JPH0899836A - クレンジング料 - Google Patents

クレンジング料

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JPH0899836A
JPH0899836A JP26194894A JP26194894A JPH0899836A JP H0899836 A JPH0899836 A JP H0899836A JP 26194894 A JP26194894 A JP 26194894A JP 26194894 A JP26194894 A JP 26194894A JP H0899836 A JPH0899836 A JP H0899836A
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純子 中山
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 a)ジグリセリンモノイソステアレート及び
/又はジグリセリンモノオレートを0.3〜8重量%
と、 b)25℃における粘度が30cps以下の低粘度液状
油を15〜50重量%と、 c)水を40〜80重量% 含む多層型化粧料であって、振とうするとW/O型の乳
液状となり、25℃におけるその乳液の粘度が5000
cps以下であることを特徴とするクレンジング料。 【効果】 本発明のクレンジング料は、振とう乳化性に
優れ、使用時にはみずみずしく、まろやかな官能で、油
性のファンデーションや皮脂汚れへのなじみが非常に良
好であり、拭き取り性も良く、拭き取り後の肌のべたつ
きがなく、かつ、クレンジング効果に優れたものであっ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、拭き取り用クレンジン
グ料に関する。
【0002】
【従来の技術】メイキャップ料を除去するためのクレン
ジング料として従来より、拭き取りタイプ、あるいは洗
い流しタイプの各種剤型のものが使用されている。洗い
流しタイプのものとしては、O/W型の乳液状やクリー
ム状、ゲル状のもの、水性のゲル状のものやオイルタイ
プのものなどがあり、顔の上でメイキャップ料となじま
せた後、水または湯で洗い流すことが特徴である。これ
に対し、拭き取りタイプのものとしては、O/W型の乳
液状、クリーム状のものや水性のローション状のもの、
W/O型のクリーム状のものなどが使用されている。拭
き取りタイプのものは洗い流しの動作が不要であるた
め、簡便であり、水や湯を必要としないため、使用する
場所を選ばないというメリットがあるため、広く使用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、拭き取りタイ
プのものは、以下のような欠点もあった。O/W乳化型
のクリーム、乳液や、水性のローション、ジェルなどで
は、みずみずしい感触はあるものの、メイキャップ料や
皮脂、汚れなどへのなじみが悪く、すばやく落としきる
ことはできなかった。また、W/O型のクリームでは、
外相が油相であるのでメイキャップ料や皮脂、汚れへの
なじみはよいが、W/O型の乳化状態を安定に保つため
に各種のゲル化剤、ワックス、金属石鹸等の安定化剤を
必要とするために、のびが重い、油感が強い、みずみず
しさに欠ける、拭き取り後も油っぽくべたつくといった
欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは鋭意
研究の結果、特定の親油性界面活性剤と、特定量の低粘
度の液体油と、多量の水とを配合した振とう乳化型の低
粘度W/O型乳液状クレンジング料とすることにより、
拭き取りタイプでありながら、上記の欠点を克服した優
れた使用感を持つ拭き取り用クレンジング料となり得る
ことを見いだし、本発明を完成させるに至った。
【0005】すなわち、本発明は、 a)ジグリセリンモノイソステアレート及び/又はジグ
リセリンモノオレートを0.3〜8重量%と、 b)25℃における粘度が30cps以下の低粘度液状
油を15〜50%と、 c)水を40〜80重量% 含む多層型化粧料であって、振とうするとW/O型の乳
液状となり、25℃におけるその乳液の粘度が5000
cps以下であることを特徴とするクレンジング料であ
る。
【0006】本発明のクレンジング料は、のびの悪さの
原因となるような外相や水−油界面の安定化剤を使用し
ていないために、W/O乳化型であるにもかかわらず、
みずみずしさと乳液の持つまろやかな使用感を持ってい
る。また、本発明のクレンジング料は拭き取り後の肌が
さっぱりしているといった好ましい官能を持った乳液状
のクレンジング料でありながら、非常に良好なクレンジ
ング効果を併せ持つ拭き取り用クレンジング料でもあ
る。しかも本発明のクレンジング料は、数回〜十数回の
振とうで容易に乳化して均一なW/O型の乳液状とな
り、乳化剤を配合しない単なる2層型の振とうタイプの
剤型と異なり、乳液らしいマイルドでまろやかな感触を
持つことが特徴である。
【0007】本発明のクレンジング料の性状は、使用時
は振とうして低粘度の乳液状となるが、静置時にはゆっ
くりと層分離して、構成もしくは時間の経過によって、
上層が油層、下層がW/O乳化層、または上層が油層、
中間層がW/O乳化層、下層が水層、または、上層がW
/O乳化層、下層が水層、または上層が油層、下層が水
層といった多層状態となる。
【0008】本発明におけるジグリセリンモノイソステ
アレート及びジグリセリンモノオレートは親油性界面活
性剤であって、使用時に振とうによりW/O乳化状態と
するために用いられる。これは油相に溶解または分散す
る常温で液状の界面活性剤であって、W/O型の乳化剤
として、0.3〜8重量%配合され、好ましくは0.5
〜5重量%配合される。配合量が0.3重量%より少な
いと、振とう乳化するのに十分でないか、乳液らしい感
触を得るために不十分であり、8重量%より多くてもそ
れ以上の配合効果はなく、安全性、感触、経済性などの
点で好ましくない。
【0009】本発明における低粘度液状油としては、2
5℃における粘度が30cps以下のものが15〜50
重量%用いられる。低粘度液状油として具体的には、流
動パラフィン、イソパラフィン等の炭化水素、ミリスチ
ン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル、ジカプリ
ン酸プロピレングリコール等のエステル油、トリイソオ
クタン酸グリセリル等のトリグリセリド、ジメチルポリ
シロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、フェニル変
性ポリシロキサン等のシリコン化合物などのうちの低粘
度のものがこれに含まれる。
【0010】本発明の特定の低粘度液状油の特定量配合
により、系全体の粘度が高くならず低く保ち、振とう乳
化するのが容易となり、感触的にものびが良好で、油感
のほとんど感じられないものとなる。また、拭き取り性
についても、特定量配合によって、すっきりと拭き取る
ことができ、拭き取り後の肌に不快なべたつきを残さな
いものとなる。しかも、拭き取り性が良好となることに
伴い、拭き取り後の肌に残る成分が減少し、汚れの除去
効果も高くなるものである。特に、シリコーン化合物
は、より使用中のみずみずしさ、拭き取り後の肌のさっ
ぱり感を付与することができる。
【0011】低粘度液状油の配合量が15重量%未満で
は、その他の油分(高粘度液状油、ペースト油、固形
油)を配合しない場合、油系量が少なすぎて振とう乳化
が困難である。また、機械力を用いて乳化した場合で
も、内水相の割合が多すぎてクリーム状となるためにの
びが重く、安定性にも良好でない。これらはいずれもク
レンジング力に劣るものとなる。その他の油分を配合し
て補った場合でも、粘度が高くなって感触的にのびが重
くなったり、拭き取りにくく拭き取り後の肌がべたつい
たり、振とう乳化できなくなり、好ましくない。また、
低粘度液状油の配合量が50%をこえると、結果的に十
分な量の水を配合できなくなって、油感が強く、みずみ
ずしさ、まろやかさに欠けるものとなったり、振とう後
の分離が早くなるなどの点で、好ましくない。
【0012】水は40〜80重量%配合される。40重
量%未満ではみずみずしさ、まろやかさの付与に不十分
であり、80重量%をこえて配合しても、振とう乳化す
ることが困難となり、好ましくない。
【0013】本発明のクレンジング料には、更に塩化ナ
トリウムを0.01〜1重量%添加することができる。
塩化ナトリウムの添加により、更に振とう乳化性を上
げ、まろやかさを付与することができる。1%重量をこ
えて配合しても、その経済効果がなく、また、安全性
上、官能上好ましくない。
【0014】本発明は、発明の効果を損なわない範囲
で、その他の固形、ペースト状、液状の油剤、その他の
界面活性剤、グリコール類、水溶性高分子、溶剤、アル
コール、塩類、アミノ酸類、糖類、タンパク質、香料、
防腐剤、着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、粉体、ス
クラブ剤、保湿剤、美容成分等を必要に応じ配合するこ
とができる。
【0015】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0016】実施例1 以下に示す処方及び製法により、クレンジング料を製造
した。得られた各クレンジング料について、振とう乳化
性、振とう後の粘度値について評価した。また更に、女
性7名をパネルとして、クレンジング効果、使用中のみ
ずみずしさ、使用中のまろやかさ、拭き取りやすさ、ク
レンジング料拭き取り後のべたつきについての使用感に
ついても評価した。評価基準は以下の通りである。
【0017】(処方)
【表1】
【0018】(製法) A.成分(1)〜(7)を均一溶解する。 B.成分(8)〜(12)を均一溶解する。 C.AにBを加えて均一混合する。
【0019】(評価) 振とう乳化性:均一に混合後、ねじ口食品23号瓶に2
00gを充填し、室温にて一昼夜放置後、手で振って振
とう乳化性をみる。 ◎:数回の振とうで白色乳濁状となる。 ○:十数回の振とうで白色乳濁状となる。 △:十数回の振とうでやや不均一な乳濁〜半乳濁状とな
る。 ×:十数回の振とうを行っても半乳濁状態から短時間の
うちに分離する。
【0020】振とう後の粘度値:均一に混合後、ねじ口
食品23号瓶に200gを充填し、25℃の恒温槽に一
昼夜放置後、15秒間手で振ったものの粘度を測定す
る。測定機器はB型回転粘度計(1号もしくは2号ロー
ターを使用、1分後測定)を用いた。粘度値はcpsで
表した。
【0021】クレンジング効果:7名からなる女子パネ
ルを対象とした使用テスト(油性ファンデーション使用
の肌)により、クレンジング効果について官能評価を行
い、5段階評価の平均点に基づいて下記基準で判定し
た。 (評価基準) 5点:非常に良好 4点:比較的良好 3点:普通 2点:やや悪い 1点:かなり悪い (判定基準) ◎:4.5点以上 ○:4.0点以上4.5未満 △:3.0点以上4.0未満 ×:3.0点未満
【0022】使用中のみずみずしさ:7名からなる女子
パネルを対象とした使用テスト(油性ファンデーション
使用の肌)により、使用中のみずみずしさについて官能
評価を行い、5段階評価の平均点に基づいて下記基準で
判定した。 (評価基準) 5点:非常に感じる 4点:比較的感じる 3点:やや感じる 2点:あまり感じない 1点:感じない (判定基準) ◎:4.5点以上 ○:4.0点以上4.5未満 △:3.0点以上4.0未満 ×:3.0点未満
【0023】使用中のまろやかさ:7名からなる女子パ
ネルを対象とした使用テスト(油性ファンデーション使
用の肌)により、使用中のまろやかさについて官能評価
を行い、5段階評価の平均点に基づいて下記基準で判定
した。 (評価基準) 5点:非常に感じる 4点:比較的感じる 3点:やや感じる 2点:あまり感じない 1点:感じない (判定基準) ◎:4.5点以上 ○:4.0点以上4.5未満 △:3.0点以上4.0未満 ×:3.0点未満
【0024】拭き取りやすさ:7名からなる女子パネル
を対象とした使用テスト(油性ファンデーション使用の
肌)により、拭き取りやすさについて官能評価を行い、
5段階評価の平均点に基づいて下記基準で判定した。 (評価基準) 5点:非常に良好 4点:比較的良好 3点:普通 2点:やや悪い 1点:かなり悪い (判定基準) ◎:4.5点以上 ○:4.0点以上4.5未満 △:3.0点以上4.0未満 ×:3.0点未満
【0025】クレンジング料拭き取り後のべたつき:7
名からなる女子パネルを対象とした使用テスト(油性フ
ァンデーション使用の肌)により、クレンジング料拭き
取り後のべたつきについて官能評価を行い、5段階評価
の平均点に基づいて下記基準で判定した。 (評価基準) 5点:非常に感じる 4点:比較的感じる 3点:やや感じる 2点:あまり感じない 1点:感じない (判定基準) ◎:4.5点以上 ○:4.0点以上4.5未満 △:3.0点以上4.0未満 ×:3.0点未満
【0026】振とう乳化性、振とう後の粘度値及びクレ
ンジング効果、使用中のみずみずしさ、使用中のまろや
かさ、拭き取りやすさ、クレンジング料拭き取り後のべ
たつきについての使用感についての評価結果を表2に示
す。
【0027】
【表2】
【0028】表2から明かな如く、本発明のクレンジン
グ料は、振とう乳化性に優れ、使用時にはみずみずし
く、まろやかな官能で、油性のファンデーションや皮脂
汚れへのなじみが非常に良好であり、拭き取り性も良
く、拭き取り後の肌のべたつきがなく、かつ、クレンジ
ング効果に優れたものであった。
【0029】実施例2: (処方) (重量%) 1.ジグリセリンモノイソステアレート 1.0 2.ポリエーテル変性シリコーン(親油性) 2.0 3.流動パラフィン 5.0 4.イソオクタン酸セチル (12cps) 10.0 5.ジメチルポリシロキサン(5cps) 10.0 6.プロピレングリコール 5.0 7.エタノール 5.0 8.ポリエチレングリコール400 5.0 9.グリシン 0.5 10.香料 0.1 11.防腐剤 0.1 12.精製水 残量
【0030】(製法) A.成分(1)〜(5)を均一溶解する。 B.成分(6)〜(12)を均一溶解する。 C.AにBを加えて均一混合する。
【0031】以上の如くして得られたクレンジング料
は、2200cpsの粘度を有し、振とう乳化性に優
れ、使用時にはみずみずしく、まろやかな官能で、クレ
ンジング効果に優れたものであった。
【0032】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明のクレンジン
グ料は、振とう乳化性に優れ、使用時にはみずみずし
く、まろやかな官能で、油性のファンデーションや皮脂
汚れへのなじみが非常に良好であり、拭き取り性も良
く、拭き取り後の肌のべたつきがなく、かつ、クレンジ
ング効果に優れたものであった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)ジグリセリンモノイソステアレート及
    び/又はジグリセリンモノオレートを0.3〜8重量%
    と、 b)25℃における粘度が30cps以下の低粘度液状
    油を15〜50重量%と、 c)水を40〜80重量% 含む多層型化粧料であって、振とうするとW/O型の乳
    液状となり、25℃におけるその乳液の粘度が5000
    cps以下であることを特徴とするクレンジング料。
  2. 【請求項2】請求項1記載の成分a)、b)及びc)に
    更にd)塩化ナトリウム0.01〜1重量%含む多層型
    化粧料であって、振とうするとW/O型の乳液状とな
    り、25℃におけるその乳液の粘度が5000cps以
    下であることを特徴とするクレンジング料。
JP26194894A 1994-09-30 1994-09-30 クレンジング料 Expired - Lifetime JP3508243B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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