JPH09100202A - 抗生物剤 - Google Patents
抗生物剤Info
- Publication number
- JPH09100202A JPH09100202A JP27822095A JP27822095A JPH09100202A JP H09100202 A JPH09100202 A JP H09100202A JP 27822095 A JP27822095 A JP 27822095A JP 27822095 A JP27822095 A JP 27822095A JP H09100202 A JPH09100202 A JP H09100202A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antibiotic agent
- capsaicin
- algae
- growth
- present
- Prior art date
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- Pending
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 カプサイシン類を有効成分とする抗生物剤で
ある。 【効果】 環境に対し負荷が小さく、また人体に対する
毒性の少ない抗生物剤を提供する。
ある。 【効果】 環境に対し負荷が小さく、また人体に対する
毒性の少ない抗生物剤を提供する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、藻類等の各種生物に対
する増殖抑制剤に関する。
する増殖抑制剤に関する。
【0002】
【従来の技術】藻類(アオコ)の増殖は水田・湖沼・芝
生等様々な場面で問題となっている。水田では水面に増
殖した藻類により太陽光線が遮られ、水温が上がらなく
なったり、土の表層剥離の原因となる。夏場の湖沼では
アオコの大量発生により水道水の悪臭などの問題が発生
する。芝生では藻類の増殖により美観が著しく損なわれ
るなどの問題が発生している。噴水などでも藻類の増殖
により美観が損なわれ、その清掃作業に少なからぬ人手
と費用が費やされている。さらに、海洋性の藻類(植物
プランクトン)の増殖、すなわち赤潮は沿岸漁業に毎年
莫大な損害を与えている。
生等様々な場面で問題となっている。水田では水面に増
殖した藻類により太陽光線が遮られ、水温が上がらなく
なったり、土の表層剥離の原因となる。夏場の湖沼では
アオコの大量発生により水道水の悪臭などの問題が発生
する。芝生では藻類の増殖により美観が著しく損なわれ
るなどの問題が発生している。噴水などでも藻類の増殖
により美観が損なわれ、その清掃作業に少なからぬ人手
と費用が費やされている。さらに、海洋性の藻類(植物
プランクトン)の増殖、すなわち赤潮は沿岸漁業に毎年
莫大な損害を与えている。
【0003】しかしながら、藻類の増殖を抑制し、かつ
環境に対する負荷が少ない薬剤は未だ見いだされていな
い。農薬でACN(2−アミノ−3−クロル−1,4−ナ
フトキノン)等が抗藻類剤として実用化されているが、
魚毒性が強く、使用範囲はごく狭いものとなっている。
環境に対する負荷が少ない薬剤は未だ見いだされていな
い。農薬でACN(2−アミノ−3−クロル−1,4−ナ
フトキノン)等が抗藻類剤として実用化されているが、
魚毒性が強く、使用範囲はごく狭いものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は環境に対し負
荷が小さく、また人体に対する毒性の少ない抗生物剤を
提供することを目的とする。
荷が小さく、また人体に対する毒性の少ない抗生物剤を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意努力した結果、カプサイシン類が
藻類等の生物の増殖抑制に極めて有効であることを見出
し本発明を解決した。特許請求の範囲に記載の各請求項
の発明により、本課題を解決することができた。即ち、
本発明は、カプサイシン類を有効成分とする抗生物剤で
ある。
を解決するために鋭意努力した結果、カプサイシン類が
藻類等の生物の増殖抑制に極めて有効であることを見出
し本発明を解決した。特許請求の範囲に記載の各請求項
の発明により、本課題を解決することができた。即ち、
本発明は、カプサイシン類を有効成分とする抗生物剤で
ある。
【0006】本発明に用いるカプサイシン類の構造式は
下記の式1に示すものである。
下記の式1に示すものである。
【0007】
【式1】
【0008】例示すれば、カプサイシン[Rが(CH2)4CH=
CHCH(CH3)2]、ジヒドロカプサイシン[Rが(CH2)6CH(CH
3)2]、ノルカプサイシン[Rが(CH2)3CH=CHCH(C
H3)2]、ホモカプサイシン[Rが(CH2)5CH=CHCH(C
H3)2]、オクタン酸バニリルアミド[Rが(CH2)6CH3]、
ノナン酸バニリルアミド[Rが(CH2)7CH3]などが挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
CHCH(CH3)2]、ジヒドロカプサイシン[Rが(CH2)6CH(CH
3)2]、ノルカプサイシン[Rが(CH2)3CH=CHCH(C
H3)2]、ホモカプサイシン[Rが(CH2)5CH=CHCH(C
H3)2]、オクタン酸バニリルアミド[Rが(CH2)6CH3]、
ノナン酸バニリルアミド[Rが(CH2)7CH3]などが挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0009】カプサイシン類は純品を使用しても良い
が、より安価な食品用のトウガラシエキスを使用しても
良い。
が、より安価な食品用のトウガラシエキスを使用しても
良い。
【0010】抗生物剤は乳化剤を添加して乳剤とした
り、固体担体にカプサイシンを付着させ粉剤とするな
ど、いかなる形態をとっても良い。乳化剤としては、各
種脂肪酸エステル、例えばグリセリン脂肪酸エステル、
ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪エステル、プロ
ピレングリコール脂肪酸エステルが、担体としては例え
ば、ハイドロキシアパタイト、シリカゲル、ゼオライ
ト、炭酸カルシウム、コルク粉末、ベントナイト等が本
発明に使用されるが、その他薬剤学的に許容できる乳化
剤、担体等も本発明に包含する。また、表2及び表3に
示すように、カプサイシン類を担体や乳化剤に保持させ
ると、藻類の増殖抑制効果が高められる。
り、固体担体にカプサイシンを付着させ粉剤とするな
ど、いかなる形態をとっても良い。乳化剤としては、各
種脂肪酸エステル、例えばグリセリン脂肪酸エステル、
ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪エステル、プロ
ピレングリコール脂肪酸エステルが、担体としては例え
ば、ハイドロキシアパタイト、シリカゲル、ゼオライ
ト、炭酸カルシウム、コルク粉末、ベントナイト等が本
発明に使用されるが、その他薬剤学的に許容できる乳化
剤、担体等も本発明に包含する。また、表2及び表3に
示すように、カプサイシン類を担体や乳化剤に保持させ
ると、藻類の増殖抑制効果が高められる。
【0011】
【実施例】実施例により本発明を具体的に説明するが、
本発明は、これらの実施例に限定されない。
本発明は、これらの実施例に限定されない。
【0012】実施例1 藻類(Oocystis sp.)の増殖抑
制 被験藻類のOocystis sp.は家庭用水槽から分離し、同定
したものを用いた。カプサイシン(Sigma社)、ジヒド
ロカプサイシン(Sigma社)をそれぞれエタノールにて
溶解し、1%(10mg/ml)の溶液を調製した。本溶液10μl
を細胞培養用6穴プラスティックプレート(Costar 359
6)の底面に滴下し、風乾した。各ウェルに、C培地
(「藻類研究法」共立出版参照)に3,500 cells/mlの細
胞濃度に調製したOocystis sp.細胞懸濁液10mlを分注し
た(薬剤の終濃度は10μg/ml)。対照として薬剤無添加
の系を置いた。照度5,000 lx、温度25℃の条件で7日間
インキュベート後、Oocystis sp.の増殖量を濁度(A680
nm)で測定した。結果を表1に示す。
制 被験藻類のOocystis sp.は家庭用水槽から分離し、同定
したものを用いた。カプサイシン(Sigma社)、ジヒド
ロカプサイシン(Sigma社)をそれぞれエタノールにて
溶解し、1%(10mg/ml)の溶液を調製した。本溶液10μl
を細胞培養用6穴プラスティックプレート(Costar 359
6)の底面に滴下し、風乾した。各ウェルに、C培地
(「藻類研究法」共立出版参照)に3,500 cells/mlの細
胞濃度に調製したOocystis sp.細胞懸濁液10mlを分注し
た(薬剤の終濃度は10μg/ml)。対照として薬剤無添加
の系を置いた。照度5,000 lx、温度25℃の条件で7日間
インキュベート後、Oocystis sp.の増殖量を濁度(A680
nm)で測定した。結果を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】実施例2 各種固体担体に吸着させたカプ
サイシンの抗藻類活性 カプサイシン(Sigma社)をエタノールにて溶解し、シ
リカゲル(和光純薬)、ヒドロキシアパタイト(和光純
薬)、ゼオライト(和光純薬)、炭酸カルシウム(和光
純薬)、コルク粉末(φ1mm)の各種固体担体に1%(w/w)
の重量比で吸着させた。展着剤として食品添加物のグリ
セリン脂肪酸エステル(理研ビタミン)を5%(w/w)用い
た。これらの薬剤を細胞培養用のプラスティック200ml
ボトル(Falcon 3110)に100mg投入した。ボトルに実施
例1と同様に調製したOocystis sp.細胞懸濁液50mlを分
注し、実施例1の培養条件で光照射下にて振盪培養した
(カプサイシン終濃度20μg/ml)。対照としてエタノー
ルに溶解したカプサイシンを20μg/mlの終濃度になるよ
うにボトルの底面に展着した系を置いた。増殖量は藻類
細胞を遠心して集め、クロロフィルをアセトン抽出し、
分光光度計にて定量して測定した。結果を表2に示す。
サイシンの抗藻類活性 カプサイシン(Sigma社)をエタノールにて溶解し、シ
リカゲル(和光純薬)、ヒドロキシアパタイト(和光純
薬)、ゼオライト(和光純薬)、炭酸カルシウム(和光
純薬)、コルク粉末(φ1mm)の各種固体担体に1%(w/w)
の重量比で吸着させた。展着剤として食品添加物のグリ
セリン脂肪酸エステル(理研ビタミン)を5%(w/w)用い
た。これらの薬剤を細胞培養用のプラスティック200ml
ボトル(Falcon 3110)に100mg投入した。ボトルに実施
例1と同様に調製したOocystis sp.細胞懸濁液50mlを分
注し、実施例1の培養条件で光照射下にて振盪培養した
(カプサイシン終濃度20μg/ml)。対照としてエタノー
ルに溶解したカプサイシンを20μg/mlの終濃度になるよ
うにボトルの底面に展着した系を置いた。増殖量は藻類
細胞を遠心して集め、クロロフィルをアセトン抽出し、
分光光度計にて定量して測定した。結果を表2に示す。
【0015】
【表2】
【0016】実施例3 カプサイシン乳化剤の抗藻類活
性 カプサイシン(Sigma社)を食品添加物のグリセリン脂
肪酸エステル(理研ビタミン)を用いて乳化させ、カプ
サイシン乳剤を得た。乳剤中のカプサイシン濃度は2%(w
/w)、脂肪酸エステルは5%(w/w)とした。これらの薬剤を
細胞培養用のプラスティック200mlボトル(Falcon 311
0)に25、50、100μl投入し、実施例2と同条件でOocys
tis sp.を培養した(カプサイシン終濃度20μg/ml)。
対照としてエタノールに溶解したカプサイシンを20μg/
mlの終濃度になるようにボトルの底面に展着した系を置
いた。増殖量は実施例2と同様に測定した。結果を表3
に示す。
性 カプサイシン(Sigma社)を食品添加物のグリセリン脂
肪酸エステル(理研ビタミン)を用いて乳化させ、カプ
サイシン乳剤を得た。乳剤中のカプサイシン濃度は2%(w
/w)、脂肪酸エステルは5%(w/w)とした。これらの薬剤を
細胞培養用のプラスティック200mlボトル(Falcon 311
0)に25、50、100μl投入し、実施例2と同条件でOocys
tis sp.を培養した(カプサイシン終濃度20μg/ml)。
対照としてエタノールに溶解したカプサイシンを20μg/
mlの終濃度になるようにボトルの底面に展着した系を置
いた。増殖量は実施例2と同様に測定した。結果を表3
に示す。
【0017】
【表3】
【0018】
【発明の効果】本発明により、人体に対して安全であ
り、かつ環境に対する負荷が少ないカプサイシン類を有
効成分とする抗生物剤を市場に供給することが可能とな
る。
り、かつ環境に対する負荷が少ないカプサイシン類を有
効成分とする抗生物剤を市場に供給することが可能とな
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐久間 貞俊 神奈川県小田原市成田540番地 明治乳業 株式会社細胞工学センター内
Claims (3)
- 【請求項1】 カプサイシン類を有効成分とする抗生物
剤。 - 【請求項2】 薬剤的に許容できる担体又は乳化剤を含
む請求項1に記載の抗生物剤。 - 【請求項3】 抗藻類剤である請求項1又は2に記載の
抗生物剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27822095A JPH09100202A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 抗生物剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27822095A JPH09100202A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 抗生物剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09100202A true JPH09100202A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17594291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27822095A Pending JPH09100202A (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | 抗生物剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09100202A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005025314A1 (en) * | 2003-09-12 | 2005-03-24 | Aximed As | Capsaicin derivates and the production and use thereof |
-
1995
- 1995-10-03 JP JP27822095A patent/JPH09100202A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005025314A1 (en) * | 2003-09-12 | 2005-03-24 | Aximed As | Capsaicin derivates and the production and use thereof |
| JP2007505104A (ja) * | 2003-09-12 | 2007-03-08 | アクシメド エーエス | カプサイシン誘導体並びにその製造及び使用 |
| US7446226B2 (en) | 2003-09-12 | 2008-11-04 | Aximed As | Capsaicin derivates and the production and use thereof |
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