JPH09100348A - ポリカーボネート樹脂の製造方法 - Google Patents
ポリカーボネート樹脂の製造方法Info
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- JPH09100348A JPH09100348A JP28872295A JP28872295A JPH09100348A JP H09100348 A JPH09100348 A JP H09100348A JP 28872295 A JP28872295 A JP 28872295A JP 28872295 A JP28872295 A JP 28872295A JP H09100348 A JPH09100348 A JP H09100348A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光弾性定数や吸水率が低く、熱安定性に優れ
たポリカーボネート樹脂を収率よく製造する方法を提供
する。 【解決手段】 4,4′−(p−フェニレンジイソプロ
ピリデン)ジフェノールを主とする二価フェノールにホ
スゲンを反応させてポリカーボネート樹脂を製造するに
当り、該二価フェノールを水酸化カリウム水溶液として
用い且つ不活性有機溶媒の存在下にホスゲンと反応させ
ること、また4,4′−(p−フェニレンジイソプロピ
リデン)ジフェノールを主とする二価フェノールとホス
ゲンから得られるポリカーボネート樹脂の末端停止剤と
して特定の単官能フェノールを用いることを特徴とする
ポリカーボネート樹脂の製造方法。
たポリカーボネート樹脂を収率よく製造する方法を提供
する。 【解決手段】 4,4′−(p−フェニレンジイソプロ
ピリデン)ジフェノールを主とする二価フェノールにホ
スゲンを反応させてポリカーボネート樹脂を製造するに
当り、該二価フェノールを水酸化カリウム水溶液として
用い且つ不活性有機溶媒の存在下にホスゲンと反応させ
ること、また4,4′−(p−フェニレンジイソプロピ
リデン)ジフェノールを主とする二価フェノールとホス
ゲンから得られるポリカーボネート樹脂の末端停止剤と
して特定の単官能フェノールを用いることを特徴とする
ポリカーボネート樹脂の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリカーボネート樹脂
を製造する方法に関する。更に詳しくは、複屈折や吸水
率が低く、熱安定性に優れたポリカーボネート樹脂を効
率よく製造する方法に関する。
を製造する方法に関する。更に詳しくは、複屈折や吸水
率が低く、熱安定性に優れたポリカーボネート樹脂を効
率よく製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、代表的なポリカーボネート樹脂と
して知られている2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン(以下ビスフェノールAという)にホスゲ
ンを反応させて得られるビスフェノールAからのポリカ
ーボネート樹脂は透明性、耐熱性、機械的特性に優れ、
更に寸法精度がよい等多くの優れた性質を有するがゆえ
にエンジニアリングプラスチックとして多くの分野で使
用されている。更に近年その透明性を生かして光ディス
ク、光ファイバー、レンズ等の分野への利用が展開され
ており、特に光ディスクの分野で情報記録媒体用基板の
素材としても広く使用されている。しかしながら、ビス
フェノールAからのポリカーボネート樹脂はベンゼン環
の光学異方性から光弾性定数が大きく、このため基板の
複屈折が大きい欠点があり、この改善が求められてい
る。また、基板の高密度化の傾向のため、その反りが問
題になり、より一層反りの少ないポリカーボネート樹脂
の基板が求められている。この反りは、基板に設けた金
属膜の存在により基板の表裏の吸水量の差によって生
じ、吸水率の大きいポリマーを用いる程反りは大きくな
る。従って光弾性定数が低く、吸水率の小さいポリカー
ボネート樹脂の出現が望まれている。一方、4,4′−
(p−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノールに
ホスゲンを反応させると光弾性定数が低く、吸水率の小
さいポリカーボネート樹脂が得られることが知られてい
る(特公昭39−96号公報)。しかしながらこのポリ
カーボネート樹脂はいまだ市販されていない。
して知られている2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン(以下ビスフェノールAという)にホスゲ
ンを反応させて得られるビスフェノールAからのポリカ
ーボネート樹脂は透明性、耐熱性、機械的特性に優れ、
更に寸法精度がよい等多くの優れた性質を有するがゆえ
にエンジニアリングプラスチックとして多くの分野で使
用されている。更に近年その透明性を生かして光ディス
ク、光ファイバー、レンズ等の分野への利用が展開され
ており、特に光ディスクの分野で情報記録媒体用基板の
素材としても広く使用されている。しかしながら、ビス
フェノールAからのポリカーボネート樹脂はベンゼン環
の光学異方性から光弾性定数が大きく、このため基板の
複屈折が大きい欠点があり、この改善が求められてい
る。また、基板の高密度化の傾向のため、その反りが問
題になり、より一層反りの少ないポリカーボネート樹脂
の基板が求められている。この反りは、基板に設けた金
属膜の存在により基板の表裏の吸水量の差によって生
じ、吸水率の大きいポリマーを用いる程反りは大きくな
る。従って光弾性定数が低く、吸水率の小さいポリカー
ボネート樹脂の出現が望まれている。一方、4,4′−
(p−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノールに
ホスゲンを反応させると光弾性定数が低く、吸水率の小
さいポリカーボネート樹脂が得られることが知られてい
る(特公昭39−96号公報)。しかしながらこのポリ
カーボネート樹脂はいまだ市販されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、光弾
性定数や吸水率が低く、熱安定性に優れたポリカーボネ
ート樹脂を収率よく製造する方法を提供することにあ
る。
性定数や吸水率が低く、熱安定性に優れたポリカーボネ
ート樹脂を収率よく製造する方法を提供することにあ
る。
【0004】本発明者は上記目的を達成せんとして4,
4′−(p−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノ
ールからのポリカーボネート樹脂を、ビスフェノールA
からのポリカーボネート樹脂等で通常用いられている界
面重縮合反応で製造することを試みたところ、収率が著
しく低く、熱安定性の悪い実用性のないポリマーしか得
られなかった。また他の二価フェノールとの共重合体を
製造することを試みたが、その反応性の悪さのため任意
の組成比の共重合体を合成するのは困難であった。そこ
で本発明者は、これらの問題を解決すべく鋭意研究を重
ねた結果、従来のポリカーボネート樹脂の界面重縮合反
応で通常用いられている水酸化ナトリウム水溶液に代え
て特定の濃度の水酸化カリウム水溶液を特定量使用し、
且つホスゲンのモル比を一定範囲に制御してホスゲン化
反応させることによって上記問題を全て解決し得ること
を見出した。本発明はこの知見に基づいて完成した。
4′−(p−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノ
ールからのポリカーボネート樹脂を、ビスフェノールA
からのポリカーボネート樹脂等で通常用いられている界
面重縮合反応で製造することを試みたところ、収率が著
しく低く、熱安定性の悪い実用性のないポリマーしか得
られなかった。また他の二価フェノールとの共重合体を
製造することを試みたが、その反応性の悪さのため任意
の組成比の共重合体を合成するのは困難であった。そこ
で本発明者は、これらの問題を解決すべく鋭意研究を重
ねた結果、従来のポリカーボネート樹脂の界面重縮合反
応で通常用いられている水酸化ナトリウム水溶液に代え
て特定の濃度の水酸化カリウム水溶液を特定量使用し、
且つホスゲンのモル比を一定範囲に制御してホスゲン化
反応させることによって上記問題を全て解決し得ること
を見出した。本発明はこの知見に基づいて完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、4,4′−
(p−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノールを
主とする二価フェノールにホスゲンを反応させてポリカ
ーボネート樹脂を製造するに当り、該二価フェノールを
水酸化カリウム水溶液として用い且つ不活性有機溶媒の
存在下にホスゲンと反応させることを特徴とするポリカ
ーボネート樹脂の製造方法である。
(p−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノールを
主とする二価フェノールにホスゲンを反応させてポリカ
ーボネート樹脂を製造するに当り、該二価フェノールを
水酸化カリウム水溶液として用い且つ不活性有機溶媒の
存在下にホスゲンと反応させることを特徴とするポリカ
ーボネート樹脂の製造方法である。
【0006】本発明で使用する二価フェノールは4,
4′−(p−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノ
ールを主たる対象とし、本発明の趣旨を損なわない範囲
で4,4′−(p−フェニレンジイソプロピリデン)ジ
フェノール以外の二価フェノール、例えばハイドロキノ
ン、レゾルシン、4,4′−ジヒドロキシジフェニル、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、ビスフ
ェノ−ルA、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(3−フェニ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(3−イソプロピル−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、
2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、4,4′−(m−フェニレンジイソプ
ロピリデン)ジフェノール、1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、4,4′−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホ
キシド、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルフィ
ド、3,3′−ジメチル−4,4′−ジヒドロキシジフ
ェニルスルフィド、4,4′−ジヒドロキシジフェニル
オキシド等を併用することができる。特に2,2−ビス
(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンや
4,4′−(m−フェニレンジイソプロピリデン)ジフ
ェノールが好ましく、これらを10〜50モル%になる
量併用すると、得られるポリカーボネート樹脂の溶融流
動性が向上し、成形性が改善される。また、少量の三官
能化合物を分岐剤として用いることもできる。更にビス
フェノールの一部をジカルボン酸で置き換えることもで
きる。
4′−(p−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノ
ールを主たる対象とし、本発明の趣旨を損なわない範囲
で4,4′−(p−フェニレンジイソプロピリデン)ジ
フェノール以外の二価フェノール、例えばハイドロキノ
ン、レゾルシン、4,4′−ジヒドロキシジフェニル、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、ビスフ
ェノ−ルA、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(3−フェニ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(3−イソプロピル−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、
2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、4,4′−(m−フェニレンジイソプ
ロピリデン)ジフェノール、1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン、4,4′−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホ
キシド、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルフィ
ド、3,3′−ジメチル−4,4′−ジヒドロキシジフ
ェニルスルフィド、4,4′−ジヒドロキシジフェニル
オキシド等を併用することができる。特に2,2−ビス
(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンや
4,4′−(m−フェニレンジイソプロピリデン)ジフ
ェノールが好ましく、これらを10〜50モル%になる
量併用すると、得られるポリカーボネート樹脂の溶融流
動性が向上し、成形性が改善される。また、少量の三官
能化合物を分岐剤として用いることもできる。更にビス
フェノールの一部をジカルボン酸で置き換えることもで
きる。
【0007】本発明の界面重縮合反応では先ずホスゲン
化反応を行う。ホスゲン化反応は水酸化カリウムの水溶
液に4,4′−(p−フェニレンジイソプロピリデン)
ジフェノールを溶解し、これに不活性有機溶剤加えて3
0℃以下、好ましくは15〜25℃に保持しつつホスゲ
ンを反応させた後重縮合反応に供する。他の二価フェノ
ールを共重合させるには、4,4′−(p−フェニレン
ジイソプロピリデン)ジフェノールの水酸化カリウム水
溶液を調整する際に他の二価フェノールも溶解し、不活
性有機溶媒を加えてホスゲン化反応させた後重縮合反応
に供するか、又は4,4′−(p−フェニレンジイソプ
ロピリデン)ジフェノールの水酸化カリウム水溶液と他
の二価フェノールの水酸化カリウム水溶液を別々に調整
し、夫々に不活性有機溶媒を加えてホスゲン化反応さ
せ、得られた夫々のオリゴマーを混合して重縮合反応に
供すればよい。
化反応を行う。ホスゲン化反応は水酸化カリウムの水溶
液に4,4′−(p−フェニレンジイソプロピリデン)
ジフェノールを溶解し、これに不活性有機溶剤加えて3
0℃以下、好ましくは15〜25℃に保持しつつホスゲ
ンを反応させた後重縮合反応に供する。他の二価フェノ
ールを共重合させるには、4,4′−(p−フェニレン
ジイソプロピリデン)ジフェノールの水酸化カリウム水
溶液を調整する際に他の二価フェノールも溶解し、不活
性有機溶媒を加えてホスゲン化反応させた後重縮合反応
に供するか、又は4,4′−(p−フェニレンジイソプ
ロピリデン)ジフェノールの水酸化カリウム水溶液と他
の二価フェノールの水酸化カリウム水溶液を別々に調整
し、夫々に不活性有機溶媒を加えてホスゲン化反応さ
せ、得られた夫々のオリゴマーを混合して重縮合反応に
供すればよい。
【0008】ここで使用する水酸化カリウムの使用量
は、あまりに少ないとホスゲン化反応が進行し難く、分
子量があがり難くなり、あまりに多いとホスゲンの分解
が多くなるので、ホスゲンに対するモル比で2.5〜
4.5が適当であり、特に3.0〜4.0が好ましい。
また、水酸化カリウム水溶液中の水酸化カリウム濃度
は、あまりに低いと、二価フェノールの溶解度が低下
し、反応効率が悪化するようになり、あまりに高いと、
ホスゲン化反応時や重縮合反応時においてクロロホーメ
ート末端の分解が多くなり、分子量があがり難くなるの
で3〜15重量%が適当であり、特に5〜10重量%が
好ましい。水酸化カリウム水溶液中の二価フェノールの
量は、通常0.5〜20重量%、好ましくは5〜15重
量%の範囲で選ばれる。また水酸化カリウム水溶液に使
用する水はイオン交換水が好ましく、水酸化カリウム水
溶液は窒素ガス等を通じて脱酸素して使用するのが好ま
しい。
は、あまりに少ないとホスゲン化反応が進行し難く、分
子量があがり難くなり、あまりに多いとホスゲンの分解
が多くなるので、ホスゲンに対するモル比で2.5〜
4.5が適当であり、特に3.0〜4.0が好ましい。
また、水酸化カリウム水溶液中の水酸化カリウム濃度
は、あまりに低いと、二価フェノールの溶解度が低下
し、反応効率が悪化するようになり、あまりに高いと、
ホスゲン化反応時や重縮合反応時においてクロロホーメ
ート末端の分解が多くなり、分子量があがり難くなるの
で3〜15重量%が適当であり、特に5〜10重量%が
好ましい。水酸化カリウム水溶液中の二価フェノールの
量は、通常0.5〜20重量%、好ましくは5〜15重
量%の範囲で選ばれる。また水酸化カリウム水溶液に使
用する水はイオン交換水が好ましく、水酸化カリウム水
溶液は窒素ガス等を通じて脱酸素して使用するのが好ま
しい。
【0009】不活性有機溶媒としては例えば塩化メチレ
ン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素が用いら
れ、特に塩化メチレンが好ましく用いられる。不活性有
機溶媒の使用量は、二価フェノールの全量に対するモル
比で10〜35が適当であり、特に20〜30が好まし
い。不活性有機溶媒もまた水酸化カリウム水溶液と同様
に脱酸素して使用するのが好ましい。
ン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素が用いら
れ、特に塩化メチレンが好ましく用いられる。不活性有
機溶媒の使用量は、二価フェノールの全量に対するモル
比で10〜35が適当であり、特に20〜30が好まし
い。不活性有機溶媒もまた水酸化カリウム水溶液と同様
に脱酸素して使用するのが好ましい。
【0010】二価フェノールのアルカリ水溶液にホスゲ
ンを反応させるには、ガス状のホスゲンを吹込むか又は
液状のホスゲンを混合すればよい。反応温度が30℃を
越えると末端クロロホーメートの分解が多くなり、得ら
れるポリカーボネート樹脂の熱安定性が悪化するように
なる。ホスゲンの使用量はあまりに少ないと反応に関与
するホスゲンが不足して充分な重合度のポリカーボネー
ト樹脂が得られ難く、あまりに多いと末端クロロホーメ
ートが多量残ったり、この末端クロロホーメートが加水
分解して末端OH量が増大し、得られるポリカーボネー
ト樹脂の熱安定性が悪化するようになるので、二価フェ
ノールの全量に対するモル比で1.15〜1.50の範
囲にすべきであり、特に1.2〜1.35の範囲が好ま
しい。反応中はpHを10以上に保持するのが好まし
く、ホスゲン化時にハイドロサルファイトのような還元
剤を少量添加してもよい。
ンを反応させるには、ガス状のホスゲンを吹込むか又は
液状のホスゲンを混合すればよい。反応温度が30℃を
越えると末端クロロホーメートの分解が多くなり、得ら
れるポリカーボネート樹脂の熱安定性が悪化するように
なる。ホスゲンの使用量はあまりに少ないと反応に関与
するホスゲンが不足して充分な重合度のポリカーボネー
ト樹脂が得られ難く、あまりに多いと末端クロロホーメ
ートが多量残ったり、この末端クロロホーメートが加水
分解して末端OH量が増大し、得られるポリカーボネー
ト樹脂の熱安定性が悪化するようになるので、二価フェ
ノールの全量に対するモル比で1.15〜1.50の範
囲にすべきであり、特に1.2〜1.35の範囲が好ま
しい。反応中はpHを10以上に保持するのが好まし
く、ホスゲン化時にハイドロサルファイトのような還元
剤を少量添加してもよい。
【0011】次いで行う重縮合反応は通常20〜40
℃、好ましくは25〜35℃の温度で行われる。反応時
間は通常数分〜5時間、好ましくは30分〜1時間であ
る。反応中はpHを12以上に保持することが好まし
い。また、反応を促進するために少量のアミン系触媒を
使用することができる。好ましい触媒としては例えばト
リエチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアンモ
ニウムブロマイド、トリエチルアンモニウムヒドロキサ
イド等の三級アミンや四級アンモニウム化合物があげら
れ、その使用量はビスフェノール全量に対するモル比で
通常0.0001〜0.01、好ましくは0.001〜
0.005である。かくして得られるポリカーボネート
樹脂の重合度は、あまりに小さいと得られる成形品が脆
くなり、あまりに大きくなると溶融流動性が悪くなり、
良好な成形品が得られ難くなるので、ポリマー0.7g
を塩化メチレン100mlに溶解して20℃で測定した比
粘度で0.2〜0.4の範囲のものが好ましい。
℃、好ましくは25〜35℃の温度で行われる。反応時
間は通常数分〜5時間、好ましくは30分〜1時間であ
る。反応中はpHを12以上に保持することが好まし
い。また、反応を促進するために少量のアミン系触媒を
使用することができる。好ましい触媒としては例えばト
リエチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアンモ
ニウムブロマイド、トリエチルアンモニウムヒドロキサ
イド等の三級アミンや四級アンモニウム化合物があげら
れ、その使用量はビスフェノール全量に対するモル比で
通常0.0001〜0.01、好ましくは0.001〜
0.005である。かくして得られるポリカーボネート
樹脂の重合度は、あまりに小さいと得られる成形品が脆
くなり、あまりに大きくなると溶融流動性が悪くなり、
良好な成形品が得られ難くなるので、ポリマー0.7g
を塩化メチレン100mlに溶解して20℃で測定した比
粘度で0.2〜0.4の範囲のものが好ましい。
【0012】また、末端停止剤として通常使用される単
官能フェノール類を使用することができる。単官能フェ
ノール類は末端停止剤として分子量調節のために一般的
に使用され、また得られるポリカーボネート樹脂は、末
端が単官能フェノール類によって封鎖されているので、
そうでないものと比べて熱安定性に優れている。かかる
単官能フェノール類としては、ポリカーボネート樹脂の
末端停止剤として使用されるものであればよく、一般に
はフェノール又は低級アルキル置換フェノールであり、
下記一般式(2)で表される単官能フェノール類を示す
ことができる。
官能フェノール類を使用することができる。単官能フェ
ノール類は末端停止剤として分子量調節のために一般的
に使用され、また得られるポリカーボネート樹脂は、末
端が単官能フェノール類によって封鎖されているので、
そうでないものと比べて熱安定性に優れている。かかる
単官能フェノール類としては、ポリカーボネート樹脂の
末端停止剤として使用されるものであればよく、一般に
はフェノール又は低級アルキル置換フェノールであり、
下記一般式(2)で表される単官能フェノール類を示す
ことができる。
【0013】
【化8】
【0014】[式中Aは水素原子又は炭素数1〜9、好
ましくは1〜8の脂肪族炭化水素基、rは1〜5、好ま
しくは1〜3の整数]かかる単官能フェノール類の具体
例としては例えばフェノール、p−tert−ブチルフェノ
ール、p−クミルフェノール、イソオクチルフェノール
等が挙げられる。これら単官能フェノール類は、得られ
たポリカーボネート樹脂の全末端に対して少なくとも5
モル%、好ましくは少なくとも10モル%末端に導入さ
れることが望ましい。
ましくは1〜8の脂肪族炭化水素基、rは1〜5、好ま
しくは1〜3の整数]かかる単官能フェノール類の具体
例としては例えばフェノール、p−tert−ブチルフェノ
ール、p−クミルフェノール、イソオクチルフェノール
等が挙げられる。これら単官能フェノール類は、得られ
たポリカーボネート樹脂の全末端に対して少なくとも5
モル%、好ましくは少なくとも10モル%末端に導入さ
れることが望ましい。
【0015】更に長鎖のアルキル基又は脂肪族ポリエス
テル基を置換基として有するフェノール類、安息香酸ク
ロライド類又は長鎖アルキルカルボン酸クロライド類を
使用してポリカーボネート樹脂の末端基を封鎖すると、
これらは前記単官能フェノール類と同様に末端停止剤又
は分子量調節剤として機能するのみならず、更に得られ
たポリカーボネート樹脂の改質にも役立つ。即ちこれら
末端改質剤はポリカーボネート樹脂の末端に結合するこ
とによって樹脂の溶融流動性が改良され、成形加工が容
易となるばかりでなく、成形品の物性も改良される。特
に樹脂の吸水率を低くする効果がある。
テル基を置換基として有するフェノール類、安息香酸ク
ロライド類又は長鎖アルキルカルボン酸クロライド類を
使用してポリカーボネート樹脂の末端基を封鎖すると、
これらは前記単官能フェノール類と同様に末端停止剤又
は分子量調節剤として機能するのみならず、更に得られ
たポリカーボネート樹脂の改質にも役立つ。即ちこれら
末端改質剤はポリカーボネート樹脂の末端に結合するこ
とによって樹脂の溶融流動性が改良され、成形加工が容
易となるばかりでなく、成形品の物性も改良される。特
に樹脂の吸水率を低くする効果がある。
【0016】かかる末端改質剤は下記一般式(1)
【0017】
【化9】
【0018】[式中Qはハロゲン原子又は炭素数1〜1
0の一価の脂肪族炭化水素基、pは0〜4の整数、Aは
0の一価の脂肪族炭化水素基、pは0〜4の整数、Aは
【0019】
【化10】
【0020】(但しXは単結合、−R−O−、−R−C
O−O−又は−R−O−CO−、ここでRは単結合又は
炭素数1〜10の二価の脂肪族炭化水素基、nは10〜
50の整数)、
O−O−又は−R−O−CO−、ここでRは単結合又は
炭素数1〜10の二価の脂肪族炭化水素基、nは10〜
50の整数)、
【0021】
【化11】
【0022】(但しYは炭素数1〜10の二価の脂肪族
炭化水素基、W1 は水素原子、−CO−R1 、−CO−
O−R2 又は−R3 、ここでR1 、R2 及びR3 は夫々
炭素数1〜10の一価の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜
8の一価の脂環族炭化水素基又は炭素数6〜15の一価
の芳香族炭化水素基、qは4〜20の整数、mは1〜1
00の整数)、
炭化水素基、W1 は水素原子、−CO−R1 、−CO−
O−R2 又は−R3 、ここでR1 、R2 及びR3 は夫々
炭素数1〜10の一価の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜
8の一価の脂環族炭化水素基又は炭素数6〜15の一価
の芳香族炭化水素基、qは4〜20の整数、mは1〜1
00の整数)、
【0023】
【化12】
【0024】(但しZは単結合又は炭素数1〜10の二
価の脂肪族炭化水素基、W2 は水素原子、炭素数1〜1
0の二価の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜8の一価の脂
環族炭化水素基又は炭素数6〜15の一価の芳香族炭化
水素基、qは4〜20の整数、mは1〜100の整
数)、
価の脂肪族炭化水素基、W2 は水素原子、炭素数1〜1
0の二価の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜8の一価の脂
環族炭化水素基又は炭素数6〜15の一価の芳香族炭化
水素基、qは4〜20の整数、mは1〜100の整
数)、
【0025】
【化13】
【0026】(但しYは炭素数1〜10の二価の脂肪族
炭化水素基、W1 は水素原子、−CO−R1 、−CO−
O−R2 又は−R3 、ここでR1 、R2 及びR3 は夫々
炭素数1〜10の一価の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜
8の一価の脂環族炭化水素基又は炭素数6〜15の一価
の芳香族炭化水素基、qは4〜20の整数、mは1〜1
00の整数)、
炭化水素基、W1 は水素原子、−CO−R1 、−CO−
O−R2 又は−R3 、ここでR1 、R2 及びR3 は夫々
炭素数1〜10の一価の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜
8の一価の脂環族炭化水素基又は炭素数6〜15の一価
の芳香族炭化水素基、qは4〜20の整数、mは1〜1
00の整数)、
【0027】
【化14】
【0028】(但しZは単結合又は炭素数1〜10の二
価の脂肪族炭化水素基、W2 は水素原子、炭素数1〜1
0の二価の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜8の一価の脂
環族炭化水素基又は炭素数6〜15の一価の芳香族炭化
水素基、qは4〜20の整数、mは1〜100の整
数)]で表される単官能フェノールであり、例えば下記
一般式(1−a)
価の脂肪族炭化水素基、W2 は水素原子、炭素数1〜1
0の二価の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜8の一価の脂
環族炭化水素基又は炭素数6〜15の一価の芳香族炭化
水素基、qは4〜20の整数、mは1〜100の整
数)]で表される単官能フェノールであり、例えば下記
一般式(1−a)
【0029】
【化15】
【0030】[式中Qはハロゲン原子又は炭素数1〜1
0の一価の脂肪族炭化水素基、pは0〜4の整数,Xは
単結合、−R−O−、−R−CO−O−又は−R−O−
CO−、ここでRは単結合又は炭素数1〜10の二価の
脂肪族炭化水素基、nは10〜50の整数]、下記一般
式(1−b)
0の一価の脂肪族炭化水素基、pは0〜4の整数,Xは
単結合、−R−O−、−R−CO−O−又は−R−O−
CO−、ここでRは単結合又は炭素数1〜10の二価の
脂肪族炭化水素基、nは10〜50の整数]、下記一般
式(1−b)
【0031】
【化16】
【0032】[式中Q及びpは一般式(1−a)と同
じ、Yは炭素数1〜10の二価の脂肪族炭化水素基、W
1 は水素原子、−CO−R1 、−CO−O−R2 又は−
R3 、ここでR1 、R2 及びR3 は夫々炭素数1〜10
の一価の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜8の一価の脂環
族炭化水素基又は炭素数6〜15の一価の芳香族炭化水
素基、qは4〜20の整数、mは1〜100の整数]、
下記一般式(1−c)
じ、Yは炭素数1〜10の二価の脂肪族炭化水素基、W
1 は水素原子、−CO−R1 、−CO−O−R2 又は−
R3 、ここでR1 、R2 及びR3 は夫々炭素数1〜10
の一価の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜8の一価の脂環
族炭化水素基又は炭素数6〜15の一価の芳香族炭化水
素基、qは4〜20の整数、mは1〜100の整数]、
下記一般式(1−c)
【0033】
【化17】
【0034】[式中Q、p、q及びmは一般式(1−
b)と同じ、Zは単結合又は炭素数1〜10の二価の脂
肪族炭化水素基、W2 は水素原子、炭素数1〜10の二
価の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜8の一価の脂環族炭
化水素基又は炭素数6〜15の一価の芳香族炭化水素
基]、下記一般式(1−d)
b)と同じ、Zは単結合又は炭素数1〜10の二価の脂
肪族炭化水素基、W2 は水素原子、炭素数1〜10の二
価の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜8の一価の脂環族炭
化水素基又は炭素数6〜15の一価の芳香族炭化水素
基]、下記一般式(1−d)
【0035】
【化18】
【0036】[式中Q、p、q、m、Y及びW1 は一般
式(1−b)と同じ]及び一般式(1−e)
式(1−b)と同じ]及び一般式(1−e)
【0037】
【化19】
【0038】[式中、Q、p、q、m、Z及びW2 は一
般式(1−c)と同じ]で表される単官能フェノールで
あり、特に一般式(1−a)で表されるアルキル置換フ
ェノールが好ましい。かかるアルキル置換フェノールの
なかでもnが10〜30のものが好ましい。かかるアル
キル置換フェノールの具体例としてはデシルフェノー
ル、ドデシルフェノール、トリデシルフェノール、テト
ラデシルフェノール、ペンタデシルフェノール、ヘキサ
デシルフェノール、ヘプタデシルフェノール、オクタデ
シルフェノール、ノナデシルフェノール、エイコシルフ
ェノール、ヘンエイコシルフェノール、ドコシルフェノ
ール、トリコシルフェノール、テトラコシルフェノー
ル、ペンタコシルフェノール、ヘキサコシルフェノー
ル、ヘプタコシルフェノール、オクタコシルフェノー
ル、ノナコシルフェノール、トリアコンチルフェノール
等が挙げられる。
般式(1−c)と同じ]で表される単官能フェノールで
あり、特に一般式(1−a)で表されるアルキル置換フ
ェノールが好ましい。かかるアルキル置換フェノールの
なかでもnが10〜30のものが好ましい。かかるアル
キル置換フェノールの具体例としてはデシルフェノー
ル、ドデシルフェノール、トリデシルフェノール、テト
ラデシルフェノール、ペンタデシルフェノール、ヘキサ
デシルフェノール、ヘプタデシルフェノール、オクタデ
シルフェノール、ノナデシルフェノール、エイコシルフ
ェノール、ヘンエイコシルフェノール、ドコシルフェノ
ール、トリコシルフェノール、テトラコシルフェノー
ル、ペンタコシルフェノール、ヘキサコシルフェノー
ル、ヘプタコシルフェノール、オクタコシルフェノー
ル、ノナコシルフェノール、トリアコンチルフェノール
等が挙げられる。
【0039】前記一般式(1)で表される単官能フェノ
ールの使用量は、あまりに少いとポリカーボネート樹脂
の溶融流動性を充分に改善し難いので、得られる改質ポ
リカーボネート樹脂の全末端の少くとも5モル%に相当
する量が必要である。またこの単官能フェノールの使用
量があまりに多くなると、得られる改質ポリカーボネー
ト樹脂のガラス転移温度が低下する傾向があるので、単
官能フェノール中の脂肪族炭化水素基量によっても異な
るが、ポリカーボネート樹脂の全末端の50モル%以下
にするのが好ましい。このような場合、ポリカーボネー
ト樹脂の残余の末端を、前記一般式(1)で表される単
官能フェノール以外の単官能フェノール例えば前記一般
式(2)で表される単官能フェノールによって封鎖する
ことができ、こうすることは好ましいことでもある。前
記一般式(1)で表される単官能フェノール及び他の単
官能フェノールの添加時期は、前記したポリカーボネー
ト樹脂の製造反応が完了する以前であれば、特に制限す
る必要はないが、ホスゲン化反応が終了した段階で添加
するのが好ましい。前記一般式(1)で表される単官能
フェノール及び他の単官能フェノールを添加した後は、
ポリカーボネート樹脂の製造反応を続行すればよい。
ールの使用量は、あまりに少いとポリカーボネート樹脂
の溶融流動性を充分に改善し難いので、得られる改質ポ
リカーボネート樹脂の全末端の少くとも5モル%に相当
する量が必要である。またこの単官能フェノールの使用
量があまりに多くなると、得られる改質ポリカーボネー
ト樹脂のガラス転移温度が低下する傾向があるので、単
官能フェノール中の脂肪族炭化水素基量によっても異な
るが、ポリカーボネート樹脂の全末端の50モル%以下
にするのが好ましい。このような場合、ポリカーボネー
ト樹脂の残余の末端を、前記一般式(1)で表される単
官能フェノール以外の単官能フェノール例えば前記一般
式(2)で表される単官能フェノールによって封鎖する
ことができ、こうすることは好ましいことでもある。前
記一般式(1)で表される単官能フェノール及び他の単
官能フェノールの添加時期は、前記したポリカーボネー
ト樹脂の製造反応が完了する以前であれば、特に制限す
る必要はないが、ホスゲン化反応が終了した段階で添加
するのが好ましい。前記一般式(1)で表される単官能
フェノール及び他の単官能フェノールを添加した後は、
ポリカーボネート樹脂の製造反応を続行すればよい。
【0040】かくして得られるポリカーボネート樹脂は
例えば射出成形法、圧縮成形法、押出成形法、溶液キャ
スティング法等任意の方法で成形することができ、また
必要に応じて例えば熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、
着色剤、帯電防止剤、滑剤、離型剤等の添加剤を加える
ことができる。
例えば射出成形法、圧縮成形法、押出成形法、溶液キャ
スティング法等任意の方法で成形することができ、また
必要に応じて例えば熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、
着色剤、帯電防止剤、滑剤、離型剤等の添加剤を加える
ことができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に実施例をあげて本発明を更
に説明する。なお、実施例中の部及び%は重量部及び重
量%であり、評価は下記の方法によった。 (1)比粘度;ポリマー0.7g を塩化メチレン100
mlに溶解し、20℃で測定した。 (2)ガラス転移温度(Tg);デュポン社製910型
DSCを用いて10℃/分で測定した。 (3)減量開始温度;デュポン社製951型TGAを用
いて5%減量開始温度と10%減量開始温度を測定し
た。 (4)溶融流動性(MFR);JIS−K7210に準
拠して測定した(試験温度は280℃、試験荷重は2.
16kgf)。 (5)吸水率;JIS−K7209に準じてプレス板を
成形して測定した。 (6)光弾性定数;理研計測器(株)製光弾性測定装置
PA−150用いて測定した。
に説明する。なお、実施例中の部及び%は重量部及び重
量%であり、評価は下記の方法によった。 (1)比粘度;ポリマー0.7g を塩化メチレン100
mlに溶解し、20℃で測定した。 (2)ガラス転移温度(Tg);デュポン社製910型
DSCを用いて10℃/分で測定した。 (3)減量開始温度;デュポン社製951型TGAを用
いて5%減量開始温度と10%減量開始温度を測定し
た。 (4)溶融流動性(MFR);JIS−K7210に準
拠して測定した(試験温度は280℃、試験荷重は2.
16kgf)。 (5)吸水率;JIS−K7209に準じてプレス板を
成形して測定した。 (6)光弾性定数;理研計測器(株)製光弾性測定装置
PA−150用いて測定した。
【0042】[実施例1]温度計、撹拌機及びホスゲン
吹込み管を備えた反応器にイオン交換水840.0部及
び水酸化カリウム58.8部を仕込み、これに4,4′
−(p−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノール
48.4部、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン23.9部及びハイドロサルファ
イト0.15部を溶解した後塩化メチレン555.0部
を加え、撹拌下18〜21℃でホスゲン30.0部を約
35分を要して吹込んだ。ホスゲン吹込み終了後p−te
rt−ブチルフェノール1.75部を加え、更にトリエチ
ルアミン0.08部を加えて乳化させた後26〜33℃
で1時間撹拌して反応を終了した。反応終了後生成物を
塩化メチレンで希釈して水洗した後塩酸酸性にして水洗
し、水相の導電率がイオン交換水のそれと殆ど同じにな
ったところで有機相を分離し、塩化メチレンを蒸発しな
がら粉砕してパウダー状のポリマー77.7部(収率9
7%)を得た。このポリマーの評価結果を表1に示し
た。
吹込み管を備えた反応器にイオン交換水840.0部及
び水酸化カリウム58.8部を仕込み、これに4,4′
−(p−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノール
48.4部、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン23.9部及びハイドロサルファ
イト0.15部を溶解した後塩化メチレン555.0部
を加え、撹拌下18〜21℃でホスゲン30.0部を約
35分を要して吹込んだ。ホスゲン吹込み終了後p−te
rt−ブチルフェノール1.75部を加え、更にトリエチ
ルアミン0.08部を加えて乳化させた後26〜33℃
で1時間撹拌して反応を終了した。反応終了後生成物を
塩化メチレンで希釈して水洗した後塩酸酸性にして水洗
し、水相の導電率がイオン交換水のそれと殆ど同じにな
ったところで有機相を分離し、塩化メチレンを蒸発しな
がら粉砕してパウダー状のポリマー77.7部(収率9
7%)を得た。このポリマーの評価結果を表1に示し
た。
【0043】[比較例1]実施例1で用いた反応器にイ
オン交換水860.0部及び48.5%水酸化ナトリウ
ム水溶液71.1部を仕込み、これに4,4′−(p−
フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノール48.4
部、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン23.9部及びハイドロサルファイト0.
15部を溶解した後、塩化メチレン590.0部を加
え、撹拌下18〜21℃でホスゲン30.0部を約55
分を要して吹込んだ。ホスゲン吹込み終了後、48.5
%水酸化ナトリウム水溶液15.4部及びp−tert−ブ
チルフェノール1.75部を加え、更にトリエチルアミ
ン0.08部を加えて乳化させた後26〜33℃で1時
間撹拌して反応を終了した。反応終了後は実施例1と同
様に操作してパウダー状のポリマー57.7部を得た。
このポリマーの評価結果を表1に示した。表より明らか
なように、この水酸化ナトリウムを用いる方法では、収
率が72%と著しく低いばかりでなく、10%減量開始
温度も低く耐熱性に劣るものしか得られなかった。
オン交換水860.0部及び48.5%水酸化ナトリウ
ム水溶液71.1部を仕込み、これに4,4′−(p−
フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノール48.4
部、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン23.9部及びハイドロサルファイト0.
15部を溶解した後、塩化メチレン590.0部を加
え、撹拌下18〜21℃でホスゲン30.0部を約55
分を要して吹込んだ。ホスゲン吹込み終了後、48.5
%水酸化ナトリウム水溶液15.4部及びp−tert−ブ
チルフェノール1.75部を加え、更にトリエチルアミ
ン0.08部を加えて乳化させた後26〜33℃で1時
間撹拌して反応を終了した。反応終了後は実施例1と同
様に操作してパウダー状のポリマー57.7部を得た。
このポリマーの評価結果を表1に示した。表より明らか
なように、この水酸化ナトリウムを用いる方法では、収
率が72%と著しく低いばかりでなく、10%減量開始
温度も低く耐熱性に劣るものしか得られなかった。
【0044】[実施例2]実施例1で用いた反応器にイ
オン交換水840.0部及び水酸化カリウム58.8部
を仕込み、これに4,4′−(p−フェニレンジイソプ
ロピリデン)ジフェノール64.5部、4,4′−(m
−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノール16.
1部及びハイドロサルファイト0.16部を溶解した後
塩化メチレン555.0部を加え、撹拌下18〜21℃
でホスゲン30.0部を約40分を要して吹込んだ。ホ
スゲン吹込み終了後p−tert−ブチルフェノール2.1
0部を加え、更にトリエチルアミン0.08部を加えて
乳化させた後26〜33℃で1時間撹拌して反応を終了
した。反応終了後は実施例1と同様に操作してパウダー
状のポリマー84.8部(収率96%)を得た。このポ
リマーの評価結果を表1に示した。
オン交換水840.0部及び水酸化カリウム58.8部
を仕込み、これに4,4′−(p−フェニレンジイソプ
ロピリデン)ジフェノール64.5部、4,4′−(m
−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノール16.
1部及びハイドロサルファイト0.16部を溶解した後
塩化メチレン555.0部を加え、撹拌下18〜21℃
でホスゲン30.0部を約40分を要して吹込んだ。ホ
スゲン吹込み終了後p−tert−ブチルフェノール2.1
0部を加え、更にトリエチルアミン0.08部を加えて
乳化させた後26〜33℃で1時間撹拌して反応を終了
した。反応終了後は実施例1と同様に操作してパウダー
状のポリマー84.8部(収率96%)を得た。このポ
リマーの評価結果を表1に示した。
【0045】[比較例2]実施例1で用いた反応器にイ
オン交換水860.0部及び48.5%水酸化ナトリウ
ム水溶液56.7部を仕込み、4,4′−(p−フェニ
レンジイソプロピリデン)ジフェノール64.5部、
4,4′−(m−フェニレンジイソプロピリデン)ジフ
ェノール16.1部及びハイドロサルファイト0.17
部を溶解した後塩化メチレン590.0部を加え、撹拌
下18〜21℃でホスゲン30.0部を約55分を要し
て吹込んだ。ホスゲン吹込み終了後48.5%水酸化ナ
トリウム水溶液14.4部及びp−tert−ブチルフェノ
ール1.40部を加え、更にトリエチルアミン0.08
部を加えて乳化させた後26〜33℃で1時間撹拌して
反応を終了した。反応終了後は実施例1と同様に操作し
てパウダー状のポリマー61.0部を得た。このポリマ
ーの評価結果を表1に示した。表より明らかなように、
この水酸化ナトリウムを用いる方法では、収率が69%
と著しく低く、約20%のモノマーが回収され、比粘度
とガラス転移温度いずれも低く、また5%及び10%の
減量開始温度は共に低く耐熱性に劣るものしか得られな
かった。
オン交換水860.0部及び48.5%水酸化ナトリウ
ム水溶液56.7部を仕込み、4,4′−(p−フェニ
レンジイソプロピリデン)ジフェノール64.5部、
4,4′−(m−フェニレンジイソプロピリデン)ジフ
ェノール16.1部及びハイドロサルファイト0.17
部を溶解した後塩化メチレン590.0部を加え、撹拌
下18〜21℃でホスゲン30.0部を約55分を要し
て吹込んだ。ホスゲン吹込み終了後48.5%水酸化ナ
トリウム水溶液14.4部及びp−tert−ブチルフェノ
ール1.40部を加え、更にトリエチルアミン0.08
部を加えて乳化させた後26〜33℃で1時間撹拌して
反応を終了した。反応終了後は実施例1と同様に操作し
てパウダー状のポリマー61.0部を得た。このポリマ
ーの評価結果を表1に示した。表より明らかなように、
この水酸化ナトリウムを用いる方法では、収率が69%
と著しく低く、約20%のモノマーが回収され、比粘度
とガラス転移温度いずれも低く、また5%及び10%の
減量開始温度は共に低く耐熱性に劣るものしか得られな
かった。
【0046】[実施例3]実施例1で用いた反応器にイ
オン交換水840.0部及び水酸化カリウム58.8部
を仕込み、4,4′−(p−フェニレンジイソプロピリ
デン)ジフェノール80.7部及びハイドロサルファイ
ト0.17部を溶解した後塩化メチレン555.0部を
加え、撹拌下18〜21℃でホスゲン30.0部を約4
0分を要して吹込んだ。ホスゲン吹込み終了後p−tert
−ブチルフェノ−ル1.57部及び炭素原子数約23の
アルキル置換フェノール(オルソ置換体70%、パラ置
換体30%の混合物)1.97部を加え、更にトリエチ
ルアミン0.08部を加えて乳化させた後26〜33℃
で1時間撹拌して反応を終了した。反応終了後は実施例
1と同様に操作してパウダー状のポリマー85.8部
(収率95%)を得た。このポリマーの評価結果を表1
に示した。
オン交換水840.0部及び水酸化カリウム58.8部
を仕込み、4,4′−(p−フェニレンジイソプロピリ
デン)ジフェノール80.7部及びハイドロサルファイ
ト0.17部を溶解した後塩化メチレン555.0部を
加え、撹拌下18〜21℃でホスゲン30.0部を約4
0分を要して吹込んだ。ホスゲン吹込み終了後p−tert
−ブチルフェノ−ル1.57部及び炭素原子数約23の
アルキル置換フェノール(オルソ置換体70%、パラ置
換体30%の混合物)1.97部を加え、更にトリエチ
ルアミン0.08部を加えて乳化させた後26〜33℃
で1時間撹拌して反応を終了した。反応終了後は実施例
1と同様に操作してパウダー状のポリマー85.8部
(収率95%)を得た。このポリマーの評価結果を表1
に示した。
【0047】[比較例3]実施例1で用いた反応器にイ
オン交換水860部及び48.5%水酸化ナトリウム水
溶液71.1部を仕込み、4,4′−(p−フェニレン
ジイソプロピリデン)ジフェノール80.7部及びハイ
ドロサルファイト0.17部を溶解した後塩化メチレン
590部を加え、撹拌下18〜21℃でホスゲン30部
を約40分を要して吹込んだ。ホスゲン吹込み終了後、
48.5%水酸化ナトリウム水溶液15.4部、p−te
rt−ブチルフェノール1.57部及び炭素原子数約23
のアルキル置換フェノール(オルソ置換体70%、パラ
置換体30%の混合物)1.97部を加え、更にトリエ
チルアミン0.08部を加えて乳化させた後26〜33
℃で1時間撹拌して反応を終了した。反応終了後は実施
例1と同様に操作してパウダー状のポリマー58.7部
を得た。このポリマーの評価結果を表1に示した。表よ
り明らかなように、この水酸化ナトリウムを用いる方法
では、収率が65%と著しく低く、約30%のモノマー
が回収され、比粘度も低く、重合反応が充分に進行しな
かった。
オン交換水860部及び48.5%水酸化ナトリウム水
溶液71.1部を仕込み、4,4′−(p−フェニレン
ジイソプロピリデン)ジフェノール80.7部及びハイ
ドロサルファイト0.17部を溶解した後塩化メチレン
590部を加え、撹拌下18〜21℃でホスゲン30部
を約40分を要して吹込んだ。ホスゲン吹込み終了後、
48.5%水酸化ナトリウム水溶液15.4部、p−te
rt−ブチルフェノール1.57部及び炭素原子数約23
のアルキル置換フェノール(オルソ置換体70%、パラ
置換体30%の混合物)1.97部を加え、更にトリエ
チルアミン0.08部を加えて乳化させた後26〜33
℃で1時間撹拌して反応を終了した。反応終了後は実施
例1と同様に操作してパウダー状のポリマー58.7部
を得た。このポリマーの評価結果を表1に示した。表よ
り明らかなように、この水酸化ナトリウムを用いる方法
では、収率が65%と著しく低く、約30%のモノマー
が回収され、比粘度も低く、重合反応が充分に進行しな
かった。
【0048】[実施例4]実施例1で用いた反応器にイ
オン交換水840.0部及び水酸化カリウム58.8部
を仕込み、4,4′−(p−フェニレンジイソプロピリ
デン)ジフェノール80.7部及びハイドロサルファイ
ト0.17部を溶解した後塩化メチレン555.0部を
加え、撹拌下18〜21℃でホスゲン30.0部を約4
0分を要して吹込んだ。ホスゲン吹込み終了後p−tert
−ブチルフェノール1.57部及びm−ヒドロキシベン
ジルアルコールとカプロラクトンの反応物(モル比1/
5)4.04部を加え、更にトリエチルアミン0.08
部を加えて乳化させた後26〜33℃で1時間撹拌して
反応を終了した。反応終了後は実施例1と同様に操作し
てパウダー状のポリマー86.5部(収率96%)を得
た。このポリマーの評価結果を表1に示した。
オン交換水840.0部及び水酸化カリウム58.8部
を仕込み、4,4′−(p−フェニレンジイソプロピリ
デン)ジフェノール80.7部及びハイドロサルファイ
ト0.17部を溶解した後塩化メチレン555.0部を
加え、撹拌下18〜21℃でホスゲン30.0部を約4
0分を要して吹込んだ。ホスゲン吹込み終了後p−tert
−ブチルフェノール1.57部及びm−ヒドロキシベン
ジルアルコールとカプロラクトンの反応物(モル比1/
5)4.04部を加え、更にトリエチルアミン0.08
部を加えて乳化させた後26〜33℃で1時間撹拌して
反応を終了した。反応終了後は実施例1と同様に操作し
てパウダー状のポリマー86.5部(収率96%)を得
た。このポリマーの評価結果を表1に示した。
【0049】[参考例]参考のため、比粘度が0.28
4のビスフェノ−ルAからのポリカーボネート樹脂の評
価結果を表1に示した。表より明らかなように吸水率と
光弾性定数が共に高く、本発明で得られるポリマーの光
学用途における優位性が明らかである。
4のビスフェノ−ルAからのポリカーボネート樹脂の評
価結果を表1に示した。表より明らかなように吸水率と
光弾性定数が共に高く、本発明で得られるポリマーの光
学用途における優位性が明らかである。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、4,4′−(p−フェ
ニレンジイソプロピリデン)ジフェノールを主とする二
価フェノールから吸水率と光弾性定数が共に低く光学特
性に優れ、且つ熱安定性に優れているポリカーボネート
樹脂を効率よく製造することができ、更に末端停止剤と
して特定の単官能フェノールを用いることによって溶融
流動性や成形性に優れているポリカーボネート樹脂を効
率よく製造することができ、その奏する工業的効果は格
別なものである。
ニレンジイソプロピリデン)ジフェノールを主とする二
価フェノールから吸水率と光弾性定数が共に低く光学特
性に優れ、且つ熱安定性に優れているポリカーボネート
樹脂を効率よく製造することができ、更に末端停止剤と
して特定の単官能フェノールを用いることによって溶融
流動性や成形性に優れているポリカーボネート樹脂を効
率よく製造することができ、その奏する工業的効果は格
別なものである。
Claims (15)
- 【請求項1】 4,4′−(p−フェニレンジイソプロ
ピリデン)ジフェノールを主とする二価フェノールにホ
スゲンを反応させてポリカーボネート樹脂を製造するに
当り、該二価フェノールを水酸化カリウム水溶液として
用い且つ不活性有機溶媒の存在下にホスゲンと反応させ
ることを特徴とするポリカーボネート樹脂の製造方法。 - 【請求項2】 水酸化カリウムの使用量が、ホスゲンに
対するモル比で2.5〜4.5である請求項1記載のポ
リカーボネート樹脂の製造方法。 - 【請求項3】 水酸化カリウム水溶液中の水酸化カリウ
ム濃度が、3〜15重量%である請求項1又は2記載の
ポリカーボネート樹脂の製造方法。 - 【請求項4】 ホスゲンの使用量が、二価フェノールの
全量に対するモル比で1.15〜1.50である請求項
1〜3のいずれか1項記載のポリカーボネート樹脂の製
造方法。 - 【請求項5】 不活性有機溶媒が、塩化メチレンである
請求項1〜4のいずれか1項記載のポリカーボネート樹
脂の製造方法。 - 【請求項6】 不活性有機溶媒の使用量が、二価フェノ
ールの全量に対するモル比で10〜35である請求項1
〜5のいずれか1項記載のポリカーボネート樹脂の製造
方法。 - 【請求項7】 二価フェノールが、4,4′−(p−フ
ェニレンジイソプロピリデン)ジフェノール50〜90
モル%及び2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン50〜10モル%である請求項1〜
6のいずれか1項記載のポリカーボネート樹脂の製造方
法。 - 【請求項8】 二価フェノールが、4,4′−(p−フ
ェニレンジイソプロピリデン)ジフェノール50〜90
モル%及び4,4′−(m−フェニレンジイソプロピリ
デン)ジフェノール50〜10モル%である請求項1〜
6のいずれか1項記載のポリカーボネート樹脂の製造方
法。 - 【請求項9】 4,4′−(p−フェニレンジイソプロ
ピリデン)ジフェノールを主とする二価フェノールとホ
スゲンから得られるポリカーボネート樹脂の全末端に対
して少くとも5モル%に相当する量の下記一般式(1) 【化1】 [式中Qはハロゲン原子又は炭素数1〜10の一価の脂
肪族炭化水素基、pは0〜4の整数、Aは 【化2】 (但しXは単結合、−R−O−、−R−CO−O−又は
−R−O−CO−、ここでRは単結合又は炭素数1〜1
0の二価の脂肪族炭化水素基、nは10〜50の整
数)、 【化3】 (但しYは炭素数1〜10の二価の脂肪族炭化水素基、
W1 は水素原子、−CO−R1 、−CO−O−R2 又は
−R3 、ここでR1 、R2 及びR3 は夫々炭素数1〜1
0の一価の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜8の一価の脂
環族炭化水素基又は炭素数6〜15の一価の芳香族炭化
水素基、qは4〜20の整数、mは1〜100の整
数)、 【化4】 (但しZは単結合又は炭素数1〜10の二価の脂肪族炭
化水素基、W2 は水素原子、炭素数1〜10の二価の脂
肪族炭化水素基、炭素数4〜8の一価の脂環族炭化水素
基又は炭素数6〜15の一価の芳香族炭化水素基、qは
4〜20の整数、mは1〜100の整数)、 【化5】 (但しYは炭素数1〜10の二価の脂肪族炭化水素基、
W1 は水素原子、−CO−R1 、−CO−O−R2 又は
−R3 、ここでR1 、R2 及びR3 は夫々炭素数1〜1
0の一価の脂肪族炭化水素基、炭素数4〜8の一価の脂
環族炭化水素基又は炭素数6〜15の一価の芳香族炭化
水素基、qは4〜20の整数、mは1〜100の整
数)、 【化6】 (但しZは単結合又は炭素数1〜10の二価の脂肪族炭
化水素基、W2 は水素原子、炭素数1〜10の二価の脂
肪族炭化水素基、炭素数4〜8の一価の脂環族炭化水素
基又は炭素数6〜15の一価の芳香族炭化水素基、qは
4〜20の整数、mは1〜100の整数)]で表される
末端停止剤を反応させてポリカーボネート樹脂を製造す
るに当り、該二価フェノールを水酸化カリウム水溶液と
して用い且つ不活性有機溶媒の存在下にホスゲンと反応
させることを特徴とするポリカーボネート樹脂の製造方
法。 - 【請求項10】 末端停止剤が、下記一般式(1−a) 【化7】 [式中、Qはハロゲン原子又は炭素数1〜10の一価の
脂肪族炭化水素基、pは0〜4の整数、Xは単結合、−
R−O−、−R−CO−O−又は−R−O−CO−、こ
こでRは単結合又は炭素数1〜10の二価の脂肪族炭化
水素基、nは10〜50の整数]で表される末端停止剤
である請求項9記載のポリカーボネート樹脂の製造方
法。 - 【請求項11】 水酸化カリウムの使用量が、ホスゲン
に対するモル比で2.5〜4.5である請求項9又は1
0記載のポリカーボネート樹脂の製造方法。 - 【請求項12】 水酸化カリウム水溶液中の水酸化カリ
ウム濃度が、3〜15重量%である請求項9〜11のい
ずれか1項記載のポリカーボネート樹脂の製造方法。 - 【請求項13】 ホスゲンの使用量が、二価フェノール
の全量に対するモル比で1.15〜1.50である請求
項9〜12のいずれか1項記載のポリカーボネート樹脂
の製造方法。 - 【請求項14】 有機溶媒が、塩化メチレンである請求
項9〜13のいずれか1項記載のポリカーボネート樹脂
の製造方法。 - 【請求項15】 有機溶媒の使用量が、二価フェノール
の全量に対するモル比で10〜35である請求項9〜1
4のいずれか1項記載のポリカーボネート樹脂の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28872295A JPH09100348A (ja) | 1995-08-01 | 1995-11-07 | ポリカーボネート樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-196414 | 1995-08-01 | ||
| JP19641495 | 1995-08-01 | ||
| JP28872295A JPH09100348A (ja) | 1995-08-01 | 1995-11-07 | ポリカーボネート樹脂の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09100348A true JPH09100348A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=26509734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28872295A Pending JPH09100348A (ja) | 1995-08-01 | 1995-11-07 | ポリカーボネート樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09100348A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002332400A (ja) * | 2001-05-10 | 2002-11-22 | Teijin Chem Ltd | 高精密転写性ポリカ光学用成形材料、およびそれより形成された光ディスク基板 |
| WO2007132874A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | ポリカーボネート樹脂およびそれを用いた光学用材料 |
-
1995
- 1995-11-07 JP JP28872295A patent/JPH09100348A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002332400A (ja) * | 2001-05-10 | 2002-11-22 | Teijin Chem Ltd | 高精密転写性ポリカ光学用成形材料、およびそれより形成された光ディスク基板 |
| WO2007132874A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | ポリカーボネート樹脂およびそれを用いた光学用材料 |
| JPWO2007132874A1 (ja) * | 2006-05-16 | 2009-09-24 | 三菱瓦斯化学株式会社 | ポリカーボネート樹脂およびそれを用いた光学用材料 |
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