ジイソプロピルエ
ーテル(1:2)を用い、表11に示す原料および接触
還元触媒を用いた以外は、実施例142と同様にして、
1−フェニル−2−[(2−フェニル−1−アルキルエ
チル)アミノ]エタノール誘導体を製造した。原料と、
接触還元触媒、収率、得られた(R,R)体の光学純度
を表11に示す。
【0324】
【表11】 実施例151[(R,R)−1−(3−クロロフェニ
ル)−2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−
1−メチルエチル]アミノ]エタノールの製造] 光学純度89%の(R,R)−1−(3−クロロフェニ
ル)−2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−
1−メチルエチル]アミノ]エタノール(12.36
g)を塩化水素を溶解したトルエンにて塩酸塩とした
後、溶媒を減圧下留去した。得られたオイルをイソプロ
ピルアルコール−ジイソプロピルエーテルの混液で再結
晶したところ、白色粉末が7.57g得られた。前記粉
末に10%NaOH/酢酸エチルを添加し、溶媒を留去
することにより、(R,R)−1−(3−クロロフェニ
ル)−2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−
1−メチルエチル]アミノ]エタノール(7.58g、
光学純度98%)を得た。
【0325】実施例152[(R,R)−1−(3−ク
ロロフェニル)−2−[[2−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノールの製
造] 光学純度64%の(R,R)−1−(3−クロロフェニ
ル)−2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−
1−メチルエチル]アミノ]エタノール(0.103
g)をイソプロピルアルコール1mLに溶解させ、
(R)−(−)−2−(2,4,6−トリメチルフェニ
ル)プロピオン酸(0.057g)を加え、次いでジイ
ソプロピルエーテル2mLを加えて、白色粉末0.10
2gを得た。前記粉末に10%NaOH/酢酸エチルを
添加し、溶媒を留去することにより、(R,R)−1−
(3−クロロフェニル)−2−[[2−(3,4−ジメ
トキシフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノ
ール(0.065g、光学純度92%)が得られた。
【0326】実施例153[(R,R)−1−(3−ク
ロロフェニル)−2−[[2−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノールの製
造] 光学純度64%の(R,R)−1−(3−クロロフェニ
ル)−2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−
1−メチルエチル]アミノ]エタノール(0.107
g)をイソプロピルアルコール1mLに溶解させ、
(S)−2−(2,5−ジメチルフェニル)プロピオン
酸(0.056g)を加え、次いでジイソプロピルエー
テル4mLを添加して、白色粉末(0.046g)を得
た。得られた粉末に10%NaOH/酢酸エチルを添加
し、溶媒を留去することにより、(R,R)−1−(3
−クロロフェニル)−2−[[2−(3,4−ジメトキ
シフェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノール
(0.030g、光学純度99.4%)を得た。
【0327】実施例154〜168[(R,R)−1−
フェニル−2−[(2−フェニル−1−アルキルエチ
ル)アミノ]エタノール誘導体の製造] 溶媒としてイソプロピルアルコール−ジイソプロピルエ
ーテル(1:2)を用い、表12に示す原料および酸を
用いた以外は実施例153と同様にして、(R,R)−
1−フェニル−2−[(2−フェニル−1−アルキルエ
チル)アミノ]エタノール誘導体を製造した。尚、原料
における(R,R)体光学純度は65%であった。得ら
れた(R,R)体の光学純度を表12に示す。
【0328】
【表12】 実施例169[(R,R)−1−(3−クロロフェニ
ル)−2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−
1−メチルエチル]アミノ]エタノールの製造] 光学純度65%の(R,R)−1−(3−クロロフェニ
ル)−2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−
1−メチルエチル]アミノ]エタノール(1.05g)
を塩化水素を溶解したトルエンにより塩酸塩とした後、
溶媒を減圧下留去してオイル状物質を得た。得られたオ
イル状物質にトリエチルアミン(0.15g)を加え、
イソプロピルアルコール−イソプロピルエーテルの混液
で再結晶したところ、白色粉末が0.80g得られた。
これに10%NaOH/酢酸エチルを添加し、溶媒を留
去することにより、(R,R)−1−(3−クロロフェ
ニル)−2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)
−1−メチルエチル]アミノ]エタノール(0.70
g、光学純度90%)を得た。
【0329】実施例170〜171[(R,R)−1−
フェニル−2−[(2−フェニル−1−アルキルエチ
ル)アミノ]エタノール誘導体の製造] 溶媒にイソプロピルアルコール−ジイソプロピルエーテ
ル(1:2)を用い、酸、塩基としてそれぞれ表13に
示す酸および塩基を用いた以外は実施例169と同様に
して、(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェニ
ル−1−アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導体を
製造した。原料及び酸、塩基、得られた(R,R)体の
光学純度を表13に示す。尚、原料中の(R,R)体の
光学純度は65%であった。
【0330】
【表13】 実施例172[(R,R)−1−(3−クロロフェニ
ル)−2−[[2−(3,4−ジメトキシフェニル)−
1−メチルエチル]アミノ]エタノールの製造] メチル=3,4−ジメトキシフェニルメチル=ケトン
(5.83g)、(R)−2−アミノ−1−(3−クロ
ロフェニル)エタノール(5.15g)及び酸化白金
(50mg)に、イソプロピルアルコール(15ml)
とジイソプロピルエーテル(30ml)を加え、室温常
圧下水素雰囲気中24時間還元反応に付した。酸化白金
を濾過後、減圧下溶媒を留去することにより、(R,
R)−1−(3−クロロフェニル)−2−[[2−
(3,4−ジメトキシフェニル)−1−メチルエチル]
アミノ]エタノールの白色オイル6.51g(収率62
%)を得た。得られた(R,R)体の光学純度は65%
であった。
【0331】実施例173〜222[(S)−2−アミ
ノ−(3−クロロフェニル)エタノールの製造] 下記の微生物を用いた以外は実施例1〜100と同様に
して(S)−2−アミノ−(3−クロロフェニル)エタ
ノールを製造した。(S)体の光学活性2−アミノ−1
−(3−クロロフェニル)エタノールの量、絶対配置お
よび光学純度を測定した結果を表14〜16に示す。な
お、表中、「量」とは、反応液中の(S)−2−アミノ
−(3−クロロフェニル)エタノールの量(mg/m
l)を示す。 [糸状菌] 実施例173:サッカロマイセス セレビシェ(Saccha
romyces cerevisiae)IFO 0718 実施例174:サッカロマイセス セレビシェ(Saccha
romyces cerevisiae)IFO 0735 実施例175:サッカロマイセス セレビシェ(Saccha
romyces cerevisiae)IFO 0206 実施例176:ピキア ファビアニイ(Pichia fabiani
i)IFO 1254 実施例177:シゾサッカロマイセス ポンベ(Schizo
saccharomyces pombe)IAM 4890 実施例178:キャンディダ ギリエルモンディ(Cand
ida guilliermondii)IFO 0566 実施例179:キャンディダ メリビオシカ(Candida
melibiosica)IFO10238 実施例180:ハンセヌラ ポリモルファ(Hansenula
polymorpha)DSM70277。
【0332】実施例181:ヤロウビア リポリチカ
(Yarrowia lipolytica)IFO 0746 実施例182:ゲオトリカム カピタタム(Geotrichum
capitatum)IFO0743 実施例183:ゲオトリカム カピタタム(Geotrichum
capitatum)IFO1197 [糸状菌] 実施例184:アスペルギルス ニガー(Aspergillus
niger)IFO 4415 実施例185:アスペルギルス ニガー(Aspergillus
niger)AHU 7115 実施例186:アスペルギルス フィカム(Aspergillu
s ficuum)IFO 4318 実施例187:アスペルギルス カウディダス(Asperg
illus cavdidus)IFO 4389 実施例188:アスペルギルス オリゼエ(Aspergillu
s oryzae)IFO 4390 実施例189:アスペルギルス オリゼエ バライティ
ブルンネウス(Aspergillus oryzae var. brunneus)
JCM 2240 実施例190:アスペルギルス タマリ(Aspergillus
tamarii)IAM 2138。
【0333】実施例191:ペニシリウム クリソゲナ
ム(Penicillium chrysogenum)IAM 7142 実施例192:コリネスポラ キャシコラ(Corynespor
a cassiicola)IFO6724 実施例193:フザリウム ソラニィ(Fusarium solan
i)IFO 5232 実施例194:ゲラシノスポラ セレアリス(Gelasino
spora cerealis)IFO 6759 実施例195:ヘルミンソスポリウム シグモイデウム
バライティ イレアウル(Helminthosporium sigmoid
eum var. irreavl)IFO 5273 実施例196:モルチエレリア イサベリイナ(Mortie
relia isabellina)IFO 6336 実施例197:モルチエレリア ラマニアナ バライテ
ィ ラマニアナ(Mortierelia ramanniana var. ramann
iana)IFO 7825 実施例198:ネオサルトルヤ フィシェリ バライテ
ィ スピノザ(Neosartorya fischeri var. spinosa)
IFO 5955 実施例199:フィトフソラ キャプシシ(Phytophtho
ra capsici)IFO8386 実施例200:タラロマイセス フラバス バライティ
フラバス(Talaromyces flavus var. flavus)IFO
7231 実施例201:スコレコバシディウム テレウム(Scol
ecobasidium terreum)IFO 8854。 [細菌・放線菌] 実施例202:ミクロコッカス ルテウス(Micrococcu
s luteus)IAM 12009 実施例203:ミクロコッカス ルテウス(Micrococcu
s luteus)IAM 12144 実施例204:ミクロコッカス ルテウス(Micrococcu
s luteus)IAM 1157 実施例205:ミクロコッカス ルテウス(Micrococcu
s luteus)IFO 3333 実施例206:ブレビバクテリウム イオジナム(Brev
ibacterium iodinum)IFO 3558 実施例207:コリネバクテリウム セペドニカム(Co
rynebacterim sepedonicum)IFO 3306 実施例208:キサンソモナス スピーシーズ(Xantho
monas sp.)IFO12997 実施例209:アクチノマキュラ クレメア サブスピ
ーシーズ クレメア(Actinomaqura cremea subsp. cre
mea)IFO 14182 実施例210:エンテロバクター アエロゲネス(Ente
robacter aerogenes)IFO 12010。
【0334】実施例211:シュードモナス アエルギ
ノサ(Pseudomonas aeruginosa)IFO 3445 実施例212:ハフニア アルベイ(Hafnia alvei)I
FO 3731 実施例213:アクチノプラネス ロバタス(Actinopl
anes lobatus)IFO12513 実施例214:エシェリヒア コリ(Escherichia col
i)IAM 1239 実施例215:バチラス リシェニフォルミス(Bacill
us licheniformis)BGSC 5A18 実施例216:リストネラ アングイルラルム(Liston
ella anguillarum)IFO 12710 実施例217:ノサルディオイデス フラバス(Nosard
ioides flavus)IFO 14396 実施例218:アミコラタ オートトロフィカ(Amycol
ata autotrophica)IFO 12743 実施例219:ロドコッカス ルテウス(Rhodococcus
luteus)JCM 6162 実施例220:ロドコッカス エリスロポリス(Rhodoc
occus erythropolis)JCM 6821 実施例221:ロドコッカス エリスロポリス(Rhodoc
occus erythropolis)JCM 6827 実施例222:ロドコッカス グロベルラス(Rhodococ
cus globerrulus)IFO 14531
【0335】
【表14】
【0336】
【表15】
【0337】
【表16】 実施例223〜282[(S)−2−アミノ−1−フェ
ニルエタノールの製造] 酵母・糸状菌についてはYM培地(グルコース2.0重
量%、酵母エキス0.3重量%、麦芽エキス0.3重量
%、ポリペプトン0.5重量%、pH6.0)5mlを、
細菌についてはPM培地(グルコース2.0重量%、酵
母エキス0.5重量%、肉エキス0.3重量%、ポリペ
プトン0.3重量%、硫酸アンモニウム0.2重量%、
リン酸カリウム0.1重量%、硫酸マグネシウム0.0
5重量%、pH7.0)5mlを、それぞれ内径21mm
試験管に入れ、滅菌後、下記の菌株を植菌し、30℃で
48時間振盪培養を行った。 [酵母・糸状菌] 実施例223:ボトリオアスクス シンナエデンドルス
(Botryoascus synnaedendrus) IFO 1604 実施例224:ブレタノミセス アノマルス(Brettanom
yces anomalus) IFO 0642 実施例225:カンジダ アルビカンス(Candida albic
ans) IFO 1856 実施例226:カンジダ ビイチイ(Candida beechii)
IFO 10229 実施例227:カンジダ エルガテンシス(Candida erg
atensis) IFO 10233 実施例228:カンジダ フシホルマタ(Candida fusif
ormata) IFO 10225 実施例229:カンジダ ギリエルモンデイ(Candida g
uilliermondii) IFO 0566 実施例230:カンジダ ハロニトラトフィラ(Candida
halonitratophila)IFO 1595。
【0338】実施例231:カンジダ オレゴネンシス
(Candida oregonensis) IFO1980 実施例232:カンジダ ペルタタ(Candida peltata)
IFO 1853 実施例233:カンジダ パラプシロシス(Candida par
apsilosis) IFO10305 実施例234:カンジダ ソルボキシロサ(Candida sor
boxylosa) IFO 1578 実施例235:シテロミセス マトリテンシス(Citerom
yces matritensis) IFO 0954 実施例236:クラビスポラ ルシタニアエ(Clavispor
a lusitaniae) IFO1019 実施例237:デバリオミセス ハンセニイ バライテ
ィ ハンセニイ(Debaryomyces hansenii var. hanseni
i) IFO 0083 実施例238:ディポダスクス オベテンシス(Dipodas
cus ovetensis) IFO 1201 実施例239:エレマスクス ファーチリス(Eremascus
fertilis) IFO0691 実施例240:ガラクトミセス レッシイ(Galactomyce
s reessii) IFO1112。
【0339】実施例241:ゲオトリクム ファーメン
タンス(Geotrichum fermentans) CBS 452.83 実施例242:ゲオトリクム カンジドゥム(Geotrichu
m candidum) IFO4601 実施例243:ゲオトリクム カピタトゥム(Geotrichu
m capitatum) IFO1197 実施例244:ゲオトリクム クレバニイ(Geotrichum
klebahnii) JCM2171 実施例245:イサチェンキア スクツラタ バライテ
ィ スクツラタ(Issatchenkia scutulata var. scutula
ta) IFO 10069 実施例246:クルイベロミセス ラクチス(Kluyverom
yces lactis) IFO1267 実施例247:クルイベロミセス マルキシアヌス バ
ライティ ブルガリクス(Kluyveromyces marxianus va
r. bulgaricus) IAM 4829 実施例248:コンドア マルビネラ(Kondoa malvinel
la) IFO 1935 実施例249:リポミセス スタルキイ(Lipomyces sta
rkeyi) IFO 1289 実施例250:マラセジア フルフル(Malassezia furf
ur) IFO 0656。
【0340】実施例251:オオスポリジウム マルガ
リチフェルム(Oosporidium margaritiferum) IFO
1208 実施例252:パチソレン タンノフィルス(Pachysole
n tannophilus) IFO 1007 実施253:ピチア ファリノサ(Pichia farinosa) I
FO 1163 実施例254:ピチア ホルスチイ (Pichia holstii)
IFO 0986 実施例255:ピチア スブペリクロサ(Pichia subpel
liculosa) IFO 0808 実施例256:ピチア トレタナ(Pichia toletana) I
FO 0950 実施例257:ロドスポリジウム ジオボバトゥム(Rho
dosporidium diobovatum) IFO 0688 実施例258:ロドトルラ グルチニス(Rhodotorula g
lutinis) IFO 0389 実施例259:ロドトルラ グルチニス バライティ
ダイレネンシス(Rhodotorula glutinis var. dairenens
is) IFO 0415 実施例260:サッカロミセス クルイベリ(Saccharom
yces kluyveri) IFO 1894。
【0341】実施例261:サッカロミセス パラドク
ス(Saccharomyces paradoxus) IFO 0259 実施例262:サッカロミコデス ルドウィギィ(Sacch
aromycodes ludwigii)IFO 0798 実施例263:サッカロミコプシス カプスラリス(Sac
charomycopsis capsularis) IFO 0672 実施例264:シゾブラストスポリオン コバヤシイ(S
chizoblastosporion kobayasii) IFO 1644 実施例265:シゾサッカロミセス ポンベ(Schizosac
charomyces pombe) IFO 0358 実施例266:スポリジオボルス パラロセウス(Spori
diobolus pararoseus)JCM 5350 実施例267:スポロボロミセス パラロセウス(Sporo
bolomyces pararoseus) IFO 0471 実施例268:スポロボロミセス サルモニコロ(Sporo
bolomyces salmonicolor) AHU 3982 実施例269:ウイッケルハミエラ ドメルックイ(Wic
kerhamiella domercquii) IFO 1857 実施例270:ウインゲア ロベルツイ(Wingea robert
sii) IFO 1277。
【0342】実施例271:ジゴサッカロミセス バイ
リイ(Zygosaccharomyces bailii)DSM 70492 実施例272:ジゴサッカロミセス ファーメンタチ(Z
ygosaccharomyces fermentati) IFO 0021 [細菌] 実施例273:バチルス スブチリス(Bacillus subtil
is) IFO 3037 実施例274:コマモナス テリゲナ(Comamonas terri
gena) IFO 13299 実施例275:ロドバクター スファエロイデス(Rhodo
bacter sphaeroides)IFO 12203 実施例276:エンテロコックス フェカリス(Enteroc
occus faecalis) NRIC 1142 実施例277:ラクトバシルス ラクチス(Lactobacill
us lactis) AHU1059 実施例278:ペディオコックス アシディラクチシ(P
ediococcus acidilactici) IFO 3076 実施例279:ロイコノストク メセンテロイデス サ
ブエスピー デキストラニクム(Leuconostoc mesentero
ides subsp. dextranicum) NRIC 1085 実施例280:ロイコノストク メセンテロイデス(Leu
conostoc mesenteroides) AHU 1071。
【0343】実施例281:ロイコノストク オエノス
(Leuconostoc oenos) DSM 20252 実施例282:ストレプトコックス ウベリス(Strepto
coccus uberis) NRIC 1153 次いで菌体を遠心分離により集め、アミノメチル=フェ
ニル=ケトン塩酸塩0.5%、及びグルコース5%を含
有する0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)1mlに懸濁
し、内径2mmの試験管中、30℃で48時間往復振盪
し、反応させた。
【0344】反応終了後、反応液を遠心分離により除菌
し、上清を高速液体クロマトグラフィーで分析し、生成
した(S)−2−アミノ−1−フェニルエタノールの
量、絶対配置及び光学純度を測定した。結果を表17〜
19に示す。表17〜19中、「量」とは、反応液中の
(S)−2−アミノ−1−アミノフェニルエタノールの
量(mg/ml)を示す。
【0345】
【表17】
【0346】
【表18】
【0347】
【表19】 尚、下記実施例283〜303において、化学純度及び
光学純度の測定は、下記カラムによる高速液体クロマト
グラフィーにより行った。また特に断らないかぎり
「%」は重量%を示す。
【0348】化学純度:カラム;ジーエルサイエンス社
製 イナートシルODS−2(商品名) 光学純度:カラム;ダイセル社製 クラウンパックCR
(商品名) 実施例283[2−アミノ−1−フェニルエタノールの
製造] 25%NH3 水溶液3kg(44モル)とメタノール1
kgとの混合液を40℃に加熱し、この混合液にスチレ
ンオキサイド120g(1.0モル)を30分かけて滴
下した。滴下終了後、40℃で3.5時間熟成を行った
後、減圧下20℃で脱NH3 を行い、引き続き40℃〜
60℃に昇温して脱低沸を行い、濃縮物135gを得
た。濃縮物の組成は、2−アミノ−1−フェニルエタノ
ール67重量%(0.66モル)、対応する位置異性体
19重量%、他の副生物14重量%であった。
【0349】得られた濃縮物13.5gをジクロロエタ
ン135gに溶解し、トリエチルアミン3.8g(0.
038モル)を添加した。この溶液を50℃に加熱し、
塩酸ガス1.67NL(0.075モル)を1時間かけ
て吹き込んだ。吹き込み終了後30分熟成を行い、20
℃に冷却し、減圧濾過によって結晶を分離した。得られ
た湿結晶を減圧乾燥して、塩酸塩11.4gを得た。こ
の結晶の組成は2−アミノ−1−フェニルエタノール塩
酸塩93.4重量%、対応する位置異性体0.7重量
%、トリエチルアミン塩酸塩6重量%であり、その他の
副生物は不検出であった。この時の反応濃縮物からの収
率は、93.5%であった。
【0350】前記結晶を10gの水に分散し、25%N
aOH水溶液11g(0.068モル)を25℃で20
分掛けて添加し、不純物をフリー化した。この混合液を
ジクロロエタン120gで抽出した後、ジクロロエタン
層を飽和食塩水20gで2回水洗し、減圧下40℃で脱
溶媒して、純度99.1%の2−アミノ−1−フェニル
エタノール7.87gの結晶を得た。この時の反応濃縮
物からの収率は86%であった。
【0351】実施例284[2−アミノ−1−フェニル
エタノールの製造] 実施例283においてスチレンオキサイドの反応で得ら
れた濃縮物13.5g(2−アミノ−1−フェニルエタ
ノール67%(0.066モル)、対応する位置異性体
19%、2量体14%からなる混合物)を酢酸エチル1
00gに溶解し、この溶液に60℃で塩酸ガス、1.4
6NL(0.065モル)を20分掛けて吹き込み、2
0℃に冷却し、結晶を濾過し減圧乾燥して、塩酸塩の結
晶10.5gを得た。この結晶組成は2−アミノ−1−
フェニルエタノール塩酸塩98%、対応する位置異性体
1.9%、他の副生物は不検出であった。この時の反応
濃縮物からの収率は90%である。
【0352】更に、実施例283と同様にしてフリー化
して、純度98.1%の2−アミノ−1−フェニルエタ
ノール7.65gを得た。この時の反応濃縮物からの収
率は83%であった。
【0353】実施例285[2−アミノ−1−フェニル
エタノールの製造] 実施例283においてスチレンオキサイドの反応で得ら
れた濃縮物13.5gを、ジクロロメタン135gに溶
解し、この溶液に30℃で塩酸ガス2.24NL(0.
1モル)を30分掛けて吹き込み、20℃に冷却し、結
晶を濾過し減圧乾燥して、塩酸塩の結晶14.0gを得
た。この時の結晶組成は、2−アミノ−1−フェニルエ
タノール塩酸塩78%、対応する位置異性体21.5
%、他の副生物は不検出であった。
【0354】前記結晶をジクロロメタン80gに分散
し、40℃において、トリエチルアミン4.1g(0.
04モル)を添加し、30分熟成を行った後、20℃に
冷却し、得られた結晶を濾過し減圧乾燥して塩酸塩の結
晶、10.6gを得た。前記塩酸塩の組成は、2−アミ
ノ−1−フェニルエタノール塩酸塩99.2%、対応す
る位置異性体0.6%であり、他の副生物は不検出であ
った。反応濃縮物からの収率は、92.6%であった。
【0355】前記塩酸塩を、実施例283と同様の方法
で、フリー化して、純度99.3%の2−アミノ−1−
フェニルエタノールの結晶7.78gを得た。この時の
反応濃縮物からの収率は、85.4%であった。
【0356】実施例286〜293[2−アミノ−1−
フェニルエタノール誘導体の製造] スチレンオキサイドに代えて下記の化合物を用いる以外
は実施例283と同様にして、対応する2−アミノ−1
−フェニルエタノール誘導体を製造した。
【0357】実施例286:3−クロロスチレンオキサ
イド 実施例287:3,4−ジクロロスチレンオキサイド 実施例288:2−メトキシスチレンオキサイド 実施例289:3,4−ジメトキシスチレンオキサイド 実施例290:4−ヒドロキシスチレンオキサイド 実施例291:3−クロロ−4,5−ジヒドロキシスチ
レンオキサイド 実施例292:2−ベンジルカルボニルスチレンオキサ
イド 実施例293:3−ヒドロキシメチル−4−ベンジルオ
キシスチレンオキサイド 各ステップでの組成比、および収率を測定した結果を表
20に示す。尚、表20において、「A」は2−アミノ
−1−フェニルエタノール誘導体、「B」は対応する位
置異性体、「C」は他の副生物を表し、表中の数字はそ
の組成比(重量比)を表わす。また、収率は反応濃縮物
からの収率(%)で表わす。
【0358】
【表20】 実施例294[2−アミノ−1−フェニルエタノールの
製造] 25%NH3 水溶液265g(3.9モル)とメタノー
ル90gの混合液を40℃に加熱し、スチレンクロロヒ
ドリン13.4g(0.086モル)を30分掛けて滴
下した。滴下終了後、4時間熟成を行い20℃に冷却し
て減圧下脱NH3 を行い、引き続き昇温し、濃縮物が5
0gになるまで脱溶媒を行った。この濃縮物から100
gの酢酸エチルで2回で抽出を行い、2−アミノ−1−
フェニルエタノール及び対応する副生物を有機層に移行
させた。この時の酢酸エチル層の全量は210gであ
り、2−アミノ−1−フェニルエタノール3.53%
(0.054モル)、対応する位置異性体0.3%,他
の副生物0.7%であった。
【0359】前記酢酸エチル層を硫酸ナトリウム10g
を用いて脱水を行った後、50℃に昇温し、塩酸ガス
1.12NL(0.05モル)を1時間かけて吹き込
み、20℃に冷却後、濾過し、乾燥して、塩酸塩8.4
gを得た。この塩の組成は、2−アミノ−1−フェニル
エタノールの塩98.5%、対応する位置異性体の塩
1.3%、他の副生物は不検出であり、反応抽出有機層
からの収率が89%であった。
【0360】この塩酸塩を実施例283と同様にしてフ
リー化し、純度98.6%の2−アミノ−1−フェニル
エタノール6.2gを得た。この時の反応抽出有機層か
らの収率は83%であった。
【0361】実施例295[(R)−2−アミノ−1−
(3−クロロフェニル)エタノールの製造] 25%NH3 水溶液712g(10.47モル)とメタ
ノール242gの混合物を40℃に加熱後、m−クロロ
スチレンオキサイド36g(0.23モル)を1時間か
けて滴下した。滴下終了後3.5時間熟成を行い20℃
に冷却し減圧下脱NH3 を行い、引き続き昇温して脱溶
媒を行って、濃縮物40gを得た。この時の組成は、2
−アミノ−1−(3−クロロフェニル)エタノール76
%(0.175モル)、対応する位置異性体11%、他
の副生物13%であった。
【0362】この濃縮物を酢酸エチル65gに溶解し、
70℃に昇温した後、N−t−ブトキシカルボニル−D
−アラニン67g(0.35モル)(以下、Boc−D
−アラニンという)を酢酸エチル320gで溶解した溶
液を、30分掛けて滴下した。滴下終了後、30分間熟
成を行い、徐々に5℃まで冷却し、結晶を濾過して分離
した。この湿結晶の組成比は、(R)−2−アミノ−1
−(3−クロロフェニル)エタノール塩99.9%に対
し、対応する位置異性体0.1%以下であり、他の副生
物は不検出であった。
【0363】この湿結晶を、ジクロロエタン620gに
分散させ、8%NaOH水溶液272g(0.54モ
ル)を30分かけて滴下し、フリー化させた。この液を
分液により、水層を分離した後、飽和食塩水247gで
2回水洗を行った。更に、硫酸ナトリウム10gで脱水
を行い、減圧下、脱溶媒を行い、(R)−2−アミノ−
1−(3−クロロフェニル)エタノール11gを得た。
この組成は、化学純度99.5%、光学純度100%e
e であり、対応する位置異性体は検出されず、その他の
不純物も不検出であった。
【0364】実施例296[(R)−2−アミノ−1−
フェニルエタノールの製造] 3−クロロスチレンオキサイドを、スチレンオキサイド
27.7g(0.23モル)に代えた以外は実施例29
5と同様にして、化学純度99.2%、光学純度100
%e e の(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール
7.3gを得た。尚、位置異性体及び他の副生物は不検
出であった。
【0365】実施例297[2−アミノ−1−フェニル
エタノールの製造] Boc−D−アラニン67g(0.35モル)をD,L
−マンデル酸30.4g(0.2モル)に代えた以外は
実施例295と同様にして、化学純度99%の2−アミ
ノ−1−(3−クロロフェニル)エタノール26.8g
を得た。対応する位置異性体の生成量は生成物の総量に
対して0.9%であり、他の副生物は不検出であった。
【0366】実施例298[(R)−2−アミノ−1−
(3−クロロフェニル)エタノ−ルの製造] 実施例295と同様の方法で得られた反応混合物の濃縮
物3.38g(2−アミノ−1−(3−クロロフェニ
ル)エタノ−ルを2.57g、15.0mmol含む)
を、n−ブタノール20mlに添加し、50℃にて溶解
した。前記溶液を緩やかに撹拌しながら、N−t−ブト
キシカルボニル−L−チロシン(以下Boc−L−Ty
rと略記する)2.10g(7.5mmol)を溶解し
たn−ブタノール20mlを添加し、結晶を析出させ
た。室温まで冷却後、結晶を瀘過することにより、
(R)−2−アミノ−1−(3−クロロフェニル)エタ
ノ−ル・Boc−L−Tyr塩1.95g(4.31m
mol)を得た。用いた混合物中の(R)−2−アミノ
−1−(3−クロロフェニル)エタノールに対する収率
は58.2%であった。
【0367】このものの物性は次の通りであった。
【0368】融点188.8℃ 比旋光度 [α]D 25+12.95(c=0.926,
メタノール) この塩に、1規定の水酸化ナトリウム5mlを加え、
1,2−ジクロロエタン10mlで抽出した。有機層を
減圧下にて溶媒を留去することにより、0.73g
(4.25mmol)の(R)−2−アミノ−1−(3
−クロロフェニル)エタノ−ルを得た。これをダイセル
化学工業(株)製の光学分割カラム「クラウンパックC
R(+)」で分析した結果、光学純度は87.2%ee
であった。
【0369】実施例299[(R)−2−アミノ−1−
(3−クロロフェニル)エタノ−ルの製造] 実施例295と同様にして得られた反応生成物の濃縮物
3.38g(2−アミノ−1−(3−クロロフェニル)
エタノ−ル2.57g(15.0mmol)含有する)
を、1規定の塩酸水溶液15mlに溶解し、得られた溶
液に、緩やかに撹拌しながら、Boc−L−Tyr2.
10g(7.5mmol)を1規定の水酸化ナトリウム
水溶液7.5mlにて溶解した溶液を加えることによ
り、結晶を析出させた。これを瀘過することにより、
(R)−2−アミノ−1−(3−クロロフェニル)エタ
ノ−ル・Boc−L−Tyr塩2.49g(5.5mm
ol)を得た。用いた濃縮物中の(R)−2−アミノ−
1−(3−クロロフェニル)エタノールに対する収率は
73.4%であった。
【0370】このものの物性は次の通りであった。
【0371】融点187.2℃ 比旋光度 [α]D 25+14.28(c=0.805,
メタノール) この塩に1規定の水酸化ナトリウム水溶液5mlを加
え、1,2−ジクロロエタン10mlで抽出した。有機
層を減圧下にて溶媒を留去することにより、0.92g
(5.37mmol)の(R)−2−アミノ−1−(3
−クロロフェニル)エタノールを得た。これを実施例2
98と同様に分析した結果、光学純度は81.9%ee
であった。
【0372】実施例300[(R)−2−アミノ−1−
(3−クロロフェニル)エタノ−ルの製造] 4−メチル−2−ペンタノン40mlに、実施例295
と同様にして得られた反応濃縮物3.38g(2−アミ
ノ−1−(3−クロロフェニル)エタノ−ル2.57g
(15.0mmol)を含有する)およびN−t−ブト
キシカルボニル−O−ベンジル−L−トレオニン[以下
Boc−L−Thr(Bzl)と略記する]4.67g
(15.0mmol)を加え、加熱溶解した後室温まで
冷却し、1晩放置した。析出した結晶を瀘過することに
より、(R)−2−アミノ−1−(3−クロロフェニ
ル)エタノール・Boc−L−Thr(Bzl)塩3.
06g(6.34mmol)を得た。用いた濃縮物中の
(R)−2−アミノ−1−(3−クロロフェニル)エタ
ノールに対する収率は83.9%であった。
【0373】このものの物性は次の通りであった。
【0374】融点144.6℃ 比旋光度 [α]D 25+9.04(c=0.862,メ
タノール) 前記塩に1規定の水酸化ナトリウム水溶液7mlを加
え、1,2−ジクロロエタン10mlで抽出した。有機
層を減圧下にて溶媒を留去することにより、1.05g
(6.15mmol)の(R)−2−アミノ−1−(3
−クロロフェニル)エタノールを得た。これを実施例2
98と同様に分析した結果、光学純度は81.6%ee
であった。
【0375】実施例301[(S)−2−アミノ−1−
(3−クロロフェニル)エタノ−ルの製造] 酢酸エチル15mlとエタノール10mlの混合溶液
に、実施例295と同様にして得られた濃縮物1.69
g(2−アミノ−1−(3−クロロフェニル)エタノ−
ル1.29g(7.50mmol)を含有する)およ
び、N−t−ブトキシカルボニル−O−ベンジル−L−
システイン[以下Boc−L−Cys(Bzl)と略記
する]1.16g(3.75mmol)を加え、加熱溶
解し室温まで冷却後1晩放置した。析出した結晶を瀘過
することにより、(S)−2−アミノ−1−(3−クロ
ロフェニル)エタノ−ル・Boc−L−Cys(Bz
l)塩1.30g(2.69mmol)を得た。用いた
反応濃縮物中の(S)−2−アミノ−1−(3−クロロ
フェニル)エタノ−ルに対する収率は71.6%であっ
た。
【0376】この塩に1規定の水酸化ナトリウム5ml
を加え、1,2−ジクロロエタン5mlで抽出した。有
機層を減圧下にて溶媒を留去することにより、0.69
g(2.69mmol)の(S)−2−アミノ−1−
(3−クロロフェニル)エタノ−ルを得た。これを実施
例298と同様に分析した結果、光学純度は95.1%
eeであった。
【0377】実施例302[(R)−2−アミノ−1−
(3−クロロフェニル)エタノ−ルの製造] メタノール20mlに、実施例295と同様にして得ら
れた反応生成物の濃縮物1.70g[2−アミノ−1−
(3−クロロフェニル)エタノール1.29g(7.5
0mmol)を含有)および、L−ジ−p−トルオイル
酒石酸(以下L−PTTAと略する)2.88g(7.
50mmol)を加え、加熱溶解し、4−メチル−2−
ペンタノン20mlを加えた後室温まで冷却し、1晩放
置した。析出した結晶を瀘過することにより、(R)−
2−アミノ−1−(3−クロロフェニル)エタノール・
L−PTTA塩1.69g(2.63mmol)を得
た。前記化合物の、濃縮物中の(R)−2−アミノ−1
−(3−クロロフェニル)エタノールに対する収率は7
0.1%であった。
【0378】前記で得られた塩に1規定の水酸化ナトリ
ウム3mlを加え、1,2−ジクロロエタン5mlで抽
出した。有機層を減圧下にて溶媒を留去することによ
り、0.64g(2.50mmol)の(R)−2−ア
ミノ−1−(3−クロロフェニル)エタノールを得た。
これを実施例298と同様に分析した結果、光学純度は
75.7%eeであった。
【0379】実施例303[(R)−2−アミノ−1−
フェニルエタノ−ルの製造] n−ブタノ−ル20mlに、実施例296と同様の方法
で得られた反応生成物の濃縮物2.19g[2−アミノ
−1−フェニルエタノール1.67g(7.50mmo
l)を含有する]および、Boc−L−Tyr2.11
g(7.50mmol)を加え加熱溶解し、室温まで冷
却後1晩放置した。析出した結晶を瀘過することによ
り、(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノ−ル・B
oc−L−Tyr塩1.06g(2.10mmol)を
得た。用いた濃縮物中の(R)−2−アミノ−1−フェ
ニルエタノ−ルに対する収率は56.0%であった。
【0380】またこの塩に1規定の水酸化ナトリウム3
mlを加え、1,2−ジクロロエタン5mlで抽出し
た。有機層を減圧下にて溶媒を留去することにより、
0.46g(2.08mmol)の(R)−2−アミノ
−1−フェニルエタノールを得た。これを実施例298
と同様にして分析した結果、光学純度は81.7%ee
であった。
【0381】実施例304[(R,R)−1−(3−ク
ロロフェニル)−2−[[2−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−1−メチルエチル]アミノ]エタノールの製
造] メチル=3,4−ジメトキシフェニルメチル=ケトン
(0.58g)を、(R)−2−アミノ−1−(3−ク
ロロフェニル)エタノール(0.52g)のベンゼン
(10ml)溶液に加え、水−トラップを備えた装置中
で1時間還流させ、生成する水を系中より除去した。反
応液を冷却し、減圧下溶媒を留去、残滓をメタノール
(10ml)に溶解し、10℃より低い温度に冷却し、
攪拌しながら、30分間にわたって水素化ホウ素ナトリ
ウム(0.14g)で少しずつ処理した。さらに、混合
物を室温で1時間攪拌し、溶媒を減圧下留去した。残滓
を酢酸エチルに溶解し、水洗、硫酸マグネシウム上で乾
燥させた後、濾過、蒸発乾燥させ黄色オイル1.09g
を得た。この一部を、シリカゲル薄層クロマトグラフィ
ーに付し、得られた化合物を光学分割カラムを用いた高
速液体クロマトグラフィー[カラム:ダイセル化学工業
(株)製キラルパックAD]により分析した結果、ジア
ステレオマーの分割、再結晶により得られた(R,
R):(R,S)比は、48:52であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:385) (C12P 41/00 J C12R 1:38) (C12P 41/00 J C12R 1:39) (C12P 41/00 J C12R 1:40) (C12P 41/00 J C12R 1:02) (C12P 41/00 J C12R 1:125) (C12P 41/00 J C12R 1:085) (C12P 41/00 J C12R 1:07) (C12P 41/00 J C12R 1:08) (C12P 41/00 J C12R 1:06) (C12P 41/00 J C12R 1:13) (C12P 41/00 J C12R 1:78) (C12P 41/00 J C12R 1:645) (C12P 41/00 J C12R 1:725) (C12P 41/00 J C12R 1:72) (C12P 41/00 J C12R 1:84) (C12P 41/00 J C12R 1:15) (C12P 41/00 J C12R 1:265) (C12P 41/00 J C12R 1:065) (C12P 41/00 J C12R 1:22) (C12P 41/00 J C12R 1:32) (C12P 41/00 J C12R 1:465) (C12P 41/00 J C12R 1:425) (C12P 41/00 J C12R 1:225) (C12P 41/00 J C12R 1:46) (C12P 41/00 J C12R 1:865) (C12P 41/00 J C12R 1:685) (C12P 41/00 J C12R 1:66) (C12P 41/00 J C12R 1:69) (C12P 41/00 J C12R 1:82) (C12P 41/00 J C12R 1:77) (C12P 41/00 J C12R 1:64) (C12P 41/00 J C12R 1:03) (C12P 41/00 J C12R 1:19) (C12P 41/00 J C12R 1:10) (31)優先権主張番号 特願平6−83014 (32)優先日 平6(1994)4月21日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平6−183217 (32)優先日 平6(1994)8月4日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 阿部 隆之 新潟県新井市長沢原635 (72)発明者 山崎 則次 茨城県つくば市千現1−14−14 (72)発明者 以倉 聖 茨城県つくば市花畑2−13−12−401 (72)発明者 赤松 秀和 新潟県新井市白山町2−5−3−6 (72)発明者 石黒 武 新潟県中頸城郡板倉町下田屋14−1

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、同一または
    異なって、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してい
    てもよい低級アルキル基、保護基で保護されていてもよ
    いヒドロキシル基、置換基を有していてもよいアルコキ
    シ基、置換基を有していてもよいシクロアルキルオキシ
    基、置換基を有していてもよいアラルキルオキシ基、置
    換基を有していてもよいアリールオキシ基、置換基を有
    していてもよい低級アルキルチオ基、置換基を有してい
    てもよいアシル基、保護基で保護されていてもよいカル
    ボキシル基、置換基を有していてもよい低級アルコキシ
    カルボニル基、ニトロ基または置換基を有していてもよ
    いアミノ基を示す)で表される2−アミノ−1−フェニ
    ルエタノール化合物またはその塩のエナンチオマー混合
    物に、前記エナンチオマー混合物に作用して、対応する
    一般式(IIa) 【化2】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、前記と同
    じ)で表される(R)−2−アミノ−1−フェニルエタ
    ノール化合物またはその塩を生成しうる能力を有する微
    生物またはその処理物を作用させ、生成する一般式(I
    Ia)で表される(R)体またはその塩を採取する
    (R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 式(I)において、R1 、R2 、R3
    4 、R5 が、それぞれ、 (1)水素原子; (2)ハロゲン原子; (3)ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、ベンゾイ
    ル基、置換基を有していてもよいC6-12アリール基、C
    1-4 アルキルチオ基、ハロゲン原子からなる群から選択
    された置換基で置換されていてもよいC1-4 アルキル
    基; (4)保護基で保護されていてもよいヒドロキシル基; (5)ハロゲン原子、ヒドロキシル基またはC1-4 アル
    コキシ基で置換されていてもよいC1-4 アルコキシ基; (6)C1-4 アルキル基、ヒドロキシル基およびハロゲ
    ン原子からなる群より選ばれた置換基を有していてもよ
    いC3-10シクロアルキルオキシ基; (7)C1-4 アルキル基、C6-12アリール基、ヒドロキ
    シル基、C1-4 アルコキシ基、ニトロ基およびハロゲン
    原子からなる群から選ばれた置換基で置換されていても
    よいC7-20アラルキルオキシ基; (8)C1-4 アルキル基、ヒドロキシル基、C1-4 アル
    コキシ基、ニトロ基およびハロゲン原子からなる群から
    選ばれた置換基で置換されていてもよいC6-16アリール
    オキシ基; (9)ハロゲン原子、ヒドロキシル基またはC1-4 アル
    コキシ基で置換されていてもよいC1-4 アルキルチオ
    基; (10)(a)ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、
    1-4 アルキルチオ基およびハロゲン原子からなる群よ
    り選ばれた置換基で置換されていてもよいC1-6アシル
    基、(b)置換基で置換されていてもよい芳香環を有す
    るC7-20アシル基および(c)置換基で置換されていて
    もよい複素環を有するアシル基からなる群から選ばれた
    アシル基; (11)保護基で保護されていてもよいカルボキシル
    基; (12)置換基を有していてもよいC2-5 アルコキシカ
    ルボニル基; (13)ニトロ基;および (14)(a)ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、
    ベンゾイル基、C1-4 アルキルチオ基、ハロゲン原子か
    らなる群から選択された置換基で置換されていてもよい
    1-4 アルキル基、(b)C1-4 アルキル基、ヒドロキ
    シル基、C1-4 アルコキシ基、ニトロ基およびハロゲン
    原子からなる群から選択された置換基で置換されていて
    もよいC7-20アラルキル基、(c)ヒドロキシル基、C
    1-4 アルコキシ基、C1-4 アルキルチオ基およびハロゲ
    ン原子からなる群より選ばれた置換基で置換されていて
    もよいC1-6 アシル基、(d)C1-4 アルキル基、ヒド
    ロキシル基、C1-4 アルコキシ基、ニトロ基およびハロ
    ゲン原子からなる群から選択された置換基で置換されて
    いてもよい、芳香環を有するC7-20アシル基、(e)C
    1-4 アルキル基、ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ
    基、ニトロ基およびハロゲン原子からなる群から選択さ
    れた置換基で置換されていてもよい、複素環を有するア
    シル基、および(f)保護基で保護されていてもよいカ
    ルボキシル基;からなる群より選ばれた置換基を有して
    いてもよいアミノ基;からなる群より選択された基であ
    る化合物を用いる請求項1記載の(R)−2−アミノ−
    1−フェニルエタノール誘導体の製造方法。
  3. 【請求項3】 一般式(I)において、R1 およびR5
    が、それぞれ、水素原子またはC1-4 アルキル基であ
    り、R2 、R3 、R4 が、それぞれ、水素原子、ハロゲ
    ン原子、ハロゲン原子またはヒドロキシル基で置換され
    ていてもよいC1-4 アルキル基、ヒドロキシル基、C
    1-4 アルコキシ基、C7-20アラルキルオキシ基、芳香環
    を有するC7-20アシル基、ニトロ基、またはC1-6 アシ
    ル基で置換されていてもよいアミノ基である化合物を用
    いる請求項1記載の(R)−2−アミノ−1−フェニル
    エタノール誘導体の製造方法。
  4. 【請求項4】 微生物が、ハンセヌラ(Hansenula)
    属、ゲオトリカム(Geotrichum)属、キャンディダ(Ca
    ndida)属、クリプトコッカス(Cryptococcus)属、ロ
    ドスポリディウム(Rhodosporidium)属、ロドトルラ
    (Rhodotorula)属、サッカロマイセス(Saccharomyce
    s)属、スポロボロマイセス(Sporobolomyces)属、ク
    ルイベロマイセス(Kluyveromyces)属、イサチェンキ
    ア(Issatchenkia)属、ピキア(Pichia)属、ボトリオ
    アスカス(Botryoascus)属、デバリオマイセス(Debar
    yomyces)属、リポマイセス(Lipomyces)属、メトシュ
    ニコビア(Metschnikowia)属、サッカロマイコデス(S
    accharomycodes)属、シゾブラストスポリオン(Schizo
    blastosporion)属、ステパノアスカス(Stepahnoascu
    s)属、ステリグマトマイセス(Sterigmatomyces)属、
    ジゴサッカロマイセス(Zygosaccharomyces)属、スポ
    リディオボラス(Sporidiobolus)属、マラッセジア(M
    alassezia)属、トルラスポラ(Torulaspora)属、コリ
    ネバクテリウム(Corynebacterium)属、グルコノバク
    ター(Gluconobacter)属、プロミクロモノスポラ(Pro
    micromonospora)属、シュードモナス(Pseudomonas)
    属、ボーデテラ(Bordetella)属、アセトバクター(Ac
    etobacter)属、バチラス(Bacillus)属、アグロバク
    テリウム(Agrobacterium)属、アルスロバクター(Art
    hrobacter)属、アマウロアスカス(Amauroascus)属、
    ブレビバクテリウム(Brevibacterium)属、ミクロコッ
    カス(Micrococcus)属、アウレオバクテリウム(Aureo
    bacterium)属、アゾトバクター(Azotobacter)属、キ
    サンソモナス(Xanthomonas)属、クレブシエラ(Klebs
    iella)属、コマモナス(Comamonas)属、ミコバクテリ
    ウム(Mycobacterium)属、テルラバクター(Terrabact
    er)属、アグロシベ(Agrocybe)属、トリコデルマ(Tr
    ichoderma)属、アルテルナリア(Alternaria)属、ハ
    ミゲラ(Hamigera)属、モニリエラ(Moniliella)属、
    フォリオタ(Pholiota)属、ポドスポラ(Podospora)
    属、アエゲリタ(Aegerita)属、ストレプトマイセス
    (Streptomyces)属、サッカロマイコプシス(Saccharo
    mycopsis)属およびロイコスポリディウム(Leucospori
    dium)属に属する微生物群から選ばれた微生物である請
    求項1記載の(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノ
    ール誘導体の製造方法。
  5. 【請求項5】 微生物が、ハンセヌラ アノマラ(Hans
    enula anomala)、ゲオトリカム カンディダム(Geotr
    ichum candidum)、キャンディダ アルビカンス(Cand
    ida albicans)、キャンディダ パラプシロシス(Cand
    ida parapsilosis)、キャンディダ グロペンギェセリ
    (Candida gropengiesseri)、キャンディダ アセリ
    (Candida aaseri)、キャンディダ ビーチー(Candid
    a beechii)、キャンディダ アトモスフェリカ(Candid
    a atmospherica)、キャンディダ ナタレンシス(Cand
    ida natalensis)、キャンディダ パルディゲナ(Cand
    ida paludigena)、キャンディダ サケ(Candida sak
    e)、キャンディダ ピントロペシイ バライティ ピ
    ントロペシイ(Candida pintolopesii var. pintolopes
    ii)、クリプトコッカス ネオフォルマンス(Cryptoco
    ccus neoformans )、ロドスポリディウム スパエロカ
    ルプム(Rhodosporidium spaerocarpum)、ロドスポリ
    ディウム ディオボヴァタム(Rhodosporidium diobova
    tum)、ロドトルラ ルブラ(Rhodotorula rubra)、ロ
    ドトルラ グルチニス バライティダイレネンシス(Rh
    odotorula glutinis var. dairenensis)、サッカロマ
    イセス モンタナス(Saccharomyces montanus)、スポ
    ロボロマイセス ロゼウス(Sporobolomyces roseu
    s)、クルイベロマイセス マルキアナス バライティ
    ブルガリカス(Kluyveromyces marxianus var. bulgari
    cus)、クルイベロマイセス ラクティス(Kluyveromyc
    es lactis)、イサチェンキア スクツラタバライティ
    スクツラタ(Issatchenkia scutulata var. scutulat
    a)、ピキアサーモトレランス(Pichia thermotoleran
    s)、ピキア ファリノサ(Pichiafarinosa)、ボトリ
    オアスカス シンナエデンドラス(Botryoascus synnae
    dendrus)、デバリオマイセス ハンセニイ(Debaryomy
    ces hansenii)、リポマイセス スタルキイ(Lipomyce
    s starkeyi)、メトシュニコビア ビカスピダタ(Mets
    chnikowia bicuspidata)、サッカロマイコデス ラド
    ブィギィ(Saccharomycodes ludwigii)、シゾブラスト
    スポリオン コバヤシ(Schizoblastosporion kobayasi
    i)、ステパノアスカス シフェリイ(Stepahnoascus c
    iferrii)、ステリグマトマイセス ハロフィラス(Ste
    rigmatomyces halophilus)、ジゴサッカロマイセス
    ルーシー(Zygosaccharomyces rouxii)、ジゴサッカロ
    マイセスファメンタティ(Zygosaccharomyces fermenta
    ti)、スポリデオボラス サルモニカラー(Sporidiobo
    lus salmonicolor)、スポリデオボラス パラロゼウス
    (Sporidiobolus pararoseus)、マラッセジア フルフ
    ル(Malassezia furfur)、トルラスポラ デルブルッ
    キイ(Torulaspora delbrueckii)、コリネバクテリウ
    ム アクアチカム(Corynebacterium aquaticum)、コ
    リネバクテリウムメディオラナム(Corynebacterium me
    diolanum)、グルコノバクター アサイ(Gluconobacte
    r asaii)、グルコノバクター オキシダンス(Glucono
    bacter oxydans)、グルコノバクター フラテウリ(Gl
    uconobacter frateurii)、プロミクロモノスポラ シ
    トレア(Promicromonospora citrea)、シュードモナス
    アエルギノサ(Pseudomonas aeruginosa)、シュード
    モナス リボフラヴィナ(Pseudomonas riboflavin
    a)、シュードモナス フルオレセンス(Pseudomonas f
    luorescens)、シュードモナス プチダ(Pseudomonas
    putida)、シュードモナスシンシアネア(Pseudomonas
    syncyanea)、シュードモナス ディミヌタ(Pseudomon
    as diminuta)、シュードモナス クロロラフィス(Pse
    udomonas chlororaphis)、シュードモナス フラギ(P
    seudomonas fragi)、シュードモナス スピーシーズ
    (Pseudomonas sp.)ATCC 14676、ボーデテ
    ラ ブロンチセプチカ(Bordetella bronchiseptic
    a)、アセトバクター スピーシーズ(Acetobacter s
    p.)IFO 3248、アセトバクター スピーシーズ
    (Acetobacter sp.)IFO 3297、アセトバクタ
    ー パステウリアナス(Acetobacter pasteurianus)、
    バチラス ズブチルス(Bacillus subtilis)、バチラ
    ス セレウス(Bacillus cereus)、バチラス コアグ
    ランス(Bacillus coagulans)、バチラス ブレビス
    (Bacillus brevis)、バチラス スファエリカス(Bac
    illus sphaericus)、アグロバクテリウム ラジオバク
    ター(Agrobacterium radiobacter)、アルスロバクタ
    ー ウレアファシエンス(Arthrobacter ureafacien
    s)、アマウロアスカス レチクラタス(Amauroascus r
    eticulatus)、ブレビバクテリウム リーネンス(Brev
    ibacterium linens)、ミクロコッカス ロゼウス(Mic
    rococcus roseus)、アウレオバクテリウム テスタセ
    ウム(Aureobacterium testaceum)、アゾトバクター
    ブィネランディ(Azotobacter vinelandii)、キサンソ
    モナス キャンペストリス ピーブイ オリゼエ(Xamt
    homonas campestris pv oryzae)、クレブシエラ ニュ
    ーモニエ(Klebsiella pneumoniae)、コマモナス テ
    ストステロニ(Comamonas testosteroni)、ミコバクテ
    リウム ディエルンホフェリ(Mycobacterium diernhof
    eri)、テルラバクター ツメセンス(Terrabacter tum
    escens)、アグロシベ シリンドラセア(Agrocybecyli
    ndracea)、トリコデルマ ブィリデ(Trichoderma vi
    ride)、アルテルナリア キクチアナ(Alternaria kik
    uchiana)、ハミゲラ アベラネア(Hamigera avellane
    a)、モニリエラ アセトアブタンス(Moniliella acet
    oabutans)、フォリオタ ナメコ(Pholiota namek
    o)、ポドスポラ カルドナリア(Podospora cardonari
    a)、アエゲリタ キャンディダ(Aegerita candid
    a)、ストレプトマイセス シネレオルバー(Streptomy
    ces cinereoruber)、ロドコッカスアミドフィリス(Rh
    odococcus amidophilis)、ロドコッカス エクイ(Rho
    dococcus equi)、サッカロマイコプシス キャプスラ
    リス(Saccharomycopsis capsularis)およびロイコス
    ポリディウム スコッティ(Leucosporidium scottii)
    に属する微生物群から選ばれた微生物である請求項1記
    載の(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導
    体の製造方法。
  6. 【請求項6】 一般式(III) 【化3】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、同一または
    異なって、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してい
    てもよい低級アルキル基、保護基で保護されていてもよ
    いヒドロキシル基、置換基を有していてもよいアルコキ
    シ基、置換基を有していてもよいシクロアルキルオキシ
    基、置換基を有していてもよいアラルキルオキシ基、置
    換基を有していてもよいアリールオキシ基、置換基を有
    していてもよい低級アルキルチオ基、置換基を有してい
    てもよいアシル基、保護基で保護されていてもよいカル
    ボキシル基、置換基を有していてもよい低級アルコキシ
    カルボニル基;ニトロ基または置換基を有していてもよ
    いアミノ基を示す)で表される化合物、または一般式
    (IV) 【化4】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、前記に同
    じ、Zは水素原子またはヒドロキシル基の保護基を示
    し、Xはハロゲン原子を示す)で表される化合物と、一
    般式(V) Y−NH2 (V) (式中、Yは、水素原子または反応において脱離しうる
    基を示す)で表される化合物とを反応させ、さらにYが
    反応において脱離しうる基である場合にはYを脱離させ
    て、一般式(VI) 【化5】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 およびZは、前
    記に同じ)で表される化合物を得る方法であって、一般
    式(VI)で表される化合物を含む反応生成物に、酸を
    添加し、一般式(VI)で表わされる化合物を塩として
    析出させて分離精製する2−アミノ−1−フェニルエタ
    ノール誘導体の製造方法。
  7. 【請求項7】 有機溶媒中で、塩を形成する請求項6記
    載の2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 酸として光学活性な有機酸を用いて、光
    学活性な式(VI)で表される化合物を得る請求項6記
    載の2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 光学活性な有機酸として、光学活性なオ
    キシカルボン酸、または極性基を有する側鎖をもち、ア
    ミノ基が保護基で保護されていてもよい光学活性なアミ
    ノ酸を用いる請求項8記載の2−アミノ−1−フェニル
    エタノール誘導体の製造方法。
  10. 【請求項10】 式(VI)で表される化合物1モルに
    対して、1グラム当量以下の無機酸を添加する請求項6
    記載の2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 式(VI)で表される化合物1モルに
    対して、0.8グラム当量以上の有機酸を添加する請求
    項6記載の2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体
    の製造方法。
  12. 【請求項12】 式(VI)で表される2−アミノ−1
    −フェニルエタノール化合物とその位置異性体の総量1
    モルに対して、1グラム当量以上の酸および塩基を添加
    することにより、位置異性体を遊離化し、式(VI)で
    表される化合物を塩として析出させて分離精製する請求
    項6記載の2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体
    の製造方法。
  13. 【請求項13】 塩基として有機塩基を用いる請求項1
    2記載の2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の
    製造方法。
  14. 【請求項14】 電離指数pKaの値が9.3〜11.
    5である有機塩基を用いる請求項13記載の2−アミノ
    −1−フェニルエタノール誘導体の製造方法。
  15. 【請求項15】 光学活性な一般式(III)で表され
    る化合物または光学活性な一般式(IV)で表される化
    合物を用いて、光学活性な一般式(VI)で表される化
    合物を得る請求項6記載の2−アミノ−1−フェニルエ
    タノール誘導体の製造方法。
  16. 【請求項16】 一般式(VII) 【化6】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、同一または
    異なって、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してい
    てもよい低級アルキル基、保護基で保護されていてもよ
    いヒドロキシル基、置換基を有していてもよいアルコキ
    シ基、置換基を有していてもよいシクロアルキルオキシ
    基、置換基を有していてもよいアラルキルオキシ基、置
    換基を有していてもよいアリールオキシ基、置換基を有
    していてもよい低級アルキルチオ基、置換基を有してい
    てもよいアシル基、保護基で保護されていてもよいカル
    ボキシル基、置換基を有していてもよい低級アルコキシ
    カルボニル基、ニトロ基または置換基を有していてもよ
    いアミノ基を示す)で表わされる化合物またはその塩
    に、前記化合物またはその塩に作用して、対応する一般
    式(IIa) 【化7】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、前記に同
    じ)で表わされる(R)−2−アミノ−1−フェニルエ
    タノール化合物またはその塩を生成する能力を有する微
    生物またはその処理物を作用させ、生成した光学活性な
    前記化合物またはその塩を採取する(R)−2−アミノ
    −1−フェニルエタノール誘導体の製造方法。
  17. 【請求項17】 微生物が、カンジダ(Candida)属、ロ
    デロミセス(Lodderomyces) 属、カテヌロプラネス(Ca
    tenuloplanes) 属、ピリメリア(Pilimelia)属、サッカ
    ロスリクス(Saccharothrix)属、セラチア(Seratia)
    属、エンテロコックス(Enterococcus) 属、ラクトバシ
    ルス(Lactobacillus)属、ペディオコックス(Pedioco
    ccus)属およびラクトコックス(Lactococcus)属に属
    する微生物群から選ばれた微生物である請求項16記載
    の(R)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体
    の製造方法。
  18. 【請求項18】 微生物が、カンジダ マルトサ(Cand
    ida maltosa)、ロデロミセス エロンギスポルス(Lod
    deromyces elongisporus)、カテヌロプラネス ジャポ
    ニクス(Catenuloplanes japonicus) 、ピリメリア テ
    レバサ(Pilimelia terevasa)、サッカロスリクス ア
    ウストラリエンシス(Saccharothrix australiensis)、
    セラチア マルセッセンス(Seratia marcescens)、エ
    ンテロコックス ファエカリス(Enterococcus faecali
    s)、ラクトバシルス カセイ サブエスピー カセイ
    (Lactobacillus casei subsp.casei)、ペディオコッ
    クス アシディラクチシ(Pediococcus acidilactici)
    およびラクトコックスラクチス サブエスピー ラクチ
    ス(Lactococcus lactis subsp.lactis)に属する微生
    物群から選ばれた微生物である請求項16記載の(R)
    −2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の製造方
    法。
  19. 【請求項19】 一般式(II) 【化8】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、同一または
    異なって、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してい
    てもよい低級アルキル基、保護基で保護されていてもよ
    いヒドロキシル基、置換基を有していてもよいアルコキ
    シ基、置換基を有していてもよいシクロアルキルオキシ
    基、置換基を有していてもよいアラルキルオキシ基、置
    換基を有していてもよいアリールオキシ基、置換基を有
    していてもよい低級アルキルチオ基、置換基を有してい
    てもよいアシル基、保護基で保護されていてもよいカル
    ボキシル基、置換基を有していてもよい低級アルコキシ
    カルボニル基、ニトロ基または置換基を有していてもよ
    いアミノ基を示し、Zは、水素原子又はヒドロキシル基
    の保護基を示す)で表される(R)−2−アミノ−1−
    フェニルエタノール化合物またはその塩と、一般式(V
    III) 【化9】 (式中、R7 、R8 は、(A)同一または異なって、水
    素原子、置換基を有していてもよい低級アルキル基、置
    換基を有していてもよいシクロアルキル基、置換基を有
    していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよ
    いアリール基、置換基を有していてもよいアシル基、保
    護基で保護されていてもよいカルボキシル基、置換基を
    有していてもよい低級アルコキシカルボニル基、置換基
    を有していてもよいアミノ基、置換基を有していてもよ
    いアルキルスルホニル基、置換基を有していてもよいア
    リールスルホニル基又は保護基で保護されていてもよい
    ヒドロキシル基を示すか、または、(B)R7 は、式
    (IX):−O−R7aで示される基、R8 は、式
    (X):−O−R8aで示される基であって、R7aとR8a
    は一緒に、隣接する酸素原子と共に置換基を有していて
    もよい環を形成していてもよく、R6 、R9 、R10は、
    同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、置換基を
    有していてもよい低級アルキル基、置換基を有していて
    もよいシクロアルキル基、置換基を有していてもよいア
    ラルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、保
    護基で保護されていてもよいヒドロキシル基、置換基を
    有していてもよいアルコキシ基、置換基を有していても
    よいシクロアルキルオキシ基、置換基を有していてもよ
    いアラルキルオキシ基、置換基を有していてもよいアリ
    ールオキシ基、置換基を有していてもよい低級アルキル
    チオ基、置換基を有していてもよいアラルキルチオ基、
    置換基を有していてもよいアシル基、保護基で保護され
    ていてもよいカルボキシル基、置換基を有していてもよ
    い低級アルコキシカルボニル基、ニトロ基又は置換基を
    有していてもよいアミノ基を示し、R11は、低級アルキ
    ル基を示す)で表される化合物との反応、および前記反
    応の反応生成物を還元する反応を含む、一般式(XI) 【化10】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
    8 、R9 、R10、R11及びZは前記と同じ)で表され
    る(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル−
    1−アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導体の製造
    方法。
  20. 【請求項20】 一般式(VIII)において、R7
    8 が、(A)同一または異なって: (1)水素原子; (2)ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、ベンゾイ
    ル基、アルキルチオ基、ハロゲン原子、および置換基を
    有していてもよいアミノ基;からなる群から選択された
    置換基で置換されていてもよいC1-4 アルキル基; (3)C1-4 アルキル基、ヒドロキシル基およびハロゲ
    ン原子からなる群より選ばれた置換基を有していてもよ
    いC3-10シクロアルキル基; (4)C1-4 アルキル基、C6-12アリール基、ヒドロキ
    シル基、C1-4 アルコキシ基、ニトロ基およびハロゲン
    原子からなる群より選ばれた置換基で置換されていても
    よいC7-20アラルキル基; (5)C1-4 アルキル基、C6-12アリール基、ヒドロキ
    シル基、C1-4 アルコキシ基、ニトロ基およびハロゲン
    原子からなる群より選ばれた置換基で置換されていても
    よいC6-16アリール基; (6)(a)ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、C
    1-4 アルキルチオ基およびハロゲン原子からなる群より
    選ばれた置換基で置換されていてもよいC1-6 アシル
    基、(b)置換基で置換されていてもよい芳香環を有す
    るC7-20アシル基、および(c)置換基で置換されてい
    てもよい複素環を有するアシル基からなる群より選ばれ
    たアシル基; (7)保護基で保護されていてもよいカルボキシル基; (8)置換基を有していてもよいC2-5 アルコキシカル
    ボニル基; (9)(a)ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、ベ
    ンゾイル基、C1-4 アルキルチオ基、ハロゲン原子から
    なる群から選択された置換基で置換されていてもよいC
    1-4 アルキル基、(b)C1-4 アルキル基、ヒドロキシ
    ル基、C1-4 アルコキシ基、ニトロ基およびハロゲン原
    子からなる群から選択された置換基で置換されていても
    よいC7-20アラルキル基、(c)ヒドロキシル基、C
    1-4 アルコキシ基、C1-4 アルキルチオ基およびハロゲ
    ン原子からなる群より選ばれた置換基で置換されていて
    もよいC1-6 アシル基、(d)置換基で置換されていて
    もよい芳香環を有するC7-20アシル基、(e)置換基で
    置換されていてもよい複素環を有するアシル基、および
    (f)保護基で保護されていてもよいカルボキシル基;
    からなる群より選ばれた置換基を有していてもよいアミ
    ノ基; (10)ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、ベンゾ
    イル基、C1-4 アルキルチオ基、ハロゲン原子からなる
    群から選択された置換基で置換されていてもよいC1-4
    アルキルスルホニル基; (11)C1-4 アルキル基、ヒドロキシル基、C1-4
    ルコキシ基、ニトロ基およびハロゲン原子からなる群か
    ら選択された置換基で置換されていてもよいC6-20アリ
    ールスルホニル基;および (12)保護基で保護されていてもよいヒドロキシル
    基; からなる群より選ばれた基であるか、または、 (B)R7 が式(IX):−O−R7a、R8 が式
    (X):−O−R8aで表される基であって、R7aとR8a
    とが一緒になって、置換基を有していてもよいC1-4
    ルキレン基、カルボニル基またはチオカルボニル基を形
    成し、 R6 、R9 、R10が、それぞれ、 (1)水素原子; (2)ハロゲン原子; (3)ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、ベンゾイ
    ル基、C1-4 アルキルチオ基、ハロゲン原子、および置
    換基を有していてもよいアミノ基からなる群から選択さ
    れた置換基で置換されていてもよいC1-4 アルキル基; (4)C1-4 アルキル基、ヒドロキシル基およびハロゲ
    ン原子からなる群より選ばれた置換基を有していてもよ
    いC3-10シクロアルキル基; (5)C1-4 アルキル基、C6-12アリール基、ヒドロキ
    シル基、C1-4 アルコキシ基、ニトロ基およびハロゲン
    原子からなる群より選ばれた置換基で置換されていても
    よいC7-20アラルキル基; (6)C1-4 アルキル基、C6-12アリール基、ヒドロキ
    シル基、C1-4 アルコキシ基、ニトロ基およびハロゲン
    原子からなる群より選ばれた置換基で置換されていても
    よいC6-16アリール基; (7)保護基で保護されていてもよいヒドロキシル基; (8)ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、ハロゲン
    原子および置換基を有していてもよいアミノ基からなる
    群より選ばれた置換基で置換されていてもよいC1-4
    ルコキシ基; (9)C1-4 アルキル基、ヒドロキシル基およびハロゲ
    ン原子からなる群より選ばれた置換基を有していてもよ
    いC3-10シクロアルキルオキシ基; (10)C1-4 アルキル基、C6-12アリール基、ヒドロ
    キシル基、C1-4 アルコキシ基、ニトロ基およびハロゲ
    ン原子からなる群から選ばれた置換基で置換されていて
    もよいC7-20アラルキルオキシ基; (11)C1-4 アルキル基、ヒドロキシル基、C1-4
    ルコキシ基、ニトロ基およびハロゲン原子からなる群か
    ら選ばれた置換基で置換されていてもよい置換基を有し
    ていてもよいC6-16アリールオキシ基; (12)ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基およびハ
    ロゲン原子からなる群より選ばれた置換基で置換されて
    いてもよいC1-4 アルキルチオ基; (13)C1-4 アルキル基、ヒドロキシル基、C1-4
    ルコキシ基、ニトロ基およびハロゲン原子からなる群か
    ら選択された置換基で置換されていてもよいC7-20アラ
    ルキルチオ基; (14)(a)ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、
    1-4 アルキルチオ基およびハロゲン原子からなる群よ
    り選ばれた置換基で置換されていてもよいC1-6アシル
    基、(b)置換基で置換されていてもよい芳香環を有す
    るC7-20アシル基および(c)置換基で置換されていて
    もよい複素環を有するアシル基からなる群から選ばれた
    アシル基; (15)保護基で保護されていてもよいカルボキシル
    基; (16)置換基を有していてもよいC2-5 アルコキシカ
    ルボニル基; (17)ニトロ基;および (18)(a)ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基、
    ベンゾイル基、C1-4 アルキルチオ基、ハロゲン原子か
    らなる群から選択された置換基で置換されていてもよい
    1-4 アルキル基、(b)C1-4 アルキル基、ヒドロキ
    シル基、C1-4 アルコキシ基、ニトロ基およびハロゲン
    原子からなる群から選択された置換基で置換されていて
    もよいC7-20アラルキル基、(c)ヒドロキシル基、C
    1-4 アルコキシ基、C1-4 アルキルチオ基およびハロゲ
    ン原子からなる群より選ばれた置換基で置換されていて
    もよいC1-6 アシル基、(d)置換基で置換されていて
    もよい芳香環を有するC7-20アシル基、(e)置換基で
    置換されていてもよい複素環を有するアシル基、および
    (f)保護基で保護されていてもよいカルボキシル基;
    からなる群より選ばれた置換基を有していてもよいアミ
    ノ基;からなる群より選択された基を示し、 R11は、C1-4 アルキル基を示し、 式(II)において、Zは、(A)水素原子、又は
    (B)(a)置換基で置換されていてもよいC1-4 アル
    キル基、(b)置換基で置換されていてもよいアリル
    基、(c)置換基で置換されていてもよいC3-10シクロ
    アルキル基、(d)置換基で置換されていてもよい、炭
    素原子以外に、酸素原子又は硫黄原子をヘテロ原子とし
    て有する5又は6員環の複素環基、(e)置換基で置換
    されていてもよいC7-20アラルキル基、(f)置換基で
    置換されていてもよいシリル基、(g)置換基で置換さ
    れていてもよいC1-6 アシル基、(h)置換基で置換さ
    れていてもよい芳香環を有するC7-20アシル基、(i)
    置換基で置換されていてもよい複素環を有するアシル
    基、(j)置換基で置換されていてもよいC2-5 アルコ
    キシカルボニル基、(k)置換基で置換されていてもよ
    いC8-20アラルキルオキシカルボニル基、(l)置換基
    で置換されていてもよいC7-20アリールオキシカルボニ
    ル基、(m)置換基で置換されていてもよいC1-4 アル
    キルスルホニル基、および(n)置換基で置換されてい
    てもよいC6-20アリールスルホニル基からなる群より選
    択されたヒドロキシル基の保護基;である化合物を用い
    る請求項19記載の(R,R)−1−フェニル−2−
    [(2−フェニル−1−アルキルエチル)アミノ]エタ
    ノール誘導体の製造方法。
  21. 【請求項21】 R7aとR8aで形成される置換基を有し
    ていてもよいC1-4アルキレン基が、下記式(XII) 【化11】 (式中、Ra 、Rb は、(A)同一又は異なって、 (1)水素原子; (2)C1-4 アルキル基; (3)C1-4 ハロアルキル基; (4)ハロゲン原子、C1-4 アルキル基、C6-12アリー
    ル基、ヒドロキシル基、C1-4 アルコキシ基およびニト
    ロ基からなる群より選ばれた置換基で置換されていても
    よいC6-20アリール基; (5)C1-4 アルコキシ基; (6)置換基を有していてもよいアミノ基; (7)カルボキシル基又はその塩; (8)C1-4 アルコキシ基、C1-4 アルコキシ−C1-4
    アルコキシ基、C7-20アラルキルオキシ基、ベンゾイル
    基、C1-4 アルキルチオ基およびハロゲン原子からなる
    群より選択された置換基を有していてもよいC2-5 アル
    コキシカルボニル基; (9)ヒドロキシメチル基;および (10)カルボキシル基、C2-5 アルコキシカルボニル
    基、ヒドロキシル基、およびC1-4 アルコキシ基からな
    る群より選ばれた置換基で置換されていてもよいC1-4
    アルコキシ−メチル基であるか、又は (B)Ra とRb とが隣接する炭素原子と共にC5-7
    クロアルキル基を形成してもよい)で表される置換基を
    有していてもよいメチレン基である請求項20記載の
    (R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル−1
    −アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導体の製造方
    法。
  22. 【請求項22】 式(VIII)に於いて、R7 、R8
    が、 (A)同一または異なって、水素原子、またはC1-4
    ルキル基、C7-20アラルキル基およびC1-6 アシル基か
    らなる群より選択された保護基で保護されていてもよい
    ヒドロキシル基であるか、または (B)R7 が式(IX):−O−R7a、R8 が式
    (X):−O−R8aで表される基であって、R7aとR8a
    とが一緒になって形成する一般式(XII)で表される
    メチレン基において、Ra 、Rb は、(i)それぞれ、
    (a)水素原子、(b)C1-4 アルキル基、(c)カル
    ボキシル基もしくはその塩、(d)置換基で置換されて
    いてもよいC2-5 アルコキシカルボニル基、(e)ヒド
    ロキシメチル基、又は(f)置換基で置換されていても
    よいC1-4 アルコキシ−メチル基であるか、又は(ii)
    a とRb とが隣接する炭素原子と共にC5-7 シクロア
    ルキル基を形成してもよく、 R6 、R9 、R10は、同一又は異なって、水素原子、又
    はC1-4 アルキル基であり、R11は、メチル基又はエチ
    ル基であり、 式(II)において、Zは、水素原子である請求項20
    記載の(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェニ
    ル−1−アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導体の
    製造方法。
  23. 【請求項23】 接触還元触媒の存在下、一般式(I
    I)で表される光学活性化合物と、一般式(VIII)
    で表される化合物と、水素とを反応させる請求項19記
    載の(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル
    −1−アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導体の製
    造方法。
  24. 【請求項24】 一般式(II)で表される光学活性化
    合物と、一般式(VIII)で表される化合物とを反応
    させた後、水素添加する請求項19記載の(R,R)−
    1−フェニル−2−[(2−フェニル−1−アルキルエ
    チル)アミノ]エタノール誘導体の製造方法。
  25. 【請求項25】 酸触媒の存在下で反応を行う請求項2
    3記載の(R,R)−1−フェニル−2−[(2−フェ
    ニル−1−アルキルエチル)アミノ]エタノール誘導体
    の製造方法。
  26. 【請求項26】 反応生成物に酸を添加し、生成した塩
    を分別結晶させることにより一般式(XI)で表される
    (R,R)体を分離精製する請求項19記載の(R,
    R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル−1−アル
    キルエチル)アミノ]エタノール誘導体の製造方法。
  27. 【請求項27】 一般式(XI)で表される(R,R)
    体の塩と一般式(XIII) 【化12】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
    8 、R9 、R10、R11及びZは前記と同じ)で表され
    る(R,S)体の塩との総量1モルに対して、塩基を
    0.05〜0.9グラム当量添加し、前記(R,S)体
    を遊離化し、前記(R,R)体を塩として析出させる請
    求項26記載の(R,R)−1−フェニル−2−[(2
    −フェニル−1−メチルエチル)アミノ]エタノール誘
    導体の製造方法。
  28. 【請求項28】 さらに、(1)一般式(I) 【化13】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、前記と同
    じ)で表される2−アミノ−1−フェニルエタノール化
    合物またはその塩のエナンチオマー混合物に、前記エナ
    ンチオマー混合物に作用して一般式(IIa) 【化14】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、前記と同
    じ)で表される(R)−2−アミノ−1−フェニルエタ
    ノール化合物またはその塩を生成させ得る能力を有する
    微生物またはその処理物を作用させて、一般式(II)
    で表される光学活性化合物(但し、Zは水素原子を示
    す)またはその塩を生成させる工程、または(2)前記
    工程(1)に加えて、さらに前記工程(1)で生成した
    一般式(II)で表される光学活性化合物(但し、Zは
    水素原子を示す)またはその塩のヒドロキシル基に保護
    基を導入して一般式(II)で表される光学活性化合物
    (但し、Zはヒドロキシル基の保護基を示す)またはそ
    の塩を生成させる工程を含む請求項19記載の(R,
    R)−1−フェニル−2−[(2−フェニル−1−アル
    キルエチル)アミノ]エタノール誘導体の製造方法。
  29. 【請求項29】 さらに、(1)一般式(VII) 【化15】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、前記と同
    じ)で表わされる化合物またはその塩に、前記化合物に
    作用して、対応する一般式(IIa) 【化16】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、前記に同
    じ)で表わされる(R)−2−アミノ−1−フェニルエ
    タノール化合物またはその塩を生成する能力を有する微
    生物またはその処理物を作用させて、一般式(II)で
    表される光学活性化合物(但し、Zは水素原子を示す)
    またはその塩を生成させる工程、または(2)前記工程
    (1)に加えて、さらに前記工程(1)で生成した一般
    式(II)で表される光学活性化合物(但し、Zは水素
    原子を示す)またはその塩のヒドロキシル基に保護基を
    導入して一般式(II)で表される光学活性化合物(但
    し、Zはヒドロキシル基の保護基を示す)またはその塩
    を生成させる工程を含む請求項19記載の(R,R)−
    1−フェニル−2−[(2−フェニル−1−アルキルエ
    チル)アミノ]エタノール誘導体の製造方法。
  30. 【請求項30】 さらに、式(III) 【化17】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、前記と同
    じ)で表される化合物、または式(IV) 【化18】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、前記に同
    じ、Zは水素原子またはヒドロキシル基の保護基を示
    し、Xはハロゲン原子を示す)で表される化合物と、一
    般式(V) Y−NH2 (式中、Yは、水素原子又は反応において脱離しうる基
    を示す)で表される化合物とを反応させ、さらにYが反
    応において脱離しうる基である場合にはYを脱離させ、
    一般式(VI)で表される化合物を含む反応生成物に酸
    を添加して、一般式(VI) 【化19】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、Zは、前記に
    同じ)で表される2−アミノ−1−フェニルエタノール
    化合物を塩として析出させて分離し、さらにZがヒドロ
    キシル基の保護基である場合には前記保護基を脱離し
    て、一般式(I)で表される2−アミノ−1−フェニル
    エタノール化合物またはその塩のエナンチオマー混合物
    を生成させる工程を含む請求項28記載の(R,R)−
    1−フェニル−2−[(2−フェニル−1−アルキルエ
    チル)アミノ]エタノール誘導体の製造方法。
  31. 【請求項31】 一般式(I) 【化20】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、同一または
    異なって、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してい
    てもよい低級アルキル基、保護基で保護されていてもよ
    いヒドロキシル基、置換基を有していてもよいアルコキ
    シ基、置換基を有していてもよいシクロアルキルオキシ
    基、置換基を有していてもよいアラルキルオキシ基、置
    換基を有していてもよいアリールオキシ基、置換基を有
    していてもよい低級アルキルチオ基、置換基を有してい
    てもよいアシル基、保護基で保護されていてもよいカル
    ボキシル基、置換基を有していてもよい低級アルコキシ
    カルボニル基、ニトロ基または置換基を有していてもよ
    いアミノ基を示す)で表される2−アミノ−1−フェニ
    ルエタノール化合物またはその塩のエナンチオマー混合
    物に、前記エナンチオマー混合物に作用して、対応する
    一般式(XV) 【化21】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は前記と同じ)
    で表される(S)体またはその塩を生成し得る能力を有
    する微生物またはその処理物を作用させ、生成する一般
    式(XV)で表される光学活性化合物またはその塩を採
    取する(S)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘
    導体の製造方法。
  32. 【請求項32】 微生物が、サッカロマイセス(Saccha
    romyces)属、ピキア(Pichia)属、シゾサッカロマイ
    セス(Schizosaccharomyces)属、キャンディダ(Candi
    da)属、ハンセヌラ(Hansenula)属、ヤロウビア(Yar
    rowia)属、ゲオトリカム(Geotrichum)属、ブレビバ
    クテリウム(Brevibacterium)属、コリネバクテリウム
    (Corynebacterim)属、キサンソモナス(Xanthomona
    s)属、アクチノマキュラ(Actinomaqura)属、エンテ
    ロバクター(Enterobacter)属、シュードモナス(Pseu
    domonas)属、ハフニア(Hafnia)属、アクチノプラネ
    ス(Actinoplanes)属、エシェリヒア(Escherichia)
    属、バチラス(Bacillus)属、リストネラ(Listonell
    a)属、ノサルディオイデス(Nosardioides)属、アミ
    コラタ(Amycolata)属、アスペルギルス(Aspergillu
    s)属、ペニシリウム(Penicillium)属、コリネスポラ
    (Corynespora)属、フザリウム(Fusarium)属、ゲラ
    シノスポラ(Gelasinospora)属、ヘルミンソスポリウ
    ム(Helminthosporium)属、モルチエレリア(Mortiere
    lia)属、ネオサルトルヤ(Neosartorya)属、フィトフ
    ソラ(Phytophthora)属、タラロマイセス(Talaromyce
    s)属、スコレコバシディウム(Scolecobasidium)属お
    よびロドコッカス(Rhodococcus)に属する微生物から
    なる群より選ばれた微生物である請求項31記載の
    (S)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の
    製造方法。
  33. 【請求項33】 微生物が、サッカロマイセス セレビ
    シェ(Saccharomyces cerevisiae)、ピキア ファビア
    ニイ(Pichia fabianii)、シゾサッカロマイセス ポ
    ンベ(Schizosaccharomyces pombe)、キャンディダ
    ギリエルモンディ(Candida guilliermondii)、キャン
    ディダ メリビオシカ(Candida melibiosica)、ハン
    セヌラ ポリモルファ(Hansenula polymorpha)、ヤロ
    ウビアリポリチカ(Yarrowia lipolytica)、ゲオトリ
    カム カピタタム(Geotrichum capitatum)、ミクロコ
    ッカス ルテウス(Micrococcus luteus)、ブレビバク
    テリウム イオジナム(Brevibacterium iodinum)、コ
    リネバクテリウム セペドニカム(Corynebacterim sep
    edonicum)、キサンソモナス スピーシーズ(Xanthomo
    nas sp.)IFO 12997、アクチノマキュラ ク
    レメア サブスピーシーズ クレメア(Actinomaqura c
    remea subsp. cremea)、エンテロバクター アエロゲ
    ネス(Enterobacter aerogenes)、シュードモナス ア
    エルギノサ(Pseudomonas aeruginosa)、ハフニア ア
    ルベイ(Hafnia alvei)、アクチノプラネス ロバタス
    (Actinoplanes lobatus)、エシェリヒア コリ(Esch
    erichia coli)、バチラス リシェニフォルミス(Baci
    llus licheniformis)、リストネラ アングイルラルム
    (Listonella anguillarum)、ノサルディオイデスフラ
    バス(Nosardioides flavus)、アミコラタ オートト
    ロフィカ(Amycolata autotrophica)、アスペルギルス
    ニガー(Aspergillus niger)、アスペルギルス フ
    ィカム(Aspergillus ficuum)、アスペルギルス カウ
    ディダス(Aspergillus cavdidus)、アスペルギルス
    オリゼエ(Aspergillus oryzae)、アスペルギルス オ
    リゼエ バライティ ブルンネウス(Aspergillus oryz
    ae var. brunneus)、アスペルギルス タマリ(Asperg
    illus tamarii)、ペニシリウム クリソゲナム(Penic
    illium chrysogenum)、コリネスポラ キャシコラ(Co
    rynespora cassiicola)、フザリウム ソラニィ(Fusa
    rium solani)、ゲラシノスポラ セレアリス(Gelasin
    ospora cerealis)、ヘルミンソスポリウム シグモイ
    デウム バライティ イレアウル(Helminthosporium s
    igmoideum var. irreavl)、モルチエレリア イサベリ
    イナ(Mortierelia isabellina)、モルチエレリア ラ
    マニアナ バライティ ラマニアナ(Mortierelia rama
    nniana var. ramanniana)、ネオサルトルヤ フィシェ
    リ バライティ スピノザ(Neosartorya fischeri va
    r. spinosa)、フィトフソラ キャプシシ(Phytophtho
    ra capsici)、タラロマイセス フラバス バライティ
    フラバス(Talaromyces flavus var. flavus)、スコ
    レコバシディウム テレウム(Scolecobasidium terreu
    m)、ロドコッカス ルテウス(Rhodococcus luteu
    s)、ロドコッカス エリスロポリス(Rhodococcus ery
    thropolis)およびロドコッカス グロベルラス(Rhodo
    coccus globerrulus)に属する微生物からなる群より選
    ばれた微生物である請求項31記載の(S)−2−アミ
    ノ−1−フェニルエタノール誘導体の製造方法。
  34. 【請求項34】 一般式(VII) 【化22】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、同一または
    異なって、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してい
    てもよい低級アルキル基、保護基で保護されていてもよ
    いヒドロキシル基、置換基を有していてもよいアルコキ
    シ基、置換基を有していてもよいシクロアルキルオキシ
    基、置換基を有していてもよいアラルキルオキシ基、置
    換基を有していてもよいアリールオキシ基、置換基を有
    していてもよい低級アルキルチオ基、置換基を有してい
    てもよいアシル基、保護基で保護されていてもよいカル
    ボキシル基、置換基を有していてもよい低級アルキルカ
    ルボニル基、ニトロ基または置換基を有していてもよい
    アミノ基を示す)で表わされる化合物またはその塩に、
    前記化合物またはその塩に作用して、対応する一般式
    (XV) 【化23】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 は、前記に同
    じ)で表わされる光学活性化合物またはその塩を生成し
    得る能力を有する微生物またはその処理物を作用させ、
    生成する一般式(XV)で表される光学活性化合物また
    はその塩を採取する(S)−2−アミノ−1−フェニル
    エタノール誘導体の製造方法。
  35. 【請求項35】 微生物が、ボトリオアスクス(Botryoa
    scus)属、ブレタノミセス(Brettanomyces)属、カンジダ
    (Candida)属、シテロミセス(Citeromyces)属、クラビス
    ポラ(Clavispora)属、デバリオミセス(Debaryomyces)
    属、ディポダスクス(Dipodascus)属、エレマスクス(Er
    emascus)属、ガラクトミセス(Galactomyces)属、ゲオト
    リクム(Geotrichum)属、イサチェンキア(Issatchenkia)
    属、クルイベロミセス(Kluyveromyces)属、コンドア(Ko
    ndoa)属、リポミセス(Lipomyces)属、マラセジア(Malas
    sezia)属、オオスポリジウム(Oosporidium)属、パチソ
    レン(Pachysolen)属、ピチア(Pichia)属、ロドスポリジ
    ウム(Rhodosporidium)属、ロドトルラ(Rhodotorula)
    属、サッカロミセス(Saccharomyces)属、サッカロミコ
    デス(Saccharomycodes)属、サッカロミコプシス(Saccha
    romycopsis)属、シゾブラストスポリオン(Schizoblasto
    sporion)属、シゾサッカロミセス(Schizosaccharomyce
    s) 属、スポリジオボルス(Sporidiobolus)属、スポロボ
    ロミセス(Sporobolomyces)属、ウイッケルハミエラ(Wic
    kerhamiella)属、ウインゲア(Wingea)属、ジゴサッカロ
    ミセス(Zygosaccharomyces)属、バシルス(Bacillus)
    属、コマモナス(Comamonas)属、ロドバクター(Rhodobac
    ter)属、エンテロコックス(Enterococcus)属、ラクトバ
    シルス(Lactobacillus)属、ペディオコックス(Pediococ
    cus)属、ロイコノストク(Leuconostoc)属及びストレプ
    トコックス(Streptococcus)属に属する微生物からなる
    群より選ばれた微生物である請求項34記載の(S)−
    2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導体の製造方
    法。
  36. 【請求項36】 微生物が、ボトリオアスクス シンナ
    エデンドルス(Botryoascus synnaedendrus) 、ブレタノ
    ミセス アノマルス(Brettanomyces anomalus)、カンジ
    ダ アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ ビイ
    チイ(Candidabeechii) 、カンジダ エルガテンシス(Ca
    ndida ergatensis)、カンジダ フシホルマタ(Candida
    fusiformata)、カンジダ ギリエルモンデイ(Candida g
    uilliermondii)、カンジダ ハロニトラトフィラ(Candi
    da halonitratophila)、カンジダ オレゴネンシス(Can
    dida oregonensis)、カンジダ ペルタタ(Candida pelt
    ata)、カンジダ パラプシロシス(Candida parapsilosi
    s)、カンジダ ソルボキシロサ(Candida sorboxylos
    a)、シテロミセス マトリテンシス(Citeromycesmatrit
    ensis)、クラビスポラ ルシタニアエ(Clavispora lusi
    taniae) 、デバリオミセス ハンセニイ バライティ
    ハンセニイ(Debaryomyces hansenii var.hansenii)、デ
    ィポダスクス オベテンシス(Dipodascus ovetensis)、
    エレマスクス ファーチリス(Eremascus fertilis)、ガ
    ラクトミセス レッシイ(Galactomyces reessii)、ゲオ
    トリクム ファーメンタンス(Geotrichum fermentan
    s)、ゲオトリクム カンジドゥム(Geotrichum candidu
    m)、ゲオトリクム カピタトゥム(Geotrichum capitatu
    m)、ゲオトリクム クレバニイ(Geotrichum klebahni
    i)、イサチェンキア スクツラタ バライティ スクツ
    ラタ(Issatchenkia scutulata var. scutulata) 、クル
    イベロミセス ラクチス(Kluyveromyces lactis)、クル
    イベロミセス マルキシアヌス バライティ ブルガリ
    クス(Kluyveromyces marxianus var. bulgaricus) 、コ
    ンドア マルビネラ(Kondoa malvinella)、リポミセス
    スタルキイ(Lipomyces starkeyi)、マラセジア フル
    フル(Malassezia furfur) 、オオスポリジウム マルガ
    リチフェルム(Oosporidium margaritiferum)、パチソレ
    ン タンノフィルス(Pachysolen tannophilus)、ピチア
    ファリノサ(Pichia farinosa)、ピチア ホルスチイ
    (Pichia holstii)、ピチアスブペリクロサ(Pichia subp
    elliculosa) 、ピチア トレタナ(Pichia toletana)、
    ロドスポリジウム ジオボバトゥム(Rhodosporidium di
    obovatum)、ロドトルラ グルチニス(Rhodotorula glut
    inis)、ロドトルラ グルチニス バライティダイレネ
    ンシス(Rhodotorula glutinis var. dairenensis) 、サ
    ッカロミセスクルイベリ(Saccharomyces kluyveri)、サ
    ッカロミセス パラドクス(Saccharomyces paradoxu
    s)、サッカロミコデス ルドウィギィ(Saccharomycodes
    ludwigii)、サッカロミコプシス カプスラリス(Sacch
    aromycopsis capsularis)、シゾブラストスポリオン
    コバヤシイ(Schizoblastosporion kobayasii)、シゾサ
    ッカロミセス ポンベ(Schizosaccharomyces pombe)、
    スポリジオボルス パラロセウス(Sporidiobolus parar
    oseus)、スポロボロミセス パラロセウス(Sporobolomy
    ces pararoseus) 、スポロボロミセス サルモニコロ(S
    porobolomyces salmonicolor) 、ウイッケルハミエラ
    ドメルックイ(Wickerhamiella domercquii)、ウインゲ
    ア ロベルツイ(Wingea robertsii)、ジゴサッカロミセ
    ス バイリイ(Zygosaccharomyces bailii)、ジゴサッカ
    ロミセス ファーメンタチ(Zygosaccharomyces ferment
    ati)、バチルス スブチリス(Bacillus subtilis) 、コ
    マモナス テリゲナ(Comamonas terrigena) 、ロドバク
    ター スファエロイデス(Rhodobacter sphaeroides) 、
    エンテロコックス フェカリス(Enterococcus faecali
    s) 、ラクトバシルス ラクチス(Lactobacillus lacti
    s)、ペディオコックス アシディラクチシ(Pediococcus
    acidilactici)、ロイコノストク メセンテロイデス
    サブエスピー デキストラニクム(Leuconostoc mesente
    roides subsp. dextranicum)、ロイコノストク メセン
    テロイデス(Leuconostoc mesenteroides)、ロイコノス
    トク オエノス(Leuconostoc oenos)、およびストレプ
    トコックスウベリス(Streptococcus uberis)に属する微
    生物からなる群より選ばれた微生物である請求項34記
    載の(S)−2−アミノ−1−フェニルエタノール誘導
    体の製造方法。
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