JPH08990A - ガス噴射による表面処理方法および表面処理装置 - Google Patents
ガス噴射による表面処理方法および表面処理装置Info
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- JPH08990A JPH08990A JP13446794A JP13446794A JPH08990A JP H08990 A JPH08990 A JP H08990A JP 13446794 A JP13446794 A JP 13446794A JP 13446794 A JP13446794 A JP 13446794A JP H08990 A JPH08990 A JP H08990A
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- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C16/00—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
- C23C16/22—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of inorganic material, other than metallic material
- C23C16/26—Deposition of carbon only
- C23C16/27—Diamond only
- C23C16/276—Diamond only using plasma jets
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
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- C23C16/00—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
- C23C16/44—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
- C23C16/50—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating using electric discharges
- C23C16/513—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating using electric discharges using plasma jets
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05H—PLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
- H05H1/00—Generating plasma; Handling plasma
- H05H1/54—Plasma accelerators
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- Plasma Technology (AREA)
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】薄膜処理等の表面処理の品質向上と作業効率の
向上を図る。 【構成】被処理対象15の表面に噴射すべきガス6が、
加熱手段5によって加熱、プラズマ化され、高反応性状
態(励起状態、活性状態)となる。そして、加熱、プラ
ズマ化されたガスがラバールノズル1によって断熱膨張
されて音速よりも大きい流速にされる。そして、この音
速よりも大きい流速にされたガス7が被処理対象15の
表面に向けて噴射される。こうして、加熱、プラズマ化
され高反応性状態となったガス7が、噴射対象である被
処理対象15まで超音速で短時間内に到達する。
向上を図る。 【構成】被処理対象15の表面に噴射すべきガス6が、
加熱手段5によって加熱、プラズマ化され、高反応性状
態(励起状態、活性状態)となる。そして、加熱、プラ
ズマ化されたガスがラバールノズル1によって断熱膨張
されて音速よりも大きい流速にされる。そして、この音
速よりも大きい流速にされたガス7が被処理対象15の
表面に向けて噴射される。こうして、加熱、プラズマ化
され高反応性状態となったガス7が、噴射対象である被
処理対象15まで超音速で短時間内に到達する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被処理対象の表面にガ
スを噴射することにより被処理対象の表面処理を行うガ
ス噴射による表面処理方法および装置に関し、特に工具
チップにダイヤモンド薄膜を成膜する場合や各種基板に
半導体薄膜を成膜する場合等に適用して好適な表面処理
方法および装置に関する。
スを噴射することにより被処理対象の表面処理を行うガ
ス噴射による表面処理方法および装置に関し、特に工具
チップにダイヤモンド薄膜を成膜する場合や各種基板に
半導体薄膜を成膜する場合等に適用して好適な表面処理
方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インダクションプラズマ法やDCプラズ
マジェット法により、ガスをプラズマ化して、ガスを活
性化状態にして被処理対象表面との反応性を高めた状態
にもっていき、このプラズマガスを被処理対象表面に高
速で噴射させて表面処理を行うという技術は既に公知の
ものであり、ダイヤモンドの成膜(ダイヤモンドコー
ト)等に利用されている。
マジェット法により、ガスをプラズマ化して、ガスを活
性化状態にして被処理対象表面との反応性を高めた状態
にもっていき、このプラズマガスを被処理対象表面に高
速で噴射させて表面処理を行うという技術は既に公知の
ものであり、ダイヤモンドの成膜(ダイヤモンドコー
ト)等に利用されている。
【0003】そして、特開平2―26895号公報、特
開平2―64097号公報、特開平2―39421号公
報、特開平2―296796号公報等にこの種の技術が
開示されている。
開平2―64097号公報、特開平2―39421号公
報、特開平2―296796号公報等にこの種の技術が
開示されている。
【0004】こうした薄膜の成膜処理を行う場合には、
プラズマ化され高反応性状態となったガスを、噴射対象
である被処理対象まで超音速で短時間に到達させてやる
必要がある。短時間で噴射がなされないと、高反応性状
態(励起状態、活性状態)を維持できず、被処理対象と
反応生成物との密着性が低下し、反応生成物の剥離等と
いった不都合が生じるからである。また、短時間で噴射
されないと、成膜速度が遅くなり、作業効率も悪化する
こととなるからである。
プラズマ化され高反応性状態となったガスを、噴射対象
である被処理対象まで超音速で短時間に到達させてやる
必要がある。短時間で噴射がなされないと、高反応性状
態(励起状態、活性状態)を維持できず、被処理対象と
反応生成物との密着性が低下し、反応生成物の剥離等と
いった不都合が生じるからである。また、短時間で噴射
されないと、成膜速度が遅くなり、作業効率も悪化する
こととなるからである。
【0005】また、プラズマ化されたガスは、非常に温
度が高いので、ガスが被処理対象上に噴射された時点で
は、被処理対象が耐えられる温度まで低下された状態と
なっていなければならない。仮に高温のまま噴射がなさ
れると、被処理対象の表面における薄膜処理が不良とな
ることもある。
度が高いので、ガスが被処理対象上に噴射された時点で
は、被処理対象が耐えられる温度まで低下された状態と
なっていなければならない。仮に高温のまま噴射がなさ
れると、被処理対象の表面における薄膜処理が不良とな
ることもある。
【0006】また、プラズマ化された高反応性ガス中に
不純物が混入されないことも要求される。不純物が混入
された場合には、成膜の品質が悪化するからである。
不純物が混入されないことも要求される。不純物が混入
された場合には、成膜の品質が悪化するからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平2
―26895号公報、特開平2―64097号公報に記
載の技術は、超音速に達しない構造のノズルを使用して
いるため、上述した短時間で噴射を終了させるという要
求を満たさない。
―26895号公報、特開平2―64097号公報に記
載の技術は、超音速に達しない構造のノズルを使用して
いるため、上述した短時間で噴射を終了させるという要
求を満たさない。
【0008】また、上記特開平2―39421号公報に
記載には、ガスを超音速化させる技術が開示されている
ものの、2種類のガスを二重管の別々の管路を通して被
処理対象上に噴射させるようにしている。この場合、外
周部の高温プラズマガスに中心部の低温ガスが加熱部よ
りも下流で接触するので、断熱膨張過程とはならず、高
反応性状態を維持したまま噴射を行うという要求を満た
さない。
記載には、ガスを超音速化させる技術が開示されている
ものの、2種類のガスを二重管の別々の管路を通して被
処理対象上に噴射させるようにしている。この場合、外
周部の高温プラズマガスに中心部の低温ガスが加熱部よ
りも下流で接触するので、断熱膨張過程とはならず、高
反応性状態を維持したまま噴射を行うという要求を満た
さない。
【0009】また、上記特開平2―296796号公報
記載の技術は、ガスがプラズマ化された後、その下流で
さらにガスを導入しているため、断熱膨張過程とはなら
ない。すなわち、導入ガスによって冷却はなされるもの
の流速が十分増加しないため、上述した短時間で噴射を
終了させるという要求を満たさない。
記載の技術は、ガスがプラズマ化された後、その下流で
さらにガスを導入しているため、断熱膨張過程とはなら
ない。すなわち、導入ガスによって冷却はなされるもの
の流速が十分増加しないため、上述した短時間で噴射を
終了させるという要求を満たさない。
【0010】このように従来の技術は、いずれも薄膜の
成膜処理等を行う場合の要求の全てを満足しないもので
あった。
成膜処理等を行う場合の要求の全てを満足しないもので
あった。
【0011】本発明は、こうした実状に鑑みてなされた
ものであり、薄膜の成膜処理等を行う場合の要求の全て
を満足できるようにし、もって作業効率の向上および表
面処理の品質向上を図ることを目的とするものである。
ものであり、薄膜の成膜処理等を行う場合の要求の全て
を満足できるようにし、もって作業効率の向上および表
面処理の品質向上を図ることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明の第1
発明では、被処理対象の表面にガスを噴射することによ
り前記被処理対象の表面処理を行うガス噴射による表面
処理方法において、前記被処理対象の表面に噴射すべき
ガスを加熱、プラズマ化する工程と、前記加熱、プラズ
マ化されたガスを断熱膨張させて音速よりも大きい流速
にする工程と、前記音速よりも大きい流速にされたガス
を前記被処理対象の表面に向けて噴射させる工程とを具
えている。
発明では、被処理対象の表面にガスを噴射することによ
り前記被処理対象の表面処理を行うガス噴射による表面
処理方法において、前記被処理対象の表面に噴射すべき
ガスを加熱、プラズマ化する工程と、前記加熱、プラズ
マ化されたガスを断熱膨張させて音速よりも大きい流速
にする工程と、前記音速よりも大きい流速にされたガス
を前記被処理対象の表面に向けて噴射させる工程とを具
えている。
【0013】また、この発明の第2発明では、同様なガ
ス噴射による表面処理装置において、ノズル内を通過す
るガスが断熱膨張されてノズル出口から音速よりも大き
い流速で噴射されるように超音速ノズルを構成するとと
もに、前記超音速ノズルの管路途中にノズル内を通過す
るガスを加熱、プラズマ化する加熱手段を配設し、前記
被処理対象の表面に噴射すべきガスを、前記超音速ノズ
ルの入口または前記加熱手段の配設位置よりもガス流路
の上流側のガス供給位置からノズル内に供給し、該供給
されたガスを前記加熱手段によって加熱、プラズマ化
し、該加熱、プラズマ化されたガスを前記ノズル出口か
ら前記被処理対象の表面に向けて噴射させるようにして
いる。
ス噴射による表面処理装置において、ノズル内を通過す
るガスが断熱膨張されてノズル出口から音速よりも大き
い流速で噴射されるように超音速ノズルを構成するとと
もに、前記超音速ノズルの管路途中にノズル内を通過す
るガスを加熱、プラズマ化する加熱手段を配設し、前記
被処理対象の表面に噴射すべきガスを、前記超音速ノズ
ルの入口または前記加熱手段の配設位置よりもガス流路
の上流側のガス供給位置からノズル内に供給し、該供給
されたガスを前記加熱手段によって加熱、プラズマ化
し、該加熱、プラズマ化されたガスを前記ノズル出口か
ら前記被処理対象の表面に向けて噴射させるようにして
いる。
【0014】また、この発明の第3発明では、上記加熱
手段を、プラズマガスと直接接触する電極を使用しない
でガスを加熱、プラズマ化するよう構成している。
手段を、プラズマガスと直接接触する電極を使用しない
でガスを加熱、プラズマ化するよう構成している。
【0015】なお、厳密には「断熱」という状況は作り
得ないが、熱の出入りが極めて少ないという意味で「断
熱」という語を用いている。
得ないが、熱の出入りが極めて少ないという意味で「断
熱」という語を用いている。
【0016】
【作用】かかる第1および第2発明の構成によれば、図
1に示すように、被処理対象15の表面に噴射すべきガ
ス6が加熱手段5によって加熱、プラズマ化され、高反
応性状態(励起状態、活性状態)となる。
1に示すように、被処理対象15の表面に噴射すべきガ
ス6が加熱手段5によって加熱、プラズマ化され、高反
応性状態(励起状態、活性状態)となる。
【0017】そして、加熱、プラズマ化されたガスが超
音速ノズル1によって断熱膨張されて音速よりも大きい
流速にされる。そして、この音速よりも大きい流速にさ
れたガス7が被処理対象15の表面に向けて噴射され
る。こうして、加熱、プラズマ化され高反応性状態とな
ったガス7が、噴射対象である被処理対象15まで超音
速で短時間で到達する。
音速ノズル1によって断熱膨張されて音速よりも大きい
流速にされる。そして、この音速よりも大きい流速にさ
れたガス7が被処理対象15の表面に向けて噴射され
る。こうして、加熱、プラズマ化され高反応性状態とな
ったガス7が、噴射対象である被処理対象15まで超音
速で短時間で到達する。
【0018】この結果、高反応性状態(励起状態、活性
状態)を維持したままの状態で、ガス7が被処理対象1
5の表面と反応し、被処理対象15と反応生成物との密
着性が向上し、反応生成物の剥離等といった不都合が生
じない。また、短時間で噴射が終了し、成膜速度が高ま
り、作業効率も向上することとなる。さらに、加熱、プ
ラズマ化されたガス7の温度は、断熱膨張によって被処
理対象15が耐えられる温度にまで低下され、被処理対
象15の表面における薄膜処理の品質が向上する。
状態)を維持したままの状態で、ガス7が被処理対象1
5の表面と反応し、被処理対象15と反応生成物との密
着性が向上し、反応生成物の剥離等といった不都合が生
じない。また、短時間で噴射が終了し、成膜速度が高ま
り、作業効率も向上することとなる。さらに、加熱、プ
ラズマ化されたガス7の温度は、断熱膨張によって被処
理対象15が耐えられる温度にまで低下され、被処理対
象15の表面における薄膜処理の品質が向上する。
【0019】また、上記第3発明の構成によれば、プラ
ズマガスと直接接触する電極を使用しないでガスが加
熱、プラズマ化されるので、プラズマ化された高反応性
ガス中に、電極の消耗に伴う不純物(電極材料)が混入
されることがなく、成膜等の表面処理の品質が向上す
る。
ズマガスと直接接触する電極を使用しないでガスが加
熱、プラズマ化されるので、プラズマ化された高反応性
ガス中に、電極の消耗に伴う不純物(電極材料)が混入
されることがなく、成膜等の表面処理の品質が向上す
る。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係るガス噴射
による表面処理方法および装置の実施例について説明す
る。
による表面処理方法および装置の実施例について説明す
る。
【0021】・第1の実施例 図1は、実施例装置の構成を示す図であり、同図に示す
ようにノズル内を通過するガスが断熱膨張されてノズル
出口4aから音速aよりも大きい流速uで噴射されるよ
う後述する条件の下で、超音速ノズルであるラバールノ
ズル(末広ノズルともいう)1が構成されている。
ようにノズル内を通過するガスが断熱膨張されてノズル
出口4aから音速aよりも大きい流速uで噴射されるよ
う後述する条件の下で、超音速ノズルであるラバールノ
ズル(末広ノズルともいう)1が構成されている。
【0022】ラバールノズル1は、中細のノズルであ
り、被処理対象(例えば切削工具チップ)15の表面に
噴射すべきガス6(例えばCH4とH2の混合ガス)がガ
ス導入口2aから導入され、ガス進行に伴い断面積が徐
々に小さくなるよう構成されているガス導入管2と、ノ
ズル全体で最小の断面積A1(直径d1)を有しているス
ロート部(喉部)3と、所定の広がり角θをもって断面
積が徐々に拡大し、最大断面積A2(直径d2)のガス噴
射口4aからガス7が噴射されるガス噴射管4とから構
成されている。そして、ラバールノズル1は、噴射口4
aから噴射されるガス7が被処理対象15の表面に向け
て噴射されるように配置されている。
り、被処理対象(例えば切削工具チップ)15の表面に
噴射すべきガス6(例えばCH4とH2の混合ガス)がガ
ス導入口2aから導入され、ガス進行に伴い断面積が徐
々に小さくなるよう構成されているガス導入管2と、ノ
ズル全体で最小の断面積A1(直径d1)を有しているス
ロート部(喉部)3と、所定の広がり角θをもって断面
積が徐々に拡大し、最大断面積A2(直径d2)のガス噴
射口4aからガス7が噴射されるガス噴射管4とから構
成されている。そして、ラバールノズル1は、噴射口4
aから噴射されるガス7が被処理対象15の表面に向け
て噴射されるように配置されている。
【0023】スロート部3には、インダクションプラズ
マ装置が配設されている。すなわち、スロート部3の外
周には、誘導コイル5が巻き付けられており、該誘導コ
イル5に高周波電流が通電され得るようになっている。
このため、コイル5に通電がなされるとスロート部3内
に誘導電磁場が形成され、スロート部3を通過するガス
が加熱され、プラズマ化される。このように、インダク
ションプラズマ装置は、誘導電磁場を利用した無電極の
プラズマ装置であり、DCプラズマ装置のように、プラ
ズマガスと電極が直接接触してしまい、この結果、電極
の消耗に伴って電極材料(タングステン等)がプラズマ
ガス中に混入してしまうようなことがなく、不純物の混
入を防止することができる。
マ装置が配設されている。すなわち、スロート部3の外
周には、誘導コイル5が巻き付けられており、該誘導コ
イル5に高周波電流が通電され得るようになっている。
このため、コイル5に通電がなされるとスロート部3内
に誘導電磁場が形成され、スロート部3を通過するガス
が加熱され、プラズマ化される。このように、インダク
ションプラズマ装置は、誘導電磁場を利用した無電極の
プラズマ装置であり、DCプラズマ装置のように、プラ
ズマガスと電極が直接接触してしまい、この結果、電極
の消耗に伴って電極材料(タングステン等)がプラズマ
ガス中に混入してしまうようなことがなく、不純物の混
入を防止することができる。
【0024】いま、ガス導入口2aからラバールノズル
1内部に被処理対象15に噴射すべき高密度の混合ガス
6が供給されたものとする。すると、上述したようにス
ロート部3においては、高周波誘導コイル5に高周波電
流が通電されているため、管内に誘導電磁場が発生し、
この場のエネルギーによって高密度のガスが、加熱さ
れ、プラズマ化される。
1内部に被処理対象15に噴射すべき高密度の混合ガス
6が供給されたものとする。すると、上述したようにス
ロート部3においては、高周波誘導コイル5に高周波電
流が通電されているため、管内に誘導電磁場が発生し、
この場のエネルギーによって高密度のガスが、加熱さ
れ、プラズマ化される。
【0025】そして、加熱、プラズマ化された高密度ガ
スは、下流側のガス噴出管4によるノズルの広がりのた
めに膨張加速され、ガス噴射口4aから超音速プラズマ
ジェット7となって噴射される。
スは、下流側のガス噴出管4によるノズルの広がりのた
めに膨張加速され、ガス噴射口4aから超音速プラズマ
ジェット7となって噴射される。
【0026】さて、気体力学の理論によれば、たとえば
2原子気体の場合、導入ガス6のよどみ圧P0と噴射口
4aの下流の圧力P1との比P1/P0が、約0.52以
下、スロート部3の断面積A1と噴射口4aの断面積A2
の比(末広比)A2/A1が1を越える場合に、ガスが断
熱膨張されて、噴射流速が超音速、つまり音速aよりも
大きい流速uとなる。
2原子気体の場合、導入ガス6のよどみ圧P0と噴射口
4aの下流の圧力P1との比P1/P0が、約0.52以
下、スロート部3の断面積A1と噴射口4aの断面積A2
の比(末広比)A2/A1が1を越える場合に、ガスが断
熱膨張されて、噴射流速が超音速、つまり音速aよりも
大きい流速uとなる。
【0027】また、スロート部3の前後の広がり角θ
は、あまり大きいと壁面で境界層の剥離が発生するの
で、適切な大きさ、たとえば15°程度でなければなら
ない。
は、あまり大きいと壁面で境界層の剥離が発生するの
で、適切な大きさ、たとえば15°程度でなければなら
ない。
【0028】スロート部3において加熱、プラズマ化さ
れた高密度ガスは、その熱によって反応性の高い、つま
り被処理対象15上において反応し易い状態に励起され
る。ただし、この高反応性ガスは、温度が非常に高く、
場合によっては1万数千度にも達するため、これを直接
被処理対象15上に噴射した場合には、噴射対象15が
この温度に耐えられないことがある。
れた高密度ガスは、その熱によって反応性の高い、つま
り被処理対象15上において反応し易い状態に励起され
る。ただし、この高反応性ガスは、温度が非常に高く、
場合によっては1万数千度にも達するため、これを直接
被処理対象15上に噴射した場合には、噴射対象15が
この温度に耐えられないことがある。
【0029】この点、ラバールノズル1は、上述するよ
うに断熱膨張されるように設計されているので、この断
熱膨張過程において急冷され、噴射対象15に達するま
でには適切な温度になる。このときの温度は、上記末広
比A2/A1によって決まるので、ノズル1の設計条件に
よって任意の温度を得ることができる。このように被処
理対象15上に噴射されるガス7を処理に適した温度に
することができるので、成膜処理等の品質を向上させる
ことができる。
うに断熱膨張されるように設計されているので、この断
熱膨張過程において急冷され、噴射対象15に達するま
でには適切な温度になる。このときの温度は、上記末広
比A2/A1によって決まるので、ノズル1の設計条件に
よって任意の温度を得ることができる。このように被処
理対象15上に噴射されるガス7を処理に適した温度に
することができるので、成膜処理等の品質を向上させる
ことができる。
【0030】さらに、高反応性ガス7は、超音速uで移
動するため、噴射対象15に到達するまでの時間が極め
て短く、噴射対象15に達するまでに、加熱、プラズマ
化によって励起された状態が定常状態(反応の起こりず
らい状態)に戻ってしまうことがない。このように、い
わゆる励起状態を凍結したまま温度を適温まで下げるこ
とができる。したがって、被処理対象15と反応生成物
との密着性が向上し、反応生成物の剥離等といった不都
合が生じない。よって、成膜処理等の品質を向上させる
ことができる。また、短時間で噴射が終了するため、成
膜速度が高まり、作業効率も向上することとなる。
動するため、噴射対象15に到達するまでの時間が極め
て短く、噴射対象15に達するまでに、加熱、プラズマ
化によって励起された状態が定常状態(反応の起こりず
らい状態)に戻ってしまうことがない。このように、い
わゆる励起状態を凍結したまま温度を適温まで下げるこ
とができる。したがって、被処理対象15と反応生成物
との密着性が向上し、反応生成物の剥離等といった不都
合が生じない。よって、成膜処理等の品質を向上させる
ことができる。また、短時間で噴射が終了するため、成
膜速度が高まり、作業効率も向上することとなる。
【0031】以上説明した現象は、一次元気体力学の理
論により次のように説明される。
論により次のように説明される。
【0032】すなわち、完全気体の断熱流れにおける流
体温度と流速の関係は次式により表される。なお、次式
において( )nとあるのは、「n乗」を意味するもの
とする。
体温度と流速の関係は次式により表される。なお、次式
において( )nとあるのは、「n乗」を意味するもの
とする。
【0033】 T0=T+(1/2)・{(γ―1)/γ・R}・(u)2 …(1) あるいは、 T0/T=1+{(γ―1)/2}・(M)2 …(2) ここに、 T0:流れの全温度(加熱部であるスロート部3の温度
にほぼ等しい) T:流れの静温度(いわゆる温度) γ:ガスの比熱比 R:ガス定数 u:流れの流速 M:マッハ数 である。
にほぼ等しい) T:流れの静温度(いわゆる温度) γ:ガスの比熱比 R:ガス定数 u:流れの流速 M:マッハ数 である。
【0034】上記(2)式は、上記(1)式をマッハ数
(u/a、a:音速)を用いて書き換えたものである。
また、マッハ数Mは、末広比A2/A1の関数として一義
的に決定される。
(u/a、a:音速)を用いて書き換えたものである。
また、マッハ数Mは、末広比A2/A1の関数として一義
的に決定される。
【0035】上記(1)式より断熱膨張過程では、全温
度T0の値が一定に保たれるため、流速uの増加ととと
もに、静温度Tの低下が起こることがわかる。つまり、
流れの速度が大きいほど、急速な温度低下が起こる。
度T0の値が一定に保たれるため、流速uの増加ととと
もに、静温度Tの低下が起こることがわかる。つまり、
流れの速度が大きいほど、急速な温度低下が起こる。
【0036】また、上記(2)式より、温度比T0/T
の値は、マッハ数Mの2乗に比例して増加する。たとえ
ば、2原子気体(γ=1.4)の場合、マッハ数M=5
のとき、温度比T0/T=6となる。すなわち、高温に
加熱された反応性プラズマをラバールノズル1を用いて
高マッハ数まで断熱膨張加速させることにより、プラズ
マ温度Tを被処理対象15に適する温度まで下げること
ができるのがわかる。また、このときプラズマ粒子は極
めて高速に加速されるため(たとえば、T=1500
(K)、γ=1.4、R=500(J/kgK)、M=
5の場合、u=5123(m/s)となる)、被処理対
象15に到達するまでの時間が非常に短く、プラズマは
初期活性状態をほぼ維持したまま低温度で被処理対象1
5に到達することができる。
の値は、マッハ数Mの2乗に比例して増加する。たとえ
ば、2原子気体(γ=1.4)の場合、マッハ数M=5
のとき、温度比T0/T=6となる。すなわち、高温に
加熱された反応性プラズマをラバールノズル1を用いて
高マッハ数まで断熱膨張加速させることにより、プラズ
マ温度Tを被処理対象15に適する温度まで下げること
ができるのがわかる。また、このときプラズマ粒子は極
めて高速に加速されるため(たとえば、T=1500
(K)、γ=1.4、R=500(J/kgK)、M=
5の場合、u=5123(m/s)となる)、被処理対
象15に到達するまでの時間が非常に短く、プラズマは
初期活性状態をほぼ維持したまま低温度で被処理対象1
5に到達することができる。
【0037】そして、この高活性度を持つ低温・高速プ
ラズマ流7は、指向性の良い粒子束として被処理対象1
5に供給されるため、原料ガスの使用効率が極めて高い
という特徴も持っている。
ラズマ流7は、指向性の良い粒子束として被処理対象1
5に供給されるため、原料ガスの使用効率が極めて高い
という特徴も持っている。
【0038】しかも、前述したようにプラズマ中に電極
材料による不純物が混入することがない。
材料による不純物が混入することがない。
【0039】このように、この実施例によれば、不純物
の極めて少ない高密度の高反応性のガスを、任意の温度
にまで低下させて、被処理対象15上に噴射することで
き、この結果作業効率を飛躍的に向上させることができ
るとともに、処理品質を飛躍的に向上させることができ
る。
の極めて少ない高密度の高反応性のガスを、任意の温度
にまで低下させて、被処理対象15上に噴射することで
き、この結果作業効率を飛躍的に向上させることができ
るとともに、処理品質を飛躍的に向上させることができ
る。
【0040】なお、この実施例では、コイル5をスロー
ト部3に配設しているが、これに限定されることなくノ
ズル1の任意の場所に設けることができる。
ト部3に配設しているが、これに限定されることなくノ
ズル1の任意の場所に設けることができる。
【0041】・第2の実施例 図2は、ノズル1の出口圧P1を任意の圧力に調整して
圧力比P1/P0を任意の値に設定することができる実施
例を示している。なお、図1と同一構成要素には同一符
号を付けて重複した説明は省略する。
圧力比P1/P0を任意の値に設定することができる実施
例を示している。なお、図1と同一構成要素には同一符
号を付けて重複した説明は省略する。
【0042】同図2に示すように、真空チャンバ8内
に、スロート部3およびガス噴射管4が配設されてお
り、さらにチャンバ8内に被処理対象15を支持した支
持体14が配設されている。真空チャンバ8内のエア
は、排気ポンプ13によって排気される。そして、ガス
導入管2への供給ガス量は、ガス供給管16に配設され
たガス供給量調整弁11によって調整され、噴射ガス7
の出口圧P1は、P1調整弁12によって調整される。ガ
ス導入管2内の圧力P0はP0測定ゲージ9によって検出
されるとともに、ガス噴射管4の出口圧P1はP1測定ゲ
ージ10によって検出され、これら検出結果をフィード
バック信号として、上記各調整弁11、12の調整がな
されて、圧力比P1/P0が所定の値に設定される。な
お、17は、高周波誘導コイル5に電流を通電する高周
波電源である。
に、スロート部3およびガス噴射管4が配設されてお
り、さらにチャンバ8内に被処理対象15を支持した支
持体14が配設されている。真空チャンバ8内のエア
は、排気ポンプ13によって排気される。そして、ガス
導入管2への供給ガス量は、ガス供給管16に配設され
たガス供給量調整弁11によって調整され、噴射ガス7
の出口圧P1は、P1調整弁12によって調整される。ガ
ス導入管2内の圧力P0はP0測定ゲージ9によって検出
されるとともに、ガス噴射管4の出口圧P1はP1測定ゲ
ージ10によって検出され、これら検出結果をフィード
バック信号として、上記各調整弁11、12の調整がな
されて、圧力比P1/P0が所定の値に設定される。な
お、17は、高周波誘導コイル5に電流を通電する高周
波電源である。
【0043】実験では、供給ガス6としてCH4とH2の
混合気体を用い、切削工具チップを噴射対象15とし
た。そして、末広比A2/A1を約6に設定し、チャンバ
8内が約10mTorr、圧力比がP1/P0が約1.4
/1000になるように、P1調整弁12、供給量調整
弁11を調整した。この条件で、超音速プラズマジェッ
ト7のマッハ数Mは、約5となる。
混合気体を用い、切削工具チップを噴射対象15とし
た。そして、末広比A2/A1を約6に設定し、チャンバ
8内が約10mTorr、圧力比がP1/P0が約1.4
/1000になるように、P1調整弁12、供給量調整
弁11を調整した。この条件で、超音速プラズマジェッ
ト7のマッハ数Mは、約5となる。
【0044】なお、高周波誘導コイル5には、冷却を行
いつつ、1kWで13.56MHzの電流を通電した。
いつつ、1kWで13.56MHzの電流を通電した。
【0045】この結果、炭素を含む高密度で反応性の高
い混合ガスが、超音速で噴射され、チップ15上に供給
された。これによって、チップ15上に、該チップ15
と密着性の高い薄膜が形成された。この薄膜を、X線回
折、ラマン分光法で評価したところ、グラファイトを含
まない良質なダイヤモンド多結晶膜であることがわかっ
た。5分間の噴射(成膜)を行った結果、膜厚は20μ
mとなった。
い混合ガスが、超音速で噴射され、チップ15上に供給
された。これによって、チップ15上に、該チップ15
と密着性の高い薄膜が形成された。この薄膜を、X線回
折、ラマン分光法で評価したところ、グラファイトを含
まない良質なダイヤモンド多結晶膜であることがわかっ
た。5分間の噴射(成膜)を行った結果、膜厚は20μ
mとなった。
【0046】このようなダイヤモンド薄膜の成膜(ダイ
ヤモンドコート)によって工具チップ15の耐久性は飛
躍的に向上することとなった。
ヤモンドコート)によって工具チップ15の耐久性は飛
躍的に向上することとなった。
【0047】また、原料ガスとして、SiH4あるいはS
iH4とH2の混合ガス6を用い、セラミック基板15を
噴射対象とし、その他の条件を、上述したものと同一条
件で行った実験結果は以下のようになった。
iH4とH2の混合ガス6を用い、セラミック基板15を
噴射対象とし、その他の条件を、上述したものと同一条
件で行った実験結果は以下のようになった。
【0048】すなわち、Siを含む、高密度で反応性の
高い混合ガスが基板15上に供給され、セラミック基板
15上にSi薄膜が形成された。このSi薄膜をSEM観
察、X線回折で評価したところ、緻密な多結晶膜である
ことがわかった。Si薄膜の膜厚は、30分間の噴射
(成膜)を行った結果、約60μmとなった。
高い混合ガスが基板15上に供給され、セラミック基板
15上にSi薄膜が形成された。このSi薄膜をSEM観
察、X線回折で評価したところ、緻密な多結晶膜である
ことがわかった。Si薄膜の膜厚は、30分間の噴射
(成膜)を行った結果、約60μmとなった。
【0049】同様にして、例えばNH4ガスとB2H6ガ
ス等を原料ガス6として用いれば、c-BNを成膜する
ことができる。
ス等を原料ガス6として用いれば、c-BNを成膜する
ことができる。
【0050】また、原料ガス6の種類によっては、エッ
チング、酸化、窒化等の各種表面処理を行うこともでき
る。
チング、酸化、窒化等の各種表面処理を行うこともでき
る。
【0051】なお、実施例では、高周波誘導コイル5に
よってガスを加熱、プラズマ化しているが、ECRプラ
ズマ、ヘリコンプラズマ等、他の無電極のプラズマ装置
を使用してもよい。
よってガスを加熱、プラズマ化しているが、ECRプラ
ズマ、ヘリコンプラズマ等、他の無電極のプラズマ装置
を使用してもよい。
【0052】また、通常のプラズマ溶射やプラズマ溶接
において利用されている不活性ガス、原料ガス、希釈ガ
ス等によるジェットシールド技術を適用してもよい。
において利用されている不活性ガス、原料ガス、希釈ガ
ス等によるジェットシールド技術を適用してもよい。
【0053】また、実施例では、被処理対象15に噴射
すべきすべてのガス6を、ノズル1の入口である導入口
2a(第1の実施例)ないしは供給管16を介して導入
口2a(第2の実施例)から供給しているが、ガス6の
供給位置としては、ガス6が加熱、プラズマ化される位
置であるコイル5の配設位置よりもガス流路の上流側で
あれば任意の位置に設けることができる。
すべきすべてのガス6を、ノズル1の入口である導入口
2a(第1の実施例)ないしは供給管16を介して導入
口2a(第2の実施例)から供給しているが、ガス6の
供給位置としては、ガス6が加熱、プラズマ化される位
置であるコイル5の配設位置よりもガス流路の上流側で
あれば任意の位置に設けることができる。
【0054】また、半導体膜を成長させる場合には、不
純物を添加する必要がある。そこで、この場合には、p
型、n型といった半導体を形成するためのドーピングの
材料を、SiH4等のガスと混合させ、かかる混合ガス6
を、加熱、プラズマ化される位置であるコイル5よりも
上流の位置から供給するようにすればよい。
純物を添加する必要がある。そこで、この場合には、p
型、n型といった半導体を形成するためのドーピングの
材料を、SiH4等のガスと混合させ、かかる混合ガス6
を、加熱、プラズマ化される位置であるコイル5よりも
上流の位置から供給するようにすればよい。
【0055】ただし、ドーピング材料は、ごく微量であ
るので、たとえドーピング材料のみを上記コイル5の配
設位置よりも下流の位置より供給しても、他のSiH4等
のガスが断熱膨張することを阻害することはない。よっ
てドーピング材料に限っては、ガスが加熱、プラズマ化
される位置よりも下流の位置から供給してもよい。
るので、たとえドーピング材料のみを上記コイル5の配
設位置よりも下流の位置より供給しても、他のSiH4等
のガスが断熱膨張することを阻害することはない。よっ
てドーピング材料に限っては、ガスが加熱、プラズマ化
される位置よりも下流の位置から供給してもよい。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、不
純物の少ない高反応性のガスが生成され、このガスの温
度が被処理対象に到達するまでに、処理に適合する温度
まで低下され、かつ、高反応性ガスを被処理対象まで超
音速で短時間内に到達させることができるため、反応性
の高さが維持されたまま短時間に処理を終了させること
ができるようになる。この結果、薄膜処理等の品質が飛
躍的に向上するとともに、作業効率が飛躍的に向上す
る。
純物の少ない高反応性のガスが生成され、このガスの温
度が被処理対象に到達するまでに、処理に適合する温度
まで低下され、かつ、高反応性ガスを被処理対象まで超
音速で短時間内に到達させることができるため、反応性
の高さが維持されたまま短時間に処理を終了させること
ができるようになる。この結果、薄膜処理等の品質が飛
躍的に向上するとともに、作業効率が飛躍的に向上す
る。
【図1】図1は本発明に係るガス噴射による表面処理方
法および装置の実施例の構成を示す図である。
法および装置の実施例の構成を示す図である。
【図2】図2は他の実施例の構成を示す図である。
1 ラバールノズル(超音速ノズル) 5 高周波誘導コイル
Claims (4)
- 【請求項1】 被処理対象の表面にガスを噴射する
ことにより前記被処理対象の表面処理を行うガス噴射に
よる表面処理方法において、 前記被処理対象の表面に噴射すべきガスを加熱、プラズ
マ化する工程と、 前記加熱、プラズマ化されたガスを断熱膨張させて音速
よりも大きい流速にする工程と、 前記音速よりも大きい流速にされたガスを前記被処理対
象の表面に向けて噴射させる工程とを具えたガス噴射に
よる表面処理方法。 - 【請求項2】 被処理対象の表面に噴射すべきガス
のすべてを、ガス流路のうち、ガスを加熱、プラズマ化
する位置よりも上流側の位置から供給するようにした請
求項1記載のガス噴射による表面処理方法。 - 【請求項3】 被処理対象の表面にガスを噴射する
ことにより前記被処理対象の表面処理を行うガス噴射に
よる表面処理装置において、 ノズル内を通過するガスが断熱膨張されてノズル出口か
ら音速よりも大きい流速で噴射されるように超音速ノズ
ルを構成するとともに、 前記超音速ノズルの管路途中にノズル内を通過するガス
を加熱、プラズマ化する加熱手段を配設し、 前記被処理対象の表面に噴射すべきガスを、前記超音速
ノズルの入口または前記加熱手段の配設位置よりもガス
流路の上流側のガス供給位置からノズル内に供給し、該
供給されたガスを前記加熱手段によって加熱、プラズマ
化し、該加熱、プラズマ化されたガスを前記ノズル出口
から前記被処理対象の表面に向けて噴射させるようにし
たガス噴射による表面処理装置。 - 【請求項4】 前記加熱手段は、プラズマガスと直
接接触する電極を使用しないでガスを加熱、プラズマ化
するように構成されている請求項3記載のガス噴射によ
る表面処理装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13446794A JPH08990A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | ガス噴射による表面処理方法および表面処理装置 |
| CA 2192349 CA2192349A1 (en) | 1994-06-16 | 1995-05-12 | Surface treatment method by gas jetting and surface treatment device |
| PCT/JP1995/000911 WO1995034376A1 (en) | 1994-06-16 | 1995-05-12 | Surface treatment method by gas jetting and surface treatment device |
| EP95918180A EP0767001A1 (en) | 1994-06-16 | 1995-05-12 | Surface treatment method by gas jetting and surface treatment device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13446794A JPH08990A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | ガス噴射による表面処理方法および表面処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08990A true JPH08990A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15129009
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13446794A Pending JPH08990A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | ガス噴射による表面処理方法および表面処理装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0767001A1 (ja) |
| JP (1) | JPH08990A (ja) |
| CA (1) | CA2192349A1 (ja) |
| WO (1) | WO1995034376A1 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4956339A (en) * | 1987-09-21 | 1990-09-11 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method for manufacturing superconducting ceramics in a magnetic field |
| WO1997008361A1 (fr) * | 1995-08-29 | 1997-03-06 | Komatsu Ltd. | Appareil pour traitement de surface utilisant un jet de gaz |
| WO1998005803A1 (en) * | 1996-08-05 | 1998-02-12 | Komatsu Ltd. | Surface treatment apparatus, surface treatment method using the apparatus, and surface treatment nozzle used for the apparatus and method |
| WO1998040533A1 (fr) * | 1997-03-13 | 1998-09-17 | Komatsu Ltd. | Dispositif et procede de traitement de surface |
| JP2008052911A (ja) * | 2006-08-22 | 2008-03-06 | Shinku Device:Kk | プラズマ照射装置 |
| JP2009082796A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Tokyo Institute Of Technology | プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 |
| US10358730B2 (en) | 2014-10-04 | 2019-07-23 | Mitsubishi Materials Corporation | Additive for high-purity copper electrolytic refining and method of producing high-purity copper |
| US10407785B2 (en) | 2014-10-04 | 2019-09-10 | Mitsubishi Materials Corporation | Additive for high-purity copper electrolytic refining and method of producing high-purity copper |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102005004242B4 (de) * | 2005-01-29 | 2008-11-27 | Mtu Aero Engines Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Triebwerkteilen |
| EP4544880A1 (en) * | 2022-06-21 | 2025-04-30 | Atmospheric Plasma Solutions Inc. | Chemical conversion systems and methods |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62247836A (ja) * | 1985-12-28 | 1987-10-28 | Canon Inc | 気相励起装置 |
| JPH01179789A (ja) * | 1988-01-12 | 1989-07-17 | Fujitsu Ltd | ダイヤモンドの気相成長方法と熱プラズマ堆積方法およびプラズマ噴射装置 |
-
1994
- 1994-06-16 JP JP13446794A patent/JPH08990A/ja active Pending
-
1995
- 1995-05-12 EP EP95918180A patent/EP0767001A1/en not_active Withdrawn
- 1995-05-12 WO PCT/JP1995/000911 patent/WO1995034376A1/ja not_active Ceased
- 1995-05-12 CA CA 2192349 patent/CA2192349A1/en not_active Abandoned
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| US4956339A (en) * | 1987-09-21 | 1990-09-11 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method for manufacturing superconducting ceramics in a magnetic field |
| WO1997008361A1 (fr) * | 1995-08-29 | 1997-03-06 | Komatsu Ltd. | Appareil pour traitement de surface utilisant un jet de gaz |
| WO1998005803A1 (en) * | 1996-08-05 | 1998-02-12 | Komatsu Ltd. | Surface treatment apparatus, surface treatment method using the apparatus, and surface treatment nozzle used for the apparatus and method |
| WO1998040533A1 (fr) * | 1997-03-13 | 1998-09-17 | Komatsu Ltd. | Dispositif et procede de traitement de surface |
| JP2008052911A (ja) * | 2006-08-22 | 2008-03-06 | Shinku Device:Kk | プラズマ照射装置 |
| JP2009082796A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Tokyo Institute Of Technology | プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 |
| US10358730B2 (en) | 2014-10-04 | 2019-07-23 | Mitsubishi Materials Corporation | Additive for high-purity copper electrolytic refining and method of producing high-purity copper |
| US10407785B2 (en) | 2014-10-04 | 2019-09-10 | Mitsubishi Materials Corporation | Additive for high-purity copper electrolytic refining and method of producing high-purity copper |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| WO1995034376A1 (en) | 1995-12-21 |
| EP0767001A1 (en) | 1997-04-09 |
| CA2192349A1 (en) | 1995-12-21 |
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