JPH0899490A - 画像表示体及びその画像形成に用いる熱転写シート並びに画像表示体の製造方法 - Google Patents

画像表示体及びその画像形成に用いる熱転写シート並びに画像表示体の製造方法

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JPH0899490A
JPH0899490A JP6237983A JP23798394A JPH0899490A JP H0899490 A JPH0899490 A JP H0899490A JP 6237983 A JP6237983 A JP 6237983A JP 23798394 A JP23798394 A JP 23798394A JP H0899490 A JPH0899490 A JP H0899490A
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JP6237983A
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Naoaki Shindou
直彰 新藤
Takehide Kita
武秀 喜多
Kiyoshi Horie
潔 堀江
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像データに基づく画像と、その画像に関連す
る個別情報を同時に形成でき、かつこの個別情報を外部
から不可視とする画像表示体及びその画像形成に用いら
れる熱転写シート並びに画像表示体の製造方法を提供す
る。 【構成】受像層に形成された目視可能な画像と、赤外光
を透過し、かつ可視光を吸収する隠蔽層により被覆され
た赤外光吸収物質を含有する情報記録層を併設すること
により、外観からは画像、隠蔽層のみが視認できるが、
赤外線の照射による隠蔽層下部の情報記録層の読み取り
による真偽判定がなされるため、偽造・変造・改竄の事
実を確実に発見することができる。また情報記録層を画
像の形成とともに個別に設けることにより、個々の画像
表示体の識別が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データに基づき形
成される画像に個別認証が可能な、とくに偽造、改竄、
変造に対して有効な情報記録部を付加してなる画像表示
体及びその画像形成に用いられる熱転写シート並びに画
像表示体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カードや携帯可能な媒体に対し
て、その所有者の顔写真を画像情報として取り入れる傾
向が増加している。カードでは一般的にはクレジットカ
ード、キャッシュカード、メンバーズカード、IDカー
ド等があり、携帯可能な媒体ではパスポート、通帳類等
がある。所有者の顔写真を照合することにより、照合の
精度が格段に向上するとともに、不正使用者に対して心
理的な歯止めを与えるなどの不正行為の防止に対して一
定の効果を有する。このような画像をカード等の媒体に
形成するものとしては、特開平6−67592号公報、
特願平5−60408号公報に開示され、その画像を形
成する方法としては特開平6−106743号公報に開
示されている。また、これらの画像の偽造を防止する手
段として特開平6−183184号公報に開示されるよ
うに、画像上に配置される保護シートにホログラムや紫
外線蛍光層などを付加し、真正物であることを目視によ
り確認できるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ホログラムの機能としては、目視による認証性とデザイ
ンとしての位置付けであり、ホログラムの正確な判別に
は熟練を要するため、厳密な鑑定は困難であり、またカ
ード処理装置にはホログラムを認証する機能は有してい
なかった。さらに従来多用されていたレリーフホログラ
ムは光学的に優れている反面、同一の絵柄、情報の付与
のみであり、カードや媒体の個体識別のための個別情報
(通し番号、固有情報、ID情報など)を同一箇所に設
けることはできなかった。そのためカードや媒体の個別
情報には他の情報記録手段を用いて形成する必要があ
り、その配置位置やデザインに制約を受けていた。
【0004】また、紫外線蛍光層も蛍光発色による識別
が容易であるが、これも同様に同一の絵柄、情報の付与
のみであり、紫外線蛍光層は耐候性が無いという欠点を
有していた。
【0005】また画像の近傍に光学センサー等により機
械認証が可能な情報を設けることもできるが、外観上目
視によってその情報の存在を知られ易く、偽造・変造に
つながる恐れがあった。
【0006】そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされ
たもので、画像データに基づいて画像の形成とともに、
その画像に関連する個別情報を同時に形成でき、かつこ
の個別情報を外部から不可視とする画像表示体及びその
画像形成に用いられる熱転写シート並びに画像表示体の
製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様にか
かる画像表示体は、少なくとも基材上に画像及び赤外光
吸収物質を含有する情報記録部が形成された受像層を積
層してなり、情報記録部上には赤外光を透過し、かつ可
視光を吸収する隠蔽層を被覆形成してなることを特徴と
する。
【0008】本発明の第2の態様にかかる画像表示体
は、少なくとも基材上に画像及び赤外光吸収物質を含有
する情報記録部が形成された受像層、透明薄膜反射層、
ホログラム層を順次積層してなり、情報記録部上には赤
外光を透過し、かつ可視光を吸収する隠蔽層を被覆形成
してなることを特徴とする。
【0009】また、本発明の第2の態様においては、透
明薄膜反射層はホログラム層よりもその屈折率が大きい
ことを特徴とする。
【0010】さらに、本発明の第1、第2の態様におい
ては、受像層の画像が情報記録部上に形成され、赤外光
を透過し、かつ可視光を吸収する隠蔽層を兼ねることを
特徴とする。
【0011】本発明の第3の態様にかかる熱転写シート
は、少なくとも耐熱性ベースシート、剥離層、画像及び
赤外光吸収物質を含有する情報記録部が形成されると共
に熱接着性を有する受像層を順次積層してなり、情報記
録部上には赤外光を透過し、かつ可視光を吸収する隠蔽
層を被覆形成してなることを特徴とする。
【0012】本発明の第4の態様にかかる熱転写シート
は、少なくとも耐熱性ベースシート、剥離層、ホログラ
ム層、透明薄膜反射層、画像及び赤外光吸収物質を含有
する情報記録部が形成されると共に熱接着性を有する受
像層を順次積層してなり、情報記録部上には赤外光を透
過し、かつ可視光を吸収する隠蔽層を被覆形成してなる
ことを特徴とする。
【0013】また、本発明の第4の態様においては、透
明薄膜反射層はホログラム層よりもその屈折率が大きい
ことを特徴とする。
【0014】さらに、本発明の第3、第4の態様におい
ては、受像層の画像が情報記録部上に形成され、赤外光
を透過し、かつ可視光を吸収する隠蔽層を兼ねることを
特徴とする。
【0015】本発明の第5の態様にかかる画像表示体の
製造方法は、少なくとも耐熱性ベースシート、剥離層、
昇華転写及び/又は熱溶融転写による画像が形成可能で
あると共に転写面に対して熱接着性を有する受像層から
なる熱転写シートによる画像表示体の製造方法におい
て、受像層面に画像及び赤外光を透過し、かつ可視光を
吸収する隠蔽層をそれぞれ形成し、続いて隠蔽層上に赤
外光吸収物質を含有する情報記録部を転写形成してなる
熱転写シートの受像層面を基材の被着面に圧着し耐熱性
ベースシートを除く熱転写シートの各層を転写形成して
なることを特徴とする。
【0016】さらに、本発明の第5の態様においては、
受像層の画像が情報記録部上に形成され、赤外光を透過
し、かつ可視光を吸収する隠蔽層を兼ねることを特徴と
する。
【0017】
【作用】本発明にかかる画像表示体によれば、受像層に
形成された目視可能な画像と、赤外光を透過し、かつ可
視光を吸収する隠蔽層により被覆された赤外光吸収物質
を含有する情報記録層を併設することにより、外観上は
画像のみを視認することができ、赤外線の照射により隠
蔽層の下部にある情報記録層を検出識別することができ
る。また情報記録層を画像の形成とともに個別情報とし
て設けることができるため、個々の画像表示体の識別が
可能となる。さらに画像表示体にホログラム層を積層す
ることにより、基材上の配置位置やデザインによるスペ
ースの制約を減少させることができ、またホログラム、
画像、情報記録部の何れかを変造、改竄しようとして
も、他方の情報が損傷するため、変造、改竄の事実が残
る。
【0018】また本発明の熱転写シートによれば、受像
層に形成された目視可能な画像と、赤外光を透過し、か
つ可視光を吸収する隠蔽層上に個別情報として赤外光吸
収物質を含有する情報記録層を併設することが可能な画
像表示体を作成できる。また外観上は画像のみが視認さ
れ、赤外線の照射により隠蔽層の下部にある情報記録層
が検出識別される。さらに情報記録層を画像の形成とと
もに個別情報として設けることができるため、個々の画
像表示体の識別が可能となる。
【0019】さらに本発明の画像表示体の製造方法によ
れば、連続した工程において受像層に画像、隠蔽層及び
情報記録層を昇華転写及び/又は熱溶融転写により個別
情報として画像表示体毎に異なる任意の情報を形成する
ことができる。さらにこの情報記録層は外観上認識が困
難であるが、赤外線の照射により検出識別が可能であ
る。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照し、本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明の画像表示体の平面図であり、図2は
図1のX−X線における画像表示体の断面図であり、図
3及び図4は図1の画像表示体の作成に用いられる熱転
写シートの断面図であり、図5は、図1の画像表示体を
赤外線照射により検出認識された画像を示す概念図であ
り、図6は本発明の第2の発明に係る画像表示体の平面
図であり、図7は図6のX−X線における画像表示体の
断面図であり、図8及び図9は図6の画像表示体の作成
に用いられる熱転写シートの断面図であり、図10は、
図6の画像表示体を赤外線照射により検出認識された画
像を示す概念図であり、図11は本発明の第2の発明の
他の実施例に係る画像表示体の平面図であり、図12は
図11のX−X線における画像表示体の断面図であり、
図13は図11の画像表示体の作成に用いられる熱転写
シートの断面図であり、図14は図11の画像表示体を
赤外線照射により検出認識された画像を示す概念図であ
り、図15は本発明の熱転写シートの作成に用いられる
熱転写リボンの一例を示すその側面図であり、図16は
本発明の熱転写シートを介して画像表示体を製造する連
続した製造工程を説明する概念図である。
【0021】図1の本発明の画像表示体1は、図2に示
すように基材2上に顔写真などの画像3、情報記録層4
とこの情報記録層4を被覆してなる隠蔽層5を配置した
受像層7、画像3に関連する属性情報14や画像表示体
の共通情報としての印刷部15が形成される。図3に示
される少なくとも耐熱性ベースシート9、剥離層8、受
像層7を有する熱転写シート6上に熱転写リボン等によ
り、図4に示すように受像層7上に画像3、情報記録層
4、隠蔽層5を具備する本発明の熱転写シート6’を形
成し、そしてこの熱転写シート6’の熱転写により基材
2に耐熱性ベースシート9以外の各層(画像3、情報記
録層4、隠蔽層5、受像層6、剥離層8等)が転写形成
され、画像表示体1が得られる。この画像表示体1は目
視される画像3に加えて、赤外線による機械的読取りが
可能な情報記録部4を備え、この情報が隠蔽層5により
目視確認が困難であるため、偽造・変造がされにくくな
り、また偽造・変造がなされた場合にも目視による真偽
判定に加えて、機械的読取りによる真偽判定もなされる
ため、偽造・変造の事実をより確実に発見することが可
能となる。
【0022】また第2の発明である図6の画像表示体1
1は、図7に示すように基材2上に顔写真などの画像
3、情報記録層4とこの情報記録層4を被覆してなる隠
蔽層5を配置した受像層7、透明薄膜反射層13、ホロ
グラム形成層12、画像3に関連する属性情報14や画
像表示体の共通情報としての印刷部15が形成される。
図8に示される少なくとも耐熱性ベースシート9、剥離
層8、ホログラム形成層12、透明薄膜反射層13、受
像層7を有する熱転写シート16上に熱転写リボン等に
より、図9に示すように受像層7上に画像3、情報記録
層4、隠蔽層5を具備する本発明の熱転写シート16’
を形成し、そしてこの熱転写シート16’を熱転写によ
り基材2に耐熱性ベースシート9以外の各層(画像3、
情報記録層4、隠蔽層5、受像層7、剥離層8等)が転
写形成され、画像表示体11が得られる。この画像表示
体11は目視される画像3及びホログラムパターン10
に加えて、赤外線による機械的読取りが可能な情報記録
部4を備え、この情報が隠蔽層5により目視確認が困難
であるため、偽造・変造がされにくくなり、また偽造・
変造がなされた場合にも目視による真偽判定に加えて、
機械的読取りによる真偽判定もなされるため、偽造・変
造の事実をより確実に発見することが可能となる。
【0023】本発明は、クレジットカード、キャッシュ
カード、メンバーズカード、IDカード等のカードやパ
スポート、通帳類等の携帯可能な媒体に利用すことがで
き、その他にも様々な画像を設けることが可能であり、
用途に応じて任意の画像を設けることができる。
【0024】さらに各構成について詳述する。なお、上
記本発明の画像表示体及び熱転写シートに係る各図中の
同一構成の箇所については同一の番号を使用した。ま
ず、基材2は、例えばポリ塩化ビニル樹脂、紙材、ポリ
エチレンテレフタレート樹脂、アクリル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ABS樹脂などなどが挙げられ、とくに
基材表面で赤外波長領域の光を反射するものが好まし
い。とくに白色系が望ましい。
【0025】受像層7は、熱転写シート6に設けられ、
画像3・情報記録層4・隠蔽層5を形成し熱転写シート
6’とした後、熱転写工程を経て基材2に転写されるも
のであり、熱転写シート6’の受像層7は画像3・情報
記録層4・隠蔽層5が形成された面が基材2に熱接着さ
れる。受像層7は画像3・情報記録層4・隠蔽層5が安
定して転写形成ができ、かつ基材2との熱接着性が良い
ものが好ましい。詳細は下記熱転写シートに開示する。
【0026】次に画像3は顔写真などの可視情報をイエ
ロー・マゼンタ・シアンの昇華性転写材及び/又はブラ
ックの熱溶融性転写材(ワックス型転写材)からなり、
通常、熱転写リボン化されたこれら転写材料から任意に
形成される。例として特開平3−79384号公報他に
記載されるように、昇華性転写材は、熱により昇華或い
は溶融移行状態となり受像層に浸透するもので、例えば
バインダーと染料を主剤とし、バインダーとしてはポリ
ビニルアセタール、ポリビニルブチラールなどのポリビ
ニルアルコールの架橋物を主成分とする樹脂が挙げら
れ、染料としてはジアリールメタン系、トリアリールメ
タン系、チアゾール系、メチン系、アゾメタン系、キサ
ンテン系、アキサジン系、チアジン系、アジン系、アク
リジン系、アゾ系、スピロジピラン系、イソドリノスピ
ロピラン系、フルオラン系、ローダミンダクタム系、ア
ントラキノン系などがある。また熱溶融性転写材は、熱
により溶融し受像層に融着するもので、例えばワックス
層と熱転写層を含む。ワックスとしては、キャンデリラ
ワックス、カルナバワックス、ライスワックス、木ろう
などの植物系ワックス、みつろう、ラノリン、鯨ろうな
どの動物系ワックス、モンタンワックス、ペトロラタン
などの石油系ワックス、合成ワックスとしては、ポリエ
チレンワックスなどの合成炭化水素、モンタンワックス
誘導体などの変性ワックス、硬化ひまし油などの水素化
ワックス、ラウリン酸、バルミチン酸、ミリスチン酸、
ステアリン酸などの脂肪酸、及び脂肪酸アミド、脂肪酸
アニリド、イミドロウなどのワックス類があり、また樹
脂としては、アクリル系、スチレン系、ロジン系、ビニ
ル系、アセタール系、ゴム系などがある。
【0027】また熱溶融転写材は例えば飽和ポリエステ
ル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニル−酢酸ビニル
などのポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアクリル酸メチル、
ポリアクリル酸−2−ナフチル、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル酸−t−
ブチル、ポリメタクリル酸フェニル、メタクリル酸メチ
ルとメタクリル酸アルキルとのコポリマー(但し、アル
キル基の炭素原子は2〜6個)ポリメチルクロロアクリ
レート、アクリル−スチレンコポリマー等のアクリル系
樹脂、ポリスチレン、ポリジビニルベンゼン、ポリビニ
ルトルエン、スチレン−ブタジエンコポリマー等のビニ
ル系樹脂の樹脂と、着色剤として酸化チタン、炭酸カル
シウム、ハンザイエロー、オイルエメー2G、オイルブ
ラック、ピラゾロンオレンジ、オイルレッド、ベンガ
ラ、アンスラキノンバイオレット、フタロシアニンブル
ー、アルミニウム粉末、ブロンズ粉末、パールエッセン
ス、磁性粉末、カーボンブラック等が挙げられる。
【0028】また情報記録層4は、例えば赤外線吸収物
質と、塩酢酸ビニル系樹脂、飽和ポリエステル、ポリウ
レタンエラストマー等のバインダー樹脂と、トルエン、
メチルイソブチルケトン、キシレン、シクロヘキサノー
ル、酢酸イソブチル、シクロヘキサノン、メチルシクロ
ヘキサノン、エチレングリコールモノブチルエーテル等
のグリコール誘導体等またはこれ等の混合溶媒を主成分
とする赤外線吸収インキからなり、この作用により赤外
線の吸収と下層の基材等の赤外線の反射とのコントラス
トにより記録された情報が読み取られる。このような赤
外線吸収物質は赤外線波長領域に吸収がある有機・無機
顔料、染料等である。一例としてはシアニン系、ナフト
キノン系、アントラキノン系、トリフェニルメタン系、
フタロシアニン系、ピリリウム系、スクアリリウム系、
アルミニウム系、ジチオール金属錯塩、ジインモニウム
系等の染料やカーボンブラック等の無機顔料が挙げられ
る。なお、これらの無機顔料は可視光領域に吸収がある
ため、設けられた情報を完全に隠蔽するには、より可視
光線を吸収する、すなわち黒色あるいは濃厚色の隠蔽層
が必要である。
【0029】また赤外線吸収材物質には可視領域に吸収
が少ない赤外線吸収ガラス若しくは熱線吸収ガラスを粉
砕、顔料化して求められるリン酸ガラス、硫酸ガラス等
のガラス系材料がある。例えばFe2+及び/又はCu2+
を含有するガラス系粉末材料が挙げられる。具体的には
五二酸化リン(P2 5 )を主成分とし、酸化鉄及び/
又は酸化銅を1.0重量%以上含む粉末材料で、好まし
くは五二酸化リンを重量%で35.0〜80.0%、酸
化鉄及び酸化銅をそれぞれ0〜3.0%含むものであ
る。
【0030】またリン酸塩系白色結晶粉末が挙げられ
る。具体的にはFe2+及び/又はCu 2+を20重量%以
上含み五二酸化リン(P2 5 )を主成分とする結晶粉
末であり、好ましくは五二酸化リンを重量%で40〜7
0%、Fe2+及び/又はCu2+をそれぞれ30〜70%
含む結晶粉末である。これらリン酸塩系の組成物につい
てこれを融解し、かつ結晶化させてリン酸塩系白色結晶
を求めると共にこれを粉末化したものである。さらにガ
ラス系粉末材料、リン酸塩系白色結晶粉末には必要に応
じて以下の化合物を含有していてもよい。 Al2O3 2.0〜10.0重量% B2O3 1.0〜30.0重量% MgO 3.0〜10.0重量% ZnO 0〜 3.0重量% K2O 0〜15.0重量% BaO 0〜10.0重量% SrO 0〜 1.0重量% Ni、Co、Se 微量
【0031】また硫酸塩系白色結晶粉末、六塩化タング
ステンとリン酸エステル及び/又は亜リン酸との白色系
反応生成物等の白色結晶系材料などが挙げられる。これ
らは可視光領域に吸収が少なくその色も白色あるいは薄
い着色を呈するため、それを隠蔽する隠蔽層は黒色であ
る必要はない。したがって隠蔽層の色や画像の形成パタ
ーンに制限がなくなり、画像表示面に装飾効果を与える
ことが可能となる。さらにその赤外線吸収能力が優れて
いるので、情報記録部を構成する赤外線吸収インキに分
散させる赤外線吸収物質の配合割合の低減が図れるとと
もに、基材が白色系の場合に情報記録部の目視を困難に
させる利点も有する。
【0032】この情報記録層4は上記の赤外線吸収イン
キを用いて、例えばバーコード、二次元コード、文字、
数字、図形等の任意のパターンを昇華転写、熱転写等の
公知の転写手段、またはスクリーン印刷、オフセット印
刷、グラビア印刷等の公知の印刷手段により設けること
ができる。
【0033】隠蔽層5は、情報記録層4を不可視とする
ものであり、可視光線を吸収し赤外線を透過する物質、
例えばジアリールメタン系、トリアリールメタン系、チ
アゾール系、メチン系、アゾメタン系、キサンテン系、
アキサジン系、チアジン系、アジン系、アクリジン系、
アゾ系、スピロジピラン系、イソドリノスピロピラン
系、フルオラン系、ローダミンダクタム系、アントラキ
ノン系などの染料を用いることができる。これらの物質
をポリエステル樹脂、ビニルアセタール樹脂、セルロー
ス樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂の結合剤に混合
し、これを昇華転写、熱転写等の公知の転写方法、また
はグラビアコート、ロールコート、ブレードコート等の
公知のコ−ティング手段やスクリーン印刷、オフセット
印刷、グラビア印刷等の公知の印刷手段により設けられ
るものである。
【0034】さらに画像表示体1のこれらの画像3・情
報記録層4・隠蔽層5が一旦形成される熱転写シート8
は、図3に示すように支持体である耐熱性ベースシート
9に剥離層8、受像層7が順次設けられている。耐熱性
ベースシート9は熱転写時の加熱加圧により軟化変形の
ない耐熱性を有するシート状のものであり、例えば二軸
延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリ
エチレンナフタレートフィルム、ポリカーボネイト等が
挙げられる。
【0035】剥離層8は受像層7とともに、画像表示体
1の基体2に転写される時に耐熱性ベースシート9から
剥離するものであり、剥離性を有する以外に画像表示体
1では外部に露出するため、内層である受像層7等が薬
品・溶剤などの浸透による化学的な損傷や機械的な損傷
から保護する機能を有することが必要であり、この両者
の機能を具備させるために、熱可塑性樹脂に耐摩擦剤を
混合したものが用いられる。
【0036】熱可塑性樹脂は可塑剤や酸、アルカリ、ア
ルコール、灯油等の薬品類の浸透を防止するとともに、
引っ掻きによる傷の発生を抑えるものである。例えば、
ポリメチルメタアクリレート、エポキシ樹脂、ニトロセ
ルロースなどがある。これらポリメチルメタアクリレー
ト、エポキシ樹脂は、既存の熱可塑性樹脂の中で耐可塑
剤性が優れており、さらに耐熱性ベースシート9からの
剥離が容易な物質である。可塑剤は軟質ビニールシート
やプラスチック消しゴム等に含まれ、これらに接触した
際に画像面に移行し、画像の退色などを生じるなどの悪
影響があった。
【0037】耐摩擦剤は、耐摩耗性や耐スクラッチ性を
向上させるものであり、例えばテフロンパウダー;ポリ
エチレンパウダー;動物系ワックス、植物系ワックス、
鉱物系ワックス、石油系ワックス等の天然ワックス;合
成炭化水素系ワックス、脂肪族アルコール系ワックスと
酸系ワックス、脂肪族エステル系ワックスとグリセライ
ト系ワックス、水素化ワックス、合成ケトン系ワック
ス、アミン及びアミド系ワックス、塩素化炭化水素系ワ
ックス、合成動物ロウ系ワックス、α−オレイン系ワッ
クス等の合成ワックス;ステアリン酸亜鉛などの高級脂
肪酸の金属塩などが挙げられる。
【0038】上記の熱可塑性樹脂と耐摩擦剤との配合割
合は、100重量部に対して熱可塑性樹脂を85〜95
重量部、耐摩擦剤を5〜15重量部の範囲が好ましい。
また剥離層8の塗布量は1〜3g/m2 程度が好まし
い。
【0039】さらに剥離層8には、熱転写時の熱転写シ
ートからの転写部分の切れ性の向上のために線状飽和ポ
リエステル樹脂などの剥離改善剤を配合することもでき
る。この配合割合は、100重量部に対して0〜3重量
部程度が望ましい。なお、剥離層には、例えば紫外線吸
収剤などの他の添加剤を添加しないことが望ましい。こ
れらの添加により耐薬品性の低下や可塑剤などの薬品・
溶剤などの浸透を生じ、また機械的強度の劣化を生じる
原因ともなる。
【0040】剥離層8の形成方法は、剥離層を構成する
組成物を適当な溶剤により塗料化し、グラビアコート、
ロールコート、バーコートなど公知の塗布手段を用いて
耐熱性ベースシート9に塗布・乾燥させて形成する。
【0041】受像層7は昇華性或いは熱溶融性転写材料
等である熱転写リボン17を用いて熱転写手段により画
像3を形成し、さらに画像表示体1の基材2に対して熱
接着されるものであり、画像3が形成された受像層7は
画像表示体1の一部を構成するものである。すなわち受
像層7には熱転写手段による昇華性或いは熱溶融性転写
材料等からなる画像の形成が可能であり、かつ基材2に
対し熱接着性を有する熱可塑性樹脂が用いられる。
【0042】ところで熱可塑性樹脂の熱溶融温度が低い
場合は、熱転写リボン17に受像層7の熱可塑性樹脂の
一部が熱融着(転写)する恐れがあるため、これを防ぐ
には熱溶融温度の高い熱可塑性樹脂を用いることが考え
られるが、この熱転写シート6の画像3が形成された受
像層7を基材2に転写する熱転写工程における熱ロー
ル、熱板などの加熱手段の温度設定を高く設定する必要
がある。しかし高温により昇華性染料等からなる画像3
の劣化(褪色)や基材2の熱損傷が発生する問題があ
る。また熱転写リボン17に受像層7の熱融着を防止す
るために受像層7の接着性を下げるため、シリコン等の
添加剤を受像層7に混入することが考えられるが、受像
層7の基材2に対する接着性が悪化する問題がある。そ
こで、この熱可塑性樹脂をガラス転移点が50℃以上と
し、フィラーを添加し受像層7を構成することで問題を
解決した。
【0043】この受像層7に用いる熱可塑性樹脂はその
ガラス転移点(Tg)が50℃以上で130℃以下であ
るものが好ましい。ガラス転移点(Tg)が50℃未満
の熱可塑性樹脂では、基材2に転写された後に、この熱
可塑性樹脂により染料のマイグレーションを生じ画像3
のにじみが発生し、またガラス転移点が130℃以上の
熱可塑性樹脂では、上述の加熱手段によりこの受像層7
を基材2に熱転写させる際の温度を高温とする必要があ
り、カード等の基材2が熱により変形してしまう恐れが
ある。
【0044】このような熱可塑性樹脂としては、例え
ば、線状飽和ポリエステル等のポリエステル、ポリ塩化
ビニルや塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂等の塩化ビ
ニル系樹脂、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸−2−メ
トキシエチル、ポリアクリル酸メチル、ポリアクリルサ
ン−2−ナフチル、ポリアクリル酸イソボルニル、ポリ
メタクリロメチル、ポリアクリロニトリル、ポリメチル
クロロアクリレート、ポリメタクリル酸メチル、ポリメ
タクリル酸エチル、ポリメタクリル酸−tert−ブチ
ル、ポリメタクリル酸イソブチル、ポリメタクリル酸フ
ェニル、メタクリル酸メチルとメタクリル酸アルキル
(但し、アルキル基の炭素数は2〜6)の共重合樹脂等
のアクリル系樹脂、ポリスチレン、ポリジビニルベンゼ
ン、ポリビニルベンゼン、スチレン−ブタジエン共重合
樹脂、スチレンとメタクリル酸アルキル(但しアルキル
基の炭素数は2〜6)等のビニル系樹脂等が挙げられ
る。
【0045】さらに受像層7表面に熱転写リボン17を
用いてサーマルヘッドにより画像3を形成する際に受像
層7の主成分が熱可塑性樹脂により構成されているた
め、サーマルヘッドの熱により受像層7が熱転写リボン
17の染料層に熱融着して画像3が不鮮明となるため、
熱融着の防止に熱可塑性樹脂内にブロッキング防止性を
有するフィラー、とくに熱溶融温度(有機フィラーの場
合は軟化点若しくは分解点、無機フィラーの場合は融
点)200℃以上の無機又は有機フィラーを添加する。
【0046】このような有機フィラーとしては、例えば
ポリテトラフロロエチレン微粒子、デンプン、シリコー
ン樹脂微粒子、ポリアクリルニトリル系微粒子、ベンゾ
グナミン樹脂及びメラミン樹脂を原料とする硬化樹脂微
粒子等が挙げられる。また無8フィラーとしては、炭酸
カルシウム、タルク、カオリン、酸化亜鉛、酸化チタ
ン、酸化珪素、水酸化アルミニウム、及び酸化マグネシ
ウム等を例示できる。
【0047】熱可塑性樹脂とフィラーの配合割合は、熱
可塑性樹脂100重量部に対しフィラー1〜200重量
部の範囲でよい。また受像層7を塗工する方法は、まず
受像層組成物を適当な溶剤により塗料化し、この塗料を
グラビアコート、ロールコート、バーコートなど公知の
塗布手段を用いて塗布・乾燥し形成される。塗布量は1
〜3g/m2 程度である。
【0048】また、画像3を構成する染料の光による変
褪色を防止するため、受像層内に最大吸収波長250〜
400nmの紫外線吸収剤を添加してもよい。このよう
な紫外線吸収剤としては、例えばフェニルサリシレー
ト、p−tert−ブチルフェニルサリシレート、p−
オクチルフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線
吸収剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒ
ドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクト
キシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオ
キシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,
4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4
−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン等のベンゾフェ
ノン系紫外線吸収剤、2−(2’−ヒドロキシ−5’−
メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒ
ドロキシ−5’−tert−ブチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−tert
−ブチル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジtert
−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、
2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジtert−ア
ミルフェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収剤、2−エチルヘキシル−2−シアノ
−3,3’−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シ
アノ−3,3−ジフェニルアクリレート等のシアノアク
リレート系紫外線吸収剤等が挙げられる。なお紫外線吸
収剤の配合割合は、熱可塑性樹脂とフィラーから成る混
合物100重量部に対して、5〜40重量部の範囲でよ
い。
【0049】また第2の発明の画像表示体11を構成す
るホログラム形成層12は、凹凸状のホログラムパター
ン10からなる表面レリーフ型ホログラムであり、さら
に透明薄膜反射層13が設けられている。このホログラ
ム形成層12には、2液反応型ウレタン樹脂を用いるこ
とが好ましく、エンボス成形性が良好でプレスむらが生
じ難く明るい再生像が得られるとともに、透明薄膜層と
の接着性も良好であるという特性を有する。
【0050】このような2液反応型ウレタン樹脂は、耐
溶剤性、耐熱性、加工性等の諸物性から、ポリエーテル
ポリオール、ポリエステルポリオール、アクリルポリオ
ール等のポリオール成分と、イソシアネート基をもつプ
レポリマーとから成るポリオール硬化型ウレタン樹脂が
適している。なかでもポリオール成分がガラス転移点7
0〜105℃の範囲で、かつOH基が50〜150の範
囲にあるアクリルポリオール樹脂は、塗工適性が良好
で、かつ熱転写シートに要求されるエンボス成形性、耐
熱性ベースシートとの剥離性が極めて良好な熱転写シー
トを得ることができる。イソシアネート成分としては、
トルエンジイソシアネート(TDI)、キシレンジイソ
シアネート(XDI)、ヘキサメチレンイソシアネート
(HMDI)等を用いることができる。
【0051】また、塗工適性の向上と転写性の調整剤と
して、ニトロセルロース、アセチルセルロース、セルロ
ースアセテートブチレート、セルロースアセテートプロ
ピオネート、エチルセルロース、メチルセルロース等の
セルロース系樹脂を2液反応型ウレタン樹脂に対して最
大で30重量%添加することができる。このようなホロ
グラム形成層12を塗工するには、塗料化した樹脂をロ
ールコート、ブレードコート等の方法により、図8に示
す熱転写シート16の耐熱性ベースシート9上に塗布・
乾燥して形成することができ、その膜厚は0.5〜5μ
m程度に設定される。
【0052】このようにして形成されたホログラム形成
層12は剥離層8が塗工された耐熱性ベースシート9と
適度に接着し、かつ、エンボス成形時の加熱・加圧によ
り優れた成形性を有すると共に表面にニッケル、金、ク
ロム等がメッキされた表面レリーフ型ホログラムスタン
パに対し接着性を示さず、しかも透明薄膜反射層13に
対しては良好な接着性を示し、基材への転写時に要求さ
れる皮膜の切れ性も良好である。ホログラムは上記した
表面レリーフ型ホログラム以外にも、リップマンホログ
ラム、グレーティングホログラムなどを用いることがで
き、用いられるホログラムに応じてそれらの構成も適宜
変更することも可能である。
【0053】次に図8に示す熱転写シート16のホログ
ラム形成層12上に形成される透明薄膜反射層13は、
ホログラム形成層12よりも屈折率が高くかつ可視光領
域において透過率が高いものからなる。屈折率が高い透
明薄膜反射層13をホログラム形成層12の凹凸面に沿
って設けると、ホログラムの特徴である再生の角度依存
性により、ホログラム画像の再生可能な角度範囲内では
上記透明薄膜層における光の反射率が最大となり『反射
型ホログラム』として機能する一方、ホログラム画像の
再生可能な角度範囲外では単なる透明体として機能し,
基材2側の画像3を透視することが可能となる。
【0054】このような透明薄膜反射層13を構成する
材料は、以下の表1に記載する無機材料が挙げられる。
【0055】
【表1】
【0056】また透明薄膜反射層13を形成する方法
は、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティ
ング法等の公知の成膜手段が利用でき、その膜厚は、1
00〜10000Åの範囲が適当である。
【0057】さらに受像層7と透明薄膜反射層13との
接着性を改善させるため、これらの間にプライマー層を
設けてもよい。このような材料としてはウレタン樹脂が
適当であり、具体的にはポリウレタンアイオノマー樹
脂、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ル、アクリルポリオール等のポリオール成分と、イソシ
アネート基を有するプレポリマーとからなるウレタン樹
脂が用いられる。
【0058】上述の熱転写シート6、16上に一旦形成
される画像3・情報記録層4・隠蔽層5は、好ましくは
転写手段により図4、図9のようにそれぞれ形成され
る。この転写手段では、例えば図15に示されるように
1つの耐熱性支持フィルム18上に画像3・情報記録層
4・隠蔽層5を形成する転写インキ層がそれぞれ隣接し
て設けられてなる熱転写リボン17、或いはそれぞれ別
に形成した熱転写リボン(図示しない)により、熱転写
シート6、16上に転写形成することが可能である。図
4、図9に示されるの熱転写シート6、16から熱転写
により基材2に耐熱性ベースシート9以外の各層(画像
3、情報記録層4、隠蔽層5、受像層7、剥離層8等)
を転写形成し、図2の画像表示体1が得られる。
【0059】図5及び図10は、この画像表示体1への
図示しない赤外線照射により検出認識された画像情報を
示すものであり、隠蔽層5によって隠蔽され、不可視と
されていた情報記録層4の内容を認識することができ
る。次に本発明の画像表示体の製造方法について説明す
る。図17は本発明の熱転写シートを介して画像表示体
を製造する連続した製造工程を示しており、巻出しロー
ルeから巻出される、図3に示す少なくとも耐熱性ベー
スシート9、剥離層8、受像層7(第2の発明では、図
8に示すようにホログラム形成層12、透明薄膜反射層
13を含む)からなる長尺状の熱転写シート6を送り出
し、第1の熱転写工程において熱転写シート6上に画像
3、情報記録層4及び隠蔽層5(第2の発明では、図9
に示すようにホログラム形成層12、透明薄膜反射層1
3を含む)を一旦形成し、さらに第2の熱転写工程にお
いて基材2上に熱転写シート6’の画像形成面を接触さ
せ、図2に示すように耐熱性ベースシート9を除く画像
3、情報記録層4、隠蔽層5が形成された受像層7、剥
離層8(第2の発明では、図9に示すようにホログラム
形成層12、透明薄膜反射層13を含む)の各層を基材
2上に熱転写形成するものであり、熱転写後の熱転写シ
ート6’が巻取りロールfに巻き取られる。
【0060】熱転写リボン17は、熱転写シート6に画
像3、情報記録層4及び隠蔽層5を転写形成する転写材
が設けられている。この熱転写リボン17は、例えば図
15に示すように支持体上には画像表示体を構成する部
分に応じて各転写材(画像、情報記録層、隠蔽層)が隣
接し、一画像表示体を形成するのに必要な各転写材が一
単位として設けられ、さらにこの単位が連続して設けら
れている。なお、上記各転写材は別々の熱転写リボンと
してもよく、その場合は連続した工程とするには、各熱
転写リボン毎に転写手段が必要となる。
【0061】以下に各熱転写工程を説明する。第1の熱
転写工程では、転写ドラムa上に配された熱転写シート
6に、熱転写リボン17を所定の転写可能温度に発熱す
るサーマルヘッドbを当接し、このサーマルヘッドbを
転写形成する画像データに応じて発熱させ、熱転写シー
ト6に所定の画像3、隠蔽層5、情報記録層4等を形成
する。なおcは熱転写リボン17、熱転写シート6を誘
導するガイドロールである。
【0062】また第2の熱転写工程では、画像3、情報
記録層4及び隠蔽層5等が形成された熱転写シート6’
を所定の転写可能温度に発熱するヒートロールdを当接
し、このヒートロールdを発熱させ、上記各層を基材2
上に熱転写形成する。
【0063】本発明ではこのように2段階に転写形成す
ることにより、それぞれ異なる画像情報を有する情報媒
体の製造が容易であり、一度に情報が形成されるため、
改竄・変造の跡が発見しやすい。
【0064】以下、さらに本発明の具体的な実施例を挙
げて説明する。 <実施例1>この実施例1の熱転写シート6は、図3に
示すように二軸延伸された厚さ25μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムよりなる耐熱性ベースシート9
に剥離層8と、受像層7が形成されている。以下に各層
を詳述する。
【0065】〔熱転写シート〕 (剥離層塗料) アクリル樹脂 25部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 20部 メチルイソブチルケトン 15部 (受像・接着層塗料) ポリエステル樹脂 25部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 5部 メチルエチルケトン 40部 トルエン 30部 二軸延伸された厚さ25μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムよりなる耐熱性ベースシート9上に、グラ
ビアコータを用いて上記剥離層塗料を乾燥温度110
℃、塗布厚1.5μmで塗布して剥離層8を形成した。
この上からグラビアコータを用いて上記受像層塗料を乾
燥温度110℃、塗布厚2.0μmで塗布して受像層7
を形成し、図3に示す熱転写シート6を得た。
【0066】〔熱転写リボン〕熱転写リボン17は、熱
転写シート6に隠蔽層5、情報記録層4を設けるための
ものであり、図16に示すように隠蔽層転写部19と、
情報記録転写部20の2つの部分からなる。なお、本実
施例では隠蔽層転写部19は画像形成と隠蔽層形成に用
いられる。
【0067】以下に各部を構成するインキを具体的に説
明する。 (隠蔽層転写部)19・・・(可視光吸収、赤外光透過) 1.イエロー19a HSY−62 三菱化成社製 3部 BX−1 積水化学工業社製 4部 トルエン/MEK 93部 2.マゼンダ19b HSY−31 三菱化成社製 3部 BX−1 積水化学工業社製 4部 トルエン/MEK 93部 3.シアン19c HSY−42 三菱化成社製 3部 BX−1 積水化学工業社製 4部 トルエン/MEK 93部 (情報記録層転写部〔ブラック〕)20a・・・(可視光吸収、赤外光吸収) メタクリル酸エステル 20部 塩化ビニル酢酸ビニルコポリマー 6部 カーボンブラック 4部 MEK 70部 上記の4色のインキを、耐熱性支持フィルム9である厚
さ6μmのポリエステルフィルム上に図16のようにグ
ラビアコーターを用いて各色が交互に配置されるように
塗布、乾燥して4色で構成される熱転写リボン17を作
製した。
【0068】そして、上記の熱転写シート6と熱転写リ
ボン17を図16に示す画像形成装置22にセットし、
サーマルヘッドbの発熱素子群(図示しない)を画像デ
ータ(例えば、顔写真)に基づき発熱させて熱転写シー
ト6の受像層7に隠蔽転写部19(イエロー、マゼン
ダ、シアン)の三色の染料からなる多色の画像3を形成
するととともに、情報を隠蔽する隠蔽層5を上記の三色
の混色を用いて形成し、さらに隠蔽層5部分に情報記録
層転写部〔ブラック〕20aの転写リボン部分を用いて
情報記録部4(TOPの文字)を形成し、図4に示す熱
転写シート6’を作製した。
【0069】次に、ポリ塩化ビニルから成る白色系の基
材2に熱転写シート6’の受像層7を当接し、熱転写シ
ート6’側から加熱手段(ヒートロールd)により加圧
・加熱(加熱温度:150℃)して基材2に受像層7を
圧着させるとともに、熱転写シート6’から耐熱性ベー
スフィルム9を剥離させて図2に示すような画像3、情
報記録層4及び隠蔽層5を有する画像表示体1を作製し
た。
【0070】この画像表示体1を目視すると、図1に示
すように顔写真の画像3、隠蔽層5は確認できるが、情
報記録層4は黒色であり、黒色の隠蔽層5によって読み
取りは困難である。
【0071】この画像表示体1に対し750nm、78
0nm、810nm、830nm、905nm等の半導
体レーザ光を照射すると、これらのレーザ光は情報記録
部4の赤外線吸収物質である第二銅含有リン酸塩系白色
結晶化合物に吸収されるため、図5に示すように赤外線
の透過と赤外線の吸収によるコントラストの違いにより
パターンとして「TOP」の文字が読み取ることができ
る。例えばこれをモノクロのモニターを用いると赤外線
の反射した部分が白、吸収された部分が黒を表す。
【0072】<実施例2>この実施例2の熱転写シート
16は、図8に示すように二軸延伸された厚さ25μm
のポリエチレンテレフタレートフィルムよりなる耐熱性
ベースシート9と、剥離層2と、レリーフ型ホログラム
を構成する凹凸状のホログラムパターン10を有するホ
ログラム形成層12と、このホログラム形成層12より
その屈折率が大きい材料(ZnS)からなる透明薄膜反
射層13と、受像層7とによりその主要部が構成形成さ
れている。以下に各層を詳述する。なお、実施例1と同
一のものについては説明を省略する。
【0073】〔熱転写シート〕 (ホログラム形成層塗料) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂とウレタン樹脂の混合物 25部 メチルエチルケトン 50部 トルエン 25部 二軸延伸された厚さ25μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムからなる耐熱性ベースフィルム9上に、実
施例1と同様の剥離層塗料をグラビアコータを用いて乾
燥温度110℃、塗布厚1.5μmで塗布して剥離層8
を形成した。この剥離層8上にホログラム形成層塗料を
グラビアコーターを用いて乾燥温度110℃、塗布厚
2.0μmで塗布・乾燥してホログラム形成層12を形
成し、ホログラム形成層12にホログラムパターンが形
成されたスタンパ(図示せず)のホログラムパターン形
成面を重ね合せ、プレス機により160℃の加熱条件に
てエンボス(エンボスプレス)加工を行い、ホログラム
形成面にホログラムパターン10(凹凸パターン、波
線)を形成した。
【0074】次に、ホログラムパターン10が設けられ
たホログラム形成層12上に、ZnSを厚さ約800Å
に真空蒸着し、透明薄膜反射層13を形成し、この透明
薄膜反射層13上に実施例1と同様の受像層塗料をグラ
ビアコータを用いて乾燥温度110℃、塗布厚2.0μ
mで塗布して受像層7を形成し、図8に示すような熱転
写シート16を作製した。
【0075】この熱転写シート16と実施例1と同様の
熱転写リボン15を図16に示す画像形成装置にセット
し、実施例1と同様にサーマルヘッドbの発熱素子群を
画像データ(例えば、顔写真)に基づき発熱させて熱転
写シート16の受像層7に多色の画像3を形成するとと
ともに、隠蔽層5およびその隠蔽層5により隠蔽される
情報記録層4(TOPの文字)を形成し、図9に示す熱
転写シート16’を作製した。
【0076】次に実施例1と同様にポリ塩化ビニルから
成る白色系の基材2へ熱転写シート16’の受像層7を
当接し、熱転写シート側から加熱手段(ヒートロール
d)により加圧・加熱(加熱温度:150℃)して基材
2に受像層7を圧着させるとともに、熱転写シート1
6’から耐熱性ベースフィルム9を剥離させて図7に示
すようなホログラムパターン10、画像3と情報記録層
4、隠蔽層5を有する画像表示体11を作製した。
【0077】この画像表示体11を目視すると、図6に
示すようにホログラムパターン10と顔写真の画像3、
隠蔽層5は確認できるが、情報記録層4は黒色であり、
黒色の隠蔽層5によって読み取りは困難である。
【0078】この画像表示体11に対し実施例1と同様
に750nm、780nm、810nm、830nm、
905nm等の半導体レーザ光を照射すると、これらレ
ーザ光は情報記録層4のである第二銅含有リン酸塩系白
色結晶化合物に吸収されるため、図10に示すように赤
外線の透過と赤外線の吸収によるコントラストの違いに
よりパターンとして「TOP」の文字が読み取ることが
できる。例えばこれをモノクロのモニターを用いると赤
外線の反射した部分が白、吸収された部分が黒を表す。
【0079】<実施例3>この実施例は、図8に示す実
施例2の熱転写シート16に熱転写リボン17を用いて
同様に画像23、情報記録層4が設けられる。この熱転
写リボン17は、隠蔽層転写部19と情報記録転写部2
0の2つの部分からなる。また情報記録層4に含まれる
赤外線吸収物質としては白色である第二銅含有リン酸塩
白色結晶化物を用いた。以下に各層を詳述する。なお、
実施例1及び2と同一のものについては説明を省略す
る。 〔熱転写リボン〕 (隠蔽層転写部)19・・・(可視光吸収、赤外光透過) 1.イエロー19a HSY−62 三菱化成社製 3部 BX−1 積水化学工業社製 4部 トルエン/MEK 93部 2.マゼンダ19b HSY−31 三菱化成社製 3部 BX−1 積水化学工業社製 4部 トルエン/MEK 93部 3.シアン19c HSY−42 三菱化成社製 3部 BX−1 積水化学工業社製 4部 トルエン/MEK 93部 (情報記録層転写部〔ホワイト〕)20b・・・(可視光吸収、赤外光吸収) メタクリル酸エステル 20部 塩化ビニル酢酸ビニルコポリマー 6部 第二銅含有リン酸塩白色結晶化合物 4部 (P2 5 、CuO、ZnOを溶融し結晶化) MEK 70部 以上の4色のインキを、グラビアコーターを用いて耐熱
性支持フィルム18である厚さ6μmのポリエステルフ
ィルム上に各色が交互に配置されるように塗布、乾燥し
て4色で構成される熱転写リボン17を作製した。
【0080】そして、この熱転写リボン17と実施例2
の熱転写シート16を図17に示す画像形成装置にセッ
トし、実施例1と同様にサーマルヘッドの発熱素子群を
画像データ(例えば、顔写真)に基づき発熱させて熱転
写シート16の受像層7に情報記録層4を隠蔽する隠蔽
層を兼ねる画像23を形成し、画像23により隠蔽され
る情報記録層4(TOPの文字)を形成し、図13に示
す熱転写シート16”を作製した。
【0081】次に、実施例1と同様にポリ塩化ビニルか
ら成る白色系の基材2に熱転写シート16”の受像層7
を当接し、熱転写シート側から加熱手段(ヒートロール
d)により加圧・加熱(加熱温度:150℃)して基材
2に受像層7を圧着させるとともに、熱転写シート1
6”から耐熱性ベースフィルム9を剥離させて図11に
示すようなホログラムパターン10、画像23と情報記
録層4を有する画像表示体21を作製した。
【0082】この画像表示体21を目視すると、図11
示すようにホログラムパターン10と顔写真からなる画
像23は確認できるが、情報記録層4は画像23により
隠蔽され読み取りは困難である。
【0083】この画像表示体21に対し実施例1と同様
に750nm、780nm、810nm、830nm、
905nm等の半導体レーザ光を照射すると、これらレ
ーザ光は情報記録層4の第二銅含有リン酸塩系白色結晶
化合物に吸収されるため、図14に示すように赤外線の
透過と赤外線の吸収によるコントラストの違いによりパ
ターンとして「TOP」の文字が読み取ることができ
る。例えばこれをモノクロのモニターを用いると赤外線
の反射した部分が白、吸収された部分が黒を表す。この
ように隠蔽される情報記録層4が白色と可視光での読み
取りに影響を与えないため、情報記録層4の上面に隠蔽
層を兼用する画像23を形成することが可能となる。
【0084】
【発明の効果】本発明の画像表示体によれば、受像層に
形成された目視可能な画像と、赤外光を透過し、かつ可
視光を吸収する隠蔽層により被覆された赤外光吸収物質
を含有する情報記録層を併設することにより、外観から
は画像、隠蔽層のみが視認できるが、赤外線の照射によ
る隠蔽層下部の情報記録層の読み取りによる真偽判定が
なされるため、偽造・変造・改竄の事実を確実に発見す
ることができる。また情報記録層を画像の形成とともに
個別に設けることにより、個々の画像表示体の識別が可
能となる。さらに画像表示体にホログラム層を積層する
ことにより、基材上の配置位置やデザインによるスペー
スの制約を減少させることができ、さらにホログラム、
画像、情報記録部の何れかを変造、改竄しようとして
も、他方の情報が損傷するため、変造、改竄の事実が残
る。
【0085】また、情報記録層に用いられる赤外線吸収
物質を白色系若しくは薄い着色を呈するものとし、画像
表示体の基材を白系材料で構成することにより隠蔽層を
ベタ以外の色彩やパターンとすることが可能となり、画
像表示体の装飾効果を損なうこと無く、情報記録層の目
視を困難にさせることができ確実に偽造・変造を防止で
きる効果を有する。
【0086】さらに本発明の上記画像表示体の製造方法
によれば、連続した一連の工程で画像、隠蔽層及び情報
記録層を昇華転写、或いは熱溶融転写により一度に形成
することができるため、画像表示体の製造が容易であ
る。
【0087】また、この製造方法によれば隠蔽層および
情報記録層を昇華転写、或いは熱溶融転写により画像表
示体毎に形成するため、画像表示体の個々に異なる情報
を記録することが容易であるとともに、偽造・変造・改
竄が困難な画像表示体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像表示体の平面図である。
【図2】図1のX−X線における画像表示体の断面図で
ある。
【図3】図1の画像表示体の作成に用いられる熱転写シ
ートの断面図である。
【図4】図1の画像表示体の作成に用いられる熱転写シ
ートの断面図である。
【図5】図1の画像表示体を赤外線照射により検出認識
された画像を示す概念図である。
【図6】本発明の第2の発明に係る画像表示体の平面図
である。
【図7】図6のX−X線における画像表示体の断面図で
ある。
【図8】図6の画像表示体の作成に用いられる熱転写シ
ートの断面図である。
【図9】図6の画像表示体の作成に用いられる熱転写シ
ートの断面図である。
【図10】図6の画像表示体を赤外線照射により検出認
識された画像を示す概念図である。
【図11】本発明の第2の発明の他の実施例に係る画像
表示体の平面図である。
【図12】図11のX−X線における画像表示体の断面
図である。
【図13】図11の画像表示体の作成に用いられる熱転
写シートの断面図である。
【図14】図11の画像表示体を赤外線照射により検出
認識された画像を示す概念図である。
【図15】本発明の熱転写シートの作成に用いられる熱
転写リボンの一例を示すその側面図である。
【図16】本発明の熱転写シートを介して画像表示体を
製造する連続した製造工程を説明する概念図である。
【符号の説明】
1、11、21 画像表示体 2 基材 3、23 画像 4 情報記録層 5 隠蔽層 6、6’、16、16’、16” 熱転写シート 7 受像層 8 剥離層 9 耐熱性ベースシー
ト 10 ホログラムパター
ン 12 ホログラム形成層 13 透明薄膜反射層 14 属性情報 15 印刷部 17 熱転写リボン 18 耐熱性支持フィル
ム 19 隠蔽層転写部 19a イエロー 19b マゼンタ 19c シアン 20 情報記録転写部 22 画像形成装置 a 転写ドラム b サーマルヘッド c ガイドロール d ヒートロール e 巻出しロール f 巻取りロール
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/38 G03H 1/02 1/18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも基材上に画像及び赤外光吸収物
    質を含有する情報記録部が形成された受像層を積層して
    なり、前記情報記録部上には赤外光を透過し、かつ可視
    光を吸収する隠蔽層を被覆形成してなることを特徴とす
    る画像表示体。
  2. 【請求項2】少なくとも基材上に画像及び赤外光吸収物
    質を含有する情報記録部が形成された受像層、透明薄膜
    反射層、ホログラム層を順次積層してなり、前記情報記
    録部上には赤外光を透過し、かつ可視光を吸収する隠蔽
    層を被覆形成してなることを特徴とする画像表示体。
  3. 【請求項3】前記透明薄膜反射層は前記ホログラム層よ
    りもその屈折率が大きいことを特徴とする請求項2記載
    の画像表示体。
  4. 【請求項4】前記受像層の画像が前記情報記録部上に形
    成され、赤外光を透過し、かつ可視光を吸収する隠蔽層
    を兼ねることを特徴とする請求項1、2の何れかに記載
    の画像表示体。
  5. 【請求項5】少なくとも耐熱性ベースシート、剥離層、
    画像及び赤外光吸収物質を含有する情報記録部が形成さ
    れると共に熱接着性を有する受像層を順次積層してな
    り、前記情報記録部上には赤外光を透過し、かつ可視光
    を吸収する隠蔽層を被覆形成してなることを特徴とする
    熱転写シート。
  6. 【請求項6】少なくとも耐熱性ベースシート、剥離層、
    ホログラム層、透明薄膜反射層、画像及び赤外光吸収物
    質を含有する情報記録部が形成されると共に熱接着性を
    有する受像層を順次積層してなり、前記情報記録部上に
    は赤外光を透過し、かつ可視光を吸収する隠蔽層を被覆
    形成してなることを特徴とする熱転写シート。
  7. 【請求項7】前記透明薄膜反射層は前記ホログラム層よ
    りもその屈折率が大きいことを特徴とする請求項6に記
    載の熱転写シート。
  8. 【請求項8】前記受像層の画像が前記情報記録部上に形
    成され、赤外光を透過し、かつ可視光を吸収する隠蔽層
    を兼ねることを特徴とする請求項5、6の何れかに記載
    の熱転写シート。
  9. 【請求項9】少なくとも耐熱性ベースシート、剥離層、
    昇華転写及び/又は熱溶融転写による画像が形成可能で
    あると共に転写面に対して熱接着性を有する受像層から
    なる熱転写シートによる画像表示体の製造方法におい
    て、前記受像層面に画像及び赤外光を透過し、かつ可視
    光を吸収する隠蔽層をそれぞれ形成し、続いて前記隠蔽
    層上に赤外光吸収物質を含有する情報記録部を転写形成
    してなる熱転写シートの受像層面を基材の被着面に圧着
    し前記耐熱性ベースシートを除く熱転写シートの各層を
    転写形成してなることを特徴とする画像表示体の製造方
    法。
  10. 【請求項10】前記受像層の前記情報記録部に赤外光を
    透過し、かつ可視光を吸収する画像を形成し、隠蔽層を
    兼ねることを特徴とする請求項9記載の画像表示体の製
    造方法。
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